JP2005027446A - Terminal structure of cable with shield layer - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電気自動車のバッテリー、インバータ及びモータ等の水密に構成された電気機器に接続するシールド層付ケーブルの端末構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電気自動車のバッテリーとインバータの間や、インバータとモータの間に配線されるシールド層付ケーブルの端末構造としては、特許文献1記載のものが知られている。
【0003】
図6に示すように、シールド層付ケーブル50は、芯線51上に絶縁層52、シールド層53及び外皮54を順に被覆してなるものである。このケーブル50の端末構造55は、シールド層付ケーブル50の外皮54を剥ぎ取ってシールド層53を露出させ、このシールド層53の内側に金属製の小径スリーブ56の一端を差し込み、シールド層53と外皮54の外周に金属製の大径スリーブ57を被せ、大径スリーブ57を径方向内側へかしめ、小径スリーブ56の他端をインバータ等のシールド壁58に固定される導電フランジ59に圧入して構成されている。そして、シールド層53を、小径スリーブ56を介して導電フランジ59に接続することで、シールド層付ケーブル50をシールド壁58に接地状態に取り付けるようになっている。
【0004】
また、外皮54上に予備モールドされた防水筒部60と、大径スリーブ57と、小径スリーブ56と、導電フランジ59のケーブル周縁部とを一括して覆うようにしてハウジング61を一体樹脂成型することにより、シールド層53と導電フランジ59との間のシールド部分を防水するようになっている。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−313100号公報
【特許文献2】
特開2002−260773号公報
【特許文献3】
特開2002−270281号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の端末構造55は、部品点数が多く、また、モールド成型によりハウジング61を製造するために歩留まりを高くできずにコスト高になるという問題があった。またさらに、大径スリーブ57をかしめることで小径スリーブ56も変形するため、電気的に重要な絶縁層52を傷めるおそれがあった。
【0007】
そこで、本発明の目的は、上記課題を解決し、取付対象物に接地しかつ水密に容易に取り付けることができる安価なシールド層付ケーブルの端末構造を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、シールド層付ケーブルの端部から外皮を切除し、その外皮の下から露出されるシールド層を取付対象物に接地すると共に取付対象物に上記シールド層付ケーブルを水密に取り付けるシールド層付ケーブルの端末構造において、上記シールド層付ケーブルの外皮上に金属スリーブを被せ、上記シールド層を上記外皮の端部位置で折り返して上記金属スリーブの外周に被せ、この折り返したシールド層の外周に、上記取付対象物に固定するフランジ部を有する筒状金具を装着し、その筒状金具の端部をかしめてシールド層付ケーブルに固着させ、上記筒状金具と上記外皮の外周を熱収縮チューブで被覆したものである。
【0009】
上記シールド層付ケーブルの外皮と上記筒状金具の隙間にはその隙間をシールするように樹脂層が配置されるとよい。
【0010】
そして、上記金属スリーブは、上記取付対象物に挿入される挿入部と、取付対象物外に突出される突出部とを有し、該突出部は折り返した上記シールド層の外周に装着され、上記挿入部は上記シールド層の下から露出される絶縁層を挿通させるとよい。
【0011】
上記挿入部の外周には上記取付対象物との間をシールするための環状シールが設けられるとよい。
【0012】
また、上記突出部の外周には、上記熱収縮チューブの端部を固定するための溝が形成されるとよい。
【0013】
この溝は、上記突出部の外周に軸方向に複数並べて形成されてもよい。
【0014】
そして、上記筒状金具の外周には、上記溝の深さを大きくするための拡径部が上記溝に隣接して形成されるとよい。
【0015】
また、シールド層付ケーブルの端部から外皮を切除し、その外皮の下から露出されるシールド層を取付対象物に接地すると共に取付対象物に上記シールド層付ケーブルを水密に取り付けるシールド層付ケーブルの端末構造において、上記シールド層付ケーブルの外皮上に金属スリーブを被せ、上記シールド層を上記外皮の端部位置で折り返して上記金属スリーブの外周に被せ、この折り返したシールド層の外周に、上記取付対象物に固定するフランジ部を有すると共にラッパ状に開いた一端部を有する筒状金具を、一端部を上記シールド層から軸方向に延出させるように装着し、その筒状金具を上記シールド層の上からかしめてシールド層付ケーブルに固着させ、上記筒状金具の一端部内に上記シールド層付ケーブルとの間をシールする埋込シールを設けたものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明の好適実施の形態を添付図面に基づいて詳述する。
【0017】
図1及び図2に示すように、シールド層付ケーブル1の端部は、外皮2を切除され、その外皮2の下からシールド層3を露出させている。そして、外皮2上には金属スリーブ4が被せられている。金属スリーブ4は、軸方向に所定の長さを有する円筒状に形成されており、シールド層付ケーブル1を挿通させたとき外皮2に略隙間なく密着する内径に設定されている。
【0018】
切除された外皮2の下から露出するシールド層3は、外皮2の端部位置で折り返され、金属スリーブ4の外周に被せられている。すなわち、シールド層3は、外皮2の端部位置を折り返し点として裏返され、反対方向に延びて金属スリーブ4の外周に被さっている。また、シールド層3は、先端を金属スリーブ4の端に切り揃えられており、後述する筒状金具7からはみ出さないようになっている。
【0019】
そして、この折り返したシールド層3の外周には、取付対象物5に固定するフランジ部6を有する筒状金具7が装着されている。筒状金具7は、シールド層付ケーブル1を電子機器の筐体である取付対象物5に固定すると共にシールド層3を取付対象物5に接地するためのものであり、かしめられることでシールド層付ケーブル1に固着されている。筒状金具7は、バネ性と可塑性とを有する金属、具体的には真鍮(黄銅)にて略円筒状に形成されており、シールド層付ケーブル1の外周を囲繞するハウジングを構成している。筒状金具7は、軸方向の一端側に形成され取付対象物5に挿入される挿入部8と、他端側に形成され取付対象物5外に突出される突出部9とを有する。
【0020】
突出部9は、折り返したシールド層3の外周に装着されるものであり、突端から軸方向に所定の長さ延びて形成され折り返したシールド層3を挿入可能な大径穴10と、大径穴10の奥に漏斗状に縮径して形成されシールド層3の挿入深さを規制するための挿入規制部11と、挿入規制部11の奥に形成されシールド層3の下から露出される絶縁層12を挿通させるための小径穴13とを有する。大径穴10内の開口部には、シールド層付ケーブル1の外皮2と筒状金具7の隙間をシールするための樹脂層14が配置されており、外皮2表面を伝わって浸入しようとする水を阻止するようになっている。樹脂層14は、100〜170℃で溶融するホットメルトタイプの材料からなる。具体的には樹脂層14は、ポリオレフィンからなる。また、樹脂層14は、大径穴10内からはみ出して突出部9の突端全周を覆うように形成されており、大径穴10をより水密に塞ぐようになっている。そして、突出部9には、後述するフランジ部6に係合される係合凸部15が外周を拡径して形成されると共に、後述する熱収縮チューブ16の端部を固定するための外周溝17が外周を縮径して形成されている。
【0021】
挿入部8は、シールド層3の下から露出される絶縁層12を挿通させるものであり、突出部9から延びる小径穴13が形成されている。また、挿入部8の外周には、取付対象物5との間をシールするための環状シール18が設けられている。具体的には、環状シール18はOリングからなり、挿入部8の外周に形成された環状の収容溝19の中に収容されて設けられている。またさらに、挿入部8の端部は先端へ向かうにつれて多段に縮径するように形成されており、取付対象物5に容易に挿入できるようになっている。
【0022】
フランジ部6は、挿入部8を挿通させて取り付けるための取付穴21を有し、挿入部8の外周に一体に設けられている。また、フランジ部6は、ボルト22を挿通させるためのボルト穴23を有し、ボルト22を介して取付対象物5に取り付けられるようになっている。
【0023】
また、筒状金具7、樹脂層14及び外皮2は、熱収縮チューブ16で被覆されており、さらなる防水が施されている。そして熱収縮チューブ16は、樹脂層14等の保護膜としての機能も有する。すなわち、熱収縮チューブ16は、樹脂層14等に埃や油が直接付かないようにすると共に、樹脂層14等を外気や紫外線から遮蔽する。これにより、樹脂層14等の経年変化等による劣化を抑え、樹脂層14等の長寿命化を図っている。熱収縮チューブ16は、所定の温度を超えることで熱収縮する樹脂からなり、樹脂層14、筒状金具7及びシールド層付ケーブル1の外皮2の上に被せられて熱収縮することで密着状態で装着されるようになっている。
【0024】
また特に、熱収縮チューブ16は、一端を外周溝17に合わせて熱収縮されることで外周溝17内に入り、軸方向にずれ動くのを防止されるようになっている。具体的には、熱収縮チューブ16は、収縮後であっても所定の収縮開始温度を超えると収縮しようとする性質を有し、この収縮力によって径の小さな側へずれる傾向がある。実際に外周溝17を有しない点でのみ上述の端末構造25と相違する試験体(図示せず)を作成し、この試験体を24時間120℃に加熱する試験を行ったところ、熱収縮チューブ16がずれてしまう現象が発生した。このため、熱収縮チューブ16の一端を外周溝17内に入れ、一端部が軸方向に移動するのを防ぎ、熱収縮チューブ16のずれを防止するようになっている。なお、熱収縮チューブ16は、ホットメルトからなる内層を有するものであってもよい。これにより、筒状金具7と外皮2の間のシール性をさらに高めることができる。
【0025】
次に本実施の形態の作用を述べる。
【0026】
取付対象物5にシールド層付ケーブル1の端部を取り付ける場合、シールド層付ケーブル1の端部から外皮2を切除し、シールド層付ケーブル1の外皮2上に金属スリーブ4を被せる。そして、露出されたシールド層3を外皮2の端部位置で折り返して金属スリーブ4の外周に被せる。
【0027】
この後、筒状金具7の中にシールド層付ケーブル1を挿入してシールド層3の外周に筒状金具7を装着し、筒状金具7と外皮2との間の隙間に予め溶かしたホットメルトを充填する。そして、ホットメルトが固化する前に筒状金具7の端部をかしめてシールド層付ケーブル1に筒状金具7を固着する。ホットメルトは固化することで樹脂層14を形成する。
【0028】
そして、筒状金具7と外皮2の外周を熱収縮チューブ16で被覆し、筒状金具7の挿入部8を取付対象物5の貫通穴24に挿入してフランジ部6をボルト締めすることでシールド層付ケーブル1の端部を容易に取付対象物5に取り付けることができる。
【0029】
取付対象物5と筒状金具7との間は環状シール18によってシールされており、筒状金具7とシールド層付ケーブル1との間は樹脂層14によってシールされているため、取付対象物5内に外部から水が浸入することはない。
【0030】
また、シールド層付ケーブル1は、取付対象物5に挿入された筒状金具7にシールド層3を接続されることで接地される。
【0031】
そして、シールド層付ケーブル1は、筒状金具7に外皮2を比較的強固にかしめられているため、引っ張られても筒状金具7から抜けることはない。
【0032】
このように、シールド層付ケーブル1の外皮2上に金属スリーブ4を被せ、シールド層3を外皮2の端部位置で折り返して金属スリーブ4の外周に被せ、この折り返したシールド層3の外周に、取付対象物5に固定するフランジ部6を有する筒状金具7を装着し、その筒状金具7の端部をかしめてシールド層付ケーブル1に固着させ、筒状金具7と外皮2の外周を熱収縮チューブ16で被覆してシールド層付ケーブル1の端末構造25を構成したため、取付対象物5にシールド層付ケーブル1を接地しつつ水密に短時間で容易に取り付けることができる。そして、部品点数を減らし、低コスト化できる。またさらに、外皮2の上に金属スリーブ4を被せ、金属スリーブ4の上で筒状金具7でかしめるため、絶縁層12が傷つくのを防ぐことができる。
【0033】
そして、シールド層付ケーブル1の外皮2と筒状金具7の隙間にはその隙間をシールするように樹脂層14が配置されるため、外皮2を伝って水が筒状金具7内に浸入するのを防ぐことができ、筒状金具7内から取付対象物5内に水が浸入するのを防ぐことができる。
【0034】
また、金属スリーブ4は、取付対象物5に挿入される挿入部8と、取付対象物5外に突出される突出部9とを有し、突出部9は折り返したシールド層3の外周に装着され、挿入部8はシールド層3の下から露出される絶縁層12を挿通させるため、端末構造25を簡単なものにできる。
【0035】
そして、挿入部8の外周には取付対象物5との間をシールするための環状シール18が設けられるため、筒状金具7と取付対象物5との間を簡単な構造で容易にシールすることができる。
【0036】
また、突出部9の外周には、熱収縮チューブ16の端部を固定するための外周溝17が形成されるため、熱収縮チューブ16の位置を簡単な構造で容易に安定させることができる。
【0037】
そして、筒状金具7とシールド層付ケーブル1の間をシールする樹脂層14の保護を熱収縮チューブ16で行うため、ワイヤーシール等で樹脂層14を保護する場合と比べて取付対象物5から外部へ突き出る部分の外径を小さくすることができる。
【0038】
なお、筒状金具7を真鍮で形成するものとしたが、かしめて割れない材料であればアルミなどの他の金属であってもよい。
【0039】
また、樹脂層14は、ホットメルトタイプの材料からなるものとしたが、固化可能な材料であればよく、2液を混ぜ合わせて固化させる2液性の接着剤などで形成してもよい。
【0040】
そして、外周溝17は、筒状金具7の外周に1つ設けるものとしたが、図3に示すように、突出部30の外周に軸方向に複数並べて形成されるものとしてもよい。そして、図4に示すように、筒状金具31の外周には、外周溝17の深さを大きくするための拡径部32が外周溝17に隣接して形成されていてもよい。これらにより、熱収縮チューブ16の位置をさらに確実に安定させることができる。
【0041】
他の実施の形態について述べる。
【0042】
図5に示すシールド層付ケーブル1の端末構造40は、上述の筒状金具7、外皮2間のシール構造に変更を加え、熱収縮チューブ16を用いないようにしたタイプである。上述と同様の構成、作用については図面に同符号を付し、説明を省く。
【0043】
図5に示すように、シールド層付ケーブル1の端部からは外皮2が切除され、その外皮2の下からはシールド層3が露出されている。シールド層付ケーブル1の外皮2上には金属スリーブ4が被せられており、金属スリーブ4の外周には外皮2の端部位置で折り返されたシールド層3が被せられている。このシールド層3の外周には、取付対象物5に固定するフランジ部6を有すると共にラッパ状に開いた一端部42を有する筒状金具41が、一端部42をシールド層3から軸方向に延出させるようにして装着されている。筒状金具41はシールド層3の上からかしめられてシールド層付ケーブル1に固着されている。そして、筒状金具41の一端部42内には、シールド層付ケーブル1との間をシールする埋込シール43が設けられている。埋込シール43は、100〜170℃で溶融するホットメルトタイプの材料からなる。具体的には埋込シール43は、ポリオレフィンからなる。
【0044】
この実施の形態の作用を述べる。
【0045】
取付対象物5にシールド層付ケーブル1の端部を取り付ける場合、シールド層付ケーブル1の端部から外皮2を切除し、シールド層付ケーブル1の外皮2上に金属スリーブ4を被せる。そして、露出されたシールド層3を外皮2の端部位置で折り返して金属スリーブ4の外周に被せる。
【0046】
この後、筒状金具41の中にシールド層付ケーブル1を挿入してシールド層3の外周に筒状金具41を装着し、筒状金具41をかしめてシールド層付ケーブル1に筒状金具41を固着する。筒状金具41の一端部42はラッパ状に開いているため、筒状金具41へのシールド層付ケーブル1の挿入は容易に行うことができる。
【0047】
そして、ラッパ状に開いた筒状金具41の一端部42内に予め溶かしたホットメルトを充填する。ホットメルトが固化して埋込シール43が形成されたら、筒状金具41の挿入部8を取付対象物5の貫通穴24に挿入してフランジ部6をボルト締めする。
【0048】
以上によりシールド層付ケーブル1の端部を容易に取付対象物5に取り付けることができる。
【0049】
取付対象物5と筒状金具41との間は環状シール18によってシールされており、筒状金具41とシールド層付ケーブル1との間は埋込シール43によってシールされているため、取付対象物5内に外部から水が浸入することはない。
【0050】
このように、ラッパ状に開いた一端部42をシールド層3から軸方向に延出させ、一端部42内に埋込シール43を設けるようにしたため、熱収縮チューブを省くことができ、取付対象物5にシールド層付ケーブル1を短時間で容易に取り付けることができ、低コスト化できる。また、熱収縮チューブを用いないことから、取付対象物5から突き出る端末構造部分の長さを短くできる。
【0051】
【発明の効果】
以上要するに本発明によれば、次のような優れた効果を奏する。
(1)取付対象物にシールド層付ケーブルを容易に取り付けることができる。
(2)シールド層付ケーブルの端末構造を安価なものにできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適実施の形態を示すシールド層付ケーブルの端末構造の側断面図である。
【図2】図1のII−II線矢視断面図である。
【図3】他の実施の形態を示すシールド層付ケーブルの端末構造の要部側断面図である。
【図4】他の実施の形態を示すシールド層付ケーブルの端末構造の要部側断面図である。
【図5】他の実施の形態を示すシールド層付ケーブルの端末構造の側断面図である。
【図6】従来のシールド層付ケーブルの端末構造の側断面図である。
【符号の説明】
1 シールド層付ケーブル
2 外皮
3 シールド層
4 金属スリーブ
5 取付対象物
6 フランジ部
7 筒状金具
8 挿入部
9 突出部
12 絶縁層
14 樹脂層
16 熱収縮チューブ
17 外周溝(溝)
18 環状シール
25 端末構造
32 拡径部
40 端末構造
41 筒状金具
42 一端部
43 埋込シール[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a terminal structure of a cable with a shield layer connected to a watertight electric device such as a battery, an inverter and a motor of an electric vehicle.
[0002]
[Prior art]
As a terminal structure of a cable with a shield layer wired between a battery and an inverter of an electric vehicle or between an inverter and a motor, the one described in Patent Document 1 is known.
[0003]
As shown in FIG. 6, the
[0004]
Further, the
[0005]
[Patent Document 1]
JP 2001-313100 A [Patent Document 2]
Japanese Patent Laid-Open No. 2002-260773 [Patent Document 3]
JP-A-2002-270281 [0006]
[Problems to be solved by the invention]
However, the above-described
[0007]
SUMMARY OF THE INVENTION Accordingly, an object of the present invention is to solve the above-described problems and provide an inexpensive terminal structure of a cable with a shield layer that can be grounded to an attachment object and easily attached in a watertight manner.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the present invention cuts the outer skin from the end of the cable with the shield layer, grounds the shield layer exposed from under the outer skin to the object to be attached, and attaches the shield layer to the object to be attached. In the terminal structure of the cable with the shield layer to which the cable is attached in a watertight manner, a metal sleeve is put on the outer cover of the cable with the shield layer, the shield layer is folded at the end portion of the outer cover, and is put on the outer periphery of the metal sleeve. A cylindrical bracket having a flange portion to be fixed to the mounting object is attached to the outer periphery of the folded shield layer, and the end of the cylindrical bracket is caulked to be fixed to the cable with the shield layer. The outer periphery of the outer skin is covered with a heat shrinkable tube.
[0009]
A resin layer may be disposed in the gap between the outer cover of the cable with the shield layer and the cylindrical metal fitting so as to seal the gap.
[0010]
The metal sleeve has an insertion portion to be inserted into the attachment object and a protrusion portion that protrudes outside the attachment object, and the protrusion is attached to the outer periphery of the folded shield layer, The insertion portion may be inserted through an insulating layer exposed from below the shield layer.
[0011]
An annular seal may be provided on the outer periphery of the insertion portion to seal between the attachment object.
[0012]
In addition, a groove for fixing the end of the heat shrinkable tube may be formed on the outer periphery of the protrusion.
[0013]
A plurality of the grooves may be formed in the axial direction on the outer periphery of the protruding portion.
[0014]
And it is good for the outer periphery of the said cylindrical metal fitting to form the enlarged diameter part for enlarging the depth of the said groove | channel adjacent to the said groove | channel.
[0015]
In addition, the outer layer is cut off from the end of the cable with the shield layer, the shield layer exposed from under the outer layer is grounded to the object to be attached, and the cable with the shield layer is attached to the object to be attached in a watertight manner In the terminal structure, a metal sleeve is put on the outer cover of the cable with the shield layer, the shield layer is folded at the end portion of the outer cover, and is put on the outer periphery of the metal sleeve. A cylindrical fitting having a flange portion to be fixed to an object to be attached and having an end portion opened in a trumpet shape is attached so that one end portion extends in the axial direction from the shield layer, and the cylindrical fitting is attached to the shield. Caulking from above the layer to fix to the cable with shield layer, and embedding to seal between the cable with shield layer in one end of the cylindrical fitting It is provided with a Lumpur.
[0016]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Preferred embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the accompanying drawings.
[0017]
As shown in FIGS. 1 and 2, the
[0018]
The
[0019]
A
[0020]
The protruding
[0021]
The
[0022]
The
[0023]
Moreover, the
[0024]
In particular, the heat-
[0025]
Next, the operation of this embodiment will be described.
[0026]
When attaching the end of the cable 1 with shield layer to the
[0027]
Thereafter, the cable 1 with the shield layer is inserted into the
[0028]
And the outer periphery of the
[0029]
Since the space between the mounting
[0030]
The cable 1 with the shield layer is grounded by connecting the
[0031]
Since the shield layer-equipped cable 1 has the
[0032]
In this way, the metal sleeve 4 is covered on the
[0033]
And since the
[0034]
Further, the metal sleeve 4 has an
[0035]
And since the
[0036]
Moreover, since the outer periphery groove |
[0037]
And since protection of the
[0038]
In addition, although the
[0039]
In addition, the
[0040]
And although the outer peripheral groove |
[0041]
Another embodiment will be described.
[0042]
The
[0043]
As shown in FIG. 5, the
[0044]
The operation of this embodiment will be described.
[0045]
When attaching the end of the cable 1 with shield layer to the
[0046]
Thereafter, the cable 1 with the shield layer is inserted into the cylindrical metal fitting 41, the cylindrical metal fitting 41 is attached to the outer periphery of the
[0047]
And the hot melt melt | dissolved previously is filled in the one
[0048]
Thus, the end portion of the shielded cable 1 can be easily attached to the
[0049]
Since the space between the mounting
[0050]
As described above, since the one
[0051]
【The invention's effect】
In short, according to the present invention, the following excellent effects can be obtained.
(1) The cable with the shield layer can be easily attached to the attachment object.
(2) The terminal structure of the cable with the shield layer can be made inexpensive.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side sectional view of a terminal structure of a cable with a shield layer showing a preferred embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a cross-sectional view taken along the line II-II in FIG.
FIG. 3 is a cross-sectional side view of a main part of a terminal structure of a cable with a shield layer showing another embodiment.
FIG. 4 is a cross-sectional side view of a main part of a terminal structure of a cable with a shield layer showing another embodiment.
FIG. 5 is a sectional side view of a terminal structure of a cable with a shield layer showing another embodiment.
FIG. 6 is a side sectional view of a terminal structure of a conventional cable with a shield layer.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Cable with
18
Claims (8)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003191130A JP4079050B2 (en) | 2003-07-03 | 2003-07-03 | Terminal structure of cable with shield layer and method of forming the same |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003191130A JP4079050B2 (en) | 2003-07-03 | 2003-07-03 | Terminal structure of cable with shield layer and method of forming the same |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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