JP2005022429A - 物体検出装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】時刻tk(k=1,2)に撮像された全体画像を図8に示す。ここで、Zkは各時刻における前方車両までの距離、Hkは各時刻の水平境界候補ヒストグラム、Rkは各ヒストグラムの定義域であり、(x0k,y0k)は撮像された各画像内の部分画像である解析対象領域の左上座標である。また、H2と直接照合すべき水平境界ヒストグラムH1′は、上記のH1を次式(9)に基づいて縮尺調整することにより得られる。この式(9)は、2時刻間における極めて基本的な幾何学的関係に基づいて設計されたものである。
x0R1′=x0R1・Z1/Z2
WR1′= WR1・Z1/Z2 …(9)
【選択図】 図8
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両等の移動体の前方監視等に有用で、その移動体に積載可能な物体検出装置に関する。
本発明の物体検出装置は、レーンキーピング機能や前方車両追従機能などの機能を車両に持たせる場合などに、効果的に利用することができる。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献1】
特開平7−25286号公報
【特許文献2】
特開平8−188104号公報
【特許文献3】
特開平11−53692号公報
【特許文献4】
特開平8−329393号公報
【特許文献5】
特開2002−277540号公報
【0003】
車両を撮像した画像に関する所謂エッジヒストグラムによって車両検出する従来技法(信頼性向上技術)としては、例えば以下のものがある。
(1)上記の特許文献1によるもの。領域の重心の移動量と領域の縦横比を検証する。
(2)上記の特許文献2によるもの。境界候補の移動量を検証する。
(3)上記の特許文献3によるもの。候補領域内のオプティカルフローとの整合性を検証する。
【0004】
また、その他の関連技術としては、例えば以下の様なものがある。
(4)上記の特許文献4に記載されているもの。画像解析結果として得られた物体存在領域と、レーザレーダで検出した領域とが互いに重なるかを評価・検証する。
(5)上記の特許文献5に記載されているもの。異なる時刻の画像を評価する際に物体までの距離の測定値(又は推定値)を利用する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
エッジヒストグラムによって車両を検出する方法では、背景のエッジの影響を受けてしまい、その結果、誤検出を生じることがある。特に、鉛直方向のエッジとして検出され易い、例えば電柱、路傍灯、道路標識、ガードレール等の柱や、その他の建物等が背景に写っている場合などには、この様な誤検出がしばしば見受けられる。
また、操舵等で自車が大きく運動した場合には、特許文献1や特許文献2の方法では、物体の認識(画像解析処理)が困難である。
また、操舵等で自車が大きく運動した場合には、その他の従来技術においても、オプティカルフローを求めるのが困難になる場合が少なくない。
【0006】
本発明は、上記の課題を解決するために成されたものであり、その目的は、走行車両の前方監視などに有用な物体検出装置の検出精度や信頼性を大きく向上させることである。
また、本発明の更なる目的は、物体の認識(画像解析処理)に必要となる演算処理の量を大幅に削減することにより、物体検出装置におけるCPUネックを緩和、軽減、或いは解消することである。
ただし、上記の個々の目的は、本発明の個々の手段の内の少なくとも何れか1つによって、個々に達成されれば十分なのであって、本願の個々の発明は、上記の全ての課題を同時に解決し得る手段が存在することを必ずしも保証するものではない。
【0007】
【課題を解決するための手段、並びに、作用及び発明の効果】
上記の課題を解決するためには、以下の手段が有効である。
即ち、本発明の第1の手段は、車両等の移動体の前方監視等に用いられる移動体に積載可能な物体検出装置において、検出されるべき物体までの距離を測定する距離測定手段と、想定される検出対象範囲の全体画像を撮像する画像撮像手段と、その距離の分布状態に基づいて全体画像内の解析対象領域を限定する解析対象領域限定手段と、解析対象領域を構成する部分画像から物体の輪郭候補を抽出する輪郭候補抽出手段と、同一時刻における少なくとも部分画像または輪郭候補と距離とを有して成る同一時刻情報を複数の時刻に渡って保持する複数時刻情報保持手段と、各輪郭候補が物体の輪郭に一致する信頼度を算定する信頼度算定手段と、信頼度に基づいて物体の輪郭を推定する輪郭推定手段とを備え、上記の信頼度算定手段において、複数時刻情報保持手段が保持する複数の同一時刻情報間で満たされるべき距離と大きさの対応関係に照らして信頼度を算定することである。
【0008】
上記の構成に従えば、物体の検出を画像中の全ての位置で行わず、まず、距離測定手段を使って物体の候補を検出し、解析対象領域限定手段によって、その候補を基に候補領域(:解析対象領域)を生成することができる。このため、物体の認識(画像解析処理)に必要となる演算処理量を大幅に削減することができる。また、評価の際に、複数時刻情報保持手段を用いて異なる時間での解析対象領域内の画像を比較したりすることにより、物体検出の信頼性を向上できる。
【0009】
したがって、上記の構成に従えば、画像中から物体の境界を高速に信頼性高く検出することができる。
また、上記の構成に従えば、演算(画像解析処理)の合理化によりCPUオーバーヘッドを大幅に削減することができるので、物体検出装置におけるCPUネックを緩和、軽減、或いは解消することができる。
特に、CPUオーバーヘッドを削減するという観点から言えば、上記の距離測定手段としては、ミリ波レーダやレーザレーダなどの波動センサを用いることが望ましい。
【0010】
また、本発明の第2の手段は、上記の第1の手段の輪郭候補抽出手段において、部分画像の画素情報に対する特定方向の微分処理等を用いて、部分画像のエッジ画像を作成するエッジ画像作成手段と、そのエッジ画像から、特定方向のエッジ分布に関する1次元ヒストグラムを少なくとも1方向について作成するヒストグラム作成手段と、その1次元ヒストグラムから、輪郭候補の少なくとも1方向における位置座標を特定する輪郭候補座標特定手段とを備えることである。
【0011】
例えば前方車両に追従する場合などには、その前方車両までの距離の他にも、水平方向(:特に左右方向)におけるその前方車両の位置や幅が、前方車両を認識する上で非常に重要になる。例えばこの様な場合などには、上記のヒストグラム作成手段を用いて上記の1次元ヒストグラムを少なくとも水平方向について作成し、その1次元ヒストグラムに基づいて、少なくとも水平方向における前方車両の輪郭候補の位置座標を高速に特定することができる。したがって、このような方式によれば、解析対象領域が狭く限定されている上に、1次元ヒストグラムを作成するための演算は比較的簡単であるため、非常に高速に前方車両の水平方向の位置や幅を特定することができる。
勿論、水平方向に限らず、任意の方向に対してこの様な1次元ヒストグラムに基づく、物体の輪郭座標の算定を実施しても良い。
【0012】
また、本発明の第3の手段は、上記の第1又は第2の手段において、同一時刻情報が有する物体までの距離に基づいて、距離に対して略垂直な任意の方向の長さの縮尺比を調整する縮尺比調整手段を設け、更に、上記の信頼度算定手段において、縮尺比調整手段により縮尺比調整された画像処理データを用いた複数時刻間におけるデータ照合処理に基づいて信頼度を算定することである。
【0013】
ただし、この「画像処理データ」としては、上記の1次元ヒストグラムを用いても良いし、上記の輪郭候補を用いても良いし、或いは上記の部分画像(解析対象領域の画像)をそのまま用いても良い。
この様な構成に従えば、物体検出装置と披検体(検出対象)との間の距離が動的に変動した場合においても、縮尺比調整手段によりその変動の画像処理データに対する悪影響(:スケールの不整合)を打ち消すことができるため、複数時刻間における上記のデータ照合処理を高速、簡単かつ正確に実施することができる。
【0014】
また、第4の手段は、上記の第1乃至第3の何れか1つの手段の信頼度算定手段において、物体が水平方向において左右対称性を有することを前提として、信頼度を算定することである。
例えば、前方走行車両に追従する場合、前方走行車両の画像は、通常左右対称形になる。したがって、この様な対称性を利用すれば、前述の様な背景による誤検出を大幅に削減することができ、よって、物体検出の信頼性を大きく向上させることができる。
以上の本発明の手段により、前記の課題を効果的、或いは合理的に解決することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体的な実施例に基づいて説明する。ただし、本発明は以下に示す実施例に限定されるものではない。
(実施例)
図1は、本発明の実施例における物体検出装置100の主要構成を例示するシステム構成図である。この物体検出装置100は、主に、CPU101、ROM102、RAM103、IF(入出力インターフェイス104)、カメラ107(撮像手段)、ミリ波レーダ108(距離検出手段)、ECU(電子制御ユニット110)などから構成されている。
ただし、上記の距離検出手段(ミリ波レーダ108)の代替手段として例えばステレオカメラ等を使用することも可能である。
【0016】
図2に、本発明の実施例における物体検出装置100の基本的な制御手順を例示する。この物体検出装置100の大きな特徴の1つは、移動ステレオ法を用いる点にあり、それを実現するための前記の複数時刻情報保持手段が、ステップ200、ステップ210、ステップ220等によって実現される。ステップ210では、ステップ220が周期的に実行される様に同期処理(待ち処理)を実行する。この周期を以下、Δtとする。
即ち、この物体検出装置100は、最初にステップ200を実行し、その後、ステップ210〜ステップ290を上記の周期Δtで周期的に実行することにより、本発明の物体検出装置100の各手段(距離測定手段、画像撮像手段、解析対象領域限定手段、輪郭候補抽出手段、複数時刻情報保持手段、信頼度算定手段、輪郭推定手段)が連動して効率よく機能する様に構成されている。
以下、ステップ230〜ステップ290までの各ステップに付いて、図3〜図12を用いて詳細に説明する。
【0017】
[1]処理境域の決定
図3は、ステップ230における処理領域の決定形態を模式的に表すイメージ図である。
ステップ230を実行する際には、まず、ミリ波レーダ等によって物体の存在・距離及び方位を検出し、検出した距離と方位から画像中での処理領域(解析対象領域)を決定する(図3)。処理領域の左上座標を( x0,y0) 、幅と高さをそれぞれw、hとする。本実施例では、画像中の座標原点は、カメラ光軸が撮像面と交差する点に一致するものとする。
処理領域(解析対象領域)の決定は、走行車線を検出することによっても可能である。また、全画面を処理領域としても良い。以下、記号I(x,y) は、本実施例では、画像座標(x,y)における画素の明度情報(撮像された画素情報)を表すものとする。
【0018】
[2]物体境界候補の検出
図4に、物体境界候補の検出(:ステップ240)を実行するサブルーチンの処理手順を例示する。
撮像された画像I(x,y) の処理領域内に対して、周知のPrewitt フィルタを掛け、水平微分画像IDX(x,y) 、垂直微分画像IDY(x,y) を作成する。該Prewitt フィルタの係数を以下に示す。Prewitt フィルタを掛けるとは、処理領域内の各画素位置毎に隣接する3×3画素に対して以下の係数を掛けて、それらの和を取って、その(x,y) 座標における関数値を求めることを意味する。
【0019】
以上の処理が、図4のステップ410の処理に相当する。
【0020】
更に、以下の垂直線分・水平線分の強調処理を行う。
【数1】
【数2】
この強調処理(ステップ420)により、ノイズや有力な候補等を巧く効果的に選別して、有力な候補のみを際立たせることができる。
【0021】
次に、水平微分画像Idxの各垂直ラインに対して、同一垂直ライン上の画素の画素値の絶対値和を求め、水平境界候補ヒストグラムHを作成する(図5(a))。
図5は、物体の境界ヒストグラム(V,H)の作成形態を模式的に表すイメージ図である。ここで、記号Idx(x,y) は強調処理された水平微分画像(加工された画素情報)であり、記号Idy(x,y) は強調処理された垂直微分画像(加工された画素情報)である。
【0022】
垂直方向についても同様に、垂直微分画像Idyの各水平ラインに対して、同一水平ライン上の画素の画素値の絶対値和を求め、垂直境界候補ヒストグラムVを作成する(図5(b))。その後、ヒストグラムV、Hにそれぞれ以下のフィルタを掛ける。
【数3】
Fv = { 1 2 1 },
Fh = { 1 4 5 4 1 } …(3)
【0023】
次に各ヒストグラムの局所的なピーク位置を検出する。検出したピークの内、そのピーク値が所定の閾値以上の場合には、その位置を水平境界候補、垂直境界候補の位置とし、その各候補の座標をxHiおよびyVjと表す。また、各境界候補の信頼度を次式(4)で定義する。
(記号)
xHi … 境界候補の位置(横軸方向の位置;1≦i≦n)
yVj … 境界候補の位置(縦軸方向の位置;1≦j≦m)
【数4】
Ch(xHi)=α・H(xHi),
Cv(yVj)=β・V(yVj) …(4)
【0024】
ただし、水平境界候補ヒストグラムのピーク位置を水平境界候補位置xHiとし、垂直境界候補ヒストグラムのピーク位置を垂直境界候補位置yVjとする。また、α,βはそれぞれ適当な規格化係数である。即ち、各位置の信頼度は、ヒストグラムの各値にそのまま比例するものとする。
尚、α=β=1となる様に、境界候補ヒストグラム(V,H)自身のスケールを予め規格化しておいても良い。また、Ch(xHi)は、H(xHi)に対するその他の単調増加関数として定義しておいても良い。Cv(yVj)とV(yVj)との関係についても同様である。
【0025】
[3]水平境界の左右判定
垂直方向微分画像Idyと垂直境界ヒストグラムVから中間ヒストグラムHMを作成する。
図6は、水平境界の左右判定(:ステップ250)を実行するサブルーチンの処理手順を例示するフローチャートであり、図7は、物体の左右の境界に係わるヒストグラム(中間ヒストグラムHM,左右判定ヒストグラムLR)の作成形態を模式的に表すイメージ図である。
【0026】
まず、ステップ620では、次式(5)に従って、中間ヒストグラムHM(図7(b))を作成する。
【数5】
HM(x)= y=y0Σy0+h1−1 (V(y)・Idy(x,y) ) …(5)
そして、ステップ640では、作成した中間ヒストグラムHMに対して次式(6)の微分フィルタを掛け、左右判定ヒストグラムLR(図7(c))を作成する。
【数6】
Fdif = { −1 −1 0 1 1 } …(6)
【0027】
次に、ステップ660では、次式(7)で定義される「Cl:左境界らしさ」、「Cr:右境界らしさ」を各選択基準として、次式(8)の様に、境界候補位置{xHi}から、左境界候補位置{xHil}、及び右境界候補位置{xHir}をそれぞれ分離(選択)する。
【数7】
【数8】
{xHil}={xHi|Cl(xHi)>0},
{xHir}={xHi|Cr(xHi)>0} …(8)
【0028】
[4]境界候補の移動ステレオによる検証
図8は、ステップ260の移動ステレオ法における基本的な処理概念(照合方式)を説明する概念図である。
【0029】
時刻t1(:t=t1)における画像とその時の候補領域(解析対象領域)を図8(a)に示し、時刻t2(:t=t2=t1+Δt)における画像と候補領域を図8(b)に示す。ここで、時刻t1における車両までの距離をZ1とし、時刻t2における車両までの距離をZ2とする。
また、時刻t1における水平境界候補ヒストグラムをH1とし、時刻t2における水平境界候補ヒストグラムをH2とする。更に、時刻t1における画像中での処理領域の左上座標を(x01,y01)とし、時刻t2における処理領域の左上座標を(x02,y02)とする。
(その他の記号)
R1 … ヒストグラムH1の定義域
R2 … ヒストグラムH2の定義域
H1′ … H1を縮尺調整して得られる水平境界ヒストグラム
【0030】
まず、水平境界候補ヒストグラムH2内における、水平境界候補ヒストグラムH1の範囲R1に対応する位置を求める。ここで領域R1の左端位置をx0R1、幅をwR1とする。ただし、領域R1の決定方法としては、例えば以下の様な手順に従う方法などが考えられる。
(手順1)レーダで検出した距離Z1を基に、2.5mに対応する画像中での幅wを決定する。
(手順2)そして、レーダで検出した方位x0を中心として、左右に幅w広げた領域(:定義域[x0−w,x0+w])をR1とする。
【0031】
以下、水平方向の解析処理手順について、詳しく説明する。
図9は、移動ステレオ法に基づく照合処理(:ステップ260)を実行するサブルーチンの処理手順を例示するフローチャートである。
[4−1]水平方向の解析処理手順
この処理は、ステップ810〜ステップ840に対応する。
(a)まず最初に、ステップ810では、ヒストグラムH1をZ1/Z2倍することにより、ヒストグラムH1′を作成する。この時、H1の領域R1に対応する、H1′内の領域R1′の左端位置x0R1′と幅WR1′は、次式(9)に基づいて決定する。
【0032】
次式(9)の右辺で、それぞれZ1/Z2を掛けているが、これは、撮像される画像中における同一の物体の大きさ(幅など)はその物体までの距離に反比例するという、2時刻間における極めて基本的な幾何学的関係(距離と大きさの対応関係)に基づいて、設計されたものである。
【数9】
x0R1′=x0R1・Z1/Z2
WR1′= WR1・Z1/Z2 …(9)
【0033】
(b)次に、ステップ820では、ヒストグラムH2内で、ヒストグラムH1′内の領域R1′の最も類似している領域R2を相関演算によって求め、例えば次式(10)に例示する様に、H1′とH2の対応位置を求める。相関演算は、領域R1′内の各要素毎のヒストグラム値の差分の絶対値の総和の値SAD(x)を用いて行う。
ただし、以下、argminは、該記号の右側に書かれた関数の関数値を最小にする引数を導出する記号とする。例えば、argminSAD(x)とは、関数SADに対して最小値を与える引数(独立変数)xのことを意味する。また、この最小値を探す際のxの適正範囲(検索範囲)は、特段の断りが無い限りその定義域と一致するものとする。
また、argmaxについても同様に、該記号の右側に書かれた関数の関数値を最大にする引数を指す記号とする。
【0034】
【数10】
領域R2の左端位置をx0R2とすると、ヒストグラムH2の位置x2に対応するヒストグラムH1′での位置x1′は、次式(11)に従う。
【数11】
x1′=x2−x0R2+xR01′ …(11)
【0035】
(c)次に、ステップ830では、各要素毎の差分演算によって、ヒストグラムH2とヒストグラムH1′の差分ヒストグラムHdを作成する。この際、H2の位置x2に対応する位置x1′がH1′外となるときは、その要素の値は0とする。
【数12】
Hd(x2)=|H2(x2)−H1′(x1′)|(0≦x1′≦wR1′),
Hd(x2)= 0 ( 上記以外 ) …(12)
【0036】
(d)次に、ステップ840では、位置x2における移動ステレオ検証による信頼度Cms2(xHi)を、式(14)を用いて式(13)の様に算定する。
【数13】
Cms2(xHi)=Cms(xHi−ofms) (xHi≦xc),
Cms2(xHi)=Cms(xHi+ofms) (上記以外)…(13)
【数14】
Cms(x2)≡H2mean−〔{H2mean +i=xcΣx2Hd(i)}/|x2−xc|〕,
H2mean={ x=0ΣWR2−1 H2(x)}/WR2 …(14)
【0037】
ここで、xcは左右の境界を分離する位置であり、例えばxc=x0R2+WR2/2などと設定すれば良い。ただし、境界候補の信頼度は、次式(13)に例示する様に、境界候補の位置xHiから内側に2画素幅分だけずらした位置(±ofms=±2)での信頼度を用いて再定義する。
【0038】
この様な再定義を行う理由は以下の通りである。
信頼度Cms(x2) では、範囲[xc,x2] 内でHdを積分することにより信頼度を求めているが、xHiの位置は、垂直エッジ(水平境界候補)ヒストグラムHのピーク、すなわち値の大きな位置となる。また、Hdは、H2とH1′の差分なので、H1′の値が大きい位置xHiでは、H1′のスケール変換の誤差の影響を受けやすく、その結果、Hdの値は、不当に大きな値となるケースが発生し易い。その誤差の影響を緩和するためには、ピークより少し内側(ofms=2)となる、ヒストグラムH1′の値自身が比較的小さい位置(誤差の影響が比較的小さい位置)で所要の比較演算を行うことが望ましく、この様な計算技法によれば、より信頼性の高い算定結果を得ることができる。
垂直方向についても、概ね同様の傾向が見られる。
【0039】
[4−2]垂直方向の解析処理手順
尚、垂直方向の解析処理についても、図9のステップ860〜ステップ890において、上記の水平方向の解析処理手順と略同様に実行する。ただし、垂直方向に関しても同様に、その解析処理の結果として得られる関数をCms3(yVj)とする。即ち、この関数Cms3(yVj)は、上記の関数Cms2(xHi)に対応する垂直方向側の関数である。
【0040】
[5]対称性の検証
次に水平方向の対称性を利用した境界候補の信頼度の算出方法を説明する。まず、左境界候補位置xHil、右境界候補位置xHirで挟まれる領域の対称性を次式(15)で定義する。
【数15】
Csym(xHil,xHir) = MAX Fsym(xHil+a,xHir+b)((a,b)=(0,0),(−1,0),(0,1)),
Fsym(x1,x2)= i=0Σ(x2−x1)/2 {H(x1+i)×H(x2−i)} …(15)
【0041】
ただし、ここでは、上記の記号MAXは、上記の3通りの(a,b)の何れかから、Fsymの関数値を最大にする(a,b)を選択する記号として用いている。
尚、式(15)の2つ目の式の右辺のΣ{}の中で、乗算{H(x1+i)×H(x2−i)}を行っているのは、ノイズなどの不具合に効果的に対処するためであるが、その他にも例えば、右辺のΣ{}の中では、差分演算を実施しても良い。ただし、その場合には、MAX演算をMIN演算に変更するなどの諸変更が必要である。
【0042】
そして、左境界候補位置xHil、右境界候補位置xHirの各信頼度を次式(16)で定義する。
【数16】
Clsym(xHil)=max(Csym(xHil,∀r))(r∈{xHir}),
Crsym(xHir)=max(Csym(∀l,xHir))(l∈{xHil}) …(16)
図10はこの式(16)の1つ目の演算結果(Clsym(xHil))を得るためのサブルーチンの処理手順(ステップ310〜ステップ375)を例示しており、また、図11はこの式(16)の2つ目の演算結果(Crsym(xHir))を得るためのサブルーチンの処理手順を例示している。例えばこれらの様な処理手順に従えば、上記のステップ270(:左右対称性の検証処理)を効果的に実現することができる。
【0043】
[6]信頼度の計算(図2のステップ280)
以上の処理で算出した各信頼度Ch,Cv,Cl,Cr,Cms2,Cms3,Clsym,Crsymに基づいて、装置が検出すべき物体の左右上下の各輪郭座標の最終的な信頼度(Cleft,Cright ,Ctop ,Cbtm )を次式(17)〜(20)によって定義する。
【数17】
Cleft(xHil)= a1・Cv(xHil)+a2・Cl(xHil)+a3・Cms2(xHil)+a4・{Clsym(xHil)}1/2 …(17)
【数18】
Cright(xHir)= a1・Cv(xHir)+a2・Cr(xHir)+a3・Cms2(xHir)+a4・{Crsym(xHir)}1/2 …(18)
【数19】
Ctop(yVjt) = b1・Ch(yVjt)+b2・Cms3(yVjt),
{yVjt}={yVj|y0<yVj<y0+h/2} …(19)
【数20】
Cbtm(yVjb) = b1・Ch(yVjb)+b2・Cms3(yVjb),
{yVjb}={yVj|y0+h/2<yVj<y0+h} …(20)
【0044】
上境界候補の位置yVjtと下境界候補の位置yVjbは、上記の様に候補領域(解析対象領域)の真ん中で、垂直方向の各境界候補位置{yVj}を、上境界候補位置{yVjt}と下境界候補位置{yVjb}の2グループに分離したものである。
また、a1,a2,a3,a4,b1,b2は、何れも適当な調整係数であり、本実施例においてはそれぞれ1程度で良い。
(各調整係数の設定例)
【数21】
a1=a2=1,
a3=a4=1,
b1=b2=1 …(21)
【0045】
[7]境界の決定(図2のステップ290)
最終的に出力されるべき物体の輪郭座標を次の様に定義する。即ち、上記の各信頼度に最大値を与える各境界候補の座標をそれぞれ、左端の輪郭座標:xHl,右端の輪郭座標:xHr,上端の輪郭座標:yVt,下端の輪郭座標:yVbとする。
【数22】
xHl=argmax(Cleft(xHil)),
xHr=argmax(Cright(xHir)),
yVt=argmax(Ctop(yVjt)),
yVb=argmax(Cbtm(yVjb)) …(22)
【0046】
図12は、図1の出力情報である輪郭座標の具体例を例示するイメージ図である。本実施例の物体検出装置100によれば、車両を用いた実際の実験結果においても、本図12のイメージ図と同様の演算結果が得られている。
即ち、例えば以上の様な実施形態により、本発明を効果的に実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における物体検出装置100の主要構成を例示するシステム構成図。
【図2】本発明の実施例における物体検出装置100の基本的な制御手順を例示するゼネラルフローチャート。
【図3】ステップ230における処理領域の決定形態を模式的に表すイメージ図。
【図4】物体境界候補の検出(:ステップ240)を実行するサブルーチンの処理手順を例示するフローチャート。
【図5】物体の境界ヒストグラム(V,H)の作成形態を模式的に表すイメージ図。
【図6】水平境界の左右判定(:ステップ250)を実行するサブルーチンの処理手順を例示するフローチャート。
【図7】物体の左右の境界に係わるヒストグラム(HM,LR)の作成形態を模式的に表すイメージ図。
【図8】ステップ260の移動ステレオ法における基本的な処理概念(照合方式)を説明する概念図。
【図9】移動ステレオ法に基づく照合処理(:ステップ260)を実行するサブルーチンの処理手順を例示するフローチャート。
【図10】左右対称性の検証処理(:ステップ270)を実行するサブルーチンの処理手順を例示するフローチャート(前半)。
【図11】左右対称性の検証処理(:ステップ270)を実行するサブルーチンの処理手順を例示するフローチャート(後半)。
【図12】図1の出力結果となる輪郭座標の具体例を例示するイメージ図。
【符号の説明】
100 … 物体検出装置
101 … CPU
102 … ROM
103 … RAM
104 … IF(入出力インターフェイス)
107 … カメラ(撮像手段)
108 … ミリ波レーダ(距離検出手段)
110 … ECU(電子制御ユニット)
I(x,y) … 画像座標(x,y)における画素の明度(撮像された画素情報)
Idx(x,y) … 強調処理された水平微分画像(加工された画素情報)
Idy(x,y) … 強調処理された垂直微分画像(加工された画素情報)
H … 水平境界ヒストグラム
V … 垂直境界ヒストグラム
HM … 中間ヒストグラム
LR … 左右判定ヒストグラム
Z1 … 時刻t=t1の時の物体までの距離
H1 … 時刻t=t1の時の水平境界ヒストグラム
R1 … ヒストグラムH1の定義域
Z2 … 時刻t=t2の時の物体までの距離
H2 … 時刻t=t2の時の水平境界ヒストグラム
R2 … ヒストグラムH2の定義域
H1′ … H1を縮尺調整して得られる水平境界ヒストグラム
xHi … 境界候補の位置(横軸方向の位置;1≦i≦n)
xHil … 左境界候補の位置
xHir … 右境界候補の位置
yVj … 境界候補の位置(縦軸方向の位置;1≦j≦m)
yVjt … 上境界候補の位置
yVjb … 下境界候補の位置
xHl … 輪郭座標(最終的に出力される、物体の左端の位置)
xHr … 輪郭座標(最終的に出力される、物体の右端の位置)
yVt … 輪郭座標(最終的に出力される、物体の上端の位置)
yVb … 輪郭座標(最終的に出力される、物体の下端の位置)
Claims (4)
- 車両等の移動体の前方監視等に有用で、前記移動体に積載可能な物体検出装置であって、
検出されるべき物体までの距離を測定する距離測定手段と、
想定される検出対象範囲の全体画像を撮像する画像撮像手段と、
前記距離の分布状態に基づいて前記全体画像内の解析対象領域を限定する解析対象領域限定手段と、
前記解析対象領域を構成する部分画像から前記物体の輪郭候補を抽出する輪郭候補抽出手段と、
同一時刻における少なくとも、前記部分画像または前記輪郭候補と、前記距離とを有して成る同一時刻情報を複数の時刻に渡って保持する複数時刻情報保持手段と、
各前記輪郭候補が前記物体の輪郭に一致する信頼度を算定する信頼度算定手段と、
前記信頼度に基づいて前記物体の輪郭を推定する輪郭推定手段とを有し、
前記信頼度算定手段は、
前記複数時刻情報保持手段が保持する複数の前記同一時刻情報間で満たされるべき距離と大きさの対応関係に照らして、前記信頼度を算定することを特徴とする物体検出装置。 - 前記輪郭候補抽出手段は、
前記部分画像の画素情報に対する特定方向の微分処理等を用いて、前記部分画像のエッジ画像を作成するエッジ画像作成手段と、
前記エッジ画像から、前記特定方向のエッジ分布に関する1次元ヒストグラムを少なくとも1方向について作成するヒストグラム作成手段と、
前記1次元ヒストグラムから、前記輪郭候補の少なくとも1方向における位置座標を特定する輪郭候補座標特定手段とを有することを特徴とする請求項1に記載の物体検出装置。 - 前記同一時刻情報が有する前記物体までの前記距離に基づいて、前記距離に対して略垂直な任意の方向の長さの縮尺比を調整する縮尺比調整手段を有し、
前記信頼度算定手段は、
前記縮尺比調整手段により縮尺比調整された画像処理データを用いた、複数時刻間におけるデータ照合処理に基づいて、前記信頼度を算定することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の物体検出装置。 - 前記信頼度算定手段は、
前記物体が水平方向において左右対称性を有することを前提として、前記信頼度を算定することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の物体検出装置。
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