JP2005033477A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】携帯情報端末に保存されている各種の端末保存情報のバックアップ及び携帯情報端末に保存される端末保存情報の復元の容易化を図る。
【解決手段】画像形成装置1において、制御部11は、通信部15により受信した携帯電話機2の端末保存情報に基づいて、情報処理部13にバックアップ用のバックアップ画像データを作成させ、このバックアップ画像データに基づいて、画像形成部16により記録媒体Pに画像形成させてバックアップ用のバックアップ書類B1を作成させる。制御部11は、読取部12によりバックアップ書類B1に形成された画像が読み取られて変換されたバックアップ画像データに基づいて、情報処理部13に端末保存データを復元させ、この端末保存データを通信部15により携帯電話機2に対して送信させる。
【選択図】 図2
【解決手段】画像形成装置1において、制御部11は、通信部15により受信した携帯電話機2の端末保存情報に基づいて、情報処理部13にバックアップ用のバックアップ画像データを作成させ、このバックアップ画像データに基づいて、画像形成部16により記録媒体Pに画像形成させてバックアップ用のバックアップ書類B1を作成させる。制御部11は、読取部12によりバックアップ書類B1に形成された画像が読み取られて変換されたバックアップ画像データに基づいて、情報処理部13に端末保存データを復元させ、この端末保存データを通信部15により携帯電話機2に対して送信させる。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、原稿を光学走査することで読み取って画像データに変換し、この画像データに基づいて、原稿とほぼ同等の原稿画像を記録媒体に印刷する、所謂、複写を行うデジタル複写機等の画像形成装置が知られている。
この画像形成装置は、例えば、コンビニエンスストアやスーパーマーケット等の商店等に設置されており、来客や買い物客等によって有効に活用されている。
【0003】
ところで、近年、携帯電話等の携帯情報端末に保存されている電話帳や電子メールアドレスや画像等に係る各種の端末保存情報を、パソコン等の情報処理装置に備わるハードディスクやメモリーカード等に転送してバックアップすることが行われている(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−112314号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特許文献1等においては、携帯情報端末に保存されている端末保存情報を情報処理装置にバックアップさせたり、情報処理装置にバックアップさせた端末保存情報を携帯情報端末に保存し直したりする場合には、情報処理装置の存する特定の場所でしか行うことができなかった。
また、メモリーカード等に端末保存情報をバックアップする場合には、端末保存情報を識別するためのラベルの入力等を行わなければならず、その作業が煩雑となっている。
このように、情報処理装置が存する特定の場所以外においては、端末保存情報のバックアップや保存を即座に、且つ、簡便に行うことが困難となっている。
【0006】
また、携帯情報端末に保存されている各種の端末保存情報を所定のサーバに保存させる方法も提案されているが、この場合には、所定の通信手段を介してネットワークに接続したり、サーバに予め登録しなければならないため、これらの作業が煩雑となるだけでなく、端末保存情報のセキュリティにも配慮する必要があり、端末保存情報のバックアップや保存を簡便に行うことが困難となっている。
【0007】
そこで、本発明の課題は、画像形成装置を利用して、携帯情報端末に保存されている各種の端末保存情報のバックアップ及び携帯情報端末に保存される端末保存情報の復元の容易化を図ることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、情報処理部と、記録媒体に画像形成を行う画像形成部と、記録媒体に形成された画像を読み取って画像情報に変換する読取部と、携帯情報端末との間で端末保存情報を送受信する通信部と、前記画像処理部、前記画像形成部、前記読取部及び前記通信部を制御する制御部と、を備える画像形成装置であって、
前記制御部は、
前記通信部により受信した前記端末保存情報に基づいて、前記情報処理部にバックアップ用のバックアップ画像情報を作成させるバックアップ画像情報作成処理と、前記情報処理部により作成されたバックアップ画像情報に基づいて、前記画像形成部に前記記録媒体に画像形成させてバックアップ用のバックアップ書類を作成させるバックアップ書類作成処理と、前記読取部により前記バックアップ書類に形成された画像が読み取られて変換されたバックアップ画像情報に基づいて、前記情報処理部に前記端末保存情報を復元させる端末保存情報復元処理と、前記情報処理部により復元された端末保存情報を、前記通信部により前記携帯情報端末に対して送信する端末保存情報送信処理と、を実行させることを特徴としている。
【0009】
請求項1に記載の発明によれば、通信部により受信した端末保存情報に基づいて作成されたバックアップ用のバックアップ画像情報に基づいて、記録媒体に画像形成してバックアップ用のバックアップ書類を作成することができる。また、読取部によりバックアップ書類に形成された画像が読み取られて変換されたバックアップ画像情報に基づいて、端末保存情報を復元して、この端末保存情報を携帯情報端末に対して送信することができる。従って、情報処理装置の存する特定の場所以外の場所であっても、複雑なシステム環境を使用することなく、画像形成装置を利用して、携帯情報端末に保存されている各種の端末保存情報のバックアップ及び携帯情報端末に保存される各種の端末保存情報の復元を容易に行うことができる。このとき、所定の通信手段を介してネットワークに接続したり、所定のサーバに予め登録したりする必要がないので、端末保存情報の漏洩等の配慮に係るユーザの負担を軽減して、端末保存情報のバックアップや復元を簡便に行うことができる。
また、端末保存情報に基づいて作成されたバックアップ書類によって、端末保存情報の携帯性を高めることができるだけでなく、バックアップ書類の視認によってユーザが端末保存情報の内容の確認を容易に行うことができる。
【0010】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、
前記情報処理部は、前記通信部により受信した端末保存情報に対し所定の符号化処理を施してバックアップ画像情報を作成し、
前記画像形成部は、前記情報処理部により作成されたバックアップ画像情報に基づいて、前記記録媒体に符号化された画像を形成して符号化バックアップ書類を作成することを特徴としている。
【0011】
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、特に、情報処理部は、通信部により受信した端末保存情報に対し所定の符号化処理を施してバックアップ画像情報を作成し、画像形成部は、情報処理部により作成されたバックアップ画像情報に基づいて、記録媒体に符号化された画像を形成して符号化バックアップ書類を作成する。即ち、端末保存情報を符号化して記録媒体に保存しておくことによって、端末保存情報の漏洩等をより確実に防止することができ、守秘性を向上させることができる。
【0012】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の画像形成装置において、
前記読取部は、前記符号化バックアップ書類に形成された符号化された画像を読み取って符号化バックアップ画像情報に変換し、
前記情報処理部は、前記読取部にて変換された符号化バックアップ画像情報を復号化して前記端末保存情報を作成する処理を行うことを特徴としている。
【0013】
請求項3に記載の発明によれば、請求項2に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、特に、読取部は、符号化バックアップ書類に形成された符号化された画像を読み取って符号化バックアップ画像情報に変換し、情報処理部は、符号化バックアップ画像情報を復号化して端末保存情報を作成する処理を行うので、端末保存情報が符号化されて記録媒体に保存された符号化バックアップ書類を用いて、携帯情報端末に保存される各種の端末保存情報の復元を行うことができる。
また、端末保存情報を符号化バックアップ書類を用いて作成するので、この符号化バックアップ書類上の符号化された画像に応じた端末保存情報を簡便に且つ正確に作成することができる。従って、誤った内容の端末保存情報が作成されることを防止することができ、例えばバックアップ書類上のテキストを文字認識して端末保存情報を作成する場合に比べて、作成される端末保存情報の内容の信頼性を向上させることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明について、図面を用いて具体的な態様を説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
【0015】
[第一の実施の形態]
図1は、本発明を適用した第一の実施の形態として例示する画像形成装置を備える画像形成システムの概略構成図である。
図1に示すように、画像形成システム100は、画像形成装置1と、携帯電話機(携帯情報端末)2とを備え、これら画像形成装置1及び携帯電話機2は、端末保存データ(後述)の双方向の通信に用いられるデータ通信ケーブル3を介して接続されている。
【0016】
先ず、画像形成装置1の要部構成について、図2を参照して詳細に説明する。ここで、図2は、画像形成装置1の要部構成を示すブロック図である。
画像形成装置1は、例えば、複写機、プリンタ、ファクシミリ及びこれらの諸機能を有するデジタル複合機であり、図2に示すように、制御部11と、読取部12と、情報処理部13と、記憶部14と、通信部15と、画像形成部16と、操作部17とを備え、これら各部はバスXにより接続されている。
【0017】
制御部11は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等から構成されており、ROMに記憶されている画像形成装置1としての機能に関る各種プログラムを読み出してRAM内の作業領域に展開し、当該プログラムに従って画像形成処理等の各種処理を実行する。
具体的には、当該画像形成装置1がデータ通信ケーブル3を介して携帯電話機2に接続された状態で、制御部11は、ROMから読み出された所定のプログラムに従って、端末保存データのバックアップ処理及びデータ復元処理を実行する。
即ち、バックアップ処理において、制御部11は、先ず、ROMから読み出されたバックアップ画像情報作成プログラム(図示略)に従って、通信部15により受信した端末保存データ(後述)に基づいて、情報処理部13にバックアップ用のバックアップ画像データを作成させるバックアップ画像情報作成処理を実行する。次に、制御部11は、ROMから読み出されたバックアップ書類作成プログラム(図示略)に従って、情報処理部13により作成されたバックアップ画像データに基づいて、画像形成部16により記録媒体P(図1参照)に画像形成させてバックアップ用のバックアップ書類B1(図4参照)を作成させるバックアップ書類作成処理を実行する。
また、データ復元処理において、制御部11は、ROMから読み出された端末保存情報復元プログラム(図示略)に従って、読取部12によりバックアップ書類B1に形成された画像が読み取られて変換されたバックアップ画像データに基づいて、情報処理部13に端末保存データを復元させる端末保存情報復元処理を実行する。次に、制御部11は、ROMから読み出された端末保存情報送信プログラム(図示略)に従って、情報処理部13により復元された端末保存データを、通信部15により携帯電話機2に対して送信する端末保存情報送信処理を実行する。
【0018】
読取部12は、例えば、光源、レンズ、CCD(Charge Coupled Device)、A/D変換部等により構成されている。また、読取部12は、制御部11の制御下にて、バックアップ書類B1に対して光源から照明走査し、この反射光をCCDにより読み取って電気信号(アナログ信号)に変換し、この電気信号をA/D変換部によりバックアップ書類データ(デジタル信号)に変換する。
【0019】
情報処理部13は、制御部11の制御下におけるバックアップ画像情報作成処理にて、通信部15により受信した端末保存データを、画像形成部16により画像形成可能な所定のデータ形式に変換してバックアップ用のバックアップ画像データを作成する。
また、情報処理部13は、制御部11の制御下における端末保存情報復元処理において、読取部12によりバックアップ書類B1に形成された画像が読み取られて変換されたバックアップ画像データを携帯電話機2の情報保存部24に保存可能な所定のデータ形式に変換して端末保存データを復元する。ここで、情報処理部13は、所定の文字認識機能を有しており、バックアップ書類データに基づいて、バックアップ書類B1を構成するテキストを文字認識により解析して、テキストデータに変換可能となっている。
【0020】
記憶部14は、当該画像形成装置1の所定の動作に基づいて作成される各種データ並びに端末保存データ等を一時的に格納するものである。
端末保存データとは、具体的には、例えば、人名、電話番号、メールアドレス、着信音等からなる電話帳データや、待ち受け画像、撮像画像等に係る画像データや、日付、件名、メールアドレス、メールの内容等からなる電子メール等に係るメールデータなどの携帯電話機2の情報保存部24に保存される各種の情報(図4参照)のことである。
【0021】
通信部15は、データ通信ケーブル3に接続可能とされ、このデータ通信ケーブル3を介して、制御部11の制御下にて携帯電話機2との間で端末保存データの送受信を行うためのインターフェイスを備えて構成されている。即ち、通信部15は、データ通信ケーブル3を介して接続された当該画像形成装置1と携帯電話機2との間で、情報保存部24に予め保存され読み出された端末保存データを受信する一方で、情報処理部13により復元された端末保存データを携帯電話機2に対して送信する。
【0022】
画像形成部16は、例えば、レーザ式、インクジェット式、ドットインパクト式、熱転写式等により、記録媒体P上に所定の画像を形成して出力する。即ち、画像形成部16は、情報処理部13により作成された端末保存データに基づいて、記録媒体供給部(図示略)より供給される所定の記録媒体Pに対して画像形成を行うことで、端末保存データのバックアップ用のバックアップ書類B1を作成する。
【0023】
操作部17は、例えば、数字入力キー、各種機能キーなどを有するキーパッドを備え、キーパッドの所定位置がユーザに押下されることに基づいて押下信号を制御部に出力する。
また、操作部17は、例えば、表示部(図示略)と一体的にタッチパネルとして構成されていてもよく、表示部は、制御部11から入力される表示信号の指示に従って、画面上に各種操作キーや画像の状態表示を行うようになっている。
【0024】
次に、携帯電話機2の要部構成について、図3を参照して詳細に説明する。ここで、図3は、携帯電話機2の要部構成を示すブロック図である。
図3に示すように、携帯電話機2は、制御部21と、表示部22と、操作部23と、情報保存部24と、記憶部25と、通信部26と、無線通信部27と、通話部28とを備え、これら各部はバスYにより接続されている。
【0025】
制御部21は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等から構成されており、ROMに記憶されている携帯電話機2としての各種機能に関る各種アプリケーションプログラムを読み出してRAM内の作業領域に展開し、当該プログラムに従って各種処理を実行する。
具体的には、制御部21は、バックアップ処理及びデータ復元処理において、画像形成装置1の制御部11の制御下にて情報保存部24を制御することで、当該情報保存部24から端末保存データを読み出したり、情報保存部24に端末保存データを保存したりする処理を制御する。
【0026】
表示部22は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)パネル等の表示画面を備えて構成され、制御部21から入力される表示データに基づいて画面表示を行う。
操作部23は、例えば、テンキー、各種機能スイッチ等の操作ボタンを備えており、人名、電話番号、メールアドレス、メールの件名、メールの内容等の入力に用いられる。
情報保存部24は、端末保存データの保存領域を有している。また、情報保存部24は、例えば、当該携帯電話機2の各種の動作に係る設定等を保存可能となっている。
記憶部25は、当該携帯電話機2の所定の動作に基づいて作成される各種データ並びに端末保存データ等を一時的に格納するものである。
【0027】
通信部26は、データ通信ケーブル3に接続可能とされ、このデータ通信ケーブル3を介して、バックアップ処理やデータ復元処理において、画像形成装置1と通信を行うためのインターフェイスを備えている。
【0028】
無線通信部27は、無線基地局(図示略)との間で着信や発信等に係る無線信号の送受信を行うものであり、制御部21から入力される指示に従って、無線基地局との間で、例えば、所定の通信プロトコルを実行し、この通信方式で設定される通信チャネルにより、例えば、送受話音声の送受信や電子メール等のデータ通信を実行する。
【0029】
通話部28は、例えば、マイク、スピーカ、A/D変換部、及びD/A変換部(何れも図示省略)を有し、マイクから入力されるユーザの送話音声をA/D変換処理して、その送話音声データを制御部に出力するとともに、制御部21から入力される受話音声データや、着信音、操作確認音等の音声データをD/A変換処理して、スピーカから出力する。
【0030】
次に、制御部11の制御下にて実行されるバックアップ処理及びデータ復元処理について図4を参照して説明する。
ここで、図4は、画像形成装置1により作成されたバックアップ書類B1を模式的に示した図である。
【0031】
<バックアップ処理>
以下に、バックアップ処理について説明する。
先ず、ユーザにより画像形成装置1と携帯電話機2とがデータ通信ケーブル3を介して接続されて、画像形成装置1の通信部15と携帯電話機2の通信部26とをデータ通信可能な状態とする。
【0032】
次に、ユーザによる画像形成装置1の操作部17の操作に基づいてバックアップ処理の実行が指示されると、制御部11は、端末保存データの情報保存部24からの読み出しを制御する所定の制御信号を通信部15を介して携帯電話機2の制御部21に対して出力し、この制御信号が入力されることにより携帯電話機2の制御部21が、情報保存部24に予め保存されている端末保存データを当該情報保存部24から読み出させ、続けて、読み出された端末保存データを通信部26により画像形成装置1に対して送信させる。
ここで、端末保存データは、情報保存部24に保存されている各種のデータが全て読み出されてもよいし、端末保存データのうち、読み出されるデータがユーザにより任意に指定可能となっていてもよい。
【0033】
次に、画像形成装置1の制御部11は、通信部15を制御して、携帯電話機2から送信される端末保存データを順次受信していき、受信した端末保存データを記憶部14に一旦格納させる。
【0034】
次に、制御部11は、バックアップ画像情報作成処理を実行する。具体的には、制御部11は、情報処理部13を制御して、記憶部14に格納された端末保存データを画像形成部16により画像形成可能な所定の形式に変換してバックアップ画像データを作成させる。
その後、制御部11は、バックアップ書類作成処理を実行する。具体的には、制御部11は、画像形成部16を制御して、情報処理部13により変換されたバックアップ画像データに基づいて、所定の記録媒体Pに対して画像形成を行って端末保存データのバックアップ用のバックアップ書類B1を作成させる。
これにより、例えば、図4に示すように、記録媒体Pの上端から下端にかけて、[電話番号]、[画像データ]、[メールデータ]の各々の項目が順に形成されたバックアップ書類B1を作成する。
このバックアップ書類B1は、具体的には、[電話番号]の項目には、例えば、人名、電話番号、メールアドレス、着信音等が画像形成されている。また、[画像データ]の項目には、例えば、画像の各画素の階調値がn進法で表現されたビットマップデータが画像形成されている。さらに、[メールデータ]の項目には、例えば、日付、件名、メールアドレス、内容等が画像形成されている。
【0035】
<データ復元処理>
次に、データ復元処理について説明する。
先ず、ユーザによって、バックアップ書類B1が読取部12の所定位置にセットされた状態で、操作部17の所定の操作に基づいてデータ復元処理の実行が指示されると、制御部11は、読取部12を制御して、バックアップ書類B1に形成された画像を読み取ってバックアップ書類データに変換させる。
【0036】
次に、制御部11は、端末保存情報復元処理を実行する。具体的には、制御部11は、情報処理部13を制御して、読取部12により変換されたバックアップ書類データを携帯電話機1に応じた所定のデータ保存形式に変換して端末保存データを作成させる。このとき、情報処理部13は、バックアップ書類データに対して文字認識処理を施してバックアップ書類B1を構成するテキストを解析する。即ち、先ず、情報処理部13は、バックアップ書類B1の[]を検出して、その[]内の電話番号を認識してテキストデータに変換する。続けて、情報処理部13は、バックアップ書類B1の[電話番号]以下に形成されている情報(人名、電話番号、メールアドレス、着信音等)を認識してテキストデータに変換する。次に、情報処理部13は、変換されたテキストデータを携帯電話機2に応じて所定のデータ保存形式に変換する。
そして、情報処理部13は、上記の処理をバックアップ書類B1の全面に対して(即ち、続けて[画像データ]、[メールデータ]の各々の項目を順に)施して、携帯電話機2のデータ保存形式に変換された端末保存データを作成する。
なお、作成された端末保存データは、記憶部14に一旦格納される。
【0037】
次に、制御部11は、端末保存情報送信処理を実行する。具体的には、制御部11は、記憶部14に格納された端末保存データを読み出し、読み出された端末保存データを通信部15によって携帯電話機2に対して送信させる。画像形成装置1から送信され通信部26にて受信された端末保存データは、携帯電話機2の制御部21の制御下にて情報保存部24に保存される。
【0038】
以上のように、第一の実施の形態の画像形成システム100によれば、携帯電話機2の情報保存部24に予め保存された端末保存データを通信部15を介して読み出させ、当該通信部15にて受信された端末保存データに基づいて、画像形成部16に記録媒体Pに対して画像形成させて端末保存データのバックアップ用のバックアップ書類B1を作成することができる。また、読取部によりバックアップ書類B1に形成された画像が読み取られることで変換されたバックアップ画像データに基づいて、端末保存データを復元して、この端末保存データを、携帯電話機2に対して送信して情報保存部24に保存させることができる。従って、例えばパソコン等の情報処理装置の存する特定の場所以外の場所であっても、複雑なシステム環境を使用することなく、画像形成装置1を利用して、携帯電話機2に保存されている各種の端末保存データのバックアップ及び携帯電話機2に保存される各種の端末保存データの復元を容易に行うことができる。このとき、所定の通信手段を介してネットワークに接続したり、所定のサーバに予め登録したりする必要がないので、端末保存データの漏洩等の配慮に係るユーザの負担を軽減して、端末保存データのバックアップや復元を簡便に行うことができる。
また、端末保存データに基づいて作成されたバックアップ書類B1によって、端末保存データの携帯性を高めることができるだけでなく、バックアップ書類B1の視認によってユーザが端末保存データの内容の確認を容易に行うことができる。
【0039】
さらに、情報処理部13は、所定の保存形式で携帯電話機2に保存された端末保存データを、画像形成部16により画像形成可能な形式に変換してバックアップ画像データを作成することができるので、携帯電話機2における端末保存データの保存形式にとらわれることなく、画像形成装置1により端末保存データのバックアップを行うことができる。
【0040】
[第二の実施の形態]
以下に、本発明を適用した第二の実施の形態の画像形成システムについて説明する。
本実施の形態の画像形成システムに備わる画像形成装置1は、バックアップ処理において、端末保存データに二次元バーコード化処理(所定の符号化処理)を施して、符号化バックアップ書類B2(図5参照)を作成する一方で、データ復元処理において、符号化バックアップ書類B2から変換された符号化バックアップ画像データを復号化して端末保存データを作成するようになっている。
【0041】
情報処理部13は、バックアップ処理において、制御部11の制御下にて所定のプログラムが実行されることに基づいて、通信部15により受信された後で記憶部14に一旦格納された端末保存データを読み出して、この端末保存データに対して二次元バーコード化処理を施してバックアップ画像データを作成可能となっている。
また、情報処理部13は、データ復元処理において、制御部11の制御下にて所定のプログラムが実行されることに基づいて、読取部12により符号化バックアップ書類B2に形成された符号化された画像が読み取られることで変換された符号化バックアップ書類データを復号化して端末保存データを作成可能となっている。
【0042】
画像形成部16は、制御部11の制御下にて、情報処理部13により作成された端末保存データに基づいて、記録媒体Pに二次元バーコード化された画像を形成して符号化バックアップ書類B2を作成する。
【0043】
従って、上記構成の第二の実施の形態の画像形成システムによれば、端末保存データに対し二次元バーコード化処理を施してバックアップ画像データを作成し、このバックアップ画像データに基づいて、記録媒体Pに符号化された画像を形成して符号化バックアップ書類B2を作成することができるので、端末保存データを符号化して記録媒体Pに保存しておくことによって、端末保存データの漏洩等をより確実に防止することができ、守秘性を向上させることができる。
さらに、符号化バックアップ書類B2に形成された符号化された画像を読み取って符号化バックアップ画像データに変換し、この符号化バックアップ画像データを復号化して端末保存データを作成する処理を行うので、端末保存データが符号化されて記録媒体Pに保存された符号化バックアップ書類B2を用いて、携帯電話機2に保存される各種の端末保存データの復元を行うことができる。
また、端末保存データを符号化バックアップ書類B2を用いて作成するので、この符号化バックアップ書類B2上の符号化された画像に応じた端末保存データを簡便に且つ正確に作成することができる。従って、誤った内容の端末保存データが作成されることを防止することができ、例えば第一の実施の形態等のようにバックアップ書類B1上のテキストを文字認識して端末保存データを作成する場合に比べて、作成される端末保存データの内容の信頼性を向上させることができる。
【0044】
なお、第二の実施の形態では、符号化処理として二次元バーコード処理を例示したが、これに限られるものではなく、如何なる符号化処理であってもよい。
【0045】
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の改良並びに設計の変更を行ってもよい。
例えば、読取部12の読取方式をフリーフォーマットとすることによって、手書き等により作成されたバックアップ書類B1の読み取りも実行可能となり、データ復元処理をより簡便に行うことができる。
また、上記実施の形態では、携帯情報端末として携帯電話機2を例示したが、これに限られるものではなく、例えば、PDA(Personal Digital Assistant)等の如何なる携帯情報端末であってもよいのは勿論である。
さらに、上記実施の形態では、画像形成装置1と携帯電話機2とをデータ通信ケーブル3で接続して端末保存データの通信を行う構成としたが、データ通信の形式はこれに限られるものではなく、例えば、無線接続してデータ通信する構成等であってもよい。
【0046】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、情報処理装置の存する特定の場所以外の場所であっても、複雑なシステム環境を使用することなく、画像形成装置を利用して、携帯情報端末に保存されている各種の端末保存情報のバックアップ及び携帯情報端末に保存される各種の端末保存情報の復元を容易に行うことができる。このとき、所定の通信手段を介してネットワークに接続したり、所定のサーバに予め登録したりする必要がないので、端末保存情報の漏洩等の配慮に係るユーザの負担を軽減して、端末保存情報のバックアップや復元を簡便に行うことができる。また、端末保存情報に基づいて作成されたバックアップ書類によって、端末保存情報の携帯性を高めることができるだけでなく、バックアップ書類の視認によってユーザが端末保存情報の内容の確認を容易に行うことができる。
【0047】
請求項2に記載の発明によれば、端末保存情報を符号化して記録媒体に保存しておくことによって、端末保存情報の漏洩等をより確実に防止することができ、守秘性を向上させることができる。
【0048】
請求項3に記載の発明によれば、端末保存情報が符号化されて記録媒体に保存された符号化バックアップ書類を用いて、携帯情報端末に保存される各種の端末保存情報の復元を行うことができる。また、端末保存情報を符号化バックアップ書類を用いて作成するので、この符号化バックアップ書類上の符号化された画像に応じた端末保存情報を簡便に且つ正確に作成することができる。従って、誤った内容の端末保存情報が作成されることを防止することができ、例えばバックアップ書類上のテキストを文字認識して端末保存情報を作成する場合に比べて、作成される端末保存情報の内容の信頼性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した第一の実施の形態として例示する画像形成装置を備える画像形成システムの概略構成図である。
【図2】図1の画像形成装置の要部構成を示すブロック図である。
【図3】図1の画像形成システムを構成する携帯電話機の要部構成を示すブロック図である。
【図4】図2の画像形成装置により作成されたバックアップ書類を模式的に示した図である。
【図5】本発明を適用した第二の実施の形態として例示する画像形成装置により作成された符号化バックアップ書類を模式的に示した図である。
【符号の説明】
100 画像形成システム
1 画像形成装置
11 制御部
12 読取部
13 情報処理部
15 通信部
16 画像形成部
2 携帯電話機(携帯情報端末)
B1 バックアップ書類
B2 符号化バックアップ書類
P 記録媒体
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、原稿を光学走査することで読み取って画像データに変換し、この画像データに基づいて、原稿とほぼ同等の原稿画像を記録媒体に印刷する、所謂、複写を行うデジタル複写機等の画像形成装置が知られている。
この画像形成装置は、例えば、コンビニエンスストアやスーパーマーケット等の商店等に設置されており、来客や買い物客等によって有効に活用されている。
【0003】
ところで、近年、携帯電話等の携帯情報端末に保存されている電話帳や電子メールアドレスや画像等に係る各種の端末保存情報を、パソコン等の情報処理装置に備わるハードディスクやメモリーカード等に転送してバックアップすることが行われている(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−112314号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特許文献1等においては、携帯情報端末に保存されている端末保存情報を情報処理装置にバックアップさせたり、情報処理装置にバックアップさせた端末保存情報を携帯情報端末に保存し直したりする場合には、情報処理装置の存する特定の場所でしか行うことができなかった。
また、メモリーカード等に端末保存情報をバックアップする場合には、端末保存情報を識別するためのラベルの入力等を行わなければならず、その作業が煩雑となっている。
このように、情報処理装置が存する特定の場所以外においては、端末保存情報のバックアップや保存を即座に、且つ、簡便に行うことが困難となっている。
【0006】
また、携帯情報端末に保存されている各種の端末保存情報を所定のサーバに保存させる方法も提案されているが、この場合には、所定の通信手段を介してネットワークに接続したり、サーバに予め登録しなければならないため、これらの作業が煩雑となるだけでなく、端末保存情報のセキュリティにも配慮する必要があり、端末保存情報のバックアップや保存を簡便に行うことが困難となっている。
【0007】
そこで、本発明の課題は、画像形成装置を利用して、携帯情報端末に保存されている各種の端末保存情報のバックアップ及び携帯情報端末に保存される端末保存情報の復元の容易化を図ることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、情報処理部と、記録媒体に画像形成を行う画像形成部と、記録媒体に形成された画像を読み取って画像情報に変換する読取部と、携帯情報端末との間で端末保存情報を送受信する通信部と、前記画像処理部、前記画像形成部、前記読取部及び前記通信部を制御する制御部と、を備える画像形成装置であって、
前記制御部は、
前記通信部により受信した前記端末保存情報に基づいて、前記情報処理部にバックアップ用のバックアップ画像情報を作成させるバックアップ画像情報作成処理と、前記情報処理部により作成されたバックアップ画像情報に基づいて、前記画像形成部に前記記録媒体に画像形成させてバックアップ用のバックアップ書類を作成させるバックアップ書類作成処理と、前記読取部により前記バックアップ書類に形成された画像が読み取られて変換されたバックアップ画像情報に基づいて、前記情報処理部に前記端末保存情報を復元させる端末保存情報復元処理と、前記情報処理部により復元された端末保存情報を、前記通信部により前記携帯情報端末に対して送信する端末保存情報送信処理と、を実行させることを特徴としている。
【0009】
請求項1に記載の発明によれば、通信部により受信した端末保存情報に基づいて作成されたバックアップ用のバックアップ画像情報に基づいて、記録媒体に画像形成してバックアップ用のバックアップ書類を作成することができる。また、読取部によりバックアップ書類に形成された画像が読み取られて変換されたバックアップ画像情報に基づいて、端末保存情報を復元して、この端末保存情報を携帯情報端末に対して送信することができる。従って、情報処理装置の存する特定の場所以外の場所であっても、複雑なシステム環境を使用することなく、画像形成装置を利用して、携帯情報端末に保存されている各種の端末保存情報のバックアップ及び携帯情報端末に保存される各種の端末保存情報の復元を容易に行うことができる。このとき、所定の通信手段を介してネットワークに接続したり、所定のサーバに予め登録したりする必要がないので、端末保存情報の漏洩等の配慮に係るユーザの負担を軽減して、端末保存情報のバックアップや復元を簡便に行うことができる。
また、端末保存情報に基づいて作成されたバックアップ書類によって、端末保存情報の携帯性を高めることができるだけでなく、バックアップ書類の視認によってユーザが端末保存情報の内容の確認を容易に行うことができる。
【0010】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、
前記情報処理部は、前記通信部により受信した端末保存情報に対し所定の符号化処理を施してバックアップ画像情報を作成し、
前記画像形成部は、前記情報処理部により作成されたバックアップ画像情報に基づいて、前記記録媒体に符号化された画像を形成して符号化バックアップ書類を作成することを特徴としている。
【0011】
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、特に、情報処理部は、通信部により受信した端末保存情報に対し所定の符号化処理を施してバックアップ画像情報を作成し、画像形成部は、情報処理部により作成されたバックアップ画像情報に基づいて、記録媒体に符号化された画像を形成して符号化バックアップ書類を作成する。即ち、端末保存情報を符号化して記録媒体に保存しておくことによって、端末保存情報の漏洩等をより確実に防止することができ、守秘性を向上させることができる。
【0012】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の画像形成装置において、
前記読取部は、前記符号化バックアップ書類に形成された符号化された画像を読み取って符号化バックアップ画像情報に変換し、
前記情報処理部は、前記読取部にて変換された符号化バックアップ画像情報を復号化して前記端末保存情報を作成する処理を行うことを特徴としている。
【0013】
請求項3に記載の発明によれば、請求項2に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、特に、読取部は、符号化バックアップ書類に形成された符号化された画像を読み取って符号化バックアップ画像情報に変換し、情報処理部は、符号化バックアップ画像情報を復号化して端末保存情報を作成する処理を行うので、端末保存情報が符号化されて記録媒体に保存された符号化バックアップ書類を用いて、携帯情報端末に保存される各種の端末保存情報の復元を行うことができる。
また、端末保存情報を符号化バックアップ書類を用いて作成するので、この符号化バックアップ書類上の符号化された画像に応じた端末保存情報を簡便に且つ正確に作成することができる。従って、誤った内容の端末保存情報が作成されることを防止することができ、例えばバックアップ書類上のテキストを文字認識して端末保存情報を作成する場合に比べて、作成される端末保存情報の内容の信頼性を向上させることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明について、図面を用いて具体的な態様を説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
【0015】
[第一の実施の形態]
図1は、本発明を適用した第一の実施の形態として例示する画像形成装置を備える画像形成システムの概略構成図である。
図1に示すように、画像形成システム100は、画像形成装置1と、携帯電話機(携帯情報端末)2とを備え、これら画像形成装置1及び携帯電話機2は、端末保存データ(後述)の双方向の通信に用いられるデータ通信ケーブル3を介して接続されている。
【0016】
先ず、画像形成装置1の要部構成について、図2を参照して詳細に説明する。ここで、図2は、画像形成装置1の要部構成を示すブロック図である。
画像形成装置1は、例えば、複写機、プリンタ、ファクシミリ及びこれらの諸機能を有するデジタル複合機であり、図2に示すように、制御部11と、読取部12と、情報処理部13と、記憶部14と、通信部15と、画像形成部16と、操作部17とを備え、これら各部はバスXにより接続されている。
【0017】
制御部11は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等から構成されており、ROMに記憶されている画像形成装置1としての機能に関る各種プログラムを読み出してRAM内の作業領域に展開し、当該プログラムに従って画像形成処理等の各種処理を実行する。
具体的には、当該画像形成装置1がデータ通信ケーブル3を介して携帯電話機2に接続された状態で、制御部11は、ROMから読み出された所定のプログラムに従って、端末保存データのバックアップ処理及びデータ復元処理を実行する。
即ち、バックアップ処理において、制御部11は、先ず、ROMから読み出されたバックアップ画像情報作成プログラム(図示略)に従って、通信部15により受信した端末保存データ(後述)に基づいて、情報処理部13にバックアップ用のバックアップ画像データを作成させるバックアップ画像情報作成処理を実行する。次に、制御部11は、ROMから読み出されたバックアップ書類作成プログラム(図示略)に従って、情報処理部13により作成されたバックアップ画像データに基づいて、画像形成部16により記録媒体P(図1参照)に画像形成させてバックアップ用のバックアップ書類B1(図4参照)を作成させるバックアップ書類作成処理を実行する。
また、データ復元処理において、制御部11は、ROMから読み出された端末保存情報復元プログラム(図示略)に従って、読取部12によりバックアップ書類B1に形成された画像が読み取られて変換されたバックアップ画像データに基づいて、情報処理部13に端末保存データを復元させる端末保存情報復元処理を実行する。次に、制御部11は、ROMから読み出された端末保存情報送信プログラム(図示略)に従って、情報処理部13により復元された端末保存データを、通信部15により携帯電話機2に対して送信する端末保存情報送信処理を実行する。
【0018】
読取部12は、例えば、光源、レンズ、CCD(Charge Coupled Device)、A/D変換部等により構成されている。また、読取部12は、制御部11の制御下にて、バックアップ書類B1に対して光源から照明走査し、この反射光をCCDにより読み取って電気信号(アナログ信号)に変換し、この電気信号をA/D変換部によりバックアップ書類データ(デジタル信号)に変換する。
【0019】
情報処理部13は、制御部11の制御下におけるバックアップ画像情報作成処理にて、通信部15により受信した端末保存データを、画像形成部16により画像形成可能な所定のデータ形式に変換してバックアップ用のバックアップ画像データを作成する。
また、情報処理部13は、制御部11の制御下における端末保存情報復元処理において、読取部12によりバックアップ書類B1に形成された画像が読み取られて変換されたバックアップ画像データを携帯電話機2の情報保存部24に保存可能な所定のデータ形式に変換して端末保存データを復元する。ここで、情報処理部13は、所定の文字認識機能を有しており、バックアップ書類データに基づいて、バックアップ書類B1を構成するテキストを文字認識により解析して、テキストデータに変換可能となっている。
【0020】
記憶部14は、当該画像形成装置1の所定の動作に基づいて作成される各種データ並びに端末保存データ等を一時的に格納するものである。
端末保存データとは、具体的には、例えば、人名、電話番号、メールアドレス、着信音等からなる電話帳データや、待ち受け画像、撮像画像等に係る画像データや、日付、件名、メールアドレス、メールの内容等からなる電子メール等に係るメールデータなどの携帯電話機2の情報保存部24に保存される各種の情報(図4参照)のことである。
【0021】
通信部15は、データ通信ケーブル3に接続可能とされ、このデータ通信ケーブル3を介して、制御部11の制御下にて携帯電話機2との間で端末保存データの送受信を行うためのインターフェイスを備えて構成されている。即ち、通信部15は、データ通信ケーブル3を介して接続された当該画像形成装置1と携帯電話機2との間で、情報保存部24に予め保存され読み出された端末保存データを受信する一方で、情報処理部13により復元された端末保存データを携帯電話機2に対して送信する。
【0022】
画像形成部16は、例えば、レーザ式、インクジェット式、ドットインパクト式、熱転写式等により、記録媒体P上に所定の画像を形成して出力する。即ち、画像形成部16は、情報処理部13により作成された端末保存データに基づいて、記録媒体供給部(図示略)より供給される所定の記録媒体Pに対して画像形成を行うことで、端末保存データのバックアップ用のバックアップ書類B1を作成する。
【0023】
操作部17は、例えば、数字入力キー、各種機能キーなどを有するキーパッドを備え、キーパッドの所定位置がユーザに押下されることに基づいて押下信号を制御部に出力する。
また、操作部17は、例えば、表示部(図示略)と一体的にタッチパネルとして構成されていてもよく、表示部は、制御部11から入力される表示信号の指示に従って、画面上に各種操作キーや画像の状態表示を行うようになっている。
【0024】
次に、携帯電話機2の要部構成について、図3を参照して詳細に説明する。ここで、図3は、携帯電話機2の要部構成を示すブロック図である。
図3に示すように、携帯電話機2は、制御部21と、表示部22と、操作部23と、情報保存部24と、記憶部25と、通信部26と、無線通信部27と、通話部28とを備え、これら各部はバスYにより接続されている。
【0025】
制御部21は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等から構成されており、ROMに記憶されている携帯電話機2としての各種機能に関る各種アプリケーションプログラムを読み出してRAM内の作業領域に展開し、当該プログラムに従って各種処理を実行する。
具体的には、制御部21は、バックアップ処理及びデータ復元処理において、画像形成装置1の制御部11の制御下にて情報保存部24を制御することで、当該情報保存部24から端末保存データを読み出したり、情報保存部24に端末保存データを保存したりする処理を制御する。
【0026】
表示部22は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)パネル等の表示画面を備えて構成され、制御部21から入力される表示データに基づいて画面表示を行う。
操作部23は、例えば、テンキー、各種機能スイッチ等の操作ボタンを備えており、人名、電話番号、メールアドレス、メールの件名、メールの内容等の入力に用いられる。
情報保存部24は、端末保存データの保存領域を有している。また、情報保存部24は、例えば、当該携帯電話機2の各種の動作に係る設定等を保存可能となっている。
記憶部25は、当該携帯電話機2の所定の動作に基づいて作成される各種データ並びに端末保存データ等を一時的に格納するものである。
【0027】
通信部26は、データ通信ケーブル3に接続可能とされ、このデータ通信ケーブル3を介して、バックアップ処理やデータ復元処理において、画像形成装置1と通信を行うためのインターフェイスを備えている。
【0028】
無線通信部27は、無線基地局(図示略)との間で着信や発信等に係る無線信号の送受信を行うものであり、制御部21から入力される指示に従って、無線基地局との間で、例えば、所定の通信プロトコルを実行し、この通信方式で設定される通信チャネルにより、例えば、送受話音声の送受信や電子メール等のデータ通信を実行する。
【0029】
通話部28は、例えば、マイク、スピーカ、A/D変換部、及びD/A変換部(何れも図示省略)を有し、マイクから入力されるユーザの送話音声をA/D変換処理して、その送話音声データを制御部に出力するとともに、制御部21から入力される受話音声データや、着信音、操作確認音等の音声データをD/A変換処理して、スピーカから出力する。
【0030】
次に、制御部11の制御下にて実行されるバックアップ処理及びデータ復元処理について図4を参照して説明する。
ここで、図4は、画像形成装置1により作成されたバックアップ書類B1を模式的に示した図である。
【0031】
<バックアップ処理>
以下に、バックアップ処理について説明する。
先ず、ユーザにより画像形成装置1と携帯電話機2とがデータ通信ケーブル3を介して接続されて、画像形成装置1の通信部15と携帯電話機2の通信部26とをデータ通信可能な状態とする。
【0032】
次に、ユーザによる画像形成装置1の操作部17の操作に基づいてバックアップ処理の実行が指示されると、制御部11は、端末保存データの情報保存部24からの読み出しを制御する所定の制御信号を通信部15を介して携帯電話機2の制御部21に対して出力し、この制御信号が入力されることにより携帯電話機2の制御部21が、情報保存部24に予め保存されている端末保存データを当該情報保存部24から読み出させ、続けて、読み出された端末保存データを通信部26により画像形成装置1に対して送信させる。
ここで、端末保存データは、情報保存部24に保存されている各種のデータが全て読み出されてもよいし、端末保存データのうち、読み出されるデータがユーザにより任意に指定可能となっていてもよい。
【0033】
次に、画像形成装置1の制御部11は、通信部15を制御して、携帯電話機2から送信される端末保存データを順次受信していき、受信した端末保存データを記憶部14に一旦格納させる。
【0034】
次に、制御部11は、バックアップ画像情報作成処理を実行する。具体的には、制御部11は、情報処理部13を制御して、記憶部14に格納された端末保存データを画像形成部16により画像形成可能な所定の形式に変換してバックアップ画像データを作成させる。
その後、制御部11は、バックアップ書類作成処理を実行する。具体的には、制御部11は、画像形成部16を制御して、情報処理部13により変換されたバックアップ画像データに基づいて、所定の記録媒体Pに対して画像形成を行って端末保存データのバックアップ用のバックアップ書類B1を作成させる。
これにより、例えば、図4に示すように、記録媒体Pの上端から下端にかけて、[電話番号]、[画像データ]、[メールデータ]の各々の項目が順に形成されたバックアップ書類B1を作成する。
このバックアップ書類B1は、具体的には、[電話番号]の項目には、例えば、人名、電話番号、メールアドレス、着信音等が画像形成されている。また、[画像データ]の項目には、例えば、画像の各画素の階調値がn進法で表現されたビットマップデータが画像形成されている。さらに、[メールデータ]の項目には、例えば、日付、件名、メールアドレス、内容等が画像形成されている。
【0035】
<データ復元処理>
次に、データ復元処理について説明する。
先ず、ユーザによって、バックアップ書類B1が読取部12の所定位置にセットされた状態で、操作部17の所定の操作に基づいてデータ復元処理の実行が指示されると、制御部11は、読取部12を制御して、バックアップ書類B1に形成された画像を読み取ってバックアップ書類データに変換させる。
【0036】
次に、制御部11は、端末保存情報復元処理を実行する。具体的には、制御部11は、情報処理部13を制御して、読取部12により変換されたバックアップ書類データを携帯電話機1に応じた所定のデータ保存形式に変換して端末保存データを作成させる。このとき、情報処理部13は、バックアップ書類データに対して文字認識処理を施してバックアップ書類B1を構成するテキストを解析する。即ち、先ず、情報処理部13は、バックアップ書類B1の[]を検出して、その[]内の電話番号を認識してテキストデータに変換する。続けて、情報処理部13は、バックアップ書類B1の[電話番号]以下に形成されている情報(人名、電話番号、メールアドレス、着信音等)を認識してテキストデータに変換する。次に、情報処理部13は、変換されたテキストデータを携帯電話機2に応じて所定のデータ保存形式に変換する。
そして、情報処理部13は、上記の処理をバックアップ書類B1の全面に対して(即ち、続けて[画像データ]、[メールデータ]の各々の項目を順に)施して、携帯電話機2のデータ保存形式に変換された端末保存データを作成する。
なお、作成された端末保存データは、記憶部14に一旦格納される。
【0037】
次に、制御部11は、端末保存情報送信処理を実行する。具体的には、制御部11は、記憶部14に格納された端末保存データを読み出し、読み出された端末保存データを通信部15によって携帯電話機2に対して送信させる。画像形成装置1から送信され通信部26にて受信された端末保存データは、携帯電話機2の制御部21の制御下にて情報保存部24に保存される。
【0038】
以上のように、第一の実施の形態の画像形成システム100によれば、携帯電話機2の情報保存部24に予め保存された端末保存データを通信部15を介して読み出させ、当該通信部15にて受信された端末保存データに基づいて、画像形成部16に記録媒体Pに対して画像形成させて端末保存データのバックアップ用のバックアップ書類B1を作成することができる。また、読取部によりバックアップ書類B1に形成された画像が読み取られることで変換されたバックアップ画像データに基づいて、端末保存データを復元して、この端末保存データを、携帯電話機2に対して送信して情報保存部24に保存させることができる。従って、例えばパソコン等の情報処理装置の存する特定の場所以外の場所であっても、複雑なシステム環境を使用することなく、画像形成装置1を利用して、携帯電話機2に保存されている各種の端末保存データのバックアップ及び携帯電話機2に保存される各種の端末保存データの復元を容易に行うことができる。このとき、所定の通信手段を介してネットワークに接続したり、所定のサーバに予め登録したりする必要がないので、端末保存データの漏洩等の配慮に係るユーザの負担を軽減して、端末保存データのバックアップや復元を簡便に行うことができる。
また、端末保存データに基づいて作成されたバックアップ書類B1によって、端末保存データの携帯性を高めることができるだけでなく、バックアップ書類B1の視認によってユーザが端末保存データの内容の確認を容易に行うことができる。
【0039】
さらに、情報処理部13は、所定の保存形式で携帯電話機2に保存された端末保存データを、画像形成部16により画像形成可能な形式に変換してバックアップ画像データを作成することができるので、携帯電話機2における端末保存データの保存形式にとらわれることなく、画像形成装置1により端末保存データのバックアップを行うことができる。
【0040】
[第二の実施の形態]
以下に、本発明を適用した第二の実施の形態の画像形成システムについて説明する。
本実施の形態の画像形成システムに備わる画像形成装置1は、バックアップ処理において、端末保存データに二次元バーコード化処理(所定の符号化処理)を施して、符号化バックアップ書類B2(図5参照)を作成する一方で、データ復元処理において、符号化バックアップ書類B2から変換された符号化バックアップ画像データを復号化して端末保存データを作成するようになっている。
【0041】
情報処理部13は、バックアップ処理において、制御部11の制御下にて所定のプログラムが実行されることに基づいて、通信部15により受信された後で記憶部14に一旦格納された端末保存データを読み出して、この端末保存データに対して二次元バーコード化処理を施してバックアップ画像データを作成可能となっている。
また、情報処理部13は、データ復元処理において、制御部11の制御下にて所定のプログラムが実行されることに基づいて、読取部12により符号化バックアップ書類B2に形成された符号化された画像が読み取られることで変換された符号化バックアップ書類データを復号化して端末保存データを作成可能となっている。
【0042】
画像形成部16は、制御部11の制御下にて、情報処理部13により作成された端末保存データに基づいて、記録媒体Pに二次元バーコード化された画像を形成して符号化バックアップ書類B2を作成する。
【0043】
従って、上記構成の第二の実施の形態の画像形成システムによれば、端末保存データに対し二次元バーコード化処理を施してバックアップ画像データを作成し、このバックアップ画像データに基づいて、記録媒体Pに符号化された画像を形成して符号化バックアップ書類B2を作成することができるので、端末保存データを符号化して記録媒体Pに保存しておくことによって、端末保存データの漏洩等をより確実に防止することができ、守秘性を向上させることができる。
さらに、符号化バックアップ書類B2に形成された符号化された画像を読み取って符号化バックアップ画像データに変換し、この符号化バックアップ画像データを復号化して端末保存データを作成する処理を行うので、端末保存データが符号化されて記録媒体Pに保存された符号化バックアップ書類B2を用いて、携帯電話機2に保存される各種の端末保存データの復元を行うことができる。
また、端末保存データを符号化バックアップ書類B2を用いて作成するので、この符号化バックアップ書類B2上の符号化された画像に応じた端末保存データを簡便に且つ正確に作成することができる。従って、誤った内容の端末保存データが作成されることを防止することができ、例えば第一の実施の形態等のようにバックアップ書類B1上のテキストを文字認識して端末保存データを作成する場合に比べて、作成される端末保存データの内容の信頼性を向上させることができる。
【0044】
なお、第二の実施の形態では、符号化処理として二次元バーコード処理を例示したが、これに限られるものではなく、如何なる符号化処理であってもよい。
【0045】
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の改良並びに設計の変更を行ってもよい。
例えば、読取部12の読取方式をフリーフォーマットとすることによって、手書き等により作成されたバックアップ書類B1の読み取りも実行可能となり、データ復元処理をより簡便に行うことができる。
また、上記実施の形態では、携帯情報端末として携帯電話機2を例示したが、これに限られるものではなく、例えば、PDA(Personal Digital Assistant)等の如何なる携帯情報端末であってもよいのは勿論である。
さらに、上記実施の形態では、画像形成装置1と携帯電話機2とをデータ通信ケーブル3で接続して端末保存データの通信を行う構成としたが、データ通信の形式はこれに限られるものではなく、例えば、無線接続してデータ通信する構成等であってもよい。
【0046】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、情報処理装置の存する特定の場所以外の場所であっても、複雑なシステム環境を使用することなく、画像形成装置を利用して、携帯情報端末に保存されている各種の端末保存情報のバックアップ及び携帯情報端末に保存される各種の端末保存情報の復元を容易に行うことができる。このとき、所定の通信手段を介してネットワークに接続したり、所定のサーバに予め登録したりする必要がないので、端末保存情報の漏洩等の配慮に係るユーザの負担を軽減して、端末保存情報のバックアップや復元を簡便に行うことができる。また、端末保存情報に基づいて作成されたバックアップ書類によって、端末保存情報の携帯性を高めることができるだけでなく、バックアップ書類の視認によってユーザが端末保存情報の内容の確認を容易に行うことができる。
【0047】
請求項2に記載の発明によれば、端末保存情報を符号化して記録媒体に保存しておくことによって、端末保存情報の漏洩等をより確実に防止することができ、守秘性を向上させることができる。
【0048】
請求項3に記載の発明によれば、端末保存情報が符号化されて記録媒体に保存された符号化バックアップ書類を用いて、携帯情報端末に保存される各種の端末保存情報の復元を行うことができる。また、端末保存情報を符号化バックアップ書類を用いて作成するので、この符号化バックアップ書類上の符号化された画像に応じた端末保存情報を簡便に且つ正確に作成することができる。従って、誤った内容の端末保存情報が作成されることを防止することができ、例えばバックアップ書類上のテキストを文字認識して端末保存情報を作成する場合に比べて、作成される端末保存情報の内容の信頼性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した第一の実施の形態として例示する画像形成装置を備える画像形成システムの概略構成図である。
【図2】図1の画像形成装置の要部構成を示すブロック図である。
【図3】図1の画像形成システムを構成する携帯電話機の要部構成を示すブロック図である。
【図4】図2の画像形成装置により作成されたバックアップ書類を模式的に示した図である。
【図5】本発明を適用した第二の実施の形態として例示する画像形成装置により作成された符号化バックアップ書類を模式的に示した図である。
【符号の説明】
100 画像形成システム
1 画像形成装置
11 制御部
12 読取部
13 情報処理部
15 通信部
16 画像形成部
2 携帯電話機(携帯情報端末)
B1 バックアップ書類
B2 符号化バックアップ書類
P 記録媒体
Claims (3)
- 情報処理部と、記録媒体に画像形成を行う画像形成部と、記録媒体に形成された画像を読み取って画像情報に変換する読取部と、携帯情報端末との間で端末保存情報を送受信する通信部と、前記画像処理部、前記画像形成部、前記読取部及び前記通信部を制御する制御部と、を備える画像形成装置であって、
前記制御部は、
前記通信部により受信した前記端末保存情報に基づいて、前記情報処理部にバックアップ用のバックアップ画像情報を作成させるバックアップ画像情報作成処理と、前記情報処理部により作成されたバックアップ画像情報に基づいて、前記画像形成部に前記記録媒体に画像形成させてバックアップ用のバックアップ書類を作成させるバックアップ書類作成処理と、前記読取部により前記バックアップ書類に形成された画像が読み取られて変換されたバックアップ画像情報に基づいて、前記情報処理部に前記端末保存情報を復元させる端末保存情報復元処理と、前記情報処理部により復元された端末保存情報を、前記通信部により前記携帯情報端末に対して送信する端末保存情報送信処理と、を実行させることを特徴とする画像形成装置。 - 前記情報処理部は、前記通信部により受信した端末保存情報に対し所定の符号化処理を施してバックアップ画像情報を作成し、
前記画像形成部は、前記情報処理部により作成されたバックアップ画像情報に基づいて、前記記録媒体に符号化された画像を形成して符号化バックアップ書類を作成することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記読取部は、前記符号化バックアップ書類に形成された符号化された画像を読み取って符号化バックアップ画像情報に変換し、
前記情報処理部は、前記読取部にて変換された符号化バックアップ画像情報を復号化して前記端末保存情報を作成する処理を行うことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
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JP (1) | JP2005033477A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008109182A (ja) * | 2006-10-23 | 2008-05-08 | Seiko Epson Corp | ネットワーク装置およびネットワーク装置の制御方法 |
JP2011124966A (ja) * | 2009-12-11 | 2011-06-23 | Mediatek Inc | マルチメディアベースのデータ伝送を行う装置及び関連方法 |
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2003
- 2003-07-11 JP JP2003195852A patent/JP2005033477A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2008109182A (ja) * | 2006-10-23 | 2008-05-08 | Seiko Epson Corp | ネットワーク装置およびネットワーク装置の制御方法 |
JP2011124966A (ja) * | 2009-12-11 | 2011-06-23 | Mediatek Inc | マルチメディアベースのデータ伝送を行う装置及び関連方法 |
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