JP2005033289A - Ipサービスにおける試験方法、およびそのシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】NW上を流れる制御信号をモニタリングし、そのシーケンスに含まれる故障を入力情報ごとに検出することが可能な、VoIP網を用いるサービスをも含めた、より広範なIPサービスにおける試験方法、およびそのシステムを提供すること。
【解決手段】IP−NW上に点在するNEが行うセッションに関する制御信号を、特定の情報要素に従いフィルタリングを行って、NW上の複数の収集装置により収集し解析するIPサービスにおける試験方法であって、前記複数の収集装置の構成情報を一元的に管理し、前記複数の収集装置の中から選択した収集装置を試験に使用して、前記複数の収集装置が収集した結果を一元的に取りまとめて解析することを特徴とするIPサービスにおける試験方法、並びにこれを具体化したシステム。
【選択図】 図1
【解決手段】IP−NW上に点在するNEが行うセッションに関する制御信号を、特定の情報要素に従いフィルタリングを行って、NW上の複数の収集装置により収集し解析するIPサービスにおける試験方法であって、前記複数の収集装置の構成情報を一元的に管理し、前記複数の収集装置の中から選択した収集装置を試験に使用して、前記複数の収集装置が収集した結果を一元的に取りまとめて解析することを特徴とするIPサービスにおける試験方法、並びにこれを具体化したシステム。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、IPサービスにおける試験方法、およびそのシステムに関し、より具体的には、物理的またはIPをセグメント的に分散した複数のIPネットワーク(以下、IP−NWという)上を流れる制御信号(H.323,SIP,MEGACO(H.248),ISUP,RADIUS等)プロトコルを、発信,着信ユーザ端末ごとに収集装置で収集し、複数の収集装置から取得した情報を一つのセッションに着目して一元的に解析するなどの、新規顧客の開通時,故障申告時に対応するに好適な、IPサービスにおける試験方法、およびそのシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
IP−NWの拡大に伴い、種々のサービスが提供が実現されるようになってきている。特に、近年、普及が進んでいるVoIP(Voice over IP)は、新しい音声サービスの基盤技術として注目されており、音声サービスはデータ転送と同様にIP−NW上に統合されつつある。
これに伴い、例えば今まで音声サービスを提供してきた既存電話網(PSTN:Public Switched Telephone Network)においては確立されていた、顧客毎のEND to END試験方式を、このVoIP網に応用することが検討されるに至っている。
【0003】
しかしながら、従来の試験方式、特に制御信号に関する試験方式については、今のところ十分な検討がなされていない。また、サービスの早期提供の観点から網を構成するNE(Network Element:SIPサーバ,GK(Gate Keeper),Radius,CA(Call Agent),MG(Media Gateway),ルータ等)に市販製品を利用することも検討されている。但し、市販製品は、製品毎に提供する試験機能に違いがあり、NE単体の試験機能に特化したものが多い。
【0004】
このことは、保守者が一元的にEND to END試験を実施することをより困難にし、その結果、顧客からの故障申告時等に、十分な故障切り分け,顧客対応ができない事態の発生を想定させる。
【0005】
より具体的に述べると、従来のIP−NWにおける制御信号に関する試験を行う際は、下記のような手順が採用されていた。
(1)単一のLANにより構成されたNW上を流れるパケットを収集し、
(2)収集したパケットを情報要素ごとに翻訳する。
(3)翻訳した結果を標準仕様に照らして、OK/NGを判断する。
(4)結果をユーザ/オペレータ(保守者)の操作する端末画面に表示する。
【0006】
このため、単一のLAN上に存在するプロトコルメッセージが対象であり、広範囲(物理的,IPセグメント的に)に分散した複数のNE(ルータ装置,サーバ装置など)が複数の制御信号を用いている場合には、発側から着側(エンドユーザ端末〜エンドユーザ端末,エンドユーザ端末〜サービス提供サーバ)までの間を途中経由するLANごとに収集したパケットを翻訳解析することで故障箇所(エンドユーザ端末間,エンドユーザ端末〜サービス提供サーバ間の情報の不整合)を判断する必要があった。
【0007】
なお、従来のプロトコル故障検出方法については、例えば、特許文献1〜特許文献4に開示されている技術が参考になる。
【0008】
【特許文献1】
特開平02‐209051号公報
【特許文献2】
特開平03‐71755号公報
【特許文献3】
特開平03‐240342号公報
【特許文献4】
特開平04‐117843号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術では、以下のような問題があった。
(1)物理的、IPセグメント的に分散した収集対象となるNEが送受信する制御信号をモニタリングする場合、情報収集可能な位置,情報収集可能な収集装置の機種を保守者が特定して、情報収集装置を設置する必要があった。
(2)また、特定のLANに閉じた情報を収集した結果を翻訳して単一の測定点での翻訳結果を用いて、情報要素がおかしいか、おかしくないかを、保守者が判断する必要があった。
【0010】
(3)また、複数の制御信号プロトコルを翻訳解析するには、そのプロトコルに対応した情報収集装置を設置する必要があった。
(4)さらに、収集対象のプロトコルの追加などに従い、新規の収集装置機種を追加する場合、保守者は、新規の収集装置機種の機能,ユーザインタフェースに習熟する必要もあった。
【0011】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、従来の技術における上述のような問題を解消し、NW上を流れる制御信号をモニタリングし、そのシーケンスに含まれる故障を入力情報ごとに検出することが可能な、VoIP網を用いるサービスをも含めた、より広範なIPサービスにおける試験方法、およびそのシステムを提供することにある。
【0012】
すなわち、本発明の目的は、検出可能な故障の対象を、従来の収集装置が単独で対応していたプロトコル仕様から、複数のNE,複数のプロトコルにより構成されるNWが提供するサービスにまで拡張可能な、IPサービスにおける試験方法、およびそのシステムを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明に係るIPサービスにおける試験方法は、IP−NW上に点在するNEが行うセッションに関する制御信号を、特定の情報要素に従いフィルタリングを行って、NW上の複数の収集装置により収集し解析するIPサービスにおける試験方法であって、前記複数の収集装置の構成情報を一元的に管理し、前記複数の収集装置の中から選択した収集装置を試験に使用して、前記複数の収集装置が収集した結果を一元的に取りまとめて解析することを特徴とする。
【0014】
また、本発明に係るIPサービス試験システムは、IP−NW上に点在するNEが行うセッションに関する制御信号を、特定の情報要素に従いフィルタリングを行って、NW上の複数の収集装置により収集し解析するIPサービス試験システムであって、前記複数の収集装置の構成情報を一元的に管理する機能と、前記複数の収集装置の中から試験に使用する収集装置を選択する機能と、前記複数の収集装置が収集した結果を一元的に取りまとめて解析する機能とを有することを特徴とする。
【0015】
なお、本発明に係るIPサービスにおける試験方法は、これをコンピュータ制御により実施することが可能であり、本発明はそのようなプログラムとして商品化することも可能である。
【0016】
以下、より具体的に説明する。まず、本システムの対象とするNWなどの前提条件を、以下に示す。
対象とするNW等は、複数のNE(サーバ,ルータ)により構成される。
上記複数のNEは、機能的に分散している。
上記複数のNEは、別々のLAN上に存在し、それらのLANは物理的に分散している(例えば、電話交換機を設置するビル毎など)。
上記複数のNEは同一のLAN上になく、WANを介して、複数のIPセグメントで構成するNWに存在する。
【0017】
上記複数のNEは、NE間でやりとりする信号が異なる。例えば、Aサーバ〜Bサーバ間はαプロトコル、Bサーバ〜Cサーバ間はβプロトコル、Cサーバ〜Dサーバ間はγプロトコル、というように、複数の制御信号プロトコルによりサービスを提供する。
単一のIPセグメント上を流れるIPパケットをIPアドレス等によりフィルタリング可能な情報収集装置をIP−NWの適切な位置、例えば、NEの存在する同一のLAN上に設置する。
【0018】
システムは、本システムが対象とするIP−NWを構成するNEのIPアドレス,サブネットマスク,NE名称,顧客収容情報(電話番号等)の情報を保持する。また、システムが対象とするIP−NW上に配備した情報収集装置のIPアドレス,サブネットマスク,収集可能な制御信号プロトコル,収集可能な対象NEの情報を保持する。
【0019】
オペレータ(保守者)は、予め用意されたオペレータ端末に表示されたシステムが提供するGUIを用いて、試験対象のIPアドレス,試験内容,電話番号等を入力する。
また、複数の情報収集装置が収集したデータを、システム内部に蓄積して翻訳する解析サーバを置く。
システムは、情報収集装置が外部に対して提供する制御コマンドを用いて、情報収集装置のフィルタリング条件の設定,送出の開始・停止,収集データのシステムへの送出および再起動の4種類の制御を行う。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面に示す好適実施例に基づいて、詳細に説明する。
本発明に係るIPサービス試験システムは、以下に説明する各機能を備えている。
【0021】
1.実行制御機能:
図3を用いて、実行制御機能について説明する。
保守者が行う試験業務の流れを提供するため、多様な業務に柔軟に対応可能である必要がある。そこで、複数の試験に共通的に使われるコンポーネント(例えば、試験対象となるNEの特定,試験対象となる収集装置の特定)を試験個別シナリオ(例えば、発信ユーザから着信ユーザまで、発信ユーザから着信側NEまで等)と試験業務全体の流れを提供する業務シナリオとで構成する。
試験個別シナリオは、発信ユーザから着信ユーザまでの情報収集や、擬似セッション開通を発信し、その擬似制御信号を収集するなど、各種試験に共通的に使われる個別の試験要素を定義する。
【0022】
業務シナリオは、保守者が実施する試験の流れを制御し、前出の複数の試験個別シナリオとの組み合わせで実現する。このとき、業務シナリオでは複数の試験個別シナリオに試験条件(収集時のフィルタリング条件,擬似信号生成時の発信条件)の設定を実施し、その結果から、次に実施する試験個別シナリオを呼び出す。また、解析条件の設定,解析結果のGUIへの受け渡しなどを制御する。業務シナリオでは、試験個別シナリオを組み合わせるパターンを追加することにより、多様な業務に柔軟に対応可能である。
【0023】
2.解析機能:
キャリアレベルのNWでは、発端末から着端末まで複数拠点に分散して配置された複数のNEを経由する。例えば、VoIPサービスを例にとると、Aビルに収容されるGKに対してH.323ユーザ端末が発呼し、Bビルに収容されるCA,MGを経由してCビルに収容されるPSTN端末に着呼する場合を考えると、それぞれのビルに配備した収集装置A,Bは以下に示すメッセージを収集することが可能である。
収集装置A:ユーザ端末〜GK間、GK〜CA間
収集装置B:GK〜CA間、CA〜MG間
【0024】
それぞれの収集装置が収集した各メッセージを結合する際に、メッセージに含まれるどの情報要素をキーにするかはプロトコルの組合せにより異なる。一例として、収集装置Aが収集したARQメッセージと、LRQメッセージとを結合するために必要な情報要素を、図5に示す。解析機能部には、メッセージとメッセージとを結合するための参照すべき情報要素を、対象とするサービス,制御信号毎に保持し、シナリオが要求する試験要求に従って、解析条件として設定する。
【0025】
なお、この詳細については、中尾らの「VoIPにおけるEnd−to−Endの信号解析方式に関する検討、電子情報通信学会2003年総合大会B‐6‐144」を参照のこと。
【0026】
3.リソース管理機能:(図4,図5)
故障申告時に顧客から得られる情報として期待できる顧客識別情報(電話番号など)から、収集対象となるNE,最適な収集装置を特定するには、NW構成情報,収集装置構成情報を、システムが保持する必要がある。以下に、NW構成情報管理,収集装置管理に関する管理手法を示す。なお、図4に示したテーブルは、図1中のサービス試験システム中に保持されている。
【0027】
3.1:NW構成情報管理機能:
故障申告時に得られる情報として期待できる顧客識別情報から、収集の対象となるNEを特定する必要がある。顧客識別情報(例えば、電話番号の局番)から収集対象のNEが一意に特定できるNWでは、以下の情報をシステム内に保持する。
【0028】
・NEを一意に特定するID
・NE種別
・IPアドレス,サブネットマスク
・収容局番情報
・NE設置場所
【0029】
小規模なNW構成から、設備管理を行うOSSを持つような大規模のNWまで広く対応するスケーラビリティを考慮し、NW構成情報は、保守者による構築,テキストファイルなどにより他OSSからの情報流通IFを用いた構築の双方に対応可能に構成する。
【0030】
3.2:収集装置管理機能:
収集に用いる収集装置を特定する上で必要な以下の情報をシステム内に保持する。
・収集装置を一意に特定するID
・収集装置のIPアドレス
・収集装置種別(モニタリング機能のみを有するのか、擬似呼を生成可能かなど)
・空塞状態(当該収集装置が使用中かどうか)
【0031】
新規収集装置機種の追加には、収集装置種別の追加により対応し、管理データ項目の変更を伴わずに実現可能とする。
これらの構成情報の管理テーブルの具体例を図4に、また、管理テーブルを利用したNE,収集装置の特定方法を、図5に示す。
【0032】
4.収集装置制御機能:(図6)
ベンダごとに異なる収集装置が提供するベンダ固有の該IFを収集装置制御以外の実行制御、解析などの機能が意識した作りとならないため、収集装置制御の内部アーキテクチャを図4の通り共通部と収集装置ベンダ個別部とに分離し、マルチベンダ収集装置に対する拡張性を保つ。
【0033】
共通部:ベンダ固有のIFに依存しない共通的なAPIを外の機能に提供し、実行制御により特定された機種に従った収集装置ベンダ個別部に振り分ける機能を有する。提供する共通APIはマルチベンダプローブが外部に提供するIFを全部網羅するものとする。
【0034】
収集装置ベンダ個別部:共通部で規定した共通部:ベンダ固有のIFに依存しない共通的なAPIを外の機能に提供し、実行制御により特定された機種に従った収集装置ベンダ個別部に振り分ける機能を有する。提供する共通APIはマルチベンダプローブが外部に提供するIFを全部網羅するものとする。APIをベンダ固有のAPIに変換し、各収集装置に配信する。新規収集装置の導入時には収集装置ベンダ個別部の変更により対応可能であり、事業要請に従ったマルチベンダ収集装置に迅速に対応する。
【0035】
〔実施例〕
上記機能を利用したIPサービスの例としてVoIPサービスにおけるEnd−to−End試験方式の処理概要を図1、具体的な実装図を、図2に示す。なお、図2中の、測定装置マネージャとサービス試験サーバにより、サービス試験システムが構成されている。
本実施例は、以下の各機能部から構成される。
【0036】
実行制御機能部は、多様な業務に柔軟に適用するため、試験全体の流れをワークフロー的に管理し、複数のワークフローを構成する機能を持つ。実行制御機能部は、試験の内容により異なる使用収集装置の選択,収集時のフィルタリング条件,解析時の解析条件などを、それぞれの機能に対して設定する。
【0037】
キャリアレベルのNWで発端末から着端末までの複数拠点に分散して配置された複数のNEを経由し、NE間でやり取りされる制御信号はマルチプロトコルである。解析機能部は、複数拠点から収集した複数プロトコルの制御信号を1つの呼に着目して解析するために、各メッセージの情報要素を参照し、1つの呼として組み立て解析を行う。
【0038】
故障申告時に顧客から得られる情報として期待できるのは、電話番号が考えられる。リソース管理機能部は、電話番号から複数存在するNEの中から収集対象となるNEを収集に用いる最適な収集装置を選択するために、収集装置構成情報,NW構成情報,試験対象加入者の加入者情報を保持する。
【0039】
優れた市中技術を提供する市販製品の収集装置を利用する呼とを前提とした場合、収集装置が外部に提供するIFは収集装置ベンダ各社のターゲットとするNW、サービス、管理方式などの違いから、ベンダごとに異なるのが一般的である。収集装置制御機能部、市販品収集装置の機能を用いた試験を実施する際に市販品収集装置のIFに適した制御を行うが、ベンダ固有のIFは他の機能部に対して隠蔽する機能を持つ。
【0040】
GUIは保守者とのIFであり、試験対象,試験内容の入力、試験結果の出力を行う。ただしVoIP網を運用するに際しては、業務内容・形態ごとに異なる試験の業務フローが存在する。既存業務に柔軟に対応可能なGUIとする。
【0041】
上記機能を利用したEnd−to−End試験方式の処理概要を説明する。なお、丸付き数字は、図1中の動作説明の矢印の番号に対応している。
システム内には、対象とするVoIP網の構成情報(CA(Call Agent)、MG(Media Gateway)などのNEのIPアドレス,NWアドレス,サブNWなど)収集装置の構成情報(収集装置の管理用IPアドレス,収集可能なNWアドレス,収集装置種別など)を保持する。
【0042】
▲1▼.保守者はGUIを介して、どのような加入者に対してどのような試験を行うかを入力する。
▲2▼.入力データは実行制御機能部に渡され実行制御にて全体の試験の流れをシナリオとして管理する。
▲3▼.複数のシナリオの中から試験に適したシナリオを選択する。
▲4▼.試験で用いる収集装置を選択する。この時試験に用いるに適した収集装置の特定のためにはNW構成情報の参照も行う。
▲5▼.収集装置に対する要求を指示コマンド作成・送出部に発出する。
【0043】
▲6▼.指示コマンド作成・送出部は収集装置に対してフィルタリング条件、収集の開始・停止、結果の送出などの指示を行う。
▲7▼.コマンドと受信した収集装置は設定されたフィルタリング条件に従って収集装置の設置されたセグメント内を流れるメッセージを収集し収集結果を解析機能部に送出する。
収集データは試験システム内に取り込み、解析機能を用いて解析を行う。この際の解析条件は実行制御機能部により設定する。また袖手データは各収集装置が収集したセグメントに流れるデータであるため、1つの呼に着目し、結合する条件(発着電話番号、IPアドレスなど)は実行制御により設定される。
▲8▼.解析結果はGUIを介して保守者に表示する。
【0044】
〔応用例〕
本発明を用いれば、以下に説明するように、複数NWにわたるEnd−to−End IPサービス提供における、正常性の維持に要するオペレータの負担を解消し、同じく異常発生の原因特定,提供できないサービスの明確化,サービス利用時の顧客サポートに支障を来す等の問題点の解決も可能となる。
【0045】
図7は、本応用例の構成と基本的動作を説明する図であって、1はIPサービスを主体的に提供する事業体のNW、2はEnd−to−End IPサービスの提供に関わる他事業体の運用するNW(以下、他NWともいう)、3はNW1に設けたサービス試験設備、4‐1,4‐2はNW1に設けた測定点、4‐3はNW1とNW2の接点に設けた測定点、5‐1,5‐2はIPサービスの利用者端末、6‐1,6‐2はNW1上に設備されたサーバである。また、PはIPサービスにおけるプロトコルシーケンスである。
【0046】
図7の例では、サーバ6‐1,6‐2に測定点が設けられる。サービス試験設備3は、利用者端末5‐1とサーバ6‐1および利用者端末5‐1とNW2との間、また、サーバ6‐1と6‐2および利用者端末5‐2とサーバ6‐2の間をそれぞれ接続し、サーバ6‐1,6‐2およびNW1とNW2の接点に設けた測定点4‐1,4‐2および4‐3におけるセッションレベルのプロトコルシーケンスを収集、解析し、End−to−End IPサービスの提供における正常性を一元的に管理する。
【0047】
例えば、図7の例では、IPサービスにおけるプロトコルシーケンスPが示すように、サーバ6‐1の呼びかけに対するサーバ6‐2の無応答または異常応答を検出し、サーバ6‐2に異常があることを記録する。
以上により、サービス試験設備3は、他事業体の運用するNW2と自らが運用するNW1の接点を含む、NW1に存在する異常発生箇所を特定することが可能となる。
【0048】
図8は、本発明の動作を説明する図であって、図7に示す機能要素以外に、7‐1、7‐2はNW1に接続されたインターネットサービスプロバイダ(ISP)である。図8で、NW1の測定点は4‐1,4‐2に設けられる。NW1のサービス試験設備3は、例えば、利用者端末5‐1とISP7‐1の間のEnd−to−End IPサービスの提供におけるセッションレベルのプロトコルシーケンスの解析からISP7‐1の異常を知り、ISP7‐1がサービスに使用できないことを把握する。
【0049】
以上により、顧客の利用できないIPサービスの特定,End−to−End IPサービスの提供に関わる他NWの顧客からの申告に対する迅速で正確な対応、顧客サポートの正確化が期待できる。
【0050】
図9は、本応用例の一実施形態を説明する図であって、図7に示す機能要素以外に、9はNW1に接続された公衆交換電話網(PSTN)、5はIPサービスの利用者端末、8‐1,8‐2は、NW1に接続されたサーバ、例えばコールエージェント(CA)である。
【0051】
図9で、サービス試験設備3はNW1に設けられる。また、測定点はNW1に接続されたCA8‐1,8‐2に設けられる。サービス支援設備3では、利用者端末5からCAへのIP呼、またはCA間のIP接続毎にプロトコルシーケンスを解析し、また、電話番号やIPアドレスなどのユーザ情報を基にIPサービスの正常性を確認する。
【0052】
以上により、利用者端末やCAを含む顧客設備の以上の発見、修正措置への早期対処などの迅速な顧客サポートが可能となる。
【0053】
図10は、本応用例の他の実施形態を説明する図であって、図7,図9に示す機能要素以外に、6‐3は他NW2に設備されたサーバ、9は他NW2に設けられた顧客サポートセンタである。
【0054】
図10で、NW1に設けた測定4‐2は他NW2にも接続される。利用者端末5が、例えばサーバ6‐1と6‐3によって提供されるサービスを利用すると、サービス試験設備3は、利用者端末5からNW1に接続されたサーバ6‐1,他NW2に接続されたサーバ6‐3を介するEnd−to−End IPサービスの提供に関わるセッションレベルのプロトコルシーケンスを解析し、また、電話番号やIPアドレスなどのユーザ情報を基にIPサービスの正常性を確認する。
【0055】
このEnd−to−End IPサービスの提供における正常性の一元管理により、このサービスの提供に関わる他NW2に接続された設備、例えばサーバ6‐3の動作状況まで管理することが可能となり、このIPサービス提供に関わる管理情報を他NW2の顧客サポートセンタに提供することができる。
【0056】
なお、上記実施例並びに応用例はいずれも本発明の一例を示すものであり、本発明はこれらに限定されるべきものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で、適宜、変更や改良を行ってもよいことはいうまでもない。
【0057】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように、本発明によれば、複数種別,複数ベンダの装置が存在するIP−NWにおける複数のプロトコルがやり取りされるNWサービスにおいて、異なる複数区間のシーケンスの結合が可能になる。また、任意のパラメータのチェックと違反値の警告を自動で行えるようになる。さらに、IPサービスにおいて、一般ユーザが自立的・自動的にサービスの正常性の確認を行えるようになる。
【0058】
より具体的には、本発明によれば、試験全体を業務シナリオとして管理し、この業務シナリオは、試験個別シナリオの組み合わせにより、多様な業務形態に柔軟に対応可能な構成を提供することができる。
複数拠点から収集した複数プロトコルのメッセージをメッセージ内の情報要素に着目して1つの呼に組み立てる方式を提供することができる。また、内部にプロトコル間の組み合わせをパターンデータとして保持し、複数の組み合わせに柔軟に対応可能な構成を提供することができる。
【0059】
さらに、本発明によれば、End−to−End試験を実現するために必要なリソース管理に関する構成情報についても整理し、マルチベンダ収集装置に対応し、収集装置制御以外の機能にベンダ固有のIFを隠蔽する収集装置制御の構成を提供することができる。
またさらに、多様なNW運営業務形態に対応するWebブラウザ上のJava(登録商標)アプレットによる実現を可能とする構成を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の動作概要を説明する、End−to−End試験方式の処理概要図
【図2】本発明の機能を利用したEnd−to−End試験方式の実装図
【図3】本発明の実行制御機能を説明する図
【図4】本発明のリソース管理に用いる構成情報テーブルの例を示す図
【図5】本発明のリソース管理機能を説明する図
【図6】本発明の収集装置制御機能を説明する図
【図7】本発明の応用例の構成と基本的動作を説明する図
【図8】本発明の応用例の動作を説明する図
【図9】本発明の応用例を説明する図
【図10】本発明の他の応用例を説明する図
【符号の説明】
1 IPサービスを主体的に提供する事業体のNW
2 End−to−End IPサービスの提供に係る他NW
3 NW1に設けたサービス試験システム
4,4‐1,4‐2,4‐3 測定点
5,5‐1,5‐2 IPサービスの利用者端末
6‐1,6‐2 NW1に設備されたサーバ
7‐1,7‐2 NW1に接続されたISP
8‐1,8‐2 NW1に接続されたサーバ(例えばCA)
9 他NW2に設けられた顧客サポートセンタ
【発明の属する技術分野】
本発明は、IPサービスにおける試験方法、およびそのシステムに関し、より具体的には、物理的またはIPをセグメント的に分散した複数のIPネットワーク(以下、IP−NWという)上を流れる制御信号(H.323,SIP,MEGACO(H.248),ISUP,RADIUS等)プロトコルを、発信,着信ユーザ端末ごとに収集装置で収集し、複数の収集装置から取得した情報を一つのセッションに着目して一元的に解析するなどの、新規顧客の開通時,故障申告時に対応するに好適な、IPサービスにおける試験方法、およびそのシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
IP−NWの拡大に伴い、種々のサービスが提供が実現されるようになってきている。特に、近年、普及が進んでいるVoIP(Voice over IP)は、新しい音声サービスの基盤技術として注目されており、音声サービスはデータ転送と同様にIP−NW上に統合されつつある。
これに伴い、例えば今まで音声サービスを提供してきた既存電話網(PSTN:Public Switched Telephone Network)においては確立されていた、顧客毎のEND to END試験方式を、このVoIP網に応用することが検討されるに至っている。
【0003】
しかしながら、従来の試験方式、特に制御信号に関する試験方式については、今のところ十分な検討がなされていない。また、サービスの早期提供の観点から網を構成するNE(Network Element:SIPサーバ,GK(Gate Keeper),Radius,CA(Call Agent),MG(Media Gateway),ルータ等)に市販製品を利用することも検討されている。但し、市販製品は、製品毎に提供する試験機能に違いがあり、NE単体の試験機能に特化したものが多い。
【0004】
このことは、保守者が一元的にEND to END試験を実施することをより困難にし、その結果、顧客からの故障申告時等に、十分な故障切り分け,顧客対応ができない事態の発生を想定させる。
【0005】
より具体的に述べると、従来のIP−NWにおける制御信号に関する試験を行う際は、下記のような手順が採用されていた。
(1)単一のLANにより構成されたNW上を流れるパケットを収集し、
(2)収集したパケットを情報要素ごとに翻訳する。
(3)翻訳した結果を標準仕様に照らして、OK/NGを判断する。
(4)結果をユーザ/オペレータ(保守者)の操作する端末画面に表示する。
【0006】
このため、単一のLAN上に存在するプロトコルメッセージが対象であり、広範囲(物理的,IPセグメント的に)に分散した複数のNE(ルータ装置,サーバ装置など)が複数の制御信号を用いている場合には、発側から着側(エンドユーザ端末〜エンドユーザ端末,エンドユーザ端末〜サービス提供サーバ)までの間を途中経由するLANごとに収集したパケットを翻訳解析することで故障箇所(エンドユーザ端末間,エンドユーザ端末〜サービス提供サーバ間の情報の不整合)を判断する必要があった。
【0007】
なお、従来のプロトコル故障検出方法については、例えば、特許文献1〜特許文献4に開示されている技術が参考になる。
【0008】
【特許文献1】
特開平02‐209051号公報
【特許文献2】
特開平03‐71755号公報
【特許文献3】
特開平03‐240342号公報
【特許文献4】
特開平04‐117843号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術では、以下のような問題があった。
(1)物理的、IPセグメント的に分散した収集対象となるNEが送受信する制御信号をモニタリングする場合、情報収集可能な位置,情報収集可能な収集装置の機種を保守者が特定して、情報収集装置を設置する必要があった。
(2)また、特定のLANに閉じた情報を収集した結果を翻訳して単一の測定点での翻訳結果を用いて、情報要素がおかしいか、おかしくないかを、保守者が判断する必要があった。
【0010】
(3)また、複数の制御信号プロトコルを翻訳解析するには、そのプロトコルに対応した情報収集装置を設置する必要があった。
(4)さらに、収集対象のプロトコルの追加などに従い、新規の収集装置機種を追加する場合、保守者は、新規の収集装置機種の機能,ユーザインタフェースに習熟する必要もあった。
【0011】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、従来の技術における上述のような問題を解消し、NW上を流れる制御信号をモニタリングし、そのシーケンスに含まれる故障を入力情報ごとに検出することが可能な、VoIP網を用いるサービスをも含めた、より広範なIPサービスにおける試験方法、およびそのシステムを提供することにある。
【0012】
すなわち、本発明の目的は、検出可能な故障の対象を、従来の収集装置が単独で対応していたプロトコル仕様から、複数のNE,複数のプロトコルにより構成されるNWが提供するサービスにまで拡張可能な、IPサービスにおける試験方法、およびそのシステムを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明に係るIPサービスにおける試験方法は、IP−NW上に点在するNEが行うセッションに関する制御信号を、特定の情報要素に従いフィルタリングを行って、NW上の複数の収集装置により収集し解析するIPサービスにおける試験方法であって、前記複数の収集装置の構成情報を一元的に管理し、前記複数の収集装置の中から選択した収集装置を試験に使用して、前記複数の収集装置が収集した結果を一元的に取りまとめて解析することを特徴とする。
【0014】
また、本発明に係るIPサービス試験システムは、IP−NW上に点在するNEが行うセッションに関する制御信号を、特定の情報要素に従いフィルタリングを行って、NW上の複数の収集装置により収集し解析するIPサービス試験システムであって、前記複数の収集装置の構成情報を一元的に管理する機能と、前記複数の収集装置の中から試験に使用する収集装置を選択する機能と、前記複数の収集装置が収集した結果を一元的に取りまとめて解析する機能とを有することを特徴とする。
【0015】
なお、本発明に係るIPサービスにおける試験方法は、これをコンピュータ制御により実施することが可能であり、本発明はそのようなプログラムとして商品化することも可能である。
【0016】
以下、より具体的に説明する。まず、本システムの対象とするNWなどの前提条件を、以下に示す。
対象とするNW等は、複数のNE(サーバ,ルータ)により構成される。
上記複数のNEは、機能的に分散している。
上記複数のNEは、別々のLAN上に存在し、それらのLANは物理的に分散している(例えば、電話交換機を設置するビル毎など)。
上記複数のNEは同一のLAN上になく、WANを介して、複数のIPセグメントで構成するNWに存在する。
【0017】
上記複数のNEは、NE間でやりとりする信号が異なる。例えば、Aサーバ〜Bサーバ間はαプロトコル、Bサーバ〜Cサーバ間はβプロトコル、Cサーバ〜Dサーバ間はγプロトコル、というように、複数の制御信号プロトコルによりサービスを提供する。
単一のIPセグメント上を流れるIPパケットをIPアドレス等によりフィルタリング可能な情報収集装置をIP−NWの適切な位置、例えば、NEの存在する同一のLAN上に設置する。
【0018】
システムは、本システムが対象とするIP−NWを構成するNEのIPアドレス,サブネットマスク,NE名称,顧客収容情報(電話番号等)の情報を保持する。また、システムが対象とするIP−NW上に配備した情報収集装置のIPアドレス,サブネットマスク,収集可能な制御信号プロトコル,収集可能な対象NEの情報を保持する。
【0019】
オペレータ(保守者)は、予め用意されたオペレータ端末に表示されたシステムが提供するGUIを用いて、試験対象のIPアドレス,試験内容,電話番号等を入力する。
また、複数の情報収集装置が収集したデータを、システム内部に蓄積して翻訳する解析サーバを置く。
システムは、情報収集装置が外部に対して提供する制御コマンドを用いて、情報収集装置のフィルタリング条件の設定,送出の開始・停止,収集データのシステムへの送出および再起動の4種類の制御を行う。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面に示す好適実施例に基づいて、詳細に説明する。
本発明に係るIPサービス試験システムは、以下に説明する各機能を備えている。
【0021】
1.実行制御機能:
図3を用いて、実行制御機能について説明する。
保守者が行う試験業務の流れを提供するため、多様な業務に柔軟に対応可能である必要がある。そこで、複数の試験に共通的に使われるコンポーネント(例えば、試験対象となるNEの特定,試験対象となる収集装置の特定)を試験個別シナリオ(例えば、発信ユーザから着信ユーザまで、発信ユーザから着信側NEまで等)と試験業務全体の流れを提供する業務シナリオとで構成する。
試験個別シナリオは、発信ユーザから着信ユーザまでの情報収集や、擬似セッション開通を発信し、その擬似制御信号を収集するなど、各種試験に共通的に使われる個別の試験要素を定義する。
【0022】
業務シナリオは、保守者が実施する試験の流れを制御し、前出の複数の試験個別シナリオとの組み合わせで実現する。このとき、業務シナリオでは複数の試験個別シナリオに試験条件(収集時のフィルタリング条件,擬似信号生成時の発信条件)の設定を実施し、その結果から、次に実施する試験個別シナリオを呼び出す。また、解析条件の設定,解析結果のGUIへの受け渡しなどを制御する。業務シナリオでは、試験個別シナリオを組み合わせるパターンを追加することにより、多様な業務に柔軟に対応可能である。
【0023】
2.解析機能:
キャリアレベルのNWでは、発端末から着端末まで複数拠点に分散して配置された複数のNEを経由する。例えば、VoIPサービスを例にとると、Aビルに収容されるGKに対してH.323ユーザ端末が発呼し、Bビルに収容されるCA,MGを経由してCビルに収容されるPSTN端末に着呼する場合を考えると、それぞれのビルに配備した収集装置A,Bは以下に示すメッセージを収集することが可能である。
収集装置A:ユーザ端末〜GK間、GK〜CA間
収集装置B:GK〜CA間、CA〜MG間
【0024】
それぞれの収集装置が収集した各メッセージを結合する際に、メッセージに含まれるどの情報要素をキーにするかはプロトコルの組合せにより異なる。一例として、収集装置Aが収集したARQメッセージと、LRQメッセージとを結合するために必要な情報要素を、図5に示す。解析機能部には、メッセージとメッセージとを結合するための参照すべき情報要素を、対象とするサービス,制御信号毎に保持し、シナリオが要求する試験要求に従って、解析条件として設定する。
【0025】
なお、この詳細については、中尾らの「VoIPにおけるEnd−to−Endの信号解析方式に関する検討、電子情報通信学会2003年総合大会B‐6‐144」を参照のこと。
【0026】
3.リソース管理機能:(図4,図5)
故障申告時に顧客から得られる情報として期待できる顧客識別情報(電話番号など)から、収集対象となるNE,最適な収集装置を特定するには、NW構成情報,収集装置構成情報を、システムが保持する必要がある。以下に、NW構成情報管理,収集装置管理に関する管理手法を示す。なお、図4に示したテーブルは、図1中のサービス試験システム中に保持されている。
【0027】
3.1:NW構成情報管理機能:
故障申告時に得られる情報として期待できる顧客識別情報から、収集の対象となるNEを特定する必要がある。顧客識別情報(例えば、電話番号の局番)から収集対象のNEが一意に特定できるNWでは、以下の情報をシステム内に保持する。
【0028】
・NEを一意に特定するID
・NE種別
・IPアドレス,サブネットマスク
・収容局番情報
・NE設置場所
【0029】
小規模なNW構成から、設備管理を行うOSSを持つような大規模のNWまで広く対応するスケーラビリティを考慮し、NW構成情報は、保守者による構築,テキストファイルなどにより他OSSからの情報流通IFを用いた構築の双方に対応可能に構成する。
【0030】
3.2:収集装置管理機能:
収集に用いる収集装置を特定する上で必要な以下の情報をシステム内に保持する。
・収集装置を一意に特定するID
・収集装置のIPアドレス
・収集装置種別(モニタリング機能のみを有するのか、擬似呼を生成可能かなど)
・空塞状態(当該収集装置が使用中かどうか)
【0031】
新規収集装置機種の追加には、収集装置種別の追加により対応し、管理データ項目の変更を伴わずに実現可能とする。
これらの構成情報の管理テーブルの具体例を図4に、また、管理テーブルを利用したNE,収集装置の特定方法を、図5に示す。
【0032】
4.収集装置制御機能:(図6)
ベンダごとに異なる収集装置が提供するベンダ固有の該IFを収集装置制御以外の実行制御、解析などの機能が意識した作りとならないため、収集装置制御の内部アーキテクチャを図4の通り共通部と収集装置ベンダ個別部とに分離し、マルチベンダ収集装置に対する拡張性を保つ。
【0033】
共通部:ベンダ固有のIFに依存しない共通的なAPIを外の機能に提供し、実行制御により特定された機種に従った収集装置ベンダ個別部に振り分ける機能を有する。提供する共通APIはマルチベンダプローブが外部に提供するIFを全部網羅するものとする。
【0034】
収集装置ベンダ個別部:共通部で規定した共通部:ベンダ固有のIFに依存しない共通的なAPIを外の機能に提供し、実行制御により特定された機種に従った収集装置ベンダ個別部に振り分ける機能を有する。提供する共通APIはマルチベンダプローブが外部に提供するIFを全部網羅するものとする。APIをベンダ固有のAPIに変換し、各収集装置に配信する。新規収集装置の導入時には収集装置ベンダ個別部の変更により対応可能であり、事業要請に従ったマルチベンダ収集装置に迅速に対応する。
【0035】
〔実施例〕
上記機能を利用したIPサービスの例としてVoIPサービスにおけるEnd−to−End試験方式の処理概要を図1、具体的な実装図を、図2に示す。なお、図2中の、測定装置マネージャとサービス試験サーバにより、サービス試験システムが構成されている。
本実施例は、以下の各機能部から構成される。
【0036】
実行制御機能部は、多様な業務に柔軟に適用するため、試験全体の流れをワークフロー的に管理し、複数のワークフローを構成する機能を持つ。実行制御機能部は、試験の内容により異なる使用収集装置の選択,収集時のフィルタリング条件,解析時の解析条件などを、それぞれの機能に対して設定する。
【0037】
キャリアレベルのNWで発端末から着端末までの複数拠点に分散して配置された複数のNEを経由し、NE間でやり取りされる制御信号はマルチプロトコルである。解析機能部は、複数拠点から収集した複数プロトコルの制御信号を1つの呼に着目して解析するために、各メッセージの情報要素を参照し、1つの呼として組み立て解析を行う。
【0038】
故障申告時に顧客から得られる情報として期待できるのは、電話番号が考えられる。リソース管理機能部は、電話番号から複数存在するNEの中から収集対象となるNEを収集に用いる最適な収集装置を選択するために、収集装置構成情報,NW構成情報,試験対象加入者の加入者情報を保持する。
【0039】
優れた市中技術を提供する市販製品の収集装置を利用する呼とを前提とした場合、収集装置が外部に提供するIFは収集装置ベンダ各社のターゲットとするNW、サービス、管理方式などの違いから、ベンダごとに異なるのが一般的である。収集装置制御機能部、市販品収集装置の機能を用いた試験を実施する際に市販品収集装置のIFに適した制御を行うが、ベンダ固有のIFは他の機能部に対して隠蔽する機能を持つ。
【0040】
GUIは保守者とのIFであり、試験対象,試験内容の入力、試験結果の出力を行う。ただしVoIP網を運用するに際しては、業務内容・形態ごとに異なる試験の業務フローが存在する。既存業務に柔軟に対応可能なGUIとする。
【0041】
上記機能を利用したEnd−to−End試験方式の処理概要を説明する。なお、丸付き数字は、図1中の動作説明の矢印の番号に対応している。
システム内には、対象とするVoIP網の構成情報(CA(Call Agent)、MG(Media Gateway)などのNEのIPアドレス,NWアドレス,サブNWなど)収集装置の構成情報(収集装置の管理用IPアドレス,収集可能なNWアドレス,収集装置種別など)を保持する。
【0042】
▲1▼.保守者はGUIを介して、どのような加入者に対してどのような試験を行うかを入力する。
▲2▼.入力データは実行制御機能部に渡され実行制御にて全体の試験の流れをシナリオとして管理する。
▲3▼.複数のシナリオの中から試験に適したシナリオを選択する。
▲4▼.試験で用いる収集装置を選択する。この時試験に用いるに適した収集装置の特定のためにはNW構成情報の参照も行う。
▲5▼.収集装置に対する要求を指示コマンド作成・送出部に発出する。
【0043】
▲6▼.指示コマンド作成・送出部は収集装置に対してフィルタリング条件、収集の開始・停止、結果の送出などの指示を行う。
▲7▼.コマンドと受信した収集装置は設定されたフィルタリング条件に従って収集装置の設置されたセグメント内を流れるメッセージを収集し収集結果を解析機能部に送出する。
収集データは試験システム内に取り込み、解析機能を用いて解析を行う。この際の解析条件は実行制御機能部により設定する。また袖手データは各収集装置が収集したセグメントに流れるデータであるため、1つの呼に着目し、結合する条件(発着電話番号、IPアドレスなど)は実行制御により設定される。
▲8▼.解析結果はGUIを介して保守者に表示する。
【0044】
〔応用例〕
本発明を用いれば、以下に説明するように、複数NWにわたるEnd−to−End IPサービス提供における、正常性の維持に要するオペレータの負担を解消し、同じく異常発生の原因特定,提供できないサービスの明確化,サービス利用時の顧客サポートに支障を来す等の問題点の解決も可能となる。
【0045】
図7は、本応用例の構成と基本的動作を説明する図であって、1はIPサービスを主体的に提供する事業体のNW、2はEnd−to−End IPサービスの提供に関わる他事業体の運用するNW(以下、他NWともいう)、3はNW1に設けたサービス試験設備、4‐1,4‐2はNW1に設けた測定点、4‐3はNW1とNW2の接点に設けた測定点、5‐1,5‐2はIPサービスの利用者端末、6‐1,6‐2はNW1上に設備されたサーバである。また、PはIPサービスにおけるプロトコルシーケンスである。
【0046】
図7の例では、サーバ6‐1,6‐2に測定点が設けられる。サービス試験設備3は、利用者端末5‐1とサーバ6‐1および利用者端末5‐1とNW2との間、また、サーバ6‐1と6‐2および利用者端末5‐2とサーバ6‐2の間をそれぞれ接続し、サーバ6‐1,6‐2およびNW1とNW2の接点に設けた測定点4‐1,4‐2および4‐3におけるセッションレベルのプロトコルシーケンスを収集、解析し、End−to−End IPサービスの提供における正常性を一元的に管理する。
【0047】
例えば、図7の例では、IPサービスにおけるプロトコルシーケンスPが示すように、サーバ6‐1の呼びかけに対するサーバ6‐2の無応答または異常応答を検出し、サーバ6‐2に異常があることを記録する。
以上により、サービス試験設備3は、他事業体の運用するNW2と自らが運用するNW1の接点を含む、NW1に存在する異常発生箇所を特定することが可能となる。
【0048】
図8は、本発明の動作を説明する図であって、図7に示す機能要素以外に、7‐1、7‐2はNW1に接続されたインターネットサービスプロバイダ(ISP)である。図8で、NW1の測定点は4‐1,4‐2に設けられる。NW1のサービス試験設備3は、例えば、利用者端末5‐1とISP7‐1の間のEnd−to−End IPサービスの提供におけるセッションレベルのプロトコルシーケンスの解析からISP7‐1の異常を知り、ISP7‐1がサービスに使用できないことを把握する。
【0049】
以上により、顧客の利用できないIPサービスの特定,End−to−End IPサービスの提供に関わる他NWの顧客からの申告に対する迅速で正確な対応、顧客サポートの正確化が期待できる。
【0050】
図9は、本応用例の一実施形態を説明する図であって、図7に示す機能要素以外に、9はNW1に接続された公衆交換電話網(PSTN)、5はIPサービスの利用者端末、8‐1,8‐2は、NW1に接続されたサーバ、例えばコールエージェント(CA)である。
【0051】
図9で、サービス試験設備3はNW1に設けられる。また、測定点はNW1に接続されたCA8‐1,8‐2に設けられる。サービス支援設備3では、利用者端末5からCAへのIP呼、またはCA間のIP接続毎にプロトコルシーケンスを解析し、また、電話番号やIPアドレスなどのユーザ情報を基にIPサービスの正常性を確認する。
【0052】
以上により、利用者端末やCAを含む顧客設備の以上の発見、修正措置への早期対処などの迅速な顧客サポートが可能となる。
【0053】
図10は、本応用例の他の実施形態を説明する図であって、図7,図9に示す機能要素以外に、6‐3は他NW2に設備されたサーバ、9は他NW2に設けられた顧客サポートセンタである。
【0054】
図10で、NW1に設けた測定4‐2は他NW2にも接続される。利用者端末5が、例えばサーバ6‐1と6‐3によって提供されるサービスを利用すると、サービス試験設備3は、利用者端末5からNW1に接続されたサーバ6‐1,他NW2に接続されたサーバ6‐3を介するEnd−to−End IPサービスの提供に関わるセッションレベルのプロトコルシーケンスを解析し、また、電話番号やIPアドレスなどのユーザ情報を基にIPサービスの正常性を確認する。
【0055】
このEnd−to−End IPサービスの提供における正常性の一元管理により、このサービスの提供に関わる他NW2に接続された設備、例えばサーバ6‐3の動作状況まで管理することが可能となり、このIPサービス提供に関わる管理情報を他NW2の顧客サポートセンタに提供することができる。
【0056】
なお、上記実施例並びに応用例はいずれも本発明の一例を示すものであり、本発明はこれらに限定されるべきものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で、適宜、変更や改良を行ってもよいことはいうまでもない。
【0057】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように、本発明によれば、複数種別,複数ベンダの装置が存在するIP−NWにおける複数のプロトコルがやり取りされるNWサービスにおいて、異なる複数区間のシーケンスの結合が可能になる。また、任意のパラメータのチェックと違反値の警告を自動で行えるようになる。さらに、IPサービスにおいて、一般ユーザが自立的・自動的にサービスの正常性の確認を行えるようになる。
【0058】
より具体的には、本発明によれば、試験全体を業務シナリオとして管理し、この業務シナリオは、試験個別シナリオの組み合わせにより、多様な業務形態に柔軟に対応可能な構成を提供することができる。
複数拠点から収集した複数プロトコルのメッセージをメッセージ内の情報要素に着目して1つの呼に組み立てる方式を提供することができる。また、内部にプロトコル間の組み合わせをパターンデータとして保持し、複数の組み合わせに柔軟に対応可能な構成を提供することができる。
【0059】
さらに、本発明によれば、End−to−End試験を実現するために必要なリソース管理に関する構成情報についても整理し、マルチベンダ収集装置に対応し、収集装置制御以外の機能にベンダ固有のIFを隠蔽する収集装置制御の構成を提供することができる。
またさらに、多様なNW運営業務形態に対応するWebブラウザ上のJava(登録商標)アプレットによる実現を可能とする構成を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の動作概要を説明する、End−to−End試験方式の処理概要図
【図2】本発明の機能を利用したEnd−to−End試験方式の実装図
【図3】本発明の実行制御機能を説明する図
【図4】本発明のリソース管理に用いる構成情報テーブルの例を示す図
【図5】本発明のリソース管理機能を説明する図
【図6】本発明の収集装置制御機能を説明する図
【図7】本発明の応用例の構成と基本的動作を説明する図
【図8】本発明の応用例の動作を説明する図
【図9】本発明の応用例を説明する図
【図10】本発明の他の応用例を説明する図
【符号の説明】
1 IPサービスを主体的に提供する事業体のNW
2 End−to−End IPサービスの提供に係る他NW
3 NW1に設けたサービス試験システム
4,4‐1,4‐2,4‐3 測定点
5,5‐1,5‐2 IPサービスの利用者端末
6‐1,6‐2 NW1に設備されたサーバ
7‐1,7‐2 NW1に接続されたISP
8‐1,8‐2 NW1に接続されたサーバ(例えばCA)
9 他NW2に設けられた顧客サポートセンタ
Claims (11)
- IP−NW上に点在するNEが行うセッションに関する制御信号を、特定の情報要素に従いフィルタリングを行って、NW上の複数の収集装置により収集し解析するIPサービスにおける試験方法であって、
前記複数の収集装置の構成情報を一元的に管理し、前記複数の収集装置の中から選択した収集装置を試験に使用して、
前記複数の収集装置が収集した結果を一元的に取りまとめて解析する
ことを特徴とするIPサービスにおける試験方法。 - 前記収集装置は、NWを流れるIPパケットを、特定の情報要素に従いフィルタリングを行って収集する
ことを特徴とする請求項1に記載のIPサービスにおける試験方法。 - 前記複数の収集装置の中から試験に使用する収集装置を選択する際には、
試験の流れをシナリオとして管理しておき、この管理されているシナリオの中から実施する試験に適したシナリオを選択し、
選択したシナリオに基づいて前記複数の収集装置の中から試験に使用する収集装置を選択し、
選択された収集装置に対し、フィルタリング条件,収集の開始・停止の指示を行う
ことを特徴とする請求項1または2に記載のIPサービスにおける試験方法。 - 複数ベンダの収集装置を外部から制御する際に、ベンダ個別のIFを隠蔽する
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のIPサービスにおける試験方法。 - 前記収集装置による制御信号の収集に代えて、
前記NEが行うセッションに関する擬似的な制御信号を発出する
ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のIPサービスにおける試験方法。 - IP−NW上に点在するNEが行うセッションに関する制御信号を、特定の情報要素に従いフィルタリングを行って、NW上の複数の収集装置により収集し解析するIPサービス試験システムであって、
前記複数の収集装置の構成情報を一元的に管理する機能と、
前記複数の収集装置の中から試験に使用する収集装置を選択する機能と、
前記複数の収集装置が収集した結果を一元的に取りまとめて解析する機能
とを有することを特徴とするIPサービス試験システム。 - 前記収集装置は、NWを流れるIPパケットを、特定の情報要素に従いフィルタリングを行って収集する機能を有するものである
ことを特徴とする請求項6に記載のIPサービス試験システム。 - 前記各機能に加えて、
試験の流れをシナリオとして管理しておく機能と、
この管理されているシナリオの中から実施する試験に適したシナリオを選択する機能と、
選択したシナリオに基づいて前記複数の収集装置の中から試験に使用する収集装置を選択し、選択された収集装置に対し、フィルタリング条件,収集の開始・停止の指示を行う機能とを有する
ことを特徴とする請求項6または7に記載のIPサービス試験システム。 - 複数ベンダの収集装置を外部から制御する際に、ベンダ個別のIFを隠蔽する機能を有する
ことを特徴とする請求項6〜8のいずれか1項に記載のIPサービス試験システム。 - 前記収集装置による制御信号の収集機能に代えて、
前記NEが行うセッションに関する擬似的な制御信号を発出する機能を有する
ことを特徴とする請求項6〜9のいずれか1項に記載のIPサービス試験システム。 - 請求項1〜5のいずれか1項に記載のIPサービスにおける試験方法をコンピュータ制御により実施するためのプログラム。
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JP2006246195A (ja) * | 2005-03-04 | 2006-09-14 | Canon Electronics Inc | ネットワーク情報収集システム、ネットワーク情報収集装置およびその制御方法 |
US7577098B2 (en) | 2005-03-15 | 2009-08-18 | Fujitsu Limited | Device and method for network monitoring |
-
2003
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