JP2005064925A - 映像表示面上の任意の場所から、任意の音声を出力するフラットパネルディスプレイ - Google Patents
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Abstract
【課題】
フラットパネルディスプレイ上(映像表示面上)の任意の場所に、任意の音声の実音像を定位させる。
【解決手段】
音声出力用の振動デバイスが発する振動を、映像表示機能を損なうことなく、効率良く伝播させる構造からなる映像表示パネルの裏面において、その任意の場所に音声出力用の振動デバイスを取り付けることにより、映像表示パネル自体を音声出力用の振動板として機能させる。その結果、映像表示面上の任意の場所に、任意の音声の実音像を定位させることが可能となる。
【選択図】なし
フラットパネルディスプレイ上(映像表示面上)の任意の場所に、任意の音声の実音像を定位させる。
【解決手段】
音声出力用の振動デバイスが発する振動を、映像表示機能を損なうことなく、効率良く伝播させる構造からなる映像表示パネルの裏面において、その任意の場所に音声出力用の振動デバイスを取り付けることにより、映像表示パネル自体を音声出力用の振動板として機能させる。その結果、映像表示面上の任意の場所に、任意の音声の実音像を定位させることが可能となる。
【選択図】なし
Description
本発明は、映像表示面上の任意の場所(意図する場所)から、任意の音声(その場所から出力させることを意図した音声)を出力するための機能を実現する、フラットパネルディスプレイの構造に関するものである。
従来のフラットパネルディスプレイの場合であっても、映像表示面から音声を出力させることは可能である(非特許文献1参照)が、映像表示面上の任意の場所に、任意の音声の実音像を定位させることについては不可能である。何故ならば、従来技術の音声出力方法とは、映像表示パネルの前面に配置された音声出力用の振動板を、映像表示面の外部に取り付けられたエキサイターなどの振動デバイスにより振動させるものであるからだ。つまり、従来技術の使用により、映像表示面上の任意の場所に、任意の音声の音像を定位させる場合においては、その音像は虚音像(ファンタム音像)となるのである。従って、視聴する位置によっては音像の定位にずれが生じたり、音像定位の精度を高めることが困難であると言った問題が存在し、これらの問題については、その映像サイズが大きくなるほど顕著となる。
「NEC技報」通号408(43〜46頁)
「NEC技報」通号408(43〜46頁)
本発明が解決しようとする課題は、フラットパネルディスプレイ上(映像表示面上)の任意の場所に、任意の音声の実音像を定位させることである。
フラットパネルディスプレイ上の任意の場所に、任意の音声の実音像を定位させることについては、映像表示パネル自体を音声出力用の振動板として機能させることで実現できる。但し、その場合においては、当然のことながら、映像表示機能を損なうことがあってはならないため、映像表示機能と音声出力機能の双方を両立させることが要件となる。
上述した双方の機能を両立させるための、映像表示パネルの構造については、二通り存在する。一つは、音声振動を効率良く伝播させる素材を使用して映像表示パネル(基板)を構成する方法であり、もう一つは、映像表示パネル(基板)を音声振動の伝播を妨げぬ厚さに薄くし、その薄くしたパネルに、音声振動を効率良く伝播させる素材を使用した保護パネルを重ね合わせる方法である。尚、映像表示パネルの種類については、任意のものを使用すれば良いが、FEDパネルの様に、パネル内部に真空が存在するものについては除外する。
フラットパネルディスプレイ上の任意の場所に、任意の音声の実音像を定位させるためには、上述した映像表示パネルの裏面において、その任意の場所に音声出力用の振動デバイスを取り付け、映像表示パネル自体を音声出力用の振動板として機能させることで実現できる。振動デバイスの種類については任意のものを使用することができるが、振動板として機能する映像表示パネルの構造と、そのパネルに取り付ける振動デバイスの組み合わせについては、双方の特性を考慮に入れて決定するものとする。尚、振動デバイスの取り付け場所によっては、同じ音声信号を入力した場合であっても、出力される音声の音圧や周波数特性が異なる可能性があり、その場合においては、入力する音声信号に、必要に応じた調整を加えることで対応することができる。
本発明においては、フラットパネルディスプレイの映像表示パネル自体を、音声出力用の振動板として使用することにより、映像表示面上の任意の場所に、任意の音声の実音像を定位させることができる。従って、視聴する位置の影響を受けることなく、映像表示面上に音像を固定して定位させることが可能となる。例えば、音声の出力がモノラルの場合であれば、映像表示面の中央に、その音像を固定することが可能である。また、音声の出力がステレオの場合には、映像サイズが大きくなるほど、音の中抜けや音像定位のずれが問題となるが、ステレオ音声の出力位置を映像表示面の中央に近付けることにより、これらの問題を解消することが可能となる。更に、大画面映像の場合であれば、映像表示面を複数の領域に分割し、各領域毎に音声出力用の振動デバイスを取り付けることにより、映像フレーム内に存在する個々の映像オブジェクトの表示位置に、それぞれの音像を対応させて定位させることが可能となる。(つまり、映像オブジェクトを単位として、映像と音像の一致度を高めることができる。)
映像表示パネルの種類の中においては、ELパネルが最も音声振動を効率良く伝播させる構造をしているため、ここではELパネル(ガラス基板)を使用して、その実施の形態を説明する。まず、ガラス基盤については、音声振動の伝播を妨げぬ厚さに薄くし、その薄くしたパネルに、音声振動を効率良く伝播させる素材であるアクリルパネルを保護パネルとして重ね合わせる。その重ね合わせた映像表示パネルの裏面において、任意の場所に音声出力用の振動デバイスであるエキサイターを取り付ける。尚、アクリルパネルの厚さとエキサイターの出力強度については、双方の関係から適宜決定する。
本発明については、フラットパネルディスプレイ全般において、その利用が可能である。その中でも、特に、大画面映像に対する利用価値が高いと考える。反対に、従来技術を利用することにより、その目的が十分に果たされる場合においては、本発明を利用する必要性は、別段、存在しない。
Claims (2)
- 音声出力用の振動デバイスが発する振動を、映像表示機能を損なうことなく、効率良く伝播させる構造からなる映像表示パネル。
- 請求項1に記載の映像表示パネルの裏面において、その任意の場所に音声出力用の振動デバイスを取り付けることにより、映像表示パネル自体を音声出力用の振動板として機能させる映像ディスプレイ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003293275A JP2005064925A (ja) | 2003-08-14 | 2003-08-14 | 映像表示面上の任意の場所から、任意の音声を出力するフラットパネルディスプレイ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003293275A JP2005064925A (ja) | 2003-08-14 | 2003-08-14 | 映像表示面上の任意の場所から、任意の音声を出力するフラットパネルディスプレイ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005064925A true JP2005064925A (ja) | 2005-03-10 |
Family
ID=34370286
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003293275A Pending JP2005064925A (ja) | 2003-08-14 | 2003-08-14 | 映像表示面上の任意の場所から、任意の音声を出力するフラットパネルディスプレイ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005064925A (ja) |
-
2003
- 2003-08-14 JP JP2003293275A patent/JP2005064925A/ja active Pending
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