JP2005047665A - 農作物整列供給方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】長尺農作物を、略真っ直ぐな状態に保持したまま略同一方向に揃えて整列供給することができ、作業性の向上及び省力化、能率アップを図ることができる農作物整列供給方法を提供する。
【解決手段】ネギA…を、搬送方向に向かって根部Aaが左向き、葉部Acが右向きとなるように、搬送方向に対して略直交する状態に整列して第1コンベア10に載置し、移載工程Bにおいて、第1コンベア10が搬送するネギAの根部Aaを作業者29の手又は農作物移載装置30で保持し、その保持したネギAの根部Aaを先頭にして第1コンベア10及び第2コンベア20の載置面に沿って搬送方向と略直交する方向に水平移動させ、ネギA全長を長さ方向に引っ張るようにして第1コンベア10から第2コンベア20に移載し、略同一方向に揃えて整列供給する。
【選択図】 図3
【解決手段】ネギA…を、搬送方向に向かって根部Aaが左向き、葉部Acが右向きとなるように、搬送方向に対して略直交する状態に整列して第1コンベア10に載置し、移載工程Bにおいて、第1コンベア10が搬送するネギAの根部Aaを作業者29の手又は農作物移載装置30で保持し、その保持したネギAの根部Aaを先頭にして第1コンベア10及び第2コンベア20の載置面に沿って搬送方向と略直交する方向に水平移動させ、ネギA全長を長さ方向に引っ張るようにして第1コンベア10から第2コンベア20に移載し、略同一方向に揃えて整列供給する。
【選択図】 図3
Description
この発明は、例えばネギやゴボウ、アスパラガス、花卉等の長尺農作物を供給する作業に用いられる農作物整列供給方法に関する。
従来、上述例のネギを第1コンベアから第2コンベアに供給する方法としては、例えば供給コンベアから供給される長物農産物を一対の案内板に移載すると共に、一対の案内板を搬送方向に周回移動させながら選別コンベアの受皿上で開放して、長物農産物を受皿に移載する特許文献1の農産物の移載装置があるが、ネギのような軟弱な農産物を移載する場合、ネギの葉部が一対の案内板の間から垂れ下がりやすく、選別コンベアの受皿に対して略真っ直ぐな状態のまま移載することが困難である。
また、図7、図8に示すように、ネギA…を、搬送方向に向かって根部Aaが右向き、葉部Acが左向きとなるように略同一方向に揃えて第1コンベア50で搬送し、第1コンベア50が搬送するネギAの根部Aaを作業者の手で保持して、その手で保持したネギAの根部Aaを中心として水平回動するか、上下回動する等して、ネギAの根部Aaが左向き、葉部Acが左向きとなるように反転して第2コンベア60に移載した場合、移載時に付与される遠心力及び落差が大きく、ネギAの茎部Abや葉部Acが折れ曲がりやすいため、ネギA全長を、略真っ直ぐな状態に保持することが困難であり、その時に付与される衝撃が大きいと、ネギAの鮮度及び品質が損なわれることもある。且つ、ネギAの茎部Abや葉部Acが折れ曲がっていると、茎部Abの表皮を剥離したり、葉部Acを切除する作業が機械的に行えず、ネギAの葉部Acを略真っ直ぐな状態に手作業で修正するか、手作業で1本ずつ切除しなければならず、作業性及び作業能率が悪くなるという問題点を有している。
この発明は上記問題に鑑み、長尺農作物を、略真っ直ぐな状態に保持したまま略同一方向に揃えて整列供給することができ、作業性の向上及び省力化、能率アップを図ることができる農作物整列供給方法の提供を目的とする。
この発明は、長尺農作物を搬送方向に向かって略直交する状態に整列して載置し、該長尺農作物を略同一方向に揃えて搬送する第1コンベアと第2コンベアとを搬送方向に略平行して並列配置すると共に、上記第1コンベアが搬送する長尺農作物の移載側始端部を農作物移載手段で保持し、該長尺農作物の移載側始端部を先頭にして第1コンベア及び第2コンベアの載置面に沿って搬送方向と直交する方向に水平移動させ、上記長尺農作物を長さ方向に引っ張るようにして、上記第1コンベアから第2コンベアに移載する農作物整列供給方法であることを特徴とする。
上述の長尺農作物は、例えばネギやゴボウ、アスパラガス、花卉等で構成される。また、第1コンベア及び第2コンベアは、例えばバケットコンベアやベルトコンベア、チェーンコンベア、ローラーコンベア、フリートレイを搬送するコンベア等の搬送手段で構成される。また、農作物移載手段は、例えば作業者の手で移載する人為的移載手段と、チャックやアーム、吸着子で保持して移載する機械的移載手段等で構成される。
つまり、長尺農作物を、搬送方向に向かって略直交する状態に整列して第1コンベアに載置し、第1コンベアが搬送する長尺農作物(例えばネギ)の移載側始端部(例えばネギの根部側)を農作物移載手段(例えば作業者の手及び農作物移載装置を構成する一対のチャック等)で保持して、その長尺農作物の移載側始端部を先頭にして第1コンベア及び第2コンベアの載置面に沿って搬送方向と略直交する方向に水平移動させ、長尺農作物を長さ方向に引っ張るようにして第1コンベアから第2コンベアに移載し、略同一方向に揃えて搬送供給する。
実施の形態として、第1コンベアから第2コンベアに移載される長尺農作物(例えばネギ全長や葉部側等)を、第1コンベアと第2コンベアとの対向縁部間に設けた支持台で略水平となる高さに支持することができる。また、第1コンベアと第2コンベアとの対向縁部を、第1コンベアから第2コンベアに移載される長尺農作物が略水平に支持される間隔に近接することができる。また、長尺農作物を搬送方向に向かって移載側始端部が左向き、移載側終端部が右向きとなる状態に略同一方向に揃えて第1コンベア及び第2コンベアに載置することができる。
この発明によれば、第1コンベアが搬送する長尺農作物の移載側始端部を先頭にして第1コンベア及び第2コンベアの載置面に沿って搬送方向と略直交する方向に水平移動させ、長尺農作物を長さ方向に引っ張るようにして第1コンベアから第2コンベアに移載するので、移載時に付与される遠心力及び落差が小さく、長尺農作物が折れ曲がったり、切れ落ちたり、剥げ落ちたりせず、長尺農作物の全長を、略真っ直ぐな状態に保持したまま第1コンベアから第2コンベアに移載及び略同一方向に揃えて整列供給する作業が安定して行える。且つ、長尺農作物に付与される負担及び衝撃が軽減されるので、長尺農作物の鮮度及び品質を一定に保持することができると共に、長尺農作物の不必要又は食用に供し得ない部分を切除する作業が機械的に行え、作業性の向上及び省力化、能率アップを図ることができる。
この発明は、長尺農作物を、略真っ直ぐな状態に保持したまま略同一方向に揃えて整列供給するという目的を、長尺農作物の移載側始端部を先頭にして、第1コンベア及び第2コンベアの載置面に沿って搬送方向と略直交する方向に水平移動させて移載することで実現した。
この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面は、長尺農作物の一例であるネギを整列して供給する作業に用いられる農作物整列供給方法を示し、図1及び図2に於いて、この農作物整列供給方法は、長尺のネギA…を第1コンベア10から第2コンベア20に移載する移載工程Bに用いられ、第1コンベア10が搬送するネギA…を、移載工程Bに待機する作業者29の手又は農作物移載装置30で保持して搬送方向と略直交する方向に水平移動させ、ネギA全長を長さ方向に引っ張るようにして第1コンベア10から第2コンベア20に移載し、移載工程B後段に設けた分離工程Cと仕分け工程Dとに供給する。
且つ、第1コンベア10及び第2コンベア20を搬送方向と略平行して並列に配置すると共に、第1コンベア10の送りベルト11と、第2コンベア20の載置部21との載置面が略同一又は略水平となる高さに架設し、第1コンベア10の終端側左縁部と、第2コンベア20の始端側右縁部とを、ネギA全長が送りベルト11及び載置部21の載置面に沿って略水平に支持される高さ及び間隔に近接している。
上述の第1コンベア10は、図3にも示すように、長尺のネギAが搬送方向に対して略直交する姿勢に載置される載置幅(搬送幅)に形成した略平形の送りベルト11を搬送路上に張架し、その送りベルト11を、減速機付きモータ(図示省略)の駆動力により搬送方向に回転させる。
且つ、前工程(例えば荷受け工程)から供給されるネギA…を、搬送方向に向かって根部Aaが左向き、葉部Acが右向きとなるように略同一方向に揃えて、送りベルト11の始端側載置面に1本又は複数本ずつ並列載置し、略同一方向に揃えたまま搬送方向に対して略直交する姿勢に整列載置したまま移載工程Bに搬送する。また、1本又は複数本のネギAを所定間隔に隔てられた載置位置に規制する規制部(例えば凸状の突起部や凹状の載置部等)を、送りベルト11の載置面全長に所定間隔に隔てて複数設けてもよい。
前述の第2コンベア20は、長尺のネギAが搬送方向に対して略直交する姿勢に載置される凹状の載置部21(例えばバケット)を、搬送路下部に張架した周回チェーン22…全長に対して所定間隔に隔てて取り付け、周回チェーン22…を、減速機付きモータ(図示省略)の駆動力で搬送方向に回転して、載置部21…を、上述の第1コンベア10の搬送速度と同期して搬送方向に周回移動させる。
且つ、第1コンベア10から移載されるネギA…を、後述する作業者29の手又は農作物移載装置30で保持して略同一方向に揃えたまま載置部21…に1本又は複数本ずつ載置し、その載置部21…に載置されたネギA…を、後述する分離工程C及び仕分け工程Dに連続的又は間欠的に搬送する。なお、第1コンベア10及び第2コンベア20の何れか一方の搬送速度を、他方の搬送速度よりも速くしてもよい。
且つ、載置部21は、ネギAの根部Aaを搬送路左側部に向けて略水平に突出した状態に支持する受け部21aと、茎部Abを略水平に支持する受け部21bと、葉部Acを搬送路右側部に向けて略水平に突出した状態に支持する受け部21cとで構成される。なお、載置部21を、ネギA全長が載置される大きさ及び形状に形成してもよい。
且つ、送りベルト11及び載置部21の載置面と略同一又は略水平となる高さにネギA全長及び葉部Ac(移載側終端部)を支持する支持台23を、第1コンベア10の終端側左縁部と第2コンベア20の始端側右縁部との対向縁部間に搬送方向と略平行して架設している。
また、第1コンベア10及び第2コンベア20を、略同一構造のバケットコンベアで構成するか、何れか一方又は両方のコンベアを、例えばベルトコンベアやローラーコンベア、チェーンコンベア、フリートレイを搬送するコンベア等で構成することもできる。
前述の移載工程Bは、1本又は複数本のネギAを手で保持して移載する作業者29と、一対のチャック32,32で保持して移載する農作物移載装置30との一方又は両方で構成される。作業者29の手で人為的に移載する場合、図2、図3にも示すように、1人又は複数人の作業者29を、第2コンベア20の始端側左側部に予め待機させ、第1コンベア10の送りベルト11上に載置されたネギA…の根部Aa又は茎部Abを作業者29の手で保持した後、その手で保持したネギAの根部Aa(移載側始端部)を先頭にして、第1コンベア10及び第2コンベア20の載置面に沿って搬送方向と略直交する方向に水平移動させ、ネギA全長を第1コンベア10の送りベルト11から第2コンベア20の載置部21…に移載する。また、作業者29を、第1コンベア10及び第2コンベア20の間に待機させるか、第1コンベア10の終端側右側部に待機させてもよい。
一方、農作物移載装置30で機械的に移載する場合、図4、図5に示すように、移載ユニット31を構成する一対のチャック32,32を、可動枠33に垂設した支持部34に左右開閉自在に取り付け、その可動枠33を、第1コンベア10の終端側上部と第2コンベアの始端側上部との間に架設した架設したガイドレール35に取り付け、移載ユニット31を、第1コンベア10及び第2コンベア20の搬送方向と略直交する方向に往復移動自在に設けている。
且つ、ガイドレール35に沿って張架した牽引チェーン36を可動枠34に連結し、その牽引チェーン36を、装置上部に配設したモータ37の駆動力により正逆回転して、移載ユニット31を、第1コンベア10の送りベルト11に載置されたネギAの移載側始端部が一対のチャック32,32で保持される保持位置と、その保持したネギAが第2コンベア20の載置部21に移載される移載位置とに往復移動する。
且つ、チャック32,32の基端部に固定したギャ38,38を噛み合わせると共に、支持部34に取り付けた開閉シリンダー39のロッドを一方のチャック32の基端部に連結して、一対のチャック32,32を、第1コンベア10及び第2コンベア20に載置されたネギAの根部Aa側を保持する閉状態と、その保持が解除される開状態とに開閉動作する。
且つ、可動枠33に取り付けた昇降シリンダー34aのロッドを支持部34に連結して、移載ユニット31を、第1コンベア10に載置されたネギAの根部Aaを保持する降下位置と、その保持したネギAが第2コンベア20に移載許容される上昇位置とに上下動する。
つまり、第1コンベア10の送りベルト11上に載置されたネギAの根部Aa又は茎部Abを一対のチャック32,32で保持した後、その一対のチャック32,32で保持したネギAの根部Aaを先頭にして、第1コンベア10及び第2コンベア20の載置面に沿って搬送方向と略直交する方向に水平移動させ、ネギA全長を第1コンベア10の送りベルト11から第2コンベア20の載置部21…に移載する。且つ、上述同様にして、移載ユニット31を、第1コンベア10上及び第2コンベア20上に往復移動させ、後続のネギA…を、第1コンベア10から第2コンベア20に移載する作業を継続して行う。
また、移載ユニット31を、第1コンベア10及び第2コンベア20の搬送速度と略同期して所定のピッチ分だけ搬送方向に往復移動させながら、1本又は複数本のネギA…を、1組又は複数組の一対のチャック32,32で保持して第1コンベア10から第2コンベア20に移載することもできる。加えて、一対のチャック32,32の代わりに、例えばアームや吸着子等で保持してもよい。
前述の分離工程Cは、図1にも示すように、不要部除去装置40を構成する第1根切り装置41と、位置揃え装置42と、皮剥ぎ装置43と、第2根切り装置44と、葉切り装置45とを搬送路上に配設し、移載工程B後段に配設した第1根切り装置41は、光学的検出手段で検出した検出情報に基づいて判定した根切り位置を基準として、ネギAの根部Aaを、表皮の剥ぎ取りが容易に行える状態に切除する。
且つ、第1根切り装置41後段に配設した位置揃え装置42は、ネギAの葉部Ac付根(襟部)に相当する皮剥ぎ開始位置を、搬送方向に向けて略直線状に揃えた状態に載置位置を修正する。且つ、位置揃え装置42後段に配設した皮剥ぎ装置43は、上述の位置揃え装置42で揃えられた皮剥ぎ開始位置を基準として、ネギAの表皮を剥ぎ取り分離する。
且つ、皮剥ぎ装置43後段に配設した第2根切り装置44は、予め判定した根切り位置を基準として、ネギAの根部Aaを所定量切除して切り揃える。且つ、第2根切り装置44後段に配設した葉切り装置45は、上述の皮剥ぎ開始位置又は根切り位置を基準として、ネギAの葉部Acを所定量切除して切り揃える。
前述の仕分け工程Dは、第2コンベア20が搬送するネギA…を、光学的検出手段で検出した検出情報に基づいて仕分け装置46で項目別に仕分け処理し、項目別に仕分けられたネギA…は、例えば結束するか、箱詰めする等して出荷処理する。
図示実施例は上記の如く構成するものにして、以下、農作物整列供給方法による長尺のネギA…を略同一方向に整列して供給する方法を説明する。
先ず、図1、図2に示すように、前工程(例えば荷受け工程)から供給されるネギA…を、搬送方向に向かってネギAの根部Aaが左向き、葉部Acが右向きとなるように略同一方向に揃えて、搬送方向に対して略直交する姿勢に整列して第1コンベア10の送りベルト11に1本又は複数本ずつ並列載置する。
次に、ネギA…を作業者29の手で人為的に移載する場合、図3に示すように、第1コンベア10が搬送するネギA…の根部Aaを、移載工程Bの第2コンベア20側部に待機する作業者29の手で保持した後、その手で保持したネギAの根部Aaを先頭にして、第1コンベア10及び第2コンベア20の載置面に沿って搬送方向(又は搬送路)と略直交する方向に水平移動させ、ネギA全長を略真っ直ぐな状態に保持したまま長さ方向に引っ張るようにして第1コンベア10から第2コンベア20に1本又は複数本ずつ移載し、図6に示す第2コンベア20に載置されたネギAを、分離工程Cの不要部除去装置40に搬送供給する。
一方、ネギA…を農作物移載装置30で機械的に移載する場合、図4、図5に示すように、第1コンベア10が搬送するネギA…の根部Aa側を、移載ユニット31の一対のチャック32,32で保持した後、一対のチャック32,32で保持したネギAを、そのネギAの根部Aaを先頭にして、第1コンベア10及び第2コンベア20の載置面に沿って搬送方向と略直交する方向に水平移動させ、ネギA全長を略真っ直ぐな状態に保持したまま長さ方向に引っ張るようにして第1コンベア10から第2コンベア20に1本又は複数本ずつ移載し、図6に示す第2コンベア20に載置されたネギAを、分離工程Cの不要部除去装置40に搬送供給する。
且つ、第1コンベア10から第2コンベア20に移載されるネギA全長及び葉部Acを、送りベルト11及び載置部21の載置面と略水平となる高さに支持台23で支持する。
以下、上述同様にして、第1コンベア10が搬送する後続のネギA…を、作業者29の手で保持して第1コンベア10から第2コンベア20に移載するか、移載ユニット31を、第1コンベア10上及び第2コンベア20上に往復移動させ、後続のネギA…を、第1コンベア10から第2コンベア20に移載する等して、移載作業を継続して行う。
次に、分離工程Cにおいて、第2コンベア20が搬送するネギA…の根部Aa…を、表皮の剥ぎ取りが容易に行える状態に不要部除去装置40の第1根切り装置41で荒切り切除し、ネギAの葉部Ac付根に相当する皮剥ぎ開始位置を、位置揃え装置42で略直線状に修正し、ネギAの表皮Abを皮剥ぎ装置43で剥ぎ取る。続いて、皮剥ぎ済みネギAの根部Aaを第2根切り装置44で切り揃え、皮剥ぎ済みネギAの葉部Acを葉切り装置45で切り揃えた後、仕分け工程Dにおいて、不要部除去済みネギA…を仕分け装置56で項目別に仕分け処理する。
以上のように、第1コンベア10が搬送するネギAの根部Aaを作業者29の手又は農作物移載装置30で保持して、そのネギA…の根部Aaを先頭にして第1コンベア10及び第2コンベア20の載置面に沿って搬送方向と略直交する方向に水平移動させ、ネギA…を長さ方向に引っ張るようにして第1コンベア10から第2コンベア20に移載するので、移載時に付与される遠心力及び落差が小さく、ネギAの茎部Abや葉部Acが折れ曲がったり、切れ落ちたり、剥げ落ちたりせず、長尺のネギA…を、略真っ直ぐな状態に保持したまま第1コンベア10から第2コンベア20に移載及び略同一方向に揃えて整列供給する作業が安定して行える。且つ、ネギAに付与される負担及び衝撃が軽減されるので、ネギAの鮮度及び品質を一定に保持することができると共に、不必要又は食用に供し得ない茎部Abの表皮を剥離したり、葉部Acを切除する等の作業が機械的に行え、作業性の向上及び省力化、能率アップを図ることができる。
この発明の構成と、上述の実施例との対応において、
この発明の長尺農作物は、実施例のネギAに対応し、
以下同様に、
農作物移載手段は、作業者29の手で保持して移載する人為的移載作業と、農作物移載装置30及び移載ユニット31を構成する一対のチャック32,32で保持して移載する機械的移載作業とに対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
この発明の長尺農作物は、実施例のネギAに対応し、
以下同様に、
農作物移載手段は、作業者29の手で保持して移載する人為的移載作業と、農作物移載装置30及び移載ユニット31を構成する一対のチャック32,32で保持して移載する機械的移載作業とに対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
例えば第1コンベア10及び第2コンベア20の一方又は両方を、第1コンベア10から第2コンベア20に向けてネギA…が自重移動する角度に傾斜するか、第1コンベア10を、第2コンベア20の載置面よりも高位となる高さに架設してもよい。
本発明の農作物整列供給方法は、例えばゴボウやアスパラガス、花卉等の長尺農作物を供給する作業にも利用することができる。
A…ネギ
Aa…根部
Ac…葉部
10…第1コンベア
11…送りベルト
20…第2コンベア
21…載置部
23…支持台
29…作業者
30…農作物移載装置
31…移載ユニット
32…チャック
40…不要部除去装置
Aa…根部
Ac…葉部
10…第1コンベア
11…送りベルト
20…第2コンベア
21…載置部
23…支持台
29…作業者
30…農作物移載装置
31…移載ユニット
32…チャック
40…不要部除去装置
Claims (4)
- 長尺農作物を搬送方向に向かって略直交する状態に整列して載置し、該長尺農作物を略同一方向に揃えて搬送する第1コンベアと第2コンベアとを搬送方向に略平行して並列配置すると共に、
上記第1コンベアが搬送する長尺農作物の移載側始端部を農作物移載手段で保持し、該長尺農作物の移載側始端部を先頭にして第1コンベア及び第2コンベアの載置面に沿って搬送方向と直交する方向に水平移動させ、
上記長尺農作物を長さ方向に引っ張るようにして、上記第1コンベアから第2コンベアに移載する
農作物整列供給方法。 - 上記第1コンベアから第2コンベアに移載される長尺農作物を、該第1コンベアと第2コンベアとの対向縁部間に設けた支持台で略水平となる高さに支持する
請求項1記載の農作物整列供給方法。 - 上記第1コンベアと第2コンベアとの対向縁部を、該第1コンベアから第2コンベアに移載される長尺農作物が略水平に支持される間隔に近接した
請求項1又は2記載の農作物整列供給方法。 - 上記長尺農作物を搬送方向に向かって移載側始端部が左向き、移載側終端部が右向きとなる状態に略同一方向に揃えて第1コンベア及び第2コンベアに載置する
請求項1,2又は3記載の農作物整列供給方法。
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