JP2005034475A - 歯ブラシ - Google Patents

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明 金田
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Abstract

【課題】 本発明は、物理的治療行為に加えて、化学的治療行為を行うことで治療効果を向上させるという新しい治療方法を提供する。
【解決手段】 歯ブラシは、把持部1と、把持部1に取り付けられた支柱部2と、支柱部2に取り付けられた複数の毛からなるブラシ部4と、支柱部2の中でかつブラシ部4の近傍に設けられブラシ部4方向に光を照射する光源部5とからなる。本発明によると、歯磨き時に行われる歯ぐき部への光線照射により、歯周病菌に対する生体の過度の免疫反応を抑制し、過度の免疫反応による生体組織の破壊から歯周組織を守ることが可能である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、歯磨き時に歯、または、歯肉に対して光を照射することにより、特に、歯または歯肉の疾病治療に役立つと考えられる光照射歯ブラシに関するものである。
一般に歯周病とは、歯周病菌と生体の免疫能とのバランスにより発病したりしなかったりするといわれている。免疫能とは血液により運ばれてくる白血球やリンパ球の作用により発揮されるもので、歯周病菌により引き起こされた炎症反応が白血球やリンパ球の活性化を惹起し、治療が適切でなかった場合には様々な連鎖反応を経た後、ついには結合組織や歯槽骨の破壊に至ると考えられている。
この歯周病を治療する手段としての従来技術は、歯周病菌が集まりやすく病巣化する歯石を、歯科医院の治療行為としてスケーラ等により除去する方法や、日常生活の歯磨き行為の中で歯ブラシの毛の先端を細くする等、ブラッシング行為の工夫により除去する方法等、主に歯石への物理的行為が中心となっていた。
文献(非特許文献1)によると、上述した炎症反応において、その進行により結合組織や歯槽骨の破壊が行われた場合取り返しのつかない状態に陥るが、その状態を積極的に誘導する物質が免疫細胞のマクロファージから産生される細胞間情報伝達物質であるインターロイキン1−βといわれている。インターロイキン1−βが産生されるとこの刺激を受けてインターロイキン−6やインターロイキン−8等の炎症を助長する細胞間情報伝達物質が産生され、更破骨細胞の活性化等が惹起され結合組織の破壊や歯槽骨の破壊へと進行すると考えられている。
また、他の文献(非特許文献2)培養ヒト顎関節滑膜細胞に及ぼすインターロイキン1−βの影響が検討されている。通常、培養ヒト顎関節滑膜細胞をインターロイキン1−βで刺激すると培養ヒト顎関節滑膜細胞から別の細胞間情報伝達物質であるインターロイキン−6やインターロイキン−8が大量に産生される。この産生過程において弱いレーザ光を照射すると、インターロイキン1−βの刺激があるにもかかわらずインターロイキン−6やインターロイキン−8等の産生が抑制される結果が得られている。
歯周病と生体防御作用 『発症と治療における生体防御因子の関与』 JJDS(日本歯科医学会誌)19 108−111 2000 培養ヒト顎関節滑膜細胞に低出力レーザー照射が及ぼす影響について 日本顎関節学会雑誌 第15巻 第1号 49〜54P 2003
しかしながら、上記従来の方法では深い歯周ポケットの場合の歯石取り残し問題や、ブラッシング技術の問題等、物理的行為だけでは歯周病を予防するに十分とはいえなかった。
本発明は、上記従来の課題に鑑み、上記物理的治療行為に加えて、化学的治療行為を行うことで治療効果を向上させるという新しい治療方法を提供するものである。
上記目的を達成するために、本発明は、歯ブラシのブラシの毛が伸びる方向に沿って光を照射することにできる歯ブラシを提供する。
以上のように本発明によると、歯磨き時に行われる歯ぐき部への光線照射により、歯周病菌に対する生体の過度の免疫反応を抑制し、過度の免疫反応による生体組織の破壊から歯周組織を守ることが可能である。
本実施の形態の歯ブラシは特定の光線を生体の一部である歯ぐきに照射することで、ブラッシングによる歯石の除去という行為に加えて、組織破壊的免疫反応を抑制する光線を発光する光源を歯ブラシの支柱部先端もしくは把持部に内蔵し、歯磨き時に歯ぐきに向け照射する構造を持っている。この構成によれば、歯を磨いている時間、満遍なく光線が歯ぐきに照射され、照射された光線の作用により過剰な免疫反応が抑制され口腔内組織の健全保存効果が得られる。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1について、図1、図2及び図3を用いて説明する。
図1、図2において、1は歯ブラシを持つための把持部、2は把持部1の延長上に設けられた支柱部であり、把持部1とは一体であっても、または、別体であっても構わない。3は歯ブラシの毛が植わっている範囲及びその周辺の部分で、本実施の形態では基部と称する。4は基部3に植えられたブラシの毛からなるブラシ部である。また、基部3には光源部5が内蔵されている。
基部3に内蔵された光源部5は図3で示す通り、把持部1に内蔵されている電源部11とスイッチ部12と配線6を介して接続されている。また、基部3の光源部5の前面に位置する材料は光線7の照射効率を良くする意味で透明な材料で構成されている。更に、光源部5は単独または複数個のレーザまたはLEDで構成され、830nmの近赤外光や632nm、530nm等、可視、非可視を問わず光の何れかでも良い。
次に、以上のような構成における過剰な免疫反応の抑制効果について説明する。
まず、歯磨き開始時に光源部5に電力供給を行う。電力供給を受けた光源部5は、その材料的構成条件により設定された独自の光線7をブラシ部の毛の伸びる方向に照射する。この状態で通常の歯磨き作業を行った場合、光源部5から照射された光線7は歯磨きの時間中、口腔内の歯肉部に満遍なく照射される。
光線7の照射を受けた歯ぐき部の内部に存在する免疫細胞は、マクロファージにより産生されたインターロイキン1−βの刺激を受けてもインターロイキン−6やインターロイキン−8の産生が抑制され、組織破壊に至るまでの過度の炎症反応が抑制される。
(実施の形態2)
以下、本発明の実施の形態2について、図4を用いて説明する。
図4において、把持部1に光源部5が内蔵され、光源部5により発光された光線7は把持部1及び支柱部2に内蔵された導光部8によりブラシ部4近傍に導光される。ブラシ部4近傍まで導光された光線7は導光部8の先端前面に取り付けられた反射部9によりブラシ部4方向に反射され、歯肉に照射される。
本構成による生体作用効果は実施の形態1と同様であるが、通常見られるブラシ部4の使い疲れによる歯ブラシ自体の交換時に、把持部1と、それ以外の部分である支柱部2、基部3、及び、ブラシ部4とを別体にしておけば、把持部1から他の部分を取り外して交換することにより、把持部1とともに光源部5を引き続き使うことができ、光源部5の有効的使用が可能となる。
また、把持部1と支柱部2とを別体構成とする場合の把持部1と支柱部2の固定は、図4、図5に示す通り支柱部が把持部に挿入される構造である。更に、光学的結合を良くするためには固定位置を確実にする必要があるため位置固定用のロック機構が設けられている。
なお、反射部9は個別の部材を設けなくとも、導光部8の先端を研磨加工して反射機能を付加しても良い。
(実施の形態3)
以下、本発明の実施形態3について、図6、図7を用いて説明する。
図6において、基部3内に設けられた光源部5の前面に光ファイバー10を設け、光源部5出射される光線7を光ファイバー10に集光し歯ぐき近傍まで導光する。
同様に図7においては、把持部1に設けられた光源部5(図7には図示せず)から導光部8より導光された光線7が反射部9に反射し、この反射光の光路に設けられた光ファイバー10によって歯肉近傍まで導光する。
この構成により、歯磨き時に使用する歯磨き剤等の光りの透過に障害となる物質の影響を受けることなく効率の良い光線照射が可能となる。なお、この場合に使用する光ファィバー10は、単線または複数のファイバーで構成されたバンドルファィバーのどちらでもよい。また、電源に使用する電池は一次電池または二次電池等、レーザやLED駆動の能力を有するものであればその内容を問わない。
本発明の歯ブラシは、その歯ブラシ内に所望の波長を持つ光の光源を設け、この光源から照射される光の作用により、歯周病等の予防に役に立つものである。
本発明の第1の実施の形態にかかる光り歯ブラシの概要図 本発明の第1の実施の形態にかかる光り歯ブラシの要部拡大図 本発明の第1の実施の形態にかかる光り歯ブラシの概要図 本発明の第2の実施の形態にかかる光り歯ブラシの概要図 本発明の第2の実施の形態にかかる光り歯ブラシロック構造の概要図 本発明の第3の実施の形態にかかる光り歯ブラシ概要図 本発明の第3の実施の形態にかかる光り歯ブラシ概要図
符号の説明
1 把持部
2 支柱部
3 基部
4 ブラシ部
5 光源部
6 配線
7 光線
8 導光部
9 反射部
10 ロック機構
11 電源部
12 スイッチ部

Claims (10)

  1. 把持部と、前記把持部の延長上に支持された基部とこの基部から伸びる複数の毛とを有するブラシ部と、前記基部内または表面に設けられ前記複数の毛の伸びる方向に光を照射するための光源を有する歯ブラシ。
  2. 光源に取付けられた光ファイバによって光を照射する請求項1記載の歯ブラシ。
  3. 把持部と、前記把持部の延長上に支持された基部とこの基部から伸びる複数の毛とを有するブラシ部と、前記基部内または表面に設けられ前記複数の毛の伸びる方向に光を照射する光発射部を有する歯ブラシ。
  4. 把持部と、前記把持部の延長上に支持された基部とこの基部から伸びる複数の毛とを有するブラシ部と、前記基部内または表面に設けられ前記複数の毛の伸びる方向に光を照射する光発射部とを有し、前記光照射部に光を導く導光路と光源とをその内部に有する歯ブラシ。
  5. 把持部と、前記把持部から延設された支柱部と、前記支柱部の延長上に支持された基部と、この基部から伸びる複数の毛とを有するブラシ部と、前記基部内または表面に設けられ前記複数の毛の伸びる方向に光を照射する光発射部と、前記把持部内に設けられた光源と、前記光源から前記光照射部とを結ぶ導光路とを有する歯ブラシ。
  6. 把持部と、前記把持部から延設された支柱部と、前記支柱部の延長上に支持された基部と、この基部から伸びる複数の毛とを有するブラシ部と、前記基部内または表面に設けられ前記複数の毛の伸びる方向に光を照射する光発射部と、前記把持部内に設けられた光源と、前記光源から前記光照射部前記基部内または表面に設けられ前記複数の毛の伸びる方向に光を照射する光発射部と、前記光源と前記光発射部とを結ぶ導光路と、前記導光路の終端付近に設けられた光反射部とを有する歯ブラシ。
  7. 光発射部に取付けられた光ファイバによって光を照射する請求項3から6いずれかに記載の歯ブラシ。
  8. 支柱部の少なくともブラシ部に近接する部分が透明である請求項1から7のいずれかに記載の歯ブラシ。
  9. 把持部と支柱部とは着脱可能である請求項5から7のいずれかに記載の歯ブラシ。
  10. 把持部の中に光源部に電力を供給するための電源部及びスイッチ部を有する請求項1から7のいずれかに記載の歯ブラシ。
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