JP2005064963A - 通信品質制御機能を有する通信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】通信品質制御機能を有する通信装置に関し、伝搬環境や実際に伝送されたパラメータが変化した場合でも、適切なフィードバック情報(CQI)を基地局に報告し、通信品質を精度良く一定に制御する。
【解決手段】移動局において下りチャネルの回線品質を測定部1−4で測定し、その測定結果を基にフィードバック情報を生成して基地局へ報告し、基地局では該フィードバック情報及び無線リソース状況等に基づき、次に送信するデータブロックの伝送パラメータ(符号化率や変調方式等)を決定してデータブロックを送信する。移動局において受信したデータブロックの誤り検出結果(ACK/NACK)を、フィードバック情報と実際の伝送パラメータとの違いに応じた重み付けを行ってACK/NACKカウント部1−12でカウントし、該カウント値を基に、下り回線の品質測定値をフィードバック情報に変換する変換テーブル1−7を更新する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、通信品質制御機能を有する通信装置に関する。第3世代移動通信方式に採用されているW−CDMA(Wide band Code Division Multiple Access)方式では、移動局から基地局への通信方向の上りリンク及び基地局から移動局への通信方向の下りリンクにおいて、384kbpsの高速データ通信が可能である。第3世代移動通信方式の標準化機関である3GPP(3rd Generation Partnership Project)では、更に高速の通信速度を提供する方式として、HSDPA(High Speed Downlink Packet Access)方式を規定している。
HSDPA方式は、基地局から移動局への下りリンクにおいて、高速の通信サービスを提供するものであり、これにより第3世代移動通信方式は更に大容量のマルチメディア情報の高速伝送を可能にする。HSDPA方式では、誤り訂正技術と自動再送要求(ARQ:Automatic Repeat reQuest)の技術とを組み合わせたH−ARQ(Hybrid ARQ)方式や、無線回線の状態に応じて変調方式や誤り訂正符号の符号化率を適応的に制御し、通信速度及び通信品質を制御する適応符号化変調(AMC:Adaptive Modulation and Coding又はMCC:Modulation and Coding Control)の技術が用いられる。
H−ARQ方式では、誤り訂正復号処理を行ってもデータブロックの誤りを訂正し切れない場合に、基地局に対して再送要求を行うとともに、先の誤り訂正復号処理に用いた信号をバッファに一時的に蓄積しておき、後に再送された信号とバッファに蓄積しておいた信号とを合成して誤り訂正復号処理に用いる。
適応符号化変調では、移動局において下りリンクの回線品質を測定し、その測定値に応じたフィードバック情報を基地局へ報告し、基地局は移動局からのフィードバック情報及び無線リソース(送信電力,拡散コード等)の使用/空き状況や送信データの優先度等を基に、次に送信するデータブロックの下りリンクの伝送パラメータ(符号化率、変調方式等)を制御する。本発明は適切なフィードバック情報を決定して報告し、通信品質を制御する移動局等における通信装置に関する。
上述の適応符号化変調の方式として3GPPの規定では、移動局においてCPICH(Common Pilot Channel:共通パイロットチャネル)のSIR(Signal to Interference Ratio:信号対干渉電力比)を測定し、その値をHS−PDSCH(High Speed - Physical Downlink Shared Channel:高速下りリンク共用チャネル)のSIRに換算する。この換算は、CPICH(共通パイロットチャネル)とHS−PDSCH(高速下りリンク共用チャネル)との送信電力の差を基に換算する。
換算したSIR(信号対干渉電力比)でHS−PDSCH(高速下りリンク共用チャネル)を受信した場合に、BLER(Block Error Rate:ブロック誤り率)が0.1を超えないように、予め用意されている複数のレベルの離散化されたフィードバック情報(CQI:Channel Quality Indicator)の候補の中から、該測定値に対応するフィードバック情報(CQI)を選択し、それを高速上りリンク制御チャネル(HS−DPCCH:High Speed - Dedicated Control Channel)を用いて基地局に報告する。
基地局は、移動局から報告されたフィードバック情報(CQI)、無線リソース(送信電力,拡散コード等)の使用/空き状況、送信データの優先度等を基に、次に送信するHS−PDSCH(高速下りリンク共用チャネル)の伝送パラメータを決定し、データブロックの送信を行う。
3GPPの規定では、報告するフィードバック情報(CQI)は約30通りあるが、基地局で選択し得る伝送フォーマットは約1900通りも有り、該伝送フォーマットとフィードバック情報(CQI)とは1対1に対応していない。そのため、基地局から報告したフィードバック情報(CQI)に最も適した伝送フォーマットを基地局が選択してHS−PDSCH(高速下りリンク共用チャネル)のデータブロックを送信するとは限らない。
フィードバック情報(CQI)の報告について3GPPの規定では、報告するフィードバック情報(CQI)に対応する伝送パラメータで送信されたHS−PDSCH(高速下りリンク共用チャネル)を受信した場合に、BLER(ブロック誤り率)が0.1を超えないように、フィードバック情報(CQI)を報告すると規定されているが、フィードバック情報(CQI)の具体的な生成法については規定されていない。
フィードバック情報(CQI)を決定する単純な方法としては、測定したSIR(信号対干渉電力比)からフィードバック情報(CQI)が一義的に定まるSIRのしきい値とフィードバック情報(CQI)との対応を予め定義したテーブルを用意しておき、測定したSIRを該テーブルの参照によりフィードバック情報(CQI)に変換する。
3GPPで規定されているHSDPA関連の各物理チャネルのタイミングチャートを図17に示す。CPICH(共通パイロットチャネル)及びP−CCPCH(Primary-Common Control Physical Channel:第1共通制御チャネル)の1フレームは15スロットから成る。HS−SCCH(High Speed−Shared Control Channel:高速共用制御チャネル),HS−PDSCH(高速下りリンク共用チャネル)及びHS−DPCCH(High Speed−Dedicated Physical Control Channel:高速上りリンク制御チャネル)は、3スロットから成る1サブフレームを1単位として伝送される。
HS−SCCH(高速共用制御チャネル)は、HS−PDSCH(高速下りリンク共用チャネル)の伝送に用いる拡散コード、変調方式、ブロックサイズ、再送制御のパラメータ等、HS−PDSCH(高速下りリンク共用チャネル)を受信、復号するために必要な制御情報を移動局へ伝えるための下り制御チャネルである。移動局はこのHS−SCCH(高速共用制御チャネル)を受信して自局宛ての信号の有無を検出し、自局宛ての信号が有る場合にはHS−PDSCH(高速下りリンク共用チャネル)の受信に必要な情報の抽出を行う。
HS−SCCH(高速共用制御チャネル)の送信タイミングは、P−CCPCH(CPICHと同タイミングで送信される)のフレームを5分割したスロットの3スロット分に、HS−SCCH(高速共用制御チャネル)の1サブフレームがぴったり一致するタイミングで送信される。HS−PDSCH(高速下りリンク共用チャネル)は、HSDPAにおいてユーザ情報を伝送するための下りリンクの共有チャネルであり、HS−PDSCH(高速下りリンク共用チャネル)のサブフレームは、HS−SCCH(高速共用制御チャネル)から2スロット分遅れたタイミングで送信される。
HS−DPCCH(高速上りリンク制御チャネル)は、移動局から基地局へ受信確認信号(ACK/NACK)及びフィードバック情報(CQI)を報告するための上りリンク制御チャネルであり、3スロットで1サブフレームが構成される。1サブフレームの先頭の1スロットが受信確認信号(ACK/NACK)送信のために割り当てられ、後ろの2スロットがフィードバック情報(CQI)送信のために割り当てられる。
受信確認信号(ACK/NACK)は、HS−PDSCH(高速下りリンク共用チャネル)のサブフレームの受信完了から約7.5スロット後のHS−DPCCHサブフレームで送信される。フィードバック情報(CQI)は、その送信スロットの先頭よりも1スロット前に終わる3スロット分のCPICH(共通パイロットチャネル)の受信測定結果を基に生成される。
図17において、(1)移動局は3スロット分のCPICH(共通パイロットチャネル)のSIRを測定後、(2)該測定結果を基にフィードバック情報(CQI)を生成して該フィードバック情報(CQI)をHS−DPCCH(上りリンク制御チャネル)により基地局へ報告し、(3)基地局は、該フィードバック情報(CQI)に対応した変調・符号化モードでHS−SCCH(高速共用制御チャネル)を送信し、(4)基地局は、HS−SCCHから2スロット遅れて、同様にフィードバック情報(CQI)に対応した変調・符号化モードのHS−PDSCH(高速下りリンク共用チャネル)を送信する。
そして、(5)移動局は、HS−PDSCH(高速下りリンク共用チャネル)を受信完了後の約7.5スロット後のHS−DPCCH(上りリンク制御チャネル)サブフレームで、その受信確認信号(ACK/NACK)を基地局へ送信する。なお、上記の説明において、丸括弧で囲んだ符号の動作は、図17に丸括弧付の符号で示した物理チャネル送信タイミングに対応している。
受信確認信号(ACK/NACK)及びフィードバック情報(CQI)は、必ず毎フレーム送信されるものではなく、送信すべき受信確認信号(ACK/NACK)が無い場合や、フィードバック情報(CQI)を報告すべきタイミングでない場合には、それらの送信は停止される。つまり、HS−DPCCH(上りリンク制御チャネル)の1サブフレームには、受信確認信号(ACK/NACK)及びフィードバック情報(CQI)の両方が含まれる場合もあるし、どちらか一方のみが含まれる場合もあるし、どちらも含まれない場合もある。
適応符号化変調の技術は下記の特許文献1に記載されている。特許文献1に記載の適応符号化変調の技術は、移動局で測定した回線品質及びブロック単位の受信誤りを基に変調・符号化モードを決定して基地局に報告し、基地局は移動局で決定された内容に忠実に従った変調・符号化モードで送信することを前提としており、基地局で選択される変調・符号化モードが必ずしも移動局から報告されるフィードバック情報(CQI)と1対1に対応しない(換言すると、移動局で予期している変調・符号化モードの通りに基地局が送信するとは限らない)場合の対策ついては言及されていない。
特開2003−37554号公報
移動局と基地局との間の伝搬環境(例えば、移動局の移動速度やマルチパス数等)が異なる場合には、受信SIR(信号対干渉電力比)が同じであってもBLER(ブロック誤り率)が同じにはならないため、前述のように予め設定しておいたSIRのしきい値を用いて、測定結果のSIRをフィードバック情報(CQI)に変換しても、伝搬環境が変化した場合には、報告するフィードバック情報(CQI)が適切なものではなくなる可能性がある。
また、移動局が報告するフィードバック情報(CQI)は約30通りであり、基地局が選択可能な伝送フォーマットは約1900通り有るため、移動局が報告したフィードバック情報(CQI)に必ずしも即応していない伝送フォーマットで基地局がデータブロックを送信する場合がある。従って、報告するフィードバック情報(CQI)を伝搬環境及び実際に伝送された伝送パラメータに対応して修正する必要がある。本発明は、伝搬環境や実際に伝送されたパラメータが変化した場合でも、適切なフィードバック情報(CQI)を報告し、高速無線通信における通信品質をより精度良く一定に保つように制御することを目的とする。
本発明の通信品質制御機能を有する通信装置は、(1)基地局から移動局への伝送方向の下りリンクの回線品質を測定し、該測定値に対応したフィードバック情報を、予め設定した回線品質しきい値とフィードバック情報とを対応させて格納した変換テーブルを参照して生成し、該生成したフィードバック情報を基地局に報告し、基地局で該フィードバック情報を基に決定される伝送パラメータで伝送されるデータブロックを受信し、適応的に通信品質を制御する移動通信システムの移動局に用いられる通信装置において、前記基地局で決定された伝送パラメータで伝送されるデータブロックの正常受信又は非正常受信の回数を、前記フィードバック情報と実際に伝送に使用された伝送パラメータとの違いに応じた尤度に基づく重み付けを行ってカウントする正常/非正常受信回数カウント手段と、重み付けを行った正常受信の回数のカウント値が予め設定した設定値以上になったときに前記回線品質しきい値を減少させ、重み付けを行った非正常受信の回数のカウント値が予め設定した設定値以上になったときに、前記変換テーブルの回線品質しきい値を増加させる回線品質しきい値更新手段とを備えたものである。
また、(2)前記回線品質しきい値を減少させる更新を行ったとき、前記正常受信の回数のカウント値及び非正常受信の回数のカウント値の両者又は正常受信の回数のカウント値のみをリセットし、前記回線品質しきい値を増加させる更新を行ったとき、前記正常受信の回数のカウント値及び非正常受信の回数のカウント値の両者又は非正常受信の回数のカウント値のみをリセットする手段を備えたものである。
また、(3)前記正常/非正常受信回数カウント手段は、再送データブロックについての正常受信又は非正常受信の回数をカウント値に反映させることなく、新規データブロックについての正常受信又は非正常受信の回数をカウント値に反映させることを特徴とする。
また、(4)前記正常/非正常受信回数カウント手段は、再送データブロックについての正常受信の回数を、新規データブロックについての正常受信の回数に対する重み値より小さい重み値を付してカウントし、再送データブロックについての非正常受信の回数を、新規データブロックについての非正常受信の回数に対する重み値より大きい重み値を付してカウントすることを特徴とする。
また、(5)前記正常/非正常受信回数カウント手段は、アンテナ端でのデータブロックの受信から、データブロックの正常受信又は非正常受信の回数の重み付けを行ったカウント値を基に、前記回線品質しきい値の更新が変換テーブルに反映されるまでの遅延時間内に受信されるデータブロックについての正常受信又は非正常受信の回数をカウント値に反映させないように制御する手段を備えたものである。
回線品質の測定結果を基に生成したフィードバック情報を基地局に報告し、基地局で決定された伝送パラメータで伝送されるデータブロックの正常受信又は非正常受信の回数を、フィードバック情報と実際に伝送に使用された伝送パラメータとの違いから予期される尤度に応じた重み付けを行ってカウントし、該カウント値に応じてフィードバック情報に対応する回線品質しきい値を更新することにより、伝搬環境が一定でない場合でも、また、先に報告したフィードバック情報と実際に基地局から伝送された伝送パラメータとにずれがある場合でも、実際の伝送特性に適合した伝送パラメータで送信させるフィードバック情報を生成することができ、通信品質を精度良く一定に保つ適応符号化変調を行うことが可能になる。
また、データブロックの正常受信又は非正常受信の回数を重み値を付加してカウントして、フィードバック情報に対応する回線品質しきい値を更新することにより、フィードバック情報に対応する回線品質しきい値の更新を、迅速にかつ精度良く更新することが可能になる。
移動局で測定した下りリンクのSIR(信号対干渉電力比)からフィードバック情報(CQI)に変換するためのSIR−CQI変換テーブルを用意し、その変換テーブルを用いて、基地局に報告するフィードバック情報(CQI)を決定し、移動局が報告したフィードバック情報(CQI)と実際に受信したHS−PDSCH(高速下りリンク共用チャネル)の伝送パラメータ(伝送フォーマット)との違い(ずれ)に応じて、誤り検出の結果を基に生成される受信確認信号(ACK/NACK)をそれぞれ重み付けカウントし、該カウント値があるしきい値を超えた場合には、上記SIR−CQI変換テーブルのSIRしきい値を更新する。その後は、更新したSIR−CQI変換テーブルに従い、測定SIRから報告フィードバック情報(CQI)への変換を行う。
本発明の第1の実施例について図1、図2及び図3を参照して説明する。図1は本発明の第1の実施例の移動局の機能ブロック図を、図2はその処理ステップのフローチャートを、図3はその動作例のタイミングチャートを示している。
図1に示すように移動局は、アンテナ1−1、送受信共用器1−2、CPICH(共通パイロットチャネル)を受信処理するCPICH処理部1−3、CPICH(共通パイロットチャネル)のSIR(信号対干渉電力比)を測定するCPICH_SIR測定部1−4、CPICH(共通パイロットチャネル)のSIR(信号対干渉電力比)をHS−PDSCH(高速下りリンク共用チャネル)のSIRに換算するHS−PDSCH_SIR変換部1−5、該HS−PDSCH(高速下りリンク共用チャネル)のSIRを基にSIR−CQI変換テーブル1−7を参照してフィードバック情報(CQI)を生成するCQI生成部1−6を備え、図2の処理ステップ2−1〜処理ステップ2−3により、フィードバック情報(CQI)を設定する。
また、移動局は、基地局から送られてくるHS−SCCH(高速共用制御チャネル)を受信し、自局宛ての信号の有無を検出する。自局宛ての信号が有る場合には、受信すべきHS−PDSCH(高速下りリンク共用チャネル)の伝送パラメータを、HS−SCCH(高速共用制御チャネル)の復号結果から抽出し、HS−PDSCH処理部1−9に渡す。また、抽出した伝送パラメータの一部は、ACK/NACKカウント部1−12にも渡す。
自局宛てのHS−PDSCH(高速下りリンク共用チャネル)が基地局から送信されている場合には、HS−PDSCH処理部1−9でHS−PDSCH(高速下りリンク共用チャネル)に対する受信処理を行う(図2の処理ステップ2−4)。受信処理には逆拡散、同期検波、RAKE合成、復調、誤り訂正復号など、伝送されている情報を得るために必要な処理が含まれる。その復号結果を基に誤り検出を行い、該誤り検出結果に応じて、ACK/NACK生成部1−10で受信確認信号(ACK/NACK)を生成し(処理ステップ2−5)、ACK/NACKカウント部1−12及びACK/NACK符号化部1−15に送出する。
ACK/NACKカウント部1−12は、入力された受信確認信号(ACK/NACK)が正常受信(ACK)か非正常受信(NACK)であるかを判定し(処理ステップ2−6)、正常受信(ACK)及び非正常受信(NACK)それぞれの受信回数を、重みテーブル1−11に従う重み付けを行ってカウントする(処理ステップ2−7,2−8)。
重みテーブル1−11による重み付けは、移動局から先に報告したフィードバック情報(CQI)と実際に基地局から送信されてきた伝送フォーマット(伝送パラメータ)とのずれの大きさに応じて異なる重み付けを、受信確認信号(ACK/NACK)の受信回数に与えてカウントするために行われる。
ACK/NACKカウント部1−12でカウントされたACK(正常受信)及びNACK(非正常受信)の回数のカウント値は、ACK/NACKカウント値比較部1−13で所定のしきい値と比較され(処理ステップ2−9,2−10)、該しきい値を超えた場合は、SIR−CQI変換テーブル更新部1−14により、SIR−CQI変換テーブル1−7の内容(SIRとCQIとの対応)を書替える(処理ステップ2−11,2−12)。SIR−CQI変換テーブル1−7の更新を行った際には、ACKカウント値及びNACKカウント値をリセットする(処理ステップ2−13,2−14)。
SIR−CQI変換テーブル1−7を参照してCQI生成部1−6で生成されたフィードバック情報(CQI)は、CQI符号化部1−16により符号化された後、HS−DPCCH多重部1−17に送られ、また、ACK/NACK符号化部1−15で符号化された受信確認信号(ACK/NACK)もHS−DPCCH多重部1−17に送られ、それらはHS−DPCCH(高速上りリンク制御チャネル)に多重化され、送信部1−18、送受信共用器1−2及びアンテナ1−1を経由して基地局へ送信される。
上述の誤り検出処理で誤りが検出されなかった場合、即ち、ACK(正常受信)が生成された場合にはACKカウント値を加算して更新する。ACKカウント値の更新の際に、先に報告したフィードバック情報(CQI)と、HS−SCCH処理部1−8から通知される実際にHS−PDSCH(高速下りリンク共用チャネル)の伝送に用いられた伝送パラメータとの違いに応じて重み付けを行い、ACKカウント値を更新する。
例えば、実際にHS−PDSCH(高速下りリンク共用チャネル)の伝送に用いられた伝送パラメータが、先に報告したフィードバック情報(CQI)に対応する伝送パラメータと比べて、誤りが発生しにくい伝送パラメータであった場合には、ACK(正常受信)となるもっともらしさ(尤度)が高いので、ACKカウント値に加算する際の重み付けを小さくし、逆に誤りが発生しやすい伝送パラメータであった場合には、ACK(正常受信)となるもっともらしさ(尤度)が低いにも拘わらず、正常受信されたことになるので、ACKカウント値に加算する際の重み付けを大きくする。
ACKカウント値更新の結果、ACKカウント値が予め設定しておいた設定値以上になった場合には、SIR−CQI変換テーブル1−7のSIRしきい値SIRth0〜SIRth29(図3参照)を予め設定されている減少分Sdecだけ減少させ、SIR−CQI変換テーブル更新を行う。
上記誤り検出処理で誤りが検出された場合、即ち、NACK(非正常受信)が生成された場合には、NACKカウント値を加算して更新する。NACKカウント値の更新時には、報告したフィードバック情報(CQI)と、HS−SCCH処理部1−8から通知される実際にHS−PDSCH(高速下りリンク共用チャネル)の伝送に用いられた伝送パラメータとの違いに応じて重み付けを行い、NACKカウント値を更新する。
例えば、実際にHS−PDSCH(高速下りリンク共用チャネル)の伝送に用いられた伝送パラメータが、先に報告したフィードバック情報(CQI)に対応する伝送パラメータと比べて、誤りが発生しにくい伝送パラメータであった場合には、NACK(非正常受信)となるもっともらしさ(尤度)が低いにも拘わらず、NACK(非正常受信)であったので、NACKカウント値に加算する際の重み付けを大きくし、逆に誤りが発生しやすい伝送パラメータであった場合には、NACK(非正常受信)となるもっともらしさ(尤度)がより高いので、NACKカウント値に加算する際の重み付けを小さくする。
NACKカウント値更新の結果、NACKカウント値が予め設定しておいた設定値以上になった場合には、SIR−CQI変換テーブル1−7のSIRしきい値SIRth0〜SIRth29(図3参照)を、予め設定されている増加分Sincだけ増加させ、SIR−CQI変換テーブル更新を行う。
ACKカウント値更新時又はNACKカウント値更新時に用いる重み付けは、報告フィードバック情報(CQI)と実際にHS−PDSCH(高速下りリンク共用チャネル)の伝送に用いられた伝送パラメータとの組合せについて、予め重み値格納した重みテーブルを用意しておき、該重みテーブルを参照して重み付けを行う構成とすることができる。
図4にACKカウント用の重みテーブルの一例を示し、図5にNACKカウント用の重みテーブルの一例を示している。図4及び図5において、左端の列に各報告フィードバック情報(CQI)を順番に格納し、各報告フィードバック情報(CQI)のそれぞれの行の上段に実際の伝送に用いられた伝送パラメータであるトランスポートブロックサイズ(TBS)を、その下段に重み値をそれぞれ格納している。
図4及び図5において、トランスポートブロックサイズ(TBS)はデータブロックの長さを表している。データブロックの長さが小さいほど、即ち、重みテーブルの右側に行くほど、符号化率(=符号化前のデータ長÷符号化後のデータ長)が小さくなるため、誤り率が小さくなる。
そのため、ACKカウント用の重みテーブルでは右の方へ行くほど重み値は小さく、NACKカウント用の重みテーブルでは右の方へ行くほど重み値は大きくなる。なお、図4及び図5に示すACKカウント用及びNACKカウント用の各重みテーブルにおいて、各報告フィードバック情報(CQI)に対して、該CQI値に丁度適合した(即ち、予期した通りの伝送パラメータの)トランスポートブロックサイズ(TBS)には、“1”の重み値が格納されている。
重みテーブルは、前述のようにACKカウント値更新用とNACKカウント値更新用とをそれぞれ独立に用意しても良いが、ACKカウント値更新用とNACKカウント値更新用とで重み値は逆方向に増減する関係があるため、何れか一方の重みテーブルを共通に用い、他方の重み値は、一方の重みテーブルの重み値から演算により得るような構成にすることもできる。例えば、重みテーブルとしてACKカウント値更新用のものを用意し、NACKカウント値の更新の際の重み値は、ACKカウント値更新用の重み値の逆数の値を用いる構成とすることができる。
SIR−CQI変換テーブル更新を行った際には、ACK(正常受信)及びNACK(非正常受信)の発生の確率が以前のものと異なるものとなるため、ACKカウント値及びNACKカウント値をリセットし、また、SIR−CQI変換テーブル更新以後に、フィードバック情報(CQI)の報告値を選択する際には、更新された最新のSIR−CQI変換テーブルを基にフィードバック情報(CQI)を選択して報告する。
本発明の第2の実施例は、受信したHS−PDSCH(高速下りリンク共用チャネル)に含まれるデータブロックが新規ブロックである場合に、前述の第1の実施例と同様に、誤り検出結果又は該誤り検出結果を基に生成した受信確認信号(ACK/NACK)を用いて、SIR−CQI変換テーブルの更新に用いるカウンタ値を更新するが、受信したHS−PDSCH(高速下りリンク共用チャネル)に含まれるデータブロックが再送ブロックである場合には、カウンタ値の更新は行わないようにしたものである。
本発明の第2の実施例の処理ステップのフローチャートを図6に示す。本発明の第2の実施例の処理ステップは、基本的に図2に示した第1の実施例の処理ステップと共通であり、第1の実施例の処理ステップに、HS−PDSCH(高速下りリンク共用チャネル)の受信データブロックが新規ブロックであるか否かを判定する処理ステップ(6−1,6−2)を追加したものである。
処理ステップ(6−1,6−2)により新規ブロックであると判定された場合のみ、ACKカウント値又はNACKカウント値を加算して更新し、新規ブロックでないと、即ち再送ブロックであると判定された場合は、何も処理をせず終了する。なお、図6において、図2の処理ステップと同様の処理ステップには同一の符号を付し、重複した説明は省略する。
本発明の第3の実施例は、受信確認信号(ACK/NACK)のカウント値のリセット処理が第1の実施例と異なる。図7に第3の実施例の処理ステップのフローチャートを示す。図7に示すように、本発明の第3の実施例は、ACKカウント値が設定値以上になったことによりSIR−CQI変換テーブル更新を行った場合に、ACKカウント値のみをリセットし(処理ステップ7−1)、NACKカウント値はそのままの状態とする。
また、NACKカウント値が設定値以上になったことによりSIR−CQI変換テーブル更新を行った場合に、NACKカウント値のみをリセットし(処理ステップ7−2)、ACKカウント値はそのままの状態とする。図7において、図2の第1の実施例の処理ステップと同様の処理ステップには同一の符号を付し、重複した説明は省略する。
図8に本発明の第3の実施例の動作例のタイミングチャートを示す。同図に示す(イ)、(ロ)、(ハ)の点で、NACKカウント値が設定値以上になったことにより、SIRしきい値SIRth0〜SIRth29を上げてSIR−CQI変換テーブルの更新を行うが、そのとき、ACKカウント値をリセットすることなく、これまでのACKカウント値を保持する様子を示している。
本発明の第4の実施例は、前述の第2の実施例と第3の実施例とを組み合わせたものである。本発明の第4の実施例の処理ステップのフローチャートを図9に示す。受信したHS−PDSCH(高速下りリンク共用チャネル)に含まれるデータブロックが新規ブロックであるか否かを判定し(処理ステップ6−1,6−2)、新規ブロックである場合に受信確認信号(ACK/NACK)を用いてSIR−CQI変換テーブルの更新に用いるカウンタ値を更新し、受信したHS−PDSCH(高速下りリンク共用チャネル)に含まれるデータブロックが再送ブロックである場合には、カウンタ値の更新は行わない。
また、ACKカウント値が設定値以上になったことによりSIR−CQI変換テーブル更新を行った場合にACKカウント値のみをリセットし(処理ステップ7−1)、NACKカウント値が設定値以上になったことによりSIR−CQI変換テーブル更新を行った場合に、NACKカウント値のみをリセットする(処理ステップ7−2)。図9において、図2、図6又は図7の処理ステップと同様の処理ステップには同一の符号を付し、重複した説明は省略する。
図10に第4の実施例の動作例のタイミングチャートを示している。図10において、(ニ)、(ホ)、(ヘ)、(チ)の点のACKは再送ブロックのACKであるので、ACKカウント値の加算を行わず、また、(ト)の点のNACKは再送ブロックのNACKであるので、NACKカウント値の加算を行わない様子を示している。
また、NACKカウント値が設定値以上になったことにより、SIRしきい値SIRth0〜SIRth29を上げてSIR−CQI変換テーブルの更新を行うが、そのとき、ACKカウント値をリセットすることなく、これまでのACKカウント値を保持する動作は、図8に示した動作と同様である。
本発明の第5の実施例は、再送ブロックのACK(正常受信)及びNACK(非正常受信)について、重み付けを行ってACKカウント及びNACKカウントを行うようにしたものである。図11に第5の実施例の機能ブロック図を、図12に処理ステップのフローチャートを、図13に動作例のタイミングチャートを示している。
図11に示すように第5の実施例は、再送回数監視部11−1を備え、該再送回数監視部11−1は、HS−SCCH処理部1−8から通知される伝送パラメータを基に、再送ブロックのACK(正常受信)及びNACK(非正常受信)の回数を監視し、その回数をACK/NACKカウント部1−12に通知する。
受信したHS−PDSCH(高速下りリンク共用チャネル)に含まれるデータブロックが再送ブロックであり、誤り検出処理で誤りが検出されなかった場合、即ち、ACK(正常受信)が生成された場合には、ACKカウント値を更新する。このとき、新規ブロックの場合のACKカウント値の加算に用いる重み値よりも小さな重み値(例えば、新規ブロックの場合のACKカウント値の加算に用いる重み値を再送回数で除算した値)を付けてACKカウント値を加算する(処理ステップ12−1)。
受信したHS−PDSCH(高速下りリンク共用チャネル)に含まれるデータブロックが再送ブロックであり、誤り検出処理で誤りが検出された場合、即ち、NACK(非正常受信)が生成された場合には、NACKカウント値を更新する。このとき、新規ブロックの場合のNACKカウント値の加算に用いる重み値よりも大きな重み値(例えば、新規ブロックの場合のNACKカウント値の加算に用いる重み値に再送回数を乗算した値)を付けてNACKカウント値を加算する(処理ステップ12−2)。
図13に示す動作例において、(リ)、(ヌ)、(ル)、(ヲ)の点で受信される再送ブロックのACK(正常受信)に対して、ACKカウント値の重み付け加算を行う例を示している。なお、NACK(非正常受信)の後に別の新規ブロックが送信される場合もあるが、同図に示す動作例では、分かり易くするするためにNACKの直後に再送ブロックが送信される場合の例を示している。
本発明の第6の実施例は、アンテナ端1−1でのHS−PDSCH(高速下りリンク共用チャネル)のデータブロックの受信から、SIR−CQI変換テーブル1−14の更新処理までに遅延時間が生じることを考慮に入れ、SIR−CQI変換テーブル1−7を更新した後は、該遅延時間内に生成された受信確認信号(ACK/NACK)に対しては、ACKカウント値及びNACK値の加算更新を行わないようにしたものである。
図14に第6の実施例の機能ブロック図を示し、図15に処理ステップのフローチャートを示し、図16に動作例のタイミングチャートを示す。図14に示すように第6の実施例は、ACK/NACKカウント制御部14−1を備え、該ACK/NACKカウント制御部14−1は、SIR−CQI変換テーブル更新部1−14から、SIR−CQI変換テーブルの更新を行ったことを示す信号を受け取ると、上記遅延時間に相当する時間の間だけ、ACK/NACKカウント部1−12のカウント値更新動作を休止させる制御を行う。
図15に示す処理ステップにおいて、ACK/NACKカウント制御部14−1によるカウント休止中か否かの判定(処理ステップ15−1)に従い、カウント休止中でないと判定された場合にのみ、ACK/NACKカウント更新を行うようにしている。図15において他の処理ステップは、図2又は図7に示した処理ステップと同様であるので、同様の処理ステップに同一の符号を付し、重複した説明は省略する。
図16に示す第6の実施例の動作例のタイミングチャートは、上記の遅延時間内に3個分の受信確認信号(ACK/NACK)が生成される例を示し、SIRしきい値SIRth0〜SIRth29を更新した後、同図の細字のA又はNで示す3個分の受信確認信号(ACK/NACK)は、ACK/NACKカウントの更新には反映させず、太字の示すA又はNで示す受信確認信号(ACK/NACK)のみがそれぞれACKカウント及びNACKカウントに反映される様子を示している。なお、図中、SIRしきい値SIRth0〜SIRth29の点線は、上述の遅延が無い場合の更新タイミングを示している。
本発明の第1の実施例の機能ブロック図である。 本発明の第1の実施例の処理ステップのフローチャートである。 本発明の第1の実施例の動作例のタイミングチャートである。 本発明のACKカウント用の重みテーブルの一例を示す図である。 本発明のNACKカウント用の重みテーブルの一例を示す図である。 本発明の第2の実施例の処理ステップのフローチャートである。 本発明の第3の実施例の処理ステップのフローチャートである。 本発明の第3の実施例の動作例のタイミングチャートである。 本発明の第4の実施例の処理ステップのフローチャートである。 本発明の第4の実施例の動作例のタイミングチャートである。 本発明の第5の実施例の機能ブロック図である。 本発明の第5の実施例の処理ステップのフローチャートである。 本発明の第5の実施例の動作例のタイミングチャートである。 本発明の第6の実施例の機能ブロック図である。 本発明の第6の実施例の処理ステップのフローチャートである。 本発明の第6の実施例の動作例のタイミングチャートである。 HSDPA関連の各物理チャネルのタイミングチャートである。
符号の説明
1−1 アンテナ
1−2 送受信共用器
1−3 CPICH処理部
1−4 CPICH_SIR測定部
1−5 HS−PDSCH_SIR変換部
1−6 CQI生成部
1−7 SIR−CQI変換テーブル
1−8 HS−SCCH処理部
1−9 HS−PDSCH処理部
1−10 ACK/NACK生成部
1−11 重みテーブル
1−12 ACK/NACKカウント部
1−13 ACK/NACKカウント値比較部
1−14 SIR−CQI変換テーブル更新部
1−15 ACK/NACK符号化部
1−16 CQI符号化部
1−17 HS−DPCCH多重部
1−18 送信部

Claims (5)

  1. 基地局から移動局への伝送方向の下りリンクの回線品質を測定し、該測定値に対応したフィードバック情報を、予め設定した回線品質しきい値とフィードバック情報とを対応させて格納した変換テーブルを参照して生成し、該生成したフィードバック情報を基地局に報告し、基地局で該フィードバック情報を基に決定される伝送パラメータで伝送されるデータブロックを受信し、適応的に通信品質を制御する移動通信システムの移動局に用いられる通信装置において、
    前記基地局で決定された伝送パラメータで伝送されるデータブロックの正常受信又は非正常受信の回数を、前記フィードバック情報と実際に伝送に使用された伝送パラメータとの違いに応じた尤度に基づく重み付けを行ってカウントする正常/非正常受信回数カウント手段と、
    重み付けを行った正常受信の回数のカウント値が予め設定した設定値以上になったときに前記回線品質しきい値を減少させ、重み付けを行った非正常受信の回数のカウント値が予め設定した設定値以上になったときに、前記変換テーブルの回線品質しきい値を増加させる回線品質しきい値更新手段と
    を備えたことを特徴とする通信品質制御機能を有する通信装置。
  2. 前記回線品質しきい値を減少させる更新を行ったとき、前記正常受信の回数のカウント値及び非正常受信の回数のカウント値の両者又は正常受信の回数のカウント値のみをリセットし、前記回線品質しきい値を増加させる更新を行ったとき、前記正常受信の回数のカウント値及び非正常受信の回数のカウント値の両者又は非正常受信の回数のカウント値のみをリセットする手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の通信品質制御機能を有する通信装置。
  3. 前記正常/非正常受信回数カウント手段は、再送データブロックについての正常受信又は非正常受信の回数をカウント値に反映させることなく、新規データブロックについての正常受信又は非正常受信の回数をカウント値に反映させることを特徴とする請求項1又は2に記載の通信品質制御機能を有する通信装置。
  4. 前記正常/非正常受信回数カウント手段は、再送データブロックについての正常受信の回数を、新規データブロックについての正常受信の回数に対する重み値より小さい重み値を付してカウントし、再送データブロックについての非正常受信の回数を、新規データブロックについての非正常受信の回数に対する重み値より大きい重み値を付してカウントすることを特徴とする請求項1又は2に記載の通信品質制御機能を有する通信装置。
  5. 前記正常/非正常受信回数カウント手段は、アンテナ端でのデータブロックの受信から、データブロックの正常受信又は非正常受信の回数の重み付けを行ったカウント値を基に、前記回線品質しきい値の更新が変換テーブルに反映されるまでの遅延時間内に受信されるデータブロックについての正常受信又は非正常受信の回数をカウント値に反映させないように制御する手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の通信品質制御機能を有する通信装置。
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