JP2005033485A - データ中継方法、データ中継装置およびその装置を用いたデータ中継システム - Google Patents

データ中継方法、データ中継装置およびその装置を用いたデータ中継システム Download PDF

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Abstract

【課題】障害発生時にもデータの中継処理を極力停止させることなく、容易にデータ中継装置の二重化をはかること。
【解決手段】MPLSルータ20内に、論理的にアクティブ状態とスタンバイ状態の関係に設定されたアクティブ側ルータ21およびスタンバイ側ルータ22とを設定し、LDPのシグナリングプロトコルを使用して、宛先ネットワークに対して、それぞれ別々にラベル情報を割り当てて、相手MPLSルータ30との経路情報の交換やデータ中継の処理動作をそれぞれ独立して行う。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、論理的にアクティブ状態とスタンバイ状態の関係に設定され、メイン処理とバックアップ処理を行う複数の論理データ中継装置によって構築されてデータを中継するデータ中継方法、データ中継装置およびその装置を用いたデータ中継システムに関し、特にMPLS(Multi Protocol Label Switching)を用いてルータ間にセッションを確立して、データの中継を行うデータ中継方法、データ中継装置およびその装置を用いたデータ中継システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のデータ中継方法は、たとえば単一の自律システム(AS:Autonomous System)内のルータ間で、OSPF(Open Shortest Path First)などのルーティングプロトコルを用いて選出された最適経路上にLSP(Label Switched Path)が設定されることで、送信元ユーザ側および宛先ユーザ側のエッジルータ間にセッションが確立されることとなる。そして、送信元ユーザのネットワークから受信されたパケットを、この経路を介して送信元ユーザ側のエッジルータから宛先ユーザ側のエッジルータ(以下、「宛先側エッジルータ」という)へ転送することで、パケットの通信経路を制御することが可能になっていた。
【0003】
このLSPの設定のための制御プロトコルの代表的なものがLDP(Label Distribution Protocol:RFC3036)のプロトコルである。従来のデータ中継方法では、図11に示すように、AS内部のネットワーク10上にLDPのシグナリングプロトコルを用いた複数のルータ20,30が接続されており、これらルータ20,30のLDP処理部21a,22aが経路情報テーブル21b,22b内のフォワーディングテーブル(図示せず)に格納されているネクストホップを含む最適経路情報に基づく、最適経路上にLSPを設定して、ルータ30,20間でデータ中継を行っていた。
【0004】
これらルータ20,30は、障害発生時の安全対策として、LDPプロトコルの二重化を行う場合がある。この場合には、たとえば図13に示すように、物理的には1つのルータ(以下、「物理ルータ」という)20を、データ中継の動作を行う上で論理的に2つのルータ(以下、「論理ルータ」という)21,22に設定し、この二重化されたLDPプロトコル(LDP処理部21a,22aに内蔵)によって、これら論理ルータ21,22が他のルータ30とルーティング制御データ(以下、「経路情報」という)の交換を行うものがある。
【0005】
この論理ルータは、動作がアクティブ状態にあり、メイン処理を行う論理ルータ(以下、「アクティブ側ルータ」という)21と、動作がスタンバイ状態にあり、バックアップ処理を行う論理ルータ(以下、「スタンバイ側ルータ」という)22とからなり、各論理ルータ21,22を他のルータ30と接続させ、他のルータ30から受信した経路情報を即座にコピーして、論理ルータ21,22のLDP処理部21a,22aに転送していた。また、アクティブ側ルータ21側で生成したデータに関しては、ルータ21,22でアクティブ状態とスタンバイ状態を切り替えるときに、すぐにスタンバイ側ルータ22でアクティブ状態の動作を開始できるように、ルータ21,22間で逐次同期をとる必要がある。
【0006】
【特許文献1】
特開2000−31989号公報(第4−6頁、図1)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来例では、他のルータとの経路情報の交換途中で障害が発生してパケットロスがでると、アクティブ側ルータ21とスタンバイ側ルータ22が完全に同期できなくなり、上記の状態切り替え時にトポロジー変化に伴う経路情報の受信が不可能となる。そこで、MPLSの経路情報を決めるシグナリングプロトコルLDPにおいては、スタンバイ側ルータが初期指定で初期ステートに戻って全体の経路情報を取得することが考えられるが、この場合には、全経路情報の受信が完了するまでの間、このルータを経由したデータ通信が停止してしまうという問題点があった。
【0008】
また、特許文献1では、現用系データ中継制御部と、待機系データ中継制御部とを設け、現用系データ中継制御部に障害が発生した場合に、ATMスイッチを使用して待機系データ中継制御部に切り替えて、データ中継を行うものもあるが、この場合も上記と同様に、全体の経路情報を取得することが考えられるので、全経路情報の受信が完了するまでの間、このラベルスイッチルータを経由したデータ通信が停止してしまうという問題点があった。
【0009】
この発明は、上記問題点に鑑みなされたもので、障害発生時にもデータの中継処理を極力停止させることなく、容易にデータ中継装置の二重化を図ることができるデータ中継方法、データ中継装置およびその装置を用いたデータ中継システムを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1にかかるデータ中継方法では、データ中継装置が、論理的にアクティブ状態とスタンバイ状態の関係に設定された少なくとも2つの第1および第2の論理データ中継装置を構築して、経路情報の交換およびデータ中継を行うデータ中継方法において、前記論理データ中継装置が前記経路情報の交換およびデータ中継を、それぞれ独立して行う処理工程を含むことを特徴とするデータ中継方法が提供される。
【0011】
この発明によれば、論理的にアクティブ状態とスタンバイ状態の関係に設定された論理データ中継装置であるアクティブ側ルータとスタンバイ側ルータの経路情報の交換やデータ中継を、互いの動作にかかわらずに独立して行うことで、アクティブ側の障害発生時にもデータの中継処理を極力停止させることなく行う。
【0012】
また、請求項2にかかるデータ中継方法にて、前記処理工程では、他のデータ中継装置と前記各論理データ中継装置との間で、ラベルスイッチング方式によるセッションをそれぞれ確立させて、前記経路情報の交換およびデータ中継を行うとともに、前記各論理データ中継装置が互いの動作状態を監視する第1の監視工程と、前記監視結果から前記アクティブ側に発生した障害を検知すると、前記スタンバイ状態の第2の論理データ中継装置が、新たなラベル情報を割り当て、前記他のデータ中継装置に送信する送信工程とをさらに含むことを特徴とする。
【0013】
この発明によれば、アクティブ側ルータとスタンバイ側ルータが相互に動作状態を監視し、正常時にはアクティブ側ルータが割り当てたラベル情報によってデータ中継を行い、アクティブ側の障害発生を検知すると、スタンバイ側が新たなラベル情報を割り当てて、相手データ中継装置に送信することで、アクティブ側の障害発生時にもデータの中継処理を極力停止させることなく行う。
【0014】
また、請求項3にかかるデータ中継方法にて、前記各データ中継装置は、前記他のデータ中継装置との接続状態を監視する第2の監視工程と、前記他のデータ中継装置は、前記アクティブ側との接続に発生した障害を検知すると、前記スタンバイ状態の第2の論理データ中継装置の間で確立されたセッションによって、データ中継を行うデータ中継工程とをさらに含むことを特徴とする。
【0015】
この発明によれば、他のデータ中継装置である相手MPLSルータと、アクティブ側ルータおよびスタンバイ側ルータの接続状態を監視し、アクティブ側との接続に障害が発生すると、スタンバイ側ルータと相手MPLSルータ間で確立されたセッションによってデータ中継を行うことで、アクティブ側の障害発生時にもデータの中継処理を極力停止させることなく行う。
【0016】
また、請求項4にかかるデータ中継装置では、論理的にアクティブ状態とスタンバイ状態の関係に設定された少なくとも2つの第1および第2の論理データ中継装置を有し、該第1および第2の論理データ中継装置によって、経路情報の交換およびデータ中継を行うデータ中継装置において、前記各論理データ中継装置は、経路情報の交換およびデータ中継を、それぞれ独立して行う処理手段を備えたことを特徴とするデータ中継装置が提供される。
【0017】
この発明によれば、アクティブ側ルータとスタンバイ側ルータの処理手段を独立させて動作させることにより、中継の切り替え時のダウン時間を短くして、アクティブ側の障害発生時にもデータの中継処理を極力停止させることなく行う。
【0018】
また、請求項5にかかるデータ中継装置では、前記処理手段は、他のデータ中継装置と前記論理データ中継装置との間で、ラベルスイッチング方式によるセッションを確立させて、経路情報およびデータ中継を行うとともに、他の前記論理データ中継装置の動作状態を監視する第1の監視手段と、前記監視結果から前記アクティブ側に障害が検知されると、新たなラベル情報を割り当て、前記他のデータ中継装置に送信する送信手段とをさらに備えたことを特徴とする。
【0019】
この発明によれば、各ルータの処理手段が相互にルータの動作状態を監視し、アクティブ側の障害発生時には、スタンバイ側の処理手段が新たなラベル情報を割り当てて、相手データ中継装置に送信することで、アクティブ側の障害発生時にもデータの中継処理を極力停止させることなく行う。
【0020】
また、請求項6かかるデータ中継システムでは、複数のデータ中継装置が接続されて、他のデータ中継装置との間で経路情報の交換およびデータ中継を行うデータ中継システムにおいて、請求項4または5のデータ中継装置を備え、該データ中継装置の各論理データ中継装置が前記経路情報の交換およびデータ中継をそれぞれ独立して、または動作状態を相互に監視して行うことを特徴とする。
【0021】
この発明によれば、アクティブ側ルータおよびスタンバイ側ルータの経路情報の交換やデータ中継を、互いの動作にかかわらずに独立して行うか、または動作状態を相互に監視して行い、障害発生時には他方のルータにデータ中継を切り替えて行わせることで、データ中継のダウン時間を短くして、アクティブ側の障害発生時にもデータの中継処理を極力停止させることなく行う。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下に図1〜図10の添付図面を参照して、この発明にかかるデータ中継方法、データ中継装置およびその装置を用いたデータ中継システムの好適な実施の形態を説明する。なお、以下の図において、図11と同様の構成部分に関しては、説明の都合上、同一符号を付記するものとする。
【0023】
(実施の形態1)
図1は、この発明にかかるデータ中継システムの概略構成の一例を示すシステム構成図である。図において、この実施の形態のデータ中継システムは、図11と同様に、AS内部の複数のルータ20,30がネットワーク10上に設けられて接続されており、これらルータ20,30は、障害発生時の安全対策として、LDPプロトコルの二重化が行われており、それぞれが独立して動作するように設定されている。
【0024】
このルータ20は、この発明の実施の形態にかかるデータ中継装置であり、この二重化されたLDPプロトコルを搭載したアクティブ状態の論理ルータであるアクティブ側ルータ21と、スタンバイ状態の論理ルータであるスタンバイ側ルータ22とから構成されている。
【0025】
この実施の形態にかかるMPLSルータ20では、図1に示すように、アクティブ側ルータ21およびスタンバイ側ルータ22と、他のルータ30間で別々に経路情報の交換を行うことによって経路情報を取得している。なお、MPLSルータ22は、隣接する相手MPLSルータ30がデータの到達可能なネットワークに対して複数のネクストホップを設定可能な場合には、最適経路のネクストホップとしては、たとえばアクティブ側ルータ21とスタンバイ側ルータ22がそれぞれ指定されて、相手ルータ30の経路情報テーブル内に記憶される。この相手MPLSルータ30が宛先ネットワーク40に対して複数のネクストホップを設定可能なのか1つのネクストホップが設定可能なのかは、たとえばルータ20がネットワーク10に接続された時に、人為的に設定される。
【0026】
また、アクティブ側ルータ21およびスタンバイ側ルータ22は、AS内のネットワーク10側の経路情報を取得するとともに、ネットワーク40内の図示しないルータとの間で経路情報の交換を行うことによって、AS以外のネットワーク40側の経路情報の取得も行っている。
【0027】
図2は、図1に示したルータ20のうちのアクティブ側ルータ21とスタンバイ側ルータ22に拘わる構成を示す構成図である。図において、アクティブ側ルータ21は、LDPプロトコルによるデータ処理を行うLDP処理部21aと、受信した経路情報を記憶する経路情報テーブル21bとから構成されている。また、スタンバイ側ルータ22は、LDPプロトコルによるデータ処理を行うLDP処理部22aと、受信した経路情報を記憶する経路情報テーブル22bとから構成されている。LDP処理部21a,22aは、相手MPLSルータ30に対してラベル情報の割り当てを行っている。また、LDP処理部は、隣接ルータ(相手MPLSルータなど)との間で、ネゴシエーション処理を行って、たとえばデータの通信速度などの設定などを行っている。
【0028】
さらに、ルータ20は、LDP処理部21a,22aから通知されたラベル情報に基づいて、データの中継を行う中継処理部23を有している。この中継処理部23は、アクティブ側ルータ21およびスタンバイ側ルータ22のLDP処理部21a,22aから通知されたラベル情報を、宛先アドレスに対応させて記憶するとともに、これらラベル情報を相手MPLSルータ30にそれぞれ通知している。そして、中継処理部23は、相手MPLSルータ30から、図3に示すフォーマットのMPLS Shimヘッダが付与されたパケットを受信すると、このヘッダ内のラベル情報を抽出し、この抽出したラベル情報がLDP処理部21a,22aから通知されたラベル情報と一致すると、宛先のネットワーク40に転送している。
【0029】
なお、MPLS Shimヘッダは、図3に示すように、ラベル情報が格納されるラベル領域と、種々の実験用に割り当てられたExp(Experiment)領域と、ボトムオブスタック表示のためのS領域と、このヘッダのTimeTo Live値を格納するTTL領域とから構成されている。このMPLSShimヘッダは、AS内のルータによって、たとえばレイア2のヘッダと、データ領域との間に付加されて送信される。
【0030】
また、LDP処理部21a,22aは、定期的にキープアライブ信号を相手MPLSルータ30に送信して、自己が正常な動作状態を維持していることをこのルータ30に通知している。
【0031】
相手MPLSルータ30は、データの到達可能なネットワークに関して、たとえばそのネットワーク内のある宛先アドレスに対して複数のネクストホップが登録できるように設定されている。このルータ30は、MPLSルータ20から別々に割り当てられたラベル情報に基づいて、アクティブ側ルータ21、スタンバイ側ルータ22のどちらか一方または両方(負荷分散を含む)に対して中継データを送信することができる。
【0032】
次に、アクティブ側の障害発生時のデータ中継システムの動作を、図4のデータ中継システムの概略構成図および図5と図6のデータ中継システムのタイムチャートに基づいて説明する。なお、ここでは、負荷分散なしの場合を図5に、負荷分散ありの場合を図6に基づいて説明する。
【0033】
まず、負荷分散なしの場合の正常時には、図5に示すように、アクティブ側ルータ21から相手MPLSルータ30へキープアライブ信号が到達するので、このルータ30は、予めアクティブ側ルータ21との間に確立したセッションを用いてデータ中継を行っている。
【0034】
次に、アクティブ側ルータ21の故障などアクティブ側に障害が発生すると(図4参照)、アクティブ側ルータ21から送信されるキープアライブ信号が、パケットロスによって相手MPLSルータ30に到達しなくなる。このルータ30は、予め設定されたパケットロスの最大時間が経過しても、アクティブ側ルータ21からのキープアライブ信号が受信できない場合には、アクティブ側に障害が発生したと判断して、アクティブ側ルータ21との間に確立したLDPのセッションを断にする。次に、ルータ30は、スタンバイ側ルータ22からキープアライブ信号が到達するので、スタンバイ側ルータ22が正常状態であると判断し、ネットワーク40への中継データを受信すると、スタンバイ側ルータ22経由のデータ中継に切り替えて、このデータを予めスタンバイ側ルータ22との間に確立したセッションを用いてデータ転送を行う。
【0035】
スタンバイ側ルータ22は、このデータを受信すると、パケット内のMPLSShimヘッダを削除して、該当する宛先アドレスの端末装置に、ネットワーク40を介してこのデータを転送する。
【0036】
次に、負荷分散ありの場合を説明する。この負荷分散ありの場合の正常時には、図6に示すように、アクティブ側ルータ21およびスタンバイ側ルータ22から相手MPLSルータ30へキープアライブ信号が到達するので、このルータ30は、予めアクティブ側ルータ21およびスタンバイ側ルータ22との間に確立したセッションを用いてデータ中継を行っている。
【0037】
次に、アクティブ側ルータ21の故障などアクティブ側に障害が発生すると(図4参照)、アクティブ側ルータ21から送信されるキープアライブ信号が、パケットロスによって相手MPLSルータ30に到達しなくなる。この場合も上記と同様に、このルータ30は、予め設定されたパケットロスの最大時間が経過しても、アクティブ側ルータ21からキープアライブ信号が到達しない場合には、アクティブ側に障害が発生したと判断して、アクティブ側ルータ21との間に確立したLDPのセッションを断にする。次に、ルータ30は、スタンバイ側ルータ22からキープアライブ信号が到達するので、スタンバイ側ルータ22が正常状態であると判断し、ネットワーク40への中継データを受信すると、スタンバイ側ルータ22経由のデータ中継に切り替えて、このデータをスタンバイ側ルータ22との間に確立したセッションのみを用いてデータ転送を行う。
【0038】
このように、この実施の形態では、アクティブ側ルータおよびスタンバイ側ルータを、それぞれ異なる独立したMPLS論理ルータとして動作させ、これらルータからデータの到達可能なネットワークに対して、別々にラベル情報を割り当て、これらラベル情報を相手MPLSルータに送信して設定登録させるので、相手MPLSルータからの中継データは、アクティブ側、スタンバイ側のいずれか一方または両方に対して送信することができ、アクティブ側に障害が発生しても、データの中継処理を停止させることなく、容易にデータ中継装置の二重化を図ることができる。
【0039】
(実施の形態2)
図7は、この発明にかかるデータ中継システムの概略構成の一例を示すシステム構成図である。図7において、図1のシステムと異なる点は、アクティブ側ルータ21とスタンバイ側ルータ22が、互いにたとえばキープアライブ信号を定期的に送信して、相互に動作状態を監視する点と、相手MPLSルータ30が宛先ネットワーク40に対して1つのネクストホップのみ設定可能になっている点である。なお、アクティブ側ルータ21およびスタンバイ側ルータ22がともに正常に動作している通常状態の場合には、最適経路のネクストホップとしては、たとえばアクティブ側ルータ21が設定されて、相手MPLSルータ30の経路情報テーブル内に記憶され、またアクティブ側ルータ21の故障状態の場合には、スタンバイ側ルータ22で割り当てたラベル情報が、相手MPLSルータ30の経路情報テーブル内に記憶される。
【0040】
このため、図8のアクティブ側ルータ21およびスタンバイ側ルータ22に拘わる構成図に示すように、このアクティブ側ルータ21は、スタンバイ側ルータ22のLDP処理部22aが出力するキープアライブ信号を受信して、LDP処理部22aのスタンバイ処理を監視するスタンバイ処理監視部21cをさらに備えている。スタンバイ側ルータ22は、アクティブ側ルータ21のLDP処理部21aが出力するキープアライブ信号を受信して、LDP処理部21aのアクティブ処理を監視するアクティブ処理監視部22cをさらに備えている。
【0041】
このスタンバイ処理監視部21cおよびアクティブ処理監視部22cは、LDP処理部21a,22aからのいずれかキープアライブ信号が、予め設定されたパケットロスの最大時間が経過しても、受信できない場合には、スタンバイ側またはアクティブ側に障害が発生したと判断する。ここで、アクティブ処理監視部22cがアクティブ側に障害が発生したと判断した場合には、LDP処理部22aは、宛先ネットワーク40に対して割り当てた新たなラベル情報を相手MPLSルータ30に送信し、相手MPLSルータ30の経路情報テーブル内に登録されている宛先ネットワークに対応するラベル情報の変更を行う。
【0042】
相手MPLSルータ30は、データの到達可能なネットワークに関して、最適経路のネクストホップのみが登録できるように設定されている。このルータ30は、MPLSルータ20から割り当てられたラベル情報に基づいて、アクティブ側ルータ21、スタンバイ側ルータ22のどちらか一方に対して中継データを送信することができる。
【0043】
次に、アクティブ側の障害発生時のデータ中継システムの動作を、図9のデータ中継システムのタイムチャートおよび図10のスタンバイ側ルータ22の処理動作を説明するためのフローチャートに基づいて説明する。
【0044】
まず、アクティブ側ルータ21の正常時には、図9に示すように、アクティブ側ルータ21から相手MPLSルータ30へキープアライブ信号が到達するので、このルータ30は、予めアクティブ側ルータ21との間に確立したセッションを用いてデータ中継を行っている。
【0045】
次に、アクティブ側ルータ21の故障などアクティブ側に障害が発生すると(図4参照)、アクティブ側ルータ21のLDP処理部21aから送信されるキープアライブ信号が、スタンバイ側ルータ22および相手MPLSルータ30に到達しなくなる。スタンバイ側ルータ22は、予め設定されたパケットロスの最大時間が経過しても、アクティブ側ルータ21からのキープアライブ信号が受信できない場合には、アクティブ側に障害が発生したと判断して、宛先ネットワーク40に対して割り当てたラベル情報を、相手MPLSルータ30へ送信する。
【0046】
すまわち、スタンバイ側ルータ22では、図10のフローチャートに示すように、LDP処理部22aが経路情報の交換を行って(ステップ101)、最適経路を計算して経路情報テーブル22bの作成を行っている(ステップ102)。次に、アクティブ処理監視部22cが、アクティブ側ルータ21のLDP処理部21aから送信されるキープアライブ信号を監視しており(ステップ103)、このキープアライブ信号が予め設定されたパケットロスの最大時間が経過しても、受信できない場合には、アクティブ側に障害が発生したと判断して、LDP処理部22aに障害発生を通知する。LDP処理部22aは、この通知を受けると、宛先ネットワーク40に対してラベル情報を割り当て、このラベル情報を中継処理部23に通知する。
【0047】
中継処理部23は、LDP処理部22aからラベル情報の通知があると、アクティブ側からのデータ中継を停止し(ステップ104)、スタンバイ側ルータ22から通知されたラベル情報を相手MPLSルータ30へ送信する(ステップ105)。
【0048】
相手MPLSルータ30は、図9に示すように、スタンバイ側ルータ22から新たなラベル情報が受信されると、登録されているラベル情報の変更を行い、次にアクティブ側ルータ21からのキープアライブ信号が予め設定されたパケットロスの最大時間が経過しても、受信できない場合には、アクティブ側ルータ21との間に確立したLDPのセッションを断にする。そして、このルータ30は、スタンバイ側ルータ22経由のデータ中継に切り替えて、中継データを予めスタンバイ側ルータ22との間に確立したセッションを用いてデータ転送を行う。
【0049】
スタンバイ側ルータ22は、実施の形態1と同様に、このデータを受信すると、パケット内のMPLS Shimヘッダを削除して、該当する宛先アドレスの端末装置に、ネットワーク40を介してこのデータを転送する。
【0050】
また、アクティブ側の障害が復旧した場合には、逆にアクティブ側ルータ21がスタンバイ側の障害発生を検知すると、アクティブ側ルータ21が宛先ネットワーク40に対してラベル情報を割り当て、このラベル情報を中継処理部23を介して相手MPLSルータ30に送信する。
【0051】
このように、この実施の形態では、アクティブ側ルータとスタンバイ側ルータが相互にお互いの動作状態を監視し、一方の論理ルータ側に障害が発生した場合には、他方の論理ルータが宛先ネットワークに対してラベル情報を割り当て、これらラベル情報を相手MPLSルータに送信して設定登録させるので、相手MPLSルータからの中継データは、アクティブ側、スタンバイ側のいずれか一方に対して送信することができ、アクティブ側に障害が発生しても、新たに割り当てられたラベル情報が相手MPLSルータに登録される僅かの時間だけのデータの中継処理停止で済む。したがって、この実施の形態では、障害発生時にもデータの中継処理を極力停止させることなく、容易にデータ中継装置の二重化を図ることができる。
【0052】
この発明は、これら実施形態に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形実施が可能である。
【0053】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明では、論理的にアクティブ状態とスタンバイ状態の関係に設定された論理データ中継装置による経路情報の交換やデータ中継の処理動作をそれぞれ独立して行うので、障害発生時にもデータの中継処理を極力停止させることなく、容易にデータ中継装置の二重化を図ることができる。
【0054】
また、この発明では、アクティブ状態とスタンバイ状態の論理データ中継装置が互いの動作状態を監視し、アクティブ側に障害が発生すると、スタンバイ側が新たなラベル情報を割り当てて、相手データ中継装置に送信するので、障害発生時にもデータの中継処理を極力停止させることなく、容易にデータ中継装置の二重化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかるデータ中継システムの概略構成の一例を示すシステム構成図である。
【図2】図1に示したルータのうちのアクティブ側ルータとスタンバイ側ルータに拘わる構成の一例を示す構成図である。
【図3】MPLS Shimヘッダの構成フォーマットを示す図である。
【図4】アクティブ側障害発生時のデータ中継システムの概略構成図である。
【図5】負荷分散なしの場合の図1に示したデータ中継システムのタイムチャートを示す図である。
【図6】負荷分散ありの場合の図1に示したデータ中継システムのタイムチャートを示す図である。
【図7】この発明にかかるデータ中継システムの概略構成の他例を示すシステム構成図である。
【図8】図7に示したルータのうちのアクティブ側ルータとスタンバイ側ルータに拘わる構成の一例を示す構成図である。
【図9】図7に示したデータ中継システムのタイムチャートを示す図である。
【図10】図8に示したスタンバイ側ルータの処理動作を説明するためのフローチャートである。
【図11】データ中継システムの従来例の概略構成を示すシステム構成図である。
【符号の説明】
10,40 ネットワーク
20,30 MPLSルータ
21 アクティブ側ルータ(論理ルータ)
21c スタンバイ処理監視部
21a,22a LDP処理部
21b,22b 経路情報テーブル
22 スタンバイ側ルータ(論理ルータ)
22c アクティブ処理監視部
23 中継処理部

Claims (6)

  1. データ中継装置が、論理的にアクティブ状態とスタンバイ状態の関係に設定された少なくとも2つの第1および第2の論理データ中継装置を構築して、経路情報の交換およびデータ中継を行うデータ中継方法において、
    前記論理データ中継装置が前記経路情報の交換およびデータ中継を、それぞれ独立して行う処理工程を含むことを特徴とするデータ中継方法。
  2. 前記データ中継方法にて、前記処理工程では、他のデータ中継装置と前記各論理データ中継装置との間で、ラベルスイッチング方式によるセッションをそれぞれ確立させて、前記経路情報の交換およびデータ中継を行うとともに、
    前記各論理データ中継装置が互いの動作状態を監視する第1の監視工程と、
    前記監視結果から前記アクティブ側に発生した障害を検知すると、前記スタンバイ状態の第2の論理データ中継装置が、新たなラベル情報を割り当て、前記他のデータ中継装置に送信する送信工程と、をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のデータ中継方法。
  3. 前記データ中継方法にて、前記各データ中継装置は、前記他のデータ中継装置との接続状態を監視する第2の監視工程と、
    前記他のデータ中継装置は、前記アクティブ側との接続に発生した障害を検知すると、前記スタンバイ状態の第2の論理データ中継装置の間で確立されたセッションによって、データ中継を行うデータ中継工程と、をさらに含むことを特徴とする請求項1または2に記載のデータ中継方法。
  4. 論理的にアクティブ状態とスタンバイ状態の関係に設定された少なくとも2つの第1および第2の論理データ中継装置を有し、該第1および第2の論理データ中継装置によって、経路情報の交換およびデータ中継を行うデータ中継装置において、
    前記各論理データ中継装置は、経路情報の交換およびデータ中継を、それぞれ独立して行う処理手段を備えたことを特徴とするデータ中継装置。
  5. 前記データ中継装置では、前記処理手段は、他のデータ中継装置と前記論理データ中継装置との間で、ラベルスイッチング方式によるセッションを確立させて、経路情報およびデータ中継を行うとともに、
    他の前記論理データ中継装置の動作状態を監視する第1の監視手段と、
    前記監視結果から前記アクティブ側に障害が検知されると、新たなラベル情報を割り当て、前記他のデータ中継装置に送信する送信手段と、をさらに備えたことを特徴とする請求項4に記載のデータ中継装置。
  6. 複数のデータ中継装置が接続されて、他のデータ中継装置との間で経路情報の交換およびデータ中継を行うデータ中継システムにおいて、
    請求項4または5のデータ中継装置を備え、該データ中継装置の各論理データ中継装置が前記経路情報の交換およびデータ中継を、それぞれ独立して、または動作状態を相互に監視して行うことを特徴とするデータ中継システム。
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