JP2005037983A - コンピュータシステムを利用して、報道、文学、音楽、美術、論文等の情報をその発信者から受信者に効果的に届けるための方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】雑誌等の情報提供手段は取捨選択を行なってくれたうえで情報を提供してくれる。しかし、必ずしも良い情報を選んでくれるとは限らないし、選択している間に時間的な遅れが生ずることもありえる。
【解決手段】インターネットのような環境を利用して、情報の提供者は、とりあえず、サーバ上に情報を提供してしまう。そのあとで、情報の推薦者は閲覧する価値があると考える情報だけを推薦し、情報の閲覧者は自分が信頼を置いている推薦者が推薦する情報だけを選択的に閲覧するようにする。
【選択図】図1
【解決手段】インターネットのような環境を利用して、情報の提供者は、とりあえず、サーバ上に情報を提供してしまう。そのあとで、情報の推薦者は閲覧する価値があると考える情報だけを推薦し、情報の閲覧者は自分が信頼を置いている推薦者が推薦する情報だけを選択的に閲覧するようにする。
【選択図】図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンピュータシステムを利用して、情報をその発信者から受信者に効果的に届けるための方法に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
通常、情報の発信は信頼性/評判の高い者の特権になっている。信頼性/評判の低い者から発信される情報は取り込む価値のないものであることも多いから、これは驚くにはあたらないことである。
【0003】
たとえば、小説家志望の無名の人間が自分のホームページをつくって、そこに小説を掲載しても、それを読んでくれる人はほとんどいない。しかし、有名な雑誌に掲載されれば、たくさんの人たちに読んでもらうことができる。有名な雑誌は読む価値がある小説とそうでないものを読者のために選り分ける役割を果たしている。
【0004】
また、研究者が自分の学説を多くの人に読んでもらおうと思ったら、学会誌に掲載してもらわなくてはならない。ここでは、学会誌が読む価値のありそうな論文とそうでないものを読者のために選り分ける役割を果たしている。
【0005】
ところが、このような選別の仕組みもいくつかの欠点を持っている。たとえば、雑誌は必ずしも良い小説、良い論文を選んでくれるとは限らない。雑誌の編集者の選別が悪いために良い小説、良い論文が掲載されないこともありえる。
【0006】
また、時間的な遅れも問題になる可能性がある。たとえば、論文を正式な形にまとめるまでは発表できないということになると、アイデアの段階で他の人の目に触れることはなくなり、科学の進歩が遅くなることもありえるわけである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
以上のような課題を解決するために、本発明においては、インターネットのような環境を利用して、情報の提供者は、とりあえず、サーバ上に情報を提供してしまう。そのあとで、情報の推薦者は閲覧する価値があると考える情報だけを推薦し、情報の閲覧者は自分が信頼を置いている推薦者が推薦する情報だけを選択的に閲覧するようにする。
【0008】
そうすることにより、情報の評価は激しい競争になる。自分が良いものを見逃して、他人がそれを発見するという可能性があると、その分、推薦者側も一生懸命になるし、競争により良いものを見逃してしまうことも減る。
【0009】
一方、サーバ上に情報をまず提供してしまえば、それによって先着を証明することができ、アイデアの段階でとりあえず発信することができるようになる。そのような場があれば、その情報を閲覧して影響を受けた人からまた別の情報が発信されるという形で話を早く進めることも可能になる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について説明する。ここでは、提供される情報の種類として「論文」を選び、「論文」の提供者、推薦者、閲覧者が「論文推薦サイト」の会員として「論文推薦サイト」に参加する場合について説明するが、「報道」「文学」「音楽」「美術」等の他ジャンルのものでも同じように取り扱うことができることは説明を要さない。
【0011】
1:サーバを利用した情報処理方法の構成
まず、図1は本発明の実施形態の構成を示すブロック図である。この図において、符号111はサーバであり、論文推薦サイトを運営する企業等に設置され、ネットワーク112に接続される。符号101、102、・・は種々の端末であり、論文推薦サイトの会員の手元にあって、これもネットワーク112に接続される。ネットワークとしてはインターネット等が利用できる。
【0012】
1−1:端末
端末101、102、・・はサーバ111と情報の送受信を行なう。なお、端末101、102、・・としては、パーソナルコンピュータ以外にも様々な情報処理装置を利用することができるが、以下においては、CRTやLCD等の表示部やキーボードやマウス等の入力部を備える通常のパーソナルコンピュータを利用した場合について説明することとする。
【0013】
1−2:サーバ
次にサーバの詳細構成について説明する。図2はサーバ111の構成を示すブロック図である。この図において、符合121は制御手段であり、CPU等から構成され、各部の制御、データの転送、種々の演算、データの一時的な記憶等を行なう。符合122は入力制御手段であり、ネットワーク112を介して接続された端末から入力されるデータを制御する。符合123は出力制御手段であり、端末に向けて出力されるデータを制御する。
【0014】
メインプログラム130は制御手段121において用いられるものである。
【0015】
会員情報ファイル131は「会員番号」「パスワード」「会員名」「推薦論文番号」などのフィールドを持ち、会員ごとにレコードがつくられる(図3)。
【0016】
論文情報ファイル132は「論文番号」「論文名」「執筆者名」「要旨」「内容」などのフィールドを持ち、論文ごとにレコードが作られる(図4)。
【0017】
2:サーバを利用した情報処理方法の動作説明
次に、動作について説明する。ここで、端末101、102、・・は、それぞれサーバ111と接続されて通信を行なうが、接続される端末がどれでも話は同じなので、便宜上、サーバ111には端末101が接続されたものとして以下、説明を行なう。サーバ111に端末101が接続されると、制御手段121は入力制御手段122を介してこの接続を検知し、メインプログラムにしたがって、端末101を制御する。図5はそのメインプログラムの動作を示すフローチャートである。
【0018】
2−0:トップページ
まず、ステップS100において、制御手段121は出力制御手段123を介して、端末101の表示部に、図6に示すようなトップページを表示させ、端末操作者に対して、「ログイン」「入会手続き」「終了」の中から希望するものを選択するように促す。端末101の表示部には(このトップページにおいても、以下のページにおいても)マウスカーソルが表示され、所定の場所をクリックすることにより種々の操作を行なえるようになっている。ここで端末操作者が「ログイン」「入会手続き」のいずれかをマウスでクリックして選択すると、制御手段121が入力制御手段122を介してこれを検知し、手順をそれぞれステップS120、ステップS110に進める。一方、端末操作者が「終了」を選択すると、制御手段121がこれを検知し、端末101に対する制御を終了する。
【0019】
2−1:入会手続き
手順がステップS110に進むと、制御手段121は会員情報ファイル131を検索し、未使用の会員番号を見つけ、その会員番号を使って端末101の表示部に図7に示すような入会手続きページを表示させ、端末操作者に対して、会員名とそれ以降使用することになるパスワードを入力するように促す。端末操作者が会員名とパスワードを入力し、「登録」をマウスでクリックすると、制御手段121が入力制御手段122を介してこれを検知し、入力された会員名とパスワードを会員情報ファイル131に記憶し、手順をステップS100に戻す。
【0020】
2−2:ログイン
手順がステップS120に進むと、制御手段121は出力制御手段123を介して、端末101の表示部に図8のようなログインページを表示させ、端末操作者に対して、会員番号とパスワードを入力するように促す。端末操作者が会員番号とパスワードを入力し、「ログイン」をマウスでクリックすると、制御手段121が入力制御手段122を介してこれを検知し、手順をステップS121に進める。手順がステップS121に進むと、制御手段121は入力された会員番号とパスワードの組み合わせが正しいかどうかを確認するために会員情報ファイル131を検索し、会員番号とパスワードの組み合わせが正しければ手順をステップS130に進め、正しくなければ「パスワードが不正です」という旨のメッセージを端末101の表示部に表示したのち、手順をステップS100に戻す。
【0021】
2−3:メインメニューページ
手順がステップS130に進むと、制御手段121は出力制御手段123を介して、端末101の表示部に図9のようなメインメニューページを表示させ、端末操作者に対して、「論文入力ページ」「論文名ページ」「論文推薦者名ページ」「終了」の中から希望するものを選択するように促す。端末操作者が「論文入力ページ」「論文名ページ」「論文推薦者名ページ」のいずれかをマウスでクリックして選択すると、制御手段121が入力制御手段122を介してこれを検知し、手順をそれぞれステップS150、ステップS200、ステップS300に進める。一方、端末操作者が「終了」を選択すると、制御手段121がこれを検知し、端末101に対する制御を終了する。
【0022】
2−4:論文入力
手順がステップS150に進むと、制御手段121は端末101の表示部に図10に示すような「論文入力ページ」を表示させ、端末操作者に対して、論文名、要旨、内容を入力し、それが終了した時点で「登録する」をクリックするように促す。「登録する」がクリックされると、制御手段121がこれを検知し、論文情報ファイル132を検索し、未使用の論文番号を見つけ、その論文番号を使って、論文名、要旨、内容を論文情報ファイル132に記憶し、手順をステップS130に戻す。
【0023】
2−5:論文推薦者を利用しない方法
手順がステップS200に進むと、制御手段121は論文情報ファイル132から論文情報を読み出し、出力制御手段123を介して、端末101の表示部に図11に示すような「論文名ページ」を表示させ、端末操作者に対して、論文の一つまたは「メインメニューに戻る」を選択するように促す。ここで、端末操作者が論文の一つにカーソルを合わせてマウスをクリックすると、制御手段121がこれを検知し、手順をステップS220に進める。一方、端末操作者が「メインメニューに戻る」をクリックすると、制御手段121がこれを検知し、手順をステップS130に戻す。
【0024】
手順がステップS220に進むと、制御手段121は端末操作者が選択した論文について、論文情報ファイル132から論文情報を読み出し、出力制御手段123を介して、端末101の表示部に図12に示すような「論文ページ」を表示させ、端末操作者に対して、「論文名ページに戻る」または「この論文を推薦する」を選択するように促す。ここで、端末操作者が「論文名ページに戻る」にカーソルを合わせてマウスをクリックすると、制御手段121がこれを検知し、手順をステップS200に戻す。一方、端末操作者が「この論文を推薦する」をクリックすると、制御手段121がこれを検知し、手順をステップS230に進める。
【0025】
手順がステップS230に進むと、制御手段121は端末操作者の会員番号、選択されている論文の論文番号を会員情報ファイル131に記憶する。すなわち、端末操作者の会員番号に対応するレコードの推薦論文のフィールドに、選択されている論文の論文番号を追加する。そのうえで、制御手段121は手順をステップS200に戻す。
【0026】
2−6:論文推薦者を利用する方法
手順がステップS300に進むと、制御手段121は会員情報ファイル131から推薦論文番号を持つ会員名を読み出し、出力制御手段123を介して、端末101の表示部に図13に示すような「論文推薦者名ページ」を表示させ、端末操作者に対して、論文推薦者名の一つまたは「メインメニューに戻る」を選択するように促す。ここで、端末操作者が論文推薦者名の一つにカーソルを合わせてマウスをクリックすると、制御手段121がこれを検知し、手順をステップS310に進める。一方、端末操作者が「メインメニューに戻る」をクリックすると、制御手段121がこれを検知し、手順をステップS130に戻す。
【0027】
手順がステップS310に進むと、制御手段121は端末操作者がステップS300において選択した論文推薦者について会員情報ファイル131を参照し、その論文推薦者が推薦している論文番号について論文情報ファイル132から論文情報を読み出し、出力制御手段123を介して、端末101の表示部に図14に示すような「論文推薦者別論文名ページ」を表示させ、端末操作者に対して、論文の一つまたは「論文推薦者名ページに戻る」を選択するように促す。ここで、端末操作者が論文の一つにカーソルを合わせてマウスをクリックすると、制御手段121がこれを検知し、手順をステップS320に進める。一方、端末操作者が「論文推薦者名ページに戻る」をクリックすると、制御手段121がこれを検知し、手順をステップS300に戻す。
【0028】
手順がステップS320に進むと、制御手段121は端末操作者が選択した論文について、論文情報ファイル132から論文情報を読み出し、出力制御手段123を介して、端末101の表示部に図15に示すような「論文ページ」を表示させ、端末操作者に対して、「論文推薦者別論文名ページに戻る」または「この論文を推薦する」を選択するように促す。ここで、端末操作者が「論文推薦者別論文名ページに戻る」にカーソルを合わせてマウスをクリックすると、制御手段121がこれを検知し、手順をステップS310に戻す。一方、端末操作者が「この論文を推薦する」をクリックすると、制御手段121がこれを検知し、手順をステップS330に進める。
【0029】
手順がステップS330に進むと、制御手段121は端末操作者の会員番号、選択されている論文の論文番号を会員情報ファイル131に記憶する。すなわち、端末操作者の会員番号に対応するレコードの推薦論文のフィールドに、選択されている論文の論文番号を追加する。そのうえで、制御手段121は手順をステップS310に戻す。
【0030】
【発明の効果】
本発明の効果は、良い情報/作品をできる限り確実に、できるかぎり早期に世に送り出すことにある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の構成図である。
【図2】実施形態におけるサーバの機能構成を示すブロック図である。
【図3】会員情報ファイルを示す図である。
【図4】論文情報ファイルを示す図である。
【図5】実施形態のフローチャート全体を示す図である。
【図6】トップページを示す図である。
【図7】入会手続きページを示す図である。
【図8】ログインページを示す図である。
【図9】メインメニューページを示す図である。
【図10】論文入力ページを示す図である。
【図11】論文名ページを示す図である。
【図12】論文推薦者を利用しない方法における論文ページを示す図である。
【図13】論文推薦者名ページを示す図である。
【図14】論文推薦者別論文名ページを示す図である。
【図15】論文推薦者を利用する方法における論文ページを示す図である。
【符号の説明】
101、102、103、・・・端末
111・・・サーバ
112・・・ネットワーク
121・・・制御手段
122・・・入力制御手段
123・・・出力制御手段
130・・・メインプログラム
131・・・会員情報ファイル
132・・・論文情報ファイル
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンピュータシステムを利用して、情報をその発信者から受信者に効果的に届けるための方法に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
通常、情報の発信は信頼性/評判の高い者の特権になっている。信頼性/評判の低い者から発信される情報は取り込む価値のないものであることも多いから、これは驚くにはあたらないことである。
【0003】
たとえば、小説家志望の無名の人間が自分のホームページをつくって、そこに小説を掲載しても、それを読んでくれる人はほとんどいない。しかし、有名な雑誌に掲載されれば、たくさんの人たちに読んでもらうことができる。有名な雑誌は読む価値がある小説とそうでないものを読者のために選り分ける役割を果たしている。
【0004】
また、研究者が自分の学説を多くの人に読んでもらおうと思ったら、学会誌に掲載してもらわなくてはならない。ここでは、学会誌が読む価値のありそうな論文とそうでないものを読者のために選り分ける役割を果たしている。
【0005】
ところが、このような選別の仕組みもいくつかの欠点を持っている。たとえば、雑誌は必ずしも良い小説、良い論文を選んでくれるとは限らない。雑誌の編集者の選別が悪いために良い小説、良い論文が掲載されないこともありえる。
【0006】
また、時間的な遅れも問題になる可能性がある。たとえば、論文を正式な形にまとめるまでは発表できないということになると、アイデアの段階で他の人の目に触れることはなくなり、科学の進歩が遅くなることもありえるわけである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
以上のような課題を解決するために、本発明においては、インターネットのような環境を利用して、情報の提供者は、とりあえず、サーバ上に情報を提供してしまう。そのあとで、情報の推薦者は閲覧する価値があると考える情報だけを推薦し、情報の閲覧者は自分が信頼を置いている推薦者が推薦する情報だけを選択的に閲覧するようにする。
【0008】
そうすることにより、情報の評価は激しい競争になる。自分が良いものを見逃して、他人がそれを発見するという可能性があると、その分、推薦者側も一生懸命になるし、競争により良いものを見逃してしまうことも減る。
【0009】
一方、サーバ上に情報をまず提供してしまえば、それによって先着を証明することができ、アイデアの段階でとりあえず発信することができるようになる。そのような場があれば、その情報を閲覧して影響を受けた人からまた別の情報が発信されるという形で話を早く進めることも可能になる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について説明する。ここでは、提供される情報の種類として「論文」を選び、「論文」の提供者、推薦者、閲覧者が「論文推薦サイト」の会員として「論文推薦サイト」に参加する場合について説明するが、「報道」「文学」「音楽」「美術」等の他ジャンルのものでも同じように取り扱うことができることは説明を要さない。
【0011】
1:サーバを利用した情報処理方法の構成
まず、図1は本発明の実施形態の構成を示すブロック図である。この図において、符号111はサーバであり、論文推薦サイトを運営する企業等に設置され、ネットワーク112に接続される。符号101、102、・・は種々の端末であり、論文推薦サイトの会員の手元にあって、これもネットワーク112に接続される。ネットワークとしてはインターネット等が利用できる。
【0012】
1−1:端末
端末101、102、・・はサーバ111と情報の送受信を行なう。なお、端末101、102、・・としては、パーソナルコンピュータ以外にも様々な情報処理装置を利用することができるが、以下においては、CRTやLCD等の表示部やキーボードやマウス等の入力部を備える通常のパーソナルコンピュータを利用した場合について説明することとする。
【0013】
1−2:サーバ
次にサーバの詳細構成について説明する。図2はサーバ111の構成を示すブロック図である。この図において、符合121は制御手段であり、CPU等から構成され、各部の制御、データの転送、種々の演算、データの一時的な記憶等を行なう。符合122は入力制御手段であり、ネットワーク112を介して接続された端末から入力されるデータを制御する。符合123は出力制御手段であり、端末に向けて出力されるデータを制御する。
【0014】
メインプログラム130は制御手段121において用いられるものである。
【0015】
会員情報ファイル131は「会員番号」「パスワード」「会員名」「推薦論文番号」などのフィールドを持ち、会員ごとにレコードがつくられる(図3)。
【0016】
論文情報ファイル132は「論文番号」「論文名」「執筆者名」「要旨」「内容」などのフィールドを持ち、論文ごとにレコードが作られる(図4)。
【0017】
2:サーバを利用した情報処理方法の動作説明
次に、動作について説明する。ここで、端末101、102、・・は、それぞれサーバ111と接続されて通信を行なうが、接続される端末がどれでも話は同じなので、便宜上、サーバ111には端末101が接続されたものとして以下、説明を行なう。サーバ111に端末101が接続されると、制御手段121は入力制御手段122を介してこの接続を検知し、メインプログラムにしたがって、端末101を制御する。図5はそのメインプログラムの動作を示すフローチャートである。
【0018】
2−0:トップページ
まず、ステップS100において、制御手段121は出力制御手段123を介して、端末101の表示部に、図6に示すようなトップページを表示させ、端末操作者に対して、「ログイン」「入会手続き」「終了」の中から希望するものを選択するように促す。端末101の表示部には(このトップページにおいても、以下のページにおいても)マウスカーソルが表示され、所定の場所をクリックすることにより種々の操作を行なえるようになっている。ここで端末操作者が「ログイン」「入会手続き」のいずれかをマウスでクリックして選択すると、制御手段121が入力制御手段122を介してこれを検知し、手順をそれぞれステップS120、ステップS110に進める。一方、端末操作者が「終了」を選択すると、制御手段121がこれを検知し、端末101に対する制御を終了する。
【0019】
2−1:入会手続き
手順がステップS110に進むと、制御手段121は会員情報ファイル131を検索し、未使用の会員番号を見つけ、その会員番号を使って端末101の表示部に図7に示すような入会手続きページを表示させ、端末操作者に対して、会員名とそれ以降使用することになるパスワードを入力するように促す。端末操作者が会員名とパスワードを入力し、「登録」をマウスでクリックすると、制御手段121が入力制御手段122を介してこれを検知し、入力された会員名とパスワードを会員情報ファイル131に記憶し、手順をステップS100に戻す。
【0020】
2−2:ログイン
手順がステップS120に進むと、制御手段121は出力制御手段123を介して、端末101の表示部に図8のようなログインページを表示させ、端末操作者に対して、会員番号とパスワードを入力するように促す。端末操作者が会員番号とパスワードを入力し、「ログイン」をマウスでクリックすると、制御手段121が入力制御手段122を介してこれを検知し、手順をステップS121に進める。手順がステップS121に進むと、制御手段121は入力された会員番号とパスワードの組み合わせが正しいかどうかを確認するために会員情報ファイル131を検索し、会員番号とパスワードの組み合わせが正しければ手順をステップS130に進め、正しくなければ「パスワードが不正です」という旨のメッセージを端末101の表示部に表示したのち、手順をステップS100に戻す。
【0021】
2−3:メインメニューページ
手順がステップS130に進むと、制御手段121は出力制御手段123を介して、端末101の表示部に図9のようなメインメニューページを表示させ、端末操作者に対して、「論文入力ページ」「論文名ページ」「論文推薦者名ページ」「終了」の中から希望するものを選択するように促す。端末操作者が「論文入力ページ」「論文名ページ」「論文推薦者名ページ」のいずれかをマウスでクリックして選択すると、制御手段121が入力制御手段122を介してこれを検知し、手順をそれぞれステップS150、ステップS200、ステップS300に進める。一方、端末操作者が「終了」を選択すると、制御手段121がこれを検知し、端末101に対する制御を終了する。
【0022】
2−4:論文入力
手順がステップS150に進むと、制御手段121は端末101の表示部に図10に示すような「論文入力ページ」を表示させ、端末操作者に対して、論文名、要旨、内容を入力し、それが終了した時点で「登録する」をクリックするように促す。「登録する」がクリックされると、制御手段121がこれを検知し、論文情報ファイル132を検索し、未使用の論文番号を見つけ、その論文番号を使って、論文名、要旨、内容を論文情報ファイル132に記憶し、手順をステップS130に戻す。
【0023】
2−5:論文推薦者を利用しない方法
手順がステップS200に進むと、制御手段121は論文情報ファイル132から論文情報を読み出し、出力制御手段123を介して、端末101の表示部に図11に示すような「論文名ページ」を表示させ、端末操作者に対して、論文の一つまたは「メインメニューに戻る」を選択するように促す。ここで、端末操作者が論文の一つにカーソルを合わせてマウスをクリックすると、制御手段121がこれを検知し、手順をステップS220に進める。一方、端末操作者が「メインメニューに戻る」をクリックすると、制御手段121がこれを検知し、手順をステップS130に戻す。
【0024】
手順がステップS220に進むと、制御手段121は端末操作者が選択した論文について、論文情報ファイル132から論文情報を読み出し、出力制御手段123を介して、端末101の表示部に図12に示すような「論文ページ」を表示させ、端末操作者に対して、「論文名ページに戻る」または「この論文を推薦する」を選択するように促す。ここで、端末操作者が「論文名ページに戻る」にカーソルを合わせてマウスをクリックすると、制御手段121がこれを検知し、手順をステップS200に戻す。一方、端末操作者が「この論文を推薦する」をクリックすると、制御手段121がこれを検知し、手順をステップS230に進める。
【0025】
手順がステップS230に進むと、制御手段121は端末操作者の会員番号、選択されている論文の論文番号を会員情報ファイル131に記憶する。すなわち、端末操作者の会員番号に対応するレコードの推薦論文のフィールドに、選択されている論文の論文番号を追加する。そのうえで、制御手段121は手順をステップS200に戻す。
【0026】
2−6:論文推薦者を利用する方法
手順がステップS300に進むと、制御手段121は会員情報ファイル131から推薦論文番号を持つ会員名を読み出し、出力制御手段123を介して、端末101の表示部に図13に示すような「論文推薦者名ページ」を表示させ、端末操作者に対して、論文推薦者名の一つまたは「メインメニューに戻る」を選択するように促す。ここで、端末操作者が論文推薦者名の一つにカーソルを合わせてマウスをクリックすると、制御手段121がこれを検知し、手順をステップS310に進める。一方、端末操作者が「メインメニューに戻る」をクリックすると、制御手段121がこれを検知し、手順をステップS130に戻す。
【0027】
手順がステップS310に進むと、制御手段121は端末操作者がステップS300において選択した論文推薦者について会員情報ファイル131を参照し、その論文推薦者が推薦している論文番号について論文情報ファイル132から論文情報を読み出し、出力制御手段123を介して、端末101の表示部に図14に示すような「論文推薦者別論文名ページ」を表示させ、端末操作者に対して、論文の一つまたは「論文推薦者名ページに戻る」を選択するように促す。ここで、端末操作者が論文の一つにカーソルを合わせてマウスをクリックすると、制御手段121がこれを検知し、手順をステップS320に進める。一方、端末操作者が「論文推薦者名ページに戻る」をクリックすると、制御手段121がこれを検知し、手順をステップS300に戻す。
【0028】
手順がステップS320に進むと、制御手段121は端末操作者が選択した論文について、論文情報ファイル132から論文情報を読み出し、出力制御手段123を介して、端末101の表示部に図15に示すような「論文ページ」を表示させ、端末操作者に対して、「論文推薦者別論文名ページに戻る」または「この論文を推薦する」を選択するように促す。ここで、端末操作者が「論文推薦者別論文名ページに戻る」にカーソルを合わせてマウスをクリックすると、制御手段121がこれを検知し、手順をステップS310に戻す。一方、端末操作者が「この論文を推薦する」をクリックすると、制御手段121がこれを検知し、手順をステップS330に進める。
【0029】
手順がステップS330に進むと、制御手段121は端末操作者の会員番号、選択されている論文の論文番号を会員情報ファイル131に記憶する。すなわち、端末操作者の会員番号に対応するレコードの推薦論文のフィールドに、選択されている論文の論文番号を追加する。そのうえで、制御手段121は手順をステップS310に戻す。
【0030】
【発明の効果】
本発明の効果は、良い情報/作品をできる限り確実に、できるかぎり早期に世に送り出すことにある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の構成図である。
【図2】実施形態におけるサーバの機能構成を示すブロック図である。
【図3】会員情報ファイルを示す図である。
【図4】論文情報ファイルを示す図である。
【図5】実施形態のフローチャート全体を示す図である。
【図6】トップページを示す図である。
【図7】入会手続きページを示す図である。
【図8】ログインページを示す図である。
【図9】メインメニューページを示す図である。
【図10】論文入力ページを示す図である。
【図11】論文名ページを示す図である。
【図12】論文推薦者を利用しない方法における論文ページを示す図である。
【図13】論文推薦者名ページを示す図である。
【図14】論文推薦者別論文名ページを示す図である。
【図15】論文推薦者を利用する方法における論文ページを示す図である。
【符号の説明】
101、102、103、・・・端末
111・・・サーバ
112・・・ネットワーク
121・・・制御手段
122・・・入力制御手段
123・・・出力制御手段
130・・・メインプログラム
131・・・会員情報ファイル
132・・・論文情報ファイル
Claims (2)
- サーバを利用して情報を提供する方法において、推薦された情報が登録される段階を備えることを特徴とする情報提供方法
- サーバを利用して情報を提供する方法において、推薦者別に情報が提示される段階を備えることを特徴とする情報提供方法
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003196883A JP2005037983A (ja) | 2003-07-15 | 2003-07-15 | コンピュータシステムを利用して、報道、文学、音楽、美術、論文等の情報をその発信者から受信者に効果的に届けるための方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003196883A JP2005037983A (ja) | 2003-07-15 | 2003-07-15 | コンピュータシステムを利用して、報道、文学、音楽、美術、論文等の情報をその発信者から受信者に効果的に届けるための方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005037983A true JP2005037983A (ja) | 2005-02-10 |
Family
ID=34207186
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003196883A Pending JP2005037983A (ja) | 2003-07-15 | 2003-07-15 | コンピュータシステムを利用して、報道、文学、音楽、美術、論文等の情報をその発信者から受信者に効果的に届けるための方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005037983A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006268957A (ja) * | 2005-03-24 | 2006-10-05 | Sony Corp | 再生装置および再生方法 |
-
2003
- 2003-07-15 JP JP2003196883A patent/JP2005037983A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006268957A (ja) * | 2005-03-24 | 2006-10-05 | Sony Corp | 再生装置および再生方法 |
US8107327B2 (en) | 2005-03-24 | 2012-01-31 | Sony Corporation | Interactive playlist media device |
US8270263B2 (en) | 2005-03-24 | 2012-09-18 | Sony Corporation | Playlist sharing methods and apparatus |
US8737177B2 (en) | 2005-03-24 | 2014-05-27 | Sony Corporation | Playlist sharing methods and apparatus |
US8982679B2 (en) | 2005-03-24 | 2015-03-17 | Sony Corporation | Playlist sharing methods and apparatus |
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