JP2005038072A - ネットワーク内でコンテンツをインテリジェント配信するための方法とそのシステム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】コンテンツ配信方法には,予約情報を決定するプロセスと,コンテンツ配信サーバに対するアクセス可能性を決定するプロセスと,該予約情報に従ってコンテンツ配信サーバに配信リクエストを送信するプロセスと,さらにはコンテンツ配信サーバからコンテンツを受信するプロセスとが含まれている。
【選択図】 図3
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、概してコンテンツ配信システムに関し,特に,ユーザ予約情報から収集した情報,ネットワークアクセスポイントにおけるネットワーク負荷、ならびにコンテンツ配信システムにおけるユーザ端末の行動に基づいて,コンテンツを配信するための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
企業であろうと,サービスプロバイダであろうと,あるいはeビジネスであろうと,会社の成否は,その会社のコンテンツに対するアクセス可能性とネットワークを管理する能力によってある程度決まってしまう。ネットワークは,並外れた質の高いサービスの下にコンテンツを配信せねばならない。コンテンツ及びネットワークアーキテクチャがますます複雑になるにつれ,コンテンツ配信に対する従来のソリューションがこのような課題を実現することができなくなるであろう。
【0003】
さらに,的を絞った、関係のあるタイムリーなコンテンツを無線装置に配信することの重大さは,驚くほど大きくなってきている。さらに多くのユーザが,携帯電話から小型パーソナルコンピュータ(PC)及びその他のパーソナルデジタルアシスタントに至るまでのモバイルコンピューティング装置を使用して、インターネットにアクセスするようになっている。
【0004】
図1の(A)は,ユーザ端末116にコンテンツを配信するための従来型システム100の略図である。ユーザ端末116は携帯電話などの無線装置であってもよい。その一例として,携帯電話には,Webをサーフィングするための縮小版Webブラウザを組み込むことができる。ユーザは,ユニフォームリソースロケータ(URL)を使用して、会社のコンテンツ104にアクセスするためのインタフェースを含むWebサイトを縮小版Webブラウザに指摘することができる。このアクセスリクエストは,セルラネットワーク112にアクセスする118ユーザ端末116によって発行される。セルラネットワーク112は,インターネット102にアクセスする118。インターネット102は,コンテンツ配信サーバ106にアクセスし,このコンテンツ配信サーバ106がコンテンツ104にアクセスする。次にユーザ端末116が,セルラネットワーク112によって確立される間接リンクを介して、コンテンツ104のダウンロード120を受信することができる。
【0005】
図1で(B)は,(A)の従来型システム100の簡易略図である。ユーザ端末116は,セルラネットワーク112とコンテンツ配信サーバ106を通じて,コンテンツ104にアクセスする118。ユーザ端末116は,コンテンツ104のダウンロード120を即時受信する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ただし,従来型システム100では,通常,アクセス118が実現した直後にダウンロード120を受信するという点に留意することが大切である。残念なことに,ダウンロード120を即時受信するという方法は不便である。コンテンツ104に接続しても,高速ダウンロードできるだけの十分なバンド幅を取得することはできない。例えば,図1の(A)では,ユーザ端末116はセルラネットワーク112において無線周波数(RF)のバンド幅が少ないため、高速通信することができず、ダウンロードに時間がかかってしまう。このような場合,ユーザは,(例えば無線ローカルエリアネットワーク(LAN)など)まったく異なる種類のネットワークに切り替えることを望むであろう。
【0007】
ただし,従来型ユーザ端末116は,高速ダウンロードを受信する目的で,別の種類のネットワークに簡単に切り替えられるように設計されていない。ユーザは,高速接続で受信することを期待して,別の種類のネットワーク(例えばワイヤレスLANなど)を介してコンテンツ配信サーバ106に手作業でログオンする方法を選択することができる。あるいは,別の方法として,セルラネットワーク112が使用されない別の時間まで待っていてもよい。ユーザが高速ダウンロード120を取得するためのこれらのオプションとして望ましいものがまだ多くある。多くのユーザは,コンテンツ104をダウンロードするのをすぐにあきらめてしまうであろう。
【0008】
要するに,ユーザ端末にコンテンツを配信することの重要性が,急速に高まりつつある中で、従来型コンテンツ配信システムでは,ユーザ端末それも特に無線装置が大容量のコンテンツを諦めずにダウンロードできるような実践的方法を提供しない。
【0009】
【課題を解決するための手段】
ユーザ端末,特に無線装置にインターネットコンテンツを配信することに対する要求が存在することがすでに認識されている。さらに,無線装置の実現化の成功を促進するインターネットコンテンツ管理システムにおける諸機能に対する要求も存在している。概して,本発明は,コンテンツ配信サーバからユーザ端末にコンテンツを配信するためのシステムと方法を提供することによって,これらの要求を満たす。本発明が,プロセス,機器,システム,装置,又は手法など,多数の方法で実現化できるということが理解されるであろう。本発明のいくつかの創意に富んだ実施例について以下に述べる。
【0010】
一つの実施例では,コンテンツ配信サーバからコンテンツをダウンロードするための方法が提供されている。該方法は,予約情報を判断するプロセス,コンテンツ配信サーバに対するアクセス可能性を判断するプロセス,予約情報に従ってコンテンツ配信サーバへ配信リクエストを送信するプロセス及びコンテンツ配信サーバからコンテンツを受信するプロセスからなる。
【0011】
別の実施例では,端末にコンテンツを配信するための方法が提供される。該方法は,該端末から予約情報を受信するプロセス,該端末へのアクセス可能性を確認するプロセス及び予約情報に従ってコンテンツ配信サーバにコンテンツ配信リクエストを送信するプロセスからなる。
【0012】
コンテンツプロバイダは,ユーザ端末すなわち無線装置などがいっそうコンテンツを利用できるようにするためには,コンテンツを配信するための自分たちの能力をさらにインテリジェントなものにしていかねばならない。有利な点として,本発明は,ネットワークを整備し直さなくてもコンテンツプロバイダが自分たちの現在のインフラストラクチャをスケーリングするのに役立つ。本発明により,コンテンツプロバイダは,ネットワークをさらに強力でスマートなものにできるよう,既存のネットワークを活用することができる。
【0013】
本発明は,上記のように、他の諸機能と選択肢を組み込んで設定されている方法,システム,機器及びコンピュータ読み取り可能媒体の他の実施例も包含している。
【0014】
【発明の実施の形態】
コンテンツ配信サーバからユーザ端末にコンテンツを配信するためのシステム及びその方法に関する発明について開示する。本発明を完全に理解できるようにするため,数多くの具体的詳細について記述する。ただし,これらの具体的詳細の一部もしくはすべての記述がなくても,当業者には,本発明が実施可能であることが理解されるであろう。本発明で使用している「装置」という用語は,そのハードウェア,ソフトウェアもしくはそれらの組み合わせを意味する。本発明では,「配信」という用語は,「ダウンロード」という用語及びその逆の用語と同じ意味として使用されている場合がある。本発明では,「配信する」という用語は,「ダウンロードする」及びその逆と同じ意味として使用されている場合がある。
【0015】
【システム及び方法の概略】
図2は,本発明の実施例に従った,ユーザ端末216にコンテンツを配信するためのシステム200を表している。該ユーザ端末216は,携帯電話などといった無線装置であってもよい。例えば,携帯電話には,Webをサーフィングするための縮小版Webブラウザを備えていてもよい。ユーザは,ユニフォームリソースロケータ(URL)を使用して,会社のコンテンツ204にアクセスするためのインタフェースを含むWebサイトを縮小版Webブラウザに指摘することができる。このアクセスリクエストは,セルラネットワーク212にアクセス218するユーザ端末216によって発行される。セルラネットワーク212は,インターネット202にアクセス218する。インターネット202は,コンテンツ配信サーバ206と予約サーバ222にアクセスする。コンテンツ配信サーバ206はコンテンツ204にアクセスする。
【0016】
ユーザ端末216は,ダウンロード220に適したタイミングを設定できるように,予約サーバ222に予約情報500を送信する。予約サーバ222は,他のユーザ端末からも同様に予約情報500を受信するように設定されている。計算されたユーザアクセスタイミング及びコンテンツ配信タイミングに基づいて,予約サーバ222が,ユーザ端末216にダウンロード220を行うのに適した時間を決定する。この技法により,大量のコンテンツを自動的にしかも経済的に配信することができる。
【0017】
ユーザが,ダウンロード220の適切な時刻を必ずしも知っているわけではないという点に留意することが大切である。要するに,ダウンロードはいつか適切な時刻に実行されるが,ユーザはダウンロードが行われていることに気が付かないという状況が起こりうる。したがって,ダウンロード220は,強制ダウンローディングであってもよい,すなわち,ユーザ端末216からのダウンロードに対するリクエストがなくてもダウンロードが実施されてもよい。
【0018】
ダウンロードを完了させるために,システム200は,システム200に利用可能な種類のネットワークを利用する。説明のため,図2に,公衆無線ローカルエリアネットワーク(LAN)214,セルラネットワーク212,非対称デジタル加入者回線(ADSL)網208及び公衆電話回線210などの公衆ネットワーク207であるような,利用可能なネットワークについて説明する。
【0019】
ただし,本発明は,公衆ネットワークや図2に示されている特定の種類のネットワークだけに制限されるわけではない。その代わりとして,システム200は,専用ネットワークのほか,有線LAN,有線ワイドエリアネットワーク(WAN),無線WAN,対称デジタル加入者回線(SDSL)網,ケーブルネットワーク,光ファイバネットワークなど,他の特定の種類のネットワークも利用することができる。
【0020】
さらに,ユーザ端末216は,小型PC,ワイヤレスモデム付きラップトップコンピュータ,パーソナルデジタルアシスタンス,デスクトップコンピュータなどの,別の種類の装置であってもよい。アクセス及びダウンロードに使用するネットワークの組み合わせは,使用するユーザ端末216の種類によって異なる。説明のため,本発明では,予約218について述べるときにはセルラネットワーク212を使用し,ダウンロード220について述べるときには公衆無線LAN214を使用する。
【0021】
図2の例では,予約サーバ222が,コンテンツ配信サーバ206に対し公衆無線LAN214を介してコンテンツを配信するよう指示している。したがって,ユーザ端末216は,セルラネットワーク212を介してコンテンツ204にアクセスするが,公衆無線LANネットワーク214を介してダウンロード220を受信する。
【0022】
図2には,予約サーバ222とコンテンツ配信サーバ206が2つの独立した装置として表わされている点に留意されたい。ただし,本発明は,そのような構成に制限されない。その代わりとして,予約サーバ222とコンテンツ配信サーバ206を,単一のサーバ装置内に組み込んでもよい。
【0023】
【システムと方法の詳細な説明】
図3の(A)は,本発明の実施例に従った,コンテンツを配信するためのネットワーク制御法302の略図である。ユーザが,ユーザ端末216に予約情報500を入力する。ユーザ端末は,セルラネットワーク212を介して予約サーバ222に予約情報500を送信することによって,要求されたタイミングを予約する218。
【0024】
予約サーバ222は,他のユーザ端末からも予約情報500を受信するように設定されている。予約サーバ222は,1台もしくは複数台のユーザ端末に関するユーザアクセスタイミングとコンテンツ配信タイミングを計算する。したがって,予約サーバ222は,ユーザ端末216へダウンロード220するのに適した時刻を決定するため,配信タイミング判定310を実施するよう設定されている。予約サーバ222は,ダウンロード220を完了するのに最適なネットワークを決定するようにも設定されている。図3の(A)の例では,予約サーバ222は,無線LAN214が最適なネットワークであるとして決定している。
【0025】
この場合,予約サーバ222は,適切な時刻にコンテンツ配信サーバ206にアクセスし306,コンテンツの配信を行うようにコンテンツ配信サーバ206に指示する。コンテンツ配信サーバ206は,無線LAN214を介してユーザ端末216にコンテンツ配信220を行うことによってこれに応答する。すると,ユーザが,コンテンツ204を視聴312できるようになる。ユーザ端末216は,コンテンツ配信後に,予約サーバ222でセルラネットワーク212を介して支払い手順308を実行するよう設定されている。
【0026】
図3の(B)は,本発明の実施例に従った,コンテンツを配信するための端末アクセス法304の略図である。ユーザが,ユーザ端末216に予約情報500を入力する。ユーザ端末は,セルラネットワーク212を介して予約サーバ222に予約情報500を送信することによって,要求されたタイミングを予約する218。
【0027】
予約サーバ222は,他のユーザ端末からも予約情報500を受信するように設定されている。図3の(B)の場合には,ユーザ端末216が,ユーザアクセスタイミングとコンテンツ配信タイミングを計算する。ユーザ端末216は,ユーザ端末216へのダウンロード220に適した時刻を決定するため,配信タイミング判定311を行うように設定されている。ユーザ端末216は,ダウンロード220を完了するのに最適なネットワークを決定するようにも設定されている。この例では,ユーザ端末216は,無線LAN214が最適なネットワークであるとして決定している。
【0028】
次に,ユーザ端末216は,適切な時刻に無線LAN214を介してコンテンツ配信サーバ206にアクセスする307。コンテンツ配信サーバ206は,ユーザ端末216によって決定されたように,無線LAN214を介してコンテンツ220をダウンロードする。すると,ユーザが,コンテンツ204を視聴312することができる。ユーザ端末216は,予約サーバ222でセルラネットワーク212を介して支払い手順308を実行するよう設定されている。
【0029】
図4は,本発明の実施例に従った,コンテンツをダウンロードするための配信タイミング判定310を行うための技法を図解したグラフを表している。ただし,多くの場合,コンテンツは即時配信する必要がないという点に留意されたい。このような場合,有利な点として,コンテンツ配信によってネットワークが過負荷状態にならない時点で,コンテンツ配信を実施できる。
【0030】
配信タイミング判定310は,ネットワーク制御法302もしくは端末アクセス法304を使用して行われる。図4の例は,各種アクセスポイントで収集された無線LAN214に関する統計データを表している。アクセスポイントは,ユーザ端末が無線LAN214にアクセスできる場所である。説明のため,アクセスポイントには,家庭,アクセスポイントA,アクセスポイントB及び事務所などを含む。図4のアクションパターン418は,家庭,アクセスポイントA,アクセスポイントB及び事務所間で移動するユーザ端末216の行動パターンを表している。各種アクセスポイント間でユーザとともにユーザ端末216が移動するのに伴い,アクションパターン418の統計データがユーザログデータベース404収集される。
【0031】
ネットワーク負荷データベース402には,システム200のネットワークに関する,ネットワーク負荷の統計データが格納される。ネットワーク負荷データベース402は,時間の変化に伴い,ネットワーク内の各アクセスポイントにおけるネットワーク負荷情報を追跡記録する。所定のネットワーク内におけるユーザ端末の所在地を基準に,ネットワーク負荷情報収集422が実行される。図4に示されているとおり,ネットワーク負荷データベース402には,アクセスポイントBで収集された,無線LAN214のネットワーク負荷に関する統計データが保存される。
【0032】
ただし,図7と図10に関して以下に述べるように,端末のネットワーク負荷データベース702は,ネットワーク負荷情報を収集するのにネットワーク負荷データベース402が使用されるのと同様の方法で,ネットワーク負荷情報を収集するのに使用されるという点に注意されたい。ただし,該端末のネットワーク負荷データベース702は,主として,特定のユーザ端末216に関するネットワーク負荷情報を格納するよう設定されている。例えば,該端末のネットワーク負荷データベース702は,特定のユーザ端末216が日常的にアクセスすることのないようなアクセスポイントに関する情報を格納するよう設定されてはいない。このような無関係な情報を格納すると,該端末のネットワーク負荷データベース702のスペースが過度に使用される結果となる。一方,ネットワーク負荷データベース402には,ネットワーク内のユーザ端末によってアクセスされるアクセスポイントすべてに関する情報を格納することができる。要するに,該端末のネットワーク負荷データベース702の使用法は,特定のユーザ端末216に合わせて編成された場合を除き,該ネットワーク負荷データベース402の使用法と同じである。
【0033】
図4に示されるユーザログデータベース404には,システム200のユーザの行動に関する一群の統計データが格納される。該ユーザログデータベース404は,時間の変化に伴い,ネットワーク内の各アクセスポイントにおける各ユーザ端末216の受信パワーを追跡記録する。所定のネットワーク内の各ユーザ端末216の所在地を基準として,ユーザログ情報収集420が実施される。図4に示されているように,該ユーザログデータベース404には,アクセスポイントBにおける無線LAN214内の特定のユーザ端末216の行動に関する統計データが格納される。該ユーザログデータベース404は,配信タイミング判定310を実施するのに役立つ。具体的には,該ユーザログデータベース404は,該ユーザ端末216がコンテンツ配信220のためアクセス可能となる時期を決定するのに必要な情報を提供する。
【0034】
ただし,図7,図8及び図13に関して以下に述べるように,該端末のユーザログデータベース704は,ユーザログ情報を収集するのにユーザログデータベース404が使用されるのと同様の方法で,ユーザログ情報を収集するのに使用されるという点に留意されたい。ただし,該端末のユーザログデータベース704は,主として,該特定のユーザ端末216に関するユーザログ情報を格納するよう設定されている。例えば,該端末のユーザログデータベース704は,該特定のユーザ端末216を除く,他のユーザ端末のアクセス可能性の履歴に関する情報を格納するよう設定されてはいない。このような無関係な情報を格納すると,該端末のユーザログデータベース704のスペースが過度に使用される結果となる。一方,該ユーザログデータベース404には,ネットワーク内のすべてのユーザ端末のアクセス可能性の履歴情報を格納することができる。要するに,該端末のユーザログデータベース704の使用法は,該特定のユーザ端末216に合わせて編成された場合を除き,該ユーザログデータベース404の使用法と同じである。
【0035】
異なるコンテンツ配信法では,異なる方法でデータベースが使用される。ネットワーク制御法302を使用する場合には,予約サーバには,ネットワーク負荷データベース402からの情報だけでなく,ユーザログデータベース404からの情報も必要となる。予約サーバ222は,ネットワーク負荷データベースに関する配信スレッショルド414を確定する。該配信スレッショルド414は,所定のネットワーク及び所定のユーザ端末216に対しコンテンツ配信が許可されるネットワーク負荷値の上限を確定する。
【0036】
さらに,該予約サーバ222は,ユーザログデータベース404に関する配信スレッショルド415も設定する。この配信スレッショル下限を確定する。図4の陰影付きの個所は,アクセスポイントBにおける所定のネットワーク及びアクセスポイントBにおける所定のユーザ端末に対してコンテンツ配信が許可される時間を表している。該時間中に,予約サーバ222が,コンテンツ配信サーバ206に対しコンテンツ配信220を実施するよう指示することができる。したがって,ネットワーク負荷データベース402及びユーザログデータベースは,ネットワークを過負荷状態にしない適切なコンテンツ配信タイミングのスケジューリングなどの,配信タイミング判定310を行うのに役立つ。
【0037】
端末アクセス法304を使用する場合,ユーザ端末216には,ユーザログデータベース404からの情報が必要となる。該ユーザ端末216は,該ユーザログデータベース404に関する配信スレッショルド415を設定する。該配信スレッショルド415は,所定のユーザ端末216に対するコンテンツ配信が許可される受信パワー値の下限を確定する。端末アクセス法304の場合,図4の陰影付きの個所は,アクセスポイントBにおける所定のユーザ端末に対してコンテンツ配信が許可される時間を表している。該時間中に,該ユーザ端末216が,コンテンツ配信サーバ206に対しコンテンツ配信220を実施するよう指示することができる。
【0038】
図5は,本発明の実施例に従った,ユーザから予約情報500を収集するためのユーザ端末ディスプレイの一例を表している。図5の例では,予約情報500が,各種オプションを選択するためのフィールドのある予約フォームで表示されている。予約フォームには,支払いオプション502,料金設定オプション504及びタイミングオプション506が含まれている。図5では,ユーザは特定のオプションを選択している。該特定のユーザは,月額0.20ドルの加入者契約を選択している。ユーザは,ダウンロードの時期が無指定の無料Movie Top3のダウンロードを予約している。ユーザはまた,1ドルかかるが,1週間以内にダウンロードできるMusic Top10のダウンロードも予約した。タイミングオプション506で選択した配信のタイムリミットが長ければ長いほど,ネットワークを過負荷状態にしない配信タイミングを決定できるので,より利点が増す。したがって,タイムリミットが長いほど,ユーザはより安価な料金でサービスを利用できる。
【0039】
図6は,本発明の実施例に従った,図3の(A)に記載されたネットワーク制御法302を使用してコンテンツをユーザ端末216に配信するための,システム600を表している。該システム600は,図2のシステム200と同じであるが,ネットワーク制御法302を使用する配信タイミング判定310に関連する詳細な説明が記載されている。ユーザログデータベース404をもつユーザ管理サーバ602はインターネット202に接続されている。ネットワーク負荷データベース402を持つネットワーク負荷管理サーバ604はインターネット202に接続されている。ユーザ端末216には,ユーザログデータベース404及びネットワーク負荷データベース402及び特定のコンテンツを一時的に格納するために,データベースキャッシュメモリ606が備わっている。システム600の他の特徴は,図2のシステム200の特徴と実質的に同じである。
【0040】
図7は,本発明の実施例に従った,図3の(B)に記載された端末アクセス法304を使用してコンテンツをユーザ端末216に配信するためのシステム700を表している。システム700は,図2のシステム200と同じであるが,端末アクセス法304を使用する配信タイミング判定310に関する詳細な説明が記載されている。図7の例では,該ユーザ端末216に端末のユーザログデータベース704及び端末のネットワーク負荷データベース702が備えられている。
【0041】
ただし,実施例はそのような構成に制限されてはいない。また,該ユーザ端末216は,データベースだけ,端末のユーザログデータベース704だけ,もしくは端末のネットワーク負荷データベース702だけしかそれぞれ備えていなくてもよい。ただし,該端末のデータベースは,ユーザログデータベース404及びネットワーク負荷データベース402と類似しているが,同じではないという点に留意されたい。該端末のデータベースには,特にユーザ端末216に関する情報が格納される。システム700の他の特徴は,図2のシステム200の特徴と実質的に同じである。
【0042】
図8は,本発明の実施例に従った,ユーザログデータベース404にユーザログ情報を収集420するための方法800の略図である。アクセスポイントAと接続するための条件を満たす無線信号を,ユーザ端末216が受信できるようになる範囲に,ユーザが移動する。該ユーザ端末216が,接続条件を満たす無線信号のパイロット信号814を受信する。図8は,アクセスポイントAからユーザ端末216が受信するパイロット信号814を表している。ただし,該パイロット信号814は,ユーザがユーザ端末216を所持して移動した場所によっては,別のアクセスポイントからも受信できる。該パイロット信号814が接続条件を満たしている間は,ユーザログ情報収集420を継続することができる。
【0043】
プロセス802では,該ユーザ端末216は,アクセスポイントAからアクセスポイントIDを取得する。次に,該ユーザ端末216が,プロセス804におけるアクセスポイント滞在時間に関する前回のデータ及びパイロット信号の受信電力に関する前回のデータを抽出する。該前回のデータには,該ユーザ端末216が現在のアクセスポイントAの前に接続した前回のアクセスポイントに関する情報が含まれる。該前回のアクセスポイントは,公衆無線LAN214の全アクセスポイントのどれでもありうる。該前回のデータは,データベースキャッシュメモリ606又は端末のユーザログデータベース704から取得してもよい。プロセス806では,該ユーザ端末216が前回のデータをユーザ管理サーバ604に送信する。該ユーザ管理サーバ604は,プロセス808で,ユーザログデータベース404に該前回取得したデータを格納する。
【0044】
プロセス810では,該ユーザ端末216が,アクセスポイントAにおける現在の滞在時間とアクセスポイントAにおけるパイロット信号の現在の受信電力を測定する。ただし,該ユーザ端末がアクセスポイントAで良好な受信状態にある時間中は,該プロセス810を継続的に実施可能であるという点に留意されたい。該ユーザ端末216は受信率の低いパイロット信号816を受信することになると、プロセス812で,現在の情報がデータベースキャッシュメモリ606又は端末のユーザログデータベース704に格納される。プロセス802からプロセス812までの一連のプロセスで1回のユーザログ収集420が行われる。その後で,ユーザが該ユーザ端末216を所持して別のアクセスポイントに移動する可能性がある。図8の例では,ユーザがアクセスポイントBの範囲内に移動している。ユーザ端末216はアクセスポイントBから接続条件を満たす無線信号のパイロット信号818を受信し、次回のユーザログ情報収集420を実行する。
【0045】
図9は,本発明の実施例に従ってユーザログデータベース404に収集されたデータの詳細図である。該ユーザログデータベース404には,ユーザ#1からユーザ#n(ここで,nは0より大きい整数)など,異なるユーザ端末間のアクセス可能性の履歴に関する情報が格納される。一例として,ユーザ#1のユーザログデータベース902には,ネットワークの種類,アクセスポイントID,所定のアクセスポイントでユーザ端末216が良好なラジオ受信を行える時刻の通知時刻,所定のアクセスポイントにおける滞在時間及びアクセスポイントからユーザ端末216までのパイロット信号の受信電力などの情報が格納される。“dBm”という単位は受信電力の測定単位で,0dBmは1mWに等しい(例えば,1dBm=10*Log10(XmW))。
【0046】
説明のため,図9には,公衆無線LAN214及びセルラネットワーク212に関して収集された情報が示されている。ただし,本発明は,そのような構成に制限されてはいない。ユーザログデータベースに,コンテンツ配信システムに利用可能な他のネットワークに関する情報を格納してもよい。
【0047】
図10は,本発明の実施例に従った,ネットワーク負荷データベース402又は端末のネットワーク負荷データベース702にネットワーク負荷情報を収集する422ための方法1000の略図である。説明のため,図10には,アクセスポイントA及びアクセスポイントBから収集されたネットワーク負荷情報が示されている。ただし,本発明はそのような構成に制限されてはいない。該ネットワーク負荷情報は,コンテンツ配信システムに利用可能な他のアクセスポイントから収集してもよい。
【0048】
ネットワーク負荷管理サーバ604又はユーザ端末216は,ネットワーク負荷情報リクエスト1006をアクセスポイントAに送信する。アクセスポイントAは,ネットワーク負荷情報1008をネットワーク負荷管理サーバ604又はユーザ端末216に送信することによって応答する。プロセス1002では,該ネットワーク負荷管理サーバ604又は該ユーザ端末216が,該ネットワーク負荷情報1008をネットワーク負荷データベース402又は端末のネットワーク負荷データベース702に格納する。次に,該ネットワーク負荷管理サーバ604又は該ユーザ端末216が,ネットワーク負荷情報リクエスト1010を別のアクセスポイント,この場合,アクセスポイントBに送信する。アクセスポイントBは,該ネットワーク負荷管理サーバ604又は該ユーザ端末216にネットワーク負荷情報1012を送信することによって応答する。プロセス1004では,該管理サーバ604又は該ユーザ端末216が,ネットワーク負荷情報1012をネットワーク負荷データベース402又は端末のネットワーク負荷データベース702に格納する。
【0049】
図11は,本発明の実施例に従ってネットワーク負荷データベース402に収集されたデータの詳細図である。該ネットワーク負荷データベース402には,コンテンツ配信システムのネットワーク内における異なる個所のネットワーク負荷に関する情報が格納される。一例として,ネットワーク負荷データベース1102には,アクセスポイントAに関する情報が格納される。該ネットワーク負荷データベース1102には,ネットワークの種類,アクセスポイントID,ネットワーク負荷情報1008が受信された時刻,所定の時刻におけるアクセスポイント→端末負荷及び所定の時刻における端末→アクセスポイント負荷などの情報が格納される。
【0050】
図11に関するもう一つの例として,ネットワーク負荷データベース1104には,アクセスポイントBに関する情報が格納される。該ネットワーク負荷データベース1102には,ネットワークの種類,アクセスポイントID,ネットワーク負荷情報1012が受信された時刻,所定の時刻におけるアクセスポイント→端末負荷及び所定の時刻における端末→アクセスポイント負荷などの情報が格納される。
【0051】
説明のため,図11には,エリアAからエリアnまでのデータ(ここで,nはA以外の何らかの参照記号である)などのセルラネットワーク情報が示されている。図11には,アクセスポイントAのデータ1102からアクセスポイントmのデータ(ここで,mはA以外の何らかの参照記号である)などの公衆無線LAN情報も示されている。ただし,本発明はそのような構成に制限されてはいない。ネットワーク負荷データベース402に,コンテンツ配信システムに利用可能な他のネットワークに関する情報を格納してもよい。
【0052】
図12は,本発明の実施例に従った,図3の(A)のネットワーク制御法302のさらに詳細な説明図である。ユーザが,ユーザ端末216に予約情報500を入力する。すると,ユーザ端末が,セルラネットワーク212を介して予約サーバ222に予約情報500を送信することによって,要求されたタイミングを予約する218。
【0053】
予約サーバ222は,アクションパターンリクエスト1202をユーザ管理サーバ602に送信する。アクションパターン418は,図4に関してすでに説明されている。該ユーザ管理サーバ602は,アクションパターン情報1204を該予約サーバ222に送信することによって応答する。該アクションパターン情報1204には,ユーザログデータベース404に収集された統計データが含まれる。また,該予約サーバ222は,ネットワーク負荷情報リクエスト1206をネットワーク負荷管理サーバ604に送信する。該ネットワーク負荷管理サーバ604は,ネットワーク負荷情報1208を予約サーバ222に送信することによって応答する。該ネットワーク負荷情報1208には,ネットワーク負荷データベース402によって収集された統計データが含まれる。
【0054】
その後で,予約サーバ222が配信タイミング判定310を行うように設計されている。配信タイミング判定は,図3の(A)に関して前に説明されている。配信タイミング判定により,コンテンツ配信サーバ206がコンテンツ配信を行うのに適した時刻が設定される。少なくとも通常の電力消費量を要する活動が行われていない場合には,予約サーバ222がプロセス1210ではスリープモードにある。適切な時刻になると,該予約サーバ222がネットワークアクセス可能性チェック1212を実施し,選択されたネットワークがユーザ端末216にとって利用可能であることを確認する。説明のため,コンテンツ配信を行うのに選択されたネットワークとして,公衆無線LAN214を取り上げる。
【0055】
予約サーバ222は,ユーザ端末216にウェイクオンリクエスト1214を送信する。ただし,このウェイクオンリクエスト1214は,セルラネットワークのような別の種類のネットワークのウェイクオンリクエストとは異なる,無線LAN内の無線LANウェイクオンリクエストであるという点に留意されたい。該ユーザ端末216は,ウェイクオンリクエスト1214を受信したときには,ウェイクオン応答1216を該予約サーバ222に送信することによって応答する。該ユーザ端末216が無線LAN214に到達不能の場合には,ユーザ管理サーバ602にアクションパターンリクエスト1202をリクエストする手順に戻る。
【0056】
ただし,該ユーザ端末216がワイヤレスLAN214に到達可能な場合には,該予約サーバ222が配信リクエスト1218をコンテンツ配信サーバ206に送信する。該コンテンツ配信サーバ206は,該ユーザ端末216へコンテンツを配信220することによって応答する。すると,プロセス312でユーザがコンテンツ204を視聴できる。該ユーザ端末216は,セルラネットワーク212を介して該予約サーバ222に対して支払い手順308を行うように設計されている。
【0057】
ただし,図12には,独立した個別の装置として,該予約サーバ222,ユーザ管理サーバ602,ネットワーク負荷管理サーバ604及びコンテンツ配信サーバ206が示されているという点に注意されたい。ただし,実施例はそのような構成に制限されていはいない。その代わりに,該予約サーバ222,該ユーザ管理サーバ602,該ネットワーク負荷管理サーバ604及び該コンテンツ配信サーバ206のどのような組み合わせでも,単一のサーバ装置内に組み込むことができる。
【0058】
図13は,本発明の実施例に従った,図3の(B)の端末アクセス法304のさらに詳細な説明図である。ユーザが,ユーザ端末216に予約情報500を入力する。該ユーザ端末は,セルラネットワーク212を介して予約サーバ222に予約情報500を送信することによって,要求されたタイミングを予約する218。
【0059】
すると,プロセス1302で,該ユーザ端末216が滞在時間に関する前回のデータ及パイロット信号の受信電力に関する前回のデータを抽出する。該ユーザ端末216は,自己へのダウンロード220に適した時刻を決定するため,配信タイミング判定311を行う。その後、少なくとも通常の電力消費量を要する活動が行われていない場合には,該ユーザ端末216がプロセス1310でスリープモードにあることになる。
【0060】
適切な時刻になると,該ユーザ端末216がスリープモードから復帰してネットワークアクセス可能性チェック1312を実施し,選択されたネットワークがユーザ端末に利用可能であることを確認する。説明のため,コンテンツ配信を行うのに選択されたネットワークとして,公衆無線LAN214を取り上げる。該ユーザ端末216が該無線LAN214に到達不可能な場合には,プロセス1302に戻る。
【0061】
ただし,該ユーザ端末216が該無線LAN214に到達可能な場合には,該ユーザ端末216が配信リクエスト1318をコンテンツ配信サーバ206に送信する。該コンテンツ配信サーバ206は,該ユーザ端末216へのダウンロード220によって応答する。すると,プロセス312でユーザがコンテンツ204を視聴できる。該ユーザ端末216は,セルラネットワーク212を介して予約サーバ222に支払い手順308を処理するように設計されている。
【0062】
<システム及び方法の実現法>
本発明の各要素は,当業者にとって明らかであるように,本発明の開示の教示内容に従ってプログラムされた従来の汎用もしくは専用のデジタルコンピュータ又はマイクロプロセッサを使用すると,本発明の各要素の実現化に好都合であろう。
【0063】
当業者にとって明らかなように,本発明の開示の教示内容に従うと,熟練プログラマが適切なソフトウェアコードを容易に作成することができる。本発明は,業者にとってすぐに明らかであるように,アプリケーション固有の集積回路を作成して実現化してもよいし,適切な従来型コンポーネント回路網を相互接続することによって実現化してもよい。
【0064】
本発明には,本発明のプロセスのどれかを制御するのに使用したり,あるいは本発明のプロセスのどれかをコンピュータに実行させるのに使用できる命令が格納された記憶媒体(複数も可)としてのコンピュータプログラム製品も包含される。該記憶媒体には,フロッピー(登録商標)ディスク,ミニディスク(MD),光ディスク,DVD,CD−ROM,マイクロドライブ及び光磁気ディスク,ROM,RAM,EPROM,EEPROM,DRAM,VRAM,フラッシュメモリデバイス(フラッシュカードも含む),磁気もしくは光カード,ナノシステム(分子メモリICを含む),RAIDデバイス,リモートデータ記憶/アーカイブ/ウェアハウジングもしくは任意の種類の命令及び/又はデータを格納するのに適した媒体もしくはデバイスをはじめとする,任意の種類のディスクなどが含まれる。
【0065】
本発明には,汎用及び専用コンピュータもしくはマイクロプロセッサの両ハードウェアを制御し,コンピュータ又はマイクロプロセッサが本発明の成果を利用して人間としてのユーザもしくはそれ以外の機構と対話するのを可能にする,コンピュータ読み取り可能媒体(複数も可)のどれか一つに格納されたソフトウェアも包含される。このようなソフトウェアには,デバイスドライバ,オペレーティングシステム及びユーザアプリケーションなどを含んでいてもよい。最終的には,このようなコンピュータ読み取り可能媒体には,さらに,上記のように本発明を実施するためのソフトウェアも含まれる。
【0066】
汎用及び専用コンピュータもしくはマイクロプロセッサのプログラム(ソフトウェア)には,本発明のプロセスに従って,予約情報を決定するプロセス,コンテンツ配信サーバへのアクセス可能性を決定するプロセス,予約情報に従ってコンテンツ配信サーバに配信リクエストを送信するプロセス,コンテンツ配信サーバからコンテンツを受信するプロセスなど,本発明の教示内容を実現化するためのソフトウェアモジュールが含まれる。
【0067】
前述の仕様では,特定の実施例を参照しながら本発明について説明してきた。ただし,本発明の広範囲に渡る目的と原理から逸脱することなく様々な修正及び変更を本発明に加えることが可能であることは明らかである。したがって,該仕様及び図面は,それぞれ限定的な意味をもつものではなく,図解することを目的として記載されているとみなすべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は,ユーザ端末にコンテンツを配信するための従来型システムの略図である。(B)は,(A)の従来型システムの平易略図である。
【図2】本発明の実施例に従った,ユーザ端末にコンテンツを配信するためのシステムを表している。
【図3】(A)は,本発明の実施例に従った,コンテンツを配信するためのネットワーク制御法の略図である。(B)は,本発明の実施例に従った,コンテンツを配信するための端末へのアクセス法の略図である。
【図4】本発明の実施例に従った,コンテンツをダウンロードする配信タイミングを判断するための技法を図解したグラフを表している。
【図5】本発明の実施例に従った,ユーザから予約情報を収集するためのユーザ端末ディスプレイを表している。
【図6】本発明の実施例に従った,図3の(A)のネットワーク制御法を使用してユーザ端末にコンテンツを配信するためのシステムを表している。
【図7】本発明の実施例に従った,図3の(B)の端末アクセス法を使用してユーザ端末にコンテンツを配信するためのシステムを表している。
【図8】本発明の実施例に従った,ユーザログデータベースにユーザログ情報を収集するための方法の略図である。
【図9】本発明の実施例に従ってユーザログデータベースに収集されたデータの詳細図である。
【図10】本発明の実施例に従った,ネットワーク負荷データベースにネットワーク負荷情報を収集するための方法の略図である。
【図11】本発明の実施例に従った,ネットワーク負荷データベースに収集されたデータの詳細図である。
【図12】本発明の実施例に従った,図3の(A)のネットワーク制御法のさらに詳細図である。
【図13】本発明の実施例に従った,図3の(B)の端末アクセス法のさらに詳細図である。
Claims (20)
- コンテンツ配信サーバからコンテンツをユーザ端末にダウンロードするコンテンツダウンロード方法において,
予約情報を決定するステップと,
上記ユーザ端末の上記コンテンツ配信サーバに対するアクセス可能性を判断するステップと,
上記予約情報に従って上記コンテンツ配信サーバに配信リクエストを送信するステップと,
上記コンテンツ配信サーバからコンテンツを受信するステップとを有することを特徴とする方法。 - 上記予約情報の決定ステップの後で,
予約サーバに上記予約情報を送信するステップと,
ユーザログ情報を抽出するステップと,
上記ユーザログ情報に基づいて上記ユーザ端末に上記コンテンツを上記コンテンツ配信サーバからダウンロードするのに適した時刻を決定するステップとの中から少なくとも一つのステップが行われることを特徴とする,請求項1に記載のコンテンツダウンロード方法。 - 上記ユーザログ情報を抽出するステップが上記ユーザ端末のメモリからユーザログ情報を抽出するステップを含み,該ユーザログ情報が上記ユーザ端末のアクションパターンに関するものであることを特徴とする,請求項2に記載のコンテンツダウンロード方法。
- 上記予約情報を決定するステップが予約フォームからユーザの選択肢を受信するステップを含み,該予約フォームには,
支払いオプションと,
料金設定オプションと,タイミングオプションとの中から少なくとも一つのオプションが含まれていることを特徴とする,請求項1に記載のコンテンツダウンロード方法。 - 上記配信リクエストを送信するステップが、適切な時刻に到着することによって配信リクエストを送信するステップを含むことを特徴とする,請求項2に記載のコンテンツダウンロード方法。
- 上記予約情報を送信するステップに第一のネットワークを通じて上記予約情報を送信するステップを含まれ、該配信リクエストを送信するステップに第二のネットワークを通じて上記配信リクエストを送信するステップが含まれ,上記コンテンツを受信するステップに上記第二のネットワークを通じて該コンテンツを受信するステップが含まれていることを特徴とする,請求項2に記載のコンテンツダウンロード方法。
- 上記第一のネットワークがセルラネットワークであり,上記第二のネットワークが無線ローカルエリアネットワークであることを特徴とする,請求項6に記載のコンテンツダウンロード方法。
- 上記アクセス可能性を決定するステップが無線ローカルエリアネットワークのアクセス可能性をチェックするステップを含むことを特徴とする,請求項1に記載のコンテンツダウンロード方法。
- 予約サーバに上記コンテンツに関する支払手順を送信するステップがさらに含まれていることを特徴とする,請求項1に記載のコンテンツダウンロード方法。
- 単一のサーバ装置が予約サーバとコンテンツ配信サーバを有するように構成されていることを特徴とする,請求項1に記載のコンテンツダウンロード方法。
- 該方法の各ステップが,一つ又は複数の命令としてコンピュータ読み取り可能媒体に格納されており,該一つ又は複数の命令が1台又は複数台のプロセッサによって実行されるときに,該1台又は複数台のプロセッサが該手法の各ステップを実行することができることを特徴とする,請求項1に記載のコンテンツダウンロード方法。
- 端末にコンテンツを配信するためのコンテンツ配信方法において,
該端末から予約情報を受信するステップと,
該端末に対するコンテンツ配信サーバのアクセス可能性をチェックするステップと,
上記予約情報に従って上記コンテンツ配信サーバにコンテンツ配信リクエストを送信するステップとを有することを特徴とするコンテンツ配信方法。 - 予約情報に,支払いオプション選択肢と,料金設定オプション選択肢と,タイミングオプション選択肢との中から少なくとも一つが含まれていることを特徴とする,請求項12に記載のコンテンツ配信方法。
- 少なくとも該端末のアクションパターン情報を取得するようユーザ管理サーバにアクションパターン情報リクエストを送信するステップと,
上記ユーザ管理サーバから上記アクションパターン情報を受信するステップとをさらに有することを特徴とする,請求項12に記載のコンテンツ配信方法。 - 一つ又は複数のアクセスポイントに関するネットワーク負荷情報を取得するようネットワーク負荷管理サーバにネットワーク負荷情報リクエストを送信するステップと,
上記ネットワーク負荷管理サーバから上記ネットワーク負荷情報を受信するステップとをさらに有することを特徴とする,請求項14に記載のコンテンツ配信方法。 - 少なくともユーザログ情報もしくは上記ネットワーク負荷情報に基づいて,該端末にコンテンツ配信サーバが上記コンテンツを配信するのに適した時刻を決定するステップをさらに有することを特徴とする,請求項15に記載のコンテンツ配信方法。
- 上記予約情報受信ステップが第一のネットワークを通じて上記予約情報を受信するステップを含み,上記コンテンツ配信リクエストが第二のネットワークを通じて上記コンテンツを送信するよう上記コンテンツ配信サーバに対するリクエストを含むことを特徴とする,請求項12に記載のコンテンツ配信方法。
- 上記第一のネットワークがセルラネットワークで,上記第二のネットワークが無線ローカルエリアネットワークであることを特徴とする,請求項17に記載のコンテンツ配信方法。
- 上記端末に対するリクエスト時に無線ウェイク信号を送信するステップと,
該端末からの応答時に上記無線ウェイク信号を受信するステップとをさらに有することを特徴とする,請求項18に記載のコンテンツ配信方法。 - 上記予約サーバが該方法の各ステップを実行するよう設定されており,単一のサーバ装置が,任意に組み合わせた予約サーバ,ユーザ管理サーバ,ネットワーク負荷管理サーバ及びコンテンツ配信サーバの何れか2つ以上を有するよう構成されていることを特徴とする,請求項15に記載のコンテンツ配信方法。
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