JP2005071059A - 撮影画像登録システム及び撮影画像登録方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 被撮影者の特徴部分を含む撮影全体画像を流通させた場合でも、当該被撮影者の撮影画像のセキュリィテイ性を向上できるようにする。
【解決手段】 被撮影者を撮影して所定の撮影画像を取得する撮像素子12と、この撮像素子12によって取得された被撮影者の顔画像を解像度に区分して記憶する内蔵メモリ23と、この内蔵メモリ23の入出力を制御するシステムコントローラー25とを備え、システムコントローラー25は、撮像素子12による顔画像から被撮影者の特徴画像を抽出し、ここで抽出された特徴画像を高解像度で登録し、当該被撮影者の顔全体縮小画像を特徴画像の解像度よりも低い解像度で登録するように内蔵メモリ23を制御するものである。撮影画像利用時に、高解像度の特徴画像と、低解像度で登録された被撮影者の顔全体縮小画像とを流通経路に置くことができる。
【選択図】 図3

Description

この発明は、パスポートや、身分証明書、図書館利用カード、各種学校における学生証等に形成する顔写真を電子データで提供する顔画像撮影サービスシステムに適用して好適な撮影画像登録システム及び撮影画像登録方法に関するものである。
近年、顔写真の入ったキャッシュカード、従業者証、社員証、会員証、学生証、外国人登録証、パスポート、図書館利用カード及び各種運転免許証などのIDカード発行システムが使用される場合が多くなってきた。例えば、従業者数の多い企業では従業者証発行システムが採用される場合が多い。このシステムでは、本社にホストコンピュータが設けられ、そのコンピュータには支社に配属された従業者の個人情報が登録されている。
ここで、個人情報とは氏名、住所、生年月日、従業者証の交付年月日及びその有効期限等をいう。個人情報は文字画像としてカード部材に形成されるものである。支社で例えば従業者証の満期を迎えた者が、その更新を要求する場合に、その者が本社又は支社において、本社のコンピュータにその従業者の個人情報が照会され、本社で照会の結果、その従業者が本社に登録された者であることが確認されると、本社で従業者証を発行するようになされる。更新対象者が多くなると、従業者証発行処理も流れ作業化される場合が多い。このような従業者証発行処理において被撮影者が多くなると、画像撮影システムを分離してIDカードを発行する方法が採られるようになる。
この種の画像撮影システムに関連して、特許文献1には、プリントシステム、撮像装置、プリント受け処理装置、プリントサービス方法及び、プリント受付処理方法が開示されている。このプリントシステムによれば、撮像装置、プリント管理装置、プリント受付け処理装置及び、プリント処理装置がネットワークに接続され、プリント受付け処理装置が撮像装置から受信した画像データ単位に識別情報を発行すると共に、撮像装置に識別情報を記憶させ、受信した画像データと識別情報とを関連付けることによって、プリント管理装置がプリント処理装置における印刷を管理するようにしたものである。このような構成を採ると、デジタルカメラで撮像された画像の注文をより簡単に行うことが可能なプリントサービスシステムを構築できるというものである。
なお、特許文献2には被撮影者の顔画像からその特徴点を抽出する人物認証装置及び人物認証方法が開示されている。この人物認証装置によれば、被撮影者の顔の各パーツである目、耳、鼻及び口等を抽出し、これらの顔のパーツ画像を符号化して顔画像判定に適したライブラリを作成するようになされる。このライブラリを使用すると、輝度変化などに影響されることなく、人物認証を高精度にできるというものである。
特許文献3にはMPEGタイプのブロック方式符号化方法が開示されている。このブロック方式符号化方法によれば、画像を構成する注目ゾーンと背景ゾーンとにそれぞれ異なる解像度を与え、この2つのゾーンに広がる混合ブロックにおいて、当該混合ブロックの各画素に対応したゾーンに関して、指定されたゾーンの解像度が各画素に割り当てられる。このように構成すると、注目ゾーンと背景ゾーンとの境界に解像度の変則性を生じることなく、画質劣化がない画像を生成できるというものである。
特開2002−191001号公報 特開平9−215534号公報 特開2002−2909764号公報
しかしながら、従来方式の画像撮影システムによれば、以下のような問題がある。
i.従来方式のIDカード発行システムから画像撮影システムを分離して、被撮影者の顔画像を集中的に登録し、登録後の顔画像データをインターネット等を通じて取得し、この顔画像データを利用したカード作成システム等を構築しようとした場合に、特許文献1の技術思想をそのまま取り入れただけでは、被撮影者の高解像度の顔全体画像が無防備のまま既存の情報処理基盤に流通してしまうおそれがある。
ii.従って、被撮影者の高解像度の顔全体画像を悪用したIDカード等が無許可で発行されてしまうことが懸念される。因みに、被撮影者の顔全体画像を低解像度で流通させた場合は、本人認証時の確認精度が低下してしまう。
iii.また、特許文献2の人物認証方法及び、特許文献3のブロック方式符号化方法を組み合わせただけでは、被撮影者の特徴部分を含む撮影全体画像を圧縮することができても、当該被撮影者の撮影画像のセキュリィテイ性を向上できるとは限らない。
そこで、この発明は上述した課題を解決したものであって、被撮影者の特徴部分を含む撮影全体画像を流通させた場合でも、当該被撮影者の撮影画像のセキュリィテイ性を向上できるようにした撮影画像登録システム及び撮影画像登録方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る撮影画像登録システムは、被撮影者の撮影画像を登録するシステムであって、被撮影者を撮影して所定の撮影画像を取得する撮影手段と、この撮影手段によって取得された被撮影者の撮影画像を解像度に区分して記憶する記憶手段と、この記憶手段の入出力を制御する制御手段とを備え、制御手段は、撮影手段による撮影画像から被撮影者の特徴部分の画像を抽出し、ここで抽出された被撮影者の特徴部分の画像を第1の解像度で登録し、当該被撮影者の特徴部分を含む撮影全体画像を第1の解像度よりも低い第2の解像度で登録するように記憶手段を制御することを特徴とするものである。
本発明に係る撮影画像登録システムによれば、被撮影者の撮影画像を登録する場合に、撮影手段は被撮影者を撮影して所定の撮影画像を取得するように操作される。記憶手段には、撮影手段によって取得された被撮影者の撮影画像を解像度に区分して記憶するようになされる。制御手段は、記憶手段の入出力を制御する。これを前提にして、制御手段は、撮影手段による撮影画像から被撮影者の特徴部分の画像を抽出し、ここで抽出された被撮影者の特徴部分の画像を第1の解像度で登録し、当該被撮影者の特徴部分を含む撮影全体画像を第1の解像度よりも低い第2の解像度で登録するように記憶手段を制御する。
従って、撮影画像利用時に、第1の解像度の被撮影者の特徴部分の画像と、第1の解像度よりも低い第2の解像度で登録された被撮影者の特徴部分を含む撮影全体画像とを流通経路に置くことができ、第1の解像度で登録された被撮影者の特徴部分の画像を被撮影者本人確認時の比較対象基準とすることができる。これにより、第1の解像度の被撮影者の特徴部分を含む撮影全体画像をそのまま流通経路に置くことがないので、被撮影者の撮影画像のセキュリィテイ性を向上させることができる。
本発明に係る撮影画像登録方法は、被撮影者の撮影画像を登録する方法であって、被撮影者を撮影して所定の撮影画像を取得し、ここで取得された撮影画像から被撮影者の特徴部分の画像を抽出し、ここで抽出された被撮影者の特徴部分の画像を第1の解像度で登録し、被撮影者の特徴部分を含む撮影全体画像を第1の解像度よりも低い第2の解像度で登録することを特徴とするものである。
本発明に係る撮影画像登録方法によれば、被撮影者の撮影画像を登録する場合に、撮影画像利用時に、第1の解像度の被撮影者の特徴部分の画像と、第1の解像度よりも低い第2の解像度で登録された被撮影者の特徴部分を含む撮影全体画像とを流通経路に置くことができ、第1の解像度で登録された被撮影者の特徴部分の画像を被撮影者本人確認時の比較対象の基準とすることができる。
本発明に係る撮影画像登録システム及び撮影画像登録方法によれば、被撮影者の撮影画像を登録制御する制御手段を備え、制御手段は、被撮影者を撮影して取得した所定の撮影画像から当該被撮影者の特徴部分の画像を抽出し、ここで抽出された被撮影者の特徴部分の画像を第1の解像度で登録し、この被撮影者の特徴部分を含む撮影全体画像を第1の解像度よりも低い第2の解像度で登録するようになされる。
この構成によって、撮影画像利用時に、第1の解像度の被撮影者の特徴部分の画像と、第1の解像度よりも低い第2の解像度で登録された被撮影者の特徴部分を含む撮影全体画像とを流通経路に置くことができ、第1の解像度で登録された被撮影者の特徴部分の画像を被撮影者本人確認時の比較対象の基準とすることができる。従って、第1の解像度の被撮影者の特徴部分を含む撮影全体画像をそのまま流通経路に置くことがないので、被撮影者の撮影画像のセキュリィテイ性を向上させることができる。
以下、図面を参照しながら、この発明の実施形態に係る撮影画像登録システム及び撮影画像登録方法について説明をする。
図1は、本発明に係る実施形態としての撮影画像登録システム100の構成例を示す概念図である。
この実施形態では、被撮影者の撮影画像を登録制御する制御手段を備え、被撮影者を撮影して取得した所定の撮影画像から当該被撮影者の特徴部分の画像を抽出し、ここで抽出された被撮影者の特徴部分の画像を第1の解像度で登録し、この被撮影者の特徴部分を含む撮影全体画像を第1の解像度よりも低い第2の解像度で登録するようにして、撮影画像利用時に、第1の解像度の被撮影者の特徴部分の画像と、第1の解像度よりも低い第2の解像度で登録された被撮影者の特徴部分を含む撮影全体画像とを流通できるようにすると共に、第1の解像度で登録された被撮影者の特徴部分の画像を被撮影者本人確認時の比較対象基準に使用できるようにしたものである。
図1に示す撮影画像登録システム100は、顔撮影前又は撮影直後に発行される識別情報に基づいて被撮影者の撮影画像を登録するシステムである。このシステム100は、パスポートや、身分証明書、図書館利用カード、各種学校における学生証等に形成する顔写真を電子データで提供する顔画像撮影サービスシステムに適用して好適である。ここに識別情報とは、撮影後の各々の被撮影者5の画像情報を識別するための情報をいう。この識別情報には、被撮影者5を特定するための本人識別情報(以下パスワードPWという)及び/又は被撮影者5の撮影画像を特定するための画像ID情報(番号)が含まれる。
撮影画像登録システム100は、顔画像撮影システム20及び画像情報登録装置30を備えている。被撮影者側には通信機能付き情報処理装置(以下単にパソコン40という)が準備されることが好ましい。パソコン40は、顔画像情報(以下顔画像データDfaという)を顔画像登録管理業者に登録した後、例えば、ネットワーク試験業者のサーバー1へ個人情報D1を送信する際に使用するためである。情報処理装置にはデスクトップ型又はノード型のパーソナルコンピュータが使用される。
パソコン40には、例えば、図示しない通信モデム内蔵の制御装置の他に操作手段の一例となるマウス41、キーボード42や、表示手段の一例となるモニタ43が備えられる。マウス41、キーボード42は、自分の顔画像を利用するための個人情報D1を入力するように操作される。モニタ43には液晶ディスプレイや、CRT管等が使用される。
画像情報登録装置30は顔画像登録管理業者に配置される。顔画像撮影システム20は顔画像登録管理業者と業務提携された写真店や、フォトカプセル(写真撮影ボックス)等に設けられる。顔画像撮影システム20には、デジタル方式のカメラ21、バーコードリーダー14及び通信機能付き情報処理装置(以下単にパソコン80という)が備えられる。
カメラ21は撮影手段の一例であり、被撮影者5を撮影して顔画像データDfaを取得するように操作される。カメラ21には撮像機能の他に、画像表示部(以下モニタともいう)22及び操作部24が備えられ、被撮影者5の顔画像を表示できるようになされる(図3参照)。この例で、カメラ21にはバーコードリーダー14が接続され、予め被撮影者5に配布された撮影受付カード10からバーコードを読み取るように操作される。カメラ21は、バーコードリーダー14から出力されるコード読取信号Sbを解析して画像ID番号を検出する。また、カメラ21は被撮影者5の顔画像データDfaと画像ID番号とを関連付けて結合処理するようになされる。
この例で、顔画像撮影システム20にはパソコン80が備えられ、第1の解像度(以下高解像度という)の顔部位構成画像を暗号化するようになされる。顔部位構成画像の暗号化は、周知の技術によって行われる。ここで顔部位構成画像とは被撮影者5の全体顔画像から、その顔の特徴部分となる左右の目、耳、中央の鼻及び口の部分を抽出して拡大した画像をいう。被撮影者5の顔部位構成画像が例えば、1000画素×1000画素というように高解像度で取り扱われるのに対して、顔全体縮小画像は第2の解像度(以下低解像度という)、例えば、200画素×200画素程度に圧縮して取り扱われる。
パソコン80は、図示しない通信モデム内蔵の制御装置の他にマウス81、キーボード82及びモニタ83を備えている。モニタ83には液晶ディスプレイや、CRT管等が使用される。パソコン80は上述のカメラ21に接続されると共に、図示しない通信モデムを通じて通信手段2に接続される。パソコン80の通信モデムは、画像情報登録装置30と通信処理する際に使用される。通信モデムにはADSL等の高速通信モデムが使用される。この例でパソコン80により暗号化された被撮影者5の特徴部分の高解像度の顔部位構成画像と、当該被撮影者5の特徴部分を含む低解像度の顔全体縮小画像(撮影画像)とは関連付けられ、通信手段2を通じて画像情報登録装置30へ送信される。
パソコン80には、通信手段2を通じて画像情報登録装置30が接続され、顔画像撮影システム20で情報結合処理した被撮影者5の画像ID番号及び顔画像データDfaを通信手段2を通じて画像情報登録装置30に登録するようになされる。通信手段2にはインターネットや公衆電話回線が使用される。通信手段2には会員制業者のサーバー1が接続される。サーバー1は、例えば、撮影画像登録システム100を応用したネットワーク試験受験システム等を構成するようになる。
また、パソコン80には、図示しないCD−ROMドライバや、DVDドライバ等が含まれる。これらのドライバに光磁気ディスク(MO)18を装着して被撮影者5の画像ID番号及び顔画像データDfaを記録するようになされる。MO18は画像情報登録装置30の設置場所に搬送される。顔画像登録管理業者において、MO18から被撮影者5の画像ID番号及び顔画像データDfaが読み出され、顔画像登録するように処理される。
インターネット等の通信手段2に接続される画像情報登録装置30は、顔画像撮影システム20によって情報結合処理された被撮影者5の画像ID番号+顔画像データDfaをパスワードPWと共に登録するものである。画像情報登録装置30は、例えば、情報管理装置31と顔画像サーバー32とを備える。情報管理装置31にはデスクトップ型又はノード型のパソコンが使用される。情報管理装置31は画像ID番号やパスワードPW等に関して発番処理をするようになされる。情報管理装置31は、例えば、予め割り当てられた画像ID番号やパスワードPW等を発番処理する。
顔画像サーバー32は、顔画像撮影システム20から登録される被撮影者5の顔画像データDfa及び情報管理装置31によって発番処理される画像ID番号やパスワードPW等を記憶するようになされる。例えば、顔画像サーバー32には、パソコン80により暗号化された被撮影者5の特徴部分の高解像度の顔部位構成画像と、当該被撮影者5の特徴部分を含む低解像度の顔全体縮小画像とを関連付けて記憶するようになされる。
顔画像サーバー32は記憶機能の他に情報処理制御機能を有している。この例で画像情報登録装置30は、画像ID番号やパスワードPW等を予め作成すると共に、当該画像ID番号やパスワードPW等を被撮影者5の各々に通知するように操作される。もちろん、これに限られることはなく、パスワードPWは撮影時に被撮影者からの提示により設定するようにしてもよい。
画像情報登録装置30には、プリンタ33が備えられ、情報管理装置31により発番処理された画像ID番号やパスワードPW等に関して、例えば、団体撮影用の撮影受付カード10を所定の厚みの用紙に印刷し、これを出力して、この撮影受付カード10を被撮影者5の各々に配布するようになされる。
図2は撮影画像登録システムを応用したネット試験受験システム101における処理例を示す構成図である。
図2に示すネット試験受験システム101は、撮影画像登録システムの一例であり、被撮影者5の登録済みの画像ID番号、パスワードPW及び顔画像データDfaに基づいて、当該システム101に参加可能な受験カード90を作成するシステムである。このシステム101は、インターネット等の通信手段2を通じて各種教育を提供するe−ラーニングに適用して極めて好適である。
図2において、ネット試験受験システム101に参加して受験を希望する受験者5’は、予め顔画像撮影システム20に出向き、自分の顔を撮影してもらい、画像ID番号+顔画像データDfaを顔画像登録管理業者に登録するようになされる。顔画像撮影システム20は、被撮影者5の顔撮影に関して、個々人の撮影を対象として写真店撮影や、フォトカプセル撮影、学校等を対象とした団体撮影を実行可能となされている。
顔画像撮影システム20には、例えば、撮影者が待機され、図3に示すようなカメラ21等の機器が備えられ、被撮影者である受験者5’を撮影して顔画像データDfaを取得するようになされる。顔画像データDfaには画像ID番号が付加される。その後、ステップ#1で画像ID番号+顔画像データDfaは顔画像撮影システム20から顔画像登録管理業者の顔画像サーバー32へ登録される。
顔撮影を終了した受験者5’は、その後、ステップ#2で、例えば、自宅等のパソコンからネット試験受験センター等が有する会員制業者サーバー1に個人情報D1を通知(入力)するようになされる。この個人情報D1には、氏名、住所、生年月日が含まれる。個人情報D1は会員制業者サーバー1に登録され、文字画像として受験カード90等に形成されるものである。
そして、ネット試験受験センター等は、ステップ#3でその会員制業者サーバー1から顔画像登録管理業者の顔画像サーバー32へ個人情報D1を転送し、受験カード90の作成を発注するようになされる。顔画像登録管理業者では、画像ID番号に基づいて顔画像サーバー32から当該受験者5’の顔画像データDfaを読み出す。顔画像データDfaは、当該受験者5’の個人情報D1と結合され、ステップ#4でカード作成システム6へデータ転送される。
カード作成システム6では当該受験者5’の顔画像データDfaに基づいて顔画像を受験カード90に形成すると共に、個人情報D1に基づいて受験カード90に氏名、住所、生年月日を印刷(作成)する。その後、ステップ#5で受験カード90が受験者5’に製品発送される。これにより、受験者5’はネット試験受験システム101における受験会場に受験カード90を持参し、ネット試験を受験できるようになる。
図3はカメラ21の内部構成例を示すブロック図である。図3に示すカメラ21は、撮影手段の一例であり、被撮影者5を撮影してデジタルの顔画像データDfaを出力(取得)するようになされる。例えば、フォトカプセルの場合、被撮影者5はカメラ21の前にセットされた椅子に着席して顔写真を撮影するようになされる。このカメラ21はデジタルカメラを構成し、画像ID番号+顔画像データDfaを顔画像サーバー32にアップロード(登録)するようになされる。
カメラ21はレンズ11、システムコントローラー25及び表示制御部26を有しており、このシステムコントローラー25には、撮像素子12、画像処理部13、バッファメモリ15、圧縮/伸長部16、画像表示部22、内蔵メモリ23、操作部24、周辺機器インターフェース27及び外付けPCインターフェース28が接続される。
図3に示すレンズ11は被撮影者5の顔映像を撮像素子12上に結像する。撮像素子12はレンズ11によって結像された被撮影者5の顔映像を撮像し、アナログの顔撮像信号Sinを画像処理部13に出力する。
画像処理部13は撮像素子12に接続され、顔撮像信号Sinをアナログ・デジタル変換(A/D変換)をしてデジタルの顔画像データDfaを出力する。画像処理部13は上述したA/D変換処理の他に被撮影者5の顔画像データDfaと、制御手段を構成するシステムコントローラー25からの画像ID番号とを関連付けて結合処理するようになされる。この結合処理後の顔画像データDfa+画像ID番号はバッファメモリ15に一時記憶される。
また、画像処理部13は画像切出し手段を構成し、被撮影者5の全体顔画像から、目、耳、鼻又は/及び口に係る顔部位構成画像を切出すようになされる。目、耳、鼻及び口等は当該被撮影者5を特定する(認証する)ための特徴部分である。更に、画像処理部13は、高解像度の顔部位構成画像よりも低い解像度の顔部位構成画像を集めて1枚の全体顔画像を再構成するようになされる。このようにすると、高解像度の顔部位構成画像を使用せずに、これよりも低い解像度の顔部位構成画像から1枚の全体顔画像を再現することができる。
システムコントローラー25にはバーコードリーダー14が接続され、被撮影者5の撮影受付カード10からバーコードを読み取るように操作される。この読み取りは画像ID番号を得るためである。なお、撮影受付カード10は予め被撮影者5に配布される。撮影受付カード10には、撮影前に画像ID番号をバーコードにして印刷されている。システムコントローラー25は、バーコードリーダー14から出力されるコード読取信号Sbを復号化して画像ID番号を検出(取得)する。
システムコントローラー25には更に操作部24が接続され、顔画像データDfaを特定するための画像ID番号や、被撮影者5のパスワードPWを入力する際に操作される。操作部24には、図示しないシャッターの他に各種押しボタンや、テンキー、キーボード等から構成される。この操作部24を使用して撮影日情報を入力してもよい。画像ID番号、パスワードPW及び撮影日情報は、操作データD3としてシステムコントローラー25に出力される。
また、操作部24は設定手段や選択手段として機能し、例えば、被撮影者5の顔画像のデータ圧縮率を設定するように操作される。また、操作部24を操作して、被撮影者5の顔部位構成画像(撮影画像)毎に異なる圧縮率を設定するようにされる。このようにすると、高解像度の顔画像よりも低い所望の解像度の顔画像を複数得ることができる。
上述のバッファメモリ15には圧縮/伸長部16が接続され、顔画像データDfaを圧縮して符号化される。また、圧縮/伸長部16は圧縮済みの顔画像データDfaを伸長して復号化する。この例で圧縮/伸長部16は、高解像度の撮影画像の画素数よりも少ない画像数の撮影全体画像を圧縮する。このようにすると、高解像度の顔画像よりも低い所望の解像度の顔画像をより一層小さくファイリングすることができる。圧縮/伸長部16は、操作部24によって設定された圧縮率に基づいて顔画像データDfaを圧縮する。このようにすると、高解像度の顔画像よりも低い所望の解像度の顔画像を得ることができる。
圧縮/伸長部16には撮像素子12によって取得された被撮影者5の画像ID番号+顔画像データDfaを一時格納するための内蔵メモリ23が接続される。内蔵メモリ23には画像ID番号+顔画像データDfaが解像度に区分して記憶される。内蔵メモリ23にはDRAMやハードディスク等が使用される。被撮影者5の画像ID番号+顔画像データDfaは、顔画像サーバー32に登録するまで内蔵メモリ23で保持しておくことが好ましい。この例で内蔵メモリ23には、被撮影者5の特徴部分の高解像度の顔部位構成画像と、当該被撮影者5の特徴部分を含む低解像度の撮影全体画像とが関連付けて記憶される。
上述したシステムコントローラー25は、例えば、撮像素子11による撮影画像から被撮影者5の特徴部分の画像を抽出し、ここで抽出された被撮影者5の特徴部分の画像を高解像度で登録し、当該被撮影者5の特徴部分を含む撮影全体画像を高解像度よりも低い低解像度で登録するように内蔵メモリ23を制御する。
また、システムコントローラー25は撮像素子12によって撮像された被撮影者5の顔画像データDfaと、バーコードリーダー14で読み取った画像ID番号を結合処理するように制御する。この他に、システムコントローラー25は、撮像素子11や、画像表示部22、操作部24、周辺機器インターフェース27及び、外付けPCインターフェース28等の入出力を制御する。
システムコントローラー25は、ROM(Read Only Memory)51、RAM(Random Access Memory)52、CPU(Central Processing Unit;中央処理ユニット)53を有している。ROM51には当該撮影装置全体を制御するためのシステムプログラムデータが格納される。RAM52はワークメモリとして使用され、例えば、制御コマンド等を一時記憶するようになされる。CPU53は電源がオンされると、ROM51からシステムプログラムデータを読み出してシステムを起動し、操作部24からの操作データD3に基づいて当該カメラ全体を制御するようになされる。
上述のバッファメモリ15には表示制御部26が接続され、この表示制御部26には画像表示部22が接続される。画像表示部22には液晶ディスプレイや、CRT(陰極線管)が使用される。表示制御部26はバッファメモリ15から読み出された顔画像データDfaに基づいて被撮影者5の顔をカラー表示するための表示データD2を作成する。例えば、表示制御部26はROMテーブルを参照して顔画像データDfaを表示データD2に変換するようになされる。表示制御部26は画像表示部22に表示データD2を出力して表示制御を実行する。
画像表示部22はカメラモニタを構成し、表示データD2に基づいて被撮影者5の上半身を含む顔画像を表示するようになされる。例えば、画像表示部22は画像処理部13によって切出された被撮影者5の特徴部分である目、耳、鼻又は/及び口に係る顔部位構成画像を表示する。この画像表示部22に表示された被撮影者5の特徴部分である目、耳、鼻又は/及び口に係る顔部位構成画像は、上述した操作部24を操作して選択可能となされている。
上述した顔画像サーバー32に登録するための顔画像は、被撮影者5に確認してもらうようになされる。目つぶり等のない顔画像を登録するためである。この例で画像表示部22は、被撮影者の特徴部分を含む撮影全体画像を高解像度よりも低い低解像度で表示する。つまり、画像表示部22に表示される顔全体縮小画像(撮影全体画像)の表示部分の画像数は、高解像度の顔部位構成画像の画素数よりも少なくなされる。
周辺機器インターフェース27は、図示しない外付けモニタ、非接触式又は接触式のカードに係るカードリーダーや、カードリード/ライター、キーボード、指紋検知装置、印刷装置等が接続可能となされている。外付けPCインターフェース28は図1に示したパソコン80に接続可能となされ、当該パソコン80からのデータDinを入力したり、顔画像登録管理業者の顔画像サーバー32へ画像ID番号+顔画像データDfaをアップロードする場合に使用される。
図4は被撮影者5の顔部位構成画像G1〜G6の切出し例を示す図である。図4に示す被撮影者5の顔全体縮小画像G0は、例えば、200×200画素程度の低解像度により取り扱われる。これが被撮影者5の顔を区別できる最低のレベルである。顔全体縮小画像G0は、Webページ画面上で200×200画素において、70mm×70mmの大きさに表示(72dpi程度)され、ユーザにとって見やすい。
この例で、画像処理部13が画像切出し機能を有することは、前述した通りである。図4に示す顔部位構成画像G1〜G6の切出し例によれば、被撮影者5の特徴部分を示す左右の目や耳、中央の鼻や口の部位が抽出される。具体的には、図3に示した画像処理部13が画像切出し機能に基づいて、目、耳、鼻及び口に係る顔部位構成画像G1〜G6を切出すようになされる。この切出し処理には、特開平9−251534号公報に開示されている画像処理技術が応用できる。
図4に示す被撮影者5の顔全体縮小画像G0が得られると、画像処理部13ではこれをメモリに展開し、被撮影者5に向かって左側の「目」の部分にウインドウが設定され、この部位に係る顔部位構成画像G1が抽出される。同様にして、右側の「目」の部分にウインドウが設定され、この部位に係る顔部位構成画像G2が抽出される。
更に、左側の「耳」の部分にウインドウが設定され、この部位に係る顔部位構成画像G3が抽出される。右側の「耳」の部分にウインドウが設定され、この部位に係る顔部位構成画像G4が抽出される。また、被撮影者5の「鼻」の部分にウインドウが設定され、この部位に係る顔部位構成画像G5が抽出される。更に、「口」の部分にウインドウが設定され、この部位に係る顔部位構成画像G6が抽出される。
図5A〜Dは被撮影者5の顔部位構成画像G1〜G6の拡大例を示す図である。図5Aに示す顔部位構成画像G1〜G6の拡大例によれば、被撮影者5の「左目」に係る顔部位構成画像G1は、一辺が100画素以上となるように切り出し、この顔部位構成画像G1を拡大するようになされる。図示しないが、被撮影者5の「右目」に係る顔部位構成画像G2も同様な画素数を切り出し、その顔部位構成画像G2を拡大するようになされる。
被撮影者5の「鼻」に係る顔部位構成画像G6は、一辺が100画素以上となるように切り出し、それを拡大するようになされる。「口」に係る顔部位構成画像G6は、長手方向が100画素以上で短手方向はその半分画素以上となるように切り出し、これが拡大される。なお、被撮影者5の左右の「耳」に係る顔部位構成画像G3,G4は、適当な画像数で切り出し、これを拡大すればよい。
これらの顔部位構成画像G1〜G6は、1000画素×1000画素以上の高解像度であることが望ましい。これは顔画像データDfaを使用して受験カード90等を作成する際に高品位の印刷物が得られるからである。例えば、600dpiの印刷において、顔画像の大きさは、42mm×42mm程度となり、通常の証明写真の大きさより、やや大きい程度になるため、ほとんどの顔画像の用途に充分対処できるようになる。
この例で、高解像度の顔部位構成画像G1〜G6(以下元画像ともいう)は、顔画像サーバー32等で一元管理保存することが好ましく、カード作成システム6では顔画像ファイルをダウンロードしないで、受験カード90等の作成時にその都度必要な顔画像データDfaを転送を受け、作成後は、これらの顔画像データDfaを消去することが望まれる。これは印刷レベルを保持しつつ、パスワードPWの盗難や、顔画像データDfaの流出等の防止を図りながら、本人認証に充分な顔画像データDfaを提供できるようにしたためである。なお、印刷物から複製した偽造カードは画質が落ちることはいうまでもない。被撮影者5の特徴部分は、拡大した顔部位構成画像G1〜G6から容易に判別できるようになる。
図6及び7は、被撮影者5の顔画像に係る第1及び第2の保護例を示す図である。この例で図3に示した画像処理部13では、高解像度の顔部位構成画像G1、G2、G5及びG6を集めて顔画像データDfaを保護するようになされる。
図6に示す顔画像データDfaの第1の保護例によれば、顔画像データDfaのセキュリティを高めるために、図5に示した左右の「目」、及び中央の「鼻」、「口」の各々の顔部位構成画像G1、G2、G5及びG6が組み合わされる。解像度は200画像×200画素以上となされる。これにより、顔部位構成画像G1、G2、G5及びG6を組合せた高解像度の1枚のセキュリティ顔画像が作成される。
図7に示す顔画像データDfaの第2の保護例によれば、図5に示した左右の「目」、及び中央の「鼻」、「口」の各々の顔部位構成画像G1、G2、G5及びG6に加えて顔全体縮小画像G0が組み合わされる。顔全体縮小画像G0は低解像度であり、顔部位構成画像G1、G2、G5及びG6は高解像度である。このように、1枚の顔画像の中で、低解像度の顔全体縮小画像G0と、高解像度の顔部位構成画像G1、G2、G5及びG6とを組合せた1枚のセキュリティ顔画像が作成される。
もちろん、これに限られることはなく、画像処理部13で、高解像度の顔部位構成画像G1、G2、G5及びG6よりも低い解像度の顔部位構成画像を集めて1枚の全体顔画像G0を再構成するようにしてもよい。このようにすると、高解像度の顔部位構成画像G1、G2、G5及びG6を使用せずに、これよりも、低い解像度の顔部位構成画像から1枚の全体顔画像G0を再現できるようになる。
続いて、本発明に係る撮影画像登録方法及びその後の処理例について、撮影時の顔画像の確認例、顔画像データDfaのアップロード時の処理例、被撮影者5における個人情報D1の入力例、及び、本人確認時の処理例の4つに分けて説明をする。
[撮影時の顔画像の確認例]
図8は被撮影者5に係る撮影時の顔画像の確認例を示す構成図である。図8に示す顔画像の確認例によれば、顔画像撮影システム20のカメラ21には外付けモニタ29が接続され、被撮影者5の顔画像の特徴部分に係る映像(以下特徴画像G7という)が表示される。モニタ29には、例えば、30万画素程度以下の解像度のものが使用される。
特徴画像G7は被撮影者5の左右の目を中心としたその周辺部位を含む拡大映像である。これは被撮影者5の顔画像を部分拡大した画素で本人確認(判別)を容易するためである。外付けモニタ29は例えば、撮影室内で被撮影者5の見える部分配置される。被撮影者5に自分の顔画像を確認してもらうためである。この確認により、顔画像サーバー32に登録する顔画像として相応しい静止画映像を決定することができる。
外付けモニタ29は撮影者には見えない位置に配置することが望ましい。これは、被撮影者5の顔画像と共に、被撮影者5のパスワードPW等を同一画面上に表示するような運用方法を採用した場合に、撮影者からパスワードPW等が見えないようにするためである。このようにすると、被撮影者5のパスワードPWの流出を防止できるようになる。
カメラ21には図8に示すようにモニタ(画像表示部)22が設けられる。画像表示部22にも、30万画素程度以下の解像度のものが使用される。画像表示部22には、被撮影者5の特徴画像G7の他に、拡大用のキーK1及び縮小用のキーK2、「良好」キーK3が表示される。いずれのキーK1〜K3をタッチパネル方式により構成する。もちろん、これに限られることはなく、画像表示部22の周辺にハードキー方式によりキーK1〜K3を構成してもよい。
拡大用のキーK1は、画像表示部22の画面上で被撮影者5の特徴画像G7を拡大する際に使用される。縮小用のキーK2は、同様にして、被撮影者5の特徴画像G7を縮小する際に使用される。「良好」キーK3は被撮影者5の特徴画像G7の良否を確認する際に使用される。撮影者は例えば、顔画像をチェックし、被撮影者5から「OK」が出た時点で「良好」キーK3を押下するようになされる。「良好」キーK3を押下すると、画像ID番号が関連付けられた顔画像データDfaが内蔵メモリ23に記憶される。なお、画像ID番号+顔画像データDfaはカメラ21の内蔵メモリ23に格納するようにし、内蔵メモリ23が取り出せない構造とすることが望ましい。これは顔画像データDfaの流出を防止するためである。
続いて、本発明に係る撮影画像登録方法について、被撮影者5に係る撮影時の顔画像の確認例及びカメラ21の動作例について説明をする。図9Aは撮影者による操作例、図9Bはカメラ21の動作例を各々示すフローチャートである。
この例で、顔画像撮影システム20が写真店における団体撮影システム、あるいは、学校出張における団体撮影システム等である場合、当該写真店又は出張撮影システム等にはデジタルのカメラ21が備えられ、被撮影者5はカメラ21の前にセットされた椅子に着席し、撮影者の指示に従って、顔写真を撮影するようになされる。
カメラ21は、被撮影者5の顔画像を登録する場合を前提にして、被撮影者5を撮影して顔画像を取得し、ここで取得された顔画像から被撮影者5の特徴部分の画像を抽出し、ここで抽出された被撮影者5の特徴部分の画像を高解像度で登録し、被撮影者の特徴部分を含む撮影全体画像を特徴画像G7の解像度よりも低い解像度で登録するようになされる。なお、被撮影者5は撮影者に撮影受付カード10を提示する。撮影受付カード10は予め被撮影者5に配布される。この撮影受付カード10には、撮影前に画像ID番号をバーコードにして印刷されている。
これらを撮影条件にして、撮影者は被撮影者5から撮影受付カード10を受け取り、図9Aに示すフローチャートのステップA1で撮影者はバーコードリーダー14を操作して、被撮影者5の撮影受付カード10からバーコードを読み取るようになされる。この操作によって、バーコードリーダー14からカメラ21のシステムコントローラー25にはコード読取信号Sbが出力される。
システムコントローラー25は、図9Bに示すフローチャートのステップB1でバーコードリーダー14から出力されるコード読取信号Sbを復号化して画像ID番号を検出(取得)する。システムコントローラー25は、ステップB2で画像ID番号をトリガにして被撮影者5の撮影を開始する。このとき、図3に示したカメラ21のレンズ11は被撮影者5の顔映像を撮像素子12上に結像する。撮像素子12はレンズ11によって結像された被撮影者5の顔映像を撮像し、アナログの顔撮像信号Sinを画像処理部13に出力する。撮影処理は団体撮影人数分だけ繰り返すようになされる。
そして、画像処理部13は、ステップB3で顔撮像信号Sinをアナログ・デジタル変換して顔画像データDfaを得る。このとき、システムコントローラー25は撮像素子12によって撮像された被撮影者5の顔画像データDfaと、バーコードリーダー14で読み取った画像ID番号を結合処理するように画像処理部13等を制御する。画像処理部13はこの制御を受けてステップB4で被撮影者5の顔画像データDfaと、システムコントローラー25からの画像ID番号とを関連付けて結合処理するようになされる。この結合処理後の顔画像データDfa+画像ID番号はステップB5でバッファメモリ15に一時記憶される。
また、表示制御部26はステップB6でバッファメモリ15から読み出された顔画像データDfaに基づいて被撮影者5の顔をカラー表示するための表示データD2を作成する。表示制御部26は画像表示部22に表示データD2を出力して表示制御を実行する。
その後、撮影者はステップA2で被撮影者5の顔画像を確認すべく、カメラ21の画像表示部22を目視する(覗く)。このとき、画像表示部22にはステップB7で表示データD2に基づいて被撮影者5の上半身を含む顔画像が表示される。上述した顔画像サーバー32に登録するための顔画像は、被撮影者5にも確認してもらう。この例では、図8に示した外付けモニタ29には特徴画像(顔画像の特徴部分に係る映像)G7が表示される。目つぶり等のない顔画像を顔画像サーバー32に登録するためである。
この例で画像表示部22は、被撮影者の特徴部分を含む撮影全体画像を特徴画像G7の解像度よりも低い解像度で表示する。つまり、画像表示部22に表示される顔全体縮小画像(撮影全体画像)の表示部分の画像数は、高解像度の顔部位構成画像G1〜G6の画素数よりも少なくなされる。また、画像表示部22に表示された被撮影者5の特徴部分である目、耳、鼻又は/及び口に係る顔部位構成画像G1〜G6は、上述した操作部24を操作して選択可能となされている。
また、撮影者はステップA3で操作部24を操作して、被撮影者5の顔全体画像を縮小するようにデータ圧縮率を選択し、顔部位構成画像G1〜G6を拡大するようにデータ圧縮率を選択して設定するようになされる。このように、被撮影者5の顔部位構成画像G1〜G6(撮影画像)や顔全体画像毎に異なるデータ圧縮率を設定するように操作部24が操作される。このようにすると、高解像度の顔部位構成画像G1〜G6よりも低い解像度の顔全体縮小画像G0を得ることができる。
この操作部24の設定によって、システムコントローラ25は、ステップB8で顔全体画像から被撮影者5の特徴部分の顔部位構成画像G1〜G6を抽出し、ここで抽出される被撮影者5の特徴部分の顔部位構成画像G1〜G6を高解像度で登録し、当該被撮影者5の特徴部分を含む顔全体縮小画像G0を特徴画像G7の解像度よりも低い解像度で登録するように内蔵メモリ23を制御する。
このシステムコントローラ25の制御及び、操作部24からの圧縮率の設定によって、画像処理部13は顔画像から特徴部分を抽出すべく、ステップB9で被撮影者5の特徴部分である目、耳、鼻又は/及び口に係る顔部位構成画像G1〜G6を切り出し、これらの顔部位構成画像G1〜G6を拡大するようになされる。
このとき、画像処理部13は被撮影者5の顔全体画像を縮小する。例えば、圧縮/伸長部16は、予め操作部24によって設定された圧縮率に基づいて顔画像データDfaを圧縮して符号化する。つまり、圧縮/伸長部16は、高解像度の顔部位構成画像G1〜G6の画素数よりも少ない画像数で顔全体縮小画像G0を圧縮する。このようにすると、高解像度の顔部位構成画像G1〜G6よりも低い所望の解像度の顔全体画像を得ることができる。これにより、高解像度の顔部位構成画像G1〜G6よりも低い解像度の顔全体縮小画像G0をより一層小さくファイリングすることができる。
この画像処理を受けて、図9Bに示すステップB10で画像表示部22は画像処理部13によって切出された被撮影者5の特徴部分である目、耳、鼻又は/及び口に係る顔部位構成画像G1、G2、G5、G6を表示する。一方、撮影者はステップA4でモニタ13に表示された顔全体縮小画像G0に関連付けられた顔部位構成画像G1、G2、G5、G6を確認するようになされる。
その後、撮影者は図9Aに示すステップA5で被撮影者5の顔画像が顔画像サーバー32に登録最適(良好)か否かを判断する。このとき、撮影者は被撮影者5の確認を得て、顔画像が「良好」であると判断した場合は、ステップA7に移行して操作部24を通じてシステムコントローラー25に「OK」の指示を通知する。「OK」の指示は、モニタ23に表示された「良好」キーK3をマウスクリック等することで通知される。「良好」キーK3の押下によって、例えば、顔画像データDfa+画像ID番号には「良好」フラグFGを付加するようになされる。その後、ステップA1に戻って上述した処理を繰り返すようになされる。
この通知を受けて、システムコントローラー25は、図9Bに示すステップB11で当該被撮影者5の特徴部分を含む顔全体縮小画像と顔部位構成画像G1〜G6と関連付けて内蔵メモリ23に保存する。この内蔵メモリ23には圧縮/伸長部16によって圧縮された、画像ID番号+顔画像データDfaが、高解像度の顔部位構成画像G1〜G6と、低解像度の顔全体画像とに区分して記憶される。被撮影者5の画像ID番号+顔画像データDfaは、顔画像サーバー32にアップロード(登録)するまで内蔵メモリ23で保持される。その後、ステップB1に戻って上述した処理を繰り返すようになされる。内蔵メモリ23に保持された被撮影者5の画像ID番号+顔画像データDfaの顔画像サーバー32へのアップロードについては、図11で説明をする。
なお、撮影者が顔画像に関して顔画像サーバー32に登録不適(不良)であると判断した場合は、図9Aに示すステップA6に移行して被撮影者5の再撮影するように操作部24を操作するようになされる。その後、ステップA2に戻って上述した処理を繰り返すようになされる。このような構成を採ると、撮影処理を確実かつ良好に実行できることに加えて、被撮影者5の確認処理を経て顔画像データDfa+画像ID番号を間違いなく内蔵メモリ23に保存することができるので、写真店側が、再度、学校等に出向いて生徒を集める等の無駄な処理を無くすことができる。
[顔画像データのアップロード時の処理例]
図10は、顔画像データのアップロード時の構成例を示す図である。この例でカメラ21には図10に示すパソコン80が接続され、当該パソコン80から顔画像登録管理業者の顔画像サーバー32へ画像ID番号+顔画像データDfaをアップロードする場合や、光磁気ディスク(MO)18を装着して被撮影者5の画像ID番号及び顔画像データDfaを記録し、このMO18を画像情報登録装置30の設置場所に搬送するようになされる。パソコン80は図3に示したカメラ21の外付けPCインターフェース28に接続される。
この例で、顔画像撮影システム20にはカメラ21の他にパソコン80が備えられ、被撮影者5の顔特徴部分となる高解像度の顔部位構成画像G1〜G6を暗号化するようになされる。顔部位構成画像G1〜G6の暗号化は、周知の技術によって行われる。パソコン80は上述のカメラ21に接続されると共に通信手段2に接続される。この例でパソコン80により暗号化された被撮影者5の特徴部分の高解像度の顔部位構成画像G1〜G6と、当該被撮影者5の特徴部分を含む低解像度の顔全体縮小画像とは関連付けられ、通信手段2を通じて画像情報登録装置30へ送信される。
パソコン80には、通信手段2を通じて図1に示したような画像情報登録装置30が接続され、顔画像撮影システム20で情報結合処理した被撮影者5の画像ID番号及び顔画像データDfaを通信手段2を通じて画像情報登録装置30に登録するようになされる。通信手段2にはインターネットや公衆電話回線が使用される。
パソコン80にはモニタ83が設けられ、このモニタ83には顔画像アップロード画面P1を表示するようになされる。顔画像アップロード画面P1には被撮影者5の特徴画像(顔画像の特徴部分に係る映像)G7が表示される。モニタ83には、例えば、30万画素程度以下の解像度のものが使用される。特徴画像G7は被撮影者5の左右の目を中心としたその周辺部位を含む拡大映像である。これは被撮影者5の顔画像を部分拡大した画素で本人確認(判別)を容易するためである。
顔画像アップロード画面P1には、被撮影者5の顔全体縮小画像G0及び特徴画像G7の他に、アップ用のキーK4、ダウン用のキーK5、送信キーK6、キャンセルキーK7及び画像検索キーK8が表示される。アップ及びダウン用のキーK4、K5、送信キーK6、キャンセルキーK7及び画像検索キーK8は、マウス81又はキーボード82でクリックするように操作される。
アップ用のキーK4は、顔画像アップロード画面P1上で被撮影者5の特徴画像G7を上方向に画面切換え表示する際にマウス操作される。ダウン用のキーK5は、同様にして、被撮影者5の特徴画像G7を下方向に画面切換え表示する際にマウス操作される。なお、特徴画像G7の拡大縮小用の機能及び操作ボタンを別に設置してもよい。送信キーK6は顔画像データDfaを顔画像登録管理業者の顔画像サーバー32へ送信する際に例えば、マウス81によってクリックされる。
この例で、顔画像データDfaを送信完了した際には、元画像を削除することが望ましい。顔画像データDfaの流出を防止するためである。キャンセルキーK7は顔画像データDfaの送信をキャンセルする際に、マウス81によってクリックされる。画像検索キーK8は次画像を検索する際にマウスによってクリックされる。
また、パソコン80には、図示しないCD−ROMドライバや、DVDドライバ等が含まれる。これらのドライバにMO18を装着して被撮影者5の画像ID番号及び顔画像データDfaを記録するようになされる。顔画像データDfa等は暗号化してMO18に書き込み、その後、顔画像データDfa等の元画像は削除することが望ましい。顔画像データDfaの流出を防止するためである。MO18は画像情報登録装置30の設置場所に搬送される。顔画像登録管理業者において、MO18から被撮影者5の画像ID番号及び顔画像データDfaが読み出され、顔画像登録するように処理される。
図11は、顔画像データDfaのアップロード時の処理例を示すフローチャートである。この例では、図10に示すパソコン80を使用し、顔画像アップロード画面P1上で、顔画像登録管理業者の顔画像サーバー32へ画像ID番号+顔画像データDfaをアップロードする場合と、MO18に被撮影者5の画像ID番号及び顔画像データDfaを記録して画像情報登録装置30の設置場所に搬送する場合について説明をする。この例で、顔画像データDfaは「良好」フラグFGに基づいてアップロードするようになされる。
これらをアップロード(登録)条件にして、図11に示すフローチャートのステップC1で撮影者は、顔画像アップロード画面P1上で図示しない転送形態選択画ポップアップ画面等で、画像ID番号+顔画像データDfaの転送形態を選択する。この際の選択は、アップロード時の転送制御を分岐するためである。通信手段2を使用して画像ID番号+顔画像データDfaを顔画像登録管理業者の顔画像サーバー32に送信する場合は、ステップC2に移行して、パソコン80は、「良好」フラグFGが付加された画像ID番号+顔画像データDfaを検索する。この「良好」フラグFGが付加された画像ID番号+顔画像データDfaは、内蔵メモリ23を検索することで得られる。
そして、ステップC3に移行して、モニタ83には30万画素程度以下の解像度によって、被撮影者5の顔全体縮小画像G0が表示される。更に、ステップC4で顔全体縮小画像G0に関連付けられた顔部位構成画像G1、G2、G5、G6を表示する。このとき、モニタ83には30万画素程度以下の解像度によって、被撮影者5の左右の目を中心としたその周辺部位を含む拡大映像である特徴画像G7が表示される。特徴画像G7によって、被撮影者5の顔画像を部分拡大した画素で本人確認(判別)が容易になされる。
その後、ステップC5で撮影者は被撮影者5の画像ID番号+顔画像データDfaを顔画像サーバー32へアップロードするか否かを判断する。撮影が良好でアップロード「OK」であると判断した場合は、ステップC6に移行して撮影者は送信キーK6をマウス81によってクリックする。このマウスクリックによって、内蔵メモリ23に保持された被撮影者5の画像ID番号+顔画像データDfaが顔画像登録管理業者の顔画像サーバー32へ転送される。その後、ステップC7に移行して転送完了処理を実行する。例えば、転送完了フラグを画像ID番号に付加して保存する。なお、顔画像データDfaを転送完了した際には、元画像が削除される。顔画像データDfaの流出を防止するためである。その後、ステップC1に戻る。
また、ステップC5で撮影が不良でアップロード「NG」であると判断した場合は、当該被撮影者5の画像ID番号+顔画像データDfaは顔画像サーバー32へ転送せずに、ステップC8に移行して次の顔画像を検索する。このとき、マウス81によって画像検索キーK8がクリックされ、次画像を検索するようになされる。その後、ステップC1に戻る。
また、ステップC1でMO18を使用して画像ID番号+顔画像データDfaを顔画像登録管理業者へ搬送する場合は、ステップC9に移行して、パソコン80のDVDドライバ等にMO18を装着する。そして、ステップC10で被撮影者5の画像ID番号及び顔画像データDfaを記録するようになされる。顔画像データDfa等は暗号化してMO18に書き込まれる。
その後、ステップC11に移行して顔画像データDfa等の元画像は削除する。顔画像データDfaの流出を防止するためである。そして、MO18はステップC12でパソコン80から取り外された後に、画像情報登録装置30の設置場所に搬送される。例えば、MO18はバイク便、宅配便等により陸路、海路、又は空路を搬送され、顔画像登録管理業者に至る。顔画像登録管理業者において、MO18から被撮影者5の画像ID番号及び顔画像データDfaが読み出され、顔画像登録するように処理される。その後、ステップC1に戻り、上述した処理が繰り返される。
このようにすると、パソコン80を使用して、顔画像登録管理業者の顔画像サーバー32へ画像ID番号+顔画像データDfaをアップロードしたり、MO18に被撮影者5の画像ID番号及び顔画像データDfaを記録して画像情報登録装置30の設置場所に搬送することができる。しかも、良好な画像ID番号+顔画像データDfaのみを転送できるので無駄が生じない。
[被撮影者における個人情報の入力例]
図12は被撮影者5における個人情報の入力例を示す構成図である。この例では、被撮影者側には通信機能付きパソコン40が準備される。パソコン40は、顔画像データDfaを顔画像登録管理業者に登録した後、個人情報入力画面P2で、例えば、ネットワーク試験業者のサーバー1へ個人情報D1を送信するように操作される。
図12に示すパソコン40は通信手段2を通じて図示しないネットワーク試験業者等のサーバー1等に接続可能となされる。通信手段2にはインターネットや公衆電話回線が使用される。受験者(被撮影者)5’は、例えば、自分のパソコン40で、ネットワーク試験業者等のサーバー1をアクセスし、マウス41やキーボード42を使用して画像ID番号及びパスワードPWを入力する。
パソコン40にはモニタ43が設けられる。上述の画像ID番号及びパスワードPWを入力することによってモニタ43には、個人情報入力画面P2が表示される。この個人情報入力画面P2には、「0120 2538 2554 2567」の画像ID番号や、「*****」等のパスワードPWが表示される。このパスワード表示領域の下方には、30万画素以下の解像度で被撮影者5の顔全体縮小画像G0及び特徴画像G7が表示される。特徴画像G7は被撮影者5の左右の目を中心としたその周辺部位を含む拡大映像である。これは被撮影者5の顔画像を部分拡大した画素で本人確認(判別)を容易するためである。
この個人情報入力画面P2には被撮影者5の顔全体縮小画像G0及び特徴画像G7の他に、アップ用のキーK4、ダウン用のキーK5が表示される。このアップ及びダウン用のキーK4、K5の表示領域の下方には、個人情報D1の入力するための3つの記述領域W1〜W3が表示される。記述領域W1は受験者5’等の名前を入力する表示領域である。受験者5’等の名前は、キーボード42を使用して入力するようになされる。
また、記述領域W2は受験者5’等の住所を入力する表示領域である。受験者5’等の住所は、キーボード42を使用して入力するようになされる。記述領域W3は受験者5’等の生年月日を入力する表示領域である。受験者5’等の生年月日は、キーボード42を使用して入力するようになされる。
この記述領域W3の下方には、送信キーK6、キャンセルキーK7が表示される。アップ及びダウン用のキーK4、K5、送信キーK6及びキャンセルキーK7は、マウス41又はキーボード42でクリックするように操作される。アップ用のキーK4は、モニタ43の画面上で被撮影者5の特徴画像G7を上方向に画面切換え表示する際にマウス操作される。ダウン用のキーK5は、同様にして、被撮影者5の特徴画像G7を下方向に画面切換え表示する際にマウス操作される。なお、特徴画像G7の拡大縮小用の機能及び操作ボタンを別に設置してもよい。送信キーK6は個人情報D1をネットワーク試験業者等のサーバー1へ送信する際に例えば、マウス41によってクリックされる。
この例で、個人情報D1を送信完了した際には、元データを削除することが望ましい。個人情報D1の流出を防止するためである。キャンセルキーK7は個人情報D1の送信をキャンセルする際に、マウス41によってクリックされる。例えば、顔画像が先に登録したものと異なる(自分ではない)場合には、個人情報D1を入力せずに、キャンセルキーK7を押下する。なお、個人情報D1の転送完了には、パソコン40のモニタ43に図示しない入力情報確認画面を表示するようになされる。
図13は被撮影者5における個人情報の入力例を示すフローチャートである。この例では、被撮影者(受験者5’)側には通信機能付きパソコン40が準備され、顔画像データDfaを顔画像登録管理業者に登録した後、個人情報入力画面P2で、ネットワーク試験業者等の会員制業者のサーバー1へ個人情報D1を送信する場合を例に挙げる。また、個人情報D1の転送完了には、パソコン40のモニタ43に入力情報確認画面を表示するようになされる。
これらを個人情報D1の入力条件にして、図13に示すフローチャートのステップE1で受験者(被撮影者)5’は、例えば、自分のパソコン40からネットワーク試験業者等の会員制業者のWebサイトへアクセスする。このとき、ネットワーク試験業者のサーバー1には、インターネットや公衆電話回線等の通信手段2を通じて接続される。
そして、ネットワーク試験業者等のサーバー1を接続した後、ステップE2でマウス41やキーボード42を使用して画像ID番号及びパスワードPWを入力する。このとき、パソコン40のモニタ画面には、「0120 2538 2554 2567」の画像ID番号や、「*****」等のパスワードPWが表示される。
このパスワード表示領域の下方には、ステップE3で30万画素以下の解像度で被撮影者5の顔全体縮小画像G0を表示するようになされる。そして、ステップE4で被撮影者5の特徴画像G7を表示するようになされる。この特徴画像G7は被撮影者5の左右の目を中心としたその周辺部位を含む拡大映像である。これは被撮影者5の顔画像を部分拡大した画素で本人確認(判別)を容易するためである。
この個人情報入力画面P2には被撮影者5の顔全体縮小画像G0及び特徴画像G7の他に、アップ用のキーK4、ダウン用のキーK5が表示される。このアップ及びダウン用のキーK4、K5の表示領域の下方には、個人情報D1の入力するための3つの記述領域W1〜W3が表示される。
被撮影者5は、モニタ43に表示された顔画像の内容を確認し、予め顔画像サーバー32へアップロードされた顔画像データDfaを採用するか否かをステップE5で判断する。アップロードが良好で当該顔画像は本人であると確認し、この顔画像データDfaを採用する場合は、ステップE6に移行して受験者5’は個人情報D1を入力する。このとき、キーボード42を使用して、記述領域W1には名前が入力され、記述領域W2には住所が入力され、記述領域W3には生年月日が入力される。
その後、ステップE7に移行して送信キーK6をマウス41によってクリックする。このマウスクリックによって、パソコン40からネットワーク試験業者等のサーバー1へ受験者5’の個人情報D1を転送するようになされる。個人情報D1が転送完了すると、ステップE8に移行してパソコン40のモニタ43には図示しない入力情報確認画面を表示し、ステップE9で個人情報D1の入力を確認するようになされる。
このとき、個人情報D1の入力確認「OK」の場合は、ステップE10に移行して元データを削除して入力処理を終了する。元データの削除は個人情報D1の流出を防止するためである。ステップE9で個人情報D1の入力確認「NG」の場合は、ステップE3の個人情報入力画面P2に戻って上述した処理を繰り返すようになされる。
また、上述のステップE5で当該顔画像が本人のものではないことを確認し、この顔画像データDfaを不採用とする場合は、ステップE11に移行してキャンセルキーK7を押下する。このキャンセルキーK7を押下によって個人情報D1の入力するための3つの記述領域W1〜W3の表示は削除される。また、既に入力してしまった個人情報D1については、その送信がキャンセルされる。
このように構成すると、本人が自宅のパソコン40上で自分の顔画像をモニタ画面で確認し易くなる。顔画像(写真)が気に入らない場合は、再度、顔画像撮影システム20で顔画像を撮り直せばよい。また、他のWebサイトに顔画像が登録されていれば、それを選択して利用することもできる。
なお、ネット試験受験センター等は、会員制業者のサーバー1から顔画像登録管理業者の顔画像サーバー32へ個人情報D1を転送し、受験カード90の作成を発注するようになされる。顔画像登録管理業者では、画像ID番号に基づいて顔画像サーバー32から当該受験者5’の顔画像データDfaを読み出す。顔画像データDfaは、当該受験者5’の個人情報D1と結合され、カード作成システム6へデータ転送される。
カード作成システム6では当該受験者5’の顔画像データDfaに基づいて顔画像を受験カード90に形成すると共に、個人情報D1に基づいて受験カード90に氏名、住所、生年月日を作成する。その後、受験カード90が受験者5’に発送される。これにより、受験者5’はネット試験受験システムにおける受験会場に受験カード90を持参し、ネット試験を受験できるようになる。
[本人確認時の処理例]
図14は、ネット試験受験システム101における本人確認時の構成例を示す図である。この実施例では、ネット試験受験システム101等において、ネット試験受験センターが開催する試験会場には、通信機能付きのパソコン70が備えられ、このパソコン70にはカード読取装置61が接続される。受験者5’は受験カード90を持参して試験会場へ行く。試験会場の入り口では、受験カード90を持参して来た者が本人であるか否かを確認するようになされる。
図14に示すパソコン70は、ネット試験受験システム101等において、例えば、ネット試験受験センターが開催する試験会場に備えられるものである。このパソコン70にはカード読取装置61が接続され、受験者5’が持参した受験カード90を読み取ってカード読取情報をパソコン70に出力するようになされる。カード読取装置61には非接触方式又は接触方式のカードリーダーや、カードリード・ライターが使用される。受験カード90には、電子式、磁気式又は光学式のIDカードが使用され、受験者5’の画像ID番号や、個人情報D1、有効期限等が記録される。
パソコン70には、マウス71、キーボード72の他にモニタ73が設けられ、所定のアプリケーションを立ち上げると本人確認画面P3が表示される。上述のカード読取装置61によって、受験カード90から画像ID番号及びパスワードPWが読み取られると、本人確認画面P3には、30万画素を越える高解像度で被撮影者5の特徴画像G7が表示される。特徴画像G7は被撮影者5の左右の目を中心としたその周辺部位を含む拡大映像(顔部位構成画像)である。これは被撮影者5の顔画像を部分拡大した画素で本人確認(判別)を容易するためである。
この例で、顔部位構成画像G1〜G6を取得する方法に関しては、受験カード90の中に予めエンコードされている特徴画像G7を読み出して使用する。外部機器のメモリに記述されている特徴画像G7に係る顔部位構成画像情報を読み出して使用する。あるいは、撮影画像登録管理業者からパソコン70へネットワーク等の通信手段2を経由して顔部位構成画像情報を入力し、これを試験会場で使用する場合を想定している。このとき、個人情報D1をモニタ73に表示してもよい。このモニタ73に表示された個人情報D1を参照し、本人確認のための質問等をすることができ、より確実に本人認証を行うことができる。この例では、元画像ファイルをネット試験受験センター等にダウンロードせずに本人確認することができる。
この特徴画像G7の表示領域の下方には、アップ用のキーK4、ダウン用のキーK5が表示される。このアップ及びダウン用のキーK4、K5の表示領域の下方には、画像ID番号を入力するための記述領域W0が表示される。記述領域W0には、例えば、受験カード90から読み出した画像ID番号「ID:01234567」が表示される。記述領域W0の下方には記述領域W1が設けられ、この記述領域W1には受験者5’の名前として例えば、「渡邊淳一」が表示される。
名前表示領域の下方には、記述領域W3が設けられ、この記述領域W3には受験者5’の生年月日として例えば、「1941.12.4」が表示される。生年月日表示領域の下方には入室許可発行キーK9が表示され、このキーK9は本人確認OKとなった場合に押下される。キーK9の押下によって得られる情報は当該ネット試験を受験しに来た受験者5’の集計等に利用される。
図15はネット試験受験システム101における本人確認時の処理例を示すフローチャートである。
この実施例では、ネット試験受験システム101において、予め受験者5’には受験カード90が発行され、この受験カード90を持参して試験会場へ来るように取り決められる。また、ネット試験受験センターが開催する試験会場に、通信機能付きのパソコン70を備え、このパソコン70にカード読取装置61を接続する。試験会場の入り口で、試験担当者は、受験カード90を持参して来た者が本人であるか否かを確認するようになされる。
この例で、顔部位構成画像G1〜G6を取得する方法に関しては、受験カード90の中に予めエンコードされている特徴画像G7を読み出して使用する場合を想定する。また、パソコン70は、所定のアプリケーションに基づいて既に立ち上げられ、本人確認画面P3が表示されている場合を例に挙げる。
これらを本人確認処理条件にして、試験担当者は、受験者5’から受験カード90を受け取り、図15に示すフローチャートのステップF1でこの受験カード90をカード読取装置61に係合付けてカード情報を読み取るようになされる。カード情報は顔全体縮小画像G0、特徴画像G7及び個人情報D1を含んでいる。カード読取装置61で読み取られた顔全体縮小画像G0、特徴画像G7及び個人情報D1はパソコン70へ出力される。本人確認後の受験カード90は受験者5’に返却される。
その後、ステップF2でパソコン70は受験カード90の画像ID番号に関連付けられた顔全体縮小画像G0をモニタ73に表示する。そして、ステップF3でパソコン70は顔全体縮小画像G0に関連付けられた特徴画像G7をモニタ73に表示する。モニタ73には顔全体縮小画像G0及び特徴画像G7の他に、図14に示したように、記述領域W0には、画像ID番号「ID:01234567」が表示され、記述領域W1には受験者5’の名前として、「渡邊淳一」が表示され、記述領域W3には受験者5’の生年月日として「1941.12.4」が表示される。
その後、ステップF4で試験担当者は、受験カード90の持参者が本人であるか否かを確認する。この際の判断は試験担当者である。受験カード90の持参者が本人の場合は、ステップF5で入室許可発行キーK9を押下する。このキーK9の押下によって、当該ネット試験を受験しに来た受験者5’の出席及び、その出席者数がカウント等される。
また、キーK9の押下によって得られる情報をトリガーにして、ステップF6で付帯処理を実行する。例えば、キー押下情報に基づいて試験会場のゲートが開かれる。もちろん、これに限られることはなく、この時点で入門票を発行してもよい。その後、ステップF8に移行する。
なお、ステップF4で受験カード90の持参者が本人ではない場合は、ステップF7に移行して入室を拒否する。その後、ステップF8に移行して試験担当者は次の受験者5’の受け付け処理を継続する。受験カード持参者の全員チェックで本人確認処理を終了する。受験カード持参者の全員をチェックしていない場合は、ステップF1に戻って上述した処理を継続するようになされる。これにより、受験者5’は試験会場に入室することができ、所定のネット試験を受験することができる。
このように、本発明に係る実施形態としての撮影画像登録システム及び撮影画像登録方法によれば、被撮影者5の顔画像を登録する場合に、システムコントローラー25は、被撮影者5の顔画像から目、耳、鼻及び口等の顔部位構成画像G1〜G6(=特徴画像G7)を抽出し、ここで抽出された被撮影者5の特徴画像G7を高解像度で登録し、当該被撮影者5の特徴部分を含む顔全体縮小画像G0を上述の解像度よりも低い解像度で登録するように内蔵メモリ23を制御するものである。
従って、顔画像利用時に、高解像度の特徴画像G7と、その解像度よりも低い解像度で登録された被撮影者の特徴部分を含む顔全体縮小画像G0とを流通経路に置くことができ、高解像度で登録された被撮影者の特徴画像G7を被撮影者本人確認時の比較対象基準とすることができる。これにより、高解像度のまま被撮影者5の特徴部分を含む顔全体画像を流通経路に置くことがないので、被撮影者5の顔画像のセキュリィテイ性を向上させることができる。
この実施形態では、顔部位構成画像G1〜G6を取得する方法に関しては、受験カード90の中に予めエンコードされている特徴画像G7を読み出して使用する場合について説明したが、これに限られることはなく、外部機器のメモリに記述されている特徴画像G7に係る顔部位構成画像情報を読み出して使用する、あるいは、撮影画像登録管理業者からパソコン70へネットワーク等の通信手段2を経由して顔部位構成画像情報を入力し、これを試験会場で使用するようにしてもよい。
この発明は、パスポートや、身分証明書、図書館利用カード、各種学校における学生証等に形成する顔写真を電子データで提供する顔画像撮影サービスシステム等に適用して極めて好適である。
本発明に係る実施形態としての撮影画像登録システム100の構成例を示す概念図である。 撮影画像登録システムを応用したネット試験受験システム101における処理例を示す構成図である。 カメラ21の内部構成例を示すブロック図である。 被撮影者の顔部位構成画像G1〜G6の切出し例を示す図である。 A〜Dは、被撮影者の顔部位構成画像G1〜G6の拡大例を示す図である。 被撮影者の顔画像に係る第1の保護例を示す図である。 被撮影者の顔画像に係る第2の保護例を示す図である。 被撮影者に係る撮影時の顔画像の確認例を示す構成図である。 Aは撮影者による操作例、Bはカメラ21の動作例を各々示すフローチャートである。 顔画像データのアップロード時の構成例を示す図である。 顔画像データのアップロード時の処理例を示すフローチャートである。 被撮影者における個人情報の入力例を示す構成図である。 被撮影者における個人情報の入力例を示すフローチャートである。 ネット試験受験システム101における本人確認時の構成例を示す図である。 ネット試験受験システム101における本人確認時の処理例を示すフローチャートである。
符号の説明
1 サーバー
2 通信手段
6 カード作成システム
10 撮影受付カード
13 画像処理部
14 バーコードリーダー
16 圧縮/伸長部
18 MO
20 顔画像撮影システム
21 カメラ
22 画像表示部(モニタ)
23 内蔵メモリ (記憶手段)
24 操作部
25 システムコントローラー(制御手段)
26 表示制御部
27 周辺機器インターフェース
28 外部PCインターフェース
29 外付けモニタ
30 画像情報登録装置
31 情報管理装置
32 顔画像サーバー(記憶手段)
33 プリンタ
40,70,80 パーソナルコンピュータ(情報処理装置)
90 受験カード
100 撮影画像登録システム
101 ネット試験受験システム

Claims (28)

  1. 被撮影者の撮影画像を登録するシステムであって、
    前記被撮影者を撮影して所定の撮影画像を取得する撮影手段と、
    前記撮影手段によって取得された前記被撮影者の撮影画像を解像度に区分して記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段の入出力を制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段は、
    前記撮影手段による撮影画像から被撮影者の特徴部分の画像を抽出し、
    抽出された前記被撮影者の特徴部分の画像を第1の解像度で登録し、当該被撮影者の特徴部分を含む撮影全体画像を前記第1の解像度よりも低い第2の解像度で登録するように前記記憶手段を制御することを特徴とする撮影画像登録システム。
  2. 前記被撮影者の特徴部分を含む撮影全体画像を第1の解像度よりも低い第2の解像度で表示する表示手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の撮影画像登録システム。
  3. 前記表示手段に表示される撮影全体画像の表示部分の画像数が、前記第1の解像度の撮影画像の画素数よりも少ないことを特徴とする請求項2に記載の撮影画像登録システム。
  4. 前記記憶手段には、
    前記被撮影者の特徴部分の第1の解像度の画像と、当該被撮影者の特徴部分を含む第2の解像度の撮影全体画像とが関連付けて記憶されることを特徴とする請求項1に記載の撮影画像登録システム。
  5. 前記撮影画像の圧縮率を設定する設定手段と、
    前記設定手段によって設定された圧縮率に基づいてデータを圧縮する圧縮手段とを備えることを特徴とする請求項1に記載の撮影画像登録システム。
  6. 前記設定手段によって設定される圧縮率が撮影画像毎に異なることを特徴とする請求項5に記載の撮影画像登録システム。
  7. 前記圧縮手段は、
    前記第1の解像度の撮影画像の画素数よりも少ない画像数の前記撮影全体画像を圧縮することを特徴とする請求項5に記載の撮影画像登録システム。
  8. 前記第1の解像度の画像よりも低い解像度の画像を集めて1枚の撮影画像を再構成する画像処理手段を備えることを特徴とする請求項5に記載の撮影画像登録システム。
  9. 前記被撮影者の特徴部分の第1の解像度の画像を暗号化する情報処理装置と、
    前記情報処理装置により暗号化された前記被撮影者の特徴部分の第1の解像度の画像と、当該被撮影者の特徴部分を含む第2の解像度の撮影全体画像とを関連付けて通信する通信手段とを備えることを特徴とする請求項1に記載の撮影画像登録システム。
  10. 前記被撮影者の特徴部分の第1の解像度の画像を暗号化する情報処理装置と、
    前記情報処理装置により暗号化された前記被撮影者の特徴部分の第1の解像度の画像と、当該被撮影者の特徴部分を含む第2の解像度の撮影全体画像とを関連付けて記憶する記憶手段とを備えることを特徴とする請求項1に記載の撮影画像登録システム。
  11. 前記撮影画像を利用するための個人識別情報を入力するように操作される操作手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の撮影画像登録システム。
  12. 前記被撮影者の撮影画像が顔画像であって、
    当該被撮影者の特徴部分である目、耳、鼻又は/及び口に係る画像を切出す画像切出し手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の撮影画像登録システム。
  13. 前記画像切出し手段によって切出された被撮影者の特徴部分である目、耳、鼻又は/及び口に係る画像を表示する表示手段を備えることを特徴とする請求項12に記載の撮影画像登録システム。
  14. 前記表示手段によって表示された被撮影者の特徴部分である目、耳、鼻又は/及び口に係る画像を選択する選択手段を備えることを特徴とする請求項13に記載の撮影画像登録システム。
  15. 被撮影者の撮影画像を登録する方法であって、
    前記被撮影者を撮影して所定の撮影画像を取得し、
    取得された前記撮影画像から被撮影者の特徴部分の画像を抽出し、
    抽出された前記被撮影者の特徴部分の画像を第1の解像度で登録し、
    前記被撮影者の特徴部分を含む撮影全体画像を前記第1の解像度よりも低い第2の解像度で登録することを特徴とする撮影画像登録方法。
  16. 前記被撮影者の特徴部分を含む撮影全体画像を第1の解像度よりも低い第2の解像度で表示することを特徴とする請求項15に記載の撮影画像登録方法。
  17. 前記撮影全体画像の表示部分の画像数が、前記第1の解像度の撮影画像の画素数よりも少ないことを特徴とする請求項16に記載の撮影画像登録方法。
  18. 前記被撮影者の特徴部分の第1の解像度の画像と、当該被撮影者の特徴部分を含む第2の解像度の撮影全体画像とを関連付けて保存することを特徴とする請求項15に記載の撮影画像登録方法。
  19. 前記撮影画像の圧縮率を設定し、
    設定された前記圧縮率に基づいてデータを圧縮することを特徴とする請求項15に記載の撮影画像登録方法。
  20. 前記圧縮率が撮影画像毎に異なることを特徴とする請求項19に記載の撮影画像登録方法。
  21. 前記第1の解像度の撮影画像の画素数よりも少ない画像数の前記撮影全体画像を圧縮することを特徴とする請求項15に記載の撮影画像登録方法。
  22. 前記第1の解像度の画像よりも低い解像度の画像を集めて1枚の撮影画像を再構成することを特徴とする請求項15に記載の撮影画像登録方法。
  23. 前記被撮影者の特徴部分の第1の解像度の画像を暗号化し、
    暗号化された前記被撮影者の特徴部分の第1の解像度の画像と、当該被撮影者の特徴部分を含む第2の解像度の撮影全体画像とを関連付けて通信することを特徴とする請求項15に記載の撮影画像登録方法。
  24. 前記被撮影者の特徴部分の第1の解像度の画像を暗号化し、
    暗号化された前記被撮影者の特徴部分の第1の解像度の画像と、当該被撮影者の特徴部分を含む第2の解像度の撮影全体画像とを関連付けて保存することを特徴とする請求項15に記載の撮影画像登録方法。
  25. 前記撮影画像を利用するための個人識別情報を入力することを特徴とする請求項15に記載の撮影画像登録方法。
  26. 前記被撮影者の撮影画像が顔画像であって、
    前記撮影画像から当該被撮影者の特徴部分である目、耳、鼻又は/及び口に係る画像を切出すことを特徴とする請求項15に記載の撮影画像登録方法。
  27. 前記被撮影者の特徴部分である目、耳、鼻又は/及び口に係る画像を表示することを特徴とする請求項26に記載の撮影画像登録方法。
  28. 前記被撮影者の特徴部分である目、耳、鼻又は/及び口に係る画像を選択することを特徴とする請求項26に記載の撮影画像登録方法。
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