JP2005062608A - 転写装置、電源装置及びそれを有する画像形成装置 - Google Patents

転写装置、電源装置及びそれを有する画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 環境条件の変化に依存することなく、安定した定電流制御が可能な転写装置、電源装置及びそれを有する画像形成装置を提供する。
【解決手段】 転写手段である転写装置31に接続された配線13及び21よりなる第1の配線に、定電流である転写電流IT1を、第1の高圧発生手段である転写用高電圧発生回路11から入力する画像形成装置1Aにおいて、第1の配線からの漏れ電流IL2を第1の高圧発生手段に帰還するための第1の導体パターン(パターン配線3及びジャンパ線2)を設ける。これにより、転写電流IT1の損失分をフィードバックすることが可能となり、転写電流IT2をより正確に定電流制御することが可能となる。
【選択図】 図6

Description

本発明は、転写装置、電源装置及びそれを有する画像形成装置に関し、特に接触型の転写装置、その電源装置、及びそれを有する画像形成装置に関する。
従来、電子写真方式の複写機やプリンタ等の画像形成装置に使用される転写装置には、金属製シールドの内部に張設した放電ワイヤに高電圧を印加することでコロナ放電を発生させて感光体ドラム上にトナー像を潜像するコロナ放電型(例えば特許文献1から5参照)や、感光体ドラムの表面に接触して当該感光体ドラムの表面からトナー像を転写用紙上に転写する接触型(例えば特許文献6参照)が採用されている。
図1に、一般的なコロナ放電型の転写装置を適用した画像形成装置100の構成を示す。図1に示すように、画像形成装置100は、高電圧を内部に供給する電源トランス101と、電源トランス101から入力された電流を整流平滑化する整流平滑回路D101及びコンデンサC101と、整流平滑化後の電流が流れる配線102と、入力された電流に基づいてコロナ放電することで感光体ドラム104表面を潜像するコロトロン103とを有する。
一方、接触型の転写装置は、放電生成物を発生することがなく、装置を小型化することが容易なため、特に小型の画像形成装置において使用されている。この接触型の転写装置が適用された画像形成装置200の構成例を図2に示す。
図2に示すように、画像形成装置200は、転写用高電圧発生回路211と除電用高電圧発生回路212とを有する高圧電源210と、高圧電源210から入力された電力を転写装置201と除電装置202とに供給する高電圧供給装置220と、感光体ドラム205を潜像する帯電装置204と、潜像された感光体ドラム205にトナーを付着する現像装置203と、感光体ドラム205から転写紙206上に転写されたトナーを定着させる定着装置207とを有する。
転写装置201は、図3に示すように、金属製のシャフト2011に導電性の弾性体層2012を所定の厚さに被覆してロール状に形成したものである。転写装置201は、金属製のシャフト2011に転写用高電圧発生回路211から印加された高電圧に基づいて、導電性の弾性体層2012から転写紙206の裏面側へ電荷を注入して、感光体ドラム205上から所定の極性に帯電したトナー像を転写させる。
また、除電装置202は、トナー像が転写された転写紙206を感光体ドラム205の表面から分離するために、図4に示すような、針状や鋸状の電極2021を転写用紙206と対向するように配置した構成を有し、除電用高電圧発生回路212から印加された高電圧に基づいて、当該針状や鋸状の電極106から除電用の放電を行なう。
特開昭51−131635号公報 特公昭57−20630号公報 特開昭64−40959号公報 実開平2−55266号公報 実開平5−43167号公報 特開平8−160778号公報
しかしながら、上記したような除電用の放電装置と組み合わされた接触型の転写装置200は、金属製のシャフト2011に導電性の弾性体層2012を所定の厚さに被覆して円柱状に形成したものであるため、高温低湿の環境下でインピーダンスが数MΩと低くなるのに対し、低温高湿の環境下でインピーダンスが数百MΩと高くなるというように、転写装置201のインピーダンスが100倍程度変化してしまうという問題が存在する。これは、定電流制御下では環境条件に変化によって漏れ電流が大きく変化することを意味するため、安定した動作を実現することが困難となることに繋がる。
ここで、定電流制御下での漏れ電流の特性を図5に示す。図5を参照すると明らかなように、例えば高温低湿の条件下では転写装置201のインピーダンスが小さくなる。従って、定電流制御下では、転写装置201に印加される電圧が小さくなり、これに伴って配線213及び221に印加される電圧も小さくなる。このため、転写装置201から除電装置202へ漏れる電流(漏れ電流IL)も小さくなる。これに対し、例えば低温高湿の条件下では転写装置201のインピーダンスが大きくなる。従って、定電流制御下では、転写電圧201に印加される電圧が大きくなる。このため、転写装置201から除電装置202へ漏れる電流(漏れ電流IL)も大きくなる。
このような漏れ電流は、コロナ放電型の転写装置100でも生じ、同様に安定した動作を実現することが困難となる問題を発生させる。
このような問題に対し、例えば特許文献1による静電複写装置は、電気的に接地された基板を有する像形成面と、導電シールドによってシールドされたコロナ放電電極を有し且つ前記像形成面に電荷で成る出力電流を印加するように作動する複数のコロナ発生器とを備えた構成を有する。各コロナ発生器は、1つの選択された入力電流を供給する電源手段に接続されており、この入力電流における可変部分がシールドに流れるように構成されている。個々のシールドは、互いに、且つ像形成面及びアースから電気的に絶縁されている。また、シールドは、像形成面及びアースから絶縁されたフィードバック回路に接続されており、上記した入力電流の可変部分が当該シールドに接続された電源手段に帰還するように構成されている。このような構成において静電複写装置は、電源手段と像形成面の接地基板との間に接続された電流測定制御手段を有する。これにより、シールドへの漏れ電流や当該コロナ発生器及び他のコロナ発生器からの出力電流と無関係に、当該コロナ発生器と像形成面との間に流れる出力電流を独立して制御することを可能としている。すなわちコロナ発生器からの漏れ電流に依らずに、入力電流を安定制御することを可能にしている。
また、特許文献2によるコロナ放電装置は、高圧電源の高電圧によって帯電層を有する回転ドラムにコロナ放電を発生する放電電極に、コロナ放電を安定化するための安定板が組み合わされた構成において、高圧電源の昇圧トランスの高圧出力端子が放電電極に接続され、この昇圧トランスの低圧端子に安定板が接続され、この低圧端子が電流検出抵抗を介して接地されるとともに、回転ドラムが接地されている。このような構成においてコロナ放電装置は、上記電流検出抵抗に発生する電圧が一定になるように、昇圧トランスの入力側に負帰還をかける構成を有し、これにより、温度や湿度等の環境の変化に依存して変化する漏れ電流に依ることなく、電流を一定に保つことを可能としている。
また、特許文献3による高圧放電電流供給方式は、定電流制御を行い高圧放電電流を供給する電源供給ラインの漏れ電流による制御誤差を低減する高圧放電電流供給方式であって、漏れ電流を電流モニタ検出回路の検出信号から除くように構成されている。これにより、温度や湿度等の環境の変化に依存して変化する漏れ電流に依ることなく、高圧電源の安定供給を実現することを可能としている。
更に、特許文献4による転写装置は、像担持体上に形成されたトナー像を転写紙へ転写するコロナ放電電極と、該コロナ放電電極に電圧を印加する高圧発生回路と、該高圧発生回路と接地間に設けられた定電流制御回路と、前記像担持体と所定の間隔を有して設けられた前記コロナ放電電極による転写直後の転写材上の電荷を除電する除電部材とを備えた構成において、前記高圧発生回路と前記定電流制御回路との接続部に前記除電部材を電気的に接続するとともに、該接続部と接地間にダイオードを設けた構成を有する。これにより、特許文献4によれば、温度や湿度等の環境の変化に依存して変化する漏れ電流が定電流制御回路に流れ込むことを防止でき、これにより、漏れ電流に依ることなく、出力電流をコロナ放電電極に安定供給することを可能としている。
更にまた、特許文献5による転写分離装置は、像担持体上に形成されたトナー像を転写材へ転写するコロナ放電電極と、該コロナ放電電極に電圧を印加する高圧出力端子及び接地を介して電流が帰還する帰還端子とを有する高圧発生手段と、前記帰還端子と接地間に介設した電流検出手段と、前記像担持体に対し所定の間隔を保って配設し、前記コロナ放電電極に印加される電圧と逆極性の電圧を印加して転写を終えた直後の転写材を前記像担持体表面から分離する分離手段とを備えた構成を有し、前記分離手段が前記帰還端子と前記電流検出手段との接続回路中に接続し、該接続部と前記電流検出手段間に抵抗素子を介設されている。これにより、特許文献5では、転写と分離とで電源を共用するとともに転写を推進する電流を環境条件等の変化に拘らず定電流制御することを可能としている。
例えば、特許文献6は、除電用の放電装置と組み合わせて使用される接触型の転写装置において、当該転写装置から上記除電用の放電装置に漏れる漏れ電流をバイパスさせるための電気的なラインが、除電用の放電装置に直流の定電流を印加する高圧発生手段の低圧側から、導電性のロール状部材を放電させる高圧発生手段と当該導電性のロール状部材に流される転写電流を検出する検出部間に接続された構成を有する。これにより、特許文献6では、温度や湿度等の環境の変化に依存して変化する漏れ電流に依ることなく、所定の値となる転写電流を得ることを可能としている。
しかしながら、漏れ電流は、上述した各特許文献で触れられていたように転写装置と除電装置との間又はコロナ発生器とシールドとの間のみで発生するのではなく、これらと高圧電源とを接続する配線間でも発生するものである。このため、上記した各特許文献1から6による構成では、漏れ電流による影響を完全に除外することが不可能であるという問題が存在する。
特に除電装置が近接して配置される接触型の転写装置では、これらと高圧電源とを接続する配線同士も近接されている場合が多いため、配線間の漏れ電流が大きく影響してしまう。
また、接触型の転写装置は、コロナ放電型の転写装置と比べて、転写電流が小さいため、漏れ電流による影響が占める割合が大きく、安定した動作の実現には漏れ電流による影響を十分に低減しなければならないという問題も存在する。
そこで本発明は、上記の問題を鑑みて、環境条件の変化に依存することなく、安定した定電流制御が可能な転写装置、電源装置及びそれを有する画像形成装置を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために、本発明は、請求項1記載のように、転写手段に接続された第1の配線に定電流を入力する第1の高圧発生手段を有する転写装置であって、前記第1の配線からの第1の漏れ電流を前記第1の高圧発生手段に帰還させるための第1の導体パターンを有して構成される。転写手段に定電流を入力するための第1の配線からの漏れ電流を、第1の高圧発生手段に帰還することで、定電流の損失を解消することが可能となり、転写手段に入力する電流を安定して定電流制御することが可能となる。従って、温度や湿度などの環境条件が変化した場合でも、安定した定電流制御を実現でき、この結果、転写不良やカブリの発生を抑制することが可能となる。
請求項1記載の前記転写装置は、例えば請求項2記載のように、前記第1の高圧発生手段が第1の定電流源を介して接地されており、前記第1の導体パターンが一方の端が前記第1の高圧発生手段及び前記第1の定電流源の間の配線へ接続されており、他方の端が短絡された構成としても良い。一方を第1の高圧発生手段と第1の定電流源との間、即ち第1の定電流源の後段に接続し、他方を短絡させることで、漏れ電流を第1の定電流源から出力された電流に重畳させることが可能となり、且つ第1の定電流源が漏れ電流により影響されて動作することを回避できるため、簡素な構成で安定した定電流制御を実現することができる。
請求項1記載の前記転写装置は、請求項3記載のように、除電手段に接続された第2の配線に定電圧又は定電流を印加又は入力する第2の高圧発生手段を有し、前記第1の導体パターンが前記第1の配線と前記第2の配線との間に該第1の配線に沿って延在するように構成することが好ましい。第1の導体パターンを第1及び第2の配線の間であって、第1の配線に沿って延在させることで、第1の配線からの漏れ電流を効率的に第1の導体パターンで吸収することが可能となるため、効率的に安定した定電流制御を実現することが可能となる。
請求項1記載の前記転写装置は、請求項4記載のように、除電手段に接続された第2の配線に定電圧又は定電流を印加又は入力する第2の高圧発生手段を有し、前記第2の配線からの第2の漏れ電流を前記第2の高圧発生手段に帰還させるための第2の導体パターンを有して構成されることが好ましい。除電手段に定電圧又は定電流を印加又は入力するための第2の配線からの漏れ電流を、第2の高圧発生手段に帰還することで、転写手段に入力する定電流に第2の配線からの漏れ電流が影響することを防止でき、より安定して定電流制御することが可能となる。従って、温度や湿度などの環境条件が変化した場合でも、安定した定電流制御を実現でき、この結果、転写不良やカブリの発生を抑制することが可能となる。
請求項4記載の前記転写装置は、請求項5記載のように、前記第2の高圧発生手段は、第2の定電流源を介して接地されており、前記第2の導体パターンが一方の端が前記第2の高圧発生手段及び前記第2の定電流源の間の配線へ接続されており、他方の端が短絡された構成としてもよい。一方を第2の高圧発生手段と第2の定電流源との間、即ち第2の定電流源の後段に接続し、他方を短絡させることで、漏れ電流を第2の定電流源から出力された電流に重畳させることが可能となり、且つ第1の定電流源が漏れ電流により影響されて動作することを回避できるため、簡素な構成で安定した定電流制御を実現することができる。
請求項4記載の前記転写装置は、請求項6記載のように、前記第2の導体パターンが前記第1の配線と前記第2の配線との間であって前記第1の導体パターンよりも前記第2の配線に近い位置に該第2の配線に沿って延在するように構成することが好ましい。第2の導体パターンを第1及び第2の配線の間であって第1の導体パターンよりも第2の配線に近い位置に、第2の配線に沿って延在させることで、第2の配線からの漏れ電流を効率的に第2の導体パターンで吸収することが可能となるため、効率的に安定した定電流制御を実現することが可能となる。
請求項1記載の前記第1の導体パターンは、請求項7記載のように、抵抗素子を介して前記第1の高圧発生手段に接続されることが好ましい。第1の導体パターンと第1の高圧発生手段とを抵抗素子を介して接続することで、第1の導体パターンと第1の配線との電位差を小さくすることが可能となり、結果として第1の配線からの漏れ電流を低減することが可能となる。これにより、より安定した定電流制御が可能となる。
請求項4記載の前記第2の導体パターンは、請求項8記載のように、抵抗素子を介して前記第2の高圧発生手段に接続されることが好ましい。第2の導体パターンと第2の高圧発生手段とを抵抗素子を介して接続することで、第2の導体パターンと第2の配線との電位差を小さくすることが可能となり、結果として第2の配線からの漏れ電流を低減することが可能となる。これにより、より安定した定電流制御が可能となる。
請求項7又は8記載の前記抵抗素子は、請求項9記載のように、10MΩ以上であることが好ましい。これにより、第1の導体パターン若しくは第2の導体パターンの電位を十分に保つことが可能となり、結果として漏れ電流を低減することが可能となる。
請求項1記載の前記第1の導体パターンは、例えば請求項10記載のように、複数の導体パターンが電気的に接続されて構成されていても良い。
請求項4記載の前記第2の導体パターンは、例えば請求項11記載のように、複数の導体パターンが電気的に接続されて構成されていても良い。
請求項10又は11記載の前記複数の導体パターンの少なくとも1つは、例えば請求項12記載のように、ジャンパ線又はパターン配線であってもよい。
また、本発明は、請求項13記載のように、転写手段に接続された第1の配線に定電流を入力する第1の高圧発生手段を有する転写装置であって、前記第1の配線に沿って延在する第1の導体パターンを有し、前記第1の導体パターンが抵抗素子を介して接地された構成を有する。第1の導体パターンを抵抗素子を介して接地することで、第1の導体パターンの電位を十分に保つことが可能となり、結果として漏れ電流を低減することが可能となる。これにより、転写手段に入力する電流を安定して定電流制御することが可能となる。従って、温度や湿度などの環境条件が変化した場合でも、安定した定電流制御を実現でき、この結果、転写不良やカブリの発生を抑制することが可能となる。
また、本発明は、請求項14記載のように、転写装置に電気的に接続される第1の配線に定電流を入力する第1の高圧発生手段を有する電源装置であって、前記第1の配線からの第2の漏れ電流を前記第1の高圧発生手段に帰還させるための第1の導体パターンを有して構成される。転写手段に定電流を入力するための第1の配線からの漏れ電流を、第1の高圧発生手段に帰還することで、定電流の損失を解消することが可能となり、転写手段に入力する電流を安定して定電流制御することが可能となる。従って、温度や湿度などの環境条件が変化した場合でも、安定した定電流制御を実現でき、この結果、転写不良やカブリの発生を抑制することが可能となる。
請求項14記載の前記電源装置は、請求項15記載のように、前記除電手段に接続された第2の配線に定電圧又は定電流を印加又は入力する第2の高圧発生手段を有し、前記第2の配線からの第2の漏れ電流を前記第2の高圧発生手段に帰還させるための第2の導体パターンを有して構成されることが好ましい。除電手段に定電圧又は定電流を印加又は入力するための第2の配線からの漏れ電流を、第2の高圧発生手段に帰還することで、転写手段に入力する定電流に第2の配線からの漏れ電流が影響することを防止でき、より安定して定電流制御することが可能となる。従って、温度や湿度などの環境条件が変化した場合でも、安定した定電流制御を実現でき、この結果、転写不良やカブリの発生を抑制することが可能となる。
また、請求項14記載の前記電源装置は、請求項16記載のように、前記第1の導体パターンが抵抗素子を介して前記第1の高圧発生手段に接続されることが好ましい。第1の導体パターンと第1の高圧発生手段とを抵抗素子を介して接続することで、第1の導体パターンと第1の配線との電位差を小さくすることが可能となり、結果として第1の配線からの漏れ電流を低減することが可能となる。これにより、より安定した定電流制御が可能となる。
また、本発明による画像形成装置は、請求項17記載のように、請求項1から13の何れか1項に記載の前記転写装置を有してなる。これにより、度や湿度などの環境条件が変化した場合でも、安定した定電流制御を実現でき、この結果、転写不良やカブリの発生が抑制された画像形成装置を実現することができる。
本発明によれば、環境条件の変化に依存することなく、安定した定電流制御が可能な転写装置、電源装置及びそれを有する画像形成装置を実現することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面と共に詳細に説明する。
まず、本発明による実施例1について図面を用いて詳細に説明する。本実施例は、接触型の転写装置において、高圧電源と転写装置又は除電装置とを結ぶ配線間での漏れ電流を帰還することで、温度や湿度等の環境条件で変化する漏れ電流に依存することなく、安定した動作を実現するためのものである。
図6は、本実施例による接触型の転写装置を有する画像形成装置1Aの概略構成を示すブロック図である。図6に示すように、画像形成装置1Aは、転写用高電圧発生回路11と除電用高電圧発生回路12とを有する高圧電源10Aと、転写用高電圧発生回路11から出力された高電圧を転写装置31に供給するとともに除電用高電圧発生回路12から出力された高電圧を除電装置32に供給する高電圧供給装置20Aと、感光体ドラム35を潜像する帯電装置34と、潜像された感光体ドラム35にトナーを付着する現像装置33と、感光体ドラム35に付着したトナー像を転写紙36に転写する転写装置31と、転写の際に帯電した転写紙36を除電する除電装置32と、転写紙36上に転写されたトナー像を定着させる定着装置37とを有して構成される。
この構成において、転写用高電圧発生回路11と転写装置31とは、配線13及び21を介して電気的に接続されている。また、除電用高電圧発生回路12と除電装置32とは、配線14及び22を介して電気的に接続されている。
ここで転写装置31は、図3で示したように、金属製のシャフト2011に導電性の弾性体層2012を所定の厚さに被覆してロール状に形成された構成を有する。従って、金属製のシャフト2011に転写用高電圧発生回路11からの高電圧を印加することで、導電性の弾性体層2012から転写紙36の裏面側へ電荷(転写電流ともいう)が注入され、これにより、感光体ドラム35上から所定の極性に帯電したトナー像が転写紙36に転写される。
また、除電装置32は、図4で示したような針状や鋸状の電極2021が転写紙36と対向するように配置された構成を有する。この構成において、除電用高電圧発生回路12から印加された高電圧を電極2021に印加することで、電極2021から転写紙36に帯電した電荷を除電するための放電が行われ、これにより、転写紙36と感光体ドラム35との電位差が解消されて、転写紙36を感光体ドラム35の表面から分離することが可能となる。
転写用高電圧発生装置11は第1の定電流源である定電流源15を介して接地されており、転写用高電圧発生回路11に一定の電流が流れるように構成される。同様に、除電用高電圧発生回路12は第2の定電流源である定電流源16を介して接地されており、除電用高電圧発生回路12に一定の電流が流れるように構成される。すなわち、転写用高電圧発生回路11と除電用高電圧発生回路12とは定電流制御される。
転写用高電圧発生回路11に流れた電流は、いわゆる転写電流IT1であり、高圧電源10A内の配線13及び高電圧供給装置20A内の配線21を介して転写装置31におけるシャフト2011に入力される。シャフト2011に流入した一部の転写電流(これをIT2とする)は転写紙36を介して感光体ドラム35に流れ込み、その後、グランドへ流出される。
他方、除電用高電圧発生回路12に流れた電流は、いわゆる除電電流であり、高圧電源10A内の配線14及び高電圧供給装置20A内の配線22を介して除電装置32における電極2021に入力される。電極2021に流入した除電電流は転写紙36に流れ込み、これにより転写紙36の帯電が解消される。
本実施例において、一般的な画像形成装置に見られる構成と同様に、転写装置31と除電装置32とが近接して配置されている場合、設計的要素すなわち画像形成装置1Aを小型化する観点から、転写用高電圧発生回路11と転写装置31とを結ぶ配線13及び/又は21と、除電用高電圧発生回路12と除電装置32とを結ぶ配線14及び/又は22とが近接して配置される。具体的に述べると、例えば配線13及び14並びに配線21及び22はハーネス等の集合されたラインで構成されることで、省スペース化が図られる。しかしながら、このように構成した場合、配線13及び21から配線14及び22へ漏れ電流IL2が発生してしまう。漏れ電流IL2は、温度や湿度等の環境条件の変化に依存して変化する。これは、環境条件に依って転写装置31のインピーダンスが変化するためである。
例えば高温低湿の条件下では転写装置31のインピーダンスが小さくなる。従って、定電流制御下では、転写用高電圧発生回路11で生成される電圧、すなわち転写装置31に印加される電圧が小さくなり、これに伴って配線13及び21に印加される電圧も小さくなる。このため、配線13と配線14との電位差及び配線21と配線22との電位差が小さくなり、配線13から配線14への漏れ電流及び配線21から配線22への漏れ電流も小さくなる。これに対し、例えば低温高湿の条件下では転写装置31のインピーダンスが大きくなる。従って、定電流制御下では、転写要項電圧発生回路11で生成される電圧、すなわち転写電圧31に印加される電圧が大きくなり、これに伴って配線13及び21に印加される電圧も大きくなる。このため、配線13と配線14との電位差及び配線21と配線22との電位差が大きくなり、配線13から配線14への漏れ電流及び配線21から配線22への漏れ電流も大きくなる。尚、配線13から配線14への漏れ電流と配線21から配線22への漏れ電流との合計値をIL2とする。
また、漏れ電流としては、配線間だけでなく、転写装置31から除電装置32へ直接的(但し、空隙を介する)若しくは転写紙36を介して漏れる電流も存在する。この漏れ電流をIL1とする。この漏れ電流IL1も、上述の漏れ電流IL2と同様に、環境条件の変化に依存して変化する。
これらのことから、転写用高電圧発生回路11から出力された転写電流IT1は、転写装置31に入力されるまでに配線13及び21においてIT2(=IT1−IL2)に減少し、更に転写装置31においてIT3(=IT2−IL1=IT1−(IL1+IL2))に減少する。
漏れ電流IL2の大部分は、配線13及び21から配線14及び22への漏れ電流が占めている。そこで、本実施例では、配線13と配線14との間及び配線21と配線22との間に、配線13及び配線21からの漏れ電流IL2を吸収する導体パターンを形成し、この導体パターンを経由して漏れ電流IL2を転写用高電圧発生回路11に帰還させる。換言すれば、転写手段である転写装置31に接続された配線13及び21よりなる第1の配線に、定電流である転写電流IT1を、第1の高圧発生手段である転写用高電圧発生回路11から入力する構成において、第1の配線からの漏れ電流IL2を第1の高圧発生手段に帰還するための第1の導体パターンを設ける。これにより、転写電流IT1の損失分をフィードバックすることが可能となり、転写電流IT2をより正確に定電流制御することが可能となる。
本実施形態では上記の導体パターンとして、図6に示すような、ジャンパ線2及びプリント基板10aに形成されたパターン配線3を用いる。但し、この他、ジャンパ線2をパターン配線等の他の導体パターンで形成してもよく、また、パターン配線3をジャンパ線等の他の導体パターンで形成しても良い。更に、第1の導体パターンは上記した2つの導体パターンに限定されず、1つの導体パターン又は電気的に接続された複数の導体パターンで構成されていても良い。
ジャンパ線2の一方の端とパターン配線3の一方の端とは、高圧電源10Aと高電圧供給装置20Aとの結合部分で電気的に接続される。パターン配線3の他の一方の端は転写用高電圧発生回路11と定電流源15との間の配線(例えば図面中、点X)に接続される。また、ジャンパ線2の他の一方の端は短絡される。ジャンパ線2は、高電圧供給装置20A内部で配線21に沿って延在するように配設される。この際、ジャンパ線2は、配線21に対して配線22よりも近い位置、例えば配線21と配線22との間に配設される。同様に、パターン配線3は、プリント基板10a上で配線13に沿って延在するように配設される。この際、パターン配線3は、配線13に対して配線14よりも近い位置、例えば配線13と配線14との間に配設される。このような構成を有することで、配線13及び21からの漏れ電流IL2をジャンパ線2及びパターン配線3で吸収し、この漏れ電流IL2を転写用高電圧発生回路11に帰還させることが可能となるため、転写装置31に入力する転写電流IT2を安定して定電流制御することができ、結果として感光体ドラム35に流れ込む転写電流IT3の減少を抑制することができる。図7に、本実施例による転写電流IT2と漏れ電流IL1,IL2との関係を示す。
図7に示すように、配線13及び21から放射される漏れ電流IL2は存在するものの、この漏れ電流IL2はジャンパ線2を介して転写用高電圧発生回路11に帰還されるため影響を無視でき、結果として転写電流IT2には漏れ電流IL1による減衰のみが現れている。すなわち、転写電流IT1の損失が大幅に低減し、安定した転写電流IT2を得ることができる。尚、図7において、左側のグラフは温度及び湿度に対する漏れ電流特性を示し、右側のグラフは温度及び湿度に対する転写電流特性を示している。
上記において、電源装置である高圧電源10Aは、例えば配線13,14及びグランドパターンが形成されたプリント基板10a上に、転写用高電圧発生装置11,除電用高電圧発生回路12及び定電流源15,16が搭載された構成を有する。また、高電圧供給装置20Aは、モジュールとして構成されており、内部に例えば複数のラインが集合したハーネスで構成された配線21及び22が設けられている。図8に高電圧供給装置20Aにおける高圧電源10Aとの結合部分を示し、図9に高圧電源10Aにおける高電圧供給装置20Aとの接続部分を示す。
図8は高電圧供給装置20Aにおけるプリント基板10aが装着される構成を示す外観図である。また、図9(a)は高圧電源10Aを構成するプリント基板10aにおける第1の面であって高電圧供給装置20Aに装着される端の一部の構成を示す外観図であり、図9(b)は(a)に示す第1の面の反対側の第2の面の構成を示す外観図である。
図8に示すように、高電圧供給装置20Aは、プリント基板10aで構成された高圧電源10Aをスライド装着するための構成として、スライドレール25を有する。スライドレール25には、プリント基板10aが装着される側に弾性形状を有して迫り出した各種端子が配設される。従って、各種端子は、プリント基板10aが装着された際に弾性変形しつつ、プリント基板10a側の対応する端子と電気的な接続を形成する。各種端子としては、入出力端子(CB,DEVE,BDR)の他、配線21に接続された転写用端子(BTR)23と、配線22に接続された除電用端子(DTS)24と、ジャンパ線2に接続されたジャンパ線接続端子2aとがある。
また、図9(a)に示すように、プリント基板10aにおいて、高電圧供給装置20Aへ装着した際に上記の端子(例えば2a,23及び24)と面する第1の面には、それぞれの端子と対応する位置に各種端子が設けられている。以下の説明では、ジャンパ線接続端子2a,転写用端子23及び除電用端子24と接続される端子に着目して説明する。転写用端子23と対応する位置には、これと電気的な接続を形成するための転写用高電圧供給端子13aが設けられる。また、除電用端子24と対応する位置には、これと電気的な接続を形成するための除電用高電圧供給端子14aが設けられる。更に、ジャンパ線接続端子2aと対応する位置には、これと電気的な接続を形成するためのジャンパ線接続端子3aが設けられる。これら端子において、ジャンパ線接続端子3aは弾性形状を有し、ジャンパ線接続端子2aを接触した際に弾性変形するように構成されている。また、転写用高電圧供給端子13a及び除電用高電圧供給端子14aは、ジャンパ線接続端子3aと同様に弾性形状を有した形状であっても良いが、これに限らず、金属パターンやジャンパ線であってもよい。
また、プリント基板10aにおいて、第1の面と反対側の第2の面には、図9(b)に示すように、配線13,14及びパターン配線3が形成されている。第1の面に配設された転写用高電圧供給端子13aは、第1の面から第2の面まで貫通するビア配線13bを介することで、第2の面に形成された配線13と電気的に接続される。同様に、第1の面に配設された除電用高電圧供給端子14aは、第1の面から第2の面まで貫通するビア配線14bを介することで、第2の面に形成された配線14と電気的に接続される。また同様に、第1の面に配設されたジャンパ線接続端子3aは、第1の面から第2の面まで貫通するビア配線3bを介することで、第2の面に形成されたパターン配線3と電気的に接続される。
従って、図9に示すような構成を有するプリント基板10aを、図8中矢印方向から挿入してスライドレール25に装着することで、配線13と配線21と、配線14と配線22と、並びにパターン配線3とジャンパ線2とがそれぞれ電気的に接続される。尚、この際、同様に、高電圧供給装置20Aにおける各種入出力端子(例えばCB,DEVE,BDR)も、プリント基板10aにおける図示しない端子と電気的に接続される。
以上のように構成することで、本実施例によれば、配線13及び配線21からの漏れ電流IL2を転写用高電圧発生回路11に帰還することが可能となるため、転写電流IT2を安定に定電流制御することが可能となる。この結果、転写不良やカブリの発生を抑制することが可能となる。
尚、以上で説明した実施例1は本発明を実施するための最良の形態の一つにすぎず、本発明はその趣旨を逸脱しない限り種々変形して実施可能である。また、以上の構成では、除電手段である除電装置32から配線14及び22よりなる第2の配線に、第2の高圧発生手段である除電用高電圧発生回路12から定電流である除電電流を入力する場合について例を挙げて説明したが、本実施例ではこれに限定されず、第2の高圧発生手段から第2の配線に定電圧を印加するように構成した場合でも、同様に適用することが可能である。
次に、本発明の実施例2について図面を用いて詳細に説明する。上記した実施例1は、転写用高電圧発生回路11に接続された配線13及び21からの漏れ電流を転写用高電圧発生回路11に帰還することで、転写電流IT2を安定して定電流制御するように構成されていた。しかしながら、実施例1においてジャンパ線2及びパターン配線3から転写用高電圧発生回路11へ帰還される漏れ電流IL2には、配線22及び配線14からの漏れ電流(これをIL3とする)も含まれている。そこで本実施例では、実施例1による構成に、配線14及び22からの漏れ電流を除電用高電圧発生回路12にフィードバックする構成を追加する。これにより、本実施例では、より正確な定電流制御が可能となる。以下、本実施例による画像形成装置1Bの構成を図面を用いて詳細に説明する。
図10は、本実施例による画像形成装置1Bの概略構成を示すブロック図である。図10に示すように、画像形成装置1Bは、図6に示す画像形成装置1Aと同様の構成において、高圧電源10A及び高電圧供給装置20Aが、高圧電源10B及び高電圧供給装置20Bに置き換えられている。
高圧電源10Bは、高圧電源10Aと同様の構成において、配線14に対してパターン配線3よりも近傍に、配線14と平行なパターン配線5が配設されている。パターン配線5の一方の端は、除電用高電圧発生回路12と定電流源16との間の配線(例えば図面中、点Y)に接続されている。尚、パターン配線5の他の一方の端は、高圧電源10Bと高電圧供給装置20Bとの接続部分で高電圧供給装置20Bにおけるジャンパ線4に接続されている。
高電圧供給装置20Bは、高電圧供給装置20Aと同様の構成において、配線22に対してジャンパ線2よりも近傍に、配線22に沿って延在するジャンパ線4が配設されており、このジャンパ線4の一方の端が、高圧電源10Bと高電圧供給装置20Bとの接続部分でパターン配線5に接続され、他方の端が短絡された構成を有する。
以上のような構成により、配線13及び配線21からの漏れ電流IL2は、実施例1と同様に、パターン配線3及びジャンパ線2に入力し、転写用高電圧発生回路11に帰還する。この作用に加え、本実施例では、第2の漏れ電流である配線14及び配線22からの漏れ電流IL3が、第2の導体パターンであるパターン配線5及びジャンパ線4に入力し、除電用高電圧発生回路12に帰還する。これにより、配線14及び22を流れる除電電流の漏れ成分(漏れ電流IL3)が転写用高電圧発生回路11に入力することを防止でき、より正確に転写電流IT2を定電流制御することが可能となる。尚、第2の導体パターンは上記した2つの導体パターンに限定されず、1つの導体パターン又は電気的に接続された複数の導体パターンで構成されていても良い。
次に、図11を用いて、本実施例による転写電流IT2と漏れ電流IL1,IL2との関係を示す。図11を参照すると明らかなように、本実施例では、漏れ電流IL1が実施例1による漏れ電流IL1(図7参照)と比較して低減されており、これにより、転写電流IT2がより安定な特性を示している。尚、図11において、左側のグラフは温度及び湿度に対する漏れ電流特性を示し、右側のグラフは温度及び湿度に対する転写電流特性を示している。
以上のように、本実施例によれば、配線13及び配線21からの漏れ電流IL2を転写用高電圧発生回路11に帰還するとともに、配線14及び配線22からの漏れ電流IL3を除電用高電圧発生回路12に帰還することが可能となるため、転写電流IT2をより安定に定電流制御することが可能となる。この結果、転写不良やカブリの発生さらに抑制することが可能となる。また、他の構成は、実施例1と同様であるため、ここでは説明を省略する。
尚、以上で説明した実施例2は本発明を実施するための最良の形態の一つにすぎず、本発明はその趣旨を逸脱しない限り種々変形して実施可能である。
次に、本発明の実施例3について図面を用いて詳細に説明する。図12は、本実施例による画像形成装置1Cの概略構成を示すブロック図である。図12に示すように、本実施例による画像形成装置1Cは、実施例1による画像形成装置1Aにおいて、高圧電源10Aが高圧電源10Cに置き換えられている。
高圧電源10Cは、高圧電源10Aと同様の構成において、パターン配線3と点Xとを結ぶ配線上に、抵抗素子である抵抗R1が直列に接続された構成を有する。このようにパターン配線3を抵抗R1を介して点Xに接続することで、パターン配線3及びジャンパ線2の電位を高くすることが可能となる。すなわち配線13及び配線21とパターン配線3及びジャンパ線2との電位差を小さくすることが可能となる。これにより、配線13及び21からパターン配線3及びジャンパ線2への漏れ電流IL2を小さくすることが可能となる。また同様の理由により、配線14及び配線22とパターン配線3及びジャンパ線2との電位差を小さくすることも可能であるため、配線14及び22からパターン配線3及びジャンパ線2への漏れ電流IL3も小さくすることが可能となる。これらのことから、転写電流IT2をより安定して定電流制御することが可能となる。
ここで、抵抗R1の抵抗値は、転写用高電圧発生回路11及び除電用高電圧発生回路12のインピーダンスと比較して十分に大きな値、例えば10MΩ以上とすることが好ましい。これにより、パターン配線3及びジャンパ線2の電位を十分に高い値に保つことが可能となる。また、他の構成は、実施例1と同様であるため、ここでは説明を省略する。
図13に、本実施例による転写電流IT2と漏れ電流IL1,IL2との関係を示す。図13を参照すると明らかなように、本実施例では、漏れ電流IL1が実施例1による漏れ電流IL1(図7参照)と比較して低減されており、これにより、転写電流IT2がより安定な特性を示している。尚、図12において、左側のグラフは温度及び湿度に対する漏れ電流特性を示し、右側のグラフは温度及び湿度に対する転写電流特性を示している。
以上のように、本実施例によれば、配線13及び21とパターン配線3及びジャンパ線2との電位差、並びに配線14及び22とパターン配線3及びジャンパ線2との電位差を小さくすることが可能となるため、配線13及び21からの漏れ電流IL2並びに配線14及び22からの漏れ電流IL3を小さくすることが可能となり、結果として転写電流IT2をより安定に定電流制御することが可能となる。この結果、転写不良やカブリの発生さらに抑制することが可能となる。
尚、以上で説明した実施例3は本発明を実施するための最良の形態の一つにすぎず、本発明はその趣旨を逸脱しない限り種々変形して実施可能である。例えば、以上の構成において、抵抗R1における点Xと接続された端は、この構成に限らず、例えば接地されても良い。このような構成であっても、十分に転写電流IT2を定電流制御することが可能である。また、抵抗素子をパターン配線3と点Xとを接続する配線に限らず、例えば実施例2のようなパターン配線5と点Yとを結ぶ配線上に設けてもよい。これにより、パターン配線5及びジャンパ線4の電位を高く保つことが可能となり、配線14及び22からの漏れ電流IL3を低減することが可能となる。この際、この抵抗素子におけるパターン配線5に接続された端と反対側の端を接地しても良い。
次に、上記した各実施例におけるジャンパ線2(4を含んでも良い)とパターン配線3(5を含んでも良い)とを接続する構成の他の例について、以下に図面を用いて幾つか例示する。尚、以下の説明では、実施例2による構成に基づいた例を挙げて説明する。
図14は、実施例1で例示した構成を実施例2に適用することで得られる、パターン配線3及び5と接続端子(ジャンパ線接続端子3a及び5a)との構成を示す図である。尚、図14(a)は高圧電源10Bを構成するプリント基板10aにおける第1の面であって高電圧供給装置20Bに装着される端の一部の構成を示す外観図であり、図14(b)は(a)に示す第1の面の反対側の第2の面の構成を示す外観図である。
図14(a)及び(b)に示すように、実施例1から導き出される実施例2における高圧電源10Bは、高電圧供給装置20Bにおけるジャンパ線接続端子2a(図8参照)と対応するプリント基板10a上の位置にジャンパ線接続端子3aが設けられ、これがプリント基板10aの第1の面から第2の面まで貫通するビア配線3bを介して、第2の面に形成されたパターン配線3に電気的に接続されている。また、高電圧供給装置20Bにおいて、ジャンパ線接続端子2aと除電用端子24との間には、ジャンパ線4と電気的に接続されたジャンパ線接続端子(これの符号を4aとする)が設けられている。従って、プリント基板10aの第1の面には、ジャンパ線4と接続されたジャンパ線接続端子4aと対応する位置にジャンパ線接続端子5aが設けられ、これがプリント基板10aの第1の面から第2の面まで貫通するビア配線5bを介して、第2の面に形成されたパターン配線5に電気的に接続されている。尚、これらジャンパ線接続端子は弾性形状を有し、対応する端子と接触した際に弾性変形しつつ、電気的な接続を形成するように構成されている。
図15に、図14とは別の構成を有する第1の変化例を示す。尚、図15(a)は高圧電源10Bを構成するプリント基板10aにおける第1の面であって高電圧供給装置20Bに装着される端の一部の構成を示す外観図であり、図15(b)は(a)に示す第1の面の反対側の第2の面の構成を示す外観図である。
図14では、プリント基板10a側のジャンパ線接続端子(3a及び5a)と高電圧供給装置20B側のジャンパ線接続端子(2a及び4a)とが弾性形状を有して構成されていた。これに対し、第1の変化例では、図15(a)及び(b)に示すように、プリント基板10a側又は高電圧供給装置20B側の何れか一方のジャンパ線接続端子にのみ弾性形状を持たせ、他方のジャンパ線接続端子を突起状に形成している。尚、図15では、プリント基板10a側のジャンパ線接続端子53a及び55aを突起状に形成した場合を例示している。
このように構成した場合でも、プリント基板10aをスライドレール25に挿入した際に、ジャンパ線接続端子2a及び4aとジャンパ線接続端子53a及び55aとが接触するため、電気的な接続を形成することができる。尚、この際、ジャンパ線接続端子2a及び4aは弾性変形する。
また、図16及び図17に、図14及び図15とは別の構成を有する第2の変化例を示す。尚、図16(a)は高圧電源10Bを構成するプリント基板10aにおける第1の面であって高電圧供給装置20Bに装着される端の一部の構成を示す外観図であり、図16(b)は(a)に示す第1の面の反対側の第2の面の構成を示す外観図である。また、図17は高電圧供給装置20Bにおけるプリント基板10aが装着される構成を示す外観図である。
図16及び図17に示すように、第2の変化例は、プリント基板10a側におけるジャンパ線接続端子3a及び5aがそれぞれリード線63,65及びリード線63,65の先端に接続されたネジ止め端子63a,65aに置き換えられ、高電圧供給装置20B側におけるジャンパ線接続端子2a及び4aがそれぞれネジ受け端子62a,64aに置き換えられ、ネジ止め端子63a及びネジ受け端子62aがネジ62で固定され、ネジ止め端子65a及びネジ受け端子64aがネジ64で固定される構成を有する。尚、リード線63,65におけるネジ止め端子63a,65aが設けられた端と反対側の端は、プリント基板10aに設けられたビアを介して反対側の面(例えば第2の面)まで引き出された後、半田などの固定材料でプリント基板10aに機械的に固着され且つパターン配線3,5に電気的に接続される。
以上のように構成することで、実施例1から実施例3と同様に、漏れ電流IL2及び/又はIL3を帰還又は低減することが可能となるため、転写電流IT2を安定して定電流制御することができる。
尚、上記説明において、実施例1から3の何れかと同一の構成には同一の符号を付して説明を省略している。また、以上で説明した実施例4は本発明を実施するための最良の形態の一つにすぎず、本発明はその趣旨を逸脱しない限り種々変形して実施可能である。
従来技術によるコロナ放電型の転写装置を適用した画像形成装置100の概略構成を示す図である。 従来技術による接触型の転写装置を適用した画像形成装置200の概略構成を示す図である。 従来の転写装置201の構成を示す図である。 従来の除電装置202の構成を示す図である。 従来の技術における定電流制御下での漏れ電流の特性を示すグラフである。 本発明の実施例1による画像形成装置1Aの概略構成を示すブロック図である。 本発明の実施例1における転写電流IT2と漏れ電流IL1,IL2との関係を示すグラフである。 本発明の実施例1による高電圧供給装置20Aにおけるプリント基板10aが装着される構成を示す外観図である。 (a)は高圧電源10Aを構成するプリント基板10aにおける第1の面であって高電圧供給装置20Aに装着される端の一部の構成を示す外観図であり、(b)は(a)に示す第1の面の反対側の第2の面の構成を示す外観図である。 本発明の実施例2による画像形成装置1Bの概略構成を示すブロック図である。 本発明の実施例2における転写電流IT2と漏れ電流IL1,IL2との関係を示すグラフである。 本発明の実施例3による画像形成装置1Cの概略構成を示すブロック図である。 本発明の実施例3における転写電流IT2と漏れ電流IL1,IL2との関係を示すグラフである。 本発明の実施例4において、実施例1で例示した構成を実施例2に適用することで得られるパターン配線3及び5と接続端子(ジャンパ線接続端子3a及び5a)との構成を示す図であり、(a)は高圧電源10Bを構成するプリント基板10aにおける第1の面であって高電圧供給装置20Bに装着される端の一部の構成を示す外観図であり、(b)は(a)に示す第1の面の反対側の第2の面の構成を示す外観図である。 本発明の実施例4による第1の変化例を説明するための図であり、(a)は高圧電源10Bを構成するプリント基板10aにおける第1の面であって高電圧供給装置20Bに装着される端の一部の構成を示す外観図であり、(b)は(a)に示す第1の面の反対側の第2の面の構成を示す外観図である。 本発明の実施例4による第2の変化例を説明するための図であり、(a)は高圧電源10Bを構成するプリント基板10aにおける第1の面であって高電圧供給装置20Bに装着される端の一部の構成を示す外観図であり、(a)に示す第1の面の反対側の第2の面の構成を示す外観図である。 本発明の実施例4による第2の変化例を説明するための図であり、高電圧供給装置20Bにおけるプリント基板10aが装着される構成を示す外観図である。
符号の説明
1A、1B、1C 画像形成装置 2 ジャンパ線
2a、3a、4a、5a、53a、55a ジャンパ線接続端子
3b、5b、13b、14b ビア配線 3、5 パターン配線
10A、10B、10C 高圧電源 10a プリント基板
11 転写用高電圧発生回路 12 除電用高電圧発生装置
13、14、21、22 配線 13a 転写用高電圧供給端子
14a 除電用高電圧供給端子 15、16 定電流源
20A、20B 高電圧供給装置 23 転写用端子
24 除電用端子 25 スライドレール
31 転写装置 32 除電装置
33 現像装置 34 帯電装置
35 感光体ドラム 36 転写紙
37 定着装置 62、64 ネジ
62a,64a ネジ受け端子 63 リード線
63a、65a ネジ止め端子 IL1、IL2、IL3 漏れ電流
T1、IT2、IT3 転写電流 R1 抵抗

Claims (17)

  1. 転写手段に接続された第1の配線に定電流を入力する第1の高圧発生手段を有する転写装置であって、
    前記第1の配線からの第1の漏れ電流を前記第1の高圧発生手段に帰還させるための第1の導体パターンを有することを特徴とする転写装置。
  2. 前記第1の高圧発生手段は、第1の定電流源を介して接地されており、
    前記第1の導体パターンは、一方の端が前記第1の高圧発生手段及び前記第1の定電流源の間の配線へ接続されており、他方の端が短絡されていることを特徴とする請求項1記載の転写装置。
  3. 除電手段に接続された第2の配線に定電圧又は定電流を印加又は入力する第2の高圧発生手段を有し、
    前記第1の導体パターンは、前記第1の配線と前記第2の配線との間に該第1の配線に沿って延在することを特徴とする請求項1記載の転写装置。
  4. 除電手段に接続された第2の配線に定電圧又は定電流を印加又は入力する第2の高圧発生手段を有し、
    前記第2の配線からの第2の漏れ電流を前記第2の高圧発生手段に帰還させるための第2の導体パターンを有することを特徴とする請求項1記載の転写装置。
  5. 前記第2の高圧発生手段は、第2の定電流源を介して接地されており、
    前記第2の導体パターンは、一方の端が前記第2の高圧発生手段及び前記第2の定電流源の間の配線へ接続されており、他方の端が短絡されていることを特徴とする請求項4記載の転写装置。
  6. 前記第2の導体パターンは、前記第1の配線と前記第2の配線との間であって前記第1の導体パターンよりも前記第2の配線に近い位置に該第2の配線に沿って延在することを特徴とする請求項4記載の転写装置。
  7. 前記第1の導体パターンは、抵抗素子を介して前記第1の高圧発生手段に接続されていることを特徴とする請求項1記載の転写装置。
  8. 前記第2の導体パターンは、抵抗素子を介して前記第2の高圧発生手段に接続されていることを特徴とする請求項4記載の転写装置。
  9. 前記抵抗素子は、10MΩ以上であることを特徴とする請求項7又は8記載の転写装置。
  10. 前記第1の導体パターンは、複数の導体パターンが電気的に接続されてなることを特徴とする請求項1記載の転写装置。
  11. 前記第2の導体パターンは、複数の導体パターンが電気的に接続されてなることを特徴とする請求項4記載の転写装置。
  12. 前記複数の導体パターンの少なくとも1つは、ジャンパ線又はパターン配線であることを特徴とする請求項10又は11記載の転写装置。
  13. 転写手段に接続された第1の配線に定電流を入力する第1の高圧発生手段を有する転写装置であって、
    前記第1の配線に沿って延在する第1の導体パターンを有し、
    前記第1の導体パターンが抵抗素子を介して接地されていることを特徴とする転写装置。
  14. 転写装置に電気的に接続される第1の配線に定電流を入力する第1の高圧発生手段を有する電源装置であって、
    前記第1の配線からの第2の漏れ電流を前記第1の高圧発生手段に帰還させるための第1の導体パターンを有することを特徴とする電源装置。
  15. 前記除電手段に接続された第2の配線に定電圧又は定電流を印加又は入力する第2の高圧発生手段を有し、
    前記第2の配線からの第2の漏れ電流を前記第2の高圧発生手段に帰還させるための第2の導体パターンを有することを特徴とする請求項14記載の電源装置。
  16. 前記第1の導体パターンが抵抗素子を介して前記第1の高圧発生手段に接続されていることを特徴とする請求項14記載の電源装置。
  17. 請求項1から13の何れか1項に記載の前記転写装置を有してなることを特徴とする画像形成装置。
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JP2018129421A (ja) * 2017-02-09 2018-08-16 パワーサプライテクノロジー株式会社 トランスと、これを搭載した自動車、電子機器、カラー複写機

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