JP2005052608A - 携帯小便トイレ - Google Patents

Abstract

【課題】男女問わず自動車内でも容易に排尿ができ尿漏れや悪臭のしない安価で使い勝手のよい携帯小便トイレを提供す。
【解決手段】飛散防止曲り部（５）飛散防止凸部（７）を設けた男性用受口（１）、飛散防止密着部（６）飛散防止凸部（７）を設けた女性用受口（２）、回転自在接続部（８）容器接続部（９）を両端にも設けたホース（３）、エアー抜き（１０）取手（１１）を設けた尿溜容器（４）からなる携帯用小便トイレ
【選択図】
図１

Description

発明の詳細な説明

本発明は、男性でも女性でも自動車内等で容易に排尿ができる、尿漏れしない安価で使い勝手のよい携帯小便トイレである。

従来、携帯できて自動車内で使用できる簡易トイレは、おむつ式や袋式等に吸収凝固剤を使用して尿を凝固するもの、車の座席等に凹状の排尿受け皿を置く方式のもの等種々あるがこれらは排尿がしにくい、用後の排尿処理がしにくい等の欠点があった。また、尿受口と吸引ポンプ及び尿蒸発装置をホースで繋いだ構造からなる簡易トイレがあるが、この方式は排尿がしにくいという欠点は解決されているが、高価で持ち運びが不便であり実用的ではなかった。安価で使い易く排尿処理の簡単な携帯用トイレが要望されていた。本発明はこれらの要望を一気に解決したものである。

発明が解決しようとする課題

この発明は従来、発明考案されている糞と尿共に使える簡易トイレではなく短時間周期で用便したくなる、排尿のみを対象にした発明品である。
イ．自動車内でも排尿がしやすいように受口を設けた。
ロ．受口は陰部に密着でき飛散防止や溢れ防止形状とした。
ハ．受口は男性用と女性用の２種類とし交換して使用しすることにした。
ニ．排尿留め容器を設け、これにはエアー抜きを設けて排尿がス厶ースに容器内に流れ込むようにした。
ホ．排尿容器は、キャップ付、取手付きとし持ち運び易くした。
ヘ．受口と尿留容器はホースで継ぎ、受け口の継ぎ部は回転自在とし受口が陰部に密着できるようにした。

課題を解決するための手段

男性の場合は飛散防止曲り部（５）飛散防止凸部（７）を設けた男性用受口（１）を使用し、女性の場合は飛散防止密着部（６）飛散防止凸部（７）を設けた女性用受口（２）を使用する。これらの受口と尿溜容器（４）は受口端には回転自在接続部（８）尿溜容器端には容器接続部（９）を設けたホース（３）で連結する。男性用も女性用も受口は回転自在接続部（８）のために、角度が自由に変えることができ、更に女性用受口（２）の場合は陰部に密着し易く排尿が容易で溢れもない。排尿はホース（３）を通りエアー抜き（１０）取手（１１）を設けた尿溜容器（４）に溜まるがエアー抜（１０）のため尿が泡立つことがなくスムースに流れる。
尿溜容器（４）は容器接続部（９）でホース（３）を取り外し容器キャップ（１２）で蓋をして持運ぶが、取手（１１）があり持ち運び易い。
本発明は以上の構成よりなる携帯小便トイレである。

発明の実施形態

本発明を使用するときはネジ式エアー抜き（１０）のネジを弛めてエアー抜きができる状態とした尿溜容器（４）を足元に置き座ったままかあるいは中腰で男性の場合は男性用受口（１）を陰部に当て、この受口内に排尿する。女性の場合は男性用受口（１）を女性用受口（２）と取替えて使用するが女性用受口（２）の飛散防止密着部（６）を陰部に密着させて受口内に排尿する。
排尿は飛散防止曲り部（５）又は飛散防止密着部（６）飛散防止凸部（７）の作用で飛散することなく、又エアー抜き（１０）の作用でホース（３）内をスムースに通って尿溜容器（４）に溜まる。排尿が終わったら容器接続部（９）を取り外し容器キャップ（１２）で蓋をしてエアー抜き（１０）のネジを締めて悪臭発生防止ができる。尿溜容器（４）の尿は便所に廃棄するが取手が付いているため運搬しやすい。

イ．男性の場合は飛散防止曲り部（５）飛散防止凸部（７）を設けた、円球で中が空洞、尿の受け口として円球に円形の開口部を設けてなるなる男性用受口（１）を使用し受口内に排尿するが、飛散防止曲り部（５）は折り返し長さを１センチメートル程度にし飛散防止凸部（７）の形状は縦に５センチメートル高さ１センチメートル程度の山脈形とする。
ロ．女性の場合は飛散防止密着部（６）飛散防止凸部（７）を設けた楕円球で中が空洞、尿の受け口として楕円球に楕円形の開口部を設けてなる女性用受口（２）を男性用受口（１）と取り替えて受口内に排尿するが飛散防止密着部（６）は密着性をもたせるため軟らかな材質のものを使用する。この折り返しの長さは男性用と異なり１．５センチメートル程度とする。
飛散防止凸部（７）は男性用受口（１）と同じ形状とする。
ハ、受け口（１）及び（２）の材質は硬質プラスチックとする。
ニ．排尿は受け口から回転自在接続部（８）と容器接続部（９）を両端に備えたホース（３）を通って、エアー抜き（１０）取手（１１）を設けた尿溜容器（４）に溜まる。受口側に接続する回転自在接続部（８）はパッキンが入ったネジ式でホース（３）を接続するが、ホースは回転しないが、受け口は自由に角度が変えることができるため、排尿がし易く特に女性の場合は飛散防止密着部（６）が陰部に完全に密着できる。
ホ．容器接続部（９）は、尿が漏れないパッキン付きでネジで接続する方式である。
ヘ．ホース（３）は柔軟性のあるゴム管又はジャバラ形のビニルホースを使用する。長さは５０センチメートル程度とする。
ト．尿溜容器（４）にはネジを弛めると開放し締めると閉塞できるエアー抜き（１０）を設け、容器の高さは２０センチメートル程度とする。又、持ち運びに便利な取手（１１）を設ける。
容器の材質は硬質のポリエチレン製とする。
チ．尿溜容器（４）の蓋として容器キャップも備えておく。
本発明は以上の構成よりなっている。
必要に応じて
ホース（３）はジョイントを設けて延長できる構成にしてもよい。
尿溜容器（４）は内部の量が見えればよく、材質は問わない。
容器接続部（９）は取り外し取り付けの容易なワンタッチ方式であれば尚よい。

発明の効果

本発明を使用することによって
イ．自動車内でも介護用車椅子やベットでも排尿がしやすく便利である。
ロ．尿の飛散や溢れることがなく安心して使用できる。
ハ．尿専用のため構造が簡単で安価である。
ニ．持ち運びが便利で悪臭の発散がない。

本発明の斜視図 本発明の部品の断面斜視図

符号の説明

１．男性用受口
２．女性用受口
３．ホース
４．尿溜容器
５．飛散防止曲り部
６．飛散防止密着部
７．飛散防止凸部
８．回転自在接続部
９．容器接続部
１０．エアー抜き
１１．取手
１２．容器キャップ

Claims (1)

1. 飛散防止曲り部（５）飛散防止凸部（７）を設けた男性用受口（１）、飛散防止密着部（６）飛散防止凸部（７）を設けた女性用受口（２）、回転自在接続部（８）容器接続部（９）を両端に設けたホース（３）、エアー抜き（１０）取手（１１）を設けた尿溜容器（４）からなる携帯用小便トイレ

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