JP2005060070A - エレベータ用秤装置の較正装置及びエレベータの駆動制御装置 - Google Patents

エレベータ用秤装置の較正装置及びエレベータの駆動制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005060070A
JP2005060070A JP2003294624A JP2003294624A JP2005060070A JP 2005060070 A JP2005060070 A JP 2005060070A JP 2003294624 A JP2003294624 A JP 2003294624A JP 2003294624 A JP2003294624 A JP 2003294624A JP 2005060070 A JP2005060070 A JP 2005060070A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
elevator
relationship
torque current
car
scale device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2003294624A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4216671B2 (ja
Inventor
Masami Kawamura
正美 川村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Building Solutions Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd filed Critical Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd
Priority to JP2003294624A priority Critical patent/JP4216671B2/ja
Publication of JP2005060070A publication Critical patent/JP2005060070A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4216671B2 publication Critical patent/JP4216671B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Elevator Control (AREA)

Abstract

【課題】エレベータ用秤装置の検出値を精度良く較正する。
【解決手段】秤較正部38の記憶部44は、初期設定時、負荷率−秤装置の検出値の関係及び負荷率−平均トルク電流の関係を適正な関係として記憶する。初期設定後、演算部46は、現状の平均トルク電流−秤装置の検出値の関係を算出し、これらの関係と記憶部44に記憶されている平均トルク電流−負荷率の関係とに基づいて、初期設定後の負荷率−秤装置の検出値との関係を算出する。演算部46は、記憶部44に記憶されていた初期設定時の負荷率−秤装置の検出値の関係を、新たに算出された初期設定後の負荷率−秤装置の検出値の関係に較正する。これにより、秤装置の検出値を較正することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、エレベータ用秤装置の較正装置及びこれを備えるエレベータの駆動制御装置、特にエレベータのかご内の荷重を検出する秤装置の較正に関する。
従来、エレベータに、かご内の荷重を検出する秤装置を設けて、例えば起動時に、かご内荷重に応じたトルク電流をモータに供給し、かごと釣合い錘の重量差を補償して起動制御し、衝撃を抑制するようにしている。秤装置は、例えば、かご下に設置した差動トランスなどで構成され、かご枠にかごを弾性支持する防振ゴムの圧縮量を検出して、かご内の荷重を検出する。
しかしながら、秤装置に一般的に使用されている防振ゴムは経年変化により圧縮量が変化する。従って、秤装置の検出値が変化してしまうので、秤装置の検出値に従って起動制御を行っても、エレベータ据え付け時と同じ条件での起動制御維持をできないという問題が生じる。
そこで、例えば、特開平6−321440号公報(特許文献1)の様に秤装置の検出値を較正する技術が提案されている。この特許文献1のエレベータでは、速度指令手段が発生する速度指令値と秤装置の検出値に基づいて、速度制御を行っている。すなわち、これらのパラメータに基づいて決定される電動機のトルクTcは、かごの荷重に連動したトルクTcとなる。従って、トルクTcを検出し、このトルクTcから秤装置の検出値であるべき秤計算値Vcを逆算し、この秤計算値Vcと秤装置の実際の秤計量値Vwを比較する。|Vc−Vw|が所定値Vsより大きい場合、補正値Ve=Vc−Vwを算出する。補正値算出後は、秤装置の秤計量値VwをVw←Vw+Veに補正し、秤装置の秤計量値Vwを較正する。
特開平6−321440号公報
しかしながら、上記特許文献1で、秤装置の検出値の較正に用いられるトルクTcは任意のかご位置におけるトルクTcなので、精確な秤装置の補正値を算出することができない。すなわち、かご位置によってかご側と釣合い錘側の主ロープの重量差が生じ、かご内の荷重が同じでもかご位置によりトルクTcが異なってしまうからである。従って、上記特許文献1では、かご位置によるトルクTcの差が考慮されず、秤装置の精確な補正値を算出することができないという問題がある。
そこで、本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、より精確に秤装置の検出値を較正するエレベータ用秤装置の較正装置及びそれを備えたエレベータの駆動制御装置を提供することを目的とする。
本発明の秤装置の較正装置は、エレベータかごのかご内の荷重を検出する秤装置の較正装置であって、初期設定時、秤装置の検出値と一定距離走行させた場合にかご位置によって異なるトルク電流を平均化した平均トルク電流との関係を適正な関係として記憶する記憶手段と、初期設定後、秤装置の少なくとも2つの異なる検出値とかごを初期設定時と同じ距離走行させた場合の平均トルク電流の関係をサンプリングするサンプリング手段と、適正な関係となるように秤装置の補正値を算出する算出手段と、を備えることを特徴とする。
本発明のエレベータの駆動制御装置は、エレベータ用秤装置の較正装置を備えるエレベータの駆動制御装置であって、サンプリング手段がエレベータ通常運行中にサンプリングするための条件を設定する条件設定手段を備えることを特徴とする。
また、本発明のエレベータの駆動制御装置において、条件設定手段は、サンプリング手段が初期設定時と同じ距離走行させた場合の平均トルク電流をサンプリングするように、サンプリング条件を設定することを特徴とする。
本発明によれば、平均トルク電流を基準にして、秤装置の検出値を較正することにしたので精度良く較正することができる。
また、本発明によれば、エレベータ通常運行中に自動的に較正するので、人手を介さず、またエレベータを休止させることがないので、較正作業のコストを下げることができる。
以下、発明を実施するための形態(以下、実施形態という)について、図面を参照し説明する。本実施形態においては、エレベータ用秤装置の較正装置を備えたエレベータシステムについて説明する。
図1は、本実施形態のエレベータシステムの全体構成を示す図である。
図1に示すように、エレベータシステム1には、モータ10と、このモータ10により駆動される駆動網車12が備えられる。駆動網車12に主ロープ14が巻き掛けられ、主ロープ14のそれぞれの端部にかご16と釣合い錘18が連結されている。かご16と釣合い錘18の下側には、かご16と釣合い錘18の位置に起因する主ロープ14の重量差を解消するために、コンペンロープ20が連結される。モータ10は、例えば三相誘導電動機で構成され、三相電源22からインバータ24を介して所望の駆動電力が供給される。これにより、駆動網車12が駆動され、かご16が昇降移動する。なお、後述するように、駆動制御のために、モータ10への駆動電流は電流検出器26a,26bによって検出され、モータ10の回転速度はロータリエンコーダ28によって検出される。電流検出器26a,26bにより2相の電流が検出され、残りの1相の電流については演算によって求めることができる。
かご16の下部には、かご16内の荷重を検出する秤装置30が設けられている。秤装置30は、例えば、差動トランスで構成され、かご枠にかご16を弾性支持する防振ゴム32の圧縮量を検出することにより、かご16内の荷重を検出する。
次に、エレベータを駆動するための駆動制御装置について、図1に示される機能ブロックを用いて説明する。
図1に示すように、かご16の速度指令を発生する速度指令発生部34と、速度指令に基づいて実際のモータ10の速度を算出し、モータ10のトルク電流指令を演算する速度制御部36と、トルク電流指令とフィードバック制御によりトルク電流指令を演算するトルク制御部42と、を有する。更に、秤装置30の検出値が入力され、秤装置30の検出値を較正する秤較正部38と、秤較正部38の出力値に基づいて、かご16内の荷重に応じたトルク電流指令を出力する秤補償部40と、を有する。本実施形態において特徴的なことは秤較正部38である。これら要素は、CPU、ROM、RAM等のマイクロコンピュータで実装することができ、ROMに格納されたプログラムを実行する。
速度指令発生部34は、かご16の速度指令パターンを出力する。速度制御部36には、速度指令発生部34から速度指令が入力され、ロータリエンコーダ28の検出信号の入力に基づいて、モータ10の実速度が算出される。速度制御部36は、速度指令発生部34の速度指令とモータ10の実測度を比較し、その比較結果に基づいてトルク電流指令を出力する。秤較正部38は、秤装置30の検出値が入力され、後述するように、例えば秤装置30の検出値を較正して秤補償部40に出力する。秤補償部40は、秤較正部38からの較正値に基づいてかご荷重に見合ったトルク電流指令を出力する。トルク制御部42には、速度制御部36と秤補償部40のトルク電流指令が入力され、リアルタイムのトルク電流指令が演算される。トルク制御部42は、そのリアルタイム電流指令と電流検出器26a,26bからフィードバックされた実電流を比較し、インバータ24に電圧指令を出力する。これにより、所望の電圧がモータ10に供給され、かご16の速度を制御することができる。
次に、秤較正部38の構成について詳細に説明する。
まず、秤装置30は、防振ゴム32の圧縮量を検出し、圧縮量に応じた信号(出力電圧)を出力する。しかしながら、背景技術の欄で説明したように、防振ゴム32の圧縮量は経年変化し、秤装置30の検出値に誤差が生じる。
本実施形態においては、秤較正部38は、初期設定時に、秤装置の検出値と一定距離走行させた場合にかご位置によって異なるトルク電流を平均化した平均トルク電流の関係を適正な関係として記憶しておき、初期設定後、この適正な関係、言い換えると平均トルク電流に基づいて、秤装置30の検出値の補正値を算出する。
秤較正部38は、適正な関係を記憶する記憶部44と、秤装置30の検出値の較正を行う演算部46と、初期設定後、エレベータ通常運行中に秤装置30の検出値を較正するために、秤装置30の現状値を検出するサンプリング条件を設定する条件設定部48と、有する。
秤較正部38は、初期設定時、例えばエレベータの据え付け時に、適正な関係の基準テーブルを作成し記憶する。図2は、本実施形態における、秤装置の検出値と平均トルク電流の関係を説明する図である。なお、本明細書において、平均トルク電流は、所定基準値に対する相対値で表している。
まず、初期設定時、テストウェイトをかご16に積載し、テストウェイトに対する秤装置30の検出値を検出する。例えば、定格負荷(総積載量)に対して、0、25、50、75、100%づつ負荷率を変化させて、秤装置30の検出値を測定する。なお、この測定は少なくとも2つ、好ましくはそれ以上の異なる負荷率でデータを収集する。秤装置30の検出値は、A/D変換器でディジタル値に変換され、秤較正部38の演算部46に入力される。演算部46は、測定されたデータから線形近似によって、負荷率−秤装置の検出値の関係を示す関数を算出する。この負荷率−秤装置の検出値の関係を図2(a)に示す。
また、上記負荷率でかご16を一定距離走行させた場合のトルク電流を電流検出器26a,26bで検出する。検出されたトルク電流はA/D変換器を介して演算部46に入力され、演算部46は、平均トルク電流を算出する。
図3は、平均トルク電流の概念を示す図であり、エレベータの速度とトルク電流の関係を示した図である。図3は、かご16が最下階から最上階に移動した場合のかご16の速度とトルク電流との関係を示している。図3に示すように、最下階での加速と最上階への減速時にはトルク電流が大きく変化し、加速終了後、減速開始前の一定速状態でも、トルク電流は徐々に減少している。これは、かご16が上昇するに伴って、かご16側と釣合い錘18側の主ロープ14の重量差が生じ、その重量差に応じたトルク電流をモータ10に供給しているからである。従って、かご16内の荷重(若しくは秤装置30の検出値)とトルク電流の関係は、かご16の位置によって異なる。本実施形態においては、このような差を解消するために、図3に示すように、平均トルク電流として、加速終了後、減速手前までの一定速状態のトルク電流(T1〜T2)を検出し、これを平均化する。この処理は、演算部46に速度指令発生部34の加速終了指令と減速開始指令を入力することで処理することができる。これにより、かご16の位置に依存しない、負荷率に対するトルク電流、すなわち、負荷率に対する平均トルク電流の算出することができる。
なお、本実施形態においては、一定速状態のトルク電流(T1〜T2)を検出し、平均トルク電流を算出しているが、かご側と釣合い錘側の主ロープの重量差により生じるトルク電流の差を解消できれば、例えば中間階周辺の走行中のトルク電流を検出し、平均トルク電流としても良い。
このようにして、演算部46は、上記異なる負荷率の平均トルク電流を算出し、線形近似によって、負荷率と平均トルク電流の関係を示す関数を算出する。この平均トルク電流−負荷率の関係を図2(b)に示す。
記憶部44は、図2に示すような、負荷率−秤装置の検出値の関係及び負荷率−平均トルク電流の関係を適正な関係として記憶する。すなわち、これらの基準テーブルから、秤装置の検出値と一定距離走行させた場合にかご位置によって異なるトルク電流を平均化した平均トルク電流の関係を算出することができる。なお、初期設定時の秤装置の検出値と平均トルク電流の関係が参照することができれば、ルックアップテーブル等の形式であっても良い。
これらが初期設定の動作であり、通常運行では、演算部46は、秤装置30の検出値が入力されると、図2(a)に示す負荷率−秤装置の検出値の関係を参照し、秤装置30の検出値を負荷率に換算し、負荷率を秤補償部40に出力する。秤補償部40は、負荷率に応じたトルク電流指令を出力する。これにより、かご16内の荷重に応じてモータ10にトルク電流を流すことができ、例えば起動ショックが起きないように起動制御をすることができる。
次に、初期設定後のデータの較正について説明する。
演算部46は、初期設定後、実際の秤装置の検出値と平均トルク電流との関係をサンプリングする。本実施形態においては、条件設定部48にエレベータ通常運行中に秤装置の検出値と平均トルク電流との関係をサンプリングする条件が設定され、演算部46は、この条件に基づいてサンプリングする。例えば、時期的条件と走行条件が設定される。時期的条件は、例えば、毎月1回、午前10時〜11時の期間といった条件が設定される。例えば、モータ10に供給される一定速状態でのトルク電流は、かご16をガイドするガイドレールとガイドシューの摩擦や減速器の潤滑油の粘性等により若干変動する。従って、本実施形態で設定した期間のように、トルク電流に影響を与えるパラメータが安定する期間をサンプリング期間として設定すると好適である。また、走行条件として、例えば、秤装置30のある検出値と平均トルク電流の関係でサンプルとして収集すべき、エレベータの走行条件が設定される。本実施形態においては、初期設定時と同じ距離走行させた場合、最下階から最上階まで走行した時、すなわち、加速終了後、減速開始前の一定速状態(一定距離走行)が走行条件として設定されている。
演算部46は、これらの設定条件に基づいてデータを収集する。すなわち、サンプリング期間になると、秤装置30の検出値が入力され、電流検出器26a,26bのトルク電流の検出値が入力される。本実施形態においては、初期設定時と同じ、一定速状態のトルク電流に基づいて平均トルク電流を算出する。これにより、精度が高いサンプルを得ることができる。演算部46は、秤装置30の検出値と平均トルク電流の関係を少なくとも2つの異なる荷重に対して検出する。演算部46は、好適には、秤装置30の検出値が分散した、言い換えるとある程度ばらついた値をサンプリングする。負荷率で言い換えると15%〜40%(例えば、5%、38%、65%、80%)の分散した値をサンプリングする。これにより、精度が高い較正をすることができる。演算部46は、これらのデータが収集できたら、線形近似によって平均トルク電流−秤装置の検出値の関係、例えば関数を算出する。このように、本実施形態においては、電流検出器26a,26bで検出された、実際のトルク電流に基づいて処理を行うので、個々のシステムのばらつきに対応して秤装置の検出値を較正することができる。図4は、平均トルク電流−秤装置の検出値の関係を説明する図である。
演算部46は、算出した平均トルク電流−秤装置の検出値の関係と、記憶部44に記憶されている(図2(b))平均トルク電流−負荷率の関係とに基づいて、初期設定後の負荷率−秤装置の検出値との関係、例えば関数を算出する。図5は、初期設定後の負荷率−秤装置の検出値の関係を説明する図である。演算部46は、記憶部44に記憶されていた図2(a)の初期設定時の負荷率−秤装置の検出値の関係を、図5に示す初期設定後の負荷率−秤装置の検出値の関係に更新、すなわち、較正する。これにより、経年変化した秤装置30の検出値を較正することができる。図6は、初期設定時と初期設定後の負荷率−秤装置の検出値の関係を説明する図であり、図6に示すように、記憶部44は、較正前から較正後の負荷率−秤装置の検出値の関係に更新される。なお、この図6に示す関係に基づいて、秤装置の検出値の補正値を算出することもできる。
その後、通常運転において、演算部46は、秤装置30の検出値が入力されると、記憶部44に記憶された較正後の負荷率−秤装置の検出値の関係を参照し、秤装置30の検出値を負荷率に換算する。これにより、秤装置30の検出値を較正することができる。演算部46は、較正値を秤補償部40に出力する。秤補償部40は、負荷率に応じたトルク電流指令を出力し、モータ10の電流を制御する。これにより、経年変化による誤差を解消してかご16内の荷重に応じてモータ10にトルク電流を流すことができる。
本実施形態においては、初期設定後、条件設定部48で設定された条件に基づいて、エレベータ通常運行中に秤装置30の現状値等をサンプリングしているので、エレベータを休止させずにデータ較正を行うことができる。なお、条件を設定することなく、任意の時期に初期設置時と同様にテストウェイトを用いてデータを収集してもよい。
次に、エレベータシステム1の全体作用について説明する。
初期設定時
図7は、エレベータシステム1の初期設定時の作用を説明するフローチャートである。
まず、エレベータの運転モードを書き込みモードに設定し初期設定を行える状態にする(S10)。負荷率0%のかご16を最下階に位置させ(S12)、秤装置30はかご16内の荷重を検出し、演算部46に出力する(S14)。かご16を最下階から最上階まで走行させる(S16)。電流検出器26a,26bは、トルク電流を検出する(S18)。演算部46は、トルク電流が入力されると、一定速状態の平均トルク電流を算出する(S20)。かご16を最下階に戻す(S22)。かご16内の負荷率を変えて、例えば25%、50%、75%、100%を変えて、S14〜S22の動作を繰り返す(S24でYES)。所定の負荷率での測定が終了後(S24でNO)、演算部46は、負荷率−秤装置の検出値の関係、平均トルク電流−負荷率の関係を算出する(S26)。記憶部44は、これらの基準テーブルを記憶する(S28)。
初期設定後
図8は、エレベータシステム1の初期設定後の作用を説明するフローチャートである。
演算部46は、通常運行中に条件設定部48で設定されたサンプリング時期になったか否か判断する(S30)。サンプリング期間であれば(S30でYES)、秤装置30はかご16内の荷重を検出し、演算部46に出力する(S32)。電流検出器26a,26bは、トルク電流を検出する(S34)。演算部46は、トルク電流が入力されると、条件設定部48で設定されている走行条件のトルク電流から平均トルク電流を算出する(S36)。演算部46は、秤装置30の検出値が分散した、負荷率で言い換えると15%〜40%の離れた値のデータを収集する(S38)。分散したデータを収集する必要があれば(S38でNO)、S30〜S36の処理を繰り返す(S38でNO)。分散したデータの収集ができれば(S38でYES)、演算部46は、平均トルク電流−秤装置の検出値の関係を算出する(S40)。更に、演算部46は、算出した平均トルク電流−秤装置の検出値の関係と、記憶部44に記憶されている図2(b)に示す平均トルク電流−負荷率の関係とに基づいて、初期設定後の負荷率−秤装置の検出値との関係を算出する(S42)。演算部46は、記憶部44に記憶されていた図2(a)の初期設定時の負荷率−秤装置の検出値の関係を、図5に示す初期設定後の負荷率−秤装置の検出値の関係に較正する(S44)。これにより、経年変化した秤装置30の検出値を補正することができる。
実施形態のエレベータシステムの全体構成を示す図である。 秤装置の検出値と平均トルク電流の関係を説明する図である。 平均トルク電流の概念を示す図である。 初期設定後の平均トルク電流−秤装置の検出値の関係を説明する図である。 初期設定後の負荷率−秤装置の検出値の関係を説明する図である。 初期設定時と初期設定後の負荷率−秤装置の検出値の関係を説明する図である。 エレベータシステム1の初期設定時の作用を説明するフローチャートである。 エレベータシステム1の初期設定後の作用を説明するフローチャートである。
符号の説明
1 エレベータシステム、10 モータ、12 駆動網車、14 主ロープ、16 かご、18 釣合い錘、20 コンペンロープ、22 三相電源、24 インバータ、26a,26b 電流検出器、28 ロータリエンコーダ、30 秤装置、32 防振ゴム、34 速度指令発生部、36 速度制御部、38 秤較正部、40 秤補償部、42 トルク制御部、44 記憶部、46 演算部、48 条件設定部。

Claims (3)

  1. エレベータかごのかご内の荷重を検出する秤装置の較正装置であって、
    初期設定時、秤装置の検出値と一定距離走行させた場合にかご位置によって異なるトルク電流を平均化した平均トルク電流との関係を適正な関係として記憶する記憶手段と、
    初期設定後、秤装置の少なくとも2つの異なる検出値とかごを初期設定時と同じ距離走行させた場合の平均トルク電流の関係をサンプリングするサンプリング手段と、
    前記適正な関係となるように秤装置の補正値を算出する算出手段と、
    を備えることを特徴とするエレベータ用秤装置の較正装置。
  2. 請求項1に記載のエレベータ用秤装置の較正装置を備えるエレベータの駆動制御装置であって、
    前記サンプリング手段がエレベータ通常運行中にサンプリングするための条件を設定する条件設定手段を備えることを特徴とするエレベータの駆動制御装置。
  3. 請求項2に記載のエレベータの駆動制御装置であって、
    前記条件設定手段は、サンプリング手段が初期設定時と同じ距離走行させた場合の平均トルク電流をサンプリングするように、サンプリング条件を設定することを特徴とするエレベータの駆動制御装置。
JP2003294624A 2003-08-18 2003-08-18 エレベータ用秤装置の較正装置、及びエレベータ用秤装置の較正方法 Expired - Fee Related JP4216671B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003294624A JP4216671B2 (ja) 2003-08-18 2003-08-18 エレベータ用秤装置の較正装置、及びエレベータ用秤装置の較正方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003294624A JP4216671B2 (ja) 2003-08-18 2003-08-18 エレベータ用秤装置の較正装置、及びエレベータ用秤装置の較正方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005060070A true JP2005060070A (ja) 2005-03-10
JP4216671B2 JP4216671B2 (ja) 2009-01-28

Family

ID=34371138

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003294624A Expired - Fee Related JP4216671B2 (ja) 2003-08-18 2003-08-18 エレベータ用秤装置の較正装置、及びエレベータ用秤装置の較正方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4216671B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101154235B1 (ko) 2009-07-22 2012-06-18 현대엘리베이터주식회사 엘리베이터 위치에 따른 언발란스 보상방법
CN111731957A (zh) * 2020-08-10 2020-10-02 苏州汇川技术有限公司 电梯启动力的补偿方法、设备和电梯

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019008650A1 (ja) * 2017-07-03 2019-01-10 三菱電機株式会社 エレベーター制御装置およびエレベーター制御方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101154235B1 (ko) 2009-07-22 2012-06-18 현대엘리베이터주식회사 엘리베이터 위치에 따른 언발란스 보상방법
CN111731957A (zh) * 2020-08-10 2020-10-02 苏州汇川技术有限公司 电梯启动力的补偿方法、设备和电梯

Also Published As

Publication number Publication date
JP4216671B2 (ja) 2009-01-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11001481B2 (en) Load detector, and winding apparatus for crane comprising said detector
US20100300815A1 (en) Movement control of an elevator system
JP5036147B2 (ja) エレベータの速度制御装置、速度制御方法、および速度制御プログラム
JP2012056689A (ja) エレベータ
KR20180079417A (ko) 엘리베이터의 제어 장치
WO2006119787A1 (en) Method for controlling an elevator drive device and related operartion device for an elevator system
JP4216671B2 (ja) エレベータ用秤装置の較正装置、及びエレベータ用秤装置の較正方法
JP4727234B2 (ja) エレベータ装置
JPH0812206A (ja) エレベーターの制御装置
JP2011001169A (ja) エレベータの起動秤自動調整装置
JP2005170537A (ja) エレベータの制御装置
JP2012240796A (ja) エレベータの制御装置
CN113233268B (zh) 电梯运行控制方法、控制设备及计算机可读存储介质
JP7088415B2 (ja) 調整量算出装置およびエレベータ装置の調整方法
JPH0769557A (ja) エレベータの速度制御装置
JP2006232420A (ja) エレベータの荷重補償方法及び荷重補償装置
JP2006052040A (ja) エレベータの荷重校正方法及び校正装置
JP2015000796A (ja) エレベーター
JP2007238231A (ja) エレベータの制御装置
EP3974367A1 (en) Method of calibraring a load weighing device of an elevator system and elevator system
JPH10167595A (ja) エレベータの荷重検出装置
CN117545706A (zh) 用于适配电梯设备的对重的方法
JP2001019290A (ja) エレベータの制御装置
WO2022219682A1 (ja) エレベーターの制御システムおよびエレベーターの制御方法
JP2012111612A (ja) 可変速エレベータの制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050722

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070718

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071030

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071227

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080715

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080916

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081021

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081106

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4216671

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111114

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121114

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121114

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131114

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees