JP2005027679A - 野球用又はソフトボール用グラブ - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、野球用又はソフトボール用グラブの改良に関するものである。
【解決手段】本願発明は、野球用又はソフトボール用グラブ1において、中指袋4、薬指袋5、小指袋6の背面基部4A、5A、6A、より下部のグラブの背面甲部7を、上記中指袋4の背面中軸部4B側から小指袋6の外縁下部6B方向に向け徐々に末広がりになるように切り欠いた切欠部8を形成し、該切欠部8に伸縮性を有する屈曲部材9を配置一体化したことを特徴とする野球用又はソフトボール用グラブ1である。
【選択図】 図1
【解決手段】本願発明は、野球用又はソフトボール用グラブ1において、中指袋4、薬指袋5、小指袋6の背面基部4A、5A、6A、より下部のグラブの背面甲部7を、上記中指袋4の背面中軸部4B側から小指袋6の外縁下部6B方向に向け徐々に末広がりになるように切り欠いた切欠部8を形成し、該切欠部8に伸縮性を有する屈曲部材9を配置一体化したことを特徴とする野球用又はソフトボール用グラブ1である。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、野球用又はソフトボール用グラブの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から野球用又はソフトボール用グラブ(以下、単にグラブと省略する。)においては、捕球時に親指袋と他の四指の指袋の屈曲性を改良し捕球動作が確実に行えるようにすると同時に、長期間使用した場合に、指への疲労度を如何に軽減するかが考慮されてきた。
【0003】
即ち、実開昭57−169362号公報に開示されているグラブように、人差指、中指、薬指、小指の第二関節部に当接する部位を切除して、切除部に伸縮可能任意材を逢着したことにより、各指の動作に追随して屈曲性を向上したグラブに関する考案が公知である。
更に、実開昭59−69775号公報に開示されているように、小指袋及び薬指袋の基端部付近となる捕球具(グラブ)の外面手背部に、該指袋の突設方向に対して略直交する方向の切欠部を形成すると共に、上記切欠部の外面側に該切欠部を覆被する皮革帯材を止着一体化し、且つ、上記皮革帯材の外面側には、上記指袋の突設方向に対して略直交する複数本の突条を所要の間隔を保たせて配置したことを特徴とする捕球具(グラブ)も公知となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来から公知のグラブにおいては、以下のような解決すべき課題を有していた。即ち、前者の実開昭57−169362号公報のグラブにおいては、人差指、中指、薬指、小指の第二関節部に当接する部位を切除して、切除部に伸縮可能任意材を逢着した構造であるが、添付図面判断して第二関節部に当接する部位は、骨格の模式図から対応して、人差指、中指、薬指、小指の中手指節関節に相当する部位が該当するものである。更に、該実開昭57−169362号公報のグラブにおいては、切除部としては、人差指形の軸線略中央から小指形の軸線略中央部に至った構成であり、この部位に伸縮可能任意材を逢着した構造であるため、人差指形の軸線略中央部分と小指形の軸線略中央部の間では屈曲するが、人差指形の軸線略中央部分の親指側及び小指形の軸線略中央部の外側には指袋がそのまま存在するため、これらの部位には屈曲抵抗力が発生するため、指袋の屈曲動作が容易に行えるとは言い難く、捕球動作上、改良の余地が残されていた。
【0005】
一方、実開昭59−69775号公報に開示されているグラブにおいては、以下のような改善すべき問題点を有していた。
即ち、グラブの外面手背部の小指袋及び薬指袋の基端部付近に切欠部を形成し、該切欠部を覆被する皮革帯材を止着一体化し、且つ、上記皮革帯材の外面側には、上記指袋の突設方向に対して略直交する複数本の突条を所要の間隔を保たせて配置したグラブであり、捕球動作時に親指袋と連動する他の四指の指袋の動きを見た場合に、上記構成のため、確かに小指袋及び薬指袋の基端部付近は、人差し指袋や中指袋に対して屈曲し易いが、人差し指袋や中指袋の基端部付近は逆に屈曲し難くなる傾向が顕著となり、捕球動作上はグラブ自体のスムーズな屈曲が阻害され落球やハンブルの要因になるなど、改善の余地が大きかった。
【0006】
そこで、本発明は、親指と人差指の指袋を除く三指の指袋の屈曲性を著しく向上すると共に、捕球動作が良好で且つ軽快なグラブ捌きができるようにしたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本発明は、グラブに於ける小指袋、薬指袋、中指袋の背面基部より下部のグラブの背面甲部を、上記中指袋の背面基部より下部で且つ中指袋の背面中軸部側から小指袋の外縁下部方向に向け徐々に末広がりになるように切り欠いた切欠部を形成し、該切欠部に伸縮性を有する屈曲部材を配置一体化したことを特徴とする野球用又はソフトボール用グラブである。
【0008】
【実施の形態】
本発明の請求項1の形態としては、野球用又はソフトボール用グラブにおいて、小指袋、薬指袋、中指袋の背面基部より下部の背面甲部を、上記中指袋の背面中軸部側から小指袋の外縁下部方向に向け徐々に末広がりになるように切り欠いた切欠部を形成し、該切欠部に略相似形状で伸縮性を有する屈曲部材を配置一体化したことを特徴とする野球用又はソフトボール用グラブである。
【0009】
本発明の請求項2の形態としては、伸縮性を有する屈曲部材が弾性部材と表皮部材とから構成され、且つ中指袋の背面中軸部側から小指袋の外縁下部方向に向け徐々に末広がりになるように切り欠いた切欠部に相似した形状を有することを特徴とする野球用又はソフトボール用グラブである。
【0010】
本発明の請求項3形態としては、伸縮性を有する屈曲部材は、中指袋の背面中軸部側から小指袋の外縁下部方向に架けて1本乃至は複数の突出部を有する弾性部材と該弾性部材を被覆する表皮部材とから構成されたことを特徴とする野球用又はソフトボール用グラブである。
【0011】
上記のように構成することにより、中指袋の背面基部より下部で且つグラブの背面甲部の中指袋の背面中軸部側を起点にして小指袋の外縁下部方向に向け徐々に末広がりになるように切り欠いた切欠部を形成し、該切欠部に伸縮性を有する屈曲部材を配置一体化したことにより、小指側から中指側に向けグラブの背面甲部の屈曲性が改善され、各指袋の捕球方向の屈曲がスムーズになると共に、捕球に最適な形状の屈曲が可能になる。
【0012】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1及び図2に示すように、野球用又はソフトボール用グラブ1において、中指袋4、薬指袋5、小指袋6の背面基部4A、5A、6A、より下部のグラブの背面甲部7を、上記中指袋4の背面中軸部4B側から小指袋6の外縁下部6B方向に向け徐々に末広がりになるように切り欠いた切欠部8を形成し、該切欠部8に伸縮性を有する屈曲部材9を配置一体化したことを特徴とする野球用又はソフトボール用グラブ1である。
【0013】
なお、この末広がりになるように切り欠いた切欠部8の上端部8Aは、図1に示すように、中指袋4の背面基部4Aより下がった背面中軸部4B側から小指袋6の背面基部6Aの外縁下部6Bに架けて傾斜しており、且つ切欠部8の下端部8Bは、中指袋4の背面基部4Aより下がった背面中軸部4B側から小指袋6の背面基部6Aの外縁下部6Bに架けて傾斜しており、切欠部8の上端部8Aと下端部8Bの間隔は、徐々に広くなるように構成されている。その結果、捕球動作時に中指袋4側を支点にして中指袋4側から小指袋側6を結ぶ末広がり上に切り欠いた切欠部に配置した屈曲部材9がグラブの背面甲部7の甲皮7A、7Bの形状にうまく沿うように屈曲し、ボールを中指袋4、薬指袋5、小指袋6でグラブ受球部10に挟み込むと同時に、親指袋2と人差指袋3は、屈曲を抑制して立設状態を保ち、グラブ受球部10からボールがすり抜けることを防止するため、捕球が確実に行えるものである。
【0014】
なお、図3(a)(b)に示すように、屈曲部材9として天然皮革や合成皮革や生地当の表皮部材9Aの裏側に発泡合成樹脂やスポンジやゴムやエラストマー等の弾性部材9Bを接合乃至積層しておくことにより、挿入した手に対する圧迫感をなくすると共に、走者にタッチした際の衝撃を吸収することができるものである。更に弾性部材9Bに突出部9Cを形成しておくことにより走者にタッチした際の衝撃をこれら突出部がより吸収緩和することができるものである。もちろん弾性部材9Bはフラットなシート状の形状であってもよい。
【0015】
更に図4(c)(d)に示すように、屈曲部材9として天然皮革や合成皮革や生地当の表皮部材9Aの裏側に発泡合成樹脂やスポンジやゴムやエラストマー等の弾性部材9Bを接合乃至積層しておくと共に、該弾性部材9Bに凹凸部を有する突出部を形成しておくことにより、凹凸部により捕球動作時の指袋の屈曲性が向上し、捕球がより確実に行えるほか、走者にタッチした際の衝撃を吸収し、クッション性も向上することができるものである。
【0016】
【発明の効果】
本発明に係るグラブは、上記の構成にしたことにより、中指袋、薬指袋、小指袋の各指袋の捕球方向の屈曲が屈曲抵抗なくスムーズになると共に、手の捕球動作に各指袋がスムーズに追随すると共に、親指袋と人差指袋は、屈曲を抑制して立設状態を保ち、グラブ受球部からボールがすり抜けることを防止するため、捕球が確実に行えるため、落球やハンブルがなくなり、確実に捕球することができると言った効果を奏するものである。
【0017】
更に、本発明の屈曲部材においては、屈曲部材の裏側に発泡合成樹脂やスポンジやゴムやエラストマー等の弾性部材などを接合乃至積層しておくことにより、挿入した手に対する圧迫感をなくすると共に、弾性部材に突出部や凹凸部を有する突出部を形成することにより走者にタッチした際の衝撃を吸収することができるため、傷害の防止に効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るグラブの小指袋側から見た斜視図。
【図2】本発明に係るグラブの受球面側から見た斜視図。
【図3】(a)(b) 図1の屈曲部材のA−A’部及びB−B’部の断面を示す断面図。
【図4】(c)(d) 本発明に係るグラブのその他実施例を示す屈曲部材のA−A’部及びB−B’部の断面を示す断面図。
【符号の説明】
1 野球用又はソフトボール用グラブ
2 親指袋
3 人差指袋
4 中指袋
4A 背面基部
4B 中指袋の背面中軸部
5 薬指袋
5A 背面基部
6 小指袋
6A 背面基部
6B 小指袋の外縁下部
7 背面甲部
7A 甲皮
7B 甲皮
8 切欠部
8A 上端部
8B 下端部
9 屈曲部材
9A 表皮材
9B 弾性部材
9C 突出部
9D 凹凸部
9E 縫糸
10 グラブ受球部
11 綴じ紐
【産業上の利用分野】
この発明は、野球用又はソフトボール用グラブの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から野球用又はソフトボール用グラブ(以下、単にグラブと省略する。)においては、捕球時に親指袋と他の四指の指袋の屈曲性を改良し捕球動作が確実に行えるようにすると同時に、長期間使用した場合に、指への疲労度を如何に軽減するかが考慮されてきた。
【0003】
即ち、実開昭57−169362号公報に開示されているグラブように、人差指、中指、薬指、小指の第二関節部に当接する部位を切除して、切除部に伸縮可能任意材を逢着したことにより、各指の動作に追随して屈曲性を向上したグラブに関する考案が公知である。
更に、実開昭59−69775号公報に開示されているように、小指袋及び薬指袋の基端部付近となる捕球具(グラブ)の外面手背部に、該指袋の突設方向に対して略直交する方向の切欠部を形成すると共に、上記切欠部の外面側に該切欠部を覆被する皮革帯材を止着一体化し、且つ、上記皮革帯材の外面側には、上記指袋の突設方向に対して略直交する複数本の突条を所要の間隔を保たせて配置したことを特徴とする捕球具(グラブ)も公知となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来から公知のグラブにおいては、以下のような解決すべき課題を有していた。即ち、前者の実開昭57−169362号公報のグラブにおいては、人差指、中指、薬指、小指の第二関節部に当接する部位を切除して、切除部に伸縮可能任意材を逢着した構造であるが、添付図面判断して第二関節部に当接する部位は、骨格の模式図から対応して、人差指、中指、薬指、小指の中手指節関節に相当する部位が該当するものである。更に、該実開昭57−169362号公報のグラブにおいては、切除部としては、人差指形の軸線略中央から小指形の軸線略中央部に至った構成であり、この部位に伸縮可能任意材を逢着した構造であるため、人差指形の軸線略中央部分と小指形の軸線略中央部の間では屈曲するが、人差指形の軸線略中央部分の親指側及び小指形の軸線略中央部の外側には指袋がそのまま存在するため、これらの部位には屈曲抵抗力が発生するため、指袋の屈曲動作が容易に行えるとは言い難く、捕球動作上、改良の余地が残されていた。
【0005】
一方、実開昭59−69775号公報に開示されているグラブにおいては、以下のような改善すべき問題点を有していた。
即ち、グラブの外面手背部の小指袋及び薬指袋の基端部付近に切欠部を形成し、該切欠部を覆被する皮革帯材を止着一体化し、且つ、上記皮革帯材の外面側には、上記指袋の突設方向に対して略直交する複数本の突条を所要の間隔を保たせて配置したグラブであり、捕球動作時に親指袋と連動する他の四指の指袋の動きを見た場合に、上記構成のため、確かに小指袋及び薬指袋の基端部付近は、人差し指袋や中指袋に対して屈曲し易いが、人差し指袋や中指袋の基端部付近は逆に屈曲し難くなる傾向が顕著となり、捕球動作上はグラブ自体のスムーズな屈曲が阻害され落球やハンブルの要因になるなど、改善の余地が大きかった。
【0006】
そこで、本発明は、親指と人差指の指袋を除く三指の指袋の屈曲性を著しく向上すると共に、捕球動作が良好で且つ軽快なグラブ捌きができるようにしたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本発明は、グラブに於ける小指袋、薬指袋、中指袋の背面基部より下部のグラブの背面甲部を、上記中指袋の背面基部より下部で且つ中指袋の背面中軸部側から小指袋の外縁下部方向に向け徐々に末広がりになるように切り欠いた切欠部を形成し、該切欠部に伸縮性を有する屈曲部材を配置一体化したことを特徴とする野球用又はソフトボール用グラブである。
【0008】
【実施の形態】
本発明の請求項1の形態としては、野球用又はソフトボール用グラブにおいて、小指袋、薬指袋、中指袋の背面基部より下部の背面甲部を、上記中指袋の背面中軸部側から小指袋の外縁下部方向に向け徐々に末広がりになるように切り欠いた切欠部を形成し、該切欠部に略相似形状で伸縮性を有する屈曲部材を配置一体化したことを特徴とする野球用又はソフトボール用グラブである。
【0009】
本発明の請求項2の形態としては、伸縮性を有する屈曲部材が弾性部材と表皮部材とから構成され、且つ中指袋の背面中軸部側から小指袋の外縁下部方向に向け徐々に末広がりになるように切り欠いた切欠部に相似した形状を有することを特徴とする野球用又はソフトボール用グラブである。
【0010】
本発明の請求項3形態としては、伸縮性を有する屈曲部材は、中指袋の背面中軸部側から小指袋の外縁下部方向に架けて1本乃至は複数の突出部を有する弾性部材と該弾性部材を被覆する表皮部材とから構成されたことを特徴とする野球用又はソフトボール用グラブである。
【0011】
上記のように構成することにより、中指袋の背面基部より下部で且つグラブの背面甲部の中指袋の背面中軸部側を起点にして小指袋の外縁下部方向に向け徐々に末広がりになるように切り欠いた切欠部を形成し、該切欠部に伸縮性を有する屈曲部材を配置一体化したことにより、小指側から中指側に向けグラブの背面甲部の屈曲性が改善され、各指袋の捕球方向の屈曲がスムーズになると共に、捕球に最適な形状の屈曲が可能になる。
【0012】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1及び図2に示すように、野球用又はソフトボール用グラブ1において、中指袋4、薬指袋5、小指袋6の背面基部4A、5A、6A、より下部のグラブの背面甲部7を、上記中指袋4の背面中軸部4B側から小指袋6の外縁下部6B方向に向け徐々に末広がりになるように切り欠いた切欠部8を形成し、該切欠部8に伸縮性を有する屈曲部材9を配置一体化したことを特徴とする野球用又はソフトボール用グラブ1である。
【0013】
なお、この末広がりになるように切り欠いた切欠部8の上端部8Aは、図1に示すように、中指袋4の背面基部4Aより下がった背面中軸部4B側から小指袋6の背面基部6Aの外縁下部6Bに架けて傾斜しており、且つ切欠部8の下端部8Bは、中指袋4の背面基部4Aより下がった背面中軸部4B側から小指袋6の背面基部6Aの外縁下部6Bに架けて傾斜しており、切欠部8の上端部8Aと下端部8Bの間隔は、徐々に広くなるように構成されている。その結果、捕球動作時に中指袋4側を支点にして中指袋4側から小指袋側6を結ぶ末広がり上に切り欠いた切欠部に配置した屈曲部材9がグラブの背面甲部7の甲皮7A、7Bの形状にうまく沿うように屈曲し、ボールを中指袋4、薬指袋5、小指袋6でグラブ受球部10に挟み込むと同時に、親指袋2と人差指袋3は、屈曲を抑制して立設状態を保ち、グラブ受球部10からボールがすり抜けることを防止するため、捕球が確実に行えるものである。
【0014】
なお、図3(a)(b)に示すように、屈曲部材9として天然皮革や合成皮革や生地当の表皮部材9Aの裏側に発泡合成樹脂やスポンジやゴムやエラストマー等の弾性部材9Bを接合乃至積層しておくことにより、挿入した手に対する圧迫感をなくすると共に、走者にタッチした際の衝撃を吸収することができるものである。更に弾性部材9Bに突出部9Cを形成しておくことにより走者にタッチした際の衝撃をこれら突出部がより吸収緩和することができるものである。もちろん弾性部材9Bはフラットなシート状の形状であってもよい。
【0015】
更に図4(c)(d)に示すように、屈曲部材9として天然皮革や合成皮革や生地当の表皮部材9Aの裏側に発泡合成樹脂やスポンジやゴムやエラストマー等の弾性部材9Bを接合乃至積層しておくと共に、該弾性部材9Bに凹凸部を有する突出部を形成しておくことにより、凹凸部により捕球動作時の指袋の屈曲性が向上し、捕球がより確実に行えるほか、走者にタッチした際の衝撃を吸収し、クッション性も向上することができるものである。
【0016】
【発明の効果】
本発明に係るグラブは、上記の構成にしたことにより、中指袋、薬指袋、小指袋の各指袋の捕球方向の屈曲が屈曲抵抗なくスムーズになると共に、手の捕球動作に各指袋がスムーズに追随すると共に、親指袋と人差指袋は、屈曲を抑制して立設状態を保ち、グラブ受球部からボールがすり抜けることを防止するため、捕球が確実に行えるため、落球やハンブルがなくなり、確実に捕球することができると言った効果を奏するものである。
【0017】
更に、本発明の屈曲部材においては、屈曲部材の裏側に発泡合成樹脂やスポンジやゴムやエラストマー等の弾性部材などを接合乃至積層しておくことにより、挿入した手に対する圧迫感をなくすると共に、弾性部材に突出部や凹凸部を有する突出部を形成することにより走者にタッチした際の衝撃を吸収することができるため、傷害の防止に効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るグラブの小指袋側から見た斜視図。
【図2】本発明に係るグラブの受球面側から見た斜視図。
【図3】(a)(b) 図1の屈曲部材のA−A’部及びB−B’部の断面を示す断面図。
【図4】(c)(d) 本発明に係るグラブのその他実施例を示す屈曲部材のA−A’部及びB−B’部の断面を示す断面図。
【符号の説明】
1 野球用又はソフトボール用グラブ
2 親指袋
3 人差指袋
4 中指袋
4A 背面基部
4B 中指袋の背面中軸部
5 薬指袋
5A 背面基部
6 小指袋
6A 背面基部
6B 小指袋の外縁下部
7 背面甲部
7A 甲皮
7B 甲皮
8 切欠部
8A 上端部
8B 下端部
9 屈曲部材
9A 表皮材
9B 弾性部材
9C 突出部
9D 凹凸部
9E 縫糸
10 グラブ受球部
11 綴じ紐
Claims (3)
- 野球用又はソフトボール用グラブにおいて、小指袋、薬指袋、中指袋の背面基部より下部の背面甲部を、上記中指袋の背面中軸部側から小指袋の外縁下部方向に向け徐々に末広がりになるように切り欠いた切欠部を形成し、該切欠部に伸縮性を有する屈曲部材を配置一体化したことを特徴とする野球用又はソフトボール用グラブ。
- 前記伸縮性を有する屈曲部材は、弾性部材と表皮部材とから構成され、且つ中指袋の背面中軸部側から小指袋の外縁下部方向に向け徐々に末広がりになるように切り欠いた切欠部に略相似した形状を有することを特徴とする請求項1記載の野球用又はソフトボール用グラブ。
- 前記伸縮性を有する屈曲部材は、中指袋の背面中軸部側から小指袋の外縁下部方向に架けて1本乃至複数の突出部を有する弾性部材と該弾性部材を被覆する表皮部材とから構成されたことを特徴とする請求項1又は2記載の野球用又はソフトボール用グラブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001263592A JP2005027679A (ja) | 2001-08-31 | 2001-08-31 | 野球用又はソフトボール用グラブ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001263592A JP2005027679A (ja) | 2001-08-31 | 2001-08-31 | 野球用又はソフトボール用グラブ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005027679A true JP2005027679A (ja) | 2005-02-03 |
Family
ID=34204237
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001263592A Pending JP2005027679A (ja) | 2001-08-31 | 2001-08-31 | 野球用又はソフトボール用グラブ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005027679A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007313054A (ja) * | 2006-05-26 | 2007-12-06 | Mizuno Corp | 野球又はソフトボール用捕球具 |
JP2012102698A (ja) * | 2010-11-12 | 2012-05-31 | Hitachi Ltd | 風力発電装置群の制御装置及び制御方法 |
-
2001
- 2001-08-31 JP JP2001263592A patent/JP2005027679A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007313054A (ja) * | 2006-05-26 | 2007-12-06 | Mizuno Corp | 野球又はソフトボール用捕球具 |
JP2012102698A (ja) * | 2010-11-12 | 2012-05-31 | Hitachi Ltd | 風力発電装置群の制御装置及び制御方法 |
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