JP2005053637A - Apparatus and method for centering guide rail for cage of elevator - Google Patents
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Abstract
Description
この発明はエレベータのかご用ガイドレール芯出し装置及びその芯出し工法に関するものである。 The present invention relates to a guide rail centering device for an elevator car and a centering method thereof.
従来のエレベータのかご用ガイドレール芯出し装置においては、かご用ガイドレール芯出し用ピアノ線を垂下し、これを基準に芯出ししていた(例えば特許文献1参照)。また、その改良技術として、芯出し装置を昇降路に固定された受具にて位置決めするものが提案されている(特願2003−047750参照)。 In a conventional elevator car guide rail centering device, a car guide rail centering piano wire is suspended and centered on the basis thereof (see, for example, Patent Document 1). In addition, as an improved technique, a technique has been proposed in which a centering device is positioned by a receiver fixed to a hoistway (see Japanese Patent Application No. 2003-047750).
従来のエレベータのかご用ガイドレール芯出し装置では、ピアノ線を基準にして芯出ししているため、専用のピアノ線を垂下することが必要であった。また、先行特許出願に記載された改良技術は、昇降路に固定された受具にて位置決めするため、任意の位置に簡単に設置することはできず、使い勝手に問題があった。 In the conventional elevator car guide rail centering device, since the centering is based on the piano wire, it is necessary to suspend a dedicated piano wire. Moreover, since the improved technique described in the prior patent application is positioned by a receiver fixed to the hoistway, it cannot be easily installed at an arbitrary position, and there is a problem in usability.
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、その目的は、押圧することにより、昇降路内の任意の位置に設定することができ、乗場用芯出しピアノ線を基準にかご用ガイドレールの芯出しを行うようにしたエレベータのかご用ガイドレール芯出し装置及びその芯出し工法を提供するものである。 The present invention has been made to solve the above-described problems. The purpose of the present invention can be set at an arbitrary position in the hoistway by pressing, and is based on a centering piano wire for landing. The present invention provides an elevator car guide rail centering device and a centering method for centering a car guide rail.
この発明に係るエレベータのかご用ガイドレール芯出し設定基準装置は、昇降路上部から昇降路ピットに向かって垂下され、乗場の位置決めの基準となる乗場用芯出しピアノ線と、この乗場用芯出しピアノ線と係合し位置決めをする型板と、この型板に連結されたかご用ガイドレール芯出し冶具とを備え、型板を基準にして一対のかご用ガイドレールを位置決めするものにおいて、昇降路側壁に押圧されることにより、任意の位置に突っ張り固定される伸縮自在の突っ張り棒に型板を固定したものである。 The elevator car guide rail centering setting reference device according to the present invention is a landing centering piano wire that is suspended from the upper part of the hoistway toward the hoistway pit and serves as a reference for the positioning of the hall, and the centering for the landing Equipped with a template that engages and positions the piano wire, and a car guide rail centering jig connected to the template, and for positioning a pair of car guide rails relative to the template, A template is fixed to an extendable stretch rod that is stretched and fixed at an arbitrary position by being pressed against the road side wall.
この発明に係るエレベータのかご用ガイドレール芯出し工法は、昇降路上部から昇降路ピットに向かって垂下され、乗場の位置決めの基準となる乗場用芯出しピアノ線と、この乗場用芯出しピアノ線と係合し位置決めをする型板と、この型板に連結されたかご用ガイドレール芯出し冶具と、型板が固定され、昇降路側壁に押圧されることにより、任意の位置に突っ張り固定される伸縮自在の突っ張り棒とを備え、型板を基準にして一対のかご用ガイドレールを位置決めするものにおいて、昇降路上部から乗場用芯出しピアノ線を垂下しその下端部を固定部に固定する工程と、かご用ガイドレールを垂下し、その下端部をピットに固定されたかご側緩衝器台に固定する工程と、型板が固定された突っ張り棒をかご側ガイドレールを芯出しする所定の位置に吊上げ、突っ張り棒を伸ばして昇降路側壁に押圧し固定する工程と、型板の乗場用芯出しピアノ線用指標を乗場用芯出しピアノ線に係合させて、型板を位置決め調整する工程と、型板の前後、左右の水平を確認し位置決めを修正する工程とを備えたものである。 The elevator car guide rail centering method according to the present invention includes a landing centering piano wire that is suspended from the upper part of the hoistway toward the hoistway pit and serves as a reference for the positioning of the landing, and the centering piano wire for the landing. A stencil that is engaged and positioned, a car guide rail centering jig connected to the stencil, and the stencil are fixed and pressed against the hoistway side wall to be stretched and fixed at an arbitrary position. In this type, a pair of car guide rails are positioned with reference to the template, and a landing centering piano wire is suspended from the upper part of the hoistway and its lower end is fixed to a fixed part. Process, hanging the guide rail for the car, fixing the lower end of the car to the car shock absorber base fixed to the pit, and centering the car-side guide rail with the tension bar to which the template is fixed The position of the template is adjusted by engaging the centering piano wire index for the hallway with the centering piano wire for the hallway. And a step of correcting the positioning by confirming the horizontal of the front and rear and the left and right of the template.
この発明は以上説明したように、昇降路上部から昇降路ピットに向かって垂下され、乗場の位置決めの基準となる乗場用芯出しピアノ線と、この乗場用芯出しピアノ線と係合し位置決めをする型板と、この型板に連結されたかご用ガイドレール芯出し冶具とを備え、型板を基準にして一対のかご用ガイドレールを位置決めするものにおいて、昇降路側壁に押圧されることにより、任意の位置に突っ張り固定される伸縮自在の突っ張り棒に型板を固定したので、特別な工具を必要とせず、簡単操作による作業だけで良く、現場での芯出し作業が簡単となる。 As described above, the present invention hangs down from the upper part of the hoistway toward the hoistway pit, and serves as a reference for the positioning of the hallway. And a guide rail centering jig connected to the template, and positioning the pair of cage guide rails with reference to the template, by being pressed against the side wall of the hoistway Since the template is fixed to the stretchable stretching rod that is stretched and fixed at an arbitrary position, no special tool is required, and only a simple operation is required, and the centering operation at the site is simplified.
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1におけるエレベータのかご用ガイドレール芯出し装置を示す斜視図、図2はこの発明の実施の形態1におけるエレベータのかご用ガイドレール芯出し装置の芯出し設定基準装置を示す拡大平面図、図3は図2のIII−III線に沿った断面図、図4は図3の要部の分解斜視図、図5は型板の拡大平面図、図6は吊上げ用フックの分解斜視図である。
図1において、エレベータの昇降路のピット1上面には、床に固定されたアンカーボルト(図示せず)によりかご側緩衝器台13が固定されている。このかご側緩衝器台13の両端部上面には、一対のかご用ガイドレール14、15が立設されており、このガイドレール14、15間においてかご(図示せず)が昇降案内される。昇降路には最下階の乗場床2、この乗場床2の開口部の縦壁3、最下階より1つ上の階の乗場床4、この乗場床4の開口部の縦壁5がそれぞれ形成されており、これよりも上方の他の階においても同様である。昇降路最上部(頂部)に設置された型板(図示せず)にその上端部を固定された乗場用芯出しピアノ線6、7が昇降路ピット1に向かって垂下されており、その下部先端には錘8、9がそれぞれ取り付けられている。この乗場用芯出しピアノ線6、7は昇降路の各乗場床2、4に沿って垂下されており、最下階の乗場床2下方の昇降路壁に固定したピアノ線固定部材11により固定されている。この乗場用芯出しピアノ線6、7が乗場の位置決め基準となる。
乗場床2、4に近い昇降路側壁間の水平方向の任意の位置に伸縮自在の突っ張り棒16が突っ張って取り付けられる。この突っ張り棒16の中間部には乗場用芯出しピアノ線6、7と係合し位置決めするための型板33が設けられ、このピアノ線6、7に型板33のピアノ線用指標17A、17Bを合わせることにより突っ張り棒16を設置する。また、かご用ガイドレール14、15間の間隔に対応する長さを有するかご用ガイドレールの芯出し冶具18をかご用ガイドレール14、15に連結して位置を決めている。そして、突っ張り棒16と芯出し冶具18との間に連結金具19、20、21が設けられている。この連結金具19、20、21は突っ張り棒16と芯出し冶具18を基準寸法の間隔に決める働きをしている。すなわち、乗場用芯出しピアノ線6、7を基準にして、突っ張り棒16を位置決めして、芯出し冶具18と、連結金具19、20、21にてかご用ガイドレール14、15の芯出しを行うものである。
FIG. 1 is a perspective view showing an elevator car guide rail centering device according to
In FIG. 1, a car-side shock absorber table 13 is fixed to an upper surface of a
A
図2〜図6において、芯出し基準設定装置の具体的構成について説明する。突っ張り棒16は、上部下面に固定用ナット30aを備えた角パイプ30と、この角パイプ30の両端部に取り付けられ、昇降路壁に押圧されたり、離れたりするレベリングパッド31A、31Bと、角パイプ30の両端部に設けられたハンドル32A、32Bとから構成されている。この突っ張り棒16のハンドル32A又は32Bを回すと、レベリングパッド31A又は31Bが伸縮する構造である。従って、このレベリングパッド31A又は31Bが伸びることにより、突っ張り棒16の両端部のレベリングパッド31A、31Bを昇降路側壁へ押圧し乗場芯出しを行う。突っ張り棒16の中間部上面に載置して設けられた型板33は、角パイプ30の固定用ナット30aと対向する位置に設けられたかなり大きな調整穴33aと、この調整穴33aよりも大径の座金34Cを重ねて介在させることにより型板33を角パイプ30に固定するためのレバー付きボルト34A、34Bと、連結金具19、20、21の一端を取り付けるために型板33に立設固定されたピンボルト35A、35Bと、乗場用芯出しピアノ線6、7が係合する切欠きから成るピアノ線用指標17A、17Bとから構成されている。この型板33のピアノ線用指標17A、17Bをピアノ線6、7に係合させる時、レバー付きボルト34A、34Bによりその軸径よりも大きな調整穴33aの大きさの範囲で位置調整を行いながら、レバー付きボルト34A、34Bを回転して締め付けることにより、型板33を角パイプ30の所定の位置に締結することができる。この際、特別な工具を必要とせずに手でレバー付きボルト34A、34Bを回すことが可能である。
また、芯出し設定基準装置は、突っ張り棒16の角パイプ30の両端部上面に一対のアイボルトから成る吊上げ用フック37A、37Bが取り付けられている。この吊上げ用フック37A、37Bに上部のウインチ(図示せず)からの吊上げロープを取り付けることにより昇降させるものである。また、型板33は、その中央部上面に設けられた左右方向の傾きを見る水準器39と、その左右両端部上面に設けられた前後方向の傾きを見る水準器40A、40Bとを備えており、芯出し設定基準装置による的確な芯出しを実現することができる。
2 to 6, a specific configuration of the centering reference setting device will be described. The
Further, in the centering setting reference device, lifting
次に、この発明によるエレベータのかご用ガイドレール芯出し工法について説明する。まず、昇降路の最上部(頂部)から乗場用芯出しピアノ線6、7を垂下し、その下端に錘8、9を結合し取り付け、ピアノ線6、7の下端部をピアノ線固定部材11に固定する。一方、かご用ガイドレール14、15がそれぞれ複数本直列に連結されて上方から垂下され、最下端がかご側緩衝器台13に固定される。次に、突っ張り棒16、型板33、芯出し冶具18、連結金具19、20、21等を備えるかご用ガイドレール芯出し設定基準装置を昇降路頂部のウインチ(図示せず)によりかご用ガイドレール14、15を芯出しする所定の位置、例えば最下階に吊上げ、突っ張り棒16のハンドル32A又は32Bを順方向に回わして、レベリングパッド31A又は31Bを伸ばすことにより、突っ張り棒16の両端部のレベリングパッド31A、31Bを昇降路側壁へ押圧し固定する。そして、型板33のピアノ線用指標(切欠き)17A、17Bを乗場用芯出しピアノ線6、7に係合させる時、レバー付きボルト34A、34Bにより型板33を調整穴33aの大きさの範囲内で調整し位置決めしてから締結する。これにより、型板33を角パイプ30の所定の位置に締結することができる。ここで、連結金具19、20、21を用いて、芯出し冶具18の両端部をかご用ガイドレール14、15間において両者に当接させることにより、型板33とガイドレール14、15との距離が基準寸法に設定される。かご用ガイドレール14、15の間隔は芯出し冶具18の長さ寸法により位置決めされる。その後、型板33の上面に設けた水準器39、40A、40Bにより前後、左右の水平状態を確認しながら、傾きを修正する。これで、最下階の乗場床2でのかご用ガイドレール14、15の芯出し作業は終了する。
Next, the guide rail centering method for elevator cars according to the present invention will be described. First, landing
次に、突っ張り棒16のハンドル32A又は32Bを逆方向へ回し、レベリングパッド31A又は31Bを縮めて昇降路側壁から離し、かご用ガイドレール芯出し設定基準装置を昇降路頂部のウインチ(図示せず)により、かご用ガイドレール14、15を芯出しする次の所定位置、例えば最下階より1つ上の階の乗場床4まで吊上げ、再び突っ張り棒16のハンドル32A又は32Bを順方向に回わして、レベリングパッド31A又は31Bを伸ばすことにより、突っ張り棒16の両端部のレベリングパッド31A、31Bを昇降路側壁へ押圧し固定する。以下同様にして、かご用ガイドレール芯出し設定基準装置により、かご用ガイドレール14、15を位置決めする。なお、その他の各階床についても、以下同様にして、かご用ガイドレール14、15の位置決めが行われる。
Next, the
以上のようにこの発明によれば、かご用ガイドレール芯出し設定基準装置を昇降路側壁に突っ張り棒の伸縮によって固定するので、特別な工具を必要とせず、手回しハンドル操作による作業だけで良く、現場での作業が簡単となる。また、レベリングパッド31A、31Bの先端の接触面に滑り止め付きの当て板を取り付けることもできる。また、レバー付きボルト34A、34Bを緩めれば、大径の調整穴33aの範囲内で型板33左右、前後方向に移動できるので、乗場用芯出しピアノ線6、7に対して係合し易くなり、高い位置決め精度を必要としないという効果がある。また、水準器39、40A、40Bの気泡を見て、型板33を水平にすれば容易に位置決めができ、作業効率が向上する。また、吊上げ用フック37A、37Bによりかご用ガイドレール芯出し設定基準装置を昇降路の任意の位置での固定に際して利用できるので、複数の作業員を必要とせず、落下に対しての防止を兼ね備えており、安全性が向上する。
As described above, according to the present invention, since the guide rail centering setting reference device for the car is fixed to the hoistway side wall by the extension and contraction of the tension rod, no special tool is required, and only the operation by the handwheel operation is sufficient. Work on site becomes easy. Further, a stopper plate with a non-slip can be attached to the contact surface at the tip of the
1 昇降路のピット
2、4 乗場床、
3、5 乗場床開口部の縦壁
6、7 乗場用芯出しピアノ線
8、9 錘
11 ピアノ線固定部材
13 かご側緩衝器台
14、15 かご側ガイドレール
16 突っ張り棒
17A、17B ピアノ線用指標(切欠き)
18 かご用ガイドレールの芯出し冶具
19、20、21 連結金具
30 角パイプ
30a 固定ナット
31A、31B レベリングパッド
32A、32B ハンドル
33 型板
33a 調整穴
34A、34B レバー付きボルト
34C 座金
35A、35B ピンボルト
37A、37B 吊上げ用フック
39、40A、40B 水準器
1 Pit of hoistway 2, 4 Landing floor,
3, 5 Vertical wall of landing
18 Car guide
Claims (7)
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2003285868A JP2005053637A (en) | 2003-08-04 | 2003-08-04 | Apparatus and method for centering guide rail for cage of elevator |
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Publications (1)
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ID=34365369
Family Applications (1)
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JP (1) | JP2005053637A (en) |
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---|---|---|---|---|
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060606 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20070618 |