JP2005038252A - 情報入手システム - Google Patents
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Abstract
【課題】本に印刷されている視覚情報に関連する情報を視覚情報に付加されたドットコードに基づいて記憶手段から読み出し音声や画像で入手することができる情報入手システムを提案すること。
【解決手段】ドットコードbと、該ドットコードbを読み取る読取装置2とから構成される情報入手システムであって、上記読取装置2はドットコードbを読み取るリーダー部6と、該リーダー部6で読み取ったドットコードbに基づき記憶手段7に記憶された音声データ及び画像データを読み出して音声発生手段8に音声を出力させるとともに画像表示手段9に画像を表示させる制御手段10とを備え、上記ドットコードbを絵本などのシート体1に印刷された絵柄等の視覚情報aに重ねて印刷し、上記記憶手段7には上記視覚情報aに関連した音声データと画像データとを記憶させた。
【選択図】図1
【解決手段】ドットコードbと、該ドットコードbを読み取る読取装置2とから構成される情報入手システムであって、上記読取装置2はドットコードbを読み取るリーダー部6と、該リーダー部6で読み取ったドットコードbに基づき記憶手段7に記憶された音声データ及び画像データを読み出して音声発生手段8に音声を出力させるとともに画像表示手段9に画像を表示させる制御手段10とを備え、上記ドットコードbを絵本などのシート体1に印刷された絵柄等の視覚情報aに重ねて印刷し、上記記憶手段7には上記視覚情報aに関連した音声データと画像データとを記憶させた。
【選択図】図1
Description
本発明は、情報入手システム、詳しくはシート体に印刷された視覚情報に重ねて印刷されたドットコードを読み取り、視覚情報に関連した音声及び画像データを記憶手段から読み出して音声出力装置及び画像表示装置に出力する情報入手システムに関するものである。
従来、情報を入手してその情報を利用する方法として料理の調理方法(調理の仕方)を入手するケースがあるが、この入手方法としては、いわゆるレシピが書かれた料理の本や、レシピが記憶された記憶媒体から、所望するレシピを検索して、ユーザに提示するようなコンピュータのアプリケーション(ソフトウェア)がある。しかしながら、コンピュータを用いる場合には、キーボードなどの操作に熟練する必要があり、ユーザに煩わしさを感じさせるためユーザが煩わしさを感じることなく調理をすることができるように、調理方法を提供するシステムが提案されている(例えば、特許文献1)。
このシステムは、記憶手段には料理の調理方法に関する調理情報を記憶させ、音声認識手段で入力された音声を音声認識し、音声認識手段の音声認識結果に基づいて、記憶手段に記憶されている調理情報を検索手段で検索するようになっており、検索手段により検索された調理情報に対応する合成音を生成手段で生成し、計時手段により計時された時間に対応して、次の調理工程についての調理情報を検索するように制御手段が検索手段を制御するようにしたものである。
特開平09−282139号公報
本発明が解決しようとする問題点は、上記システムはシステム単体で終結するものであるが、どのような料理を作ろうかと考える場合は食材本を見てメニューを決めるのが一般的で、食材本なくしては新しい料理を作ることはできないためシステム単体では料理に精通していない人には扱いづらい問題があった。
本発明は、上記問題点を解決し、本に印刷されている視覚情報に関連する情報を視覚情報に付加されたドットコードに基づいて記憶手段から読み出し音声や画像で入手することができる情報入手システムを提案することをその課題とする。
前記課題を解決するために本発明に係る情報入手システムは、ドットコードと該ドットコードを読み取る読取装置とから構成される、以下の要件を備えることを特徴とする。
(イ)上記読取装置はドットコードを読み取るリーダー部と、該リーダー部で読み取ったドットコードに基づき記憶手段に記憶された音声データ及び画像データを読み出して音声発生手段に音声を出力させるとともに画像表示手段に画像を表示させる制御手段とを備えたこと
(ロ)上記ドットコードは本やカード等のシート体に印刷された絵や文字等の視覚情報に重ねて印刷され、上記ドットコードは上記視覚情報に対応してドット構成が異なるように設定されていること
(ハ)上記記憶手段に記憶されている音声データと画像データとは上記視覚情報に関連した内容のデータであること
(イ)上記読取装置はドットコードを読み取るリーダー部と、該リーダー部で読み取ったドットコードに基づき記憶手段に記憶された音声データ及び画像データを読み出して音声発生手段に音声を出力させるとともに画像表示手段に画像を表示させる制御手段とを備えたこと
(ロ)上記ドットコードは本やカード等のシート体に印刷された絵や文字等の視覚情報に重ねて印刷され、上記ドットコードは上記視覚情報に対応してドット構成が異なるように設定されていること
(ハ)上記記憶手段に記憶されている音声データと画像データとは上記視覚情報に関連した内容のデータであること
なお、前記記憶手段は前記ドットコードに関連した音声データ及び画像データを記憶したカートリッジで構成され、該カートリッジを前記読取装置に着脱できるようにしてもよい。
また、前記情報入手システムは、以下の要件を備えることが好ましい。
(イ)前記ドットコードは赤外線を吸収するインクで容易に視認できない程度の大きさのドットで印刷され、前記視覚情報は赤外線をほとんど吸収しないインクで印刷されていること
(ロ)前記リーダー部には前記シート体に赤外線を照射する光源と、シート体で反射する反射光を取り込むセンサユニットとが設けてあること
そして、前記シート体には、前記視覚情報として食材に関する情報を印刷し、前記音声データ及び画像データを、上記食材を使用した複数のレシピに関するデータにすればよい。
(イ)前記ドットコードは赤外線を吸収するインクで容易に視認できない程度の大きさのドットで印刷され、前記視覚情報は赤外線をほとんど吸収しないインクで印刷されていること
(ロ)前記リーダー部には前記シート体に赤外線を照射する光源と、シート体で反射する反射光を取り込むセンサユニットとが設けてあること
そして、前記シート体には、前記視覚情報として食材に関する情報を印刷し、前記音声データ及び画像データを、上記食材を使用した複数のレシピに関するデータにすればよい。
請求項1の発明によれば、本やカード等のシート体に印刷された絵、文字、マーク等の視覚情報に重ねて印刷されているドットコードを読取装置で読み取ると、視覚情報に関連する音声情報と画像情報が入手できるので、本やカードに印刷された視覚情報のみでは表現できない様々な情報を入手することができ、視覚と聴覚との両面からより多くの情報を入手することができる。
請求項2の発明によれば、記憶手段をカートリッジで構成し、このカートリッジを読取装置に着脱可能にしたので、新たにカートリッジとともに本やカードを購入すれば新たな情報を際限なく入手することができる。
請求項3の発明によれば、ドットコードを赤外線を吸収するインクで容易に視認できない程度の大きさのドットで印刷するとともに絵本などのシート体の視覚情報は赤外線をほとんど吸収しないインクで印刷し、リーダー部には上記シート体に赤外線を照射する光源と、シート体で反射した反射光をセンサユニットで取り込むようにしたので、ドットコードが視覚的な邪魔にならず、しかも読取装置で確実に読み取ることができる。
請求項4の発明によれば、シート体に視覚情報として食材に関する情報を印刷し、記憶手段に記憶した音声データ及び画像データを、上記食材を使用した複数のレシピに関するデータにしたので、印刷された情報だけではなく読取装置の音声発生手段から出力される音声と、画像表示手段で画像表示される情報とからレシピに関する情報を入手することができる。
ドットコードと該ドットコードを読み取る読取装置とから構成される情報入手システムであって、上記読取装置はドットコードを読み取るリーダー部と、該リーダー部で読み取ったドットコードに基づき記憶手段に記憶された音声データ及び画像データを読み出して音声発生手段に音声を出力させるとともに画像表示手段に画像を表示させる制御手段とを備え、上記ドットコードを本やカード等のシート体に印刷された絵、文字等の視覚情報に重ねて印刷し、上記記憶手段には上記視覚情報に関連した音声データと画像データとを記憶させた。
図1は本発明に係る情報入手システムの一例を示すもので、この情報入手システムが料理に関する情報を入手することができるシステムに適用された場合について説明する。
この情報入手システムは、料理の材料に関する情報が掲載されている食材本からなるシート体1に印刷された絵、写真、文字等の視覚情報aに重ねて印刷されたドットコードと、このドットコードを読み取って料理に関する様々な情報を音声と画像とで入手することができる読取装置2とから構成されているものである。
図2に示すように、食材本1には料理に関する絵、写真や、説明文等の視覚情報aとともにドットコードbが印刷され、このドットコードは上記視覚情報に対応してドット構成が異なるように設定されている。
視覚情報aは、赤外線をほとんど吸収しないインク(例えば、基本の色インク、すなわちシアン、マゼンダ、イエローの組合せ)でカラー印刷され、ドットコードbは視覚情報aの上に、赤外線を吸収するインク(例えば、黒の油性インク)で印刷されている。
ドットコードbは視覚上の邪魔にならないように容易に視認できないような小さなドット(0.5ミリ角内に6X6個)で構成されるとともに、6X6の2次元マトリックスコードを1つのデータ単位とし、食材本1の視覚情報a上に2次元的に連続して印刷されているもので、ヘッダ情報b1とデータ情報b2とから構成され、ヘッダ情報b1はドットコードbを他のドットコードbと切り分ける情報を備え、データ情報b2は視覚情報aを特定する情報が表示されているものである。
読取装置2は片手に収まる程度の大きさで、読取装置2の先端にはドットコードを読み取るリーダー部6が設けられ、装置2の内部にはリーダー部6で読み取ったドットコードに基づき記憶手段7に記憶された音声データ及び文字データを読み出して音声発生手段8に音声を出力させるとともに、画像表示手段9に文字表示させる制御手段10が配置されている。画像表示手段9は液晶ディスプレイで構成され、読取装置2の前面に配置されている。この液晶ディスプレイ9の下方には操作部11が設けてある。この操作部11は液晶ディスプレイ9に表示された文字情報をスクロールするためのカーソルボタン12と、スクロールして選択した項目を確定するための決定ボタン13、装置を初期化するためのリセットボタン14が配置され、読取装置2の上面には記憶手段であるROMを内装したカセット21を差し込むソケット25が設けてある。
この読取装置2の側面には、文字を表示する液晶ディスプレイ9以外に、映像を表示するためのテレビ26をケーブル27で接続するためのジャック28が配置されている。
リーダー部6には、図3に示すように、赤外線を照射する光源15と、導光体16aと一体に形成されたレンズ16、フィルター17、画像センサー18及び、処理プログラムを内蔵したドットパターン認識CPU19とからなるセンサユニットとが収容され、光源15から導光体16aを介して食材本1に照射された赤外線の一部はドットコードbで吸収され、ドットコードbのない部分に照射された赤外線は視覚情報aを透過し、シート体1で反射拡散するので、反射光はレンズ16で集光されフィルター17を通して画像センサー18に取り込まれ、取り込まれた画像はデジタル信号に変換され、デジタル信号はドットパターン認識CPU19でデータ情報b2からドットコードが解析され、そのドットコードbを構成するドットの組合せを数字コードに変換するので、制御部であるプログラマブル音声合成CPU9は数字コードに基づいてカートリッジ21に内装された記憶手段7であるROMから音声データと文字データとを読み出し、音声データは音声出力装置であるスピーカ8からドットコードb(視覚情報a)に関連する音声で出力し、文字データは画像表示装置である液晶ディスプレイに文字情報として表示するようになっている。
つぎに、このシステムの利用態様の一例について説明する。
先ず、ユーザーは買い物してきた食材や冷蔵庫に眠っている食材からどのような料理を作ろうかと考えたとき、食材本1を開くと食材が絵や写真等の視覚情報aで表示されているので、初期メニューの中から「食材を選択」をカーソルボタン12で選択し、食材本1に印刷されている食材の中から、使用したい食材の絵や写真で構成された視覚情報aに読取装置2のリーダー部6を接触させると、視覚情報aの上に印刷されているドットコードbを読み取り、ドットコードbに対応した食材名が液晶ディスプレイ9に表示される(図4(a)参照)。
食材の読み込みが済んだら、決定ボタン13を押すと、その食材を用いた料理メニューが表示されるので(図4(b)参照)、表示された料理メニューの中から、作りたい料理名をカーソルボタン12で選択し、決定ボタン13を押すと、その他当該料理に必要な食材、分量などが液晶ディスプレイ9に表示される。また、決定ボタン13を押すと、簡単な「作り方」が液晶ディスプレイ9に表示されるようにしてもよい。
さらに、詳しい作り方を調べたい場合は、食材本1の後半にレシピページを作成しておき、そのレシピページを参照するようにしてもよいし、読取装置2にテレビ26を接続してレシピページに記載されている料理の写真(視覚情報a)にリーダー部6を接触させると、視覚情報aの上に印刷されているドットコードbを読み取り、ドットコードbに対応した調理方法の関する音声データ、画像データが記憶手段から読み出され、テレ26ビに映像となって表示されるとともに音声で指示が成されるので、食材本1だけでは知ることのできない詳しい料理方法や裏技などを知ることができる。
上述の読取装置によれば、ドットコードを読み取るリーダー部と、読み取った結果を表示するディスプレイとを一体に組み込むとともに、携帯可能な大きさに製造することができるので、読取装置を携帯すれば買い物に行く際にレシピをわざわざメモにとらなくても、ディスプレイに表示される情報を確認しながら必要とするものを購入することができる。
上述の情報入手システムは、料理本に印刷されている文字や絵(写真)にリーダー部を接触させることにより料理に関する情報を視覚と聴覚とで入手できるようにしたが、料理本に限定されるものではなく、例えば、医学本等に印刷されている人体図の各部にリーダー部を当てると、その部分に関する病気や対応策などのガイダンスが入手することができるようにしてもよく、このシステムの応用範囲はアイデア次第で際限なく広げることができる。
1 シート体
2 読取装置
6 リーダー部
7 記憶手段
8 音声発生手段
9 画像表示手段
10 制御手段
a 視覚情報
b ドットコード
2 読取装置
6 リーダー部
7 記憶手段
8 音声発生手段
9 画像表示手段
10 制御手段
a 視覚情報
b ドットコード
Claims (4)
- ドットコードと該ドットコードを読み取る読取装置とから構成される、以下の要件を備えることを特徴とする情報入手システム。
(イ)上記読取装置はドットコードを読み取るリーダー部と、該リーダー部で読み取ったドットコードに基づき記憶手段に記憶された音声データ及び画像データを読み出して音声発生手段に音声を出力させるとともに画像表示手段に画像を表示させる制御手段とを備えたこと
(ロ)上記ドットコードは本やカード等のシート体に印刷された絵や文字等の視覚情報に重ねて印刷され、上記ドットコードは上記視覚情報に対応してドット構成が異なるように設定されていること
(ハ)上記記憶手段に記憶されている音声データと画像データとは上記視覚情報に関連した内容のデータであること - 前記記憶手段は前記ドットコードに関連した音声データ及び画像データを記憶したカートリッジで構成され、該カートリッジを前記読取装置に着脱可能にした、請求項1記載の情報入手システム。
- 以下の要件を備えることを特徴とする、請求項1又は2記載の情報入手システム。
(イ)前記ドットコードは赤外線を吸収するインクで容易に視認できない程度の大きさのドットで印刷され、前記視覚情報は赤外線をほとんど吸収しないインクで印刷されていること
(ロ)前記リーダー部には前記シート体に赤外線を照射する光源と、シート体で反射する反射光を取り込むセンサユニットとが設けてあること - 前記シート体には、前記視覚情報として食材に関する情報が印刷されており、前記音声データ及び画像データを、上記食材を使用した複数のレシピに関するデータにした、請求項1、2又は3記載の情報入手システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003275509A JP2005038252A (ja) | 2003-07-16 | 2003-07-16 | 情報入手システム |
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JP2003275509A JP2005038252A (ja) | 2003-07-16 | 2003-07-16 | 情報入手システム |
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JP2005038252A true JP2005038252A (ja) | 2005-02-10 |
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JP2003275509A Pending JP2005038252A (ja) | 2003-07-16 | 2003-07-16 | 情報入手システム |
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Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006112126A1 (ja) * | 2005-03-30 | 2006-10-26 | Konica Minolta Opto, Inc. | カメラモジュール |
JP2008009219A (ja) * | 2006-06-30 | 2008-01-17 | Daiichikosho Co Ltd | カラオケシステム及びこれに使用される選曲目次本 |
JP2008009218A (ja) * | 2006-06-30 | 2008-01-17 | Daiichikosho Co Ltd | カラオケシステム及びこれに使用される選曲目次本 |
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KR101310896B1 (ko) | 2012-04-27 | 2013-09-25 | 주식회사 비앤씨 | 참여학습을 유도하는 음성펜 및 이를 이용한 학습 방법. |
KR101310913B1 (ko) | 2013-01-17 | 2013-09-25 | 주식회사 비앤씨 | 설치공간의 한계를 극복하면서 놀이공간을 만들어 줄 수 있는 음성펜의 파티션 교재. |
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2003
- 2003-07-16 JP JP2003275509A patent/JP2005038252A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2013528302A (ja) * | 2010-06-11 | 2013-07-08 | アールエヌアイビー | コード化された情報システム |
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