JP2005057591A - オーディオ信号符号化装置及びオーディオ信号復号化装置 - Google Patents

オーディオ信号符号化装置及びオーディオ信号復号化装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005057591A
JP2005057591A JP2003287854A JP2003287854A JP2005057591A JP 2005057591 A JP2005057591 A JP 2005057591A JP 2003287854 A JP2003287854 A JP 2003287854A JP 2003287854 A JP2003287854 A JP 2003287854A JP 2005057591 A JP2005057591 A JP 2005057591A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
conversion method
conversion
frequency domain
audio signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003287854A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhito Watanabe
泰仁 渡邊
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2003287854A priority Critical patent/JP2005057591A/ja
Publication of JP2005057591A publication Critical patent/JP2005057591A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)

Abstract

【課題】 オーディオ信号の圧縮効率を向上することができるオーディオ信号符号化装置を提供すること。
【解決手段】 オーディオ信号符号化装置10は、時間領域のオーディオ信号である時間領域信号を周波数領域のオーディオ信号である周波数領域信号に互いに異なる所定の変換方法で変換可能な変換器11及び変換器12と、時間領域信号の特性に基づいて複数の変換方法から特定の変換方法を選択する変換選択器13と、変換選択器13によって選択された変換方法で変換器11又は変換器12によって変換された周波数領域信号を符号化する符号化器14とを備え、符号化器14は、符号化した周波数領域信号と、変換選択器13によって選択された変換方法の情報との双方を含む信号を生成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、オーディオ信号を符号化するオーディオ信号符号化装置及び符号化されたオーディオ信号を復号化するオーディオ信号復号化装置に関する。
従来、オーディオ信号を符号化するオーディオ信号符号化装置として、時間領域のオーディオ信号を周波数領域のオーディオ信号に変換した後、変換した周波数領域のオーディオ信号に対してエントロピー符号化や知覚符号化などの符号化を行うものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特表2002−532765号公報(第14−15頁、第2図)
しかしながら、上述した従来のオーディオ信号符号化装置においては、オーディオ信号の特性に関わらず、時間領域のオーディオ信号を周波数領域のオーディオ信号に変換する変換方法が常に同じであるので、オーディオ信号の特性によっては圧縮効率が低い場合があるという問題が有った。
そこで、本発明は、オーディオ信号の圧縮効率を向上することができるオーディオ信号符号化装置を提供すること及びこのオーディオ信号符号化装置によって符号化されたオーディオ信号を復号化することができるオーディオ信号復号化装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明のオーディオ信号符号化装置は、時間領域のオーディオ信号である時間領域信号を周波数領域の前記オーディオ信号である周波数領域信号に複数の変換方法で変換可能な時間周波数変換手段と、前記時間領域信号の特性に基づいて前記複数の変換方法から特定の変換方法を選択する変換方法選択手段と、前記変換方法選択手段によって選択された前記変換方法で前記時間周波数変換手段によって変換された前記周波数領域信号を符号化する信号符号化手段と、前記信号符号化手段によって符号化された前記周波数領域信号及び前記変換方法選択手段によって選択された前記変換方法の情報の双方を含む信号を生成する信号生成手段とを備えた構成を有している。
この構成により、本発明のオーディオ信号符号化装置は、時間領域のオーディオ信号の特性に基づいて変換方法を選択し、選択した変換方法で時間領域のオーディオ信号から変換された周波数領域のオーディオ信号を符号化するので、オーディオ信号の圧縮効率を向上することができる。
また、本発明のオーディオ信号符号化装置は、時間領域のオーディオ信号を複数の変換方法で変換して周波数領域の前記オーディオ信号である周波数領域信号を複数生成する周波数領域信号生成手段と、前記周波数領域信号生成手段によって生成された複数の前記周波数領域信号の特性に基づいて前記複数の変換方法から特定の変換方法を選択する変換方法選択手段と、前記変換方法選択手段によって選択された前記変換方法で前記周波数領域信号生成手段によって生成された前記周波数領域信号を符号化する信号符号化手段と、前記信号符号化手段によって符号化された前記周波数領域信号及び前記変換方法選択手段によって選択された前記変換方法の情報の双方を含む信号を生成する信号生成手段とを備えた構成を有している。
この構成により、本発明のオーディオ信号符号化装置は、時間領域のオーディオ信号から変換された周波数領域のオーディオ信号の特性に基づいて変換方法を選択し、選択した変換方法で時間領域のオーディオ信号から変換された周波数領域のオーディオ信号を符号化するので、オーディオ信号の圧縮効率を向上することができる。
また、本発明のオーディオ信号符号化装置は、前記信号符号化手段は、前記変換方法選択手段によって選択された前記変換方法に応じた方法で前記周波数領域信号を符号化する構成を有している。
この構成により、本発明のオーディオ信号符号化装置は、周波数領域のオーディオ信号を符号化するときに、周波数領域のオーディオ信号を時間領域のオーディオ信号から変換した変換方法に応じた方法で符号化するので、周波数領域信号を符号化する方法が常に同じである場合と比較して、オーディオ信号の圧縮効率を向上することができる。
また、本発明のオーディオ信号復号化装置は、符号化された周波数領域のオーディオ信号である符号化周波数領域信号及び変換方法の情報の双方を含む信号に含まれる前記符号化周波数領域信号を復号化する信号復号化手段と、前記信号から前記変換方法を取得する変換方法取得手段と、前記信号復号化手段によって復号化された前記符号化周波数領域信号に前記変換方法取得手段によって取得された前記変換方法の逆変換を行って時間領域の前記オーディオ信号を生成する時間領域信号生成手段とを備えた構成を有している。
この構成により、本発明のオーディオ信号復号化装置は、オーディオ信号符号化装置によって符号化されたオーディオ信号を復号化することができる。
また、本発明のオーディオ信号復号化装置は、前記信号復号化手段は、前記変換方法取得手段によって取得された前記変換方法に応じた方法で前記符号化周波数領域信号を復号化する構成を有している。
この構成により、本発明のオーディオ信号復号化装置は、オーディオ信号符号化装置によって符号化されたオーディオ信号を復号化することができる。
以上に説明したように、本発明によれば、オーディオ信号の圧縮効率を向上することができるオーディオ信号符号化装置を提供すること及びこのオーディオ信号符号化装置によって符号化されたオーディオ信号を復号化することができるオーディオ信号復号化装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
(第1の実施の形態)
まず、第1の実施の形態に係るオーディオ信号符号化装置の構成について説明する。
図1に示すように、本実施の形態に係るオーディオ信号符号化装置10は、時間領域のオーディオ信号である時間領域信号を周波数領域のオーディオ信号である周波数領域信号に所定の変換方法で変換する変換器11と、変換器11の変換方法とは異なる所定の変換方法で時間領域信号を周波数領域信号に変換する変換器12とを備えている。即ち、変換器11及び変換器12は、複数の変換方法で時間領域信号を周波数領域信号に変換可能な時間周波数変換手段を構成している。
また、オーディオ信号符号化装置10は、外部から入力された時間領域信号の周波数特性や相関などの特性に基づいて変換器11の変換方法及び変換器12の変換方法から特定の変換方法を選択する変換方法選択手段としての変換選択器13と、周波数領域信号を符号化する符号化器14とを備えている。
なお、変換器11及び変換器12の変換方法としては、例えばMDCT(Modified Discrete Cosine Transform)変換、ヒルベルト変換、アダマール変換、ウェーブレット変換などの各種の変換方法がある。
また、変換選択器13は、変換方法を選択したとき、変換器11及び変換器12のうち、選択した変換方法で時間領域信号を周波数領域信号に変換する変換器のみに時間領域信号を転送するようになっている。そして、符号化器14は、変換器11及び変換器12によって変換された周波数領域信号を符号化するようになっている。即ち、符号化器14は、変換選択器13によって選択された変換方法で変換器11又は変換器12によって変換された周波数領域信号を符号化する信号符号化手段を構成している。
また、変換選択器13は、変換方法を選択したとき、選択した変換方法の情報を符号化器14に入力するようになっている。そして、符号化器14は、符号化した周波数領域信号と、変換選択器13から入力された変換方法の情報との双方を含む信号を生成し、生成した信号をビットストリームとして外部、例えばインターネットなどに出力するようになっている。即ち、符号化器14は、符号化した周波数領域信号と、変換選択器13によって選択された変換方法の情報との双方を含む信号を生成する信号生成手段を構成している。
次に、オーディオ信号符号化装置10の動作について説明する。
外部から変換選択器13に時間領域信号が入力されると、変換選択器13は、外部から入力された時間領域信号の特性に基づいて変換器11の変換方法及び変換器12の変換方法から特定の変換方法を選択し、変換器11及び変換器12のうち、選択した変換方法で時間領域信号を周波数領域信号に変換する変換器のみに時間領域信号を転送する。
また、変換選択器13は、変換器11の変換方法及び変換器12の変換方法から特定の変換方法を選択したとき、選択した変換方法の情報を符号化器14に入力する。
次いで、変換器11及び変換器12のうち、変換選択器13から時間領域信号が転送された変換器は、変換選択器13から転送された時間領域信号を所定の変換方法で周波数領域信号に変換し、変換した周波数領域信号を符号化器14に入力する。
そして、符号化器14は、変換器11又は変換器12から入力された周波数領域信号を符号化して、符号化した周波数領域信号と、変換選択器13から入力された変換方法の情報との双方を含む信号を生成し、生成した信号をビットストリームとして外部に出力する。
以上に説明したように、オーディオ信号符号化装置10は、例えば、オーディオ信号が音声及び音楽の何れの信号であるのかといったことや、オーディオ信号が音楽の信号であるときにはどのような種類の音楽の信号であるのかといったことなどで異なる時間領域信号の特性に基づいて変換方法を選択し、選択した変換方法で時間領域信号から変換された周波数領域信号を符号化するので、時間領域信号を周波数領域信号に変換する変換方法が常に同じである場合と比較して、オーディオ信号の圧縮効率を向上することができる。
なお、オーディオ信号符号化装置10は、変換器11及び変換器12という2つの変換器を備えているが、例えばオーディオ信号符号化装置10自身の大きさなどに応じて、3つ以上の変換器を備えていても良い。
また、オーディオ信号符号化装置10は、変換方法の情報を符号化せずに外部に出力するようになっているが、変換方法の情報を符号化して外部に出力するようになっていても良い。
(第2の実施の形態)
まず、第2の実施の形態に係るオーディオ信号符号化装置の構成について説明する。なお、第2の実施の形態に係るオーディオ信号符号化装置の構成のうち、第1の実施の形態に係るオーディオ信号符号化装置10(図1参照。)の構成と同様な構成については、オーディオ信号符号化装置10の構成と同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
図2に示すように、本実施の形態に係るオーディオ信号符号化装置20の構成は、周波数領域信号を符号化する符号化器21及び符号化器22を、符号化器14(図1参照。)に代えてオーディオ信号符号化装置10(図1参照。)が備えた構成と同様である。
なお、変換選択器13は、変換方法を選択したとき、変換器11及び変換器12のうち、選択した変換方法で時間領域信号を周波数領域信号に変換する変換器のみに時間領域信号を転送するようになっている。そして、符号化器21は、変換器11によって変換された周波数領域信号を符号化するようになっており、符号化器22は、変換器12によって変換された周波数領域信号を符号化するようになっている。即ち、符号化器21は、変換選択器13によって選択された変換方法で変換器11によって変換された周波数領域信号を、変換選択器13によって選択された変換方法に応じた方法で符号化する信号符号化手段を構成している。また、符号化器22は、変換選択器13によって選択された変換方法で変換器12によって変換された周波数領域信号を、変換選択器13によって選択された変換方法に応じた方法で符号化する信号符号化手段を構成している。
また、変換選択器13は、変換方法を選択したとき、選択した変換方法の情報を符号化器21及び符号化器22に入力するようになっている。そして、符号化器21及び符号化器22は、符号化した周波数領域信号と、変換選択器13から入力された変換方法の情報との双方を含む信号を生成し、生成した信号をビットストリームとして外部に出力するようになっている。即ち、符号化器21及び符号化器22は、符号化した周波数領域信号と、変換選択器13によって選択された変換方法の情報との双方を含む信号を生成する信号生成手段を構成している。
次に、オーディオ信号符号化装置20の動作について説明する。
外部から変換選択器13に時間領域信号が入力されると、変換選択器13は、外部から入力された時間領域信号の特性に基づいて変換器11の変換方法及び変換器12の変換方法から特定の変換方法を選択し、変換器11及び変換器12のうち、選択した変換方法で時間領域信号を周波数領域信号に変換する変換器のみに時間領域信号を転送する。
また、変換選択器13は、変換器11の変換方法及び変換器12の変換方法から特定の変換方法を選択したとき、選択した変換方法の情報を符号化器21及び符号化器22に入力する。
次いで、変換器11及び変換器12のうち、変換選択器13から時間領域信号が転送された変換器は、変換選択器13から転送された時間領域信号を所定の変換方法で周波数領域信号に変換し、変換した周波数領域信号を符号化器21又は符号化器22に入力する。
そして、符号化器21及び符号化器22のうち、変換器11又は変換器12から周波数領域信号が入力された符号化器は、変換器11又は変換器12から入力された周波数領域信号を符号化して、符号化した周波数領域信号と、変換選択器13から入力された変換方法の情報との双方を含む信号を生成し、生成した信号をビットストリームとして外部に出力する。
以上に説明したように、オーディオ信号符号化装置20は、例えば、オーディオ信号が音声及び音楽の何れの信号であるのかといったことや、オーディオ信号が音楽の信号であるときにはどのような種類の音楽の信号であるのかといったことなどで異なる時間領域信号の特性に基づいて変換方法を選択し、選択した変換方法で時間領域信号から変換された周波数領域信号を符号化するので、時間領域信号を周波数領域信号に変換する変換方法が常に同じである場合と比較して、オーディオ信号の圧縮効率を向上することができる。
また、オーディオ信号符号化装置20は、周波数領域信号を符号化するときに、周波数領域信号を時間領域信号から変換した変換方法に応じた最適な方法で符号化するので、周波数領域信号を符号化する方法が常に同じである場合と比較して、オーディオ信号の圧縮効率を向上することができる。
なお、オーディオ信号符号化装置20は、変換器11及び変換器12という2つの変換器を備えているが、例えばオーディオ信号符号化装置20自身の大きさなどに応じて、3つ以上の変換器を備えていても良い。
また、オーディオ信号符号化装置20は、変換方法の情報を符号化せずに外部に出力するようになっているが、変換方法の情報を符号化して外部に出力するようになっていても良い。
(第3の実施の形態)
まず、第3の実施の形態に係るオーディオ信号符号化装置の構成について説明する。
図3に示すように、本実施の形態に係るオーディオ信号符号化装置30は、外部から入力された時間領域信号を周波数領域信号に所定の変換方法で変換する変換器31と、外部から入力された時間領域信号を周波数領域信号に変換器31の変換方法とは異なる所定の変換方法で変換する変換器32とを備えている。即ち、変換器31及び変換器32は、複数の変換方法で時間領域信号を周波数領域信号に変換可能な時間周波数変換手段を構成している。
また、オーディオ信号符号化装置30は、外部から入力された時間領域信号の周波数特性や相関などの特性に基づいて変換器31の変換方法及び変換器32の変換方法から特定の変換方法を選択する変換方法選択手段としての変換選択器33と、周波数領域信号を符号化する符号化器34とを備えている。
なお、変換器31及び変換器32の変換方法としては、例えばMDCT変換、ヒルベルト変換、アダマール変換、ウェーブレット変換などの各種の変換方法がある。
また、変換選択器33は、変換方法を選択したとき、変換器31及び変換器32のうち、選択した変換方法で時間領域信号を周波数領域信号に変換する変換器によって変換された周波数領域信号のみを符号化器34に転送するようになっている。そして、符号化器34は、変換選択器33によって転送された周波数領域信号を符号化するようになっている。即ち、符号化器34は、変換選択器33によって選択された変換方法で変換器31又は変換器32によって変換された周波数領域信号を符号化する信号符号化手段を構成している。
また、変換選択器33は、変換方法を選択したとき、選択した変換方法の情報を符号化器34に入力するようになっている。そして、符号化器34は、符号化した周波数領域信号と、変換選択器33から入力された変換方法の情報との双方を含む信号を生成し、生成した信号をビットストリームとして外部、例えばインターネットなどに出力するようになっている。即ち、符号化器34は、符号化した周波数領域信号と、変換選択器33によって選択された変換方法の情報との双方を含む信号を生成する信号生成手段を構成している。
次に、オーディオ信号符号化装置30の動作について説明する。
外部から変換器31、変換器32及び変換選択器33に時間領域信号が入力されると、変換器31及び変換器32は、外部から入力された時間領域信号を所定の変換方法で周波数領域信号に変換し、変換した周波数領域信号を変換選択器33に入力する。
次いで、変換選択器33は、外部から入力された時間領域信号の特性に基づいて変換器31の変換方法及び変換器32の変換方法から特定の変換方法を選択し、変換器31及び変換器32のうち、選択した変換方法で時間領域信号を周波数領域信号に変換する変換器によって変換された周波数領域信号のみを符号化器34に転送する。
また、変換選択器33は、変換器31の変換方法及び変換器32の変換方法から特定の変換方法を選択したとき、選択した変換方法の情報を符号化器34に入力する。
そして、符号化器34は、変換選択器33から入力された周波数領域信号を符号化して、符号化した周波数領域信号と、変換選択器33から入力された変換方法の情報との双方を含む信号を生成し、生成した信号をビットストリームとして外部に出力する。
以上に説明したように、オーディオ信号符号化装置30は、例えば、オーディオ信号が音声及び音楽の何れの信号であるのかといったことや、オーディオ信号が音楽の信号であるときにはどのような種類の音楽の信号であるのかといったことなどで異なる時間領域信号の特性に基づいて変換方法を選択し、選択した変換方法で時間領域信号から変換された周波数領域信号を符号化するので、時間領域信号を周波数領域信号に変換する変換方法が常に同じである場合と比較して、オーディオ信号の圧縮効率を向上することができる。
なお、オーディオ信号符号化装置30は、変換器31及び変換器32という2つの変換器を備えているが、例えばオーディオ信号符号化装置30自身の大きさなどに応じて、3つ以上の変換器を備えていても良い。
また、オーディオ信号符号化装置30は、変換方法の情報を符号化せずに外部に出力するようになっているが、変換方法の情報を符号化して外部に出力するようになっていても良い。
(第4の実施の形態)
まず、第4の実施の形態に係るオーディオ信号符号化装置の構成について説明する。なお、第4の実施の形態に係るオーディオ信号符号化装置の構成のうち、第3の実施の形態に係るオーディオ信号符号化装置30(図3参照。)の構成と同様な構成については、オーディオ信号符号化装置30の構成と同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
図4に示すように、本実施の形態に係るオーディオ信号符号化装置40の構成は、外部から入力された時間領域信号の周波数特性や相関などの特性に基づいて変換器31の変換方法及び変換器32の変換方法から特定の変換方法を選択する変換方法選択手段としての変換選択器41と、周波数領域信号を符号化する符号化器42及び符号化器43とを、変換選択器33(図3参照。)及び符号化器34(図3参照。)に代えてオーディオ信号符号化装置30(図3参照。)が備えた構成と同様である。
なお、符号化器42及び符号化器43は、それぞれ変換器31及び変換器32に対応している。
また、変換選択器41は、変換方法を選択したとき、変換器31及び変換器32のうち、選択した変換方法で時間領域信号を周波数領域信号に変換する変換器によって変換された周波数領域信号のみを、符号化器42及び符号化器43のうち、選択した変換方法で時間領域信号を周波数領域信号に変換する変換器に対応した符号化器のみに転送するようになっている。そして、符号化器42及び符号化器43は、変換選択器41によって転送された周波数領域信号を符号化するようになっている。即ち、符号化器42及び符号化器43は、変換選択器41によって選択された変換方法で変換器31又は変換器32によって変換された周波数領域信号を符号化する信号符号化手段を構成している。
また、変換選択器41は、変換方法を選択したとき、選択した変換方法の情報を符号化器42及び符号化器43に入力するようになっている。そして、符号化器42及び符号化器43は、符号化した周波数領域信号と、変換選択器41から入力された変換方法の情報との双方を含む信号を生成し、生成した信号をビットストリームとして外部、例えばインターネットなどに出力するようになっている。即ち、符号化器42及び符号化器43は、符号化した周波数領域信号と、変換選択器41によって選択された変換方法の情報との双方を含む信号を生成する信号生成手段を構成している。
次に、オーディオ信号符号化装置40の動作について説明する。
外部から変換器31、変換器32及び変換選択器41に時間領域信号が入力されると、変換器31及び変換器32は、外部から入力された時間領域信号を所定の変換方法で周波数領域信号に変換し、変換した周波数領域信号を変換選択器41に入力する。
次いで、変換選択器41は、外部から入力された時間領域信号の特性に基づいて変換器31の変換方法及び変換器32の変換方法から特定の変換方法を選択し、変換器31及び変換器32のうち、選択した変換方法で時間領域信号を周波数領域信号に変換する変換器によって変換された周波数領域信号のみを、符号化器42及び符号化器43のうち、選択した変換方法で時間領域信号を周波数領域信号に変換する変換器に対応した符号化器のみに転送する。例えば、変換選択器41は、変換器31の変換方法を選択したとき、変換器31によって変換された周波数領域信号のみを符号化器42のみに転送し、変換器32の変換方法を選択したとき、変換器32によって変換された周波数領域信号のみを符号化器43のみに転送する。
また、変換選択器41は、変換器31の変換方法及び変換器32の変換方法から特定の変換方法を選択したとき、選択した変換方法の情報を符号化器42及び符号化器43に入力する。
そして、符号化器42及び符号化器43のうち、変換選択器41から周波数領域信号が転送された符号化器は、変換選択器41から入力された周波数領域信号を符号化して、符号化した周波数領域信号と、変換選択器41から入力された変換方法の情報との双方を含む信号を生成し、生成した信号をビットストリームとして外部に出力する。
以上に説明したように、オーディオ信号符号化装置40は、例えば、オーディオ信号が音声及び音楽の何れの信号であるのかといったことや、オーディオ信号が音楽の信号であるときにはどのような種類の音楽の信号であるのかといったことなどで異なる時間領域信号の特性に基づいて変換方法を選択し、選択した変換方法で時間領域信号から変換された周波数領域信号を符号化するので、時間領域信号を周波数領域信号に変換する変換方法が常に同じである場合と比較して、オーディオ信号の圧縮効率を向上することができる。
また、オーディオ信号符号化装置40は、周波数領域信号を符号化するときに、周波数領域信号を時間領域信号から変換した変換方法に応じた最適な方法で符号化するので、周波数領域信号を符号化する方法が常に同じである場合と比較して、オーディオ信号の圧縮効率を向上することができる。
なお、オーディオ信号符号化装置40は、変換器31及び変換器32という2つの変換器を備えているが、例えばオーディオ信号符号化装置40自身の大きさなどに応じて、3つ以上の変換器を備えていても良い。同様に、オーディオ信号符号化装置40は、符号化器42及び符号化器43という2つの符号化器を備えているが、例えばオーディオ信号符号化装置40自身の大きさなどに応じて、3つ以上の符号化器を備えていても良い。
また、オーディオ信号符号化装置40は、変換方法の情報を符号化せずに外部に出力するようになっているが、変換方法の情報を符号化して外部に出力するようになっていても良い。
(第5の実施の形態)
まず、第5の実施の形態に係るオーディオ信号符号化装置の構成について説明する。
図5に示すように、本実施の形態に係るオーディオ信号符号化装置50は、外部から入力された時間領域信号を周波数領域信号に所定の変換方法で変換する変換器51と、外部から入力された時間領域信号を周波数領域信号に変換器51の変換方法とは異なる所定の変換方法で変換する変換器52とを備えている。即ち、変換器51及び変換器52は、時間領域信号を複数の変換方法で変換して周波数領域信号を複数生成する周波数領域信号生成手段を構成している。
また、オーディオ信号符号化装置50は、変換器51及び変換器52によって生成された複数の周波数領域信号の周波数特性や相関などの特性に基づいて変換器51の変換方法及び変換器52の変換方法から特定の変換方法を選択する変換方法選択手段としての変換選択器53と、周波数領域信号を符号化する符号化器54とを備えている。
なお、変換器51及び変換器52の変換方法としては、例えばMDCT変換、ヒルベルト変換、アダマール変換、ウェーブレット変換などの各種の変換方法がある。
また、変換選択器53は、変換方法を選択したとき、変換器51及び変換器52のうち、選択した変換方法で時間領域信号を周波数領域信号に変換する変換器によって変換された周波数領域信号のみを符号化器54に転送するようになっている。そして、符号化器54は、変換選択器53によって転送された周波数領域信号を符号化するようになっている。即ち、符号化器54は、変換選択器53によって選択された変換方法で変換器51又は変換器52によって変換された周波数領域信号を符号化する信号符号化手段を構成している。
また、変換選択器53は、変換方法を選択したとき、選択した変換方法の情報を符号化器54に入力するようになっている。そして、符号化器54は、符号化した周波数領域信号と、変換選択器53から入力された変換方法の情報との双方を含む信号を生成し、生成した信号をビットストリームとして外部、例えばインターネットなどに出力するようになっている。即ち、符号化器54は、符号化した周波数領域信号と、変換選択器53によって選択された変換方法の情報との双方を含む信号を生成する信号生成手段を構成している。
次に、オーディオ信号符号化装置50の動作について説明する。
外部から変換器51及び変換器52に時間領域信号が入力されると、変換器51及び変換器52は、外部から入力された時間領域信号を所定の変換方法で周波数領域信号に変換し、変換した周波数領域信号を変換選択器53に入力する。
次いで、変換選択器53は、変換器51及び変換器52から入力された周波数領域信号の特性に基づいて変換器51の変換方法及び変換器52の変換方法から特定の変換方法を選択し、変換器51及び変換器52のうち、選択した変換方法で時間領域信号を周波数領域信号に変換する変換器によって変換された周波数領域信号のみを符号化器54に転送する。
また、変換選択器53は、変換器51の変換方法及び変換器52の変換方法から特定の変換方法を選択したとき、選択した変換方法の情報を符号化器54に入力する。
そして、符号化器54は、変換選択器53から入力された周波数領域信号を符号化して、符号化した周波数領域信号と、変換選択器53から入力された変換方法の情報との双方を含む信号を生成し、生成した信号をビットストリームとして外部に出力する。
以上に説明したように、オーディオ信号符号化装置50は、時間領域信号から変換された周波数領域信号の特性に基づいて符号化に最適な変換方法を選択し、選択した変換方法で時間領域信号から変換された周波数領域信号を符号化するので、時間領域信号を周波数領域信号に変換する変換方法が常に同じである場合と比較して、オーディオ信号の圧縮効率を向上することができる。
なお、オーディオ信号符号化装置50は、変換器51及び変換器52という2つの変換器を備えているが、例えばオーディオ信号符号化装置50自身の大きさなどに応じて、3つ以上の変換器を備えていても良い。
また、オーディオ信号符号化装置50は、変換方法の情報を符号化せずに外部に出力するようになっているが、変換方法の情報を符号化して外部に出力するようになっていても良い。
(第6の実施の形態)
まず、第6の実施の形態に係るオーディオ信号符号化装置の構成について説明する。なお、第6の実施の形態に係るオーディオ信号符号化装置の構成のうち、第5の実施の形態に係るオーディオ信号符号化装置50(図5参照。)の構成と同様な構成については、オーディオ信号符号化装置50の構成と同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
図6に示すように、本実施の形態に係るオーディオ信号符号化装置60の構成は、変換器51及び変換器52によって生成された複数の周波数領域信号の周波数特性や相関などの特性に基づいて変換器51の変換方法及び変換器52の変換方法から特定の変換方法を選択する変換方法選択手段としての変換選択器61と、周波数領域信号を符号化する符号化器62及び符号化器63とを、変換選択器53(図5参照。)及び符号化器54(図5参照。)に代えてオーディオ信号符号化装置50(図5参照。)が備えた構成と同様である。
なお、符号化器62及び符号化器63は、それぞれ変換器51及び変換器52に対応している。
また、変換選択器61は、変換方法を選択したとき、変換器51及び変換器52のうち、選択した変換方法で時間領域信号を周波数領域信号に変換する変換器によって変換された周波数領域信号のみを、符号化器62及び符号化器63のうち、選択した変換方法で時間領域信号を周波数領域信号に変換する変換器に対応した符号化器のみに転送するようになっている。そして、符号化器62及び符号化器63は、変換選択器61によって転送された周波数領域信号を符号化するようになっている。即ち、符号化器62及び符号化器63は、変換選択器61によって選択された変換方法で変換器51又は変換器52によって変換された周波数領域信号を符号化する信号符号化手段を構成している。
また、変換選択器61は、変換方法を選択したとき、選択した変換方法の情報を符号化器62及び符号化器63に入力するようになっている。そして、符号化器62及び符号化器63は、符号化した周波数領域信号と、変換選択器61から入力された変換方法の情報との双方を含む信号を生成し、生成した信号をビットストリームとして外部、例えばインターネットなどに出力するようになっている。即ち、符号化器62及び符号化器63は、符号化した周波数領域信号と、変換選択器61によって選択された変換方法の情報との双方を含む信号を生成する信号生成手段を構成している。
次に、オーディオ信号符号化装置60の動作について説明する。
外部から変換器51及び変換器52に時間領域信号が入力されると、変換器51及び変換器52は、外部から入力された時間領域信号を所定の変換方法で周波数領域信号に変換し、変換した周波数領域信号を変換選択器61に入力する。
次いで、変換選択器61は、変換器51及び変換器52から入力された周波数領域信号の特性に基づいて変換器51の変換方法及び変換器52の変換方法から特定の変換方法を選択し、変換器51及び変換器52のうち、選択した変換方法で時間領域信号を周波数領域信号に変換する変換器によって変換された周波数領域信号のみを、符号化器62及び符号化器63のうち、選択した変換方法で時間領域信号を周波数領域信号に変換する変換器に対応した符号化器のみに転送する。例えば、変換選択器61は、変換器51の変換方法を選択したとき、変換器51によって変換された周波数領域信号のみを符号化器62のみに転送し、変換器52の変換方法を選択したとき、変換器52によって変換された周波数領域信号のみを符号化器63のみに転送する。
また、変換選択器61は、変換器51の変換方法及び変換器52の変換方法から特定の変換方法を選択したとき、選択した変換方法の情報を符号化器62及び符号化器63に入力する。
そして、符号化器62及び符号化器63のうち、変換選択器61から周波数領域信号が転送された符号化器は、変換選択器61から入力された周波数領域信号を符号化して、符号化した周波数領域信号と、変換選択器61から入力された変換方法の情報との双方を含む信号を生成し、生成した信号をビットストリームとして外部に出力する。
以上に説明したように、オーディオ信号符号化装置60は、時間領域信号から変換された周波数領域信号の特性に基づいて符号化に最適な変換方法を選択し、選択した変換方法で時間領域信号から変換された周波数領域信号を符号化するので、時間領域信号を周波数領域信号に変換する変換方法が常に同じである場合と比較して、オーディオ信号の圧縮効率を向上することができる。
また、オーディオ信号符号化装置60は、周波数領域信号を符号化するときに、周波数領域信号を時間領域信号から変換した変換方法に応じた最適な方法で符号化するので、周波数領域信号を符号化する方法が常に同じである場合と比較して、オーディオ信号の圧縮効率を向上することができる。
なお、オーディオ信号符号化装置60は、変換器51及び変換器52という2つの変換器を備えているが、例えばオーディオ信号符号化装置60自身の大きさなどに応じて、3つ以上の変換器を備えていても良い。同様に、オーディオ信号符号化装置60は、符号化器62及び符号化器63という2つの符号化器を備えているが、例えばオーディオ信号符号化装置60自身の大きさなどに応じて、3つ以上の符号化器を備えていても良い。
また、オーディオ信号符号化装置60は、変換方法の情報を符号化せずに外部に出力するようになっているが、変換方法の情報を符号化して外部に出力するようになっていても良い。
(第7の実施の形態)
まず、第7の実施の形態に係るオーディオ信号復号化装置の構成について説明する。
図7に示すように、本実施の形態に係るオーディオ信号復号化装置70は、符号化された周波数領域信号である符号化周波数領域信号と、変換方法の情報との双方を含む信号が外部からビットストリームとして入力されてビットストリームに含まれる符号化周波数領域信号を復号化する信号復号化手段としての復号化器71を備えている。ここで、復号化器71は、外部から入力されたビットストリームに含まれる符号化周波数領域信号を復号化したとき、復号化した符号化周波数領域信号、即ち、周波数領域信号と、外部から入力されたビットストリームに含まれる変換方法の情報とを出力するようになっている。
また、オーディオ信号復号化装置70は、復号化器71によって出力された変換方法の情報に基づいて変換方法を取得する変換方法取得手段としての変換取得器72と、周波数領域信号に所定の変換方法の逆変換を行って時間領域信号を生成する逆変換器73及び逆変換器74とを備えている。ここで、逆変換器73及び逆変換器74は、互いに異なる方法で逆変換を行うように設定されている。
なお、逆変換器73及び逆変換器74で行われる逆変換の方法としては、例えばMDCT変換の逆変換、ヒルベルト変換の逆変換、アダマール変換の逆変換、ウェーブレット変換の逆変換などの各種の方法がある。
また、変換取得器72は、変換方法を取得したとき、逆変換器73及び逆変換器74のうち、取得した変換方法の逆変換を行う逆変換器のみに、復号化器71によって出力された周波数領域信号を転送するようになっている。そして、逆変換器73及び逆変換器74は、変換取得器72によって転送された周波数領域信号に所定の変換方法の逆変換を行って時間領域信号を生成し、生成した時間領域信号を外部に出力するようになっている。即ち、逆変換器73及び逆変換器74は、復号化器71によって復号化された符号化周波数領域信号である周波数領域信号に変換取得器72によって取得された変換方法の逆変換を行って時間領域信号を生成する時間領域信号生成手段を構成している。
次に、オーディオ信号復号化装置70の動作について説明する。
符号化周波数領域信号と、変換方法の情報との双方を含む信号が外部からビットストリームとして復号化器71に入力されると、復号化器71は、外部から入力されたビットストリームに含まれる符号化周波数領域信号を復号化し、復号化した周波数領域信号と、外部から入力されたビットストリームに含まれる変換方法の情報とを出力する。
次いで、変換取得器72は、復号化器71によって出力された変換方法の情報に基づいて変換方法を取得し、逆変換器73及び逆変換器74のうち、取得した変換方法の逆変換を行う逆変換器のみに、復号化器71によって出力された周波数領域信号を転送する。
そして、逆変換器73及び逆変換器74のうち、変換取得器72によって周波数領域信号が転送された逆変換器は、変換取得器72によって転送された周波数領域信号に所定の変換方法の逆変換を行って時間領域信号を生成し、生成した時間領域信号を外部に出力する。
以上に説明したように、オーディオ信号復号化装置70は、図1から図6までに示すオーディオ信号符号化装置10、20、30、40、50、60によって符号化されたオーディオ信号を復号化することができる。
なお、オーディオ信号復号化装置70は、逆変換器73及び逆変換器74という2つの逆変換器を備えているが、例えばオーディオ信号復号化装置70自身の大きさなどに応じて、3つ以上の逆変換器を備えていても良い。
また、オーディオ信号復号化装置70は、外部から入力された変換方法の情報を復号化せずに利用するようになっているが、外部から入力された変換方法の情報が符号化されている場合には変換方法の情報を復号化して利用するようになっていても良い。
(第8の実施の形態)
まず、第8の実施の形態に係るオーディオ信号復号化装置の構成について説明する。なお、第8の実施の形態に係るオーディオ信号復号化装置の構成のうち、第7の実施の形態に係るオーディオ信号復号化装置70(図7参照。)の構成と同様な構成については、オーディオ信号復号化装置70の構成と同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
図8に示すように、本実施の形態に係るオーディオ信号復号化装置80の構成は、符号化された周波数領域信号である符号化周波数領域信号及び変換方法の情報の双方を含む信号が外部からビットストリームとして入力されてビットストリームに含まれる変換方法の情報に基づいて変換方法を取得する変換方法取得手段としての変換取得器81と、符号化周波数領域信号を復号化する復号化器82及び復号化器83とを、復号化器71(図7参照。)に代えてオーディオ信号復号化装置70(図7参照。)が備えた構成と同様である。
なお、復号化器82及び復号化器83は、それぞれ逆変換器73及び逆変換器74に対応している。
また、変換取得器81は、変換方法を取得したとき、復号化器82及び復号化器83のうち、取得した変換方法の逆変換を行う逆変換器に対応した復号化器のみにビットストリームを転送するようになっている。そして、復号化器82及び復号化器83は、変換取得器81によって転送されたビットストリームに含まれる符号化周波数領域信号を復号化し、復号化した符号化周波数領域信号、即ち、周波数領域信号と、変換取得器81によって転送されたビットストリームに含まれる変換方法の情報とを変換取得器72に向けて出力するようになっている。即ち、復号化器82及び復号化器83は、ビットストリームに含まれる符号化周波数領域信号を、変換取得器81によって取得された変換方法に応じた方法で復号化する信号復号化手段を構成している。
次に、オーディオ信号復号化装置80の動作について説明する。
符号化周波数領域信号と、変換方法の情報との双方を含む信号が外部からビットストリームとして変換取得器81に入力されると、変換取得器81は、外部から入力されたビットストリームに含まれる変換方法の情報に基づいて変換方法を取得し、復号化器82及び復号化器83のうち、取得した変換方法の逆変換を行う逆変換器に対応した復号化器のみにビットストリームを転送する。
そして、復号化器82及び復号化器83のうち、変換取得器81によってビットストリームが転送された復号化器は、変換取得器81によって転送されたビットストリームに含まれる符号化周波数領域信号を復号化し、復号化した周波数領域信号と、外部から入力されたビットストリームに含まれる変換方法の情報とを変換取得器72に向けて出力する。
次いで、変換取得器72は、復号化器82又は復号化器83によって出力された変換方法の情報に基づいて変換方法を取得し、逆変換器73及び逆変換器74のうち、取得した変換方法の逆変換を行う逆変換器のみに、復号化器82又は復号化器83によって出力された周波数領域信号を転送する。
そして、逆変換器73及び逆変換器74のうち、変換取得器72によって周波数領域信号が転送された逆変換器は、変換取得器72によって転送された周波数領域信号に所定の変換方法の逆変換を行って時間領域信号を生成し、生成した時間領域信号を外部に出力する。
以上に説明したように、オーディオ信号復号化装置80は、図1から図6までに示すオーディオ信号符号化装置10、20、30、40、50、60によって符号化されたオーディオ信号を復号化することができる。
なお、オーディオ信号復号化装置80は、逆変換器73及び逆変換器74という2つの逆変換器を備えているが、例えばオーディオ信号復号化装置80自身の大きさなどに応じて、3つ以上の逆変換器を備えていても良い。同様に、オーディオ信号復号化装置80は、復号化器82及び復号化器83という2つの復号化器を備えているが、例えばオーディオ信号復号化装置80自身の大きさなどに応じて、3つ以上の復号化器を備えていても良い。
また、オーディオ信号復号化装置80は、外部から入力された変換方法の情報を復号化せずに利用するようになっているが、外部から入力された変換方法の情報が符号化されている場合には変換方法の情報を復号化して利用するようになっていても良い。
以上のように、本発明に係るオーディオ信号符号化装置は、オーディオ信号の圧縮効率を向上することが必要なオーディオ信号符号化装置等として有用である。
本発明の第1の形態に係るオーディオ信号符号化装置のブロック図 本発明の第2の形態に係るオーディオ信号符号化装置のブロック図 本発明の第3の形態に係るオーディオ信号符号化装置のブロック図 本発明の第4の形態に係るオーディオ信号符号化装置のブロック図 本発明の第5の形態に係るオーディオ信号符号化装置のブロック図 本発明の第6の形態に係るオーディオ信号符号化装置のブロック図 本発明の第7の形態に係るオーディオ信号復号化装置のブロック図 本発明の第8の形態に係るオーディオ信号復号化装置のブロック図
符号の説明
10 オーディオ信号符号化装置
11、12 変換器(時間周波数変換手段)
13 変換選択器(変換方法選択手段)
14 符号化器(信号符号化手段、信号生成手段)
20 オーディオ信号符号化装置
21、22 符号化器(信号符号化手段、信号生成手段)
30 オーディオ信号符号化装置
31、32 変換器(時間周波数変換手段)
33 変換選択器(変換方法選択手段)
34 符号化器(信号符号化手段、信号生成手段)
40 オーディオ信号符号化装置
41 変換選択器(変換方法選択手段)
42、43 符号化器(信号符号化手段、信号生成手段)
50 オーディオ信号符号化装置
51、52 変換器(周波数領域信号生成手段)
53 変換選択器(変換方法選択手段)
54 符号化器(信号符号化手段、信号生成手段)
60 オーディオ信号符号化装置
61 変換選択器(変換方法選択手段)
62、63 符号化器(信号符号化手段、信号生成手段)
70 オーディオ信号復号化装置
71 復号化器(信号復号化手段)
72 変換取得器(変換方法取得手段)
73、74 逆変換器(時間領域信号生成手段)
80 オーディオ信号復号化装置
81 変換取得器(変換方法取得手段)
82、83 復号化器(信号復号化手段)

Claims (5)

  1. 時間領域のオーディオ信号である時間領域信号を周波数領域の前記オーディオ信号である周波数領域信号に複数の変換方法で変換可能な時間周波数変換手段と、前記時間領域信号の特性に基づいて前記複数の変換方法から特定の変換方法を選択する変換方法選択手段と、前記変換方法選択手段によって選択された前記変換方法で前記時間周波数変換手段によって変換された前記周波数領域信号を符号化する信号符号化手段と、前記信号符号化手段によって符号化された前記周波数領域信号及び前記変換方法選択手段によって選択された前記変換方法の情報の双方を含む信号を生成する信号生成手段とを備えたことを特徴とするオーディオ信号符号化装置。
  2. 時間領域のオーディオ信号を複数の変換方法で変換して周波数領域の前記オーディオ信号である周波数領域信号を複数生成する周波数領域信号生成手段と、前記周波数領域信号生成手段によって生成された複数の前記周波数領域信号の特性に基づいて前記複数の変換方法から特定の変換方法を選択する変換方法選択手段と、前記変換方法選択手段によって選択された前記変換方法で前記周波数領域信号生成手段によって生成された前記周波数領域信号を符号化する信号符号化手段と、前記信号符号化手段によって符号化された前記周波数領域信号及び前記変換方法選択手段によって選択された前記変換方法の情報の双方を含む信号を生成する信号生成手段とを備えたことを特徴とするオーディオ信号符号化装置。
  3. 前記信号符号化手段は、前記変換方法選択手段によって選択された前記変換方法に応じた方法で前記周波数領域信号を符号化することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のオーディオ信号符号化装置。
  4. 符号化された周波数領域のオーディオ信号である符号化周波数領域信号及び変換方法の情報の双方を含む信号に含まれる前記符号化周波数領域信号を復号化する信号復号化手段と、前記信号から前記変換方法を取得する変換方法取得手段と、前記信号復号化手段によって復号化された前記符号化周波数領域信号に前記変換方法取得手段によって取得された前記変換方法の逆変換を行って時間領域の前記オーディオ信号を生成する時間領域信号生成手段とを備えたことを特徴とするオーディオ信号復号化装置。
  5. 前記信号復号化手段は、前記変換方法取得手段によって取得された前記変換方法に応じた方法で前記符号化周波数領域信号を復号化することを特徴とする請求項4に記載のオーディオ信号復号化装置。
JP2003287854A 2003-08-06 2003-08-06 オーディオ信号符号化装置及びオーディオ信号復号化装置 Pending JP2005057591A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003287854A JP2005057591A (ja) 2003-08-06 2003-08-06 オーディオ信号符号化装置及びオーディオ信号復号化装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003287854A JP2005057591A (ja) 2003-08-06 2003-08-06 オーディオ信号符号化装置及びオーディオ信号復号化装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005057591A true JP2005057591A (ja) 2005-03-03

Family

ID=34366717

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003287854A Pending JP2005057591A (ja) 2003-08-06 2003-08-06 オーディオ信号符号化装置及びオーディオ信号復号化装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005057591A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010510540A (ja) * 2006-11-17 2010-04-02 サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド オーディオ及び/またはスピーチ信号符号化及び/または復号化方法及び装置
JP2011527459A (ja) * 2008-07-11 2011-10-27 フラウンホッファー−ゲゼルシャフト ツァ フェルダールング デァ アンゲヴァンテン フォアシュンク エー.ファオ サンプリングされたオーディオ信号のフレームを符号化するためのオーディオエンコーダおよびデコーダ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010510540A (ja) * 2006-11-17 2010-04-02 サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド オーディオ及び/またはスピーチ信号符号化及び/または復号化方法及び装置
JP2011527459A (ja) * 2008-07-11 2011-10-27 フラウンホッファー−ゲゼルシャフト ツァ フェルダールング デァ アンゲヴァンテン フォアシュンク エー.ファオ サンプリングされたオーディオ信号のフレームを符号化するためのオーディオエンコーダおよびデコーダ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6208725B2 (ja) 帯域幅拡張復号化装置
US20200411022A1 (en) Apparatus and method for encoding and decoding of integrated speech and audio
US8903720B2 (en) Apparatus for encoding and decoding of integrated speech and audio
RU2007139922A (ru) Кодирование и декодирование аудио
JP2019505017A (ja) 複数のオーディオ信号の符号化
TW200721111A (en) Audio coding
JP2005242363A (ja) 無損失オーディオ符号化/復号化方法および装置
TW200706013A (en) Dynamic image encoding device, dynamic image decoding device, dynamic image encoding method, dynamic image decoding method, dynamic image encoding program, and dynamic image decoding program
JP2005107255A5 (ja)
JP2011528134A (ja) 音声/オーディオ統合信号の符号化/復号化装置
RU2010119523A (ru) Устройство кодирования изображений, устройство декодирования изображений, способ кодирования изображений и способ декодирования изображений
RU2011136072A (ru) Способ и устройство обработки изображения
JP5365363B2 (ja) 音響信号処理システム、音響信号復号装置、これらにおける処理方法およびプログラム
KR102204136B1 (ko) 오디오 부호화 장치 및 방법, 오디오 복호화 장치 및 방법
JP2005057591A (ja) オーディオ信号符号化装置及びオーディオ信号復号化装置
WO2012011683A3 (ko) 주파수변환단위 분할부호화 방법 및 장치와 이를 이용한 영상 부호화/복호화 방법 및 장치
JP2001242891A (ja) 符号化音声信号形式変換装置
KR101387808B1 (ko) 가변 비트율을 갖는 잔차 신호 부호화를 이용한 고품질 다객체 오디오 부호화 및 복호화 장치
KR20070037987A (ko) 다채널 오디오 신호의 디코딩 방법 및 장치
JP4536621B2 (ja) 復号装置、および復号方法
WO2006008817A1 (ja) オーディオ符号化装置及びオーディオ符号化方法
JP2005202406A (ja) オーディオデータ変換方法およびその装置
KR102205824B1 (ko) 오디오 변환 코딩에서의 오버랩 비율의 신호 적응형 전환을 위한 인코더, 디코더, 및 방법
JP2006047561A (ja) オーディオ信号符号化装置およびオーディオ信号復号化装置
JP2007304258A (ja) オーディオ信号符号化およびその復号化装置、方法ならびにプログラム