【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、病院の画像診断で使用される読影レポートシステムに係り、特に読影レポートの入力手順を容易にして操作性を向上する読影レポートシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の読影レポートシステムでは、[特許文献1]に記載されるように、X線検査レポートの作成の際に、所見を入力する場合があるが、そこでは、キーボード入力が行われている。また、所見の作成には、テンプレートとなっている入力候補一覧中の文字列の選択により、診断レポートを作成することができるので、電子化されたX線検査レポートを少ない労力、時間で作成することができるものであった。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−123605号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、所見作成に不慣れな医師(研修医など)が読影レポートを作成するには、テンプレートによる入力だけでは用語候補の選択に時間を要し、その時間短縮が課題であった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題は、予め複数の所見から注目語に対応する複数の定型語句を抽出する手段と、該抽出された複数の定型語句と前記注目語を対応付けて記憶する手段と、新たな読影レポートの所見文および定型語句を入力する入力手段と、該入力された所見文および定型語句により更新される入力位置に基づいて注目部位および注目語を判定する手段と、該判定された注目語に接続する読影レポートの例文を作成する手段と、前記所見文、注目部位、注目語、複数の定型語句および例文を表示する表示手段とを備えたことを特徴とする読影レポートシステムによって解決される。
【0006】
具体的には、所見を記述している検査部位の指定や、所見を記述しているときに注目している単語や文字列の指定をせずに、自動的に検査部位や注目語を判定して、注目語に適したテンプレートを複数自動的に表示する。また、注目語に応じて、注目語に接続する例文もユーザの必要に応じて表示することが可能である。また、所見テンプレートは、単語、あるいは文字列であり、マウスのクリックや、タッチペンのタッチや、マイクによる音声入力により、所見内のカーソルの位置に貼り付けることが可能である。
【0007】
本発明の所見テンプレート入力は、所見欄へのキーボード入力や、音声入力、テンプレート入力、あるいは、他のテキストデータをコピー・ペーストした際に、カーソルの位置が変化したタイミングで、注目語を自動的に判別するために、所見を作成していく途中で、テンプレートの表示内容(例:約20個の文字列)が動的に変化していくものである。このため、一度に表示するテンプレートの個数が少なくても、所見を作成していく途中途中でテンプレートが変化していくため、所見の文脈に合った適切なテンプレートの表示が可能である。
【0008】
また、所見テンプレート入力画面の中に、ユーザが求める単語が表示されていない場合には、部位別の複数の所見テキストデータから、注目語に接続する文(所見の例文)を表示することが可能なため、より迅速に所見を作成していくことが可能である。さらに、注目語が意図したものではない場合には、ユーザが注目語を手動で変更することが可能であるため、必要とする所見の例文を自由に検索し、表示することが可能である。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。
図1は、読影レポートシステムのクライアントとサーバがネットワークで接続され、さらにモダリティにも接続している医療検査システムであり、モダリティ101、ネットワーク102、制御部103、データベース104、制御部105、入力部106、表示部107、データベース108、印刷部109を備えて構成されている。
【0010】
モダリティ101には、X線診断装置、X線CT、MRI、超音波診断装置等がある。
ネットワーク102は、HUBや、LANケーブルから構成されている。このネットワークにより、例えば、制御部105からデータベース104にアクセスしたり、表示部107のモニタ上に制御部103のハードディスク内に保存されているKEY画像を表示したり、モダリティ101で獲得したDICOM画像を制御部103の中のハードディスクへ転送したり、そして制御部105で作成した承認済みレポートを印刷部109に送信する。
【0011】
制御部103は、サーバのコンピュータである。また、制御部103の中にあるハードディスクにはデータベース104を有している。デ−タベース104には、患者情報、検査情報、レポート情報、ユーザ情報等の読影レポートシステムの各種のテーブルが記憶され、データが管理されている。
【0012】
制御部105は、クライアントのコンピュータである。制御部105は、入力部106、表示部107と接続しており、また内部のハードディスクにはデータベース108を有している。入力部106には、キーボード、マウス、タッチペン、マイクを使用することができる。また、表示部107には、液晶タブレット、あるいはCRT、液晶モニタ等を使用することが可能である。データベース108には、注目語に対応する複数のテンプレートの情報や、注目語辞書、単語辞書(注目語辞書にさらに助詞等が付加したもの)、検査部位毎に分類された多数のレポートの所見テキストファイルが記憶されている。
【0013】
そして、印刷部109は、制御部105のクライアントマシンで承認されたX線検査レポートを印刷し、病院内に保存するカルテを作成するためのものであり、インクジェットプリンタや、ドットインパクトプリンタ等が使用できる。
【0014】
図2は、読影レポートシステムの処理の構成である。読影レポートシステムは、起動処理201、ログイン処理202、レポート検索処理203、ユーザ登録処理204、終了処理205、レポート閲覧・作成・承認・印刷処理206、KEY画像作成・アノテーション処理207、DICOM画像表示処理208、所見テンプレート入力処理209、所見テンプレート入力・例文表示処理210、過去検査履歴・過去レポート表示処理211、作成履歴表示処理212、音声辞書管理処理213、音声入力レベル調整処理214からなる。
【0015】
起動処理201では、制御部105の中にあるハードディスク内に記憶してある読影レポートシステムのプログラムを実行する処理と、制御部103の中にあるハードディスク内に記憶されてあるDICOM画像受信プログラム(患者情報や、検査情報、JPEG画像ファイル名等をデータベース104に登録するもの)や、JPEG画像変換プログラム(DICOM画像を、DICOM画像に含まれている付帯情報である画像サイズ、ウインドウレベル、ウインドウ幅、表示階調テーブルを用いてJPEG画像に変換するもの)を実行する処理である。
【0016】
ログイン処理202では、ユーザー名とパスワードをキーボード入力することで、データベース104の中に登録されたユーザのみが読影レポートシステムを利用できるようにしている。また、ユーザ毎に読影レポートシステムの利用権限(レポート閲覧のみ、レポート作成・閲覧、レポート承認、レポート承認・承認取り消し、管理者、メンテナンス者)を分けることが可能である。
また、ログイン処理202では、入力したユーザ名やパスワードをデータベース104に問い合わせ、ログインしたユーザ名に対して入力したパスワードが事前にデータベースに登録してあるものと一致した場合のみ、ログインを許可するようにしている。
【0017】
レポート検索処理203は、検査区分(例:DR)、検査日、患者ID、患者名、生年月日、性別、検査部位(例:食道、胃、十二指腸)、検査No、依頼科、依頼医、入院外来区分、読影医、承認医、ティーチング(チェックの有無)、病棟、深達度(例:MP)、大きさ、肉眼形態(例:0IIc)等により、レポートを検索するものである。検索したレポートは、検査日、患者ID、患者氏名、検査区分、検査No、検査部位、検査目的(例:術前診断)、レポートの作成状況(例:◎:承認完了、○:承認待ち、△:作成中)等が一覧表として表示される。また、全レポートボタン、未承認ボタン、承認済ボタンを各々選択することで、各々の作成状態のレポートを一覧表示することができる。
【0018】
ここで、ティーチングとは、レポートをティーチング用に用いたい場合に使用するものであり、レポート作成画面内にティーチングチェックボックスがあり、レポート作成時に必要に応じてユーザがチェックをつけるとともに、レポート検索画面において、その部分にチェックをつけたレポートを検索できるようにしている。
【0019】
また、深達度、大きさ、肉眼形態は、消化管検査におけるX線検査レポートの所見や診断名に特有な内容である。また、所見欄のテキスト情報の中に、深達度や、大きさ、肉眼形態で指定した文字列が含まれているかを論理積で検索するための検索キーである。
【0020】
ユーザ登録処理204は、読影レポートシステムを利用できるユーザを新規に登録したり、システムを利用しなくなったユーザを無効にしたり、いままで無効にしていたユーザを有効にするような操作を行うものである。また、ユーザ登録を行えるのは、ログイン処理202において、ログインしたユーザの利用権限が、管理者やメンテナンス者の場合のみである。
終了処理205は、読影レポートシステムのアプリケーションを終了する処理である。
【0021】
レポート閲覧・作成・承認・印刷処理206は、レポートを表示することで、ユーザにレポートの閲覧を可能にしたり、ユーザにレポートの新規作成・変更を可能にしたり、作成したレポートを承認したり、承認済みのレポートの承認を取り消したり、承認済みのレポートを院内保存用として印刷する処理である。レポートの閲覧は、ユーザが各項目やシェーマ等を変更できない状態である(例:ユーザの利用権限が閲覧のみの場合や、承認済みのレポートの場合)。また、レポート新規作成では、ユーザは、検査日、検査区分、患者ID、患者名、性別、生年月日、検査No、病棟、連絡先、入院/外来区分、依頼科、検査部位のような検査情報や患者情報を入力できる。また、依頼内容として、検査種別、検査目的、検査部位、コメント、ティーチングを入力することができる。また、ユーザは、マウスやタッチペンにより手書きでシェーマ(病変のスケッチ)を描画することが可能であり、あるいは、モダリティからDICOM画像を受信しJPEG画像等に変換した後、JPEG画像をレポートに貼り付けることでKEY画像にすることも可能である。
また、1つのレポートに対してKEY画像は複数追加可能であり、どのKEY画像をX線検査レポートとして印刷するかはチェックボックスをチェックすることで制御可能である。
【0022】
検査履歴は、現在作成しているレポートの患者IDと同じレポートを一覧表として表示するとともに、その中の一つのレポートについて、診断名、治療効果測定、今後の指示、コメント、所見、一次読影、二次読影、KEY画像を詳細に表示できるものである。また、検査履歴の一覧表の項目には、検査日、検査区分、検査No、レポート作成状況、検査部位がある。
【0023】
また、検査履歴の画面では、KEY画像が小さく表示されるため、詳細な部位が分かりずらい。そのため、縮小表示されたKEY画像の表示領域をマウスや、タッチペンでクリックすると、作成時の大きさまで拡大表示されるとともに、その画面の上端に、検査日、検査No、患者名、患者ID、そして検査部位と検査目的が表示される。
【0024】
作成履歴の画面では、現在画面に開いているレポートの作成日時や、レポートを作成・変更したログインユーザ名(読影医)、レポートの作成状況、診断名が一覧表示される。
【0025】
また、レポート作成画面には、所見、診断名、治療効果測定、今後の指示、一次読影、二次読影の入力欄や、レポート検索画面において、レポートを複数選択した場合に、表示するレポートを切り替えられるボタンが設けられている。
また、レポートの作成状況が一目で分かるように、“作成中”と“承認済”というよな文字表示領域が設けられている。また、レポートシステムを使い始めたユーザに対して、現在モニタに全面表示しているレポートの作成状況を文字情報で表示したり、レポートの変更が可能であるかについて説明した文字情報を表示するメッセージ表示領域が設けられている。
【0026】
また、レポート入力・参照画面の下部には、一時保存ボタンや、確定ボタンがある。一時保存ボタンにより、レポートの作成状況は△(作成中)になり、確定ボタンを押すと○(承認待ち)になる。このように、レポート作成者が、レポートの作成状況を表明することで、承認者が作成中のレポートをすべて見る必要はなく、承認待ちのレポートを検索して、レポートの内容確認と、レポートの承認(承認ボタン)を行うような運用が可能である。また、一度承認したレポートを修正したい場合には、ユーザの利用権限が管理者、あるいは承認取り消しの場合にのみ、レポート作成画面の下部に、承認ボタンの変わりに承認取消ボタンが表示され、そのボタンを押すことで、承認の取り消しが行え、通常通りにレポートの編集が可能になる。
【0027】
また、レポート入力・参照画面の下部には、印刷ボタンがある。これは、現在のレポートが承認されたものである場合のみ、表示される。また、この印刷ボタンをマウスやタッチペン等で押すことで、ネットワーク102を介し、印刷部109からX線検査レポートを印刷することが可能である。
【0028】
KEY画像作成・アノテーション処理207は、KEY画像作成画面をレポート作成画面より前面に表示し、医師がシャーカステン上に置いたX線フィルムを見ながら、病変部等をタッチペンやマウスを用いてスケッチできるような処理である。あるいは、DICOM画像表示処理208で表示したモダリティで取得したDICOM画像(JPEG画像)をマウス等で選択し、KEY画像作成画面に貼り付けることができる処理である。
また、アノテーション処理とは、手書きのシェーマやDICOM画像を変換したJPEG画像の病変部に円などを描画したり、矢印を記入したり、文字を入力する処理である。
【0029】
DICOM画像表示処理208とは、まず、制御部103のハードディスク内にあるDICOM画像を変換したJPEG画像をネットワーク102を介して制御部105に接続してある表示部107に表示するものである。また、DICOM画像を変換したJPEG画像のデフォルトの表示は、現在作成しているレポートの患者IDと検査Noのものである。さらに、DICOM画像表示処理は他の患者IDや、検査NoのDICOM画像をJPGE画像に変換した画像を表示できるものの、レポートへの貼り付け(KEY画像の作成)はできないようにしている。これにより、レポート作成時におけるDICOM画像の貼り付けミスを未然に防ぐことが可能である。
【0030】
また、DICOM画像表示処理208は、DICOM画像を変換したJPEG画像をサムネイル表示したり、サムネイル画像をユーザがマウスやタッチペンでクリックした場合に拡大表示する等の機能を有している。
【0031】
所見テンプレート入力処理209は、所見の作成の際に、画面上に、ユーザ毎、検査区分毎、分類名称毎に事前にデータベース104の中のテーブルに登録していたテンプレート(定型文)を表示し、必要なテンプレートを所見に貼り付けるためのものである。この所見テンプレート入力処理209では、ユーザ毎に、ユーザ自身で検査区分、分類名称に対応するテンプレートを追加したり、編集したり、削除することが可能である。
【0032】
所見テンプレート入力・例文表示処理210は、所見テンプレート入力処理209と同様に、テンプレートの選択により、所見を作成するためのものである。しかし、所見テンプレート入力・例文表示処理210は、所見欄のカーソルの位置から、自動的に注目している検査部位や、注目語を判別することが可能であるため、所見テンプレート入力処理209よりも少ない操作数でテンプレート入力が可能である。
また、注目語に応じて、関連するテンプレートが自動的に表示されるとともに、ユーザーの必要に応じて、注目語に接続する所見の例文を表示することが可能である。
【0033】
過去検査履歴・過去レポート表示処理211は、現在開いているレポートと同じ患者IDのレポートを一覧表示するとともに、その中の一つのレポートについて診断名や、治療効果測定、今後の指示、一次読影、二次読影、KEY画像等を表示するものである。
【0034】
作成履歴表示処理212は、現在開いているレポートを新規に作成した日時や、更新・承認・印刷の日時や、そのときのログインユーザ名(読影医)、レポートの作成状況(一時保存、承認待ち、承認完了)を表示することが可能である。
音声辞書管理処理213は、レポートシステムにおける音声入力に使用する単語の追加や、変更、削除を行うものである。音声辞書への追加には、表記(例:鶏卵大)と読み(例:けーらんだい)を入力し、登録ボタンを押すことで登録が完了する。
【0035】
音声入力レベル調整処理214は、マイクを用いて音声で所見等を入力する場合、音声の認識率が音声入力レベルに左右するため、話者の声の大小により、必要に応じて入力レベルを調整する処理である。スライドコントロールをマウスで上下に移動させることで、入力レベルを調節することが可能である。
【0036】
図3は、所見テンプレート入力・例文表示処理210の構成を示すブロック図である。
所見テンプレート入力・例文表示処理210は、入力部106、所見記憶部301、入力位置記憶部302、注目部位自動判定部303、注目語自動判定部304、テンプレート自動作成部305、テンプレート記憶部306、例文作成部307、表示部107からなる。
【0037】
入力部106から、レポート作成画面の中の所見欄に所見の文字情報が入力され、所見記憶部301に記憶される。また、同時に、入力位置記憶部302において、所見欄のカーソルの位置がリアルタイムで記憶される。そして、注目部位自動判定部303において、所見欄の内にあるカーソルの位置と、所見のテキスト情報から、注目部位を自動的に判定する。また、注目語自動判定部304において、所見記憶部301に記憶されている所見のテキスト情報と、入力位置記憶部302に記憶されたカーソル位置から注目語を自動的に判定する。さらに、テンプレート自動作成部305により事前に、注目語に対応する複数のテンプレートをテンプレート記憶部306に設定する。そして、注目部位自動判定部303と注目語自動判定部304の注目部位と注目語の情報から、対応した複数のテンプレートを表示部107に表示する。また、注目部位と注目語の情報から、例文作成部307により、例文作成部307の内部にあるハードディスク等に記憶された検査部位毎に分類された多数の所見テキスト情報から、注目語が検索され、注目語を含む文字列を抽出し、表示部107に表示される。
【0038】
このように、マウスのクリックや、キーボード入力や、音声入力、テンプレート入力等で所見欄内にあるカーソルの位置が変化した場合に、注目部位、注目語が自動判定されるため、ユーザは注目部位や注目語を手動で入力する必要がなく、瞬時に適切なテンプレートを複数表示することが可能である。
【0039】
図4に、所見テンプレート入力・例文表示処理画面402を示す。所見テンプレート入力・例文表示処理画面402はレポート入力・参照画面401より前面に表示され、所見テキストボックス403、カーソル404、注目部位コンボボックス405、注目語テキストボックス406、診断名コンボボックス407、タイプコンボボックス408、書式コンボボックス409、テンプレート410、所見記入項目411、例文表示更新ボタン412、例文表示テキストボックス413、例文表示切替ボタン414、所見貼り付けボタン415、終了ボタン416から構成されている。
【0040】
注目語テキストボックス406には、所見入力時の注目語が表示されカーソル404の位置が変化するたびに注目語が検索され、該当するものがあれば注目語が更新されて表示される。また、所見テキストボックス403の中の所見テキスト情報とカーソル404の位置に応じて、注目部位コンボボックス405の表示が更新される。
【0041】
また、診断名コンボボックス407をクリックすると検査部位に対応した診断名がリスト表示される。また、診断名コンボボックス407に対応してタイプコンボボックス408が表示される。さらに、検査部位コンボボックス405とタイプコンボボックス408に対応して、書式コンボボックス409が表示される。さらに、検査部位、診断名、タイプ、書式に応じて、所見記入項目411のリストが変化する。
【0042】
また、ユーザが所見記入項目411で表示されているリストの中の項目をクリックすると、テンプレート410が変化する。このため、所見の記入項目にそったテンプレートの表示と、テンプレートの入力が可能である。
【0043】
そして、貼り付けボタン415により、レポートの所見欄(レポート入力・参照画面401上)に、所見テキストボックス403で作成した所見を貼り付けることが可能である。また、終了ボタン416をクリックすることで、所見テキストボックス403で作成した内容を、レポートの所見欄に貼り付けずにテンプレート入力・例文表示画面402を閉じることが可能である。
【0044】
図5に、注目部位自動判定部303の判定のフローを示す。まず、所見テキストボックス403のテキスト情報から、部位ラベル(例:<Stomach>)を検索し、位置情報(所見欄のテキストデータにおいて、何文字目にカーソルがあるか)を取得する(S501)。そして、所見テキストボックス403の中にあるカーソル404がどの部位ラベルの間にあるかを比較し、該当する部位名を検索する(S502)。そして、カーソル404の位置に該当する部位名を注目部位コンボボックス405に表示する(S503)。
【0045】
図6に、注目語自動判定部304の判定のフローを示す。まず、所見テキストボックス403の所見テキスト情報と、所見内のカーソル404の位置を取得する(S601)。次に、所見のカーソル位置から前方にかけて抽出する文字列長Nの初期値を設定する(S602)。たとえば、消化管検査のレポートの所見の中で長い単語、例えばAdenomaであれば、N=7を設定すればよい。次に、カーソル404の位置から前方にN文字分の所見を抽出する(S603)。次に、データベース108の中に記憶されている注目語辞書から、所見に入力されたN文字の単語を検索する(S604)。ここで、注目語辞書の語数は、例えば500とすればよい。次に、データベース108の中の注目語辞書に抽出した単語がないかを判定する(S605)。もし、抽出した単語が注目語辞書に含まれる場合には、注目語を注目語テキストボックス406に表示して終了する(S606)。逆に、抽出した単語が注目語辞書に含まれない場合には、抽出する文字数Nが1より大きいかを判定する(S607)。もし、抽出する文字数Nが1の場合には、抽出した文字列が、注目語辞書には存在しないため、何も処理をせずに終了する。つまり、注目語が所見欄に入力されない場合、注目語テキストボックス406の表示は更新されない。逆に、抽出する文字数Nが1を越える場合には、まだ検索が終了していないため、抽出する文字数を1減算し(S609)、再度カーソルの前にあるN文字の抽出を行う(S603)。
【0046】
図7に、テンプレート自動作成部305におけるテンプレート作成フローを示す。まず、多数の所見を用意し(例:3000件)、多数の所見のテキスト情報を部位毎に分類する(S701)。検査部位には、上部消化管検査の場合、食道、胃、十二指腸であり、下部消化管検査の場合には、直腸、S字状結腸、下行結腸、横行結腸、上行結腸、盲腸、回腸末端等がある。あるいは検査部位には、空腸、回腸という場合もある。
【0047】
部位別に分類された所見のテキストファイルから、注目語を検索し、注目語に接続するN文字を抽出する(S702)。抽出する文字列の長さNは例えば20であればよい。
【0048】
次に、注目語に接続する所見のテキスト情報をデータベース108の中にある単語辞書を用いて、単語あるいは文字列に分解し、各単語、あるいは文字列の出現頻度を解析する(S703)。なお、単語辞書の語数は例えば3万とすればよい。
【0049】
次に、出現頻度の上位から単語、あるいは文字列をM個抽出する(例:M=21個)(S704)。
【0050】
そして、データベース108の中のテンプレート用のテーブルに,注目部位、注目語と対応つけて複数のテンプレートを登録する(S705)。
【0051】
以上説明したように、本実施形態の読影レポートシステムによれば、検査部位や注目語を意識せずに、テンプレート入力機能や例文表示機能を利用できるため、研修医でも所見の作成を効率的に行うことが可能である。また、所見テキストファイルを多数用意するだけで、自動的にテンプレートの作成が可能なため、各施設、あるいは病院の科ごとに(例:病理、放射線科等)レポート作成に使用するテンプレートのカスタマイズが可能である。
【0052】
【発明の効果】
本発明によれば、所見の作成に不慣れな研修医が読影レポートを作成する際に、用語候補の選択を適切に行えるため、その作成の時間短縮に寄与できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施形態の読影レポートシステムの構成を示すブロック図である。
【図2】読影レポートシステムの処理の内容を示すブロック図である。
【図3】所見テンプレート入力・例文表示処理210の内部構成を示すブロック図である。
【図4】レポート閲覧・作成・承認・印刷処理206の画面の上に表示した、所見テンプレート入力・例文表示処理210の画面を示す。
【図5】注目部位自動判定部303の判定のフローを表す図である。
【図6】注目語自動判定部304の判定のフローを表す図である。
【図7】テンプレート自動作成部305の自動作成のフローを表す図である。
【符号の説明】
106…入力部、107…表示部、301…所見記憶部、302…入力位置記憶部、303…注目部位自動判定部、304…注目語自動判定部、305…テンプレート自動作成部、306…テンプレート記憶部、307…例文作成部[0001]
[Technical field to which the invention belongs]
The present invention relates to an interpretation report system used in hospital image diagnosis, and more particularly to an interpretation report system that facilitates an input procedure of an interpretation report and improves operability.
[0002]
[Prior art]
In a conventional interpretation report system, as described in [Patent Document 1], findings may be input when an X-ray inspection report is created, and keyboard input is performed there. In addition, since a diagnosis report can be created by selecting a character string in the input candidate list as a template for creating a finding, an electronic X-ray examination report can be created with less effort and time. It was something that could be done.
[0003]
[Patent Document 1]
JP 2002-123605 A
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, in order for doctors (trainees etc.) who are unfamiliar with finding preparation to create an interpretation report, it takes time to select term candidates only by inputting with a template, and shortening the time has been an issue.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
The above-mentioned problems include means for extracting a plurality of fixed phrases corresponding to the attention word from a plurality of findings in advance, means for storing the extracted plurality of fixed phrases and the attention word in association with each other, and a new interpretation report. An input means for inputting a finding sentence and a fixed phrase, a means for determining an attention site and an attention word based on an input position updated by the input finding sentence and the fixed phrase, and a connection to the determined attention word This is solved by an interpretation report system comprising means for creating an example sentence of an interpretation report and display means for displaying the finding sentence, the attention site, the attention word, a plurality of fixed phrases and example sentences.
[0006]
Specifically, the inspection part or attention word is automatically determined without specifying the inspection part describing the finding or the word or character string of interest when writing the observation. Then, a plurality of templates suitable for the attention word are automatically displayed. In addition, according to the attention word, an example sentence connected to the attention word can also be displayed as required by the user. The finding template is a word or a character string, and can be pasted at the position of the cursor in the finding by clicking the mouse, touching the touch pen, or inputting voice by a microphone.
[0007]
The finding template input of the present invention is the automatic input of the attention word at the timing when the cursor position changes when the keyboard input to the finding column, voice input, template input, or other text data is copied and pasted. In order to discriminate between them, the display contents of the template (for example, about 20 character strings) dynamically change during the creation of the findings. For this reason, even if the number of templates to be displayed at a time is small, the template changes in the middle of creating the findings, so that an appropriate template suitable for the context of the findings can be displayed.
[0008]
In addition, if the word that the user wants is not displayed on the observation template input screen, it is possible to display a sentence (example sentence of the observation) connected to the attention word from a plurality of observation text data for each part Therefore, it is possible to create findings more quickly. Furthermore, when the attention word is not intended, the user can manually change the attention word, so that it is possible to freely search and display example sentences of necessary findings.
[0009]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
FIG. 1 shows a medical examination system in which a client and a server of an interpretation report system are connected by a network and further connected to a modality, and include a modality 101, a network 102, a control unit 103, a database 104, a control unit 105, and an input unit. 106, a display unit 107, a database 108, and a printing unit 109.
[0010]
Modality 101 includes an X-ray diagnostic apparatus, X-ray CT, MRI, ultrasonic diagnostic apparatus, and the like.
The network 102 includes a HUB and a LAN cable. Through this network, for example, the database 104 is accessed from the control unit 105, the KEY image stored in the hard disk of the control unit 103 is displayed on the monitor of the display unit 107, or the DICOM image acquired by the modality 101 is displayed. The report is transferred to the hard disk in the control unit 103 or the approved report created by the control unit 105 is transmitted to the printing unit 109.
[0011]
The control unit 103 is a server computer. The hard disk in the control unit 103 has a database 104. The database 104 stores various tables of the interpretation report system such as patient information, examination information, report information, and user information, and manages the data.
[0012]
The control unit 105 is a client computer. The control unit 105 is connected to the input unit 106 and the display unit 107, and has a database 108 on the internal hard disk. As the input unit 106, a keyboard, a mouse, a touch pen, and a microphone can be used. As the display unit 107, a liquid crystal tablet, a CRT, a liquid crystal monitor, or the like can be used. In the database 108, information on a plurality of templates corresponding to the attention word, attention word dictionary, word dictionary (added particles and the like to the attention word dictionary), observation texts of a large number of reports classified for each examination site The file is stored.
[0013]
The printing unit 109 prints an X-ray inspection report approved by the client machine of the control unit 105 and creates a medical record to be stored in the hospital, and is used by an inkjet printer, a dot impact printer, or the like. it can.
[0014]
FIG. 2 shows the processing configuration of the interpretation report system. The image interpretation report system includes an activation process 201, a login process 202, a report search process 203, a user registration process 204, an end process 205, a report viewing / creation / approval / print process 206, a KEY image creation / annotation process 207, and a DICOM image display process. 208, observation template input processing 209, observation template input / example sentence display processing 210, past examination history / past report display processing 211, creation history display processing 212, speech dictionary management processing 213, and speech input level adjustment processing 214.
[0015]
In the start-up process 201, a process for executing an interpretation report system program stored in the hard disk in the control unit 105 and a DICOM image reception program (patient) stored in the hard disk in the control unit 103 are executed. Information, inspection information, JPEG image file name and the like registered in the database 104), JPEG image conversion program (DICOM image, image size, window level, window width, which are supplementary information included in the DICOM image, This is a process for executing a conversion to a JPEG image using a display gradation table.
[0016]
In the login process 202, only the user registered in the database 104 can use the interpretation report system by inputting the user name and password with the keyboard. Moreover, it is possible to divide the authority to use the interpretation report system (report viewing only, report creation / viewing, report approval, report approval / approval cancellation, administrator, maintenance person) for each user.
In the login process 202, the database 104 is inquired about the entered user name and password, and the login is permitted only when the entered password for the logged-in user name matches that registered in the database in advance. I have to.
[0017]
Report search processing 203 includes examination classification (eg, DR), examination date, patient ID, patient name, date of birth, sex, examination site (eg: esophagus, stomach, duodenum), examination number, request department, requesting doctor, The report is searched based on the inpatient / outpatient classification, the interpreting physician, the approved physician, teaching (with or without checking), ward, depth of penetration (eg, MP), size, macroscopic morphology (eg, 0IIc), and the like. The retrieved report includes the examination date, patient ID, patient name, examination category, examination number, examination site, examination purpose (eg, preoperative diagnosis), report creation status (eg: ◎: approval completed, ○: waiting for approval, △: Under creation) etc. are displayed as a list. In addition, by selecting all report buttons, unapproved buttons, and approved buttons, it is possible to display a list of reports in each created state.
[0018]
Here, teaching is used when you want to use a report for teaching, and there is a teaching check box in the report creation screen. In, it is possible to search for reports with a check mark in that part.
[0019]
In addition, the depth of penetration, the size, and the naked eye form are contents specific to the findings and diagnosis name of the X-ray examination report in the digestive tract examination. In addition, the search key is a search key for performing a logical product search to determine whether the text information in the finding column includes a character string designated by the depth of penetration, the size, and the naked eye form.
[0020]
The user registration processing 204 performs operations such as newly registering users who can use the interpretation report system, invalidating users who no longer use the system, and enabling users who have been disabled so far. is there. User registration can be performed only in the login process 202 when the use authority of the logged-in user is an administrator or a maintenance person.
A termination process 205 is a process for terminating the application of the interpretation report system.
[0021]
The report viewing / creating / approval / printing process 206 allows the user to view the report, allows the user to create or change a report, approves the created report, This process cancels approval of an approved report or prints an approved report for in-hospital storage. The report is in a state in which the user cannot change each item, schema, or the like (eg, when the user's use authority is only for viewing or in an approved report). In addition, in the creation of a new report, the user can perform examinations such as examination date, examination category, patient ID, patient name, gender, date of birth, examination number, ward, contact information, hospitalization / outpatient division, department requested, and examination site. Information and patient information can be entered. In addition, as a request content, an examination type, an examination purpose, an examination site, a comment, and teaching can be input. In addition, the user can draw a schema (lesion sketch) by handwriting with a mouse or a touch pen, or after receiving a DICOM image from a modality and converting it to a JPEG image or the like, the JPEG image is pasted on the report. Thus, a KEY image can be obtained.
In addition, a plurality of KEY images can be added to one report, and which KEY image is printed as an X-ray inspection report can be controlled by checking a check box.
[0022]
The test history displays the same report as the patient ID of the report currently being created as a list, and for one of the reports, the diagnosis name, treatment effect measurement, future instructions, comments, findings, primary interpretation, Secondary interpretation and KEY images can be displayed in detail. The items of the inspection history list include an inspection date, an inspection category, an inspection number, a report creation status, and an inspection site.
[0023]
Further, since the KEY image is displayed small on the examination history screen, it is difficult to understand the detailed part. Therefore, when the display area of the reduced KEY image is clicked with a mouse or a touch pen, it is enlarged to the size at the time of creation, and at the top of the screen, the examination date, examination number, patient name, patient ID, and The inspection site and inspection purpose are displayed.
[0024]
On the creation history screen, the creation date and time of the report currently open on the screen, the login user name (reading doctor) who created / changed the report, the creation status of the report, and the diagnosis name are displayed in a list.
[0025]
In addition, the report creation screen switches the report to be displayed when multiple reports are selected on the input field of findings, diagnosis name, treatment effect measurement, future instructions, primary interpretation, secondary interpretation, and report search screen. Button is provided.
In addition, character display areas such as “being created” and “approved” are provided so that the report creation status can be seen at a glance. In addition, for users who have started using the report system, a message that displays the creation status of the report that is currently displayed on the monitor as text information or displays text information that explains whether the report can be changed. A display area is provided.
[0026]
In addition, there are a temporary save button and a confirm button at the bottom of the report input / reference screen. With the temporary save button, the report creation status becomes Δ (being created), and when the confirm button is pressed, it becomes ○ (waiting for approval). In this way, the report author does not have to see all the reports that the approver is creating by asserting the report creation status, but can search for reports that are pending approval, check the contents of the report, Operation that performs approval (approval button) is possible. In addition, if you want to modify a report once approved, an approval cancel button is displayed instead of the approval button at the bottom of the report creation screen only when the user's usage authority is administrator or approval cancellation. Press to cancel the approval and edit the report as usual.
[0027]
There is a print button at the bottom of the report input / reference screen. This is only displayed if the current report is approved. Further, by pressing this print button with a mouse or a touch pen, an X-ray inspection report can be printed from the printing unit 109 via the network 102.
[0028]
The KEY image creation / annotation processing 207 displays a KEY image creation screen in front of the report creation screen so that a doctor can sketch a lesion using a touch pen or mouse while looking at the X-ray film placed on the Schaukasten. Processing. Alternatively, the DICOM image (JPEG image) acquired with the modality displayed in the DICOM image display processing 208 can be selected with a mouse or the like and pasted on the KEY image creation screen.
The annotation process is a process of drawing a circle or the like on a lesion part of a JPEG image obtained by converting a handwritten schema or DICOM image, entering an arrow, or inputting a character.
[0029]
In the DICOM image display processing 208, first, a JPEG image obtained by converting a DICOM image in the hard disk of the control unit 103 is displayed on the display unit 107 connected to the control unit 105 via the network 102. Further, the default display of the JPEG image obtained by converting the DICOM image is that of the patient ID and examination No. of the report currently created. Furthermore, although the DICOM image display process can display other patient IDs or images obtained by converting DICOM images of examination numbers into JPG images, it cannot be pasted on a report (creation of a KEY image). Thereby, it is possible to prevent a mistake in pasting a DICOM image when creating a report.
[0030]
The DICOM image display processing 208 has functions such as displaying a JPEG image obtained by converting a DICOM image as a thumbnail and displaying the thumbnail image in an enlarged manner when the user clicks with a mouse or a touch pen.
[0031]
The finding template input process 209 displays a template (standard sentence) registered in the table in the database 104 in advance for each user, each examination category, and each classification name on the screen when creating the finding. , For pasting the necessary templates to the findings. In this finding template input process 209, for each user, the user can add, edit, or delete a template corresponding to the examination category and classification name.
[0032]
Similar to the finding template input process 209, the finding template input / example sentence display process 210 is for creating a finding by selecting a template. However, the observation template input / example sentence display processing 210 can automatically determine the examination site and the attention word from the cursor position in the observation column. Template input is possible with a small number of operations.
In addition, a related template is automatically displayed according to the attention word, and an example sentence of a finding connected to the attention word can be displayed according to the user's need.
[0033]
The past examination history / past report display processing 211 displays a list of reports having the same patient ID as the currently opened report, and the diagnosis name, treatment effect measurement, future instructions, primary interpretation, Secondary interpretation, KEY image, etc. are displayed.
[0034]
The creation history display process 212 includes the date / time when a newly opened report was newly created, the date / time of update / approval / printing, the login user name (interpretation doctor) at that time, and the report creation status (temporary storage, waiting for approval) , Approval completed) can be displayed.
The voice dictionary management process 213 adds, changes, or deletes words used for voice input in the report system. To add to the phonetic dictionary, enter the notation (eg: egg size) and reading (eg: Keradai) and press the registration button to complete the registration.
[0035]
The voice input level adjustment process 214 adjusts the input level as needed depending on the level of the speaker's voice because the speech recognition rate depends on the voice input level when inputting findings or the like using a microphone. It is processing to do. The input level can be adjusted by moving the slide control up and down with the mouse.
[0036]
FIG. 3 is a block diagram showing a configuration of the finding template input / example sentence display processing 210.
The observation template input / example sentence display processing 210 includes an input unit 106, an observation storage unit 301, an input position storage unit 302, an attention site automatic determination unit 303, an attention word automatic determination unit 304, a template automatic creation unit 305, a template storage unit 306, It includes an example sentence creation unit 307 and a display unit 107.
[0037]
Finding text information is input from the input unit 106 into the finding column in the report creation screen and stored in the finding storage unit 301. At the same time, in the input position storage unit 302, the position of the cursor in the finding column is stored in real time. Then, the attention site automatic determination unit 303 automatically determines the attention site from the position of the cursor in the finding field and the text information of the finding. Further, the attention word automatic determination unit 304 automatically determines the attention word from the text information of the findings stored in the finding storage unit 301 and the cursor position stored in the input position storage unit 302. Further, the template automatic creation unit 305 sets a plurality of templates corresponding to the attention word in the template storage unit 306 in advance. Then, a plurality of corresponding templates are displayed on the display unit 107 from the attention site and attention word information of the attention site automatic determination unit 303 and the attention word automatic determination unit 304. Further, the attention word is searched from the information of the attention site and the attention word by the example sentence creation unit 307 from the many pieces of finding text information classified for each examination region stored in the hard disk or the like inside the example sentence creation unit 307. A character string including the attention word is extracted and displayed on the display unit 107.
[0038]
In this way, when the position of the cursor in the observation column changes due to mouse clicks, keyboard input, voice input, template input, etc., the attention area and attention word are automatically determined, so the user can It is possible to display a plurality of appropriate templates instantly without the need to manually input a word of interest or a target word.
[0039]
FIG. 4 shows a finding template input / example sentence display processing screen 402. The observation template input / example sentence display processing screen 402 is displayed in front of the report input / reference screen 401, and includes an observation text box 403, a cursor 404, an attention site combo box 405, an attention word text box 406, a diagnosis name combo box 407, and a type combo. A box 408, a format combo box 409, a template 410, a finding entry item 411, an example sentence display update button 412, an example sentence display text box 413, an example sentence display switching button 414, a finding paste button 415, and an end button 416 are configured.
[0040]
In the attention word text box 406, attention words at the time of finding input are displayed, and each time the position of the cursor 404 changes, attention words are searched. If there is a corresponding word, the attention word is updated and displayed. Further, the display of the attention site combo box 405 is updated according to the finding text information in the finding text box 403 and the position of the cursor 404.
[0041]
When the diagnosis name combo box 407 is clicked, the diagnosis names corresponding to the examination site are displayed in a list. A type combo box 408 is displayed corresponding to the diagnosis name combo box 407. Further, a format combo box 409 is displayed corresponding to the examination part combo box 405 and the type combo box 408. Furthermore, the list of finding entry items 411 changes according to the examination site, diagnosis name, type, and format.
[0042]
When the user clicks an item in the list displayed as the finding entry item 411, the template 410 changes. For this reason, it is possible to display a template and input a template according to the entry items of the findings.
[0043]
Then, by using the paste button 415, it is possible to paste the finding created in the finding text box 403 in the report finding column (on the report input / reference screen 401). Also, by clicking the end button 416, it is possible to close the template input / example sentence display screen 402 without pasting the contents created in the finding text box 403 into the finding column of the report.
[0044]
FIG. 5 shows a determination flow of the attention site automatic determination unit 303. First, a part label (eg, <Stomach>) is searched from the text information in the finding text box 403, and position information (which character is the cursor in the text data in the finding column) is acquired (S501). Then, the part label between which the cursor 404 in the observation text box 403 is located is compared, and the corresponding part name is searched (S502). Then, the part name corresponding to the position of the cursor 404 is displayed in the target part combo box 405 (S503).
[0045]
FIG. 6 shows a determination flow of the attention word automatic determination unit 304. First, the finding text information in the finding text box 403 and the position of the cursor 404 in the finding are acquired (S601). Next, an initial value of the character string length N extracted from the finding cursor position to the front is set (S602). For example, N = 7 may be set for a long word, for example, Adenoma, in the findings of a digestive tract test report. Next, findings for N characters are extracted forward from the position of the cursor 404 (S603). Next, an N-letter word input for the finding is searched from the attention word dictionary stored in the database 108 (S604). Here, the number of words in the attention word dictionary may be 500, for example. Next, it is determined whether there is any extracted word in the attention word dictionary in the database 108 (S605). If the extracted word is included in the attention word dictionary, the attention word is displayed in the attention word text box 406 and the process ends (S606). On the other hand, if the extracted word is not included in the attention word dictionary, it is determined whether the number N of characters to be extracted is larger than 1 (S607). If the number N of characters to be extracted is 1, the extracted character string does not exist in the attention word dictionary, and the process is terminated without performing any processing. That is, when the attention word is not input in the finding column, the display of the attention word text box 406 is not updated. Conversely, if the number N of characters to be extracted exceeds 1, since the search has not been completed, the number of characters to be extracted is decremented by 1 (S609), and the N characters in front of the cursor are extracted again (S603). .
[0046]
FIG. 7 shows a template creation flow in the template automatic creation unit 305. First, a large number of findings are prepared (for example, 3000 cases), and text information of a large number of findings is classified for each part (S701). The examination sites include the esophagus, stomach, and duodenum for the upper gastrointestinal tract, and the rectum, sigmoid colon, the descending colon, the transverse colon, the ascending colon, the cecum, the terminal ileum, etc. for the lower GI examination There is. Alternatively, the examination site may be the jejunum or ileum.
[0047]
The attention word is searched from the text file of the findings classified by region, and N characters connected to the attention word are extracted (S702). The length N of the character string to be extracted may be 20, for example.
[0048]
Next, the text information of the findings connected to the attention word is decomposed into words or character strings using a word dictionary in the database 108, and the appearance frequency of each word or character string is analyzed (S703). Note that the number of words in the word dictionary may be 30,000, for example.
[0049]
Next, M words or character strings are extracted from the top appearance frequency (eg, M = 21) (S704).
[0050]
Then, a plurality of templates are registered in the template table in the database 108 in association with the attention site and the attention word (S705).
[0051]
As explained above, according to the interpretation report system of the present embodiment, the template input function and the example sentence display function can be used without being aware of the examination site and the attention word, so that the resident can efficiently create the findings. Is possible. In addition, since templates can be created automatically just by preparing a large number of observation text files, it is possible to customize the templates used to create reports for each facility or hospital department (eg, pathology, radiology). Is possible.
[0052]
【The invention's effect】
According to the present invention, when a trainee who is unfamiliar with the creation of findings can create an interpretation report, it is possible to appropriately select term candidates, which can contribute to shortening the creation time.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram illustrating a configuration of an interpretation report system according to a first embodiment of this invention.
FIG. 2 is a block diagram showing the contents of processing of an interpretation report system.
FIG. 3 is a block diagram showing an internal configuration of a finding template input / example sentence display process 210;
FIG. 4 shows a screen for finding template input / example sentence display processing 210 displayed on the screen for report viewing / creation / approval / print processing 206.
FIG. 5 is a diagram illustrating a determination flow of an attention site automatic determination unit 303;
FIG. 6 is a diagram illustrating a determination flow of an attention word automatic determination unit 304;
FIG. 7 is a diagram illustrating an automatic creation flow of a template automatic creation unit 305;
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 106 ... Input part, 107 ... Display part, 301 ... Finding memory part, 302 ... Input position memory | storage part, 303 ... Attention site automatic determination part, 304 ... Attention word automatic determination part, 305 ... Template automatic creation part, 306 ... Template memory | storage Part, 307 ... Example sentence creation part