JP2005071346A - 混雑状況予測プログラム、混雑状況予測プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体および混雑状況予測装置、ならびにナビゲーションプログラム、ナビゲーションプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体およびナビゲーション装置 - Google Patents

混雑状況予測プログラム、混雑状況予測プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体および混雑状況予測装置、ならびにナビゲーションプログラム、ナビゲーションプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体およびナビゲーション装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 刻々と変化する混雑状況の一歩先を常に正確に予測することができ、その混雑予測情報に基づく的確なナビゲーションを実現することのできる、新しい混雑状況予測プログラムやそれを用いたナビゲーションプログラムを提供する。
【解決手段】 混雑状況を予測するためにコンピュータを、任意地点に関する現時刻での混雑現在情報を入力する混雑現在情報入力手段、入力した混雑現在情報と、予め蓄積されている当該地点に関する当該現時刻と同時刻での複数の混雑過去情報それぞれとの類似度を算出する類似度算出手段、および算出した類似度が最も大きい混雑過去情報に続く所定時間先の時刻の混雑過去情報を、当該地点に関する混雑予測情報とみなす混雑予測手段として機能させる。
【選択図】 図1

Description

この出願の発明は、車や人の経路誘導を行う各種ナビゲーションに有用な、一歩先の混雑情報を予測して的確なナビゲーションを実現することのできる、新しい混雑状況予測プログラム、当該プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体および混雑状況予測装置、ならびに新しいナビゲーションプログラム、当該プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体およびナビゲーション装置に関するものである。
昨今の車載用のナビゲーション装置は、道路交通情報通信システム(VICS:Vehicle Information and Communication System)を利用して混雑などに関する交通情報をリアルタイムで入手し、それを基に経路誘導を行う機能をしばしば有している(たとえば特許文献1参照)。
特開平6−147907
しかしながら、現状のナビゲーション装置では、単に各実時間での混雑情報を得ているだけであるため、つまりリアルタイム情報だけで経路誘導しているため、それに基づいて移動している最中に当初とは異なる状況が生じると、当初選択した経路ではかえって好ましくない事態となることが生じ得る。たとえば、現時刻での混雑情報に基づき、混雑している道を避け、混雑していない道を選択して経路誘導していたが、移動中にその道が混雑し始めてしまい、結局は元の道の方が早かった、あるいは別の道の方が早かったという事態である。すなわち、リアルタイムでの交通情報支援を受けていても、道路状況の変化に的確に対応したナビゲーションは実現されていないのである。
そこで、以上のとおりの事情に鑑み、この出願の発明は、刻々と変化する混雑状況の一歩先を常に正確に予測することができ、その混雑予測情報に基づく的確なナビゲーションを実現することのできる、新しい混雑状況予測プログラム、混雑状況予測プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体および混雑状況予測装置、ならびに新しいナビゲーションプログラム、ナビゲーションプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体およびナビゲーション装置を提供することを課題としている。
この出願の発明は、上記の課題を解決するものとして、第1には、混雑状況を予測するためにコンピュータを、任意地点に関する現時刻での混雑現在情報を入力する混雑現在情報入力手段、入力した混雑現在情報と、予め蓄積されている当該地点に関する当該現時刻と同時刻での複数の混雑過去情報それぞれとの類似度を算出する類似度算出手段、および算出した類似度が最も大きい混雑過去情報に続く所定時間先の時刻の混雑過去情報を、当該地点に関する混雑予測情報とみなす混雑予測手段として機能させることを特徴とする混雑状況予測プログラムを提供する。
第2には、混雑状況を予測するためにコンピュータを、任意分岐点に任意移動路から流入してくる現時刻での移動体数を入力する移動体数入力手段、および入力した移動体数と、予め蓄積されている当該分岐点に当該移動路から流入した移動体が他の移動路へ分岐す
る確率とを掛け合わせて、当該他の移動路への流入予測量を算出する流入予測量算出手段として機能させることを特徴とする混雑状況予測プログラムを提供する。
第3には、混雑状況を予測するためにコンピュータを、各移動体の現時刻での移動計画情報を入力する移動計画情報入力手段、入力した移動計画情報に含まれる移動予定地点に関する現時刻での混雑現在情報を入力する混雑現在情報入力手段、入力した移動計画情報および混雑現在情報に基づいて各移動体の当該移動予定地点までの移動所要時間を算出する移動所要時間算出手段、および同じ移動予定地点までの同じ移動所要時間を有する移動体の数を足し合わせて、当該移動予定地点に関する移動予測情報を算出する移動予測情報算出手段として機能させることを特徴とする混雑状況予測プログラムを提供する。
第4には、混雑状況を予測するためにコンピュータを、各移動体の現時刻での移動計画情報を入力する移動計画情報入力手段、入力した移動計画情報および各移動体の移動速度と移動距離に基づいて、各移動体の移動計画情報に含まれる移動予定地点までの移動所要時間を算出する移動所要時間算出手段、および同じ移動予定地点までの同じ移動所要時間を有する移動体の数を足し合わせて、当該移動予定地点に関する移動予測情報を算出する移動予測情報算出手段として機能させることを特徴とする混雑状況予測プログラムを提供する。
第5には、混雑状況を予測するためにコンピュータを、任意地点に関する現時刻での混雑現在情報を入力する混雑現在情報入力手段、入力した混雑現在情報と、予め蓄積されている当該地点に関する当該現時刻と同時刻での複数の混雑過去情報それぞれとの類似度を算出する類似度算出手段、および算出した類似度が最も大きい混雑過去情報に続く所定時間先の時刻の混雑過去情報を、当該地点に関する混雑予測情報とみなす混雑予測手段、ならびに、任意分岐点に任意移動路から流入してくる現時刻での移動体数を入力する移動体数入力手段、および入力した移動体数と、予め蓄積されている当該分岐点に当該移動路から流入した移動体が他の移動路へ分岐する確率とを掛け合わせて、当該他の移動路への流入予測量を算出する流入予測量算出手段、ならびに、前記混雑予測情報と前記流入予測量とを合成して、最終混雑予測情報を算出する最終混雑予測情報算出手段として機能させることを特徴とする混雑状況予測プログラムを提供する。
第6には、混雑状況を予測するためにコンピュータを、任意地点に関する現時刻での混雑現在情報を入力する混雑現在情報入力手段、入力した混雑現在情報と、予め蓄積されている当該地点に関する当該現時刻と同時刻での複数の混雑過去情報それぞれとの類似度を算出する類似度算出手段、および算出された類似度が最も大きい混雑過去情報に続く所定時間先の時刻の混雑過去情報を、当該地点に関する混雑予測情報とみなす混雑予測手段、ならびに、各移動体の現時刻での移動計画情報を入力する移動計画情報入力手段、入力した移動計画情報および前記混雑現在情報に基づいて、または入力した移動計画情報および各移動体の移動速度と移動距離に基づいて、各移動体の移動計画情報に含まれる移動予定地点までの移動所要時間を算出する移動所要時間算出手段、および同じ移動予定地点までの同じ移動所要時間を有する移動体の数を足し合わせて、当該移動予定地点に関する移動予測情報を算出する移動予測情報算出手段、ならびに、前記混雑予測情報と前記移動予測情報とを合成して、最終混雑予測情報を算出する最終混雑予測情報算出手段として機能させることを特徴とする混雑状況予測プログラムを提供する。
第7には、混雑状況を予測するためにコンピュータを、任意分岐点に任意移動路から流入してくる現時刻での移動体数を入力する移動体数入力手段、および入力した移動体数と、予め蓄積されている当該分岐点に当該移動路から流入した移動体が他の移動路へ分岐する確率とを掛け合わせて、当該他の移動路への流入予測量を算出する流入予測量算出手段、ならびに、各移動体の現時刻での移動計画情報を入力する移動計画情報入力手段、入力
した移動計画情報に含まれる移動予定地点に関する現時刻での混雑現在情報を入力する混雑現在情報入力手段、入力した移動計画情報および混雑現在情報に基づいて、または入力した移動計画情報および各移動体の移動速度と移動距離に基づいて、各移動体の当該移動予定地点までの移動所要時間を算出する移動所要時間算出手段、および同じ移動予定地点までの同じ移動所要時間を有する移動体の数を足し合わせて、当該移動予定地点に関する移動予測情報を算出する移動予測情報算出手段、ならびに、前記流入予想量と前記移動予測情報とを合成して、最終混雑予測情報を算出する最終混雑予測情報算出手段として機能させることを特徴とする混雑状況予測プログラムを提供する。
第8には、混雑状況を予測するためにコンピュータを、任意地点に関する現時刻での混雑現在情報を入力する混雑現在情報入力手段、入力した混雑現在情報と、予め蓄積されている当該地点に関する当該現時刻と同時刻での複数の混雑過去情報それぞれとの類似度を算出する類似度算出手段、および算出された類似度が最も大きい混雑過去情報に続く所定時間先の時刻の混雑過去情報を、当該地点に関する混雑予測情報とみなす混雑予測手段、ならびに、任意分岐点に任意移動路から流入してくる現時刻での移動体数を入力する移動体数入力手段、および入力した移動体数と、予め蓄積されている当該分岐点に当該移動路から流入した移動体が他の移動路へ分岐する確率とを掛け合わせて、当該他の移動路への流入予測量を算出する流入予測量算出手段、ならびに、各移動体の現時刻での移動計画情報を入力する移動計画情報入力手段、入力した移動計画情報および前記混雑現在情報に基づいて、または入力した移動計画情報および各移動体の移動速度と移動距離に基づいて、各移動体の移動計画情報に含まれる移動予定地点までの移動所要時間を算出する移動所要時間算出手段、および同じ移動予定地点までの同じ移動所要時間を有する移動体の数を足し合わせて、当該移動予定地点に関する移動予測情報を算出する移動予測情報算出手段、ならびに、前記混雑予測情報と前記流入予想量と前記移動予測情報とを合成して、最終混雑予測情報を算出する最終混雑予測情報算出手段、として機能させることを特徴とする混雑状況予測プログラムを提供する。
第9には、混雑状況を予測するためにコンピュータを、任意地点に関する現時刻での混雑現在情報を入力する混雑現在情報入力手段、入力した混雑現在情報と、予め蓄積されている当該地点に関する当該現時刻と同時刻での複数の混雑過去情報それぞれとの類似度を算出する類似度算出手段、および算出した類似度が最も大きい混雑過去情報に続く所定時間先の時刻の混雑過去情報を、当該地点に関する混雑予測情報とみなす混雑予測手段、ならびに、任意分岐点に任意移動路から流入してくる現時刻での移動体数を入力する移動体数入力手段、および入力した移動体数と、予め蓄積されている当該分岐点に当該移動路から流入した移動体が他の移動路へ分岐する確率とを掛け合わせて、当該他の移動路への流入予測量を算出する流入予測量算出手段、ならびに、前記混雑予測情報と前記流入予測量とを合成して、合成混雑予測情報を算出する合成混雑予測情報算出手段、ならびに、各移動体の現時刻での移動計画情報を入力する移動計画情報入力手段、入力した移動計画情報および前記合成混雑予測情報に基づいて、各移動体の移動計画情報に含まれる移動予定地点までの移動所要時間を算出する移動所要時間算出手段、および同じ移動予定地点までの同じ移動所要時間を有する移動体の数を足し合わせて、当該移動予定地点に関する移動予測情報を算出する移動予測情報算出手段として機能させることを特徴とする混雑状況予測プログラムを提供する。
第10には、混雑状況を予測するためにコンピュータを、任意地点に関する現時刻での混雑現在情報を入力する混雑現在情報入力手段、入力した混雑現在情報と、予め蓄積されている当該地点に関する当該現時刻と同時刻での複数の混雑過去情報それぞれとの類似度を算出する類似度算出手段、および算出した類似度が最も大きい混雑過去情報に続く所定時間先の時刻の混雑過去情報を、当該地点に関する混雑予測情報とみなす混雑予測手段、ならびに、任意分岐点に任意移動路から流入してくる現時刻での移動体数を入力する移動
体数入力手段、および入力した移動体数と、予め蓄積されている当該分岐点に当該移動路から流入した移動体が他の移動路へ分岐する確率とを掛け合わせて、当該他の移動路への流入予測量を算出する流入予測量算出手段、ならびに、前記混雑予測情報と前記流入予測量とを合成して、合成混雑予測情報を算出する合成混雑予測情報算出手段、ならびに、各移動体の現時刻での移動計画情報を入力する移動計画情報入力手段、入力した移動計画情報および前記混雑現在情報と前記合成混雑予測情報に基づいて、各移動体の移動計画情報に含まれる移動予定地点までの移動所要時間を算出する移動所要時間算出手段、および 同じ移動予定地点までの同じ移動所要時間を有する移動体の数を足し合わせて、当該移動予定地点に関する移動予測情報を算出する移動予測情報算出手段として機能させることを特徴とする混雑状況予測プログラムを提供する。
第11には、混雑状況を予測するために前記コンピュータを、前記最終混雑予測情報算出手段または前記合成混雑予測情報算出手段による合成処理に用いられる合成パラメータを学習更新する合成パラメータ学習手段としてさらに機能させることを特徴とする混雑状況予測プログラムを提供する。
第12には、前記混雑状況予測プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供する。
第13には、混雑状況を予測する装置であって、任意地点に関する現時刻での混雑現在情報を受信する混雑現在情報受信手段、任意地点に関する混雑過去情報を予め記憶しておく混雑過去情報記憶手段、混雑現在情報受信手段により受信した混雑現在情報と、混雑過去情報記憶手段に記憶されている当該地点に関する当該現時刻と同時刻での複数の混雑過去情報それぞれとの類似度を算出する類似度算出手段、および算出された類似度が最も大きい混雑過去情報に続く所定時間先の時刻の混雑過去情報を、混雑過去情報記憶手段から読み出し、当該地点に関する混雑予測情報とみなす混雑予測手段を有することを特徴とする混雑状況予測装置を提供する。
第14には、混雑状況を予測する装置であって、任意分岐点に任意移動路から流入してくる現時刻での移動体数を受信する移動体数受信手段、任意分岐点に任意移動路から流入した移動体が他の移動路へ分岐する確率を予め記憶しておく分岐確率記憶手段、および移動体数受信手段により受信した移動体数と、分岐確率記憶手段に記憶されている当該分岐点に当該移動路から流入した移動体が他の移動路へ分岐する確率とを掛け合わせて、当該他の移動路への流入予測量を算出する流入予測量算出手段を有することを特徴とする混雑状況予測装置を提供する。
第15には、混雑状況を予測する装置であって、各移動体の現時刻での移動計画情報を受信する移動計画情報受信手段、移動計画情報受信手段により受信した移動計画情報に含まれる移動予定地点に関する現時刻での混雑現在情報を受信する混雑現在情報受信手段、移動計画情報受信手段により受信した移動計画情報および混雑現在情報受信手段により受信した混雑現在情報に基づいて、各移動体の当該移動予定地点までの移動所要時間を算出する移動所要時間算出手段、および同じ移動予定地点までの同じ移動所要時間を有する移動体の数を足し合わせて、当該移動予定地点に関する移動予測情報を算出する移動予測情報算出手段を有することを特徴とする混雑状況予測装置を提供する。
第16には、混雑状況を予測する装置であって、各移動体の現時刻での移動計画情報を受信する移動計画情報受信手段、受信した移動計画情報および各移動体の移動速度と移動距離に基づいて、各移動体の移動計画情報に含まれる移動予定地点までの移動所要時間を算出する移動所要時間算出手段、および同じ移動予定地点までの同じ移動所要時間を有する移動体の数を足し合わせて、当該移動予定地点に関する移動予測情報を算出する移動予
測情報算出手段を有することを特徴とする混雑状況予測装置を提供する。
第17には、混雑状況を予測する装置であって、任意地点に関する現時刻での混雑現在情報を受信する混雑現在情報受信手段、任意地点に関する混雑過去情報を予め記憶しておく混雑過去情報記憶手段、混雑現在情報受信手段により受信した混雑現在情報と、混雑過去情報記憶手段に記憶されている当該地点に関する当該現時刻と同時刻での複数の混雑過去情報それぞれとの類似度を算出する類似度算出手段、および算出された類似度が最も大きい混雑過去情報に続く所定時間先の時刻の混雑過去情報を、混雑過去情報記憶手段から読み出し、当該地点に関する混雑予測情報とみなす混雑予測手段、ならびに、任意分岐点に任意移動路から流入してくる現時刻での移動体数を受信する移動体数受信手段、任意分岐点に任意移動路から流入した移動体が他の移動路へ分岐する確率を予め記憶しておく分岐確率記憶手段、および移動体数受信手段により受信した移動体数と、分岐確率記憶手段に記憶されている当該分岐点に当該移動路から流入した移動体が他の移動路へ分岐する確率とを掛け合わせて、当該他の移動路への流入予測量を算出する流入予測量算出手段、ならびに、前記混雑予測情報と前記流入予測量とを合成して、最終混雑予測情報を算出する最終混雑予測情報算出手段を有することを特徴とする混雑状況予測装置を提供する。
第18には、混雑状況を予測する装置であって、任意地点に関する現時刻での混雑現在情報を受信する混雑現在情報受信手段、任意地点に関する混雑過去情報を予め記憶しておく混雑過去情報記憶手段、混雑現在情報受信手段により受信した混雑現在情報と、混雑過去情報記憶手段により記憶されている当該地点に関する当該現時刻と同時刻での複数の混雑過去情報それぞれとの類似度を算出する類似度算出手段、および算出された類似度が最も大きい混雑過去情報に続く所定時間先の時刻の混雑過去情報を、混雑過去情報記憶手段から読み出し、当該地点に関する混雑予測情報とみなす混雑予測手段、ならびに、各移動体の現時刻での移動計画情報を受信する移動計画情報受信手段、移動計画情報受信手段により受信した移動計画情報および混雑現在情報受信手段により受信した混雑現在情報に基づいて、または受信した移動計画情報および各移動体の移動速度と移動距離に基づいて、各移動体の移動計画情報に含まれる移動予定地点までの移動所要時間を算出する移動所要時間算出手段、および同じ移動予定地点までの同じ移動所要時間を有する移動体の数を足し合わせて、当該移動予定地点に関する移動予測情報を算出する移動予測情報算出手段、ならびに、前記混雑予測情報と前記移動予測情報とを合成して、最終混雑予測情報を算出する最終混雑予測情報算出手段を有することを特徴とする混雑状況予測装置を提供する。
第19には、混雑状況を予測する装置であって、任意分岐点に任意移動路から流入してくる現時刻での移動体数を受信する移動体数受信手段、任意分岐点に任意移動路から流入した移動体が他の移動路へ分岐する確率を予め記憶しておく分岐確率記憶手段、および移動体数受信手段により受信した移動体数と、分岐確率記憶手段に記憶されている当該移動予定分岐点に当該移動予定路から流入した当該各移動体が他の移動路へ分岐する確率とを掛け合わせて、当該他の移動路への流入予測量を算出する流入予測量算出手段、ならびに、各移動体の現時刻での移動計画情報を受信する移動計画情報受信手段、移動計画情報受信手段により受信した移動計画情報に含まれる移動予定地点に関する現時刻での混雑現在情報を受信する混雑現在情報受信手段、移動計画情報受信手段により受信した移動計画情報および混雑現在情報受信手段により受信した混雑現在情報に基づいて、または受信した移動計画情報および各移動体の移動速度と移動距離に基づいて、各移動体の当該移動予定地点までの移動所要時間を算出する移動所要時間算出手段、および同じ移動予定地点までの同じ移動所要時間を有する移動体の数を足し合わせて、当該移動予定地点に関する移動予測情報を算出する移動予測情報算出手段、ならびに、前記流入予想量と前記移動予測情報とを合成して、最終混雑予測情報を算出する最終混雑予測情報算出手段を有することを特徴とする混雑状況予測装置を提供する。
第20には、混雑状況を予測する装置であって、任意地点に関する現時刻での混雑現在情報を受信する混雑現在情報受信手段、任意地点に関する混雑過去情報を予め記憶しておく混雑過去情報記憶手段、混雑現在情報受信手段により受信した混雑現在情報と、混雑過去情報記憶手段に記憶されている当該地点に関する当該現時刻と同時刻での複数の混雑過去情報それぞれとの類似度を算出する類似度算出手段、および算出された類似度が最も大きい混雑過去情報に続く所定時間先の時刻の混雑過去情報を、混雑過去情報記憶手段から読み出し、当該地点に関する混雑予測情報とみなす混雑予測手段、ならびに、任意分岐点に任意移動路から流入してくる現時刻での移動体数を受信する移動体数受信手段、任意分岐点に任意移動路から流入した移動体が他の移動路へ分岐する確率を予め記憶しておく分岐確率記憶手段、および移動体数受信手段により受信した移動体数と、分岐確率記憶手段に記憶されている当該分岐点に当該移動路から流入した移動体が他の移動路へ分岐する確率とを掛け合わせて、当該他の移動路への流入予測量を算出する流入予測量算出手段、ならびに、各移動体の現時刻での移動計画情報を受信する移動計画情報受信手段、移動計画情報受信手段により受信した移動計画情報および混雑現在情報受信手段により受信した混雑現在情報に基づいて、または受信した移動計画情報および各移動体の移動速度と移動距離に基づいて、各移動体の移動計画情報に含まれる移動予定地点までの移動所要時間を算出する移動所要時間算出手段、および同じ移動予定地点までの同じ移動所要時間を有する移動体の数を足し合わせて、当該移動予定地点に関する移動予測情報を算出する移動予測情報算出手段、ならびに、前記混雑予測情報と前記流入予想量と前記移動予測情報とを合成して、最終混雑予測情報を算出する最終混雑予測情報算出手段を有することを特徴とする混雑状況予測装置を提供する。
第21には、混雑状況を予測する装置であって、任意地点に関する現時刻での混雑現在情報を受信する混雑現在情報受信手段、任意地点に関する混雑過去情報を予め記憶しておく混雑過去情報記憶手段、混雑現在情報受信手段により受信した混雑現在情報と、混雑過去情報記憶手段に記憶されている当該地点に関する当該現時刻と同時刻での複数の混雑過去情報それぞれとの類似度を算出する類似度算出手段、および算出された類似度が最も大きい混雑過去情報に続く所定時間先の時刻の混雑過去情報を、混雑過去情報記憶手段から読み出し、当該地点に関する混雑予測情報とみなす混雑予測手段、ならびに、任意分岐点に任意移動路から流入してくる現時刻での移動体数を受信する移動体数受信手段、任意分岐点に任意移動路から流入した移動体が他の移動路へ分岐する確率を予め記憶しておく分岐確率記憶手段、および移動体数受信手段により受信した移動体数と、分岐確率記憶手段に記憶されている当該分岐点に当該移動路から流入した移動体が他の移動路へ分岐する確率とを掛け合わせて、当該他の移動路への流入予測量を算出する流入予測量算出手段、ならびに、前記混雑予測情報と前記流入予測量とを合成して、合成混雑予測情報を算出する合成混雑予測情報算出手段、ならびに、各移動体の現時刻での移動計画情報を受信する移動計画情報受信手段、移動計画情報受信手段により受信した移動計画情報および前記合成混雑予測情報に基づいて、各移動体の移動計画情報に含まれる移動予定地点までの移動所要時間を算出する移動所要時間算出手段、および同じ移動予定地点までの同じ移動所要時間を有する移動体の数を足し合わせて、当該移動予定地点に関する移動予測情報を算出する移動予測情報算出手段を有することを特徴とする混雑状況予測装置を提供する。
第22には、混雑状況を予測する装置であって、任意地点に関する現時刻での混雑現在情報を受信する混雑現在情報受信手段、任意地点に関する混雑過去情報を予め記憶しておく混雑過去情報記憶手段、混雑現在情報受信手段により受信した混雑現在情報と、混雑過去情報記憶手段に記憶されている当該地点に関する当該現時刻と同時刻での複数の混雑過去情報それぞれとの類似度を算出する類似度算出手段、および算出された類似度が最も大きい混雑過去情報に続く所定時間先の時刻の混雑過去情報を、混雑過去情報記憶手段から読み出し、当該地点に関する混雑予測情報とみなす混雑予測手段、ならびに、任意分岐点に任意移動路から流入してくる現時刻での移動体数を受信する移動体数受信手段、任意分
岐点に任意移動路から流入した移動体が他の移動路へ分岐する確率を予め記憶しておく分岐確率記憶手段、および移動体数受信手段により受信した移動体数と、分岐確率記憶手段に記憶されている当該分岐点に当該移動路から流入した移動体が他の移動路へ分岐する確率とを掛け合わせて、当該他の移動路への流入予測量を算出する流入予測量算出手段、ならびに、前記混雑予測情報と前記流入予測量とを合成して、合成混雑予測情報を算出する合成混雑予測情報算出手段、ならびに、各移動体の現時刻での移動計画情報を受信する移動計画情報受信手段、移動計画情報受信手段により受信した移動計画情報および前記混雑現在情報と前記合成混雑予測情報に基づいて、各移動体の移動計画情報に含まれる移動予定地点までの移動所要時間を算出する移動所要時間算出手段、および同じ移動予定地点までの同じ移動所要時間を有する移動体の数を足し合わせて、当該移動予定地点に関する移動予測情報を算出する移動予測情報算出手段を有することを特徴とする混雑状況予測装置を提供する。
第23には、前記最終混雑予測情報算出手段または前記合成混雑予測情報算出手段による合成処理に用いられる合成パラメータを学習更新する合成パラメータ学習手段をさらに有することを特徴とする混雑状況予測装置を提供する。
第24には、前記混雑状況予測プログラムにより予測された混雑状況に基づいてナビゲーションを行う手段として、コンピュータを機能させることを特徴とするナビゲーションプログラムを提供する。
第25には、前記混雑状況予測プログラムにより予測された混雑状況に基づいてナビゲーションを行う手段として、コンピュータを機能させることを特徴とするナビゲーションプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供する。
第26には、前記混雑状況予測装置により予測された混雑状況に基づいてナビゲーションを行うことを特徴とするナビゲーション装置を提供する。
上記第1の混雑状況予測プログラムによれば、単に現時点での混雑情報を提供するだけではなく、現在のリアルタイム混雑状況と過去の蓄積混雑状況との類似度解析を実行することにより、現時刻からある程度時間が経過した時点での混雑状況、つまり将来生じ得る混雑状況を正確に予測することができ、その予測情報を利用者に適宜提供できるようになる。利用者からすると、一歩先の混雑状況を的確に把握できることとなり、移動プランや移動経路の変更等を予測状況を踏まえてより柔軟且つ適切に行えるのである。
上記第2〜第4の混雑状況予測プログラムによれば、リアルタイムでの移動体流入量つまりある移動路からある分岐点へ流入する移動体の数と、過去の蓄積データを基に得られる同移動路から他の移動路へ分岐する確率とに基づく予測解析を行うことにより、また、各移動体の移動計画情報と、その計画情報に含まれる各移動予定地点つまり移動経路上にある地点や移動目的地となっている地点等についてのリアルタイムの混雑情報とに基づく予測解析を行うことにより、さらにまた、各移動体の移動計画情報と各移動体の移動速度・移動距離とを併用した予測解析を行うことにより、上記第1の予測プログラムと同様に、現時点での混雑情報を提供するだけでなく、一歩先の混雑状況を正確に予測して、利用者に適宜提供できるようになる。
上記第5〜第8の混雑状況予測プログラムによれば、類似度、流入量、および移動計画に関するデータを様々に組み合わせて併用することで、つまりそれぞれに基づいて上記第1〜第4の予測プログラムと同様にして得られる予測データを種々合成することで、混雑状況の予測精度を向上させて、より一層精度の高い混雑状況をユーザへ提供できる。
上記第9の混雑状況予測プログラムによれば、上記第3の予測プログラムと同様に移動計画情報を用いた混雑状況予測処理を行うのであるが、現時刻での混雑情報(混雑現在情報)の代わりに、類似度および流入量を併用して得られた合成混雑予測情報、つまり別途予測した一歩先の混雑情報に基づいて、混雑状況予測処理を行うようにしており、これによって、移動計画情報を用いた混雑予測をより精度高く実現することができる。
上記第10の混雑状況予測プログラムによれば、上記第9の予測プログラムと同様に、類似度および流入量を併用して別途予測した合成混雑予測情報に基づいて混雑状況予測処理をおこなっているが、現時刻での混雑情報をも併用しているので、さらに一層正確な移動計画情報を用いた混雑予測を実現できる。
上記第11の混雑状況予測プログラムによれば、上記第4〜第10の予測プログラムと同様な効果が得られ、さらには類似度、流入量、移動計画それぞれに基づいて得られた予測データを様々に組み合わせて合成する際に用いられる合成パラメータを随時学習更新することにより、より一層正確な混雑状況予測が実行可能となる。
上記第12の混雑状況予測プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体によれば、上記のとおりに優れた混雑状況予測が可能な上記第1〜第11の予測プログラムを記録したフレキシブルディスクやCD−ROM、DVD−ROMなどの記録媒体が実現される。
上記第13〜第23の混雑状況予測装置によれば、上記第1〜第11の予測プログラムと同様に、現時刻から一歩先の時点で生じ得る混雑状況を、正確に予測して、利用者に適宜提供することのできる予測装置が実現される。
上記第24のナビゲーションプログラムによれば、上記第1〜第11の混雑状況予測プログラムと同様な効果が得られるとともに、得られた混雑予測情報に基づいて車や人等の移動体に対する的確なナビゲーションを実現できるようになる。
上記第25のナビゲーションプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体によれば、上記第1〜第11の混雑状況予測プログラムと同様に優れた混雑状況予測が可能で、且つその得られた混雑予測情報に基づいて車や人等の移動体に対する的確なナビゲーションが可能なナビゲーションプログラムを記録したフレキシブルディスクやCD−ROM、DVD−ROMなどの記録媒体が実現される。
上記第26のナビゲーション装置によれば、上記第13〜第23のナビゲーション装置と同様な効果が得られるとともに、得られた混雑予測情報に基づいて車や人等の移動体に対する的確なナビゲーションを実現できるようになる。
以下、図1〜図11を適宜参酌しながら、この出願の発明の一実施形態について詳細に説明する。
<類似度を用いた混雑状況予測処理>
まず、類似度を用いた混雑状況予測処理について説明すると、図1の実施形態では、任意地点に関する現時刻での混雑現在情報を外部から受信する混雑情報受信回路(100)(前記混雑現在情報入力手段および混雑現在情報受信手段に該当)が具備されており、この混雑情報受信回路(100)により、道路交通情報センターからのVICS情報を代表とする混雑情報をリアルタイムで受信し、内部メモリ等に入力する。
一方、任意地点に関する過去の混雑情報を記憶した混雑状況データベース(200)(前記混雑過去情報記憶手段に該当)が予め構築されて具備されており、この混雑状況データベース(200)により、過去に受信したVICS情報等の混雑情報を地点別に予め蓄積しておく。
そして、上記混雑情報受信回路(100)により受信した現在の混雑情報と、上記混雑状況データベース(200)により蓄積されている過去の混雑情報とを照合することにより、対象地点での所定時間先の混雑状況を予測する。
より具体的には、図1の実施形態では、任意地点の現時刻での混雑現在情報と当該任意地点に関する当該現時刻と同時刻での複数の混雑過去情報それぞれとの類似度を算出する類似度算出部(201)(前記類似度算出手段に該当)、および、算出された類似度が最も大きい混雑過去情報に続く所定時間先の時刻の混雑過去情報を、当該任意地点に関する混雑予測情報とみなす最類似状況検索部(202)(前記混雑予測手段に該当)が具備されており、たとえば図2に例示したように、類似度算出部(201)により、予測対象の地点Aにおける現時刻t=iでの現在のデータと、混雑状況データベース(200)に蓄積されている地点Aにおける時系列データセットa,b,c・・・それぞれの現時刻t=iと同時刻での過去データとの類似度を計算し、最類似状況検索部(202)により、類似度が最も高いセットを検索し、そのセット中の時刻t=iの過去データに続くn単位時間先の過去データ(t=i+1,t=i+2,・・・,t=i+n)を選択し、これを地点Aにおいて時刻t=i+nまでに生じ得る混雑予測情報とみなして、ユーザへディスプレイ(600)に表示したり予測情報送信回路(601)からデータ送信したりすることによって提供する。
ここで、混雑情報としては、属性情報と単位時間における混雑情報とからなるデータを考慮でき、属性情報は日付、曜日、時間、特定状況(連続休暇や要人滞在等)などに関するデータ、混雑情報は対象地点(移動路や分岐点等)毎の混雑状況に関するデータとすることができる。この場合、類似度はこれら各要素項目について計算して比較する。たとえば、項目xを表現する数値の関連度、つまり地点Aにおける項目xについての現在の数値データpxと過去の数値データnxとの関連度rx=|px−nx|/pxを計算し、各項目の関連度r1,r2,・・・,rx,…の総和Rを計算する。この計算を各データセットa,
b,c・・・毎に行い、最小のR値を得たものが類似度が一番大きいと判定して、上述のとおりにそのデータセット中のt=i+nまでの過去データを混雑予測情報としてユーザに提供する。
以上の処理によれば、リアルタイムで入手される現在の状況と予め蓄積しておいた過去の状況とを併用した解析によって、現時刻からどのように混雑状況が変化するかを正確に予測してユーザに提供することができ、その予測情報に基づいたより的確なナビゲーションを実現することができるようになる。
なお、混雑状況予測処理の精度をさらに向上させるべく、混雑状況データベース(200)は、混雑情報受信回路(100)により受信された現在の混雑情報を逐次格納してアップデート可能なものとすることが好ましい。
<流入量を用いた混雑状況予測処理>
次に、流入量を用いた混雑状況予測処理について説明すると、図3の実施形態では、任意分岐点に任意移動路から流入してくる現時刻での移動体数を受信する流量情報受信回路(300)(前記移動体数入力手段および移動体数受信手段に該当)が具備されており、この流量情報受信回路(300)により、外部計測装置や計測集計センター等の外部から
、各分岐点毎に且つ各分岐点に繋がる各移動路毎に移動体数データをリアルタイムで受信し、内部メモリ等に入力する。
一方、任意分岐点に任意移動路から流入した移動体が他の移動路へ分岐する確率を蓄積した分岐情報データベース(301)(前記分岐確率記憶手段に該当)が予め構築されて具備されており、この分岐情報データベース(301)により、各分岐点別に且つ各移動路別に、過去に算出した分岐確率データを予め蓄積しておく。
そして、上記流量情報受信回路(300)により受信した現在の移動体数と、上記分岐情報データベース(301)に蓄積されている過去の分岐確率とを掛け合わせることにより、流入予測量を算出する。
より具体的には、図3の実施形態では、任意分岐点に任意移動路から流入してくる現時刻での移動体数と、当該分岐点に当該移動路から流入した移動体が他の移動路へ分岐する確率とを掛け合わせて、当該他の移動路への流入予測量を算出する分岐流量算出部(302)(前記流入予測量算出手段に該当)が具備されており、たとえば図4に例示したように、分岐流量算出部(302)により、予測対象の分岐点Xに移動路1から流入してくる現時刻t=iでの移動体数データQ1inと、分岐点Xに移動路1から流入した移動体が他の移動路2,3,4・・・(図4では4差路の場合を例示している)へ分岐する確率P12,P13,P14・・・、言い換えると移動体が分岐点Xにて移動路1から移動路2に流入する確率P12、移動路3に流入する確率P13、移動路4に流入する確率P14それぞれとを掛け合わせることで、各移動路2,3,4・・・への流入予測量Q1in・P12,Q1in・P13,Q1in・P14…を算出し、これをユーザへディスプレイ(600)に表示したり予測情報送信回路(601)からデータ送信したりすることによって提供する。
ここで、分岐確率については、たとえば、分岐点を通過した移動体のうち何台または何人がどの移動路へ分岐したかという分岐数を実際に計測し、この分岐数の平均値として計算することができ、これら分岐数および分岐確率を分岐点別且つ移動路別に分岐情報データベース(301)に予め格納しておく。そして、上述のとおりに対応する分岐点でのリアルタイム移動体数と蓄積分岐確率との掛け合わせにより、各移動路への流量予測値を算出する。
以上の処理によれば、たとえば、ある目的地への経路として、分岐点Xにて移動路1から移動路2へ向かう経路と、移動路1から移動路3へ向かう経路が選択可能であり、このとき上記のとおりに算出された流量予測値を参酌することで移動路3へ流れる量の方が少ないと予測判定できる場合には、推薦経路として移動路3への分岐を選択してナビゲートできるようになる。したがって、リアルタイムで入手される現在の状況である移動体流入量と予め蓄積しておいた過去の状況である分岐確率とを併用した解析によって、現時刻からどのように分岐点での流量が変化するかを正確に予測し、それに基づく的確なナビゲーションを実現できるのである。
<移動計画情報を用いた混雑状況予測処理>
続いて、各移動体の移動計画情報を用いた混雑状況予測処理について説明すると、図5の実施形態では、まず、移動体の現時刻での移動計画情報を受信する移動計画情報受信回路(400)(前記移動計画情報入力手段および移動計画情報受信手段に該当)が具備されており、この移動計画情報受信回路(400)により、各移動体から無線送信等によりアップロードされた移動計画情報データを受信し、内部メモリ等に入力する。
一方、この移動計画情報に含まれる移動予定地点に関する現時刻での混雑現在情報を受信する混雑情報受信回路(100)(前記混雑現在情報入力手段および前記混雑現在情報
受信手段に該当)も具備されており、この混雑情報受信回路(100)により、移動計画情報に応じて現時刻での混雑現在情報データを受信し、内部メモリ等に入力する。混雑現在情報については、移動予定地点に関するVICS情報などを考慮できる。
そして、移動体毎の移動計画情報および混雑現在情報に基づいて混雑状況を予測する。
より具体的には、図5の実施形態では、移動所要時間算出部(401)(前記移動所要時間算出手段に該当)および移動予測情報算出部(402)(前記移動予測情報算出手段に該当)が具備されており、まず、移動所要時間算出部(401)により、上記受信入力した各移動体の移動計画情報および混雑現在情報に基づいて、移動体毎に移動予定地点までの移動所要時間を算出する。この算出処理は、たとえば、VICS情報を組み入れて目的地等の移動地点までの所要時間を算出可能な既存の算出手法を用いることで実行できる。
この算出した移動所要時間は、移動予定地点および移動体に関する情報などとともに、一旦内部メモリやデータベース等の記憶手段(図示なし)に記憶する。移動体に関する情報としては、移動計画情報とともに受信入力される各移動体の識別情報を考慮できる。
そして、移動予測情報算出部(402)により、記憶したデータの中から、同じ移動予定地点までの同じ移動所要時間を有する移動体の数を足し合わせて、当該移動予定地点に関する移動予測情報を算出する。すなわち、ある同じ将来の時刻(同じ移動所要時間kを現時刻t=iに足した将来の時刻t=i+k)にてある同じ移動予定地点Aに存在すると予測される移動体総数を算出し、これを移動予測情報としてユーザへ提供するのである。
たとえば、午後1時ごろに首都高お台場出口を出る移動計画となっている車が100台あるということを集計解析することで、午後12時現在の首都高お台場出口の車台数10台が午後1時頃には100台に膨れ上がるという将来状況を予測でき、この予測に基づいて、首都高ではなく下の一般道を通るようにナビゲートできることになる。
以上の処理によれば、各地点にいつ、どのくらいの数の移動体が流れてくる予定となっているのかをリアルタイムで集計解析して、各地点の混雑状況がどのように変化するのかを正確に予測することができ、それに基づくより的確なナビゲーションを実現できるようになる。
<上記3つの処理を併用した混雑状況予測処理>
さて、この出願の発明では、上述した「類似度を用いた混雑状況予測処理」と「流入量を用いた混雑状況予測処理」と「移動計画を用いた混雑状況予測処理」とを様々に組み合わせて併用した混雑状況予測をも実行することができる。
図6の実施形態はこれら3種の併用処理を想定したものとなっており、各処理は上述したとおりであるが(混雑情報受信回路(100)は3種の処理に併用している)、ユーザへの予測情報の提供前に、各々の混雑予測結果を合成するようにしている。
より具体的には、図6の実施形態では、予測情報合成部(500)(前記最終混雑予測情報算出手段に該当)が具備されており、「類似度を用いた混雑状況予測処理」による混雑予測情報x1と、「流入量を用いた混雑状況予測処理」による流入予測量x2と、「移動計画を用いた混雑状況予測処理」による移動予測情報x3とを、たとえば加重平均a11
+a22+a33により合成することで、最終混雑予測情報を算出し、これをユーザへディスプレイ(600)に表示したり予測情報送信回路(601)からデータ送信したりすることによって提供する。
ここで、合成パラメータa1,a2,a3は、より適切な予測情報を提供できるように、
学習によって更新することが好ましい。図6の実施形態では、このための合成方式学習部(501)(前記合成パラメータ学習手段に該当)が具備されている。より具体的には、合成方式学習部(501)により、予測した結果と実際の混雑状況とを比較し、実際の混雑状況により近い合成結果が得られるように、合成パラメータa1,a2,a3の値を更新
する。この更新には、たとえば線形計画法、ニューラルネット、遺伝的アルゴリズムなどの既知の学習手法を用いることができる。
具体例で説明すると、たとえば、初期合成パラメータa1,a2,a3によりある交差点
が午後1時に非常に混雑するという合成予測が得られたが、実際に午後1時になったときのその交差点の混雑レベルは予測よりも少なかったという場合には、線形計画法、ニューラルネット、遺伝的アルゴリズム等の学習手法を用いて、それら混雑データ値の差分を無くすあるいは極力少なくするように、初期合成パラメータa1,a2,a3を調整して更新
合成パラメータa'1,a'2,a'3とし、次の合成予測処理ではこの更新合成パラメータa'1,a'2,a'3を用いる。この学習更新によって、さらに一層適切な予測情報を提供できるようになる。
以上の併用処理によれば、より正確な混雑予測、およびそれに基づくより的確なナビゲーションを実現することができるのである。
なお、本実施形態は上記3種類の予測情報全てを合成する併用処理のものとなっているが、類似度および流入量、類似度および移動計画、流入量および移動計画といった2種類を組み合わせた併用処理も可能であり、いずれの場合にも同様に優れた混雑予測およびナビゲーションを実現できることは言うまでもない。たとえば、類似度および流入量の併用処理では加重平均合成はa11+a22となり、類似度および移動計画の併用処理ではa11+a33となり、流入量及び移動計画の併用処理ではa22+a33となる。
<移動計画情報を用いた混雑状況予測処理2>
ところで、移動計画情報を用いた予測処理については、前述した図5の実施形態では、移動計画情報受信回路(400)により受信入力される移動計画情報の他に、混雑情報受信回路(100)により受信入力される混雑現在情報をも用いて混雑状況を予測しているが、たとえば図7に示したように、混雑現在情報の代わりに、移動体の移動速度および移動距離、より好ましくは平均移動速度および平均移動距離を用いることができる。
より具体的には、図7の実施形態では、移動体の移動速度および移動距離を受信入力する移動体情報受信回路(700)が具備されており、この移動体情報受信回路(700)により、各移動体からの無線送信等によって移動速度・移動距離データを受信し、内部メモリ等に入力する。平均移動速度・平均移動距離の場合も同様である。
後は、前述した図5の実施形態と同様に、まず、移動所要時間算出部(401)により、受信入力した各移動体の移動計画情報および移動速度・移動距離情報に基づいて、移動体毎に移動予定地点までの移動所要時間を移動速度・移動距離から算出し、移動予測情報算出部(402)により、同じ移動予定地点までの同じ移動所要時間を有する移動体の数を足し合わせて、当該移動予定地点に関する移動予測情報を算出する。
以上の処理によれば、各地点にいつ、どのくらいの数の移動体が流れてくるのかを、各移動体の実際の移動速度及び移動距離からリアルタイムで集計解析でき、よって各地点の混雑状況の変化を正確に予測できるようになる。
そしてもちろん、本実施形態の予測処理も、図8に例示したように、前述した類似度や流入量を用いた他の予測処理と併用することが可能である。各予測結果の合成処理は図6の実施形態と同様に実行される。
<移動計画情報を用いた混雑状況予測処理3>
またさらに、移動計画情報を用いた予測処理については、たとえば図9に示したように、前述の類似度を用いた予測処理と流入量を用いた予測処理との合成予測結果に基づいた処理とすることも可能である。すなわち、図5の実施形態では、混雑情報受信回路(100)により受信入力される混雑現在情報、つまり現時刻での混雑情報に基づいた予測を行っているが、図9の実施形態では、予測情報合成部(500)(前記合成混雑予測情報算出手段に相当)により得られる合成混雑予測情報、つまり未来での混雑情報に基づいた予測を行うものとなっている。
より具体的には、混雑情報受信回路(100)、混雑状況データベース(200)、類似度算出部(201)および最類似状況検索部(202)による混雑予測情報x1の算出
、ならびに、流量情報受信回路(300)、分岐情報データベース(301)および分岐流量算出部(302)による流入予測量x2の算出、さらにはそれら算出結果の予測情報
合成部(500)による合成は、図1、図3、図6の実施形態における処理と同じであるが、移動所要時間算出部(401)による移動予測地点までの移動所要時間の算出において、予測情報合成部(500)による合成結果を用いている。
この算出は、たとえば、加重平均による合成予測情報a11+a22を加味した所要時間計算により実行できる。
まず、現在の時刻をt0とし、現在の移動中経路(道路)r0の通過に必要な時間を合成予測情報a11+a22を用いて算出し、これをt0に加えたものをt1とする。この算出には、受信入力した移動体の実際の移動速度や移動距離、より好ましくは平均移動速度や平均移動距離を用いても良い。
1は未来の1時点であるので、次にt1における移動予定の経路(道路)を移動計画情報から抽出し、これをr1とし、r1の通過に必要な時間を合成予測情報a11+a22を用いて算出する。得られた所要時間をt1に加えてt2とする。この算出にも移動速度や移動距離を用いることができる。
以上の計算を繰り返すことで、各移動予測地点までの移動所要時間が算出される。
後は、前述と同様に、移動予測情報算出部(402)により、同じ移動予定地点までの同じ移動所要時間を有する移動体の数を足し合わせて、当該移動予定地点に関する移動予測情報を算出し、ディスプレイ(600)や予測情報送信回路(601)を介してユーザへ提供する。
これによれば、類似度および流入量を用いて予め予測合成してある未来の混雑情報に基づいて、各地点での移動体流量を予測するため、現時刻での混雑情報を用いる場合よりも、より正確な混雑状況予測を実現できるようになる。
そしてもちろん、混雑情報受信回路(100)による現時刻での混雑情報と予測情報合成部(500)による未来の混雑情報を併用して、移動予測情報算出部(402)により所要時間を算出するようにしてもよいことは言うまでもなく、さらなる予測精度の向上を図ることができる。
この併用の場合の算出は、たとえば、次のように行う。
まず、現在の移動中経路(道路)r0の通過に必要な時間を、r0に関するVICS情報等の混雑現在情報を用いて、好ましくは移動速度や移動距離をも用いて算出し、これを現在時刻t0に加えて通過予定時刻t1とする。
続いて、t1における移動予定の経路(道路)r1の通過に必要な時間を、混雑未来情報としての合成予測情報a11+a22を用いて、好ましくは移動速度や移動距離をも用いて算出し、これをt1に加えてt2とする。
後は、同様な計算を繰り返せばよい。
<中央管理ナビゲーション形態>
以上のとおりのこの出願の発明は、たとえば図10および図11に例示したように、中央情報サーバと移動体との無線通信によって中央管理ナビゲーションを行うシステム形態とすることも可能である。
この中央管理システムを例示した図11では、中央情報サーバSに、上記混雑情報受信回路(100)、流量情報受信回路(300)、移動計画情報受信回路(400)および予測情報送信回路(601)、ならびに説明の便宜上図示していないが上記混雑状況データベース(200)、類似度算出部(201)、最類似状況検索部(202)、分岐情報データベース(301)、分岐流量算出部(302)、移動所要時間算出部(401)、移動予測情報算出部(402)、予測情報合成部(500)、合成方式学習部(501)および移動体情報受信回路(700)を具備させ、移動体C1,C2,C3,・・・(移動
体が搭載もしくは携帯するナビゲーションデバイスなど)には、移動計画情報送信回路(801)および混雑予測情報受信回路(802)、ならびに移動計画作成部(800)、移動計画修正部(803)およびディスプレイ(804)を具備させる。
中央情報サーバSでは、混雑情報、流量情報、移動計画情報の全てを一元管理して、各移動体C1,C2,C3,・・・それぞれに適した混雑予測情報を算出し、それを各移動体
に提供するようになっており、各移動体C1,C2,C3,・・・では、移動計画作成部(
800)により内部処理にて初期移動計画を作成し、それを移動計画情報送信回路(801)により中央情報サーバSに送信し、中央情報サーバSからの混雑予測情報データを混雑予測情報受信回路(802)により受信して、それを基に移動計画修正部(803)により初期移動計画を修正した推奨移動計画をディスプレイ(804)に表示させるとともに、それに従った表示案内や音声案内等によるナビゲーションを行う。
以上により、より高効率な中央管理ナビゲーションを実現することができるのである。もちろんこの図11に示した中央管理システムの構成は一例に過ぎず、各機能の振り分けについては様々な態様が可能である。
<個別ナビゲーション形態>
またもちろん、この出願の発明は、個々の移動体への搭載型あるいは携帯型ナビゲーションデバイス形態とすることも可能である。この場合では、図1〜図9に示した処理機能や回路、データベースの全てを、移動計画作成・修正等の機能を含むナビゲーション機能とともに集約するように構築すればよい。但し、混雑情報および流量情報はリアルタイムで移動体外部から受信する必要があるので、たとえば交通情報通信センターとのVICS情報等の通信機能を具備させる。また、混雑状況データベース(200)や分岐情報データベース(301)は外部に構築して、随時必要データを送受できる形態としてもよいことは言うまでもない。
もちろん、この出願の発明は以上の実施形態に限定されるものではなく、細部については様々な態様が可能である。
以上詳しく説明した通り、この出願の発明によって、刻々と変化する混雑状況の一歩先を常に正確に予測することのできる、新しい混雑状況予測プログラム、混雑状況予測プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体および混雑状況予測装置が提供され、そしてさらに、その混雑予測情報に基づくより的確な自動ナビゲーションを実現することのできる、新しいナビゲーションプログラム、ナビゲーションプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体およびナビゲーション装置が提供される。
これによれば、車の効率的なナビゲーションはもちろんのこと、イベント会場やオフィス等の屋内、あるいは街角において、各パビリオンや各ランドマークなどの混雑状況を正確に予測し、的確な人ナビゲーションをも実現でき、人の流れの効率向上を図れるようになる。
また、工場・倉庫・船舶・航空機・宇宙船などにおける、物品の移動・運搬に係わる移動運搬装置の流れの効率向上を図れるようになる。
類似度を用いた混雑状況予測処理を実行するこの出願の発明の一実施形態について説明するための機能ブロック図である。 類似度を用いた混雑状況予測処理について説明するための図である。 流入量を用いた混雑状況予測処理を実行するこの出願の発明の一実施形態について説明するための機能ブロック図である。 流入量を用いた混雑状況予測処理について説明するための図である。 移動計画を用いた混雑状況予測処理を実行するこの出願の発明の一実施形態について説明するための機能ブロック図である。 類似度、流入量、移動計画を併用した混雑状況予測処理を実行するこの出願の発明の一実施形態について説明するための機能ブロック図である。 移動計画を用いた混雑状況予測処理を実行するこの出願の発明の別の一実施形態について説明するための機能ブロック図である。 類似度、流入量、移動計画を併用した混雑状況予測処理を実行するこの出願の発明の別の一実施形態について説明するための機能ブロック図である。 移動計画を用いた混雑状況予測処理を実行するこの出願の発明のさらに別の一実施形態について説明するための機能ブロック図である。 この出願の発明の一実施形態である中央管理ナビゲーションについて説明するための図である。 この出願の発明の一実施形態である中央管理ナビゲーションについて説明するための機能ブロック図である。
符号の説明
100 混雑情報受信回路
200 混雑状況データベース
201 類似度算出部
202 最類似状況検索部
300 流量情報受信回路
301 分岐情報データベース
302 分岐流量算出部
400 移動計画情報受信回路
401 移動所要時間算出部
402 移動予測情報算出部
500 予測情報合成部
501 合成方式学習部
600 ディスプレイ
601 混雑予測情報送信回路
700 移動体情報受信回路
800 移動計画作成部
801 移動計画情報送信回路
802 混雑予測情報受信回路
803 移動計画修正部
804 ディスプレイ

Claims (26)

  1. 混雑状況を予測するためにコンピュータを、
    任意地点に関する現時刻での混雑現在情報を入力する混雑現在情報入力手段、
    入力した混雑現在情報と、予め蓄積されている当該地点に関する当該現時刻と同時刻での複数の混雑過去情報それぞれとの類似度を算出する類似度算出手段、および
    算出した類似度が最も大きい混雑過去情報に続く所定時間先の時刻の混雑過去情報を、当該地点に関する混雑予測情報とみなす混雑予測手段
    として機能させることを特徴とする混雑状況予測プログラム。
  2. 混雑状況を予測するためにコンピュータを、
    任意分岐点に任意移動路から流入してくる現時刻での移動体数を入力する移動体数入力手段、および
    入力した移動体数と、予め蓄積されている当該分岐点に当該移動路から流入した移動体が他の移動路へ分岐する確率とを掛け合わせて、当該他の移動路への流入予測量を算出する流入予測量算出手段
    として機能させることを特徴とする混雑状況予測プログラム。
  3. 混雑状況を予測するためにコンピュータを、
    各移動体の現時刻での移動計画情報を入力する移動計画情報入力手段、
    入力した移動計画情報に含まれる移動予定地点に関する現時刻での混雑現在情報を入力する混雑現在情報入力手段、
    入力した移動計画情報および混雑現在情報に基づいて各移動体の当該移動予定地点までの移動所要時間を算出する移動所要時間算出手段、および
    同じ移動予定地点までの同じ移動所要時間を有する移動体の数を足し合わせて、当該移動予定地点に関する移動予測情報を算出する移動予測情報算出手段
    として機能させることを特徴とする混雑状況予測プログラム。
  4. 混雑状況を予測するためにコンピュータを、
    各移動体の現時刻での移動計画情報を入力する移動計画情報入力手段、
    入力した移動計画情報および各移動体の移動速度と移動距離に基づいて、各移動体の移動計画情報に含まれる移動予定地点までの移動所要時間を算出する移動所要時間算出手段、および
    同じ移動予定地点までの同じ移動所要時間を有する移動体の数を足し合わせて、当該移動予定地点に関する移動予測情報を算出する移動予測情報算出手段
    として機能させることを特徴とする混雑状況予測プログラム。
  5. 混雑状況を予測するためにコンピュータを、
    任意地点に関する現時刻での混雑現在情報を入力する混雑現在情報入力手段、
    入力した混雑現在情報と、予め蓄積されている当該地点に関する当該現時刻と同時刻での複数の混雑過去情報それぞれとの類似度を算出する類似度算出手段、および
    算出した類似度が最も大きい混雑過去情報に続く所定時間先の時刻の混雑過去情報を、当該地点に関する混雑予測情報とみなす混雑予測手段、ならびに、
    任意分岐点に任意移動路から流入してくる現時刻での移動体数を入力する移動体数入力手段、および
    入力した移動体数と、予め蓄積されている当該分岐点に当該移動路から流入した移動体が他の移動路へ分岐する確率とを掛け合わせて、当該他の移動路への流入予測量を算出する流入予測量算出手段、ならびに、
    前記混雑予測情報と前記流入予測量とを合成して、最終混雑予測情報を算出する最終混雑予測情報算出手段
    として機能させることを特徴とする混雑状況予測プログラム。
  6. 混雑状況を予測するためにコンピュータを、
    任意地点に関する現時刻での混雑現在情報を入力する混雑現在情報入力手段、
    入力した混雑現在情報と、予め蓄積されている当該地点に関する当該現時刻と同時刻での複数の混雑過去情報それぞれとの類似度を算出する類似度算出手段、および
    算出された類似度が最も大きい混雑過去情報に続く所定時間先の時刻の混雑過去情報を、当該地点に関する混雑予測情報とみなす混雑予測手段、ならびに、
    各移動体の現時刻での移動計画情報を入力する移動計画情報入力手段、
    入力した移動計画情報および前記混雑現在情報に基づいて、または入力した移動計画情報および各移動体の移動速度と移動距離に基づいて、各移動体の移動計画情報に含まれる移動予定地点までの移動所要時間を算出する移動所要時間算出手段、および
    同じ移動予定地点までの同じ移動所要時間を有する移動体の数を足し合わせて、当該移動予定地点に関する移動予測情報を算出する移動予測情報算出手段、ならびに、
    前記混雑予測情報と前記移動予測情報とを合成して、最終混雑予測情報を算出する最終混雑予測情報算出手段
    として機能させることを特徴とする混雑状況予測プログラム。
  7. 混雑状況を予測するためにコンピュータを、
    任意分岐点に任意移動路から流入してくる現時刻での移動体数を入力する移動体数入力手段、および
    入力した移動体数と、予め蓄積されている当該分岐点に当該移動路から流入した移動体が他の移動路へ分岐する確率とを掛け合わせて、当該他の移動路への流入予測量を算出する流入予測量算出手段、ならびに、
    各移動体の現時刻での移動計画情報を入力する移動計画情報入力手段、
    入力した移動計画情報に含まれる移動予定地点に関する現時刻での混雑現在情報を入力する混雑現在情報入力手段、
    入力した移動計画情報および混雑現在情報に基づいて、または入力した移動計画情報および各移動体の移動速度と移動距離に基づいて、各移動体の当該移動予定地点までの移動所要時間を算出する移動所要時間算出手段、および
    同じ移動予定地点までの同じ移動所要時間を有する移動体の数を足し合わせて、当該移動予定地点に関する移動予測情報を算出する移動予測情報算出手段、ならびに、
    前記流入予想量と前記移動予測情報とを合成して、最終混雑予測情報を算出する最終混雑予測情報算出手段
    として機能させることを特徴とする混雑状況予測プログラム。
  8. 混雑状況を予測するためにコンピュータを、
    任意地点に関する現時刻での混雑現在情報を入力する混雑現在情報入力手段、
    入力した混雑現在情報と、予め蓄積されている当該地点に関する当該現時刻と同時刻での複数の混雑過去情報それぞれとの類似度を算出する類似度算出手段、および
    算出された類似度が最も大きい混雑過去情報に続く所定時間先の時刻の混雑過去情報を、当該地点に関する混雑予測情報とみなす混雑予測手段、ならびに、
    任意分岐点に任意移動路から流入してくる現時刻での移動体数を入力する移動体数入力手段、および
    入力した移動体数と、予め蓄積されている当該分岐点に当該移動路から流入した移動体が他の移動路へ分岐する確率とを掛け合わせて、当該他の移動路への流入予測量を算出する流入予測量算出手段、ならびに、
    各移動体の現時刻での移動計画情報を入力する移動計画情報入力手段、
    入力した移動計画情報および前記混雑現在情報に基づいて、または入力した移動計画情報および各移動体の移動速度と移動距離に基づいて、各移動体の移動計画情報に含まれる
    移動予定地点までの移動所要時間を算出する移動所要時間算出手段、および
    同じ移動予定地点までの同じ移動所要時間を有する移動体の数を足し合わせて、当該移動予定地点に関する移動予測情報を算出する移動予測情報算出手段、ならびに、
    前記混雑予測情報と前記流入予想量と前記移動予測情報とを合成して、最終混雑予測情報を算出する最終混雑予測情報算出手段
    として機能させることを特徴とする混雑状況予測プログラム。
  9. 混雑状況を予測するためにコンピュータを、
    任意地点に関する現時刻での混雑現在情報を入力する混雑現在情報入力手段、
    入力した混雑現在情報と、予め蓄積されている当該地点に関する当該現時刻と同時刻での複数の混雑過去情報それぞれとの類似度を算出する類似度算出手段、および
    算出した類似度が最も大きい混雑過去情報に続く所定時間先の時刻の混雑過去情報を、当該地点に関する混雑予測情報とみなす混雑予測手段、ならびに、
    任意分岐点に任意移動路から流入してくる現時刻での移動体数を入力する移動体数入力手段、および
    入力した移動体数と、予め蓄積されている当該分岐点に当該移動路から流入した移動体が他の移動路へ分岐する確率とを掛け合わせて、当該他の移動路への流入予測量を算出する流入予測量算出手段、ならびに、
    前記混雑予測情報と前記流入予測量とを合成して、合成混雑予測情報を算出する合成混雑予測情報算出手段、ならびに、
    各移動体の現時刻での移動計画情報を入力する移動計画情報入力手段、
    入力した移動計画情報および前記合成混雑予測情報に基づいて、各移動体の移動計画情報に含まれる移動予定地点までの移動所要時間を算出する移動所要時間算出手段、および
    同じ移動予定地点までの同じ移動所要時間を有する移動体の数を足し合わせて、当該移動予定地点に関する移動予測情報を算出する移動予測情報算出手段
    として機能させることを特徴とする混雑状況予測プログラム。
  10. 混雑状況を予測するためにコンピュータを、
    任意地点に関する現時刻での混雑現在情報を入力する混雑現在情報入力手段、
    入力した混雑現在情報と、予め蓄積されている当該地点に関する当該現時刻と同時刻での複数の混雑過去情報それぞれとの類似度を算出する類似度算出手段、および
    算出した類似度が最も大きい混雑過去情報に続く所定時間先の時刻の混雑過去情報を、当該地点に関する混雑予測情報とみなす混雑予測手段、ならびに、
    任意分岐点に任意移動路から流入してくる現時刻での移動体数を入力する移動体数入力手段、および
    入力した移動体数と、予め蓄積されている当該分岐点に当該移動路から流入した移動体が他の移動路へ分岐する確率とを掛け合わせて、当該他の移動路への流入予測量を算出する流入予測量算出手段、ならびに、
    前記混雑予測情報と前記流入予測量とを合成して、合成混雑予測情報を算出する合成混雑予測情報算出手段、ならびに、
    各移動体の現時刻での移動計画情報を入力する移動計画情報入力手段、
    入力した移動計画情報および前記混雑現在情報と前記合成混雑予測情報に基づいて、各移動体の移動計画情報に含まれる移動予定地点までの移動所要時間を算出する移動所要時間算出手段、および
    同じ移動予定地点までの同じ移動所要時間を有する移動体の数を足し合わせて、当該移動予定地点に関する移動予測情報を算出する移動予測情報算出手段
    として機能させることを特徴とする混雑状況予測プログラム。
  11. 混雑状況を予測するために前記コンピュータを、
    前記最終混雑予測情報算出手段または前記合成混雑予測情報算出手段による合成処理に
    用いられる合成パラメータを学習更新する合成パラメータ学習手段
    としてさらに機能させることを特徴とする請求項5ないし10のいずれかに記載の混雑状況予測プログラム。
  12. 請求項1ないし11のいずれかに記載の混雑状況予測プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  13. 混雑状況を予測する装置であって、
    任意地点に関する現時刻での混雑現在情報を受信する混雑現在情報受信手段、
    任意地点に関する混雑過去情報を予め記憶しておく混雑過去情報記憶手段、
    混雑現在情報受信手段により受信した混雑現在情報と、混雑過去情報記憶手段に記憶されている当該地点に関する当該現時刻と同時刻での複数の混雑過去情報それぞれとの類似度を算出する類似度算出手段、および
    算出された類似度が最も大きい混雑過去情報に続く所定時間先の時刻の混雑過去情報を、混雑過去情報記憶手段から読み出し、当該地点に関する混雑予測情報とみなす混雑予測手段
    を有することを特徴とする混雑状況予測装置。
  14. 混雑状況を予測する装置であって、
    任意分岐点に任意移動路から流入してくる現時刻での移動体数を受信する移動体数受信手段、
    任意分岐点に任意移動路から流入した移動体が他の移動路へ分岐する確率を予め記憶しておく分岐確率記憶手段、および
    移動体数受信手段により受信した移動体数と、分岐確率記憶手段に記憶されている当該分岐点に当該移動路から流入した移動体が他の移動路へ分岐する確率とを掛け合わせて、当該他の移動路への流入予測量を算出する流入予測量算出手段
    を有することを特徴とする混雑状況予測装置。
  15. 混雑状況を予測する装置であって、
    各移動体の現時刻での移動計画情報を受信する移動計画情報受信手段、
    移動計画情報受信手段により受信した移動計画情報に含まれる移動予定地点に関する現時刻での混雑現在情報を受信する混雑現在情報受信手段、
    移動計画情報受信手段により受信した移動計画情報および混雑現在情報受信手段により受信した混雑現在情報に基づいて、各移動体の当該移動予定地点までの移動所要時間を算出する移動所要時間算出手段、および
    同じ移動予定地点までの同じ移動所要時間を有する移動体の数を足し合わせて、当該移動予定地点に関する移動予測情報を算出する移動予測情報算出手段
    を有することを特徴とする混雑状況予測装置。
  16. 混雑状況を予測する装置であって、
    各移動体の現時刻での移動計画情報を受信する移動計画情報受信手段、
    受信した移動計画情報および各移動体の移動速度と移動距離に基づいて、各移動体の移動計画情報に含まれる移動予定地点までの移動所要時間を算出する移動所要時間算出手段、および
    同じ移動予定地点までの同じ移動所要時間を有する移動体の数を足し合わせて、当該移動予定地点に関する移動予測情報を算出する移動予測情報算出手段
    を有することを特徴とする混雑状況予測装置。
  17. 混雑状況を予測する装置であって、
    任意地点に関する現時刻での混雑現在情報を受信する混雑現在情報受信手段、
    任意地点に関する混雑過去情報を予め記憶しておく混雑過去情報記憶手段、
    混雑現在情報受信手段により受信した混雑現在情報と、混雑過去情報記憶手段に記憶されている当該地点に関する当該現時刻と同時刻での複数の混雑過去情報それぞれとの類似度を算出する類似度算出手段、および
    算出された類似度が最も大きい混雑過去情報に続く所定時間先の時刻の混雑過去情報を、混雑過去情報記憶手段から読み出し、当該地点に関する混雑予測情報とみなす混雑予測手段、ならびに、
    任意分岐点に任意移動路から流入してくる現時刻での移動体数を受信する移動体数受信手段、
    任意分岐点に任意移動路から流入した移動体が他の移動路へ分岐する確率を予め記憶しておく分岐確率記憶手段、および
    移動体数受信手段により受信した移動体数と、分岐確率記憶手段に記憶されている当該分岐点に当該移動路から流入した移動体が他の移動路へ分岐する確率とを掛け合わせて、当該他の移動路への流入予測量を算出する流入予測量算出手段、ならびに、
    前記混雑予測情報と前記流入予測量とを合成して、最終混雑予測情報を算出する最終混雑予測情報算出手段
    を有することを特徴とする混雑状況予測装置。
  18. 混雑状況を予測する装置であって、
    任意地点に関する現時刻での混雑現在情報を受信する混雑現在情報受信手段、
    任意地点に関する混雑過去情報を予め記憶しておく混雑過去情報記憶手段、
    混雑現在情報受信手段により受信した混雑現在情報と、混雑過去情報記憶手段に記憶されている当該地点に関する当該現時刻と同時刻での複数の混雑過去情報それぞれとの類似度を算出する類似度算出手段、および
    算出された類似度が最も大きい混雑過去情報に続く所定時間先の時刻の混雑過去情報を、混雑過去情報記憶手段から読み出し、当該地点に関する混雑予測情報とみなす混雑予測手段、ならびに、
    各移動体の現時刻での移動計画情報を受信する移動計画情報受信手段、
    移動計画情報受信手段により受信した移動計画情報および混雑現在情報受信手段により受信した混雑現在情報に基づいて、または受信した移動計画情報および各移動体の移動速度と移動距離に基づいて、各移動体の移動計画情報に含まれる移動予定地点までの移動所要時間を算出する移動所要時間算出手段、および
    同じ移動予定地点までの同じ移動所要時間を有する移動体の数を足し合わせて、当該移動予定地点に関する移動予測情報を算出する移動予測情報算出手段、ならびに、
    前記混雑予測情報と前記移動混雑予測情報とを合成して、最終混雑予測情報を算出する最終混雑予測情報算出手段
    を有することを特徴とする混雑状況予測装置。
  19. 混雑状況を予測する装置であって、
    任意分岐点に任意移動路から流入してくる現時刻での移動体数を受信する移動体数受信手段、
    任意分岐点に任意移動路から流入した移動体が他の移動路へ分岐する確率を予め記憶しておく分岐確率記憶手段、および
    移動体数受信手段により受信した移動体数と、分岐確率記憶手段に記憶されている当該移動予定分岐点に当該移動予定路から流入した当該各移動体が他の移動路へ分岐する確率とを掛け合わせて、当該他の移動路への流入予測量を算出する流入予測量算出手段、ならびに、
    各移動体の現時刻での移動計画情報を受信する移動計画情報受信手段、
    移動計画情報受信手段により受信した移動計画情報に含まれる移動予定地点に関する現時刻での混雑現在情報を受信する混雑現在情報受信手段、
    移動計画情報受信手段により受信した移動計画情報および混雑現在情報受信手段により受信した混雑現在情報に基づいて、または受信した移動計画情報および各移動体の移動速度と移動距離に基づいて、各移動体の当該移動予定地点までの移動所要時間を算出する移動所要時間算出手段、および
    同じ移動予定地点までの同じ移動所要時間を有する移動体の数を足し合わせて、当該移動予定地点に関する移動予測情報を算出する移動予測情報算出手段、ならびに、
    前記流入予想量と前記移動予測情報とを合成して、最終混雑予測情報を算出する最終混雑予測情報算出手段
    を有することを特徴とする混雑状況予測装置。
  20. 混雑状況を予測する装置であって、
    任意地点に関する現時刻での混雑現在情報を受信する混雑現在情報受信手段、
    任意地点に関する混雑過去情報を予め記憶しておく混雑過去情報記憶手段、
    混雑現在情報受信手段により受信した混雑現在情報と、混雑過去情報記憶手段に記憶されている当該地点に関する当該現時刻と同時刻での複数の混雑過去情報それぞれとの類似度を算出する類似度算出手段、および
    算出された類似度が最も大きい混雑過去情報に続く所定時間先の時刻の混雑過去情報を、混雑過去情報記憶手段から読み出し、当該地点に関する第一混雑予測情報とみなす混雑予測手段、ならびに、
    任意分岐点に任意移動路から流入してくる現時刻での移動体数を受信する移動体数受信手段、
    任意分岐点に任意移動路から流入した移動体が他の移動路へ分岐する確率を予め記憶しておく分岐確率記憶手段、および
    移動体数受信手段により受信した移動体数と、分岐確率記憶手段に記憶されている当該分岐点に当該移動路から流入した移動体が他の移動路へ分岐する確率とを掛け合わせて、当該他の移動路への流入予測量を算出する流入予測量算出手段、ならびに、
    各移動体の現時刻での移動計画情報を受信する移動計画情報受信手段、
    移動計画情報受信手段により受信した移動計画情報および混雑現在情報受信手段により受信した混雑現在情報に基づいて、または受信した移動計画情報および各移動体の移動速度と移動距離に基づいて、各移動体の移動計画情報に含まれる移動予定地点までの移動所要時間を算出する移動所要時間算出手段、および
    同じ移動予定地点までの同じ移動所要時間を有する移動体の数を足し合わせて、当該移動予定地点に関する移動予測情報を算出する移動予測情報算出手段、ならびに、
    前記混雑予測情報と前記流入予想量と前記移動予測情報とを合成して、最終混雑予測情報を算出する最終混雑予測情報算出手段
    を有することを特徴とする混雑状況予測装置。
  21. 混雑状況を予測する装置であって、
    任意地点に関する現時刻での混雑現在情報を受信する混雑現在情報受信手段、
    任意地点に関する混雑過去情報を予め記憶しておく混雑過去情報記憶手段、
    混雑現在情報受信手段により受信した混雑現在情報と、混雑過去情報記憶手段に記憶されている当該地点に関する当該現時刻と同時刻での複数の混雑過去情報それぞれとの類似度を算出する類似度算出手段、および
    算出された類似度が最も大きい混雑過去情報に続く所定時間先の時刻の混雑過去情報を、混雑過去情報記憶手段から読み出し、当該地点に関する混雑予測情報とみなす混雑予測手段、ならびに、
    任意分岐点に任意移動路から流入してくる現時刻での移動体数を受信する移動体数受信手段、
    任意分岐点に任意移動路から流入した移動体が他の移動路へ分岐する確率を予め記憶しておく分岐確率記憶手段、および
    移動体数受信手段により受信した移動体数と、分岐確率記憶手段に記憶されている当該分岐点に当該移動路から流入した移動体が他の移動路へ分岐する確率とを掛け合わせて、当該他の移動路への流入予測量を算出する流入予測量算出手段、ならびに、
    前記混雑予測情報と前記流入予測量とを合成して、合成混雑予測情報を算出する合成混雑予測情報算出手段、ならびに、
    各移動体の現時刻での移動計画情報を受信する移動計画情報受信手段、
    移動計画情報受信手段により受信した移動計画情報および前記合成混雑予測情報に基づいて、各移動体の移動計画情報に含まれる移動予定地点までの移動所要時間を算出する移動所要時間算出手段、および
    同じ移動予定地点までの同じ移動所要時間を有する移動体の数を足し合わせて、当該移動予定地点に関する移動予測情報を算出する移動予測情報算出手段
    を有することを特徴とする混雑状況予測装置。
  22. 混雑状況を予測する装置であって、
    任意地点に関する現時刻での混雑現在情報を受信する混雑現在情報受信手段、
    任意地点に関する混雑過去情報を予め記憶しておく混雑過去情報記憶手段、
    混雑現在情報受信手段により受信した混雑現在情報と、混雑過去情報記憶手段に記憶されている当該地点に関する当該現時刻と同時刻での複数の混雑過去情報それぞれとの類似度を算出する類似度算出手段、および
    算出された類似度が最も大きい混雑過去情報に続く所定時間先の時刻の混雑過去情報を、混雑過去情報記憶手段から読み出し、当該地点に関する混雑予測情報とみなす混雑予測手段、ならびに、
    任意分岐点に任意移動路から流入してくる現時刻での移動体数を受信する移動体数受信手段、
    任意分岐点に任意移動路から流入した移動体が他の移動路へ分岐する確率を予め記憶しておく分岐確率記憶手段、および
    移動体数受信手段により受信した移動体数と、分岐確率記憶手段に記憶されている当該分岐点に当該移動路から流入した移動体が他の移動路へ分岐する確率とを掛け合わせて、当該他の移動路への流入予測量を算出する流入予測量算出手段、ならびに、
    前記混雑予測情報と前記流入予測量とを合成して、合成混雑予測情報を算出する合成混雑予測情報算出手段、ならびに、
    各移動体の現時刻での移動計画情報を受信する移動計画情報受信手段、
    移動計画情報受信手段により受信した移動計画情報および前記混雑現在情報と前記合成混雑予測情報に基づいて、各移動体の移動計画情報に含まれる移動予定地点までの移動所要時間を算出する移動所要時間算出手段、および
    同じ移動予定地点までの同じ移動所要時間を有する移動体の数を足し合わせて、当該移動予定地点に関する移動予測情報を算出する移動予測情報算出手段
    を有することを特徴とする混雑状況予測装置。
  23. 前記最終混雑予測情報算出手段または前記合成混雑予測情報算出手段による合成処理に用いられる合成パラメータを学習更新する合成パラメータ学習手段
    をさらに有することを特徴とする請求項17ないし22のいずれかに記載の混雑状況予測装置。
  24. 請求項1ないし11のいずれかに記載の混雑状況予測プログラムにより予測された混雑状況に基づいてナビゲーションを行う手段として、コンピュータを機能させることを特徴とするナビゲーションプログラム。
  25. 請求項1ないし11のいずれかに記載の混雑状況予測プログラムにより予測された混雑状況に基づいてナビゲーションを行う手段として、コンピュータを機能させることを特徴
    とするナビゲーションプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  26. 請求項13ないし23のいずれかに記載の混雑状況予測装置により予測された混雑状況に基づいてナビゲーションを行うことを特徴とするナビゲーション装置。

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