JP2005043711A - 画像表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 階調表示を正確に行なうことができ、レイアウト面積が小さな画像表示装置を提供する。
【解決手段】 このカラー液晶表示装置は、互いに異なる64の階調電位VG1c〜VG64cをN型トランジスタのしきい値電圧VTNだけ高電位側にレベルシフトさせた64の電位VG1〜VG64を生成する階調電位発生回路16と、64の電位VG1〜VG64のうちのデコード回路17によって選択された電位VIをN型トランジスタのしきい値電圧VTNだけ低電位側にレベルシフトさせた電位VIcをデータ線6に与える駆動単位回路26とを備える。したがって、オフセット補償回路を設けることなく、駆動単位回路26のオフセット電圧VOF=−VTNをキャンセルすることができる。
【選択図】 図4

Description

この発明は画像表示装置に関し、特に、画素電極の電位に応じた階調の画素を表示する画素表示回路を備えた画像表示装置に関する。
従来より、液晶表示装置では、互いに異なる複数の階調電位を生成し、画像データ信号に従って複数の階調電位のうちのいずれかの階調電位を選択し、選択した階調電位を駆動回路によって電流増幅して液晶セルに与えている。駆動回路には、オフセット電圧をキャンセルするためのオフセット補償回路が設けられている。オフセット補償回路では、キャパシタをオフセット電圧に充電し、選択した階調電位をキャパシタの一方電極に与えるとともにキャパシタの他方電極をソースフォロワトランジスタのゲートに接続することにより、オフセット電圧を補償している(たとえば特許文献1参照)。
特開平3−139908号公報
しかし、従来の液晶表示装置では、ソースフォロワトランジスタのゲート容量などの寄生容量が存在するためオフセット電圧を完全に補償することができず、階調表示を正確に行なうことができなかった。キャパシタの容量値を大きくすればオフセット電圧の残存値を小さくすることができるが、キャパシタのレイアウト面積が増大してしまう。
それゆえに、この発明の主たる目的は、階調表示を正確に行なうことができ、レイアウト面積が小さな画像表示装置を提供することである。
この発明に係る画像表示装置は、画素電極の電位に応じた階調の画素を表示する画素表示回路と、互いに異なる複数の階調電位をある電位方向に予め定められた電圧だけそれぞれレベルシフトさせた複数の電位を出力する電位発生回路と、画像データ信号に従って複数の電位のうちのいずれかの電位を選択する選択回路と、選択回路によって選択された電位をある電位方向と逆の電位方向に予め定められた電圧だけレベルシフトさせた電位を画素電極に与える駆動回路とを備えたものである。
また、この発明に係る他の画像表示装置は、画素電極の電位に応じた階調の画素を表示する画素表示回路と、第1の期間は、互いに異なる複数の階調電位をある電位方向に予め定められた第1の電圧だけそれぞれレベルシフトさせた複数の電位をそれぞれ複数の出力ノードに出力し、第2の期間は、前記複数の階調電位をそれぞれ前記複数の出力ノードに出力する電位発生回路と、画像データ信号に従って、複数の出力ノードのうちのいずれかの出力ノードを選択する選択回路と、入力ノードの電位をある電位方向と逆の電位方向に予め定められた第2の電圧だけレベルシフトさせた電位を画素電極に与える駆動回路と、その一方電極が入力ノードに接続されたキャパシタと、第1の期間は、選択回路によって選択された出力ノードを入力ノードに接続するとともにキャパシタの他方電極を画素電極に接続し、第2の期間は、選択回路によって選択された出力ノードをキャパシタの他方電極に接続する切換回路とを備えたものである。
また、この発明に係るさらに他の画像表示装置は、画素電極の電位に応じた階調の画素を表示する画素表示回路と、互いに異なる複数の階調電位と、複数の階調電位をある電位方向に予め定められた第1の電圧だけそれぞれレベルシフトさせた複数の電位とを出力する電位発生回路と、画像データ信号に従って、複数の階調電位のうちのいずれかの階調電位を選択するとともに、選択した階調電位をある電位方向に予め定められた第1の電圧だけレベルシフトさせた電位を選択する選択回路と、入力ノードの電位をある電位方向と逆の電位方向に予め定められた第2の電圧だけレベルシフトさせた電位を画素電極に与える駆動回路と、その一方電極が入力ノードに接続されたキャパシタと、第1の期間は、選択回路によって選択された電位を入力ノードに与えるとともにキャパシタの他方電極を画素電極に接続し、第2の期間は、選択回路によって選択された階調電位をキャパシタの他方電極に与える切換回路とを備えたものである。
この発明に係る画像表示装置では、駆動回路のオフセット電圧となる予め定められた電圧を階調電位に予め重畳しておくので、別途オフセット補償回路を設けることなく、駆動回路のオフセット電圧を補償することができ、階調表示を正確に行なうことができる。また、オフセット補償回路を別途設ける必要はないので、レイアウト面積が小さくて済む。
また、この発明に係る他の画像表示装置では、第1および第2の電圧の差の電圧のみをキャンセルすればよいので、第2の電圧をキャンセルする必要があった従来に比べ、オフセット電圧の残存値が小さくなる。したがって、キャパシタの面積を大きくすることなく、階調表示を正確に行なうことができる。
また、この発明に係るさらに他の画像表示装置では、第1および第2の電圧の差の電圧のみをキャンセルすればよいので、第2の電圧をキャンセルする必要があった従来に比べ、オフセット電圧の残存値が小さくなる。したがって、キャパシタの面積を大きくすることなく、階調表示を正確に行なうことができる。また、階調電位およびそれをレベルシフトさせた電位を予め生成しておくので、階調電位からそれをレベルシフトさせた電位に迅速に切換えることができ、オフセットキャンセル動作の高速化を図ることができる。
[実施の形態1]
図1は、この発明の実施の形態1によるカラー液晶表示装置の構成を示すブロック図である。図1において、このカラー液晶表示装置は、液晶パネル1、垂直走査回路7および水平走査回路8を備え、たとえば携帯電話機に設けられる。液晶パネル1は、複数行複数列に配列された複数の液晶セル2と、各行に対応して設けられたゲート線4および共通電位線5と、各列に対応して設けられたデータ線6とを含む。
液晶セル2は、各行において3つずつ予めグループ化されている。各グループの3つの液晶セル2には、それぞれR,G,Bのカラーフィルタが設けられている。各グループの3つの液晶セル2は、1つの画素3を構成している。
各液晶セル2には、図2に示すように、液晶駆動回路10が設けられている。液晶駆動回路10は、N型トランジスタ11およびキャパシタ12を含む。N型トランジスタ11は、データ線6と液晶セル2の一方電極(画素電極)2aとの間に接続され、そのゲートはゲート線4に接続される。キャパシタ12は、液晶セル2の一方電極2aと共通電位線5との間に接続される。液晶セル2の他方電極には共通電位VCOMが与えられ、共通電位線5には共通電位VCOMが与えられる。
図1に戻って、垂直走査回路7は、画像信号に従って、複数のゲート線4を所定時間ずつ順次選択し、選択したゲート線4を選択レベルの「H」レベルにする。ゲート線4が選択レベルの「H」レベルにされると、図2のN型トランジスタ11が導通し、そのゲート線4に対応する各液晶セル2の一方電極2aとその液晶セル2に対応するデータ線6とが結合される。
水平走査回路8は、画像信号に従って、垂直走査回路7によって1本のゲート線4が選択されている間に各データ線6に階調電位VGを与える。液晶セル2の光透過率は、階調電位VGのレベルに応じて変化する。垂直走査回路7および水平走査回路8によって液晶パネル1の全液晶セル2が走査されると、液晶パネル1に1つの画像が表示される。
図3は、水平走査回路8の構成を示す回路ブロック図である。図3において、水平走査回路8は、シフトレジスタ13、データラッチ回路14,15、階調電位発生回路16、デコード回路17および駆動回路18を含む。シフトレジスタ13は、スタート信号STおよびクロック信号CLKに同期してデータラッチ回路14を制御する。データラッチ回路14は、シフトレジスタ13によって制御され、画像データ信号D0〜D5を1データ線6分ずつ順次ラッチし、1行分の画像データ信号D0〜D5をラッチする。データラッチ回路15は、ラッチ信号LTによって制御され、データラッチ回路14にラッチされた1行分の画像データ信号D0〜D5を一度にラッチする。
階調電位発生回路16は、64の階調電位VG1〜VG64を生成する。デコード回路17は、各データ線6毎に、データラッチ回路15から与えられた画像データ信号D0〜D5に従って64の階調電位VG1〜VG64のうちのいずれかの階調電位を選択し、選択した階調電位を駆動回路18に与える。駆動回路18は、デコード回路17から与えられた各階調電位を対応のデータ線6に与える。
図4は、階調電位発生回路16の構成を示す回路図である。図4において、階調電位発生回路16は、抵抗素子20,21.1〜21.65およびN型トランジスタ22〜25を含む。
抵抗素子20およびN型トランジスタ22,23は、高電位VHHのラインと高電位VDHのラインとの間に直列接続される。N型トランジスタ22のゲートはそのドレインに接続され、N型トランジスタ23のゲートはそのドレインに接続される。N型トランジスタ22,23の各々は、ダイオード素子を構成する。N型トランジスタ22,23の各々のオン抵抗値は抵抗素子20の抵抗値よりも十分小さな値に設定されている。N型トランジスタ22,23の各々のしきい値電圧をVTNとすると、N型トランジスタ22のドレイン電位V22は、次式で表わされる。
V22=VDH+2・VTN …(1)
N型トランジスタ25、抵抗素子21.1〜21.65およびN型トランジスタ24は、低電位VDLのラインと高電位VHHのラインとの間に直列接続される。N型トランジスタ24のゲートは、N型トランジスタ22のドレインに接続される。高電位VHHは、N型トランジスタ24が飽和領域で動作するように設定されている。N型トランジスタ25のゲートはそのドレインに接続されている。N型トランジスタ25は、ダイオード素子を構成する。N型トランジスタ24,25の各々のオン抵抗値は、抵抗素子21.1〜21.65の総抵抗値よりも十分小さな値に設定されている。N型トランジスタ24,25の各々のしきい値電圧をVTNとすると、N型トランジスタ24のソース電位V24およびN型トランジスタ25のドレイン電位V25は、次式で表わされる。
V24=VDH+2・VTN−VTN=VDH+VTN …(2)
V25=VDL+VTN …(3)
また、抵抗素子21.1〜21.65の総抵抗値をRaとし、VG1〜VG64のうちの選択された電位をVIとし、N型トランジスタ25のドレインとVIを出力するノードとの間の抵抗値をRkとすると、VIは次式で表わされる。
VI=V25+(V24−V25)・Rk/Ra
=VDL+VTN+[VDH+VTN−(VDL+VTN)]・Rk/Ra
=VDL+VTN+(VDH−VDL)・Rk/Ra …(4)
図5は、図3の駆動回路18に含まれる駆動単位回路26の構成を示す回路図である。図5において、この駆動単位回路26は、各データ線6に対応して設けられていて、N型トランジスタ27および定電流回路28を含む。N型トランジスタ27は、高電位VHのラインと出力ノードN27との間に接続され、そのゲートが入力ノードN26に接続される。定電流回路28は、出力ノードN27と低電位VLのラインとの間に接続され、所定値の電流を流す。定電流回路28の電流値は、N型トランジスタ27がソースフォロワ動作をするように設定されている。入力ノードN26には、64の階調電位VG1〜VG64のうちのデコード回路17によって選択された電位VIが入力される。出力ノードN27は、対応のデータ線6に接続される。
N型トランジスタ27のしきい値電圧をVTNとすると、出力ノードN27の電位VOは、次式で表わされる。
VO=VI−VTN …(5)
(4)および(5)式より、次式が得られる。
VO=VDL+VTN+(VDH−VDL)・Rk/Ra−VTN
=VDL+(VDH−VDL)・Rk/Ra …(6)
ここで、(6)式の意味について説明する。図6は、この実施の形態1の比較例となる従来の階調電位発生回路29の構成を示す回路図である。図6において、この階調電位発生回路29は、図4の階調電位発生回路16から抵抗素子20およびN型トランジスタ22〜25を除去したものであり、低電位VDLのラインと高電位VDHのラインとの間に直列接続された65の抵抗素子21.1〜21.65を含む。65の抵抗素子21.1〜21.65の間の64のノードには、64の階調電位VG1c〜VG64cが出力される。
抵抗素子21.1〜21.65の総抵抗値をRaとし、VG1c〜VG64cのうちの選択された電位をVIcとし、低電位VDLのラインとVIcを出力するノードとの間の抵抗値をRkとすると、VIcは次式で表わされる。
VIc=VDL+(VDH−VDL)・Rk/Ra …(7)
このVIcをデータ線6に印加したいが、このVIcを図5の駆動単位回路26の入力ノードN26に与えると、VO=VIc−VTNとなってしまう。このため、従来は駆動単位回路26にオフセット電圧VOF=−VTNを補償するためのオフセット補償回路を設けていたが、オフセット電圧VOF=−VTNを完全に補償することはできなかった。そこで、この実施の形態1では、VG1c〜VG64cをVTNだけレベルシフトさせたVG1〜VG64を生成し、VG1〜VG64から選択した電位VI=VIc+VTNを駆動単位回路27の入力ノードN26に与えることにより、VO=VIcをデータ線6に印加している。VO=VIcは、(6)および(7)式からも導かれる。
この実施の形態1では、正規の階調電位VG1c〜VG64cから駆動単位回路26のオフセット電圧VOF=−VTNを減算した電位VG1〜VG64を階調電位発生回路16で生成し、VG1〜VG64のうちのいずれかの電位VIを駆動単位回路26に与えるので、駆動単位回路26の面積を大きくすることなくオフセット電圧VOFを完全に補償することができ、階調表示を正確に行なうことができる。
[実施の形態2]
実施の形態1では、N型トランジスタ22〜25,27のしきい値電圧がすべて等しいとして説明したが、製造条件のばらつきなどによりN型トランジスタ22〜25,27のしきい値電圧が等しくならない場合がある。この場合は、オフセット電圧VOFが生じるので、そのオフセット電圧VOFを補償する必要がある。この実施の形態2では、この問題の解決が図られる。
図7は、この発明の実施の形態2によるカラー液晶表示装置の階調電位発生回路30の構成を示す回路図である。図7を参照して、この階調電位発生回路30が図4の階調電位発生回路16と異なる点は、スイッチS0〜S2が追加されている点である。説明の簡単化のため、N型トランジスタ22〜25のしきい値電圧VTNは互いに等しいものとする。
スイッチS0は、高電位VHHのラインとN型トランジスタ24のドレインとの間に接続される。スイッチS1は、高電位VDHのラインとN型トランジスタ24のソースとの間に接続される。スイッチS2は、低電位VDLのラインとN型トランジスタ25のドレインとの間に接続される。
第1の期間では、スイッチS0がオンされるとともにスイッチS1,S2がオフされる。このとき階調電位発生回路30は、図4の階調電位発生回路16と同じ構成になり、階調電位VG1〜VG64を出力する。次いで第2の期間では、スイッチS0がオフされるとともにスイッチS1,S2がオンされる。このとき階調電位発生回路30は、図6の階調電位発生回路29と同じ構成になり、階調電位VG1c〜VG64cを出力する。
図8は、このカラー液晶表示装置の駆動単位回路31の構成を示す回路図である。図8を参照して、この駆動単位回路31が図5の駆動単位回路26と異なる点は、キャパシタ32およびスイッチSA〜SCが追加されている点である。N型トランジスタ27のしきい値電圧VTN′は、N型トランジスタ22〜25のしきい値電圧VTNと異なるものとする。
スイッチSAは入力ノードN26とN型トランジスタ27のゲート(ノードN31)との間に接続され、スイッチSC,SBは入力ノードN26と出力ノードN27の間に直列接続される。キャパシタ32の一方電極はノードN31に接続され、その他方電極はスイッチSBとSCの間のノードN32に接続される。
第1の期間では、スイッチSA,SBがオンされるとともにスイッチSCがオフされ、階調電位VG1〜VG64のうちの選択された電位VI=VIc+VTNが入力ノードN26に入力される。このとき、出力電位VOはVO=VI−VTN′=VIc+VTN−VTN′となり、VTN−VTN′はオフセット電圧VOFとなる。
次いで第2の期間では、スイッチSA,SBがオフされるとともにスイッチSCがオンされ、VI=VIc+VTNの代わりにVIcが入力ノードN26に入力され、ノードN32の電位がVIc+VTN−VTN′からVIcにΔV=−VTN+VTN′だけ変化する。
ノードN32の電位がΔVだけ変化するとノードN31の電位もΔVだけ変化し、ノードN31の電位はVI+ΔV=VIc+VTN−VTN+VDN′=VIc+VTN′となり、VO=VIc+VTN′−VTN′=VIcとなる。このようにして、オフセット電圧VOF=VTN−VTN′がキャンセルされる。
この実施の形態2では、N型トランジスタ22〜25とN型トランジスタ27のしきい値電圧の差VTN−VTN′をキャンセルすればよいので、N型トランジスタ27のしきい値電圧VTN′をキャンセルする必要があった従来に比べ、オフセットキャンセル動作後に残るオフセット電圧を小さくすることができる。
なお、図6の階調電位発生回路29で生成された階調電位VG1c〜VG64cのうちの選択された電位VIcを図8の駆動単位回路31の入力ノードN26に与えた場合、オフセットキャンセル動作後に残存するオフセット電圧ΔVOFは次式で表わされる。
ΔVOF=[VTN′+(2I/β)1/2]・CGS/(C32+CGS) …(8)
ここで、Iは定電流回路28の電流値、β/2はN型トランジスタ27の変換コンダクタンス、CGSはノードN31の寄生容量値、C32はキャパシタ32の容量値である。
(8)式において、ΔVOFは[VTN′+(2I/β)1/2]に比例し、VTN′+(2I/β)1/2]はVTN′に略等しい。ΔVOFを小さくするためには、VTN′を小さくするか、C32を大きくする必要がある。
しかし、VTN′を小さくすると、N型トランジスタ27のドレイン−ソース間のリーク電流が生じる可能性があるので、VTN′は一定値以上にする必要がある。また、C32を大きくすると、キャパシタ32のレイアウト面積が大きくなる。したがって、オフセット電圧の初期値VOFをVTN−VTN′にする効果は大きい。
[実施の形態3]
図9は、この発明の実施の形態3によるカラー液晶表示装置の階調電位発生回路40の構成を示す回路図である。図9において、階調電位発生回路40は、抵抗素子21.1〜21.65,45およびP型トランジスタ41〜44を含む。
P型トランジスタ41,42および抵抗素子45は、低電位VDLのラインと低電位VDLのラインとの間に直列接続される。P型トランジスタ41のゲートはそのドレインに接続され、P型トランジスタ42のゲートはそのドレインに接続される。P型トランジスタ41,42の各々は、ダイオード素子を構成する。P型トランジスタ41,42の各々のオン抵抗値は抵抗素子45の抵抗値よりも十分小さな値に設定されている。P型トランジスタ41,42の各々のしきい値電圧をVTPとすると、P型トランジスタ42のドレイン電位V42は、次式で表わされる。
V42=VDL−2・|VTP| …(9)
P型トランジスタ43、抵抗素子21.1〜21.65およびP型トランジスタ44は、低電位VLLのラインと高電位VDHのラインとの間に直列接続される。P型トランジスタ43のゲートは、P型トランジスタ42のドレインに接続される。低電位VLLは、P型トランジスタ43が飽和領域で動作するように設定されている。P型トランジスタ44のゲートはそのドレインに接続されている。P型トランジスタ44は、ダイオード素子を構成する。P型トランジスタ43,44の各々のオン抵抗値は、抵抗素子21.1〜21.65の総抵抗値よりも十分小さな値に設定されている。P型トランジスタ43,44の各々のしきい値電圧をVTPとすると、P型トランジスタ43のソース電位V43およびP型トランジスタ44のドレイン電位V44は、次式で表わされる。
V43=VDL−2・|VTP|+|VTP|=VDL−|VTP| …(10)
V44=VDH−|VTP| …(11)
また、抵抗素子21.1〜21.65の総抵抗値をRaとし、VG1〜VG64のうちの選択された電位VIとし、P型トランジスタ43のドレインとVIの出力ノードとの間の抵抗値をRkとすると、VIは次式で表わされる。
VI=V43+(V44−V43)・Rk/Ra
=VDL−|VTP|+[VDH−|VTP|−(VDL−|VTP|)]・Rk/Ra
=VDL−|VTP|+(VDH−VDL)・Rk/Ra …(12)
図10は、図3の駆動回路18に含まれる駆動単位回路46の構成を示す回路図である。図10において、駆動単位回路46は、各データ線6に対応して設けられていて、定電流回路47およびP型トランジスタ48を含む。定電流回路47は、高電位VHのラインと出力ノードN47との間に接続され、所定値の電流を流す。P型トランジスタ48は、出力ノードN47と低電位VLのラインとの間に接続され、そのゲートは入力ノードN46に接続される。定電流回路47の電流値は、P型トランジスタ48がソースフォロワ動作をするように設定されている。入力ノードN46には、64の階調電位VG1〜VG64のうちのデコード回路17によって選択された電位VIが入力される。出力ノードN47は、対応のデータ線6に接続される。
P型トランジスタ48のしきい値電圧VTPとすると、出力ノードN47の電位VOは、次式で表わされる。
VO=VI+|VTP| …(13)
(12)および(13)式より、次式が得られる。
VO=VDL−|VTP|+(VDH−VDL)・Rk/Ra+|VTP|
=VDL+(VDH−VDL)・Rk/Ra …(14)
ここで、(14)式の意味について説明する。本来、図6および(7)式で示したVIcをデータ線6に印加したいが、このVIcを図10の駆動単位回路46の入力ノードN46に与えると、VO=VIc+|VTP|となってしまう。このため、従来は駆動単位回路46にオフセット電圧VOF=|VTP|を補償するオフセット補償回路を設けていたが、オフセット電圧VOF=|VTP|を完全に補償することはできなかった。そこで、この実施の形態3では、VG1c〜VG64cを−|VTP|だけレベルシフトさせたVG1〜VG64を生成し、VG1〜VG64から選択した電位VI=VIc−|VTP|を駆動単位回路46の入力ノードN46に与えることにより、VO=VIcをデータ線6に印加している。VO=VIcは、(7)および(14)式からも導かれる。
この実施の形態3では、正規の階調電位VG1c〜VG64cから駆動単位回路46のオフセット電圧VOF=|VTP|を減算した電位VG1〜VG64を階調電位発生回路16で生成し、VG1〜VG64のうちのいずれかの電位VIを駆動単位回路46に与えるので、駆動単位回路46の面積を大きくすることなくオフセット電圧VOFを完全に補償することができる。
[実施の形態4]
図9では、P型トランジスタ41〜44,48のしきい値電圧がすべて等しいとして説明したが、製造条件のばらつきなどによりP型トランジスタ41〜44,48のしきい値電圧が等しくならない場合がある。この場合は、オフセット電圧VOFが生じるので、そのオフセット電圧VOFを補償する必要がある。この実施の形態4では、この問題の解決が図られる。
図11は、この発明の実施の形態4によるカラー液晶表示装置の階調電位発生回路50の構成を示す回路図である。図11を参照して、この階調電位発生回路50が図9の階調電位発生回路40と異なる点は、スイッチS0〜S2が追加されている点である。説明の簡単化のため、P型トランジスタ41〜44のしきい値VTPは互いに等しいものとする。
スイッチS0は、低電位VLLのラインとP型トランジスタ43のドレインとの間に接続される。スイッチS1は、低電位VDLのラインとP型トランジスタ43のソースとの間に接続される。スイッチS2は、高電位VDHのラインとP型トランジスタ44のドレインとの間に接続される。
第1の期間では、スイッチS0がオンされるとともにスイッチS1,S2がオフされる。このとき階調電位発生回路50は、図9の階調電位発生回路40と同じ構成になり、階調電位VG1〜VG64を出力する。次いで第2の期間では、スイッチS0がオフされるとともにスイッチS1,S2がオンされる。このとき階調電位発生回路50は、図6の階調電位発生回路29と同じ構成になり、階調電位VG1c〜VG64cを出力する。
図12は、このカラー液晶表示装置の駆動単位回路51の構成を示す回路図である。図12を参照して、この駆動単位回路51が図10の駆動単位回路46と異なる点は、キャパシタ52およびスイッチSA〜SCが追加されている点である。P型トランジスタ48のしきい値電圧VTP′は、P型トランジスタ41〜44のしきい値電圧VTPと異なるものとする。
スイッチSAは入力ノードN46とP型トランジスタ48のゲート(ノードN51)との間に接続され、スイッチSC,SBは入力ノードN46と出力ノードN47の間に直列接続される。キャパシタ52の一方電極はノードN51に接続され、その他方電極はスイッチSBとSCの間のノードN52に接続される。
第1の期間では、スイッチSA,SBがオンされるとともにスイッチSCがオフされ、階調電位VG1〜VG64のうちの選択された電位VI=VIc−|VTP|が入力ノードN46に入力される。このとき、出力電位VOはVO=VI+|VTP′|=VIc−|VTP|+|VTP′|となり、−|VTP|+|VTP′|がオフセット電圧VOFとなる。
次いで第2の期間では、スイッチSA,SBがオフされるとともにスイッチSCがオンされ、VI=VIc−|VTP|の代わりにVIcが入力ノードN46に入力され、ノードN52の電位がVIc−|VTP|+|VTP′|からVIcにΔV=|VTP|−|VTP′|だけ変化する。
ノードN52の電位がΔVだけ変化するとノードN51の電位もΔVだけ変化し、ノードN51の電位はVI+ΔV=VIc−|VTP|+|VTP|−|VTP′|=VIc−|VTP′|となり、VO=VIc−|VTP′|+|VTP′|=VIcとなる。このようにして、オフセット電圧VOF=−|VTP|+|VTP′|がキャンセルされる。
この実施の形態4では、P型トランジスタ48とP型トランジスタ41〜44のしきい値電圧の絶対値の差|VTP′|−|VTP|をキャンセルすればよいので、P型トランジスタ48のしきい値電圧の絶対値|VTP′|をキャンセルする必要があった従来に比べ、オフセットキャンセル動作後に残るオフセット電圧を小さくすることができる。
なお、図6の階調電位発生回路29で生成された階調電位VG1c〜VG64cのうちの選択された電位VIcを図12の駆動単位回路51の入力ノードN46に与えた場合、オフセットキャンセル動作後に残存するオフセット電圧ΔVOFは次式で表わされる。
ΔVOF=[|VTP′|+(2I/β)1/2]・CGS/(C52+CGS)…(14)
ここで、Iは定電流回路47の電流値、β/2はP型トランジスタ48の変換コンダクタンス、CGSはノードN51の寄生容量値、C52はキャパシタ52の容量値である。
(14)式において、ΔVOFは[|VTP′|+(2I/β)1/2]に比例し、|VTP′|+(2I/β)1/2は|VTP′|に略等しい。ΔVOFを小さくするためには、|VTP′|を小さくするか、C52を大きくする必要がある。
しかし、|VTP′|を小さくすると、P型トランジスタ48のソース−ドレイン間にリーク電流が生じる可能性があるので、|VTP′|は一定値以上にする必要がある。また、C52を大きくすると、キャパシタ52の占有面積が大きくなる。したがって、オフセット電圧の初期値VOFを|VTP′|−|VTP|にする効果は大きい。
[実施の形態5]
図13は、この発明の実施の形態5によるカラー液晶表示装置の階調電位発生回路60の構成を示す回路図である。図13を参照して、この階調電位発生回路60は、図4の階調電位発生回路16と図9の階調電位発生回路40とを組合せたものであり、図9の高電位VDHの代わりに図4のV24を与え、抵抗素子21.1とP型トランジスタ43の間にN型トランジスタ25をダイオード接続したものである。この階調電位発生回路60において、V44,V25,VIは次式で表わされる。
V44=VDH+VTN−|VTP| …(16)
V25=VDL+VTN−|VTP| …(17)
VI=VDL+(VDH−VDL)・Rk/Ra+VTN−|VTP| …(18)
また、図14は、このカラー液晶表示装置の駆動単位回路61の構成を示す回路図である。図14を参照して、この駆動単位回路61は、図5の駆動単位回路26と図10の駆動単位回路46とを組合せたものである。すなわち、定電流回路47およびP型トランジスタ48は高電位VH1のラインと低電位VL1のラインとの間に直列接続され、P型トランジスタ48のゲートは入力ノードN61に接続される。N型トランジスタ27および定電流回路28は高電位VH2のラインと低電位VL2のラインとの間に直列接続され、N型トランジスタ27のゲートはP型トランジスタ48のソースに接続され、N型トランジスタ27のソースは出力ノードN62に接続される。出力電位VOは次式で表わされる。
VO=VI+|VTP|−VTN=VDL+(VDH−VDL)・Rk/Ra=VIc …(19)
この実施の形態5では、正規の階調電位VG1c〜VG64cから駆動単位回路61のオフセット電圧VOF=VTN−|VTP|を減算した電位VG1〜VG64を階調電位発生回路60で生成し、VG1〜VG64のうちのいずれかの電位VIを駆動単位回路61に与えるので、駆動単位回路61の面積を大きくすることなくオフセット電圧VOFを完全に補償することができる。
図15は、この実施の形態5の変更例を示す回路図である。この変更例では、図14の駆動単位回路61の代わりに駆動単位回路62が用いられる。この駆動単位回路62は、図14の駆動単位回路61の前段部と後段部を入替えたものである。
すなわち、N型トランジスタ27および定電流回路28は高電位VH2のラインと低電位VL2のラインとの間に直列接続され、N型トランジスタ27のゲートは入力ノードN61に接続される。定電流回路47およびP型トランジスタ48は高電位VH1のラインと低電位VLとの間に直列接続され、P型トランジスタ48のゲートはN型トランジスタ27のソースに接続され、P型トランジスタ48のソースは出力ノードN62に接続される。この変更例でも、(19)式が成立し、実施の形態5と同じ効果が得られる。
[実施の形態6]
実施の形態5では、N型トランジスタ22〜25,27のしきい値電圧がすべて等しく、かつP型トランジスタ41〜44,48のしきい値電圧がすべて等しいとして説明したが、製造条件のばらつきなどにより、そうならない場合がある。この場合は、オフセット電圧VOFが生じるので、そのオフセット電圧VOFを補償する必要がある。実施の形態6では、この問題の解決が図られる。
図16は、この発明の実施の形態6によるカラー液晶表示装置の階調電位発生回路70の構成を示す回路図である。図16を参照して、この階調電位発生回路70が図13の階調電位発生回路60と異なる点は、スイッチS0〜S3が追加されている点である。説明の簡単化のため、N型トランジスタ22〜25のしきい値電圧VTNが互いに等しく、かつP型トランジスタ41〜44のしきい値VTPは互いに等しいものとする。
スイッチS0は、低電位VLLのラインとP型トランジスタ43のドレインとの間に接続される。スイッチS1は、低電位VDLのラインとN型トランジスタ25のドレインとの間に接続される。スイッチS2は、高電位VDHのラインとP型トランジスタ44のソースとの間に接続される。スイッチS3は、高電位VHHのラインとN型トランジスタ24のドレインとの間に接続される。
第1の期間では、スイッチS0,S3がオンされるとともにスイッチS1,S2がオフされる。このとき階調電位発生回路30は、図13の階調電位発生回路60と同じ構成になり、階調電位VG1〜VG64を出力する。次いで第2の期間では、スイッチS0,S3がオフされるとともにスイッチS1,S2がオンされる。このとき階調電位発生回路30は、図6の階調電位発生回路29と同じ構成になり、階調電位VG1c〜VG64cを出力する。
図17は、このカラー液晶表示装置の駆動単位回路71の構成を示す回路図である。図17を参照して、この駆動単位回路71が図14の駆動単位回路61と異なる点は、キャパシタ72およびスイッチSA〜SCが追加されている点である。N型トランジスタ27のしきい値電圧VTN′はN型トランジスタ22〜25のしきい値電圧VTNと異なるものとし、P型トランジスタ48のしきい値電圧VTP′はP型トランジスタ41〜44のしきい値電圧VTPと異なるものとする。
スイッチSAは入力ノードN61とP型トランジスタ48のゲート(ノードN71)との間に接続され、スイッチSC,SBは入力ノードN61と出力ノードN62の間に直列接続される。キャパシタ72の一方電極はノードN71に接続され、その他方電極はスイッチSBとSCの間のノードN72に接続される。
第1の期間では、スイッチSA,SBがオンされるとともにスイッチSCがオフされ、階調電位VG1〜VG64のうちの選択された電位VI=VIc+VTN−|VTP|が入力ノードN61に入力される。このとき、出力電位VOはVO=VI+|VTP′|−VTN′=VIc+VTN−VTN′+|VTP′|−|VTP|となり、VTN−VTN′+|VTP′|−|VTP|がオフセット電圧VOFとなる。
次いで第2の期間では、スイッチSA,SBがオフされるとともにスイッチSCがオンされ、VI=VIc+VTN−|VTP|の代わりにVIcが入力ノードN61に入力され、ノードN72の電位がVIc+VTN−VTN′+|VTP′|−|VTP|からVIcにΔV=−VTN+VTN′−|VTP′|+|VTP|だけ変化する。
ノードN72の電位がΔVだけ変化するとノードN71の電位もΔVだけ変化し、ノードN71の電位はVI+ΔV=VIc+VTN−|VTP|−VTN+VTN′−|VTP′|+|VTP|=VIc+VTN′−|VTP′|となり、VO=VIc+VTN′−|VTP′|−VTN′+|VTP′|=VIcとなる。このようにして、オフセット電圧VOF=VTN−VTN′+|VTP′|−|VTP|がキャンセルされる。
この実施の形態6では、VOF=VTN−VTN′+|VTP′|−|VTP|をキャンセルすればよいので、|VTP′|−VTN′をキャンセルする必要があった実施の形態5に比べ、オフセットキャンセル動作後に残るオフセット電圧を小さくすることができる。
図18は、この実施の形態6の変更例を示す回路図である。この変更例では、図17の駆動単位回路71の代わりに駆動単位回路73が用いられる。この駆動単位回路73は、図17の駆動単位回路71の前段部と後段部を入替えたものである。すなわち、N型トランジスタ27および定電流回路28は高電位VH2のラインと低電位VL2のラインとの間に直列接続され、N型トランジスタ27のゲートはスイッチSAを介して入力ノードN61に接続される。定電流回路47およびP型トランジスタ48は高電位VH1のラインと低電位VL1のラインとの間に直列接続され、P型トランジスタ48のゲートはN型トランジスタ27のドレインに接続される。この変更例でも、実施の形態6と同じ効果が得られる。
[実施の形態7]
図7の階調電位発生回路30では、第1の期間はスイッチS0をオンするとともにスイッチS1,S2をオフして階調電位VG1〜VG64を生成し、第2の期間はスイッチS0をオフするとともにスイッチS1,S2をオンして階調電位VG1c〜VG64cを生成する。しかし、第1の期間から第2の期間への切換時に階調電位VG1c〜VG64cが安定するために一定の時間が必要となり、駆動時間が長くなる。この実施の形態7では、この問題の解決が図られる。
図19は、この発明の実施の形態7によるカラー液晶表示装置の要部を示す回路ブロック図である。図19において、このカラー液晶表示装置は、階調電位発生回路16,29、デコード単位回路80,81および駆動単位回路82を備える。階調電位発生回路16,29は、それぞれ図4,図6で示したものと同じである。
デコード単位回路80,81および駆動単位回路82は、各データ線6に対して設けられる。デコード単位回路80は、データラッチ回路15からの画像データ信号D0〜D5に従って、階調電位発生回路16で生成された64の階調電位VG1〜VG64のうちのいずれかの電位を選択し、選択した電位VIを駆動単位回路82に与える。
デコード単位回路81は、データラッチ回路15からの画像データ信号D0〜D5に従って、階調電位発生回路29で生成された64の階調電位VG1c〜VG64cのうちのいずれかの電位を選択し、選択した電位VIcを駆動単位回路82に与える。
駆動単位回路82は、図8の駆動単位回路31のスイッチSAの一方端子を入力ノードN26の代わりに入力ノードN26aに接続し、スイッチSCの一方端子を入力ノードN26の代わりに入力ノードN26bに接続したものである。入力ノードN26a,N26bは、それぞれデコード単位回路80,81の出力電位VI,VIcを受ける。
スイッチSA〜SCがオン/オフ制御される前、すなわち第1および第2の期間の前に入力ノードN26a,N26bの電位VI,VIcは安定している。第1の期間ではスイッチスイッチSA,SBがオンされるとともにスイッチSCがオフされ、次いで第2の期間では、スイッチSA,SBがオフされるとともにスイッチSCがオンされ、VO=VIcとなる。
この実施の形態7では、2つの階調電位発生回路16,29を設け、VIとVIcを別々に生成するので、VIからVIcに切換えるための時間が不要となり、データ線6を迅速に駆動させることができる。
なお、この実施の形態7では、VIとVIcを別々に生成することによって実施の形態2の問題を解決したが、この方法は実施の形態4,6にも適用可能であることは言うまでもない。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明の実施の形態1によるカラー液晶表示装置の全体構成を示すブロック図である。 図1に示した各液晶セルに対応して設けられる液晶駆動回路の構成を示す回路図である。 図1に示した水平走査回路の構成を示すブロック図である。 図3に示した階調電位発生回路の構成を示す回路図である。 図3に示した駆動回路に含まれる駆動単位回路の構成を示す回路図である。 実施の形態1の比較例を示す回路図である。 この発明の実施の形態2によるカラー液晶表示装置に含まれる階調電位発生回路の構成を示す回路図である。 図7で説明したカラー液晶表示装置に含まれる駆動単位回路の構成を示す回路図である。 この発明の実施の形態3によるカラー液晶表示装置に含まれる階調電位発生回路の構成を示す回路図である。 図9で説明したカラー液晶表示装置に含まれる駆動単位回路の構成を示す回路図である。 この発明の実施の形態4によるカラー液晶表示装置に含まれる階調電位発生回路の構成を示す回路図である。 図11で説明したカラー液晶表示装置に含まれる駆動単位回路の構成を示す回路図である。 この発明の実施の形態5によるカラー液晶表示装置に含まれる階調電位発生回路の構成を示す回路図である。 図13で説明したカラー液晶表示装置に含まれる駆動単位回路の構成を示す回路図である。 実施の形態5の変更例を示す回路図である。 この発明の実施の形態6によるカラー液晶表示装置に含まれる階調電位発生回路の構成を示す回路図である。 図16で説明したカラー液晶表示装置に含まれる駆動単位回路の構成を示す回路図である。 実施の形態6の変更例を示す回路図である。 この発明の実施の形態7によるカラー液晶表示装置の要部の構成を示す回路ブロック図である。
符号の説明
1 液晶パネル、2 液晶セル、3 画素、4 ゲート線、5 共通電位線、6 データ線、7 垂直走査回路、8 水平走査回路、10 液晶駆動回路、11,22〜25,27 N型トランジスタ、12,32,52,72 キャパシタ、13 シフトレジスタ、14,15 データラッチ回路、16,29,30,40,50,60,70 階調電位発生回路、17 デコード回路、18 駆動回路、20,21,45 抵抗素子、26,31,46,51,61,62,71,73,82 駆動単位回路、28,47 定電流回路、S スイッチ、41〜44,48 P型トランジスタ、80,81 デコード単位回路。

Claims (6)

  1. 画像表示装置であって、
    画素電極の電位に応じた階調の画素を表示する画素表示回路、
    互いに異なる複数の階調電位をある電位方向に予め定められた電圧だけそれぞれレベルシフトさせた複数の電位を出力する電位発生回路、
    画像データ信号に従って前記複数の電位のうちのいずれかの電位を選択する選択回路、および
    前記選択回路によって選択された電位を前記ある電位方向と逆の電位方向に前記予め定められた電圧だけレベルシフトさせた電位を前記画素電極に与える駆動回路を備える、画像表示装置。
  2. 前記電位発生回路は、
    第1および第2の端子間に直列接続された複数の抵抗素子を含み、前記第1および第2の端子にそれぞれ第1および第2の電源電位が与えられた場合に前記複数の階調電位を出力するように構成された分圧回路、
    前記第1の電源電位を前記ある電位方向に前記予め定められた電圧だけレベルシフトさせた電位を前記第1の端子に与える第1のレベルシフト回路、および
    前記第2の電源電位を前記ある電位方向に前記予め定められた電圧だけレベルシフトさせた電位を前記第2の端子に与える第2のレベルシフト回路を含む、請求項1に記載の画像表示装置。
  3. 画像表示装置であって、
    画素電極の電位に応じた階調の画素を表示する画素表示回路、
    第1の期間は、互いに異なる複数の階調電位をある電位方向に予め定められた第1の電圧だけそれぞれレベルシフトさせた複数の電位をそれぞれ複数の出力ノードに出力し、第2の期間は、前記複数の階調電位をそれぞれ前記複数の出力ノードの出力する電位発生回路、
    画像データ信号に従って、前記複数の出力ノードのうちのいずれかの出力ノードを選択する選択回路、
    入力ノードの電位を前記ある電位方向と逆の電位方向に予め定められた第2の電圧だけレベルシフトさせた電位を前記画素電極に与える駆動回路、
    その一方電極が前記入力ノードに接続されたキャパシタ、および
    前記第1の期間は、前記選択回路によって選択された出力ノードを前記入力ノードに接続するとともに前記キャパシタの他方電極を前記画素電極に接続し、前記第2の期間は、前記選択回路によって選択された出力ノードを前記キャパシタの他方電極に接続する切換回路を備える、画像表示装置。
  4. 前記電位発生回路は、
    第1および第2の端子間に直列接続された複数の抵抗素子を含み、前記第1および第2の端子にそれぞれ第1および第2の電源電位が与えられた場合に前記複数の階調電位をそれぞれ前記複数の出力ノードに出力するように構成された分圧回路、
    前記第1の電源電位を前記ある電位方向に前記予め定められた第1の電圧だけレベルシフトさせた電位を出力する第1のレベルシフト回路、
    前記第2の電源電位を前記ある電位方向に前記予め定められた第1の電圧だけレベルシフトさせた電位を出力する第2のレベルシフト回路、および
    前記第1の期間は、前記第1および第2のレベルシフト回路の出力電位をそれぞれ前記第1および第2の端子に与え、前記第2の期間は、前記第1および第2の電源電位をそれぞれ前記第1および第2の端子に与える切換回路を含む、請求項3に記載の画像表示装置。
  5. 画像表示装置であって、
    画素電極の電位に応じた階調の画素を表示する画素表示回路、
    互いに異なる複数の階調電位と、前記複数の階調電位をある電位方向に予め定められた第1の電圧だけそれぞれレベルシフトさせた複数の電位とを出力する電位発生回路、
    画像データ信号に従って、前記複数の階調電位のうちのいずれかの階調電位を選択するとともに、選択した階調電位を前記ある電位方向に前記予め定められた第1の電圧だけレベルシフトさせた電位を選択する選択回路、
    入力ノードの電位を前記ある電位方向と逆の電位方向に予め定められた第2の電圧だけレベルシフトさせた電位を前記画素電極に与える駆動回路、
    その一方電極が前記入力ノードに接続されたキャパシタ、および
    前記第1の期間は、前記選択回路によって選択された電位を前記入力ノードに与えるとともに前記キャパシタの他方電極を前記画素電極に接続し、前記第2の期間は、前記選択回路によって選択された階調電位を前記キャパシタの他方電極に与える切換回路を備える、画像表示装置。
  6. 前記電位発生回路は、
    第1および第2の端子間に直列接続された複数の第1の抵抗素子を含み、前記第1および第2の端子にそれぞれ第1および第2の電源電位が与えられた場合に前記第1および第2の端子間電圧を分圧して前記複数の階調電位を出力するように構成された第1の分圧回路、
    前記第1の電源電位を前記ある電位方向に前記予め定められた第1の電圧だけレベルシフトさせた電位を前記第1の端子に与える第1のレベルシフト回路、
    前記第2の電源電位を前記ある電位方向に前記予め定められた第1の電圧だけレベルシフトさせた電位を前記第2の端子に与える第2のレベルシフト回路、および
    前記第1および第2の電源電位のライン間に直列接続された複数の第2の抵抗素子を含み、前記第1および第2の電源電位間の電圧を分圧して前記複数の階調電位を出力する第2の分圧回路を含む、請求項5に記載の画像表示装置。
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