JP2005038484A

JP2005038484A - Data recording and reproducing apparatus and data recording and reproducing method

Info

Publication number: JP2005038484A
Application number: JP2003198628A
Authority: JP
Inventors: Wataru Uehara; 亘上原; Masayuki Eto; 正幸江藤; Ryoji Ono; 良治大野
Original assignee: Sharp Corp
Current assignee: Sharp Corp
Priority date: 2003-07-17
Filing date: 2003-07-17
Publication date: 2005-02-10

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To execute recording/reproducing processing of continuous large capacity data such as digital video speech data to and from a recording medium. <P>SOLUTION: The output data from a CPU 1 is made to be a block within a host memory 4 and is finally written into a recording region on the recording medium 611. When a defective sector exists on the recording medium 611 and an unrecordable portion is generated in the data for an arbitrary one block of the block data, for example, only the unrecordable portion is saved into a memory 5 for saving. In the time there is no access to the recording medium 611 thereafter, the data of the normally recorded portion is read out in the recording time and the data for the one block is rebuilt by the read out data and the data saved in the memory 5 for saving. Such data is rerecorded in the other normal recording region different from the above recording region on the recording medium 611. <P>COPYRIGHT: (C)2005,JPO&NCIPI

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明はデータ記録再生装置、及びデータ記録再生方法に係り、特に、ヘッドにより記録領域の位置決めがなされる記録媒体上の欠陥セクタの交替処理を、必要とされる実時間で行う機能を備え、従って、ＡＶ（オーディオ・ビデオ）データの記録媒体への記録を実時間で行うのに最適なデータ記録再生装置、及びデータ記録再生方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、データ記録再生装置は、データ記録再生技術の進展と共に、より高速化、大容量化が進んでいる。また、近年、このデータ記録再生技術の分野では、例えば、ＭＰＥＧ１、ＭＰＥＧ２等、デジタル圧縮技術の標準化が進展している。
【０００３】
一方、ハードウェアとしては、高性能なＣＰＵ（ＣｅｎｔｒａｌＰｒｏｃｅｓｓｉｎｇＵｎｉｔ）、メモリ及びデータ蓄積媒体等が、一層の低価格で入手できるようになってきている。また、近年、このような背景の下に、映像データや音声データをデジタル化して記録媒体（記憶媒体）に蓄積するデータ記録再生技術が、大容量のデジタルデータを処理するマルチメディア技術の一分野として発展し、現在までに、数多くの機器が開発されてきている。なお、このような機器で取り扱われる記録媒体には、大容量性と高速性の両面を満たす記録媒体として、ハードディスク装置（以下、「ＨＤＤと略称する）が数多く用いられることが多い。
【０００４】
ところで、このＨＤＤは、コンピュータの二次記憶装置として発展してきた歴史的経緯から、いわゆる離散テキスト型データを、信頼性良く、できるだけ速くランダムにアクセスする方向での技術向上がなされてきた。そのため、ＨＤＤの動作は時間軸上で離散的である。即ち、ホストからＨＤＤに供給される記録や再生などの命令は、１つずつ独立した離散的動作として実行され、従って、所定時間以内に記録動作または再生動作が完了することの保証（実時間性の保証）はなされていないといった問題点がある。
【０００５】
このような問題点は、前述の実時間性、即ち実時間での連続処理が要求される画像音声データ（以下、ＡＶデータ）の場合には、該データの記録媒体へのデータ記録／再生処理において、致命的な障害になりかねない。この実時間性の確保を阻害する主たる要因として、データ記録／再生時における再実行（リトライ）、欠陥セクタの自動交替処理、欠陥状況診断などのためのパトロールシーク、さらにヘッド位置決め制御系のためのサーマルキャリブレーション（ＴｈｅｒｍａｌＣａｌｉｂｒａｔｉｏｎ）等の処理が挙げられる。
【０００６】
以下では、欠陥セクタの自動交替処理について簡単に説明する。
デジタル化された映像データや音声データを、記録媒体に書込んだり、記録媒体から読出したりする際には、コンピュータでコアメモリ内のデータを読み書きするのと同様に、ファイルシステムと呼ばれるファイル管理装置が、記録媒体におけるブロックのアロケート、未使用ブロックの管理及びデータの一覧情報の管理等を行なっている。
【０００７】
このファイルシステムでは、記録媒体のデータ領域を、ある定められたサイズの領域（ブロック）に分割している。このブロックの各々が、当該ブロックの使用状況を管理するためのブロック管理テーブルを備えている。このブロックの大きさは、一般的なコンピュータの場合、５１２バイトや２Ｋバイトに設定されている。
【０００８】
一般に、ファイルシステムは、前述のブロックを単位に、記録媒体に対して記録・再生を行なう際、記録媒体上のセクタと称する単位を元に記録再生を行なう。このセクタは、記録媒体毎に定められた固定長の記録再生の単位であり、ハードディスクの場合は、５１２バイトであることが多い。このセクタへのアクセスは、物理的なセクタに対応する番号に基づき行なわれる（よって、直接アクセスも可能である）。
【０００９】
一方、代表的な記録媒体であるハードディスクでは、データの記録・再生を行なう時の開始位置となるセクタ番号が指定され、また記録・再生されるセクタ数が指定されることによって、記録媒体上でデータが連続している限り、連続的にデータの転送を行なうことができるように構成されている。
【００１０】
しかしながら、記録すべきデータが画像音声データ（以下、「ＡＶデータ」と略称する）の場合、１つの画像音声データ（以下、ＡＶデータ）が複数のセクタに対応する場合には、必ずしも１つのトラック内や、隣接するトラック内に、そのＡＶデータを記録できるようなセクタが連続して存在しているとは限らない。即ち、１つのＡＶデータが連続していないセクタに記録される場合が生じる。何故なら、ハードディスク等の記録媒体は、製造時または使用時に、ディスク表面の傷や異物などに起因してデータ記録が部分的に不能になる箇所が生じる場合があるからである。
【００１１】
より具体的には、通常、ハードディスクでは、データを記録・再生する際に、欠陥セクタが検出された場合には、通常のデータを記録する領域とは別に、交替領域と呼ばれる領域に用意されたセクタと交換される処理が行われる。このような処理は、交替処理と呼ばれている。この交替処理は、内部的に処理されるため、ファイルシステム等の記録媒体の外部においては、データの記録・再生に際して、そのセクタが交替されたセクタであるか否かを意識する必要がない。
【００１２】
なお、前述の交替処理をハードディスク上で行う場合のパフォーマンスの低下（アクセス速度の低下）を回避する技術として、この交替処理をファイルシステムにおいて行う技術が開示されている（例えば、特許文献１参照。）。
【００１３】
【特許文献１】
特開平１１−２５０５９２号公報
【００１４】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のデータ記録再生装置にあっては、前述の交替処理（セクタの交換処理）において、２つの問題点がある。問題点の１つは、交替処理に要する処理時間であり、他の１つは、パフォーマンスの低下、即ち、記録時に交替処理がなされる場合には、記録・再生時において記録媒体のパフォーマンスが低下するということである。
【００１５】
この交替処理に要する処理時間は、数百ミリ〜１秒であり、その間、外部からディスクへのアクセスはできなくなる。この問題点は、ファイルシステム内、またはファイルシステムを操作するプログラム上にバッファを設けることにより、交替処理の負荷を吸収せしめて解決することはできるが、デジタル放送のように、高いビットレートで、データがリアルタイム伝送される場合においては、前述のバッファの容量は大きいものとなる。より具体的には、２４Ｍｂｐｓのように高ビットレートのデータを１つ扱う場合には、交替処理の発生に備えて、３Ｍバイトのバッファを用意する必要がある。また、追っかけ再生時のように、記録と再生とを同時に行なう場合には、６Ｍバイトのバッファを用意しなければならない。
【００１６】
また、この交替処理の結果、セクタの配置が不連続になってしまい、次回、交替処理を含む領域のデータの記録再生を行なう場合、まず、ヘッドを交替領域に動かすためのシーク時間が必要となり、また、シーク後の回転待ち時間が消費される、さらに、後続するセクタを記録再生するために元の領域に戻るためのシーク時間と回転待ち時間とが発生する。このため、連続的に配置されたセクタをアクセスする場合と比べて、そのパフォーマンスが著しく低下し、ストリームデータをリアルタイムで処理することができなくなる。
【００１７】
なお、この交替処理は、確率的に発生するため、連続的に記録しなければならない最小単位内で複数の欠陥セクタが発生することも有り得るので、このような場合には、交替処理回数に比例してシーク時間と回転待ち時間が増大し、パフォーマンスは、さらに低下することになる。
【００１８】
このような問題点を解消するため、前述の特許文献１に開示された技術では、交替処理を記録媒体の内部処理として行なうのではなく、ファイルシステム上で、欠陥を有するセクタの管理を行ない、欠陥を有するセクタが存在する場合は、時間的に連続する次のセクタに記録を行なっている。この方法では、セクタが不連続となっても、ヘッドを交替領域に動かすシーク時間が必要でないために、パフォーマンスがそれほど低下しないという効果がある。但し、前述の時間的に連続する次のセクタが、必ずしも空き領域となっているとは限らず、複数のデータを記録しておきたい場合には、この方法は役に立たない。
【００１９】
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであって、デジタル映像音声データのような大容量で連続するデータの、記録媒体への記録・再生処理を、要求される実時間で実行することができるデータ記録再生装置を提供することを目的としている。
【００２０】
本発明の他の目的は、デジタル映像音声データのような大容量で連続するデータの、記録媒体への記録・再生処理を、要求される実時間で実行することができるデータ記録再生方法を提供することにある。
【００２１】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明に係るデータ記録再生装置は、記録・再生用ヘッドにより位置決めがなされる記録媒体上の記録領域に対してデータの記録または再生を行うデータ記録再生装置において、前記記録媒体上の記録領域に対して、書き込むべきデータを、連続した論理ブロックにブロック化して記録する記録手段と、前記記録媒体に記録するデータを一時的に保持する退避メモリと、前記ブロック化されたデータの任意のブロックの記録時に、前記記録媒体上の所定の記録領域への記録が正常に行われなかった部分のデータを、前記退避メモリに一時的に記録する退避手段と、前記正常に記録された部分の前記記録媒体上のデータと、前記退避手段により退避されていたデータとから再構築される前記ブロック内のデータと同じデータを、前記記録領域とは異なる他の書き込み可能な記録領域に記録する再記録手段とを備えたことを特徴とする。
【００２２】
このような構成により、デジタル映像音声データのような大容量で連続するデータの、記録媒体への記録・再生処理を、前記記録媒体への記録が正常に行われなかった場合も含めて、要求される実時間で実行することができるデータ記録再生装置を実現している。
【００２３】
また、本発明に係るデータ記録再生装置は、記録・再生用ヘッドにより位置決めがなされる記録媒体上の記録領域に対してデータの記録または再生を行うデータ記録再生装置において、前記記録媒体上の記録領域に対して、書き込むべきデータを、連続した論理ブロックにブロック化して記録する記録手段と、前記記録媒体に記録するデータを一時的に保持する退避メモリと、前記ブロック化されたデータの任意のブロックの記録時に、前記記録媒体上の所定の記録領域への書き込みが正常に行われなかった部分のデータ及び前記データに継続する前記ブロック内の全てのデータを、前記退避メモリに一時的に記録する退避手段と、前記正常に記録された部分の前記記録媒体上のデータと、前記退避手段により退避されていたデータとから再構築される前記ブロック内のデータと同じデータを、前記記録領域とは異なる他の書き込み可能な記録領域に記録する再記録手段とを備えたことを特徴とする。
【００２４】
このような構成により、デジタル映像音声データのような大容量で連続するデータの、記録媒体への記録・再生処理を、前記記録媒体への記録が正常に行われなかった場合も含めて、要求される実時間で実行することができるデータ記録再生装置を実現している。特に、前記記録媒体への記録が正常に行われなかった場合には、この部分のデータ及び継続する前記ブロック内の全てのデータを退避し、後で他の正常な記録領域に記録するので、書き込まれるブロックに対応する記録領域内に欠陥セクタが多発している場合にも、このような記録領域から迅速に切り抜けて、他の正常な記録領域への記録を試みることができる。
【００２５】
さらに、本発明に係るデータ記録再生装置は、記録・再生用ヘッドにより位置決めがなされる記録媒体上の記録領域に対してデータの記録または再生を行うデータ記録再生装置において、前記記録媒体上の記録領域に対して、書き込むべきデータを、連続した論理ブロックにブロック化して記録する記録手段と、前記記録媒体に記録するデータを一時的に保持する退避メモリと、前記ブロック化されたデータの任意のブロックの記録時に、前記記録媒体上の所定の記録領域への記録が正常に行われなかった部分のデータから、前記データに継続する前記ブロック内の最後に正常に行われなかった部分のデータに至るまでの全てのデータを、前記退避メモリに一時的に記録する退避手段と、前記正常に記録された部分の前記記録媒体上のデータと、前記退避手段により退避されていたデータとから再構築される前記ブロック内のデータと同じデータを、前記記録領域とは異なる他の書き込み可能な記録領域に記録する再記録手段とを備えたことを特徴とする。
【００２６】
このような構成により、デジタル映像音声データのような大容量で連続するデータの、記録媒体への記録・再生処理を、前記記録媒体への記録が正常に行われなかった場合も含めて、要求される実時間で実行することができるデータ記録再生装置を実現している。特に、書き込まれるブロックに対応する記録領域内に欠陥セクタが多発している場合にも、この記録領域内の欠陥セクタの存在を実時間で確認しながら記録を進行せしめ、この部分のデータについては確実に退避を行い、後で他の正常な記録領域に記録するので、実時間で、確実に正常な記録を行うことができる。
【００２７】
また、本発明に係る前記データ記録再生装置において、前記再記録手段は、前記記録媒体への記録または再生がなされていない時間に、前記記録媒体上の所定の記録領域に正常に記録されたデータを読み出すと共に、前記読み出したデータと、前記退避手段により退避されていたデータとから再構築される前記ブロック内のデータと同じデータを、前記記録媒体上の前記記録領域とは異なる他の書き込み可能な記録領域に記録することを特徴とする。
【００２８】
このような構成により、記録媒体上に欠陥セクタが存在して、任意の１ブロック内のデータの一部が正常に記録されない場合にも、該データ部分の退避と、該退避されたデータ部分の書き戻しとを高速に行うことにより、デジタル映像音声データのような大容量で連続するデータに対しても、該１ブロックの記録に要求される時間内で処理できるデータ記録再生装置を実現している。
【００２９】
また、本発明に係る前記データ記録再生装置において、前記再記録手段は、前記記録媒体への記録または再生がなされていない時間に、前記記録媒体上の所定の記録領域に正常に記録されたデータを読み出すと共に、前記読み出したデータを前記記録媒体上の前記記録領域とは異なる他の書き込み可能な記録領域に記録し、その後、前記退避手段により退避されていたデータを、前記他の書き込み可能な記録領域に記録することにより、前記ブロック内のデータと同じデータを前記他の書き込み可能な記録領域に記録することを特徴とする。
【００３０】
このような構成により、記録媒体上に欠陥セクタが存在して、任意の１ブロック内のデータの一部が正常に記録されない場合にも、該データ部分を退避し、該退避されたデータ部分の書き戻しを、確実に、かつ実時間で行うことにより、デジタル映像音声データのような大容量で連続するデータに対しても、該１ブロックの記録に要求される時間内で処理できるデータ記録再生装置を実現している。
【００３１】
また、本発明に係る前記データ記録再生装置において、前記ブロック内のデータの前記記録媒体への記録単位は、前記記録媒体上のセクタに対応していることを特徴とする。
【００３２】
このような構成により、記録媒体上の基本的な記録単位（即ち、記録媒体毎に定まる固定長の記録領域）を有するセクタクに対応したデータ記録再生装置を実現している。
【００３３】
なお、前記再記録手段は、作業用メモリとして、前記記録媒体を制御する入出力装置が備えているキャッシュメモリを使用したり、前記記録手段を制御するホスト側のＣＰＵが備えているキャッシュメモリを使用したりすることができる。
【００３４】
また、本発明に係るデータ記録再生装置の動作を実行できる方データ記録再生方法も実現できる。
【００３５】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のデータ記録再生装置の実施の形態について、〔第１の実施形態〕〜〔第４の実施形態〕の順に図面を参照して詳細に説明する。なお、それぞれの実施形態の説明では、本発明に係るデータ記録再生装置について詳述するが、本発明に係るデータ記録再生方法については、データ記録再生装置に含まれる各構成要素として実現する方法であることから、当該方法に関する説明は以下の説明に含まれる。
【００３６】
〔第１の実施形態〕
図１は、本発明に係る第１の実施形態のデータ記録再生装置の全体構成を示す構成図である。
同図において、本実施形態のデータ記録再生装置は、全体を制御すると共に、データ記録再生に必要な処理を行うＣＰＵ１と、高速メモリ（後述するホストメモリ４と退避用メモリ５）の制御を行うメモリ制御回路２と、ＣＰＵ１と後述するＨＤＤ６とのインターフェースを司るＡＶ−Ｉ／Ｆ３と、ＣＰＵ１と後述するＨＤＤ６との間で入出力されるデータのバッファ領域となるホストメモリ４と、欠陥セクタにより記録できないデータを一時記憶する退避用メモリ５（退避メモリ）と、大容量性と高速性の両面を満たす記録媒体であるＨＤＤ６（ハードディスク装置）とを備える。
【００３７】
ＨＤＤ６は、装置に常に固定された記録媒体６１１（ハードディスク）を含む記録部６１と、後述するバッファメモリ６３を制御するＨＤＣ６２（ハードディスクコントローラ）と、ホストインタフェースバスを介して記録部６１に記録されるデータまたは記録部６１から再生されるデータのバッファとなるバッファメモリ６３とを備える。メモリ制御回路２には、ホストメモリ４と、退避用メモリ５とが接続されている。
【００３８】
図２は、記録媒体上に記録または再生される記録単位であるセクタの集合から成るクラスタと、該クラスタを１ブロックとしてブロック化されるホストメモリ内のデータとの対応関係を示す説明図である。
【００３９】
ホストメモリ４は、１ＭＢのブロッキングサイズを備える。この１ＭＢのホストメモリには、図２に示すように、記録媒体６１１に記録または再生される最小記録単位であるセクタの集合から成るクラスタ（ここでは、８クラスタ（２０４８セクタに相当））分のデータが、少なくとも１ブロック分のデータとして記憶できるものとする。
【００４０】
ホストインタフェースバスとしては、例えば、ＡＮＳＩ（ＡｍｅｒｉｃａｎＮａｔｉｏｎａｌＳｔａｎｄａｒｄｓＩｎｓｔｉｔｕｔｅ）における拡張ＩＤＥ（ＩｎｔｅｇｒａｔｅｄＤｅｖｉｃｅＥｌｅｃｔｒｏｎｉｃｓ）規格（ＡＴＡ（ＡＴＡｔｔａｃｈｍｅｎｔ）規格）を用いることができる。前記の各構成要素の他に、ユーザから装置へ動作指示を与え、また装置からユーザに動作状況を知らせるためのユーザインタフェース機構として、図示しないスイッチ、リモートコントローラ、キーボード、液晶表示装置等が設置されている。また、それらの構成要素との入出力動作はＣＰＵ１が管理する。
【００４１】
装置の各構成要素の動作は、ＣＰＵ１により管理されており、また、そのためのファームウエアは、図示しないＲＯＭに記憶されている。さらに、図示しないＲＡＭが存在し、ＣＰＵ５１の作業領域として用いられる。
【００４２】
以下、本実施形態に係るデータ記録再生装置の動作を説明する。
メモリ制御回路２は、ＣＰＵ１からＣＰＵバスを介して入力される映像音響データをホストメモリ４に送出し、ホストメモリ４に該映像音響データを記憶せしめた後、この映像音響データをＡＶ−Ｉ／Ｆ３からホストインタフェースバスを介してＨＤＤ６に送出する（記録手段）。また、メモリ制御回路２は、ＨＤＤ６からホストインタフェースバスとＡＶ−Ｉ／Ｆ３とを介して入力された再生データをホストメモリ４に一旦記憶させた後、適宜それを読み出し、出力する（即ち、ＣＰＵバスを介してＣＰＵ１に送出する）。
【００４３】
ＨＤＤ６への記録の指示またはＨＤＤ６が記録するデータの再生の指示は、ＣＰＵ１がＣＰＵバスを介してＡＶ−Ｉ／Ｆ３から拡張ＩＤＥ規格に定義されているライトコマンドまたはリードコマンドを発行させることにより行われる。また、ホスト（ＣＰＵ１）とＨＤＤ６との間のデータの転送は、ＣＰＵ１がメモリ制御回路２とＡＶ−Ｉ／Ｆ３に指示することにより実行される。
【００４４】
ＨＤＤ６のＨＤＣ６２は、ホストインタフェースバスを介して入力されたデータを、一旦バッファメモリ６３に記録せしめた後、適宜これを読み出して、記録部６１の図示しない記録チャンネル信号処理回路に送出すると共に、記録部６１の図示しない再生チャンネル信号処理回路より送出された再生データをバッファメモリ６３に一旦記憶せしめた後、適宜これを読み出して、ホストインタフェースバスを介して出力する。
【００４５】
この記録チャンネル信号処理回路は、入力されたデータを所定の変調方式で変調した後、記録部６１の図示しない増幅器を介して、記録部６１の図示しない磁気ヘッド（以下、単に、「ヘッド」と略称する）に送出し、記録媒体６１１に記録する。また、前述のヘッドは、記録媒体６１１に記録されているデータを再生し、前述の増幅器を介して再生チャンネル信号処理回路に出力する。さらに、再生チャンネル信号処理回路は、入力されたデータを前記記録チャンネル信号処理回路の変調方式に対応する復調方式でもって復調し、その結果をＨＤＣ６２に出力する。
【００４６】
以下、本実施形態に係るデータ記録再生装置の記録時の信号の流れを説明する。
前述のホストからＣＰＵ１を介して入力されたＡＶデータストリームは、メモリ制御回路２を経て、一旦ホストメモリ４に順次記録される。ＣＰＵ１は、図示しないホストメモリ管理部（ファームウエア）による制御に従って、メモリ制御回路２に指示を出し、ホストメモリ４からＨＤＤ６に記録すべきひと纏まりのデータであるクラスタを読み出し、このクラスタを、ＡＶ−Ｉ／Ｆ３とホストインタフェースバスとを介してＨＤＤ６に送出し、記録部６１の記録媒体６１１に記録せしめる。この場合、８つのライトコマンド（記録命令）を連続で実行せしめるように制御するので、ホストメモリ４内にある８クラスタ分のデータが連続でＨＤＤ６に送出され、記録媒体６１１に記録される。
【００４７】
以下、本実施形態に係るデータ記録再生装置の記録時のＨＤＤ６の動作を説明する。
ＣＰＵ１は、記録すべき８つのクラスタが、ＨＤＤ６の所定の論理ブロックアドレスから所定の長さのデータブロックとして記録されるように、ＨＤＤ６にコマンドを送出する。ＨＤＤ６のＨＤＣ６２は、このコマンドを受け、ＣＰＵ１と共同して、前述の論理ブロックアドレスを、ＨＤＤ６内部の物理アドレス（具体的には、ディスク面番号、トラック番号、セクタ番号等）に変換する。その後、ホストメモリ４から送出された前述の８クラスタ分のデータ（例えば、２０４８セクタ分のデータ）が、ホストインタフェースバスを介してＨＤＣ６２で受け取られて、バッファメモリ６３に一旦蓄積される。
【００４８】
ＨＤＣ６２は、このバッファメモリ６３に蓄積されたデータを、ＨＤＤ６のトラック上に設定された論理データセクタの長さ（５１２バイト）に分割し、さらに、その前後に、読み出し時にビット同期を取るためのプリアンブルパターンや誤り訂正符号を付加してデータセクタを形成した後、ディスク（記録媒体６１１）の回転に同期しながら、記録チャンネル信号処理回路に送り出す。
【００４９】
前述の記録チャンネル信号処理回路は、そのデータセクタにチャンネル符号化を施し、前述のヘッドとディスクから成る磁気記録チャンネルの特性に適合した２値系列に変換する。この２値系列は、前述の増幅器により、矩形状の記録電流波形に対応付けられ、前記ヘッドによって、記録媒体６１１（磁気ディスク）上の磁化反転パターンとして記録される。
【００５０】
ここで、予め記録対象となる目標トラックに前記ヘッドを位置決めしておく必要があるので、ＨＤＣ６２とＣＰＵ１とから目標トラック番号を受け取った記録部６１の図示しないサーボＤＳＰは、前記ディスク面上のトラック番号を再生チャンネル信号処理回路から受け取りながら、前記ヘッドを対応する前述の物理アドレスに移動させ、位置決めを行う。
【００５１】
ここで、１つのクラスタの記録に使用可能な時間は、記録するＡＶデータのビットレートに依存する。また、ＨＤＤ６のシークと回転待ち動作と記録動作とに要する時間の残りの時間が余り時間（ＨＤＤ６の空き時間）となる。ＣＰＵ１を制御するシステム管理ソフトウエアは、装置の動作状況を把握しているので、このＨＤＤ６の空き時間及び休止時間の状況も把握できる。
【００５２】
通常、ＨＤＤ６の動作にはかなりの空き時間及び休止時間が存在しているので、この空き時間または休止時間を利用することで複数のチャンネルを記録したり、記録と同時に再生を行ったりすることもできる。そこで本発明では、データ記録再生装置において、ＨＤＤ１に空き時間または休止時間が存在し、かつホスト（ＣＰＵ１）を制御するシステム管理ソフトウエアは、この空き時間及び休止時間の状況を把握していることから、記録媒体６１１上の本来の記録領域への記録が正常に行われなかったデータを、前記ＨＤＤ６の空き時間または休止時間を利用して、他の正常な記録領域に再記録するように制御している。
【００５３】
この発明では、後述するように、ＨＤＤ６の空き時間または休止時間を使って、本来の記録領域への記録が正常に行われなかったデータの再記録を行うため、前記ホストが、ＨＤＤ６に対して連続するＡＶデータを送出し、これらを記録せしめようとしている場合に、ＨＤＤ６が、不良セクタの存在によりリトライを繰り返すことで前記ＡＶデータを記録することができなくなってしまうような事態、即ち、装置の実時間性が阻害されるような事態は防止することができる。
【００５４】
図３は、本実施形態に係るデータ記録再生装置の記録時におけるデータの退避方法を示す説明図である。
また、図６は、本実施形態に係るデータ記録再生装置の記録時におけるデータの書き戻し方法を示す説明図である。
以下、図１，３，６を参照して、本実施形態に係るデータ記録再生装置において記録時に欠陥セクタが存在する場合の動作について説明する。
【００５５】
ホストメモリ４からＨＤＤ６に送出され、最終的にＨＤＤ６のＨＤＣ６２から記録部６１に送出されたデータが、欠陥セクタの存在により記録できなかった場合（即ち、記録できなかった旨の応答が、ＨＤＤ６からＣＰＵ１に返された場合）、ＣＰＵ１は、ファームウエアのホストメモリ管理部に従って、メモリ制御回路２に指示を出し、図３に示すように、前記ホストメモリ４内の記録すべきデータのうち、前記欠陥セクタに記録されるべきであったデータを、全て退避用メモリ５に記録せしめる（退避手段）。
【００５６】
一方、ＨＤＤ６の記録部６１では、前記欠陥セクタに記録されるべきであった１セクタ分のデータの記録は行わず、前記データの次に記録されるべき１セクタ分のデータを、該欠陥セクタに隣接するセクタへの記録を行うことにより、前記ホストメモリ４から記録部６１に送出された前記データの記録を継続する。
【００５７】
その後、ホスト（ＣＰＵ１）のシステム管理ソフトウエアは、ＨＤＤ６の空き時間または休止時間を検出すると、図６に示すように、記録できずに退避用メモリ５へ退避しておいたデータを含む一連のブロッキングされたデータのうち、支障なく記録できたデータに関してはディスク（記録媒体６１１）から読み出す。この読み出されたデータは、ホストインタフェースバス、ＡＶ−Ｉ／Ｆ３、及びメモリ制御部２を介してホストメモリ４に一旦記憶される。
【００５８】
次に、メモリ制御回路２は、このブロッキングされたデータ、即ち、所定のブロッキングサイズ（通常は１ＭＢ）を有するデータを補完するデータとして、先に退避用メモリ５に記憶させていたデータを読み出し、前記ホストメモリ４に送出することで、前述の一連のブロッキングサイズを有するデータの全体を再構築する。
【００５９】
次に、前記再構築された所定のブロッキングサイズ（通常は１ＭＢ）を有するデータは、通常記録時と同じように、ＡＶ−Ｉ／Ｆ３からホストインタフェースバスを介してＨＤＤ６に送出されディスク（記録媒体６１１）に記録される（再記録手段）。この際、必ずしも従来の交替領域に記録される必要はなく、欠陥セクタを含む記録領域以外であればディスク（記録媒体６１１）上のどの記録領域でも構わない。
【００６０】
なお、前記ディスク（記録媒体６１１）とホストメモリ４との間のデータの入出力に際しては、図６に示すように、その作業に必要な作業用メモリ（ワーキングメモリ）として、ＨＤＤ６に内蔵のキャッシュメモリを使用することができる。また、前記作業用メモリとして、ＣＰＵ１用のキャッシュメモリを使用することもできる。
【００６１】
ちなみに、ホストメモリ４の内容は、ＨＤＤ６が空き時間または休止時間でない時間帯においては、ＣＰＵ１からの次の書き込みデータにより変化しており、よって、ディスク（記録媒体６１１）に記録できなかったデータや、このデータに対応する正常に記録できたデータは、最早やホストメモリ４には記憶されていない。従って、前述のデータの再構築が必要となる。また、通常は、１ブロックのデータの記録が完了するまでは、この１ブロックに対応する記録領域へのアクセスが禁止されるように制御される。
【００６２】
〔第２の実施形態〕
本実施形態は、前記第１の実施形態に比べて、データの退避方法が異なるだけであり、装置構成並びにデータの書き戻し方法については、前記第１の実施形態と同じであるので、以下では、本実施形態に係るデータの退避方法について説明する。図４は、本実施形態に係るデータ記録再生装置の記録時におけるデータの退避方法を示す説明図である。
【００６３】
以下、図１，４，６を参照して、本実施形態に係るデータ記録再生装置において記録時に欠陥セクタが存在する場合の動作について説明する。
ホストメモリ４からＨＤＤ６に送出され、最終的にＨＤＤ６のＨＤＣ６２から記録部６１に送出されたデータが、欠陥セクタの存在により記録できなかった場合（即ち、記録できなかった旨の応答が、ＨＤＤ６からＣＰＵ１に返された場合）、ＣＰＵ１は、ファームウエアのホストメモリ管理部に従って、メモリ制御回路２に指示を出し、ホストメモリ４内の記録すべきデータのうち、該欠陥セクタに記録すべきであったデータと、該データ以降に続くデータとを含む、一連のブロッキングサイズ内のデータを、全て退避用メモリ部５に記録せしめる。
【００６４】
一方、ＨＤＤ６の記録部６１では、欠陥セクタを検出した時点で記録動作を終了する。
以下、退避用メモリ５に退避したデータを、他の正常な記録領域に書き戻す動作については、前記第１の実施形態に係るデータ記録再生装置と同じである。
【００６５】
〔第３の実施形態〕
本実施形態も、前記第１の実施形態に比べて、データの退避方法が異なるだけであり、装置構成並びにデータの書き戻し方法については、前記第１の実施形態と同じであるので、以下では、本実施形態に係るデータの退避方法について説明する。
【００６６】
図５は、本実施形態に係るデータ記録再生装置の記録時におけるデータの退避方法を示す説明図である。
以下、図１，５，６を参照して、本実施形態に係るデータ記録再生装置において記録時に欠陥セクタが存在する場合の動作について説明する。
ホストメモリ４からＨＤＤ６に送出され、最終的にＨＤＤ６のＨＤＣ６２から記録部６１に送出されたデータが、欠陥セクタの存在により記録できなかった場合（即ち、記録できなかった旨の応答が、ＨＤＤ６からＣＰＵ１に返された場合）、ＣＰＵ１は、ファームウエアのホストメモリ管理部に従って、メモリ制御回路２に指示を出し、ホストメモリ４内の記録すべきデータのうち、最初に記録できなかったセクタから最後に記録できなかったセクタの間のブロッキングサイズ内のデータを、全て退避用メモリ５に記録せしめる。
【００６７】
一方、ＨＤＤ６の記録部６１では、前記欠陥セクタに記録されるべきであった１セクタ分のデータの記録は行わず、前記データの次に記録されるべき１セクタ分のデータを、該欠陥セクタに隣接するセクタへの記録を行うことにより、前記ホストメモリ４から記録部６１に送出された前記データの記録を継続する。
以下、退避用メモリ５に退避したデータを、他の正常な記録領域に書き戻す動作については、前記第１の実施形態に係るデータ記録再生装置と同じである。
【００６８】
〔第４の実施形態〕
本実施形態は、前記第１乃至第３の実施形態に比べて、データの書き戻し方法が異なるだけであり、装置構成並びにデータの退避方法については、前記第１乃至第３の実施形態と同じであるので、以下では、本実施形態に係るデータの書き戻し方法について説明する。
【００６９】
図７は、本実施形態に係るデータ記録再生装置の記録時におけるデータの他の書き戻し方法を示す説明図である。
ホスト（ＣＰＵ１）のシステム管理ソフトウエアは、ＨＤＤ６の空き時間または休止時間を検出すると、図７に示すように、記録できずに退避用メモリ５に退避したデータを含む一連のブロッキングデータのうち、ディスク（記録媒体６１１）に記録できたデータに関しては該ディスク（記録媒体６１１）から読み出す。この読み出されたデータは、ＡＶ−Ｉ／Ｆ３及びホストインタフェースバスを介してホストメモリ４に一旦記憶される。
【００７０】
その後、このホストメモリ４に記憶されたデータは、通常記録時と同じように、ＡＶ−Ｉ／Ｆ３からホストインタフェースバスを介してＨＤＤ６に送出され、前記ディスク（記録媒体６１１）上の、前記読み出した箇所とは異なる他の適当な領域に記録される。この際、最初の記録時に欠陥セクタであった箇所については、当然ながらデータが欠落したままとなっているが、差し支えない。即ち、このデータが欠落している箇所（セクタ）については記録を行わず次のセクタから記録を行うか、または仮のデータを記録しておいても構わない（図７参照）。
【００７１】
次に、メモリ制御回路２は、先に退避用メモリ５に記憶させていたデータ（欠陥セクタに記録しようとしていた１セクタ分のデータ）を読み出し、このデータをＡＶ−Ｉ／Ｆ３からホストインタフェースバスを介してＨＤＤ６に送出し、前述の他の領域において、データが欠落したままとなっている（または前記仮のデータを記録していた）セクタに、該１セクタ分のデータを記録し、これにより、前述の一連のブロッキングデータが、ＨＤＤ６の記録媒体６２上で、一連のデータとして記録されるようにする。
【００７２】
なお、前記ディスク（記録媒体６１１）とホストメモリ４との間のデータの入出力に際しては、図７に示すように、その作業に必要な作業用メモリとして、ＨＤＤ６に内蔵のキャッシュメモリを使用することができる。また、前記作業用メモリとして、ＣＰＵ１用のキャッシュメモリを使用することもできる。
【００７３】
なお、本発明の前記第１〜第４の実施形態に係るデータ記録再生装置の各構成要素の処理の少なくとも一部をコンピュータ制御により実行するものとし、かつ、上記コンピュータ制御を、コンピュータに実行せしめるプログラムは、半導体メモリを始め、ＣＤ−ＲＯＭや磁気テープなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して配付してもよい。そして、少なくともマイクロコンピュータ，パーソナルコンピュータ，汎用コンピュータを範疇に含むコンピュータが、上記の記録媒体から上記プログラムを読み出して、実行するものとしてもよい。
【００７４】
また、前記第１〜第４の実施形態では、固定型ＨＤＤの場合を示したが、ディスクが交換可能なリムーバブルＨＤＤ、またはその他の磁気ディスク装置に対しても本発明を適用することが容易に可能である。また、前記退避用メモリ５として、記録部６が備える図示しないキャッシュメモリを使用することが可能である。さらに、前記退避用メモリ５として、ホスト（ＣＰＵ１）が備える図示しないキャッシュメモリを使用することが可能である。
【００７５】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のデータ記録再生装置によれば、欠陥セクタが存在することにより、任意の１ブロック分のデータの記録媒体への記録が正常に行われない場合、当該欠陥セクタに記録される予定であったデータをホスト側の退避用メモリに一時的に退避させ、次のセクタへの記録を継続させると共に、その後、ＨＤＤの空き時間または休止時間を利用して、記録が可能であった部分の記録媒体上のデータを読み出し、該読み出されたデータと、前記退避用メモリに一時的に退避させていた退避データとにより、前記元の１ブロック分のデータを再構築して他の正常な領域への再記録を行うので、デジタル映像音声データのような大容量で連続するデータの、記録媒体への記録・再生処理を、要求される実時間で実行することができるデータ記録再生装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る第１の実施形態のデータ記録再生装置の全体構成を示す構成図である。
【図２】記録媒体上に記録または再生される記録単位であるセクタの集合から成るクラスタと、該クラスタを１ブロックとしてブロック化されるホストメモリ内のデータを示す説明図である。
【図３】本実施形態に係るデータ記録再生装置の記録時におけるデータの退避方法を示す説明図である。
【図４】本実施形態に係るデータ記録再生装置の記録時におけるデータの退避方法を示す説明図である。
【図５】本実施形態に係るデータ記録再生装置の記録時におけるデータの退避方法を示す説明図である。
【図６】本実施形態に係るデータ記録再生装置の記録時におけるデータの書き戻し方法を示す説明図である。
【図７】本実施形態に係るデータ記録再生装置の記録時におけるデータの他の書き戻し方法を示す説明図である。
【符号の説明】
１ＣＰＵ（ホスト側）
２メモリ制御回路
３ＡＶ−Ｉ／Ｆ（インターフェース）
４ホストメモリ
５退避用メモリ（退避メモリ）
６ＨＤＤ（ハードディスク装置）
６１記録部
６２ＨＤＣ（ハードディスクコントローラ）
６３バッファメモリ
６１１記録媒体（ハードディスク）[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a data recording / reproducing apparatus and a data recording / reproducing method, and in particular, has a function of performing replacement processing of defective sectors on a recording medium in which a recording area is positioned by a head in a necessary real time, Accordingly, the present invention relates to a data recording / reproducing apparatus and a data recording / reproducing method which are most suitable for recording AV (audio / video) data on a recording medium in real time.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, data recording / reproducing apparatuses have been increased in speed and capacity with the development of data recording / reproducing technology. In recent years, in the field of this data recording / reproducing technique, standardization of digital compression techniques such as MPEG1 and MPEG2 has been progressing.
[0003]
On the other hand, as hardware, a high-performance CPU (Central Processing Unit), a memory, a data storage medium, and the like have become available at an even lower price. In recent years, a data recording / reproducing technique for digitizing video data and audio data and storing them in a recording medium (storage medium) is a field of multimedia technology for processing a large amount of digital data. Many devices have been developed so far. In many cases, a hard disk device (hereinafter abbreviated as “HDD”) is used as a recording medium that satisfies both high capacity and high speed as a recording medium handled by such a device.
[0004]
By the way, this HDD has been developed as a secondary storage device of a computer, and technical improvements have been made in the direction of accessing so-called discrete text data at random as quickly as possible with high reliability. Therefore, the operation of the HDD is discrete on the time axis. That is, commands such as recording and reproduction supplied from the host to the HDD are executed as independent discrete operations one by one. Therefore, it is guaranteed that the recording operation or the reproduction operation is completed within a predetermined time (real time performance). Is not guaranteed).
[0005]
Such a problem is that, in the case of video / audio data (hereinafter referred to as AV data) that requires real-time processing, that is, continuous processing in real time, data recording / reproducing processing of the data on a recording medium is performed. Can be a fatal obstacle. The main factors hindering this real-time property are re-execution (retry) at the time of data recording / reproduction, automatic replacement of defective sectors, patrol seek for defect status diagnosis, and further for head positioning control system A process such as thermal calibration is given.
[0006]
Hereinafter, the automatic replacement process of defective sectors will be briefly described.
A file management device called a file system is used to read and write data in the core memory by a computer when digitalized video data and audio data are written to and read from a recording medium. However, block allocation in the recording medium, management of unused blocks, management of data list information, and the like are performed.
[0007]
In this file system, the data area of the recording medium is divided into areas (blocks) of a predetermined size. Each of the blocks includes a block management table for managing the usage status of the block. In the case of a general computer, the size of this block is set to 512 bytes or 2 Kbytes.
[0008]
Generally, a file system performs recording / reproduction based on a unit called a sector on a recording medium when recording / reproducing is performed on the recording medium in units of the above-described blocks. This sector is a fixed-length recording / reproduction unit determined for each recording medium. In the case of a hard disk, this sector is often 512 bytes. Access to this sector is performed based on the number corresponding to the physical sector (thus, direct access is also possible).
[0009]
On the other hand, in a hard disk, which is a typical recording medium, a sector number that is the starting position when recording / reproducing data is designated, and the number of sectors to be recorded / reproduced is designated, so As long as the data is continuous, the data can be transferred continuously.
[0010]
However, when the data to be recorded is image / audio data (hereinafter abbreviated as “AV data”), when one image / audio data (hereinafter referred to as AV data) corresponds to a plurality of sectors, one track is not necessarily provided. In addition, the sectors that can record the AV data are not always continuously present in the adjacent tracks. That is, there is a case where one AV data is recorded in non-continuous sectors. This is because a recording medium such as a hard disk may have a portion where data recording is partially disabled due to scratches or foreign matter on the disk surface during manufacture or use.
[0011]
More specifically, in the case of a hard disk, when a defective sector is detected when data is recorded / reproduced, it is usually prepared in an area called a replacement area separately from an area for recording normal data. Processing to exchange with the sector is performed. Such a process is called a replacement process. Since this replacement process is performed internally, there is no need to be aware of whether or not the sector has been replaced when recording / reproducing data outside the recording medium such as a file system.
[0012]
As a technique for avoiding performance degradation (access speed reduction) when the above-described replacement process is performed on a hard disk, a technique for performing this replacement process in a file system is disclosed (for example, see Patent Document 1). ).
[0013]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Laid-Open No. 11-250592
[0014]
[Problems to be solved by the invention]
However, the conventional data recording / reproducing apparatus has two problems in the replacement process (sector replacement process) described above. One of the problems is the processing time required for the replacement process, and the other one is a decrease in performance, that is, if the replacement process is performed during recording, the performance of the recording medium decreases during recording / reproduction. Is to do.
[0015]
The processing time required for this replacement process is several hundred millimeters to one second, and during that time, it is impossible to access the disk from the outside. This problem can be solved by absorbing the load of replacement processing by providing a buffer in the file system or on the program that operates the file system, but at a high bit rate like digital broadcasting, In the case where data is transmitted in real time, the capacity of the buffer is large. More specifically, when handling a single high bit rate data such as 24 Mbps, it is necessary to prepare a 3 Mbyte buffer in preparation for the occurrence of a replacement process. Further, when recording and reproduction are performed simultaneously as in the case of chasing reproduction, a 6 Mbyte buffer must be prepared.
[0016]
Also, as a result of this replacement process, the sector arrangement becomes discontinuous, and when recording / reproducing data in the area including the replacement process next time, it is necessary to first seek time to move the head to the replacement area. Further, the rotation waiting time after seek is consumed, and further seek time and rotation waiting time for returning to the original area for recording / reproducing the succeeding sector are generated. For this reason, compared with the case where the sector arranged continuously is accessed, the performance falls remarkably and stream data cannot be processed in real time.
[0017]
Since this replacement process occurs probabilistically, a plurality of defective sectors may occur within the minimum unit that must be recorded continuously. In such a case, the replacement process is proportional to the number of replacement processes. As a result, the seek time and the rotation waiting time increase, and the performance further decreases.
[0018]
In order to solve such a problem, in the technique disclosed in Patent Document 1 described above, instead of performing the replacement process as an internal process of the recording medium, the sector having a defect is managed on the file system, When there is a sector having a defect, recording is performed in the next sector which is continuous in time. In this method, even if the sector is discontinuous, there is no need for a seek time for moving the head to the replacement area, so that the performance is not lowered so much. However, the above-mentioned next successive sectors are not always free areas, and this method is not useful when it is desired to record a plurality of data.
[0019]
The present invention has been made in view of the above-described conventional problems, and performs recording / reproduction processing of a large amount of continuous data such as digital video / audio data on a recording medium in a required real time. An object of the present invention is to provide a data recording / reproducing apparatus that can be executed.
[0020]
Another object of the present invention is to provide a data recording / reproducing method capable of executing recording / reproducing processing of a large amount of continuous data such as digital video / audio data on a recording medium in a required real time. There is to do.
[0021]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problems, a data recording / reproducing apparatus according to the present invention is a data recording / reproducing apparatus for recording or reproducing data on a recording area on a recording medium positioned by a recording / reproducing head. Recording means for recording data to be written in blocks in a continuous logical block with respect to a recording area on the recording medium, a save memory for temporarily storing data to be recorded on the recording medium, and the blocking A recording unit that temporarily records in the storage memory data of a portion that was not normally recorded in a predetermined recording area on the recording medium when recording an arbitrary block of the recorded data; The same data as the data in the block reconstructed from the data on the recording medium of the portion recorded in the block and the data saved by the saving means Data, characterized by comprising a re-recording means for recording the different other writable recording area and the recording area.
[0022]
With such a configuration, recording / reproducing processing of large-capacity continuous data such as digital video / audio data onto a recording medium is requested, even when the recording onto the recording medium is not performed normally. The data recording / reproducing apparatus that can be executed in real time is realized.
[0023]
The data recording / reproducing apparatus according to the present invention is a data recording / reproducing apparatus for recording / reproducing data on / from a recording area on a recording medium positioned by a recording / reproducing head. Recording means for recording the data to be written in a block into continuous logical blocks, recording data for temporarily storing the data to be recorded on the recording medium, and any of the block data When a block is recorded, the portion of data that was not normally written to the predetermined recording area on the recording medium and all the data in the block that continues to the data are temporarily recorded in the save memory. From the data saved on the recording medium and the data saved by the saving means. The same data as built by the data in the block, characterized in that a re-recording means for recording the different other writable recording area and the recording area.
[0024]
With such a configuration, recording / reproducing processing of large-capacity continuous data such as digital video / audio data onto a recording medium is requested, even when the recording onto the recording medium is not performed normally. The data recording / reproducing apparatus that can be executed in real time is realized. In particular, when recording on the recording medium is not normally performed, this portion of data and all data in the block to be continued are saved, and later recorded in another normal recording area. Even when defective sectors frequently occur in the recording area corresponding to the block to be written, it is possible to quickly get out of such a recording area and try recording in another normal recording area.
[0025]
Furthermore, the data recording / reproducing apparatus according to the present invention is a data recording / reproducing apparatus for recording or reproducing data on a recording area on a recording medium positioned by a recording / reproducing head. Recording means for recording the data to be written in a block into continuous logical blocks, recording data for temporarily storing the data to be recorded on the recording medium, and any of the block data At the time of block recording, from the data of the part that was not normally recorded in the predetermined recording area on the recording medium to the data of the part that was not normally performed last in the block that continues to the data Evacuation means for temporarily recording all data up to the evacuation memory, and data on the recording medium of the normally recorded portion And re-recording means for recording the same data as the data in the block reconstructed from the data saved by the saving means in another writable recording area different from the recording area. It is characterized by.
[0026]
With such a configuration, recording / reproducing processing of large-capacity continuous data such as digital video / audio data onto a recording medium is requested, even when the recording onto the recording medium is not performed normally. The data recording / reproducing apparatus that can be executed in real time is realized. In particular, even when there are many defective sectors in the recording area corresponding to the block to be written, recording proceeds while confirming the existence of the defective sector in this recording area in real time. Since it is surely evacuated and later recorded in another normal recording area, normal recording can be reliably performed in real time.
[0027]
Further, in the data recording / reproducing apparatus according to the present invention, the re-recording means is the data normally recorded in a predetermined recording area on the recording medium at a time when recording or reproduction on the recording medium is not performed. And the same data as the data in the block reconstructed from the read data and the data saved by the save means can be written to other different from the recording area on the recording medium. It is characterized in that recording is performed in a different recording area.
[0028]
With such a configuration, even when a defective sector exists on the recording medium and a part of data in any one block is not normally recorded, the data portion is saved and the saved data portion is saved. By performing high-speed writing back, a data recording / reproducing apparatus capable of processing even a large amount of continuous data such as digital video / audio data within the time required to record the one block is realized. Yes.
[0029]
Further, in the data recording / reproducing apparatus according to the present invention, the re-recording means is the data normally recorded in a predetermined recording area on the recording medium at a time when recording or reproduction on the recording medium is not performed. The read data is recorded in another writable recording area different from the recording area on the recording medium, and the data saved by the saving means is then written to the other writable area. By recording in the recording area, the same data as the data in the block is recorded in the other writable recording area.
[0030]
With such a configuration, even when a defective sector exists on a recording medium and a part of data in an arbitrary block is not normally recorded, the data part is saved, and the saved data part Data recording and playback that can be processed within the time required for recording of one block, even for large volumes of continuous data such as digital video and audio data, by performing writing back reliably and in real time The device is realized.
[0031]
In the data recording / reproducing apparatus according to the present invention, a recording unit of data in the block onto the recording medium corresponds to a sector on the recording medium.
[0032]
With such a configuration, a data recording / reproducing apparatus corresponding to a sector having a basic recording unit (that is, a fixed-length recording area determined for each recording medium) on the recording medium is realized.
[0033]
The re-recording means uses a cache memory provided in an input / output device that controls the recording medium as a working memory, or a cache memory provided in a host-side CPU that controls the recording means. Can be used.
[0034]
Further, a data recording / reproducing method capable of executing the operation of the data recording / reproducing apparatus according to the present invention can be realized.
[0035]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of a data recording / reproducing apparatus of the present invention will be described in detail in the order of [First Embodiment] to [Fourth Embodiment] with reference to the drawings. In the description of each embodiment, the data recording / reproducing apparatus according to the present invention will be described in detail. However, the data recording / reproducing method according to the present invention is a method realized as each component included in the data recording / reproducing apparatus. As such, a description of the method is included in the description below.
[0036]
[First Embodiment]
FIG. 1 is a block diagram showing the overall configuration of the data recording / reproducing apparatus according to the first embodiment of the present invention.
In the figure, the data recording / reproducing apparatus according to the present embodiment controls the entire CPU and controls the CPU 1 that performs processing necessary for data recording / reproduction and a high-speed memory (host memory 4 and save memory 5 described later). The memory control circuit 2, the AV-I / F 3 that controls the interface between the CPU 1 and the HDD 6 described later, the host memory 4 that serves as a buffer area for data input and output between the CPU 1 and the HDD 6 described later, and a defective sector. A evacuation memory 5 (evacuation memory) that temporarily stores data that cannot be recorded and an HDD 6 (hard disk device) that is a recording medium satisfying both high capacity and high speed are provided.
[0037]
The HDD 6 is recorded in the recording unit 61 via a recording unit 61 including a recording medium 611 (hard disk) that is always fixed to the apparatus, an HDC 62 (hard disk controller) that controls a buffer memory 63 described later, and a host interface bus. A buffer memory 63 serving as a buffer for data or data reproduced from the recording unit 61; A host memory 4 and a save memory 5 are connected to the memory control circuit 2.
[0038]
FIG. 2 is an explanatory diagram showing a correspondence relationship between a cluster composed of a set of sectors, which are recording units recorded or reproduced on a recording medium, and data in a host memory that is blocked with the cluster as one block. .
[0039]
The host memory 4 has a blocking size of 1 MB. In this 1 MB host memory, as shown in FIG. 2, a cluster (here, 8 clusters (corresponding to 2048 sectors)) consisting of a set of sectors which are the minimum recording units recorded or reproduced on the recording medium 611 is stored. It is assumed that data can be stored as data for at least one block.
[0040]
As the host interface bus, for example, an extended IDE (Integrated Device Electronics) standard (ATA (AT Attachment) standard) in ANSI (American National Standards Institute) can be used. In addition to the above components, a switch, a remote controller, a keyboard, a liquid crystal display device, etc. (not shown) are installed as a user interface mechanism for giving an operation instruction from the user to the device and informing the user of the operation status from the device. ing. The CPU 1 manages input / output operations with these components.
[0041]
The operation of each component of the apparatus is managed by the CPU 1, and the firmware for this is stored in a ROM (not shown). Further, a RAM (not shown) exists and is used as a work area for the CPU 51.
[0042]
The operation of the data recording / reproducing apparatus according to this embodiment will be described below.
The memory control circuit 2 sends the audiovisual data input from the CPU 1 via the CPU bus to the host memory 4, stores the audiovisual data in the host memory 4, and then stores the audiovisual data in the AV-I / The data is sent from F3 to the HDD 6 via the host interface bus (recording means). The memory control circuit 2 temporarily stores the reproduction data input from the HDD 6 via the host interface bus and the AV-I / F 3 in the host memory 4, and then reads and outputs the data as appropriate (ie, CPU) Sent to the CPU 1 via the bus).
[0043]
An instruction for recording to the HDD 6 or an instruction for reproducing data recorded by the HDD 6 is issued by the CPU 1 issuing a write command or a read command defined in the extended IDE standard from the AV-I / F 3 via the CPU bus. Is called. The data transfer between the host (CPU 1) and the HDD 6 is executed by the CPU 1 instructing the memory control circuit 2 and the AV-I / F 3.
[0044]
The HDC 62 of the HDD 6 once records the data input via the host interface bus in the buffer memory 63, then reads the data as appropriate, sends it to a recording channel signal processing circuit (not shown) of the recording unit 61, and records it. The reproduction data sent from the reproduction channel signal processing circuit (not shown) of the unit 61 is temporarily stored in the buffer memory 63, and then read out as appropriate and output through the host interface bus.
[0045]
This recording channel signal processing circuit modulates input data by a predetermined modulation method, and then passes through an amplifier (not shown) of the recording unit 61 (not shown) of the recording unit 61 (hereinafter simply referred to as “head”). (Abbreviated) and recorded on the recording medium 611. The head reproduces data recorded on the recording medium 611 and outputs it to the reproduction channel signal processing circuit via the amplifier. Further, the reproduction channel signal processing circuit demodulates the input data by a demodulation method corresponding to the modulation method of the recording channel signal processing circuit, and outputs the result to the HDC 62.
[0046]
Hereinafter, a signal flow during recording by the data recording / reproducing apparatus according to the present embodiment will be described.
The AV data stream input from the host through the CPU 1 is temporarily recorded in the host memory 4 once through the memory control circuit 2. The CPU 1 issues an instruction to the memory control circuit 2 according to control by a host memory management unit (firmware) (not shown), reads a cluster which is a set of data to be recorded in the HDD 6 from the host memory 4, The data is sent to the HDD 6 via the I / F 3 and the host interface bus and recorded on the recording medium 611 of the recording unit 61. In this case, since control is performed so that eight write commands (recording commands) are continuously executed, data for eight clusters in the host memory 4 is continuously sent to the HDD 6 and recorded on the recording medium 611.
[0047]
Hereinafter, the operation of the HDD 6 during recording by the data recording / reproducing apparatus according to the present embodiment will be described.
The CPU 1 sends a command to the HDD 6 so that eight clusters to be recorded are recorded as data blocks having a predetermined length from a predetermined logical block address of the HDD 6. The HDC 62 of the HDD 6 receives this command and converts the above-described logical block address into a physical address inside the HDD 6 (specifically, a disk surface number, a track number, a sector number, etc.) in cooperation with the CPU 1. Thereafter, the data for the eight clusters (for example, data for 2048 sectors) sent from the host memory 4 is received by the HDC 62 via the host interface bus and temporarily stored in the buffer memory 63.
[0048]
The HDC 62 divides the data stored in the buffer memory 63 into the length (512 bytes) of the logical data sector set on the track of the HDD 6, and further, before and after that, for bit synchronization at the time of reading. After a preamble pattern and an error correction code are added to form a data sector, the data sector is sent to the recording channel signal processing circuit in synchronization with the rotation of the disk (recording medium 611).
[0049]
The recording channel signal processing circuit performs channel coding on the data sector and converts the data sector into a binary sequence suitable for the characteristics of the magnetic recording channel composed of the head and the disk. This binary series is associated with a rectangular recording current waveform by the amplifier described above, and is recorded as a magnetization reversal pattern on the recording medium 611 (magnetic disk) by the head.
[0050]
Here, since the head needs to be positioned in advance on the target track to be recorded, the servo DSP (not shown) of the recording unit 61 that has received the target track number from the HDC 62 and the CPU 1 While receiving the number from the reproduction channel signal processing circuit, the head is moved to the corresponding physical address to perform positioning.
[0051]
Here, the time available for recording one cluster depends on the bit rate of the AV data to be recorded. Further, the remaining time required for the seek, rotation waiting operation, and recording operation of the HDD 6 becomes a surplus time (a free time of the HDD 6). Since the system management software for controlling the CPU 1 knows the operation status of the apparatus, it can also know the status of the HDD 6 idle time and idle time.
[0052]
Usually, since there are considerable idle time and pause time in the operation of the HDD 6, a plurality of channels can be recorded by using this idle time or pause time, and playback can be performed simultaneously with recording. it can. Therefore, in the present invention, in the data recording / reproducing apparatus, the HDD 1 has a free time or a pause time, and the system management software for controlling the host (CPU 1) grasps the situation of the idle time and the pause time. From the above, control is performed so that data that has not been normally recorded in the original recording area on the recording medium 611 is re-recorded in another normal recording area by using the free time or pause time of the HDD 6. is doing.
[0053]
In the present invention, as will be described later, in order to re-record data that was not normally recorded in the original recording area by using the free time or the rest time of the HDD 6, the host When continuous AV data is sent and these are to be recorded, the HDD 6 cannot record the AV data by repeating the retry due to the presence of a bad sector, that is, the device It is possible to prevent such a situation that the real-time property is hindered.
[0054]
FIG. 3 is an explanatory diagram showing a data saving method during recording by the data recording / reproducing apparatus according to the present embodiment.
FIG. 6 is an explanatory diagram showing a data write-back method at the time of recording by the data recording / reproducing apparatus according to the present embodiment.
Hereinafter, with reference to FIGS. 1, 3 and 6, the operation in the case where a defective sector exists during recording in the data recording / reproducing apparatus according to the present embodiment will be described.
[0055]
When data sent from the host memory 4 to the HDD 6 and finally sent from the HDC 62 of the HDD 6 to the recording unit 61 could not be recorded due to the presence of a defective sector (that is, a response indicating that recording could not be performed) CPU 1 issues an instruction to the memory control circuit 2 according to the firmware host memory management unit, and the data to be recorded in the host memory 4 as shown in FIG. All data that should have been recorded in the defective sector is recorded in the save memory 5 (save means).
[0056]
On the other hand, the recording unit 61 of the HDD 6 does not record data for one sector that should have been recorded in the defective sector, but stores data for one sector to be recorded next to the data in the defective sector. The recording of the data sent from the host memory 4 to the recording unit 61 is continued.
[0057]
Thereafter, when the system management software of the host (CPU 1) detects the free time or the pause time of the HDD 6, as shown in FIG. 6, a series of data including data saved in the save memory 5 without being recorded can be obtained. Among the blocked data, data that can be recorded without any trouble is read from the disk (recording medium 611). The read data is temporarily stored in the host memory 4 via the host interface bus, the AV-I / F 3, and the memory control unit 2.
[0058]
Next, the memory control circuit 2 reads out the blocked data, that is, the data previously stored in the save memory 5 as data that complements the data having a predetermined blocking size (usually 1 MB), By sending the data to the host memory 4, the entire data having the series of blocking sizes is reconstructed.
[0059]
Next, the reconstructed data having a predetermined blocking size (usually 1 MB) is sent from the AV-I / F 3 to the HDD 6 via the host interface bus in the same way as during normal recording, and is then sent to a disk (recording medium). 611) (re-recording means). At this time, it is not always necessary to record in the conventional replacement area, and any recording area on the disc (recording medium 611) may be used as long as it is other than the recording area including the defective sector.
[0060]
When data is input / output between the disk (recording medium 611) and the host memory 4, as shown in FIG. 6, a cache built in the HDD 6 is used as a working memory (working memory) necessary for the work. Memory can be used. Further, a cache memory for the CPU 1 can be used as the working memory.
[0061]
Incidentally, the contents of the host memory 4 are changed by the next write data from the CPU 1 in the time zone when the HDD 6 is not idle time or idle time, and therefore the data that could not be recorded on the disk (recording medium 611) The data that can be normally recorded corresponding to this data is no longer stored in the host memory 4. Therefore, it is necessary to reconstruct the data described above. Normally, control is performed so that access to a recording area corresponding to one block is prohibited until recording of data of one block is completed.
[0062]
[Second Embodiment]
This embodiment is different from the first embodiment only in the data saving method, and the apparatus configuration and the data write back method are the same as those in the first embodiment. A data saving method according to the present embodiment will be described. FIG. 4 is an explanatory diagram showing a data saving method during recording by the data recording / reproducing apparatus according to the present embodiment.
[0063]
Hereinafter, with reference to FIGS. 1, 4, and 6, an operation when a defective sector exists at the time of recording in the data recording / reproducing apparatus according to this embodiment will be described.
When data sent from the host memory 4 to the HDD 6 and finally sent from the HDC 62 of the HDD 6 to the recording unit 61 could not be recorded due to the presence of a defective sector (that is, a response indicating that recording could not be performed) When the data is returned to the CPU 1, the CPU 1 should instruct the memory control circuit 2 according to the host memory management unit of the firmware, and should record in the defective sector among the data to be recorded in the host memory 4. All data within a series of blocking sizes including the data and the data following the data are recorded in the save memory unit 5.
[0064]
On the other hand, the recording unit 61 of the HDD 6 ends the recording operation when a defective sector is detected.
Hereinafter, the operation of writing back the data saved in the save memory 5 to another normal recording area is the same as that of the data recording / reproducing apparatus according to the first embodiment.
[0065]
[Third Embodiment]
This embodiment also differs from the first embodiment only in the data saving method, and the apparatus configuration and the data write back method are the same as those in the first embodiment. A data saving method according to the present embodiment will be described.
[0066]
FIG. 5 is an explanatory diagram showing a data saving method during recording by the data recording / reproducing apparatus according to the present embodiment.
Hereinafter, with reference to FIGS. 1, 5, and 6, an operation when a defective sector exists at the time of recording in the data recording and reproducing apparatus according to the present embodiment will be described.
When data sent from the host memory 4 to the HDD 6 and finally sent from the HDC 62 of the HDD 6 to the recording unit 61 could not be recorded due to the presence of a defective sector (that is, a response indicating that recording could not be performed) CPU1 issues an instruction to the memory control circuit 2 in accordance with the host memory management unit of the firmware, and the data to be recorded in the host memory 4 from the sector that could not be recorded first to the last All the data within the blocking size between sectors that could not be recorded in the storage memory 5 is recorded in the save memory 5.
[0067]
On the other hand, the recording unit 61 of the HDD 6 does not record data for one sector that should have been recorded in the defective sector, but stores data for one sector to be recorded next to the data in the defective sector. The recording of the data sent from the host memory 4 to the recording unit 61 is continued.
Hereinafter, the operation of writing back the data saved in the save memory 5 to another normal recording area is the same as that of the data recording / reproducing apparatus according to the first embodiment.
[0068]
[Fourth Embodiment]
The present embodiment is different from the first to third embodiments only in the data write-back method, and the apparatus configuration and the data saving method are the same as those in the first to third embodiments. Therefore, hereinafter, a data write-back method according to the present embodiment will be described.
[0069]
FIG. 7 is an explanatory diagram showing another method of writing back data at the time of recording by the data recording / reproducing apparatus according to the present embodiment.
When the system management software of the host (CPU 1) detects the free time or the rest time of the HDD 6, as shown in FIG. Data recorded on the disk (recording medium 611) is read from the disk (recording medium 611). The read data is temporarily stored in the host memory 4 via the AV-I / F 3 and the host interface bus.
[0070]
Thereafter, the data stored in the host memory 4 is sent from the AV-I / F 3 to the HDD 6 via the host interface bus and read out on the disk (recording medium 611) as in normal recording. It is recorded in another appropriate area different from the recorded place. At this time, the data which has been a defective sector at the time of the first recording is naturally left missing, but there is no problem. That is, the portion (sector) where this data is missing may be recorded from the next sector without being recorded, or temporary data may be recorded (see FIG. 7).
[0071]
Next, the memory control circuit 2 reads the data previously stored in the save memory 5 (data for one sector to be recorded in the defective sector) and reads this data from the AV-I / F 3 to the host interface bus. The data for one sector is recorded in the sector in which data is still missing (or the temporary data was recorded) in the other area described above. Thus, the series of blocking data described above is recorded as a series of data on the recording medium 62 of the HDD 6.
[0072]
When inputting / outputting data between the disk (recording medium 611) and the host memory 4, as shown in FIG. 7, a cache memory built in the HDD 6 is used as a working memory necessary for the work. be able to. Further, a cache memory for the CPU 1 can be used as the working memory.
[0073]
Note that at least a part of the processing of each component of the data recording / reproducing apparatus according to the first to fourth embodiments of the present invention is executed by computer control, and the computer control is executed by the computer. The program may be distributed by storing it in a computer-readable recording medium such as a semiconductor memory, a CD-ROM, or a magnetic tape. A computer including at least a microcomputer, a personal computer, and a general-purpose computer may read the program from the recording medium and execute the program.
[0074]
In the first to fourth embodiments, the case of a fixed HDD has been described. However, it is easy to apply the present invention to a removable HDD having a replaceable disk or other magnetic disk device. Is possible. As the save memory 5, a cache memory (not shown) provided in the recording unit 6 can be used. Furthermore, a cache memory (not shown) provided in the host (CPU 1) can be used as the save memory 5.
[0075]
【The invention's effect】
As described above, according to the data recording / reproducing apparatus of the present invention, if there is a defective sector, if data for one block of data cannot be normally recorded on the recording medium, the defective sector is recorded in the defective sector. Data that was scheduled to be recorded can be temporarily saved in the save memory on the host side, recording to the next sector can be continued, and then recording can be performed using the free time or idle time of the HDD. The portion of the data on the recording medium is read, and the original one block of data is reconstructed by using the read data and the saved data temporarily saved in the save memory. Therefore, recording and playback processing of large volumes of continuous data such as digital video / audio data on a recording medium can be executed in the required real time. It is possible to provide that the data recording and reproducing apparatus.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a configuration diagram showing an overall configuration of a data recording / reproducing apparatus according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is an explanatory diagram showing a cluster composed of a set of sectors that are recording units recorded or reproduced on a recording medium, and data in a host memory that is blocked by using the cluster as one block.
FIG. 3 is an explanatory diagram showing a data saving method during recording by the data recording / reproducing apparatus according to the embodiment;
FIG. 4 is an explanatory diagram showing a data saving method during recording by the data recording / reproducing apparatus according to the embodiment;
FIG. 5 is an explanatory diagram showing a data saving method during recording by the data recording / reproducing apparatus according to the embodiment;
FIG. 6 is an explanatory diagram showing a data write-back method during recording by the data recording / reproducing apparatus according to the embodiment.
FIG. 7 is an explanatory diagram showing another method of writing back data at the time of recording by the data recording / reproducing apparatus according to the embodiment.
[Explanation of symbols]
1 CPU (host side)
2 Memory control circuit
3 AV-I / F (interface)
4 Host memory
5 Save memory (save memory)
6 HDD (Hard Disk Device)
61 Recording section
62 HDC (Hard Disk Controller)
63 Buffer memory
611 Recording medium (hard disk)

Claims

In a data recording / reproducing apparatus for recording or reproducing data on a recording area on a recording medium positioned by a recording / reproducing head,
Recording means for recording data to be written in a recording area on the recording medium in blocks into continuous logical blocks;
A save memory that temporarily holds data to be recorded on the recording medium;
A saving means for temporarily recording, in the save memory, a portion of data that has not been normally recorded in a predetermined recording area on the recording medium when an arbitrary block of the blocked data is recorded; ,
Write the same data as the data in the block reconstructed from the data on the recording medium of the normally recorded part and the data saved by the saving means to another writing different from the recording area Re-recording means for recording in a possible recording area;
A data recording / reproducing apparatus comprising:

In a data recording / reproducing apparatus for recording or reproducing data on a recording area on a recording medium positioned by a recording / reproducing head,
Recording means for recording data to be written in a recording area on the recording medium in blocks into continuous logical blocks;
A save memory that temporarily holds data to be recorded on the recording medium;
At the time of recording an arbitrary block of the blocked data, a part of data that has not been normally written to a predetermined recording area on the recording medium and all data in the block that continues to the data are recorded. Evacuation means for temporarily recording in the evacuation memory;
Write the same data as the data in the block reconstructed from the data on the recording medium of the normally recorded part and the data saved by the saving means to another writing different from the recording area Re-recording means for recording in a possible recording area;
A data recording / reproducing apparatus comprising:

In a data recording / reproducing apparatus for recording or reproducing data on a recording area on a recording medium positioned by a recording / reproducing head,
Recording means for recording data to be written in a recording area on the recording medium in blocks into continuous logical blocks;
A save memory that temporarily holds data to be recorded on the recording medium;
At the time of recording an arbitrary block of the blocked data, the data that has not been normally recorded in the predetermined recording area on the recording medium is normally last in the block that continues to the data. Saving means for temporarily recording all data up to the part of the data that was not performed in the saving memory;
Write the same data as the data in the block reconstructed from the data on the recording medium of the normally recorded part and the data saved by the saving means to another writing different from the recording area Re-recording means for recording in a possible recording area;
A data recording / reproducing apparatus comprising:

The re-recording unit reads data normally recorded in a predetermined recording area on the recording medium at a time when recording or reproduction on the recording medium is not performed, and the read data and the saving unit The same data as the data in the block reconstructed from the data saved by the recording is recorded in a writable recording area different from the recording area on the recording medium. 4. The data recording / reproducing apparatus according to any one of 1 to 3.

The re-recording means reads data normally recorded in a predetermined recording area on the recording medium at a time when recording or reproduction on the recording medium is not performed, and reads the read data on the recording medium. The data in the block is recorded by recording in another writable recording area different from the recording area, and then recording the data saved by the saving unit in the other writable recording area. 4. The data recording / reproducing apparatus according to claim 1, wherein the same data is recorded in the other writable recording area. 5.

6. The data recording / reproducing apparatus according to claim 1, wherein a recording unit of the data in the block on the recording medium corresponds to a sector on the recording medium.

In a data recording / reproducing method for recording / reproducing data on / from a recording area on a recording medium positioned by a recording / reproducing head,
A recording step of recording data to be written into a continuous logical block in a recording area on the recording medium; and
A save memory step for temporarily holding data to be recorded on the recording medium;
A evacuation step of temporarily recording, by the evacuation memory step, data of a portion that was not normally recorded in a predetermined recording area on the recording medium when recording an arbitrary block of the blocked data When,
Write the same data as the data in the block reconstructed from the data on the recording medium of the normally recorded part and the data saved by the saving step, to other writing different from the recording area A re-recording step to record in a possible recording area;
A data recording / reproducing method comprising:

In a data recording / reproducing method for recording / reproducing data on / from a recording area on a recording medium positioned by a recording / reproducing head,
A recording step of recording data to be written into a continuous logical block in a recording area on the recording medium; and
A save memory step for temporarily holding data to be recorded on the recording medium;
At the time of recording an arbitrary block of the blocked data, a part of data that has not been normally written to a predetermined recording area on the recording medium and all data in the block that continues to the data are recorded. A evacuation step for temporarily recording by the evacuation memory step;
Write the same data as the data in the block reconstructed from the data on the recording medium of the normally recorded part and the data saved by the saving step, to other writing different from the recording area A re-recording step to record in a possible recording area;
A data recording / reproducing method comprising:

In a data recording / reproducing method for recording / reproducing data on / from a recording area on a recording medium positioned by a recording / reproducing head,
A recording step of recording data to be written into a continuous logical block in a recording area on the recording medium; and
A save memory step for temporarily holding data to be recorded on the recording medium;
At the time of recording an arbitrary block of the blocked data, the data that has not been normally recorded in the predetermined recording area on the recording medium is normally last in the block that continues to the data. A evacuation step for temporarily recording all data up to the data of the portion not performed in the evacuation memory step;
Write the same data as the data in the block reconstructed from the data on the recording medium of the normally recorded part and the data saved by the saving step, to other writing different from the recording area A re-recording step to record in a possible recording area;
A data recording / reproducing method comprising:

The re-recording step reads out data normally recorded in a predetermined recording area on the recording medium at a time when recording or reproduction on the recording medium is not performed, and the read-out data and the saving step The same data as the data in the block reconstructed from the data saved by the above is recorded in another writable recording area different from the recording area on the recording medium. The data recording / reproducing method according to any one of claims 7 to 9.

The re-recording step reads data normally recorded in a predetermined recording area on the recording medium at a time when recording or reproduction on the recording medium is not performed, and reads the read data on the recording medium. The data in the block is recorded by recording in another writable recording area different from the recording area, and then recording the data saved in the saving step in the other writable recording area. 10. The data recording / reproducing method according to claim 7, wherein the same data is recorded in the other writable recording area.