JP2005064937A - 無線通信装置及び無線通信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の論理網間をまたぐ通信を安定に行うことができるようにする。
【解決手段】本発明に係る無線通信装置は、Bluetoothの規格に従って無線通信を行う複数のBluetooth機器3,11〜14,21〜24を備え、Bluetooth機器3,11〜14はピコネットp1を形成し、Bluetooth機器3,21〜24はピコネットp2を形成している。スレーブ機器3は、パケットの伝送を制御する伝送制御部と、マスター機器11,21との通信リンクの属性パラメータを変更する属性変更部と、を有する。あるピコネットで、他のピコネットに転送すべきデータを受信すると、少なくとも一つのピコネットのスニフスロットの出現タイミングや出現回数を変更するようにしたため、データの転送先であるピコネットに対する接続可能時間を十分に確保でき、複数のピコネットをまたぐ通信を安定に行うことができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複数の論理網(例えば、Bluetooth(登録商標)の規格で定めるピコネット)に属することが可能な無線通信装置に関する。
近年、2.4GHz帯の周波数ホッピング方式を用いて各機器間でデータの送受信を行うBluetooth(登録商標)規格を採用したシステムの開発が行われている。例えば、携帯電話、携帯情報端末及びパーソナルコンピュータなどの電子機器にBluetooth規格の無線モジュールを搭載させ、各機器間でデータの送受信を行うことが可能となる。以下では、Bluetooth規格の無線モジュールを搭載した機器のことをBluetooth機器と記す。
Bluetooth規格では、1つのピコネットにおいて、1台のマスター機器に接続可能なスレーブ機器の台数が7台までと限定されている。これを超える台数のBluetooth機器は別個のピコネットに割当てられる。このため、同一のBlutooth機器が複数のピコネットに属することがあり得る。複数のピコネットに属するBluetooth機器は、これら複数のピコネットで通信を行うことができる。これらの相互に接続されたピコネットのグループは、スキャタネット(scatter net)と呼ばれる。
スキャタネット形成時に、複数のピコネットに属することになったBluetooth機器は、ピコネット間の切り替えに時分割多重を使用して、各々のピコネットに接続することとなる。なお、ピコネット間で通信を行う場合には、両ピコネットに属するBluetooth機器を介して通信を行う。
ピコネット間で通信を行う場合、両ピコネットに属するBluetooth機器が両ピコネットをどのようにして切替えるかがピコネット間通信の性能に大きく影響する。
現在のBluetooth規格(Bluetooth SIG発行:Specification of the Bluetooth System - Version 1.1)では、ピコネット間通信を実現する一つの手法として、スニフモード(sniff mode)に移行することで、次のスニフスロットに到達するまでの間、別のピコネットに切り替える方法が記載されている(非特許文献1参照)。
https://www.bluetooth.org/foundry/specification/document/Bluetooth_Core_1.1_vol_1/en/1/Bluetooth_Core_1.1_vol_1.zip
しかしながら、スニフモードを利用してピコネット間通信を行う場合、両ピコネットに属するBluetooth機器が、各々のピコネットに接続できる時間は、各Bluetooth機器が属する各ピコネットにおける、スニフスロットの出現位置を規定するスニフモードのパラメータ(スニフインターバルTsniff、スニフオフセットDsniff)と、各ピコネットにおけるネイティブクロック値の差分に依存して定まる。
図9は2つのピコネットに属するスレーブ機器の通信タイミングを示す図である。図示のように、各ピコネットにおける通信は、スニフスロットの出現時点から開始される。このため、場合によっては、一方のピコネットでの接続可能時間が極端に短くなり、ピコネット間通信の性能を低下させる要因になる。例えば、図9は、ピコネットp2での接続可能期間が極端に短い例を示している。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、複数の論理網間をまたぐ通信を安定に行うことが可能な無線通信装置及び無線通信方法を提供することにある。
本発明は、複数の論理網に属することが可能で、各論理網にて所定のプロトコルに従って他の通信装置と無線通信を行う無線通信装置において、前記複数の論理網のうち、ある論理網にて所定の通信情報を受信すると、前記複数の論理網の少なくとも一つにて、通信リンクの属性情報を変更する属性変更手段を備える。
本発明によれば、ある論理網で通信情報を受信すると、少なくとも一つの論理網における通信リンクの属性情報を変更するようにしたため、通信情報の転送先である論理網に対する接続可能時間を十分に確保でき、複数の論理網をまたぐ通信を安定に行うことができる。
図1は本発明に係る無線通信装置を備えた通信システムの全体構成の一例を示すブロック図である。図1の無線通信装置は、Bluetoothの規格に従って無線通信を行う複数のBluetooth機器3,11〜14,21〜24を備え、Bluetooth機器3,11〜14はピコネットp1を形成し、Bluetooth機器3,21〜24はピコネットp2を形成している。ピコネットp1中のBluetooth機器11はマスター機器として動作し、それ以外のBluetooth機器3,12〜14はスレーブ機器として動作する。同様に、ピコネットp2中のBluetooth機器21はマスター機器として動作し、それ以外のBluetooth機器3,22〜24はスレーブ機器として動作する。Bluetooth機器3は、両ピコネットに属しており、いずれのピコネットにおいてもスレーブ機器として動作する。
両ピコネットp1,p2では、マスター機器とスレーブ機器との無線通信にスニフモードを利用可能である。スニフモードでは、周期的に出現するスニフスロットを起点として、パケットの伝送が行われる。図1の場合、ピコネットp1,p2のそれぞれで、交互にスニフスロットが出現して、交互にパケットの伝送が行われる。スニフスロットの出現タイミングを変更する際、受信したデータを転送先に転送するのに要する時間が経過した後に変更するのが望ましい。
図2はスレーブ機器3の内部構成の一例を示すブロック図である。図2では、簡略化のために、スニフモードでの無線通信に必要な部分だけを示している。図2のスレーブ機器3は、パケットの伝送を制御する伝送制御部1と、マスター機器11,21との通信リンクの属性パラメータを変更する属性変更部2と、を有する。伝送制御部1は、各ピコネットp1,p2にて所定間隔ごとに出現するスニフスロットを起点としてパケットの伝送を行う。属性変更部2は、一方のピコネットにて所定の通信情報を受信した場合に、ピコネットp1,p2の少なくとも一つにおけるスニフスロットの出現タイミングを変更する。
図3はピコネットp1,p2におけるスニフスロットの出現タイミングを示す図である。図示のように、時刻t1のときに、ピコネットp1でスニフスロットが出現すると、スレーブ機器3はピコネットp1に接続する。次に、時刻t2のときに、ピコネットp2でスニフスロットが出現すると、スレーブ機器3はピコネットp2に接続する。以下同様に、スレーブ機器3は、スニフスロットを起点として、ピコネットp1,p2に交互に接続する。
ここで、スレーブ機器3がピコネットp1に接続している最中の時刻t3のときに、スレーブ機器3がデータを受信したとする。この場合、スレーブ機器3の属性変更部2は、このデータがピコネットp2に伝送される可能性があると判断し、ピコネットp2への接続時間が長くなるよう、ピコネットp2における通信リンクの属性パラメータを変更する。
これにより、時刻t3以後にピコネットp2で出現するスニフスロットが図9よりも早まる(図3の場合は時刻t4だったのが、時刻t4’になる)。その結果、スレーブ機器3のピコネットp2での接続時間が長くなり、ピコネットp1で受信したデータをピコネットp2で伝送するための十分な時間を確保できる。
なお、ピコネットp2における通信リンクの属性パラメータを変更する代わりに、図4に示すように、ピコネットp1における通信リンクの属性パラメータを変更してもよい。図4の場合、データを受信した時刻t3以後にピコネットp1で出現するスニフスロットが、時刻t5から時刻t5’に早まる。あるいは、時刻t3以後、スレーブ機器3で確立されているすべてのピコネット(図4の場合、ピコネットp1とp2)における通信リンクの属性パラメータを変更してもよい。この場合、時刻t3以後のピコネットp1,p2におけるスニフスロットの出現タイミングが変化する。
図3及び図4のいずれにおいても、受信したデータの転送先であるピコネットp2での接続可能時間が長くなるように、スニフスロットの出現タイミングが制御される。
スニフスロットの出現位置を規定する属性パラメータとして、スニフスロットの出現間隔を表すTsniffと、スニフスロットの出現位置を調整するためのオフセットを表すDsniffとがある。これらの属性パラメータは、通信リンクがスニフモードに移行する際、マスター機器とスレーブ機器との間で、LMPメッセージ(LMP_sniff_req)を送受信することで取り決められる。
図5は、図1のマスター機器11とスレーブ機器3の間にスニフモードの通信リンク(以下、スニフモードリンクL1)が確立され、かつマスター機器21とスレーブ機器3の間にもスニフモードの通信リンク(以下、スニフモードリンクL2)が確立されている例を示している。以下、図5に基づいて、通信リンクのオフセットを表すパラメータDsniffを変更することで、スニフスロットの出現位置を変更する手順を説明する。
パラメータDsniffは、スニフモードリンクL1,L2のマスタークロック値に基づいて規定される。スレーブ機器3にて各スニフモードリンクL1,L2のオフセット値Dsniff1',Dsniff2'を比較する際は、ベースとなる各スニフモードリンクL1,L2のマスタークロック値(図5の例では、一方はマスター機器11のネイティブクロックをマスタークロックCLK1として用い、もう一方はマスター機器21のネイティブクロックをマスタークロックCLK2として用いる)を考慮する必要がある。
図5に示すように、各スニフモードリンクのオフセット値Dsniff1,Dsniff2を、以下の(1)式及び(2)式に示すように、スレーブ機器3におけるネイティブクロックCLKE3をベースにした値Dsniff1',Dsniff2'に変換した上で、比較及び変更を行う。
スニフモードリンク1のオフセット値Dsniff1':
Dsniff1'=(Dsniff1+(CLKN3−CLK1)) mod Tsniff …(1)
スニフモードリンク2のオフセット値Dsniff2':
Dsniff2'=(Dsniff2+(CLKN3−CLK2)) mod Tsniff …(2)
なお、「A mod B」とは、値Aを値Bで割った余りであり、B>0である場合、「A mod B」は0以上B未満の値をとる。また、説明の便宜上、両スニフモードリンクとも、スニフインターバルを表す値Tsniffを同一としている。
上記の(1)式及び(2)式は、ピコネット切り替えを行うBluetooth機器が(図5ではスレーブ機器3)、ピコネットp1,p2のいずれにおいてもスレーブ機器として動作する場合に適用される。一方のピコネットにおいてマスター機器として動作する場合、Bluetooth機器3のネイティブクロックが本ピコネットにおけるマスタークロックとなるため、マスター機器として動作しているスニフモードリンクに限り、オリジナルのオフセット値を用いて比較、変更を行うこととなる。
図6は上述したオフセット値を変更する必要があるか否かを判断するスレーブ機器3の処理動作を示すフローチャートである。スレーブ機器3が、自身で設定しているスニフモードリンク1またはスニフモードリンク2にてデータを受信すると(ステップS11)、各スニフモードリンクにおけるオフセット値Dsniff1',Dsniff2'を算出する(ステップS12)。
次に、算出したオフセット値から、ピコネットp1に接続可能な時間T1とピコネットp2に接続可能な時間T2を、以下の(3)式及び(4)式により算出する(ステップS13)。
T1=(Dsniff2’−Dsniff1’) mod Tsniff …(3)
T2=(Dsniff1’−Dsniff2’) mod Tsniff …(4)
上記ピコネット接続可能時間T1,T2で十分な時間が確保できるか否かを判断し(ステップS14)、変更の必要があれば、オフセット値の修正を行い(ステップS15)、処理を終了する(ステップS16)。
ステップS15では、(i)両ピコネットへの接続時間が等しくなるようにするか、もしくは(ii)各ピコネットへの最小接続時間を確保できるようにするために、スニフモードリンクの少なくとも一つのオフセット値を変更する。このようなオフセット値の変更は、まずステップS12で算出したオフセット値Dsniff1',Dsniff2'をもとに、上記(i)、(ii)のいずれかの条件を満たすために必要なオフセットDsniff1',Dsniff2'への加算量、もしくは減算量を求める。次に、これと同量の加算や減算を、オリジナルのオフセットDsniff1,Dsniff2に対して行い、これを新たなオフセット値とする。
なお、上述した加算や減算を行って得られたオフセット値が負数となる場合や値Tsniff以上となる場合は、値Tsniffを加算または減算することで、適切な値となるよう調節する。最後にスレーブ機器3は、新たなオフセット値を適用するスニフモードリンクでの接続先であるマスター機器11もしくはマスター機器21に対し、LMPメッセージを送信し、新たなオフセット値を通知する。なお、この際使用するLMPメッセージとして、例えばスニフモードへの移行の際に用いたLMP_sniff_reqを再度使用する方法や、属性パラメータ変更のための新たなLMPメッセージを定義してこれを使用する方法が挙げられる。
上記では、図1に示したBluetooth機器が2種類のピコネットに属するスキャタネットの構成例について説明したが、Bluetooth機器が3種類以上のピコネットに属する場合でも、図6に示したフローチャートを適用することで、各ピコネットへの接続時間が等しくなるようなオフセット値の調整や、各ピコネットへの最小接続時間が確保されるようなオフセット値の調整を行うことが可能である。
ピコネット切り替えを行うBluetooth機器は、一方のピコネットへの接続時間の増加を実現する方法として、オフセットを表すDsniffを変更する方法の他に、スニフスロットのインターバルを表すTsniffを変更する方法も挙げられる。
図7はスニフモードリンクの属性パラメータであるスニフスロットの間隔Tsniffを変更する場合のタイミング図である。図7の例では、ピコネットp1からのデータを受信したスレーブ機器3は、本データがピコネットp2に対して転送される可能性があると判断し、ピコネットp2への接続回数が増えるよう、スニフモードリンクのパラメータTsniffを変更する。
図7はスニフスロットの間隔Tsniffの値を従来の半分にする例を示す図である。間隔Tsniffを減らすことで、各スニフモードリンクで通信開始を表すスニフスロットの出現回数が増える。スレーブ機器3は、増加したスニフスロットの出現位置に合わせるように、ピコネット切り替えを実行するスロット位置を変更する。
なお、新たなインターバル値を適用するスニフモードリンクでは、接続先であるマスター機器11もしくはマスター機器21に対し、LMPメッセージを送信して、スロット位置の変更を通知する。
スニフスロットのインターバルを変更する他の手法として、スニフモードリンクでは、スニフスロットの間隔Tsniffにて定められるスニフスロットの中から一部のスニフスロットのみを選択し、当該スニフスロットにおいてのみ、マスター機器とスレーブ機器との間での通信を開始するように動作を規定し、実際に通信を開始するスニフスロットの選択数を変更する方法があげられる。
上記動作の場合、まず属性パラメータTsniff,Dsniffにて規定されるスニフスロットに対して、以下の(5)式及び(6)式に従って番号付けを行う。
sniff(0)=Dsniff …(5)
sniff(k+1)=sniff(k)+Tsniff …(6)
そして、スニフスロットの選択レベルi(i≧0)を、スニフモードリンクのマスター機器とスレーブ機器との間で取り決めた場合、下記の(7)式を満たすスニフスロットsniff(k)に関してのみ通信を開始するものとする。
k mod 2i = 0 …(7)
すなわち、i=0の時は全てのスニフスロットが通信開始対象となるが、i=1の時は半分のスニフスロットのみが通信開始対象となる。
図8は、スニフモードリンクのスニフスロットインターバルの変更を、パラメータTsniffではなく、前出の選択レベルを表すパラメータiを変更して実現する場合の概要を表した図である。
図8の例では、ピコネットp1からのデータを受信したスレーブ機器3は、パラメータiを減少させることで(図8では、iを1から0に減少)ピコネットp2への接続回数を増加させる。これにより、スニフモードリンクにおいて通信開始を表すスニフスロットの出現回数が増加する。スレーブ機器3では、増加されたスニフスロットの出現位置に合わせるように、ピコネット切り替えを実行するスロット位置を変更することとなる。
なお、新たな選択レベルiを適用するスニフモードリンクでは、接続先であるマスター機器11もしくはマスター機器21に対し、LMPメッセージを送信して、スロット位置の変更を通知する。
上述した属性パラメータ(スニフモードのTsniff値、Dsniff値、もしくは選択レベルi)の変更は、ピコネットの切り替えを行うBluetooth機器にて、一方のピコネットでデータを受信した時点において、本データが他方のピコネットに転送される可能性があるということで即座に属性パラメータの変更を実行するものとしていた。しかしながら、受信したデータは他方のピコネットに転送されない場合もある(Bluetooth機器において終端される場合もある)ため、これを念頭において属性パラメータを制御することが望ましい。
一例として、ピコネット切り替えを行うBluetooth機器は、データ受信に伴ってパラメータTsniff、もしくは選択レベルiを減少したスニフモードリンクにおいて、パラメータ変更を行ってから所定時間のうちに当該リンク上にてデータの送受信が行われるか否かを監視する。そして、所定時間内に所定量のデータ送受信が行われない場合には、ピコネット間通信が行われないものと判断し、Bluetooth機器は、Tsniff、もしくはiを再び増加する(例えば、変更前の値に戻す)といった制御を付与する。
他の例として、ピコネット間通信が行われていると判断した後に、属性パラメータ変更を行うという方法が挙げられる。
例えば、ピコネット切り替えを行うBluetooth機器において、一方のピコネットにてデータを受信した場合、データを受信してから予め規定しておいた時間中に、他方のピコネットにて当該Bluetooth機器がデータを送信するか否かを監視する機能を付与し、そして、この規定時間中に当該Bluetooth機器がデータ送信を行った場合に限り、現在これらのピコネットにてピコネット間通信が行われているものと判断し、属性パラメータ変更を実施する。
なお、この規定時間としては、当該Bluetooth機器のベースバンド処理部においてデータを受信してから、上位レイヤ処理部におけるデータ転送のための処理を施し、当該Bluetooth機器のベースバンド処理部において他方のピコネットにてデータを送信するまでに要する時間を見積もり、これを設定するのが望ましい。
他の例として、ピコネット切り替えを行うBluetooth機器において、一方のピコネットにてデータを受信した場合、本データの中身を当該Bluetooth機器が解析することで、本データが他方のピコネットに対して転送されるデータか否かを判断する機能を付与する方法がある。この手法では、受信データが他方のピコネットに対して転送されるものであると判断した場合に限り、現在これらのピコネットにてピコネット間通信が行われているものと判断し、属性パラメータ変更を実施する。
なお、受信したデータが他方のピコネットに対して転送されるものか否かを判断する方法として、以下の手法が挙げられる。
(1)データの送信元であるマスター機器11の上位レイヤ処理部において、本データが同一ピコネット内のBluetooth機器にて終端されるものか、もしくは他のピコネットに転送されるものかを予め判断しておき、その旨をマスター機器のベースバンド処理部で容易に識別できるよう、フラグ情報として、送信データの所定位置に付与しておく。これにより、本データを受信したスレーブ機器3では、受信データ内の上記フラグ情報を解析することで、本データが他のピコネットに転送すべきか否かを判断できる。
(2)データを受信したスレーブ機器3の上位レイヤ処理部において、当該データが他のピコネットに転送されるデータであるか否かを判断する。他のピコネットへの転送を行う場合には、スレーブ機器3のベースバンド処理部に対して、属性パラメータ変更を行うように指示する。
このように、本実施形態では、あるピコネットで、他のピコネットに転送すべきデータを受信すると、少なくとも一つのピコネットのスニフスロットの出現タイミングや出現回数を変更するようにしたため、データの転送先であるピコネットに対する接続可能時間を十分に確保でき、複数のピコネットをまたぐ通信を安定に行うことができる。
本発明の実施形態として、スニフモードを利用するリンクを例に取って説明したが、スニフモードと同様に、マスター機器とスレーブ機器との間にて、通信を開始するスロット位置を決定するのに必要となるインターバル値とオフセット値が予め取り決められるサービスモードについても、本発明を適用可能である。
本発明に係る無線通信装置を備えた通信システムの全体構成の一例を示すブロック図。 スレーブ機器3の内部構成の一例を示すブロック図。 ピコネットp1,p2におけるスニフスロットの出現タイミングを示す図。 ピコネットp1における通信リンクの属性パラメータを変更する場合のスニフスロットの出現タイミングを示す図。 オフセットDsniffを変更する例を示す図。 スレーブ機器3の処理動作を示すフローチャート。 スニフモードリンクの属性パラメータであるスニフスロットの間隔Tsniffを変更する場合のタイミング図。 選択レベルを表すパラメータiを変更して実現する場合の概要を表した図。 2つのピコネットに属するスレーブ機器の通信タイミングを示す図。
符号の説明
1 伝送制御部
2 属性変更部
3,12〜14,21〜24 スレーブ機器
11,21 マスター機器

Claims (14)

  1. 複数の論理網に同時に属することが可能な、前記論理網に属する他の通信装置と所定のプロトコルに従って無線通信を行う無線通信装置において、
    前記論理網に属する1の無線通信装置から通信データを受信したとき、該無線通信装置を含む前記論理網に属する他の無線通信装置との間に設定した、少なくとも1つの通信リンクの属性情報を変更する属性変更手段を備えることを特徴とする無線通信装置。
  2. 前記論理網のそれぞれに属する他の無線通信装置に対して所定間隔ごとに出現するスロットを起点としてパケットの伝送を行う伝送制御手段をさらに備え、
    前記属性変更手段は、ある論理網にて通信データを受信すると、前記論理網に属する他の無線通信装置との間に設定した通信リンクの少なくとも一つにおける前記スロットの出現タイミング及び出現回数の少なくとも一つを制御することを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
  3. 前記属性変更手段は、前記通信データを受信した論理網とは別の論理網に属する他の無線通信装置との間に設定した通信リンクおける前記スロットの出現タイミング及び出現回数の少なくとも一つを制御することを特徴とする請求項2に記載の無線通信装置。
  4. 前記属性変更手段は、前記通信データを受信した他の無線通信装置との間に設定した通信リンクにおける前記スロットの出現タイミング及び出現回数の少なくとも一つを制御することを特徴とする請求項2に記載の無線通信装置。
  5. 前記論理網に属する他の無線通信装置との間に設定した通信リンクが、それぞれの通信に必要な接続期間を確保できるか否かを判定する接続確保判断手段をさらに備え、
    前記属性変更手段は、前記接続確保判断手段により接続期間を確保できないと判定された場合には、前記通信リンクの少なくとも一つについて前記スロットの出現タイミング及び出現回数の少なくとも一つを制御することを特徴とする請求項2及至4のいずれかに記載の無線通信装置。
  6. 前記属性変更手段は、前記スロットの出現間隔を規定する第1パラメータと、前記スロットの出現位置を規定する第2パラメータとの少なくとも一つを制御することを特徴とする請求項2及至5のいずれかに記載の無線通信装置。
  7. 前記属性変更手段は、ある論理網に属する無線通信装置から、該論理網とは別の論理網に属する無線通信装置へ転送すべき通信データを受信すると、該通信データの転送先の無線通信装置が属する論理網におけるデータ伝送期間が長くなるように、前記スロットの出現タイミングを制御することを特徴とする請求項2及至6のいずれかに記載の無線通信装置。
  8. 前記属性変更手段は、ある論理網に属する無線通信装置から、該論理網とは別の論理網に属する無線通信装置へ転送すべき通信データを受信すると、前記通信リンクの少なくとも一つにおける前記スロットの出現回数を増やすことを特徴とする請求項2及至7のいずれかに記載の無線通信装置。
  9. 前記属性変更手段は、ある論理網に属する無線通信装置から、該論理網とは別の論理網に属する無線通信装置へ転送すべき通信データを受信すると、該通信データを転送するのに要すると予測される時間を待ってから、前記スロットの出現タイミング及び出現回数の少なくとも一つを制御することを特徴とする請求項2及至8のいずれかに記載の無線通信装置。
  10. 前記論理網は、Bluetooth(登録商標)の規格で定まるピコネットであることを特徴とする請求項1及至9のいずれかに記載の無線通信装置。
  11. 前記属性変更手段は、Bluetoothのベースバンドプロトコルより上位レイヤを処理する処理部の判断に従って、前記スロットの出現タイミング及び出現回数の少なくとも一つを変更するか否かを決定することを特徴とする請求項10に記載の無線通信装置。
  12. 前記属性変更手段は、属性変更指示情報を受信したときは、該属性変更指示情報に基づいて、前記通信リンクの属性情報を変更するか否かを決定することを特徴とする請求項1及至11のいずれかに記載の無線通信装置。
  13. 複数の論理網に同時に属することが可能な、前記論理網に属する他の無線通信装置と所定のプロトコルに従って無線通信を行う無線通信方法において、
    前記論理網に属する1の無線通信装置から通信データを受信したとき、該無線通信装置を含む前記論理網に属する他の無線通信装置との間に設定した、少なくとも1つの通信リンクの属性情報を変更する属性変更手段を備えることを特徴とする無線通信方法。
  14. 前記論理網のそれぞれに属する他の無線通信装置に対して所定間隔ごとに出現するスロットを起点としてパケットを伝送する無線通信方法であって、
    ある論理網にて通信データを受信すると、前記論理網に属する他の無線通信装置との間に設定した通信リンクの少なくとも一つにおける前記スロットの出現タイミング及び出現回数の少なくとも一つを制御することを特徴とする請求項13に記載の無線通信方法。
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