JP2005068624A - 自転車取付用補助椅子用の膝掛け - Google Patents
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Abstract
【課題】自転車用補助椅子から落下したり、飛んで行ったりしない膝掛けを提供する。
【解決手段】自転車の荷台等に固定した幼児用補助椅子に取り付けるための膝掛け20であって、この膝掛けは子供の膝部及び腰部等を覆う大きさの防寒用布帛等から形成された柔軟なシート状体21からなり、このシート状体21の周縁部に帯状のゴム紐からなる取付部25を設け、この取付部25を補助椅子の把手部43の支持部の根元部45に取り付けることができる。取付部25と対向する反対側の周縁部には幼児の腰部等又は補助椅子40の背もたれ部46に固定することができるバックル32a,32bを設けた。シート状体21は腰掛けた幼児の膝部及び腰部等を適切に被覆できるようにボックス型に立体的に成型されている。
【選択図】図4
【解決手段】自転車の荷台等に固定した幼児用補助椅子に取り付けるための膝掛け20であって、この膝掛けは子供の膝部及び腰部等を覆う大きさの防寒用布帛等から形成された柔軟なシート状体21からなり、このシート状体21の周縁部に帯状のゴム紐からなる取付部25を設け、この取付部25を補助椅子の把手部43の支持部の根元部45に取り付けることができる。取付部25と対向する反対側の周縁部には幼児の腰部等又は補助椅子40の背もたれ部46に固定することができるバックル32a,32bを設けた。シート状体21は腰掛けた幼児の膝部及び腰部等を適切に被覆できるようにボックス型に立体的に成型されている。
【選択図】図4
Description
本発明は、自転車の後部荷台又はハンドルに取り付け、固定して使用する幼児用補助椅子に取り付けて使用する防寒用の膝掛けに関するものである。
従来、自転車の後部荷台等に取り付けて使用する幼児用補助椅子に取り付けるための防寒用の膝掛けというものは存在していなかった。
ただ従来においては、寒冷時、幼児を自転車の補助椅子に座らせた際に、小さいサイズの毛布、タオルケット又はブランケット等を幼児の膝部、腰部及び腹部等に直接被せて寒気を防止し、防寒手段としていたのが現状であった。
ただ従来においては、寒冷時、幼児を自転車の補助椅子に座らせた際に、小さいサイズの毛布、タオルケット又はブランケット等を幼児の膝部、腰部及び腹部等に直接被せて寒気を防止し、防寒手段としていたのが現状であった。
このような従来の防寒手段においては、小さな毛布等を単に幼児の膝部や腰部等に被せているだけであったので、自転車の揺れや振動或いは風等により毛布等が簡単にずり落ち、或いは飛んで行ってしまう。しかも補助椅子を後部荷台に取り付けた場合には、自転車をこいでいる母親は前方を注意しているため、毛布等の落下に気付かないことが殆どである。そして毛布の落下等を幼児が母親に訴えることにより始めて気付くというのが現状であり、その都度母親は自転車を停止させて、毛布を取りに行かねばならないという問題があり、自転車走行中に後ろを見ることができない母親は毛布等が落下したり、飛んで行ってしまわないかいつも心配し、注意しなければならなかった。
また、幼児を補助椅子から降ろす際にも、毛布等が幼児の動きに伴って一緒にずり落ちてしまうことがあり、予め毛布等を取り除いた後に幼児を降ろすようにしており、面倒であった。
そこで、本発明においては、上記問題を解消するために、幼児用の膝掛けを幼児用の補助椅子に取り付けることができ、しかも膝掛けが自転車用補助椅子から落下したり、飛んで行ったりせず、更には幼児を補助椅子から降ろす際にも落下してしまわないものを提供することをその課題としている。
そこで、本発明においては、上記問題を解消するために、幼児用の膝掛けを幼児用の補助椅子に取り付けることができ、しかも膝掛けが自転車用補助椅子から落下したり、飛んで行ったりせず、更には幼児を補助椅子から降ろす際にも落下してしまわないものを提供することをその課題としている。
上記課題を解決するために、本発明の第1のものは、自転車の荷台又はハンドルに取り付けて使用する幼児用補助椅子に取り付けるための膝掛けであって、この膝掛けは、子供の膝部及び腰部等を覆う大きさの防寒用布帛等から形成された柔軟なシート状体11、21からなり、このシート状体11、21の適宜位置に取付部15、25,55を設け、この取付部15、25,55を補助椅子の把手部又はその支持部等に取り付けることにより、膝掛けを補助椅子に取り付けることができ、この膝掛けを補助椅子に取り付けた状態で、腰掛けた幼児の膝部及び腰部等を被覆することができる自転車取付用補助椅子用の膝掛けである。
本発明の第1のものにおいては、シート状体に取付部が設けられているために、この取付部を補助椅子の把手部又はその支持部等に取り付けることができるために、膝掛けが自転車の揺れや振動或いは風等によって落下してしまうという心配が無くなる。
本発明の第1のものにおいては、シート状体に取付部が設けられているために、この取付部を補助椅子の把手部又はその支持部等に取り付けることができるために、膝掛けが自転車の揺れや振動或いは風等によって落下してしまうという心配が無くなる。
本発明の第2のものは、上記第1の発明において、シート状体21の取付部25と対向する反対側の周縁部分に幼児の腰部等又は補助椅子の背もたれ部等に固定することができる固定手段30、30、32a、32bを設けたことを特徴とする自転車取付用補助椅子用の膝掛けである。
本発明の第2のものにおいては、シート状体の適宜位置に設けられた取付部と、これに対向する反対側周縁部分にも固定手段が設けられているために、取付部を補助椅子の把手部やその支持部に、また固定手段を幼児の腰部等に又は補助椅子の背もたれ部等に固定することにより、シート状体の前方と後方の2箇所で固定することができ、膝掛けは、完全に幼児の膝部及び腰部等を被覆したままの状態を維持し、補助椅子から落下してしまうことを完全に防止できる。
本発明の第2のものにおいては、シート状体の適宜位置に設けられた取付部と、これに対向する反対側周縁部分にも固定手段が設けられているために、取付部を補助椅子の把手部やその支持部に、また固定手段を幼児の腰部等に又は補助椅子の背もたれ部等に固定することにより、シート状体の前方と後方の2箇所で固定することができ、膝掛けは、完全に幼児の膝部及び腰部等を被覆したままの状態を維持し、補助椅子から落下してしまうことを完全に防止できる。
本発明の第3のものは、上記第1又は第2の発明において、シート状体21が腰掛けた幼児の膝部及び腰部等を適切に被覆できるようにボックス型に立体的に成型されていることを特徴とする自転車取付用補助椅子用の膝掛けである。
この第3の発明においては、膝掛けのシート状体が、ボックス型に立体的に成型されているために、幼児が補助椅子に腰掛けた状態で、その上方からスッポリとシート状体を幼児の膝部と腰部等に容易に被覆することができ、その被覆に際して位置決めが極めて容易となる。
この第3の発明においては、膝掛けのシート状体が、ボックス型に立体的に成型されているために、幼児が補助椅子に腰掛けた状態で、その上方からスッポリとシート状体を幼児の膝部と腰部等に容易に被覆することができ、その被覆に際して位置決めが極めて容易となる。
以下、添付の図面と共に実施の形態について説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態を図示する全体斜視説明図である。膝掛け10は、いわゆるブランケットと呼ばれるものから成る略矩形形状のシート状体11からなるものである。その表地及び裏地は、共に合成繊維の布地からなり、中間にワタを配設し、周縁部に帯状の布地12を縫着し、格子状に縫い目を配設して縫製したものである。この略矩形形状のシート状体11の周縁部の一辺の略中央部に取付部15を設けている。
この取付部15は、伸縮自在の帯状のゴム紐からなり、周縁部の外周に沿って並行に配置し、その両端部で縫着して取り付けている。したがって、この取付部15は、シート状体11と取付部15との間16に自転車の荷台に取付固定する補助椅子の把手部の支持部の根元部に引っ掛けることができる。この取付部15の長さは、補助椅子の把手部の支持部の横幅とほぼ同程度の長さを有している。
この実施形態においては、取付部15は、シート状体11の周縁部の側縁に沿うように並行に設けたが、周縁部から多少シート状体の中央に寄った部分(周縁部分)に形成するのも自由である。
図1は、本発明の第1の実施形態を図示する全体斜視説明図である。膝掛け10は、いわゆるブランケットと呼ばれるものから成る略矩形形状のシート状体11からなるものである。その表地及び裏地は、共に合成繊維の布地からなり、中間にワタを配設し、周縁部に帯状の布地12を縫着し、格子状に縫い目を配設して縫製したものである。この略矩形形状のシート状体11の周縁部の一辺の略中央部に取付部15を設けている。
この取付部15は、伸縮自在の帯状のゴム紐からなり、周縁部の外周に沿って並行に配置し、その両端部で縫着して取り付けている。したがって、この取付部15は、シート状体11と取付部15との間16に自転車の荷台に取付固定する補助椅子の把手部の支持部の根元部に引っ掛けることができる。この取付部15の長さは、補助椅子の把手部の支持部の横幅とほぼ同程度の長さを有している。
この実施形態においては、取付部15は、シート状体11の周縁部の側縁に沿うように並行に設けたが、周縁部から多少シート状体の中央に寄った部分(周縁部分)に形成するのも自由である。
取り付け方については、図4を利用して後に説明するが、この取付部15を補助椅子の把手部の支持部の根元部に取り付けることにより、膝掛けは補助椅子に取り付けられ固着された状態となり、振動や風等により落下したり、飛ばされたりすることがなくなるのである。
取付部の取り付け位置は、上記のように把手部の支持部の根元部ばかりでなく、その支持部の上方部であってもよく、その場合には、取付部は、シート状体の周縁部からやや中央寄りの部分(周縁部分)に設けられることとなる。
取付部の取り付け位置は、上記のように把手部の支持部の根元部ばかりでなく、その支持部の上方部であってもよく、その場合には、取付部は、シート状体の周縁部からやや中央寄りの部分(周縁部分)に設けられることとなる。
上記取付部15は、帯状の伸縮自在のゴム紐を使用したが、これは、普通の伸縮しない紐であってもよく、この紐を使用する場合には、取付部15の両端部15a、15aにそれぞれの紐の端部を縫着して、これら2本の紐により補助椅子の把手部の支持部の根元部に縛り付けることによって取り付け固定することができる。
また、ゴム紐の一方端部を縫着し、他方端部は縫着せずに、雌雄の面ファスナーによってシート状体と固着できるようにすることも可能である。
尚、取付位置については、補助椅子の把手部の支持部の根元部ばかりでなく、把手部の支持部の上方部、或いは把手部自体に取り付けるようにすることも可能である。
把手部自体に取り付けるタイプの第3の実施形態は後述する。
また、ゴム紐の一方端部を縫着し、他方端部は縫着せずに、雌雄の面ファスナーによってシート状体と固着できるようにすることも可能である。
尚、取付位置については、補助椅子の把手部の支持部の根元部ばかりでなく、把手部の支持部の上方部、或いは把手部自体に取り付けるようにすることも可能である。
把手部自体に取り付けるタイプの第3の実施形態は後述する。
図2は、本発明の第二の実施形態を図示した斜視説明図であり、図3は、図2における実施形態を右斜め上方から見た状態の斜視説明図である。
この実施形態においては、膝掛け20のシート状体21は、いわゆるピンソニック加工により形成されたものであり、表地として表面にアクリル樹脂によるコーティング(防水加工)が施された銀色の薄地のポリエステルからなるシルバータフタを使用し、裏地としてはやはりポリエステルからなるフレンチパイルを使用し、中間にはポリエステル製のワタを配設し、これらを格子状に溶着して形成したものである。
この実施形態においては、膝掛け20のシート状体21は、いわゆるピンソニック加工により形成されたものであり、表地として表面にアクリル樹脂によるコーティング(防水加工)が施された銀色の薄地のポリエステルからなるシルバータフタを使用し、裏地としてはやはりポリエステルからなるフレンチパイルを使用し、中間にはポリエステル製のワタを配設し、これらを格子状に溶着して形成したものである。
このシート状体21は、図2及び図3に図示したとおり、平面的なものでなく、略ボックス形状(略箱型形状)に形成され、立体的に成型されており、その内部に幼児の膝部や腰部等がスッポリと収まるように形成されている。
即ち、シート状体21は、中央部の中央生地部28とその両側に縫着される側面生地部29、29とから成り、中央生地部28の長手部の両側縁部23、23で側面生地部29、29とを相互に縫着して、立体形状のボックス型に縫製して形成している。
25は、取付部であり、前記第1の実施形態と同様、帯状の伸縮自在のゴ厶紐からなり、その両端部を縫着することにより、かかるゴム紐とシート状体21との間24に補助椅子の把手部の支持部の根元部に引っ掛けることができる。
この取付部25は、上記第1の実施形態と同様に、シート状体21の前方の辺26に沿って設けているが、これを辺26からシート状体21の少し中央寄りに設けることも可能で、この場合には把手部の支持部の根元部でなく、支持部の少し上方部に取り付けることとなる。このように取付部は、把手部の支持部の適宜位置に取り付けることが可能なものである。
即ち、シート状体21は、中央部の中央生地部28とその両側に縫着される側面生地部29、29とから成り、中央生地部28の長手部の両側縁部23、23で側面生地部29、29とを相互に縫着して、立体形状のボックス型に縫製して形成している。
25は、取付部であり、前記第1の実施形態と同様、帯状の伸縮自在のゴ厶紐からなり、その両端部を縫着することにより、かかるゴム紐とシート状体21との間24に補助椅子の把手部の支持部の根元部に引っ掛けることができる。
この取付部25は、上記第1の実施形態と同様に、シート状体21の前方の辺26に沿って設けているが、これを辺26からシート状体21の少し中央寄りに設けることも可能で、この場合には把手部の支持部の根元部でなく、支持部の少し上方部に取り付けることとなる。このように取付部は、把手部の支持部の適宜位置に取り付けることが可能なものである。
更に、本実施形態の場合には、シート状体21の取付部25が設けられた周縁部の辺26と対向する反対側の辺27の両端部に固定手段を設けている。
この固定手段は、シート状体21の周縁部の辺27の両端部にそれぞれ固着された帯状の伸縮自在のゴム紐30、30と、これらのゴム紐30、30の両端部に設けられた合成樹脂製のバックル32a、32bから構成されている。バックル32aが差込部であり、バックル32bが受部と成っており、これらバックル32aと32bとを相互に嵌合することによって結合固定することができるものである。
この固定手段は、シート状体21の周縁部の辺27の両端部にそれぞれ固着された帯状の伸縮自在のゴム紐30、30と、これらのゴム紐30、30の両端部に設けられた合成樹脂製のバックル32a、32bから構成されている。バックル32aが差込部であり、バックル32bが受部と成っており、これらバックル32aと32bとを相互に嵌合することによって結合固定することができるものである。
ゴム紐30、30の中間部には長さ調節用の環体31、31がそれぞれ設けられている。この長さ調節用の環体は、必要に応じて任意に設けることができ、この環体を設けなくとも実施可能である。
これらの固定手段は、補助椅子に幼児を座らせた後に、幼児の腰部又は胸部の後ろ側で上記バックル32a、32bを相互に結合して取り付ける、又は、補助椅子の背もたれ部に挿通して(即ち、背もたれ部の骨組みを成すフレー厶部の間に挿通して)その背面で結合し、取り付けることができるが、この点については後述する。
これらの固定手段は、補助椅子に幼児を座らせた後に、幼児の腰部又は胸部の後ろ側で上記バックル32a、32bを相互に結合して取り付ける、又は、補助椅子の背もたれ部に挿通して(即ち、背もたれ部の骨組みを成すフレー厶部の間に挿通して)その背面で結合し、取り付けることができるが、この点については後述する。
図4は、上記第2の実施形態に係る膝掛け20を自転車の後部荷台に取り付けた幼児用補助椅子40に取り付けた状態を図示する斜視説明図である。
本発明の膝掛けは、後部荷台に取り付けた補助椅子ばかりでなく、前方のハンドルに取り付けた補助椅子にも同様の方法によって取り付けることができるが、以下一例として後部荷台に固定した補助椅子に取り付けた状態のものについて説明する。
幼児用補助椅子40は、自転車の後部荷台41にボルト・ナット等により取り付け固定されている。補助椅子40の前方には上方に起立するフレーム部42(支持部)が設けられ、その上方端に把手部43が形成されている。この把手部43を本発明に係る膝掛け20の取付部25とシート状体21との間に挿通させ、把手部43の支持部の根元部45に取付部25を引っ掛けることができ、膝掛け20を補助椅子40に取り付けることができる。
本発明の膝掛けは、後部荷台に取り付けた補助椅子ばかりでなく、前方のハンドルに取り付けた補助椅子にも同様の方法によって取り付けることができるが、以下一例として後部荷台に固定した補助椅子に取り付けた状態のものについて説明する。
幼児用補助椅子40は、自転車の後部荷台41にボルト・ナット等により取り付け固定されている。補助椅子40の前方には上方に起立するフレーム部42(支持部)が設けられ、その上方端に把手部43が形成されている。この把手部43を本発明に係る膝掛け20の取付部25とシート状体21との間に挿通させ、把手部43の支持部の根元部45に取付部25を引っ掛けることができ、膝掛け20を補助椅子40に取り付けることができる。
この引っ掛けた状態で、膝掛け20の引っ掛けた側と反対側を前方に捲り上げた状態にして、幼児を補助椅子40に座らせるのである。幼児が補助椅子に座った後に、捲り上げていた膝掛け20を幼児の膝部及び腰部或いは胸部の部分にまでシート状体21を覆い被せる。
その後、取付部25と反対側の周縁部の辺27の両端部に設けられた固定手段であるゴム紐30、30を両側から幼児の背面に回し、或いは、補助椅子40の背もたれ部46のフレーム間に挿通して、これらゴム紐30、30の先端に設けられたバックル32a、32bを相互に嵌合固着して、膝掛け20の取り付けが完了する。
尚、バックルの固定は、補助椅子の背もたれ部のフレームに取り付けるよりも、幼児の背面で固着するほうが好適である。というのも、幼児の背面で固定することにより、幼児の体の自由度が大きくなるからであり、補助椅子の背もたれ部に固定すると幼児の体の動きがより拘束されるからである。
その後、取付部25と反対側の周縁部の辺27の両端部に設けられた固定手段であるゴム紐30、30を両側から幼児の背面に回し、或いは、補助椅子40の背もたれ部46のフレーム間に挿通して、これらゴム紐30、30の先端に設けられたバックル32a、32bを相互に嵌合固着して、膝掛け20の取り付けが完了する。
尚、バックルの固定は、補助椅子の背もたれ部のフレームに取り付けるよりも、幼児の背面で固着するほうが好適である。というのも、幼児の背面で固定することにより、幼児の体の自由度が大きくなるからであり、補助椅子の背もたれ部に固定すると幼児の体の動きがより拘束されるからである。
図5は、取付部の異なる第3の実施形態を図示する斜視説明図である。
この実施形態においては、上記第1および第2の実施形態とその取付部が異なっており、それ以外は第1の実施形態と同様の構成を有するものである。
即ち、この図5に図示した第3の実施形態においては、2つの取付部55,55が設けられ、それぞれの取付部55は、上方の一方端のみがシート状体11に縫着され、下方の他方端の裏面には面ファスナーが設けられており、この面ファスナーと相互に係合する面ファスナー56、56がシート状体11に縫着されている。これによって取付部55、55は、その輪状部57,57を補助椅子の把手部にそれぞれ掛け渡し、それぞれの面ファスナーを相互に係合することにより、取付部55、55を補助椅子の把手部に取り付けることができるのである。
この実施形態においては、上記第1および第2の実施形態とその取付部が異なっており、それ以外は第1の実施形態と同様の構成を有するものである。
即ち、この図5に図示した第3の実施形態においては、2つの取付部55,55が設けられ、それぞれの取付部55は、上方の一方端のみがシート状体11に縫着され、下方の他方端の裏面には面ファスナーが設けられており、この面ファスナーと相互に係合する面ファスナー56、56がシート状体11に縫着されている。これによって取付部55、55は、その輪状部57,57を補助椅子の把手部にそれぞれ掛け渡し、それぞれの面ファスナーを相互に係合することにより、取付部55、55を補助椅子の把手部に取り付けることができるのである。
この実施形態における取付部55,55は、シート状部材11の周縁部分に設けられてはおらず、そのほぼ中央部分やや前方位置(辺19側)に配備されることとなる。
このように、取付部は、補助椅子の把手部の支持部ばかりでなく、把手部自体にも取り付ける形式に設計変更することが可能であり、それに応じて取付部の取り付け位置も異なることとなるのである。
尚、この第3の実施形態において、取付部の構造を輪状のゴム紐から形成して、この輪状のゴム紐を2つシート状体に縫着し、これら輪状のゴム紐からなる取付部を補助椅子の把手部の両側に挿通させて簡単に取り付けられる構成とすることも容易に可能である。
また、この第3の実施形態に係る構造を有する取付部を上記第2の実施形態の膝掛け20に適用することも可能である。
このように、取付部は、補助椅子の把手部の支持部ばかりでなく、把手部自体にも取り付ける形式に設計変更することが可能であり、それに応じて取付部の取り付け位置も異なることとなるのである。
尚、この第3の実施形態において、取付部の構造を輪状のゴム紐から形成して、この輪状のゴム紐を2つシート状体に縫着し、これら輪状のゴム紐からなる取付部を補助椅子の把手部の両側に挿通させて簡単に取り付けられる構成とすることも容易に可能である。
また、この第3の実施形態に係る構造を有する取付部を上記第2の実施形態の膝掛け20に適用することも可能である。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明においては以下の通り各種その形態を変更することが可能である。
本発明に係る膝掛けのシート状体の材質は全く自由であり、防寒効果を発揮するものであればどのような素材のものでも使用することができる。
またシート状体の形状は、必ずしも矩形形状のものでなくてもよく、適宜必要に応じて変更することができる。
更に、第2の実施形態においては、シート状体をボックス型に立体的に成型したが、この形状も適宜必要に応じて設計変更することができ、また第一の実施形態のように平面的なものであっても差し支えはない。しかし、ボックスタイプの形態を有するもののほうが使用に当たり便利であり、つまり幼児の膝部や腰部を被覆する際に、より都合よく適切にそれらの部位に被覆され、より位置決めが容易となり、より便利なものとなるからである。
本発明に係る膝掛けのシート状体の材質は全く自由であり、防寒効果を発揮するものであればどのような素材のものでも使用することができる。
またシート状体の形状は、必ずしも矩形形状のものでなくてもよく、適宜必要に応じて変更することができる。
更に、第2の実施形態においては、シート状体をボックス型に立体的に成型したが、この形状も適宜必要に応じて設計変更することができ、また第一の実施形態のように平面的なものであっても差し支えはない。しかし、ボックスタイプの形態を有するもののほうが使用に当たり便利であり、つまり幼児の膝部や腰部を被覆する際に、より都合よく適切にそれらの部位に被覆され、より位置決めが容易となり、より便利なものとなるからである。
シート状体に設けた取付部の構造も全く自由であり、ゴム紐ばかりでなく、伸縮性の少ない通常の紐を用いて相互に縛り付けるものであってもよく、また、上記第二の実施形態で、取付部と反対側に設けた固定手段のようなゴム紐とバックルによる構造としてもよいし、バックルでなく面ファスナーを用いることもできる。
取付部の取り付け関しては、補助椅子の把手部の支持部のいずれの位置にも取り付けることができ、また把手部自体にも取り付けることができ、それに応じて取付部の構造や取り付け位置も種々異なるものとして実施することが出来る。また取付部の数も適宜任意に変更することができる。
取付部の取り付け関しては、補助椅子の把手部の支持部のいずれの位置にも取り付けることができ、また把手部自体にも取り付けることができ、それに応じて取付部の構造や取り付け位置も種々異なるものとして実施することが出来る。また取付部の数も適宜任意に変更することができる。
他方、幼児の背面又は補助椅子の背もたれ部に固定する固定手段の構造も全く自由に設計することが出来、バックルでなく面ファスナーを用いてゴム紐の両端部を固着することも出来、或いは、上記取付部の設計変更例のように伸縮性の少ない又は伸縮性のない紐を用いて相互に縛り付ける構造とすることもできる。
最後に、本発明に係る膝掛けは、自転車の後部荷台に固定した補助椅子或いは前方のハンドルに固定した補助椅子のいずれのタイプの補助椅子に対しても取り付けることができるものである。というのもハンドル固定タイプの補助椅子にあっても、把手部が設けられており、その把手部を支持する鉛直方向のフレーム部(支持部)が存在し、このフレーム部(支持部)の根元部等に取付部を取り付け、また補助椅子の背もたれ部又は幼児の腰部等の背面で固定手段を固定することができるからである。
最後に、本発明に係る膝掛けは、自転車の後部荷台に固定した補助椅子或いは前方のハンドルに固定した補助椅子のいずれのタイプの補助椅子に対しても取り付けることができるものである。というのもハンドル固定タイプの補助椅子にあっても、把手部が設けられており、その把手部を支持する鉛直方向のフレーム部(支持部)が存在し、このフレーム部(支持部)の根元部等に取付部を取り付け、また補助椅子の背もたれ部又は幼児の腰部等の背面で固定手段を固定することができるからである。
本発明の第1の膝掛けにおいては、シート状体の適宜位置に取付部が設けられており、この取付部が補助椅子の把手部又はその支持部等に取り付けられるために、膝掛けが自転車の揺れや振動或いは風等によって落下したり、飛んで行ってしまうという心配が無くなる。
また、子供を補助椅子から降ろす際にも、膝掛けが補助椅子からずり落ちてしまうことを防止することもできる。
また、子供を補助椅子から降ろす際にも、膝掛けが補助椅子からずり落ちてしまうことを防止することもできる。
本発明の第2のものは、シート状体の適宜位置に設けられた取付部と、これに対向する反対側にも固定手段が設けられているために、取付部を補助椅子の把手部やその支持部に、また固定手段を幼児の腰部等に又は補助椅子の背もたれ部等に固定することにより、シート状体の前後の2箇所で固定することができ、膝掛けは、幼児の膝部及び腰部等を完全に被覆したままの状態を維持し、補助椅子から落下してしまうことを完全に防止できる。
また、膝掛けの固定手段を幼児の背面で固定することにより、幼児の体の動きの自由度を奪うことがなくなる。
また、膝掛けの固定手段を幼児の背面で固定することにより、幼児の体の動きの自由度を奪うことがなくなる。
本発明の第3のものにおいては、膝掛けのシート状体が、ボックス型に立体的に成型されているために、幼児が補助椅子に腰掛けた状態で、その上方からスッポリとシート状体を幼児の膝部と腰部等に容易に被覆することができ、その被覆の際の位置決めが極めて容易となる。
以上本発明は多大な効果を発揮するものである。
以上本発明は多大な効果を発揮するものである。
10、20、50…膝掛け、11、21…シート状体、15、25、55…取付部、30…ゴム紐、32a、32b…バックル
Claims (3)
- 自転車の荷台又はハンドルに取り付けて使用する幼児用補助椅子に取り付けるための膝掛けであって、
この膝掛けは、子供の膝部及び腰部等を覆う大きさの防寒用布帛等から形成された柔軟なシート状体(11,21)からなり、
このシート状体(11,21)の適宜位置に取付部(15,25,55)を設け、この取付部(15,25,55)を補助椅子の把手部又はその支持部等に取り付けることにより、膝掛けを補助椅子に取り付けることができ、
この膝掛けを補助椅子に取り付けた状態で、腰掛けた幼児の膝部及び腰部等を被覆することができる自転車取付用補助椅子用の膝掛け。 - シート状体(21)の取付部(25)と対向する反対側の周縁部分に幼児の腰部等又は補助椅子の背もたれ部等に固定することができる固定手段(30,30,32a,32b)を設けたことを特徴とする請求項1に記載の自転車取付用補助椅子用の膝掛け。
- シート状体(21)が腰掛けた幼児の膝部及び腰部等を適切に被覆できるようにボックス型に立体的に成型されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の自転車取付用補助椅子用の膝掛け。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003338761A JP2005068624A (ja) | 2003-08-22 | 2003-08-22 | 自転車取付用補助椅子用の膝掛け |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003338761A JP2005068624A (ja) | 2003-08-22 | 2003-08-22 | 自転車取付用補助椅子用の膝掛け |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005068624A true JP2005068624A (ja) | 2005-03-17 |
Family
ID=34419114
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003338761A Pending JP2005068624A (ja) | 2003-08-22 | 2003-08-22 | 自転車取付用補助椅子用の膝掛け |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005068624A (ja) |
-
2003
- 2003-08-22 JP JP2003338761A patent/JP2005068624A/ja active Pending
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Date | Code | Title | Description |
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RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
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