JP2005072791A - ネットワークシステム、ゲートウェイ装置、データ処理方法、データ処理プログラム、通信装置、および、記録媒体 - Google Patents

ネットワークシステム、ゲートウェイ装置、データ処理方法、データ処理プログラム、通信装置、および、記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】 HomePNA規格に基づいたネットワークにおいて、データ通信のセキュリティを向上させる。
【解決手段】 電話回線11からネットワーク電話の着呼が発生すると、HomePNAゲートウェイ装置13は、HomePNA電話装置14,15に対して、着呼発生通知のためのHomePNAデータパケットを送出し、これを受けたHomePNA電話装置14,15のいずれかは、着呼処理を行なう。通話の確立後、電話回線11からの音声データパケットは、当該HomePNAゲートウェイ装置13によって、HomePNA電話装置14,15の中の通話の確立している方においてのみ復号化が可能となるように暗号化された後、HomePNAデータパケットに変換されて、HomePNA通信線12上を伝送される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、HomePNA(Home Phoneline Networking Alliance)規格に基づいたネットワーク通信に関し、特に、HomePNA規格に基づいたネットワーク通信におけるセキュリティの向上を図るためのネットワークシステム、ゲートウェイ装置、データ処理方法、データ処理プログラム、通信装置、および、記録媒体に関する。
従来から、LAN(Local Area Network)を介して、インターネット等のネットワークに音声パケットやデータパケットの送受信を行なうようなシステムについて、通信の品質を向上させるための技術が、種々、開示されてきた。
たとえば、特許文献1や特許文献2等には、電力線を介して外部のネットワークに接続されたネットワークシステムについての、通信品質を向上するための技術が開示されている。
近年、音声とデータを同じに伝送でき、比較的低料金で、または、固定料金で、遠方との通話および/または通信が行なえることを可能とする、HomePNAの規格に基づいたネットワークの構築が実現されている。HomePNA規格に基づいたネットワークを家庭で構築するためには、家庭に、複数のモジュラージャックが設置される必要がある。そして、今後、より多くの家庭において複数のモジュラージャックを設置されることが予想される。したがって、HomePNA規格に基づいたネットワークの構築が、より多くの家庭において実現されると予想される。
特開2000−165304公報 特表2002−537731公報
しかしながら、HomePNA規格に基づいたネットワークにおいて、当該ネットワーク内の通信装置間で通信を行なう際には、通信されるデータは家庭内の電話回線を介して伝送される。このため、HomePNAネットワーク上のモジュラージャックに接続されている全てのHomePNA対応の通信機器は、伝送される通信データに対して、盗聴することができてしまったり、改ざんができてしまったりする、という問題がある。ただし、HomePNAの各ポート間(各モジュラージャック毎)を独立したポートとするような、集合型のPNA装置を準備することは、不経済である。
本発明は上述したかかる実情に鑑み考え出されたものであり、その目的は、HomePNA規格に基づいたネットワークにおいて、データ通信のセキュリティを向上させることである。
本発明のある局面に従ったネットワークシステムは、通信装置と、当該通信装置に接続されるゲートウェイ装置とによって構成される、HomePNA規格に従ったネットワークシステムである。そして、当該ネットワークシステムでは、前記通信装置は、暗号化されたデータの復号化が可能であり、また、前記ゲートウェイ装置は、当該ネットワークシステムの外部から、当該ネットワークシステムを構成する或る通信装置に対して送られてきたデータに対して、当該或る通信装置において復号化が可能とされる態様で、暗号化を行なうことを特徴とする。
本発明の他の局面に従ったゲートウェイ装置は、通信装置に接続されることにより、当該通信装置とともに、HomePNA規格に従ったネットワークシステムを構成するゲートウェイ装置である。そして、当該ゲートウェイ装置は、前記ネットワークシステムの外部から送信されたデータが、当該ネットワークシステムを構成するどの通信装置に対して送られてきたデータであるかを判断する判断手段と、前記ネットワークシステムの外部から送信されたデータに対して、当該データの宛先となる通信装置において復号化が可能とされる態様で、暗号化を行なう暗号化手段とを含むことを特徴とする。
本発明のさらに他の局面に従ったデータ処理方法は、通信装置に接続されることにより、当該通信装置とともに、HomePNA規格に従ったネットワークシステムを構成するゲートウェイ装置におけるデータ処理方法である。そして、当該データ処理方法は、前記ネットワークシステムの外部から送信されたデータが、当該ネットワークシステムを構成するどの通信装置に対して送られてきたデータであるかを判断するステップと、前記ネットワークシステムの外部から送信されたデータに対して、当該データの宛先となる通信装置において復号化が可能とされる態様で、暗号化を行なうステップとを含むことを特徴とする。
本発明の別の局面に従ったデータ処理プログラムは、通信装置に接続されることにより、当該通信装置とともに、HomePNA規格に従ったネットワークシステムを構成するゲートウェイ装置において実行されるデータ処理プログラムである。そして、当該データ処理プログラムは、コンピュータに、前記ネットワークシステムの外部から送信されたデータが、当該ネットワークシステムを構成するどの通信装置に対して送られてきたデータであるかを判断するステップと、前記ネットワークシステムの外部から送信されたデータに対して、当該データの宛先となる通信装置において復号化が可能とされる態様で、暗号化を行なうステップとを実行させることを特徴とする。
本発明のさらに別の局面に従った通信装置は、ゲートウェイ装置に接続されることにより当該ゲートウェイ装置とともにHomePNA規格に従ったネットワークシステムを構成し、前記ゲートウェイ装置を介して他の装置との間でデータの送受信を行なう通信装置である。そして、当該通信装置は、受信したデータを復号化する復号化手段と、データの送信先である装置において復号化が可能な態様で、送信するデータに対して暗号化を行なう暗号化手段とを含むことを特徴とする。
本発明の異なる局面に従ったデータ処理方法は、ゲートウェイ装置に接続されることにより当該ゲートウェイ装置とともにHomePNA規格に従ったネットワークシステムを構成し、前記ゲートウェイ装置を介して他の装置との間でデータの送受信を行なう通信装置におけるデータ処理方法である。そして、当該データ処理方法は、受信したデータを復号化するステップと、データの送信先である装置において復号化が可能な態様で、送信するデータに対して暗号化を行なうステップとを含むことを特徴とする。
本発明のさらに異なる局面に従ったデータ処理プログラムは、ゲートウェイ装置に接続されることにより当該ゲートウェイ装置とともにHomePNA規格に従ったネットワークシステムを構成し、前記ゲートウェイ装置を介して他の装置との間でデータの送受信を行なう通信装置において実行されるデータ処理プログラムである。そして、当該データ処理プログラムは、コンピュータに、受信したデータを復号化するステップと、データの送信先である装置において復号化が可能な態様で、送信するデータに対して暗号化を行なうステップとを実行させることを特徴とする。
本発明に従った記録媒体は、コンピュータが読込み可能な記録媒体であって、上記したような本発明に従ったデータ処理プログラムのいずれかを記録されていることを特徴とする。
以上説明した本発明によると、家庭内または構内において、公衆回線を使用し、ゲートウェイ装置を経由して構築されるHomePNAネットワークシステムにおいて、ネットワーク内の或る通信装置宛てに外部のネットワークから通信データが送信されてきた場合、当該或る通信装置において復号化が可能となるように、送信されてきた通信データに対する暗号化がなされる。また、当該HomePNAネットワークシステム内の通信装置からデータが送信される場合にも、当該通信装置によって、送信先となる装置において復号化が可能となるように、送信されてきた通信データに対する暗号化がなされる。
これにより、通信データは、上記の或る通信装置のみにおいて復号化が可能とされる態様でHomePNAネットワークシステム内を伝送されることが可能となる。したがって、当該通信データが、宛先である当該或る通信装置以外の通信装置から盗聴や改ざんなどの攻撃を受けるという事態を回避できる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。なお、以下の説明では、同一の部品には、特記された場合を除き、同一の符号が付され、それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
図1は、本発明の一実施の形態であるHomePNA規格に対応したネットワークシステムの構成の一例を示す図である。ホームネットワーク102は、HomePNA規格に対応したネットワークシステムである。ホームネットワーク102は、外部のネットワーク(外部ネットワーク101)と、電話回線11を介して接続されている。ホームネットワーク102内には、HomePNAゲートウェイ装置13、HomePNA電話装置14,15、インターネットFAX(ファクシミリ)装置16、および、PC(パーソナルコンピュータ)17,18という種々の通信装置が、HomePNA通信線12を介して接続されている。
なお、PC17,18は、それぞれ、HomePNA規格に対応したデータを直接送受信することができない。したがって、ホームネットワーク102内では、PC17,18は、それぞれ、変換装置19を介して、HomePNA規格に対応したデータの送受信を行なっている。
HomePNAゲートウェイ装置13は、HomePNA通信線12に流れるアナログ電話信号およびコンピュータデータ信号の監視と、ホームネットワーク102内でHomePNA通信線12に接続されている各種の通信装置あるいは機器の制御を行なう。信号の監視とは、具体的には、HomePNA通信線12に流れるアナログ電話信号とコンピュータデータ信号について、どの信号が流れているのかの監視や、HomePNA通信線12に接続されている通信装置または機器の使用状況(例えば、通信中、通話中)などの監視である。
電話回線11は、アナログ電話信号およびDSL(Digital Subscriber Line)などのブロードバンド信号を通すことが出来る通信線である。
ホームネットワーク102を構成する通信装置であるHomePNA電話装置14,15は、HomePNAの規格に準じたネットワーク電話の機能とアナログ電話の機能の両方を有した電話装置である。
インターネットFAX装置16、および、PC17,18は、それぞれ、HomePNA規格のプロトコルを理解する機能を有した通信装置である。HomePNA電話装置14,15は、HomePNAの規格に準じた機能を有する装置であっても良いし、そのような機能を有する装置に接続され、当該装置を介して、ホームネットワーク102上で、HomePNA規格に従ったデータの送受信を行なうように構成されていてもよい。
電話回線11からのアナログ電話の着呼が発生した場合は、HomePNA電話装置14,15は、従来の一般的なアナログ電話の制御と同様の制御に基づいて着呼処理を行ない、当該HomePNA電話装置14,15に対してオフフックの操作がなさると、アナログ電話と同様に、通話の確立を行なうためのが処理を実行する。
ここで、HomePNA電話装置14のブロック図である図2を参照して、HomePNA電話装置14の構成をより詳細に説明する。なお、HomePNA電話装置15は、HomePNA電話装置14と同様の構成を有している。
HomePNA電話装置14は、網制御装置22に一端を接続されるHomePNA通信線21を備え、当該HomePNA通信線21がHomePNA通信線12と接続されることにより、HomePNA通信線12に接続されている。
HomePNA電話装置14では、網制御装置22は、HomePNA通信線21上に流れる信号の状況を監視する。
制御装置23は、記憶装置24に記憶されているプログラムを使用して、操作キー29およびダイヤルキー28からの入力情報、HomePNA電話装置14内の各ユニットの状態を示す情報、ならびに、HomePNA通信線21からPNAモデム214を介して送られる信号等の情報に基づいて、当該HomePNA電話装置14全体の動作を決定し、HomePNA電話装置14内の各ユニットに指令を与え、さらに、表示装置27に表示の指示を出す。PNAモデム214は、HomePNA通信線21を通って送られて来るHomePNAの規格に従ったデータを、網制御装置22から入力され、制御装置23が処理できる形式に変換した後、制御装置23へと出力する。
PNAモデム214は、音声をパケットから音声信号に変換し、また、その逆の変換を行なうことができる。なお、これらの変換が行なえるように、PNAモデム214は、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)の理解能力、および、音声の変換機能を備えている。
暗号化/復号化処理装置213は、音声信号またはパケットデータを、暗号化または復号化する装置である。なお、暗号化/復号化処理装置213は、音声データパケットを暗号化してHomePNAデータパケットへ変換する場合にはPNAモデム214と接続された状態となり、HomePNAデータパケットを暗号化する場合には制御装置23に接続された状態となる。
CODEC(COmpresser DECompressor)25は、デジタルデータとアナログ音声データの変換を行なうユニットである。
操作キー29およびダイヤルキー28は、使用者が、情報および/または指示をHomePNA電話装置14に対して入力するためのユニットである。
表示装置27は、HomePNA電話装置14側から使用者に対して、情報の表示およびガイダンスを行なうためのユニットである。使用者は、表示装置27と、操作キー29および/またはダイヤルキー28とを用いることにより、対話的に、HomePNA電話装置14の各種パラメータの設定が可能となる。
音声ユニット26は、音声信号を増幅し、ハンドセット210、および/またはスピーカ211、マイク212による音声の入力および出力を可能にするためのユニットである。
次に、HomePNAゲートウェイ装置13の構成を、そのブロック図である図3を参照しつつより詳細に説明する。
HomePNAゲートウェイ装置13は、網制御装置32に一端を接続されるHomePNA通信線31を備え、当該HomePNA通信線31とHomePNA通信線12とが接続されることにより、HomePNA通信線12に接続されている。
HomePNAゲートウェイ装置13では、網制御装置32は、HomePNA通信線31上に流れる信号の状況を監視する。
制御装置33は、記憶装置34に記憶されているプログラムを使用して、HomePNAゲートウェイ装置13内の各ユニットの状態を示す情報、および、HomePNA通信線31からPNAモデム313を介してHomePNAゲートウェイ装置13側に送られて来る信号等の情報を元に、HomePNAゲートウェイ装置13全体の動作を決定し、また、HomePNAゲートウェイ装置13内の各ユニットに指令を与え、さらに、表示装置35に表示の指示を出す。
PNAモデム313は、音声をパケットから音声信号に変換し、また、この逆の変換をすることができる。なお、これらの変換を行なうために、PNAモデム313は、PNAモデム313は、TCP/IPの理解能力、および、音声の変換機能を備えている。
暗号化/復号化処理装置312は、音声信号またはパケットデータを暗号化または復号化する装置である。なお、暗号化/復号化処理装置312は、音声データパケットを暗号化してHomePNAデータパケットへ変換する場合にはPNAモデム313と接続された状態となり、HomePNAデータパケットを暗号化する場合には制御装置33に接続された状態となる。
CODEC36は、デジタルデータとアナログ音声データの変換を行なうと共に、発信元表示サービスを受けるための、モデム機能を有している。
番号処理装置37は、特定番号データのテーブルを元に、CODEC36で検出した番号の処理の判定を行ない、当該判定結果を、制御装置33に示すための装置である。なお、特定番号データのテーブルとは、記憶装置34に記憶されているテーブルである。
表示装置35は、HomePNAゲートウェイ装置13の全体的な状態を示す装置である。
LANインターフェイス(I/F)38およびパラレルインターフェイス(I/F)39は、それぞれ、ホームネットワーク102とは別のLANに接続される接続線310およびPC17,18とは別のPCに接続される接続線311に接続され、当該LANおよびPCとHomePNAゲートウェイ装置13との間でデータの送受信を行なうためのインターフェイスである。HomePNAゲートウェイ装置13は、接続線311,310に接続されている機器(上記LANおよび/またはPC)から、当該HomePNAゲートウェイ装置13における各種の設定や、制御などを実行されることが可能である。
次に、変換装置19の構成について、当該変換装置19のブロック図である図4を参照しつつ、詳細に説明する。
変換装置19は、網制御装置42に一端を接続されるHomePNA通信線41を備え、当該HomePNA通信線41がHomePNA通信線12と接続されることにより、HomePNA通信線12に接続されている。
変換装置19では、網制御装置42は、HomePNA通信線41上に流れる信号の状況を監視する。
LANI/F45は、接続線46を介して、ホームネットワーク102以外の外部のLANと接続されている。
制御装置43は、LANI/F45を介して、外部のLANに属する情報機器と通信を行ない、そして、イーサネット(R)データとHomePNAデータを変換する機能を有する。
暗号化/復号化処理装置44は、イーサネット(R)データまたはHomePNAデータを、暗号化または復号化する機能を有する。なお、暗号化/復号化処理装置44は、イーサネット(R)データパケットを暗号化してHomePNAデータパケットへ変換する場合にはPNAモデム47と接続された状態となり、HomePNAデータパケットを暗号化する場合には制御装置43に接続された状態となる。
次に、図1に示したホームネットワーク102に対して、電話回線11を介してネットワーク電話の着呼があった場合に、ホームネットワーク102内で実行される処理について説明する。
電話回線11からネットワーク電話の着呼が発生した場合は、HomePNAゲートウェイ装置13は、HomePNA電話装置14,15に対して、着呼発生通知のためのHomePNAデータパケットを送出する。
着呼発生通知のHomePNAデータパケットを受けたHomePNA電話装置14,15は、着呼処理を行なう。
通話の確立後は、電話回線11からの音声データパケットはHomePNAゲートウェイ装置13を経由して、HomePNA電話装置14,15の中の、通話の確立している方に送出される。
このとき、HomePNAゲートウェイ装置13は、暗号化処理装置312(図3参照)によって、HomePNA電話装置14,15の中の、通話の確立している方においてのみ復号化が可能となるように、音声データパケットを暗号化した後、HomePNAデータパケットに変換し、変換後のデータを、HomePNA通信線12上に伝送させる。この場合、HomePNAゲートウェイ装置13は、音声データパケットをHomePNAデータパケットに変換した後、当該HomePNAデータパケットを暗号化してデータパケットを作成し、当該データパケットをホームネットワーク102上に伝送するように構成されていてもよい。
この場合、HomePNA電話装置14,15の中の、通話の確立している方においてのみ復号化が可能となるように暗号化がなされる。つまり、ホームネットワーク102において、HomePNAゲートウェイ装置13は、電話回線11を介して外部からデータが送信されてくると、当該データのホームネットワーク102内での宛先とされる装置においてのみ復号化が可能なように、暗号化を行なった後、当該データを、HomePNA通信線12上に伝送させる。このため、通話に関与していないHomePNA電話装置や他の装置によって、盗聴等をされる事態を回避できる。
なお、HomePNAゲートウェイ装置13は、ホームネットワーク102内の各装置について、当該装置のみが復号化が可能なような暗号化の種類を、記憶装置34に、例えばテーブル形式で、記憶している。そして、データの暗号化を行なう際は、当該データの宛先に基づいて上記テーブルを検索することにより、当該データの宛先においてのみ復号化が可能な暗号化の種類を決定して、当該決定された種類の暗号化を行なっている。
また、この場合の暗号化には、従来技術である、公開鍵暗号を使用しても良いし、共通鍵暗号を使用しても良い。
HomePNAゲートウェイ装置13によって暗号化されたパケットデータを受信するHomePNA電話装置14,15は、暗号化/復号化処理装置213(図2参照)によって復号化を行なうことにより、受信したデータを認識できる。
一方、HomePNA電話装置14,15から入力されたアナログ音声は、当該HomePNA電話装置14,15内で、デジタルのHomePNAデータパケットに変換されて、HomePNAゲートウェイ装置13に送られる。
このとき、HomePNA電話装置14,15においても、HomePNAゲートウェイ装置13で行なわれたのと同様に、暗号化/復号化処理装置213によって、HomePNAゲートウェイ装置13に送るデータに対する暗号化が行なわれる。
HomePNAゲートウェイ装置13は、受け取ったHomePNAデータパケットを、暗号化がなされた状態のままで、ネットワーク電話に対応したデータパケットに変換後、電話回線11に向かって送出する。
ここで、ネットワーク上のHomePNA電話装置14,15のいずれか宛てのネットワーク電話の着呼が発生した場合、HomePNAゲートウェイ装置13は、着呼のあるHomePNA電話装置14,15のいずれかに対して、着呼発生通知のためのHomePNAデータパケットが送出し、それ以後は、上記したような、データの暗号化および送信を含む処理を実行する。
次に、図1に示したホームネットワーク102において、HomePNA電話装置14,15のいずれかからHomePNA規格を利用してのデジタル電話での発呼が発生した場合に、ホームネットワーク102内で実行される処理について説明する。
HomePNA電話装置14,15のいずれかからHomePNA規格を利用してのデジタル電話での発呼が発生した場合、当該HomePNA電話装置14,15のいずれかは、HomePNAゲートウェイ装置13に対して、発呼発生通知のためのHomePNAデータパケットを送出する。
HomePNAゲートウェイ装置13は、発呼発生通知のHomePNAデータパケットを受けると、当該発呼発生通知における発呼の宛先がホームネットワーク102の外であるか否かを判断する。そして、宛先がホームネットワーク102の外であると判断した場合には、発呼発生通知のHomePNAデータパケットをネットワーク電話に対応したデータパケットに変更後、電話回線11に向かって送出する。
そして、HomePNAゲートウェイ装置13が電話回線11に当該データパケットを送信した後は、上記したような、ホームネットワーク102に対してネットワーク電話の着呼があった場合と同様の処理がなされる。つまり、HomePNAゲートウェイ装置13は、HomePNA電話装置14,15の発呼を行なった方の暗号化/復号化処理装置213(図2参照)によって暗号化されたHomePNAデータパケットと外部ネットワーク電話対応のデータパケットを、適宜変換して、HomePNA電話装置14,15のいずれかについてのネットワーク電話の通話を確立させる。
なお、HomePNAゲートウェイ装置13は、HomePNA電話装置14,15のいずれか一方から発呼発生通知のHomePNAデータパケットを受けたとき、発呼の宛先が、ホームネットワーク102内の装置、つまり、HomePNA電話装置14,15のいずれか他方宛てであると判断した場合には、着呼発生通知のHomePNAデータパケットを、HomePNA電話装置14,15のいずれか他方に送出する。
これに応じて、着呼発生通知のHomePNAデータパケットを受けたHomePNA電話装置14,15のいずれか他方では、着呼処理が行なわれる。
そして、通話の確立後は、HomePNA電話装置14とHomePNA電話装置15との間で、暗号化されたHomePNAデータパケットの伝達が行なわれる。なお、この場合の暗号化は、宛先においてのみ復号化が可能な態様で行なわれる。つまり、HomePNA電話装置14およびHomePNA電話装置15を含めた、ホームネットワーク102内の各装置では、記憶装置24(または、別に備えられる記憶するための装置)において、ホームネットワーク102内の他の装置のそれぞれについて、当該装置においてのみ復号化が可能な暗号化の種類が、たとえばテーブル形式で、記憶されている。そして、データの暗号化を行なう際には、当該データの宛先に基づいて当該テーブルを検索することにより、当該データの宛先においてのみ復号化が可能な暗号化の種類を決定し、当該決定された種類の暗号化が行なわれる。
次に、ホームネットワーク102内のPCとホームネットワーク102外の通信装置の間での、データの送受信について説明する。
このようなデータの送受信の場合も、上記したインターネット電話の際の処理と同様に、HomePNAゲートウェイ装置13は、変換機器19の暗号化/復号化処理装置45(図4)によって暗号化されたHomePNAデータパケットを外部ネットワーク通信装置対応のデータパケットを変換して電話回線11上に伝送させることにより、通信を確立させる。
また、PC17とPC18の間でデータ通信が行なわれる場合、HomePNAゲートウェイ装置13は、PC17とPC18の間で通信を確立させる。なお、PC17とPC18の間で、送信側の装置は、変換機器19の暗号化/復号化処理装置45(図4参照)によって暗号化されたHomePNAデータパケットをHomePNA通信線12上に伝送させる。この場合の暗号化は、送信側の装置においてのみ復号化が可能な態様で、行なわれる。そして、PC17とPC18の間で、受信側の装置は、変換機器19の暗号化/復号化処理装置45によって、HomePNA通信線12上を伝送されてきたデータを復号化することにより、当該伝送されてきたデータを認識する。
今回開示された各実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。なお、各実施の形態は、単独でも、また、可能な限り組合せても、適用することができる。
本発明の一実施の形態であるHomePNA規格に対応したネットワークシステムの構成の一例を示す図である。 図1のネットワークシステム内のHomePNA電話装置のブロック図である。 図1のネットワークシステム内のHomePNAゲートウェイ装置のブロック図である。 図1のネットワークシステム内の変換装置のブロック図である。
符号の説明
11 電話回線、12,21,31,41 HomePNA通信線、13 HomePNAゲートウェイ装置、14,15 HomePNA電話装置、16 インターネットFAX装置、17,18 PC、19 変換装置、23,33 制御装置、101 外部ネットワーク、102 ホームネットワーク、213,312 暗号化/復号化装置、214,313 PNAモデム。

Claims (8)

  1. 通信装置と、当該通信装置に接続されるゲートウェイ装置とによって構成される、HomePNA(Home Phoneline Networking Alliance)規格に従ったネットワークシステムであって、
    前記通信装置は、暗号化されたデータの復号化が可能であり、
    前記ゲートウェイ装置は、当該ネットワークシステムの外部から、当該ネットワークシステムを構成する或る通信装置に対して送られてきたデータに対して、当該或る通信装置において復号化が可能とされる態様で、暗号化を行なう、ネットワークシステム。
  2. 通信装置に接続されることにより、当該通信装置とともに、HomePNA規格に従ったネットワークシステムを構成するゲートウェイ装置であって、
    前記ネットワークシステムの外部から送信されたデータが、当該ネットワークシステムを構成するどの通信装置に対して送られてきたデータであるかを判断する判断手段と、
    前記ネットワークシステムの外部から送信されたデータに対して、当該データの宛先となる通信装置において復号化が可能とされる態様で、暗号化を行なう暗号化手段とを含む、ゲートウェイ装置。
  3. 通信装置に接続されることにより、当該通信装置とともに、HomePNA規格に従ったネットワークシステムを構成するゲートウェイ装置におけるデータ処理方法であって、
    前記ネットワークシステムの外部から送信されたデータが、当該ネットワークシステムを構成するどの通信装置に対して送られてきたデータであるかを判断するステップと、
    前記ネットワークシステムの外部から送信されたデータに対して、当該データの宛先となる通信装置において復号化が可能とされる態様で、暗号化を行なうステップとを含むデータ処理方法。
  4. 通信装置に接続されることにより、当該通信装置とともに、HomePNA規格に従ったネットワークシステムを構成するゲートウェイ装置において実行されるデータ処理プログラムであって、コンピュータに、
    前記ネットワークシステムの外部から送信されたデータが、当該ネットワークシステムを構成するどの通信装置に対して送られてきたデータであるかを判断するステップと、
    前記ネットワークシステムの外部から送信されたデータに対して、当該データの宛先となる通信装置において復号化が可能とされる態様で、暗号化を行なうステップとを実行させる、データ処理プログラム。
  5. ゲートウェイ装置に接続されることにより当該ゲートウェイ装置とともにHomePNA規格に従ったネットワークシステムを構成し、前記ゲートウェイ装置を介して他の装置との間でデータの送受信を行なう通信装置であって、
    受信したデータを復号化する復号化手段と、
    データの送信先である装置において復号化が可能な態様で、送信するデータに対して暗号化を行なう暗号化手段とを含む、通信装置。
  6. ゲートウェイ装置に接続されることにより当該ゲートウェイ装置とともにHomePNA規格に従ったネットワークシステムを構成し、前記ゲートウェイ装置を介して他の装置との間でデータの送受信を行なう通信装置におけるデータ処理方法であって、
    受信したデータを復号化するステップと、
    データの送信先である装置において復号化が可能な態様で、送信するデータに対して暗号化を行なうステップとを含む、データ処理方法。
  7. ゲートウェイ装置に接続されることにより当該ゲートウェイ装置とともにHomePNA規格に従ったネットワークシステムを構成し、前記ゲートウェイ装置を介して他の装置との間でデータの送受信を行なう通信装置において実行されるデータ処理プログラムであって、コンピュータに、
    受信したデータを復号化するステップと、
    データの送信先である装置において復号化が可能な態様で、送信するデータに対して暗号化を行なうステップとを実行させる、データ処理プログラム。
  8. 請求項4または請求項7に記載されたデータ処理プログラムを記録された、コンピュータが読込み可能な記録媒体。
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