JP2005034241A - 医療機器 - Google Patents

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JP2005034241A JP2003198049A JP2003198049A JP2005034241A JP 2005034241 A JP2005034241 A JP 2005034241A JP 2003198049 A JP2003198049 A JP 2003198049A JP 2003198049 A JP2003198049 A JP 2003198049A JP 2005034241 A JP2005034241 A JP 2005034241A
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剛明 中村
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Abstract

【課題】手術を行う術者等に効率良くマイナスイオンを与えることが可能な医療機器を提供する。
【解決手段】内視鏡光源装置1の筐体本体5内に配置された光源ランプ3等を空冷するファン22による送風の通路付近に、マイナスイオン発生装置4で発生したマイナスイオンを排出する排出口31を配置することにより、空冷のための送風を利用して効率良く発生したマイナスイオンを筐体外部の手術室側に放出できようにした。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、マイナスイオン発生装置を備えた医療機器に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、空気に電子を付与してマイナスイオン(主にO )を発生するマイナスイオン発生装置が一般家庭にも普及してきている。例えば、特許文献1の特開平8−145545号公報には冷蔵庫にマイナスイオン発生装置を設けたものが開示されている。
【0003】
マイナスイオンの生体に与える働きについては以下のような作用があると考えられている。
【0004】
生体、特に人体においては、血液中にプラスイオンが多くなると血液が酸性化し、細胞の新陳代謝が低下することになるため、細胞内の老廃物や炭酸ガスが排出されにくくなる。この結果、自律神経や内分泌の働きが弱まり、ストレスがたまり、いらいらしたり、情緒不安定になる等、肉体的及び精神的な機能が低下する。
【0005】
一方、マイナスイオンが多くなると血液は弱アルカリ性になり新陳代謝が活発になる。
【0006】
また、マイナスイオンは人体に有害な活性酸素を中和し、細胞の活性化を促進させたり、精神を安定化させる等の疲労回復機能を向上させる。
【0007】
また気体分子に電子を付与したマイナスイオンは、菌の増殖を抑制する機能があるので、手術部位の回復を早めることができるという効果もある。
【0008】
さらにマイナスイオンを手術室のように手術終了後、床を水洗いするために湿度の高い所に放出すると、浮遊カビ菌を不活性化し、繁殖を抑制できる。
【0009】
一方、従来の手術室は多くの医療機器、例えば、特許文献2の特開平6−230293号公報に開示されている光源装置等が配置され、長時間の手術が行われる。
【0010】
【特許文献1】
特開平8−145545号公報
【0011】
【特許文献2】
特開平6−230293号公報
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
従来例では、医療機器から発生するプラスイオンが手術室に充満する可能性がある。プラスイオンは細胞を老化する作用があるといわれるので、低減することが望ましい。
【0013】
しかし、従来例ではプラスイオンを低減したり、マイナスイオンの発生を促進できなかった。
【0014】
また、従来例では手術室で実際に手術が行われる場合に効率良くマイナスイオンを発生させることが困難であった。
【0015】
(発明の目的)
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、手術を行う術者等に効率良くマイナスイオンを与えることが可能な医療機器を提供することを目的とする。
【0016】
また、手術室等に占める医療機器の配置空間をあまり増やすことなく、術者等に効率良くマイナスイオンを与えることが可能な医療機器を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
手術で使用するための所定機能を実行可能な機能手段を有する医療機器において、
前記医療機器の外部に連通する通風部に向けてマイナスイオンを放出するマイナスイオン放出手段を備えたことにより、手術を行う術者等に手術に使用する医療機器により効率良くマイナスイオンを与えることができるようにして、術者等が手術により疲労してもそれを回復させ易い好ましい環境条件を実現できるようにしている。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0019】
(第1の実施の形態)
図1ないし図3は本発明の第1の実施の形態に係り、図1はマイナスイオン発生機能を備えた第1の実施の形態の内視鏡光源装置の分解斜視図、図2は天井板部を外した内視鏡光源装置の平面図、図3は図1のマイナスイオン発生装置の回路図を示す。本実施の形態は基本的には、通常の内視鏡光源装置にマイナスイオン発生装置を設けた構成にしたものである。
【0020】
図1及び図2に示すように、本発明の医療装置の第1の実施の形態の内視鏡光源装置1は、内視鏡下で手術を行う場合に内視鏡に照明光を供給する機能を備えたものであり、その筐体2内に照明光を発生する機能を持つ光源ランプ3等と共に、マイナスイオンを発生するマイナスイオン発生装置4を内蔵している。
【0021】
この筐体2は、底板部とこの底板部の両端を折り曲げて形成した正面板部5a及び裏面板部5bとを有する略コ字(U字)形状の筐体本体5と、この筐体本体5の開口する上面及び両側面を覆う略コ字形状の天井板部6とを有する。
【0022】
この天井板部6の一方、例えば向かって左側の側面板部6aにはランプ交換を行うための開口部7が形成され、この開口部7は、ねじで取り外し可能に固定されるランプ交換扉8により閉塞される。
【0023】
筐体2内におけるランプ交換扉8の内側となる筐体2の前後方向の中央付近には、略コ字形状のランプハウス10が底板部に取り付けられ、このランプハウス10には光源ランプ3が取り付けられたランプホルダ9が開口部7側にスライド自在に装着されている。
【0024】
このランプハウス10の前面中央部付近には開口が設けてあり、ランプホルダ9を所定の装着位置に設定した状態では、この開口にランプホルダ9に反射鏡11とともに取付けられた光源ランプ3が露呈し、この光源ランプ3を発光させることにより反射鏡11で集光されて前方に出射できるようにしている。
【0025】
図2に示すようにこの光源ランプ3の前方の照明光路上には絞り12が配置され、さらにその前方側で、筐体本体5の正面板部5aの例えば中央付近には内視鏡のライトガイドコネクタ13が着脱自在で接続されるライトガイドコネクタ接続部14が設けられており、光源ランプ3からライトガイドコネクタ13の端面に絞り12を経た照明光を供給できるようにしている。
【0026】
また、筐体本体5の正面板部5aにおけるライトガイドコネクタ接続部14に隣接する例えば左右の位置には、電源スイッチ15と絞り調整摘み16とが設けてあり、絞り調整摘み16を回動操作することにより絞り12の開口量を調整できるようにしている。
【0027】
図1に示すようにランプハウス10の開口する上面には蓋板18をネジで取付けることにより、ランプハウス10の上面を閉塞することができる。この蓋板18は、ランプハウス10の上面の開口部分を閉塞し、更にランプハウス10の前面より前方側にまで延出された延出部19が形成され、光源ランプ3の点灯により、その輻射熱等で天井板部6が加熱されてしまうのを遮蔽する遮蔽板の機能をもつ。
【0028】
光源ランプ3には、ランプハウス10の後部に配置されたトランス21を介して所定の電圧に変換されて駆動電源が供給されることにより、点灯する。
【0029】
また、ランプハウス10における両側方に開口する一方の開口(向かって右側の開口)に対向して光源ランプ3で発生した熱を空冷するために空気を吹き付ける放熱用(空冷用)の第1のファン22が底板部に固定されている。
【0030】
更にこの第1のファン22に略隣接して空冷用の第2のファン23が取付けられている。第1のファン22は、ランプハウス10の一方の側方の開口10aから他方の側方の開口側に向けて矢印aで示すように、側方向けて送風し、光源ランプ3で発熱した反射鏡11の裏面側などを冷却する。
【0031】
この他方の開口側にはランプホルダ9の側方部9aが対向し、送風された空気はこの側板部9aに形成した通気口24を経て更にその外側に対向するランプ交換扉8に設けた通気口(排気口)25を経て筐体2の外部に排出される。通気口24、25は、例えば水平方向に延びるスリット状開口で形成されている。
【0032】
また、筐体本体5における第1のファン22の前側に隣接して配置された第2のファン23は、ランプハウス10の前面と、正面板部5a内面との間の空間を矢印bで示すように、一方の側方から他方の側方に送風して光源ランプ3の輻射熱等で発熱した反射鏡11の前面凹部部分、正面板部5aが光源ランプ3の輻射熱で加熱されるのを防止する遮蔽板26等を冷却する。なお、この遮蔽板26は、ランプハウス10の前面と、正面板部5aとの間に配置され、正面板部5aが光源ランプ3の輻射熱で加熱されるのを防止する。
【0033】
第2のファン23と対向する他方の側部側には、蓋板18の延出部19に形成した側板部27が対向し、送風された空気はこの側板部27に形成した通気口28を経てその外側に対向する側面板部6aに設けた通気口(排気口)29を経て筐体2の外部に排出される。
【0034】
尚、第1及び第2のファイン22、23の外側に対向する一方の側面板部6aにも通気口30が設けてあり、この通気口30を経て流入した空気が冷却に利用される。なお、図1では第2のファン23に対向する側面部分の通気口30が図示してあるが、第1のファン22に対向する側面部分にも設けてある。
【0035】
本実施の形態では更に、ランプハウス10の後方のトランス21に隣接するその左方にはマイナスイオンを発生するマイナスイオン発生装置4が設けられ、例えばその筐体の前面に設けたイオン排出口31から排出されるマイナスイオンを、通気口29を経て外部に送出できるようにしている。つまり、第1のファン22により、空冷のための送風を行い、外部に連通する通風部付近に或いは通風部に向けてマイナスイオンを発生するマイナスイオン発生装置4を設けている。
【0036】
このようにマイナスイオン発生装置4が設けられているので、第1のファン22がランプハウス10の一方の側方の開口10aから他方の側方の開口側に向けて矢印aで示すように側方に送風して光源ランプ3で発熱した反射鏡11の裏面側およびトランス21を冷却するとともに上記マイナスイオン発生装置4の排出口31から排出されるマイナスイオンを通気口26,29を通して、外部の手術室内に送風することができるようにしている。
【0037】
また、本実施の形態では空冷に用いるファン22、23による送風を利用して、マイナスイオン発生装置4で発生したマイナスイオンを内視鏡光源装置1の筐体2の外部に排出するのにも利用している。
【0038】
このため、マイナスイオン発生装置4のみを設けた場合には、発生したマイナスイオンをマイナスイオン発生装置4以外の部位に送風する等するファンが必要になるが、本実施の形態では不必要となり、低コスト化できると共に、その占有スペースを小さくすることもできる。
【0039】
そして、このマイナスイオン発生装置4により発生したマイナスイオンを医療装置としての内視鏡光源装置1の外部の手術室に排出することにより、手術を行う術者および看護師等が呼吸する空気中にマイナスイオンを供給でき、術者および看護師等が長時間の手術等によりストレスがたまっても、それを速やかに解消ないしは軽減でき、また浮遊カビ菌の繁殖等を抑制することもできる。
【0040】
図3は、マイナスイオン発生装置4の構成例を示す。
【0041】
商用電源による(或いはさらにトランス21を経た)交流電源33の一端は抵抗R1及び整流用のダイオードD1を介して、昇圧トランス34の1次コイル35及びこれに直列のサイリスタ36と、コンデンサ37との並列回路(の一端)に接続される。この並列回路の他端はダイオードD2を介して交流電源33の他端に接続され、サイリスタ36がONにされた場合には1次コイル35とコンデンサ37とによりLC共振回路が形成されるようにしている。
【0042】
また、昇圧トランス34における磁性体をコアとして1次コイル35と共に、1次コイル35よりも例えば数十倍の巻線比で巻回して形成された2次コイル38の一端は整流用のダイオードD3を介して正極電極39aに接続され、他端は陰極用電極39bに接続されている。
【0043】
そして、1次コイル35に交流電流を流して2次コイル38に誘起された高電圧により、以下のように広い面積にした陰極用電極39bにより、両電極39a、39b間における空気中の例えば酸素分子をマイナスイオン化できるようにしている。
【0044】
陰極用電極39bはその表面積が大きい例えば櫛を束ねた形状や凹凸部を多数形成した形状等にされ、これに対して正極用電極39aは例えば小さい表面積、例えば針形状に形成され、両電極39a、39bが接近して対向するように配置されている。
【0045】
また、正極用電極39aは、その端部が例えば適度の半径を有するガラス殻40内に密閉して配置されている。なお、ガラス殻40の内部は真空化されてガラス殻40の表面は正極用電極39aと電気的に高い絶縁状態に保持され、ガラス殻40の外部の空気はプラスイオン化されないように設定されている。
【0046】
また、抵抗R1とダイオードD1との接続点はコンデンサ37と並列に抵抗R2が接続され、交流をサイリスタ36のゲート側に供給できるようにして、一旦オンになったサイリスタ36をオフにすることができるようにしている。
【0047】
また、サイリスタ36のゲート側には抵抗R3〜R5,コンデンサC2等が接続され、コンデンサC2の電荷の充放電を制御して、サイリスタ36のゲートをオンにさせると共に、負の電圧を印加してオンになったサイリスタ36をオフにさせることもできるようにして、1次コイル35に交流電流を流すことができるようにしていいる。
【0048】
そして、サイリスタ36をオン/オフさせることにより、昇圧トランス34における1次コイル35にLC共振回路による高周波電流を流し、2次コイル38に数千ボルトの高電圧を誘起させ、この高電圧を整流して直流(脈流)にして正極用電極39aと陰極用電極39bとに正極用電極39aが正の電圧となるようにして印加する。なお、ダイオードD3による整流出力をさらにコンデンサで平滑化するようにしても良い。
【0049】
直流の高電圧が両電極39a、39b、特に広い面積の陰極用電極39bに印加されることにより、両電極39a、39b間の空気(例えば酸素分子)をコロナ放電させることなく効率良くマイナスイオン化し、マイナスイオンを効率良く発生できるようにしている。
【0050】
この場合、正極用電極39aに近い空気はプラスイオン化されることになるが、正極用電極39aの付近はガラス殻40で覆われており、その内部の真空に近い状態の空気の一部がプラスイオン化されても、その空気は閉じこめられているので、外部には放出されないので悪影響を及ぼさない。
【0051】
またガラス殻40の外部ではガラス殻40内の真空化により、正極用電極39aと十分に絶縁され、正極用電極39a近傍の電界強度に比べて低くなるように抑えられるので、イオン化する機能が不十分となり、ガラス殻40の外部の空気は殆どプラスイオン化がされないか、されても僅かなものになる。
【0052】
これに対して、陰極用電極39bは正極用電極39aに対向する部分が直接空気中に広い面積で露呈しているので陰極用電極39bに蓄積されたマイナスイオンにより、空気が効率良くマイナスイオン化されるようになる。
【0053】
なお、図3では、正極用電極39aを例えば1本の線状にした状態で示しているが、これに限定されるものでなく、複数本にしたものでも良い。
【0054】
例えば陰極用電極39bとより広く対向するように針を格子状に対向配置し、各針の先端を例えば図3と同様にガラス殻40で覆う等しても良い。
【0055】
また、本実施の形態では正極用電極39aにおける陰極用電極39bに対向する部分をガラス殻40で覆うようにするなどして、正極用電極39a付近で仮にプラスイオンを発生させてもそのプラスイオンの排出を密閉により拘束できるので正極用電極39aの表面積を広くすることもできる。
【0056】
なお、このマイナスイオン発生装置4は、例えば電源スイッチ15のオン/オフに連動してオン/オフする図示しないスイッチが設けてある。
【0057】
次に本実施の形態の作用を説明する。
【0058】
手術室において、内視鏡を用いて内視鏡観察下の手術を行う場合、内視鏡に照明光を供給する機能を備えた内視鏡光源装置1が用いられる。
【0059】
通常、内視鏡は、手術中は連続して使用され、そのために内視鏡光源装置1も連続して使用される。
【0060】
本実施の形態では、通常の照明光を供給する機能の光源手段の他にマイナスイオンを効率良く発生するマイナスイオン発生手段を備えているので、内視鏡光源装置1の筐体2からその外部の手術室に対して、発生したマイナスイオンを通常の空気と共に送風して供給するようになる。
【0061】
従って、手術室における術者及び看護師等のスタッフや、手術されている患者に対して、通常の状態よりもマイナスイオンが多く供給する。
【0062】
マイナスイオンが多く供給されることにより、術者及び看護師等のスタッフや、手術されている患者のストレスを解消ないしは軽減できる。特に、スタッフは長時間の手術にも、疲労感が軽減されるため、よりスムーズな手術を行い易くなる。
【0063】
また、本実施の形態では手術のために内視鏡光源装置1の電源を投入して照明光を供給できる状態に設定すると、これに連動してマイナスイオンの発生動作も行われるようになる。つまり、手術のために内視鏡光源装置1の使用時には、マイナスイオンの発生動作も連動するので、マイナスイオン発生装置4が独立している場合における手術に合わせてスイッチのオン/オフ操作を行わなくても良く、操作性を向上できる。
【0064】
なお、マイナスイオン発生装置4を両電極39a、39bの間の部分を、例えば図2の送風する通路に沿って配置するようにし、例えばファン22により送風された空気をマイナスイオン化した場合、そのマイナスイオンを送風する通路により移動させ、新しい空気が両電極39a、39b間に供給されるような構造にしても良い。
【0065】
また、マイナスイオン発生装置4の回路は図3に示した構成に限るものではなく他の電気回路を採用しても良い。
【0066】
例えば、直流の低電圧から高電圧に変換するDC−DCコンバータを採用し、その出力端に例えば図3のような電極39a、39b等を採用しても良い。
【0067】
また、電気回路を採用するものに限定されるものでなく、例えば水流を使用したものであっても良い。
【0068】
(第2の実施の形態)
次に本発明の第2の実施の形態を図4ないし図6を参照して説明する。図4は高周波電気メス装置の全体構成を示す斜視図、図5は電気メス装置本体の天井蓋部を取り外して内部構造を示した斜視図、図6は放熱手段が設けられた出力トランスを示す斜視図である。本実施の形態は、基本的には高周波電気メスによる処置を行う装置にマイナスイオン発生装置を設けたものである。
【0069】
本実施の形態の高周波を通電して切開等の処置を行う高周波電気メス装置41は、電源及び制御回路を内蔵した電気メス装置本体42と、この電気メス装置本体42に着脱自在に接続して使用される例えば脳外科等の微細な手術で使用される処置用電極としてのバイポーラピンセット43Aと、一般外科手術で使用されるスイッチ付き電極43Bと、内視鏡下手術で使用されるフック電極43Cと、患者に装着(接触)させて帰還電流を受ける対極板44と、高周波電流出力のオン/オフを行うフットスイッチ45とを備えて構成される。
【0070】
また、図5に示すように電気メス装置本体42には例えば第1の実施の形態で説明したマイナスイオン発生装置4が内蔵されている。
【0071】
なお、処置用電極43A、43B、43Cは、用途に応じて使い分けられ、通常は選択されたものに対して出力端子から出力される。
【0072】
電気メス装置本体42の筐体46は略コ字形状にされてフロントパネル47aが設けられた筐体本体47と、この筐体本体47の開口する上面及び両側面を覆うように取り付けられる略コ字形状の天井蓋部48とからなる。
【0073】
また、図4に示すように天井蓋部48の一方の側面には通気口49が設けてあり、また他方の側面におけるマイナスイオン発生装置4に対向する部分にも通気口49が設けてある。
【0074】
図5は図4の天井蓋部48を取り外して電気メス装置本体42の内部構造を示し、本実施の形態では高電圧信号と低電圧信号との間の絶縁を確保している。
【0075】
電気メス装置本体42の後ろ側で左右方向の略中央位置にパワーアンプ51が配置され、その前方には回路素子等が搭載されたメイン回路基板52が、筐体本体47の底面に平行に配置され、さらにその前方のフロントパネル47aには複数の出力端子53(図5では簡略化して2個示している)が配設されて構成されている。
【0076】
メイン回路基板52にはそれぞれ所定の機能を持つ複数の機能回路基板、具体的には、処置に適した波形の信号を発生する機能を持つ波形発生回路基板54A、波形発生回路基板と電気的に絶縁され、患者回路を構成する患者回路基板54B、制御機能を持つ制御回路基板54Cが、(図示しないコネクタ部で)立設するようにして接続されている。
【0077】
また、パワーアンプ51の出力は、このパワーアンプ51の筐体上面に取り付けた(1次側と2次側とを絶縁した)出力トランス55を介して高電圧の電気メス信号として患者回路54Bに送られるが、この場合高電圧信号ライン56を筐体本体47の上部寄りを通すように配置されている。
【0078】
一方、制御信号などが伝送される低電圧信号ラインを含む回路は患者回路54Bの下部側を含めて、筐体本体47の下側部分にまとめて配置した構成にして高電圧信号を扱う部分と低電圧信号を扱う部分とを離間してより確実に絶縁を行うようにしている。
【0079】
電気メスによる処置を高出力で長時間行うと、出力トランス55に大きな負担がかかり発熱を起こすが、これが過度になると絶縁の劣化や寿命が低下してしまう。
【0080】
また、出力トランス55の種類によっては発熱がその特性を変化させてしまう場合もあり、発熱によって出力値の変化が発生する恐れがある。近年では、装置の小型化が要求され、内部の回路をコンパクトに構成すると、熱が装置内部にこもってしまう傾向にある。
【0081】
このため、出力トランスの放熱機能が不十分になり、出力トランスの寿命を低下させる恐れがある。そこで、本実施の形態では、コンパクトな構成で充分に出力トランス55の放熱を向上することを可能とする放熱手段を設けている。
【0082】
図6に示すように出力トランス55は、出力トランス本体57の両側部に放熱器58を装着した構成にしている。この構成によれば、出力トランス55のトランス本体57で発生する熱を放熱器58によって効率良く放熱して温度が上昇しないようにすることが出来る。
【0083】
また図5に示すように、出力トランス55が装置されているパワーアンプ51に隣接する筐体47における一方の側方側にファン59が配置され、またこのパワーアンプ51に隣接する他方の側方側にマイナスイオン発生装置4が設けられている。つまり、パワーアンプ51を挟むようにその両側にファン59及びマイナスイオン発生装置4が配置されている。
【0084】
上記マイナスイオン発生装置4の上部にはイオン排出口31が設けられ、上記ファン59により電気メス装置本体42の他方の側壁に設けられている通気口49(図4は隠れた側面側で直接には見えない)を通して手術室内に送風することができるようにしている。
【0085】
出力トランス55、マイナスイオン発生装置4およびファン59は筐体47における横方向に略直線的に配置されており、ファン59の送風は出力トランス55を冷却するとともに、マイナスイオン発生装置4により発生されたマイナスイオンも送風される空気と共に、通気口49を介してその外側の手術室に送風することができる。
【0086】
したがってマイナスイオンは術者および看護師等に供給されるのでストレスか解消され、また浮遊カビ菌の繁殖を抑制することができる。
【0087】
本実施の形態の高周波電気メス装置41においても、第1の実施の形態の内視鏡光源装置1の場合とほぼ同様に、手術中頻繁に使用される物で、電気メスに高周波電流を供給し間欠的であるが長時間駆動されることになる。
【0088】
従って、この高周波電気メス装置41にマイナスイオン発生装置4を設けているので、間欠的かつ長時間マイナスイオンを排出することになり術者および看護師等に対して、ストレスを解消し長時間の手術をよりスムーズに行うことができる環境を提供できる。
【0089】
(第3の実施の形態)
次に本発明の第3の実施の形態を図7及び図8を参照して説明する。図7は腹腔鏡外科手術に用いられる送気装置をその使用例で示す説明図、図9は送気装置の内部構成を示す。本実施の形態は腹腔等の生体の腔内に気体を供給するために送気する装置にマイナスイオン発生装置を設けたものである。
【0090】
図8に示すように腹腔鏡外科手術を行う場合には、観察用の光学視管(腹腔内視鏡或いは腹腔鏡ともいう)61を腹腔内に導くために、患者62の腹部62aに刺入されるトラカール63により光学視管61はガイドされて挿入される。また、処置具を腹腔内の処置部に導くためにもさらに別のトラカールが採用される(図示略)。
【0091】
また、光学視管61により腹腔内を観察し易くしたり、処置具による処置をし易くするために腹腔内は本実施の形態の送気装置60を構成する気腹装置64により送気により気腹される。
【0092】
この気腹装置64は配管ホース65を介して炭酸ガス供給源であるガスボンベ66と低圧ガス供給配管67とに接続される。
【0093】
さらに、気腹装置64は送気チューブ68を介して光学視管61が嵌入されたトラカール63側に接続され、送気チューブ68の途中には分岐管69が設けられている。
【0094】
この分岐管69はマイナスイオン発生装置4で発生したマイナスイオンの排出口に接続されたマイナスイオン送気チューブ70と接続されている。このマイナスイオン送気チューブ70の途中にはポンプ71が介挿されており、このポンプ71によってマイナスイオン発生装置4で発生したマイナスイオンを強制的にマイナスイオン送気チューブ71及び分岐管69を介して送気チューブ68に送気できるようにしている。
【0095】
また、分被管69にはガスボンベ66からのガスがマイナスイオン送気チューブ70側に入り込まないように逆止弁(図示省略)が設けられている。
【0096】
さらにマイナスイオン発生装置4で発生したマイナスイオンを滅菌するためポンプ71またはマイナスイオン送気チューブ70にフィルタ(図示省略)を設けることもできる。
【0097】
このような構成においてトラカール63は患者62の腹部62aに刺入され、トラカール63を介して気腹装置64側から送気チューブ68を介して供給されるガスが腹腔内に注入されるとともにマイナスイオン発生装置4で発生されたマイナスイオンがマイナスイオン送気チューブ70および送気チューブ68を介して腹腔内に注入される。
【0098】
図8に示すようにガスボンベ66は、配管ホース65を介して気腹装置64に接続されており、ガス供給口金73から気腹装置64内部に上記ガスボンベ66より供給されたガスが供給される。尚、図8においてはガスボンベ66のみを図示しているが、低圧ガス供給配管67からもガスを供給可能であることは勿論である。
【0099】
気腹装置64内における送気管路74には、上記ガス供給口金73側(上流側)から順にガス供給圧センサ75、1次減圧器76、2次減圧器としての電空比例弁77、マニホールド78が配設されている。
【0100】
このマニホールド78内には、電磁弁80、管路圧センサ81、82、流量センサ83が配設され、続く送気口金84、送気チューブ68を介して患者62の腹腔内にガスを供給可能となっている。また、送気管路74における離間した22つの位置での流量を検出する流量センサ83の間の送気管路74に連通するように電磁弁85が配設されている。また、気腹装置64の前面には表示装置86が設けてある。
【0101】
尚、上記ガス供給圧センサ75、電空比例弁77、電磁弁80、管路圧センサ81、82、流量センサ83、電磁弁85、表示装置86は制御部87と電気的に接続されている。この表示装置86は、各種の入力を行うスイッチ部と表示部とを備えており、表示部においては送気流量、腹腔圧等を表示できるようにしている。
【0102】
上記ガス供給センサ75はガスボンベ66等から供給される送気ガスの圧力を計測して送気ガス残量を術者に認知されるものである。ここで、このガス供給圧センサ75の測定レンジは、例えば0〜10MPaである。
【0103】
また、1次減圧器76は、ガスボンベ66から供給されるガスの圧力を二段階で減圧するものである。即ち、詳細には、例えば第1段目減圧機構で1MPaに減圧し、第2段目減圧機構で0.4MPaに減圧する。
【0104】
上記電空比例弁77は、制御部87からの制御信号によってその弁開度が制御され、一時減圧器76で0.4MPaまで減圧されたガスの圧力を0〜24Vの制御電圧で0〜100mmHgの範囲に減圧して送気流量を0〜50L/minの範囲に調節する。
【0105】
上記マニホールド78内の電磁弁80は制御部87に電気的に接続されており、その開閉動作は制御部87により制御される。上記制御部87は上記供給圧センサ75により計測された供給圧、上記流力センサ83により計測された瞬間流量、上記管路圧センサ81、82により計測された送気圧に関する測定値と設定値との比較結果に基づいて各部の動作を制御している。
【0106】
送気口金84から減圧されたガスが送気チューブ68に送り出されるので、マイナスイオン発生装置4からのマイナスイオンの圧力が低くても送気チューブ68に送気される。従ってポンプ71の送気圧は比較的低くても実施できる。
【0107】
尚、上記実施の形態では医療機器内の構成部品を冷却するためのファンでマイナスイオンを医療機器から排出するようになっているので手術室の室温が高いとマイナスイオンは温風となり不快感が先に立ちストレスが高まる虞があるので室温に応じ冷房/暖房装置を適宜利用しマイナスイオンの温度を適温にすることが必要となる。
【0108】
マイナスイオン発生装置4で送出されたマイナスイオンを上記処置具で処置した患部に照射することにより、菌の増殖を抑制し手術部位の回復を早められるという効果を有する。
【0109】
なお、本実施の形態において、腹腔内を十分に気腹した後には、マイナスイオン発生装置4で発生したマイナスイオンを周囲の外気(手術室)側に排出するようにしても良い。
【0110】
例えば、ポンプ71と分岐管69との間に管路を切り替える手段を設け、腹腔内を十分に気腹した後には、この手段により分岐管69とは遮断しかつ外部と連通する状態にしてさらにポンプ71を逆回転して分岐管69側に送気する状態からこれと逆のナイナスイオン発生装置4側に送気し、マイナスイオン発生装置4に設けたイオン排出口と反対側に設けた通気口を経て外部に排出させるようにしても良い。
【0111】
このようにすると、他の実施の形態と同様の効果も有することになる。
【0112】
[付記]
以上詳述したような本発明の前記実施の形態によれば、以下の如き構成を有するといえる。
【0113】
1.手術室で使用する医療機器にマイナスイオン発生装置を設けたことを特徴とするマイナスイオン発生装置付医療機器。
【0114】
2.筐体内部に光源ランプを収納し、内視鏡のライトガイドに前記光源ランプによる照明光を供給する内視鏡光源装置において、
前記内視鏡光源装置内にマイナスイオン発生装置を設けたことを特徴とするマイナスイオン発生装置付内視鏡光源装置。
【0115】
3.前記マイナスイオン発生装置から発生するマイナスイオンを、前記内視鏡光源装置内を冷却するファンで排出するようにしたことを特徴とする付記項2に記載のマイナスイオン発生装置付内視鏡光源装置。
【0116】
4.複数のファンを設け、これら複数のファンの内、前記マイナスイオンを排出するファンは、前記筐体内部の冷却を兼ねていることを特徴とする付記項2に記載のマイナスイオン発生装置付内視鏡光源装置。
【0117】
5.筐体内部にエネルギー処置具を制御/駆動する装置が収納されたエネルギー処置具駆動装置において、
前記筐体内部にマイナスイオン発生装置を設けたことを特徴とするマイナスイオン発生装置付エネルギー処置具駆動装置。
【0118】
6.腹腔等の生体の腔内に気体を供給するための送気装置と、
前記送気装置で減圧したガスを体腔内に送気するガス送気手段と、
マイナスイオンを発生させるマイナスイオン発生装置と、
前記マイナスイオン発生装置で発生したマイナスイオンを前記送気手段を介して体腔内に送気するマイナスイオン送気手段と、
を具備したことを特徴とするマイナスイオン発生装置付医療機器。
【0119】
7.請求項1、2,3において、前記マイナスイオン放出手段は高電圧により対となる電極付近の空気をイオン化してマイナスイオンを放出する。
【0120】
8.付記7において、前記マイナスイオン放出手段は正極側の電極付近でプラスにイオン化するプラスイオンを拘束し、陰極付近でイオン化するマイナスイオンを放出する。
【0121】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、手術で使用される医療機器を動作状態に設定することにより、マイナスイオンが発生し、手術室に放出するようになるので、術者などの疲労感を軽減できると共に、良好な操作性も確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のマイナスイオン発生機能を備えた内視鏡光源装置の分解斜視図。
【図2】内視鏡光源装置の平面図。
【図3】図1のマイナスイオン発生装置の回路図。
【図4】本発明の第2の実施の形態のマイナスイオン発生機能を備えた高周波電気メス装置を示す斜視図。
【図5】天井蓋部を取り外した電気メス装置本体の内部構造を示す斜視図。
【図6】放熱手段が設けられた出力トランスを示す斜視図。
【図7】腹腔鏡外科手術に用いられる送気装置をその使用例で示す説明図。
【図8】送気装置の内部構成を示す構成説明図。
【符号の説明】
1…内視鏡光源装置
2…筐体
3…光源ランプ
4…マイナスイオン発生装置
5…筐体本体
6…天井板部
7…開口部
8…ランプ交換扉
9…ランプホルダ
10…ランプハウス
12…絞り
13…ライトガイドコネクタ
14…ライトガイドコネクタ接続部
15…電源スイッチ
21…トランス
22…第1のファン
23…第2のファン
24、25、28、29、30…通気口
31…イオン排出口

Claims (3)

  1. 手術で使用するための所定機能を実行可能な機能手段を有する医療機器において、
    前記医療機器の外部に連通する通風部に向けてマイナスイオンを放出するマイナスイオン放出手段を備えたことを特徴とする医療機器。
  2. 手術で使用するための所定機能を実行可能な機能手段を格納するための外装を有する本体部と、
    前記本体部の内部に設けられ、前記機能手段に電力を供給可能な電源手段または前記機能手段を空冷するための送気手段と、
    前記送気手段で空冷する送風を外部に排気可能に前記外装に設けられた排気口と、
    前記排気口から排気される送風の通風経路に向けてマイナスイオンを放出するマイナスイオン放出手段と、
    を備えたことを特徴とする医療機器。
  3. 所定の気体を送気可能な送気源と、
    前記送気源に接続され、前記送気源で送気された気体を気腹可能に腹腔内に注入するための送気管路と、
    前記送気管路に接続され、前記送気管路の内部に向けてマイナスイオンを放出するマイナスイオン放出手段と、
    を備えたことを特徴とする医療機器。
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