JP2005050663A - Terminal structure - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、1枚の金属板を2つに折り重ねて形成した端子を器体の底面から突出させ、該底面をシール剤で封止した電気機器の端子構造に関するものである。 The present invention relates to a terminal structure of an electric device in which a terminal formed by folding a single metal plate into two is protruded from the bottom surface of a container, and the bottom surface is sealed with a sealant.
この種の端子構造を用いた電気機器として、図13及び図14に示すような構造を有する電磁継電器が従来より提供されている。 As electric equipment using this type of terminal structure, an electromagnetic relay having a structure as shown in FIGS. 13 and 14 has been conventionally provided.
この電磁継電器では、ベース1にインサート成形されたL字形の継鉄2の横片の孔(図示せず)に、励磁用コイル3を巻胴に巻回するコイルボビン4の中心透孔に挿通させた鉄心5の先端をかしめ固定してあり、さらにベース1には、NO側固定接点6を設けた固定接点端子7と、NC側固定接点8を設けた固定接点端子9とを取り付けてある。なお励磁用コイル3の両端はベース1に貫設された孔に挿通されるコイル端子3a,3aに電気的に接続されている。
In this electromagnetic relay, an
また、継鉄2の縦片2aの外側面に沿うように接触ばねブロック10の接触ばね11の垂下片12を配置し、垂下片12に形成した各一対の孔12aに継鉄2の縦片2aの外側面に突出形成した各一対のダボ2cを挿入してかしめることで、接触ばねブロック10を継鉄2に固着するようになっている。なお接触ばねブロック10は、接触ばね11と後述の可動接点17,17と接極子18とで構成される。
Further, the
接触ばね11(ヒンジばね)は、垂下片12の下端から延長形成された可動接点端子13と、垂下片12の上端両側より上方に一体延長した後、その上端から斜め下方に延長した屈曲片14,14と、各屈曲片14,14の先端に一体連設し、板面が垂下片12の板面に略直交するように形成された固定片15と、固定片15の先端両側より延長形成されたY形片16とを有している。Y形片16の中脚は斜め下向きに突出した後、その下端から垂下片12の板面に略直交する方向に突出しており、その先端部の上下両面に可動接点17,17が固着されている。また、固定片15の下面側に配置した短冊状の接極子18のダボ18aを、固定片15に設けた孔に挿通してかしめることで接極子18が固定片15の下面に固定される。この接極子18は長手方向の一端部を継鉄2の縦片2aの上端部に当接させるとともに、他端部を鉄心5の吸着面5aに対向させており、屈曲片14,14が撓むことによって継鉄2の縦片2aの上端部を支点として回動自在に支持されている。
The contact spring 11 (hinge spring) includes a
また、各固定接点端子7,9は逆L字形に折り曲げ形成されたもので、各横片7a,9aに各固定接点6,8をかしめ固定し、また各垂直片7b,9bの下端に外部端子片7c、9cを一体延長形成しており、各固定接点端子7,9は、各固定接点6,8が可動接点17,17に対向するようにしてベース1に固定される。すなわち、固定接点6,8は間隙を介して上下方向に対向配置されるとともに、固定接点6,8の間にY形片16の先端部が挿入されて、Y形片16の上下両面に設けた可動接点17,17が固定接点6,8に対向しており、励磁用コイル3に通電していない状態では屈曲片14,14のばね弾性によって固定片15が上方へ弾発することで接極子18が鉄心5の吸着面5aから離れて、Y形片16の中脚先端の上面側に設けた可動接点17がNC側の固定接点8に接触する。一方、励磁用コイル3に通電すると、励磁用コイル3に発生する磁力によって接極子18が鉄心5の吸着面5aに吸着され、屈曲片14,14のばね力に抗して固定片15が下方に移動するので、Y形片16の中脚先端の下面側に設けた可動接点17がNO側の固定接点6に接触する。
The
ところで、図13及び図14に示す電磁継電器は2接点タイプの電磁継電器であり、ベース1には一対の継鉄2が並べてインサート成形されており、各々の継鉄2に、励磁用コイル3が巻胴に巻回されたコイルボビン4の中心透孔に鉄心5を通して、この鉄心5の先端部を継鉄2の横片の孔にかしめ固定するとともに、各々の継鉄2の縦片2aに接触ばねブロック10を取り付けてある。そして、ベース1に取り付けられた各部品を覆うようにして、下面が開口した箱状のカバー19を被せた後に、ベース1の底面にシール剤20を供給して、ベース1及びカバー19からなる器体の内部を封止している。
Incidentally, the electromagnetic relay shown in FIGS. 13 and 14 is a two-contact type electromagnetic relay, and a pair of
また、上述の電磁継電器では接触ばね11に可撓性が要求されるため、接触ばね11は固定接点端子7,9に比べて厚みの薄い板材から形成されている。一方、可動接点端子13は強度上の問題などからある程度の厚みを持たせる必要があるため、図11(a)(b)に示すように垂下片12から延長形成された帯状の端子片13aを、幅方向における中心線L1で折り返し、幅方向の両側縁が重なるように重ね合わせることで、可動接点端子13を形成している。そして、可動接点端子13や固定接点端子7,9やコイル端子3aの表面(図13及び図14中に斜線で示す部位)に予備半田を施すことで、可動接点端子13の表面を覆うとともに、端子片13aの重ね合わせ部分の隙間を半田で塞ぐことにより、リークの発生を防止している。
Further, in the above-described electromagnetic relay, since the
なお端子片13aは、図11(a)に示すように幅方向における中心線L1に対して略対称な形状に形成されており、略対称な形状に形成された側片13b,13cはそれぞれ細長の矩形板状であって、下端部の両角部を落としたような形状に形成され、両側片13b,13cの長手方向に沿う側縁同士を一体に連結してある。そして、図中左側の側片13bが垂下片12の下端に連続一体に連結されており、端子片13aを幅方向の中心線L1で折り返して、側片13bの上側に側片13cを重ね合わせることで、可動接点端子13を形成してある。
ところで、近年、廃棄された電気機器が酸性雨に晒されると、電気機器に使用された半田から鉛が溶け出して、土壌汚染や地下水の汚染を引き起こす可能性が指摘されており、環境に対する配慮から従来の鉛入り半田に代えて所謂鉛フリー半田を使用した製品が提供されている。 By the way, in recent years, it has been pointed out that when waste electrical equipment is exposed to acid rain, lead may be dissolved from the solder used in the electrical equipment, causing soil contamination and groundwater contamination. Thus, products using so-called lead-free solder instead of conventional lead-containing solder are provided.
しかしながら、鉛フリー半田は従来の鉛入り半田に比べて濡れ性が悪いという問題があり、上述のような2つ折りの可動接点端子13に鉛フリー半田で予備半田を施した場合、鉛フリー半田が可動接点端子13の表面を覆うだけでとどまり、端子片13aを重ね合わせた部分の隙間まで入り込まないために、端子片13aを重ね合わせた部分の内側に空洞Xが発生していた(図11(c)参照)。
However, there is a problem that lead-free solder has poor wettability compared to conventional lead-containing solder, and when pre-soldering is performed on lead-free
そして、この電磁継電器をプリント基板に実装する際には、可動接点端子13や外部端子片7c、9cやコイル端子3aをプリント基板の挿通孔に通し、挿通孔から裏面側に突出する可動接点端子13や固定接点端子7,9をクリンチ(45°曲げ)して、電磁継電器をプリント基板に仮固定した後、可動接点端子13や固定接点端子7,9を半田付けするのであるが、可動接点端子13をクリンチした際に折り曲げ位置(図12中のA部)で半田クラックBが発生し、端子片13aの重ね合わせ部に開きが発生して、端子片13aの折り曲げ部分の空洞Xを介してリークが発生するという問題があった。
And when mounting this electromagnetic relay on a printed circuit board, the
本発明は上記問題点に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、1枚の金属板を2つに折り重ねて形成した端子の折り重ねた部分からリークが発生するのを防止した端子構造を提供することにある。 The present invention has been made in view of the above problems, and its purpose is to prevent leakage from a folded portion of a terminal formed by folding a single metal plate into two. An object of the present invention is to provide a prevented terminal structure.
上記目的を達成するために、請求項1の発明では、電気回路を構成する電気部品が表面に配置されたベース、及び、電気部品を覆うようにしてベースの表面に被着されるカバーからなる器体と、1枚の金属板を中間部で折り返して重ね合わせることで形成され、ベースの表裏を連通する連通部に配置される電気回路の外部接続端子とを備え、ベースの裏面にシール剤を充実することによって器体を封止する電気機器の端子構造であって、外部接続端子における器体の内部側の端部に、重ね合わせた金属板の間の隙間にシール剤を流入させるためのシール剤流入口を設けるとともに、ベースの裏面からシール剤流入口に達するシール剤の導入経路を設け、シール剤流入口の近傍において金属板の重ね合わせた部分の一方に切欠を設けたことを特徴とする。 In order to achieve the above object, according to the first aspect of the present invention, there are provided a base on which electrical components constituting an electrical circuit are arranged, and a cover that is attached to the surface of the base so as to cover the electrical components. A container and an external connection terminal of an electric circuit which is formed by folding and overlapping one metal plate at an intermediate portion and arranged in a communication portion which communicates the front and back of the base, and has a sealing agent on the back surface of the base Is a terminal structure of an electrical device that seals the container body by enhancing the seal, and in order to allow the sealing agent to flow into the gap between the metal plates stacked on the inner end of the container body at the external connection terminal In addition to providing an agent inflow port, a seal agent introduction path from the back surface of the base to the seal agent inflow port is provided, and a notch is provided in one of the overlapping portions of the metal plates in the vicinity of the seal agent inflow port. To.
この発明によれば、導入経路を経由して器体内部に進入したシール剤が、シール剤流入口から重ね合わせた金属板の間の隙間に進入するので、金属板の間にできる隙間をシール剤で塞ぐことができ、金属板の間にできる隙間からリークが発生するのを防止できる。さらに、重ね合わせた部分の一方には切欠を設けてあるので、シール剤流入口にシール剤が流入しやすくなり、金属板の間にできる隙間をシール剤で確実に塞ぐことができる。したがって、端子の表面に鉛フリー半田で予備半田を施した場合に、この端子を折り曲げることで、端子の表面を覆う半田にクラックが発生したとしても、重ね合わせた金属板の間にできる隙間がシール剤で塞がれているので、リークが発生することがない。 According to this invention, since the sealing agent that has entered the inside of the container via the introduction path enters the gap between the metal plates stacked from the sealing agent inlet, the gap formed between the metal plates is closed with the sealing agent. It is possible to prevent leakage from occurring through a gap formed between the metal plates. Furthermore, since one of the overlapped portions is provided with a notch, the sealing agent can easily flow into the sealing agent inflow port, and the gap formed between the metal plates can be reliably closed with the sealing agent. Therefore, when pre-soldering is performed on the surface of the terminal with lead-free solder, even if a crack occurs in the solder that covers the surface of the terminal by bending the terminal, a gap is created between the stacked metal plates. Because it is blocked by, there is no leakage.
請求項2の発明では、請求項1の発明において、シール剤の導入経路に臨むようにして配置された金属部品を有し、該金属部品の表面における導入経路と対向する部位に凹凸部を設けたことを特徴とする。
In the invention of
この発明によれば、シール剤の導入経路に臨むようにして金属部品が配置されている場合に、導入経路と対向する金属部品の部位にめっき層が形成されていると、めっき層がシール剤を弾くためにシール剤が流れ込みにくくなったり、シール剤の流入量にバラツキが発生するが、凹凸部を設けることによって、金属部品の表面でシール剤を弾いてしまうのを防止し、シール剤の流れ込みを安定させることができる。 According to the present invention, when the metal part is arranged so as to face the introduction path of the sealing agent, the plating layer repels the sealing agent if the plating layer is formed on the part of the metal part facing the introduction path. For this reason, the sealing agent becomes difficult to flow in or the amount of inflow of the sealing agent varies, but by providing an uneven portion, it prevents the sealing agent from being repelled on the surface of the metal part and prevents the sealing agent from flowing in. It can be stabilized.
請求項3の発明では、請求項2の発明において、凹凸部は、金属部品の表面にローレット加工を施すことによって形成された凹凸であることを特徴とし、請求項2の発明と同様の効果がある。
In the invention of
請求項4の発明では、請求項1の発明において、シール剤の導入経路に臨むようにして配置された金属部品を有し、該金属部品の表面における導入経路と対向する部位に凹部を形成し、この凹部内に合成樹脂層を形成したことを特徴とする。 According to a fourth aspect of the present invention, in the first aspect of the invention, the metal component is disposed so as to face the introduction path of the sealing agent, and a recess is formed in a portion of the surface of the metal part facing the introduction path. A synthetic resin layer is formed in the recess.
この発明によれば、シール剤の導入経路に臨むようにして金属部品が配置されている場合に、導入経路と対向する金属部品の部位にめっき層が形成されていると、めっき層がシール剤を弾くためにシール剤が流れ込みにくくなったり、シール剤の流入量にバラツキが発生するが、導入経路と対向する金属部品の部位に凹部を形成し、この凹部内に合成樹脂層を形成することにより、金属部品の表面でシール剤を弾いてしまうのを防止し、シール剤の流れ込みを安定させることができる。 According to the present invention, when the metal part is arranged so as to face the introduction path of the sealing agent, the plating layer repels the sealing agent if the plating layer is formed on the part of the metal part facing the introduction path. Therefore, it becomes difficult for the sealing agent to flow in or the amount of inflow of the sealing agent varies, but by forming a recess in the part of the metal part facing the introduction path, and forming a synthetic resin layer in this recess, It is possible to prevent the sealing agent from being repelled on the surface of the metal part and to stabilize the flow of the sealing agent.
以上説明したように、本発明では、導入経路を経由して器体内部に進入したシール剤が、シール剤流入口から重ね合わせた金属板の間の隙間に進入するので、金属板の間にできる隙間をシール剤で塞ぐことができ、金属板の間にできる隙間からリークが発生するのを防止できる。さらに、重ね合わせた部分の一方には切欠を設けてあるので、シール剤流入口にシール剤が流入しやすくなり、金属板の間にできる隙間をシール剤で確実に塞ぐことができる。したがって、端子の表面に鉛フリー半田で予備半田を施した場合に、この端子を折り曲げることで、端子の表面を覆う半田にクラックが発生したとしても、重ね合わせた金属板の間にできる隙間がシール剤で塞がれているので、リークが発生することがない。 As described above, in the present invention, since the sealant that has entered the interior of the container via the introduction path enters the gap between the metal plates stacked from the sealant inlet, the gap formed between the metal plates is sealed. It can be blocked with an agent, and leakage can be prevented from occurring through a gap formed between the metal plates. Furthermore, since one of the overlapped portions is provided with a notch, the sealing agent can easily flow into the sealing agent inflow port, and the gap formed between the metal plates can be reliably closed with the sealing agent. Therefore, when pre-soldering is performed on the surface of the terminal with lead-free solder, even if a crack occurs in the solder that covers the surface of the terminal by bending the terminal, a gap is created between the stacked metal plates. Because it is blocked by, there is no leakage.
以下、本発明の端子構造を電磁継電器に適用した実施形態について図面を参照して説明する。但し、電気機器は電磁継電器に限定されるものではなく、電磁継電器以外の電気機器にも本発明の技術思想が適用可能であることは言うまでもない。 Hereinafter, an embodiment in which a terminal structure of the present invention is applied to an electromagnetic relay will be described with reference to the drawings. However, the electric device is not limited to the electromagnetic relay, and it is needless to say that the technical idea of the present invention can be applied to electric devices other than the electromagnetic relay.
(実施形態1)
本発明の実施形態1を図面に基づいて説明する。本実施形態の電磁継電器は、従来技術で説明した電磁継電器と同様の構成を有しているので、共通する構成要素には同一の符号を付して、図示及び説明は省略し、本発明の特徴部分についてのみ詳細に説明する。
(Embodiment 1)
図1(a)(b)は本発明の端子構造を適用した接触ばね11を示し、この接触ばね11は、垂下片12の下端から延長形成された可動接点端子13と、垂下片12の上端両側より上方に一体延長した後、その上端から斜め下方に延長した屈曲片14,14と、各屈曲片14,14の先端に一体連設し、板面が垂下片12の板面に略直交するように形成された固定片15と、固定片15の先端両側より延長形成されたY形片16とを有している。そして、ベース1にインサート成形された継鉄2の縦片2aに接触ばね11をかしめ固定すると、ベース1の側面に設けたベース1の表裏を連通する連通部としての凹溝1aに可動接点端子13が配置される。
1A and 1B show a
可動接点端子13は、垂下片12から延長形成された帯状の端子片13aを、幅方向における中心線で折り返し、幅方向の両側縁が重なるように重ね合わせることによって形成されており、その表面には鉛フリー半田で予備半田が施される。
The
端子片13aは、図1(a)に示すように幅方向における中心線に対して略対称な形状に形成されており、略対称な形状に形成された側片13b,13cはそれぞれ細長の矩形板状であって、下端部の両角部を落としたような形状に形成され、両側片13b,13cの長手方向に沿う側縁同士を一体に連結してある。そして、図中左側の側片13bが垂下片12の下端に連続一体に連結されており、この側片13bの垂下片12側の端部における側片13c側の部位には切欠21を形成してある。而して、端子片13aを幅方向の中心線で折り返して、側片13bの上側に側片13cを重ね合わせると、切欠21を形成した部位以外では2枚の側片13b,13cが重なっているが、切欠21を形成した部位では1枚の側片13cのみとなり、この部分がシール剤流入口22となる。
As shown in FIG. 1A, the
このように、2枚重ねの側片13b,13cの一部を切り欠いて、側片13cが1枚のみの部分を形成しており、側片13b,13cが2枚重なっている部分に比べて、側片13cが1枚のみの部分では側片13b,13cの間の隙間にシール剤20が流れ込みやすく、側片13b,13cの間の隙間をシール剤20で確実に塞ぐことができる。また、シール剤流入口22は、可動接点端子13における器体の内部側の端部に設けられているので、可動接点端子13の根元側の隙間をシール剤20で塞ぐことができ、リーク経路を確実に遮断することができる。
In this way, a part of the two overlapping
また、可動接点端子13はベース1の凹溝1a内に配置され、ベース1から突出する継鉄2の縦片2aに対向しており、可動接点端子13と凹溝1aとの間の隙間と、可動接点端子13と継鉄2の縦片2aとの間の隙間とから、ベース1の裏面よりシール剤流入口22に達するシール剤20の導入経路23が構成される。
The
而して、ベース1の表面に電気部品を取り付け、電気部品を覆うようにしてベース1の表面にカバー19を被せた後に、ベース1の底面にシール剤20を充実して、ベース1及びカバー19からなる器体を封止すると、シール剤20でベース1の底面が封止されるととともに、シール剤20が上記導入経路23を通ってシール剤流入口22まで導かれ、シール剤流入口22から端子片13aの側片13b,13cの間の隙間に流入するので、この隙間をシール剤20で確実に塞ぐことができる。したがって、この電磁継電器をプリント基板に実装する際に、プリント基板の孔に可動接点端子13や外部端子片7c,9cやコイル端子3aを通して、可動接点端子13の先端部をクリンチ(45°曲げ)した場合に、可動接点端子13の表面を覆う予備半田に半田クラックが発生したとしても、側片13b,13cの間の隙間と上記導入経路23とがシール剤20で塞がれているので、リークが発生するのを防止することができる。
Thus, after mounting electrical parts on the surface of the
(実施形態2)
本発明の実施形態2を図2及び図3に基づいて説明する。尚、基本的な構成は実施形態1と同様であるので、共通する構成要素には同一の符号を付して、その説明は省略する。
(Embodiment 2)
A second embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. Since the basic configuration is the same as that of the first embodiment, common components are denoted by the same reference numerals and description thereof is omitted.
上述の実施形態1では、可動接点端子13とベース1にインサート成形された継鉄2の縦片2aとが対向しており、シール剤20の導入経路23の一部が、可動接点端子13と継鉄2の縦片2aとの間の隙間で構成されている。
In the first embodiment described above, the
ここで、金属部品である継鉄2の表面にめっき処理などが施されていると、継鉄2の表面でシール剤20を弾くために、シール剤20が導入経路23を伝って器体内部に入り込みにくくなったり、シール剤20の流れ性などの影響で流れ込み量がばらつく可能性がある。
Here, when the surface of the
そこで、本実施形態では継鉄2の縦片2aにおける可動接点端子13との対向部24(図2中の斜線部)にローレット加工を施して、この対向部24の表面に凹凸を形成しているので、対向部24の表面でシール剤20を弾いたり、シール剤の流れ込み量がばらついたりするのを防止できる。したがって、シール剤20で器体を封止する際に、ベース1の底面から導入経路23を伝ってシール剤流入口22までシール剤20を確実に流すことができ、シール剤流入口22から側片13b,13cの間の隙間にシール剤20を流して、この隙間を確実に塞ぐことができる。
Therefore, in this embodiment, a knurling process is performed on the facing portion 24 (shaded portion in FIG. 2) of the
(実施形態3)
本発明の実施形態3を図4〜図10に基づいて説明する。尚、基本的な構成は実施形態1と同様であるので、共通する構成要素には同一の符号を付して、その説明は省略する。
(Embodiment 3)
A third embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. Since the basic configuration is the same as that of the first embodiment, common components are denoted by the same reference numerals and description thereof is omitted.
上述の実施形態1では、可動接点端子13とベース1にインサート成形された継鉄2の縦片2aとが対向しており、シール剤20の導入経路23の一部が、可動接点端子13と継鉄2の縦片2aとの間の隙間で構成されている。
In the first embodiment described above, the
ここで、金属部品である継鉄2の表面にめっき処理などが施されていると、継鉄2の表面でシール剤20を弾くため、シール剤20が導入経路23を伝って器体内部に入り込みにくくなったり、シール剤20の流れ性などの影響で流れ込み量がばらつく可能性がある。
Here, when the surface of the
ところで、継鉄2は、図4〜図6に示すように磁性材料からL字形に形成されており、縦片2aの外側面には接触ばね11をかしめ固定するための一対のダボ2c,2cが突設され、横片2bには鉄心5の先端部をかしめ固定する孔2dが貫設されている。
Incidentally, the
そして、本実施形態では、図4(a)(d)及び図8(a)に示すように、継鉄2の縦片2aにおける可動接点端子13との対向部位に、凹溝25を形成してあり、この継鉄2をベース1とともにインサート成形してベースブロック27を形成する際に、縦片2aの凹溝25内に合成樹脂層26を形成してある(図7(a)〜(d)、図8(b)及び図9参照)。
And in this embodiment, as shown to Fig.4 (a) (d) and Fig.8 (a), the
このように本実施形態では可動接点端子13と対向する継鉄2の縦片2aの部位に凹溝25を形成し、この凹溝25に合成樹脂層26を形成しているので、図10に示すように凹溝25内の合成樹脂層26が可動接点端子13と対向することになり、可動接点端子13と金属部品である継鉄2とが直接対向している場合のように、継鉄2の表面でシール剤20を弾いたり、シール剤の流れ込み量がばらついたりするのを防止でき、シール剤20を流れ込み易くしている。したがって、シール剤20で器体を封止する際に、ベース1の底面から導入経路23を伝ってシール剤流入口22までシール剤20を確実に流すことができ、シール剤流入口22から側片13b,13cの間の隙間にシール剤20を流して、この隙間を確実に塞ぐことができる。
Thus, in this embodiment, since the
1 ベース
1a 凹溝
2 継鉄
2a 縦片
13 可動接点端子
13a 端子片
13b 側片
13c 側片
20 シール剤
21 切欠
22 シール剤流入口
23 導入経路
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