JP2005055357A - 気泡管位置確認用反射器及び該反射器を備えた測量機 - Google Patents
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Abstract
【課題】 人の背丈より高所に設置しても、簡単に気泡管を見ることができるように改良した測量機と、既存の測量機に簡単に取り付けることができる気泡管位置確認用反射器を提供にする。
【解決手段】 水平を検出する円形気泡管(30)を備えた測量機(20)において、少なくとも一面が鏡面にされた鏡面プレート(52)と、鏡面プレートの向きを調整可能に支持する鏡面プレート支持体(60)とを有する気泡管位置確認用反射器(50)を備え、鏡面プレート支持体は円形気泡管の上方で測量機の側面に接着される。
【選択図】 図1
【解決手段】 水平を検出する円形気泡管(30)を備えた測量機(20)において、少なくとも一面が鏡面にされた鏡面プレート(52)と、鏡面プレートの向きを調整可能に支持する鏡面プレート支持体(60)とを有する気泡管位置確認用反射器(50)を備え、鏡面プレート支持体は円形気泡管の上方で測量機の側面に接着される。
【選択図】 図1
Description
本発明は、測量機の下方からでも気泡管を見ることができるようにした気泡管位置確認用反射器及びこの反射器を備える測量機に関する。
従来、自動整準機能のない測量機には気泡管が取り付けられていて、作業者は気泡管を見ながら、測量機を手動で水平に設置(整準)していた。気泡管とは、ガラス管内の上部を球面又は円弧としたガラス管の内部に液体を封入し、ガラス管内部の気泡が中心に位置するとき、測量機が水平であることを知るものである。気泡管には、円形気泡管と棒状気泡管とがある。
ところで、レベルプレーナのような測量機は、人の背丈より高所に設置することもある。このように高所に測量機を設置すると、脚立等に登って円形気泡管を見ながら整準作業を行わなければならず不便である。
このような不便さを解消するために、図5に示したように、ミラー14、14’を用いて測量機の下方からでも円形気泡管12を見えるようにしたものもある。すなわち、測量機の側面に凹部11を設け、凹部11の底面に円形気泡管12を設置し、凹部11の傾斜天井面13、13’に、側方から円形気泡管12を見るミラー14と、下方から円形気泡管12を見るミラー14’とを取り付けている。これで、円形気泡管12を直接上方から見るだけでなく、測量機の高さによって、円形気泡管12を側方又は下方からも見ることができるようにした。これにより、測量機を人の背丈より高所に設置しても、脚立等に登ることなく、整準作業を行うことができる(下記特許文献1参照)。
特開平9−210687号公報
しかしながら、前記特許文献1に開示された測量機は、側面に凹部11を形成して、この凹部の天井にミラー14、14’を固定したものであるから、このようなミラー14、14’を備えていない既存の測量機については、人の背丈より高所に設置したときは、依然として脚立等に登って整準作業をしなければならず、整準作業が簡単ではないという問題があった。
また、前記特許文献1に開示された測量機のミラー14、14は、向きが固定されているため、特定の方向からでないと、円形気泡管12を見ることができないことも、整準作業を簡単ではなくしていた。
本発明は、前記問題に鑑みてなされたものであり、人の背丈より高所に設置しても、簡単に気泡管を見ることができるように改良した測量機と、既存の測量機に簡単に取り付けることができる気泡管位置確認用反射器を提供にすることを課題とする。
以上の課題を達成するために、請求項1に係る発明では、側面に取っ手を取付けた測量機において、前記取っ手は、前記側面に結合された上側水平部及び下側水平部とを有しており、前記下側水平部の上面に水平を検出する気泡管を取付け、前記上側水平部の下面に鏡面プレートを固定したことを特徴とする。
(作用)鏡面プレートは、既存の測量機の取っ手の上側水平部の下面に接着、粘着、ビス等の適宜手段により簡単に固定することができる。鏡面プレートを上側水平部の下面に固定すると、取っ手の下側水平部の上面に固定した気泡管は、鏡面プレートに映るから、測量機の下側からでも気泡管を見ることができる。
請求項2に係る発明では、水平を検出する気泡管を備えた測量機において、少なくとも一面が鏡面にされた鏡面プレートと、該鏡面プレートの向きを調整可能に支持する鏡面プレート支持体とを有する気泡管位置確認用反射器を備え、前記鏡面プレート支持体が前記気泡管の上方で前記測量機の側面に固定されたことを特徴とする。
(作用)気泡管位置確認用反射器は、測量機の気泡管の上方に固定されており、しかも鏡面プレートの向きを調整することができるので、測量機の下側の広い範囲からでも気泡管を見ることができる。
請求項3に係る発明では、気泡管位置確認用反射器が、少なくとも一面が鏡面にされた鏡面プレートと、前記鏡面プレートの向きを調整可能に支持する鏡面プレート支持体と、前記鏡面プレート支持体を測量機に接合する接合手段とを備えたことを特徴とする。
(作用)鏡面プレート支持体を接着、粘着、ビス、磁石等の適宜接合手段により測量機に接合することによって、既存の測量機に対して気泡管の上方に気泡管位置確認用反射器を簡単に固定することができる。これで、測量機の下側の広い範囲からでも気泡管を見ることができる。
請求項4に係る発明では、請求項3に係る発明において、前記鏡面プレートは、先端に球を形成した柄を有し、前記鏡面プレート支持体は、前記球を回転自在に収容する球収容部と、前記鏡面プレートに対して所定以上の力が加わらない限り前記球の回転を阻止するように前記球に当接させた摩擦部材とを備えたことを特徴とする。
(作用)鏡面プレートの柄の先端の球は、鏡面プレート支持体の球収容部に収容されていて回転可能であるが、摩擦部材が当接しているので、鏡面プレートに対して所定以上の力をかけたときのみに、鏡面プレートの向きを調整できる。
以上詳細に説明したように、請求項1に係る発明によれば、取っ手の下側水平部の上面に気泡管を取付け、取っ手の上側水平部の下面に鏡面プレートを固定したから、測量機を人の背丈より高所に設置しても、鏡面プレートに映った気泡管を見ることによって、測量機を整準させることができて便利である。
請求項2に係る発明によれば、鏡面プレートと鏡面プレートの向きを調整可能に支持する鏡面プレート支持体とを備えた気泡管位置確認用反射器を気泡管の上方で測量機の側面に固定したから、測量機を人の背丈より高所に設置しても、鏡面プレートに映った気泡管を見ることによって、測量機を整準させることができて便利である。しかも、作業者が気泡管を見易いように、鏡面プレートの向きを調整できるから、整準作業がいっそう容易となる。
請求項3に係る発明によれば、気泡管位置確認用反射器が、少なくとも一面が鏡面にされた鏡面プレートと、前記鏡面プレートの向きを調整可能に支持する鏡面プレート支持体と、前記鏡面プレート支持体を測量機に接合する接合手段とを備えたから、気泡管位置確認用反射器を既存の測量機の気泡管の上方に簡単に接合することができる。これで、既存の測量機でも、人の背丈より高所に設置しても、鏡面プレートに映った気泡管を見ることによって整準させることができて便利である。しかも、作業者が気泡管を見易いように、鏡面プレートの向きを調整できるから、整準作業がいっそう容易となる。
請求項4に係る発明によれば、さらに、鏡面プレートは、先端に球を形成した柄を有し、鏡面プレート支持体は、前記球を回転自在に収容する球収容部と、前記鏡面プレートに対して所定以上の力が加わらない限り前記球の回転を阻止するように前記球に当接させた摩擦部材とを備えたから、簡単な構成であり、鏡面プレートの向きを容易かつ自在に調整できる。
以下、本発明の好ましい実施例につき、測量機のうちレベルプレーナを例に、添付図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の第1実施例に係るレベルプレーナの斜視図である。図2は、前記レベルプレーナに固定される気泡管位置確認用反射器の斜視図である。図3は、図2のIII−III線に沿う断面図である。図4は、鏡面プレート支持体を構成する表板の裏面の形状を示す斜視図である。
図1に示したように、レベルプレーナ20は、本体22上部に回転するロータ24を設け、ロータ24の円周射出窓26からレーザ光を出射して、水平出しに用いる測量機である。また、レベルプレーナ20は、取り扱い易くするため、取っ手32を備えている。取っ手32は、本体22の側面に結合するための上側水平部32Aと、同じく本体22の側面に結合するための下側水平部32Bとを備える。
取っ手32の下側水平部32Bの上面には、整準作業時に水平を検出するための円形気泡管30が固定される。この円形気泡管30の位置は、見易く、かつ、他の物品等との衝突を少なくすることができる。通常、作業員は、円形気泡管30を上方から見ながら、底板36と本体22間の設けられた調整ねじ38を操作してレベルプレーナ20を整準させる。
レベルプレーナ20を人の背丈より高所に設置したときには、本実施例の円形気泡管位置確認用反射器50を利用して整準作業を行う。気泡管位置確認用反射器50は、一面が鏡面にされた鏡面プレート52と、この鏡面プレート52を任意の向きに調整可能に支持している鏡面プレート支持体60を備える。鏡面プレート支持体60の裏面には、接合手段として接着剤が塗布されており、接着剤の上を剥離紙で被覆している。鏡面プレート支持体60は、裏面の剥離紙を剥がすと、円形気泡管30の上方で本体22側面の適宜箇所に接着することができる。
図2−図4に基づいて、気泡管位置確認用反射器50について詳細に説明する。
鏡面プレート52は、略長方形をしており、片側一面が鏡面にされており、長手方向の中央から柄54が突出している。柄54の先端は球56に成形されている。
鏡面プレート支持体60は、重ね合わされた表板62と裏板64からなる。表板62の裏面には、錐面又は球面の球受け部66が設けられ、球受け部66の中心から下側辺68に達するスリット70が設けられる。裏板64の表面には、表板62に設けられた球受け部66に対向させて円孔72が設けられる。重ね合わせた両板62、64の間には、球受け部66と円孔72とからなる球収容部74が形成される。
裏板64の円孔72内にバネ76と摩擦部材である軸受けブッシュ78を収容し、鏡面プレート52の柄54を表板62のスリット70を挿通させ、柄54の先端の球56を両板62、64の間に形成した球収容部74に収容して、ビスを表板62のビス挿通孔80を挿通させ、裏板64のねじ孔82に螺合して、両板62、64を接合する。これで、鏡面プレート支持体60に対して、鏡面プレート52の柄54は、軸回りXに回転自在で、鉛直方向Zに傾動可能に連結される。柄54は、鉛直方向Zについては真下から90°をいくらか超えるまでの傾動範囲を持つようにする。ただし、柄54の水平方向の傾動範囲は、左右方向へわずかな範囲となる。
球56は、円孔72内に収容されたバネ76の先端に固定された軸受けブッシュ78に当接するので、鏡面プレート52に所定以上の力を加えられない限り、摩擦係数の大きな軸受けブッシュ78との摩擦力のために回転しないようになっているが、鏡面プレート52に所定以上の力を加えられると回転する。
したがって、作業者が鏡面プレート52の柄54を軸回りXに回転又は鉛直方向Zに傾動させることにより、鏡面プレート52を適切な向きに調整でき、しかも、その向きを安定に保持できる。整準作業を行わないときは、鏡面プレート52を水平にしてから下方へ押し下げると、柄54がスリット70内に収容され、鏡面プレート52は、鏡面プレート支持体60の下側で、レベルプレーナ20の側面に接する状態になる。これで、取っ手32を持つとき、気泡管位置確認用反射器50がじゃまにならなくなる。
本実施例の測量機によれば、作業員は、レベルプレーナ20を背丈より高い位置に設置しても目線くらいの位置に設置しても、鏡面プレート52の向きを調整することにより、鏡面プレート52に映った円形気泡管30を見て、整準作業を簡単に行うことができる。また、気泡管位置確認用反射器50は、既存の測量機に対して、なんの改造も施すことなく、接着により簡単に取り付けられるので、経済的である。
ところで、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。たとえば、鏡面プレート52は、長方形に限るものではなく、円形、楕円形、正方形等の適宜形状でよい。また、鏡面プレート52を鏡面プレート支持体60を介さずに直接を取っ手32の上側水平部32Aの下面に接着してもよい。もちろん、鏡面プレート支持体60又は鏡面プレート52を測量機に固定する接合手段として、接着以外にも、粘着、ビス、磁石、マジックテープ(登録商標)等の適宜接合手段を用いることが可能である。
20 レベルプレーナ(測量機)
30 円形気泡管
50 気泡管位置確認用反射器
52 鏡面プレート
54 柄
56 球
60 鏡面プレート支持体
74 球収容部
78 軸受けブッシュ(摩擦部材)
30 円形気泡管
50 気泡管位置確認用反射器
52 鏡面プレート
54 柄
56 球
60 鏡面プレート支持体
74 球収容部
78 軸受けブッシュ(摩擦部材)
Claims (4)
- 側面に取っ手を取付けた測量機において、
前記取っ手は、前記側面に結合された上側水平部及び下側水平部とを有しており、
前記下側水平部の上面に水平を検出する気泡管を取付け、前記上側水平部の下面に鏡面プレートを固定したことを特徴とする測量機。 - 水平を検出する気泡管を備えた測量機において、
少なくとも一面が鏡面にされた鏡面プレートと、該鏡面プレートの向きを調整可能に支持する鏡面プレート支持体とを有する気泡管位置確認用反射器を備え、前記鏡面プレート支持体が前記気泡管の上方で前記測量機の側面に固定されたことを特徴とする測量機。 - 少なくとも一面が鏡面にされた鏡面プレートと、前記鏡面プレートの向きを調整可能に支持する鏡面プレート支持体と、前記鏡面プレート支持体を測量機に接合する接合手段とを備えたことを特徴とする気泡管位置確認用反射器。
- 前記鏡面プレートは、先端に球を形成した柄を有し、
前記鏡面プレート支持体は、前記球を回転自在に収容する球収容部と、前記鏡面プレートに対して所定以上の力が加わらない限り前記球の回転を阻止するように前記球に当接させた摩擦部材とを備えたことを特徴とする請求項3に記載の気泡管位置確認用反射器。
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JP2003287922A JP2005055357A (ja) | 2003-08-06 | 2003-08-06 | 気泡管位置確認用反射器及び該反射器を備えた測量機 |
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