JP2005030513A - 複層摺動部材およびその製造方法 - Google Patents
複層摺動部材およびその製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005030513A JP2005030513A JP2003271758A JP2003271758A JP2005030513A JP 2005030513 A JP2005030513 A JP 2005030513A JP 2003271758 A JP2003271758 A JP 2003271758A JP 2003271758 A JP2003271758 A JP 2003271758A JP 2005030513 A JP2005030513 A JP 2005030513A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bearing alloy
- steel plate
- semi
- alloy powder
- steel sheet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C23—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
- C23C—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
- C23C28/00—Coating for obtaining at least two superposed coatings either by methods not provided for in a single one of groups C23C2/00 - C23C26/00 or by combinations of methods provided for in subclasses C23C and C25C or C25D
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C33/00—Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
- F16C33/02—Parts of sliding-contact bearings
- F16C33/04—Brasses; Bushes; Linings
- F16C33/06—Sliding surface mainly made of metal
- F16C33/14—Special methods of manufacture; Running-in
- F16C33/145—Special methods of manufacture; Running-in of sintered porous bearings
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C33/00—Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
- F16C33/02—Parts of sliding-contact bearings
- F16C33/04—Brasses; Bushes; Linings
- F16C33/20—Sliding surface consisting mainly of plastics
- F16C33/203—Multilayer structures, e.g. sleeves comprising a plastic lining
- F16C33/206—Multilayer structures, e.g. sleeves comprising a plastic lining with three layers
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C33/00—Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
- F16C33/02—Parts of sliding-contact bearings
- F16C33/04—Brasses; Bushes; Linings
- F16C33/20—Sliding surface consisting mainly of plastics
- F16C33/208—Methods of manufacture, e.g. shaping, applying coatings
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Metallurgy (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Sliding-Contact Bearings (AREA)
- Powder Metallurgy (AREA)
- Other Surface Treatments For Metallic Materials (AREA)
- Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
Abstract
【課題】従来の焼結法で得られた複層摺動部材は、鋼板と軸受合金層との接合強度が充分でなく、使用中に剥離することがあった。また従来の焼結法では、軸受合金粉末を鋼板上に焼結後、内部の多孔質部分をつぶすためにプレス工程が必要であり、さらにその後に押しつぶした部分を拡散接合するために三次焼結を行うという多大な手間が必要であった。
【解決手段】本発明は、鋼板上に軸受合金粉末を散布した後、該軸受合金粉末の固相線温度以上で、液相線温度以下に加熱することにより、軸受合金粉末を半溶融状態にして接合する。従って、本発明の半溶融接合では、鋼板と軸受合金との接合強度が非常に強くなり、スワッシュプレートのような過酷な条件となる部分に使用しても軸受合金が剥離するようなことがない。また焼結法のように三次焼結やプレス工程を必要としないため、工程数が少なくて済む。
【選択図】図1
【解決手段】本発明は、鋼板上に軸受合金粉末を散布した後、該軸受合金粉末の固相線温度以上で、液相線温度以下に加熱することにより、軸受合金粉末を半溶融状態にして接合する。従って、本発明の半溶融接合では、鋼板と軸受合金との接合強度が非常に強くなり、スワッシュプレートのような過酷な条件となる部分に使用しても軸受合金が剥離するようなことがない。また焼結法のように三次焼結やプレス工程を必要としないため、工程数が少なくて済む。
【選択図】図1
Description
本発明は、機械の摺動部分に使用する複層摺動部材およびその製造方法に関する。
一般にカーエアコンや油圧機械等で斜板を使用するものをスワッシュ式コンプレッサーと称している。カーエアコンのスワッシュ式コンプレッサーは、主軸に取り付けられたスワッシュプレート(斜板)が回転することにより、該スワッシュプレートに当接しているシューでピストンを往復運動に変換させ、冷媒を繰り返して吸入・圧縮・吐出させる。スワッシュプレートは、円盤状の鋼板に軸受合金を貼り付けたり、樹脂をコーティングしたりして摺動性を持たせた複層摺動部材である。
図1はカーエアコン用コンプレッサー(以下、コンプレッサーという)に使用するスワッシュプレートの斜視図である。スワッシュプレートSは、円盤状の鋼板1の両面に摺動部2、3が形成されている。該摺動部は、軸受合金や摺動性樹脂である。スワッシュプレートSの中央には、回転軸に挿入して取り付けるための穴4が開けられている。
図2はコンプレッサーの要部拡大図である。シリンダー5内にピストン6が往復動自在に設置されており、シリンダー5はピストン6により左シリンダー室7と右シリンダー室8に分けられている。左シリンダー室7には、左吸入弁9、左吐出弁10が設置され、右シリンダー室8には右吸入弁11、右吐出弁12が設置されている。ピストン6の中央部には左シュー13と右シュー14に挟まれてスワッシュプレートSが配設されている。該スワッシュプレートは、回転軸15に対して傾斜した状態で回転軸15に取り付けられており、スワッシュプレートの両面には左軸受合金16と右軸受合金17が貼り付けられている。
ここでカーエアコンを使用したときのスワッシュプレートとピストンの動きについて簡単に説明する。
コンプレッサーの作動時、回転軸15の回転に伴ってスワッシュプレートSも回転するが、スワッシュプレートは回転軸に対して傾斜して取り付けられているため、スワッシュプレートを挟んだピストン6は矢印Aのように往復動させられる。ピストン6がスワッシュプレートSを挟んだ部分には左シュー13と右シュー14が設置されており、これらのシューはスワッシュプレートSに貼り付けられた軸受合金16、17の表面を摺動する。
コンプレッサーでは、スワッシュプレートが高速回転(毎分8,000回転以上)するため、スワッシュプレートがシューと当接する部分には非常に大きな負荷がかかる。従って、スワッシュプレートは使用中に鋼板と軸受合金とが剥離してはならず、また軸受合金が傷ついたり摩耗したりしてはならない。そのためスワッシュプレートのような複層摺動部材は、鋼板と軸受合金との接合強度が強く、また軸受合金の硬度が高いという機械的強度に優れていなければならない。またスワッシュプレートでは、摺動性にも優れていなければならないことは当然である。
かつてのスワッシュプレートは、円盤状の鋼板の表面に軸受合金を貼り付けただけのものであった。該軸受合金の貼り付けには、軸受合金を溶射したり軸受合金粉を焼結したりする方法が採用されている。
溶射で接合する方法により得られるスワッシュプレートは、鋼板と軸受合金との接合強度が充分でなく、使用中に軸受合金が鋼板から剥離することがあった。この溶射法での剥離は、接合が冶金的接合ではなく、機械的な接合であることが原因となっている。つまり溶射法は、溶融した軸受合金を高圧ガスで吹き飛ばして鋼板に当て、その勢いで軸受合金を鋼板に食い込ませるという機械的な接合となっているからである。
また従来の焼結法により得られるスワッシュプレートは、合金密度が小さいため、使用中に凹んだり、焼き付けを起こしたりすることがあった。そこで本発明出願人は、円盤状の鋼板の表面に軸受合金粉末を焼結するとともに、合金密度を大きくしたスワッシュプレートとその製造方法を提案した(特許文献1)。特許文献1のスワッシュプレートは合金密度が85%以上という従来の焼結法により得られるスワッシュプレートの合金密度(80%以下)よりも大きいため、焼き付けが起こらない特長を有している。
特許文献1によるスワッシュプレートの製造方法を簡単に説明すると、以下のようになる。
A:円盤状鋼板の片面に軸受合金粉末を均一に散布
B:軸受合金粉末が散布された鋼板を還元雰囲気中で一次焼結
C:鋼板のもう一方の面に軸受合金粉末を散布
D:軸受合金粉末が散布された鋼板を還元雰囲気中で二次焼結
E:焼結層の空隙を押しつぶす一次プレス
F:押しつぶした空隙を金属的に接着させる還元雰囲気中での三次焼結
G:軸受合金層を所定の厚さまで切削する粗仕上げ
H:粗仕上げ面を精密仕上げ
A:円盤状鋼板の片面に軸受合金粉末を均一に散布
B:軸受合金粉末が散布された鋼板を還元雰囲気中で一次焼結
C:鋼板のもう一方の面に軸受合金粉末を散布
D:軸受合金粉末が散布された鋼板を還元雰囲気中で二次焼結
E:焼結層の空隙を押しつぶす一次プレス
F:押しつぶした空隙を金属的に接着させる還元雰囲気中での三次焼結
G:軸受合金層を所定の厚さまで切削する粗仕上げ
H:粗仕上げ面を精密仕上げ
上記特許文献1のスワッシュプレートの製造方法では、鋼板の両面に軸受合金粉末を焼結するため、鋼板の表裏にそれぞれ1回ずつの軸受合金粉末の散布工程と、表裏それぞれの1回ずつの焼結工程と、さらに焼結層の空隙をつぶすプレス工程が1回、軸受合金層の粗仕上げ工程、精密仕上げ工程、という8工程で行っていた。
特許文献1において、二次焼結後、一次プレスを行うのは、焼結層の空隙を押しつぶして合金密度を高めるためであり、一次プレス後、三次焼結を行うのは空隙を金属的に接合させるとともに、鋼板と軸受合金間で固体拡散させて接合強度を上げるためである。また特許文献1では、軸受合金だけで摺動性を持たせなければならないため、シューと接触する軸受合金の表面は研磨する程に精密仕上げを行わなければならいという大変な手間がかかっていた。この精密仕上げは、一度の工程で完了することはできず、その前に旋盤で粗仕上げを行わなければならなかった。つまり特許文献1のスワッシュプレートの製造方法は、工程数が非常に多いため、手間と製造コストがかかるものであった。
特許文献1で得られるスワッシュプレートは、表面が軸受合金だけからなるものであるが、今までのコンプレッサーに対して充分に使用に耐えられるものであった。しかしながら今日のコンプレッサーのように、さらに高機能化されて高速・高荷重の負荷が課せられるものに対しては、特許文献1で得られるスワッシュプレートでは、鋼板と軸受合金との接合強度が充分でなく、また摺動性についても充分ではなかった。そこで最近では、スワッシュプレートの表面に摺動性に優れた樹脂をコーティングしたものが使用されるようになってきた。
樹脂がコーティングされたスワッシュプレートは多数提案されている。例えば、特許文献2では、鋼板の表面に銅合金を焼結して焼結層を形成し、該焼結層に摺動性樹脂をコーティングしてある。特許文献3では、鋼板にめっき、溶射、クラッド、焼結等で銅合金層を形成し、該合金層の表面に摺動性樹脂、二硫化モリブデン、グラファイトのうちのいずれかをコーティングしてある。特許文献4では、鋼板に金属粒子を含むポリテトラフルオロエチレン(PTFE)がコーティングしてしてある。特許文献で5は、鋼板の表面に熱可塑性ポリイミド被膜を直接コーティングしてある。
特許文献1では、従来の焼結法における鋼板と軸受合金層の接合強度が弱いという欠点を改善するため、焼結後の鋼板に対して一次プレスを行うことにより空隙をなくした。その結果、特許文献1は接合面積が広くなって接合強度が向上したものである。しかしながら特許文献1のように鋼板の両面に軸受合金層を形成させるスワッシュプレートの製造方法では多大な手間(8工程)がかかる問い問題あった。
鋼板に摺動性樹脂をコーティングしたスワッシュプレートは、軸受合金を貼り付けただけのスワッシュプレートよりも高速に対しては優れた摺動性を示しており、スワッシュプレートには適したものといえる。しかしながら従来の摺動性樹脂をコーティングしたスワッシュプレートは、特性や製造上に問題のあるものであった。つまり鋼板と軸受合金を焼結により貼り付けた特許文献2、3は鋼板と焼結軸受合金間の接合強度が充分でなかった。焼結は、軸受合金粉末を鋼板の上に散布した後、還元雰囲気中で軸受合金の固相線温度以下の温度で加熱し、金属粉末同士および金属粉末と鋼板間で、それぞれの原子を固体拡散させることにより接合するからである。この固体拡散による接合は、金属粉末全体が接合しているのではなく、金属粉末が接触している部分だけで拡散が起こっているため、部分的な接合であり、軸受合金層内部が多孔質となっている。つまり従来の焼結による鋼板と軸受合金粉末の接合は、接着面積が少ないため、接合強度が弱いものであった。また鋼板に直接摺動樹脂をコーティングしたものは、鋼板と摺動樹脂との接着が充分でなかった。
本発明は、鋼板と軸受合金との接合強度および軸受合金と摺動性樹脂との接着強度が強い複合摺動部材であり、また鋼板に軸受合金を貼り付けるに際して、従来の焼結法よりも工程数が少なくて済むばかりでなく、従来の焼結法で得られるものよりも強固な接合強度を有するという複合摺動部材の製造方法を提供することにある。
従来の焼結法で得られる複合摺動部材で鋼板と焼結層との接合強度が弱いのは、接着面積が小さいためばかりでなく、鋼板と軸受合金粉末とが固体拡散による接合であることも原因となっている。つまり固体拡散は金属同士の接触部分における金属原子の動きが活発でないため、接合部分の金属原子が相手側の金属に深く侵入しない。その結果、固体拡散による接合方法では、充分な接合強度が得られなかったものである。ところが、はんだ付けや鑞付けのように一方の金属が溶融状態にあると、溶融した金属原子の動きが活発になるため、金属原子が相手方の金属に深く侵入して接合強度が強くなる。本発明者らは、金属原子の動きは金属が完全に溶融しなくても半溶融状態、つまり軸受合金の固相線温度と液相線温度間の所謂ペースティレンジにあっても金属原子の動きは活発であり、半溶融状態の金属は相手方の金属に強固に接合することに着目して本発明を完成させた。
本発明は、鋼板の表面に軸受合金が半溶融接合されているとともに、該軸受合金表面には摺動性樹脂が焼き付けによりコーティングされていることを特徴とする複層摺動部材である。
また別の発明は、(a)鋼板の片面に軸受合金粉末を散布する工程;
(b)軸受合金粉末が散布された鋼板を略水平にして還元性雰囲気中において、該軸受合金の固相線温度以上で、しかも液相線温度以下の温度で加熱することにより、軸受合金を半溶融状態にして鋼板の片面に半溶融接合する工程;
(c)鋼板の片面に接合した軸受合金の表面を切削して厚さを調整する工程;
(d)厚さを調整した軸受合金表面に摺動性樹脂を焼き付けてコーティングする工程;
からなることを特徴とする複層摺動部材の製造方法である。
(b)軸受合金粉末が散布された鋼板を略水平にして還元性雰囲気中において、該軸受合金の固相線温度以上で、しかも液相線温度以下の温度で加熱することにより、軸受合金を半溶融状態にして鋼板の片面に半溶融接合する工程;
(c)鋼板の片面に接合した軸受合金の表面を切削して厚さを調整する工程;
(d)厚さを調整した軸受合金表面に摺動性樹脂を焼き付けてコーティングする工程;
からなることを特徴とする複層摺動部材の製造方法である。
さらにまた別の発明は、(a')鋼板の片面に軸受合金粉末を散布する工程;
(b')軸受合金粉末が散布された鋼板を略水平にして還元性雰囲気中において、該軸受合金の固相線温度以上で、しかも液相線温度以下の温度で加熱することにより、軸受合金を半溶融状態にして鋼板の片面に半溶融接合する工程;
(c')鋼板のもう一方の面に軸受合金粉末を散布する工程;
(d')軸受合金粉末が散布された鋼板を略水平にして還元性雰囲気中において、該軸受合金の固相線温度以上で、しかも液相線温度以下の温度で加熱することにより、軸受合金を半溶融状態にして鋼板のもう一方の面に半溶融接合する工程;
(e')鋼板の両面に接合した軸受合金の表面を切削して厚さを調整する工程;
(f')厚さを調整した軸受合金表面に摺動性樹脂を焼き付けてコーティングする工程;
からなることを特徴とする複層摺動部材の製造方法である。
(b')軸受合金粉末が散布された鋼板を略水平にして還元性雰囲気中において、該軸受合金の固相線温度以上で、しかも液相線温度以下の温度で加熱することにより、軸受合金を半溶融状態にして鋼板の片面に半溶融接合する工程;
(c')鋼板のもう一方の面に軸受合金粉末を散布する工程;
(d')軸受合金粉末が散布された鋼板を略水平にして還元性雰囲気中において、該軸受合金の固相線温度以上で、しかも液相線温度以下の温度で加熱することにより、軸受合金を半溶融状態にして鋼板のもう一方の面に半溶融接合する工程;
(e')鋼板の両面に接合した軸受合金の表面を切削して厚さを調整する工程;
(f')厚さを調整した軸受合金表面に摺動性樹脂を焼き付けてコーティングする工程;
からなることを特徴とする複層摺動部材の製造方法である。
本発明の複層摺動部材は、鋼板と軸受合金層間の接合強度が非常に強いため、スワッシュプレートに使用して過酷な条件におかれても長期間にわたって安定した状態を保つことができるという高寿命と高信頼性に優れている。また本発明の複層摺動部材の製造方法は、従来の焼結法よりも工程数が少ないため、製造コストが安価となるばかりでなく、鋼板と軸受合金層間の接合強度を強くできるという従来の製造方法にない優れた効果を奏するものである。
本発明の複合摺動部材とは、機械の摺動部分に使用するものであり、コンプレッサーのスワッシュプレートの他、軸を受ける軸受、さらには油圧ポンプのサイドプレート、バルブプレート等のような摺動部にも使用するものである。
本発明で、摺動部が片面のものの製造方法、例えば軸受、サイドプレート、バルブプレート等の製造方法は、鋼板上への軸受合金粉の散布と半溶融接合の工程は片面だけの一回であるため上記(a)、(b)、(c)、(d)のように工程数が4工程で済むが、スワッシュプレートのように摺動部が両面にあるものは、軸受合金分の散布が表裏それぞれ1回と、半溶融接合が表裏それぞれ1回となるため、上記(a')、(b')、(c')、(d')、(e')、(f')のように工程数が6回となる。
本発明における半溶融接合とは、軸受合金粉末を鋼板上に散布した後、軸受合金粉末が散布された鋼板を軸受合金粉末の固相線温度以上で液相線温度以下に加熱して鋼板と軸受合金粉末を接合することである。このように軸受合金粉末を固相線温度以上で液相線温度以下に加熱すると、軸受合金粉末は完全に溶融せず半溶融状態となり、軸受合金粉末同士および鋼板と軸受合金粉末が強固に接合するようになる。たとえば軸受合金粉末がSn20質量%、Cu残部からなるものでは、固相線温度は798℃、液相線温度は880℃である。そこで該軸受合金粉末を鋼板に半溶融接合する場合の加熱温度は798〜880℃となる。
従来の焼結法では、軸受合金粉末同士の接触している部分で固体拡散がおこるため、軸受合金粉末同士が部分接触となり、軸受合金層内部は多数の孔が連通した多孔質となっていた。しかしながら本発明における半溶融接合は、軸受合金粉末が半溶融状態になるため、軸受合金粉末同士は、ほとんど溶け合って多孔質が少し残って連通しないボイドが少し残こる状態となる。このように軸受合金粉末を半溶融接合すると、連通した多孔質部分がなくなり、焼結法で得られるよりも硬度が高くなる。従って、半溶融接合では、プレス工程が必要なくなり、しかも耐摩耗性も良好となる。。
金属原子の動きは、金属が溶融状態、或いは半溶融状態であっても、ほとんど同じように活発となる。そこで鋼板上に散布した軸受合金粉末を溶融状態まで加熱せず、半溶融状態までの加熱であっても強度の強い接合が得られる。しかしながら、鋼板上に散布した軸受合金粉末を液相線温度以上まで加熱して完全な溶融状態にすると、鋼板が少しでも傾いたときに鋼板上で溶融した軸受合金が流動して鋼板上からこぼれ落ちたり、またこぼれ落ちないにしても鋼板の低い方に流れて溶融した軸受合金が凝固したときに鋼板上で均一の厚さとならない。
ところが軸受合金粉末を鋼板上で半溶融状態、即ち固相線温度以上で液相線温度以下の温度で加熱すると、半溶融状態の軸受合金は鋼板が多少傾斜しても流れることなく、その位置に留まっているため、均一厚さを保っていられる。そのため本発明の複層摺動部材の製造方法では、鋼板上に軸受合金粉末を散布後、これらを軸受合金の固相線温度以上で液相線温度以下の温度で加熱する。金属が半溶融状態では流れないとはいえ、加熱時にはなるべく水平を保っておいた方がよい。
本発明に使用する摺動性樹脂とは、優れた摺動性を有するものであれば如何なる樹脂でも使用可能である。本発明に使用して好適な摺動性樹脂としては、ポリアミド樹脂、ポリイミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、等である。
上記摺動性樹脂に固体潤滑剤を含有させると摺動性がさらに向上する。本発明に使用して好適な固体潤滑剤としては、PTFE、二硫化モリブデン、酸化鉛、黒鉛、等である。該固体潤滑剤は一種だけでもよいが、二種以上を混合して含有させると、さらに摺動性が向上する。
本発明の複合摺動部材の製造方法は、軸受のように片面だけが摺動作用を呈するものであれば、鋼板の片面に軸受合金粉末を散布する工程、該鋼板を半溶融接合する工程、軸受合金の厚さを調整する工程、軸受合金の表面に摺動性樹脂を焼き付けコーティングする工程となるが、スワッシュプレートのように鋼板の両面に摺動部を形成する場合は、鋼板の片面に軸受合金粉末の散布と片面の半溶融接合、その後、鋼板のもう一方の面に軸受合金粉末の散布と同じ面の半溶融接合を行うため、軸受合金粉末の散布工程と半溶融接合工程がそれぞれ二回ずつとなる。
鋼板上で軸受合金を半溶融接合した後に、軸受合金の厚さ調整のために軸受合金層表面の切削を行う。この切削は、軸受合金層の厚さを調整するとともに、軸受合金表面を切削により粗くする。軸受合金表面を粗くすると、表面積が広くなって接合強度が増すとともに、次工程の摺動性樹脂を焼き付けコーティングしたときに、摺動性樹脂が粗れた軸受合金の表面に絡み付くというアンカー効果でより強固に接着するようになる。
本発明の複合摺動部材の製造方法で半溶融接合時に還元性雰囲気にするのは、たとえ軸受合金粉末を原子の動きが活発な半溶融状態にしても、加熱時に軸受合金粉末や鋼板は表面が酸化して、該酸化被膜が金属原子の侵入を妨げるからである。還元性雰囲気中で半溶融接合を行うと、加熱時に軸受合金粉末や鋼板の酸化を防ぐとともに、加熱前に酸化していた金属表面の酸化物を還元除去して、半溶融状態の金属と鋼板との接合を確実にする。本発明に使用する還元性雰囲気とは、水素ガスやアンモニア分解ガス(水素75%、窒素25%)等が充填された雰囲気である。
以下図面に基づいて本発明の複合摺動部材の製造方法について説明する。図3〜8で示したa'〜f'は本発明にかかるスワッシュプレートの製造方法における各工程を説明する図である。
(a')鋼板の片面へ軸受合金を散布する工程
円盤状の鋼板20を図示しない回転自在な水平台に置く。スワッシュプレートをコンプレッサーの回転軸に固定する中央部は軸受合金が不要となるため、鋼板20の中央に散布防止用の円柱21を載置する。その後、円柱21以外の部分に軸受合金粉末22を多めに散布し、水平台を回転させる。このとき軸受合金粉末が所定の厚さとなる位置にスクレーパー23を設置して、不要な軸受合金粉末を掻き落とす。
直径95mm、厚さ6mmの鋼板(S45C)の片面にSn20質量%、残部Cuからなる軸受合金粉末を厚さ0.75mmに塗布した。この散布厚さで半溶融接合を行うと、半溶融接合後の軸受合金層は薄くなって厚さが0.45mmとなる。最終の軸受合金層の厚さは0.3mmであるため、後で0.15mmを切削して所定の厚さに調整する。
(b')片面半溶融接合工程
必要部分に軸受合金粉末22が所定の厚さに散布された鋼板20を還元性雰囲気の加熱炉24で加熱して軸受合金粉末同士、および軸受合金粉末と鋼板とを半溶融接合して鋼板の片面に軸受合金層25を形成する。
表面に軸受合金粉末であるCu-20Sn(固相線温度:798℃、液相線温度:880℃)粉末が散布された鋼板を略水平にしてアンモニア分解ガス雰囲気の加熱炉において810℃で加熱し、軸受合金粉末を半溶融状態にして接合を行った。
(c')鋼板のもう一方の面へ軸受合金を散布する工程
上記a'と同様の散布工程を経て、鋼板20のもう一方の面に軸受合金粉末22を散布する。
(d')もう一方の面の半溶融接合工程
上記b'と同様の半溶融接合工程を経て、鋼板20のもう一方の面に軸受合金層26を形成する。
(e')軸受合金層の厚さ調整工程
両面の半溶融接合が終了したならば、軸受合金層の厚さ調整するため、両面の軸受合金層を旋盤27で切削する。
鋼板に接合された軸受合金層の厚さは0.45mmであるため、所定の厚さである0.3mmまで旋盤で切削した。
(f')両面への摺動性樹脂の焼き付けコーティング工程
半溶融接合した軸受合金層25、26を切削仕上げした両面に摺動性樹脂の懸濁液28をスプレー29で塗布した。このとき軸受合金層以外に摺動性樹脂が付着しないように中央部を蓋30で覆っておく。その後、図示しない加熱炉で焼き付けて摺動面31、32を形成する。
両方の軸受合金層の表面に摺動性樹脂であるポリアミドイミドと固体潤滑剤であるPTFE、MoS2、グラファイトから成る懸濁液をスプレーで塗布し、その後、加熱炉中180℃で焼き付けた。
円盤状の鋼板20を図示しない回転自在な水平台に置く。スワッシュプレートをコンプレッサーの回転軸に固定する中央部は軸受合金が不要となるため、鋼板20の中央に散布防止用の円柱21を載置する。その後、円柱21以外の部分に軸受合金粉末22を多めに散布し、水平台を回転させる。このとき軸受合金粉末が所定の厚さとなる位置にスクレーパー23を設置して、不要な軸受合金粉末を掻き落とす。
直径95mm、厚さ6mmの鋼板(S45C)の片面にSn20質量%、残部Cuからなる軸受合金粉末を厚さ0.75mmに塗布した。この散布厚さで半溶融接合を行うと、半溶融接合後の軸受合金層は薄くなって厚さが0.45mmとなる。最終の軸受合金層の厚さは0.3mmであるため、後で0.15mmを切削して所定の厚さに調整する。
(b')片面半溶融接合工程
必要部分に軸受合金粉末22が所定の厚さに散布された鋼板20を還元性雰囲気の加熱炉24で加熱して軸受合金粉末同士、および軸受合金粉末と鋼板とを半溶融接合して鋼板の片面に軸受合金層25を形成する。
表面に軸受合金粉末であるCu-20Sn(固相線温度:798℃、液相線温度:880℃)粉末が散布された鋼板を略水平にしてアンモニア分解ガス雰囲気の加熱炉において810℃で加熱し、軸受合金粉末を半溶融状態にして接合を行った。
(c')鋼板のもう一方の面へ軸受合金を散布する工程
上記a'と同様の散布工程を経て、鋼板20のもう一方の面に軸受合金粉末22を散布する。
(d')もう一方の面の半溶融接合工程
上記b'と同様の半溶融接合工程を経て、鋼板20のもう一方の面に軸受合金層26を形成する。
(e')軸受合金層の厚さ調整工程
両面の半溶融接合が終了したならば、軸受合金層の厚さ調整するため、両面の軸受合金層を旋盤27で切削する。
鋼板に接合された軸受合金層の厚さは0.45mmであるため、所定の厚さである0.3mmまで旋盤で切削した。
(f')両面への摺動性樹脂の焼き付けコーティング工程
半溶融接合した軸受合金層25、26を切削仕上げした両面に摺動性樹脂の懸濁液28をスプレー29で塗布した。このとき軸受合金層以外に摺動性樹脂が付着しないように中央部を蓋30で覆っておく。その後、図示しない加熱炉で焼き付けて摺動面31、32を形成する。
両方の軸受合金層の表面に摺動性樹脂であるポリアミドイミドと固体潤滑剤であるPTFE、MoS2、グラファイトから成る懸濁液をスプレーで塗布し、その後、加熱炉中180℃で焼き付けた。
上記の方法で得られたスワッシュプレートと特許文献1で得られたスワッシュプレートにおいて特性試験を行った。鋼板と軸受合金層間の剪断強度は、本発明のスワッシュプレートが300MPaであり、特許文献1のスワッシュプレートが200MPaであった。また本発明のスワッシュプレートの硬度はHRH111であり、特許文献1のスワッシュプレートの硬度はHRH100であった。
本発明の複層摺動部材は、鋼板と軸受合金層との接合強度に優れているため、過酷な条件で使用される機械の摺動部、特にカーエアコンプレッサーのスワッシュプレートのような高速・高荷重がかかるような摺動部に適しており、また本発明の複層摺動部材の製造方法は鋼板と軸受合金層を強力に接合でき、しかも製造工程が省力化できるため、スワッシュプレート以外のあらゆる摺動部品の製造に採用できる。
1、20 鋼板
2、3 摺動部
22 軸受合金粉末
24 還元性の加熱炉
25、26 軸受合金層
31、32 摺動性樹脂
2、3 摺動部
22 軸受合金粉末
24 還元性の加熱炉
25、26 軸受合金層
31、32 摺動性樹脂
Claims (4)
- 鋼板の表面に軸受合金が半溶融接合されているとともに、該軸受合金表面には摺動性樹脂が焼き付けによりコーティングされていることを特徴とする複層摺動部材。
- 前記摺動性樹脂には、固体潤滑剤が含有されていることを特徴とする請求項1記載の複層摺動部材。
- (a)鋼板の片面に軸受合金粉末を散布する工程;
(b)軸受合金粉末が散布された鋼板を略水平にして還元性雰囲気中において、該軸受合金の固相線温度以上で、しかも液相線温度以下の温度で加熱することにより、軸受合金を半溶融状態にして鋼板の片面に半溶融接合する工程;
(c)鋼板の片面に接合した軸受合金の表面を切削して厚さを調整する工程;
(d)厚さを調整した軸受合金表面に摺動性樹脂を焼き付けてコーティングする工程;
からなることを特徴とする複層摺動部材の製造方法。 - (a')鋼板の片面に軸受合金粉末を散布する工程;
(b')軸受合金粉末が散布された鋼板を略水平にして還元性雰囲気中において、該軸受合金の固相線温度以上で、しかも液相線温度以下の温度で加熱することにより、軸受合金を半溶融状態にして鋼板の片面に半溶融接合する工程;
(c')鋼板のもう一方の面に軸受合金粉末を散布する工程;
(d')軸受合金粉末が散布された鋼板を略水平にして還元性雰囲気中において、該軸受合金の固相線温度以上で、しかも液相線温度以下の温度で加熱することにより、軸受合金を半溶融状態にして鋼板のもう一方の面に半溶融接合する工程;
(e')鋼板の両面に接合した軸受合金の表面を切削して厚さを調整する工程;
(f')厚さを調整した軸受合金表面に摺動性樹脂を焼き付けてコーティングする工程;
からなることを特徴とする複層摺動部材の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003271758A JP2005030513A (ja) | 2003-07-08 | 2003-07-08 | 複層摺動部材およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003271758A JP2005030513A (ja) | 2003-07-08 | 2003-07-08 | 複層摺動部材およびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005030513A true JP2005030513A (ja) | 2005-02-03 |
Family
ID=34209522
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003271758A Pending JP2005030513A (ja) | 2003-07-08 | 2003-07-08 | 複層摺動部材およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005030513A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010535287A (ja) * | 2007-07-31 | 2010-11-18 | フェデラル−モーグル コーポレイション | 耐摩耗性の鉛フリー合金ブッシングおよびその製造方法 |
WO2011152556A1 (ja) | 2010-06-04 | 2011-12-08 | 古河スカイ株式会社 | アルミニウム合金材の接合方法 |
CN103182512A (zh) * | 2013-04-01 | 2013-07-03 | 四川大学 | 一种硬质合金与钢的无中间层扩散连接方法 |
JP2013148136A (ja) * | 2012-01-18 | 2013-08-01 | Honda Motor Co Ltd | スラストすべり軸受 |
RU2514249C2 (ru) * | 2012-06-15 | 2014-04-27 | Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего профессионального образования "Московский государственный университет природообустройства" | Способ термоциклической диффузии металлических порошков для восстановления изношенных поверхностей бронзовых втулок скольжения |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07166278A (ja) * | 1993-12-15 | 1995-06-27 | Tokai Carbon Co Ltd | 銅系摺動材とその製造方法 |
JPH1036523A (ja) * | 1996-07-25 | 1998-02-10 | Ndc Co Ltd | 樹脂含浸被覆複層摺動部材およびその製造方法 |
JPH10180461A (ja) * | 1996-12-20 | 1998-07-07 | Kuroki Kogyosho:Kk | 銅合金と合金鋼のクラッド材の製造方法 |
JP2003021056A (ja) * | 2001-07-05 | 2003-01-24 | Calsonic Harrison Co Ltd | カーエアコン用スワッシュプレートおよびその製造方法 |
-
2003
- 2003-07-08 JP JP2003271758A patent/JP2005030513A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07166278A (ja) * | 1993-12-15 | 1995-06-27 | Tokai Carbon Co Ltd | 銅系摺動材とその製造方法 |
JPH1036523A (ja) * | 1996-07-25 | 1998-02-10 | Ndc Co Ltd | 樹脂含浸被覆複層摺動部材およびその製造方法 |
JPH10180461A (ja) * | 1996-12-20 | 1998-07-07 | Kuroki Kogyosho:Kk | 銅合金と合金鋼のクラッド材の製造方法 |
JP2003021056A (ja) * | 2001-07-05 | 2003-01-24 | Calsonic Harrison Co Ltd | カーエアコン用スワッシュプレートおよびその製造方法 |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8679641B2 (en) | 2007-01-05 | 2014-03-25 | David M. Saxton | Wear resistant lead free alloy bushing and method of making |
US9657777B2 (en) | 2007-01-05 | 2017-05-23 | Federal-Mogul Llc | Wear resistant lead free alloy bushing and method of making |
JP2010535287A (ja) * | 2007-07-31 | 2010-11-18 | フェデラル−モーグル コーポレイション | 耐摩耗性の鉛フリー合金ブッシングおよびその製造方法 |
WO2011152556A1 (ja) | 2010-06-04 | 2011-12-08 | 古河スカイ株式会社 | アルミニウム合金材の接合方法 |
US9174303B2 (en) | 2010-06-04 | 2015-11-03 | Furukawa-Sky Aluminum Corp. | Method of bonding aluminum alloy materials to each other |
JP2013148136A (ja) * | 2012-01-18 | 2013-08-01 | Honda Motor Co Ltd | スラストすべり軸受 |
RU2514249C2 (ru) * | 2012-06-15 | 2014-04-27 | Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего профессионального образования "Московский государственный университет природообустройства" | Способ термоциклической диффузии металлических порошков для восстановления изношенных поверхностей бронзовых втулок скольжения |
CN103182512A (zh) * | 2013-04-01 | 2013-07-03 | 四川大学 | 一种硬质合金与钢的无中间层扩散连接方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3859344B2 (ja) | 摺動材料,摺動部材およびその摺動部材の製造方法 | |
KR101222882B1 (ko) | 소결 슬라이딩 재료, 슬라이딩 부재, 연결장치 및 슬라이딩부재가 적용되는 장치 | |
EP0713972B2 (en) | Swash plate for a swash plate type compressor | |
JP3568061B2 (ja) | 斜板式コンプレッサーの斜板及び斜板とシューとの組合わせ | |
US20030099853A1 (en) | Copper based sintered contact material and double-layered sintered contact member | |
GB2360294A (en) | A copper based sliding material | |
WO2010105007A2 (en) | Powder metal scrolls and sinter-brazing methods for making the same | |
JPS641523B2 (ja) | ||
JP2007064426A (ja) | 摺動材料およびその製造方法 | |
JP2005337129A (ja) | 摺動部材および摺動部材の製造方法 | |
EP2561940B1 (en) | Copper-based sliding material | |
JP3446809B2 (ja) | 複層焼結摺動部材およびその製造方法 | |
JP2005030513A (ja) | 複層摺動部材およびその製造方法 | |
WO2014157650A1 (ja) | アルミニウム合金、すべり軸受、およびすべり軸受の製造方法 | |
JP4582094B2 (ja) | 摺動材料およびその製造方法 | |
JP2004083934A (ja) | 複層摺動部品およびその製造方法 | |
KR100296086B1 (ko) | 슈 및 그 제조방법 | |
JP2005506445A (ja) | 多層粉末金属ベアリング | |
JP2005163074A (ja) | 銅系摺動材料およびその製造方法 | |
JP2008050688A (ja) | 摺動材料およびその製造方法 | |
KR101398616B1 (ko) | 슬라이딩 부재 | |
JP2002181047A (ja) | スラスト軸受およびその製造方法 | |
JP2005098294A (ja) | スワッシュプレートおよびその製造方法 | |
JP4801288B2 (ja) | カーエアコン用スワッシュプレートおよびその製造方法 | |
JP2003214433A (ja) | アルミニウム青銅軸受材料の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060522 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090422 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090430 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20100715 |