JP2005032577A - 燃料電池、燃料電池の組立方法および燃料電池自動車 - Google Patents
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Abstract
【課題】 燃料電池として小型化を達成しつつ、セパレータの位置決め精度を高める。
【解決手段】 固体高分子電解質膜13の一方側に酸化剤極側ガス拡散電極15を、同他方側に燃料極側ガス拡散電極17をそれぞれ形成してMEA(膜電極接合体)1を構成する。MEA1を酸化剤極側セパレータ3と燃料極側セパレータ5とで挟んで単セルを構成し、この単セルを複数積層して燃料電池スタックとする。各セパレータ3,5を波形に形成することで、酸化剤極側セパレータ3とMEA1との間に酸化剤ガス流路31を、燃料極側セパレータ5とMEA1との間に燃料ガス流路33をそれぞれ形成するとともに、互いに隣接する単セル相互間の各セパレータ3,5間に冷却水流路35を形成する。そして、この互いに隣接する単セル相互間の各セパレータ3,5の凸部3aと凸部5aとの接触部を、互いに嵌合する凹曲面3a1と凸曲面5a1とからなる位置決め部とする。
【選択図】 図1
【解決手段】 固体高分子電解質膜13の一方側に酸化剤極側ガス拡散電極15を、同他方側に燃料極側ガス拡散電極17をそれぞれ形成してMEA(膜電極接合体)1を構成する。MEA1を酸化剤極側セパレータ3と燃料極側セパレータ5とで挟んで単セルを構成し、この単セルを複数積層して燃料電池スタックとする。各セパレータ3,5を波形に形成することで、酸化剤極側セパレータ3とMEA1との間に酸化剤ガス流路31を、燃料極側セパレータ5とMEA1との間に燃料ガス流路33をそれぞれ形成するとともに、互いに隣接する単セル相互間の各セパレータ3,5間に冷却水流路35を形成する。そして、この互いに隣接する単セル相互間の各セパレータ3,5の凸部3aと凸部5aとの接触部を、互いに嵌合する凹曲面3a1と凸曲面5a1とからなる位置決め部とする。
【選択図】 図1
Description
この発明は、固体高分子型の燃料電池、燃料電池の組立方法および燃料電池自動車に関する。
燃料電池は、反応ガスである水素含有ガスなどの燃料ガスと、空気などの酸化剤ガスを電気化学的に反応させることにより、燃料の持つ化学エネルギを、直接電気エネルギに変換する装置であり、エネルギ効率を他のエネルギ機関と比べて高くできること、資源の枯渇問題を有する化石燃料を使う必要がないので排出ガスを発生しないなどの優れた特徴を有している。
このため地球環境保護の観点から、燃料電池を自動車の内燃機関に代えて作動するモータの電源として利用し、このモータにより自動車を駆動することが検討されている。
このような燃料電池は、両面に電極(燃料極,酸化剤極)を設ける電解質の種類により、固体高分子電解型、リン酸型、溶融炭酸塩型、固体酸化物型等の各種が知られている。このうち、固体高分子電解質型燃料電池(PEFC:Polymer Electrolyte Fuel Cell)における電極反応は以下のようになる。
燃料極:H2 →2H+ +2e- ・・・(1)
酸化剤極:(1/2)O2 +2H+ +2e-→H2 O ・・・(2)
燃料極には燃料ガスが供給され、上記式(1)の反応が進行してプロトンが生成される。プロトンは、水和状態で、電解質、ここでは固体高分子型電解質内を移動して酸化剤極に至る。酸化剤極では、このプロトンと、供給された酸化剤ガス中の酸素により、上記式(2)の反応が進行する。式(1),(2)の反応が各極で進行することで、燃料電池は起電力を生じることになる。
酸化剤極:(1/2)O2 +2H+ +2e-→H2 O ・・・(2)
燃料極には燃料ガスが供給され、上記式(1)の反応が進行してプロトンが生成される。プロトンは、水和状態で、電解質、ここでは固体高分子型電解質内を移動して酸化剤極に至る。酸化剤極では、このプロトンと、供給された酸化剤ガス中の酸素により、上記式(2)の反応が進行する。式(1),(2)の反応が各極で進行することで、燃料電池は起電力を生じることになる。
このように固体高分子電解質型燃料電池は、分子中にプロトン交換基を有する高分子樹脂膜を飽和に含水させるとプロトン伝導性電解質として機能することを利用した燃料電池である。これは比較的低温で作動し、効率の良い発電を行うことができるため、電気自動車搭載用を始めとして各種用途が見込まれている。
また、固体高分子電解質型燃料電池は、固体高分子電解質膜の両面にガス拡散電極(ガス拡散層と触媒層からなり、触媒が存在する面が高分子電解質膜に接する)をホットプレスなどの手段により接合してなる膜電極接合体(MEA)を備え、このMEAを両側から挟むように、カーボンや金属製の一対のセパレータを配置した構造を有する。そして、このMEAと一対のセパレータからなる単セルを複数積層して燃料電池スタックを構成する。このような燃料電池スタックでは、セパレータのガス拡散電極側にガス流路を備える一方、これと反対側すなわち単セル相互間にに冷却水流路を備える。
上記した固体高分子電解質型燃料電池の小型化、低コスト化のため、例えば下記特許文献1,2に開示されるように、セパレータに金属製薄板材料を用い、プレス成形などの加工により、波形に成形することで、セパレータの厚さを低減させることが試みられている。
特開2000−323149号公報
特開2002−190305号公報
ところで、上記したように、セパレータとして金属薄板の波形成形品を用いた場合、ガス流路面、冷却水流路面ともに、対峙する波形の凸部同士が対向する状態で積層して、燃料電池スタックとして組み立てる必要がある。
ところが、プレス成形品で発生する反りや、凸部の接触部が凸曲面となる影響を受けて、位置決めの難易度が高く、例えば一つのセパレータにおける互いに隣接する凸部相互間のピッチ2mmに対し、対向配置するセパレータ相互で0.1mmオーダのずれが発生しても、燃料電池の発電特性に悪影響が出るため、セパレータ相互の位置決め精度を確保することが重要である。
特に、セパレータとして金属薄板を用いることにより薄型化を狙うことが可能であるが、薄くすればするほど、金属材料の持つ柔軟性のため、外周部で位置決めピンなどにより位置決めをより確実に行う必要が出てくる。
このため、セパレータを薄くすることで、小型化を図り、体積出力密度を向上させようとしても、位置決めのために外周部にデッドスペースを多く要するようになってしまい、狙ったほどには小型化できないという問題がある。
また、位置決めが不充分であると、互いに相対し合う凸部同士の位置がずれるため、組立後のガス拡散電極とセパレータの凸部との間の面圧不均一による、トータルとしての接触抵抗の増大、ガス配流のばらつきによる発電特性が悪化するという問題がある。
そこで、この発明は、燃料電池として小型化を達成しつつ、セパレータの位置決め精度を高めることを目的としている。
前記目的を達成するために、この発明は、固体電解質の一方側に酸化剤極を、同他方側に燃料極をそれぞれ形成し、前記酸化剤極に対峙する面に酸化剤ガス流路を形成した酸化剤極側セパレータと、前記燃料極に対峙する面に燃料ガス流路を形成した燃料極側セパレータとをそれぞれ設けて単セルを構成し、この単セルを複数積層して構成した燃料電池において、前記互いに隣接する単セル相互間の前記酸化剤極側セパレータと前記燃料極側セパレータとの間に冷却水流路を形成し、この冷却水流路を形成する前記各セパレータ相互の接触部に、これら各セパレータの前記単セル積層方向と交差する方向の相対移動を規制する位置決め部を設けた構成としてある。
この発明によれば、互いに隣接する単セル相互間の酸化剤極側セパレータと燃料極側セパレータとの接触部に、単セルの積層方向と交差する方向の各セパレータの相対移動を規制する位置決め部を設けたので、位置決めのための外周部のデッドスペースの発生を防ぐことができ、また燃料電池として小型化を達成すべくセパレータを波形に形成しても、セパレータの位置決め精度を高めることができる。セパレータの位置決め精度を高めることで、組立後の電極とセパレータとの間の面圧が均一化し、トータルとしての接触抵抗の増大、ガス配流のばらつきによる発電特性の悪化を防止することができる。
以下、この発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
図1は、この発明の第1の実施形態に係わる燃料電池の一部を示す断面図であり、図2は、図1に示した燃料電池の全体構造を示す分解斜視図である。この燃料電池は、膜電極接合体(MEA)1の両側に酸化剤極側セパレータ3と燃料極側セパレータ5とをそれぞれ配置して単セル6を構成し、この単セル6を多数積層してその両端にエンドプレート7,9を配置し、これらを締結ボルト11で締結して燃料電池スタックを構成している。
MEA1は、図1に示すように、固体高分子電解質膜13の一方側に酸化剤極側ガス拡散電極15を、同他方側に燃料極側ガス拡散電極17を、ホットプレスなどの手段によりそれぞれ接合して構成している。これら各ガス拡散電極15,17は、従来の技術で説明したように、ガス拡散層と触媒層からなり、触媒が存在する面が固体高分子電解質膜13に接する。
このような燃料電池スタックに対し、一方のエンドプレート7に燃料供給口19,同排出口21,酸化剤供給口23,同排出口25,冷却水供給口27,同排出口29を、それぞれ形成する。これら各供給口および排出口は、燃料電池スタック全体をその積層方向に貫通しており、各単セル6に対し、酸化剤ガス、燃料ガスおよび冷却水をそれぞれ供給し、また排出する。
上記した酸化剤極側および燃料極側の各セパレータ3および5は、SUS16L材の板厚0.1mmの板材を、プレス成形にて所定の波形に成形した後、金メッキを施してあり、その全体の形状を斜視図として図3に示す。
そして、互いに隣接する単セル6相互間の酸化剤極側セパレータ3と燃料極側セパレータ5とは、波形による凹凸形状の凸部3a,5a同士、および凹部3b,5b同士を互いにそれぞれ対向して配置する。
これにより、一つの単セル6における酸化剤極側セパレータ3の凸部3aとMEA1の酸化剤極側ガス拡散電極15との間に、酸化剤ガス流路31を形成するとともに、燃料極側セパレータ5の凸部5aとMEA1の燃料極側ガス拡散電極17との間に、燃料ガス流路33を形成する。
一方、互いに隣接する単セル6相互間の酸化剤極側セパレータ3と燃料極側セパレータ5のそれぞれの凹部3b,5b相互の空間は、冷却水流路35となる。
また、互いに隣接する単セル6相互間の酸化剤極側セパレータ3と燃料極側セパレータ5のそれぞれの凸部3a,5a同士の接触部は、一方の凸部5aを凸曲面5a1とし、他方の凸部3aを凹曲面3a1として、これら相互を整合させ、この整合部を、互いに隣接する単セル6相互間のセパレータ3,5相互の位置決め部としている。
さらに、上記各セパレータ3,5の凹部3b,5bに対応してそれぞれの反対側の面に形成される凸部は、酸化剤極側ガス拡散電極15,燃料極側ガス拡散電極17にそれぞれ接触するが、この接触部を、それぞれ凸曲面3b1,5b1としている。そして、この各凸曲面3b1,5b1の曲率半径は0.8mm〜4.5mmの範囲に設定する。
また、各単セル6相互の酸化剤極側セパレータ3同士は、図1中で上部側の端部にて位置決めピン37により連結して各単セル6相互間の位置決めを行うとともに、各単セル6相互の燃料極側セパレータ5同士は、図1中で下部側の端部にて位置決めピン37により連結して各単セル6相互間の位置決めを行っている。
上記した構造の燃料電池によれば、互いに隣接する単セル6相互間の酸化剤極側セパレータ3と燃料極側セパレータ5aとの相互の接触部に、これら各セパレータ3,5の単セル積層方向と交差する方向(ここでは複数の冷却水流路35の図1中で上下の配列方向)の相対移動を規制する位置決め部を、互いに整合する凹曲面3a1,凸曲面5a1として設けている。
このため、互いに隣接する単セル6相互間の各セパレータ3,5相互を位置決めするための外周部のデッドスペースの発生を減少させることができ、また燃料電池として小型化を達成すべくセパレータ3,5を波形に形成しても、セパレータ3,5相互の位置決めが容易になるとともに、位置決め精度を高めることができる。
位置決め精度が高まることにより、組立後の酸化剤極側ガス拡散電極15と酸化剤極側セパレータ3との間の面圧および、燃料極側ガス拡散電極17と燃料極側セパレータ5との間の面圧がいずれも均一化し、各セパレータ3,5とMEA1とのトータルとしての接触抵抗の増大および、ガス配流のばらつきによる発電特性の悪化を防止することができる。
また、上記した位置決め部となっている酸化剤極側セパレータ3と燃料極側セパレータ5との互いの接触部を、凹曲面3a1と凸曲面5a1としているので、単に凸部同士を接触させた場合に比較して、酸化剤極側セパレータ3と燃料極側セパレータ5との接触面積を大きくすることができる。このため、酸化剤極側セパレータ3と燃料極側セパレータ5との間の接触抵抗が低減し、燃料電池としての発電効率向上に効果的である。
また、酸化剤極側ガス拡散電極15に対する酸化剤極側セパレータ3の接触部を凸曲面3b1とするとともに、燃料極側ガス拡散電極17に対する燃料極側セパレータ5の接触部を凸曲面5b1とし、かつこれら各凸曲面3b1,5b1の曲率半径を0.8mm〜4.5mmの範囲に設定したため、各セパレータ3,5と各ガス拡散電極15,17との接触抵抗を効果的に低減できる。
なお、上記した第1の実施形態では、各セパレータ3,5にステンレス鋼板を用いたが、以下に説明する他の実施形態も含め、各セパレータ3,5にカーボン材料なども適用することができる。
図4は、この発明の第2の実施形態に係わる燃料電池の一部を示す断面図である。この実施形態は、酸化剤極側セパレータ3の酸化剤極側ガス拡散電極15に対する接触部を、平坦面3b2とするとともに、燃料極側セパレータ5の燃料極側ガス拡散電極17に対する接触部を、平坦面5b2としている点が、第1の実施形態と異なる。その他の構成は、第1の実施形態と同様である。
この実施形態は、上記接触部を平坦面3b2,5b2とすることで、位置決め作業を行うに際して、第1の実施形態に比べて有利である。
図5は、この発明の第3の実施形態に係わる燃料電池の一部を示す断面図である。この実施形態は、互いに隣接する単セル6相互間における酸化剤極側セパレータ3と燃料極側セパレータ5のそれぞれの凸部3a,5a同士の接触部を、一方の凸部5aを第1の実施形態と同様の凸曲面5a1とし、他方の凸部3aも凸曲面3a2としている。
そして、上記凸曲面5a1の先端の中央に位置決め凸部5cを設ける一方、凸曲面3a2の先端の中央に、位置決め凸部5cが入り込む位置決め凹部3cを設けている。すなわち、これら位置決め凸部5cと位置決め凹部3cとで位置決め部を構成している。その他の構成は、第1の実施形態と同様である。
この実施形態は、位置決め凸部5cを位置決め凹部3cに嵌合させることで、互いに隣接する単セル6相互間の各セパレータ3,5相互の位置決めを確実に行うことができる。
なお、上記した位置決め凸部5cは、半球面状のものを図5中で紙面に直交する方向に複数設けたり、あるいは図5中で紙面に直交する方向に連続するものとすることができ、この各形状に対応して位置決め凹部3cを形成する。
図6は、この発明の第4の実施形態による燃料電池の組立方法を示している。この実施形態による組立方法では、前記図1に示した第1の実施形態の構造の燃料電池を使用している。
そして、組立作業時の周囲温度を氷点下とした状態で、酸化剤極側セパレータ3と燃料極側セパレータ5との間に形成してある冷却水流路35に、この冷却水流路35の断面形状とほぼ同等の断面形状を備えた氷39を収容している。
氷39は、図7に示すように、長尺の棒状に形成してあり、これを例えば一方のセパレータ5の凹部5bに配置し、組立後には図6のように、冷却水流路35に収容することで、セパレータ3,5相互の位置決めを行う。組立後の氷39は溶けてなくなってしまうため、燃料電池使用時に不都合は生じない。
図8は、図7の氷39より短い棒状の氷41を使用する例を示し、図9は、球状の氷43を多数使用する例を示す。
これらの各氷41,43を用いても図7のものと同様の効果を得ることができる。
また、図10示すように、本発明の燃料電池を、燃料電池ユニット45として自動車47の小さな空間に搭載して動力源として使用することで、燃料電池自動車として燃費・エネルギ効率向上に貢献でき、同時にスタイリングの自由度を向上できる。
図11は、比較例を示すもので、いずれも単に波形に形成した酸化剤極セパレータ30および燃料極側セパレータ50の互いに相対し合う凸部30a,50a同士を接触させる場合である。
この場合には、例えば図12,図13に示すように、凸部30a,50a同士が図中で上下方向に半ピッチずれたとすると、図11で形成されている冷却水流路350が図12のように殆どなくなってしまうとともに、図13のように、各セパレータ30と50との間に挟まれているMEA10が、3点曲げに近い荷重を受けるため、悪影響を受けるいった問題が発生してしまう。
1 MEA
3 酸化剤極側セパレータ
3a1 凹曲面(位置決め部)
3b1 酸化剤極側ガス拡散電極に接触する凸曲面
3c 位置決め凹部
5 燃料極側セパレータ
5a1 凸曲面(位置決め部)
5b1 燃料極側ガス拡散電極に接触する凸曲面
5c 位置決め凸部
6 単セル
13 固体高分子電解質膜
15 酸化剤極側ガス拡散電極(酸化剤極)
17 燃料極側ガス拡散電極(燃料極)
31 酸化剤ガス流路
33 燃料ガス流路
35 冷却水流路
39,41,43 氷
45 燃料電池ユニット
47 自動車
3 酸化剤極側セパレータ
3a1 凹曲面(位置決め部)
3b1 酸化剤極側ガス拡散電極に接触する凸曲面
3c 位置決め凹部
5 燃料極側セパレータ
5a1 凸曲面(位置決め部)
5b1 燃料極側ガス拡散電極に接触する凸曲面
5c 位置決め凸部
6 単セル
13 固体高分子電解質膜
15 酸化剤極側ガス拡散電極(酸化剤極)
17 燃料極側ガス拡散電極(燃料極)
31 酸化剤ガス流路
33 燃料ガス流路
35 冷却水流路
39,41,43 氷
45 燃料電池ユニット
47 自動車
Claims (9)
- 固体電解質の一方側に酸化剤極を、同他方側に燃料極をそれぞれ形成し、前記酸化剤極に対峙する面に酸化剤ガス流路を形成した酸化剤極側セパレータと、前記燃料極に対峙する面に燃料ガス流路を形成した燃料極側セパレータとをそれぞれ設けて単セルを構成し、この単セルを複数積層して構成した燃料電池において、前記互いに隣接する単セル相互間の前記酸化剤極側セパレータと前記燃料極側セパレータとの間に冷却水流路を形成し、この冷却水流路を形成する前記各セパレータ相互の接触部に、これら各セパレータの前記単セル積層方向と交差する方向の相対移動を規制する位置決め部を設けたことを特徴とする燃料電池。
- 前記各セパレータは、板材を波形に形成してその凹凸形状により、一方の面に前記酸化剤ガス流路または燃料ガス流路を、他方の面に前記冷却水流路をそれぞれ形成し、前記凹凸形状の凸部の前記酸化剤極または燃料極に対する接触部を、凸曲面としたことを特徴とする請求項1記載の燃料電池。
- 前記凸曲面の曲率半径を0.8mm〜4.5mmとしたことを特徴とする請求項2記載の燃料電池。
- 前記各セパレータは、板材を波形に形成してその凹凸形状により、一方の面に前記酸化剤ガス流路または燃料ガス流路を、他方の面に前記冷却水流路をそれぞれ形成し、前記互いに隣接する単セル相互間の前記酸化剤極側セパレータおよび前記燃料極側セパレータの前記凹凸形状の凸部同士の接触部を、一方を凸曲面、他方を凹曲面として、これらを前記位置決め部としたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の燃料電池。
- 前記各セパレータは、板材を波形に形成してその凹凸形状により、一方の面に前記酸化剤ガス流路または燃料ガス流路を、他方の面に前記冷却水流路をそれぞれ形成し、前記互いに隣接する単セル相互間の前記酸化剤極側セパレータおよび前記燃料極側セパレータの前記凹凸形状の凸部同士の接触部に、位置決め凸部とこの位置決め凸部が入り込む位置決め凹部とをそれぞれ設けて、これらを前記位置決め部としたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の燃料電池。
- 前記各セパレータは、耐食性かつ導電性の表面処理を施したステンレス鋼板をプレス成形して、前記酸化剤ガス流路,燃料ガス流路および冷却水流路をそれぞれ形成したことを特徴とする請求項1ないし5記載のいずれかに記載の燃料電池。
- 固体電解質の一方側に酸化剤極を、同他方側に燃料極をそれぞれ形成し、前記酸化剤極に対峙する面に酸化剤ガス流路を形成した酸化剤極側セパレータと、前記燃料極に対峙する面に燃料ガス流路を形成した燃料極側セパレータとをそれぞれ設けて単セルを構成し、この単セルを複数積層して構成した燃料電池の組立方法において、前記各セパレータは、板材を波形に形成してその凹凸形状により、一方の面に前記酸化剤ガス流路または燃料ガス流路を、他方の面に前記冷却水流路をそれぞれ形成し、前記互いに隣接する単セル相互間の前記酸化剤極側セパレータおよび前記燃料極側セパレータの前記凹凸形状の凹部同士を対向配置してこの凹部相互間に前記冷却水流路を形成し、周囲温度を氷点下とした状態で、前記冷却水流路内に、冷却水流路の断面形状と同等の断面形状を備えた氷を収容して燃料電池の組立を行うことをことを特徴とする燃料電池の組立方法。
- 前記各セパレータは、耐食性かつ導電性の表面処理を施したステンレス鋼板をプレス成形して、前記酸化剤ガス流路,燃料ガス流路および冷却水流路をそれぞれ形成したことを特徴とする請求項7記載の燃料電池の組立方法。
- 請求項1ないし6のいずれかに記載の燃料電池または、請求項7,8のいずれかに記載の燃料電池の組立方法で組み立てた燃料電池を動力源として搭載したことを特徴とする燃料電池自動車。
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