JP2005030243A - 燃料改質装置 - Google Patents
燃料改質装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005030243A JP2005030243A JP2003194145A JP2003194145A JP2005030243A JP 2005030243 A JP2005030243 A JP 2005030243A JP 2003194145 A JP2003194145 A JP 2003194145A JP 2003194145 A JP2003194145 A JP 2003194145A JP 2005030243 A JP2005030243 A JP 2005030243A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fuel
- exhaust gas
- chamber
- fuel reforming
- steam
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/12—Improving ICE efficiencies
Landscapes
- Hydrogen, Water And Hydrids (AREA)
Abstract
【解決手段】この燃料改質装置は,天然ガスを水蒸気と共に触媒の存在で改質燃料に変換する燃料改質室6と排気ガスを流す排気ガス室5とを備えた燃料改質ステーション3,及びその後流に接続された水蒸気生成室8と排気ガス室7とを備えた水蒸気生成ステーション4を有し,エンジン1の負荷変動に応答して燃料改質室6へ供給する天然ガスと水蒸気との供給量を制御するコントローラを有する。燃料改質ステーション3と水蒸気生成ステーション4には,金属板11,12の両面に接合された金属多孔質部材が収納されている。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は,エンジンから排気される排気ガスの熱エネルギーを利用して天然ガスを改質燃料に改質する燃料改質装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
自然界に多く存在する天然ガスは,その主成分がメタン(CH4 )であり,その燃焼で発生する排気ガスは,窒素酸化物の含有量が軽油燃料を用いたディーゼルエンジンの500ppm以上であるのに対して10ppm以下と極めて少ない。また,天然ガスは,同一エネルギー当たりの二酸化炭素の排出量が石油燃料とするディーゼルエンジンに比較して30%以上少なくなり,極めてクリーンであり,近年,それを燃料とする自動車用,発電用等のエンジンが多く用いられるようになり,将来の公害対策エンジンの燃料として極めて有望なものである。
【0003】
従来,天然ガスを燃料とするガスエンジンが知られている(例えば,特許文献1,2参照)。ディーゼル燃焼では,圧縮された空気中に燃料を吹き込むが,その燃料を圧縮された空気圧以上の圧力に圧縮しないと,燃焼室に燃料を噴射することができない。従って,ガスエンジンは,ガス燃料を圧縮して高圧にするために大掛かりな多くの仕事を要し,必ずしも燃費が良くならない。また,ガスエンジンでは,圧縮された空気中に燃料を噴射した場合,ガス燃料と空気とが気体同士であるため混合が良好に行われず,天然ガスの良好な燃焼を確保できず,燃費も改善されず,窒素酸化物も少なくならないのが現状である。
【0004】
また,天然ガスを改質した燃料を用いるガスエンジンが知られている。従来のガスエンジンに組み込まれた燃料改質装置は,天然ガス主成分のCH4 と水等を吸熱反応によりCOとH2 の改質燃料に変換し,燃料による熱効率を改善すると共に排気ガス中のCO2 を触媒による吸熱反応に使用し,改質による発熱量増大で燃費の改善をするものである。従来の燃料改質装置は,排気ガスパイプ内に排気ガス通路を形成する排気ガス通路体を配置し,排気ガスパイプの外側にガス燃料が流れるガス燃料ケースを配置し,ガス燃料ケース内にガス燃料通路を形成する多孔質セラミックスから成る多孔質部材を配置し,多孔質部材の表面にCH4 とCO2 とでCOとH2 の改質燃料に変換させる作用を有する触媒を被覆し,更にガス燃料パイプの外周に断熱材を配置したものである(例えば,特許文献3参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開平6−108865号公報(第1頁)
【特許文献2】
特開平6−101495号公報(第1頁)
【特許文献3】
特開平11−93777号公報(第1頁)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら,天然ガスは,有望な石油代替燃料として将来性が極めて高いが,天然ガスが気体であることから,エンジン用燃料とした場合に,次のような種々の問題点がある。
1)天然ガスを燃料とするガスエンジンを車両に搭載した場合に,天然ガスを入れる燃料ボンベを搭載するための大きなスペースが必要であるが,車両にはボンベの搭載スペースに限度がある。
2)天然ガスは気体であるため,天然ガスを高圧噴射するディーゼルサイクルで燃焼させるのに不向きであり,オットサイクルで燃焼させる方が良く,そのため燃費が悪くなる。
3)燃費を改善するため,ガス燃料の一部を予混合燃焼させ,残部をディーゼル燃焼させるHCCI(Homogeneous Charge Compression Ignition) 方式があるが,ガスエンジンではノッキングの発生を防止する制御が確立されていない。
【0007】
一方,天然ガスを燃料とするガスエンジンは,次のような特徴を有している。1)天然ガスは気体であるため,天然ガスと空気とを均一混合させ,燃焼させると,排気ガス中のNOX のレベルが極端に減少し,ゼロエミッションに近くなるが,未燃HCが残存する現象がある。
2)天然ガスは,着火温度が700℃以上と高い温度であるので,爆発等の危険性が少ない燃料になる。
3)天然ガスは,発熱量が大きく,単位体積当たりの発生熱量が大きくなる。
【0008】
また,天然ガスを,水蒸気又はCO2 と共に触媒の下で排気ガス熱エネルギーを利用して熱分解してH2 とCOとの改質燃料に変換し,該改質燃料を燃料とするガスエンジンでは,熱効率が30%以上向上する可能性がある。天然ガスを二酸化炭素と反応させ,改質させる場合に,改質反応温度が高いので,天然ガスを十分に反応させることが困難である。特に,ガスエンジンのように,排気ガスの温度が700℃〜600℃程度では,この傾向が著しく現れる。しかしながら,ガスエンジンでは,排気ガス温度が低く,天然ガスの改質反応温度が低ければ低いほど,燃料改質装置の実現性が高くなる。
【0009】
本発明者は,これらの課題を考慮した天然ガス改質装置を開発して先に出願した(例えば,特願平2002−132557号参照)。該天然ガス改質装置は,排気ガス中のCO2 を捕捉すると共に排気ガスが有する熱エネルギーを利用して天然ガスを触媒を用いて反応させ,改質率をアップし,燃料の熱量を増加させてエンジンの熱効率を向上させるものである。上記天然ガス改質装置は,排気ガス中に含まれるCO2 ,外部から供給するH2 O,及び排気ガス中に含まれるO2 を用いて,それぞれに適合した触媒の存在下で天然ガスとCO2 ,H2 Oを順次に反応させて天然ガスを改質燃料に変換するものである。しかしながら,上記の燃料改質装置は,エンジンの燃焼後の排気ガスから炭酸ガス(CO2 )を分離し回収する機能,分離した炭酸ガスと天然ガスのメタン(CH4 )を触媒の存在下で反応させて天然ガスをH2 とCOの改質燃料に改質させる機能,水蒸気(H2 O)とメタンを触媒下で反応させる機能が要求されるものであり,これらの機能は高効率の熱交換器を用いて作用させる必要があるが,構造そのものが極めて複雑であるという問題を有している。
【0010】
ところで,天然ガスは,その主成分がCH4 であり,次のように反応することが知られている。
CH4 +H2 O=CO+3H2 (−49540Kcal/Kmol)
CO+H2 O=CO2 +H2
しかしながら,上記の反応は,いずれも吸熱反応であり,反応するためには熱エネルギーが必要になる。
CH4 を熱分解によって改質することなく,CH4 を単独で燃焼させると,次式のとおりである。
CH4 +2O2 =CO2 +2H2 O+190900Kcal/Kmol
CH4 を,熱分解して改質燃料として燃焼させると,次式のとおりである。
CO+3H2 +2O2 =CO2 +3H2 O+240830Kcal/Kmol従って,CH4 を熱分解して改質燃料として燃焼させれば,25%程度の発生熱量が増加することになる。しかしながら,排気ガスからCO2 を,吸着と改質用に使用することは,構造そのものが極めて複雑になり,コストも上昇するという問題がある。
【0011】
そこで,天然ガスを燃料とするガスエンジンについて,天然ガスの主成分であるCH4 を,水を用いてCOとH2 から成る改質燃料に変換すれば,燃料の発生熱量が増加し,燃費の向上,装置の小型化が実現できるので,CH4 を改質燃料にする燃料改質装置をガスエンジンに如何にコンパクト化させて適用するかの課題がある。また,燃料改質装置の実現には,排気ガスの熱エネルギーを有効に利用することが重要である。内燃機関では,一般的に,天然ガスのガスエンジンの熱効率が35%,排気ガス損失が35%,冷却水損失が20%,フリクション等の損失が10%程度である。従って,ガスエンジンにおける各種の熱損失から天然ガスの改質のための熱エネルギーを回収して,天然ガスを改質燃料に変換させれば,極めて有望な燃料改質装置を実現させることができる。
【0012】
【課題を解決するための手段】
この発明の目的は,上記の課題を解決することであり,エンジンに組み込んで使用される天然ガスの主成分であるCH4 を改質燃料に改質する燃料改質装置に関し,金属多孔質部材を用いて排気ガスの熱エネルギーを有効に回収して該熱エネルギーによって,触媒の存在の下でCH4 の主成分から成る天然ガスを水蒸気と共に熱分解してCOとH2 から成る改質燃料に改質する燃料改質装置を提供することである。
【0013】
この発明は,エンジンから排出される排気ガスの熱エネルギーを利用して天然ガスの主成分のCH4 を水と共にH2 とCOから成る改質燃料に変換する燃料改質装置において,前記エンジンからの前記排気ガスを排出する排気管に接続され且つ前記天然ガスを水蒸気と触媒反応させて改質燃料に変換する燃料改質室と前記排気管からの前記排気ガスの熱エネルギーを前記燃料改質室に与えるため前記排気ガスを流す第1排気ガス室とを備えた燃料改質ステーション,及び前記燃料改質ステーションの前記第1排気ガス室の後流に接続された第2排気ガス室と前記燃料改質室に供給する高温の前記水蒸気を生成する水蒸気生成室とを備えた水蒸気生成ステーションを有し,前記エンジンの負荷変動に応答して前記燃料改質室へ供給する前記天然ガスと前記水蒸気との供給量を制御するコントローラを有することを特徴とする燃料改質装置に関する。
【0014】
前記燃料改質ステーションは,耐熱性の金属板,前記金属板の両側に溶着された三次元的に通孔を有する金属多孔質部材,前記金属多孔質部材と前記金属板の表面に形成されたアルミニウムの薄膜,前記薄膜の表面に生成した酸化アルミニウム,及び前記金属層と前記アルミニウムとの境界に形成された合金層から成り,前記燃料改質室を形成する一方の側の前記金属多孔質部材上の前記酸化アルミニウムの表面にはγアルミナ被膜と燃料改質触媒粒子が付着され,また,前記第1排気ガス室を形成する他方の側の前記金属多孔質部材上の前記酸化アルミニウムの表面にはγアルミナ被膜と酸化触媒粒子が付着されており,前記燃料改質室を形成する前記金属多孔質部材同士と前記第1排気ガス室を形成する前記金属多孔質部材同士とがそれぞれ溶着して積層されている。ガンマ(γ)アルミナは,活性アルミナであり,比表面積が大きく触媒や触媒担体として用いられるものである。
【0015】
前記水蒸気生成ステーションは,耐熱性の金属板,前記金属板の両側に溶着された三次元的に通孔を有する金属多孔質部材,前記金属多孔質部材と前記金属板の表面に形成されたアルミニウムの薄膜,前記薄膜の表面に生成した酸化アルミニウム,及び前記金属層と前記アルミニウムとの境界に形成された合金層から成り,前記水蒸気生成室を形成する前記金属多孔質部材同士と前記第2排気ガス室を形成する前記金属多孔質部材同士とがそれぞれ溶着して積層されている。
【0016】
また,前記燃料改質ステーションは,前記燃料改質室を形成するため流れ方向に直角に連続する直方体状の対向凹凸面が交互に噛み合うように配置された三次元的に通孔を有する第1金属多孔質部材,前記第1金属多孔質部材の外面を封鎖した耐熱性金属板,及び前記第1排気ガス室を形成するため前記耐熱性金属板の外面に溶着された三次元的に通孔を有する第2金属多孔質部材から成る構造体を複数積層した積層構造体,前記積層構造体を収納した入口と出口を設けた収納容器,及び前記収納容器の外側を覆った断熱層から構成されている。
【0017】
この燃料改質装置は,前記燃料改質ステーションでは前記天然ガスと前記水蒸気とを前記排気ガスの流れに対して下流側から供給し且つ前記改質燃料を上流側から取り出し,前記水蒸気生成ステーションでは低温の前記水蒸気を前記排気ガスの流れに対して下流側から供給し且つ高温の前記水蒸気を前記燃料改質ステーションの前記燃料改質室に供給するものである。
【0018】
この燃料改質装置は,前記水蒸気生成ステーションの前記水蒸気生成室に,前記エンジンの循環オイルと水との熱交換によって発生した低温の前記水蒸気が供給されるものである。
【0019】
前記熱交換機能を有する前記金属多孔質部材は,前記金属板を構成する材料と同種の耐熱性を有するNi−Cr材の基材から構成され,前記金属板と前記金属多孔質部材とは,接合フラックスによって互いに溶着されている。
【0020】
更に,この燃料改質装置は,前記金属多孔質部材と前記金属板との前記基材には,アルミニウムコーティング層の表面が酸化雰囲気中で転化されたアルミナから成る前記薄膜が形成され,前記燃料改質室内の前記薄膜にはNi(ニッケル),Rh(ロジウム),Ru(ルテニウム),Pt(白金),CeO2 (酸化セレン)等の前記燃料改質触媒粒子が付着され,また,前記第1排気ガス室内の前記薄膜には前記排気ガス中の未燃HC等の有害物質を酸化させるためのNi,Ru,Pt等の前記酸化触媒粒子が付着されている。従って,この燃料改質装置は,天然ガスと水蒸気との反応が良好に行われ,天然ガスのCH4 がCOとH2 との改質燃料に効率的に改質され,発生熱量をアップさせ,熱効率を向上させることができる。
【0021】
この燃料改質装置は,前記燃料改質ステーションと前記水蒸気生成ステーションとは外面が遮熱構造に構成されている。
【0022】
この燃料改質装置は,上記のように構成されているので,排気ガスが有する熱エネルギーを有効に利用して天然ガスの主成分であるCH4 を水と共に,触媒の存在下でCOとH2 との改質燃料に効率的に改質し,発生熱量をアップさせることができるものであり,ガスエンジンに取り付けることによって,天然ガスを燃料として有効に利用でき,エンジンの出力をアップさせ,発電機で電力を有効に発電させたり,自動車用エンジンの出力をアップさせることができ,トータルの熱効率を大幅にアップさせることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下,図面を参照して,この発明による燃料改質装置の実施例を説明する。この燃料改質装置は,CH4 の主成分から成る天然ガスを,エンジンから排出される排気ガスが有する熱エネルギーを効率的に利用して水即ち水蒸気と共に触媒の存在下でH2 とCOとから成る熱量の高い改質燃料に有効に変換し,その改質燃料をエンジンに供給して燃焼させて熱効率をアップさせるのに適用されるものである。
【0024】
この燃料改質装置は,図2に示されるように,エンジン1からの排気ガスが排出される排気管30に排気ガス入口管32が接続されており,エンジン1からの排気ガスは,排気ガス入口管32から燃料改質ステーション3及び水蒸気生成ステーション4を通過して排気ガスが有する熱エネルギーが吸収され,未燃HCが酸化処理されたクリーンな排気ガスになって排気ガス出口管33から外部に排出される。この燃料改質装置は,概して,図1及び図2に示すように,エンジン1からの排気ガスを排出する排気管30に接続された天然ガスを改質する燃料改質室6と排気管30からの排気ガスを流す排気ガス室5(第1排気ガス室)とを備えた燃料改質ステーション3,及び燃料改質ステーション3の後流に設置され且つ排気ガス室5からの排気ガスを排気ガス通路10を通じて接続された排気ガス室7(第2排気ガス室)と燃料改質室6に供給する高温の水蒸気を生成する水蒸気生成室8とを備えた水蒸気生成ステーション4を有している。
【0025】
また,この燃料改質装置は,エンジン1の負荷変動に応答して燃料改質室6へ供給する天然ガスと水蒸気との供給量を制御するコントローラ(図示せず)を有している。即ち,コントローラは,エンジン1の負荷状態に伴う各情報を受けて,燃料ボンベ2から天然ガス供給管19を通じて燃料改質ステーション3の燃料改質室6に供給される天然ガスの供給量を制御し,また,水蒸気ポンプ23を制御して水蒸気発生装置9から水蒸気生成ステーション4の水蒸気生成室8へ供給される水蒸気の供給量を制御するように設定されている。
【0026】
この燃料改質装置については,燃料改質ステーション3は,特に,図3に示すように,耐熱性金属板である隔壁の金属板11の一方の面に燃料改質室6を形成する改質用金属多孔質部材13と金属板11の他方の面に排気ガス室5(第1排気ガス室)を形成する排気ガス用金属多孔質部材14とが接合された熱交換機能を持つ構造体17が積層して積層構造体が構成されている。燃料改質ステーション3は,具体的には,耐熱性の金属板11,金属板11の両側に溶着された三次元的に通孔を有する金属多孔質部材13,14,金属多孔質部材13,14と金属板11の表面に形成されたアルミニウムの薄膜即ち被膜26,28,被膜26,28の表面に生成した酸化アルミニウム(図示せず),及び金属層とアルミニウムとの境界に形成された合金層(図示せず)から構成されている。燃料改質室6を形成する一方の側の金属多孔質部材13上の酸化アルミニウムの表面にはガンマアルミナ(γアルミナ)被膜と燃料改質触媒粒子が付着され,また,排気ガス室5を形成する他方の側の金属多孔質部材14上の酸化アルミニウムの表面にはγアルミナ被膜と酸化触媒粒子が付着されている。更に,図3に示すように,燃料改質室6を形成する金属多孔質部材13同士と,排気ガス室6を形成する金属多孔質部材14同士とが接触部39でそれぞれ溶着して積層されている。金属多孔質部材13,14の接触部39は,流れ方向に直角に連続する直方体状の対向凹凸面37(図5)が交互に噛み合うように形成されていることがガスの流れを金属多孔質材表面に確実に接触させることができ好ましい。
【0027】
また,この燃料改質装置では,構造体17は,例えば,図5に示すように構成されており,燃料改質ステーション3は,構造体17が複数段積層されて積層構造体に形成されている。燃料改質ステーション3は,具体的には,燃料改質室6を形成するため流れ方向に直角に連続する直方体状の対向凹凸面37が交互に噛み合うように配置された三次元的に通孔を有する改質用金属多孔質部材13(第1金属多孔質部材),金属多孔質部材13の外面を封鎖した耐熱性金属板11,及び排気ガス室5を形成するため耐熱性金属板11の外面に溶着された三次元的に通孔を有する金属多孔質部材14(第2金属多孔質部材)から成る構造体17を複数積層した積層構造体,積層構造体を収納した入口と出口を設けた収納容器(図示せず),及び収納容器の外側を覆った断熱層(図示せず)から構成されている。金属多孔質部材13の対向面が対向凹凸面37に形成され,対向凹凸面37が交互に噛み合うように配置されることによって,ガスの流れが金属多孔質部材表面に十分に複雑に接触して天然ガス,水蒸気等の燃料の改質が良好に進行するようになる。
【0028】
また,水蒸気生成ステーション4は,特に,図4に示すように,耐熱性隔壁を構成する金属板12の一方の面に水蒸気生成室8を形成する水蒸気用金属多孔質部材15と金属板12の他方の面に排気ガス室7(第2排気ガス室)を形成する排気ガス用金属多孔質部材16とが接合された熱交換機能を持つ構造体18が積層して積層構造体に構成されている。水蒸気生成ステーション4は,具体的には,耐熱性の金属板12,金属板12の両側に溶着された三次元的に通孔を有する金属多孔質部材15,16,金属多孔質部材15,16と金属板12の表面に形成されたアルミニウムの薄膜26,28(図6),薄膜26,28の表面に生成した酸化アルミニウム(図示せず),及び金属層とアルミニウムとの境界に形成された合金層(図示せず)から成り,水蒸気生成室8を形成する金属多孔質部材15同士と,排気ガス室7を形成する金属多孔質部材同士16とが接触部39でそれぞれ溶着して積層されている。金属多孔質部材15,16の接触部39は,流れ方向に直角に連続する直方体状の対向凹凸面37(図5)が交互に噛み合うように形成されていることがガスの流れを金属多孔質材表面に確実に接触させることができ好ましい。
【0029】
この燃料改質装置は,図1と図2に示すように,燃料改質室6の下流側には燃料改質室6へ天然ガスを燃料ボンベ2から供給する天然ガス供給管19と水蒸気を水蒸気発生装置9から供給する水蒸気供給管20(第1水蒸気供給管)とが接続され,燃料改質室6の上流側には燃料改質室6から改質燃料を送り出す改質燃料送出管21が接続されている。具体的には,天然ガス供給管19は,多段に積層された燃料改質室6の入口側に天然ガスが漏洩しないようにそれぞれ接続され,また,改質燃料送出管21は,多段に積層された燃料改質室6の出口側に改質燃料が漏洩しないようにそれぞれ接続されている。また,この燃料改質装置は,水蒸気生成ステーション4の上流側には燃料改質室6へ水蒸気を供給するため水蒸気供給管20が接続され,水蒸気生成ステーション4の下流側には水蒸気生成ステーション4の水蒸気生成室8へ水蒸気を供給するため水蒸気供給管22(第2水蒸気供給管)が接続されている。具体的には,水蒸気供給管22は,多段に積層された水蒸気生成室8の入口側に水蒸気が漏洩しないようにそれぞれ接続され,また,水蒸気供給管20は,多段に積層された水蒸気生成室8の出口側に水蒸気が漏洩しないようにそれぞれ接続されている。更に,水蒸気供給管20は,多段に積層された燃料改質室6の入口側に天然ガスが漏洩しないようにそれぞれ接続されている。
【0030】
この燃料改質装置は,図1と図2に示すように,水蒸気生成ステーション4の水蒸気生成室8へ供給する水蒸気を発生させる水蒸気発生装置9が水蒸気生成室8に水蒸気ポンプ23を介して連結されている。即ち,この燃料改質装置は,水蒸気生成ステーション4の水蒸気生成室8に,エンジンの循環オイルと水との熱交換によって発生した水蒸気が供給されるように構成されている。水蒸気発生装置9は,例えば,エンジン1を循環するオイルが持つ熱エネルギーを利用でき,エンジン1を冷却して高温オイルを高温オイル管34を通じて供給され,高温オイルが水道管36から供給された水と熱交換され,水蒸気を発生し,水を水蒸気に変換した低温オイルは低温オイル管35を通じてエンジン1へ循環され,エンジンを冷却する。
【0031】
水蒸気発生装置9で発生した水蒸気は,水蒸気ポンプ23によって水蒸気生成ステーション4の水蒸気生成室8に送り込まれ,高温の水蒸気になって燃料改質ステーション3の燃料改質室6に送り込まれる。燃料改質室6では,天然ガスのCH4 と水蒸気H2 Oとが排気ガスの熱エネルギーによって触媒のもとで熱分解され,COとH2 とから成る改質燃料に変換される。
【0032】
図6に示すように,熱交換機能を有する金属多孔質部材13〜16は,金属板11,12を構成する材料と同種の耐熱性を有するNi−Cr材を基材31から構成され,金属板11,12と金属多孔質部材13〜16とは,接合フラックスによって互いに接合されている。更に,図6及び図7の拡大図に示すように,金属多孔質部材13〜16と,金属板11,12との基材31には,アルミニウムコーティング層25の表面が酸化雰囲気中で転化されたAl2 O3 から成る薄膜26が形成され,燃料改質室6内の薄膜26にはNi(ニッケル),Rh(ロジウム),Ru(ルテニウム),Pt(白金),CeO2 (酸化セリウム即ち酸化セレン)等の触媒機能を有する微粒子27が付着されている。また,排気ガス室5,6内の薄膜28には排気ガス中の未燃HC等の有害物質を酸化させるためのNi,Ru,Pt等の触媒機能を有する微粒子29が付着されている。
【0033】
この燃料改質装置は,図3と図4に示すように,燃料改質ステーション3と水蒸気生成ステーション4とは,排気ガスが有する熱エネルギーを熱放散させないように,それらの外周が遮熱材,遮蔽空気等から成る遮蔽層24で覆われた遮熱構造に構成されている。また,図示していないが,この燃料改質装置では,同様に,排気ガス通路10,天然ガス供給管19,水蒸気供給管20,改質燃料送出管21,水蒸気供給管22,排気管30,排気ガス入口管32は,遮熱材,遮蔽空気等から成る遮蔽層で覆われた遮熱構造に構成されている。
【0034】
この燃料改質装置は,上記のように構成されているので,次のように作用する。まず,エンジン1から排出された排気ガスは,排気管30を通って排気ガス入口管32から燃料改質ステーション3の排気ガス室5に流入し,そこで,排気ガスが有する熱エネルギーを燃料改質室6へ与えると共に,排気ガスに含まれる未燃HCが触媒の微粒子29の存在の下で酸化燃焼され,その熱量を燃料改質室6へ与え,次いで,排気ガス通路10を通って水蒸気生成ステーション4の排気ガス室7へ送り込まれる。排気ガス室7へ送り込まれた排気ガスは,十分に高温である排気ガスが有する熱エネルギーを水蒸気生成室8に与えて低温の水蒸気を高温にすると共に,排気ガスに含まれる未燃HCが触媒の微粒子29の存在の下で酸化燃焼され,その熱量を水蒸気生成室8へ与え,最後にクリーンな排気ガスとなって排気ガス出口管33から放出される。
【0035】
一方,この燃料改質装置は,燃料ボンベ2からの天然ガスは,コントローラによって負荷状態に応じた流量に制御され,天然ガス供給管19から改質燃料室3の燃料改質室6に供給される。天然ガスは,燃料改質室6において,触媒の微粒子27と高温水蒸気の存在の下で排気ガスの熱エネルギーが与えられて改質燃料に変換される。また,水蒸気発生装置9からの水蒸気は,コントローラによって水蒸気ポンプ23が負荷状態に応じた流量になるように駆動制御され,水蒸気供給管22から水蒸気生成ステーション4の水蒸気生成室8に供給される。水蒸気生成室8に供給された水蒸気は,排気ガスから熱エネルギーを与えられ,高温の水蒸気に加熱され,次いで,高温の水蒸気は水蒸気供給管20を通って燃料改質ステーション3の燃料改質室6へ供給される。上記のように,燃料改質室6では,高温の水蒸気(H2 O)と天然ガス(CH4 )とが触媒の微粒子27の存在の下で熱分解され,COとH2 の改質燃料に変換される(CH4 +H2 O→CO+3H2 )。改質された改質燃料は,改質燃料送出管21を通じてエンジン1へ供給される。
【0036】
【発明の効果】
この発明による燃料改質装置は,上記のように構成されているので,天然ガスを効果的に改質燃料に改質でき,発生熱量を増加させることができ,また,排気ガス中の未燃HCを酸化処理して排気ガスを浄化できる。現在,使われているガスエンジンは,天然ガスを燃料とし,多くが火花点火方式であり,理論混合比に近い混合気を用いており,熱効率が32〜34%と悪いものである反面,排気ガス温度が700〜900℃と高いのが一般的である。そこで,この燃料改質装置は,上記のように高温の排気ガスの熱エネルギーを,天然ガスを改質燃料に改質するのに利用し,改質燃料の熱量をアップさせると,エンジンの熱効率が40%〜42%になり,出力も1.25倍程に増加させることができるものである。この燃料改質装置は,熱通過率の大きい金属多孔質部材を燃料改質側と熱交換側に用いたことを特徴とし,しかも金属多孔質にアルミニウム薄膜を被覆し,金属多孔質部材の熱伝導性を良くし,更にアルミニウム薄膜の皮膜に触媒金属を担持させたので,燃料改質の効率をアップできると共に,排気ガス中の未燃HCが酸化処理され,排気ガス浄化をすると共に,未燃燃料の熱も利用される等の特徴を有している。従って,この燃料改質装置は,全負荷用に大型であるにも拘らず,上記金属多孔質部材が極めてコンパクトな構造に構成でき,全体としてコンパクトな装置を完成させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による燃料改質装置の一実施例を示す概略説明図である。
【図2】図1の燃料改質装置を示す概略説明図である。
【図3】図2の燃料改質装置における燃料改質ステーションの符号Aの領域を示す拡大断面図である。
【図4】図2の燃料改質装置における水蒸気生成ステーションの符号Bの領域を示す拡大断面図である。
【図5】図2の燃料改質装置の燃料改質ステーションにおける熱交換状態を説明するための概略図である。
【図6】この燃料改質装置における金属板と金属多孔質部材との関係を説明する概略図である。
【図7】図6の符号Cの領域の金属多孔質部材の被覆断面を示す拡大図である。
【符号の説明】
1 エンジン
2 燃料ボンベ
3 燃料改質ステーション
4 水蒸気生成ステーション
5 排気ガス室(第1排気ガス室)
6 燃料改質室
7 排気ガス室(第2排気ガス室)
8 水蒸気生成室
9 水蒸気発生装置
10 排気ガス通路
11,12 金属板
13,14,15,16 金属多孔質部材
17,18 構造体
19 天然ガス供給管
20 水蒸気供給管(第1水蒸気供給管)
21 改質燃料送出管
22 水蒸気供給管(第2水蒸気供給管)
23 水蒸気ポンプ
24 遮蔽層
25 アルミニウムコーティング層
26,28 薄膜
27,29 微粒子
30 排気管
31 基材
32 排気ガス入口管
33 排気ガス出口管
34 高温オイル管
35 低温オイル管
36 水道管
37 凹凸面
39 接触部
Claims (9)
- エンジンから排出される排気ガスの熱エネルギーを利用して天然ガスの主成分のCH4 を水と共にH2 とCOから成る改質燃料に変換する燃料改質装置において,前記エンジンからの前記排気ガスを排出する排気管に接続され且つ前記天然ガスを水蒸気と触媒反応させて改質燃料に変換する燃料改質室と前記排気管からの前記排気ガスの熱エネルギーを前記燃料改質室に与えるため前記排気ガスを流す第1排気ガス室とを備えた燃料改質ステーション,及び前記燃料改質ステーションの前記第1排気ガス室の後流に接続された第2排気ガス室と前記燃料改質室に供給する高温の前記水蒸気を生成する水蒸気生成室とを備えた水蒸気生成ステーションを有し,前記エンジンの負荷変動に応答して前記燃料改質室へ供給する前記天然ガスと前記水蒸気との供給量を制御するコントローラを有することを特徴とする燃料改質装置。
- 前記燃料改質ステーションは,耐熱性の金属板,前記金属板の両側に溶着された三次元的に通孔を有する金属多孔質部材,前記金属多孔質部材と前記金属板の表面に形成されたアルミニウムの薄膜,前記薄膜の表面に生成した酸化アルミニウム,及び前記金属層と前記アルミニウムとの境界に形成された合金層から成り,前記燃料改質室を形成する一方の側の前記金属多孔質部材上の前記酸化アルミニウムの表面にはγアルミナ被膜と燃料改質触媒粒子が付着され,また,前記第1排気ガス室を形成する他方の側の前記金属多孔質部材上の前記酸化アルミニウムの表面にはγアルミナ被膜と酸化触媒粒子が付着されており,前記燃料改質室を形成する前記金属多孔質部材同士と前記第1排気ガス室を形成する前記金属多孔質部材同士とがそれぞれ溶着して積層されていることを特徴とする請求項1に記載の燃料改質装置。
- 前記水蒸気生成ステーションは,耐熱性の金属板,前記金属板の両側に溶着された三次元的に通孔を有する金属多孔質部材,前記金属多孔質部材と前記金属板の表面に形成されたアルミニウムの薄膜,前記薄膜の表面に生成した酸化アルミニウム,及び前記金属層と前記アルミニウムとの境界に形成された合金層から成り,前記水蒸気生成室を形成する前記金属多孔質部材同士と前記第2排気ガス室を形成する前記金属多孔質部材同士とがそれぞれ溶着して積層されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の燃料改質装置。
- 前記燃料改質ステーションは,前記燃料改質室を形成するため流れ方向に直角に連続する直方体状の対向凹凸面が交互に噛み合うように配置された三次元的に通孔を有する第1金属多孔質部材,前記第1金属多孔質部材の外面を封鎖した耐熱性金属板,及び前記第1排気ガス室を形成するため前記耐熱性金属板の外面に溶着された三次元的に通孔を有する第2金属多孔質部材から成る構造体を複数積層した積層構造体,前記積層構造体を収納した入口と出口を設けた収納容器,及び前記収納容器の外側を覆った断熱層から構成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の燃料改質装置。
- 前記燃料改質ステーションでは前記天然ガスと前記水蒸気とを前記排気ガスの流れに対して下流側から供給し且つ前記改質燃料を上流側から取り出し,前記水蒸気生成ステーションでは低温の前記水蒸気を前記排気ガスの流れに対して下流側から供給し且つ高温の前記水蒸気を前記燃料改質ステーションの前記燃料改質室に供給することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の燃料改質装置。
- 前記水蒸気生成ステーションの前記水蒸気生成室に,前記エンジンの循環オイルと水との熱交換によって発生した低温の前記水蒸気が供給されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の燃料改質装置。
- 前記熱交換機能を有する前記金属多孔質部材は,前記金属板を構成する材料と同種の耐熱性を有するNi−Cr材の基材から構成され,前記金属板と前記金属多孔質部材とは,接合フラックスによって互いに溶着されていることを特徴とする請求項2〜6のいずれか1項に記載の燃料改質装置。
- 前記金属多孔質部材と前記金属板との前記基材には,アルミニウムコーティング層の表面が酸化雰囲気中で転化されたアルミナから成る前記薄膜が形成され,前記燃料改質室内の前記薄膜にはNi,Rh,Ru,Pt,CeO2 等の前記燃料改質触媒粒子が付着され,また,前記第1排気ガス室内の前記薄膜には前記排気ガス中の未燃HC等の有害物質を酸化させるためのNi,Ru,Pt等の前記酸化触媒粒子が付着されていることを特徴とする請求項7に記載の燃料改質装置。
- 前記燃料改質ステーションと前記水蒸気生成ステーションとは外面が遮熱構造に構成されていることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の燃料改質装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003194145A JP2005030243A (ja) | 2003-07-09 | 2003-07-09 | 燃料改質装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003194145A JP2005030243A (ja) | 2003-07-09 | 2003-07-09 | 燃料改質装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005030243A true JP2005030243A (ja) | 2005-02-03 |
Family
ID=34205387
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003194145A Pending JP2005030243A (ja) | 2003-07-09 | 2003-07-09 | 燃料改質装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005030243A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008059872A (ja) * | 2006-08-30 | 2008-03-13 | Kyocera Corp | 反応装置、燃料電池システムおよび電子機器 |
WO2011111217A1 (ja) | 2010-03-12 | 2011-09-15 | トヨタ自動車株式会社 | 内燃機関の排気装置 |
US8382866B2 (en) | 2006-08-30 | 2013-02-26 | Kyocera Corporation | Reaction apparatus, fuel cell system and electronic device |
US8382865B2 (en) | 2006-08-30 | 2013-02-26 | Kyocera Corporation | Reaction apparatus, fuel cell system and electronic device |
WO2016136001A1 (ja) * | 2015-02-27 | 2016-09-01 | 三菱重工業株式会社 | 内燃機関の制御装置及びこれを備えた船舶並びに内燃機関の運転方法 |
-
2003
- 2003-07-09 JP JP2003194145A patent/JP2005030243A/ja active Pending
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008059872A (ja) * | 2006-08-30 | 2008-03-13 | Kyocera Corp | 反応装置、燃料電池システムおよび電子機器 |
US8382866B2 (en) | 2006-08-30 | 2013-02-26 | Kyocera Corporation | Reaction apparatus, fuel cell system and electronic device |
US8382865B2 (en) | 2006-08-30 | 2013-02-26 | Kyocera Corporation | Reaction apparatus, fuel cell system and electronic device |
WO2011111217A1 (ja) | 2010-03-12 | 2011-09-15 | トヨタ自動車株式会社 | 内燃機関の排気装置 |
JP5293879B2 (ja) * | 2010-03-12 | 2013-09-18 | トヨタ自動車株式会社 | 内燃機関の排気装置 |
US8925305B2 (en) | 2010-03-12 | 2015-01-06 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Exhaust device for an internal combustion engine |
WO2016136001A1 (ja) * | 2015-02-27 | 2016-09-01 | 三菱重工業株式会社 | 内燃機関の制御装置及びこれを備えた船舶並びに内燃機関の運転方法 |
KR20170102551A (ko) * | 2015-02-27 | 2017-09-11 | 미츠비시 쥬고교 가부시키가이샤 | 내연 기관의 제어 장치 및 이것을 구비한 선박 그리고 내연 기관의 운전 방법 |
JPWO2016136001A1 (ja) * | 2015-02-27 | 2017-11-30 | 三菱重工業株式会社 | 内燃機関の制御装置及びこれを備えた船舶並びに内燃機関の運転方法 |
KR101953050B1 (ko) | 2015-02-27 | 2019-02-27 | 미츠비시 쥬고교 가부시키가이샤 | 내연 기관의 제어 장치 및 이것을 구비한 선박 그리고 내연 기관의 운전 방법 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5943859A (en) | Natural gas reforming apparatus, oxygen eliminating apparatus provided in the same apparatus, and natural gas reforming apparatus-carrying gas engine | |
US6655325B1 (en) | Power generation system and method with exhaust side solid oxide fuel cell | |
EP1981113B1 (en) | Energy conversion device including a solid oxide fuel cell fueled by ammonia | |
RU2539561C2 (ru) | Газогенератор для конверсии топлива в обедненный кислородом газ и/или обогащенный водородом газ, его применение и способ конверсии топлива в обедненный кислородом газ и/или обогащенный водородом газ (его варианты) | |
WO2003033888A1 (en) | Internal combustion fuel reforming | |
JPWO2012090739A1 (ja) | 水素発生装置を備える内燃機関 | |
JP2009007245A (ja) | アンモニアベース水素発生装置および同装置の使用方法 | |
EP1006274B1 (en) | Method for preparing an air-fuel mixture for an internal combustion engine, device for realising the same and heat-exchanger | |
US20170348659A1 (en) | Engine Fuel-Reforming Reactors, Systems, and Methods | |
JP7282948B2 (ja) | 排気ガスを用いた水素改質器 | |
CN101427412A (zh) | 单室型固体氧化物燃料电池 | |
CN108457774A (zh) | 重整系统 | |
JP2005030243A (ja) | 燃料改質装置 | |
CN201003443Y (zh) | 具有燃料重整机构的柴油机排放系统 | |
JPS61171870A (ja) | 改質天然ガスを用いた内燃機関 | |
EP1231664B1 (en) | Temperature/reaction management system for fuel reformer systems | |
Kawamura et al. | Development of an adiabatic engine installed energy recover turbines and converters of CNG fuel | |
JP3617276B2 (ja) | 天然ガス改質装置及び該装置を備えたガスエンジン | |
TWI609130B (zh) | Waste heat recombination hydrogen production device | |
CN111342090B (zh) | 一种高温燃料电池系统 | |
JP2945558B2 (ja) | 熱交換器及びそれを用いたアルコール改質エンジン | |
KR102407649B1 (ko) | 보조 냉각수 저장장치 및 이를 포함하는 에너지 생성 장치 | |
RU2046979C1 (ru) | Система утилизации теплоты отработавших газов двигателя внутреннего сгорания | |
JPH11343101A (ja) | 水素発生装置 | |
Arslan | Numerical Investigation of Catalyst Structure for Steam Reforming Process |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060627 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20080723 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080924 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090331 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20090901 |