JP2005024440A - Noncontact temperature detecting apparatus - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば複写機などに内蔵される熱定着装置に用いられる非接触式温度検知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、複写機などに使用され、記録紙上にトナー像として形成された画像情報を当該シートに定着させるために用いられる熱定着装置がある。熱ローラ方式の定着装置を図6に示す。
【0003】
図6に示すように、熱ローラ方式の定着装置100は、ヒータ101を内蔵した加熱ローラ102と、この加熱ローラ102に圧接する加圧ローラ103とを備える。そして、加熱ローラ102と加圧ローラ103とで表面にトナー像が形成された記録紙104を挟持搬送する。このときのトナー像に対する加熱と加圧によりトナー像が記録紙104に融着し定着される。
【0004】
このような定着装置100では、トナー像に対する加熱を最適にするために、加熱ローラ102の表面温度を検知し、その温度検知に基づいてヒータ101の温度制御を行い加熱ローラ102の表面温度を一定範囲に維持するようにしている。
【0005】
温度検知の方法の一つに接触式がある。接触式温度検知では、一般的にサーミスタ(図示せず)を加熱ローラ102の表面に接触させて、加熱ローラ102の表面の温度を検知する。しかしながら、サーミスタを加熱ローラ102に接触させるが故に、サーミスタで加熱ローラ102の表面を傷付けてしまうおそれがあり、加熱ローラ102に傷が付いた場合は、加熱ローラ102交換又は定着装置100交換になり、多額の交換費用が必要となってしまっていた。更に、サーミスタは定着装置100に一体に取り付けられているので、定着装置100を廃棄する際にはサーミスタも同時に廃棄することになり、コスト的な面でも資源節約の面でも好ましいものではなかった。
【0006】
また、サーミスタは応答性が悪く、精密な制御を行うことが困難であった。最近では、省エネのために待機時は低電力にしておき、使用時のみ高速で立ちあげる定着装置100が求められている。よって、温度応答性の良い検知手段が求められている。以上は熱ロ−ラ方式に限定されるものではなく、最近急速に普及してきた加熱ベルト定着方式や誘導加熱定着方式にも言える。ベルト定着は加熱ローラ102の立上り時間を短縮するために、ロ−ラの熱容量を減らすための一つの手段である。誘導加熱定着方式は熱効率を上げて定着の消費電力を減らすための有効な省エネ手段である。
【0007】
温度応答性の良い検知手段として、図6に示すようなサーモパイル111などを使用した非接触式温度センサ110を用いての非接触式温度検知が以前から提案されている(例えば、特許文献1ないし9参照)。
【0008】
今までは、サーモパイル111、制御回路などのコスト高や、経時的に汚れ等が入射面に付着し検知精度が低下する、などの理由でそのようなセンサ110は商品化されていなかった。しかし最近では、再び非接触式の温度検知が要望されるようになってきた。つまり、カラープリンタ/複写機などが急速に普及してきたが、現在のカラー機はロ−ラ及びベルト表面がシリコンゴムであり、高価で傷がつきやすいため、接触式温度検知によって生じるロ−ラ傷による交換コストが非常に高くなってきたことによる。
【0009】
ここで、図7は非接触式温度センサ110を示す外観斜視図、図8は非接触式温度センサ110の内部構造を概略的に示す断面図である。
【0010】
図7及び図8に示すように、非接触式温度センサ110は、赤外線吸収部としてのサーモパイル111が台座112に取り付けられている。そして、サーモパイル111を覆うようにキャンケース113が台座112に取り付けられている。このキャンケース113には、赤外線を受け入れる開口部である入射窓114が形成されている。入射窓114には赤外線が透過可能な窓部材115が取り付けられて入射窓114を遮蔽している。非接触式温度センサ110には、検知した温度情報を出力する端子116が設けられている。
【0011】
このような構造では、加熱ローラ102から放射される赤外線が、非接触式温度センサ110の入射窓114、窓部材115を通してサーモパイル111に照射され、これに伴い、受光した赤外線に応じた電気信号が出力され、端子116を通して外部に電圧として取り出せるようになっている。そして、定着装置100ではこの非接触式温度センサ110の温度検知出力によってヒータ101を制御し、前述したように加熱ローラ102の表面温度を一定範囲に維持するようになっている。
【0012】
【特許文献1】
特開昭60−134271号公報
【特許文献2】
特開2001−34109公報
【特許文献3】
特許第3214000号公報
【特許文献4】
特開2000−259034公報
【特許文献5】
特開平11−153923号公報
【特許文献6】
特開平09−212033号公報
【特許文献7】
特開平07−077892号公報
【特許文献8】
特開平07−077891号公報
【特許文献9】
特開平07−077888号公報
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、複写機、プリンタなどではオフセット画像の発生を防止するために加熱ローラ102の表面にわずかなシリコンオイルを塗布したり、トナー中にワックスを含有したりして表面離形性を向上させる方法がとられている。このオイル、ワックスなどが定着熱によって蒸発(ガス化)して機内を浮遊する。また、プリント、コピー時は機械内の浮遊トナー等がファンによって撹拌されている。
【0014】
これら、オイル、ワックス、浮遊トナーが長期使用によって非接触式温度センサ110の窓部材115の表面に付着し、付着した付着物によってサーモパイル111への赤外線入射光量が変化し、サーモパイル111の出力が変化するという現象が生じてくる。これによって、実際の温度測定対象である加熱ローラ102の温度よりも高く、あるいは低く温度検知をしてしまう。これにより、加熱ローラ102の制御温度が目標値よりも低く、あるいは高くなり、異常画像が発生することが問題になる。
【0015】
上記現象をもう少し詳しく述べると、我々の実験では、汚れの初期においては、サーモパイル111の出力が増加することが分かっている。これは、ワックス等の汚れが非常に薄く付いた時、ワックス表面の微細凹凸によって、視野角外からも赤外線を拾って、出力が上昇するものと考えられる。さらに汚れが付着すると、今度は汚れに赤外線が吸収されてサーモパイル111の出力が減少し始める。
【0016】
たとえば180℃を定着温度とし、それに相当するVoutが2Vとしたとき、温度測定対象である加熱ローラ102の温度が180℃であったにも係わらず、初期汚れによって2.2Vに出力が上がったとする。つまり、検知温度が0.2V高くなり、2Vに戻そうと制御が働き、結果として160℃近くで定着制御することになる。この汚れを放置しておくと、やがてはVoutが低下し始め、180℃の温度測定対象の温度に対し、ついには1.8Vになったとする。すると、2Vに戻そうとする制御によって、温度測定対象の温度が上げられ、結果として、200℃近くで定着制御することになる。
【0017】
本発明の目的は、赤外線が入射する部位に汚れが付着した場合でも正確な温度を得ることができる非接触式温度検知装置を得ることである。
【0018】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、温度測定対象から放射される赤外線を受光して温度測定対象の表面温度を非接触状態で検知する非接触式温度検知装置において、表面温度が既知である第1の領域の表面温度を検知する第1の非接触式温度センサと、温度測定対象である第2の領域の表面温度を検知する第2の非接触式温度センサと、前記第1の非接触式温度センサが検知した前記第1の領域の表面温度と前記第1の領域の既知の表面温度とのずれに基づいて前記第2の非接触式温度センサが検知する温度を補正する補正手段と、を備える。
【0019】
ここで、第1及び第2の非接触式温度センサはそれぞれ単一であっても良いし、複数であっても良い。
【0020】
したがって、第1及び第2の非接触式温度センサへ到る赤外線が入射する部位の環境を略同一とすることで、例えば、第1及び第2の非接触式温度センサへの赤外線が入射する部位に汚れが付着してそれらが検知する温度に誤差が生じても、第1の非接触式温度センサが検知した第1の領域の表面温度と第1の領域の既知の表面温度とのずれに基づいて第2の非接触式温度センサが検知する温度が補正され、温度測定対象の第2の領域の正確な表面温度が得られる。
【0021】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の非接触式温度検知装置において、前記第1の領域に接触して設けられ前記第1の領域の温度を接触状態で検知して前記第1の領域の温度を既知にする接触式温度センサを備える。
【0022】
したがって、確実に第1の領域の正確な温度を得ることが可能である。
【0023】
請求項3記載の発明は、請求項2記載の非接触式温度検知装置において、前記接触式温度センサは、前記第1の非接触式温度センサの赤外線検知域内の前記第1の領域に接触している。
【0024】
したがって、第1の非接触式温度センサと接触式温度センサとの温度検知部位が一致するので、より高精度な補正が可能となる。
【0025】
請求項4記載の発明は、請求項1,2又は3記載の非接触式温度検知装置において、前記第1の領域の表面性状と前記第2の領域の表面性状とは、略同じである。
【0026】
したがって、測定領域の放射率が略同じになり、温度測定精度が向上する。
【0027】
請求項5記載の発明は、請求項1,2,3又は4記載の非接触式温度検知装置において、前記第1及び第2の非接触式温度センサを内蔵する単一のパッケージを備える。
【0028】
したがって、非接触式温度検知装置の構造が簡素となる。
【0029】
請求項6記載の発明は、請求項5記載の非接触式温度検知装置において、前記パッケージに形成され前記非接触式温度センサに到達する赤外線が通過する開口部と、赤外線が透過し前記開口部を遮蔽する遮蔽部材と、を備える。
【0030】
したがって、異物がパッケージ内部に侵入するのが防止され、これにより、パッケージ内部が汚れるのが防止される。
【0031】
請求項7記載の発明は、請求項6記載の非接触式温度検知装置において、前記遮蔽部材は、前記第1の領域から放射され前記第1の非接触式温度センサに到達する赤外線と前記第2の領域から放射され前記第2の非接触式温度センサに到達する赤外線とが通過する単一のレンズである。
【0032】
したがって、第1及び第2の非接触式温度センサの設置環境は同一となり、かつ、第1及び第2の非接触式温度センサが受光する赤外線はパッケージに設けられた単一のレンズを介してパッケージの外側から内側へ入射するので、第1及び第2の非接触式温度センサへ到る赤外線が入射する部位の環境が同一となり、これにより、補正の精度が向上し、温度測定対象の表面温度をより正確に計測することが可能となる。また、レンズが単一であるので、非接触式温度検知装置の構造が簡素となる。
【0033】
請求項8記載の発明は、請求項7記載の非接触式温度検知装置において、前記レンズは、凸レンズである。
【0034】
したがって、第1及び第2の領域が離れた位置にある場合でもそれらが放射する赤外線を近い位置に結合させることが可能であり、これにより、第1及び第2の非接触式温度センサを近接して設けることができ、パッケージの小型化が可能である。
【0035】
【発明の実施の形態】
本発明の第一の実施の形態を図1ないし図4に基づいて説明する。ここで、図1は、本実施の形態の非接触式温度検知装置を概略的に示す断面図である。
【0036】
図1に示すように、非接触式温度検知装置1は、台座2に取り付けられた第1及び第2の非接触式温度センサ3,4を備えている。台座2には、第1及び第2の非接触式温度センサ3,4を覆うようにキャンケース5が取り付けられている。このキャンケース5と台座2とにより第1及び第2の非接触式温度センサ3,4を内部に収納するパッケージ6が形成されている。
【0037】
キャンケース5には、赤外線が入射する開口部である入射窓7が形成されている。入射窓7には、赤外線が透過可能な遮蔽部材である凸レンズ8が取り付けられ、この凸レンズ8により入射窓7が遮蔽されてパッケージ6の内部が密閉される。凸レンズ8は、例えば、シリコンウエハにより形成されている。そして、第1の領域である第1測定面9(基準温度測定面)から放射され入射窓7を通過してパッケージ6内に入射した赤外線は、凸レンズ8により、第1の非接触式温度センサ3に到達する。また、第2の領域である温度測定対象の第2測定面10から放射されて入射窓7を通過してパッケージ6内に入射した赤外線は、凸レンズ8により、第2の非接触式温度センサ4に到達する。ここで、第1測定面9の表面性は、温度測定対象物である第2測定面10の表面性状と略同じに設定する。
【0038】
第1及び第2の非接触式温度センサ3,4は、同じ構成であり、赤外線を受光して受光した赤外線の量に応じて電圧を出力するサーモパイル3a,4a(図2参照)、及び、このサーモパイル3a,4aに近接して設けられた温度補償用のサーミスタ3b,4b(図2参照)などから構成されている。サーモパイル3a,4aでは、詳しくは、赤外線を受光した黒体(赤外線吸収体)の温度が上がり、この黒体の周りに形成された熱電対が温度に応じた起電力を発生し、これにより電圧が出力される。サーモパイル3a,4aは、環境温度依存性が強く、サーモパイル3a,4a自身の温度が変化すると出力も変化してしまうという特徴がある。そこで、一般的に、温度測定対象物の温度は以下の式から求められる。
【0039】
Vout=A×(Tb4−Ts4)
Vout:サーモパイル出力電圧
A:比例定数
Tb:温度測定対象の温度(K)
Ts:サーモパイル温度(K)
サーモパイル3a,4aの温度はサーミスタ3b,4bにより検知される。
【0040】
第1測定面9には、接触式温度センサ11が接触状態で取り付けられている。詳しくは、接触式温度センサ11は、第1測定面9における第1の非接触式温度センサ3の赤外線検知域内に接触している。これにより、第1の非接触式温度センサ3と接触式温度センサ11との温度検知部位が一致する。接触式温度センサ11としてはサーミスタを例示することができる。接触式温度センサ11は、接触状態で第1測定面9の表面温度を検知する。このように接触式温度センサ11は、接触状態で温度を検知するので、周囲の環境に影響されることなく、第1測定面9の正確な温度を検知することができる。
【0041】
このような非接触式温度検知装置1の電装系は図2に示すように構成されている。非接触式温度検知装置1は、CPU(Central Processing Unit)12、コンピュータプログラムを格納するROM(Read Only Memory)13、RAM(Random Access Memory)14等で構成されるマイコン15を保有している。
【0042】
このマイコン15には、第1及び第2の非接触式温度センサ3,4、接触式温度センサ11が接続されており、マイコン15には、これらのセンサ3,4,11からの出力が入力される。
【0043】
次に、第2の非接触式温度センサ3,4が検知する温度測定対象の表面温度の補正について説明する。概略的には、第1の非接触式温度センサ3の第1測定面9に対する温度検知誤差から第2の非接触式温度センサ4の第2測定面10に対す検知温度を補正する。
【0044】
ここで、サーモパイル4aの出力異常(例えば、入射窓7の汚れなど)により発生する第2の非接触式温度センサ4の出力誤差はサーモパイル4a出力(第2の非接触式温度センサ4出力−サーミスタ4b出力)に略比例する。そこで、第1の非接触式温度センサ3の第1測定面9に対する出力誤差から第2の非接触式温度センサ4の第2測定面10に対する出力を補正するには、第1測定面9と第2測定面10とのサーモパイル3a,4a出力の比率に応じて誤差から補正値を計算する必要がある。
【0045】
以下、CPU12がコンピュータプログラムに基づいて実行する検知温度補正処理を図3に示すフローチャートに基づいて説明する。
【0046】
まず、各温度センサ3,4,11、及び、サーミスタ3b,4bの検知温度を取得する(ステップS1)。
【0047】
ここで、各温度センサ3,4,11の検知温度を以下のように示すこととする。
<第1測定面関係>
接触式温度センサ11の第1測定面9の検知温度(接触式温度センサ11出力の温度換算値):To
第1の非接触式温度センサ3の第1測定面9の検知温度(第1の非接触式温度センサ3出力の温度換算値):Tx1
第1の非接触式温度センサ3の第1測定面9測定時のサーミスタ3bの検知温度(サーミスタ3b出力の温度換算値):Ta1
<第2測定面関係>
第2の非接触式温度センサ4の第2測定面10の検知温度(第2の非接触式温度センサ4出力の温度換算値):Tx2
第2の非接触式温度センサ4の第2測定面10測定時のサーミスタ4bの検知温度(サーミスタ4b出力の温度換算値):Ta2
【0048】
次に、サーモパイル3a,4aに関する誤差補正係数Dを算出する(ステップS2)。誤差補正係数Dは、第1の非接触式温度センサ3の出力誤差(Tx1−To)と、第1測定面9を測定したときの第1の非接触式温度センサ3のサーモパイル3a出力(Tx1−Ta1)とから次のように求まる。
D=(Tx1−To)/(Tx1−Ta1)
これは、サーモパイル3a,4a出力1℃あたりの測定誤差に対するものである。
【0049】
この誤差補正係数Dを用いて第2の非接触式温度センサ4のサーモパイル4a出力の補正量Tvを求める(ステップS3)。ここで、第2の非接触式温度センサ4のサーモパイル4a出力はTx2−Ta2であり、これから
Tv=D(Tx2−Ta2)
となる。ここで、表1に各温度センサ3,4,11の検知温度例を示す。
【0050】
【表1】
【0051】
このような検知温度の場合は、
Tv=D(Tx2−Ta2)=6/40×60=9℃
となる。
【0052】
次に、この補正量Tvを用いて第2の非接触式温度センサ4による第2測定面10の検知温度の補正を行う(ステップS4)。すなわち、補正後の温度Tx´は、
Tx´=Tx2+Tv
となる。表1の例では、
Tx´=Tx2+Tv=170+9=179℃
となる。ここで、ステップS2〜S4により補正手段の機能が実行される。
【0053】
なお、非接触式温度検知装置1の初期誤差の補正としては、非接触式温度検知装置1が設置された初期状態(非接触式温度検知装置1が汚れておらずサーモパイル3a,4a出力が正常な状態)での第1の非接触式温度センサ3出力と、接触式温度センサ11出力との誤差が0となるようにオフセット補正する。
【0054】
次に、この非接触式温度検知装置1が画像形成装置(図示せず)において使用された場合の形態を図4に示すフローチャートに基づいて説明する。画像形成装置としては複写機、プリンタ、ファクシミリなどを例示することができる。画像形成装置は従来と同じ構成のものであり詳しい説明は省略するが、電子写真方式で用紙にトナー像を形成し、そのトナー像を定着装置によって加熱・加圧し定着させるものである。このような画像形成装置において非接触式温度検知装置1は定着装置の加熱ローラの温度を検知するために取り付けられる。ここで、マイコン15は、画像形成装置全体の制御を司るものとする。マイコン15のRAM14には、誤差補正係数Dが記憶されている。この誤差補正係数の初期値は「0」に設定されている。
【0055】
図4に示すように、CPU12は、電源ONに伴う電源ON処理を実行する(ステップS11)。その後、規定時間待機し(ステップS12)てから、接触式温度センサ11による第1測定面9の検知温度Toを取得する(ステップS13)。電源投入後に規定時間待機する理由は、加熱ローラ周辺の温度が安定するのを待つためであり、また、センサと測定面との温度差が大きくなるのを待つためである。
【0056】
次に、第1の非接触式温度センサ3による第1測定面9の検知温度と、サーミスタ3bの検知温度Ta1とを取得し(ステップS14)、それらから誤差補正係数D´を算出する(ステップS15)。
【0057】
算出した誤差補正係数D´とRAM14に記憶されている誤差補正係数Dとの差が既定値以上であるか否かを判定する(ステップS16)。それらの差が既定値以上であると判断した場合には(ステップS16のY)、RAM14に記憶されている誤差補正係数Dの値をD´に変更し(ステップS17)、ステップS18に進む。一方、それらの値が既定値以上でない場合にはステップS18に進む。
【0058】
ステップS18では、電源OFFがされたか否かを判断し、電源OFFがされていない場合には(ステップS18のN)、ステップS12に戻る。電源OFFがされた場合には(ステップS18のY)、処理を終了する。
【0059】
また、ステップS11で電源ON処理を実行した後、ステップS12の処理と並行してステップS19の処理も実行する。ステップS19では、第2の非接触式温度センサ4が常時検知している第2測定面10の検知温度を取得して、その検知温度をRAM14に記憶されている誤差補正係数Dに基づいて補正する。そしてステップS18に進む。
【0060】
このような温度検知に基づき定着装置の加圧ローラの温度の制御がなされる。
【0061】
以上説明したように、本実施の形態の非接触式温度検知装置1は、第1及び第2の非接触式温度センサ3,4への赤外線が入射する部位である凸レンズ8に汚れが付着してそれらが検知する温度に誤差が生じても、第1の非接触式温度センサ3が検知した第1測定面9の表面温度と接触式温度センサ11が検知した第1測定面9の表面温度とのずれに基づいて第2の非接触式温度センサ4が検知する第2測定面10の温度が補正されるので、温度測定対象物である第2測定面10の正確な表面温度を得ることができる。
【0062】
このように温度測定対象物の正確な表面温度を得ることができるので、画像形成装置などにおいて、長期にわたって、高精度な温度制御が可能となる。
【0063】
また、接触式温度センサ11の温度検知部位と、第1の非接触式温度センサ3の温度検知部位とが一致しているので、より高精度な補正を行うことができる。
【0064】
また、第1測定面9の表面性状と第2測定面10の表面性状とが略同じであることにより、測定領域の放射率が略同じになるので、温度測定精度を向上させることができる。
【0065】
また、第1及び第2の非接触式温度センサ3,4が単一のパッケージ6に内蔵されているので、各々を別々のパッケージに内蔵するのに比べて、非接触式温度検知装置1の構造を簡素にすることができる。
【0066】
また、パッケージ6の入射窓7が凸レンズ8により遮蔽されているので、異物がパッケージ6内部に侵入するのを防止することができ、これにより、パッケージ6内部が汚れるのを防止することができる。
【0067】
また、第1及び第2の非接触式温度センサ3,4は単一のパッケージ6に内蔵されているので設置環境が同一となり、かつ、第1及び第2の非接触式温度センサ3,4が受光する赤外線はパッケージ6に設けられた単一の凸レンズ8を介してパッケージ6の外側から内側へ入射するので、第1及び第2の非接触式温度センサ3,4へ到る赤外線が入射する非接触式温度検知装置1の各部の環境が同一となり、これにより、補正の精度が向上し、温度測定対象の表面温度をより正確に計測することができる。また、凸レンズ8が単一であるので、非接触式温度検知装置1の構造を簡素にすることができる。
【0068】
また、凸レンズ8は、第1測定面9及び第2測定面10が離れた位置にある場合でもそれらが放射する赤外線を近い位置に結合させることが可能であり、これにより、第1及び第2の非接触式温度センサ3,4を近接して設けることができ、パッケージ6を小型化することができる。
【0069】
なお、非接触式温度検知装置1の使用例として画像形成装置の例を説明したが、非接触式温度検知装置1は様々な温度検知に使用することができる。特に、電子調理器、エアーコンディショナーなど装置内が汚れやすい装置に内蔵されることにより本実施の形態の非接触式温度検知装置1の効果が発揮される。
【0070】
また、本実施の形態では、遮蔽部材として凸レンズ8を採用した例を説明したが、遮蔽部材はこれに限るものではなく、例えば、非球面レンズやフレネルレンズなどであっても良い。
【0071】
次に、本発明の第二の実施の形態を図5に基づいて説明する。なお、第一の実施の形態と同じ部分は同一符号で示し説明も省略する。ここで、図5は本実施の形態の非接触式温度センサ3,4を概略的に示す断面図である。
【0072】
本実施の形態の非接触式温度検知装置1のキャンケース5には、図5に示すように、赤外線が入射する開口部である入射窓21,22が第1及び第2非接触式温度センサ3,4毎に形成されている。
【0073】
シリコンウエハ製であって赤外線が透過可能な単一の平板状の遮蔽板23がそれらの入射窓21,22を遮蔽するように取り付けられている。そして、第1測定面9(基準温度測定面)から放射され入射窓21からパッケージ6内に入射した赤外線は、遮蔽板23を通過して第1の非接触式温度センサ3に到達する。また、温度測定対象の第2測定面10から放射され入射窓7からパッケージ6内に入射した赤外線は、遮蔽板23を通過して第2の非接触式温度センサ4に到達する。
【0074】
このような構成により、平板状の遮蔽板23は凸レンズ8よりも安価であるので、非接触式温度センサ3,4を安価にすることができる。
【0075】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、温度測定対象から放射される赤外線を受光して温度測定対象の表面温度を非接触状態で検知する非接触式温度検知装置において、表面温度が既知である第1の領域の表面温度を検知する第1の非接触式温度センサと、温度測定対象である第2の領域の表面温度を検知する第2の非接触式温度センサと、前記第1の非接触式温度センサが検知した前記第1の領域の表面温度と前記第1の領域の既知の表面温度とのずれに基づいて前記第2の非接触式温度センサが検知する温度を補正する補正手段と、を備えることにより、第1及び第2の非接触式温度センサへ到る赤外線が入射する部位の環境が略同一となるように非接触式温度検知装置を設置することで、例えば、第1及び第2の非接触式温度センサへの赤外線が入射する部位に汚れが付着してそれらが検知する温度に誤差が生じても、第1の非接触式温度センサが検知した第1の領域の表面温度と第1の領域の既知の表面温度とのずれに基づいて第2の非接触式温度センサが検知する温度が補正されるので、温度測定対象の第2の領域の正確な表面温度を得ることができる。
【0076】
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の非接触式温度検知装置において、前記第1の領域に接触して設けられ前記第1の領域の温度を接触状態で検知して前記第1の領域の温度を既知にする接触式温度センサを備えることにより、確実に第1の領域の正確な温度を得ることができる。
【0077】
請求項3記載の発明によれば、請求項2記載の非接触式温度検知装置において、前記接触式温度センサは、前記第1の非接触式温度センサの赤外線検知域内の前記第1の領域に接触していることにより、第1の非接触式温度センサと接触式温度センサとの温度検知部位が一致するので、より高精度な補正ができる。
【0078】
請求項4記載の発明によれば、請求項1,2又は3記載の非接触式温度検知装置において、前記第1の領域の表面性状と前記第2の領域の表面性状とは、略同じであることにより、測定領域の放射率が略同じになるので、温度測定精度を向上させることができる。
【0079】
請求項5記載の発明によれば、請求項1,2,3又は4記載の非接触式温度検知装置において、前記第1及び第2の非接触式温度センサを内蔵する単一のパッケージを備えることにより、非接触式温度検知装置の構造を簡素にすることができる。
【0080】
請求項6記載の発明によれば、請求項5記載の非接触式温度検知装置において、前記パッケージに形成され前記非接触式温度センサに到達する赤外線が通過する開口部と、赤外線が透過し前記開口部を遮蔽する遮蔽部材と、を備えることにより、異物がパッケージ内部に侵入するのを防止することができ、これにより、パッケージ内部が汚れるのを防止することができる。
【0081】
請求項7記載の発明によれば、請求項6記載の非接触式温度検知装置において、前記遮蔽部材は、前記第1の領域から放射され前記第1の非接触式温度センサに到達する赤外線と前記第2の領域から放射され前記第2の非接触式温度センサに到達する赤外線とが通過する単一のレンズであることにより、第1及び第2の非接触式温度センサの設置環境は同一となり、かつ、第1及び第2の非接触式温度センサが受光する赤外線はパッケージに設けられた単一のレンズを介してパッケージの外側から内側へ入射するので、第1及び第2の非接触式温度センサへ到る赤外線が入射する部位の環境が同一となり、これにより、補正の精度が向上し、温度測定対象の表面温度をより正確に計測することができる。また、レンズが単一であるので、非接触式温度検知装置の構造を簡素にすることができる。
【0082】
請求項8記載の発明によれば、請求項7記載の非接触式温度検知装置において、前記レンズは、凸レンズであることにより、第1及び第2の領域が離れた位置にある場合でもそれらが放射する赤外線を近い位置に結合させることが可能であり、これにより、第1及び第2の非接触式温度センサを近接して設けることができ、パッケージを小型化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態の非接触式温度検知装置を概略的に示す断面図である。
【図2】非接触式温度センサの電気的接続を示すブロック図である。
【図3】検知温度補正処理の流れを示すフローチャートである。
【図4】画像形成装置での検知温度補正処理の流れを示すフローチャートである。
【図5】本発明の第二の実施の形態の非接触式温度センサを概略的に示す断面図である。
【図6】従来の定着装置を示す断面図である。
【図7】従来の非接触式温度センサを示す斜視図である。
【図8】その断面図である。
【符号の説明】
1 非接触式温度検知装置
3 第1の非接触式温度センサ
4 第2の非接触式温度センサ
6 パッケージ
7 入射窓(開口部)
8 凸レンズ(レンズ、遮蔽部材)
9 第1測定面(第1の領域)
10 第2測定面(第2の領域)
11 接触式温度センサ
23 遮蔽板(遮蔽部材)
S2〜S4 補正手段[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a non-contact temperature detecting device used for a thermal fixing device built in, for example, a copying machine.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, there is a thermal fixing device that is used in a copying machine or the like and is used to fix image information formed as a toner image on a recording paper to the sheet. A heat roller type fixing device is shown in FIG.
[0003]
As shown in FIG. 6, the heat roller type fixing device 100 includes a heating roller 102 having a built-in
[0004]
In such a fixing device 100, in order to optimize the heating of the toner image, the surface temperature of the heating roller 102 is detected, and the temperature of the
[0005]
One of the temperature detection methods is a contact type. In the contact temperature detection, a thermistor (not shown) is generally brought into contact with the surface of the heating roller 102 to detect the temperature of the surface of the heating roller 102. However, since the thermistor is brought into contact with the heating roller 102, the thermistor may damage the surface of the heating roller 102. If the heating roller 102 is damaged, the heating roller 102 or the fixing device 100 must be replaced. , A large replacement cost was required. Further, since the thermistor is integrally attached to the fixing device 100, when the fixing device 100 is discarded, the thermistor is also discarded at the same time, which is not preferable in terms of cost and resource saving.
[0006]
Further, the thermistor has poor responsiveness and it is difficult to perform precise control. Recently, there is a demand for a fixing device 100 that saves power during standby for energy saving and starts up at high speed only during use. Therefore, a detection means with good temperature responsiveness is required. The above is not limited to the thermal roller method, but can be applied to the heating belt fixing method and the induction heating fixing method which have been rapidly spread recently. Belt fixing is one means for reducing the heat capacity of the roller in order to shorten the rise time of the heating roller 102. The induction heating fixing method is an effective energy saving means for increasing the thermal efficiency and reducing the power consumption of fixing.
[0007]
As a detection means with good temperature responsiveness, non-contact temperature detection using a
[0008]
Until now, such a
[0009]
7 is an external perspective view showing the
[0010]
As shown in FIGS. 7 and 8, the
[0011]
In such a structure, the infrared ray radiated from the heating roller 102 is irradiated to the thermopile 111 through the
[0012]
[Patent Document 1]
JP 60-134271 A
[Patent Document 2]
JP 2001-34109 A
[Patent Document 3]
Japanese Patent No. 3214000
[Patent Document 4]
JP 2000-259034 A
[Patent Document 5]
JP-A-11-153923
[Patent Document 6]
Japanese Patent Laid-Open No. 09-212033
[Patent Document 7]
Japanese Unexamined Patent Publication No. 07-077892
[Patent Document 8]
JP 07-077891 A
[Patent Document 9]
Japanese Patent Application Laid-Open No. 07-077788
[0013]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, in a copying machine, a printer, etc., a method of improving surface releasability by applying a slight amount of silicon oil to the surface of the heating roller 102 or containing wax in the toner in order to prevent the occurrence of an offset image. Has been taken. The oil, wax, etc. are evaporated (gasified) by the fixing heat and float in the machine. In printing and copying, floating toner in the machine is agitated by a fan.
[0014]
These oil, wax, and floating toner adhere to the surface of the
[0015]
To describe the above phenomenon in more detail, in our experiment, it has been found that the output of the thermopile 111 increases in the early stage of the dirt. It is considered that when the dirt such as wax adheres very thinly, the infrared rays are picked up even from outside the viewing angle due to the fine irregularities on the wax surface, and the output is increased. If dirt further adheres, this time, infrared rays are absorbed by the dirt, and the output of the thermopile 111 begins to decrease.
[0016]
For example, when 180 ° C. is the fixing temperature and the corresponding Vout is 2 V, the output increases to 2.2 V due to initial contamination even though the temperature of the heating roller 102 that is the temperature measurement object is 180 ° C. To do. That is, the detected temperature increases by 0.2V, and the control works to return to 2V. As a result, the fixing control is performed near 160 ° C. If this dirt is left unattended, it will be assumed that Vout begins to decrease and eventually reaches 1.8 V with respect to the temperature of the temperature measurement target of 180 ° C. Then, the temperature to be measured is raised by the control to return to 2 V, and as a result, the fixing control is performed near 200 ° C.
[0017]
An object of the present invention is to obtain a non-contact temperature detecting device capable of obtaining an accurate temperature even when dirt is attached to a site where infrared rays are incident.
[0018]
[Means for Solving the Problems]
The invention according to claim 1 is a non-contact type temperature detecting device that receives infrared rays emitted from a temperature measurement object and detects the surface temperature of the temperature measurement object in a non-contact state. A first non-contact temperature sensor for detecting the surface temperature of the region; a second non-contact temperature sensor for detecting the surface temperature of the second region to be measured; and the first non-contact temperature. Correction means for correcting the temperature detected by the second non-contact temperature sensor based on a deviation between the surface temperature of the first region detected by the sensor and the known surface temperature of the first region; Prepare.
[0019]
Here, each of the first and second non-contact temperature sensors may be single or plural.
[0020]
Therefore, for example, the infrared rays are incident on the first and second non-contact temperature sensors by making the environments of the portions where the infrared rays reaching the first and second non-contact temperature sensors are substantially the same. Deviation between the surface temperature of the first region detected by the first non-contact temperature sensor and the known surface temperature of the first region even if dirt is attached to the part and an error occurs in the temperature detected by the part Based on this, the temperature detected by the second non-contact temperature sensor is corrected, and an accurate surface temperature of the second region to be measured is obtained.
[0021]
According to a second aspect of the present invention, in the non-contact temperature detecting device according to the first aspect, the first region is provided in contact with the first region, and the temperature of the first region is detected in a contact state. A contact temperature sensor is provided that makes the temperature of the region known.
[0022]
Therefore, it is possible to reliably obtain the accurate temperature of the first region.
[0023]
According to a third aspect of the present invention, in the non-contact temperature detecting device according to the second aspect, the contact-type temperature sensor is in contact with the first region in an infrared detection area of the first non-contact-type temperature sensor. ing.
[0024]
Therefore, since the temperature detection site | part of a 1st non-contact-type temperature sensor and a contact-type temperature sensor corresponds, more highly accurate correction | amendment is attained.
[0025]
According to a fourth aspect of the present invention, in the non-contact temperature detecting device according to the first, second, or third aspect, the surface texture of the first region and the surface property of the second region are substantially the same.
[0026]
Therefore, the emissivity of the measurement region becomes substantially the same, and the temperature measurement accuracy is improved.
[0027]
According to a fifth aspect of the present invention, in the non-contact temperature detecting device according to the first, second, third or fourth aspect of the present invention, a single package containing the first and second non-contact temperature sensors is provided.
[0028]
Therefore, the structure of the non-contact temperature detecting device is simplified.
[0029]
According to a sixth aspect of the present invention, in the non-contact temperature detecting device according to the fifth aspect, an opening that is formed in the package and through which infrared light that reaches the non-contact temperature sensor passes, and through which the infrared light passes and the opening. And a shielding member for shielding.
[0030]
Therefore, foreign matter is prevented from entering the inside of the package, thereby preventing the inside of the package from becoming dirty.
[0031]
According to a seventh aspect of the present invention, in the non-contact temperature detecting device according to the sixth aspect, the shielding member radiates from the first region and reaches the first non-contact temperature sensor and the first non-contact temperature sensor. And a single lens through which infrared rays radiated from two regions and reach the second non-contact temperature sensor pass.
[0032]
Accordingly, the installation environments of the first and second non-contact temperature sensors are the same, and the infrared rays received by the first and second non-contact temperature sensors are transmitted through a single lens provided in the package. Since the light is incident from the outside to the inside of the package, the environment where the infrared rays incident on the first and second non-contact temperature sensors are incident is the same, thereby improving the accuracy of the correction and the surface of the temperature measurement target. It becomes possible to measure temperature more accurately. In addition, since the lens is single, the structure of the non-contact temperature detecting device is simplified.
[0033]
According to an eighth aspect of the present invention, in the non-contact temperature detecting device according to the seventh aspect, the lens is a convex lens.
[0034]
Therefore, even when the first and second regions are at a remote position, it is possible to couple the infrared rays that they radiate to a close position, thereby bringing the first and second non-contact temperature sensors into proximity. The package can be downsized.
[0035]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
A first embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. Here, FIG. 1 is a cross-sectional view schematically showing the non-contact temperature detecting device of the present embodiment.
[0036]
As shown in FIG. 1, the non-contact type temperature detection device 1 includes first and second non-contact
[0037]
The can case 5 is formed with an incident window 7 which is an opening through which infrared rays are incident. A
[0038]
The first and second non-contact
[0039]
Vout = A × (Tb 4 -Ts 4 )
Vout: Thermopile output voltage
A: Proportional constant
Tb: Temperature of temperature measurement target (K)
Ts: Thermopile temperature (K)
The temperature of the
[0040]
A
[0041]
The electrical system of such a non-contact temperature detection apparatus 1 is configured as shown in FIG. The non-contact temperature detection apparatus 1 has a
[0042]
The
[0043]
Next, correction of the surface temperature of the temperature measurement object detected by the second
[0044]
Here, the output error of the second non-contact
[0045]
Hereinafter, the detected temperature correction process executed by the
[0046]
First, the detected temperature of each
[0047]
Here, the detected temperatures of the
<First measurement surface relationship>
Detection temperature of the first measurement surface 9 of the contact temperature sensor 11 (temperature conversion value of the output of the contact temperature sensor 11): To
Detected temperature of first measurement surface 9 of first non-contact temperature sensor 3 (temperature conversion value of first
Temperature detected by
<Second measurement surface relation>
Detected temperature of
Temperature detected by the thermistor 4b when measuring the
[0048]
Next, an error correction coefficient D relating to the
D = (Tx1-To) / (Tx1-Ta1)
This is for the measurement error per 1 ° C. output of the
[0049]
Using this error correction coefficient D, a correction amount Tv of the
Tv = D (Tx2-Ta2)
It becomes. Here, Table 1 shows examples of detected temperatures of the
[0050]
[Table 1]
[0051]
In case of such detection temperature,
Tv = D (Tx2-Ta2) = 6/40 × 60 = 9 ° C.
It becomes.
[0052]
Next, the detected temperature of the
Tx ′ = Tx2 + Tv
It becomes. In the example of Table 1,
Tx ′ = Tx2 + Tv = 170 + 9 = 179 ° C.
It becomes. Here, the function of the correction means is executed in steps S2 to S4.
[0053]
As an initial error correction of the non-contact type temperature detection device 1, the initial state in which the non-contact type temperature detection device 1 is installed (the non-contact type temperature detection device 1 is not dirty and the outputs of the
[0054]
Next, an embodiment in which the non-contact temperature detecting device 1 is used in an image forming apparatus (not shown) will be described based on a flowchart shown in FIG. Examples of the image forming apparatus include a copying machine, a printer, and a facsimile. The image forming apparatus has the same configuration as the conventional one, and detailed description is omitted. However, a toner image is formed on a sheet by an electrophotographic method, and the toner image is heated and pressed by a fixing device to be fixed. In such an image forming apparatus, the non-contact temperature detecting device 1 is attached to detect the temperature of the heating roller of the fixing device. Here, it is assumed that the
[0055]
As shown in FIG. 4, the
[0056]
Next, the detected temperature of the first measurement surface 9 by the first
[0057]
It is determined whether or not the difference between the calculated error correction coefficient D ′ and the error correction coefficient D stored in the
[0058]
In step S18, it is determined whether or not the power is turned off. If the power is not turned off (N in step S18), the process returns to step S12. If the power is turned off (Y in step S18), the process ends.
[0059]
In addition, after executing the power ON process in step S11, the process of step S19 is also executed in parallel with the process of step S12. In step S19, the detected temperature of the
[0060]
Based on such temperature detection, the temperature of the pressure roller of the fixing device is controlled.
[0061]
As described above, the non-contact temperature detecting device 1 according to the present embodiment has dirt attached to the
[0062]
As described above, since an accurate surface temperature of the temperature measurement object can be obtained, it is possible to perform highly accurate temperature control over a long period in an image forming apparatus or the like.
[0063]
Moreover, since the temperature detection site | part of the contact-
[0064]
Moreover, since the surface property of the 1st measurement surface 9 and the surface property of the
[0065]
In addition, since the first and second
[0066]
In addition, since the incident window 7 of the
[0067]
Further, since the first and second
[0068]
Further, even when the first measurement surface 9 and the
[0069]
Although an example of an image forming apparatus has been described as an example of use of the non-contact type temperature detection device 1, the non-contact type temperature detection device 1 can be used for various temperature detections. In particular, the effect of the non-contact type temperature detection device 1 of the present embodiment is exhibited by incorporating the inside of the device such as an electronic cooker and an air conditioner into a device that is easily contaminated.
[0070]
In this embodiment, an example in which the
[0071]
Next, a second embodiment of the present invention will be described with reference to FIG. In addition, the same part as 1st embodiment is shown with the same code | symbol, and description is also abbreviate | omitted. Here, FIG. 5 is a sectional view schematically showing the
[0072]
In the can case 5 of the non-contact temperature detecting device 1 of the present embodiment, as shown in FIG. 5,
[0073]
A single
[0074]
With such a configuration, the
[0075]
【The invention's effect】
According to the first aspect of the present invention, in the non-contact type temperature detection device that receives the infrared rays emitted from the temperature measurement object and detects the surface temperature of the temperature measurement object in a non-contact state, the surface temperature is known. A first non-contact temperature sensor that detects a surface temperature of one region, a second non-contact temperature sensor that detects a surface temperature of a second region that is a temperature measurement target, and the first non-contact Correction means for correcting the temperature detected by the second non-contact temperature sensor based on a deviation between the surface temperature of the first area detected by the temperature sensor and the known surface temperature of the first area; By installing the non-contact temperature detecting device so that the environment of the part where the infrared rays reaching the first and second non-contact temperature sensors are incident is substantially the same, for example, the first And infrared to the second non-contact temperature sensor Even if dirt adheres to the incident site and an error occurs in the temperature detected by them, the surface temperature of the first region detected by the first non-contact temperature sensor and the known surface temperature of the first region Since the temperature detected by the second non-contact type temperature sensor is corrected based on the deviation, the accurate surface temperature of the second region to be measured can be obtained.
[0076]
According to a second aspect of the present invention, in the non-contact temperature detecting device according to the first aspect, the first region is provided in contact with the first region, and the temperature of the first region is detected in a contact state. By providing the contact-type temperature sensor that makes the temperature of the first region known, it is possible to reliably obtain the accurate temperature of the first region.
[0077]
According to a third aspect of the present invention, in the non-contact temperature detecting device according to the second aspect, the contact-type temperature sensor is located in the first region within the infrared detection area of the first non-contact-type temperature sensor. By being in contact, the temperature detection parts of the first non-contact temperature sensor and the contact temperature sensor coincide with each other, so that more accurate correction can be performed.
[0078]
According to a fourth aspect of the present invention, in the non-contact temperature detecting device according to the first, second, or third aspect, the surface property of the first region and the surface property of the second region are substantially the same. As a result, the emissivity of the measurement region becomes substantially the same, so that the temperature measurement accuracy can be improved.
[0079]
According to a fifth aspect of the present invention, in the non-contact temperature detecting device according to the first, second, third, or fourth aspect, a single package containing the first and second non-contact temperature sensors is provided. Thus, the structure of the non-contact temperature detecting device can be simplified.
[0080]
According to a sixth aspect of the present invention, in the non-contact type temperature detecting device according to the fifth aspect, an opening that is formed in the package and through which infrared rays that reach the non-contact type temperature sensor pass, infrared rays pass through and the By providing the shielding member that shields the opening, it is possible to prevent foreign matter from entering the inside of the package, thereby preventing the inside of the package from becoming dirty.
[0081]
According to a seventh aspect of the present invention, in the non-contact temperature detecting device according to the sixth aspect, the shielding member is an infrared ray that is radiated from the first region and reaches the first non-contact temperature sensor. The installation environment of the first and second non-contact temperature sensors is the same by being a single lens through which the infrared rays radiated from the second region and reaching the second non-contact temperature sensor pass. Infrared light received by the first and second non-contact temperature sensors is incident from the outside to the inside of the package through a single lens provided in the package, so that the first and second non-contact The environment of the part where the infrared rays reaching the temperature sensor are incident is the same, thereby improving the accuracy of correction and measuring the surface temperature of the temperature measurement object more accurately. Further, since the lens is single, the structure of the non-contact temperature detecting device can be simplified.
[0082]
According to an eighth aspect of the present invention, in the non-contact temperature detecting device according to the seventh aspect, the lens is a convex lens, so that even when the first and second regions are at positions apart from each other, It is possible to couple the radiated infrared rays to a close position, whereby the first and second non-contact temperature sensors can be provided close to each other, and the package can be miniaturized.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view schematically showing a non-contact temperature detecting device according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a block diagram showing electrical connection of a non-contact type temperature sensor.
FIG. 3 is a flowchart showing a flow of detected temperature correction processing.
FIG. 4 is a flowchart showing a flow of detected temperature correction processing in the image forming apparatus.
FIG. 5 is a cross-sectional view schematically showing a non-contact temperature sensor according to a second embodiment of the present invention.
FIG. 6 is a cross-sectional view illustrating a conventional fixing device.
FIG. 7 is a perspective view showing a conventional non-contact temperature sensor.
FIG. 8 is a cross-sectional view thereof.
[Explanation of symbols]
1 Non-contact temperature detector
3 First non-contact temperature sensor
4 Second non-contact temperature sensor
6 packages
7 Entrance window (opening)
8 Convex lens (lens, shielding member)
9 First measurement surface (first region)
10 Second measurement surface (second region)
11 Contact temperature sensor
23 Shield plate (shield member)
S2 to S4 Correction means
Claims (8)
表面温度が既知である第1の領域の表面温度を検知する第1の非接触式温度センサと、
温度測定対象である第2の領域の表面温度を検知する第2の非接触式温度センサと、
前記第1の非接触式温度センサが検知した前記第1の領域の表面温度と前記第1の領域の既知の表面温度とのずれに基づいて前記第2の非接触式温度センサが検知する温度を補正する補正手段と、
を備えることを特徴とする非接触式温度検知装置。In the non-contact type temperature detection device that detects the surface temperature of the temperature measurement object in a non-contact state by receiving infrared rays emitted from the temperature measurement object,
A first non-contact temperature sensor for detecting a surface temperature of a first region having a known surface temperature;
A second non-contact temperature sensor for detecting a surface temperature of the second region to be measured;
The temperature detected by the second non-contact temperature sensor based on the difference between the surface temperature of the first region detected by the first non-contact temperature sensor and the known surface temperature of the first region. Correction means for correcting
A non-contact temperature detecting device comprising:
赤外線が透過し前記開口部を遮蔽する遮蔽部材と、
を備えることを特徴とする請求項5記載の非接触式温度検知装置。An opening through which infrared rays that are formed in the package and reach the non-contact temperature sensor pass;
A shielding member that transmits infrared rays and shields the opening;
The non-contact type temperature detection device according to claim 5, comprising:
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JP2005275408A (en) * | 2004-03-22 | 2005-10-06 | Toshiba Corp | Fixing device and temperature control method |
JP2020177802A (en) * | 2019-04-18 | 2020-10-29 | 三菱電機株式会社 | Induction heating cooker |
-
2003
- 2003-07-04 JP JP2003191649A patent/JP2005024440A/en active Pending
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JP2005275408A (en) * | 2004-03-22 | 2005-10-06 | Toshiba Corp | Fixing device and temperature control method |
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JP7316830B2 (en) | 2019-04-18 | 2023-07-28 | 三菱電機株式会社 | induction cooker |
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