JP2005064604A - 網間接続装置、網間通信システム、および網間接続方法 - Google Patents

網間接続装置、網間通信システム、および網間接続方法 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明の課題は、変換装置を複数設置してもパケットを廃棄せず、グローバルアドレス数を節約することができる網間接続装置を提供することである。
【解決手段】上記課題は、第1のネットワークと、網間接続装置との間に第1のトンネルを設定する第1トンネル設定手段と、第2のネットワークと、当該網間接続装置との間に第2のトンネルを設定する第2トンネル設定手段と、前記第1のトンネルと前記第2のトンネルにそれぞれトンネル識別子を付与する識別子付与手段と、前記第1のネットワーク内のノードから受信したパケットのヘッダに書き込まれた第1のトンネル識別子を、第2のトンネルの識別子に変換する識別子変換手段と、前記変換された第2のトンネルの識別子にしたがって前記受信したパケットを前記第2のネットワーク内のノードに転送するパケット転送手段と、を備えることを特徴とする網間接続装置にて達成される。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、網間接続装置、網間通信システム、および網間接続方法に関し、詳しくは、異種あるいは同種の複数ネットワーク(網)間を接続し、各網間でパケット通信を可能とする網間接続装置および該装置を含んで構成される網間通信システム並びに網間接続方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
ネットワークでのデータの配送には、大きくコネクション型(Connection Oriented:CO、以下ではCO型と略記)とコネクションレス型(Connectionless:CL、以下ではCL型と略記)という2つの種類がある。CL型としては、イーサネット(登録商標)やIP、UDPなどのプロトコルがあり、CO型としては、ATM、フレームリレー、TCPなどのプロトコルがある。
【0003】
CO型は、データの送信を開始する前に、送信ホストと受信ホストの間で回線の接続をする方式で、電話通信に代表される回線交換型のネットワーク(電話網)で用いられる。このようなネットワークを「CO型網」と定義する。このCO型網では、ノード間で制御信号のやり取りがなされ、トンネルの識別子およびパケットを転送する経路が決定される。その後、決定された経路にしたがってパケット転送がされる。
【0004】
一方、CL型は、あらかじめ送り先までの通信回線を設定せずに、送りたい情報を一定単位(パケット)にまとめ、パケットごとに宛先をつけて送る方式で、IP(Internet Protocol)ネットワークで用いられる。このようなネットワークを「CL型網」と定義する。このCL型網では、CO型網同様、ノード問で制御信号のやり取りがなされ、トンネルの識別子が決定されるがパケットの転送経路は決定されない。その後は、パケットの転送経路に関係なくお互いのノードにパケットが転送される。
【0005】
すなわち、CO型網でのパケットの転送は、ヘッダのコネクション識別子を見てパケットを転送することに対し、CL型網はヘッダの受信ノードのアドレスを見てパケットを転送する。また、CO型鋼は一度通信を行うとパケットは決められたルートに転送されるが、CL型網はパケットがどのルートを通っても最終的な宛先ノードにパケットが届けばよい。
【0006】
一方で、ノード間通信を行うためにはトンネル(カプセリング技術(カプセル化)を使って仮想の通信路を作る)を作成する必要があり、いくつかのトンネル実現方法がある。例えば、送信ノードから受信ノードにパケットを送る場合、受信ノードのアドレスをパケットのヘッダに設定し、接続毎に決められるトンネル識別子をパケットのトンネルプロトコルヘッダに設定してパケットを送信する方法がある。
【0007】
ところで、サービスの多様化にともない電話網(CO型網)とIP網(CL型網)などの異種網接続などが要求されるようになってきている。CO型網とCL型網の異種網間でパケット通信を行うためには、網間の接続ポイントに変換装置を設置し、プロトコル変換などが行われる(例えば、特許文献1参照)。
【0008】
特許文献1によれば、CO型網とCL網との間のネットワーク間接続装置としてゲートウェイ中継装置を設け、コネクション型パケットをコネクションレス型パケットネットワーク内転送用のコネクションレス型パケットにカプセル化し、そのヘッダ部分にコネクション型パケットネットワーク内転送用のコネクション識別子の値を記述し、このコネクションレス型パケットをコネクションレス型パケットネットワーク側に送出することで、高性能低コストでコネクション型パケットネットワークとコネクションレス型パケットネットワーク との間のデータ中継処理が実現できる技術が提案されている
【特許文献1】
特開平10 −190739号公報
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の方法では、異種網間の接続ポイントが1ヶ所かつ変換装置も1装置であれば問題はないが、異種網間の接続ポイントおよび変換装置が複数ある場合、CL型網では、自網から送信されるパケットがどの変換装置を経由するかは特定できない。そのため、該当する変換装置以外の変換装置にパケットを転送することができず、パケットを廃棄してしまう場合が生じる。また、従来の方法では、CL型網間の接続において、グローバルアドレス数を節約することが難しい。
【0009】
本発明は、上記のような問題点に鑑みてなされたもので、その課題とするところは、上記問題を同時に解決することを目的としている。すなわち、変換装置を複数設置してもパケットを廃棄せず、グローバルアドレス数を節約することができる網間接続装置、網間通信システム、および網間接続方法を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は、請求項1に記載されるように、第1のネットワークと、第2のネットワークを相互接続してパケットを中継する網間接続装置であって、前記第1のネットワークと、当該網間接続装置との間に第1のトンネルを設定する第1トンネル設定手段と、前記第2のネットワークと、当該網間接続装置との間に第2のトンネルを設定する第2トンネル設定手段と、前記第1のトンネルと前記第2のトンネルにそれぞれトンネル識別子を付与する識別子付与手段と、前記第1のネットワーク内のノードから受信したパケットのヘッダに書き込まれた第1のトンネル識別子を、第2のトンネルの識別子に変換する識別子変換手段と、前記変換された第2のトンネルの識別子にしたがって前記受信したパケットを前記第2のネットワーク内のノードに転送するパケット転送手段と、を備えることを特徴としている。
【0011】
また、本発明の請求項2によれば、前記網間接続装置であって、前記第1のトンネル識別子と前記第2のトンネル識別子とを対応付けて記憶する対応テーブルを備えることを特徴としている。
【0012】
また、本発明の請求項3によれば、前記網間接続装置であって、前記識別子変換手段は、前記対応テーブルを用いて、第1のトンネル識別子と対応付けられた第2のトンネルの識別子を検索する検索手段を備え、前記受信したパケットのヘッダを前記検索で得られた第2のトンネルの識別子に変換することを特徴としている。
【0013】
また、本発明の請求項4によれば、前記網間接続装置であって、前記第1のネットワークがコネクション型ネットワーク又はコネクションレス型ネットワークであり、前記第2のネットワークがコネクション型ネットワーク又はコネクションレス型ネットワークであることを特徴としている。
【0014】
上記本発明によれば、網間に設置された変換装置が自装置の両側にトンネルを作成してトンネルを識別することにより、異種網間あるいは同種網間の接続において、パケットを正常に転送することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0016】
(第1の実施形態)
第1の実施形態における網間通信システムは、異種網を接続する通信システムであって、異種網間に1つの変換装置が設置される態様を示している。
【0017】
以下、図1を参照してこの異種網間通信システムの全体構成および動作を説明する。
【0018】
図1において、この異種網間通信システムは、CO型網であるATM−SVC(Switched Virtual Connection)網109とCL型網であるIP網110の異種網が変換装置123を介して接続される。
【0019】
ATM−SVC網109は、アクセスネットワーク111と、ユーザ端末113、114と接続するエッジノード105、106と、情報サーバ116とインターネット118を接続するゲートノード102と、情報サーバ116のみと接続するゲートノード101と、IPアドレスをアルファベットの文字列に対応付けるためのデータベースであるDNS(Domain Name System)124を有する。
【0020】
ここで、ユーザ端末113がATM−SVC網109を経由して情報サーバ116に接続する際には、エッジノード106とゲートノード102間で接続の制御信号のやり取りが行われ、エッジノード106とゲートノード102間に接続毎にトンネル119が作成される。その後、ユーザ端末113より送信されたユーザパケット140がトンネル119内でカプセル化されて情報サーバ116に転送される。同様に、ユーザ端末114がATM−SVC網109を経由してインターネット118に接続する場合、エッジノード106とゲートノード102間で接続の制御信号のやり取りが行われ、エッジノード106とゲートノード102間に接続毎にトンネル120が作成される。その後、ユーザ端末114より送信されたユーザパケット141がトンネル120内でカプセル化されてインターネット118に転送される。
【0021】
一方のIP網110は、アクセスネットワーク112と、ユーザ端末115と接続するエッジノード107、108と、情報サーバ117とインターネット118を接続するゲートノード103と、情報サーバのみと接続するゲートノード104、パケットを網内のパケットをカプセリングするエッジルータ130と、DNS125を有する。
【0022】
ここで、ユーザ端末115がIP網110を経由して情報サーバ117に接続する際には、エッジノード107とゲートノード103間で接続の制御信号のやり取りが行われ、エッジノード107とゲートノード103間に接続毎にトンネル121が作成される。その後、ユーザ端末115より送信されたユーザパケット142がトンネル121内でカプセル化されて情報サーバ117に転送される。
【0023】
本実施形態における変換装置123は、ATM−SVC網109とIP網110の両側にトンネルを別々に作成する機能を有する。本実施形態では、この機能のことを“2トンネリング接続機能”と呼び、その詳細については、後述する。
【0024】
図2は、図1に示すATM−SVC網109とIP網110内で転送されるパケットのプロトコルスタックを示す図である。同図において、(a)がATM−SVC網109内でのプロトコルスタックを示す図で、(b)がIP網110内でのプロトコルスタックを示す図である。
【0025】
図2において、201、202は物理層、203、204は網独自のデータリンク層で、CO型網の場合はATMヘッダ205であり、CL型網の場合はEthernet(登録商標)206等である。データリンク層203、204の上はネットワーク層207、208であるIPヘッダ209、210となる。ネットワーク層207、208の上の層はトランスポート層211、212であるUDPヘッダ213、214であり、その上の層はトンネルプロトコルのヘッダ215、216となる。トンネルプロトコルヘッダの上はユーザパケット217、218になる。
【0026】
なお、ATM−SVC網でのパケットの転送はATMヘッダ205のコネクション識別子を見てパケットを転送する。ATM−SVC網では、一度通信が行われると、パケットは決められたルートに転送されるが、IP網はパケットが、どのルートを通っても最終的な宛先ノードにパケットが届けばよい。したがって、ATM−SVC網での制御信号の転送はトンネル内に転送する必要はないため、どのルートを通っても問題はない。一般には、ATM−SVC網215の制御信号はPVC(Permanent Virtual Connection)にて転送される。
【0027】
次に、CO型網およびCL型網の「トンネル」のイメージをそれぞれ図3及び図4を用いて説明する。図3は、本実施形態における異種網間通信システムのCO型網のトンネルイメージを示す図である。トンネル1とトンネル2は基本的に同一であるので、ここでは、トンネル1を例にとり説明する。
【0028】
図3において、エッジノード301からゲートノード302にユーザ1パケットを送る場合、ゲートノードのアドレス306をユーザ1パケットのIPヘッダ308に設定し、接続毎に決められるトンネル識別子304をユーザ1パケットのトンネルプロトコルヘッダ(TP)303に設定してパケットを送信する。
【0029】
反対に、ゲートノード302からエッジノード301にユーザ1パケットを送る場合は、エッジノード301のアドレスをユーザ1パケットのIPヘッダに設定し、接続毎に決められるトンネル識別子をパケットのトンネルプロトコルヘッダに設定してパケットを送信する。
【0030】
図4は、本実施形態の異種網間通信システムにおけるCL型網のトンネルイメージを示す図である。CL型網のトンネルは、前述のCO型網と基本的には同一(データリンク層のみEthernet(登録商標)になる)であるため、ここでは、説明を省略する。
【0031】
ところで、本実施形態の異種網間通信システムにおいて、ユーザ端末が接続しようとする情報サーバが自分の網以外にある場合は、網間の接続が必要になる。
ここでは、図5を参照して、CO型網とCL型網の間に網間接続用の変換装置を設けた場合の一般的なトンネルの作成イメージ、および変換装置でのパケット転送イメージを説明する。
【0032】
同図において、ATM−SVC網505とIP網506間に配置される変換装置507は、異なる網のエッジノード502と、ゲートノード503の間で作成されたトンネルのパケットを転送する。変換装置507では、まず、ATM−SVC網505とIP網506を接続させる際の下位層、つまり物理レイヤのプロトコル変換が行われる。また、接続の制御信号の内容を確認し、どのトンネル504がどのVCI508に対応しているかを判断するための対応テーブル501(同図(a))を備える。この対応テーブルの扱いについては、以下の変換装置507の動作説明で述べる。
【0033】
(変換装置507の動作例)
変換装置507は、ATM−SVC網505からのパケットを受けるとEthernet(登録商標)フレーム509に乗せ替えてIP網506側のゲートノード503に転送する。逆に、IP網506側のゲートノード503からのパケットを受けると、対応テーブル501上のトンネル識別子510を参照し、そのトンネル識別子510と対応付けられているコネクション識別子(VCI)を求め、ATMヘッダに乗せ替えてATM−SVC網505側のエッジノード502に転送する。本実施形態では、トンネル識別子「1」に対応付けられているVCI「1」が対応テーブル501から得られる。
【0034】
すなわち、CO型網→CL型網へパケット転送をする場合、変換装置507は、
物理レイヤのプロトコル変換(ATM→Ethernet(登録商標))のみ行い、IPアドレスやトンネル識別子は書き換えない(上記対応テーブル501は使用しない)。
【0035】
一方、CL型網→CO型網にパケットを転送する場合、変換装置507は、上記対応テーブル501を参照して、到着したユーザパケットのトンネル識別子に対応するCO型網におけるコネクション識別子(VCI)を割り出し、その割り出されたコネクション識別子(VCI)にヘッダを書き換えてパケットを転送する。
【0036】
このように網間に変換装置が設けられる異種網間通信システムでは、CL型網のノードからCO型網にパケットを送信する場合、CO型網のノードアドレス宛にパケットを送ることになる。したがって、網間に変換装置507が1台しかない場合は、その変換装置507にパケットが経由するので、トンネル識別子とCO型網のコネクション識別子(VCI)との対応テーブルを用いることで、CL型網→CO型網のパケット転送を正常に行うことが可能となる。
【0037】
上記異種網間通信システムでは、異種網間の接続ポイントが1ヶ所かつ変換装置が1装置である場合を例示したが、異種網間通信システムに複数の変換装置を設置することも可能である。
【0038】
図6は、複数の変換装置を設置した場合の異種網間通信システムにおけるパケットの流れを示す図である。本実施形態における異種網間通信システムは、図1で示した異種網間通信システムと基本的構成を同様とする。したがって、その構成要素には同列(末尾が同一)の符号を付し、その説明は省略する。
【0039】
図6が示すように、異種網間の接続ポイントおよび変換装置601、602が複数(本実施形態では、変換装置数=2)ある場合、IP網604では、自網604からのパケット605がどの変換装置601、602を経由するかは特定できない。つまり、トンネルとATM−SVCの対応を記憶している変換装置601以外の変換装置602にパケットが通過する場合、トンネルとVCIの対応テーブル501(図5(a)の対応テーブル参照)をもっていないため、パケットを転送することができず、パケットを廃棄することになる。
【0040】
そこで、上記のような問題を解決するために、本実施形態における変換装置は、“2トンネリング接続機能”を備える。
【0041】
次に、図7を参照しながら、2トンネリング接続機能”を詳述する。図7は、第1の実施形態における変換装置のパケット転送例および各パラメータの対応テーブルを示す図である。
【0042】
同図において、変換装置701は制御信号を確認し、
(1)ATM−SVC網702側
▲1▼VCI704
▲2▼ノードIPアドレス705
▲3▼トンネル識別子706
(2)IP網703側
▲4▼ノードIPアドレス707
▲5▼トンネル識別子708
上記▲1▼〜▲5▼を対応付ける対応テーブル711を作成する(同図(a)参照)。ユーザ端末からのパケットをATM−SVC網702からIP網703に送信する場合、変換装置701のIPアドレス宛にATM−SVC網702側のトンネル識別子706(ここでは、トンネル識別子=1)を付与して送信する。
【0043】
変換装置701はATM−SVC網702から受けとったパケットのトンネル識別子706を確認し、対応するIP網703のノードIPアドレス707およびトンネル識別子708を上記テーブルを参照して探し出し(ここでは、IP網703のノードIPアドレス707が「D」、トンネル識別子708が「4」である)、その値をヘッダに書き換え、パケットをIP網703に転送する。
【0044】
一方、IP網のノード710からATM−SVC網702にパケットを送信する場合は、変換装置701のアドレスに対してパケットを送ることになり、トンネルとVCIの対応テーブル711をもつ変換装置701に必ずパケットが経由するようになる。
【0045】
このように、網間接続に複数の変換装置が設置されるような場合であっても、本実施形態における変換装置が、CO型網のノードとの間にトンネルを1つ作成し、CL型網のノードとの間にトンネルをもう1つ作成する2トンネリング接続を行うことで、従来問題となっていた複数変換装置設置時のパケット廃棄が起きなくなり、パケット通信を正常に行うことが可能になる。
【0046】
ところで、異種網間の接続は2パターンあり、1つはATM−SVC網のユーザがIP網の情報サーバと接続する場合、もう1つはIP網のユーザがATM−
SVC網の情報サーバと接続する場合である。
【0047】
次に、これら2パターンを適用した実施形態について説明する。
【0048】
まず、ATM−SVC網のユーザがIP網の情報サーバと接続する場合について図8を参照して説明する。図8は、ATM−SVC網702のユーザがIP網703の情報サーバと接続する場合の接続手順の例を示す図である。
【0049】
(概要説明)
IP網604からのパケットがトンネルとVCIの対応テーブルをもつ変換装置602を経由させるためにはATM−SVC網603のエッジノード105と変換装置602の間にトンネルを1つ作成し、変換装置602からIP網604のゲートノード104の間にトンネルをもう1つ作成する。パケットが変換装置602に到着すると、変換装置602はそのパケットのトンネルを識別し、もう片方の網に対応するトンネルにパケットを転送する。
【0050】
続いて、詳細を説明する。
(詳細説明)
同図において、S1では、ユーザ端末113からの接続要求が行われる。S2では、エッジノード105がゲートノード104のアドレスを解決するため、ATM−SVC網603のDNS124に対して問い合わせが行われる。S3では、ATM−SVC網603のDNS124からエッシノード105に対して、ゲートノードのアドレス解決応答が行われる(ここでは、情報をもっていないため解決不可、次の問い合わせ先であるIP網604のDNSのアドレスを返す)。
【0051】
S4では、エッジノード105がゲートノードのアドレス解決するため、IP網604のDNS125に対して問い合わせが行われる。S5では、IP網604のDNS125からエッジノード105に対して、ゲートノードのアドレス解決応答が行われる。S6では、エッジノード105から制御信号が変換装置602に送信され、変換装置602においてエッジノード105〜変換装置602間のトンネルプロトコルの設定が行われる。このときゲートノード104のアドレスをパラメータ値として制御信号と一緒に変換装置602に送信する。
【0052】
S7では、変換装置602から制御信号がゲートノード104に送信され、変換装置602では変換装置602〜ゲートノード104間のトンネルプロトコルの設定が行なわれる。S8では、ゲートノード104から変換装置602に対して、応答信号が送出される。S9では、変換装置602からエッジノード105に対して、応答信号が送出される。S10では、エッシノード105からユーザ端末113に対して、応答信号が送出される。S11、S12では、情報サーバ117からユーザ端末113宛のパケットの送信が開始される。
【0053】
次に、もう1つの接続形態であるIP網のユーザがATM−SVC網の情報サーバと接続する場合について図9を参照して説明する。図9は、IP網のユーザがATM−SVC網の情報サーバと接続する場合の接続手順の例を示す図である。
【0054】
(概要説明)
ATM−SVC網603からのパケットをトンネルとVCIの対応テーブルをもつ変換装置に経由させるためにはIP網604のエッジノード108と変換装置602の間にトンネルを1つ作成し、変換装置602からATM−SVC網603のゲートノード101の間にトンネルをもう1つ作成する。パケットが変換装置602に到着すると、図7で説明した動作と同様、変換装置602はそのパケットのトンネル識別子を、もう片方の網に対応するトンネルに転送する。
【0055】
すなわち、本実施形態では、IP網604のエッジノード108からパケットを送信する場合は、変換装置602のアドレスに対してパケットを送るので、トンネルとVCIの対応テーブルをもつ変換装置に必ずパケットが経由することになり、パケットの廃棄が起きない。したがって、パケット通信を正常に行うことができる。
【0056】
続いて、詳細を説明する。
(詳細説明)
同図において、S21では、ユーザ端末115からの接続要求が行われる。S22では、エッジノード108がゲートノード101のアドレスを解決するため、IP網604のDNS125に問い合わせが行われる。S23では、IP網604のDNS125からエッジノード108に対して、ゲートノード101のアドレス解決応答が行われる(ここでは、情報をもっていないため解決不可、よって、次の問い合わせ先であるATM−SVC網603のDNS124のアドレスを返す)。
【0057】
S24では、エッジノード108がゲートノード101のアドレスを解決するため、ATM−SVC603網のDNS124に対し問い合わせが行われる。S25では、ATM−SVC網603のDNS124からエッジノード108に対して、ゲートノード101のアドレスの変わりに使用可能な変換装置のアドレスが応答として返される。
【0058】
S26では、エッジノード108から制御信号が変換装置602に送信され、変換装置602では、エッシノード108〜変換装置602間のトンネルプロトコルの設定が行われる。このとき接続したい情報サーバ116の情報をパラメータ値として制御信号と一緒に変換装置に送信する。
【0059】
S27では、接続したい情報サーバ116の情報から変換装置602がゲートノードアドレスを解決するため、ATM−SVC網603のDNS124に問合わせを行う。
【0060】
S28では、ATM−SVC網603のDNS124から変換装置602に対して、ゲートノード101のアドレス解決応答が行われる。
【0061】
S29では、変換装置602から制御信号がゲートノード101に送信され、変換装置602では変換装置602〜ゲートノード101間のトンネルプロトコルの設定が行なわれる。S30では、ゲートノード101から変換装置602に対して、応答信号が送出される。S31では、変換装置602からエッジノード108に対して、応答信号が送出される。S32では、エッジノード108からユーザ端末115に対して、応答信号が送出される。S33、S34では、IP網604側のユーザ端末115からATM−SVC網603側の情報サーバ116宛にパケットが送信される。
【0062】
このように本実施形態によれば、ユーザ端末は異種網に接続される情報サーバへのアクセスを、変換装置を通して柔軟に行うことができる。
【0063】
これまで説明したように、本実施形態における変換装置で適用される2トンネリング接続機能の利点としては前述した効果の他に、グローバルアドレスの数を節約できる効果を有する。以下、その理由について述べる。
【0064】
一般に、網間の接続方式では、お互いの網にある全てのノードにアドレスを割り当てる必要があり、そのアドレスは共通に一元管理されたグローバルアドレスでなければならない。しかし、ATM−SVC網と他網の間に本実施形態における変換装置を用意し、2トンネリング接続方式を用いれば、ATM−SVC網の各ノードのアドレスを相手網に見せる必要がなくなる。つまり、変換装置のIP網側グローバルアドレスのみがIP網に認識されるようになるので、ATM−SVC網のノードアドレスはグローバルアドレスを使用する必要はなく、ATM−SVC網で管理するプライベートアドレスを使用することが可能となる。この場合、変換装置のATM−SVC網側のアドレスもプライベートアドレスとなる。
したがって、共通で一元管理するグローバルアドレス数を節約することができる。
【0065】
また、逆の場合もIP網に上記変換装置を用意し、2トンネリング接続方式を用いれば、IP網の各ノードのアドレスを相手網に見せることなく、変換装置のATM−SVC網側グローバルアドレスのみがATM−SVC網に認識されるようになる。よって、IP網のノードのアドレスはグローバルアドレスを使用する必要がなくなり、IP網で管理するプライベートアドレスを使用することが可能となる。この場合、変換装置のIP網側のアドレスもプライベートアドレスとなる。したがって、共通で一元管理するグローバルアドレス数を節約することができる。
【0066】
さらに、本実施形態における2トンネリング接続方式では、相手網に自網内で使用しているアドレスを見せないため(隠蔽する)、外部からの不正アクセスや攻撃を受ける可能性が低くなり、セキュリティーが向上するという効果も期待できる。
【0067】
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、網間通信システムの一例として、CO型網とCL型網間の異種網の接続方法として、エッジノードと変換装置の間にトンネルを1つ作成し、変換装置からゲートノードの間にトンネルをもう1つ作成するという態様を示したが、本発明はこのような態様に限定されるものではない。
【0068】
第2の実施形態における異種網間通信システムは、CO型網とCL型網間の接続方式としてノードグループ割り当て機能を有する。このノードグループ割り当て機能の具体的な説明をする前に、変換装置が複数ある場合にパケットが廃棄されてしまう原因について説明する。
【0069】
異種網間通信システムにおいて、変換装置が複数ある場合、IP網からのパケットがどの変換装置を経由するか特定できない。したがって、トンネルとATM−SVCの対応を記憶している変換装置以外の変換装置にパケットが通過する場合、同変換装置がトンネルとVCIの対応テーブルをもっていないため、パケットを転送することができず、廃棄されてしまう。このことは、ATM−SVC網のノードのルーチング情報が全ての変換装置に登録されていれば、IP網からのパケットをどの変換装置に送ってもよいということを意味する。
【0070】
上記のようなパケット廃棄の問題を解決するためには、IP網から送信されるパケットを同一接続のときに必ず同一の変換装置に送信させる必要がある。また、ATM−SVC網から送信されるパケットについても同一接続のときに必ず同一の変換装置に送信させる必要がある。
【0071】
そこで、本実施形態における異種網間通信システムでは、ノードグループ割り当て機能を適用し、この機能により、上記問題の解決を図る。
【0072】
以下、ノードグループ割り当て機能を適用した異種網間通信システムの動作を、図10を参照して説明する。図10は、本実施形態における異種網間通信システムでのパケット転送の動作を示す図である。
【0073】
同図で示されるように、本実施形態における異種網間通信システムでは、ATM−SVC網1001の複数あるノード1003、1004、1005、1006を変換装置と同じ数のグループに分ける。本実施形態の場合、変換装置が2つ設置されているので、上記ノードが2つのグループ(このグループのことをここでは、ノードグループと呼ぶ)1009、1010に分けられる。ノードグループ1009は、ノード1003と1004を収容し、ノードグループ1010は、ノード1005とノード1006を収容する。
【0074】
次に、各ノードグループと変換装置を括り付けて対応させる。本実施形態では、ノードグループ1009と変換装置1007が対応付けられ、ノードグループ1010と変換装置1008が対応付けられる。
【0075】
本実施形態において、変換装置1007と変換装置1008は同一の動作を行うので、以下では、変換装置1007を例にとり説明を進める。
【0076】
ATM−SVC網1001のノードグループ1009に属しているノード1004は、自分と属するノードグループと対応付けられている変換装置1007を把握し、IP網1002のどのゲートノードと接続させても必ず変換装置1007を通して、IP網1002と接続させる。
【0077】
また、IP網1002のどのゲートノードでもATM−SVC網1001のノード1004と接続する場合は必ず変換装置1007を通して接続する。つまり、本実施形態における変換装置1007は自分と対応付けられているノードグループ1009のアドレス情報のみをIP網1002のエッジルータ1013に通知する。
【0078】
これにより、変換装置1007を通るルートのみがノード1004と接続できるとIP網1002で認識される。したがって、IP網1002のノードからATM−SVC網1001のノード1004に対して送信されるパケットは、トンネルとATM−SVCの対応を記憶している変換装置1007に送られることになり、結果として網間でパケットが正常に転送されるようになる。
【0079】
また、ATM−SVC網1001の全てのノードは自分と対応付けられている変換装置を把握し、制御信号をIP網に送信する際、必ず自分と対応付けられている変換装置を通してIP網1002に送信する。このとき変換装置は、ATM−SVC網1001とIP網1002のノード間の制御信号を確認し、ATM−SVC網1001のノードとのATM−SVCパス設定およびトンネルとVCIの対応テーブルを作成する。
【0080】
その後、変換装置はATM−SVC網1001からのパケットをEthernet(登録商標)(フレームに乗せ替えてIP網1002に転送し、IP網1002からのパケットのトンネル識別子を見て、どのトンネルかを対応テーブルより判別し、対応したATMヘッダ内にあるATM−SVC網のコネクション識別子であるVCIに乗せ替えてATM−SVC網に転送する。
【0081】
このように本実施形態によれば、CO型網の複数あるノードを変換装置と同じ数のグループに分けて、各々のグループと変換装置を括り付けて対応させ、かつCO型網のノードが自分と括り付けになっている変換装置を把握し、CL型網のどのノードと接続させても必ず自分と括り付けになっている変換装置を通して、CL型網と接続させるようにしたので、異種網間のパケット通信を確実に行うことが可能となる。
【0082】
ところで、上記実施形態では、変換装置に障害が起きないことを前提にして説明してきたが、変換装置に障害が起きた場合、その変換装置と括り付けになっているATM−SVC網のノードはIP網と接続できなくなる。
【0083】
そこで、このような問題を解決するため、本実施形態における異種網間通信システムは、図11に示すとおり、ATM−SVC網1101のノードグループ1109に対して、通常括り付けになっている変換装置1107以外の他の変換装置1108を予備用として設定する機能を有する。
【0084】
同図で示されるように、変換装置1107(=変換装置1)に障害が発生した場合、変換装置1108(=変換装置2)は、自装置と対応付けられているノードグループ1110(=ノードグループ2)のアドレス情報の他に、ノードグループ1109(=ノードグループ1)のアドレス情報をIP網1102のエッジルータ1114を通して、エッジノード1112に通知する。IP網1102のエッジノード1112は、変換装置1107からのノードグループ1109のアドレス情報を受けなくなり、かつ変換装置1108からノードグループ1109のアドレス情報を取得したことで、変換装置1107の故障を検出し、ノードグループ1109宛のパケットについては、変換装置1107に転送せずに、変換装置1108に転送する。
【0085】
また、ノードグループ1109の全てのノードは変換装置1107が障害になったことを認識し、パケットをIP網1102に送信する場合は、変換装置1107を通さずに予備の変換装置1108を通してパケットを転送する。
【0086】
これにより、変換装置1107が障害になった場合でも異種網間のパケット転送を正常に行うことができる。
さらに、変換装置1107と変換装置1108はお互いを予備の変換装置として設定することで、変換装置1107が障害になる場合は変換装置1108が予備変換装置として動作し、逆に変換装置1108が障害になる場合は変換装置1107を予備変換装置として動作させることも可能である。
【0087】
(第3の実施形態)
上記第1の実施形態では、異種網間接続の実現方法として2トンネリング機能を、第2の実施形態では、ノードグループ割り当て機能を説明したが、本発明は異種網間接続だけでなく同種網間接続にも適用される。
【0088】
本実施形態における同種網間通信システムの変換装置1201は、第1の実施形態で説明した2トンネリング接続機能を応用し、CO型網−CO型網接続、CL型網−CL型網接続を実現する。以下では、同種網間通信システムの一例として、CL型網−CL型網の接続例を取り上げ、図12を用いてその動作を説明する。
【0089】
同図において、CL型網間の接続の際、例えば、IP網A1301−IP網B1302間の接続では、自網のノードと変換装置1201の間にトンネルを1つ作成し、変換装置1201から相手網のノードの間にトンネルをもう1つ作成する。パケットが変換装置1201に到着すると、変換装置1201は、そのパケットのトンネルを識別し、もう片方の網に対応するトンネルにパケットを転送する。具体的には、変換装置1201は受信した制御信号の内容を確認し、自網と相手網のトンネル対応テーブル1204から、片方のIP網からパケットが届く場合はそのトンネル識別子からもう片方のIP網のトンネル識別子を割り出し、そのトンネル識別子に書き換えて、パケットを転送する。例えば、IP網A1301からIP網B1302にパケットが転送される場合、変換装置1201はノード1202から送信されたパケットのトンネル識別子「1」からもう片方のIP網B1302のトンネル識別子「4」を、トンネル対応テーブル(同図(a))1204から割り出す。IP網B1302からIP網A1301にパケットが転送される場合も同様にしてトンネル識別子が割り出される。なお、本実施形態のようにIP網間の接続の場合は、物理レイヤの変換は必要ない。
【0090】
このように本実施形態における同種網間通信システムでは、網間に上記のような変換装置を設置することで、自網の各ノードのアドレスを相手網に見せることなく、変換装置の相手網側グローバルアドレスのみが相手網に認識される。つまり、自網のノードのアドレスはグローバルアドレスを使用する必要はなく、自網で管理するプライベートアドレスを使用することが可能となるため、共通で一元管理するグローバルアドレス数を節約するが可能となる。
【0091】
また、第1の実施形態で説明した通り、2トンネリング機能の利点としては相手網に自網内で使用しているアドレスを見せないため、外部からの不正アクセスや攻撃を受ける可能性が低くなり、セキュリティーを向上させるという効果も期待できる。
【0092】
さらに、この網間の接続に複数のユーザが利用している場合、例えば課金等を目的としてどのユーザがどのくらいパケットを送受信しているかを確認するにはエッジノードまたはゲートノードでしか確認することはできない。相手網との接続部分にあるルータ等ではユーザやトンネルを意識していないため、ユーザ毎のパケット数を収集することはできない。しかし、パケット数を正確に収集するには自網向けのパケットについてはエッシノードやゲートノードで収集しても問題ないが、他網向けのパケットは相手網との接続部分で収集した方が正確なパケット数を収集できる。つまり、第1の実施形態で説明した2トンネリング接続機能の変換装置を設置することにより、ユーザ毎にパケット数による従量課金が可能になり、ユーザに対する利便性を向上させることができる。
【0093】
上記実施例において、変換装置123が網間接続装置に対応し、異種網間通信システムおよび同種網間通信システムが網間通信システムに対応する。
【0094】
【発明の効果】
以上、説明したように、本願発明によれば、網間に設置された変換装置が自装置の両側にトンネルを作成してトンネルを識別することにより、異種網間あるいは同種網間の接続において、パケットを正常に転送することができる。また、自網のノードに割り当てるグローバルアドレスを節約することができる。さらに、安全性の向上及び網間ユーザトラヒックの管理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施の形態における網間通信システム(異種網間通信システム)の全体構成を示す図である。
【図2】ATM−SVC網とIP網内で転送されるパケットのプロトコルスタックを示す図である。
【図3】第1の実施形態におけるCO型網のトンネルイメージを示す図である。
【図4】第1の実施形態におけるCL型網のトンネルイメージを示す図である。
【図5】CO型網とCL型網を接続する場合の一般的なトンネルの作成イメージ、および変換装置でのパケット転送イメージを示す図である。
【図6】第1の実施形態において変換装置が複数ある場合のパケットの流れを示す図である
【図7】第1の実施形態における変換装置のパケット転送例および各パラメータの対応テーブルを示す図である。
【図8】第1の実施形態においてATM−SVC網のユーザがIP網の情報サーバと接続する場合の接続手順例を示す図である。
【図9】第1の実施形態においてIP網のユーザがATM−SVC網の情報サーバと接続する場合の接続手順例を示す図である。
【図10】第2の実施形態における異種網間通信システムでパケット転送の動作を示す図である。
【図11】第2の実施形態において変換装置が障害になった場合のパケット転送の動作を示す図である。
【図12】第3の実施形態における同種網間通信システムの動作を示す図である。
【符号の説明】
101〜104、1011、1111 ゲートノード
105〜108、1012、1112 エッジノード
109、603、1001、1101 ATM−SVC網
110、604、1002、1102 IP網
111、112 アクセスネットワーク
113〜115 ユーザ端末
116、117 情報サーバ
118 インターネット
119〜121 トンネル
123、601、602、701、1007、1008、1107、1108、1201 変換装置
130、131、1013、1014、1113、1114 エッジルータ
124〜125 DNS
140〜142、217、218 ユーザパケット
201、202 物理層
203、204 データリンク層
205 ATM
206 Ethernet(登録商標)
207、208 ネットワーク
209、210 IP
211、212 トランスポート層
213、214 UDP
215、216 トンネルプロトコルヘッダ
709、710、1003〜1006、1103〜1106、1202、1203 ノード
1301 IP網A
1302 IP網B

Claims (9)

  1. 第1のネットワークと、第2のネットワークを相互接続してパケットを中継する網間接続装置であって、
    前記第1のネットワークと、当該網間接続装置との間に第1のトンネルを設定する第1トンネル設定手段と、
    前記第2のネットワークと、当該網間接続装置との間に第2のトンネルを設定する第2トンネル設定手段と、
    前記第1のトンネルと前記第2のトンネルにそれぞれトンネル識別子を付与する識別子付与手段と、
    前記第1のネットワーク内のノードから受信したパケットのヘッダに書き込まれた第1のトンネル識別子を、第2のトンネルの識別子に変換する識別子変換手段と、
    前記変換された第2のトンネルの識別子にしたがって前記受信したパケットを前記第2のネットワーク内のノードに転送するパケット転送手段と、を備えることを特徴とする網間接続装置。
  2. 請求項1記載の網間接続装置であって、
    前記第1のトンネル識別子と前記第2のトンネル識別子とを対応付けて記憶する対応テーブルを備えることを特徴とする網間接続装置。
  3. 請求項2記載の網間接続装置であって、
    前記識別子変換手段は、前記対応テーブルを用いて、第1のトンネル識別子と対応付けられた第2のトンネルの識別子を検索する検索手段を備え、
    前記受信したパケットのヘッダを前記検索で得られた第2のトンネルの識別子に変換することを特徴とする網間接続装置。
  4. 請求項1又は2記載の網間接続装置であって、
    前記第1のネットワークがコネクション型ネットワーク又はコネクションレス型ネットワークであり、
    前記第2のネットワークがコネクション型ネットワーク又はコネクションレス型ネットワークであることを特徴とする網間接続装置。
  5. コネクション型ネットワークと、コネクションレス型ネットワークと、これらネットワークを相互接続する網間接続装置とを備える網間通信システムであって、
    前記コネクション型ネットワークの複数のノードを網間接続装置と同じ数のグループに分類し、各グループと網間接続装置とを対応付けて管理するグループ管理手段と、
    前記コネクション型ネットワークのノードは、自身が属するグループと対応関係にある網間接続装置を通して、前記コネクションレス型ネットワークにパケットを転送するノードパケット転送手段を備え、
    各網間接続装置は、自身と対応関係にあるグループのアドレス情報を前記コネクションレス型ネットワークに通知するグループアドレス通知手段を備え、
    前記コネクションレス型ネットワークから前記コネクション型ネットワークのノードにパケットを転送する場合は、該ノードが属するグループと対応関係にある網間接続装置を通してパケットを転送する第2のグループパケット転送手段を備えることを特徴とする網間通信システム。
  6. 請求項5記載の網間通信システムであって、
    前記コネクション型ネットワークのグループと対応関係にある網間接続装置以外の網間接続装置を予備の網間接続装置として設定する予備装置設定手段を備え、
    前記グループに属するノードは、該グループと対応関係にある網間接続装置の障害を検出した場合に、前記設定した予備の網間接続装置を通してパケットを転送する第1の予備経路パケット転送手段を備え、
    前記予備の網間接続装置は、自身と対応関係にあるグループ1のアドレス情報の他に、他の網間接続装置と対応関係にあるグループ2のアドレス情報を前記コネクションレス型ネットワークに通知する他グループアドレス情報通知手段を備え、
    前記コネクションレス型ネットワークから前記コネクション型ネットワークの前記グループ2に属するノードにパケットを転送する場合、前記コネクションレス型ネットワークは、前記予備の網間接続装置から、前記グループ2のアドレス情報を受けとったことにより、前記グループ2と対応関係にある他の網間接続装置が故障していると判断して予備の網間接続装置を通してパケットを転送する第2の予備経路パケット転送手段を備えることを特徴とする網間通信システム。
  7. 第1のコネクションレス型ネットワークと、第2のコネクションレス型ネットワークと、これらネットワークを相互接続する網間接続装置とを備える網間通信システムであって、
    前記第1のコネクションレス型ネットワークの複数のノードを網間接続装置と同じ数のグループに分類し、各グループと網間接続装置とを対応付けて管理するグループ管理手段を備え、
    前記第1のコネクションレス型ネットワークのノードは、自身が属するグループと対応関係にある網間接続装置を通して、前記第2のコネクションレス型ネットワークにパケットを転送する第1のグループパケット転送手段を備え、
    各網間接続装置は、自身と対応関係にあるグループのアドレス情報を前記第2のコネクションレス型ネットワークに通知するグループアドレス通知手段を備え、
    前記第2のコネクションレス型ネットワークから前記第1のコネクションレス型ネットワークのノードにパケットを転送する場合は、該ノードが属するグループと対応関係にある網間接続装置を通してパケットを転送する第2のグループパケット転送手段を備えることを特徴とする網間通信システム。
  8. 請求項7記載の網間通信システムであって、
    前記第1のコネクションレス型ネットワークのグループと対応関係にある網間接続装置以外の網間接続装置を予備の網間接続装置として設定する予備装置設定手段を備え、
    前記グループに属するノードは、該グループと対応関係にある網間接続装置の障害を検出した場合に、前記設定した予備の網間接続装置を通してパケットを転送する第1の予備経路パケット転送手段を備え、
    前記予備の網間接続装置は、自身と対応関係にあるグループ1のアドレス情報の他に、他の網間接続装置と対応関係にあるグループ2のアドレス情報を前記第2のコネクションレス型ネットワークに通知する他グループアドレス情報通知手段を備え、
    前記第2のコネクションレス型ネットワークから前記第1のコネクションレス型ネットワークの前記グループ2に属するノードにパケットを転送する場合、前記第2のコネクションレス型ネットワークは、前記予備の網間接続装置から、前記グループ2のアドレス情報を受けとったことにより、前記グループ2と対応関係にある他の網間接続装置が故障していると判断して予備の網間接続装置を通してパケットを転送する第2の予備経路パケット転送手段を備えることを特徴とする網間通信システム。
  9. 第1のネットワークと、第2のネットワークを相互接続してデータを中継する網間接続方法であって、
    第1のネットワークと、当該網間接続装置との間に第1のトンネルを設定し、第2のネットワークと、当該網間接続装置との間に第2のトンネルを設定し、前記第1のトンネルと前記第2のトンネルにそれぞれトンネル識別子を付与し、
    前記第1のトンネル識別子と前記第2のトンネル識別子とを対応付けてテーブルに記憶し、
    第1のネットワークに接続されたノードからのパケット受信時に、前記テーブルを参照して、受信したパケットのヘッダに書き込まれた第1のトンネル識別子と対応付けられた第2のトンネルの識別子を検索し、
    前記受信したパケットのヘッダを前記検索で得られた第2のトンネルの識別子に変換し、
    前記変換された前記第2のトンネルの識別子にしたがって前記受信したパケットを第2のネットワークに接続されたノードに転送することを特徴とする網間接続方法。
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