JP2005023614A - 凍結処理に用いる凍結管及び凍結管を用いた凍結工法 - Google Patents

凍結処理に用いる凍結管及び凍結管を用いた凍結工法 Download PDF

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Abstract

【課題】凍結させたい箇所の土壌をムラなく均一に効率良く凍結処理することができ、即ち、冷却速度が早い上に土壌を良好に凍結させてスムーズな掘削作業を実現可能とする極めて実用性に秀れた画期的な凍結処理に用いる凍結管の技術を提供するものである。
【解決手段】土壌1を凍結処理する際に使用される凍結管であって、凍結管2には、土壌1を凍結させるための液状冷却材3が充填される充填部4が設けられ、この充填部4には該充填部4に充填された液状冷却材3が気化した気体を凍結管2外に排気する排気部6が設けられている凍結処理に用いる凍結管。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、土壌を凍結する凍結処理に用いる凍結管及び凍結管を用いた凍結工法に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
例えば、地中に水道管やガス管等の配管を埋設する場合、地上の交通を阻害したり、地上の建物を除去したりすることなく、配管を埋設するために、配管を埋設したい部位の両端部位に終端縦穴及び始端縦穴を掘削し、該掘削した終端縦穴及び始端縦穴間に横穴を掘削しつつ、この横穴に水道管やガス管等の配管を配設する方法(推進工法)がある。
【0003】
この推進工法について更に説明すれば、始端縦穴を掘削する地面所定部位に、該所定部位を囲繞するように矢板を所定深さ打ち込み、続いて、この矢板内の土壌を矢板外に除去していくことで始端縦穴を掘削し、該始端縦穴の所定深さの位置の矢板を切断除去し、この矢板を除去した部位から、終端縦穴に向けて掘削機等により横穴を掘削しつつ、該横穴に配管を配設していく。
【0004】
ところで、始端縦穴から横穴を掘削する際、始端縦穴の周囲に配設した矢板を切断除去すると、土壌はある程度の水分を含んだ状態となっている等して崩れ易い為、該切断除去した瞬間に始端縦穴内に土壌が一気に流れ込んできてしまう。
【0005】
そのため、始端縦穴を掘削した後、横穴を掘削する際には矢板を切断する前に、予め横穴を切削しようとする部位(上記矢板近傍部位)の土壌を凍結処理して固まらせ、矢板を切断除去しても始端縦穴内に土壌が流れ込まない状態としてから、該矢板を切断除去し横穴を掘削している。
【0006】
具体的に説明すると、始端縦穴を掘削後、該始端縦穴(矢板)近傍にして横穴を掘削しようとする部位に凍結管32を埋設し(図1参照)、続いて、該凍結管32内に液体窒素を充填し、該液体窒素の冷却作用によって凍結管32の近傍の土壌31を凍結させて固まらせた後、横穴の掘削を行っている。尚、図中符号35は、地上から熱が流入するのを防ぎ、冷却を効率的に行うため断熱材である。
【0007】
ところで、液体窒素の沸点は非常に低い(およそ−196℃)ため、凍結管32内に液体窒素を充填すると、該液体窒素は周囲の熱を吸収し直ちに気化する。
【0008】
即ち、液体窒素は凍結管32内において常に気化した状態であり、この気化した窒素は、凍結管32内の液体窒素中を上方向に移動して凍結管32の上部から凍結管32外に自然放出される。
【0009】
従って、凍結管内は、上方ほど気化した窒素の割合が多い状態であるために、凍結管の上部は下部に比して冷却作用が劣るという問題点を有する。
【0010】
よって、凍結させたい土壌部位の上部と下部とで凍結ムラが生じ、該凍結ムラが生じることで、土壌の固さにムラが生じてスムーズな掘削作業が極めて行いにくく、前記土壌を全体的に均一な固さに凍結しようとすれば、該土壌を凍結するまでに時間がかかり、これに伴い、使用する液体窒素の量も増加することから、施工費用がかさむことにもなっていた。
【0011】
一方、土壌を凍結させる方法として、不凍液(塩化カルシウム溶液)を地中に配設した凍結管32内(図2参照)に循環させて該凍結管32近傍の土壌31を凍結させる方法も提案されてはいるが、該不凍液は、当然ながら液体窒素に比べて冷却温度が高いため、土壌31が凍結するまでに非常に時間がかかり、それに応じて施工費用もかかるという問題点を有する。
【0012】
本発明は、凍結させたい箇所の土壌をムラなく均一に効率良く凍結処理することができ、冷却速度が早い上に土壌を良好に凍結させてスムーズな掘削作業を可能とする極めて実用性に秀れた凍結処理に用いる凍結管を提供するものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
【0014】
土壌1を凍結処理する際に使用される凍結管であって、凍結管2には、土壌1を凍結させるための液状冷却材3が充填される充填部4が設けられ、この充填部4は、凍結管2の深さ方向所定長で区画された複数の区画部4aから構成されるものであり、この各区画部4aには該区画部4aに充填された液状冷却材3が気化した気体を凍結管2外に排気する排気部6が設けられていることを特徴とする凍結処理に用いる凍結管に係るものである。
【0015】
また、請求項1記載の凍結処理に用いる凍結管において、凍結管2は外管9と内管10とから成る二重構造であり、内管10が前記排気部6に設定されていることを特徴とする凍結処理に用いる凍結管に係るものである。
【0016】
また、請求項1,2いずれか1項に記載の凍結処理に用いる凍結管において、複数の各区画部4aには液状冷却材3を導入する冷却材導入管8が配設されていることを特徴とする凍結処理に用いる凍結管に係るものである。
【0017】
また、請求項1〜3いずれか1項に記載の凍結処理に用いる凍結管において、各区画部4aには、排気部6と連通する連通部14が設けられていることを特徴とする凍結処理に用いる凍結管に係るものである。
【0018】
また、請求項2〜4いずれか1項に記載の凍結処理に用いる凍結管において、区画部4aは外管9と内管10との間に設けられていることを特徴とする凍結処理に用いる凍結管に係るものである。
【0019】
また、請求項1〜5いずれか1項に記載の凍結処理に用いる凍結管において、区画部4aの一部若しくは全体が、液体は通過せしめず気体は通過せしめる選択的透過材料で形成されていることを特徴とする凍結処理に用いる凍結管に係るものである。
【0020】
また、請求項1〜6いずれか1項に記載の凍結処理に用いる凍結管において、凍結管2には、該凍結管2近傍に存在する土壌1の温度を測定する温度センサー12が設けられていることを特徴とする凍結処理に用いる凍結管に係るものである。
【0021】
また、請求項1〜7いずれか1項に記載の凍結処理に用いる凍結管において、区画部4aには、区画部4aに充填された液状冷却材3の液面高さを測定する液面センサーが設けられていることを特徴とする凍結処理に用いる凍結管に係るものである。
【0022】
また、請求項8記載の凍結処理に用いる凍結管において、冷却材導入管8は冷却材源20と連結され、冷却材源20は前記温度センサー12若しくは前記液面センサーからの信号により供給作動をするように構成されていることを特徴とする凍結処理に用いる凍結管に係るものである。
【0023】
また、請求項1〜9いずれか1項に記載の凍結管2を用いた凍結工法であって、土壌1の所定部位を掘削する際に、該掘削する部位若しくは該掘削する部位近傍に凍結管2を配設し、続いて、該凍結管2に設けた充填部4に土壌1を凍結させるための液状冷却材3を充填し、前記土壌1を凍結処理することを特徴とする凍結管を用いた凍結工法に係るものである。
【0024】
また、請求項10記載の凍結管を用いた凍結工法において、始端縦穴21及び終端縦穴間に横穴を掘削しつつ該横穴に配管する推進工法における該横穴の掘削開始の際に使用されることを特徴とする凍結管を用いた凍結工法に係るものである。
【0025】
【発明の作用及び効果】
土壌1に凍結管2を配設し、該凍結管2に設けられ該凍結管2の深さ方向所定長で区画された複数の区画部4aに土壌1を凍結させるための液状冷却材3を充填すると、区画部4aに充填された液状冷却材3が周囲の熱を吸収することで該液状冷却材3は気化し(冷却作用を発揮し)、よって、凍結管2近傍の土壌1が凍結処理されることになる。
【0026】
この際、区画部4aは凍結管2の深さ方向所定長で区画されているから、各区画部4aの上部においては液状冷却材3の冷却作用は劣るが、凍結管2全体としては凍結管2の上部の冷却作用が劣ることはない。
【0027】
従って、凍結管2の上部と下部とに生じる温度差を可及的に小さくでき、よって、土壌1をムラなく凍結処理することができる。
【0028】
これにより、冷却速度が早い上に土壌を良好に凍結させてスムーズな掘削作業を実現することができる。
【0029】
【発明の実施の形態】
図面は本発明の一実施例を図示したものであり、以下に説明する。
【0030】
第一実施例乃至第三実施例は、地上の交通を阻害したり、地上の建物を除去したりすることなく、地中に水道管やガス管等の配管を埋設するために、配管を埋設したい部位の両端部位に終端縦穴及び始端縦穴を掘削し、該掘削した終端縦穴及び始端縦穴間に横穴を掘削しつつ、この横穴に水道管やガス管等の配管を配設する方法(推進工法)において、所定距離離れた終端縦穴及び始端縦穴21間に配管を配設するための横穴を掘削するために該始端縦穴21に配設された矢板22を切断除去した際、この除去した部位から該始端縦穴21内に土壌1が流れ込むことを阻止すべく、横穴を掘削しようとする部位A(横穴掘削予定部A)の土壌1若しくはその近傍の土壌1を凍結させる際に該土壌1に鉛直方向に埋設して使用する凍結管2に関するものである。
【0031】
第一実施例
第一実施例は、凍結管2内に複数設けられた充填部4の夫々に、液状冷却材3を冷却材源20から冷却材導入管8を介して直接供給するタイプの凍結管2に関するものである。
【0032】
尚、液状冷却材3としては、液体窒素3が採用されている。
【0033】
凍結管2は、図1に示すように、外管9と内管10とから成る二重構造で形成され、この外管9と内管10との間には、土壌1を凍結させるための液状冷却材3(液体窒素3)が充填される充填部4が設けられた構成としている。
【0034】
この充填部4は、凍結管2の深さ方向所定長で区画された複数の区画部4aが縦方向(上下方向)に並設された構成である。
【0035】
具体的に説明すると、区画部4aは、図3,図6に示すように、外管9と内管10との間の深さ方向に所定間隔を置いて仕切壁13が複数設けられ、この仕切壁13によって仕切られた外管9と内管10との間が区画部4aに設定されている。
【0036】
1つの区画部4aを縦方向の壁で区画しても良い。これにより、液体窒素3の冷却作用を発揮し得る箇所を凍結管2の所定の側面部に限定(即ち、例えば、凍結管を平面から見て右側面のみに液体窒素を充填することで液体窒素の冷却作用を発揮し得る箇所を限定)して凍結を行う等の細かい管理が可能となり、また、凍結管が斜め方向や水平方向に配設されても土壌の良好な凍結処理を行うことができる。
【0037】
また、第一実施例では、外管9と内管10との間に充填部4(区画部4a)を設けた構成としているが、内管10内を前記充填部4(区画部4a)とした構成としても良い。この場合には、外管9と内管10との間に、内管10内に充填された液体窒素の熱を外管9に伝えるための媒体(例えば冷却材)を配設すると良い。
【0038】
また、図4は、図3における凍結管2のB−B断面を示す平断面図、図5は、図3における凍結管2のC−C断面を示す平断面図である。
【0039】
区画部4aの上部には、該区画部4a内と内管10内とを連通状態とする連通部14が設けられている。
【0040】
この連通部14は、区画部4aを構成する内管10の上部を切り欠いて構成している。
【0041】
更に具体的には、この連通部14は、図6に示すように、内管10の上部を周方向に所定高さで切り欠くことで形成される。
【0042】
尚、第一実施例では、連通部14は内管10の所定位置において該内管10を周方向にすべて切欠することで形成された構成としているが、この連通部14は、区画部4aと内管10内とを連通状態とし得る構成のものであれば良く、例えば内管10に連通孔を周方向所定間隔で複数形成された構成としても良い。
【0043】
また、区画部4aの形成長さは、必要に応じて適宜設計変更し得るものであるが、液体窒素3を十分に充填保持でき、且つ、液体窒素3が充填された区画部4aの上部と下部とで液体窒素3の量と該液体窒素3が気化した気体の量との割合にあまり差が生じない長さに設定すると良い。
【0044】
また、凍結管2の上端部から所定深さ位置までは、断熱材15が配設されている。これは、地上から熱が流入することを防ぎ、土壌1の凍結処理を効率的に行うために配設されるものである。
【0045】
また、この断熱材15の配設長さは、凍結処理する土壌1の深さに応じて適宜設定変更し得るように構成している。
【0046】
尚、凍結管2の上端は、内管10を除いて蓋体16により閉塞されている。
【0047】
複数の各区画部4aには液体窒素3を導入する冷却材導入管8が配設されている。
【0048】
具体的に説明すると、第一実施例の冷却材導入管8は、図3,図6に示すように、一端が地上30に配設された液体窒素3を貯蔵した冷却材源20(貯蔵タンク20)と連結され、他端が各区画部4aに設けられた連通部14を介して該区画部4a内に配設された構成としている。これにより、冷却材導入管8を介して液体窒素3が貯蔵タンク20から各区画部4aに充填される。
【0049】
この冷却材導入管8は、各区画部4aに夫々配設された構成としている。尚、この各区画部4aに配設される冷却材導入管8の本数は必要に応じて適宜設計変更しても良い。
【0050】
凍結管2の下端には、各区画部4aからオーバーフローした液状冷却材3を流下管を介して貯める貯め部7が設けられている。
【0051】
即ち、冷却材導入管8を介して区画部4aに液体窒素3を過剰に導入した際、該過剰の液体窒素3が区画部4aの連通部14から内管10内に流入し(オーバーフローし)、この内管10に沿って流下して貯め部7に液体窒素3が貯められる。
【0052】
つまり、内管10を流下管とした構成としている。
【0053】
具体的に説明すると、貯め部7は、凍結管2の下端部を外管9のみで形成することで構成されている。
【0054】
即ち、外管9の下端に閉塞底板17が設けられ、この外管9の下端側内部には内管9を設けず、区画部4aから内管10に沿って流下してくる液体窒素3を貯めることができるように形成された構成としている。
【0055】
また、図3に示すように、この貯め部7にも冷却材導入管8が配設された構成としている。これにより、凍結管2の下端近傍の土壌1を凍結処理することができる。
【0056】
第一実施例では貯め部7が設けられた構成としたが、貯め部7を設けない構成としても良く、この場合には、余分な液体窒素3は内管10の底部に貯めることになる。
【0057】
また、区画部に液体窒素を導入する際、余分な液体窒素が出ないように、区画部に液面センサーを設け、この液面センサーで液面高さを監視して液量を制御しても良い。
【0058】
充填部4には、該充填部4に充填された液体窒素3が気化した気体を凍結管2外に排気する排気部6が設けられた構成としている。
【0059】
即ち、冷却材導入管8を介して液体窒素3を区画部4aに充填した際、この充填された液体窒素3が周囲の熱を吸収することで気化した気体は、区画部4aの上部に設けた連通部14を介して内管10内に流入し、そのまま内管10に沿って凍結管2上方に移動して該凍結管2の上端(前述のように内管上端は閉塞されていない)から凍結管2外へ排気される構成としている。
【0060】
つまり、内管10を排気部6とした構成としている。
【0061】
即ち、上述の流下管は、複数の各区画部4a内の液体窒素3が気化した気体を排気する排気部6に兼用されている。
【0062】
また、排気部6となる内管10の一部若しくは全体が、液体は通過せしめず気体は通過せしめる選択的透過材料で形成された構成としている。
【0063】
この選択的透過材料としては、防水透湿性素材(雨具などに使用されているもの)などが採用されている。即ち、無孔質であるが気体のみを分子レベルで通過可能な素材を採用しても良いし、多孔質であるが、液体を通過せしめない素材を採用しても良い。
【0064】
これにより、区画部4aに充填された液体窒素3が周囲の熱を吸収することで気化した際、該気体は区画部4aの内壁の一部を形成する内管10の一部若しくは全体から区画部4a外(内管10内)に通気し、該内管10内に通気された気体は内管10に沿って凍結管2外へ排気される。
【0065】
例えば、内管10の連通部14に選択的透過材料を配設することで、区画部4aと内管10とを通気可能な状態に構成しても良い。尚、この場合には、冷却材導入管8は前記選択的透過材料に適宜な挿通孔を設け、該挿通孔に挿通して配設する。
【0066】
これにより、区画部4aに液体窒素3を該区画部4aの上端まで目一杯充填でき、液体窒素3が気化した気体だけを内管10(排気部6)に導入して該気体を凍結管2外へ排気することができる。
【0067】
また、例えば、内管10の全体を選択的透過材料で形成しても良く、この場合には、例えば区画部4aの下部で発生した液体窒素3が気化した気体を、該発生した部位の近傍の内管10から直ぐにそのまま内管10内に導入して該気体を凍結管2外へ排気することができる。
【0068】
これにより、区画部4a内における液体窒素3中の該液体窒素3が気化した気体の量をより小さくすることができ、よって、秀れた冷却性を発揮することができる。
【0069】
凍結管2には、該凍結管2近傍に存在する土壌1の温度を測定する温度センサー12が備えられている。
【0070】
即ち、温度センサー12は、図3,図7に示すように、凍結管2近傍に並設された構成としている。尚、図7においては、丸印を凍結管2,三角印を温度センサー12とした。
【0071】
この温度センサー12で、凍結管2近傍の土壌1の温度を測定して該土壌1の冷却度合いを確認しつつ凍結処理を行い、土壌1の凍結状態を確認する。
【0072】
具体的に説明すると、温度センサー12は、図3に示すように、土壌1の温度を読み取るセンサー体12aが区画部4aの上下方向の形成間隔と略同じ間隔に配設された構成としている。
【0073】
これにより、各区画部4a近傍の土壌1毎にその温度を測定することができ、この測定した土壌1の温度に応じて各区画部4a内に充填する液体窒素3の充填量を調整することができる。
【0074】
即ち、例えば、地盤の深さによって土壌1の状態が水分量の違い等で異なる場合に、ある所定部位の区画部4a近傍の土壌1が先に凍結し、その他の区画部4a近傍の土壌1が凍結されてないことを温度センサー12で確認できるため、先に凍結した土壌1近傍の区画部4aへの液体窒素3の充填量を抑え、凍結されていない土壌1近傍の区画部4aへの液体窒素3の充填を継続することが容易に行えることになり、これにより、必要箇所へ必要量の液体窒素3を充填して土壌1を効率良く凍結処理することが可能となるため、土壌1の凍結作業を従来に比して少量の液体窒素3でコスト安に行え、しかも、凍結ムラが生ぜず土壌1を均一な状態で凍結処理して横穴の掘削作業をスムーズに行い得る状態とすることができる。
【0075】
冷却材源20となる貯蔵タンク20は、前記温度センサー12からの信号により液体窒素3の供給作動を行うように構成されている。
【0076】
即ち、温度センサー12が液体窒素3を供給すべき信号を貯蔵タンク20若しくは該貯蔵タンク20に付設した機器に送ることで、液体窒素3の供給量を調節するバルブ等の調節手段18を自動作動させ、これにより、区画部4a若しくは貯め部7への液体窒素3の充填量を自動調整し得るように構成されている。
【0077】
また、区画部4a若しくは貯め部7に、前述のように、該区画部4a若しくは貯め部7に充填された液体窒素3の液面の高さを計測する液面センサーを設け(図示省略)、この液面センサーの信号により、区画部4a若しくは貯め部7への液体窒素3の供給量を自動調整し得るように構成しても良い。
【0078】
尚、終端縦穴に凍結処理を施す場合には、本実施例と同様である。
【0079】
第一実施例によれば、縦穴21近傍にして横穴を掘削しようとする部位A(図7参照)に凍結管2及び温度センサー12を鉛直方向に埋設し、該埋設した凍結管2の各区画部4a及び貯め部7に、温度センサー12からの信号に基づいて貯蔵タンク20から冷却材導入管8を介して液体窒素3を導入することで、該液体窒素3の冷却作用により区画部4a及び貯め部7近傍の土壌1を凍結処理する。
【0080】
区画部4aへ液体窒素3が導入され、該液体窒素3の液面が区画部4aの上部に設けた連通部14形成位置に達し該液体窒素3がオーバーフローすると、この液体窒素3が内管10(流下管)内に沿って流下し、該流下した液体窒素3は、凍結管2の下端を構成する貯め部7内に貯められる。
【0081】
一方、各区画部4a及び貯め部7に導入された液体窒素3のうち、該液体窒素3が気化した気体は、各区画部4aの上部に設けた連通部14から内管10(排気部6)内に導入されて該内管10(排気部6)に沿って上昇し、該上昇した気体は、凍結管2の上端から該凍結管2外へ排気される。
【0082】
また、各区画部4a及び貯め部位7への液体窒素3の導入は、凍結管2の近傍に備えらえた温度センサー12から得られる信号に基づいて行われ、例えば先に凍結した土壌1近傍に位置する区画部4aには液体窒素3の充填量を少なめに制御し、凍結していない土壌1近傍に位置する区画部4aには液体窒素3の充填を多い状態に保持する。
【0083】
第一実施例は上述のように構成したから、凍結させたい箇所の土壌をムラなく均一に効率良く凍結処理することができ、即ち、冷却速度が早い上に土壌を良好に凍結させてスムーズな掘削作業を実現可能とする極めて実用性に秀れた画期的な凍結処理に用いる凍結管の技術となる。
【0084】
即ち、凍結管2の区画部4a及び貯め部7で気化した液体窒素3は、液体窒素3中を凍結管2の上方まで上昇移動して凍結管2外へ排気されるのではなく、区画部4aから内管10(排気部6)内に導入されて該内管10を介して凍結管2の上部から該凍結管2外へ排気されるため、凍結管2の上方に向かうほど液体窒素3中の該液体窒素3が気化した気体の割合が高くなる事態は生じず、即ち、液体窒素3を充填した充填部4の温度を安定した低温状態に保つことができ、これにより、凍結管2の上部と下部とに生じる温度差を可及的に小さくでき、よって、土壌1をムラなく凍結処理することができる。
【0085】
これにより、冷却速度が早い上に土壌を均一な固さで凍結させてスムーズな掘削作業を実現することができる。
【0086】
また、充填部4は、凍結管2の深さ方向の所定長さごとに縦区画された複数の区画部4aから構成されているため、液体窒素3が気化した気体が液体窒素3中を上昇移動する移動距離を短く設定することができ、これにより、土壌1を一層均一に効率良く凍結処理することができる。
【0087】
また、充填部4が、縦区画された複数の区画部4aから構成されていることで、たとえ土壌1に凍結ムラが生じようとしても、凍結処理されていない部位にあたる区画部4aに液体窒素3の導入を維持し、その他の区画部4aへの液体窒素3の導入を抑制することで、土壌1をより一層効率良く均一な状態に凍結処理することができる。
【0088】
これにより、液体窒素3の使用量の無駄を省くことができ、よって、コスト安に土壌1の凍結処理を効率良く行うことができる。
【0089】
また、凍結管2の下端には、貯め部7が設けられているため、各区画部4aから液体窒素3をオーバーフローさせることができ、これにより、区画部4aの上部まで十分に液体窒素3を充填して秀れた冷却性を発揮でき、また、区画部4aからオーバーフローした液体窒素3が貯め部7に貯められることで、前記オーバーフローした液体窒素3を無駄にすることなく土壌1の凍結処理に有効利用することができる。
【0090】
また、複数の各区画部4aには、液体窒素3を導入する冷却材導入管8が配設されているため、前記温度センサー12の信号により、区画部4a毎に所望する量の液体窒素3を導入して土壌1をより一層効率良く均一に冷却処理することができる。
【0091】
また、流下管は、複数の各区画部4a内の液体窒素3が気化した気体を排気する排気部6に兼用されているため、土壌1を効率良く均一に冷却処理することが可能な凍結管2を、複雑な構成ではなく簡易な構成により製作することができる。
【0092】
また、凍結管2は外管9と内管10とから成る二重構造であり、区画部4aは外管9と内管10との間に設けられ、内管10が前記排気部6に設定されているため、上記の作用効果を確実に発揮できる凍結管2をより一層容易に設計実現することができる。
【0093】
また、排気部6(内管10)の一部若しくは全体が、液体は通過せしめず気体は通過せしめる選択的透過材料で形成された構成とすることで、液体窒素3を区画部4aに良好に充填保持した状態で、液体窒素3が気化した気体だけを内管10内に通気して凍結管2外へ排気することができる。
【0094】
また、凍結管2には、該凍結管2近傍に存在する土壌1の温度を測定する温度センサー12が設けられているため、各区画部4a及び貯め部7への冷却材導入管8を介しての液体窒素3の導入を、該温度センサー12の信号により調整制御することができ、これにより、土壌1に凍結ムラが生じようとしても、冷却が過剰な部位近傍の区画部4aには液体窒素3の導入量を抑制し、冷却が足りない部位近傍の区画部4aには液体窒素3の導入を維持若しくは過剰とすることができることで、土壌1の凍結状態を均一化することができ、よって、該土壌1の凍結ムラの発生を一層良好に防止することができる。
【0095】
また、温度センサー12は、各区画部4aの近傍に存在する土壌1の温度を測定し得るように、該区画部4aの形成間隔と略同じ間隔に土壌1の温度を測定するセンサー体12aが設けられているため、各区画部4a及び貯め部7近傍の土壌1ごとの温度を測定することができ、これにより、土壌1を深さ方向所定長さごとに温度を測定しつつ区画部4a及び貯め部7への液体窒素3の充填量を調整して該土壌1をより凍結ムラが生じにくい状態で凍結処理することができる。
【0096】
また、冷却材導入管8は液体窒素3を貯蔵する貯蔵タンク20と連結され、該貯蔵タンク20は前記温度センサー12からの信号により液体窒素3の供給作動を行うようにしているため、該温度センサー12の信号により各区画部4a及び貯め部7への液体窒素3の充填量を自動調整制御して土壌1の均一な凍結処理を自動で行うことができる。
【0097】
尚、第一実施例では、外管9と内管10とを設けた二重構造としたが、これに限らず、一重構造の凍結管に縦方向(長さ方向)に中仕切りを設け、この中仕切りで仕切られた凍結管の一方にを充填部とし、他方を排気部とし、充填部となる凍結管の一方に液体窒素を充填し、排気部となる凍結管の他方から前記液体窒素が気化した気体を排気するような構造としても良い。
【0098】
第二実施例
第二実施例は、凍結管2の各区画部4a及び貯め部7に液体窒素3を導入する冷却材導入管8の配設状態に関する別例を示すものである。
【0099】
第二実施例の凍結管2は、図8に示すように、液体窒素3が充填される区画部4aのうち、一番上の区画部4aに、一端が地上30に配設された貯蔵タンク20と連結された冷却材導入管8の他端が配設された構成としている。
【0100】
また、第二実施例は、上下位置関係にある区画部4aが、冷却材導入管8を介して連結された構成としている。
【0101】
具体的には、冷却材導入管8は、上方に位置する区画部4aの上端部近傍から、前記仕切壁13を介して下方に位置する区画部4aの下部まで配設された構成としている。
【0102】
また、冷却材導入管8は、凍結管2の下端部において、貯め部7と該貯め部7の上方に位置する区画部4aとを、前記仕切壁13を介して連結した構成としている。
【0103】
尚、図9は、図8における凍結管2のD−D断面を示す説明平断面図、図10は、図8における凍結管2のE−E断面図である。
【0104】
第二実施例によれば、先ず、貯蔵タンク20から前記一番上の区画部4aに液体窒素3を導入(充填)し、該導入により、液体窒素3の液面が上昇して該液面が、前記上下位置関係にある区画部4aを連結する冷却材導入管8の上端部に達すると、該液体窒素3は該冷却材導入管8を介してひとつ下に位置する区画部4a内に導入される。
【0105】
そして、下方に位置する区画部4a内に充填された液体窒素3が、該下方に位置する区画部4aと、更にその下方に位置する区画部4aとを連結する冷却材導入管8の上端部に達すると、該冷却材導入管8を介して更にその下方に位置する区画部4a内に液体窒素3が導入される。
【0106】
凍結管2の下端部に達した液体窒素3は前記貯め部7に貯められる。
【0107】
このように、液体窒素3は、冷却材導入管8を介して順次凍結管2の下方に向けて各区画部4aに導入される。
【0108】
また、各区画部4aからオーバーフローした液体窒素3は、第一実施例と同様、流下管を介して貯め部7に貯められる。
【0109】
第二実施例は上述のように構成したから、各区画部4a及び貯め部7並びに貯蔵タンク20を冷却材導入管8により連結する必要がないため、第一実施例に比して簡易に凍結管2を製作することができる。
【0110】
また、貯蔵タンク20から充填部4への液体窒素3の充填は、一本の冷却材導入管8を介して行われるため、貯蔵タンク20から該冷却材導入管8への液体窒素3の供給機構を、第一実施例に比して簡易に形成することができる。
【0111】
尚、その余の構成,作用,効果は、第一実施例と同様である。
【0112】
第三実施例
第三実施例は、凍結管2の各区画部4a及び貯め部7に液体窒素3を導入する冷却材導入管8の配設状態に関する別例を示すものである。
【0113】
第三実施例の凍結管2には、図11に示すように、液体窒素3が充填される区画部4aのうち、一番上の区画部4aに、一端が地上30に配設された貯蔵タンク20に連結された冷却材導入管8の他端が配設された構成としている。
【0114】
また、上下位置関係にある区画部4aが、冷却材導入管8を介して連結された構成としている。
【0115】
具体的には、第三実施例では、上下位置関係にある区画部4aを連結する冷却材導入管8は、一端が上方に位置する区画部4aの内管9上外面部に付設され、この内管9上面部に付設された冷却材導入管9は、内管10内を通り、前記連通部14を介して下方に位置する区画部4aの下部まで配設された構成としている。
【0116】
また、冷却材導入管8は、凍結管2の下端部において、貯め部7と該貯め部7の上方に位置する区画部4aとを連結した構成としている。
【0117】
尚、図12は、図11におけるF−F断面を示す平断面図、図13は、図11におけるG−G断面を示す平断面図である。
【0118】
第三実施例は上述のように構成したから、上下位置関係にある区画部4aを冷却材導入管8で連結する際に、該冷却材導入管8を仕切壁13を介さずに連結できるため、冷却材導入管を仕切壁に液体窒素の漏れが生じないように該冷却材導入管と該仕切壁とを溶接する等の加工を行う必要がなく、よって、上下位置関係にある区画部4aを連結する冷却材導入管8を簡易に配設することができる。
【0119】
尚、その余の構成,作用,効果は、第一実施例と同様である。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例の凍結管を示す説明断面図である。
【図2】従来例の凍結管を示す説明断面図である。
【図3】第一実施例の凍結管及び温度センサーを示す説明断面図である。
【図4】図3における凍結管のB−B断面を示す説明平断面図である。
【図5】図3における凍結管のC−C断面を示す説明平断面図である。
【図6】第一実施例の要部を示す拡大説明斜視図である。
【図7】第一実施例の使用状態を示す説明平面図である。
【図8】第二実施例の凍結管を示す説明断面図である。
【図9】図8における凍結管のD−D断面を示す説明平断面図である。
【図10】図8における凍結管のE−E断面を示す説明平断面図である。
【図11】第三実施例の凍結管を示す説明断面図である。
【図12】図11における凍結管のF−F断面を示す説明平断面図である。
【図13】図11における凍結管のG−G断面を示す説明平断面図である。
【符号の説明】1 土壌
2 凍結管
3 液状冷却材
4 充填部
4a 区画部4a
6 排気部
8 冷却材導入管
9 外管
10 内管
12 温度センサー
20 冷却材源

Claims (11)

  1. 土壌を凍結処理する際に使用される凍結管であって、凍結管には、土壌を凍結させるための液状冷却材が充填される充填部が設けられ、この充填部は、凍結管の深さ方向所定長で区画された複数の区画部から構成されるものであり、この各区画部には該区画部に充填された液状冷却材が気化した気体を凍結管外に排気する排気部が設けられていることを特徴とする凍結処理に用いる凍結管。
  2. 請求項1記載の凍結処理に用いる凍結管において、凍結管は外管と内管とから成る二重構造であり、内管が前記排気部に設定されていることを特徴とする凍結処理に用いる凍結管。
  3. 請求項1,2いずれか1項に記載の凍結処理に用いる凍結管において、複数の各区画部には液状冷却材を導入する冷却材導入管が配設されていることを特徴とする凍結処理に用いる凍結管。
  4. 請求項1〜3いずれか1項に記載の凍結処理に用いる凍結管において、各区画部には、排気部と連通する連通部が設けられていることを特徴とする凍結処理に用いる凍結管。
  5. 請求項2〜4いずれか1項に記載の凍結処理に用いる凍結管において、区画部は外管と内管との間に設けられていることを特徴とする凍結処理に用いる凍結管。
  6. 請求項1〜5いずれか1項に記載の凍結処理に用いる凍結管において、区画部の一部若しくは全体が、液体は通過せしめず気体は通過せしめる選択的透過材料で形成されていることを特徴とする凍結処理に用いる凍結管。
  7. 請求項1〜6いずれか1項に記載の凍結処理に用いる凍結管において、凍結管には、該凍結管近傍に存在する土壌の温度を測定する温度センサーが設けられていることを特徴とする凍結処理に用いる凍結管。
  8. 請求項1〜7いずれか1項に記載の凍結処理に用いる凍結管において、区画部には、区画部に充填された液状冷却材の液面高さを測定する液面センサーが設けられていることを特徴とする凍結処理に用いる凍結管。
  9. 請求項8記載の凍結処理に用いる凍結管において、冷却材導入管は冷却材源と連結され、冷却材源は前記温度センサー若しくは前記液面センサーからの信号により供給作動をするように構成されていることを特徴とする凍結処理に用いる凍結管。
  10. 請求項1〜9いずれか1項に記載の凍結管を用いた凍結工法であって、土壌の所定部位を掘削する際に、該掘削する部位若しくは該掘削する部位近傍に凍結管を配設し、続いて、該凍結管に設けた充填部に土壌を凍結させるための液状冷却材を充填し、前記土壌を凍結処理することを特徴とする凍結管を用いた凍結工法。
  11. 請求項10記載の凍結管を用いた凍結工法において、始端縦穴及び終端縦穴間に横穴を掘削しつつ該横穴に配管する推進工法における該横穴の掘削開始の際に使用されることを特徴とする凍結管を用いた凍結工法。
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