JP2005034334A

JP2005034334A - Folding wheelchair for care

Info

Publication number: JP2005034334A
Application number: JP2003199510A
Authority: JP
Inventors: Toshiaki Uchiyama; 稔章内山
Original assignee: Uchie Co Ltd
Current assignee: Uchie Co Ltd
Priority date: 2003-07-18
Filing date: 2003-07-18
Publication date: 2005-02-10
Anticipated expiration: 2023-07-18
Also published as: JP3840466B2

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a folding wheelchair for care which has functions as a chair in a bathroom and as a simple toilet stool, and is convenient to use in the narrow bathroom space surrounded by a fence and in a changing room, to store, to keep, to carry and to travel. <P>SOLUTION: The wheelchair is equipped with pairs of left and right front handle pipes 1 and rear pipes 2 pivoted to rotate in a vertical direction, a seat plate 4 with a toilet seat which is disposed to be folded, and a removable bucket type toilet stool 5 which is disposed at a bottom surface of the seat plate with the toilet seat. Also, a removable step 12 is attached to rotate front and back or right and left to a bottom part of the front handle pipe to which a front wheel caster 7 and a rear wheel caster 8 with two mechanisms in one caster of a caster rotation lock mechanism 9 and a wheel rotation lock mechanism 10 which can lock or unlock the caster and the wheel respectively are attached, and the main body of the chair is constituted to be folded in a longitudinal direction. <P>COPYRIGHT: (C)2005,JPO&NCIPI

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主に介護を必要とする高齢者や身体の不自由な方に好適な介護用車椅子に係り、車いすとしての機能に加え、浴室用椅子および簡易便器としての機能も備えた折畳み式の介護用車椅子に関する。
【０００２】
【従来の技術】
車椅子は座面を構成するシート部材、背もたれ部を構成する背当て部材、前輪付きフロントパイプおよび後輪付きリヤーパイプとから車体が構成され、この車体を伸縮連結杆等によって幅方向あるいは前後方向に折りたためる構造となったものが一般的であり、また手動式のものやモータ付きの自走式のもの、あるいは背もたれ部がリクライニング方式となったものなど各種開発されている。
【０００３】
一方、介護を必要とする身体障害者向けに開発された浴室用椅子に、座ったままで体の向きを自由に変えられる回転機能を備えたものがある（特許文献１参照）。この浴室用回転椅子は、比較的簡易な機構で座面シートをターンテーブル方式として３６０度回動自在となすとともに任意の向きに自由に固定できる機能を備えたもので、座面の回転ロック装置を解放することによってシートを自由に回動させることができ、回転ロック装置を施錠することによってシートを任意に固定できるので、椅子に乗ったままで体の向きを自由に変えることができるとともに、体を任意の方向に固定できる。しかし、この椅子はあくまで浴室用であり、、車椅子としての機能を有していないため、浴室以外での使用に適さず不便であった。
【０００４】
そこで、座ったままで体の向きを自由に変えられる回転機能を備えた従来の浴室用回転椅子が浴室以外での使用に適さないという点に鑑みて、座ったままで３６０度自由に回転できる浴室用椅子としての機能を有する介護用車椅子が提案されている（特許文献２、３参照）。
この種の車椅子は、両端部に前輪と後輪を取付けてなる２本一対の脚パイプを所定の間隔を隔てて相平行するごとく平板状の連結部材を介して一体化して構成した脚体が金属板を折曲げて凹形に成形された座面受けを介してシートパイプに接続され、前記座面受けは前記連結部材の上面に回転自在に支持されてハンドルパイプ、シートパイプおよびステップパイプと一体に前記スラストベアリングを中心に回転自在となすとともに、この座面受けの回転ロック装置と、椅子本体の制動装置を備え、かつ前記座面の両サイドに肘掛けが設けられたものや、前記座面受けに高さ調整機構を介してシートパイプを取付けて座面シートの高さを変えられる構造となしたものである。
【０００５】
また、椅子型簡易便器として、特許文献４には、椅子型の便器本体の座面部に蝶番で取着された開閉式の便座の下にバケツ形便器が取付けられ、かつ前記便座の上側に蝶番で取着された開閉式の座りパットが設けてあり、便座の両サイドには肘掛けが取付けられ、便器使用時には座りパットを起こして背もたれに相重ね、この座りパットを背もたれにして用を足し、一方、椅子として使用する場合は、前記座りパットを倒して便座の上に相重ねるようになったものや、脚体に高さ調整可能に支持された座部枠体に開閉式便座を有し、前記座部枠体には背もたれが一体に設けられ、前記便座には着脱式の便器を有し、前記便座の両サイド部には肘掛けを兼ねる一対の着脱式把手を備え、便座の上に載置する開閉式座りパットを有する椅子型簡易便器であって、前記脚体に座部枠体が高さ調整可能に取付けられ、開閉式便座と開閉式座りパットはそれぞれ前記座部枠体の背面側に相重なるように着脱可能に取着されたものが開示されている。
【０００６】
【特許文献１】実用新案登録第２５４３９６１号参照
【特許文献２】特開２０００−３４５６１１号公報
【特許文献３】特開２００１−２７６１４２号公報
【特許文献４】特開２０００−３４２４８８号公報
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記した浴室用回転椅子としての機能を備えた介護用車椅子の場合は、折畳み式ではないため狭く限られたスペースの風呂場や脱衣場での使用や保管には好ましくなく、その上、浴室や脱衣場の清掃の際には邪魔になるためその都度別の場所に移動させる必要があるなど、利便性に欠けていた。一方、椅子型の簡易便器は、高齢者や足腰の弱い人、身体の不自由な人でも安全かつ清潔に使用することができ、さらに椅子としても快適に使用することができるという優れた特徴を有するが、浴室用としての機能を備えていない上、前記の介護用車椅子と同様、折畳み式ではないため利便性にも欠けていた。
【０００８】
本発明は、上記した従来の浴室用回転椅子および椅子型簡易便器のそれぞれの欠点に鑑みてなされたもので、介護を必要とする高齢者や身体の不自由な方に好適であるのみならず、浴室用椅子および簡易便器としての機能も備え、さらに狭く限られたスペースの浴室や脱衣場での使用や、収納、保管、携帯、持ち運びにも便利な折畳み式の介護用車椅子を提供することを目的とするものである。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る折畳み式介護用車椅子は、浴室用椅子および簡易便器としての機能を兼ね備えた車椅子であり、その要旨は、ハンドルパイプとフロントパイプが一本のパイプで構成された左右一対のフロント・ハンドルパイプと、左右一対のリヤーパイプがクロスして当該クロス部が上下方向に回動自在に枢着され、さらに該クロス部の下方において該フロント・ハンドルパイプとリヤーパイプ間に設けられた上下方向の屈曲式リンク機構にて該フロント・ハンドルパイプとリヤーパイプが同時に上下方向に回動可能となし、前記フロント・ハンドルパイプの前記クロス部より上側に便座付き座板が設けられ、該便座付き座板は、後部が上下方向に回動可能に枢着され、前部が前記リヤーパイプに座面支持アームを介して水平にかつ前記枢着部を支点に上下方向に回動可能に支持され、該便座付き座板の下面に着脱式のバケツ形便器の便器受けを備え、前記フロント・ハンドルパイプの下部には一対のステップが前後左右に回動可能に取付けられ、さらにそのフロント・ハンドルパイプの先端と、前記リヤーパイプまたは該リヤーパイプに接続されるステップパイプの先端には、一つのキャスターに該キャスターと車輪を別々にロック、解除できるキャスター回転ロック機構および車輪回転ロック機構の二つの機構を備えたキャスターが取付けられ、かつフロント・ハンドルパイプ側のキャスターには前輪が、リヤーパイプまたは該リヤーパイプに接続されるステップパイプ側には後輪がそれぞれ取付けられて椅子本体が構成され、さらに前記便座付き座板の両サイドにはね上げ式肘掛けを有し、前記フロント・ハンドルパイプとリヤーパイプのクロス部を支点に前記フロント・ハンドルパイプとリヤーパイプ間に設けたリンク機構と便座付き座板の前記座面支持アームの作用により椅子本体が前後方向に折畳まれる構造となしたものである。
【００１０】
また、前記した一つのキャスターに該キャスターと車輪を別々にロック、解除できるキャスター回転ロック機構および車輪回転ロック機構の二つの機構を備えたキャスターは、一端にキャスター取付け用筒部を有し、その片側に車軸貫通孔を有する断面Ｕ字形の部材で構成されたキャスター本体が、前記キャスター取付け用筒部にベアリングを介して嵌挿したキャスター取付け用ネジロッドにてキャスター取付け用パイプに回動自在に取付けられ、前記キャスター回転ロック機構は、前記キャスター本体の一端に上下方向に回動自在に枢着され、かつ該キャスター本体との間に掛けたバネにて常時反時針方向に付勢されたキャスター回転ロックレバーと、該レバーの先端部が凹凸嵌合するごとく前記キャスター取付け用パイプに装着されたキャスターロック筒体とで構成され、前記キャスター回転ロックレバーとキャスターロック筒体との凹凸嵌合によりキャスターがロックされ、該キャスター回転ロックレバーとキャスターロック筒体の凹凸嵌合を外すことによりロックが解除される仕組みとなし、前記車輪回転ロック機構は、同キャスター本体の他端に径方向にスライド可能に装着されかつばねにて常時車軸方向に付勢された車輪ロック板と、同キャスター本体に一端を回動自在に枢着され、前記車輪ロック板を前記ばねに抗して外方へスライドさせる回転ロックレバーを備え、該回転ロックレバーを下方へ傾倒させることにより前記車輪ロック板がばねの作用により車輪のリブ間に嵌入して車輪の回転がロックされ、前記回転ロックレバーを上方へ回動させることにより車輪ロック板が車輪のリブ間より離脱してロックが解除される仕組みとなしたことを特徴とするものである。
【００１１】
本発明において、介護用車椅子を折畳み式としたのは、狭く限られたスペースの風呂場や脱衣場での使用や保管の利便性をはかるばかりでなく、携帯や持ち運びも容易にするためである。
【００１２】
また、車椅子に浴室用椅子および簡易便器としての機能を持たせたのは、室内での移動を容易にするだけでなく、車椅子に座ったままで入浴できるようにするためと、車椅子に乗せて移動している時や浴室で車椅子に座ったままでの入浴中に尿や便を漏らす場合に対応できるようにするためである。
【００１３】
さらに、前輪キャスターおよび後輪キャスターとして、一つのキャスターにキャスター回転ロック機構および車輪回転ロック機構の二つの機構を各別に設けたのは、浴室や脱衣場などでの狭い場所や通路、あるいは真っ直ぐな通路やカーブでの使用、移動、回転動作をより楽にし介護者の負担をより軽くするためである。
【００１４】
なお、はね上げ式肘掛けを設けたのは、横からも乗り降りできるようにするためである。このはね上げ式肘掛けは、例えば一端がフロント・ハンドルパイプに上下方向に回動可能に枢着され、他端が便座付き座板に着脱可能となす着脱式パイプからなるものを用いることができる。このはね上げ式肘掛けの着脱手段としては、例えば便座付き座板側に突起を設け、この突起に肘掛けパイプを嵌合した状態で該パイプに枢着したＬ形ストッパーを前記突起の真下に位置させることによってロックされ、Ｌ形ストッパーを横方向に回動位置させることによってロックが解除される方式を用いることができる。したがって、このようなはね上げ式肘掛けの場合は、該肘掛けパイプの一端を便座付き座板シートより離脱させることによりはね上げておくことができるので、横からも乗り降りできる。
【００１５】
【発明の実施の形態】
図１は本発明に係る介護用車椅子の一実施例を示す斜視図、図２は同上介護用車椅子の側面図、図３は同上介護用車椅子の便座付き座板の裏面を示す斜視図、図４は同上介護用車椅子のキャスター回転ロック機構および車輪回転ロック機構付きキャスターのキャスター回転ロック解除状態および車輪回転ロック状態を示す拡大断面図、図５は同上キャスターの車輪ロック機構の構成部品の一部を示す斜視図、図６は同上キャスターのキャスター回転ロック状態および車輪回転ロック解除状態を示す拡大断面図、図７は同上介護用車椅子のはね上げ式肘掛けの一方をはね上げた状態を示す斜視図、図８は同上介護用車椅子の折畳み途中の状態を示す斜視図、図９は同上介護用車椅子を折畳んだ状態を示す側面図であり、１はフロント・ハンドルパイプ、２はリヤーパイプ、３はステップパイプ、４は便座付き座板、５はバケツ形便器、６は便器受け、７は前輪キャスター、７−１は前輪、８は後輪キャスター、８−１は後輪、９はキャスター回転ロック機構、１０は車輪回転ロック機構、１１ははね上げ式肘掛け、１２はステップである。
【００１６】
すなわち、本発明に係る介護用車椅子は、ハンドルパイプとフロントパイプが一本のパイプで構成された左右一対のフロント・ハンドルパイプ１のほぼ中間部より下方位置に、左右一対のリヤーパイプ２がクロスして当該クロス部が連結ピン２０にて相互に上下方向に回動自在に枢着され、さらに前記リヤーパイプ２にジョイントブラケット１３を介してステップパイプ３が接続され、前記フロント・ハンドルパイプ１とジョイントブラケット１３間に設けた左右一対の上下方向の屈曲式リンク機構１６にて該フロント・ハンドルパイプとリヤーパイプが同時に上下方向に回動可能となしている。前記屈曲式リンク機構１６は、接続ピン１６−２にて相互に回動自在に接続された２枚のリンク１６−１の他端がそれぞれフロント・ハンドルパイプ１とジョイントブラケット１３に枢着されて上下方向に屈曲する構成となしている。前記左右一対のフロント・ハンドルパイプ１はその下部に横設した間隔保持バー１４にて連結され、前記リヤーパイプ２はジョイントブラケット１５を介して連結パイプ２６（図３）により一体化されている。なお、リヤーパイプ２とステップパイプ３は一本のパイプで構成してもよく、また、リヤーパイプ２自体もジョイントブラケット１５や連結パイプ２６を用いずに一本のパイプで構成してもよい。
【００１７】
座面を構成する便座４−１付き座板４は、フロント・ハンドルパイプ１の前記クロス部より上側に設けたブラケット１７に両側面後部が軸ピン２１にて上下方向に回動自在に枢着され、該便座付き座板４の前部とリヤーパイプ２のジョイントブラケット１５間に設けた座面支持アーム１８にて上下方向に回動可能に支持されている。すなわち、座面支持アーム１８の一端が便座付き座板４の下面に突設した接続金具１８−１に、他端がリヤーパイプ２のジョイントブラケット１５に突設した接続金具１８−２（図７）にそれぞれ枢着されて、便座付き座板４が水平に支持されるとともに、後部の軸ピン２１を支点に上下方向に回動可能に取付けられている。なお、便座４−１は該座板４の上面にねじ等により着脱可能に取付けられている。また、座面支持機構は、これに限定するものではなく、例えばリンク機構等他の任意の機構を用いてもよい。
【００１８】
上記便座付き座板４の下面には、図３に示すようにバケツ形便器５の便器受け６がねじ６−１により取付けられている。すなわち、バケツ形便器５の開口部に設けられた鍔部（図示せず）が前記便器受け６に着脱可能に係合して便座付き座板４の下面に垂下される構造となっている。バケツ形便器５の着脱手段は、ここに示すものに限定されるものでないことはいうまでもない。
【００１９】
前記フロント・ハンドルパイプ１の下部には着脱式の一対のステップ１２が前後左右に回動可能に取付けられている。すなわち、このステップ１２は、フロント・ハンドルパイプ１にねじ１２−２を支点に前後に回動可能に取付けられたブラケット１２−１の前面に、当該ステップの付根に突設した連結ピン（図示せず）が回動可能に差込まれて取外し可能に設けられたもので、ステップ１２は前記ブラケット１２−１を介してねじ１２−２を支点に前後に回動させることができる上、ブラケット１２−１に回動可能に差込んだ連結ピン（図示せず）を介して左右に回動させることができる仕組みとなっている。したがって、このステップ１２は、必要に応じてブラケット１２−１から、あるいはフロント・ハンドルパイプ１からブラケット１２−１ごと、取り外すことができる。
【００２０】
フロント・ハンドルパイプ１の先端に取付ける前輪キャスター７および、ステップパイプ３の先端に取付ける後輪キャスター８は、それぞれ一つのキャスターに該キャスターと車輪を別々にロック、解除できるキャスター回転ロック機構および車輪回転ロック機構の二つの機構を備えている。すなわち、フロント・ハンドルパイプ１およびステップパイプ３の先端に取付けるキャスターは、４個とも同一のもので、その構造は図４に拡大して示すように、キャスター本体３１、キャスター回転ロックレバー３２、車輪回転ロックレバー３３、キャスターロック筒体３４、車輪ロック板３５、筒形ナット３６、キャスター取付け用ネジロッド３７、ベアリング３８、ロック板ジョイントロッド３９、バネ４０、４１、車軸４２、車輪のリブ４３とから構成されている。
【００２１】
すなわち、一つのキャスターに該キャスターと車輪を別々にロック、解除できるキャスター回転ロック機構および車輪回転ロック機構の二つの機構を備えたキャスターのキャスター本体３１は、一端にキャスター取付け用筒部３１−１を有し、その片側に車軸４２が貫通された断面Ｕ字形の部材からなり、フロント・ハンドルパイプ１、ステップパイプ３の先端に予め内嵌固定された筒形ナット３６に、キャスター取付け用筒部３１−１にベアリング３８を介して嵌挿したキャスター取付け用ネジロッド３７を螺合させて回動自在に取付けられている。なお、前記筒形ナット３６の固定手段としては、該ナットの側面に設けた係合突起３６−１を、予めフロント・ハンドルパイプ１、ステップパイプ３側に穿設した係合孔に嵌入させる方式を採用することができる。また、フロント・ハンドルパイプ１、ステップパイプ３の先端には、外周にロック用凹部３４−１を有するキャスターロック筒体３４が外嵌固着されている。このキャスターロック筒体３４は、該筒体の内周面下部に設けた係合突起３４−１を、予めフロント・ハンドルパイプ１、ステップパイプ３の先端開口端部に形成した係合凹部に凹凸嵌合させる方式を採用することができる。このキャスターロック筒体３４と対をなすキャスター回転ロックレバー３２は、その上部にロック用凹部３４−１と対応する凸部３２−１が設けられ、キャスター本体３１に軸ピン９−１にて上下方向に回動自在に枢着され、かつ該キャスター本体３１との間に掛けた引っ張りバネ４０にて反時針方向に付勢されてある角度に保持されるように取付けられている。
【００２２】
すなわち、上記構成のキャスター回転ロック機構９は、キャスター本体３１との間に掛けた引っ張りバネ４０にて反時針方向に付勢されてある角度に保持されているキャスター回転ロックレバー３２を引っ張りバネ９−３に抗して時針方向に回動させてその凸部３２−１をキャスターロック筒体３４のロック用凹部３４−１に嵌合させることにより回転ロックされ（図６）、反対にキャスター回転ロックレバー３２を外方へ回動させてその先端凸部３２−１をキャスターロック筒体３４の凹部３４−１より離脱させることによりキャスターの回転ロックが解除される（図４）仕組みとなっている。
【００２３】
一方、車輪回転ロック機構１０は、車輪のリブ４３を利用しこのリブ間に車輪ロック板３５を出没させることによって車輪の回転ロックと解除を行なう仕組みとなしたもので、車輪ロック板３５は図５にその単体を示すように、１枚の金属板に折曲げ加工を施して、キャスター本体３１のＵ字形部に内嵌されるＵ字形部３５−１と該Ｕ字形部に連なって外側に折り曲げられて形成された屈曲凹部３５−２および該屈曲凹部の先端に形成された、車輪のリブ４３間の間隔より短い幅を有する突起部３５−３を有し、かつＵ字形部３５−１に車軸４２がスライドし得る長孔３５−４と、該長孔に連なって設けられた当該ロック板のジョイントロッド３９がスライドし得る長孔３５−５を有している。
この車輪ロック板３５は、キャスター本体３１のＵ字形部に穿設した前記長孔３５−５と同様の長孔（図示せず）に緩貫通されたジョイントロッド３９により当該キャスター本体３１に車輪の径方向にスライド可能に取付けられ、かつ該車輪ロック板３５はキャスター本体３１内部に装着された板バネ４１により常に車軸方向に付勢されており、キャスター本体３１に軸ピン３３−１にて上下方向に回動可能に枢着した回転ロックレバー３３により径方向にスライドするごとく取付けられている。すなわち、回転ロックレバー３３の下端部が車軸４２とジョイントロッド３９の間に嵌合され、該ロックレバーを上下方向に回動させることにより、車輪ロック板３５が径方向にスライドしてロックと解除動作が行なわれる仕組みとなっている。
【００２４】
すなわち、上記構成の車輪回転ロック機構１０は、回転ロックレバー３３を図４矢印ａ方向に倒すと板バネ４１の作用により車輪ロック板３５が車軸４２方向に移動して突起部３５−３が車輪のリブ４３間に入り込んで車輪の回転がロックされ、ロックレバー３３を板バネ４１に抗して図４矢印ｂ方向に回動させてほぼ垂直状態に起すと、当該ロックレバー３３の先端部でジョイントロッド３９が押されて外側へ移動し、該ロッドにより車輪ロック板３５が突起部３５−３に当接して外側へ押し動かされることにより突起部３５−３が車輪のリブ４３間より離脱してロックが解除されると同時に、ロックレバー３３の先端部に設けた凹部３３−１にジョイントロッド３９が嵌合されることによりロックレバー３３の垂直状態が保持される仕組みとなしたものである。また、車輪のロックが解除された状態から、該ロックレバー３３を矢印ａ方向に倒すと図４に示すように、ロックレバー３３の先端部に設けた凹部３３−１からジョイントロッド３９が外れることにより、板バネ４１の作用により車輪ロック板３５が車軸４２方向に移動して突起部３５−３が車輪のリブ４３間に入り込んで車輪７−１、８−１の回転がロックされる。なおこの時、車輪ロック板３５の突起部３５−３が車輪のリブ４３に乗り上げても、当該車輪ロック板３５は板バネ４１により常時車軸４２側に付勢されているため車輪の僅かな回動により瞬時にリブ４３間に入り込んで車輪７−１、８−１の回転がロックされる。さらに、板バネ４１を介してロックされるので、ロックが不用意に解除されることがなく安全性が高い。
【００２５】
はね上げ式肘掛け１１は、該肘掛けの一端がブラケット１１−１を介して軸ピン１１−２によりフロント・ハンドルパイプ１に上下方向に回動可能に枢着され、他端側に取付けたブラケット１１−３に上端が軸ピン１１−４にて回動可能に枢着され下端が便座付き座板４の側面端部に軸ピン１１−５にて回動可能に枢着された接合突起１１−６に着脱可能に嵌合される支持パイプ１１−７にて支持されるように取付けられ、かつ支持パイプ１１−７下部に回動可能に枢着されたＬ形ストッパー１１−８を前記接合突起１１−６の真下に位置させることによってロック（抜け止め）され、Ｌ形ストッパー１１−８を横方向に回動位置させることによってロックが解除されてはね上げることができるように構成されている。
【００２６】
上記構成の介護用車椅子において、開脚した状態にあっては、図１、図２に示すようにフロント・ハンドルパイプ１とリヤーパイプ２間に設けた左右一対の上下方向の屈曲式リンク機構１６にて開脚状態が保持され、かつ後部が軸ピン２１にてフロント・ハンドルパイプ１に枢着された便座付き座板４は座面支持アーム１８にて水平に支持されている。この便座付き座板４の下面には、バケツ形便器５が便器受け６に係止されて垂下されいる。
【００２７】
開脚した状態で当該車椅子に乗り降りする場合は、キャスター回転ロック機構９および／または車輪回転ロック機構１０のキャスター回転ロックレバー３２、ロックレバー３３を操作して車椅子が不用意に動かないように止めておく方が便利である。また、はね上げ式肘掛け１１の支持パイプ１１−７を接合突起１１−６より離脱させて当該肘掛け１１をはね上げると横からも乗り降りすることができる（図７）。さらに、浴室ではキャスターの車輪回転ロック機構１０により車輪の回転をロックしておくと車椅子が前後あるいは左右に動くことがないため介護者の負担が軽くなる。また、車椅子に乗せて移動中、あるいは浴室で車椅子に乗せた状態での入浴中に突然排便がなされても、バケツ形便器５が取付けられているとそのような突発的な事態にもその場で対応できる。
【００２８】
次に、車椅子を開脚状態から折畳む場合は、図８、図９に示すように、フロント・ハンドルパイプ１のハンドル部と便座付き座板４の前部を把持して便座付き座板４を上方へ回動させることにより前後方向に折畳むことができる。すなわち、便座付き座板４を軸ピン２１を支点に上方へ回動させると、屈曲式リンク機構１６が下方へ屈曲する同時に座面支持アーム１８を介してフロント・ハンドルパイプ１とリヤーパイプ２がクロス部の連結ピン２０を支点に相互に前後方向に閉じられ、さらに便座付き座板４を上方へ回動させると当該座板がフロント・ハンドルパイプ１側に接近すると同時に前輪７−１、後輪８−１が互いに近接し、図８に示すようにフロント・ハンドルパイプ１の背もたれ部に便座付き座板４が相重なる位置まで折畳まれ、同時にフロント・ハンドルパイプ１の下部とリヤーパイプ２も座面支持アーム１８の作用により相互に引きつけられて折畳まれる。またこの折畳み動作に連動してはね上げ式肘掛け１１も同時に折畳まれる。なお、ステップ１２もねじ１２−２を支点に上方へ回動させて折畳む。このようにして折畳まれた介護用車椅子は、図９に示すように全体的にコンパクトになるとともに自立できるので、この状態でフロント・ハンドルパイプ１のハンドル部を把持して容易に押し動かしたり引っ張ったりすることができる。
【００２９】
折畳んだ状態にある車椅子を開脚して使用する場合は、折畳み時と逆の動作、すなわちフロント・ハンドルパイプ１のハンドル部と便座付き座板４の前部を把持して前後方向に開くことにより、フロント・ハンドルパイプ１とリヤーパイプ２がクロス部の連結ピン２０を支点に相互に前後方向に開かれて開脚し、同時に座面支持アーム１８の作用により便座付き座板４も水平状態となり開脚完了となる。この開脚動作に伴い、屈曲式リンク機構１６がほぼ水平状態となることにより開脚状態が保持される。またこの時、はね上げ式肘掛け１１もほぼ水平状態となる。
【００３０】
【発明の効果】
本発明は上記のごとく構成してなるから、次に記載する効果を奏する。
▲１▼ 車椅子としての機能に加え、浴室用椅子としての機能を備えているので、介護を必要とする高齢者や身体の不自由な方に好適であるのみならず、折畳み式であるため狭く限られたスペースの浴室や脱衣場での使用や、収納、保管、携帯、持ち運びにも便利である。
▲２▼ 簡易便器としての機能を備えているので、車椅子に乗せて移動中、あるいは浴室で車椅子に乗せた状態での入浴中に突然排便がなされても、そのような突発的な事態にもその場で対応できる。
▲３▼ 一つのキャスターに該キャスターと車輪を別々にロック、解除できるキャスター回転ロック機構および車輪回転ロック機構の二つの機構を備えたキャスターを採用したことにより、キャスターの回転と車輪を別々にロック、解除することができ、浴室や脱衣場などの狭い場所や通路、廊下、あるいは真っ直ぐな通路やカーブでの使用、移動、回転動作がより楽で介護者の負担をより軽くすることができる。
▲４▼ キャスターの車輪回転ロック機構は、ばねの作用によりロックされる仕組みとなっているのでロックが確実に行なわれる上、ロックが不用意に解除されることがなく安全性が高い。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る介護用車椅子の一実施例を示す斜視図である。
【図２】同上介護用車椅子の側面図である。
【図３】同上介護用車椅子の便座付き座板の裏面を示す斜視図である。
【図４】同上介護用車椅子のキャスター回転ロック機構および車輪回転ロック機構付きキャスターのキャスター回転ロック解除状態および車輪回転ロック状態を示す拡大断面図である。
【図５】同上キャスターの車輪ロック機構の構成部品の一部を示す斜視図である。
【図６】同上キャスターのキャスター回転ロック状態および車輪回転ロック解除状態を示す拡大断面図である。
【図７】同上介護用車椅子のはね上げ式肘掛けの一方をはね上げた状態を示す斜視図である。
【図８】同上介護用車椅子の折畳み途中の状態を示す斜視図である。
【図９】同上介護用車椅子を折畳んだ状態を示す側面図である。
【符号の説明】
１フロント・ハンドルパイプ
２リヤーパイプ
３ステップパイプ
４便座付き座板
５バケツ形便器
６便器受け
７前輪キャスター
７−１前輪
８後輪キャスター
８−１後輪
９キャスター回転ロック機構
１０車輪回転ロック機構
１１はね上げ式肘掛け
１２ステップ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a wheelchair for nursing that is suitable mainly for elderly people who need nursing care and people with physical disabilities, and has a function as a wheelchair, a folding chair with a function as a bathroom chair and a simple toilet. Relates to a nursing wheelchair.
[0002]
[Prior art]
A wheelchair is composed of a seat member that constitutes a seat surface, a backrest member that constitutes a backrest, a front pipe with a front wheel, and a rear pipe with a rear wheel, and the vehicle body is folded in the width direction or the front-rear direction by an extension connecting rod or the like. Structures are generally used, and various types have been developed such as a manual type, a self-propelled type with a motor, or a reclining type backrest.
[0003]
On the other hand, there is a bathroom chair developed for a physically handicapped person who needs care (see Patent Document 1). This bathroom swivel chair has a function that allows the seat surface seat to be rotated 360 degrees as a turntable system with a relatively simple mechanism and can be freely fixed in an arbitrary direction. The seat can be freely rotated by releasing the seat, and the seat can be arbitrarily fixed by locking the rotation lock device, so that the body can be freely changed while riding on the chair. Can be fixed in any direction. However, since this chair is only for the bathroom and does not have a function as a wheelchair, it is not suitable for use outside the bathroom and is inconvenient.
[0004]
Therefore, in view of the fact that a conventional bathroom swivel chair with a rotation function that can freely change the direction of the body while sitting is not suitable for use outside the bathroom, it can be freely rotated 360 degrees while sitting. A nursing wheelchair having a function as a chair has been proposed (see Patent Documents 2 and 3).
This type of wheelchair has a leg body that is formed by integrating two pairs of leg pipes, each having a front wheel and a rear wheel attached to both ends, via a flat connecting member so as to be parallel to each other at a predetermined interval. The seat plate is connected to a seat pipe via a seat bearing that is bent into a concave shape by bending a metal plate, and the seat support is rotatably supported on the upper surface of the coupling member. The seat bearing is provided with a rotation lock device for the seat surface bearing and a brake device for the chair body, and armrests are provided on both sides of the seat surface, and the seat. A seat pipe is attached to the surface support via a height adjusting mechanism to change the height of the seat surface seat.
[0005]
In addition, as a chair-type simple toilet, Patent Document 4 discloses that a bucket-type toilet is attached to a seat surface portion of a chair-type toilet body with a hinge attached under a hinge, and a hinge is placed above the toilet seat. There are open and closed seat pads attached at both sides, armrests are attached to both sides of the toilet seat, and when using the toilet, the seat pad is raised and overlapped with the backrest, this seat pad is used as a backrest, On the other hand, when used as a chair, it has a retractable toilet seat on a seat frame that can be stacked on the toilet seat by tilting the sitting pad, or on a seat frame that is supported by the leg so that the height can be adjusted. The seat frame is integrally provided with a backrest, the toilet seat has a detachable toilet, and both sides of the toilet seat have a pair of detachable handles that also serve as armrests. Simple chair type with open / closed seat pad The seat frame is attached to the leg so that the height can be adjusted, and the retractable toilet seat and the open / close seat pad are detachably attached so as to overlap each other on the back side of the seat frame. Has been disclosed.
[0006]
[Patent Document 1] Refer to Utility Model Registration No. 2543961
[Patent Document 2] Japanese Patent Application Laid-Open No. 2000-345611
[Patent Document 3] Japanese Patent Laid-Open No. 2001-276142
[Patent Document 4] Japanese Patent Laid-Open No. 2000-342488
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the case of a wheelchair for care provided with the function as the above-mentioned bathroom swivel chair, it is not foldable, so it is not preferable for use and storage in a bathroom or dressing room in a limited space, When cleaning the bathroom and dressing room, it was inconvenient, so it was necessary to move to another place each time. On the other hand, the chair-type toilet has the excellent feature that it can be used safely and cleanly by elderly people, people with weak legs and people with physical disabilities, and can be used comfortably as a chair. However, it does not have a function for a bathroom and, like the above-described wheelchair for nursing care, is not foldable and thus lacks convenience.
[0008]
The present invention has been made in view of the disadvantages of the conventional bathroom swivel chair and chair-type toilet, and is suitable not only for elderly people who need nursing care but also for physically handicapped persons. To provide a foldable nursing wheelchair that also functions as a bathroom chair and a simple toilet, and is also convenient for use in bathrooms and dressing rooms in narrow spaces and for storage, storage, carrying and carrying. It is intended.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
The foldable nursing care wheelchair according to the present invention is a wheelchair having a function as a bathroom chair and a simple toilet, and the gist thereof is a pair of left and right front handles in which a handle pipe and a front pipe are configured as a single pipe. A pipe and a pair of left and right rear pipes are crossed, and the cross part is pivotally mounted so as to be rotatable in the vertical direction. Further, a vertical bending type provided between the front handle pipe and the rear pipe is provided below the cross part. The front handle pipe and the rear pipe can be simultaneously rotated in the vertical direction by a link mechanism, and a seat plate with a toilet seat is provided above the cross portion of the front handle pipe. Is pivotally mounted so as to be pivotable in the vertical direction, and the front part is horizontally mounted on the rear pipe via a seating surface support arm and the pivoted part. It is supported by a fulcrum so that it can be pivoted in the vertical direction. The seat plate with the toilet seat is equipped with a detachable bucket-type toilet bowl receiver, and a pair of steps pivots forward, backward, left and right at the bottom of the front handle pipe. A caster rotation lock mechanism that can be attached to the tip of the front handle pipe, and the tip of the rear pipe or the step pipe connected to the rear pipe, and the caster and the wheel can be locked and released separately on one caster. A caster having two mechanisms, a wheel rotation lock mechanism, and a front wheel are attached to a caster on the front handle pipe side, and a rear wheel is attached to a rear pipe or a step pipe connected to the rear pipe. The chair body is configured, and the elbows on both sides of the seat with the toilet seat The chair body is moved in the front-rear direction by the action of the seat support arm of the seat plate with the link mechanism provided between the front handle pipe and the rear pipe and the seat plate with the toilet seat with the cross portion of the front handle pipe and the rear pipe as a fulcrum. It has a structure that can be folded.
[0010]
Further, a caster provided with two mechanisms of a caster rotation lock mechanism and a wheel rotation lock mechanism capable of locking and releasing the caster and the wheel separately on the one caster described above has a caster mounting cylinder at one end, A caster body composed of a U-shaped member having an axle through hole on one side is rotatably mounted on a caster mounting pipe with a caster mounting screw rod inserted through a bearing into the caster mounting cylinder. The caster rotation locking mechanism is pivotally attached to one end of the caster body so as to be pivotable in the vertical direction, and is always rotated in the counterclockwise direction by a spring hung between the caster body and the caster rotation lock mechanism. The lock lever and the key attached to the caster mounting pipe so that the tip of the lever is unevenly fitted. The caster rotation lock lever and the caster lock cylinder lock the caster, and the caster rotation lock lever and the caster lock cylinder are unlocked to release the lock. There is no mechanism to be released, and the wheel rotation lock mechanism is mounted on the other end of the caster body so as to be slidable in the radial direction and is always urged in the axle direction by a spring, and on the caster body. One end of the wheel lock plate is pivotably attached, and a rotation lock lever is provided to slide the wheel lock plate outwardly against the spring. By tilting the rotation lock lever downward, the wheel lock plate is The wheel is inserted between the ribs of the wheel by the action, and the rotation of the wheel is locked. By rotating the rotation lock lever upward, the wheel It is characterized in that the click plate is no a mechanism to lock disengaged from between the ribs of the wheel is released.
[0011]
In the present invention, the nursing wheelchair is foldable so that it is not only convenient for use and storage in a bathroom or dressing room in a narrow and limited space, but also easy to carry and carry. .
[0012]
The wheelchair has the functions of a bathroom chair and a simple toilet, not only to make it easier to move indoors, but also to make it possible to take a bath while sitting in a wheelchair and to move on a wheelchair. This is to make it possible to cope with leakage of urine or stool during bathing while sitting in a wheelchair or in the bathroom.
[0013]
In addition, as a front wheel caster and a rear wheel caster, two mechanisms, a caster rotation lock mechanism and a wheel rotation lock mechanism, are separately provided on one caster, because it is a narrow place or a passage in a bathroom or a dressing room, or straight. This is to make the use, movement, and rotation in passages and curves easier and to reduce the burden on the caregiver.
[0014]
The reason why the flip-up armrests are provided is to allow people to get on and off from the side. For example, the flip-up armrest may be formed of a detachable pipe having one end pivotally attached to the front handle pipe and pivotable in the vertical direction and the other end detachably attached to a seat plate with a toilet seat. For example, a protrusion is provided on the seat plate side with a toilet seat, and an L-shaped stopper pivotally attached to the pipe with the armrest pipe fitted to the protrusion is positioned directly below the protrusion. It is possible to use a system in which the lock is released by the rotation of the L-shaped stopper in the horizontal direction. Therefore, in the case of such a flip-up type armrest, the armrest pipe can be lifted up by detaching one end of the armrest pipe from the seat plate with toilet seat, so that it can also get on and off from the side.
[0015]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
FIG. 1 is a perspective view showing an embodiment of a care wheelchair according to the present invention, FIG. 2 is a side view of the care wheelchair, and FIG. 3 is a perspective view showing a back surface of a seat plate with a toilet seat of the care wheelchair. 4 is an enlarged cross-sectional view showing the caster rotation lock release state and the wheel rotation lock state of the caster rotation lock mechanism and the wheel rotation lock mechanism of the care wheelchair, and FIG. 5 is a part of the components of the wheel lock mechanism of the caster FIG. 6 is an enlarged cross-sectional view showing the caster rotation locked state and the wheel rotation unlock state of the caster. FIG. 7 is a perspective view showing a state where one of the lift-up armrests of the care wheelchair is lifted. 8 is a perspective view showing the nursing wheelchair in the middle of folding, FIG. 9 is a side view showing the nursing wheelchair folded, and 1 is a front handle. Type, 2 is a rear pipe, 3 is a step pipe, 4 is a seat plate with a toilet seat, 5 is a bucket toilet, 6 is a toilet bowl receiver, 7 is a front wheel caster, 7-1 is a front wheel, 8 is a rear wheel caster, and 8-1 is The rear wheel, 9 is a caster rotation lock mechanism, 10 is a wheel rotation lock mechanism, 11 is a flip-up armrest, and 12 is a step.
[0016]
That is, in the nursing wheelchair according to the present invention, the pair of left and right rear pipes 2 are crossed at a position lower than the substantially middle portion of the pair of left and right front handle pipes 1 in which the handle pipe and the front pipe are formed of a single pipe. The cross part is pivotally connected to the connecting pin 20 so as to be pivotable in the vertical direction. Further, a step pipe 3 is connected to the rear pipe 2 via a joint bracket 13, and the front handle pipe 1 and the joint bracket 13 are connected. The front handle pipe and the rear pipe can be simultaneously rotated in the vertical direction by a pair of right and left bending link mechanisms 16 provided between them. The bending type link mechanism 16 has the other ends of the two links 16-1 connected to each other by connection pins 16-2 pivoted to the front handle pipe 1 and the joint bracket 13, respectively. The structure is bent in the vertical direction. The pair of left and right front handle pipes 1 are connected to each other by a space holding bar 14 provided in the lower part thereof, and the rear pipe 2 is integrated by a connection pipe 26 (FIG. 3) through a joint bracket 15. Note that the rear pipe 2 and the step pipe 3 may be constituted by a single pipe, and the rear pipe 2 itself may be constituted by a single pipe without using the joint bracket 15 and the connecting pipe 26.
[0017]
The seat plate 4 with the toilet seat 4-1 constituting the seat surface is pivotally attached to the bracket 17 provided above the cross portion of the front handle pipe 1 so that the rear portions on both sides can be pivoted in the vertical direction by the shaft pins 21. It is supported by a seat surface support arm 18 provided between the front portion of the seat plate 4 with the toilet seat and the joint bracket 15 of the rear pipe 2 so as to be rotatable in the vertical direction. That is, one end of the seat support arm 18 protrudes from the lower surface of the seat plate 4 with the toilet seat, and the other end protrudes from the joint bracket 15 of the rear pipe 2 (FIG. 7). The seat plate 4 with the toilet seat is supported horizontally, and is attached to the rear shaft pin 21 so as to be pivotable in the vertical direction. The toilet seat 4-1 is detachably attached to the upper surface of the seat plate 4 with screws or the like. Also, the seating surface support mechanism is not limited to this, and any other mechanism such as a link mechanism may be used.
[0018]
As shown in FIG. 3, a toilet bowl receptacle 6 of a bucket-type toilet bowl 5 is attached to the lower surface of the seat plate 4 with a toilet seat by screws 6-1. That is, a hook (not shown) provided in the opening of the bucket-type toilet 5 is detachably engaged with the toilet bowl receiver 6 and is suspended from the lower surface of the seat plate 4 with the toilet seat. Needless to say, the means for attaching and detaching the bucket toilet 5 is not limited to the one shown here.
[0019]
A pair of detachable steps 12 are attached to the lower part of the front handle pipe 1 so as to be able to rotate back and forth and right and left. That is, this step 12 includes a connecting pin (not shown) protruding from the front of the bracket 12-1 attached to the front handle pipe 1 so as to be pivotable back and forth with a screw 12-2 as a fulcrum. Step 12 can be rotated back and forth with the screw 12-2 as a fulcrum via the bracket 12-1, and the bracket 12 can be removed. It is a mechanism that can be rotated left and right via a connecting pin (not shown) that is inserted into -1. Therefore, this step 12 can be removed from the bracket 12-1 as needed or from the front handle pipe 1 together with the bracket 12-1.
[0020]
The front wheel caster 7 attached to the front end of the front handle pipe 1 and the rear wheel caster 8 attached to the front end of the step pipe 3 each have a caster rotation lock mechanism and a wheel rotation capable of separately locking and releasing the caster and the wheel on one caster. It has two mechanisms, a lock mechanism. That is, the four casters attached to the tips of the front handle pipe 1 and the step pipe 3 are the same, and as shown in an enlarged view in FIG. 4, the caster body 31, the caster rotation lock lever 32, the wheels From rotation lock lever 33, caster lock cylinder 34, wheel lock plate 35, cylindrical nut 36, caster mounting screw rod 37, bearing 38, lock plate joint rod 39, springs 40 and 41, axle 42 and wheel rib 43 It is configured.
[0021]
That is, a caster main body 31 of a caster provided with two mechanisms of a caster rotation lock mechanism and a wheel rotation lock mechanism capable of separately locking and releasing the caster and wheels on one caster has a caster mounting cylinder portion 31-1 at one end. And a cylindrical portion for caster mounting, which is made of a U-shaped member having an axle 42 penetrated on one side thereof, and is fitted and fixed in advance to the front handle pipe 1 and the tip of the step pipe 3 in advance. A caster mounting screw rod 37 inserted into the bearing 31-1 via a bearing 38 is screwed to be rotatably mounted. As a means for fixing the cylindrical nut 36, a method is adopted in which an engagement protrusion 36-1 provided on the side surface of the nut is inserted into an engagement hole previously drilled in the front handle pipe 1 and the step pipe 3 side. Can be adopted. A caster lock cylinder 34 having a locking recess 34-1 on the outer periphery is fixedly fitted to the front end of the front handle pipe 1 and the step pipe 3. The caster lock cylinder 34 has an engagement protrusion 34-1 provided at the lower part of the inner peripheral surface of the cylinder, and is uneven in an engagement recess formed in advance on the front opening end of the front handle pipe 1 and the step pipe 3. A method of fitting can be adopted. The caster rotation lock lever 32 that is paired with the caster lock cylinder 34 is provided with a convex part 32-1 corresponding to the locking concave part 34-1 at the upper part thereof, and the caster main body 31 is vertically moved by the shaft pin 9-1. It is pivotally mounted in the direction of rotation, and is attached so as to be held at an angle biased in the counterclockwise direction by a tension spring 40 hung between the caster body 31.
[0022]
That is, the caster rotation lock mechanism 9 having the above-described configuration is configured to pull the caster rotation lock lever 32 held at an angle biased in the counterclockwise direction by the tension spring 40 hung between the caster body 31 and the tension spring 9. -3 is rotated in the direction of the hour hand, and the convex portion 32-1 is fitted into the locking concave portion 34-1 of the caster lock cylindrical body 34 to be rotationally locked (FIG. 6). By rotating the lock lever 32 outward and disengaging the tip convex portion 32-1 from the concave portion 34-1 of the caster lock cylinder 34, the rotation lock of the caster is released (FIG. 4). Yes.
[0023]
On the other hand, the wheel rotation lock mechanism 10 has a mechanism for locking and releasing the rotation of the wheel by using the rib 43 of the wheel and causing the wheel lock plate 35 to appear and retract between the ribs. As shown in FIG. 5, a single metal plate is bent so that a U-shaped portion 35-1 fitted into the U-shaped portion of the caster body 31 and the U-shaped portion are connected to the outside. A bent recess 35-2 formed by bending and a protrusion 35-3 formed at the tip of the bent recess and having a width shorter than the distance between the ribs 43 of the wheel, and a U-shaped portion 35-1. A long hole 35-4 through which the axle 42 can slide, and a long hole 35-5 through which the joint rod 39 of the lock plate provided continuously to the long hole can slide.
The wheel lock plate 35 is connected to the caster body 31 by a joint rod 39 that is loosely penetrated through a long hole (not shown) similar to the long hole 35-5 formed in the U-shaped portion of the caster body 31. The wheel lock plate 35 is mounted so as to be slidable in the radial direction, and is always urged in the axle direction by a leaf spring 41 mounted inside the caster body 31. The caster body 31 is vertically moved by a shaft pin 33-1. The rotary lock lever 33 pivotally mounted in the direction of rotation is attached so as to slide in the radial direction. That is, the lower end portion of the rotation lock lever 33 is fitted between the axle 42 and the joint rod 39, and the wheel lock plate 35 slides in the radial direction to lock and release by rotating the lock lever in the vertical direction. It is a mechanism in which operations are performed.
[0024]
That is, in the wheel rotation lock mechanism 10 configured as described above, when the rotation lock lever 33 is tilted in the direction of arrow a in FIG. 4, the wheel lock plate 35 is moved in the direction of the axle 42 by the action of the leaf spring 41, and the projection 35-3 is When the rotation of the wheel is locked by entering between the ribs 43 and the lock lever 33 is rotated in the direction of the arrow b in FIG. The joint rod 39 is pushed and moved outward, and the wheel lock plate 35 is brought into contact with the projection 35-3 and pushed outward by the rod, whereby the projection 35-3 is detached from between the ribs 43 of the wheel. At the same time as the lock is released, the joint rod 39 is fitted into the recess 33-1 provided at the tip of the lock lever 33 so that the vertical state of the lock lever 33 is maintained. Is that without a. Further, when the lock lever 33 is tilted in the direction of the arrow a from the state in which the wheel is unlocked, the joint rod 39 is detached from the recess 33-1 provided at the tip of the lock lever 33 as shown in FIG. As a result, the wheel lock plate 35 moves in the direction of the axle 42 by the action of the leaf spring 41, and the projection 35-3 enters between the ribs 43 of the wheel, and the rotation of the wheels 7-1 and 8-1 is locked. At this time, even if the protrusion 35-3 of the wheel lock plate 35 rides on the rib 43 of the wheel, the wheel lock plate 35 is always urged toward the axle 42 by the plate spring 41, so that the wheel slightly rotates. The movement instantaneously enters between the ribs 43 and the rotation of the wheels 7-1 and 8-1 is locked. Furthermore, since it is locked via the leaf spring 41, the lock is not inadvertently released and the safety is high.
[0025]
The flip-up armrest 11 has one end of the armrest pivotally attached to the front handle pipe 1 by a shaft pin 11-2 via a bracket 11-1 so as to be pivotable in the vertical direction, and attached to the other end. 3 is a joint projection 11-6 whose upper end is pivotally attached to a shaft pin 11-4 so that the lower end is pivotally attached to a side surface end portion of the seat plate 4 with a toilet seat. An L-shaped stopper 11-8 that is attached to be supported by a support pipe 11-7 that is detachably fitted to the support pipe 11 and that is pivotally attached to the lower portion of the support pipe 11-7 is connected to the joining protrusion 11. It is configured to be locked (prevented from being removed) by being positioned directly below -6, and to be unlocked and lifted by moving the L-shaped stopper 11-8 in a lateral direction.
[0026]
In the nursing wheelchair configured as described above, when the legs are in an open state, as shown in FIGS. 1 and 2, a pair of left and right vertical bending link mechanisms 16 provided between the front handle pipe 1 and the rear pipe 2 are provided. The seat plate 4 with the toilet seat, which is maintained in the open leg state and whose rear portion is pivotally attached to the front handle pipe 1 by the shaft pin 21, is supported horizontally by the seat support arm 18. On the lower surface of the seat plate 4 with the toilet seat, a bucket-shaped toilet 5 is suspended and suspended by a toilet bowl receiver 6.
[0027]
When getting in and out of the wheelchair with the legs open, the caster rotation lock mechanism 9 and / or the wheel rotation lock lever 32 and the lock lever 33 of the wheel rotation lock mechanism 10 are operated to prevent the wheelchair from moving carelessly. It is more convenient to keep it. Further, when the support pipe 11-7 of the spring-up type armrest 11 is detached from the joint projection 11-6 and the armrest 11 is lifted up, the armrest 11 can also get on and off from the side (FIG. 7). Furthermore, in the bathroom, if the wheel rotation is locked by the wheel rotation lock mechanism 10 of the caster, the wheelchair does not move back and forth or right and left, so that the burden on the caregiver is reduced. Moreover, even if a sudden defecation occurs while bathing in a wheelchair while in a wheelchair or in a bathroom, if a bucket-type toilet 5 is attached, such a sudden situation may occur. It can respond.
[0028]
Next, when the wheelchair is folded from the open leg state, as shown in FIGS. 8 and 9, the handle portion of the front handle pipe 1 and the front portion of the seat plate 4 with the toilet seat are grasped and the seat plate 4 with the toilet seat is held. Can be folded in the front-rear direction. That is, when the seat plate 4 with the toilet seat is rotated upward with the shaft pin 21 as a fulcrum, the bendable link mechanism 16 bends downward, and at the same time the front handle pipe 1 and the rear pipe 2 cross through the seat support arm 18. When the seat plate 4 with the toilet seat is further rotated upward with the connecting pin 20 of the front part as a fulcrum, the seat plate approaches the front handle pipe 1 side at the same time as the front wheel 7-1 and the rear wheel. 8-1 are close to each other, and as shown in FIG. 8, the seat plate 4 with the toilet seat is folded to a position where the seat back 4 of the front handle pipe 1 overlaps, and at the same time the lower part of the front handle pipe 1 and the rear pipe 2 are also seated. They are attracted and folded together by the action of the surface support arm 18. In conjunction with this folding operation, the flip-up armrest 11 is also folded at the same time. The step 12 is also folded by rotating upward with the screw 12-2 as a fulcrum. The care wheelchair folded in this way is compact as a whole as shown in FIG. 9 and can be self-supporting. In this state, the handle wheel of the front handle pipe 1 can be easily pushed and moved. You can pull.
[0029]
When using the wheelchair in a folded state with the legs open, the movement reverse to that when folding is performed, that is, the handle part of the front handle pipe 1 and the front part of the seat plate 4 with the toilet seat are grasped and opened in the front-rear direction. As a result, the front handle pipe 1 and the rear pipe 2 are opened and opened in the front-rear direction with the connecting pin 20 of the cross portion as a fulcrum, and the seat plate 4 with the toilet seat is also in a horizontal state by the action of the seat support arm 18 The opening leg is completed. Along with this leg opening operation, the bent link mechanism 16 becomes substantially horizontal, so that the leg opening state is maintained. At this time, the flip-up armrest 11 is also in a substantially horizontal state.
[0030]
【The invention's effect】
Since the present invention is configured as described above, the following effects can be obtained.
(1) In addition to functioning as a wheelchair, it has a function as a chair for a bathroom, so it is not only suitable for elderly people who need nursing care but also for people with physical disabilities. It is convenient for use in limited spaces such as bathrooms and dressing rooms, as well as for storage, storage, carrying and carrying.
▲ 2 ▼ Because it has a function as a simple toilet, even if you suddenly defecate while bathing in a wheelchair or while you are in a wheelchair in the bathroom, It can respond on the spot.
(3) By using a caster with two mechanisms, a caster rotation lock mechanism and a wheel rotation lock mechanism that can lock and release the caster and the wheel separately on one caster, the rotation of the caster and the wheel are locked separately. It can be released, used in narrow places such as bathrooms and dressing rooms, passages, corridors, straight passages and curves, moving and rotating more easily, and the burden on the caregiver can be reduced.
(4) Since the wheel rotation lock mechanism of the caster is locked by the action of a spring, the lock is surely performed, and the lock is not inadvertently released and is highly safe.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing an embodiment of a care wheelchair according to the present invention.
FIG. 2 is a side view of the care wheelchair.
FIG. 3 is a perspective view showing a back surface of a seat board with a toilet seat of the care wheelchair.
FIG. 4 is an enlarged sectional view showing a caster rotation lock release state and a wheel rotation lock state of a caster rotation lock mechanism and a caster equipped with a wheel rotation lock mechanism of the care wheelchair.
FIG. 5 is a perspective view showing a part of the components of the wheel lock mechanism of the caster.
FIG. 6 is an enlarged sectional view showing a caster rotation lock state and a wheel rotation lock release state of the caster.
FIG. 7 is a perspective view showing a state where one of the raising-type armrests of the nursing care wheelchair is raised.
FIG. 8 is a perspective view showing a state during folding of the nursing care wheelchair.
FIG. 9 is a side view showing a state in which the nursing care wheelchair is folded.
[Explanation of symbols]
1 Front handle pipe
2 Rear pipe
3 Step pipe
4 Seat plate with toilet seat
5 bucket-type toilet
6 Toilet bowl holder
7 Front wheel casters
7-1 Front wheel
8 Rear wheel casters
8-1 Rear wheel
9 Caster rotation lock mechanism
10 Wheel rotation lock mechanism
11 Lift-up armrest
12 steps

Claims

A pair of left and right front handle pipes and a pair of left and right rear pipes are crossed by a pair of left and right front handle pipes, in which the handle pipe and the front pipe are formed of a single pipe, and the cross section is pivotally mounted in a vertical direction. The front handle pipe and the rear pipe can be simultaneously rotated in the vertical direction by a vertical bending link mechanism provided between the front handle pipe and the rear pipe below, and the cross portion of the front handle pipe A seat plate with a toilet seat is provided on the upper side, and the seat plate with the toilet seat is pivotally attached so that the rear portion thereof is pivotable in the vertical direction, and the front portion is horizontally and pivotally attached to the rear pipe via a seat support arm. And a urinal support for a detachable bucket-type toilet bowl on the lower surface of the seat plate with the toilet seat. A pair of steps are attached to the lower part of the handle pipe so as to be able to rotate back and forth and to the left and right. Further, the front handle pipe and the tip of the rear pipe or the step pipe connected to the rear pipe are connected to one caster. A caster having two mechanisms, a caster rotation lock mechanism and a wheel rotation lock mechanism that can lock and release the caster and the wheel separately, is attached, and the front wheel is attached to the rear pipe or the rear pipe on the caster on the front handle pipe side. A rear wheel is attached to each side of the step pipe to be connected to form a chair body. Further, the seat plate with the toilet seat has a lift armrest on both sides, and the front handle pipe and the rear pipe cross section is a fulcrum. The front handle pipe and rear Wheelchair collapsible care, characterized in that without a structure in which the chair main body is folded in the longitudinal direction by the action of the seat surface support arms of the link mechanism and the toilet seat with seat plate provided between the flop.

A caster having two mechanisms of a caster rotation lock mechanism and a wheel rotation lock mechanism that can lock and release the caster and the wheel separately on the one caster has a caster mounting cylinder at one end, A caster body composed of a U-shaped member having an axle through hole is pivotally attached to a caster attachment pipe with a caster attachment screw rod inserted through a bearing into the caster attachment cylinder. The caster rotation lock mechanism is pivotally attached to one end of the caster body so as to be pivotable in the vertical direction, and is always energized in a counterclockwise direction by a spring hung between the caster body and the caster rotation lock lever. And a caster mounted on the caster mounting pipe so that the tip end of the lever fits in a concave-convex manner The caster rotation lock lever and the caster lock cylinder, the caster is locked, and the caster rotation lock lever and the caster lock cylinder are unlocked to release the lock. There is no mechanism to be released, and the wheel rotation lock mechanism is mounted on the other end of the caster body so as to be slidable in the radial direction and is always urged in the axle direction by a spring, and on the caster body. One end of the wheel lock plate is pivotably attached, and a rotation lock lever is provided to slide the wheel lock plate outwardly against the spring. By tilting the rotation lock lever downward, the wheel lock plate is The wheel lock plate is fitted by the action between the ribs of the wheel and the rotation of the wheel is locked, and the rotation lock lever is rotated upward. Wheelchair folding care according to claim 1, characterized in that without a mechanism which is unlocked disengaged from between the ribs of the wheel.