JP2005060293A - 染毛料 - Google Patents

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義三郎 町田
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Abstract

【課題】本発明は、人体に対する刺激及び感作性が少ない植物性天然原料(色素)のみを使用し、経時的に安定すなわち堅牢性に優れ、且つ任意の色調が得られ使い勝手のよい実用上有利な染毛料を実現することを目的としている。
【解決手段】このため、ミソハギ科のヘンナと木材に含まれるヘマトキシリンあるいはその酸化したヘマチンとを構成要素とする植物染毛料で、それらの配合割合を任意に変更し、毛髪塗布染毛後の媒染操作により、任意の色調を得ることができる。
【選択図】なし

Description

この発明は人体に対する刺激及び感作性が少ない植物性天然原料(色素)のみを使用し、経時的に安定すなわち堅牢性に優れ、且つ任意の色調が得られ使い勝手のよい実用上有利な染毛料に関するものである。
ヘンナ(henna、「ヘナ」ともいう。)は、西アジア・エジプト等を原産とし、インド等の南アジアから北アフリカに広く植生するミソハギ科の低木であり、ヘンナの若い茎や葉から赤褐色(あるいは「橙色」とも換言できる。)の染料を抽出する。
そして、ヘンナまたはこのヘンナから抽出した赤褐色系染料による染毛は、古来より行われている。このヘンナから抽出した赤褐色系染料は、EU及び米国も含めて国際的に染毛用色素として許可されていたが、日本国内においては、2001年に製造元または輸入元の製造物責任の範囲において化粧品の原料として使用すかることが可能になり、染毛料(「染毛剤」ともいう。)として提供されるようになったが、赤味の強い髪色が、古来黒髪の日本人にあまり好まれていない。
また、ヘマトキシリンまたはこのヘマトキシリンを酸化させたヘマチン(haematein、「ヘマティン」ともいう。)は、ロッグウッド(Log wood)やキャンピシーウッド(Campeachy wood)、ジャマイカウッド(Jamaica wood)、ブルーウッド(Blue wood)等の木材に含まれており、暗青色ないし黒褐色系の色素を有している。
このヘマチンは、媒染染料として、絹及び毛の染色に使用されており、日本では染毛料の色素として天然色素であるヘマチンが使用される可能性があった。
特開平7−53342号公報 特開平8−12539号公報 特開平9−175960号公報 特表平11−508542号公報 特開2002−332222号公報
ところで、従来、ヘンナまたはこのヘンナから抽出した赤褐色系染料において、単独使用の場合には、黄色から橙色にしか染色できず、任意の色調を得ようとすれば、他の色素と併用する方策しかなく、予備的な染毛にヘンナまたはこのヘンナから抽出した赤褐色系染料が使用されているのが現状である。
近時、ヘンナまたはこのヘンナから抽出した赤褐色系染料に他の色素を混合し、染毛を一度に行うことが試みられているが、経時的に不安定、つまり染毛の際の堅牢性が悪く、実用上不利であるという不都合がある。
そして、ヘンナまたはこのヘンナから抽出した赤褐色系染料をペースト(「練り」ともいう。)状に加工することが困難なため、改善が望まれていた。
また、前記ヘマトキシリンまたはこのヘマトキシリンを酸化させたヘマチンにおいては、媒染剤を必要とするため、毛髪の染毛目的としてはほとんど利用されていないという現状である。
参考までに記載すると、前記媒染剤に関しては、媒染剤の種類を変更することにより、黒のみでなく緑等の多くの色調を出すことができるとともに、予備的に他の色材にて染めておくことにより、良質の色調に染め上げることができる旨が広く知られている。以下に媒染と色調を例示する。
(1)明ばん媒染(アルミニウム)−−−暗紫色
(2)錫媒染 −−−赤紫色
(3)銅媒染 −−−暗緑色
(4)クロム媒染 −−−黒青色
前記媒染剤の溶媒、例えばヘンナとヘマチンをペースト状にする場合において、アルコール類水溶液であるベルジルアルコール及びエチルアルコールの水溶液を使用することによって毛髪への浸透を良くする、つまり浸透性を良好とすることが知られており、既にヘアマニキュア等には常識的に使用されている。界面活性剤の使用の場合も同様である。
そこで、この発明は、上述不都合を除去するために、ミソハギ科のヘンナまたはこのヘンナから抽出した赤褐色系染料と、木材に含まれるヘマトキシリンまたはこのヘマトキシリンを酸化させた暗青色ないし黒褐色系のヘマチンとを有し、前記ヘンナまたはこのヘンナから抽出した赤褐色系染料及びヘマトキシリンまたはこのヘマトキシリンを酸化させたヘマチンの配合割合を任意に変更し、染毛後の媒染操作により任意の色調を得ることを特徴とする。
以上詳細に説明した如くこの本発明によれば、ミソハギ科のヘンナまたはこのヘンナから抽出した赤褐色系染料と、木材に含まれるヘマトキシリンまたはこのヘマトキシリンを酸化させた暗青色ないし黒褐色系のヘマチンとを有し、ヘンナまたはこのヘンナから抽出した赤褐色系染料及びヘマトキシリンまたはこのヘマトキシリンを酸化させたヘマチンの配合割合を任意に変更、染毛後の媒染操作により、ライトブラウンからダークブラウン、そしてブラックまでの任意の色調を得ることができ、植物性天然色素のみで染毛し得るものである。
上述の如く発明したことにより、ミソハギ科のヘンナまたはこのヘンナから抽出した赤褐色系染料と、木材に含まれるヘマトキシリンまたはこのヘマトキシリンを酸化させた暗青色ないし黒褐色系のヘマチンとの配合割合を任意に変更し、染毛後の媒染操作によりライトブラウンからダークブラウン、そしてブラックまでの任意の色調を得て、植物性天然色素のみで染毛する。
植物性天然色素のみからなる染毛料を製造する際には、ミソハギ科のヘンナまたはこのヘンナから抽出した赤褐色系染料と、木材に含まれるヘマトキシリンまたはこのヘマトキシリンを酸化させた暗青色ないし黒褐色系のヘマチンとを任意の割合で配合する。
このとき、前記染毛料は、ヘンナまたはこのヘンナから抽出した赤褐色系染料やヘマトキシリンまたはこのヘマトキシリンを酸化させたヘマチンからそれぞれ抽出された色素のみでなく、ヘンナまたはこのヘンナから抽出した赤褐色系染料及びヘマトキシリンまたはこのヘマトキシリンを酸化させたヘマチンの生成物が色素として配合される場合もある。
また、前記染毛料を製造する際には、染毛の際の堅牢性を良好とするために、ヘンナまたはこのヘンナから抽出した赤褐色系染料とヘマトキシリンまたはこのヘマトキシリンを酸化させたヘマチンとを混合粉末とするとともに、この混合粉末に水を加えてペースト状に練り上げて生成する。
前記染毛料を製造する際には、ヘンナまたはこのヘンナから抽出した赤褐色系染料やヘマトキシリンまたはこのヘマトキシリンを酸化させたヘマチン、そして水を以下の表1の如く配合する。
Figure 2005060293
例えば、染毛結果をライトブラウンとする表1の第1例の場合には、22.0重量%のヘンナと2.0重量%のヘマチンとに76.0重量%の水を加え、ペースト状に生成して染毛を行う。
また、染毛結果をブラウンとする表1の第2例の場合には、20.0重量%のヘンナと4.0重量%のヘマチンとに76.0重量%の水を加え、ペースト状に生成して染毛を行う。
更に、染毛結果をダークブラウンとする表1の第3例の場合には、16.0重量%のヘンナと8.0重量%のヘマチンとに76.0重量%の水を加え、ペースト状に生成して染毛を行う。
つまり、22.0〜16.0重量%のヘンナと2.0〜8.0重量%のヘマチンとに76.0重量%の水を加えてペースト状にした後に染毛すれば、ライトブラウンからダークブラウンまでのブラウン系の染毛結果を得ることが可能となる。
更にまた、染毛結果をブラックとする表1の第4例の場合には、4.0重量%のヘンナと20.0重量%のヘマチンとに76.0重量%の水を加え、ペースト状に生成して染毛を行う。
すなわち、染毛料をペースト状に生成し、このペースト状の染毛料を毛髪に塗布して染毛を行った後、媒染剤溶液(例えば、鉄化合物等)をスプレーにて散布し、このスプレー散布後に洗浄するか、あるいは染毛洗髪後に染毛操作を行うか、洗髪液に媒染剤を加えたもののいずれかにて媒染操作を行うこととする。
これにより、ミソハギ科のヘンナまたはこのヘンナから抽出した赤褐色系染料と、木材に含まれるヘマトキシリンまたはこのヘマトキシリンを酸化させた暗青色ないし黒褐色系のヘマチンとを任意の割合で配合することによって、ライトブラウンからダークブラウン、そしてブラックまでの任意の色調を得ることができ、植物性天然色素のみで染毛し得るため、人体、特に頭皮に対する刺激及び感作性を少なくすることができる。
また、染毛料を製造する際に、ヘンナまたはこのヘンナから抽出した赤褐色系染料やヘマトキシリンまたはこのヘマトキシリンを酸化させたヘマチンからそれぞれ抽出された色素のみでなく、ヘンナまたはこのヘンナから抽出した赤褐色系染料及びヘマトキシリンまたはこのヘマトキシリンを酸化させたヘマチンの生成物が色素として配合することとすれば、染毛料を製造する際の材料がヘンナまたはこのヘンナから抽出した赤褐色系染料やヘマトキシリンまたはこのヘマトキシリンを酸化させたヘマチンからそれぞれ抽出された色素のみに限定されることがなく、製造の汎用性を拡大し得るものである。
更に、染毛する際に、ヘンナまたはこのヘンナから抽出した赤褐色系染料とヘマトキシリンまたはこのヘマトキシリンを酸化させたヘマチンとを混合粉末とするとともに、この混合粉末に水を加えてペースト状に練り上げて生成することにより、染毛の際の堅牢性を良好とすることができ、染毛料の信頼性を向上し得るとともに、使用するのに便利な形態となり、染毛料の使い勝手を向上し得て、しかも経時安定性、特に染色性が低下するおそれもないものである。
更にまた、22.0〜16.0重量%のヘンナと2.0〜8.0重量%のヘマチンとに76.0重量%の水を加えて染毛料を製造することにより、ライトブラウンからダークブラウンまでの色調幅の大なるブラウン系の染毛結果を得ることが可能となり、染毛する際の色調の調整が容易である。
また、ヘンナまたはこのヘンナから抽出した赤褐色系染料とヘマトキシリンまたはこのヘマトキシリンを酸化させたヘマチンとを混合粉末とせず、各々独立した粉末状態とした場合に、需要者がヘンナまたはこのヘンナから抽出した赤褐色系染料とヘマトキシリンまたはこのヘマトキシリンを酸化させたヘマチンとの混合割合を調整する方策とすれば、需要者独自の混合割合の調整によって、ライトブラウンからダークブラウン、そしてブラックまでの任意の色調を得ることが可能となり、需要者の色調の選択範囲の拡大及び色調の選択による「美観」や「遊び心」の促進に寄与し得るとともに、供給側においては、単一製品のみでの供給が可能となり、製造工程の削減や製造コストの低減に寄与し得る。しかも、ライトブラウンからダークブラウン、そしてブラックまでの任意の色調を得ることが可能となることにより、ライトブラウンからダークブラウンまでに染毛する通常の染毛料から、白髪染めを行う染毛料までの幅広い染毛料として機能することとなる。
この実施例2の特徴とするところは、実施例1におけるヘンナまたはこのヘンナから抽出した赤褐色系染料とヘマトキシリンまたはこのヘマトキシリンを酸化させたヘマチンとからなる混合粉末に水を加える際に、アルコール類水溶液と界面活性剤とを追加した点にある。
すなわち、染毛料を製造する際には、ヘンナまたはこのヘンナから抽出した赤褐色系染料やヘマトキシリンまたはこのヘマトキシリンを酸化させたヘマチン、水、アルコール類水溶液、そして界面活性剤を以下の表2の如く配合する。
Figure 2005060293
例えば、アルコール類水溶液のみを加えて、染毛結果をダークブラウンとする表2の第5例の場合には、16.0重量%のヘンナと8.0重量%のヘマチンとに、アルコール類水溶液である4.5重量%のベンジルアルコールと、9.0重量%のエチルアルコールと、66.5重量%の水を加え、ペースト状に生成して染毛を行う。
また、アルコール類水溶液と界面活性剤とを加えて、染毛結果をダークブラウンとする表2の第6例の場合には、16.0重量%のヘンナと8.0重量%のヘマチンとに、アルコール類水溶液である4.5重量%のベンジルアルコールと、9.0重量%のエチルアルコールと、界面活性剤である0.5重量%のPOE(8)ラウリルエーテルと、66.0重量%の水を加え、ペースト状に生成して染毛を行う。
さすれば、染毛する際に、ヘンナまたはこのヘンナから抽出した赤褐色系染料とヘマトキシリンまたはこのヘマトキシリンを酸化させたヘマチンとを混合粉末とするとともに、この混合粉末にアルコール類水溶液であるベンジルアルコールとエチルアルコールと水とを加えてペースト状に練り上げて生成することにより、ペースト状としたことによる染毛の際の堅牢性を維持しつつ、アルコール類水溶液であるベンジルアルコール及びエチルアルコールを加えたことによって、浸透性を良好として染色性を向上させ、染毛料の信頼性を向上し得るとともに、使用するのに便利な形態となり、使い勝手を向上し得る。
また、染毛する際に、ヘンナまたはこのヘンナから抽出した赤褐色系染料とヘマトキシリンまたはこのヘマトキシリンを酸化させたヘマチンとを混合粉末とするとともに、この混合粉末にアルコール類水溶液であるベンジルアルコールとエチルアルコールと界面活性剤であるPOE(8)ラウリルエーテルと水とを加えてペースト状に練り上げて生成することにより、ペースト状としたことによる染毛の際の堅牢性を維持しつつ、アルコール類水溶液であるベンジルアルコール及びエチルアルコールと界面活性剤であるPOE(8)ラウリルエーテルとを加えたことによって、浸透性を良好として染色性を向上させ、染毛料の信頼性を向上し得るとともに、使用するのに便利な形態となり、使い勝手を向上し得る。
この実施例3の特徴とするところは、ヘンナまたはこのヘンナから抽出した赤褐色系染料とヘマトキシリンまたはこのヘマトキシリンを酸化させたヘマチンとからなる混合粉末に水を加える際に、アルコール類水溶液と界面活性剤とを追加するとともに、シリカをも追加した点にある。
すなわち、前記シリカ(silica)は、二酸化ケイ素の別名であり、化学式SiO2からなる無色透明の結晶である。
そして、以下の表3に示す如く、16.0重量%のヘンナと8.0重量%のヘマチンとに、アルコール類水溶液である4.5重量%のベンジルアルコールと8.0重量%のエチルアルコールと、界面活性剤である0.5重量%のPOE(8)ラウリルエーテルと、2.0重量%のシリカ(「珪酸」ともいう。)と、64.0重量%の水とを加え、ペースト状に生成して染毛を行う。
Figure 2005060293
さすれば、染毛する際に、ヘンナまたはこのヘンナから抽出した赤褐色系染料とヘマトキシリンまたはこのヘマトキシリンを酸化させたヘマチンとを混合粉末とするとともに、この混合粉末にアルコール類水溶液であるベンジルアルコールとエチルアルコールと界面活性剤であるPOE(8)ラウリルエーテルとシリカと水とを加えてペースト状に練り上げて生成することにより、ペースト状としたことによる染毛の際の堅牢性を維持しつつ、アルコール類水溶液であるベンジルアルコール及びエチルアルコールと界面活性剤であるPOE(8)ラウリルエーテルとシリカとを加えたことによって、浸透性及び染色性を良好とし、染毛料の信頼性を向上し得るとともに、使用するのに便利な形態となり、使い勝手を向上し得るものである。
なお、この発明は上述実施例に限定されるものではなく、種々の応用改変が含まれることを意味する。
例えば、この発明の実施例においては、ヘンナまたはこのヘンナから抽出した赤褐色系染料とヘマトキシリンまたはこのヘマトキシリンを酸化させたヘマチンとの粉末状態とし、これらの混合割合を変更して任意の色調を得る構成としたが、ヘンナとヘマチンとを二層状とした粒状体を形成する特別構成とすることも可能である。
すなわち、例えば暗青色ないし黒褐色系の色素を有するヘマチンを核部分に位置させ、この核部分の外周部位に層状にヘンナを位置させ、二層状の粒状体を形成するものである。
さすれば、二層状の粒状体とした染毛料に水を加えてペースト状に練る際に、最初は、外周部位のヘンナが溶け出すため、ライトブラウン系の色調となり、核部分のヘマチンが徐々に溶け出すことによって、ライトブラウンからダークブラウン、そして最終的にはブラックまでの色調変化となるため、任意の色調状態となった段階で粒状体とした染毛料を取り出すことで、容易且つ簡単に色調の調整ができ、染毛料の使い勝手を向上し得るとともに、粒状体とした染毛料の取り出す時期によって、微妙な色調変化が現れるため、需要者独自の色調を醸し出すことができる。
前記染毛料は、ヘンナまたはこのヘンナから抽出した赤褐色系染料とヘマトキシリンまたはこのヘマトキシリンを酸化させたヘマチンとの混合割合を変更することで、任意の色調を容易に得ることができ、植物性天然色素のみを使用することによって、人体、特に頭皮に対する刺激及び感作性が少なく、信頼性の高い染毛の用途に適用できる。

Claims (6)

  1. ミソハギ科のヘンナまたはこのヘンナから抽出した赤褐色系染料と、木材に含まれるヘマトキシリンまたはこのヘマトキシリンを酸化させた暗青色ないし黒褐色系のヘマチンとを有し、前記ヘンナまたはこのヘンナから抽出した赤褐色系染料及びヘマトキシリンまたはこのヘマトキシリンを酸化させたヘマチンの配合割合を任意に変更し、染毛後の媒染操作により任意の色調を得ることを特徴とする染毛料。
  2. 前記染毛料は、ヘンナまたはこのヘンナから抽出した赤褐色系染料及びヘマトキシリンまたはこのヘマトキシリンを酸化させたヘマチンの生成物またはそれぞれ抽出された色素が配合されることを特徴とする請求項1に記載の染毛料。
  3. 前記染毛料は、ヘンナまたはこのヘンナから抽出した赤褐色系染料とヘマトキシリンまたはこのヘマトキシリンを酸化させたヘマチンとを混合粉末とするとともに、この混合粉末に水を加えてペースト状に生成したことを特徴とする請求項1に記載の染毛料。
  4. 前記染毛料は、22.0〜16.0重量%のヘンナと2.0〜8.0重量%のヘマチンとに76.0重量%の水を加えて、ライトブラウンからダークブラウンまでのブラウン系の染毛結果を得ることを特徴とする請求項1に記載の染毛料。
  5. 前記染毛料は、ヘンナまたはこのヘンナから抽出した赤褐色系染料とヘマトキシリンまたはこのヘマトキシリンを酸化させたヘマチンとからなる混合粉末と、水と、アルコール類水溶液と、界面活性剤とを加えて、浸透性の良好なペースト状に生成したことを特徴とする請求項1に記載の染毛料。
  6. 前記染毛料は、ヘンナまたはこのヘンナから抽出した赤褐色系染料とヘマトキシリンまたはこのヘマトキシリンを酸化させたヘマチンとからなる混合粉末と、水と、アルコール類水溶液と、界面活性剤と、シリカとを加えて、浸透性及び染色性の良好なペースト状に生成したことを特徴とする請求項1に記載の染毛料。
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