JP2005016026A - Snowplow - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、除雪機の除雪部に配設されるギアケースの構成に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、エンジンからの動力を、機体前部に配置する除雪部に伝達して、除雪部のブロアおよび掻込オーガを駆動する構成の除雪機が知られている。除雪部においては、ブロアが、除雪部への動力の入力軸であるブロア軸の中途部に配置され、また、掻込オーガがオーガ軸に取り付けられていた。そして、前後方向に配置するブロア軸と左右方向に配置するオーガ軸とがギアケース内で連結され、このギアケースは、ブロア軸の先端部であって、オーガ軸の左右中央部に配設されていた(例えば、特許文献1参照)。
このような除雪機で除雪作業を行う場合には、掻込オーガによってオーガハウジングの左右略中央方向へ雪を掻き込み、ブロアによって掻き込んだ雪を上方へ跳ね飛ばし、投雪シュータから雪を排出するようにしていた。
【0003】
ところが、雪中に障害物(例えば、石や氷結した雪)がある場合には、掻込オーガが障害物に接触して、掻込オーガの回転が妨げられ、除雪部に過負荷がかかることにより、掻込オーガが破損したり、動力伝達機構が損傷したりするという問題点があった。
このような動力伝達機構等に損傷を防止するために、掻込オーガと、該掻込オーガを駆動するオーガ軸との接続部に、シャーボルト(安全ボルト)を取り付けて、雪中の障害物により除雪部に過負荷がかかった場合には、シャーボルトが破断することによってエンジンからの動力の伝達を切断するようにしていた。
【0004】
【特許文献1】
特開平10−68108号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前述のような除雪機では、シャーボルトを備える構成とすることにより、掻込オーガや、動力伝達機構が損傷するという問題点を解消できるものの次のような不具合があった。
除雪部に過負荷がかかりシャーボルトが破断した場合には、除雪作業の途中で破断したシャーボルトと、新たなシャーボルトとを交換する必要があり、このシャーボルトの交換作業は寒中の戸外で行い、軸周辺は凍結している場合が多いため非常に面倒な作業となっていた。そして、シャーボルトの交換作業中は、除雪作業を中断しなければならないため、作業能率が低下してしまうという不具合があった。
そこで、本発明の除雪機では、ギアケース内部に、除雪部に負荷がかかった場合に動力伝達を切断する機構を設けることにより、シャーボルトが破断する頻度を減少させて、除雪機の作業能率を高めることを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
すなわち、請求項1においては、エンジンと、除雪部とを備え、該除雪部にブロア、掻込オーガ、およびエンジンからの動力を除雪部に伝達するための入力軸の先端部が挿入され、掻込オーガを駆動するためのオーガ軸が貫通するギアケースを有する除雪機において、前記ギアケース内で、入力軸の先端部上のウォームと、オーガ軸上にホイールハブを介して取り付けられるウォームホイールとが噛合し、前記ウォームホイールとホイールハブが互いに側面で当接して動力を伝達するとともに、ウォームホイールはホイールハブ上を軸方向に摺動可能に取り付けたものである。
【0007】
請求項2においては、エンジンと、除雪部とを備え、該除雪部にブロア、掻込オーガ、およびエンジンからの動力を除雪部に伝達するための入力軸の先端部が挿入され、掻込オーガを駆動するためのオーガ軸が貫通するギアケースを有する除雪機において、前記ギアケース内で、オーガ軸が分割して構成され、この分割された各オーガ軸のうちギアケースの左右略中央に配置されるオーガ軸上のウォームホイールと、前記入力軸の先端部上のウォームとが噛合し、隣り合う一方のオーガ軸と他方のオーガ軸とを、両オーガ軸の隣り合う端部に連結部材を取り付けることにより連結し、さらに、一方のオーガ軸の端部に取り付けられる連結部材を、他方のオーガ軸に取り付けられる連結部材との連結が外れる方向に摺動可能としたものである。
【0008】
請求項3においては、エンジンと、除雪部とを備え、該除雪部にブロア、掻込オーガ、およびエンジンからの動力を除雪部に伝達するための入力軸の先端部が挿入され、掻込オーガを駆動するためのオーガ軸が貫通するギアケースを有する除雪機において、前記ギアケース内で、入力軸の先端部上のウォームと、オーガ軸上のウォームホイールとが噛合し、該ウォームの後方にバネを取り付け、ウォームがバネにより前方に付勢されるとともに、ウォームを入力軸の軸方向に摺動可能としたものである。
【0009】
請求項4においては、エンジンと、除雪部とを備え、該除雪部にブロア、掻込オーガ、およびエンジンからの動力を除雪部に伝達するための入力軸の先端部が挿入され、掻込オーガを駆動するためのオーガ軸が貫通するギアケースを有する除雪機において、前記ギアケース内で、入力軸の先端部上のウォームと、オーガ軸上のウォームホイールとが噛合し、前記ウォームおよび入力軸を入力軸の軸方向に摺動可能とし、前記ギアケース後方で、入力軸上に、エンジンを停止させるための操作具、またはエンジンから入力軸への動力の伝達を切断するための操作具を取り付けたものである。
【0010】
請求項5においては、エンジンと、除雪部とを備え、該除雪部にブロア、掻込オーガ、およびエンジンからの動力を除雪部に伝達するための入力軸の先端部が挿入され、掻込オーガを駆動するためのオーガ軸が貫通するギアケースを有し、エンジンの出力軸上の出力プーリと入力軸の後端部上の入力プーリとの間にベルトが巻回される除雪機において、出力軸上の出力プーリと入力軸上の入力プーリを、可動プーリ板と固定プーリ板とからなる割りプーリとして構成し、入力軸側の過負荷により該可動プーリ板を摺動する構成としたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
次に、発明の実施の形態を添付の図面を用いて説明する。
図1は本発明を適用する除雪機の一実施例を示す側面図、図2はギアケース40Aを示す正面断面図、図3はギアケース40Bを示す正面断面図、図4は別構成のギアケース40Bを示す正面断面図、図5はギアケース40Cを示す側面断面図、図6はギアケース40Dを示す側面断面図、図7は別構成のギアケース40Dを示す側面断面図、図8は別構成のギアケース40Dを示す側面断面図、図9は別構成のギアケース40Dを示す側面断面図である。
【0012】
まず、除雪機1の全体構成について、図1を用いて説明する。なお、以下では、便宜上、除雪機1の進行方向を前方とし、この進行方向に向かって左右を決定するものとする。
図1に示すように、除雪機1は、機体前部に配設される除雪部11と、該除雪部11の後方に配設される駆動部12と、該駆動部12の下方に配設されるクローラ式の走行装置13と、駆動部12の後方であって機体後部に配設される運転操作部14とで構成されている。
【0013】
除雪部11では、機体フレーム15の前部にブロアハウジング16が連設され、該ブロアハウジング16の前方にオーガハウジング18が連設されている。ブロアハウジング16にはブロア17が内設されており、該ブロア17はブロア軸41の前後中途部に固設されている。オーガハウジング18には掻込オーガ19が内設されており、該掻込オーガ19はオーガ軸42に固設されている。そして、掻込オーガ19とオーガ軸42との接続部にはシャーボルト(図示せず)が取り付けられている。このシャーボルトは、オーガ軸42の左右中途部の複数箇所(例えば、オーガ軸42の左右中央に関して左右対称となる位置に一箇所ずつ)に取り付けられている。
また、オーガハウジング18の左右略中央部にはギアケース40が内設されており、前後方向に延びるブロア軸41の先端部と左右方向に延びるオーガ軸42の左右中央部とが、ギアケース40内でウォーム機構を介して連結されている。このギアケース40については、詳しくは後述する。
【0014】
ブロアハウジング16の上方には、投雪シュータ21が水平旋回可能に立設されている。投雪シュータ21の下部には、一体的に旋回座20が配置され、該旋回座20に図示しない保持機構を係合させて任意位置で保持できるようにし、シュータ21後面に設けたハンドル37を左右回動することにより投雪方向を変更可能としている。但し、前記旋回座20の外周に歯部を形成し、該歯部にギアを噛合して、ハンドルの操作によりまたはモータによりギアを回転させて、旋回座20とともに投雪シュータ21を回動して投雪方向を変更することもできる。
【0015】
このような除雪部11において、掻込オーガ19によってオーガハウジング18の左右略中央方向へ掻き込まれた雪は、ブロア17によって上方へ跳ね飛ばされ、投雪シュータ21によってその方向がガイドされて任意の方向へ排出できるようにしている。投雪シュータ21上端には、キャップを設けてハンドル37の上下操作で回動可能とし、投雪距離を調節可能としている。
【0016】
駆動部12では、機体フレーム15に変速装置が内設され、また、該機体フレーム15の上部にはエンジン22が載置されている。エンジン22の動力は出力軸22aより出力されて、除雪部11および走行装置13に伝達される。出力軸22aには出力プーリ27として、走行出力プーリ27a、および除雪出力プーリ27bが固設されている。
除雪出力プーリ27bと、除雪部11の入力軸であるブロア軸41の後端側に固設される除雪入力プーリ28との間にはベルト29が巻回されており、エンジン22の動力を除雪部11に伝達するようにしている。除雪部11に伝達された動力により、ブロア17および掻込オーガ19が回転駆動される。
走行出力プーリ27aと、走行装置13の変速装置の入力軸に固設される走行入力プーリとの間にはベルトが巻回されており、エンジン22の動力を走行装置13に伝達するようにしている。走行装置13に伝達される動力は、変速装置において変速された後、駆動軸23に伝達され、駆動軸23に嵌装される駆動スプロケット25・25が回転駆動される。
【0017】
機体フレーム15の下部には、駆動スプロケット25・25が嵌装される駆動軸23が回動可能に横架支承され、また、機体フレーム15の後部には、従動スプロケット26・26が嵌装される後車軸24が回動可能に横架支承されている。そして、駆動スプロケット25と従動スプロケット26には無端クローラベルト31が巻回されてクローラが構成されており、この左右一対のクローラによって、駆動軸23の回転駆動により走行駆動されるクローラ式の走行装置13が構成されている。
【0018】
運転操作部14では、機体フレーム15の両側後部より斜め後上方に操向ハンドル32が突出され、左右の操向ハンドル32間に上下の操作ボックス33・52が配設されている。上方の操作ボックス33には、エンジン22から走行装置13への動力伝達の入切操作を行うための走行クラッチレバー35と、エンジン22から除雪部11への動力伝達の入切操作を行うための除雪クラッチレバー39等が配置されている。また、下方の操作ボックス52には、変速装置による変速操作を行うための走行変速レバー38が配設されている。
【0019】
走行クラッチレバー35は、操向ハンドル32を握りながら、この走行クラッチレバー35を握れるようになっている。そして、走行クラッチレバー35は、操向ハンドル32とともに握っている場合には作動し、放した場合には停止するデッドマンクラッチレバーとして構成されている。
また、走行クラッチレバー35と除雪クラッチレバー39とはいずれも操向ハンドル32の近傍に設けられており、走行クラッチレバー35と除雪クラッチレバー39とはいずれもクラッチオフ操作位置に付勢され、除雪クラッチレバー39は除雪クラッチオン操作位置でロックすることができるものとされている。
【0020】
次に、ギアケース40内の動力伝達構成について詳しく説明する。
まず、図2に示す動力伝達機構40Aについて説明する。
動力伝達機構40Aは、ブロアハウジング16の前方であって、オーガハウジング18の左右略中央部に配置されている。ギアケース40には、ブロア軸41の先(前)端部が挿入されて、該ブロア軸41の先端部がベアリング66・66を介してギアケース40に回転自在に支持されている(例えば、図5参照)。また、オーガ軸42が、ギアケース40を左右方向に貫通しており、該オーガ軸42の左右中央部がベアリング46・46を介してギアケース40に回転自在に支持されている。
ブロア軸41の先端部上には、ウォーム43が固設されており、該ウォーム43とウォームホイール44とが噛合している。ウォームホイール44は、ホイールハブ45を介してオーガ軸42上の左右中央部に取り付けられている。
【0021】
ホイールハブ45は、円筒形状の円筒部45aと、該円筒部45aの左右一端側(本実施例では左端側)に形成される鍔部45bとからなっている。ホイールハブ45はオーガ軸42に嵌装されており、該ホイールハブ45とオーガ軸42との間にはキーが介装されて、一体的に回転する。ウォームホイール44はホイールハブ45の円筒部45a外周に嵌装されており、該ウォームホイール44とホイールハブ45とは、軸方向(左右方向)および垂直方向において当接している。
【0022】
このうち、垂直方向の当接部では、ウォームホイール44の側面(本実施例では左側面)と、ホイールハブ45の鍔部45bの側面(本実施例では右側面)とが当接している。そして、ウォームホイール44のホイールハブ45と当接する側面と反対側の側面(本実施例では右側面)にバネ47の一端が当接されており、該バネ47の他端は座金48に当接されている。なお、座金48をホイールハブ45の円筒部45aに挿通し、ナット49で締め付けて固定している。
【0023】
バネ47は、ウォームホイール44の周方向の複数箇所に配設されている。ただし、内径がウォームホイール44のボス部に嵌り込む1個の圧縮バネとすることもできる。
バネ47の付勢力は、ウォームホイール44をホイールハブ45の鍔部45bに押し付ける方向に作用している。このようなバネ47の付勢力により、ウォームホイール44の側面とホイールハブ45の鍔部45bとの間には、摩擦力が作用する。これにより、ブロア軸41からオーガ軸42への動力の伝達を可能としている。
なお、互いに対向する面となるウォームホイール44の側面と、ホイールハブ45の鍔部45bの側面に、互いに噛み合うように、それぞれ凹凸を有する形状のカムまたは爪または歯等を設けてもよい。または、それぞれの当接面に摩擦係数の大きい部材としてゴムや合成樹脂や金属等またはブレーキパッド等を貼り付けることとしてもよい。また、それぞれの当接面をテーパ面としてもよく、この場合には、ホイールハブ45の鍔部45bの側面にはテーパ状の突出部を形成し、ウォームホイール44の側面には前記テーパ状の突出部と当接する窪みを形成する。
【0024】
これに対して左右方向の当接部では、ウォームホイール44のボス部内周面とホイールハブ45の円筒部45aの外周面とが当接している。この場合、ウォームホイール44は、ホイールハブ45に対して左右方向に摺動自在となっている。そして、ウォームホイール44がホイールハブ45に対して左右方向に摺動することにより、前述したウォームホイール44の側面とホイールハブ45の鍔部45bの側面とが離れて隙間が生じた場合には、ウォームホイール44は、ホイールハブ45に対して回転可能となる。
【0025】
以上のように構成される動力伝達機構40A内部において、通常の除雪作業時には、ウォームホイール44の側面とホイールハブ45の鍔部45bの側面とが当接しており、エンジン22からの動力は、ブロア軸41→ウォーム43→ウォームホイール44→ホイールハブ45→オーガ軸42のように伝達されて、掻込オーガ19が駆動される。
ところが、除雪作業時に掻込オーガ19が障害物(例えば、石や氷結した雪)に接触すること等により過負荷が掻込オーガ19にかかった場合には、該掻込オーガ19の回転が停止しようとし、オーガ軸42およびホイールハブ45の回転も停止しようとする。この場合、負荷によりオーガ軸42(ホイールハブ45)上のウォームホイール44にスラスト力が作用して、ウォームホイール44の側面と、ホイールハブ45の鍔部45bとの間で滑りが生ずる。そして、負荷が増大すると、オーガ軸42上のウォームホイール44に働くスラスト力が負荷に比例して増加するため、このスラスト力が、バネ47による鍔部45bへのウォームホイール44の押し付け力を超えると、ウォームホイール44がスラスト方向に円筒部45a上を摺動する。これにより、ウォームホイール44の側面と鍔部45bとの間に隙間が生じて、ブロア軸41からオーガ軸42への動力の伝達が切断される。この滑りが生ずるタイミングと、スラスト力がバネ47の押し付け力を超えて動力が切れるタイミングとを調節するには、バネ47のバネ定数、または数量を調節すればよい。例えば、滑り発生と動力切断とを略同じタイミングで行わせたり、あるいは、滑り発生と動力切断との間にタイムラグを設けたりするようにできる。
なお、動力伝達時にバネ47による鍔部45bへウォームホイール44の押し付け力によってオーガ軸42を回転させようとするトルクは、掻込オーガ19に作用する過負荷によってオーガ軸42に取り付けられるシャーボルトが破断するトルクよりも小さく設定しておく。これには、バネ47のバネ定数、または数量を調節すればよい。
【0026】
このように、動力伝達機構40Aにおいて、掻込オーガ19に過負荷がかかった場合に、ウォームホイール44がホイールハブ45に対して滑ったり、両者の間に隙間が発生したりすることにより、ブロア軸41からオーガ軸42への動力伝達を切断することができ、掻込オーガ19や、その他の動力伝達機構の破損を防止できるとともに、オーガ軸42に取り付けられるシャーボルトが破断することも抑制することができる。また、これにより、シャーボルトが破断する頻度を減少させて、除雪機1の作業能率を高めることができる。なお、過負荷の原因となった障害物が取り除かれた後には、ウォームホイール44はバネ47の付勢力により元の位置に復帰して付勢した状態となり、動力を伝達する。
【0027】
次に、図3に示す動力伝達機構40B内部の構成について説明する。本実施例の動力伝達機構40Bは、図2に示す動力伝達機構40Aとは異なる構成となっている。
ブロアハウジング16の前方であって、オーガハウジング18の左右略中央部に配置される動力伝達機構40Bにおいて、ブロア軸41の先端部がベアリング66・66を介して回転可能に支持され(例えば、図5参照)、また、オーガ軸42の左右中央部がベアリング56・56を介して回転可能に支持されている。ブロア軸41の先端部に形成されるウォーム43と、オーガ軸42の左右中央部に嵌装されるウォームホイール44とが噛合している。
【0028】
本実施例では、ギアケース40B内部において、オーガ軸42が分割されて、左オーガ軸(図示せず)、中オーガ軸42M、右オーガ軸42Rとして形成されている。左オーガ軸、中オーガ軸42M、および右オーガ軸42Rは、それぞれベアリングを介してギアケース40に回転自在に支持されている。ウォームホイール44は、中オーガ軸42Mとキーを介して両者が一体的に回転するように嵌合している。
【0029】
以下では、中オーガ軸42Mと右オーガ軸42Rとを連結する場合について説明するが、この場合と同様に中オーガ軸42Mと左オーガ軸とが連結されている。
中オーガ軸42Mと右オーガ軸42Rとは、連結部材54と連結部材55とが噛み合うことにより連結される。連結部材54には、中オーガ軸42Mを挿入するための開口部54aが形成されている。中オーガ軸42Mの右端部外周、および連結部材54の開口部54aの内周には、それぞれスプラインが形成されており、該中オーガ軸42Mと連結部材54とがスプライン嵌合されている。このため、中オーガ軸42Mと連結部材54とは、一体的に回転する。そして、中オーガ軸42Mのスプラインは、連結部材54のスプラインよりも長く形成されているため、中オーガ軸42Mに対して連結部材54が左右方向に摺動可能となっている。
右オーガ軸42Rの左端部には連結部材55が固設されており、該右オーガ軸42Rと連結部材55とは、一体的に回転する。ただし、中オーガ軸42Mに取り付けられる連結部材54とは違って、連結部材55は右オーガ軸42Rに摺動不可能に取り付けられている。
【0030】
中オーガ軸42Mの連結部材54の右側面と、右オーガ軸42Rの連結部材55の左側面とが、この実施例では、互いに噛み合って当接するように、それぞれ凹凸を有する形状となっている。例えば、図3に示すように、連結部材54の右側面の突出した凸部に対応させて、連結部材55の左側面に窪んだ凹部を形成し、また、連結部材54の右側面の窪んだ凹部に対応させて、連結部材55の左側面に突出した凸部を形成している。なお、噛み合い部分は若干テーパを設けている。
そして、中オーガ軸42Mの連結部材54と、右オーガ軸42Rの連結部材55とが噛み合うことにより、中オーガ軸42Mから右オーガ軸42Rへ動力の伝達が可能となる。
【0031】
中オーガ軸42Mの連結部材54の左側面にバネ57の一端が連結されており、該バネ57の他端は座金58に連結されている。なお、座金58を中オーガ軸42Mに挿通し、ナット59で締め付けて固定している。
バネ57は、連結部材54の周方向の複数箇所に配設されており、該バネ57の付勢力は、連結部材54を右オーガ軸42Rの連結部材55に押し付ける方向、つまり、両連結部材54・55が噛み合う方向に作用している。このようなバネ57の付勢力により、両連結部材54・55が噛み合って、中オーガ軸42Mから右オーガ軸42Rへの動力の伝達を可能としている。
【0032】
以上のように構成されるギアケース40B内部において、通常の除雪作業時には、中オーガ軸42Mの連結部材54と右オーガ軸42Rの連結部材55とが噛み合っており、エンジン22からの動力は、ブロア軸41→ウォーム43→ウォームホイール44→中オーガ軸42M→連結部材54→連結部材55→右オーガ軸42Rのように伝達されて、掻込オーガ19が駆動される。
ところが、除雪作業時に掻込オーガ19が障害物に接触すること等により過負荷が右オーガ軸42Rに取り付けられる掻込オーガ19にかかった場合には、該掻込オーガ19の回転が停止しようとし、右オーガ軸42Rおよび連結部材55の回転も停止しようとする。この場合、中オーガ軸42Mの連結部材54がバネ57の付勢力により、右オーガ軸42Rの連結部材55とが噛み合って右オーガ軸42Rを回転させようとするトルクよりも、掻込オーガ19に作用する過負荷によって右オーガ軸42Rを停止させようとするトルクが大きくなると、中オーガ軸42Mの連結部材54と右オーガ軸42Rの連結部材55との噛み合いが外れる。つまり、バネ57の付勢力に抗して中オーガ軸42Mの連結部材54が中オーガ軸42Mに対して左方に摺動することにより、該中オーガ軸42Mの連結部材54と右オーガ軸42Rと連結部材55との噛み合いが外れて、中オーガ軸42Mから右オーガ軸42Rへの動力の伝達が切断される。
なお、動力伝達時にバネ57の付勢力により中オーガ軸42Mの連結部材54が、右オーガ軸42Rの連結部材55とが噛み合って右オーガ軸42Rを回転させようとするトルクは、掻込オーガ19に作用する過負荷によって右オーガ軸42Rに取り付けられるシャーボルトが破断するトルクよりも小さく設定しておく。これには、バネ57のバネ定数、または数量を調節すればよい。また、両連結部材54・55が互いに噛み合う側面の形状を変更することによっても調節できる。
【0033】
このように、ギアケース40B内部に、掻込オーガ19に過負荷がかかった場合に、中オーガ軸42Mの連結部材54を、中オーガ軸42Mに対して摺動させて、中オーガ軸42Mから右オーガ軸42Rへの動力伝達を切断する機構を設けることにより、掻込オーガ19や、その他の動力伝達機構の破損を防止できるとともに、右オーガ軸42Rに取り付けられるシャーボルトが破断することを抑制することができる。また、これにより、シャーボルトが破断する頻度を減少させて、除雪機1の作業能率を高めることができる。なお、過負荷の原因となった障害物が取り除かれた後には、連結部材54はバネ57の付勢力により元の位置に復帰して付勢した状態となり、動力を伝達する。
【0034】
なお、両連結部材54・55の形状は、両連結部材54・55が互いに噛み合って当接するとともに、中オーガ軸42Mの連結部材54がバネ57の付勢力により右オーガ軸42Rの連結部材55とが噛み合って右オーガ軸42Rを回転させようとするトルクよりも、掻込オーガ19に作用する過負荷によって右オーガ軸42Rを停止させようとするトルクが大きくなった場合に、両連結部材54・55の噛み合いが外れるような形状であれば、特に限定されない。また、本実施例では、右オーガ軸42Rの連結部材55を固定して、中オーガ軸42Mの連結部材54を左方に摺動することとしているが、中オーガ軸42Mの連結部材54を固定して、右オーガ軸42Rの連結部材55を右方に摺動することとしてもよい。
【0035】
なお、図4に示すように、右オーガ軸42Rと中オーガ軸Mとの連結部分を、ギアケース40Bの外に配置する構成としてもよい。この場合には、掻込オーガ19が右オーガ軸42Rにらせん状に取り付けられているため、掻込オーガ19に過負荷がかかると、外方向(ギアケース40Bとは逆方向)にスラスト力が発生する。このスラスト力によりバネ57の付勢力に抗して中オーガ軸42Mの連結部材54が中オーガ軸42Mに対して右方に摺動することによって、該中オーガ軸42Mの連結部材54と右オーガ軸42Rと連結部材55との噛み合いが外れて、中オーガ軸42Mから右オーガ軸42Rへの動力の伝達が切断される。
【0036】
次に、図5に示す動力伝達機構40C内部の構成について説明する。
ブロアハウジング16の前方であって、オーガハウジング18の左右略中央部に配置される動力伝達機構40Cにおいて、オーガ軸42の左右中央部がベアリング46・46を介して回転可能に支持され(例えば、図2参照)、また、ブロア軸41の先端部がベアリング66・66を介して回転自在に支持されている。オーガ軸42の左右中央部に嵌装されるウォームホイール44と、ブロア軸41の先端部に取り付けられるウォーム43とが噛合している。
ブロア軸41の外周およびウォーム43の内周には、それぞれスプラインが形成されており、該ブロア軸41とウォーム43とがスプライン嵌合されている。このため、ブロア軸41とウォーム43とは、一体的に回転する。そして、ブロア軸41のスプラインは、ウォーム43のスプラインよりも長く形成されているため、ブロア軸41に対してウォーム43が前後方向に摺動可能となっている。また、バネ67がウォーム43の後端とベアリング66との間に介装されており、該バネ67の付勢力は、ウォーム43を前方に押す方向に作用している。
【0037】
以上のように構成されるギアケース40C内部において、通常の除雪作業時には、ウォーム43とウォームホイール44とが噛合しており、エンジン22からの動力は、ブロア軸41→ウォーム43→ウォームホイール44→オーガ軸42のように伝達されて、掻込オーガ19が駆動される。この場合、ウォームホイール44は図5の細い矢印の方向に回転する。
ところが、除雪作業時に掻込オーガ19が障害物に接触すること等により過負荷が掻込オーガ19にかかった場合には、該掻込オーガ19の回転が停止しようとし、オーガ軸42およびウォームホイール44の回転も停止しようとする。この場合、ウォーム43の回転によりウォームホイール44を回転させようとするトルクよりも、掻込オーガ19に作用する過負荷によってウォームホイール44を停止させようとするトルクが大きくなると、ウォームホイール44の回転が停止する。
しかし、ウォームホイール44の回転が停止しても、ウォーム43が回転中であると、ウォーム43には該ウォーム43を図5の太い矢印の方向へ後退させようとする力が作用する。前述したように、ウォーム43はブロア軸41に対して摺動可能となっているため、ウォーム43はバネ67の付勢力に抗して後方に摺動する。
【0038】
このように、ウォーム43の後方への摺動時にはバネ67の付勢力が作用しているため、過負荷によるウォームホイール44の停止時のショックを吸収して、その衝撃を緩和することが可能となる。また、掻込オーガ19や、動力伝達機構の破損を防止できるとともに、オーガ軸42に取り付けられるシャーボルトが破断することを抑制することができ、これにより、シャーボルトが破断する頻度を減少させて、除雪機1の作業能率を高めることができる。なお、過負荷の原因となった障害物が取り除かれた後には、ウォーム43はバネ67の付勢力により元の位置に復帰する。
【0039】
次に、図6に示す動力伝達機構40D内外の構成について説明する。本実施例の動力伝達機構40Dは、図5に示す動力伝達機構40Cとは若干異なる構成となっている。
ブロアハウジング16の前方であって、オーガハウジング18の左右略中央部に配置される動力伝達機構40Dにおいて、オーガ軸42の左右中央部がベアリング46・46を介して回転自在に支持され(例えば、図2参照)、また、ブロア軸41の先端部がベアリング76・76を介して回転自在に支持されている。オーガ軸42の左右中央部に嵌装されるウォームホイール44と、ブロア軸41の先端部に固設されるウォーム43とが噛合している。
また、バネ77がウォーム43の後端とベアリング76との間に介装されており、該バネ77の付勢力は、ウォーム43を前方に押す方向に作用している。
【0040】
本実施例では、図5に示す動力伝達機構40Cの場合とは違って、ウォーム43とブロア軸41がギアケース40に対して前後方向に摺動可能に取り付けられている。そして、ブロア軸41とウォーム43とは、一体的に回転する。
また、ギアケース40後方においては、押圧部材81がブロア軸41上に固設され、該押圧部材81の後方に、該押圧部材81と所定の間隔をあけてエンジン22を停止させるためのスイッチ82が配置されている。ブロア軸41上の押圧部材81が後方に所定距離だけ移動すると、スイッチ82が押圧操作されて、エンジン22が停止する。つまり、押圧部材81およびスイッチ82が、エンジン22を停止させるための操作具として機能する。
【0041】
以上のように構成される動力伝達機構40D内部において、通常の除雪作業時には、ウォーム43とウォームホイール44とが噛合しており、エンジン22からの動力は、ブロア軸41→ウォーム43→ウォームホイール44→オーガ軸42のように伝達されて、掻込オーガ19が駆動される。この場合、ウォームホイール44は図6の細い矢印の方向に回転している。
ところが、除雪作業時に掻込オーガ19が障害物に接触すること等により過負荷が掻込オーガ19にかかった場合には、該掻込オーガ19の回転が停止しようとし、オーガ軸42およびウォームホイール44の回転も停止しようとする。この場合、ウォーム43の回転によりウォームホイール44を回転させようとするトルクよりも、掻込オーガ19に作用する過負荷によってウォームホイール44を停止させようとするトルクが大きくなると、ウォームホイール44の回転が停止する。
しかし、ウォームホイール44の回転が停止しても、ウォーム43が回転中であると、ウォーム43には該ウォーム43を図6の太い矢印の方向へ後退させようとする力が作用する。このとき、ウォーム43はブロア軸41に対して摺動不可能であるため、ウォーム43はブロア軸41とともにバネ77の付勢力に抗して後方に摺動する。同時に、ブロア軸41上の押圧部材81が後方に移動する。押圧部材81が後方に所定距離だけ移動すると、スイッチ82が押圧操作されて、エンジン停止の状態になる。なお、スイッチ操作により、除雪クラッチをオフの状態にするようにしてもよい。また、本実施例では、ブロア軸41はベアリング76・76に対しても前後方向に摺動可能となっている。
【0042】
このように、ウォーム43およびブロア軸41の後方への摺動時にはバネ77の付勢力が作用しているため、過負荷によるウォームホイール44の停止時のショックを吸収して、その衝撃を緩和することが可能となる。加えて、スイッチ操作でエンジン22を停止させることとしているため、掻込オーガ19や、動力伝達機構の破損を防止できるとともに、オーガ軸42に取り付けられるシャーボルトが破断することを抑制することができ、これにより、シャーボルトが破断する頻度を減少させて、除雪機1の作業能率を高めることができる。なお、過負荷の原因となった障害物が取り除かれた後には、ウォーム43およびブロア軸41はバネ77の付勢力により元の位置に復帰する。
【0043】
なお、図7に示すように、ブロア軸41の後端面、または除雪入力プーリ28の後端面より後方に、所定の間隔をあけてスイッチ82を配置する構成としてもよく、この場合には、ブロア軸41上に押圧部材81を設ける必要がなくなる。
【0044】
図6に示す実施例の場合、スイッチ82に替えて、図8に示すような側面視略「く」字状のアーム83を配置する構成としていもよい。
アーム83は、図8に示すように、その一端がブロア軸41上の押圧部材81の後方に、該押圧部材81と所定の間隔をあけて配置されている。アーム83の「く」字状の折れ曲がった部分が回動軸84に回動可能に支持されており、アーム83の他端が連結部材86を介してワイヤ85の一端と連結されている。該ワイヤ85の他端は、エンジン停止手段と連結されている。
ブロア軸41上の押圧部材81が後方に所定距離だけ移動すると、アーム83が回動軸84を中心に所定角度だけ回動し、ワイヤ85が所定量だけ引っ張られる。このようにワイヤ85が所定量だけ引っ張られる操作が行われると、エンジン22が停止し、除雪クラッチがオフの状態にされる。つまり、押圧部材81およびアーム83は、エンジン22を停止させるための操作具、またはエンジン22からブロア軸41への動力の伝達を切断するための操作具として機能する。
前述したように、過負荷によりウォームホイール44の回転が停止すると、ウォーム43およびブロア軸41が後方に摺動することにより、ブロア軸41上の押圧部材81が後方に所定距離だけ移動し、アーム83が回動しワイヤ85が引っ張られる操作が行われて、この結果、エンジン22停止の状態や、除雪クラッチがオフ等の状態になる。
【0045】
また、図6に示す実施例の場合、押圧部材81およびスイッチ82に替えて、図9に示すように、ブロア軸41の後端側に嵌装される除雪入力プーリ28を、割りプーリとする構成としてもよい。
除雪入力プーリ28は、ブロア軸41に固設される固定プーリ板28b(ギアケース40D側)と、ブロア軸41に摺動自在にスプライン嵌合される可動プーリ板28a(ギアケース40D側と反対側)とからなっており、可動プーリ板28aの後端側がベアリング等を介して固定され、該可動プーリ板28aの位置は前後方向に固定されている。また、前記エンジン22の出力軸22a上に設けられる除雪出力プーリ27bも同様に割りプーリに構成されている。そして、除雪出力プーリ27bおよび除雪入力プーリ28は、バネ91等の弾性部材により間隔を所定の間隔に保持する方向に付勢されており、除雪出力プーリ27bに巻回されているベルト29はその径が大きくなる方向に、除雪入力プーリ28に巻回されているベルト29はその径が小さくなる方向に位置するように保持されている。この場合、バネ91の前端を、前後位置が固定されている座金等に当接させて、バネ91の前端位置を前後方向に固定している。なお、固定プーリ板と可動プーリ板との間に弾性部材を介装して、両者の間隔を保持するようにしてもよい。
【0046】
このように構成されるギアケース40D内外において、通常の除雪作業時には、エンジン22からの動力は、出力軸22a→除雪出力プーリ27b→ベルト29→除雪入力プーリ28→ブロア軸41のように伝達され、さらにブロア軸41→ウォーム43→ウォームホイール44→オーガ軸42のように伝達されて、掻込オーガ19が駆動される。この場合、ウォームホイール44は図6の細い矢印の方向に回転している。
ところが、除雪作業時に掻込オーガ19が障害物に接触すること等により過負荷が掻込オーガ19にかかった場合には、該掻込オーガ19の回転が停止しようとし、オーガ軸42およびウォームホイール44の回転も停止しようとする。この場合、ウォーム43の回転によりウォームホイール44を回転させようとするトルクよりも、掻込オーガ19に作用する過負荷によってウォームホイール44を停止させようとするトルクが大きくなると、ウォームホイール44の回転が停止する。このとき、エンジン22の出力軸22aに嵌装されている除雪出力プーリ27b(図1)からの動力伝達がベルト29を介して除雪入力プーリ28に伝えるが、ウォーム43はブロア軸41に固定されているため、ウォーム43はブロア軸41とともにバネ91の付勢力に抗して後方に摺動する。したがって、ブロア軸41上に固設されている固定プーリ板28bも後方に移動する。この結果、両プーリ板28a・28bの間隔が狭められて、除雪入力プーリ28のプーリ径が大きくなり、回転数を減少させようとする。これにより、一時的にショックを和らげシャーボルトの破断を防止する。
さらに、可動プーリ板28aの後方への移動があると、前述した場合と同様に、除雪機1をエンジン停止や除雪クラッチオフの状態とする操作具を作動させて、ブロア軸41への動力伝達を切断するようにすることができる(図6乃至図8参照)。
【0047】
これにより、掻込オーガ19や、動力伝達機構の破損を防止できるとともに、オーガ軸42に取り付けられるシャーボルトが破断することを抑制することができる。また、これにより、シャーボルトが破断する頻度を減少させて、除雪機1の作業能率を高めることができる。
【0048】
【発明の効果】
本発明は、以上のように構成したので、以下に示すような効果を奏する。
すなわち、請求項1に示す如く、エンジンと、除雪部とを備え、該除雪部にブロア、掻込オーガ、およびエンジンからの動力を除雪部に伝達するための入力軸の先端部が挿入され、掻込オーガを駆動するためのオーガ軸が貫通するギアケースを有する除雪機において、前記ギアケース内で、入力軸の先端部上のウォームと、オーガ軸上にホイールハブを介して取り付けられるウォームホイールとが噛合し、前記ウォームホイールとホイールハブが互いに側面で当接して動力を伝達するとともに、ウォームホイールはホイールハブ上を軸方向に摺動可能に取り付けたので、掻込オーガに過負荷がかかった場合に、ウォームホイールをホイールハブに対して摺動させて、入力軸からオーガ軸への動力伝達を切断する機構を設けることにより、掻込オーガや、動力伝達機構の破損を防止できるとともに、オーガ軸に取り付けられるシャーボルトが破断することを抑制することができる。また、これにより、シャーボルトが破断する頻度を減少させて、除雪機の作業能率を高めることができる。
【0049】
請求項2に示す如く、エンジンと、除雪部とを備え、該除雪部にブロア、掻込オーガ、およびエンジンからの動力を除雪部に伝達するための入力軸の先端部が挿入され、掻込オーガを駆動するためのオーガ軸が貫通するギアケースを有する除雪機において、前記ギアケース内で、オーガ軸が分割して構成され、この分割された各オーガ軸のうちギアケースの左右略中央に配置されるオーガ軸上のウォームホイールと、前記入力軸の先端部上のウォームとが噛合し、隣り合う一方のオーガ軸と他方のオーガ軸とを、両オーガ軸の隣り合う端部に連結部材を取り付けることにより連結し、さらに、一方のオーガ軸の端部に取り付けられる連結部材を、他方のオーガ軸に取り付けられる連結部材との連結が外れる方向に摺動可能としたので、掻込オーガに過負荷がかかった場合に、一方のオーガ軸の連結部材を、一方のオーガ軸に対して摺動させて、一方のオーガ軸から他方のオーガ軸への動力伝達を切断する機構を設けることにより、掻込オーガや、動力伝達機構の破損を防止できるとともに、オーガ軸に取り付けられるシャーボルトが破断することを抑制することができる。また、これにより、シャーボルトが破断する頻度を減少させて、除雪機の作業能率を高めることができる。
【0050】
請求項3に示す如く、エンジンと、除雪部とを備え、該除雪部にブロア、掻込オーガ、およびエンジンからの動力を除雪部に伝達するための入力軸の先端部が挿入され、掻込オーガを駆動するためのオーガ軸が貫通するギアケースを有する除雪機において、前記ギアケース内で、入力軸の先端部上のウォームと、オーガ軸上のウォームホイールとが噛合し、該ウォームの後方にバネを取り付け、ウォームがバネにより前方に付勢されるとともに、ウォームを入力軸の軸方向に摺動可能としたので、ウォームの後方への摺動時にはバネの付勢力が作用しているため、過負荷によるウォームホイールの停止時のショックを吸収して、その衝撃を緩和することができる。
【0051】
請求項4に示す如く、エンジンと、除雪部とを備え、該除雪部にブロア、掻込オーガ、およびエンジンからの動力を除雪部に伝達するための入力軸の先端部が挿入され、掻込オーガを駆動するためのオーガ軸が貫通するギアケースを有する除雪機において、前記ギアケース内で、入力軸の先端部上のウォームと、オーガ軸上のウォームホイールとが噛合し、前記ウォームおよび入力軸を入力軸の軸方向に摺動可能とし、前記ギアケース後方で、入力軸上に、エンジンを停止させるための操作具、またはエンジンから入力軸への動力の伝達を切断するための操作具を取り付けたので、掻込オーガに過負荷がかかった場合に、ウォームおよび入力軸を後方に摺動させて、操作具の操作によりエンジンを停止させたり、エンジンから入力軸への動力伝達を切断させたりすることとしているため、掻込オーガや、動力伝達機構の破損を防止できるとともに、オーガ軸に取り付けられるシャーボルトが破断することを抑制することができ、これにより、シャーボルトが破断する頻度を減少させて、除雪機の作業能率を高めることができる。
【0052】
請求項5に示す如く、エンジンと、除雪部とを備え、該除雪部にブロア、掻込オーガ、およびエンジンからの動力を除雪部に伝達するための入力軸の先端部が挿入され、掻込オーガを駆動するためのオーガ軸が貫通するギアケースを有し、エンジンの出力軸上の出力プーリと入力軸の後端部上の入力プーリとの間にベルトが巻回される除雪機において、出力軸上の出力プーリと入力軸上の入力プーリを、可動プーリ板と固定プーリ板とからなる割りプーリとして構成し、入力軸側の過負荷により該可動プーリ板を摺動する構成としたので、掻込オーガや、動力伝達機構の破損を防止できるとともに、オーガ軸に取り付けられるシャーボルトが破断することを抑制することができる。また、これにより、シャーボルトが破断する頻度を減少させて、除雪機の作業能率を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用する除雪機の一実施例を示す側面図。
【図2】ギアケース40Aを示す正面断面図。
【図3】ギアケース40Bを示す正面断面図。
【図4】別構成のギアケース40Bを示す正面断面図。
【図5】ギアケース40Cを示す側面断面図。
【図6】ギアケース40Dを示す側面断面図。
【図7】別構成のギアケース40Dを示す側面断面図。
【図8】別構成のギアケース40Dを示す側面断面図。
【図9】別構成のギアケース40Dを示す側面断面図。
【符号の説明】
1 除雪機
11 除雪部
17 ブロア
19 掻込オーガ
22 エンジン
40 ギアケース
41 ブロア軸
42 オーガ軸
43 ウォーム
44 ウォームホイール
45 ホイールハブ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a configuration of a gear case disposed in a snow removal portion of a snow removal machine.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, there is known a snow remover having a configuration in which power from an engine is transmitted to a snow removal unit disposed at a front part of a machine body to drive a blower and a take-up auger of the snow removal unit. In the snow removal section, the blower is disposed in the middle of the blower shaft, which is an input shaft for power to the snow removal section, and the take-up auger is attached to the auger shaft. A blower shaft disposed in the front-rear direction and an auger shaft disposed in the left-right direction are coupled within the gear case, and this gear case is disposed at the tip of the blower shaft and at the left-right center portion of the auger shaft. (For example, refer to Patent Document 1).
When performing snow removal with such a snow remover, the snow is scraped into the auger housing in the direction of the center of the left and right by a scraping auger, and the snow scraped by the blower is jumped up and discharged from the snow throwing shooter. I was trying to do it.
[0003]
However, if there are obstacles in the snow (for example, stones or frozen snow), the scraping auger will come into contact with the obstacles, preventing the rotation of the scraping auger and overloading the snow removal part. As a result, the take-in auger is broken or the power transmission mechanism is damaged.
In order to prevent damage to such a power transmission mechanism or the like, a shear bolt (safety bolt) is attached to the connection portion between the take-up auger and the auger shaft that drives the take-up auger, and obstacles in the snow Thus, when an overload is applied to the snow removal part, the transmission of power from the engine is cut off by breaking the shear bolt.
[0004]
[Patent Document 1]
JP-A-10-68108
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, although the snow remover as described above has a configuration including a shear bolt, the problem that the scratching auger and the power transmission mechanism are damaged has the following problems.
If the shear bolt is overloaded and the shear bolt breaks, it is necessary to replace the shear bolt that has been broken during the snow removal work with a new shear bolt. This is very troublesome because the axis is often frozen. And, since the snow removal work must be interrupted during the replacement of the shear bolt, there is a problem that the work efficiency is lowered.
Therefore, in the snow remover of the present invention, by providing a mechanism inside the gear case that cuts power transmission when a load is applied to the snow removal portion, the frequency of shear bolt breaking is reduced, and the work efficiency of the snow remover is reduced. The challenge is to increase
[0006]
[Means for Solving the Problems]
The problem to be solved by the present invention is as described above. Next, means for solving the problem will be described.
That is, according to the first aspect of the present invention, an engine and a snow removal unit are provided, and a blower, a scraping auger, and a tip of an input shaft for transmitting power from the engine to the snow removal unit are inserted into the snow removal unit. In a snowplow having a gear case through which an auger shaft for driving a built-in auger passes, a worm on the tip of the input shaft in the gear case, and a worm wheel attached to the auger shaft via a wheel hub The worm wheel and the wheel hub are in contact with each other on the side surface to transmit power, and the worm wheel is mounted on the wheel hub so as to be slidable in the axial direction.
[0007]
According to a second aspect of the present invention, an engine and a snow removal unit are provided, and a blower, a scraping auger, and a tip end of an input shaft for transmitting power from the engine to the snow removal unit are inserted into the snow removal unit, In the snowplow having a gear case through which the auger shaft for driving the auger shaft is divided, the auger shaft is divided in the gear case, and the divided auger shafts are arranged at substantially the left and right centers of the gear case. The worm wheel on the auger shaft is engaged with the worm on the tip of the input shaft, and one adjacent auger shaft and the other auger shaft are connected to each other with a connecting member at the adjacent end of both auger shafts. Further, the connecting member attached to the end portion of one auger shaft is slidable in a direction in which the connection with the connecting member attached to the other auger shaft is released.
[0008]
According to a third aspect of the present invention, an engine and a snow removal unit are provided, and a blower, a scraping auger, and a tip of an input shaft for transmitting power from the engine to the snow removal unit are inserted into the snow removal unit, In the snowplow having a gear case through which the auger shaft for driving the worm is driven, the worm on the tip end of the input shaft and the worm wheel on the auger shaft mesh with each other in the gear case, and behind the worm. A spring is attached, the worm is urged forward by the spring, and the worm is slidable in the axial direction of the input shaft.
[0009]
According to a fourth aspect of the present invention, an engine and a snow removal unit are provided, and a blower, a scraping auger, and a tip end portion of an input shaft for transmitting power from the engine to the snow removal unit are inserted into the snow removal unit. In the snow remover having a gear case through which an auger shaft for driving the worm moves, a worm on the tip of the input shaft and a worm wheel on the auger shaft mesh with each other in the gear case, and the worm and the input shaft An operation tool for stopping the engine on the input shaft behind the gear case, or an operation tool for cutting off the transmission of power from the engine to the input shaft. It is attached.
[0010]
According to a fifth aspect of the present invention, an engine and a snow removal unit are provided, and a blower, a scraping auger, and a tip end portion of an input shaft for transmitting power from the engine to the snow removal unit are inserted into the snow removal unit, In a snowplow having a gear case through which an auger shaft for driving the motor is driven and a belt is wound between an output pulley on the output shaft of the engine and an input pulley on the rear end portion of the input shaft. The output pulley on the shaft and the input pulley on the input shaft are configured as a split pulley composed of a movable pulley plate and a fixed pulley plate, and the movable pulley plate is slid by overload on the input shaft side. is there.
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Next, embodiments of the invention will be described with reference to the accompanying drawings.
1 is a side view showing an embodiment of a snowplow to which the present invention is applied, FIG. 2 is a front sectional view showing a
[0012]
First, the whole structure of the snow removal machine 1 is demonstrated using FIG. In the following, for the sake of convenience, it is assumed that the traveling direction of the snowplow 1 is the front, and the left and right are determined in the traveling direction.
As shown in FIG. 1, the snow removal machine 1 includes a
[0013]
In the
A
[0014]
Above the
[0015]
In such a
[0016]
In the
A
A belt is wound between the
[0017]
A drive shaft 23 in which the
[0018]
In the driving
[0019]
The travel
Both the travel
[0020]
Next, the power transmission configuration in the
First, the
The
A
[0021]
The
[0022]
Among these, at the contact portion in the vertical direction, the side surface of the worm wheel 44 (left side surface in this embodiment) and the side surface of the
[0023]
The
The urging force of the
In addition, you may provide a cam or a nail | claw, a tooth | gear, etc. of a shape with an unevenness | corrugation in the side surface of the
[0024]
On the other hand, the boss portion inner peripheral surface of the
[0025]
In the
However, when an overload is applied to the
The torque for rotating the
[0026]
In this way, in the
[0027]
Next, the internal configuration of the
In the
[0028]
In this embodiment, the
[0029]
Hereinafter, the case where the
The
A connecting
[0030]
In the present embodiment, the right side surface of the connecting
Then, the connecting
[0031]
One end of a
The
[0032]
In the
However, when an overload is applied to the
The torque that causes the connecting
[0033]
As described above, when the
[0034]
The shape of the connecting
[0035]
In addition, as shown in FIG. 4, it is good also as a structure which arrange | positions the connection part of the
[0036]
Next, the internal configuration of the
In the
Splines are formed on the outer periphery of the
[0037]
In the
However, when an overload is applied to the
However, even if the rotation of the
[0038]
As described above, since the biasing force of the
[0039]
Next, the internal and external configurations of the
In the
A
[0040]
In this embodiment, unlike the
Further, at the rear of the
[0041]
In the
However, when an overload is applied to the
However, even if the rotation of the
[0042]
Thus, since the biasing force of the
[0043]
As shown in FIG. 7, the
[0044]
In the case of the embodiment shown in FIG. 6, instead of the
As shown in FIG. 8, one end of the
When the pressing
As described above, when the rotation of the
[0045]
In the case of the embodiment shown in FIG. 6, instead of the pressing
The snow
[0046]
The power from the
However, when an overload is applied to the
Further, if the
[0047]
Thereby, damage to the biting
[0048]
【The invention's effect】
Since the present invention is configured as described above, the following effects can be obtained.
That is, as shown in claim 1, an engine and a snow removal portion are provided, and a blower, a scraping auger, and a tip portion of an input shaft for transmitting power from the engine to the snow removal portion are inserted into the snow removal portion, In a snowplow having a gear case through which an auger shaft for driving a take-in auger passes, a worm on the tip of the input shaft and a worm wheel mounted on the auger shaft via a wheel hub in the gear case The worm wheel and the wheel hub contact each other on the side to transmit power, and the worm wheel is mounted so as to be slidable in the axial direction on the wheel hub. If the worm wheel slides with respect to the wheel hub, a mechanism for cutting off the power transmission from the input shaft to the auger shaft is provided. And over gas, along with damage to the power transmission mechanism can be prevented, shear bolts attached to the auger shaft can be prevented from being broken. In addition, this can reduce the frequency with which the shear bolt breaks and increase the work efficiency of the snowplow.
[0049]
According to a second aspect of the present invention, an engine and a snow removal unit are provided, and a blower, a scraping auger, and a tip of an input shaft for transmitting power from the engine to the snow removal unit are inserted into the snow removal unit, In the snowplow having a gear case through which the auger shaft for driving the auger penetrates, the auger shaft is divided into the gear case, and the divided auger shafts are arranged at substantially the left and right centers of the gear case. The worm wheel on the auger shaft to be arranged and the worm on the tip of the input shaft mesh with each other, and one adjacent auger shaft and the other auger shaft are connected to the adjacent ends of both auger shafts. In addition, the connecting member attached to the end of one auger shaft can be slid in a direction in which the connection with the connecting member attached to the other auger shaft is disengaged. Provided with a mechanism to cut the power transmission from one auger shaft to the other auger shaft by sliding the connecting member of one auger shaft with respect to one auger shaft when the load is overloaded Thus, it is possible to prevent damage to the take-in auger and the power transmission mechanism, and it is possible to suppress breakage of the shear bolt attached to the auger shaft. In addition, this can reduce the frequency with which the shear bolt breaks and increase the work efficiency of the snowplow.
[0050]
According to a third aspect of the present invention, an engine and a snow removal unit are provided, and a blower, a scraping auger, and a tip of an input shaft for transmitting power from the engine to the snow removal unit are inserted into the snow removal unit. In the snowplow having a gear case through which an auger shaft for driving an auger penetrates, the worm on the tip of the input shaft and the worm wheel on the auger shaft mesh with each other in the gear case, and the rear of the worm Since the worm is urged forward by the spring and the worm is slidable in the axial direction of the input shaft, the urging force of the spring acts when the worm slides backward By absorbing the shock when the worm wheel is stopped due to overload, the shock can be mitigated.
[0051]
According to a fourth aspect of the present invention, an engine and a snow removal unit are provided, and a blower, a scraping auger, and a tip of an input shaft for transmitting power from the engine to the snow removal unit are inserted into the snow removal unit, A snow remover having a gear case through which an auger shaft for driving an auger penetrates, wherein the worm on the tip end of the input shaft and the worm wheel on the auger shaft mesh with each other in the gear case, and the worm and the input An operating tool for allowing the shaft to slide in the axial direction of the input shaft and for stopping the engine on the input shaft behind the gear case, or for cutting off the transmission of power from the engine to the input shaft When the load is overloaded, the worm and input shaft are slid backwards to stop the engine by operating the operating tool, or the power from the engine to the input shaft. Can be prevented, and the shearing auger and the power transmission mechanism can be prevented from being damaged, and the shear bolt attached to the auger shaft can be prevented from being broken. The work efficiency of the snowplow can be increased by reducing the frequency of breaking.
[0052]
According to a fifth aspect of the present invention, an engine and a snow removal portion are provided, and a blower, a take-up auger, and a tip portion of an input shaft for transmitting power from the engine to the snow removal portion are inserted into the snow removal portion. In a snowplow having a gear case through which an auger shaft for driving an auger penetrates and a belt is wound between an output pulley on the output shaft of the engine and an input pulley on the rear end portion of the input shaft, The output pulley on the output shaft and the input pulley on the input shaft are configured as split pulleys consisting of a movable pulley plate and a fixed pulley plate, and the movable pulley plate is slid by overload on the input shaft side. Further, breakage of the take-up auger and the power transmission mechanism can be prevented, and breakage of the shear bolt attached to the auger shaft can be suppressed. In addition, this can reduce the frequency with which the shear bolt breaks and increase the work efficiency of the snowplow.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view showing an embodiment of a snowplow to which the present invention is applied.
FIG. 2 is a front sectional view showing a
FIG. 3 is a front sectional view showing a
FIG. 4 is a front sectional view showing a
FIG. 5 is a side sectional view showing a
FIG. 6 is a side sectional view showing a
FIG. 7 is a side sectional view showing a
FIG. 8 is a side sectional view showing a
FIG. 9 is a side sectional view showing a
[Explanation of symbols]
1 Snowplow
11 Snow removal part
17 Blower
19 Scratching auger
22 engine
40 gear case
41 Blower shaft
42 auger shaft
43 Warm
44 Worm wheel
45 Wheel hub
Claims (5)
前記ギアケース内で、入力軸の先端部上のウォームと、オーガ軸上にホイールハブを介して取り付けられるウォームホイールとが噛合し、前記ウォームホイールとホイールハブが互いに側面で当接して動力を伝達するとともに、ウォームホイールはホイールハブ上を軸方向に摺動可能に取り付けたことを特徴とする除雪機。An engine and a snow removal section, and a blower, a scraping auger, and an input shaft tip for transmitting power from the engine to the snow removal section are inserted into the snow removal section, and an auger for driving the scraping auger In a snowplow having a gear case through which the shaft passes,
In the gear case, the worm on the tip of the input shaft meshes with the worm wheel mounted on the auger shaft via a wheel hub, and the worm wheel and the wheel hub contact each other on the side to transmit power. The worm wheel is mounted on the wheel hub so as to be slidable in the axial direction.
前記ギアケース内で、オーガ軸が分割して構成され、この分割された各オーガ軸のうちギアケースの左右略中央に配置されるオーガ軸上のウォームホイールと、前記入力軸の先端部上のウォームとが噛合し、
隣り合う一方のオーガ軸と他方のオーガ軸とを、両オーガ軸の隣り合う端部に連結部材を取り付けることにより連結し、さらに、一方のオーガ軸の端部に取り付けられる連結部材を、他方のオーガ軸に取り付けられる連結部材との連結が外れる方向に摺動可能としたことを特徴とする除雪機。An engine and a snow removal section, and a blower, a scraping auger, and an input shaft tip for transmitting power from the engine to the snow removal section are inserted into the snow removal section, and an auger for driving the scraping auger In a snowplow having a gear case through which the shaft passes,
In the gear case, the auger shaft is divided and configured, and a worm wheel on the auger shaft that is arranged at the center of the left and right sides of the gear case among the divided auger shafts, and on the tip of the input shaft. The worm meshes,
One adjacent auger shaft and the other auger shaft are connected by attaching a connecting member to adjacent ends of both auger shafts, and the connecting member attached to the end of one auger shaft is connected to the other auger shaft. A snow remover characterized by being slidable in a direction in which connection with a connecting member attached to an auger shaft is released.
前記ギアケース内で、入力軸の先端部上のウォームと、オーガ軸上のウォームホイールとが噛合し、該ウォームの後方にバネを取り付け、ウォームがバネにより前方に付勢されるとともに、ウォームを入力軸の軸方向に摺動可能としたことを特徴とする除雪機。An engine and a snow removal section, and a blower, a scraping auger, and an input shaft tip for transmitting power from the engine to the snow removal section are inserted into the snow removal section, and an auger for driving the scraping auger In a snowplow having a gear case through which the shaft passes,
In the gear case, the worm on the tip of the input shaft meshes with the worm wheel on the auger shaft, a spring is attached to the rear of the worm, the worm is biased forward by the spring, and the worm is A snowplow that is slidable in the axial direction of the input shaft.
前記ギアケース内で、入力軸の先端部上のウォームと、オーガ軸上のウォームホイールとが噛合し、前記ウォームおよび入力軸を入力軸の軸方向に摺動可能とし、
前記ギアケース後方で、入力軸上に、エンジンを停止させるための操作具、またはエンジンから入力軸への動力の伝達を切断するための操作具を取り付けたことを特徴とする除雪機。An engine and a snow removal section, and a blower, a scraping auger, and an input shaft tip for transmitting power from the engine to the snow removal section are inserted into the snow removal section, and an auger for driving the scraping auger In a snowplow having a gear case through which the shaft passes,
Within the gear case, the worm on the tip of the input shaft meshes with the worm wheel on the auger shaft, allowing the worm and the input shaft to slide in the axial direction of the input shaft,
A snow remover, wherein an operation tool for stopping the engine or an operation tool for cutting off transmission of power from the engine to the input shaft is mounted on the input shaft behind the gear case.
出力軸上の出力プーリと入力軸上の入力プーリを、可動プーリ板と固定プーリ板とからなる割りプーリとして構成し、入力軸側の過負荷により該可動プーリ板を摺動する構成としたことを特徴とする除雪機。An engine and a snow removal section, and a blower, a scraping auger, and an input shaft tip for transmitting power from the engine to the snow removal section are inserted into the snow removal section, and an auger for driving the scraping auger In a snowplow having a gear case through which a shaft passes, and a belt wound between an output pulley on the output shaft of the engine and an input pulley on the rear end portion of the input shaft,
The output pulley on the output shaft and the input pulley on the input shaft are configured as split pulleys consisting of a movable pulley plate and a fixed pulley plate, and the movable pulley plate is slid by overload on the input shaft side. A snowblower characterized by.
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