【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、連続撮影に同期させてストロボ発光を行うデジタルスチルカメラに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
ＣＣＤイメージセンサ等のイメージセンサで被写体を撮影するデジタルスチルカメラが広く普及している。このようなデジタルスチルカメラには、複数の静止画を連続的に撮影する連写機能を有するものもある。また、このような連写機能を有するデジタルスチルカメラには、その連続撮影時に、各撮影に同期させてストロボ発光を行うものが知られている。
【０００３】
ストロボ発光は、その発光に先立って充電されたメインコンデンサを放電させることにより行なっている。このメインコンデンサの充電を連続撮影中に継続したとしても、放電速度に比べて充電速度が極めて遅いため、ストロボ発光が進むと、メインコンデンサの充電電圧が下がりストロボ発光できなくなるため、連続的なストロボ発光の回数（以下、連続発光可能回数という）には限度がある。
【０００４】
また、撮影対象の明るさ，撮影感度，絞り値，撮影距離によって発光すべき１回のストロボ発光量が変化するから、これらの条件によって連続発光可能回数が変化する。例えば同じ明るさの被写体を撮影する場合において、撮影距離が比較的に短い時には、１回のストロボ発光量が少ないため連続発光可能回数が多くなるが、撮影距離が長くなると１回のストロボ発光量が多くなるため連続発光回数が少なくなる。このように連続撮影時のストロボ発光可能回数は撮影条件で変化する。
【０００５】
撮影距離に基づいて求められたストロボ発光量と、メインコンデンサの容量とから、そのストロボ発光量で連続発光可能回数を算出して表示し、レリーズボタンの操作で撮影が指示されると算出された回数の撮影を実行して、撮影動作を終了するデジタルスチルカメラが知られている（特許文献１）。
【０００６】
また、フイルム感度，撮影距離，メインコンデンサの充電電圧に基づいて連続発光可能回数を算出し、この回数以上に連続撮影回数が決定されたときには、連続撮影回数を連続発光可能回数と同じに制限して連続撮影を行なうカメラが知られている（特許文献２）。
【０００７】
【特許文献１】
特開２０００−３２１６１６号公報
【特許文献２】
特開平５−１８８４３８号公報
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、発光不能となるまでストロボ発光させながら、設定された連続撮影回数まで連続撮影を継続することは可能であるが、この場合にはいずれの時点でストロボ発光が不能になるのかが撮影者がわからないため不便である。また、特許文献１，２に記載されたような手法では、ストロボ発光可能な連続撮影回数を事前に知ることができるが、その連続撮影回数を調節することができず不便である。
【０００９】
本発明は、上記問題点を考慮してなされたもので、ストロボを用いた連続撮影に適したデジタルスチルカメラに関するものである。
【００１０】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項１記載の発明では、被写体までの撮影距離に基づいて、連続的にストロボ発光可能な連続発光可能回数を絞り値と撮影感度の組み合せ毎にそれぞれ算出する演算手段と、この演算手段で算出された各ストロボ発光可能な回数を対応する絞り値と撮影感度の組み合せとともに表示する表示手段とを備えたものである。
【００１１】
請求項２記載の発明では、表示手段に表示された各連続発光可能回数のうちの１つを選択する選択手段と、撮影開始操作に応答して、前記選択手段によって選択された連続発光可能回数を連続撮影の回数とするとともに、対応する絞り値及び撮影感度の組み合せで連続撮影を行う撮影制御手段とを備えたものである。
【００１２】
請求項３記載の発明では、撮影レンズ用のオートフォーカス手段を備え、前記被写体までの撮影距離は、前記オートフォーカス手段から取得するものである。
【００１３】
請求項４記載の発明では、前記被写体までの撮影距離は、予め用意された撮影距離が外部からの操作により選択されるものである。
【００１４】
【発明の実施の形態】
本発明を実施したデジタルスチルカメラの正面を図１に、背面を図２にそれぞれ示す。デジタルスチルカメラのカメラ本体２の前面には、撮影レンズ３，レリーズボタン４，ストロボ発光部５，ストロボ用の調光センサ窓６が設けられている。また、背面には、操作ボタン部７，カーソルキー８，画像表示用の第１ＬＣＤ９，連続撮影設定用の第２ＬＣＤ１０が設けられている。
【００１５】
レリーズボタン４を押圧操作することにより、撮影レンズ３の奥に設けられたＣＣＤイメージセンサ１２（図３参照）によって静止画の撮影が行われる。カメラ本体２には、メモリスロット（図示せず）が設けられており、このメモリスロットに装着されたメモリーカード１３（図３参照）に静止画のデジタル信号（画像データ）が書き込まれて保存される。
【００１６】
ストロボ発光部５は、ストロボモードがオンのときに静止画の撮影に同期してストロボ光を被写体に向けて照射する。調光センサ窓６の奥には、調光センサ１４（図３参照）が配されており、この調光センサ１４で被写体からのストロボ反射光を受光し、ストロボ反射光の光量積分を行う。ストロボ発光は、光量積分値が所定のレベルに達したときに停止される。これにより、ストロボ光による露光量が適正なものとなるようにされる。ストロボモードは、被写体の明るさが所定レベル以下のときに自動的にオンとされて、ストロボ発光が行われるように制御される。なお、ストロボ発光の要否を手動で選択できるようにしてもよい。
【００１７】
操作ボタン部７を操作することにより、撮影モードの選択を行うことができる。撮影モードとしては、通常撮影モードと連続撮影モードのいずれかを選択できる。通常撮影モードでは、１回のレリーズボタン４の押圧操作に応答して１回の静止画の撮影が行われ、１個の静止画がメモリカード１３に記録される。連続撮影モードは、いわゆる連写のためのモードであり、レリーズボタン４の押圧操作に応答して複数回の静止画の撮影を短い間隔で連続して行い、得られる複数の静止画をメモリカード１３に記録する。
【００１８】
通常撮影モードでストロボモードがオンの時には、１回の静止画の撮影に同期して１回のストロボ発光が行われ、オフのときにはストロボ発光は行われない。連続撮影モードでストロボモードがオンの時には、ストロボ連続撮影モードとなって各静止画の撮影毎にストロボ発光が行われ、ストロボモードがオフのときには 通常連続撮影モードとなりストロボ発光は行われない。
【００１９】
第１ＬＣＤ９は、撮影レンズ３を通してＣＣＤイメージセンサ１２で撮影される被写体画像をリアルタイムでカラー表示するいわゆる電子ビューファインダとして機能するとともに、画像の再生等に使用される。撮影モード下では、通常はＣＣＤイメージセンサ１２によって動画の撮影が行われており、第１ＬＣＤ９には、その撮影中の被写体画像が動画で表示される。
【００２０】
第２ＬＣＤ１０には、通常連続撮影モードでは、設定されている連続撮影回数が第２ＬＣＤ１０に表示される。連続撮影回数はカーソルキー８を操作することによって増減できる。ストロボ連続撮影モードでは、詳細を後述するように絞り値及び撮影感度の組み合せとそれに対応してストロボ発光が可能な連続撮影回数の設定画面が表示される。カーソルキー８を操作することにより、第２ＬＣＤ１０に表示されている絞り値及び撮影感度と連続撮影回数との組み合せを選択できる。
【００２１】
したがって、撮影者は、この第２ＬＣＤ１０の表示を確認することで、絞り値と撮影感度の各種組み合せとストロボ発光を行いながら連続撮影が可能な連続撮影回数を知ることができるのと同時に、その設定画面を用いて簡単に連続撮影回数を設定できる。
【００２２】
なお、カーソルキー８は、レリーズボタン４を押圧操作しながらも操作ができるように配置されている。また、第２ＬＣＤ１０の前面にタッチパネルセンサを設け、所望とする連続発光回数の位置をタッチすることで選択してもよい。
【００２３】
図３に上記デジタルスチルカメラの構成を示す。システムコントローラ１５は、レリーズボタン４，操作ボタン部７，カーソルキー８からの操作信号の入力に応じて各部を制御する。システムコントローラ１５には、ＲＯＭ１５ａ，ＲＡＭ１５ｂが接続されている。ＲＯＭ１５ａには、各種シーケンスを実行するためのプログラムやパラメータが書き込まれている。システムコントローラ１５は、ＲＯＭ１５ａのプログラムにしたがって各部を制御する。ＲＡＭ１５ｂは、撮影シーケンスなどを実行する際に必要なデータを一時的に記憶するワークメモリとして利用される。
【００２４】
撮影レンズ３の背後にＣＣＤイメージセンサ１２が配置されている。ＣＣＤイメージセンサ１２は、ドライバ１６によって、電荷蓄積時間、すなわち電子シャッタのシャッタ速度，電荷の転送などが制御され、光学的な被写体画像を電気的な撮影信号に変換して出力する。
【００２５】
ＣＣＤイメージセンサ１２からの撮影信号は、アンプ１７で増幅された後にＡ／Ｄ変換器１８でデジタル信号に変換される。アンプ１７は、システムコントローラ１５によってゲインが設定され、そのゲインで撮影信号を増幅する。このアンプ１７に設定するゲインによって撮影感度が決まる。
【００２６】
Ａ／Ｄ変換器１８からのデジタル信号は、ＡＦ部２１，ＡＥ部２２，画像処理部２３にそれぞれ送られる。ＡＦ部２１は、デジタル信号に含まれる高周波成分に基づき、ピントのずれ量に応じたＡＦ評価信号をシステムコントローラ１５に送る。システムコントローラ１５は、ＡＦ評価値を参照して高周波成分が最大となるように、駆動部２４を介して撮影レンズ３内のフォーカシングレンズ３ａを移動する。これにより被写体に撮影レンズ３のピントを合致する。
【００２７】
駆動部２４には、例えばフォーカシングレンズ３ａの位置を検出するためのエンコーダが内蔵されており、フォーカシングレンズ３ａの位置に応じたレンズ位置信号をシステムコントローラ１５に送る。システムコントローラ１５は、レンズ位置信号に基づいて被写体までの撮影距離を検知する。
【００２８】
ＡＥ部２２は、デジタル信号の信号レベルを参照し、被写体の明るさに対応したＡＥ評価信号をシステムコントローラ１５に送る。システムコントローラ１５は、動画の撮影や通常連続撮影モードのときには、ＡＥ評価信号に基づいてＣＣＤイメージセンサ５のシャッタ速度，撮影感度，絞り板２５の絞り値を制御する。また、ＡＥ評価信号に基づいてストロボモードのオン・オフを決定する。
【００２９】
絞り板２５は、撮影レンズ３とＣＣＤイメージセンサ１２との間に配されており、ＣＣＤイメージセンサ１２に入射する光の強さを調節する。この絞り板２５は、システムコントローラ１５の制御の下で駆動部２４によって駆動される。
【００３０】
画像処理部２３は、入力されるデジタル信号に対してホワイトバランス処理，ガンマ補正，シャープネス処理，色補正処理などを行う。この画像処理部２３からのデジタル信号は、バッファメモリ２７に送られる。バッファメモリ２７は、高速なデータの書き込み及び読み出しが可能なメモリが用いられており、画像処理部２３からのデジタル信号は、このバッファメモリ２７にいったん書き込まれてから順次に読み出されて第１ＬＣＤ９に送られる。これにより、動画の撮影中では、その撮影中の被写体画像が動画で第１ＬＣＤ９に表示される。また、レリーズボタン４が押圧された際には、その操作の応答して撮影された静止画のデジタル信号がバッファメモリ２７に書き込まれてから、圧縮／伸張回路２８を介してメディアコントローラ２９に送られる。
【００３１】
圧縮／伸張回路２８は、デジタル信号の圧縮と伸張を行う。メディアコントローラ２９は、メモリスロットに装着されたメモリカード１３のデータの書き込み及び読み出しを行う。バッファメモリ２７からのデジタル信号は、圧縮／伸張回路２８で圧縮されたからメディアコントローラ２９に送られ、メモリカード１３に書き込まれる。一方、メモリカード１３から読み出されたデジタル信号は、圧縮／伸張回路２８で伸張されてからバッファメモリ２７に送られ、このバッファメモリ２７から読み出されて、第１ＬＣＤ９に送られることにより、記録済の静止画が第１ＬＣＤ９に表示される。
【００３２】
ストロボ制御部３１は、メインコンデンサ３２の充電，ストロボ放電管３３によるストロボ発光を制御する。ストロボ制御部３１は、例えばメインコンデンサ３２の充電電圧を周期的に監視して、静止画の撮影開始時にメインコンデンサ３２の充電電圧が所定の充電レベル（フル充電）となっているように、その充電を制御する。
【００３３】
ストロボ制御部３１には、静止画の撮影に同期したシンクロ信号がシステムコントローラ１５から入力される。このシンクロ信号は、ストロボ発光モードがオンのときの静止画の露光、すなわちＣＣＤイメージセンサ１２の電子シャッタが開く毎に入力される。ストロボ制御部３１は、シンクロ信号が入力される毎にメインコンデンサ３２をストロボ放電管３３で放電させてストロボ発光を行う。ストロボ放電管３３からのストロボ光はストロボ発光部５から被写体に向けて照射される。
【００３４】
調光センサ１４は、ストロボ反射光を受光し、その受光した光強度に応じた光電流を流す。ストロボ制御部３１は、調光センサ１４からの光電流に基づいて光量積分を行い、その光量積分値が所定の発光停止レベルに達するとストロボ放電管３３でのストロボ発光を停止する。ストロボ発光の停止は、例えばシリーズ方式で行われることにより発光停止時にメインコンデンサ３２を放電させないようにして連続的なストロボ発光を可能にしている。発光停止レベルは、撮影に用いる絞り値，撮影感度に応じて、ストロボ光による露光量が適正となるようにシステムコントローラ１５によって決定されてストロボ制御部３１にセットされる。
【００３５】
演算部３８は、ストロボ発光の連続発光可能回数を算出する。この演算に必要な撮影距離は、システムコントローラ１５から演算部３８に与えられる。この撮影距離は、前述のように駆動部２４からのレンズ位置信号に基づいて検知されたものが用いられる。また、このデジタルスチルカメラで設定可能な絞り値及び撮影感度は、演算部３８に予め用意されている。さらに、メインコンデンサ３２の静電容量など演算に必要な値が演算部３８には予めセットされている。
【００３６】
ここで、連続発光可能回数を算出する方法の一例を示す。演算部３８による演算は、１回の放電によるメインコンデンサ３２の電圧低下等を考慮して、次の演算式を用いて行う。ＶＴ （ｉ） ＜ＶＴＯとなるまで演算を繰り返し行い、ＶＴ （ｉ） ＜ＶＴＯとなった時点で演算を停止し、そのときの値「ｉ−１」を連続発光可能回数として算出する。
ＶＴ （ｉ） ＝（ ＶＨ （ｉ）２−Ｘ２ ・（ＶＨＯ ２ −ＶＴＯ ２ ） ） １／２
但し、ＶＨ （ｉ＋１）＝ＶＴ （ｉ） ，Ｘ＝ＧＸ ／Ｇ０
【００３７】
上記演算式の各記号の表す意味は次の通りである。
ＶＨＯ ：メインコンデンサのフル充電時の充電電圧
ＶＴＯ ：フル発光終了後のメインコンデンサの充電電圧
ＶＨ （ｉ） ：ｉ回目の発光前のメインコンデンサの充電電圧
ＶＴ （ｉ） ：ｉ回目の発光後のメインコンデンサの充電電圧
Ｇ０ ：充電電圧ＶＨＯで発光を開始してＶＴＯで発光を停止した際の発光量（フル発光量）
ＧＸ ：１回の撮影に必要な発光量
【００３８】
発光量ＧＸ は、被写体距離，絞り値，撮影感度（ゲイン）に基づいて、適正な露光量を得るための発光量として決定されるが、アベイラブル光による露光量を考慮して補正してもよい。また、発光量Ｇ０ ，ＧＸ としてガイドナンバーを使用する場合には、同じ撮影感度に対する発光量Ｇ０ ，ＧＸ を用いて演算する必要があるのはいうまでもない。
【００３９】
また、充電電圧ＶＨＯ，ＶＴＯは予め実験などにより求められて与えられている値である。メインコンデンサ３２がフル充電された状態で連続的なストロボの発光が行われるので、充電電圧ＶＨ （ｉ）の初期値（ｉ＝０）としては、充電電圧ＶＨＯが用いられる。さらに、充電電圧ＶＴ （ｉ） は、発光量ＧＸ で発光させた場合の発光後の充電電圧として求められるものであり、発光量ＧＸ に相当する電気エネルギーＥｘ ，メインコンデンサ３２の静電容量をＣとしたときに、以下の関係式から求めることもできる。
Ｅｘ ＝（Ｃ・（ＶＨ （ｉ）２ −ＶＴ （ｉ） ２ ））／２
【００４０】
なお、演算を実行する代わりに、種々の撮影距離に対して予め各絞り値，各撮影感度の組み合せに対応した連続発光可能回数をデータとして用意しておき、取得した撮影距離に応じたものを読み出して表示するようにしてもよい。
【００４１】
第２ＬＣＤ１０は，ストロボ連続撮影モードの場合には、演算部３８の演算結果の内容に基づいた設定画面が表示される。ストロボ連続撮影モードにおける第２ＬＣＤ１０に表示される表示例を図４に示す。
【００４２】
設定画面４０は、絞り値欄４１と、撮影感度欄４２と、連続撮影回数欄４３とがある。絞り値欄４１には設定可能な絞り値が、撮影感度欄４２には設定可能な撮影感度がそれぞれ表示される。この例では、設定可能な絞り値として、「２．８」，「４」，「５．６」，「８」，「１１」（いずれもＦ値）が表示されており，また撮影感度には「１００」，「２００」，「４００」，「８００」，「１６００」（いずれもＩＳＯ感度換算値）がそれぞれ表示される。
【００４３】
連続撮影回数欄４３には、絞り値欄４１と撮影感度欄４２に表示される絞り値と撮影感度の組み合せに設定したときに実行される連続撮影回数が表示される。この連続撮影回数は、対応する絞り値と撮影感度との組み合せで連続撮影したときに上記の演算によって算出されるストロボ発光可能回数となっている。
【００４４】
連続撮影回数欄４３には、選択枠４４が表示され、レリーズボタン４を全押しとしたときに、この選択枠４４で囲まれて選択されている連続撮影回数で連続撮影が行われる。また、選択枠４４で選択された連続撮影回数に対応する絞り値と撮影感度の組み合せで各静止画の撮影が行われるようにシステムコントローラ１５によって制御される。
【００４５】
この例では、連続発光可能回数、すなわち絞り値と撮影感度に対応して最大に発光できる回数を連続撮影回数として表示し、その回数で連続撮影を行うようにしているが、このように設定画面中に最初に表示される連続発光可能回数を連続撮影回数の上限としてカーソルキー８等の操作で連続撮影回数を増減できるようにしてもよい。なお、連続撮影で得られる各画像データを一時的に記憶するバッファメモリ２７の容量によって連続撮影回数が制限されるので、実際には算出された連続発光可能回数よりも設定可能な連続撮影回数は小さくなることがある。
【００４６】
この例において、図４に示される表示例は、被写体距離が例えば１ｍの条件下で、撮影感度が「１００」，絞り値が「Ｆ１１」のときストロボ発光回数が１回となるような仕様のストロボ発光部の例であるが、現在市販されている一般的なデジタルスチルカメラのストロボ発光部と同程度の仕様である場合の設定画面４０の例を図５に示す。なお、図５の設定画面中の「−」は、フル発光しても適正な露光量が得られないこと、すなわちストロボ発光させての連続撮影が行えないことを示している。
【００４７】
次に上記構成の作用について説明する。撮影モード下では、ＣＣＤイメージセンサ１２によって動画の撮影が行われており、ＣＣＤイメージセンサ１２が撮影した被写体画像は、 撮影信号として出力され、アンプ１７で増幅された後、Ａ／Ｄ変換器１８でデジタル信号に変換される。
【００４８】
Ａ／Ｄ変換器１８からのデジタル信号は、ＡＦ部２１，ＡＥ部２２，画像処理部２３にそれぞれ送られる。そして、このデジタル信号に基づいたＡＦ評価信号がＡＦ処理部２１からシステムコントローラ１５に送られ、このシステムコントローラ１８が駆動部２４を介してフォーカシングレンズ３ａを移動させて、現在撮影中の被写体にピントが合致するように調節される。このピントの調節は、随時行われるから被写体までの撮影距離が変化しても、それに追随してピント調節が行われる。
【００４９】
また、ＡＥ部２２からはデジタル信号に基づき被写体の明るさに応じたＡＥ評価信号がシステムコントローラ１５に送られる。そして、このＡＥ評価信号に基づきシステムコントローラ１５によって適正となるＣＣＤイメージセンサ１２のシャッタ速度，絞り板２５の絞り値，アンプ１７のゲインすなわち撮影感度が決められ、それぞれドライバ１６，駆動部２４を介して調節される。これらの調節についても、随時行われるから被写体の明るさ変化すれば、それに追随して調節が行われる。
【００５０】
さらに、画像処理部２３では、それに入力されるデジタル信号に対してホワイトバランス処理，ガンマ補正等の所定の処理が行われ、いったんバッファメモリ２７に書き込まれ、それが読み出されて第１ＬＣＤ９に送られる。これにより、ＣＣＤイメージセンサ１２で撮影中の被写体が動画で第１ＬＣＤ９に表示される。
【００５１】
連続撮影をする場合には、操作ボタン部７を操作して連続撮影モードを選択する。この後に、撮影者は、第１ＬＣＤ９を観察してフレーミングを決定し撮影を行う。
【００５２】
図６に示すように、レリーズボタン４を半押しとすると、これに応答してシステムコントローラ１５は、静止画の撮影のために、ＡＦ部２１からのＡＦ評価信号を参照しながら駆動部２４を介してフォーカスレンズ３ａを駆動し、撮影レンズ３のピントを再調節する。また、システムコントローラ１５によって、ＡＥ評価信号から検知される被写体の明るさに基づいてストロボ発光の要否が判定される。ここで、被写体の明るさが所定のレベルよりも高いときには、ストロボ発光が不要と判断されてストロボモードがオフとされ、被写体の明るさが所定レベル以下のときにはストロボ発光をするためにストロボモードがオンとされる。
【００５３】
ストロボモードがオンとされた場合には、すなわちストロボ連続撮影モードよなった場合には、撮影レンズ３のピントの再調節が完了した後に、システムコントローラ１５は、駆動部２４のエンコーダからのレンズ位置信号に基づいて被写体までの撮影距離を取得し、この撮影距離の情報を演算部３８に送るとともに、演算の指示を与える。この演算の指示を受けた演算部３８は、与えられた撮影距離と、設定可能な各絞り値と各撮影感度とを、上記の演算式に適用して、絞り値と撮影感度の組み合せ毎の連続発光可能回数を算出し、その結果をシステムコントローラ１５に送る。そして、システムコントローラ１５が演算部３８からの連続発光可能回数を連続撮影回数として、絞り値，撮影感度とともに、図４に例が示されるような設定画面４０で第２ＬＣＤ１０に表示する。
【００５４】
撮影者は、第２ＬＣＤ１０に表示されている設定画面４０の連続撮影回数欄４３のうちのいずれかの連続発光回数の位置に選択枠４４をカーソルキー８で移動させて選択することにより、意図する条件に合致する絞り値及び撮影感度と、連続撮影回数との組み合せを選択する。このようにして、連続撮影回数と、絞り値と、撮影感度とを選択した後に、撮影者はレリーズボタン４をさらに押し込んで全押しとする。
【００５５】
レリーズボタン４が全押しとされると、システムコントローラ１５によって、その時点で選択枠４４で選択中の連続撮影回数と、絞り値と、撮影感度とが取得されてから、ＣＣＤイメージセンサ１２の電子シャッタが閉じられるとともに、絞り板２５と、アンプ１７が設定画面４０で選択中の絞り値と、撮影感度に対応したゲインとなるようにされ、この後にシステムコントローラ１５の制御下でドライバ１６により電子シャッタの開閉が行われて１回目の撮影が行われる。このときに、電子シャッタのシャッタ速度としては、例えば撮影感度に応じたものが固定的に用いられる。
【００５６】
電子シャッタが開かれると、システムコントローラ１５からシンクロ信号がストロボ制御部３１に送られ、このストロボ制御部３１によりストロボ放電管３３でメインコンデンサ３２が放電されて１回目のストロボ発光が開始される。同時に、調光センサ１４によるストロボ反射光の受光が開始される。そして、ストロボ発光開始と同時に調光センサ１４からの光電流に基づいてストロボ制御部３１で光量積分が開始され、この光量積分値が所定の発光停止レベルに達すると、その瞬間にストロボ発光が停止される。
【００５７】
１回目のストロボ発光の完了後にＣＣＤイメージセンサ１２の電子シャッタが閉じられる。この後に、１回目の撮影で得られる撮影信号がＣＣＤイメージセンサ１２から出力され、アンプ１７，Ａ／Ｄ変換器１８，画像処理部２３を介して得られるデジタル信号がバッファメモリ２７に書き込まれる。
【００５８】
１回目の撮影から所定の時間が経過すると、２回目の撮影が１回目のときと同じ手順で行われる。もちろんこの場合にも、ストロボ発光が行われる。同様にして、選択された連続撮影回数までの撮影が行われる。
【００５９】
例えば、図４に示されるように、絞り値「Ｆ５．６」，撮影感度「ＩＳＯ２００」の組み合せに対応した連続撮影回数「８」が選択枠４４で選択されている場合には、絞り板２５が絞り値「Ｆ５．６」に設定され、アンプ１７が「ＩＳＯ２００」に相当するゲインに設定された状態で８回の静止画の撮影が連続的に行われる。そして、それぞれの撮影においてストロボ発光が行われる。
【００６０】
以上のようにして、撮影時の絞り値及び撮影感度，撮影距離を用いて算出された適正な露光を得るためのストロボ発光量に基づいて発光可能な回数で静止画の撮影が行われるから、連続撮影の途中でストロボ発光がされなくなるといった不具合はない。
【００６１】
選択された連続撮影回数の撮影が完了し、最後の静止画のデジタル信号のバッファメモリ２７への書き込みが完了した後に、このバッファメモリ２７から撮影された各静止画のデジタル信号が順番に読み出され、圧縮／伸張回路２８で圧縮された後にメディアコントローラ２９に送られ、メモリカード１３にぞれぞれ書き込まれる。
【００６２】
なお、ストロボモードがオフとされた場合には、通常連続撮影モードとなり、第２ＬＣＤ１０に表示される連続撮影回数をカーソルキーで増減して設定することができる。そして、レリーズボタン４の全押しに応答して、選択された連続撮影回数で連続撮影が行われる。このときには、ストロボ発光は行われない。
【００６３】
図７は、予め用意された撮影距離を選択する例を示すものである。なお、以下に説明する他は、上記実施形態と同じであり、実質的に同じものには同一の符号を付して、その説明を省略する。
【００６４】
この例では、図７に示されるように、レリーズボタン４の半押し後、ストロボ連続撮影モードとなると、予め用意されている１ｍを撮影距離とする図８に一例を示すシート５１が設定画面４０に表示される。この後に、カーソルキー８を所定の手順で操作して、予め用意されている３ｍを撮影距離とするシート５２を選択すれば、図９に一例を示す３ｍを撮影距離とするシート５２が表示される。さらに、カーソルキー８を操作して、オートのシート５３を選択すると、その時点でフォーカシングレンズ３ａの位置から検知される撮影距離に基づいたシート５４の設定画面４０が表示される。
【００６５】
撮影距離が１ｍと３ｍの絞り値と撮影感度の各組み合せに応じた連続撮影回数（連続発光可能回数）は、予め算出されてＲＯＭ１５ａに書き込まれており、これが読み出され第２ＬＣＤ１０に表示される。このため、これらの撮影距離については、連続発光可能回数を算出する演算時間が不要であり、直ちに連続撮影に移れるという利点がある。なお、撮影距離は、１ｍと３ｍに限られるものではない。また、現在市販されている一般的なデジタルスチルカメラのストロボ発光部の仕様と同程度の場合における撮影距離が１ｍと３ｍのときの連続発光可能回数を表示して設定画面４０の例を図１０及び図１１に示す。
【００６６】
上記各実施形態では、ストロボ発光可能な回数を対応する絞り値と撮影感度の組み合せとともに表示し、ユーザがストロボ発光可能な回数を絞り値と撮影感度の組み合せで選択するようにしているが、ユーザが設定した連続撮影回数で連続発光可能となるように撮影感度を制御してもよい。この場合には、例えば絞り値と、ＡＦ評価信号から検知された撮影距離と、設定可能な範囲で最も低い撮影感度とに基づいて、連続発光可能回数を算出する。そして、この算出された連続発光可能回数がユーザが設定した連続撮影回数よりも小さい場合には、撮影感度を１ステップ高くして、再度連続発光可能回数を算出する。このようにして、連続発光可能回数が設定されている連続撮影回数以上となるまで撮影感度を高くする。
【００６７】
なお、絞り値としては、例えば開放絞りの絞り値を用いることで、感度増加にともなうノイズによる画質の劣化を最小限に抑えることができる。また、ＡＥ評価値に基づいて絞り値とシャッタ速度との組み合せを決定し、背景についても適正な露光量を得る場合には、撮影感度の増加した分だけシャッタ速度を速くするように制御すればよい。もちろん、シャッタ速度は、ストロボ発光と同期可能な範囲で設定する必要があるのはいうまでもない。
【００６８】
上記各実施形態では、レリーズボタンの半押し後に、連続撮影回数の設定画面が表示されるが、レリーズボタンの押圧操作を行う前、すなわち連続撮影モード下で動画を撮影・表示している間の情報に基づいて、ストロボ発光の有無の判定や連続発光可能回数の算出を行い、レリーズボタンの押圧操作で確定するようにしてもよい。上記では、自動調光式のストロボ装置を用いた例について説明しているが、撮影距離に応じた所定のストロボ発光量となるようにストロボ発光を制御するものであってもよい。
【００６９】
また、上記各実施形態では、ストロボ装置を内蔵したデジタルスチルカメラについて説明したが、デジタルスチルカメラと、これに装着される外部のストロボ装置との組み合せであってもよい。この場合には、例えば外部のストロボ装置とデジタルスチルカメラとの間で通信を行い、ストロボ装置の仕様情報をデジタルスチルカメラに読み、またデジタルスチルカメラからの指示でストロボ発光量を制御する等して、上記各実施形態と同様にデジタルスチルカメラと外部のストロボ装置とを制御すればよい。また、特定の外部のストロボ装置が接続される場合には、その仕様をデジタルスチルカメラ側に予め記憶させておいてもよい。
【００７０】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、取得した被写体までの撮影距離を用いてストロボ光の連続発光可能回数な絞り値と撮影感度の組み合せ毎に算出して、その連続発光可能発光回数を対応する絞り値と撮影感度の組み合せとともに表示するから、絞り値と撮影感度の組み合せに応じた連続発光可能回数を容易に確認することができ、所望とする設定を行うことができる。また、表示手段に表示された各連続発光可能回数のうちの１つを選択する選択手段を設け、撮影時には選択された連続発光可能回数を連続撮影の回数とし、これ対応する絞り値及び撮影感度の組み合せで連続撮影を行うから連続撮影を容易に所望とする設定で行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明を実施したデジタルスチルカメラの正面側を示す説明図である。
【図２】デジタルスチルカメラの背面側を示す説明図である。
【図３】デジタルスチルカメラの構成を示すブロック図である。
【図４】第２ＬＣＤに表示される設定画面の例を示す説明図である。
【図５】一般的な仕様のストロボ装置に設定画面の例を示す説明図である。
【図６】ストロボ連続撮影モードでの処理手順を示すフローチャートである。
【図７】予め用意された撮影距離を選択可能にした例を示すものである。
【図８】予め用意された撮影距離１ｍの選択時の設定画面を示すものである．
【図９】予め用意された撮影距離３ｍの選択時の設定画面を示すものである．
【図１０】一般的な仕様のストロボ装置の場合における用意された撮影距離１ｍの選択時の設定画面を示すものである．
【図１１】一般的な仕様のストロボ装置の場合における用意された撮影距離３ｍの選択時の設定画面を示すものである．
【符号の説明】
３ 撮影レンズ
５ ストロボ発光部
８ カーソルキー
９，１０ ＬＣＤ
１５ システムコントローラ
２４ 駆動部
２１ ＡＦ部
３１ ストロボ制御部
３８ 演算部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a digital still camera that emits strobe light in synchronization with continuous shooting.
[0002]
[Prior art]
Digital still cameras that photograph a subject with an image sensor such as a CCD image sensor are widely used. Some of these digital still cameras have a continuous shooting function for continuously shooting a plurality of still images. In addition, a digital still camera having such a continuous shooting function is known that emits strobe light in synchronization with each shooting during continuous shooting.
[0003]
Strobe light emission is performed by discharging a charged main capacitor prior to the light emission. Even if charging of the main capacitor is continued during continuous shooting, the charging speed is very slow compared to the discharging speed. There is a limit to the number of times of light emission (hereinafter referred to as the number of times of continuous light emission).
[0004]
In addition, since the amount of one flash emission to be emitted changes depending on the brightness of the object to be imaged, the imaging sensitivity, the aperture value, and the imaging distance, the number of times that continuous emission is possible varies depending on these conditions. For example, when shooting a subject with the same brightness, if the shooting distance is relatively short, the number of flashes that can be continuously emitted increases because the amount of flash emission per time is small. Therefore, the number of continuous light emission decreases. As described above, the number of times the flash can be emitted during continuous shooting varies depending on shooting conditions.
[0005]
Based on the flash output obtained based on the shooting distance and the capacity of the main capacitor, the number of possible continuous flashes is calculated and displayed based on the flash output, and it is calculated when shooting is instructed by operating the release button. There is known a digital still camera that executes a number of times of shooting and ends the shooting operation (Patent Document 1).
[0006]
Also, the number of possible continuous flashes is calculated based on the film sensitivity, shooting distance, and main capacitor charging voltage. If the number of continuous shots is determined to exceed this number, the number of continuous shots is limited to the same as the number of possible continuous flashes. A camera that performs continuous shooting is known (Patent Document 2).
[0007]
[Patent Document 1]
JP 2000-321616 A
[Patent Document 2]
JP-A-5-188438
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, it is possible to continue the continuous shooting until the set number of continuous shootings while the flash is fired until the flash becomes impossible, but in this case, the photographer decides at which point the flash is disabled. It is inconvenient because I do not know. In addition, with the methods described in Patent Documents 1 and 2, it is possible to know in advance the number of continuous shootings capable of flash emission, but it is inconvenient because the number of continuous shootings cannot be adjusted.
[0009]
The present invention has been made in consideration of the above-described problems, and relates to a digital still camera suitable for continuous shooting using a strobe.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, according to the first aspect of the present invention, an operation for calculating the number of times of continuous light emission capable of continuous strobe light emission for each combination of aperture value and photographing sensitivity based on the photographing distance to the subject. And a display means for displaying the number of times each flash can be emitted calculated by the computing means together with a combination of a corresponding aperture value and photographing sensitivity.
[0011]
According to the second aspect of the present invention, the selecting means for selecting one of the possible continuous light emission times displayed on the display means, and the continuous light emission possible number selected by the selection means in response to the photographing start operation. Is a number of times of continuous shooting, and a shooting control means for performing continuous shooting with a combination of the corresponding aperture value and shooting sensitivity.
[0012]
According to a third aspect of the present invention, an autofocus unit for a photographic lens is provided, and the shooting distance to the subject is acquired from the autofocus unit.
[0013]
According to a fourth aspect of the present invention, as the shooting distance to the subject, a shooting distance prepared in advance is selected by an external operation.
[0014]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The front of the digital still camera embodying the present invention is shown in FIG. 1, and the back is shown in FIG. On the front surface of the camera body 2 of the digital still camera, a photographing lens 3, a release button 4, a strobe light emitting unit 5, and a light control sensor window 6 for strobe are provided. On the rear side, an operation button section 7, a cursor key 8, a first LCD 9 for image display, and a second LCD 10 for setting continuous shooting are provided.
[0015]
By pressing the release button 4, a still image is taken by the CCD image sensor 12 (see FIG. 3) provided in the back of the taking lens 3. The camera body 2 is provided with a memory slot (not shown), and a still image digital signal (image data) is written and stored in a memory card 13 (see FIG. 3) inserted in the memory slot. The
[0016]
The strobe light emitting unit 5 emits strobe light toward a subject in synchronization with still image shooting when the strobe mode is on. A light control sensor 14 (see FIG. 3) is disposed in the back of the light control sensor window 6. The light control sensor 14 receives the strobe reflected light from the subject, and performs the light amount integration of the strobe reflected light. Strobe light emission is stopped when the light intensity integral value reaches a predetermined level. As a result, the exposure amount by the strobe light is made appropriate. The strobe mode is automatically turned on when the brightness of the subject is equal to or lower than a predetermined level, and is controlled so that strobe light is emitted. Note that it may be possible to manually select whether or not strobe light emission is necessary.
[0017]
The shooting mode can be selected by operating the operation button unit 7. As the shooting mode, either the normal shooting mode or the continuous shooting mode can be selected. In the normal shooting mode, one still image is shot in response to one pressing operation of the release button 4, and one still image is recorded on the memory card 13. The continuous shooting mode is a so-called continuous shooting mode, in which a plurality of still images are continuously taken at a short interval in response to a pressing operation of the release button 4, and the obtained plurality of still images are stored in a memory card. 13 is recorded.
[0018]
When the flash mode is on in the normal shooting mode, one flash emission is performed in synchronization with one still image shooting, and when it is off, the flash emission is not performed. When the strobe mode is on in the continuous shooting mode, the strobe continuous shooting mode is selected, and the strobe is fired every time a still image is shot.
[0019]
The first LCD 9 functions as a so-called electronic viewfinder that displays a subject image photographed by the CCD image sensor 12 through the photographing lens 3 in real time, and is used for image reproduction and the like. Under the shooting mode, a moving image is normally shot by the CCD image sensor 12, and the subject image being shot is displayed on the first LCD 9 as a moving image.
[0020]
On the second LCD 10, in the normal continuous shooting mode, the set number of continuous shooting is displayed on the second LCD 10. The number of continuous shooting can be increased or decreased by operating the cursor key 8. In the strobe continuous shooting mode, as will be described in detail later, a combination screen of aperture value and shooting sensitivity and a setting screen for the number of continuous shootings capable of flash emission corresponding to the combination are displayed. By operating the cursor key 8, it is possible to select a combination of the aperture value and the shooting sensitivity displayed on the second LCD 10 and the number of continuous shootings.
[0021]
Accordingly, the photographer can check the display on the second LCD 10 to know the number of continuous shootings that can be continuously shot while performing various combinations of aperture value and shooting sensitivity and performing strobe light emission. You can easily set the number of continuous shots using the screen.
[0022]
The cursor key 8 is arranged so that it can be operated while pressing the release button 4. Alternatively, a touch panel sensor may be provided on the front surface of the second LCD 10 and the position of the desired number of continuous light emission may be selected by touching.
[0023]
FIG. 3 shows the configuration of the digital still camera. The system controller 15 controls each unit in response to input of operation signals from the release button 4, the operation button unit 7, and the cursor key 8. The system controller 15 is connected to a ROM 15a and a RAM 15b. Programs and parameters for executing various sequences are written in the ROM 15a. The system controller 15 controls each unit according to the program stored in the ROM 15a. The RAM 15b is used as a work memory that temporarily stores data necessary for executing a shooting sequence or the like.
[0024]
A CCD image sensor 12 is disposed behind the photographing lens 3. The CCD image sensor 12 controls the charge accumulation time, that is, the shutter speed of the electronic shutter, the transfer of charges, and the like by the driver 16, and converts the optical subject image into an electrical photographing signal and outputs it.
[0025]
A photographing signal from the CCD image sensor 12 is amplified by an amplifier 17 and then converted into a digital signal by an A / D converter 18. The amplifier 17 has a gain set by the system controller 15 and amplifies the photographing signal with the gain. The shooting sensitivity is determined by the gain set in the amplifier 17.
[0026]
Digital signals from the A / D converter 18 are sent to the AF unit 21, the AE unit 22, and the image processing unit 23, respectively. The AF unit 21 sends an AF evaluation signal corresponding to the focus shift amount to the system controller 15 based on the high frequency component included in the digital signal. The system controller 15 refers to the AF evaluation value and moves the focusing lens 3a in the photographing lens 3 via the drive unit 24 so that the high frequency component is maximized. As a result, the photographing lens 3 is brought into focus with the subject.
[0027]
The drive unit 24 incorporates an encoder for detecting the position of the focusing lens 3a, for example, and sends a lens position signal corresponding to the position of the focusing lens 3a to the system controller 15. The system controller 15 detects the shooting distance to the subject based on the lens position signal.
[0028]
The AE unit 22 refers to the signal level of the digital signal and sends an AE evaluation signal corresponding to the brightness of the subject to the system controller 15. The system controller 15 controls the shutter speed of the CCD image sensor 5, the photographing sensitivity, and the aperture value of the diaphragm plate 25 based on the AE evaluation signal in the moving image shooting mode and the normal continuous shooting mode. Further, on / off of the strobe mode is determined based on the AE evaluation signal.
[0029]
The diaphragm plate 25 is disposed between the photographing lens 3 and the CCD image sensor 12 and adjusts the intensity of light incident on the CCD image sensor 12. The diaphragm plate 25 is driven by the drive unit 24 under the control of the system controller 15.
[0030]
The image processing unit 23 performs white balance processing, gamma correction, sharpness processing, color correction processing, and the like on the input digital signal. The digital signal from the image processing unit 23 is sent to the buffer memory 27. As the buffer memory 27, a memory capable of writing and reading data at high speed is used, and the digital signal from the image processing unit 23 is once written in the buffer memory 27 and then sequentially read out to be read by the first LCD 9. Sent to. Thereby, during shooting of a moving image, the subject image being shot is displayed on the first LCD 9 as a moving image. When the release button 4 is pressed, a digital signal of a still image shot in response to the operation is written in the buffer memory 27 and then sent to the media controller 29 via the compression / expansion circuit 28. It is done.
[0031]
The compression / decompression circuit 28 compresses and decompresses digital signals. The media controller 29 writes and reads data in the memory card 13 inserted in the memory slot. The digital signal from the buffer memory 27 is compressed by the compression / expansion circuit 28 and then sent to the media controller 29 and written to the memory card 13. On the other hand, the digital signal read from the memory card 13 is decompressed by the compression / expansion circuit 28 and then sent to the buffer memory 27. The digital signal is read from the buffer memory 27 and sent to the first LCD 9 for recording. The completed still image is displayed on the first LCD 9.
[0032]
The strobe controller 31 controls charging of the main capacitor 32 and strobe light emission by the strobe discharge tube 33. The strobe controller 31 periodically monitors the charging voltage of the main capacitor 32, for example, so that the charging voltage of the main capacitor 32 is at a predetermined charging level (full charge) at the start of still image shooting. Control charging.
[0033]
The flash controller 31 receives a sync signal synchronized with the shooting of a still image from the system controller 15. This sync signal is input every time the electronic shutter of the CCD image sensor 12 is opened, that is, exposure of a still image when the strobe flash mode is on. The strobe control unit 31 discharges the main capacitor 32 with the strobe discharge tube 33 each time a sync signal is input, and performs strobe light emission. Strobe light from the strobe discharge tube 33 is emitted from the strobe light emitting unit 5 toward the subject.
[0034]
The light control sensor 14 receives the strobe reflected light, and flows a photocurrent according to the received light intensity. The strobe control unit 31 performs light amount integration based on the photocurrent from the light control sensor 14, and stops the strobe light emission in the strobe discharge tube 33 when the light amount integrated value reaches a predetermined light emission stop level. The strobe light emission is stopped by, for example, a series method, so that the main capacitor 32 is not discharged when the light emission is stopped, thereby enabling continuous strobe light emission. The light emission stop level is determined by the system controller 15 and set in the flash control unit 31 so that the exposure amount by the flash light is appropriate according to the aperture value and shooting sensitivity used for shooting.
[0035]
The calculation unit 38 calculates the number of times that the strobe light can be continuously emitted. The photographing distance necessary for this calculation is given from the system controller 15 to the calculation unit 38. As the photographing distance, the one detected based on the lens position signal from the driving unit 24 as described above is used. An aperture value and photographing sensitivity that can be set by the digital still camera are prepared in advance in the calculation unit 38. Further, a value necessary for calculation such as the capacitance of the main capacitor 32 is set in the calculation unit 38 in advance.
[0036]
Here, an example of a method for calculating the number of times of continuous light emission is shown. The calculation by the calculation unit 38 is performed using the following calculation formula in consideration of the voltage drop of the main capacitor 32 caused by one discharge. VT(I) <VTORepeat until the calculation becomes VT(I) <VTOAt that time, the calculation is stopped, and the value “i−1” at that time is calculated as the number of times of continuous light emission.
VT(I) = (VH(I)2-X2・ (VHO 2-VTO 2))1/2
However, VH(I + 1) = VT(I), X = GX/ G0
[0037]
The meaning of each symbol in the above arithmetic expression is as follows.
VHO : Charging voltage when the main capacitor is fully charged
VTO : Main capacitor charging voltage after full emission
VH(I): Main capacitor charging voltage before i-th light emission
VT(I): Main capacitor charging voltage after i-th light emission
G0 : Charging voltage VHOTo start flashing and VTOThe amount of light emitted when the flash is stopped with (full light emission)
GX : Light emission required for one shot
[0038]
Light emission amount GXIs determined as the light emission amount for obtaining an appropriate exposure amount based on the subject distance, the aperture value, and the photographing sensitivity (gain). Also, the amount of luminescence G0, GXIf the guide number is used, the light emission amount G for the same shooting sensitivity0, GXNeedless to say, it is necessary to perform an operation using.
[0039]
The charging voltage VHO, VTOIs a value obtained and obtained in advance by experiments or the like. Since the strobe light is continuously emitted while the main capacitor 32 is fully charged, the charging voltage VHThe initial value (i = 0) of (i) is the charging voltage VHOIs used. Furthermore, the charging voltage VT(I) is the light emission amountXIs obtained as the charge voltage after light emission when light is emitted atXEquivalent to electrical energy Ex, When the capacitance of the main capacitor 32 is C, it can also be obtained from the following relational expression.
Ex= (C ・ (VH(I)2-VT(I)2)) / 2
[0040]
Instead of performing the calculation, the number of continuous flashes corresponding to the combination of each aperture value and each shooting sensitivity is prepared as data for various shooting distances in advance, and data corresponding to the acquired shooting distance is used. You may make it read and display.
[0041]
The second LCD 10 displays a setting screen based on the contents of the calculation result of the calculation unit 38 in the strobe continuous shooting mode. FIG. 4 shows a display example displayed on the second LCD 10 in the strobe continuous shooting mode.
[0042]
The setting screen 40 includes an aperture value column 41, a shooting sensitivity column 42, and a continuous shooting number column 43. A settable aperture value is displayed in the aperture value column 41, and a settable shooting sensitivity is displayed in the shooting sensitivity column 42, respectively. In this example, “2.8”, “4”, “5.6”, “8”, “11” (all of which are F-numbers) are displayed as settable aperture values, and the photographing sensitivity is also set. “100”, “200”, “400”, “800”, “1600” (all ISO sensitivity conversion values) are displayed.
[0043]
The continuous shooting number field 43 displays the number of continuous shootings executed when the combination of the aperture value and the shooting sensitivity displayed in the aperture value field 41 and the shooting sensitivity field 42 is set. The number of times of continuous shooting is the number of times the flash can be emitted, which is calculated by the above calculation when continuous shooting is performed with a combination of the corresponding aperture value and shooting sensitivity.
[0044]
A selection frame 44 is displayed in the continuous shooting number field 43, and when the release button 4 is fully pressed, continuous shooting is performed with the number of continuous shootings selected by being surrounded by the selection frame 44. Further, the system controller 15 controls so that each still image is shot with a combination of the aperture value and the shooting sensitivity corresponding to the number of continuous shots selected in the selection frame 44.
[0045]
In this example, the number of continuous flashes, that is, the maximum number of flashes corresponding to the aperture value and shooting sensitivity is displayed as the number of continuous shots, and continuous shooting is performed at that number of times. It is also possible to increase / decrease the number of continuous shootings by operating the cursor key 8 or the like, with the number of continuous flashing times displayed first as the upper limit of the number of continuous shootings. In addition, since the number of continuous shooting is limited by the capacity of the buffer memory 27 that temporarily stores each image data obtained by continuous shooting, the number of continuous shooting that can be set is actually set more than the calculated number of possible continuous flashes. May be smaller.
[0046]
In this example, the display example shown in FIG. 4 has a specification in which the number of flashes is one when the shooting distance is “100” and the aperture value is “F11” under the condition that the subject distance is 1 m, for example. FIG. 5 shows an example of the setting screen 40 in the case of an example of a strobe light emitting unit, which has the same specifications as a strobe light emitting unit of a general digital still camera that is currently available on the market. Note that “−” in the setting screen of FIG. 5 indicates that an appropriate exposure amount cannot be obtained even when full light emission is performed, that is, continuous shooting cannot be performed with strobe light emission.
[0047]
Next, the operation of the above configuration will be described. Under the shooting mode, a moving image is shot by the CCD image sensor 12, and the subject image shot by the CCD image sensor 12 is output as a shooting signal, amplified by the amplifier 17, and then the A / D converter 18. Is converted into a digital signal.
[0048]
Digital signals from the A / D converter 18 are sent to the AF unit 21, the AE unit 22, and the image processing unit 23, respectively. Then, an AF evaluation signal based on the digital signal is sent from the AF processing unit 21 to the system controller 15, and the system controller 18 moves the focusing lens 3 a via the driving unit 24 to focus on the subject currently being photographed. Is adjusted to match. Since the focus adjustment is performed as needed, even if the shooting distance to the subject changes, the focus adjustment is performed following the change.
[0049]
The AE unit 22 sends an AE evaluation signal corresponding to the brightness of the subject to the system controller 15 based on the digital signal. Based on this AE evaluation signal, the appropriate shutter speed of the CCD image sensor 12, the aperture value of the diaphragm plate 25, the gain of the amplifier 17, that is, the photographing sensitivity, are determined by the system controller 15. Adjusted. Since these adjustments are also performed at any time, if the brightness of the subject changes, the adjustments are performed following the changes.
[0050]
Further, the image processing unit 23 performs predetermined processing such as white balance processing and gamma correction on the digital signal input thereto, and is once written in the buffer memory 27, read out, and sent to the first LCD 9. It is done. As a result, the subject being photographed by the CCD image sensor 12 is displayed on the first LCD 9 as a moving image.
[0051]
In the case of continuous shooting, the operation button unit 7 is operated to select the continuous shooting mode. Thereafter, the photographer observes the first LCD 9 to determine framing and perform photographing.
[0052]
As shown in FIG. 6, when the release button 4 is half-pressed, the system controller 15 responds to this by referring to the AF evaluation signal from the AF unit 21 for shooting a still image. Then, the focus lens 3a is driven to adjust the focus of the photographing lens 3 again. Further, the system controller 15 determines whether or not strobe light emission is necessary based on the brightness of the subject detected from the AE evaluation signal. Here, when the brightness of the subject is higher than the predetermined level, it is determined that the flash is not necessary, and the flash mode is turned off. Turned on.
[0053]
When the strobe mode is turned on, that is, when the strobe continuous shooting mode is selected, after the readjustment of the focus of the taking lens 3 is completed, the system controller 15 determines the lens position from the encoder of the drive unit 24. The photographing distance to the subject is acquired based on the signal, and information on the photographing distance is sent to the calculation unit 38 and a calculation instruction is given. Receiving this calculation instruction, the calculation unit 38 applies the given shooting distance, each settable aperture value and each shooting sensitivity to the above calculation formula, and sets each aperture value and shooting sensitivity for each combination. The number of times of continuous light emission is calculated, and the result is sent to the system controller 15. Then, the system controller 15 displays on the second LCD 10 the setting screen 40 as shown in FIG. 4 together with the aperture value and the shooting sensitivity as the number of continuous shootings from the calculation unit 38 as the number of continuous shootings.
[0054]
The photographer intends by moving the selection frame 44 to the position of any continuous light emission number in the continuous photographing number field 43 of the setting screen 40 displayed on the second LCD 10 by using the cursor key 8 and selecting it. A combination of an aperture value and photographing sensitivity that meets the conditions and the number of continuous photographing is selected. In this manner, after selecting the number of continuous shooting, the aperture value, and the shooting sensitivity, the photographer further presses the release button 4 to fully press it.
[0055]
When the release button 4 is fully pressed, the system controller 15 obtains the number of continuous shootings, the aperture value, and the shooting sensitivity that are currently selected in the selection frame 44, and then the electronic image of the CCD image sensor 12 is acquired. While the shutter is closed, the diaphragm plate 25 and the amplifier 17 are set to gain values corresponding to the aperture value selected on the setting screen 40 and the imaging sensitivity. Thereafter, the driver 16 performs electronic control under the control of the system controller 15. The shutter is opened and closed, and the first shooting is performed. At this time, as the shutter speed of the electronic shutter, for example, a shutter speed corresponding to the photographing sensitivity is fixedly used.
[0056]
When the electronic shutter is opened, a sync signal is sent from the system controller 15 to the strobe control unit 31, and the strobe control unit 31 discharges the main capacitor 32 in the strobe discharge tube 33 to start the first strobe emission. At the same time, reception of strobe reflected light by the light control sensor 14 is started. Simultaneously with the start of strobe light emission, the strobe controller 31 starts light amount integration based on the photocurrent from the light control sensor 14, and when this light amount integral value reaches a predetermined light emission stop level, the strobe light emission stops at that moment. Is done.
[0057]
After completion of the first flash emission, the electronic shutter of the CCD image sensor 12 is closed. Thereafter, a photographing signal obtained by the first photographing is output from the CCD image sensor 12, and a digital signal obtained via the amplifier 17, the A / D converter 18 and the image processing unit 23 is written in the buffer memory 27.
[0058]
When a predetermined time elapses from the first shooting, the second shooting is performed in the same procedure as the first shooting. Of course, even in this case, strobe light emission is performed. Similarly, photographing is performed up to the selected number of continuous photographing.
[0059]
For example, as shown in FIG. 4, when the number of consecutive shooting “8” corresponding to the combination of the aperture value “F5.6” and the shooting sensitivity “ISO200” is selected in the selection frame 44, the diaphragm plate 25. Is set to the aperture value “F5.6”, and eight still images are continuously captured in a state where the amplifier 17 is set to a gain corresponding to “ISO200”. Then, strobe light emission is performed in each photographing.
[0060]
As described above, still images are shot as many times as possible based on the flash emission amount for obtaining an appropriate exposure calculated using the aperture value, shooting sensitivity, and shooting distance at the time of shooting. There is no problem that the flash does not fire during continuous shooting.
[0061]
After the shooting for the selected number of continuous shootings is completed and the writing of the digital signal of the last still image to the buffer memory 27 is completed, the digital signal of each still image shot from the buffer memory 27 is sequentially read out. Then, after being compressed by the compression / decompression circuit 28, it is sent to the media controller 29 and written to the memory card 13, respectively.
[0062]
When the strobe mode is turned off, the normal continuous shooting mode is set, and the number of continuous shootings displayed on the second LCD 10 can be set by increasing / decreasing with the cursor key. Then, in response to the full press of the release button 4, continuous shooting is performed with the selected number of continuous shooting. At this time, the flash is not emitted.
[0063]
FIG. 7 shows an example of selecting a shooting distance prepared in advance. In addition, except being demonstrated below, it is the same as the said embodiment, The same code | symbol is attached | subjected to the substantially same thing, and the description is abbreviate | omitted.
[0064]
In this example, as shown in FIG. 7, when the strobe continuous shooting mode is set after half-pressing the release button 4, the sheet 51 shown in FIG. Is displayed. Thereafter, by operating the cursor key 8 according to a predetermined procedure and selecting a previously prepared sheet 52 having an imaging distance of 3 m, the sheet 52 having an imaging distance of 3 m as shown in FIG. 9 is displayed. The Further, when the cursor key 8 is operated to select the auto sheet 53, a setting screen 40 for the sheet 54 based on the photographing distance detected from the position of the focusing lens 3a at that time is displayed.
[0065]
The number of times of continuous shooting (number of times of continuous light emission) corresponding to each combination of the aperture value and the shooting sensitivity with shooting distances of 1 m and 3 m is calculated in advance and written in the ROM 15a, which is read and displayed on the second LCD 10. . For this reason, with respect to these photographing distances, there is an advantage that the calculation time for calculating the number of times of continuous light emission is unnecessary, and the continuous photographing can be immediately performed. Note that the shooting distance is not limited to 1 m and 3 m. An example of the setting screen 40 is shown in FIG. 10 in which the number of times of continuous light emission is displayed when the shooting distance is 1 m and 3 m in the case of the same level as the strobe light emitting unit of a general digital still camera on the market. And shown in FIG.
[0066]
In each of the above embodiments, the number of times the flash can be emitted is displayed together with the combination of the corresponding aperture value and shooting sensitivity, and the user can select the number of times that the flash can be emitted using a combination of aperture value and shooting sensitivity. The imaging sensitivity may be controlled so that continuous light emission is possible at the set number of continuous shootings. In this case, the number of times of continuous light emission is calculated based on, for example, the aperture value, the shooting distance detected from the AF evaluation signal, and the lowest shooting sensitivity in a settable range. If the calculated number of times of continuous light emission is smaller than the number of times of continuous shooting set by the user, the shooting sensitivity is increased by one step, and the number of times of continuous light emission is calculated again. In this way, the shooting sensitivity is increased until the number of times that continuous light emission is possible exceeds the set number of continuous shooting times.
[0067]
As the aperture value, for example, by using the aperture value of the wide aperture, it is possible to minimize image quality deterioration due to noise accompanying an increase in sensitivity. Further, when a combination of the aperture value and the shutter speed is determined based on the AE evaluation value and an appropriate exposure amount is obtained for the background, the shutter speed is controlled to be increased by the increase in photographing sensitivity. Good. Of course, it is needless to say that the shutter speed needs to be set within a range that can be synchronized with the flash emission.
[0068]
In each of the above embodiments, the setting screen for the number of continuous shooting is displayed after the release button is pressed halfway, but before the release button is pressed, that is, while a movie is being shot and displayed in the continuous shooting mode. Based on the information, the presence / absence of strobe light emission and the number of times of continuous light emission may be calculated and determined by pressing the release button. In the above, an example using an automatic light control type strobe device has been described. However, strobe light emission may be controlled so that a predetermined amount of light emission according to the shooting distance is obtained.
[0069]
In each of the above embodiments, a digital still camera with a built-in strobe device has been described. However, a combination of a digital still camera and an external strobe device attached to the digital still camera may be used. In this case, for example, communication is performed between an external strobe device and a digital still camera, the specification information of the strobe device is read into the digital still camera, and the flash emission amount is controlled by an instruction from the digital still camera. As in the above embodiments, the digital still camera and the external strobe device may be controlled. When a specific external strobe device is connected, the specification may be stored in advance on the digital still camera side.
[0070]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, the obtained shooting distance to the subject is calculated for each combination of the aperture value and the shooting sensitivity, which is the number of times that the strobe light can be continuously emitted, and the number of times that the continuous emission is possible is supported. Since it is displayed together with the combination of the aperture value and the photographing sensitivity to be displayed, the number of times of continuous light emission according to the combination of the aperture value and the photographing sensitivity can be easily confirmed, and a desired setting can be performed. In addition, a selection unit is provided for selecting one of the possible continuous light emission times displayed on the display means, and the selected continuous light emission number is set as the number of continuous shootings at the time of shooting, and the corresponding aperture value and shooting sensitivity are set. Therefore, continuous shooting can be easily performed with a desired setting.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an explanatory diagram showing a front side of a digital still camera embodying the present invention.
FIG. 2 is an explanatory view showing the back side of the digital still camera.
FIG. 3 is a block diagram illustrating a configuration of a digital still camera.
FIG. 4 is an explanatory diagram showing an example of a setting screen displayed on the second LCD.
FIG. 5 is an explanatory diagram showing an example of a setting screen for a strobe device of general specifications.
FIG. 6 is a flowchart showing a processing procedure in a strobe continuous shooting mode.
FIG. 7 shows an example in which a shooting distance prepared in advance can be selected.
FIG. 8 shows a setting screen when selecting a shooting distance of 1 m prepared in advance.
FIG. 9 shows a setting screen when a shooting distance of 3 m prepared in advance is selected.
FIG. 10 shows a setting screen when selecting a prepared shooting distance of 1 m in the case of a strobe device of general specifications.
FIG. 11 shows a setting screen when selecting a prepared shooting distance of 3 m in the case of a strobe device of general specifications.
[Explanation of symbols]
3 Shooting lens
5 Flash unit
8 Cursor keys
9,10 LCD
15 System controller
24 Drive unit
21 AF section
31 Strobe control unit
38 Calculation unit
