JP2005019329A - Vehicular luminaire - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、車両用灯具に関するものである。特に、この発明は、灯具の搭載スペースに制限があるため、複数の灯具を搭載できない車両においても、1つの灯具を搭載するだけで複数の機能を発揮することのできる車両用灯具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の車両用灯具は、その機能、役割ごとにそれぞれ異なる灯具が使用されていた。ところが、車両用灯具の性能を向上、つまり、照度を上げる場合には灯具の大きさが大きくなる傾向にあり、そのような場合には、その灯具を搭載する車両によっては車両のデザインや大きさ等により、車両用灯具の搭載スペースの確保が困難なものとなっていた。そこで、車両用灯具の形状を工夫し、搭載スペースを有効利用するものもあった(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−353412号公報(段落番号「0011」〜「0019」、図1−8)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、必要とする車両用灯具の機能が少数の場合は、上記のように車両用灯具の性能を維持して形状を工夫すればよいが、車両用灯具の機能が複数必要な場合は、その機能ごとの車両用灯具が必要となり、搭載スペースがさらに必要になるので、それぞれの車両用灯具の形状を工夫するだけでは搭載しきれない場合がある。
【0005】
そこで、この発明は、上記に鑑みてなされたものであって、搭載スペースの限られた車両に車両用灯具を搭載する場合で複数の機能を必要とする場合に、1つの灯具で複数の機能を有する車両用灯具を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために、請求項1にかかる発明は、光源と、リフレクタと、を具備する車両用灯具において、前記リフレクタからの照射方向に設けられたミラーと、前記ミラーを作動させてコーナーリングランプの配光パターンと他のランプの配光パターンとを作ることができる可動手段と、を備えることを特徴とする。
【0007】
即ち、請求項1にかかる発明は、リフレクタの照射方向に設けられたミラーを、可動手段によって作動させることにより、照射光を複数のランプの配光パターンにすることができる。例えば、リフレクタからの照射光をミラーで反射させて照射方向の向きを変えることによって、照射光をコーナーリングランプの配光パターンにすることができ、また、照射光を反射させずにリフレクタからの照射方向のまま維持させて、他のランプの配光パターンにすることができる。この結果、リフレクタからの照射光の照射方向を変化させることにより、1つの車両用灯具で複数の機能を有する車両用灯具とすることができる。
【0008】
また、請求項2にかかる発明は、ヘッドランプと一体に形成され、当該ヘッドランプに内設される光源よりも下方に設けられており、且つ、前記ミラーが前記ヘッドランプよりも当該ヘッドランプの照射方向側に設けられており、さらに、前記ヘッドランプよりも、当該ヘッドランプを装備する車両の左右方向における中心側に設けられている、ことを特徴とする。
【0009】
即ち、請求項2にかかる発明は、車両用灯具をヘッドランプと一体に形成し、さらに、ヘッドランプの光源よりも下方に設けることにより、ヘッドランプのすれ違い用ビームの配光パターンのカットラインよりも、車両用灯具の照射範囲を確実に下側にすることができる。この結果、車両用灯具をヘッドランプと一体に形成した場合でも、対向車等に対するグレア光を防止できる。また、ヘッドランプの光軸を調整する際に、ヘッドランプを動かせば車両用灯具も一体で動くので、ヘッドランプのみが動くことによって生じる、ヘッドランプのすれ違い用ビームの配光パターンのカットラインよりも上方を、車両用灯具が照射する不具合を防止できる。さらに、光軸調整の際に、ヘッドランプと車両用灯具とが一体となって動くので、それぞれを別々で調整する必要がなく、整備が容易になる。
【0010】
また、車両用灯具のミラーが、車両用灯具の前方に設けられているので、ヘッドランプのスペースの都合上、若しくはデザインの関係上、ヘッドランプと一体に形成するに際して当該ヘッドランプを装備する車両の左右方向の中心側に設けた場合で、且つ、当該車両用灯具で車両の外側方向を照射する場合でも、ヘッドランプが車両用灯具の照射を遮ることが無い。この結果、車両の進行方向の側方、つまり、車両用灯具の照射方向に対して、十分な照射を行うことができ、光量を確保できる。
【0011】
また、請求項3にかかる発明は、前記車両用灯具は、前記リフレクタの照射方向に設けられたレンズを有するプロジェクタタイプの灯具として形成されており、前記ミラーは、前記レンズからの照射方向側に設けられており、且つ、当該レンズのからの照射光の照射方向と直交する方向の出射像の寸法が、当該レンズの同方向の外形寸法を超えない大きさとなる範囲の照射光を反射可能な位置に設けられている、ことを特徴とする。
【0012】
即ち、請求項3にかかる発明は、前記レンズからの照射光の照射方向と直交する方向の出射像の寸法が、当該レンズの同方向の外形寸法を超えない大きさとなる範囲に前記ミラーを設けることにより、当該ミラーの大きさを小さくすることができる。この結果、当該車両用灯具全体の大きさもコンパクトになり、搭載スペースの限られた車両に当該車輌用灯具を搭載する場合でも、より容易に搭載できる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、この発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施の形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの或いは実質的に同一のものが含まれる。
【0014】
以下の説明は、本発明の車両用灯具を車両に装着した場合の車両の前方を、当該車両用灯具においても前方とし、その反対側を後方として説明する。同様に、車両の上方を当該車両用灯具においても上方とし、その反対側を下方として説明する。なお、以下の説明の車両用灯具及びヘッドランプは、車両の進行方向に向かって当該車両の右側に装備されるものである。また、車両の左側の装備される車両用灯具及びヘッドランプは、この図示の車両用灯具及びヘッドランプとほぼ左右対称になる。図1は、発明の実施の形態に係る車両用灯具を備える車両の平面図である。図2は、図1の車両の正面図である。図3は、発明の実施の形態に係る車両用灯具の正面図である。図4は、図3のAA断面図である。同図に示す車両用灯具5は、ヘッドランプ1と一体となって形成されている。また、このヘッドランプ1にはエイミング機構(図示省略)が備えられており、当該エイミング機構によりヘッドランプ1の向きを変化させると、車両用灯具5も一体で動くように形成されている。
【0015】
前記ヘッドランプ1を正面から見た場合には、ターンランプ20がヘッドランプ1の左側に設けられており、車両用灯具5は右側に設けられている。このヘッドランプ1は車両30の進行方向において右側に設けられているので、正面或いは車両30の前方から見た場合は、車両30の左側に位置する。このため、前記のように車両用灯具5はヘッドランプ1の右側に設けられているので、車両用灯具5はヘッドランプ1よりも内側、若しくは車両30の左右方向のおける中心側に設けられている。同様に、ターンランプ20は、正面から見た場合にヘッドランプ1の左側に設けられているので、ヘッドランプ1よりも外側に位置することになる。
【0016】
また、前記ヘッドランプ1は、ヘッドランプ1の光源であるヘッドランプ用光源バルブ2と、当該ヘッドランプ用光源バルブ2の発光部付近に擬似焦点を有する自由曲面で形成されたヘッドランプ用リフレクタ3とが備えられている。このヘッドランプ1を正面から見ると、前記ヘッドランプ用光源バルブ2を囲むように、その周囲にヘッドランプ用リフレクタ3が設けられており、前記車両用灯具5は、前記のようにヘッドランプ1の右側に設けられると同時に、前記ヘッドランプ用光源バルブ2よりも下方に設けられている。また、ヘッドランプ用光源バルブよりも下側の前記ヘッドランプ用リフレクタ3の所定の部分には、クリアランスランプ21が設けられている。ヘッドランプ用光源バルブ2よりも下側のヘッドランプ用リフレクタ3は、すれ違いビームの照射時にはあまり使用しない部分なので、この部分にクリアランスランプ21を設けることにより、すれ違いビームの照射には影響がなく、且つ、コンパクトにすることができる。
【0017】
図5は、図4のB部詳細図である。前記車両用灯具5は、光源となる光源バルブ7、リフレクタ6、プロジェクタタイプの灯具用のレンズとなる集光レンズ13、集光レンズ13からの照射光を所定の方向に反射させるミラーとなるミラー板14、及び可動手段となるアクチュエータ18が設けられている。光源バルブ7としては、放電バルブ、ハロゲン電球、白熱電球等が考えられるが、いずれのものを用いてもよい。集光レンズ13は、リフレクタ6の照射方向側、つまり、前方に設けられている。ミラー板14は、集光レンズ13の照射方向側、つまり、前方に設けられている。このミラー板14は、前記アクチュエータ18によって作動可能に支持されている。この車両用灯具5は、前記ヘッドランプ1の照射方向において前記ヘッドランプ用光源バルブ2よりも照射方向側に設けられており、つまり、車両用灯具5は、ヘッドランプ用光源バルブ2よりも前方に設けられている。また、ミラー板14は、大部分がヘッドランプ用リフレクタ前端4よりも前方に設けられている。
【0018】
前記リフレクタ5は、第1焦点F1及び第2焦点F2を有する回転楕円面の一部に近い形状で形成されている。リフレクタ6は、第1焦点F1側は前記のように回転楕円面状の形状で形成されており、当該回転楕円面状で形成されている部分の前方は、第1焦点F1と第2焦点F2と通過する仮想線を中心線12とする円筒形状の形状で形成されている。この円筒形の第1焦点F1側の端部は、前記回転楕円面と一体となって形成されており、他方の端部は、第2焦点F2よりも前方に位置するように形成されている。このように、リフレクタ6は、回転楕円面の一部と円筒形とが一体となった形状で形成されており、内側にアルミ蒸着等によってリフレクタ反射面11が設けられて形成されている。また、リフレクタ6が車両30に対して形成されている向きは、第2焦点F2が前方、第1焦点F1が後方となる向きで形成されている。
【0019】
このリフレクタ6の後方、つまり、回転楕円面の部分には光源バルブ7用の挿通孔10が設けられており、光源バルブ7は、後方からこの挿通孔10に挿通固定される。その固定位置は、光源バルブ7が有する発光部8が前記第1焦点F1とほぼ同一となる位置になっている。このため、発光部8から発光した光は回転楕円面のリフレクタ反射面11で第2焦点F2の方向に反射する。
【0020】
前記集光レンズ13は、リフレクタ6の前方に設けられているので、これにより、第2焦点F2の前方に設けられていることになる。この集光レンズ13は、前記リフレクタ6を形成する円筒形の外径とほぼ同一の外径を有する、円形の凸レンズで形成されている。その向きは、凸レンズの凸側が前方となる向きで設けられており、ガラス等の透明な材料から形成されている。
【0021】
前記ミラー板14は、ステッピングモータ(図示省略)等が内設されることにより任意で作動可能な前記アクチュエータ18に作動可能に支持されて、前記集光レンズ13の前方に設けられている。このミラー板13は矩形状の形状で設けられており、そのうちの一辺が作動軸17となり、この作動軸17を中心として回転可能に前記アクチュエータ18によって支持されている。前記作動軸17は、当該車両用灯具5を搭載する車両30の上下方向となる向きで形成されている。また、この作動軸17が設けられている位置は、前記集光レンズ13の近傍で、集光レンズ13よりも車両30の中心側に設けられており、換言すると、当該車両用灯具5は車両30の進行方向に対して右側の車両用灯具5を説明しているので、この場合は、進行方向に対して左側に設けられている。
【0022】
前記ミラー板14は、作動軸17の前記の位置から、車両30の前方で、且つ、車両30の外側方向の斜め方向に向けて形成されている。つまり、ミラー板14は、集光レンズ13から照射される照射光の光軸に対して斜めに形成されている。このミラー板14の、車両30の外側方向に面しており、さらに後方にも面している面には、反射面16が設けられている。また、このミラー板14の大きさは、ミラー板14の後方に設けられている集光レンズ13から照射される照射光のほぼ全てを、前記反射面16で反射できる大きさとなっている。また、ミラー板前端15は、前記集光レンズ13からの照射光の出射像の、当該照射光の照射方向と直交する方向の寸法aが、前記集光レンズ13を形成する円形の外径寸法bよりも小さい範囲、つまり、照射方向と直交する方向の出射像の寸法aと、集光レンズ13の外径寸法bとが等しくなる部分よりも、集光レンズ13側に設けられている。
【0023】
このミラー板14は、アクチュエータ18によって前記作動軸17を中心として回転することによって作動し、前記の状態の位置から、集光レンズ13からの照射光の照射方向とミラー板14とが平行になる位置までの範囲で作動する。ミラー板14が作動することにより、集光レンズ13からの照射光の光軸と平行になる位置になった場合は、当該ミラー板14は前記作動軸17から前方に向けて形成している状態となる。当該作動軸17は、集光レンズ13よりも車両30の中心側に設けられているので、ミラー板14全体も、集光レンズ13よりも車両30の中心側に設けられることになる。このため、照射方向と平行になった状態の当該ミラー板14は、前方に向けて照射される集光レンズ13からの照射光を遮らない位置に設けられた状態となって形成される。
【0024】
この実施の形態に係る車両用灯具5は以上のごとき構成からなり、以下、その作用について説明する。当該車両用灯具5の光源バルブ7は、ヘッドランプ用光源バルブ2の挿通方向と同一方向、つまり、ランプの後方から前方に向けてリフレクタ6の挿通孔10に挿通され、バヨネット機構(図示省略)等の固定機構により固定される。この光源バルブ7には、光源バルブ7の挿通方向と同一方向から、光源バルブ7の接続部9にバルブソケット19が接続される。このバルブソケット19により、光源バルブ7に電気が供給される。
【0025】
図6は、図5の車両用灯具をコーナーリングランプとして使用する場合の図である。当該車両用灯具5は、この車両用灯具5を搭載する車両30の方向指示スイッチ(図示省略)及びフォグランプスイッチ(図示省略)に連動している。まず、フォグランプスイッチがOFFの状態で方向指示スイッチが操作されると、バルブソケット19から電気が供給され、光源バルブ7が点灯する。例えば、本実施の形態の場合は、車両用灯具5が車両30の右側設けられているので、方向指示スイッチを右側のターンランプ20を点滅させる方向に作動させると、ターンランプ20の点滅に伴い、車両用灯具5も点灯する。このように、方向指示スイッチを操作した場合には、方向指示スイッチを操作した方向の車両用灯具5が点灯する。
【0026】
車両用灯具5の点灯は、まず、光源バルブ7の発光部8が発光する。発光部8からの光は周囲に照射されるが、光源バルブ7の周囲にはリフレクタ6が設けられている。リフレクタ6は回転楕円面で形成されており、前記発光部8はこの回転楕円面の第1焦点F1付近に設けられているので、リフレクタ6に到達した光はリフレクタ反射面11によって第2焦点F2方向に反射する。第2焦点F2方向に反射した光は集光しつつ第2焦点F2に向かい、第2焦点F2を通過後は、拡散しつつ集光レンズ13方向に向かう。集光レンズ13に到達した光は、集光レンズ13を透過する。集光レンズ13に拡散しつつ到達し、入射した光は透過する際に、当該集光レンズ13を形成している凸レンズの形状により、拡散の度合いを狭められて出射し、拡散しつつ照射する照射光となる。
【0027】
前記のように方向指示スイッチが操作された場合は、前記のように光源バルブ7が発光すると同時に、アクチュエータ18によってミラー板14が作動し、作動軸17に対してミラー板14が車両30の前方で、且つ、車両30の外側方向の斜め方向に形成される位置に動く。この状態では、ミラー板14の反射面16は外側方向で、且つ、後方を向いているので、反射面16の後方に設けられている前記集光レンズ13からの照射光を、車両30の外側方向で、且つ、前方向の斜め方向に向けて反射できる。また、集光レンズ13から照射された光は拡散しつつ反射面16に向かうので、反射面16で反射した光も拡散しながら、前記の斜め方向に反射され、この方向を照射する。この際に、前記ミラー板14は大部分が、前記ヘッドランプ用リフレクタ前端4よりも前方に設けられているため、いずれのものにも遮られることなく、前記の方向を照射できる。このように、ミラー板14がアクチュエータ18によって上記の位置の状態になっている場合には、当該車両用灯具5は、コーナーリングランプとして適した照射方向を照射する。
【0028】
図7は、図6の車両用灯具の照射範囲を示す図である。この車両用灯具5は、前述したように、ヘッドランプ用光源バルブ2よりも下方に設けられている。このため、車両用灯具5からの照射光は、ヘッドランプ用光源バルブ2からの照射方向に向けられた仮想線よりも常に下方を照射する。このため、この車両用灯具5のコーナーリングランプ照射範囲22は、ヘッドランプ1のすれ違いビーム照射範囲24のカットライン25よりも下方で、且つ、方向指示スイッチが操作された側、つまり、車両30が曲がる側に、横方向にヘッドランプ1のすれ違いビーム照射範囲24からずれた位置を照射する。なお、図7のH−H線は車両30前方の水平線を示しており、V−V線は車両30前方の垂直線を示している。車両30が曲がり終え、方向指示スイッチが中立位置に戻された場合は、ターンランプ20が消灯すると共に、当該車両用灯具5も消灯する。このように、方向指示スイッチが操作された場合は、車両用灯具5は、コーナーリングランプとして使用される。
【0029】
次に、当該車両用灯具5をフォグランプとして使用する場合を説明する。図8は、図5の車両用灯具をフォグランプとして使用する場合の図である。前記フォグランプスイッチがOFFの状態からONの状態に操作されると、光源バルブ7が前記と同様に点灯する。この光源バルブ7からの光はリフレクタ反射面11で反射し、集光レンズ13によって前方に拡散しながら照射される。また、フォグランプスイッチがONの状態に操作された場合は、アクチュエータ18によってミラー板14が作動し、作動軸17に対してミラー板14が前方方向に形成される位置に動く。この状態では、当該ミラー板14は集光レンズ13からの照射光を遮らない状態となって形成している。このため、集光レンズ13からの照射光はいずれのものにも遮られることがなく、拡散しつつ前方を照射できる。このように、ミラー板14がアクチュエータ18によって上記の位置の状態になっている場合には、当該車両用灯具5は、フォグランプとして適した照射方向を照射する。なお、方向指示スイッチを操作した場合には、方向指示スイッチを操作した方向の車両用灯具のみ点灯したが、フォグスイッチをONにした場合には、左右両方の車両用灯具5が点灯し、上記のように作動する。
【0030】
図9は、図8の車両用灯具の照射範囲を示す図である。この車両用灯具5は、前述したように、ヘッドランプ用光源バルブ2よりも下方に設けられているため、車両用灯具5からの照射光は方向指示スイッチを操作した場合と同様、フォグランプ照射範囲23は、ヘッドランプ1のすれ違いビーム照射範囲24のカットライン25よりも下方を照射する。このように、フォグランプスイッチがONにされた場合は、車両用灯具5は、フォグランプとして使用される。
【0031】
また、この車両用灯具5は、ヘッドランプ1と一体に形成されているため、ヘッドランプ1の光軸をエイミング機構により調整する場合には、当該車両用灯具5の光軸も同時に調整される。例えば、ヘッドランプ1の光軸が上方を向いている場合には、ヘッドランプ用光源バルブ2が固定されたヘッドランプ用リフレクタ3を、エイミング機構により下方に向ける。そうすると、このヘッドランプ1と一体に形成された車両用灯具5も、リフレクタ6、集光レンズ13、ミラー板14、アクチュエータ18及び光源バルブ7が、一体となって一緒に下方を向く。これにより、ヘッドランプ1の光軸と車両用灯具5の光軸とが同時に調整される。なお、この光軸の調整は、前記のように車両用灯具5全体の向きが変わることにより調整されるため、コーナーリングランプとしての光軸も、フォグランプとしての光軸も、同時に調整される。
【0032】
以上の車両用灯具5は、集光レンズ13の前方に設けられたミラー板14をアクチュエータ18で動かし、ミラー板14の向きを変化させて集光レンズ13からの照射光の向きを変えることにより、1つの車両用灯具5で、コーナーリングランプとフォグランプの2つの機能を果たすことができる。この結果、車両用灯具5の搭載スペースが限られた車両30にコーナーリングランプとフォグランプとを搭載する場合でも、その限られたスペースに双方の機能を有するランプを容易に搭載することができる。また、コーナーリングランプの機能とフォグランプの機能とを1つの車両用灯具5で実現したので、部品点数が減少し、さらに、組立て作業の工程数も減少するので、コストの低減を図ることができる。
【0033】
また、通常フォグランプランプは消費電力が大きいため、電力の供給に制限のある車両30では、フォグランプを搭載するとコーナーリングランプを搭載できない場合がある。そのような場合でも、上記のように1つの車両用灯具5でフォグランプとコーナーリングランプの機能を果たすことにより、1つの車両用灯具5で必要に応じてフォグランプとコーナーリングランプとを使い分けることができる。この結果、電力の消費量を上げずに、双方のランプを使用することができる。
【0034】
また、上記の車両用灯具5は、リフレクタ6を回転楕円面で形成し、その前方に凸レンズの形状で形成される集光レンズ13を設けている。この結果、光源バルブ7の発光部8からの光の大部分を前方への照射光として使用することができる。さらに、ミラー板14は、集光レンズ13からの照射光のほぼ全てを反射できる大きさで形成されている。この結果、集光レンズ13から照射した光のほぼ全てを、前方外側の斜め方向への照射光として使用することができる。またさらに、集光レンズ13からの照射光は拡散しつつ照射しているので、フォグランプとして使用する場合には、前方の広い範囲を、コーナーリングランプとして使用する場合には、前方外側の斜め方向の広い範囲を、高い照度で照射できる。
【0035】
また、ミラー板14の大部分が、ヘッドランプ用リフレクタ3よりも前方に位置しているので、ミラー板14で反射した光はいずれのものによっても遮られない。この結果、当該車両用灯具5をコーナーリングランプとして使用する場合には、いずれかの遮蔽物によって照射光が減光されることも無く、車両用灯具5によって確実にヘッドランプ1のすれ違いビーム照射範囲24の側方を照射できる。
【0036】
また、車両用灯具5が、ヘッドランプ用光源バルブ2の下方に設けられているので、車両用灯具5からの照射光は、ヘッドランプ1のからのすれ違いビーム照射範囲24のカットライン25の下方を照射する。この結果、当該車両用灯具5をコーナーリングランプとして使用する場合でも、フォグランプとして使用する場合でも、車両用灯具5からの照射光が対向車や歩行者に対してグレア光になることを防止できる。
【0037】
また、ヘッドランプ1の光軸を調整すると、同時に車両用灯具5の光軸も調整される。この結果、ヘッドランプ1の光軸が単体で調整されることにより、ヘッドランプ1の光軸と車両用灯具5の光軸との相対関係を、常に同じ状態にできる。また、ヘッドランプ1の光軸と車両用灯具5の光軸とが同時に調整できるので、ヘッドランプ1の光軸のみを調整し、車両用灯具5の光軸を調整し忘れることを防止できる。これにより、例えば、車両用灯具5の光軸を調整せずにヘッドランプ1の光軸のみを下向きに調整し、車両用灯具5の光軸がヘッドランプ1のすれ違いビーム照射範囲24のカットライン25の上方を照射してグレア光となることを、確実に防止できる。さらに、このようにヘッドランプ1の光軸と車両用灯具5の光軸とを同時に調整できるので、整備が容易になり、また、車両用灯具5用のエイミング機構も不要になるので、部品を簡略化でき、コストの低減を図ることができる。
【0038】
また、リフレクタ6、集光レンズ13とミラー14とを組合せることにより、コーナーリングランプとしての機能を車両用灯具5に含ませる場合でも、車両用灯具5の光源バルブ7のリフレクタ6への挿通固定方向を、コーナーリングランプの照射方向と異なる方向にすることができる。この結果、車両用灯具5の光源バルブ7の挿通固定方向と、ヘッドランプ用光源バルブ2の挿通固定方向とを同一方向にすることができる。また、車両用灯具5の光源バルブ7を、ヘッドランプ用光源バルブ2と同一方向に挿通して固定するので、車両用灯具5の光源バルブ7の着脱用の作業スペースや、光源バルブ7に接続されるバルブソケット19の設置スペースを、新たに設ける必要がなくなる。この結果、ヘッドランプ1周りのスペースを有効に活用でき、ヘッドランプ1の照射面の拡大やデザインの自由化等を図ることができる。特に、光量に余裕がないハロゲンヘッドランプでは、できるだけリフレクタを大きくして反射面の面積を確保しようとする傾向にあるが、そのような場合でも、車両用灯具5を設けることによってヘッドランプ1の大きさが制限されることを最小限に押えることができるので、照射光の明るいヘッドランプ1にすることができる。
【0039】
また、車両用灯具5の形態としてプロジェクタタイプの灯具を用いることにより、照射光の光束を小さくすることができるので、この照射光を反射するミラー板14をコンパクトにできる。さらに、ミラー板14の作動軸17側を集光レンズ13近傍に設け、集光レンズ13からの照射光の照射方向と直交する方向の出射像の寸法aと、集光レンズ13の外径寸法bとが等しくなる部分よりも、集光レンズ13側にミラー板前端15を設けている。従って、当該ミラー板14の反射面16で、集光レンズ13から拡散しつつ照射される照射光のほぼ全てを反射する場合に、照射光が広がる前の光を反射すればよいので、ミラー板13をさらにコンパクトにできる。この結果、車両用灯具5をさらに容易に搭載でき、また、車両用灯具5の搭載スペースを有効活用できる。例えば、搭載スペースに余裕が生じることにより、当該車両用灯具5のリフレクタ5、或いはヘッドランプ用リフレクタ3を大きくでき、照射光の明るい車両用灯具5、或いはヘッドランプ1とすることができる。
【0040】
(変形例)
前記ヘッドランプ1及び車両用灯具5の前方には、通常アウターレンズ40が設けられるが(図10)、そのアウターレンズ40の車両用灯具5の前方にあたる部分は、アウターレンズ40の肉厚を変化させた形状としてもよい。これにより、コーナーリングランプの光軸の高さと、フォグランプの光軸の高さとを変化させる必要がある場合に、双方の光軸を異なった高さにすることができる。例えば、フォグランプの光軸の高さを低くする場合には、図11に示すように、車両用灯具5の前方のアウターレンズ40を、下方に行くに従って肉厚が厚くなる形状にすればよい。これにより、当該車両用灯具5をコーナーリングランプとして使用する場合は、ミラー板14の反射面16で反射した光はそのまま外部を照射するが、当該車両用灯具5をフォグランプとして使用する場合には、前記アウターレンズ40の肉厚が変化している部分を透過する際に、光軸が下方を向くこととなる。この結果、コーナーリングランプの光軸とフォグランプの光軸とで変化させることができる。
【0041】
なお、車両用灯具5をコーナーリングランプとして使用する場合には、上記の実施の形態では方向指示スイッチに連動して点灯し、点灯した状態では照射方向は固定されているが、照射方向は、ステアリングの回転角度と連動、若しくは、カーナビゲーションシステム等が接続された制御手段に連動させ、走行中の道路の環境に合わせて変化させてもよい。つまり、ステアリングの回転角度等に連動してアクチュエータ18が作動し、作動軸17を支点としてミラー板14を回転させて、ミラー板14の角度を変化させてもよい。このようにミラー板14の角度を変えることによって、照射方向を変化させることができる。この結果、車両30の進行方向に応じて、コーナーリングランプとして使用している車両用灯具5の照射方向を変化させ、車両30の進行方向を照射することができるので、より実用的な車両用灯具5とすることができる。同様に、コーナーリングランプとしての点灯も、方向指示スイッチに連動して点灯するものではなく、ステアリングの回転角度等に連動して点灯させてもよい。
【0042】
また、実施の形態のリフレクタ6は回転楕円面で形成されているが、自由曲面で形成してもよい。自由曲面で形成することにより、より理想的な配光パターンにすることができる。また、実施の形態の車両用灯具5は、プロジェクタタイプの灯具を使用しているが、プロジェクタタイプの灯具以外の灯具を使用してもよい。灯具の形態に関わらず、灯具の照射方向に可動式のミラー板14を設けて、灯具からの照射光を所定の方向に反射させたり、ミラー板14で反射させずに灯具から直接照射方向を照射することにより、1つの車両用灯具5で複数の灯具の機能を発揮することができる。この結果、搭載スペースに余裕が無い、或いは、供給電力に余裕が無い車両においても、複数の機能を有する車両用灯具5を容易に搭載することができる。
【0043】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明にかかる車両用灯具(請求項1)では、リフレクタの照射方向に設けられたミラーの向きを変化させることによって、当該車両用灯具の照射方向を変化させることができる。この結果、1つの車両用灯具で複数の灯具の機能を果たすことができる。
【0044】
また、この発明にかかる車両用灯具(請求項2)では、車両用灯具をヘッドランプと一体で形成し、ヘッドランプの光源よりも下方に設けることにより、ヘッドランプのすれ違い用ビームの配光パターンのカットラインよりも、車両用灯具の照射範囲を下側にすることができる。この結果、車両用灯具からの照射光がカットラインの上方を照射することを防止できるので、車両用灯具からの照射光がグレア光となることを防止できる。また、ヘッドランプの光軸を調整する際にも、車両用灯具も一体で動くので、車両用灯具からの照射光がグレア光となることを防止できる。また、車両用灯具のミラーがヘッドランプの前方に設けられている。この結果、ミラーで反射させる場合の車両用灯具からの照射光は、いずれのものにも遮られることなく、ヘッドランプの照射範囲の側方を、明るい光量で照射できる。
【0045】
また、この発明にかかる車両用灯具(請求項3)では、車両用灯具の形態をプロジェクタタイプとし、さらに、レンズからの照射光の照射方向と直交する方向の出射像の寸法が、当該レンズの同方向の外形寸法を超えない大きさとなる範囲にミラーを設けることにより、当該ミラーをコンパクトにすることができる。この結果、当該車両用灯具全体の大きさもコンパクトになり、搭載スペースの限られた車両に当該車輌用灯具を搭載する場合でも、より容易に搭載できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る車両用灯具を備える車両の平面図である。
【図2】この発明に係る車両用灯具を備える車両の正面図である。
【図3】この発明に係る車両用灯具の実施の形態を示す正面図である。
【図4】図3のAA断面図である。
【図5】図4のB部詳細図である。
【図6】図5の車両用灯具をコーナーリングランプとして使用する場合の図である。
【図7】図6の照射範囲を示す図である。
【図8】図5の車両用灯具をフォグランプとして使用する場合の図である。
【図9】図8の照射範囲を示す図である。
【図10】実施の形態の変形例を示す図である。
【図11】図10のCC断面図である。
【符号の説明】
1 ヘッドランプ
5 車両用灯具
6 リフレクタ
7 光源バルブ
8 発光部
13 集光レンズ
14 ミラー板
16 反射面
17 作動軸
22 コーナーリングランプ照射範囲
23 フォグランプ照射範囲
24 すれ違いビーム照射範囲
25 カットライン
30 車両
40 アウターレンズ
F1 第1焦点
F2 第2焦点[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a vehicular lamp. In particular, the present invention relates to a vehicular lamp that can exhibit a plurality of functions only by mounting one lamp even in a vehicle in which a plurality of lamps cannot be mounted because the mounting space of the lamp is limited. .
[0002]
[Prior art]
Conventional vehicle lamps use different lamps depending on their functions and roles. However, when the performance of a vehicle lamp is improved, that is, when the illuminance is increased, the size of the lamp tends to increase. In such a case, depending on the vehicle on which the lamp is mounted, the design and size of the vehicle As a result, it has been difficult to secure a space for mounting the vehicular lamp. In view of this, some have devised the shape of the vehicular lamp to effectively use the mounting space (see, for example, Patent Document 1).
[0003]
[Patent Document 1]
Japanese Unexamined Patent Publication No. 2000-353412 (paragraph numbers “0011” to “0019”, FIG. 1-8)
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, when there are a small number of functions of the vehicle lamps required, the shape of the vehicle lamps can be devised while maintaining the performance of the vehicle lamps as described above. Since a vehicle lamp for each function is required and a mounting space is further required, it may be impossible to mount the vehicle lamp simply by devising the shape of each vehicle lamp.
[0005]
Therefore, the present invention has been made in view of the above, and when a vehicle lamp is mounted on a vehicle having a limited mounting space and a plurality of functions are required, a plurality of functions can be performed with one lamp. It aims at providing the vehicular lamp which has this.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above-mentioned object, the invention according to claim 1 is a vehicle lamp comprising a light source and a reflector, and operates a mirror provided in an irradiation direction from the reflector, and the mirror. And a movable means capable of producing a light distribution pattern of a cornering lamp and a light distribution pattern of another lamp.
[0007]
That is, according to the first aspect of the present invention, the illumination light can be made into a light distribution pattern of a plurality of lamps by operating the mirror provided in the irradiation direction of the reflector by the movable means. For example, by changing the direction of the irradiation direction by reflecting the irradiation light from the reflector with a mirror, the irradiation light can be made into a light distribution pattern of a cornering lamp, and the irradiation from the reflector without reflecting the irradiation light The light distribution pattern of another lamp can be obtained by maintaining the direction. As a result, by changing the irradiation direction of the irradiation light from the reflector, a vehicle lamp having a plurality of functions can be obtained with one vehicle lamp.
[0008]
The invention according to
[0009]
That is, in the invention according to
[0010]
Further, since the mirror of the vehicle lamp is provided in front of the vehicle lamp, a vehicle equipped with the headlamp when it is formed integrally with the headlamp for the convenience of the headlamp space or the design. The headlamp does not block the illumination of the vehicular lamp even when it is provided at the center in the left-right direction and when the vehicular lamp irradiates the outside direction of the vehicle. As a result, sufficient irradiation can be performed on the side of the vehicle traveling direction, that is, the irradiation direction of the vehicular lamp, and the amount of light can be secured.
[0011]
According to a third aspect of the present invention, the vehicular lamp is formed as a projector-type lamp having a lens provided in the irradiation direction of the reflector, and the mirror is disposed on the irradiation direction side from the lens. It is possible to reflect the irradiation light in a range in which the size of the emitted image in the direction orthogonal to the irradiation direction of the irradiation light from the lens does not exceed the outer dimension in the same direction of the lens. It is provided in the position.
[0012]
That is, in the invention according to
[0013]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described in detail with reference to the drawings. Note that the present invention is not limited to the embodiments. In addition, constituent elements in the following embodiments include those that can be easily assumed by those skilled in the art or those that are substantially the same.
[0014]
In the following description, the front of the vehicle when the vehicle lamp of the present invention is mounted on the vehicle will be described as the front also in the vehicle lamp, and the opposite side will be described as the rear. Similarly, the upper side of the vehicle will be described as the upper side in the vehicular lamp, and the opposite side will be described as the lower side. The vehicle lamp and headlamp described below are mounted on the right side of the vehicle in the traveling direction of the vehicle. Further, the vehicle lamp and the headlamp to be equipped on the left side of the vehicle are almost symmetrical with the vehicle lamp and the headlamp shown in the figure. FIG. 1 is a plan view of a vehicle including a vehicular lamp according to an embodiment of the invention. FIG. 2 is a front view of the vehicle of FIG. FIG. 3 is a front view of the vehicular lamp according to the embodiment of the invention. 4 is a cross-sectional view taken along the line AA in FIG. A
[0015]
When the headlamp 1 is viewed from the front, the
[0016]
The headlamp 1 includes a headlamp
[0017]
FIG. 5 is a detailed view of part B of FIG. The
[0018]
The
[0019]
An
[0020]
Since the condensing
[0021]
The
[0022]
The
[0023]
The
[0024]
The
[0025]
FIG. 6 is a diagram when the vehicular lamp of FIG. 5 is used as a cornering lamp. The
[0026]
When the
[0027]
When the direction indicating switch is operated as described above, the
[0028]
FIG. 7 is a diagram showing an irradiation range of the vehicular lamp of FIG. As described above, the
[0029]
Next, the case where the said
[0030]
FIG. 9 is a diagram showing an irradiation range of the vehicular lamp of FIG. Since the
[0031]
Since the
[0032]
The
[0033]
In addition, since the normal fog lamp lamp consumes a large amount of power, the
[0034]
Further, the
[0035]
Further, since most of the
[0036]
Further, since the
[0037]
When the optical axis of the headlamp 1 is adjusted, the optical axis of the
[0038]
Further, by combining the
[0039]
In addition, by using a projector-type lamp as a form of the
[0040]
(Modification)
An
[0041]
In the case where the
[0042]
Moreover, although the
[0043]
【The invention's effect】
As described above, in the vehicular lamp according to the present invention (Claim 1), the irradiation direction of the vehicular lamp can be changed by changing the direction of the mirror provided in the irradiation direction of the reflector. . As a result, the function of a plurality of lamps can be achieved with one vehicular lamp.
[0044]
In the vehicular lamp according to the present invention (claim 2), the vehicular lamp is formed integrally with the headlamp, and is provided below the light source of the headlamp, so that the light distribution pattern of the passing beam of the headlamp is provided. The irradiation range of the vehicular lamp can be made lower than the cut line. As a result, the irradiation light from the vehicle lamp can be prevented from irradiating above the cut line, so that the irradiation light from the vehicle lamp can be prevented from becoming glare light. Also, when adjusting the optical axis of the headlamp, the vehicular lamp also moves together, so that the irradiation light from the vehicular lamp can be prevented from becoming glare light. Moreover, the mirror of the vehicle lamp is provided in front of the headlamp. As a result, the irradiation light from the vehicular lamp when reflected by the mirror can irradiate the side of the irradiation range of the headlamp with a bright light amount without being blocked by any one.
[0045]
Further, in the vehicular lamp according to the present invention (Claim 3), the form of the vehicular lamp is a projector type, and the size of the output image in the direction orthogonal to the irradiation direction of the irradiation light from the lens is By providing the mirror in a range that does not exceed the outer dimension in the same direction, the mirror can be made compact. As a result, the overall size of the vehicular lamp is also reduced, and even when the vehicular lamp is mounted on a vehicle having a limited mounting space, the vehicular lamp can be mounted more easily.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a plan view of a vehicle including a vehicular lamp according to the present invention.
FIG. 2 is a front view of a vehicle including the vehicular lamp according to the present invention.
FIG. 3 is a front view showing an embodiment of a vehicular lamp according to the present invention.
4 is a cross-sectional view taken along AA in FIG.
FIG. 5 is a detailed view of part B in FIG. 4;
6 is a diagram when the vehicular lamp of FIG. 5 is used as a cornering lamp. FIG.
7 is a diagram showing an irradiation range of FIG. 6. FIG.
FIG. 8 is a diagram when the vehicular lamp of FIG. 5 is used as a fog lamp.
FIG. 9 is a diagram illustrating an irradiation range of FIG.
FIG. 10 is a diagram showing a modification of the embodiment.
11 is a cross-sectional view taken along CC in FIG.
[Explanation of symbols]
1 Headlamp
5 Vehicle lamp
6 Reflector
7 Light source bulb
8 Light emitting part
13 Condensing lens
14 Mirror plate
16 Reflecting surface
17 Operating shaft
22 Cornering lamp irradiation range
23 Fog lamp irradiation range
24 Passing beam irradiation range
25 Cut line
30 vehicles
40 Outer lens
F1 first focus
F2 second focus
Claims (3)
前記リフレクタからの照射方向に設けられたミラーと、
前記ミラーを作動させてコーナーリングランプの配光パターンと他のランプの配光パターンとを作ることができる可動手段と、
を備えることを特徴とする車両用灯具。In a vehicle lamp comprising a light source and a reflector,
A mirror provided in the irradiation direction from the reflector;
Movable means capable of operating the mirror to create a light distribution pattern of a cornering lamp and a light distribution pattern of another lamp;
A vehicular lamp characterized by comprising:
ことを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。Formed integrally with the headlamp, provided below the light source installed in the headlamp, and the mirror is provided on the irradiation direction side of the headlamp from the headlamp, and More than the headlamp, provided on the center side in the left-right direction of the vehicle equipped with the headlamp.
The vehicular lamp according to claim 1.
前記ミラーは、前記レンズからの照射方向側に設けられており、且つ、当該レンズのからの照射光の照射方向と直交する方向の出射像の寸法が、当該レンズの同方向の外形寸法を超えない大きさとなる範囲の照射光を反射可能な位置に設けられている、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の車両用灯具。The vehicular lamp is formed as a projector-type lamp having a lens provided in the irradiation direction of the reflector,
The mirror is provided on the irradiation direction side from the lens, and the size of the outgoing image in the direction orthogonal to the irradiation direction of the irradiation light from the lens exceeds the outer dimension in the same direction of the lens. It is provided at a position that can reflect the irradiation light in a range that does not have a size,
The vehicular lamp according to claim 1 or 2.
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---|---|---|---|---|
JP2007099077A (en) * | 2005-10-04 | 2007-04-19 | Stanley Electric Co Ltd | Display device for vehicle |
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