JP2005051763A - 携帯電話による遠隔操作システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 携帯電話を用いて1次パスワード、2次パスワードを送信し、盗難防止装置は、1次、2次パスワードの照合一致により開錠するようにして、盗難防止機器や端末機器を遠隔操作にて制御する。また、周期的に路面にパルスを発射し静止位置との比較で移動したと判断する位置検知器とGPS受信装置を盗難防止機器に具備して、盗難車両等の移動可能物体に対する異常移動を現在位置信号に情報化して、コンピュータの地図上で追尾し確認をすることができる。
【選択図】 図1
Description
また、船舶や航空機においても格納庫に厳重な管理の基で保管しておいても第三者により悪戯や盗難に合う可能性を持ち合わせている。
更に、家庭の災害対策や盗難防止は、自己の責任の基での管理で行い家庭内の電気機器のオン、オフのスイッチ操作は、自動式でも室内操作による設定作業を必要とする。自動の風呂沸し器でも室内操作で設定条件を決めなければならない。
オフィスビルは、管理センターが設備されているところもあるが、それにしても災害対策、盗難防止や紛失防止、電気機器のオン、オフは管理センターの管理人による第三者に頼らなければならない。更に、車両等の場合、仮に盗難に遭遇した場合、盗難車両等を探すのは非常に困難で探すのに多くの手間と時間とコストを要している。また、万が一盗難にあった場合、盗難の被害のみを担保とする保険商品は無いのが現状であり、使用時に発生したオペレーションの責に帰さない事故、故障、損害等の発生に対しても保険契約実績の存在は無いのが実情である。
従来の災害対策、盗難防止や電気機器の制御等は、全てが現場依存で行なわれるので、人的被害や危害および損害を受け易い操作環境は避けられない問題点を有していた。また、被害や危害および損害を受けても回復を支援する保険システムの存在がなく、事故としてただ直視するしか為す術が無かったのである。
使用者はまず、第1次および第2次認証パスワードを、送受信部に入力する。第1次および第2次認証パスワードは第1次および第2次記憶パスワードとしてメモリー部に保存されていて、前記第1次および第2次認証パスワードが入力されると順次照合し合致すると、第1次および第2次認証パスワードは入力履歴のデータ化処理を経て、セキュリテイゲートを開錠、また前記セキュリテイゲートと連動した電化製品や電気機器等を制御する為の電気回路も開かれて、使用者による制御操作信号は送受信部において相互通信が可能となり、相互通信のよる情報信号で電化製品や電気機器の管理、制御、統制をし、使用者は所望の目的制御を遠隔操作で実行することができる。電化製品や電気機器の制御とは、住宅やオフィスビル等の事務機器やパソコン、出入り口や部屋の扉の鍵の開閉、および機械類の作動などがあり、家庭では、ビデオ、風呂、空調、電灯、金庫およびタイマーセットの遠隔操作などの制御と管理である。また、セキュリティーゲートの施錠は手動によるレバー等の操作手段で行なう。
使用者の送信する認証パスワードの第1次および第2次のセキュリテイチェックの確認が完了すると、セキュリテイゲートのロックは開錠され、使用者は電化製品や電気機器の操作を許可される。各種電化製品や電気機器に対する制御項目は、該システムの制御部に前記電化製品や電気機器における機能項目にそれぞれ操作制御をする為の情報が記号化されて、プログラムセットされている。
使用者は記号化情報を携帯電話のキーボード操作で遠隔入力を行なうと送受信部が受信と送信の相互通信の交信制御をとり行って、使用者の目的とする種々電気機器品目における、所望の動作機能の制御を遠隔にて果たすことが出来る。
いわば、該システムの保険費用の負担で盗難防止装置と制御機器装置の機器単体自体の動作保証のみならず該システムの運用面での保証に関して、経済的損失の発生に対する賠償補償も約束しているのである。
図1は、本発明の携帯電話で入力してなる遠隔操作機器における、盗難防止装置のブロックダイアグラム図である。図2は、本発明の携帯電話で入力してなる遠隔操作機器における、機器制御装置のブロックダイアグラム図である。 また図3は、本発明の携帯電話で入力してなる遠隔操作機器における、盗難防止機器に付設した位置検知器を車両に取付けた場合における、動作状態図と位置検知器の動作原理の一実施例を説明した図である。さらに、図4は、本発明の携帯電話で入力してなる遠隔操作機器における、盗難防止装置と機器制御装置に付加された移動可能物体の盗難(あるいは事故等)が発生した時の損害補償保険の業務フロー図である。
携帯電話1で、操作者(使用者)は第1次認証パスワードを送信する。まず第1次認証パスワードは送受信部3のアンテナを経て第1次判断部5に認識信号として入力される。メモリー部4では操作者(使用者)から入力される第1次認証パスワードを予め第1次記憶パスワードとして、送信された第1次認証パスワードの操作者(使用者)が正規の使用者かどうかを確認し、識別する為の照合するデーターとして保存している。同様にして第2次認証パスワードも、メモリー部4では操作者(使用者)から入力される第2次認証パスワードを予め第2次記憶パスワードとして、送信された第2次認証パスワードの操作者(使用者)が正規の操作者(使用者)かどうかを確認し、識別する為の照合するデーターとして保存している。また、メモリー部4は操作者(使用者)から入力される第1次および第2次認証パスワードや機器制御装置2aに入力する操作信号等を入力履歴記録として保存して、使用経過状況の管理と万が一のときの故障、盗難、紛失、事故等のデーター分析として活用する。つぎに、第1次判断部5では操作者(使用者)からの第1次認証パスワードとメモリー部4に保存された第1次記憶パスワードとを照合する。照合の結果合致すれば、送受信部3から操作者(使用者)に向けて第2次認証パスワードの入力を求めるメッセージ信号が発信される。操作者(使用者)がメッセージ信号の指示に従って、第2次認証パスワードを送信すれば第2次判断部において操作者(使用者)を認識する為に、第2次認証パスワードと第2次記憶パスワードとが照合され、盗難防止装置2のセキュリテイゲートを開錠してもよいかの最終チェックがされる。照合の結果合致すれば、送受信部3から操作者(使用者)に向けて盗難防止装置2に関しては、車両等の移動可能物体を使用できるOKの許可信号が送信されや電気機器を使用できるOKの信号が送信されてる。この説明では、1人の操作者(使用者)が1個の携帯電話を使用して第1次及び第2次パスワードを送信したが、操作者(使用者)以外の管理者が遠方で第1次及び第2次認証パスワードを送信しても良く、それぞれ別個の(2個の)携帯電話を使用してそれぞれの認証パスワードを送信してもよい。その考えられる操作の方法の組み合わせは自由である。
また、前記携帯電話で入力してなる遠隔操作機器において、盗難防止装置に付設した位置検知器についての動作状態図と作動原理図を、図3において説明する。位置検知器8は遠隔操作機器における盗難防止装置のセキュリテイゲートが施錠状態にある時、つまり移動可能物体を車両とした場合には、駐車か、保管中にある。この状態の場合、位置検知器8からは予め設定した一定時間の間隔で電磁波が路面に照射され、路面の表層の外乱による物理現象の変調である、回折、屈折、吸収、反射等を受けた戻り電磁波となり、複数の受信素子に入射する。一実施例の場合は4分割の受信素子になっていて、変調を受けた電磁波は4分割のそれぞれの受信素子aとbとcとdに入射する。該電磁波は電気出力信号に変換された後、(a+b)−(c+d)の演算値はメモリー部4に保存され、その得られた演算値と予め設定された一定時間後に照射された電磁波の、前記同様の戻り電磁波の電気出力信号を前記と同様にして得た演算値とを比較して、予め設定した、許容基準の移動距離値を超えて車両が異常を明示した移動の大きさの出力値であると判断された時、異常信号出力12が異常通報通信機11を介して管理側14に通報されると同時に異常信号出力12の警告機能により、警告音とフラッシュ光線が発射される。さらには、位置検知器8が車両の異常移動を明示した信号を出力すると、GPS受信機9が作動し位置情報信号を受信し続けて車両移動の追尾信号を管理側14に異常通報通信機11で送信して、追跡管理を行なうのである。
使用者、所有者、管理者等は前記盗難防止装置2、および機器制御装置2aを販売会社兼該システムの管理会社から前記各装置の購入をし、定期的に機器の使用状況の情報を管理側に報告する。防犯を目的とした日常の情報交換による管理業務の遂行の実践の中でも、予期せぬ盗難とか紛失とか事故による自己あるいは第3者に損害を被った場合、前記各機器装置のシステムの機能に対して契約した保険会社は、管理側会社から被害情報をうけると、(故障)捜索依頼情報を返信する。盗難、紛失における該システムから発信される位置情報等は管理側会社にリアルタイムで送信され、その情報分析は逐次管理側会社から使用者、所有者、管理者等に手配情報を内容とした報告がなされる。使用者、所有者、管理者において盗難防止装置や機器制御装置の使用状態に対して、免責される条件がなく、前記に説明する事態に遭遇した時は保険会社より、該システムに起因する被害としての認定により、おのおの使用者、所有者、管理者に課せられた役務の実質的損害とその損害内容から起因して波及した発生または予告から推定される範囲においての損害額の補償または経済的損失に対する賠償が実行されるのである。
携帯電話1による第1次認証パスワードの入力者は遠隔操作機器における盗難防止装置2および機器制御装置から遠隔地にいても操作は可能である。また、携帯電話1による第2次認証パスワード入力も可能であり、第1次および第2次おける使用者(入力者)は操作の時間的差はあるが操作該当の認証パスワードと制御操作信号を知っていて操作できれば別人であってもまた同一人であってもまた使用者と入力者とは別人であっても良い。さらには携帯電話1、あるいは該2と第1次および第2次認証パスワードと第1次および第2次認証パスワードと機器制御信号の使用者(入力者)Aあるいは該Bと、それぞれとの組み合わせは自由で如何様であっても良い。第1次認証のパスワードによる遠隔操作機器における盗難防止装置と機器制御装置のシステムの維持は予め第2次認証パスワードまでの設定時間を決めておけば、その時間内に目的をもった正規入力信号がないと本システムのセキュリテイゲートは施錠されてしまい、該システムは初期状態となり、第1次認証パスワード入力でのスタート段階まで戻り、再び一からやり直さなければならない。
本発明は第1次認証チェックと、第2次認証チェックの2段階構えでセキュリテイゲートが維持されるのが特徴である。
また、機器制御部は、既存する電気機器等の全メカトロニクスに利用可能である。
最後に、2段階認証パスワードによるセキュリテイゲートの本構成では、第2次認証パスワードの入力を第1次携帯電話及び第2次携帯電話の信号入力で説明したが他の方法、例えば磁気カード、ICカード、IDタグ、及びキーボード入力でも良い。
2 遠隔操作式盗難防止装置
2a 遠隔操作式機器制御装置
3 送受信部
4 メモリー部
5 第1次判断部
6 第2次判断部
7 セキュリテイゲート
8 位置検知器
9 GPS信号受信機
10 インターフェイス部
11 異常通報通信機
12 異常信号出力
14 管理側
15 機器制御部
16 電化製品、電気機器
Claims (4)
- 携帯電話で入力してなる遠隔操作機器において、盗難防止装置は会社管理者が操作する第1次認証パスワードを送信する携帯電話と、使用者が操作する第2次認証パスワードを送信する携帯電話と、セキュリテイゲートが施錠のとき受信待機し、それぞれの携帯電話からの認証パスワードを受信すると、受信したことを自動的に返信する送受信部と、受信した履歴を記録するメモリー部と、予め第1次および第2次のパスワードを記憶するメモリー部と、第1次認証パスワードと第1次記憶パスワードとを照合し合致したとき、合致信号を出力する第1次判断部と、第1次判断部の合致出力信号を受けて動作する、第2次認証パスワードと第2次記憶パスワードとを照合し合致したとき合致信号を出力する第2次判断部と、第2次判断部の合致出力信号で開錠するセキュリテイゲートと、セキュリテイゲートを施錠するための操作手段を有することを特徴とする携帯電話による遠隔操作システム。
- 携帯電話で入力してなる遠隔操作機器において、移動可能物体に設置した位置検知器は、セキュリテイゲートが施錠状態のときに、周期的に路面等の静止物に向け発射するパルス電磁波の反射を複数の受信素子で受け、デジタルビット単位で静止位置データとして保存する、さらに継続監視して測定周期毎のデータと前記静止位置保存データとを比較して差異があったときは、移動可能物体が異常移動させられたと判断して異常信号を出力し、GPS位置情報通報システムを起動し、移動可能物体の位置データを携帯電話回線で管理側に通報し、盗難追尾できるようにしたことを特徴とした請求項1のシステム。
- 携帯電話で入力してなる遠隔操作機器において機器制御装置は、セキュリテイゲートが開錠状態のときに、前記セキュリテイゲートに連動する電化製品および電気機器等を所望の制御操作で統制できる手段を有することを特徴とする携帯電話による遠隔式操作システム。
- 携帯電話で入力してなる遠隔操作機器において、盗難防止装置は、セキュリテイゲートが施錠状態のときに、移動可能物体が異常移動したことを検知する感知器と盗難を追尾するためのGPS位置情報通報システムを搭載した移動可能物体に盗難損害補償保険を付加したことを、また、携帯電話で入力してなる遠隔操作機器において、機器制御装置は、セキュリテイゲートが開錠状態のときに、電化製品および電気機器等における制御操作で誤作動に起因した事故に対応した事故損害補償保険を付加したことを特徴とする、それぞれが損害保険会社とタイアップした請求項1、2、3のシステム。
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