JP2005035565A - 包装体 - Google Patents

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由紀夫 岩本
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Abstract

【課題】袋体を十分に膨張させた状態で、物品の出し入れを自由に行なうことができ、しかも、あらゆる方向からの衝撃に対して、十分な緩衝作用が得られる包装体を提供する。
【解決手段】第一のシート2と第二のシート3との間に空気等の流体を充填することにより熱溶着部5a〜5g間が膨張して、複数の円柱状のエアークッション部6〜13が形成される包装体において、第一のシート2と第二のシート3は、熱溶着部間であって、かつ少なくとも物品収納部Cを閉じるエアークッション部13を残すように折り曲げられ、折り曲げられた第一のシート2と第二のシート3の側縁部が、折り曲げ部近傍を除いて熱溶着されていることを特徴としている。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、製品あるいは商品等の物品を輸送する際に、該物品を衝撃等から保護する包装体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、物品を保護するため、袋体の内部に空気を充填した包装体が知られており、例えば、特開平10−316148号公報に示されるような包装体が提案されている。
この特開平10−316148号公報(特許文献1)に示された包装体について、図10に基づいて説明する。尚、図10(a)は、使用前の包装体の状態を示す図、(b)は包装体の内部に物品を収納し、袋体を膨張させる状態を示した図、(c)は袋体が膨張した使用状態を示す図、(d)は(c)のA−A断面図である。
【0003】
この包装体20は外袋21とその内側に配置した内袋22の二重の袋体からなり、内袋22はその内周面でポケット部23を形成している。図10(b)に示すように、外袋21と内袋22とは長さ方向の両端でのみ連結されており、その中間部分は連結されていない。そして、外袋21と内袋22との間には密封可能な空間であるポケット部23が形成されている。
また、包装体20を構成する袋体の適所に、自動閉止弁24が取り付けられている。また、図中、符号25はポケット部23への通路となる出入り口、符号26は出入り口25を開閉する封止手段であるラインファスナーである。
【0004】
この包装体20の使用に際しては、予めラインファスナー26を開き、出入り口25からポケット部23内へ、物品27を挿入する。続いて、自動閉止弁24にストロー等その他の管状体28を挿入して、外袋21と内袋22との間に空気を充填する。
その際、外袋21が徐々に膨張して袋体が引き伸ばされるとともに、内袋22の袋体も外袋21との連結部で長手方向に引き伸ばされながら、次第にポケット部23が加圧されて、物品の外周に沿って内袋22の袋体が密着し、物品の包装が完了する。
【0005】
【特許文献1】
特開平10−316148号公報(第3頁第3欄第30行〜同頁第4欄第16行)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記した従来の包装体20にあっては、物品を外袋21と内袋22で覆うため、あらゆる方向からの衝撃に対して、緩衝作用を奏する。
しかしながら、袋体を膨張させた状態で内袋22に対し物品27を出し入れするのは困難で、内袋22の中に物品を入れた後、袋体を膨張させなければならないという課題があった。
また、このような包装体にあっては、空気等を抜いて袋体を萎ませてからでないと、物品27を取り出すことができないという課題があった。
【0007】
かかる問題を解決するために、袋体を十分に膨張させない状態で使用することにより、内袋のポケット部に物品の出し入れを行なうことができる。
しかしながら、袋体を十分に膨張させていないために、緩衝作用が不十分であり、特に、出入り口側からの衝撃に対して、衝撃を緩和できないという新たな問題が生じる。
【0008】
本発明は、袋体を十分に膨張させた状態で、物品の出し入れを自由に行なうことができ、しかも、あらゆる方向からの衝撃に対して、十分な緩衝作用が得られる包装体を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するためになされた本発明にかかる包装体は、第一のシートと第二のシートの周縁部が熱溶着されると共に、第一、第二のシートの幅方向に延び、かつ長手方向に所定の間隔をもって熱溶着部が複数形成され、前記第一、二のシートが折り曲げられることによって内側に物品収納部が形成され、前記折り曲げられた第一、第二のシート側縁部の一部を更に熱溶着して形成された包装体であって、第一のシートと第二のシートとの間に空気等の流体を充填することにより前記熱溶着部間が膨張して、複数の円柱状のエアークッション部が形成される包装体において、前記第一のシートと第二のシートは、前記熱溶着部間であって、かつ少なくとも物品収納部を閉じるエアークッション部を残すように折り曲げられ、前記折り曲げられた第一のシートと第二のシートの側縁部が、折り曲げ部近傍を除いて熱溶着されていることを特徴としている。
【0010】
ここで、本発明にかかる包装体は、第一のシートと第二のシートの周縁部が熱溶着されると共に、第一、第二のシートの幅方向に延び、かつ長手方向に所定の間隔をもって熱溶着部が複数形成され、前記第一、二のシートが折り曲げられることによって内側に物品収納部が形成され、前記折り曲げられた第一、第二のシート側縁部の一部を更に熱溶着して形成された包装体であって、第一のシートと第二のシートとの間に空気等の流体を充填することにより前記熱溶着部間が膨張して、複数の円柱状のエアークッション部が形成される包装体であることが前提とされる。
そのため、このような包装体にあっては、空気等の流体を充填することにより前記熱溶着部間が膨張して、複数の円柱状のエアークッション部が形成され、物品収納部が形成される。
したがって、物品収納部の内壁が円柱状のエアークッション部であるため、従来の包装体のように内袋が物品に密着することがなく、十分に膨張させた状態であっても、物品の出し入れを自由に行なうことができる。
【0011】
そしてまた、本発明にかかる包装体の特徴ある構成は、前記第一のシートと第二のシートは、前記熱溶着部間であって、かつ少なくとも物品収納部を閉じるエアークッション部を残すように折り曲げられ、前記折り曲げられた第一のシートと第二のシートの側縁部が、折り曲げ部近傍を除いて熱溶着されていることにある。
このように、前記第一のシートと第二のシートは、少なくとも物品収納部を閉じるエアークッション部を残して折り曲げられ、第一のシートと第二のシートの側縁部が熱溶着されている。
したがって、残されたエアークッション部によって物品収納部は閉じられるため、物品収納部の出入り口方向から衝撃が加わっても、該衝撃を緩和することができる。
また、折り曲げられた第一のシートと第二のシートの側縁部における、折り曲げ部近傍は熱溶着されていないため、折り曲げ部に位置するエアークッション部の外側面が平面によって押圧されると、変形し、平坦面となる。このように、エアークッション部の外側面を平坦面なすことができるため、物品を収納した状態で包装体を起立状態におくことができる。
【0012】
また、前記物品収納部を閉じるエアークッション部を構成する第一のシート及び第二のシートの周縁部に、第一のシートと第二のシートの間に空気を導入するための自動閉止弁が設けられていることが望ましい。
このように、前記物品収納部を閉じるエアークッション部に自動閉止弁が設けられているため、物品を収納した包装体を起立状態でダンボール箱に収納し、その後、空気を導入してエアークッション部を膨張させることができる。ダンボール箱の内部に密に物品を収納することができる。
【0013】
更に、空気等の流体が充填された包装体の長手方向の寸法が、包装体を収納する箱体の寸法よりも小さいことが好ましい。
前記したように、物品収納部は残されたエアークッション部によって閉じるように構成されている。したがって、空気等の流体が充填された包装体の長手方向の寸法が、包装体を収納する箱体の寸法よりも小さく形成されている場合には、ダンボール箱等の収納箱に収納する際、残されたエアークッション部の外側面が収納箱の側壁に接触する。これにより、包装体が湾曲し、出入り口が閉じられる。言い換えれば、箱体に包装体を収納するだけで、物品収納部の出入り口を閉じることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図1乃至図9に基づいて説明する。尚、図1は、一実施形態にかかる包装体の製造方法を説明するための図であり、図2乃至図6は包装体の使用前の状態を示した図であり、図7乃至図9は包装体の使用状態を示したものである。
【0015】
先ず、この包装体1の製造方法について、図1乃至図6に基づいて説明する。
図1に示すように、二枚の合成樹脂シート2,3を重ね、その周縁部2a、3aを熱溶着で接着する。このように、二枚の合成樹脂シート2,3を重ね、その周縁部2a、3aを熱溶着で接着することにより、一つの袋体が形成される。
この合成樹脂シート2,3は、加熱等により溶着可能な熱可塑性の軟質プラスチックシート、具体的には、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ナイロン、ポリ塩化ビニリデン、エチレンビニルアルコール共重合体等の樹脂シートが好適である。
しかしながら、この合成樹脂シート2,3は前記した素材に限定されるものでなく、単一素材、ラミネート等の複合素材、金属との複合シート等であっても良い。即ち、柔軟性があり、溶着または接着など、固着が可能な素材であれば利用することができる。また、この合成樹脂シート2,3は透明であることが好ましい。
【0016】
また、二枚の合成樹脂シート2,3の周縁部2a、3aを熱溶着する際、前記合成樹脂シート2,3の間に、自動閉止弁4を挟んで取り付ける。
この自動閉止弁4は、従来技術で説明した自動閉止弁を用いることができる。即ち、自動閉止弁4は、いわゆるフィルム状の逆止弁であって、この弁4には外部と連通する貫通孔4aが設けられると共に該貫通孔4aに逆止弁4bが設けられている。
そして、この貫通孔4aにストロー状の空気導入具(図示せず)を挿入し、逆止弁4bを開状態になし、外部からストロー状の空気導入具を介して包装体1に空気を導入し、一方、前記ストロー状空気導入具を取り外すことにより逆止弁4bが動作し、包装体の内部に空気が充填されるように構成されている。
【0017】
更にまた、合成樹脂シート2,3の幅方向に延設した7個の熱溶着部5a〜5gが、長手方向に並列に形成される。この熱溶着部5a〜5gによって、合成樹脂シート2,3の内部が8個のエアークッション部6,7,8,9,10,11,12,13に分割される。
なお、この熱溶着部5a〜5gと周縁部の熱溶着部2a,3aとは連結されず、一定の距離が設けられている。即ち、前記熱溶着部5a〜5gと周縁部の熱溶着部2a,3aとの間が連通路14として機能し、第1〜第8のエアークッション部6,7,8,9,10,11,12,13は連通している。
【0018】
その後、折り返し線Lから折り返し、合成樹脂シート2,3の側縁部の一部分(斜線部分)を熱溶着する。
前記折り返し線Lは、第4のエアークッション部9に位置する。即ち、合成樹脂シート2,3は熱溶着部5c,5dの間で折り曲げられる。
この折り返しによって、前記合成樹脂シート2、3の折り返し側端部Aは熱溶着部5gの上に位置し、物品収納部を閉じる第8のエアークッション部13が残される。
また熱溶着は、合成樹脂シート2,3の側縁部aと側縁部bが、また側縁部cと側縁部dが熱溶着され、第4のエアークッション部9の側縁部と、第3のエアークッション部8側縁部の一部と、第5のエアークッション部10側縁部の一部(側縁部e,f)は熱溶着されない。即ち、前記折り曲げられた合成樹脂シート2,3の側縁部が、折り曲げ部(折り曲げ線L)近傍を除いて熱溶着される。
このようにして、図2に示す包装体1が完成する。
【0019】
このように完成した包装体1の構成を図2乃至図6に基づいて説明する。
この包装体1は一つの袋体からなり、図3に示すように第1のエアークッション部6から第8のエアークッション部13が形成され、第1のエアークッション部6と第7のエアークッション部12との間に物品の出入り口Bが形成されている。
また、折り曲げられた合成樹脂シート2の内側には、前記出入り口Bに続いて物品収納部Cが形成されている。一方、この物品収納部Cと出入り口Bとの反対側は、第四のエアークッション部9で閉じられている。このように、前記第四のエアークッション部9が配置されているため、図3に示す矢印の方向からの衝撃を緩和することができる。
【0020】
また、第4のエアークッション部9の折り返し部Dに熱溶着部が形成されていないため、物品を入れて起立させた場合、物品の重量で第四のエアークッション部9の折り返し部Dが平坦面になる。
即ち、第4のエアークッション部9が物品の重量で変形し、その外側面は平坦面になる。その結果、物品を包装体に収容した状態で起立状態におくことができ、ダンボール箱等の収納箱に起立状態で収納することができる。
【0021】
尚、図2、4に示すように、折り返し線Lの近傍の側縁部e,fは熱溶着されていないため、前記第四のエアークッション部9は、より円柱状に膨張することができ、物品を入れて起立させた場合、物品の重量で第四のエアークッション部9の折り返し部Dを、より平坦面にすることができる。
【0022】
更に、図5に示すように、第2のエアークッション部7の下方には第6のエアークッション部11が形成されている。その結果、物品収納部Cの上下にエアークッション部7,11が形成され、上下方向からの衝撃を緩和するように構成されている。
また、図6に示すように熱溶着部5aの両側には空気を他のエアークッション部に導入するための連通部14が形成される。即ち、すべてのエアークッション部は連通しており、自動閉止弁4から空気を導入することにより、すべてのエアークッション部を該流体で充填することができる。
【0023】
なお、前記熱溶着部5a〜5gの幅方向の長さを可変することで、空気等の流体を充填したときの連通路14部分の膨らみ(高さ)を変化させることができる。即ち、前記熱溶着部5a〜5gを短くすると、連通路14部分は高く膨らみ、短くすると低くなる。この結果、物品の出し入れを行なう出入り口Bの大きさを物品に合わせて適宜変えることができる。
また、熱溶着部5a〜5gの長手方向の間隔を可変することで、エアークッション部6〜13の膨らみ(高さ)を変化させることができる。即ち、間隔を狭くすると、エアークッション部6〜13を低くすることができ、間隔を大きくすると、エアークッション部6〜13を高くすることができる。
【0024】
次に、この包装体1の使用方法について説明する。
まず、包装体1の自動閉止弁4からストロー状の空気導入具(図示せず)を介して空気を導入し、第1〜第8エアークッション部6〜13を膨張させ、包装体1を完成させる。このとき、前記第1〜第8エアークッション部6〜13によって、包装体1の内部には、物品収納部Cが形成される。
その後、図7に示すように出入り口Bから物品15を物品収納部Cに入れる。このとき、熱溶着部5a〜5gによって第1〜第8のエアークッション部6〜13に分割されて膨張すると共に、包装体1の内側の合成樹脂シート2の内面に筋状の凹部16が形成される。そのため、内側の合成樹脂シート2の内面に物品15が密着することなく、容易に物品15を物品収納部Cに入れることができる。
【0025】
物品収納部Cに物品15を収納した後、図7の仮想線で示すように、第8のエアークッション部13を熱溶着部5gから折り曲げ、出入り口Bを閉じることによって、包装が完了する。
このとき、空気等の流体が充填された包装体1の長手方向の寸法を、包装体1を収納する箱体の寸法よりも小さく形成することによって、収納箱に収納すると同時に、物品収納部Cをエアークッション部13によって閉じるようにしても良い。
即ち、空気等の流体が充填された包装体の長手方向の寸法が、包装体を収納する箱体の寸法よりも小さく形成されている場合には、ダンボール箱等の収納箱に収納する際、エアークッション部13の外側面が収納箱の側壁に接触する。これにより、エアークッション部13が折り曲げられ、出入り口が閉じられる。言い換えれば、箱体に包装体1を収納するだけで、物品収納部Cの出入り口Bを閉じることができる。
【0026】
なお、第8のエアークッション部13が出入り口Bから外れないように、例えばマジックテープ(登録商標)で固定するように構成しても良い。また第8のエアークッション部13に粘着剤や接着剤等を塗布して、閉口状態で第8のエアークッション部13を第1のエアークッション部6に固定できるように構成しても良い。このとき、粘着剤や接着剤等は剥離紙で覆い、使用時に剥離紙を剥がして用いるのが良い。
【0027】
このように包装が完了した状態にあっては、折返し部D及び出入り口Bには、第4のエアークッション部9、第8のエアークッション部13が位置しているため、図7に矢印の方向からの衝撃を緩和することができる。
また、図8及び図9に示すように、物品15の上下方向及び側部方向も、エアークッション部により包まれた状態となる。したがって、物品15を包装した状態にあっては、あらゆる方向にエアークッション部が配置されるため、あらゆる方向からの衝撃を緩和することができる。
【0028】
以上述べたように、この実施形態にかかる包装体1にあっては、空気を充填することにより前記熱溶着部5a〜5g間が膨張して、複数の円柱状のエアークッション部6〜13が形成され、前記第1〜第8エアークッション部6〜13によって、包装体1の内部には物品収納部Cが形成される。しかも、前記第1〜第8エアークッション部6〜13は、従来の包装体のように内袋が物品に密着していないため、十分に膨張させた状態であっても、物品の出し入れを自由に行なうことができる。
また、前記エアークッション部13によって物品収納部Cが閉じられるため、物品収納部Cの出入り口方向から衝撃が加わっても、該衝撃を緩和することができる。
【0029】
更に、折り曲げ部に位置するエアークッション部9の外側面を平坦面になすことができ、物品を収納した状態で包装体1を起立状態におくことができる。
また、前記物品収納部Cを閉じるエアークッション部13に自動閉止弁4が設けられているため、物品を収納した包装体1を起立状態でダンボール箱に収納し、その後、空気を導入してエアークッション部6〜13を膨張させることができる。ダンボール箱の内部に密に物品を収納することができる。
【0030】
なお、上記実施形態においては、エアークッション部が8個設けられた場合について説明したが、本発明は特にこれに限定されるものではなく、必要に応じてその数を増減することができる。また、上記実施形態にあっては、エアークッション部に空気を充填する場合について説明したが、例えば不活性ガス、あるいは水等の液体を充填しても良い。
【0031】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、袋体を十分に膨張させた状態で、物品の出し入れを自由に行なうことができ、しかも、あらゆる方向からの衝撃に対して、十分な緩衝作用が得られる包装体を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明にかかる一実施形態の製造方法を説明するための斜視図である。
【図2】図2は本発明にかかる一実施形態の使用前の状態を説明するための斜視図である。
【図3】図2のI−I線における断面図である。
【図4】図2のII−II線における断面図である。
【図5】図2のIII−III線における断面図である。
【図6】図2のIV−IV線における断面図である。
【図7】図7は、本発明にかかる一実施形態の使用状態を示すもので、図2のI−I線と同一位置における断面図である。
【図8】図8は、本発明にかかる一実施形態の使用状態を示すもので、図2のIV−IV線と同一位置における断面図である。
【図9】図9は、本発明にかかる一実施形態の使用状態を示すもので、図2のIII−III線と同一位置における断面図である。
【図10】従来の包装体を説明するために図である。
【符号の説明】
1 包装体
2 合成樹脂シート
2a 周縁部
3 合成樹脂シート
3a 周縁部
4 自動閉止弁
5a〜5g 熱溶着部
6 第1のエアークッション部
7 第2のエアークッション部
8 第3のエアークッション部
9 第4のエアークッション部
10 第5のエアークッション部
11 第6のエアークッション部
12 第7のエアークッション部
13 第8のエアークッション部
14 連通路
15 物品
16 凹部
A 折り返し側端部
B 出入り口
C 物品収納部
D 折り返し部
a 側縁部
b 側縁部
c 側縁部
d 側縁部
e 側縁部
f 側縁部

Claims (3)

  1. 第一のシートと第二のシートの周縁部が熱溶着されると共に、第一、第二のシートの幅方向に延び、かつ長手方向に所定の間隔をもって熱溶着部が複数形成され、前記第一、二のシートが折り曲げられることによって内側に物品収納部が形成され、前記折り曲げられた第一、第二のシート側縁部の一部を更に熱溶着して形成された包装体であって、第一のシートと第二のシートとの間に空気等の流体を充填することにより前記熱溶着部間が膨張して、複数の円柱状のエアークッション部が形成される包装体において、
    前記第一のシートと第二のシートは、前記熱溶着部間であって、かつ少なくとも物品収納部を閉じるエアークッション部を残すように折り曲げられ、
    前記折り曲げられた第一のシートと第二のシートの側縁部が、折り曲げ部近傍を除いて熱溶着されていることを特徴とする包装体。
  2. 前記物品収納部を閉じるエアークッション部を構成する第一のシート及び第二のシートの周縁部に、第一のシートと第二のシートの間に空気を導入するための自動閉止弁が設けられていることを特徴とする請求項1に記載された包装体。
  3. 空気等の流体が充填された包装体の長手方向の寸法が、包装体を収納する箱体の寸法よりも小さいことを特徴とする請求項1または請求項2に記載された包装体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013096556A (ja) * 2011-11-04 2013-05-20 Shinryo Corp 機器・配管類用衝突緩和具
CN109835584A (zh) * 2017-11-24 2019-06-04 柯尼卡美能达株式会社 捆包件

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