JP2005013758A - 弾球遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】役物率を適切な値に収束させることができるようにする。
【解決手段】遊技領域に可変入賞口11、13(図柄始動用入賞口11、特別入賞口13)を備え、所定の条件を満たしたときに、役物を作動させて可変入賞口11、13の入口を開放又は拡大することにより、球の入賞を容易にする弾球遊技機1において、役物の作動により可変入賞口11、13の入口が開放又は拡大したときの入賞球に基づいて払い出された役物作動時払出し球数と、いずれかの入賞口に入賞した球に基づいて払い出された総払出し球数とを計数し、総払出し球数に対する役物作動時払出し球数の割合を表す役物率を算出する役物率算出手段60cと、算出された役物率が予め設定された基準値を超えるか否かを判別する役物率判別手段60fと、役物率が基準値を超えていると判別されたときは、役物率を基準値に近づけるように制御する役物率制御手段60gとを備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、可変入賞口を備える弾球遊技機において、所定の条件を満たしたときに、役物を作動させて可変入賞口を開放又は拡大することにより、球の入賞を容易にする弾球遊技機に関するものである。
従来、出玉率を調整する弾球遊技機としては、例えば特開平11−4942号公報に記載された弾球遊技機が知られている。この弾球遊技機では、遊技者によって遊技領域内に発射された遊技球数(発射球数)と、払い出された賞球数とを記憶しておき、これらの記憶した内容に基づいて、可変入賞口の駆動を制御するものである。このように制御することにより、出玉率(発射球数に対する、払い出された賞球数)を所定の値に収束させることができ、各弾球遊技機ごとの入賞率のばらつきを防止することができる。
しかし、前述の従来の技術では、出玉率の調整を行うことは可能であっても、弾球遊技機の役物に関して、その調整を行うことはできないという問題がある。
ここで、弾球遊技機の種類には、第1に、図柄変動表示装置を備える弾球遊技機が知られている。この弾球遊技機では、図柄始動用入賞口に球が入賞したときに抽選を行い、その抽選結果に基づいて、図柄変動表示装置の図柄の変動を行う。そして、抽選に当選したときには、特定の図柄を停止表示させ、特別遊技に移行させるものである。
特別遊技中には、一定条件下で、役物を作動させて特別入賞口を開放する。これにより、特別遊技中は、特別入賞口に多くの球が入賞するので、遊技者は、多くの賞球を獲得することができる。
また、第2に、一定条件下で、役物の作動により特別入賞口を開閉するとともに、所定の条件を満たしたときに、その特別入賞口の開閉を繰り返して行う特別遊技に移行させる弾球遊技機が知られている。この弾球遊技では、特別入賞口が連続して開閉されると、特別入賞口に多くの球が入賞するので、上記と同様に、遊技者は、多くの賞球を獲得することができる。
以上のように、弾球遊技機で得られる賞球には、役物の作動により得られる賞球と、役物の作動とは無関係に、一般入賞口に入賞した場合に得られる賞球とに大別される。ここで、払い出された賞球の総数に占める、役物の作動によって払い出された賞球数の割合を表す役物率は、弾球遊技機の出玉管理を行う上で重要なものであるが、従来の技術では、役物率を調整することはできなかった。
弾球遊技機の役物率は、適切な値に収束するように設計されている。しかし、上記のように、抽選に当選したときに特別遊技に移行させ、その特別遊技で役物を作動させて特別入賞口を開放するような場合には、役物率は、専ら抽選結果に依存されるため、ばらつきが生じてしまうという問題がある。また、所定の条件を満たしたときに特別入賞口の開閉を繰り返す特別遊技に移行させる弾球遊技機においても、遊技釘の調整のばらつき等によって、特別遊技への移行しやすさに差が生じるため、この場合にも、役物率にばらつきが生じてしまうこととなる。
したがって、本発明が解決しようとする課題は、役物率を適切な値に収束させることができるようにすることで、出玉管理を正確に行うことができるようにすることである。
本発明は、以下の解決手段によって、上述の課題を解決する。
(請求項1)
請求項1の発明は、遊技領域に可変入賞口を備え、所定の条件を満たしたときに、役物を作動させて前記可変入賞口の入口を開放又は拡大することにより、球の入賞を容易にする弾球遊技機において、役物の作動により前記可変入賞口の入口が開放又は拡大したときに前記可変入賞口に入賞した球に基づいて払い出された役物作動時払出し球数と、いずれかの入賞口に入賞した球に基づいて払い出された総払出し球数とを計数し、総払出し球数に対する役物作動時払出し球数の割合を表す役物率を算出する役物率算出手段と、前記役物率算出手段で算出された役物率が予め設定された基準値を超えるか否かを判別する役物率判別手段と、前記役物率判別手段により役物率が前記基準値を超えていると判別されたときは、役物率を基準値に近づけるように制御する役物率制御手段とを備えることを特徴とする。
請求項1の発明においては、役物率算出手段は、役物作動時払出し球数と総払出し球数とから、役物率を算出する。役物率判別手段は、算出された役物率が基準値を超えるか否かを判別する。役物率制御手段は、役物率が基準値を超えているときには、役物率を基準値に近づけるように制御する。
したがって、遊技中における役物率が監視され、役物率が基準値を超えた場合には、役物率を基準値に近づけるように制御されるので、弾球遊技機の役物率がばらつくことを防止し、役物率を基準値に近い値に保つことができる。これにより、出玉管理を正確に行うことができるようになる。
(請求項2)
請求項2の発明は、請求項1に記載の弾球遊技機において、少なくとも1つの入賞口は、入賞に基づく払出し球数が第1払出し球数又は前記第1払出し球数と異なる第2払出し球数に変動する払出し球数変動入賞口であり、前記役物率制御手段は、前記役物率判別手段により役物率が前記基準値を超えていないと判別されたときは、前記払出し球数変動入賞口への球の入賞に基づく払出し球数を前記第1払出し球数に設定し、前記役物率判別手段により役物率が前記基準値を超えていると判別されたときは、前記払出し球数変動入賞口への球の入賞に基づく払出し球数を前記第2払出し球数に設定することを特徴とする。
請求項2の発明においては、入賞に基づく払出し球数が第1払出し球数又は第2払出し球数に変動する払出し球数変動入賞口が設けられる。そして、役物率が基準値を超えていないときには、払出し球数変動入賞口の払出し球数が第1払出し球数に設定され、役物率が基準値を超えているときには、払出し球数変動入賞口の払出し球数が第2払出し球数に設定される。
したがって、役物率が基準値を超えている場合において、払出し球数変動入賞口が役物の作動によって開放等される可変入賞口であるときには払出し球数変動入賞口の払出し球数をそれまでの払出し球数より少なくするとともに、払出し球数変動入賞口が役物の作動とは無関係な入賞口であるときには払出し球数変動入賞口の払出し球数をそれまでの払出し球数より多くすることで、役物率を低下させることができる。これにより、役物率を基準値に近づける制御を行うことができる。
(請求項3)
請求項3の発明は、請求項1に記載の弾球遊技機において、図柄始動用入賞口に入賞した球の検出信号に基づいて当選判定用の乱数値を取得し、その乱数値に基づいて、第1当選確率値又は前記第1当選確率値より低い第2当選確率値に従って当選の有無を判定する抽選手段を備え、前記弾球遊技機は、前記抽選手段の当選判定結果に基づいて、図柄変動表示装置の図柄の変動表示を制御するとともに、前記図柄変動表示装置に停止表示された図柄に基づいて役物を作動させ、前記可変入賞口の入口を開放又は拡大するものであり、前記役物率制御手段は、前記役物率判別手段により役物率が前記基準値を超えていないと判別されたときは、前記抽選手段における当選確率を前記第1当選確率値に設定し、前記役物率判別手段により役物率が前記基準値を超えていると判別されたときは、前記抽選手段における当選確率を前記第2当選確率値に設定することを特徴とする。
請求項3の発明においては、抽選手段の当選判定結果に基づいて図柄の変動表示が制御されるとともに、停止表示された図柄に基づいて役物が作動する。例えば、抽選手段で当選と判定されたときには、その当選に応じた図柄が停止表示され、役物が作動する。そして、この役物の作動によって、可変入賞口の入口が開放又は拡大される。ここで、役物率が基準値を超えていないときには、抽選手段における当選確率値が第1当選確率値に設定され、役物率が基準値を超えているときには、当選確率値が第1当選確率値より低い第2当選確率値に設定される。
したがって、役物率が基準値を超えるときには、抽選手段の当選確率値をそれまでの当選確率値より低く設定することで、当選するまでの時間を長くすることができ、役物率を基準値に近づける制御を行うことができる。
(請求項4)
請求項4の発明は、請求項1に記載の弾球遊技機において、前記弾球遊技機は、図柄始動用入賞口に入賞した球の検出信号に基づき、図柄変動表示装置の図柄の変動表示を制御するとともに、前記図柄変動表示装置に停止表示された図柄に基づいて役物を作動させ、前記可変入賞口の入口を開放又は拡大するものであり、前記図柄変動表示装置に表示される図柄の変動表示中のパターンであって、第1変動パターンと、図柄の変動表示の開始から終了までの基準時間が前記第1変動パターンより長く設定された第2変動パターンとを記憶した変動パターン記憶手段を備え、前記役物率制御手段は、前記役物率判別手段により役物率が前記基準値を超えていないと判別されたときは、前記変動パターン記憶手段に記憶された変動パターンのうち前記第1変動パターンを前記第2変動パターンより高い確率で選択し、前記役物率判別手段により役物率が前記基準値を超えていると判別されたときは、前記変動パターン記憶手段に記憶された変動パターンのうち前記第2変動パターンを前記第1変動パターンより高い確率で選択するように制御することを特徴とする。
請求項4の発明においては、図柄変動表示装置に停止表示された図柄に基づいて役物が作動する。例えば、弾球遊技機内部で行われた抽選で当選したときには、その当選に応じた図柄が停止表示され、役物が作動する。そして、この役物の作動によって、可変入賞口の入口が開放又は拡大される。ここで、役物率が基準値を超えていないときには、第1変動パターンの選択確率が高くなり、役物率が基準値を超えているときには、第2変動パターンの選択確率が高くなる。第2変動パターンの選択確率が高くなると、図柄の変動表示の開始から終了までの時間が長くなる機会が多くなる。
したがって、役物率が基準値を超えるときには、1回の図柄の変動表示時間を長くする機会を多くすることで、単位時間当たりの図柄変動数が減少するので、例えば当選図柄が停止表示されて特別遊技に移行するまでの時間を実質的に延長させることができる。これにより、役物率を基準値に近づける制御を行うことができる。
(請求項5)
請求項5の発明は、請求項1に記載の弾球遊技機において、少なくとも1つの前記可変入賞口は、役物の作動により開放又は拡大されている時間が第1時間又は前記第1時間より短い第2時間に変動する開放等時間変動入賞口であり、前記役物率制御手段は、前記役物率判別手段により役物率が前記基準値を超えていないと判別されたときは、前記開放等時間変動入賞口を開放又は拡大する時間を前記第1時間に設定し、前記役物率判別手段により役物率が前記基準値を超えていると判別されたときは、前記開放等時間変動入賞口を開放又は拡大する時間を前記第2時間に設定することを特徴とする。
請求項5の発明においては、役物の作動により開放等されている時間が第1時間又は第2時間に変動する開放等時間変動入賞口が設けられる。そして、役物率が基準値を超えていないときには、開放等時間変動入賞口の開放等時間が第1時間に設定され、役物率が基準値を超えているときには、開放等時間変動入賞口の開放等時間が第2時間に設定される。
したがって、役物率が基準値を超えていないときには、開放等時間変動入賞口に入賞しやすくし、役物率が基準値を超えているときには、開放等時間変動入賞口に入賞しにくくすることで、役物率を基準値に近づける制御を行うことができる。
(請求項6)
請求項6の発明は、請求項1に記載の弾球遊技機において、特定入賞口への球の誘導を制御するための装置であって、前記特定入賞口への球の誘導状態が第1誘導状態又は前記第1誘導状態より前記特定入賞口への球の入賞を困難にする第2誘導状態に変化可能な球誘導装置を備え、前記弾球遊技機は、前記特定入賞口への球の入賞に基づいて役物を作動させ、前記可変入賞口の入口を開放又は拡大するものであり、前記役物率制御手段は、前記役物率判別手段により役物率が前記基準値を超えていないと判別されたときは、前記球誘導装置による球の誘導状態を前記第1誘導状態に設定し、前記役物率判別手段により役物率が前記基準値を超えていると判別されたときは、前記球誘導装置による球の誘導状態を前記第2誘導状態に設定することを特徴とする。
請求項6の発明においては、特定入賞口への球の誘導を制御するための装置である球誘導装置が設けられる。そして、特定入賞口への球の入賞に基づいて役物が作動し、可変入賞口の入口が開放又は拡大される。ここで、役物率が基準値を超えていないときには、球誘導装置による球の誘導状態が第1誘導状態に設定され、役物率が基準値を超えているときには、球誘導装置による球の誘導状態が第1誘導状態より特定入賞口への球の入賞を困難にする第2誘導状態に設定される。
したがって、役物率が基準値を超えていないときには、特定入賞口に入賞しやすくし、役物率が基準値を超えているときには、特定入賞口に入賞しにくくすることで、役物率を基準値に近づける制御を行うことができる。
(請求項7)
請求項7の発明は、請求項1に記載の弾球遊技機において、図柄始動用入賞口に入賞した球の検出信号に基づいて当選判定用の乱数値を取得し、その乱数値に基づいて、第1当選確率値又は前記第1当選確率値より低い第2当選確率値に従って当選の有無を判定する抽選手段と、図柄変動表示装置に表示される図柄の変動表示中のパターンであって、第1変動パターンと、図柄の変動表示の開始から終了までの基準時間が前記第1変動パターンより長く設定された第2変動パターンとを記憶した変動パターン記憶手段とを備え、前記弾球遊技機は、前記抽選手段の当選判定結果に基づいて、前記図柄変動表示装置の図柄の変動表示を制御するとともに、前記図柄変動表示装置に停止表示された図柄に基づいて役物を作動させ、前記可変入賞口の入口を開放又は拡大するものであり、少なくとも1つの入賞口は、入賞に基づく払出し球数が第1払出し球数又は前記第1払出し球数と異なる第2払出し球数に変動する払出し球数変動入賞口であり、前記役物率制御手段は、前記役物率判別手段により役物率が前記基準値を超えていないと判別されたときは、前記抽選手段における当選確率を前記第1当選確率値に設定するか、前記変動パターン記憶手段に記憶された変動パターンのうち前記第1変動パターンを前記第2変動パターンより高い確率で選択するか、又は前記払出し球数変動入賞口への球の入賞に基づく払出し球数を前記第1払出し球数に設定するかの少なくとも1つを実行し、前記役物率判別手段により役物率が前記基準値を超えていると判別されたときは、前記抽選手段における当選確率を前記第2当選確率値に設定するか、前記変動パターン記憶手段に記憶された変動パターンのうち前記第2変動パターンを前記第1変動パターンより高い確率で選択するか、又は前記払出し球数変動入賞口への球の入賞に基づく払出し球数を前記第2払出し球数に設定するかの少なくとも1つを実行することを特徴とする。
請求項7の発明においては、抽選手段の当選判定結果に基づいて図柄の変動表示が制御されるとともに、停止表示された図柄に基づいて役物が作動する。例えば、抽選手段で当選と判定されたときには、その当選に応じた図柄が停止表示され、役物が作動する。そして、この役物の作動によって、可変入賞口の入口が開放又は拡大される。ここで、役物率が基準値を超えているときには、当選確率値が第1当選確率値より低い第2当選確率値に設定されるか、第2変動パターンの選択確率が第1変動パターンの選択確率より高くなるか、又は払出し球数変動入賞口の払出し球数が第1払出し球数と異なる第2払出し球数に設定される。
したがって、役物率が基準値を超えるときには、抽選手段の当選確率値をそれまでの当選確率値より低く設定して、当選するまでの時間を長くするか、図柄の変動表示の開始から終了までの時間が長くなる機会を多くすることで単位時間当たりの図柄変動数が減少するので、例えば当選図柄が停止表示されて特別遊技に移行するまでの時間を実質的に延長するか、又は払出し球数変動入賞口が役物の作動によって開放等される可変入賞口であるときには払出し球数変動入賞口の払出し球数をそれまでの払出し球数より少なくするとともに、払出し球数変動入賞口が役物の作動とは無関係な入賞口であるときには払出し球数変動入賞口の払出し球数をそれまでの払出し球数より多くすることで、役物率を基準値に近づける制御を行うことができる。
(請求項8)
請求項8の発明は、請求項1に記載の弾球遊技機において、少なくとも1つの入賞口は、入賞に基づく払出し球数が第1払出し球数又は前記第1払出し球数と異なる第2払出し球数に変動する払出し球数変動入賞口であり、少なくとも1つの前記可変入賞口は、役物の作動により開放又は拡大されている時間が第1時間又は前記第1時間より短い第2時間に変動する開放等時間変動入賞口であり、前記役物率制御手段は、前記役物率判別手段により役物率が前記基準値を超えていないと判別されたときは、前記払出し球数変動入賞口への球の入賞に基づく払出し球数を前記第1払出し球数に設定するか、又は前記開放等時間変動入賞口を開放又は拡大する時間を前記第1時間に設定するかの少なくとも一方を実行し、前記役物率判別手段により役物率が前記基準値を超えていると判別されたときは、前記払出し球数変動入賞口への球の入賞に基づく払出し球数を前記第2払出し球数に設定するか、又は前記開放等時間変動入賞口を開放又は拡大する時間を前記第2時間に設定するかの少なくとも一方を実行することを特徴とする。
請求項8の発明においては、役物率が基準値を超えるときには、払出し球数変動入賞口の払出し球数が第1払出し球数と異なる第2払出し球数に設定されるか、又は開放等時間変動入賞口の開放等時間が第1時間より短い第2時間に設定される。
したがって、役物率が基準値を超える場合において、払出し球数変動入賞口が役物の作動によって開放等される可変入賞口であるときには払出し球数変動入賞口の払出し球数をそれまでの払出し球数より少なくするとともに、払出し球数変動入賞口が役物の作動とは無関係な入賞口であるときには払出し球数変動入賞口の払出し球数をそれまでの払出し球数より多くするか、又は開放等時間変動入賞口に入賞しにくくすることで、役物率を基準値に近づける制御を行うことができる。
(請求項9)
請求項9の発明は、請求項1に記載の弾球遊技機において、図柄始動用入賞口に入賞した球の検出信号に基づいて当選判定用の乱数値を取得し、その乱数値に基づいて、第1当選確率値又は前記第1当選確率値より低い第2当選確率値に従って当選の有無を判定する抽選手段と、特定入賞口への球の誘導を制御するための装置であって、前記特定入賞口への球の誘導状態が第1誘導状態又は前記第1誘導状態より前記特定入賞口への球の入賞が容易となる第2誘導状態に変化可能な球誘導装置とを備え、前記弾球遊技機は、前記抽選手段の当選判定結果に基づいて、図柄変動表示装置の図柄の変動表示を制御するとともに、前記図柄変動表示装置に停止表示された図柄及び前記特定入賞口への球の入賞に基づいて役物を作動させ、前記可変入賞口の入口を開放又は拡大するものであり、少なくとも1つの入賞口は、入賞に基づく払出し球数が第1払出し球数又は前記第1払出し球数と異なる第2払出し球数に変動する払出し球数変動入賞口であり、少なくとも1つの前記可変入賞口は、役物の作動により開放又は拡大されている時間が第1時間又は前記第1時間より短い第2時間に変動する開放等時間変動入賞口であり、前記役物率制御手段は、前記役物率判別手段により役物率が前記基準値を超えていないと判別されたときは、前記抽選手段における当選確率を前記第1当選確率値に設定するか、前記払出し球数変動入賞口への球の入賞に基づく払出し球数を前記第1払出し球数に設定するか、前記開放等時間変動入賞口を開放又は拡大する時間を前記第1時間に設定するか、又は前記球誘導装置による球の誘導状態を前記第1誘導状態に設定するかの少なくとも1つを実行し、前記役物率判別手段により役物率が前記基準値を超えていると判別されたときは、前記抽選手段における当選確率を前記第2当選確率値に設定するか、前記払出し球数変動入賞口への球の入賞に基づく払出し球数を前記第2払出し球数に設定するか、前記開放等時間変動入賞口を開放又は拡大する時間を前記第2時間に設定するか、又は前記球誘導装置による球の誘導状態を前記第2誘導状態に設定するかの少なくとも1つを実行することを特徴とする。
請求項9の発明においては、抽選手段の当選判定結果に基づいて図柄の変動表示が制御されるとともに、停止表示された図柄及び特定入賞口への球の入賞に基づいて役物が作動する。例えば、抽選手段で当選と判定されたときには、その当選に応じた図柄が停止表示され、かつ特定入賞口に球が入賞したときには、役物が作動する。そして、この役物の作動によって、可変入賞口の入口が開放又は拡大される。ここで、役物率が基準値を超えているときには、当選確率値が第1当選確率値より低い第2当選確率値に設定されるか、払出し球数変動入賞口の払出し球数が第1払出し球数と異なる第2払出し球数に設定されるか、開放等時間変動入賞口の開放等時間が第1時間より短い第2時間に設定されるか、又は球誘導装置による球の誘導状態が第1誘導状態より特定入賞口への球の入賞を困難にする第2誘導状態に設定される。
したがって、役物率が基準値を超えるときには、抽選手段の当選確率値をそれまでの当選確率値より低く設定して、当選するまでの時間を長くするか、払出し球数変動入賞口が役物の作動によって開放等される可変入賞口であるときには払出し球数変動入賞口の払出し球数をそれまでの払出し球数より少なくするとともに、払出し球数変動入賞口が役物の作動とは無関係な入賞口であるときには払出し球数変動入賞口の払出し球数をそれまでの払出し球数より多くするか、開放等時間変動入賞口に入賞しにくくするか、又は特定入賞口に入賞しにくくすることで、役物率を基準値に近づける制御を行うことができる。
(請求項10)
請求項10の発明は、請求項2、請求項7、請求項8又は請求項9に記載の弾球遊技機において、前記払出し球数変動入賞口は、前記可変入賞口の1つであって、入賞に基づく払出し球数が第3払出し球数又は前記第3払出し球数より少ない第4払出し球数に変動する第1払出し球数変動入賞口と、前記可変入賞口以外の入賞口であって、入賞に基づく払出し球数が第5払出し球数又は前記第5払出し球数より少ない第6払出し球数に変動する第2払出し球数変動入賞口とを有し、前記役物率制御手段は、前記役物率判別手段により役物率が前記基準値を超えていないと判別されたときは、前記第1払出し球数変動入賞口への球の入賞に基づく払出し球数を前記第3払出し球数に設定するか、又は前記第2払出し球数変動入賞口への球の入賞に基づく払出し球数を前記第6払出し球数に設定するかの少なくとも一方を実行し、前記役物率判別手段により役物率が前記基準値を超えていると判別されたときは、前記第1払出し球数変動入賞口への球の入賞に基づく払出し球数を前記第4払出し球数に設定するか、又は前記第2払出し球数変動入賞口への球の入賞に基づく払出し球数を前記第5払出し球数に設定するかの少なくとも一方を実行することを特徴とする。
請求項10の発明においては、払出し球数変動入賞口は、可変入賞口の1つである第1払出し球数変動入賞口と、可変入賞口以外の第2払出し球数変動入賞口とを備える。そして、第1払出し球数変動入賞口の払出し球数は、第3払出し球数又はそれより少ない第4払出し球数に変動する。また、第2払出し球数変動入賞口の払出し球数は、第5払出し球数又はそれより少ない第6払出し球数に変動する。
役物率が基準値を超えていないときには、第1払出し球数変動入賞口の払出し球数が第3払出し球数に設定されるか、又は第2払出し球数変動入賞口の払出し球数が第6払出し球数に設定される。また、役物率が基準値を超えているときには、第1払出し球数変動入賞口の払出し球数が第4払出し球数に設定されるか、又は第2払出し球数変動入賞口の払出し球数が第5払出し球数に設定される。
したがって、役物率が基準値を超えるときには、可変入賞口の払出し球数を少なく設定するか、又は可変入賞口以外の入賞口の払出し球数を多く設定することで、役物率を低下させることができる。これにより、役物率を基準値に近づける制御を行うことができる。
(請求項11)
請求項11の発明は、請求項1から請求項10までのいずれか1項に記載の弾球遊技機において、時間を計測する計時手段を備え、前記役物率算出手段は、前記計時手段の計測結果に基づいて、過去の一定時間における役物率を算出することを特徴とする。
請求項11の発明においては、役物率は、過去の一定時間のものが算出される。そして、この役物率に基づいて、基準値を超えるか否かが判別される。
したがって、過去の一定時間内における役物率を基準値に近づけるように制御することができる。
(請求項12)
請求項12の発明は、請求項1から請求項11までのいずれか1項に記載の弾球遊技機において、役物の作動により前記可変入賞口の入口が開放又は拡大したときに前記可変入賞口に入賞した球に基づいて払い出された役物作動時払出し球数と、いずれかの入賞口に入賞した球に基づいて払い出された総払出し球数との計数結果を初期化する計数結果初期化手段を備えることを特徴とする。
請求項12の発明においては、計数結果初期化手段により、役物作動時払出し球数と、総払出し球数との計数結果が初期化される。
したがって、初期化が必要になったときや、初期化したいとき等に、それまでの計数結果をクリアにすることができる。
(請求項1)
請求項1の発明によれば、遊技中における役物率が監視され、役物率が基準値を超えた場合には、役物率を基準値に近づけるように制御されるので、弾球遊技機の役物率がばらつくことを防止し、役物率を基準値に近い値に保つことができる。これにより、出玉管理を正確に行うことができるようになる。
(請求項2)
請求項2の発明によれば、役物率が基準値を超えている場合において、払出し球数変動入賞口が役物の作動によって開放等される可変入賞口であるときには払出し球数変動入賞口の払出し球数をそれまでの払出し球数より少なくするとともに、払出し球数変動入賞口が役物の作動とは無関係な入賞口であるときには払出し球数変動入賞口の払出し球数をそれまでの払出し球数より多くすることで、役物率を低下させることができる。これにより、役物率を基準値に近づける制御を行うことができる。
(請求項3)
請求項3の発明によれば、役物率が基準値を超えるときには、抽選手段の当選確率値をそれまでの当選確率値より低く設定することで、当選するまでの時間を長くすることができ、役物率を基準値に近づける制御を行うことができる。
(請求項4)
請求項4の発明によれば、役物率が基準値を超えるときには、1回の図柄の変動表示時間を長くする機会を多くすることで、単位時間当たりの図柄変動数が減少するので、例えば当選図柄が停止表示されて特別遊技に移行するまでの時間を実質的に延長させることができる。これにより、役物率を基準値に近づける制御を行うことができる。
(請求項5)
請求項5の発明によれば、役物率が基準値を超えていないときには、開放等時間変動入賞口に入賞しやすくし、役物率が基準値を超えているときには、開放等時間変動入賞口に入賞しにくくすることで、役物率を基準値に近づける制御を行うことができる。
(請求項6)
請求項6の発明によれば、役物率が基準値を超えていないときには、特定入賞口に入賞しやすくし、役物率が基準値を超えているときには、特定入賞口に入賞しにくくすることで、役物率を基準値に近づける制御を行うことができる。
(請求項7)
請求項7の発明によれば、役物率が基準値を超えるときには、抽選手段の当選確率値をそれまでの当選確率値より低く設定して、当選するまでの時間を長くするか、図柄の変動表示の開始から終了までの時間が長くなる機会を多くすることで単位時間当たりの図柄変動数が減少するので、例えば当選図柄が停止表示されて特別遊技に移行するまでの時間を実質的に延長するか、又は払出し球数変動入賞口が役物の作動によって開放等される可変入賞口であるときには払出し球数変動入賞口の払出し球数をそれまでの払出し球数より少なくするとともに、払出し球数変動入賞口が役物の作動とは無関係な入賞口であるときには払出し球数変動入賞口の払出し球数をそれまでの払出し球数より多くすることで、役物率を基準値に近づける制御を行うことができる。
(請求項8)
請求項8の発明によれば、役物率が基準値を超える場合において、払出し球数変動入賞口が役物の作動によって開放等される可変入賞口であるときには払出し球数変動入賞口の払出し球数をそれまでの払出し球数より少なくするとともに、払出し球数変動入賞口が役物の作動とは無関係な入賞口であるときには払出し球数変動入賞口の払出し球数をそれまでの払出し球数より多くするか、又は開放等時間変動入賞口に入賞しにくくすることで、役物率を基準値に近づける制御を行うことができる。
(請求項9)
請求項9の発明によれば、役物率が基準値を超えるときには、抽選手段の当選確率値をそれまでの当選確率値より低く設定して、当選するまでの時間を長くするか、払出し球数変動入賞口が役物の作動によって開放等される可変入賞口であるときには払出し球数変動入賞口の払出し球数をそれまでの払出し球数より少なくするとともに、払出し球数変動入賞口が役物の作動とは無関係な入賞口であるときには払出し球数変動入賞口の払出し球数をそれまでの払出し球数より多くするか、開放等時間変動入賞口に入賞しにくくするか、又は特定入賞口に入賞しにくくすることで、役物率を基準値に近づける制御を行うことができる。
(請求項10)
請求項10の発明によれば、役物率が基準値を超えるときには、可変入賞口の払出し球数を少なく設定するか、又は可変入賞口以外の入賞口の払出し球数を多く設定することで、役物率を低下させることができる。これにより、役物率を基準値に近づける制御を行うことができる。
(請求項11)
請求項11の発明によれば、過去の一定時間内における役物率を基準値に近づけるように制御することができる。
(請求項12)
請求項12の発明によれば、初期化が必要になったときや、初期化したいとき等に、それまでの計数結果をクリアにすることができる。
以下、図面等を参照して、本発明の一実施形態について説明する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態における弾球遊技機1を示す正面図である。また、図2は、図1の弾球遊技機1の遊技領域8をより詳細に示す正面図である。
図1において、弾球遊技機1は、遊技盤2と、遊技盤2を支持する枠体3とを備える。遊技盤2には、円弧状に形成されたガイドレール7によって囲まれた遊技領域8が設けられている。また、遊技盤2の下側には、上受け皿4が設けられ、さらに上受け皿4の下方には下受け皿5が設けられている。
上受け皿4は、貸し出された球や払い出された球を貯留しておくとともに、遊技領域8内に発射するための球を発射装置6に供給するためのものである。上受け皿4に球が所定量満たされているときは、払い出された球は、下受け皿5に送られる。
発射装置6は、下受け皿5の右側部分に設けられ、遊技者が操作する部分がハンドル状に形成されている。遊技者は、このハンドル状の部分を操作することで、球を発射させる。発射装置6により発射された球は、ガイドレール7内をガイドレール7に沿って遊技領域8内に送られる。
図2において、遊技領域8には、図柄始動用入賞口11、一般入賞口12、及び特別入賞口13が設けられている。
ここで、本実施形態では、球の入賞に基づいて賞球を払い出す入賞口として、可変入賞口と、一般入賞口とが設けられている。
「可変入賞口」とは、所定の条件を満たしたときに役物が作動し、入口が開放又は拡大する入賞口である。
これに対し、「一般入賞口」とは、入口が開放又は拡大等せず、入口の大きさが固定的な入賞口(役物の作動とは無関係な入賞口)である。
そして、本実施形態では、可変入賞口として、図柄始動用入賞口11及び特別入賞口13が設けられている。また、一般入賞口として、一般入賞口12が設けられている。
図柄始動用入賞口11は、球の入賞があるごとに、遊技者に対し、所定個数の球を払い出すとともに、図柄変動表示装置31に表示される図柄の変動表示を開始するための入賞口である。
図柄始動用入賞口11への球の入賞により、弾球遊技機1内部では抽選手段52(後述)による当選/非当選の抽選等を行い、その抽選結果に基づいて、停止表示すべき図柄を決定するとともに、決定した図柄を図柄変動表示装置31に停止表示する。
図柄始動用入賞口11に入賞したときに、図柄変動表示装置31が図柄の変動表示中あるいは特別遊技中であるときには、図柄の変動表示を直ちに開始せずに、入賞の情報を記憶し、保留しておく。この場合に、保留球数は、最大上限値(例えば4個)まで記憶される。
そして、図柄変動表示装置31の図柄の変動が開始可能となったとき、保留球が記憶されていれば、その保留球に基づく図柄の変動表示が開始される。
また、一般入賞口12は、球の入賞があるごとに、遊技者に対し、所定個数の球を払い出すための入賞口である。
さらにまた、特別入賞口13は、通常遊技中には開放されず、特別遊技中にのみ開放される、比較的大型の入賞口である。開放時に球が入賞するごとに、所定個数の球を払い出すように形成されている。
図柄変動表示装置31により停止表示された図柄が例えば「777」のような特別図柄である場合には、特別遊技に移行する。そして、この特別遊技に移行すると、特別入賞口13が開放される。
また、遊技領域8の略中央には、図柄変動表示装置31が設けられている。
図柄変動表示装置31は、液晶ディスプレイやドットディスプレイによって、図柄の変動表示を含む画像表示を行うものである。図柄始動用入賞口11に球が入賞すると、図柄(例えば、文字、図形、記号又は数字)を含む画像が変化し、その後、所定の図柄を停止表示する。
拡大部材36は、図柄始動用入賞口11の入口を拡大するためのものであり、図柄始動用入賞口11の入口に図柄始動用入賞口11と一体的に設けられている。拡大部材36は、対称形状の部材が一対設けられたものである。
図2において、破線で示した拡大部材36は、図柄始動用入賞口11の入口の大きさが例えば球の大きさよりやや大きい状態を示したものである。
これに対し、実線で示す拡大部材36は、対称形状の部材が外側に広がり、図柄始動用入賞口11の入口が拡大された状態を示したものである。拡大部材36が実線で示したように配置されると、図柄始動用入賞口11に球が入賞しやすくなる。
また、図柄変動表示装置31の左右両側には、普通図柄始動口14が設けられている。普通図柄始動口14は、単に球が通過するとともに、通過した球が検出されるように形成されている。普通図柄始動口14を通過しても、賞球は払い出されない。普通図柄始動口14の球の通過が検出されると、弾球遊技機1内部では、図柄始動用入賞口11の入口を拡大させるか否かが抽選される。
さらに、特別入賞口13の下方部には、普通図柄変動表示装置34が設けられている。
普通図柄変動表示装置34は、普通図柄始動口14の球の通過が検出されたことに基づいて、図柄を変動表示(回転表示及び停止表示)するためのものである。上述したように、普通図柄始動口14の球の通過が検出されると、図柄始動用入賞口11の入口を拡大させるか否かが抽選されるが、その抽選結果を表示するものである。
本実施形態では、普通図柄変動表示装置34は、7セグメントにより図柄(数字)を表示するものであり、停止表示時に、抽選結果を「5」、「6」、又は「7」のいずれかの図柄を表示する。「5」又は「6」の図柄が停止表示されたときには、上記抽選の結果、非当選であることを示し、「7」の図柄が停止表示されたときには、上記抽選の結果、当選したことを示す。
そして、「7」の図柄が停止表示されたときには、役物の作動により拡大部材36を駆動させて、図柄始動用入賞口11の入口を一定時間、拡大させる。その後は、再度、元の状態に戻される。
なお、普通図柄始動口14を球が通過したときに、普通図柄変動表示装置34が図柄の変動表示中であるときには、図柄の変動表示を直ちに開始せずに、それを記憶し、保留しておく。この場合に、保留球数は、最大上限値(本実施形態では4個)まで記憶される。
そして、普通図柄変動表示装置34による図柄の変動が開始可能となったとき、保留球が記憶されていれば、その保留球に基づく図柄の変動表示が開始される。
続いて、本実施形態における弾球遊技機1の制御について説明する。図3は、第1実施形態における弾球遊技機1の機能を示すブロック図であり、主として本発明に係る部分を示すものである。
遊技制御手段50は、遊技の進行や演出等を含む弾球遊技機1全体を統括制御する手段である。遊技制御手段50は、演算等を行うCPUと、遊技の進行等に必要なプログラムや演出用のデータ等を記憶しておくROMと、CPUが各種の制御を行うときに、取り込んだデータ等を一時的に記憶しておくRAM等とを備える。
遊技制御手段50は、以下の各手段を備える。なお、以下に示す各手段は、主として本実施形態に関係する部分を示しており、図示した手段に限定されるものではない。
入賞球検出手段51は、図柄始動用入賞口11、一般入賞口12、及び特別入賞口13に球が入賞したときに、それを検出するものである。これらの図柄始動用入賞口11、一般入賞口12、及び特別入賞口13には、それぞれ始動入賞口センサ21、一般入賞口センサ22及び特別入賞口センサ23が設けられ、これらは、入賞球検出手段51に電気的に接続されている。
ここで、始動入賞口センサ21は、図柄始動用入賞口11の入口部分に設けられ、図柄始動用入賞口11への球の入賞を常時監視しているセンサである。図柄始動用入賞口11に球が入賞すると、始動入賞口センサ21を通過する。これにより、始動入賞口センサ21から、そのときの検出信号が入賞球検出手段51に送信される。この検出信号を受信したときに、入賞球検出手段51は、図柄始動用入賞口11に球が入賞したことを検出する。
同様に、一般入賞口センサ22及び特別入賞口センサ23は、それぞれ、一般入賞口12の入口部分及び特別入賞口13の所定位置に設けられ、一般入賞口12及び特別入賞口13への球の入賞を常時監視しているセンサである。一般入賞口12又は特別入賞口13に球が入賞すると、それぞれ一般入賞口センサ22又は特別入賞口センサ23を通過する。これにより、それぞれ一般入賞口センサ22又は特別入賞口センサ23から、そのときの検出信号が入賞球検出手段51に送信される。この検出信号を受信したときに、入賞球検出手段51は、それぞれ一般入賞口12又は特別入賞口13に球が入賞したことを検出する。なお、特別入賞口センサ23は、特別遊技中にのみ、特別入賞口13への球の入賞を監視するようにしても良い。
抽選手段52は、入賞球検出手段51により、図柄始動用入賞口11への球の入賞が検出されたことを条件として、当選か非当選かの抽選、停止図柄の抽選、及び変動パターンの抽選を行うものである。
抽選手段52は、第1に、当選か非当選かの抽選を行う当たり抽選手段52aを備える。当たり抽選手段52aは、例えば乱数発生手段(ソフト乱数等)と、この乱数発生手段が発生する乱数を取得する乱数取得手段と、乱数取得手段が取得した乱数値に基づいて、当選の有無を判定する判定手段とを有する。
乱数発生手段は、制御プログラム等によって所定の周期を有する乱数(当選判定用乱数)を発生させる。乱数取得手段は、乱数発生手段によって発生した乱数を、所定の時、本実施形態では入賞球検出手段51により図柄始動用入賞口11に球が入賞したことが検出された時に取得する。判定手段は、乱数取得手段により取得された乱数値が当選であるか非当選であるかを決定する。乱数発生手段が発生させる所定の周期の乱数のうち、当選の乱数値が予め定められている。そして、乱数取得手段により取得された乱数値が、当選の乱数値と一致する場合には当選と判定し、一致しない場合には非当選と判定する。
本実施形態では、当たり抽選手段52aの抽選における当選確率値は、第1当選確率値(本実施形態では、1/300)と、この第1当選確率値より低い第2当選確率値(本実施形態では、1/400)とを有する。例えば、第1当選確率値に設定された場合の複数個の当選の乱数値を定めておくとともに、第2当選確率値に設定された場合の当選の乱数値の数を、第1当選確率値に設定された場合の当選の乱数値の数より少なく設定しておけば良い。
どのような場合に、当たり抽選手段52aの抽選における当選確率値が第1当選確率値又は第2当選確率値に設定されるかについては、後述する。
また、抽選手段52は、第2に、上記の当選か非当選かの判定結果に基づいて、図柄変動表示装置31に停止表示すべき停止図柄を抽選する停止図柄抽選手段52bを備える。停止図柄抽選手段52bは、当選と判定されたときは、停止図柄として当選図柄を選択する。これに対し、停止図柄抽選手段52bは、非当選と判定されたときは、停止図柄として非当選図柄を選択する。
例えば、停止図柄が左、中及び右の3つの数字等(数字、文字、図形、又は記号等)から構成され、3つの数字等が全て同一であるものが当選図柄に設定されている場合には、当選図柄は、「333」や「777」のような停止図柄となる。これに対し、非当選図柄は、3つの数字等が同一でない「135」や「330」のような停止図柄となる。
停止図柄抽選手段52bによる停止図柄の抽選としては、当たり抽選手段52aと同様の方法により、ソフト乱数を用いて停止図柄選択用乱数を発生させ、いずれか1つの乱数値を取得し、その乱数値に対応する停止図柄を選択することが挙げられる。
さらにまた、抽選手段52は、第3に、決定された停止図柄に基づいて、図柄の変動表示中における変動パターンを抽選する変動パターン抽選手段52cを備える。変動パターンは、複数種類設けられており、変動パターンデータテーブル(本発明の変動パターン記憶手段に相当するもの)52dに格納されている。変動パターンの抽選は、当たり抽選手段52aと同様の方法により、ソフト乱数を用いて変動パターン選択用乱数を発生させ、いずれか1つの乱数値を取得し、その乱数値に対応する変動パターンを変動パターンデータテーブル52dから選択することが挙げられる。
本実施形態では、図柄の変動表示の開始時には、左、中及び右の3つの数字等の全てを変動表示した後、左、中及び右の順に停止表示させ、最終的に、3つの全ての数字等を停止表示させる。
このとき、3つの数字等のうち、左の数字等と中の数字等とが同一であるときには、リーチ状態である旨の表示を行うように制御する。ここで、リーチ状態とは、右の数字等が左及び中の数字等と一致するときには、当選図柄となる状態であって、当選図柄となる可能性を有する状態をいう。
例えば、選択された停止図柄が「333」や「777」のように当選図柄であるとき、又は「330」や「778」のように左及び中の数字等が同一であるが非当選図柄であるときには、左及び中の数字等を停止させるとともに、右の数字等を変動表示して、リーチ状態である旨を表示する。そして、このような停止図柄が選択されたときには、リーチ状態である旨の表示を行う変動パターンが選択される。この変動パターンには、最終的に当選図柄で停止表示される信頼度が異なる複数の変動パターンが予め設けられている。例えば、当選図柄で停止表示される確率が低い低確率変動パターンと、当選図柄で停止表示される確率が高い高確率変動パターンとを設けることが挙げられる。
この場合に、停止図柄抽選手段52bにより当選図柄が選択されたときには、変動パターン抽選手段52cは、低確率変動パターンよりも高確率変動パターンの方を高い確率で選択するようにする。
これに対し、停止図柄抽選手段52bによって非当選図柄が選択されたときには、変動パターン抽選手段52cは、高確率変動パターンよりも低確率変動パターンの方を高い確率で選択するようにする。
さらに、本実施形態では、変動パターンは、図柄の変動表示の開始から終了までの基準時間が第1時間(例えば5秒)に設定された複数の第1変動パターンと、第1時間より長い第2時間(例えば8秒)に設定された複数の第2変動パターンとに大別される。第1変動パターン及び第2変動パターンの選択率等については、後述する。
図柄変動制御手段53は、入賞球検出手段51により、図柄始動用入賞口11への球の入賞が検出されたことを条件として、図柄変動表示装置31の図柄の変動表示を行うように制御するものである。
図柄変動制御手段53は、抽選手段52の抽選結果に基づいて、図柄変動表示装置31による図柄の変動表示及び停止表示を行う。すなわち、図柄変動制御手段53は、変動パターン抽選手段52cで選択された変動パターンに従って図柄の変動表示を行うとともに、停止図柄抽選手段52bで選択された停止図柄を最終的に停止表示するように制御する。
賞球払出し制御手段54は、賞球の払出しを行うための賞球払出し装置32の駆動を制御するものである。上述したように、始動入賞口センサ21、一般入賞口センサ22、及び特別入賞口センサ23からの検出信号を入賞球検出手段51が受信したときに、その入賞に対応する数の球を払い出すように、賞球払出し装置32を制御する。賞球払出し装置32は、駆動されると、賞球を弾球遊技機1の上受け皿4又は下受け皿5に払い出す。
また、本実施形態では、図柄始動用入賞口11、一般入賞口12及び特別入賞口13の払出し球数が変動するが、その点については後述する。
特別遊技制御手段55は、抽選手段52により取得された乱数値(当選判定用乱数値)が当選の乱数値と一致し、図柄変動表示装置31により停止表示された図柄が当選図柄(例えば「777」)となった場合に、通常遊技から特別遊技に移行させ、その終了条件を満たすまで特別遊技を実行するものである。
特別遊技制御手段55は、先ず、所定の条件を満たすまで特別入賞口13の開放状態を維持するようにした単位遊技を実行する。ここで、特別遊技制御手段55は、特別入賞口駆動装置33の駆動を制御して、特別入賞口13の開放を行う。
また、「所定の条件を満たすまで」とは、特別入賞口13に入賞した球が規定数(本実施形態では、10個)に到達したか、又は特別入賞口13の開放時間が所定時間(本実施形態では、30秒間)を経過したかのいずれか一方を満たすまでである。
このため、特別遊技制御手段55は、所定の条件を満たすか否かを判別するため、単位遊技中に特別入賞口13に入賞した球数をカウントする入賞球数カウント手段、及び特別入賞口13の開放時間を計測する開放時間計測手段とを備えている。
上述したように、特別入賞口13に球が入賞すると特別入賞口センサ23を通過し、特別入賞口センサ23から、そのときの検出信号が入賞球検出手段51に送信される。この検出信号を受信したときに、入賞球検出手段51は、特別入賞口13に球が入賞したことを検出する。そして、入賞球数カウント手段は、入賞球検出手段51による特別入賞口13への球の入賞が検出されるごとに、このカウント値を1ずつ加算していき、記憶する。
また、開放時間計測手段は、単位遊技が開始され、特別入賞口13が開放された時からの時間を計測するものであり、例えばタイマーを有する。単位遊技が開始され、特別入賞口駆動装置33によって特別入賞口13が開放されると、タイマーを作動させて、その開放時間の計測を開始する。
特別遊技制御手段55は、入賞球数カウント手段によりカウントされた入賞球数が規定数に到達したとき、又は開放時間計測手段により計測された時間が所定時間に到達したときのいずれか一方を満たすときは、上記の所定の条件を満たすと判別し、特別入賞口駆動装置33の駆動を制御して特別入賞口13を閉鎖し、単位遊技を終了するように制御する。
また、特別遊技制御手段55は、単位遊技において継続条件を満たしたときは、単位遊技の上限連続回数の範囲内で、再度の単位遊技を実行するように制御する。すなわち、特別遊技制御手段55は、単位遊技において継続条件を満たし、かつ、単位遊技の上限連続回数を超えていないことを条件に、再度の単位遊技の実行を許可する。
ここで、特別入賞口13内には、予め特定領域(図示せず)が設けられており、この特定領域を通過したときは、単位遊技において継続条件を満たすと判別される。
特定領域には、特定領域センサ27が設けられている。この特定領域センサ27は、特定領域の球の通過を常時監視しているセンサである。特定領域を球が通過すると、特定領域センサ27から、そのときの検出信号が特別遊技制御手段55に送信される。この検出信号を受信したときに、特別遊技制御手段55は、継続条件を満たすと判別する。
また、単位遊技の上限連続回数は、予め設定されており、本実施形態では15回である。そして、特別遊技制御手段55は、単位遊技の連続回数が15回に到達するまでは、再度の単位遊技の実行を許可するが、単位遊技の連続回数が15回に到達したときは、次回の単位遊技の実行を許可しないように制御する。
このため、特別遊技制御手段55は、単位遊技の連続実行回数をカウントし、このカウント値を記憶しておく手段を備える。例えば、単位遊技が開始されるごとに、単位遊技の連続実行回数のカウント値を1ずつ加算していき、このカウント値を記憶する。
そして、1回の単位遊技が終了すると、特別遊技制御手段55は、特定領域センサ27から検出信号が送信されたか否か、及び単位遊技の連続実行回数のカウント値が上限連続回数に到達しているか否かを判別する。特別遊技制御手段55は、特定領域センサ27から検出信号が送信されており、かつ単位遊技の連続実行回数のカウント値が上限連続回数に到達していないと判別したときは、再度の単位遊技の実行を許可する。これにより、単位遊技が再び実行される。
これに対し、特定領域センサ27から検出信号が送信されていないと判別されたとき、又は単位遊技の連続実行回数のカウント値が上限連続回数に到達していると判別されたときは、特別遊技制御手段55は、再度の単位遊技を実行しないようにし、特別遊技を終了するように制御する。
普通図柄始動球検出手段56は、普通図柄始動口14を球が通過したときに、それを検出するものである。普通図柄始動口14には、普通図柄始動口センサ24が設けられており、普通図柄始動球検出手段56に電気的に接続されている。
普通図柄始動口センサ24は、普通図柄始動口14の球の通過を常時監視しているセンサである。普通図柄始動口14を球が通過すると、普通図柄始動口センサ24から、そのときの検出信号が普通図柄始動球検出手段56に送信される。この検出信号を受信したときに、普通図柄始動球検出手段56は、普通図柄始動口14を球が通過したことを検出する。
普通図柄抽選手段57は、普通図柄始動口14の球の通過を条件として、普通図柄変動表示装置34に停止表示すべき図柄を抽選によって決定するものである。
普通図柄抽選手段57は、上述した当たり抽選手段52aと同様に、当たり判定用乱数発生手段と、当たり判定用乱数値取得手段と、当たり判定手段とを備える。
すなわち、普通図柄抽選手段57は、制御プログラム等によって所定の周期を有する当たり判定用乱数を発生させ、普通図柄始動口14の球の通過時に、当たり判定用乱数値を取得し、その当たり判定用乱数値に基づいて当選であるか非当選であるかを判定する。
さらに、普通図柄抽選手段57は、上記の当選であるか非当選であるかの判定結果に基づいて、普通図柄変動表示装置34に停止表示すべき図柄を決定する停止図柄決定手段を備える。
普通図柄抽選手段57は、取得された当たり判定用乱数値が当選と判定されたときには、停止表示すべき図柄を「7」に決定する。また、普通図柄抽選手段57は、取得された当たり判定用乱数値が非当選と判定されたときには、停止表示すべき図柄を「5」又は「6」に決定する。「5」又は「6」のいずれの図柄を選択するかは、停止図柄選択用乱数発生手段で停止図柄選択用乱数を発生させ、停止図柄選択用乱数値取得手段で1の停止図柄選択用乱数値を取得する。次いで、取得した停止図柄選択用乱数値に対応する停止図柄(「5」又は「6」のいずれか)を選択する。なお、当選確率については、どうような値に設定しても良い。
普通図柄変動制御手段58は、普通図柄始動口14を球が通過したときに、普通図柄抽選手段57の抽選結果に基づいて、普通図柄変動表示装置34の図柄の変動表示を行うように制御するものである。
普通図柄変動制御手段58は、普通図柄変動表示装置34の図柄を所定時間変化させた後、最終的には、普通図柄抽選手段57によって決定された図柄を普通図柄変動表示装置34に停止表示させる。
拡大部材制御手段59は、普通図柄抽選手段57の抽選結果に基づいて、拡大部材36を駆動制御するものである。具体的には、普通図柄抽選手段57による抽選で当選したときには、拡大部材36を駆動制御する。駆動させる時期としては、普通図柄変動表示装置34の図柄が所定時間変動し、普通図柄抽選手段57によって決定された図柄が普通図柄変動表示装置34に停止表示された直後である。
普通図柄抽選手段57による抽選で当選したときには、普通図柄変動表示装置34には、最終的に「7」の図柄が停止表示される。その直後に、拡大部材制御手段59は、図柄始動用入賞口11の入口を拡大するように拡大部材36を駆動制御する。そして、この状態は、一定時間維持され、その後に元の位置に戻される。
役物率管理手段60は、遊技中において、役物率を算出し、さらには役物率を所定の基準値以下にするように制御するものである。
ここで、本実施形態における「役物」とは、入賞を容易にする目的で設けられたものであって、一定条件下で作動するものである。本実施形態における役物は、第1に、普通図柄抽選手段57による抽選で当選し、普通図柄変動表示装置34に当選図柄が停止表示されたときに作動するものであって、拡大部材36により図柄始動用入賞口11の入口を拡大するものであり、拡大部材制御手段59がその役割を果たす。
また、第2に、当たり抽選手段52aの抽選で当選し、図柄変動表示装置31に当選の図柄が停止表示されたときに作動するものであって、特別入賞口駆動装置33により特別入賞口13を開放するものであり、特別遊技制御手段55がその役割を果たす。
さらにまた、本実施形態における「役物率」とは、総払出し球数(いずれかの入賞口(図柄始動用入賞口11、一般入賞口12又は特別入賞口13)に入賞した球に基づいて払い出された球数)に対する役物作動時払出し球数(役物の作動により図柄始動用入賞口11又は特別入賞口13の入口が開放又は拡大したときに、図柄始動用入賞口11又は特別入賞口13に入賞した球に基づいて払い出された球数)の割合を示す値であり、「役物率=役物作動時払出し球数/総払出し球数」により算出される。例えば、総払出し球数が1000個であり、役物作動時払出し球数が700個であるときには、役物率は、700/1000(=0.7)となる。
役物率管理手段60は、以下の役物作動時払出し球数計数手段60a〜計測結果初期化手段60hを備える。
役物作動時払出し球数計数手段60aは、役物の作動に基づいて払い出された役物作動時払出し球数を計数するものである。
具体的には、特別遊技中において特別入賞口13が開放されているときに、特別入賞口13に球が入賞し、その入賞に基づいて払い出された球は、役物作動時払出し球数計数手段60aにより計数される。なお、通常遊技中等、特別入賞口13が開放されていないときには、特別入賞口13は、閉鎖されているので、球が入賞することはない。
また、拡大部材36により図柄始動用入賞口11の入口が拡大されているときに、図柄始動用入賞口11に球が入賞し、その入賞に基づいて払い出された球は、役物作動時払出し球数計数手段60aにより計数される。これに対し、拡大部材36により図柄始動用入賞口11の入口が拡大されていないときに、図柄始動用入賞口11に球が入賞し、その入賞に基づいて払い出された球は、役物作動時払出し球数計数手段60aにより計数されない。
さらにまた、一般入賞口12に球が入賞し、その入賞に基づいて払い出された球は、役物作動時払出し球数計数手段60aにより計数されない。
総払出し球数計数手段60bは、いずれかの入賞口(図柄始動用入賞口11、一般入賞口12又は特別入賞口13)に入賞した球に基づいて払い出された総払出し球数を計数するものである。これにより、役物作動時払出し球数計数手段60aにより計数されない払出し球、すなわち、拡大部材36により図柄始動用入賞口11の入口が拡大されていないときに図柄始動用入賞口11に球が入賞したときの払出し球、及び一般入賞口12に球が入賞したときの払出し球の数は、ともに総払出し球数計数手段60bにより計数される。
ここで、本実施形態では、総払出し球数計数手段60bは、全ての入賞口への球の入賞に基づく払出し球数をカウントしている。しかし、役物の作動に基づくことなく払い出された球数のみを計数し、この球数と、役物作動時払出し球数計数手段60aにより計数された球数とを合算した球数により、総払出し球数を算出するようにしても良い。
役物率算出手段60cは、役物作動時払出し球数計数手段60aにより計数された役物作動時払出し球数、及び総払出し球数計数手段60bにより計数された総払出し球数に基づいて、上述した役物率を算出するものである。役物率算出手段60cは、役物作動時払出し球数、及び総払出し球数が更新されるごとに、算出される。
また、本実施形態では、役物率算出手段60cは、過去の一定時間(例えば、過去1時間)における役物率を算出する。このため、役物率管理手段60は、計時手段60dを備える。計時手段60dは、タイマー等からなるものであり、時間を計測し続けるものである。そして、役物率算出手段60cは、計時手段の計測結果に基づいて役物率を算出する。
役物率情報値記憶手段60eは、役物作動時払出し球数計数手段60aにより計数された役物作動時払出し球数、総払出し球数計数手段60bにより計数された総払出し球数、及び役物率算出手段60cにより算出された役物率を記憶しておくためのものである。記憶された役物作動時払出し球数、総払出し球数及び役物率は、それぞれ、計数又は算出されるごとに、順次更新されていく。
役物率判別手段60fは、役物率算出手段60cで算出された役物率が予め設定された基準値を超えるか否かを判別するものである。本実施形態では、基準値は、0.65に設定されている。そして、算出された役物率が0.65を超えるが否かが判別される。例えば、算出された役物率が0.66である場合には、基準値である0.65を超えると判別される。また、例えば、算出された役物率が0.60である場合には、基準値を超えないと判別される。この判別は、役物率算出手段60cで役物率が算出されるごとに、行われる。
役物率制御手段60gは、役物率判別手段60fにより役物率が基準値を超えていると判別されたときは、役物率を基準値に近づけるように制御するものである。
本実施形態の弾球遊技機1は、役物率が0.7を超えないように制御している。このため、役物率が0.7に近づいた場合には役物率を低下させるため、役物率が0.65を超えると、役物率を低下させるように制御する。
ここで本実施形態では、第1に、役物率に応じて、入賞に基づく払出し球数が第1払出し球数又は第1払出し球数と異なる第2払出し球数に変動する払出し球数変動入賞口を備える。本実施形態において払出し球数変動入賞口に該当するものは、図柄始動用入賞口11、一般入賞口12及び特別入賞口13である。
図柄始動用入賞口11では、役物の作動により拡大部材36が駆動され、図柄始動用入賞口11の入口が拡大されているときに図柄始動用入賞口11に球が入賞したときの払出し球数は、役物率に応じて、5個又は6個に変動する。これに対し、役物の非作動時(図柄始動用入賞口11の入口が拡大されていないとき)に球が入賞したときの払出し球数は一定である。
また、一般入賞口12への球の入賞時の払出し球数は、役物率に応じて、10個又は15個に変動する。
さらにまた、特別入賞口13への球の入賞時の払出し球数は、役物率に応じて、13個又は15個に変動する。
また、本実施形態では、第2に、役物の作動により開放又は拡大されている時間が第1時間又は第1時間より短い第2時間に変動する開放等時間変動入賞口を備える。本実施形態において開放等時間変動入賞口に該当するものは、図柄始動用入賞口11である。図柄始動用入賞口11の入口を拡大する場合において、拡大している時間は、役物率に応じて、0.2秒又は0.4秒に変動する。
役物率制御手段60gは、役物率判別手段60fにより役物率が基準値を超えていないと判別された場合には、図柄始動用入賞口11の入口が拡大されているときの図柄始動用入賞口11への球の入賞時の払出し球数を6個に設定する。これに対し、役物率判別手段60fにより役物率が基準値を超えていると判別された場合には、図柄始動用入賞口11の入口が拡大されているときの図柄始動用入賞口11への球の入賞時の払出し球数を5個に設定する。
また、役物率制御手段60gは、役物率判別手段60fにより役物率が基準値を超えていないと判別された場合には、一般入賞口12への球の入賞時の払出し球数を10個に設定する。これに対し、役物率判別手段60fにより役物率が基準値を超えていると判別された場合には、一般入賞口12への球の入賞時の払出し球数を15個に設定する。
さらにまた、役物率制御手段60gは、役物率判別手段60fにより役物率が基準値を超えていないと判別された場合には、特別遊技中における特別入賞口13への球の入賞時の払出し球数を15個に設定する。これに対し、役物率判別手段60fにより役物率が基準値を超えていると判別された場合には、特別遊技中における特別入賞口13への球の入賞時の払出し球数を13個に設定する。
さらに、役物率制御手段60gは、役物率判別手段60fにより役物率が基準値を超えていないと判別された場合には、図柄始動用入賞口11の入口を拡大している時間(拡大部材36の駆動時間)を0.4秒に設定する。これに対し、役物率判別手段60fにより役物率が基準値を超えていると判別された場合には、図柄始動用入賞口11の入口を拡大している時間を0.2秒に設定する。
また、役物率制御手段60gは、役物率判別手段60fにより役物率が基準値を超えていないと判別されたときは、当たり抽選手段52aにおける当選確率を、上述した第1当選確率値(1/300)に設定する。これに対し、役物率判別手段60fにより役物率が基準値を超えていると判別されたときは、当たり抽選手段52aにおける当選確率を、上述した第2当選確率値(1/400)に設定する。
さらにまた、役物率制御手段60gは、役物率判別手段60fにより役物率が基準値を超えていないと判別されたときは、変動パターン抽選手段52cによる変動パターンの抽選において、上述した第1変動パターンを第2変動パターンより高い確率で(選択率Aで)選択するように制御する。これに対し、役物率判別手段60fにより役物率が基準値を超えていると判別されたときは、変動パターン抽選手段52cによる変動パターンの抽選において、上述した第2変動パターンを第1変動パターンより高い確率で(選択率Bで)選択するように制御する。
以上により、役物率判別手段60fにより役物率が基準値を超えていないと判別されたときは、役物作動時払出し球数が増加するとともに、役物非作動時払出し球数が減少するように制御される。また、当たり抽選手段52aによる当選確率が高くなるように制御される。さらにまた、図柄の変動表示時間が平均的に短くなるように制御される。これにより、役物率が高くなるように制御される。
これに対し、役物率判別手段60fにより役物率が基準値を超えていると判別されたときは、役物作動時払出し球数が減少するとともに、役物非作動時払出し球数が増加するように制御される。また、当たり抽選手段52aによる当選確率が低くなるように制御される。さらにまた、図柄の変動表示時間が平均的に長くなるように制御される。これにより、役物率が低くなるように制御される。
よって、役物率は、基準値に近づくように制御される。
計数結果初期化手段60hは、役物率情報値記憶手段60eに記憶された、役物作動時払出し球数及び総払出し球数を初期化する(それまでの計数結果を消去する)ものである。例えば、計時手段60dによる計測時間が10時間に到達したときには、それまでに記憶した役物作動時払出し球数及び総払出し球数を初期化するようにする。
また、計数結果初期化手段60hに電気的に接続された初期化スイッチ70が設けられている。初期化スイッチ70が操作されると、役物率情報値記憶手段60eに記憶された役物作動時払出し球数及び総払出し球数が強制的に初期化される。例えば、弾球遊技機1の設置店側で、役物作動時払出し球数及び総払出し球数を初期化したい場合には、初期化スイッチ70を操作することで、初期化できるようにするためである。
続いて、本実施形態における主要な処理を、フローチャートに基づいて説明する。図4は、役物率の管理処理を示すフローチャートである。
先ず、ステップS1において、特別遊技中か否かが判別され、特別遊技中でないと判別されたときにはステップS2に進む。ステップS1で特別遊技中であると判別されたときには、本フローチャートによる処理を終了する。すなわち、特別遊技中は、役物率の算出等を行わない。
ステップS2に進むと、役物率算出手段60cは、総払出し球数計数手段60bにより計数され、役物率情報値記憶手段60eに記憶された総払出し球数を読み込む。次のステップS3では、役物率算出手段60cは、役物作動時払出し球数計数手段60aにより計数され、役物率情報値記憶手段60eに記憶された役物作動時払出し球数を読み込む。
次にステップS4に進み、役物率算出手段60cは、ステップS2及びステップS3でそれぞれ読み込んだ総払出し球数及び役物作動時払出し球数から、役物率を算出する。
次のステップS5では、役物率判別手段60fは、ステップS4で算出された役物率が0.65(基準値)を超えるか否かを判別する。役物率が0.65を超えると判別されたときはステップS12からステップS17までの処理を行う。一方、役物率が0.65を超えていないと判別されたときは、ステップS6からステップS11までの処理を行う。
ステップS5からステップS6に進むと、役物率制御手段60gは、一般入賞口12の払出し球数を10個にセットする。次のステップS7では、役物作動時(拡大部材36の駆動時)の図柄始動用入賞口11の払出し球数を6個にセットする。また、次のステップS8では、特別入賞口13の払出し球数を15個にセットする。さらに、次のステップS9では、変動パターン抽選手段52cの変動パターンの選択率をAにセットする。すなわち、上述したように、第1変動パターンを第2変動パターンより高い確率で選択するようにする。
次のステップS10では、当たり抽選手段52aにおける当選確率を1/300(第1当選確率値)にセットする。さらに、次のステップS11では、拡大部材36の駆動時間、すなわち図柄始動用入賞口11の入口を拡大するときの拡大している時間を0.4秒にセットする。そして、ステップS1に戻る。
これに対し、ステップS5からステップS12に進むと、役物率制御手段60gは、一般入賞口12の払出し球数を15個にセットする。次のステップS13では、役物作動時(拡大部材36の駆動時)の図柄始動用入賞口11の払出し球数を5個にセットする。また、次のステップS14では、特別入賞口13の払出し球数を13個にセットする。さらに、次のステップS15では、変動パターン抽選手段52cの変動パターンの選択率をBにセットする。すなわち、上述したように、第2変動パターンを第1変動パターンより高い確率で選択するようにする。
次のステップS16では、当たり抽選手段52aにおける当選確率を1/400(第2当選確率値)にセットする。さらに、次のステップS17では、拡大部材36の駆動時間、すなわち図柄始動用入賞口11の入口を拡大するときの拡大している時間を0.2秒にセットする。そして、ステップS1に戻る。
図5は、図柄の変動表示処理を示すフローチャートである。先ず、ステップS21では、遊技制御手段50は、図柄始動用入賞口11に球が入賞したか否かを判別し続ける。始動入賞口センサ21から検出信号が入賞球検出手段51に送信されたときに、遊技制御手段50は、図柄始動用入賞口11に球が入賞したと判別する。
入賞したと判別されると、ステップS22に進み、賞球払出し制御手段54は、賞球払出し装置32を駆動し、役物率に応じた賞球を払い出すように制御する。すなわち、役物の作動によって図柄始動用入賞口11に入賞したときには、賞球払出し制御手段54は、役物率に応じて、図4のステップS7又はステップS13でセットされている賞球数をそれぞれ払い出すように制御する。例えば、役物率が基準値である0.65を超えているときには、5個の賞球が払い出される。
これに対し、役物率が基準値である0.65を超えていないときには、6個の賞球が払い出される。また、役物の作動によることなく図柄始動用入賞口11に球が入賞したときには、賞球払出し制御手段54は、役物率にかかわらず、一定数(例えば6個)の賞球を払い出すように制御する。なお、役物の作動によることなく図柄始動用入賞口11に入賞した球に基づく払出し球数についても、一般入賞口12と同様に、役物率に応じて変動させるようにしても良い。
次にステップS23に進み、抽選手段52の当たり抽選手段52aは、当選判定用乱数値を取得するとともに、当選判定を行う。ここでの当選確率値は、役物率に応じて異なる。上述したように、現在の役物率が0.65を超えていないときには、当選確率値は、図4のステップS10でセットされた値(1/300)である。これに対し、現在の役物率が0.65を超えているときには、当選確率値は、図4のステップS16でセットされた値(1/400)である。
次のステップS24では、停止図柄抽選手段52bは、当選か非当選かの判定結果に基づいて、停止図柄の抽選を行う。さらに次のステップS25では、変動パターン抽選手段52cは、役物率に応じた変動パターンの抽選を行う。上述したように、現在の役物率が0.65を超えていないときには、図4のステップS9でセットされた選択率Aに基づいて変動パターンの抽選を行う。これに対し、現在の役物率が0.65を超えているときには、図4のステップS15でセットされた選択率Bに基づいて変動パターンの抽選を行う。
次のステップS26では、図柄変動制御手段53は、図柄の変動処理を行う。すなわち、抽選によって選択された変動パターンに従って、図柄変動表示装置31に表示された図柄の変動表示を行うとともに、抽選によって選択された停止図柄を最終的に停止表示するように制御する。
次にステップS27に進み、当選であるか否かが判別され、当選であるときにはステップS28に進んで、特別遊技制御手段55は、特別遊技に移行するように制御する。これに対し、当選でないと判別されたときは、本フローチャートによる処理を終了する。
図6は、第1実施形態における特別遊技中の主要処理を示すフローチャートである。図5のステップ28で特別遊技に移行すると、図6のステップS31以降の処理が行われる。
先ず、ステップS31では、特別遊技制御手段55は、単位遊技を開始する。単位遊技が開始されると、ステップS32に進み、特別遊技制御手段55は、単位遊技の連続回数Rに1を加算し、記憶する。そして、次のステップS33で、特別遊技制御手段55は、特別入賞口駆動装置33を駆動して、特別入賞口13を開放するように制御する。また、特別遊技制御手段55は、タイマーを作動させて、特別入賞口13の開放時間の計測を開始する。
次にステップS34に進み、入賞球検出手段51は、特別入賞口13への球の入賞があるか否かを判別する。特別入賞口センサ23を球が通過したときの検出信号が入賞球検出手段51に送信されると、特別入賞口13への球の入賞があると判別される。球の入賞があると判別されたときはステップS35に進み、球の入賞がないと判別されたときはステップS38に進む。
ステップS35では、特別遊技制御手段55は、単位遊技における特別入賞口13への入賞球数Nに1を加算する。そして、ステップS36に進み、賞球払出し制御手段54は、賞球払出し装置32を駆動して、役物率に応じた賞球を払い出すように制御する。特別遊技に移行する直前の役物率が0.65を超えていなかったときには、図4のステップS8でセットされた賞球数(15個)を払い出すように制御する。これに対し、特別遊技に移行する直前の役物率が0.65を超えていたときには、図4のステップS14でセットされた賞球数(13個)を払い出すように制御する。
次に、ステップS37に進み、特別遊技制御手段55は、特別入賞口13への入賞球数Nが10個以上であるか否かを判別する。入賞球数Nが10個以上であると判別されたときは、単位遊技の終了条件を満たしたと判別され、ステップS39に進む。一方、入賞球数Nが10個以上でないと判別されたときは、ステップS38に進む。ステップS38では、特別遊技制御手段55は、特別入賞口13の開放時間が30秒を経過したか否かを判別する。30秒を経過したと判別されたときは、単位遊技の終了条件を満たしたと判別され、ステップS39に進む。一方、30秒を経過していないと判別されたときはステップS34に戻る。
単位遊技の終了条件を満たしてステップS39に進むと、特別遊技制御手段55は、単位遊技を終了するように制御する。すなわち、特別遊技制御手段55は、特別入賞口駆動装置33を制御して、特別入賞口13が閉鎖するように制御する。
次に、ステップS40に進み、特別遊技制御手段55は、単位遊技の連続回数Rが上限連続回数である15回に到達したか否かを判別する。連続回数Rが15回に到達したと判別されたときは、特別遊技制御手段55は、単位遊技の継続条件を満たさないと判別し、特別遊技を終了するように制御する。一方、連続回数Rが15回に到達していないと判別されたときは、ステップS41に進む。ステップS41では、特別遊技制御手段55は、単位遊技中に、特別入賞口13内の特定領域を球が通過したか否かを判別する。
単位遊技中に、特定領域センサ27から、球の検出信号が特別遊技制御手段55に送信されたときは、特定領域センサ27を球が通過したと判別し、特別遊技制御手段55は、単位遊技の継続条件を満たすと判別し、ステップS31に戻って、再度の単位遊技を実行するように制御する。一方、特定領域センサ27を球が通過していないと判別されたときは、特別遊技制御手段55は、単位遊技の継続条件を満たさないと判別し、特別遊技を終了するように制御する。
図7は、普通図柄始動口14を球が通過したときの処理の流れを示すフローチャートである。
図7において、普通図柄始動口14を球が通過し、このときに送信される検出信号を普通図柄始動球検出手段56が受信すると、本フローチャートによる処理が開始され、ステップS51に進む。ステップS51では、普通図柄抽選手段57は、当たり判定用乱数値及び停止図柄選択用乱数値を取得する。
次のステップS52では、普通図柄変動制御手段58は、普通図柄変動表示装置34の図柄の変動表示を行うように制御する。具体的には、普通図柄抽選手段57は、ステップS51で取得した当たり判定用乱数値に基づいて、当選か非当選かの判定を行うととともに、当選であると判定されたときには停止図柄を「7」に決定する。また、非当選であると判定されたときには停止図柄選択用乱数値に基づいて、停止図柄を「5」又は「6」に決定する。そして、普通図柄変動制御手段58は、図柄の変動表示を行うとともに、決定された停止図柄を停止表示させるように制御する。
普通図柄が停止表示されると、ステップS53に進み、当選か非当選かが判定され、非当選であるときには、本フローチャートによる処理を終了する。一方、当選であるときには、ステップS54に進んで、拡大部材制御手段59は、拡大部材36を駆動するように制御する。ここで、現在の役物率が0.65を超えていないときには、図4のステップS11でセットされた0.4秒の間、図柄始動用入賞口11の入口を拡大するように、拡大部材36の駆動を制御する。
これに対し、現在の役物率が0.65を超えているときには、図4のステップS17でセットされた0.2秒の間、図柄始動用入賞口11の入口を拡大するように、拡大部材36の駆動を制御する。このため、役物率制御手段60gは、拡大部材制御手段59に対し、拡大部材36の駆動時間に関する情報を送信する。拡大部材制御手段59は、送信されてきた駆動時間に関する情報を参照しつつ、拡大部材36の駆動を制御する。そして、本フローチャートによる処理を終了する。
図8は、一般入賞口への球の入賞時の処理を示すフローチャートである。
先ず、ステップS61では、遊技制御手段50は、一般入賞口12に球が入賞したか否かを判別し続ける。一般入賞口センサ22から検出信号が入賞球検出手段51に送信されたときに、遊技制御手段50は、一般入賞口12に球が入賞したと判別する。
入賞したと判別されると、ステップS62に進み、賞球払出し制御手段54は、賞球払出し装置32を駆動し、賞球を払い出すように制御する。ここで、現在の役物率が基準値である0.65を超えていないときには、図4のステップS6でセットされた賞球数(10個)を払い出すように制御する。これに対し、現在の役物率が基準値である0.65を超えているときには、図4のステップS12でセットされた賞球数(15個)を払い出すように制御する。その後は、ステップS61に戻る。
なお、以上の処理は、一般入賞口12への球の入賞時の処理を示すものであるが、図柄始動用入賞口11への球の入賞時の処理は、図5のステップS21〜ステップS22で示した通りである。また、特別入賞口13への球の入賞時の処理は、図6のステップS34〜ステップS36で示した通りである。
(第2実施形態)
続いて、本発明の第2実施形態について説明する。第2実施形態において、第1実施形態と同様の機能を有する部分には、同一符号を付し、重複する説明は適宜省略する。また、第1実施形態の機能に対応する機能を有するものについては、符号に「A」を付している。
図9は、第2実施形態の遊技盤2Aを示す正面図である。また、図10は、図9の特別入賞口13をより拡大して示す正面図である。第2実施形態の弾球遊技機1Aでは、第1実施形態の弾球遊技機1のように図柄変動表示装置31は設けられていない。このため、図柄始動用入賞口11等も設けられていない。
第2実施形態において、特別入賞口13は、遊技領域8の略中央部に設けられている。さらに、図10に示すように、特別入賞口13を開閉するための開閉部材38が設けられている。開閉部材38は、通常は、破線で示す位置に配置されており、特別入賞口13を閉鎖しているが、一定条件下で、図中、実線で示す位置まで開放される開閉動作(図10中、矢印方向)を所定回数行う。
また、遊技領域8内には、一般入賞口12の他、特別入賞口始動口15及び16が設けられている。特別入賞口始動口15及び16は、それぞれ特別入賞口13の下方部に配置されている。特別入賞口始動口15及び16は、球の入賞があるごとに、遊技者に対し、所定個数の球を払い出すとともに、特別入賞口13の開閉を行うための入賞口である。
特別入賞口始動口15は、特別入賞口13の開閉を1回行うための入賞口であり、特別入賞口始動口16は、特別入賞口13の開閉を2回行うための入賞口である。
また、特別入賞口13内には、図10に示すように、特定領域Vが形成されている。特別入賞口始動口15又は16に球が入賞して、特別入賞口13が1回又は2回開閉されたときに、特別入賞口13内に球が入り込むともに、その球がさらに特定領域Vを通過したときには、特別遊技への移行条件を満たし、特別遊技に移行する。
特別遊技では、開閉部材38により特別入賞口13が開閉される単位遊技が実行される。この単位遊技中に、特別入賞口13に入賞した球のうち、少なくとも1つが特定領域Vを通過したときは、第1実施形態と同様に、上限連続回数の範囲内で、再度の単位遊技が実行される。
また、図10に示すように、特定領域Vには拡大部材40が設けられている。この拡大部材40は、役物率に応じて、特定領域Vを拡大させるためのものである。図10において、実線で示す位置に拡大部材40が配置されているときには、特定領域Vの入口は、球の直径よりやや大きい程度である。これに対し、拡大部材40が図中、点線で示す位置に配置されると、特定領域Vの入口が拡大され、特定領域Vに球がより入りやすくなる。
拡大部材40の駆動は、後述する特定領域拡大装置40によって行われる。
ここで、第2実施形態における役物は、特別入賞口始動口15又は16に入賞したとき、又は特別遊技で作動するものであって、開閉部材38により特別入賞口13を開閉するものであり、後述する特別入賞口開閉制御手段61がその役割を果たす。
図11は、第2実施形態における弾球遊技機1Aの機能を示すブロック図であり、主として本発明に係る部分を示すものである。以下、主として、第1実施形態と異なる点について説明する。
特別入賞口始動口15及び16には、それぞれ始動口センサ25及び26が設けられ、入賞球検出手段51に電気的に接続されている。
始動口センサ25及び26は、それぞれ、特別入賞口始動口15及び16の入口部分に設けられ、特別入賞口始動口15及び16への球の入賞を常時監視しているセンサである。特別入賞口始動口15又は16に球が入賞すると、それぞれ始動口センサ25又は26を通過する。これにより、それぞれ始動口センサ25又は26から、そのときの検出信号が入賞球検出手段51に送信される。この検出信号を受信したときに、入賞球検出手段51は、それぞれ特別入賞口始動口15又は16に球が入賞したことを検出する。
また、特別入賞口開閉制御手段61は、開閉部材38を駆動するための開閉部材駆動装置37を制御するものである。特別入賞口開閉制御手段61は、入賞球検出手段51が特別入賞口始動口15又は16に球が入賞したことを検出すると、開閉部材駆動装置37を制御して、開閉部材38を駆動し、特別入賞口13の開閉を行うようにする。特別入賞口開閉制御手段61は、特別入賞口始動口15に球が入賞したときは、特別入賞口13の開閉を1回行い、特別入賞口始動口16に球が入賞したときは、特別入賞口13の開閉を2回行うように制御する。
特定領域センサ27は、特別入賞口13内に設けられた特定領域Vを球が通過したことを検出するセンサである。特定領域Vを球が通過すると、特定領域センサ27からの検出信号が特別遊技制御手段55Aに送信される。
特別遊技制御手段55Aは、通常遊技中にこの検出信号を受信すると、特別遊技への移行条件を満たすと判断し、特別遊技を開始するように制御する。
特別遊技が開始されると、第1実施形態と同様に、単位遊技が実行される。
第2実施形態では、特別遊技制御手段55Aは、特別入賞口開閉制御手段61により開閉部材駆動装置37を制御して、開閉部材38を駆動する。1回の単位遊技は、特別入賞口13の開閉が18回行われるか、又は特別入賞口13に10個の球が入賞するまで行う。
このため、特別遊技制御手段55Aは、特別遊技の単位遊技中に、特別入賞口13の開閉回数をカウントするとともに、単位遊技における特別入賞口13への球の入賞球数をカウントする。そして、カウントされた開閉回数が18回に到達したとき、又はカウントされた特別入賞口13への入賞球数が10個以上になったときは、特別遊技制御手段55Aは、単位遊技の終了条件を満たすと判別し、単位遊技を終了するように制御する。これにより、特別入賞口開閉制御手段61は、開閉部材駆動装置37を制御して、開閉部材38の動作を止め、特別入賞口13を閉鎖するように制御する。
特別遊技制御手段55Aは、単位遊技中に、特定領域センサ27からの検出信号が送信されたか否か(特定領域Vを球が通過したか否か)を判別し、送信されたときは、単位遊技の継続条件を満たすと判別し、上限連続回数(第1実施形態と同様に15回)を超えないことを条件として、再度の単位遊技を実行する。
また、第2実施形態では、第1実施形態と同様に、入賞に基づく払出し球数が第1払出し球数又は第1払出し球数と異なる第2払出し球数に変動する払出し球数変動入賞口を備える。第2実施形態における払出し球数変動入賞口は、一般入賞口12、特別入賞口13、並びに特別入賞口始動口15及び16である。
一般入賞口12、並びに特別入賞口始動口15及び16への球の入賞時の払出し球数は、役物率に応じて、10個又は15個に変動する。
また、特別入賞口13への球の入賞時の払出し球数は、役物率に応じて、13個又は15個に変動する。
役物率制御手段60gは、役物率判別手段60fにより役物率が基準値を超えていないと判別された場合には、一般入賞口12、並びに特別入賞口始動口15及び16への球の入賞時の払出し球数を10個に設定する。これに対し、役物率判別手段60fにより役物率が基準値を超えていると判別された場合には、一般入賞口12、並びに特別入賞口始動口15及び16への球の入賞時の払出し球数を15個に設定する。
また、役物率制御手段60gは、役物率判別手段60fにより役物率が基準値を超えていないと判別された場合には、特別入賞口13への球の入賞時の払出し球数を15個に設定する。これに対し、役物率判別手段60fにより役物率が基準値を超えていると判別された場合には、特別入賞口13への球の入賞時の払出し球数を13個に設定する。
さらに、役物率制御手段60gは、役物率判別手段60fにより役物率が基準値を超えていないと判別された場合には、特定領域拡大装置39により拡大部材40を駆動制御し、特定領域Vの入口を拡大するように(図10中、拡大部材40が破線で示す位置に配置されるように)制御する。これに対し、役物率制御手段60gは、役物率判別手段60fにより役物率が基準値を超えていると判別された場合には、特定領域拡大装置39により拡大部材40を駆動制御し、特定領域Vの入口を拡大しないように(図10中、拡大部材40が実線で示す位置に配置されるように)制御する。
なお、役物作動時払出し球数計数手段60aは、第1実施形態と同様に、役物の作動に基づいて払い出された役物作動時払出し球数を計数するものである。ここで、第2実施形態では、通常遊技中又は特別遊技中において、開閉部材38によって特別入賞口13が開閉されているときに、特別入賞口13に球が入賞し、その入賞に基づいて払い出された球は、役物作動時払出し球数計数手段60aにより計数される。また、通常遊技中や特別遊技の中のいずれにおいても、特別入賞口13が開閉されていないときには、特別入賞口13は、閉鎖されているので、球が入賞することはない。
さらにまた、一般入賞口12に球が入賞し、その入賞に基づいて払い出された球は、第1実施形態と同様に、役物作動時払出し球数計数手段60aにより計数されない。
続いて、第2実施形態における主要な処理を、フローチャートに基づいて説明する。図12は、役物率の管理処理を示すフローチャートであり、第1実施形態の図4に相当するものである。以下のフローチャートにおいて、第1実施形態と同様の処理を行うステップについては、第1実施形態と同一のステップ番号を付している。また、類似の処理を行うステップについては、第1実施形態のステップ番号に「A」を付加したステップ番号を付している。以下、第1実施形態と異なる部分について説明し、第1実施形態と同様の部分についての説明は省略する。
図12のステップS5で、役物率が0.65を超えていないと判別されたときは、ステップS6、ステップS7A、ステップS8及びステップS11Aの処理が行われる。ここで、第1実施形態で示したステップS9及びステップS10の処理は行われない。
ステップS7Aでは、特別入賞口始動口15又は16の払出し球数が10個にセットされる。また、ステップS11Aでは、拡大部材40が拡大位置(特定領域Vの入口を拡大する位置)にセットされる。
これに対し、ステップS5で役物率が0.65を超えていると判別されたときは、ステップS12、ステップS13A、ステップS14及びステップS17Aの処理が行われる。ここで、第1実施形態で示したステップS15及びステップS16の処理は行われない。
ステップS13Aでは、特別入賞口始動口15又は16の払出し球数が15個にセットされる。また、ステップS17Aでは、拡大部材40が通常位置(特定領域Vの入口を拡大しない位置)にセットされる。
図13は、第2実施形態において、通常遊技中の主要処理を示すフローチャートであり、第1実施形態の図5に対応するものである。
先ず、ステップS71において、遊技制御手段50Aは、特別入賞口始動口15又は16に球が入賞したか否かを判別し続ける。始動口センサ25又は26から検出信号が入賞球検出手段51に送信されたときに、遊技制御手段50Aは、特別入賞口始動口15又は16に球が入賞したと判別する。
入賞したと判別されると、ステップS72に進み、賞球払出し制御手段54は、賞球払出し装置32を駆動し、賞球を払い出すように制御する。ここで、賞球払出し制御手段54は、役物率に応じて現在セットされている賞球数を払い出すように制御する。例えば、役物率が基準値である0.65を超えているときには、図12のステップS13Aでセットされた15個の賞球が払い出される。これに対し、役物率が基準値である0.65を超えていないときには、図12のステップS7Aでセットされた10個の賞球が払い出される。
次に、ステップS73に進み、特別入賞口開閉制御手段61は、開閉部材駆動装置37を制御して、特別入賞口13を開閉するように制御する。上述したように、特別入賞口始動口15に球が入賞したときは1回、特別入賞口始動口16に球が入賞したときは2回、特別入賞口13を開閉する。
次のステップS74では、特別入賞口13に球が入賞したかか否かが判別される。特別入賞口センサ23からの検出信号が入賞球検出手段51に送信されてきたときは、特別入賞口13に球が入賞したと判別され、ステップS75に進む。これに対し、特別入賞口13に球が入賞していないと判別されたときは、ステップS71に戻る。
ステップS75では、賞球払出し制御手段54は、賞球払出し装置32を駆動し、賞球を払い出すように制御する。ここで、賞球払出し制御手段54は、役物率に応じて現在セットされている賞球数を払い出すように制御する。例えば、役物率が基準値である0.65を超えているときには、図12のステップS14でセットされた13個の賞球が払い出される。これに対し、役物率が基準値である0.65を超えていないときには、図12のステップS8でセットされた15個の賞球が払い出される。そして、ステップS76に進む。
ステップS76では、特別入賞口13の特定領域Vを球が通過したかを判別する。特別遊技制御手段55Aに特定領域センサ27からの検出信号が送信されてきたときは、特別入賞口13の特定領域Vを球が通過したと判別され、特別遊技制御手段55Aは、ステップS77に進み、特別遊技に移行するように制御する。これに対し、特定領域Vを球が通過していないと判別されたときは、ステップS71に戻る。
図14は、第2実施形態において、特別遊技の主要処理を示すフローチャートであり、第1実施形態の図6に相当するものである。
図13のステップS77で特別遊技に移行すると、図14のステップS31以降の処理が行われる。
図13において、ステップS31及びステップS32は、第1実施形態と同様であるので説明を省略する。ステップS33Aでは、特別入賞口開閉制御手段61は、開閉部材駆動装置37を制御して、開閉部材38を駆動し、特別入賞口13の開閉を開始するように制御する。そして、ステップS34に進む。
ステップS34からステップS37までの処理は、第1実施形態と同様であるので説明を省略する。ステップS38Aでは、特別遊技制御手段55Aは、特別入賞口13の開閉回数が18回に到達したか否かを判別する。18回に到達したと判別されたときは、単位遊技の終了条件を満たしたと判別され、ステップS39Aに進む。一方、18回に到達していないと判別されたときはステップS34に戻る。
ステップS39Aでは、特別遊技制御手段55Aは、単位遊技を終了するように制御する。すなわち、特別入賞口開閉制御手段61は、開閉部材駆動装置37を制御して開閉部材38の駆動を停止し、特別入賞口13の開閉を終了する。このとき、特別入賞口13を閉鎖する位置で開閉部材38を停止させる。そして、ステップS40に進む。ステップS40以降の処理は、第1実施形態と同様であるので説明を省略する。
なお、第2実施形態では、第1実施形態のように普通図柄始動口14等は設けられていないので、第1実施形態の図7で示した処理は行われない。
また、第2実施形態では、第1実施形態と同様に、第1実施形態の図8で示した、一般入賞口12への球の入賞時処理が行われる。
(第3実施形態)
続いて、本発明の第3実施形態について説明する。第3実施形態において、第1実施形態と同様の機能を有する部分には、同一符号を付し、重複する説明は適宜省略する。また、第1実施形態の機能に対応する機能を有するものについては、第1実施形態の符号に「B」を付加した符号を付している。
図15は、第3実施形態の遊技盤2Bを示す正面図である。第3実施形態の弾球遊技機1Bでは、第1実施形態と同様に、図柄変動表示装置31が設けられている。第3実施形態の図柄変動表示装置31は、ドット表示により数字等の図柄を表示するものである。
また、第3実施形態において、図柄始動口11Bは、第1実施形態と同様に、図柄変動表示装置31の図柄の変動表示を開始させるためのものであるが、第1実施形態の図柄始動用入賞口11と異なり、球が通過する形式のものである。図柄始動口11Bを球が通過すると、図柄変動表示装置31による図柄の変動表示が開始されるが、賞球の払出しは行われない。
また、弾球遊技機1Bでは、図柄変動表示装置31に当選図柄が停止表示される当選確率は、役物率に応じて第1当選確率値(本実施形態では1/30)、又は第1当選確率値より低い第2当選確率値(本実施形態では、1/40)に設定される。
さらにまた、遊技領域8において、図柄変動表示装置31の下側には、第1入賞口17が設けられており、この第1入賞口17の入口を拡大させるものとして、第1実施形態と同様の拡大部材36が設けられている。拡大部材36は、一定条件下で第1入賞口17の入口を拡大する。さらに、第1入賞口17の入口を拡大している時間は、役物率に応じて異なる。
さらに、第1入賞口17の下側には、球誘導部材42が設けられるとともに、球誘導部材42の下側には、第2入賞口18a及び第3入賞口18bが設けられている。ここで、第3入賞口18bは、本発明における特定入賞口に対応するものである。
球誘導部材42は、通常遊技中は、役物率に応じて、時計回りに1回転した後に反時計回りに1回転する動作を繰り返すか、又は時計回りに1回転した後に反時計回りに3回転する動作を繰り返す。球誘導部材42には、球が入り込むためのものであって略U形に形成された球支持部42aが形成されている。
第3実施形態の弾球遊技機1Bでは、当たり抽選手段52a(第1実施形態と同様のもの)による抽選で当選し、図柄変動表示装置31に当選図柄が表示されると、拡大部材36が駆動され、第1入賞口17の入口を一定時間、拡大する。第1入賞口17に球が入賞すると、第1入賞口17から、その下側に配置された球誘導部材42に球が案内される。案内された球は、球誘導部材42の球支持部42a内に入り込み、球誘導部材42の回転に沿って、第2入賞口18a又は第3入賞口18bのいずれかに送られ、第2入賞口18a又は第3入賞口18bのいずれかに入賞する。
ここで、第3入賞口18bに入賞したときに、特別遊技への移行条件を満たし、特別遊技に移行する。すなわち、当たり抽選手段52aによる抽選で当選し、図柄変動表示装置31に当選図柄が表示された場合であっても、第3入賞口18bに球が入賞しなければ、特別遊技には移行しない。
また、弾球遊技機1Bには、第1実施形態と同様に、特別入賞口13が設けられている。さらに、特別入賞口13の両側には、一定条件下で特別入賞口13を開放させるための特別入賞口開放用入賞口19が設けられている。
特別遊技中は、特別入賞口開放用入賞口19への球の入賞により、特別入賞口13が開放される単位遊技が実行される。単位遊技は、特別入賞口13の開放時間が10秒に到達するか、又は特別入賞口13に球が10個入賞するまで行われる。この単位遊技の動作は、特別入賞口開放用入賞口19に球が16球入賞するまで継続される。
なお、特別遊技中に、再度、第3入賞口18bに球が入賞したときには、特別遊技は、終了する。また、通常遊技中は、特別入賞口開放用入賞口19に球が入賞しても、特別入賞口13は開放されない。
ここで、第3実施形態における役物は、第1に、当たり抽選手段52aによる抽選で当選し、図柄変動表示装置31に当選図柄が停止表示されたときに作動するものであって、拡大部材36により第1入賞口17の入口を拡大するものであり、拡大部材制御手段59(図16参照)がその役割を果たす。
また、第2に、特別遊技中に、特別入賞口開放用入賞口19に球が入賞したときに作動するものであって、特別入賞口駆動装置33により特別入賞口13を開放するものであり、特別遊技制御手段55B(図16参照)がその役割を果たす。
図16は、第3実施形態における弾球遊技機1Bの機能を示すブロック図であり、主として本発明に係る部分を示すものである。以下、主として、第1実施形態と異なる点について説明する。
図柄始動口11Bには図柄始動口センサ21Bが設けられ、図柄変動制御手段53に電気的に接続されている。図柄始動口センサ21Bは、図柄始動口11Bを球が通過したことを検出するセンサである。なお、図柄始動口11Bを球が通過しても、賞球は払い出されない。
図柄始動口11Bを球が通過すると、図柄始動口センサ21Bから、そのときの検出信号が図柄変動制御手段53に送信される。
また、第1入賞口17には第1入賞口センサ28が設けられている。第1入賞口センサ28は、第1入賞口17に球が入賞したことを検出するセンサであり、入賞球検出手段51に電気的に接続されている。第1入賞口17に球が入賞すると、第1入賞口センサ28から、そのときの検出信号が入賞球検出手段51に送信される。
同様に、第2入賞口18a及び第3入賞口18bには、それぞれ第2入賞口センサ29a及び第3入賞口センサ29bが設けられている。第2入賞口センサ29a及び第3入賞口センサ29bは、それぞれ第2入賞口18a及び第3入賞口18bに球が入賞したことを検出するセンサであり、入賞球検出手段51に電気的に接続されている。第2入賞口18a又は第3入賞口18bに球が入賞すると、それぞれ第2入賞口センサ29a又は第3入賞口センサ29bから、そのときの検出信号が入賞球検出手段51に送信される。
さらに、特別入賞口開放用入賞口19には、特別入賞口開放用入賞口センサ30が設けられている。特別入賞口開放用入賞口センサ30は、特別入賞口開放用入賞口19に球が入賞したことを検出するセンサであり、入賞球検出手段51に電気的に接続されている。特別入賞口開放用入賞口19に球が入賞すると、特別入賞口開放用入賞口センサ30から、そのときの検出信号が入賞球検出手段51に送信される。
また、球誘導装置41は、上述した球誘導部材42の回転駆動を行うためのものであり、モータ等からなるものである。球誘導装置41は、役物率管理手段60Bに電気的に接続され、役物率管理手段60Bによって制御される。
また、第3実施形態では、第1実施形態等と同様に、入賞に基づく払出し球数が第1払出し球数又は第1払出し球数と異なる第2払出し球数に変動する払出し球数変動入賞口を備える。ここで、第3実施形態における払出し球数変動入賞口は、一般入賞口12及び特別入賞口13である。
一般入賞口12への球の入賞時の払出し球数は、役物率に応じて、10個又は15個に変動する。
また、特別入賞口13への球の入賞時の払出し球数は、役物率に応じて、13個又は15個に変動する。
役物率制御手段60gは、役物率判別手段60fにより役物率が基準値を超えていないと判別された場合には、一般入賞口12への球の入賞時の払出し球数を10個に設定する。これに対し、役物率判別手段60fにより役物率が基準値を超えていると判別された場合には、一般入賞口12への球の入賞時の払出し球数を15個に設定する。
また、役物率制御手段60gは、役物率判別手段60fにより役物率が基準値を超えていないと判別された場合には、特別入賞口13への球の入賞時の払出し球数を15個に設定する。これに対し、役物率判別手段60fにより役物率が基準値を超えていると判別された場合には、特別入賞口13への球の入賞時の払出し球数を13個に設定する。
さらにまた、第3実施形態では、第1実施形態と同様に、役物の作動により開放又は拡大されている時間が第1時間又は第1時間より短い第2時間に変動する開放等時間変動入賞口を備える。ここで、開放等時間変動入賞口は、第1入賞口17である。第1入賞口17の入口を拡大する場合において、拡大している時間は、役物率に応じて、6秒(第1時間)又は5秒(第2時間)に変動する。
役物率制御手段60gは、役物率判別手段60fにより役物率が基準値を超えていないと判別された場合には、第1入賞口17の入口を拡大する場合(図柄変動表示装置31に当選図柄が停止表示された場合)の拡大している時間を6秒に設定する。これに対し、役物率判別手段60fにより役物率が基準値を超えていると判別された場合には、第1入賞口17の入口を拡大する場合の拡大している時間を5秒に設定する。
また、役物率制御手段60gは、役物率判別手段60fにより役物率が基準値を超えていないと判別されたときは、当たり抽選手段52aにおける当選確率を、第1当選確率値(1/30)に設定する。これに対し、役物率判別手段60fにより役物率が基準値を超えていると判別されたときは、当たり抽選手段52aにおける当選確率を、第1当選確率値より低い第2当選確率値(1/40)に設定する。
さらにまた、役物率制御手段60gは、役物率判別手段60fにより役物率が基準値を超えていないと判別されたときは、変動パターン抽選手段52cによる変動パターンの抽選において、上述した第1変動パターンの中から、いずれかの変動パターンを選択するように制御する。これに対し、役物率判別手段60fにより役物率が基準値を超えていると判別されたときは、変動パターン抽選手段52cによる変動パターンの抽選において、上述した第2変動パターンの中から、いずれかの変動パターンを選択するように制御する。
さらに、通常遊技中において、役物率制御手段60gは、役物率判別手段60fにより役物率が基準値を超えていないと判別された場合には、球誘導部材42を、時計回りに1回転した後に反時計回りに1回転させることを繰り返すように、球誘導装置41を制御する。これに対し、役物率判別手段60fにより役物率が基準値を超えていると判別された場合には、球誘導部材42を、時計回りに1回転した後に反時計回りに3回転させることを繰り返すように、球誘導装置41を制御する。
また、特別遊技中において、役物率制御手段60gは、役物率判別手段60fにより役物率が基準値を超えていないと判別された場合には、球誘導部材42を、反時計回りに回転させるように、球誘導装置41を制御する。これに対し、役物率判別手段60fにより役物率が基準値を超えていると判別された場合には、球誘導部材42を、時計回りに回転させるように、球誘導装置41を制御する。
すなわち、通常遊技中において、役物率が基準値を超えていないときには、第3入賞口18bに球が入賞しやすくなるので、特別遊技に移行しやすくなる。これに対し、役物率が基準値を超えているときには、第3入賞口18bに球が入賞しにくくなるので、特別遊技に移行しにくくなる。
さらに、特別遊技中においては、役物率が基準値を超えていないときには、第3入賞口18bに球が入賞することがなくなるので、第3入賞口18bへの球の入賞によって、特別遊技が終了してしまうことがなくなる。これに対し、役物率が基準値を超えているときには、第3入賞口18bに球が入賞する場合があるので、第3入賞口18bへの球の入賞によって、特別遊技が終了してしまうことがあり得る。
図17は、第3実施形態における役物率の管理処理を示すフローチャートであり、第1実施形態の図4に相当するものである。以下のフローチャートにおいて、第1実施形態と同様の処理を行うステップについては、第1実施形態と同一のステップ番号を付している。また、類似の処理を行うステップについては、第1実施形態のステップ番号に「B」を付加したステップ番号を付している。以下、第1実施形態と異なる部分について説明し、第1実施形態と同様の部分についての説明は省略する。
図17のステップS5で、役物率が基準値である0.65を超えていないと判別されたときは、ステップS6からステップS11Bまでの処理が行われる。ステップS6及びステップS8の処理は、第1実施形態と同様であるので、説明を省略する。
ステップS7Bでは、球誘導装置41の駆動データAがセットされる。ここで、「駆動データA」とは、通常遊技中には、球誘導部材42を時計回りに1回転した後に反時計回りに1回転させることを繰り返すとともに、特別遊技中には、球誘導部材42を反時計回りに回転させるようにした駆動データである。
また、ステップS9Bでは、選択される変動パターンとして、第1変動パターンがセットされる。
さらにまた、ステップS10Bでは、当たり抽選手段52aの当選確率値が第1当選確率値である1/30にセットされる。さらに、ステップS11Bでは、拡大部材36の駆動時間(第1入賞口17の入口を拡大している時間)が6秒にセットされる。
これに対し、ステップS5で、役物率が基準値である0.65を超えていると判別されたときは、ステップS12からステップS17Bまでの処理が行われる。ステップS12及びステップS14の処理は、第1実施形態と同様であるので、説明を省略する。
ステップS13Bでは、球誘導装置41の駆動データBがセットされる。ここで、「駆動データB」とは、通常遊技中には、球誘導部材42を時計回りに1回転した後に反時計回りに3回転させることを繰り返すとともに、特別遊技中には、球誘導部材42を時計回りに回転させるようにした駆動データである。
また、ステップS15Bでは、選択される変動パターンとして、第2変動パターンがセットされる。
さらにまた、ステップS16Bでは、当たり抽選手段52aの当選確率値が第2当選確率値である1/40にセットされる。さらに、ステップS17Bでは、拡大部材36の駆動時間(第1入賞口17の入口を拡大している時間)が5秒にセットされる。
図18は、第3実施形態における図柄の変動表示処理を示すフローチャートであり、第1実施形態の図5に相当するものである。以下、第1実施形態と異なる部分について説明し、第1実施形態と同様の部分についての説明は省略する。
先ず、ステップS21Bでは、遊技制御手段50Bは、図柄始動口11Bを球が通過したか否かを判別し続ける。図柄入賞口センサ21Bから検出信号が図柄変動制御手段53に送信されたときに、遊技制御手段50Bは、図柄始動口11Bを球が通過したと判別する。
球が通過したと判別されると、ステップS23に進む。なお、第1実施形態と異なり、図柄始動口11Bの球の通過によって賞球を払い出さないため、図5のステップS22に対応する処理は設けられていない。
ステップS23及びステップS24の処理は、第1実施形態と同様である。次のステップS25Bでは、変動パターン抽選手段52cは、役物率に応じた変動パターンの抽選を行う。上述したように、現在の役物率が0.65を超えていないときには、図17のステップS9Bでセットされた第1変動パターンの中から、変動パターンの抽選を行う。これに対し、現在の役物率が0.65を超えているときには、図17のステップS15Bでセットされた第2変動パターンの中から、変動パターンの抽選を行う。
次のステップS26及びステップS27の処理は、第1実施形態と同様である。ステップS27で当選と判別されると、ステップS81に進む。ステップS81では、拡大部材制御手段59は、役物率に応じた時間の拡大部材36の駆動を行う。
ここで、現在の役物率が0.65を超えていないときには、図17のステップS11Bでセットされた6秒の間、第1入賞口17の入口を拡大するように拡大部材36を駆動する。
一方、現在の役物率が0.65を超えているときには、図17のステップS17Bでセットされた5秒の間、第1入賞口17の入口を拡大するように拡大部材36を駆動する。このため、役物率制御手段60gは、拡大部材制御手段59に対し、拡大部材36の駆動時間に関する情報を送信する。そして、拡大部材制御手段59は、送信されてきた駆動時間に関する情報を参照しつつ、拡大部材36の駆動を制御する。
次に、ステップS82に進み、遊技制御手段50Bは、第3入賞口18bに球が入賞したか否かを判別する。第1入賞口17に球が入賞し、その球が球誘導部材42の球支持部42a内に入り込み、球誘導部材42の回転に沿って球が第3入賞口18bに案内されると、第3入賞口18bに球が入賞する。第3入賞口センサ29bから検出信号が入賞球検出手段51に送信されたときに、遊技制御手段50Bは、第3入賞口18bに球が入賞したと判別する。
球が第3入賞口18bに入賞したときは、特別遊技への移行条件を満たすので、ステップS28Bに進んで、特別遊技に移行する。これに対し、第3入賞口18bに球が入賞しなかったとき、例えば、第1入賞口17に球が入賞しなかったために、球誘導部材42の球支持部42aに球が入り込まなかった場合や、球誘導部材42の球支持部42aに球が入り込んだが、その球が第2入賞口18aの方に入賞した場合には、特別遊技に移行することなく、ステップS21Bに戻る。
図19は、第3実施形態における特別遊技中の主要処理を示すフローチャートであり、第1実施形態の図6に相当するものである。図18のステップ28Bで特別遊技に移行すると、図19のステップS91に進んで特別遊技が開始される。以下、第1実施形態と同様の部分については、説明を適宜省略する。
先ず、ステップS91では、特別遊技制御手段55Bは、特別入賞口開放用入賞口19への球の入賞があるか否かを判別し続ける。特別入賞口開放用入賞口センサ30から検出信号が入賞球検出手段51に送信されると、特別入賞口開放用入賞口19に球が入賞したと判別される。
特別入賞口開放用入賞口19に球が入賞したと判別されると、ステップS31に進み、特別遊技制御手段55Bは、単位遊技を開始する。そして、次のステップS32Bでは、特別遊技制御手段55Bは、特別入賞口開放用入賞口19への球の入賞球数Xに1を加算し、ステップS33に進む。以下、ステップS33からステップS37までは、第1実施形態と同様であるので説明を省略する。
ステップS38Bでは、特別遊技制御手段55Bは、特別入賞口13の開放時間が10秒を経過したか否かを判別する。10秒を経過したと判別されたときは、単位遊技の終了条件を満たしたと判別され、ステップS39に進む。一方、10秒を経過していないと判別されたときはステップS34に戻る。
単位遊技の終了条件を満たしてステップS39に進むと、特別遊技制御手段55Bは、単位遊技を終了するように制御する。すなわち、特別遊技制御手段55Bは、特別入賞口駆動装置33を駆動して、特別入賞口13を閉鎖するように制御する。
次に、ステップS40Bに進み、特別遊技制御手段55Bは、特別入賞口開放用入賞口19への球の入賞球数Xが16個に到達したか否かを判別する。16個に到達したと判別されたときは、特別遊技制御手段55Bは、単位遊技の継続条件を満たさないと判別し、特別遊技を終了するように制御する。これに対し、特別入賞口開放用入賞口19への球の入賞球数Xが16個に到達していないと判別されたときは、単位遊技の継続条件を満たすと判別し、ステップS91に戻って、再度の単位遊技を実行するように制御する。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態に限定されることなく、例えば以下のような種々の変形が可能である。
(1)本実施形態では、役物率の基準値は、0.65に設定したが、これに限らず、いくつに設定しても良い。
(2)本実施形態では、過去1時間における役物率を算出するようにしたが、過去何時間における役物率を算出するようにしても良く、あるいは、時間を設定せずに役物率を算出するようにしても良い。
(3)本実施形態では、役物率制御手段60gにより役物率を基準値に近づけるように制御する例として、第1実施形態から第3実施形態までを例に挙げたが、これに限らるものではない。
a)払出し球数変動入賞口を設けるとともに、役物率に応じて、払出し球数変動入賞口への球の入賞に基づく払出し球数を変動させること(請求項2)、
b)役物率に応じて、当たり抽選手段52aの当選確率値を変動させること(請求項3)、
c)図柄の変動表示の開始から終了までの基準時間が異なる第1変動パターンと第2変動パターンとを設けるとともに、役物率に応じて、第1変動パターンと第2変動パターンとの選択率を変動させること(請求項4)、
d)役物率に応じて、可変入賞口の開放又は拡大される時間を変動させること(請求項5)、
e)特定入賞口への球の誘導を制御する球誘導装置を設け、役物率に応じて、球誘導装置による特定入賞口への球の誘導状態を変化させること(請求項6)、
のうち少なくとも1つを備え、役物率を基準値に近づけるように制御するものであれば良い。
さらに、上記a)〜e)のうち、複数のものを備える場合には、それらのうち少なくとも1つを実行することによって、役物率を基準値に近づけるように制御することができる。例えば、役物率が基準値をわずかに超えた場合には、複数のうちの抽選等によって決定された1つを実行したり、あるいは、役物率がさらに高くなったときには、複数を実行するようにして、役物率を基準値に近づけるように制御することができる。
(4)本実施形態では、役物率が基準値を超えたときに、役物率を低下させるように制御した。しかし、さらに、役物率が特定値を下回ったときには、役物率を上昇させるように制御しても良い。このようにする場合には、本実施形態で示した方法とは逆の方法により、例えば、特別入賞口13に球が入賞したときの払出し球数を、それまでの払出し球数より増加させることが挙げられる。
(5)第1実施形態において、例えば特定の当選図柄(「777」のような奇数図柄等)が図柄変動表示装置31に停止表示されて特別遊技に移行したときには、その特別遊技の終了後の遊技を、通常遊技時より当選確率が高くなる遊技状態(確率変動状態)に設定するようにしても良い。なお、この場合には、抽選手段52の当たり抽選手段52aで取得される当選判定用乱数値に、確率変動状態に移行する当選図柄が選択される乱数値と、確率変動状態に移行しない当選図柄が選択される乱数値とを予め振り分けておく方法の他、当選と判定された後に、確率変動状態に移行する当選図柄を選択するか、又は確率変動状態に移行しない当選図柄を選択するかを抽選等によって決定する方法が考えられる。
上記の場合において、確率変動状態の遊技に移行したときに限り、役物率判別手段60fによる判別を行い、役物率制御手段60gにより役物率を制御するようにしても良い。すなわち、確率変動状態でない遊技では、役物率制御手段60gにより役物率を制御しないようにしても良い。
このようにすれば、出玉率が増加する確率変動状態のときのみ、役物率を制御することができる。
(6)第1実施形態では、特定領域センサ27と特別入賞口センサ23とを別個に設け、特別入賞口13に入賞した球は、特定領域センサ27を通過した場合でも必ず特別入賞口センサ23を通過するようにした。しかし、これに限らず、特定領域センサ27又は特別入賞口センサ23のいずれか一方のみを球が通過するようにし、特定領域センサ27が特別入賞口センサ23を兼ねるようにしても良い。すなわち、特定領域センサ27を球が通過したときには、特定領域センサ27を球が通過したことを示す検出信号を特別遊技制御手段55に送信するとともに、特定入賞口13に球が入賞したことを示す検出信号を入賞球検出手段51に送信すれば良い。このようにすれば、特定領域センサ27を通過した球についても、特別入賞口13の入賞球としてカウントすることができる。
第1実施形態における弾球遊技機を示す正面図である。 図1の弾球遊技機の遊技領域をより詳細に示す正面図である。 第1実施形態における弾球遊技機の機能を示すブロック図である。 第1実施形態における役物率の管理処理を示すフローチャートである。 第1実施形態における図柄の変動表示処理を示すフローチャートである。 第1実施形態における特別遊技中の主要処理を示すフローチャートである。 第1実施形態における、普通図柄始動口を球が通過したときの処理の流れを示すフローチャートである。 第1実施形態における、一般入賞口への球の入賞時の処理を示すフローチャートである。 第2実施形態の遊技盤を示す正面図である。 図9の特別入賞口をより拡大して示す正面図である。 第2実施形態における弾球遊技機の機能を示すブロック図である。 第2実施形態における役物率の管理処理を示すフローチャートである。 第2実施形態における通常遊技中の主要処理を示すフローチャートである。 第2実施形態における特別遊技の主要処理を示すフローチャートである。 第3実施形態の遊技盤を示す正面図である。 第3実施形態における弾球遊技機の機能を示すブロック図である。 第3実施形態における役物率の管理処理を示すフローチャートである。 第3実施形態における図柄の変動表示処理を示すフローチャートである。 第3実施形態における特別遊技中の主要処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1、1A、1B 弾球遊技機
2、2A、2B 遊技盤
3 枠体
4 上受け皿
5 下受け皿
6 発射装置
7 ガイドレール
8 遊技領域
11 図柄始動用入賞口
11B 図柄始動口
12 一般入賞口
13 特別入賞口
14 普通図柄始動口
15、16 特別入賞口始動口
17 第1入賞口
18a 第2入賞口
18b 第3入賞口
19 特別入賞口開放用入賞口
21 始動入賞口センサ
21B 図柄始動口センサ
22 一般入賞口センサ
23 特別入賞口センサ
24 普通図柄始動口センサ
25、26 始動口センサ
27 特定領域センサ
28 第1入賞口センサ
29a 第2入賞口センサ
29b 第3入賞口センサ
30 特別入賞口開放用入賞口センサ
31 図柄変動表示装置
32 賞球払出し装置
33 特別入賞口駆動装置
34 普通図柄変動表示装置
35 拡大部材駆動装置
36 拡大部材
37 開閉部材駆動装置
38 開閉部材
39 特定領域拡大装置
40 拡大部材
41 球誘導装置
42 球誘導部材
42a 球支持部
50、50A、50B 遊技制御手段
51 入賞球検出手段
52 抽選手段
52a 当たり抽選手段
52b 停止図柄抽選手段
52c 変動パターン抽選手段
52d 変動パターンデータテーブル
53 図柄変動制御手段
54 賞球払出し制御手段
55、55A、55B 特別遊技制御手段
56 普通図柄始動球検出手段
57 普通図柄抽選手段
58 普通図柄変動表示制御手段
59 拡大部材制御手段
60、60A、60B 役物率管理手段
60a 役物率作動時払出し球数計数手段
60b 総払出し球数計数手段
60c 役物率算出手段
60d 計時手段
60e 役物率情報値記憶手段
60f 役物率判別手段
60g 役物率制御手段
60h 計数結果初期化手段
61 特別入賞口開閉制御手段
70 初期化スイッチ

Claims (12)

  1. 遊技領域に可変入賞口を備え、所定の条件を満たしたときに、役物を作動させて前記可変入賞口の入口を開放又は拡大することにより、球の入賞を容易にする弾球遊技機において、
    役物の作動により前記可変入賞口の入口が開放又は拡大したときに前記可変入賞口に入賞した球に基づいて払い出された役物作動時払出し球数と、いずれかの入賞口に入賞した球に基づいて払い出された総払出し球数とを計数し、総払出し球数に対する役物作動時払出し球数の割合を表す役物率を算出する役物率算出手段と、
    前記役物率算出手段で算出された役物率が予め設定された基準値を超えるか否かを判別する役物率判別手段と、
    前記役物率判別手段により役物率が前記基準値を超えていると判別されたときは、役物率を基準値に近づけるように制御する役物率制御手段と
    を備えることを特徴とする弾球遊技機。
  2. 請求項1に記載の弾球遊技機において、
    少なくとも1つの入賞口は、入賞に基づく払出し球数が第1払出し球数又は前記第1払出し球数と異なる第2払出し球数に変動する払出し球数変動入賞口であり、
    前記役物率制御手段は、前記役物率判別手段により役物率が前記基準値を超えていないと判別されたときは、前記払出し球数変動入賞口への球の入賞に基づく払出し球数を前記第1払出し球数に設定し、前記役物率判別手段により役物率が前記基準値を超えていると判別されたときは、前記払出し球数変動入賞口への球の入賞に基づく払出し球数を前記第2払出し球数に設定する
    ことを特徴とする弾球遊技機。
  3. 請求項1に記載の弾球遊技機において、
    図柄始動用入賞口に入賞した球の検出信号に基づいて当選判定用の乱数値を取得し、その乱数値に基づいて、第1当選確率値又は前記第1当選確率値より低い第2当選確率値に従って当選の有無を判定する抽選手段を備え、
    前記弾球遊技機は、前記抽選手段の当選判定結果に基づいて、図柄変動表示装置の図柄の変動表示を制御するとともに、前記図柄変動表示装置に停止表示された図柄に基づいて役物を作動させ、前記可変入賞口の入口を開放又は拡大するものであり、
    前記役物率制御手段は、前記役物率判別手段により役物率が前記基準値を超えていないと判別されたときは、前記抽選手段における当選確率を前記第1当選確率値に設定し、前記役物率判別手段により役物率が前記基準値を超えていると判別されたときは、前記抽選手段における当選確率を前記第2当選確率値に設定する
    ことを特徴とする弾球遊技機。
  4. 請求項1に記載の弾球遊技機において、
    前記弾球遊技機は、図柄始動用入賞口に入賞した球の検出信号に基づき、図柄変動表示装置の図柄の変動表示を制御するとともに、前記図柄変動表示装置に停止表示された図柄に基づいて役物を作動させ、前記可変入賞口の入口を開放又は拡大するものであり、
    前記図柄変動表示装置に表示される図柄の変動表示中のパターンであって、第1変動パターンと、図柄の変動表示の開始から終了までの基準時間が前記第1変動パターンより長く設定された第2変動パターンとを記憶した変動パターン記憶手段を備え、
    前記役物率制御手段は、前記役物率判別手段により役物率が前記基準値を超えていないと判別されたときは、前記変動パターン記憶手段に記憶された変動パターンのうち前記第1変動パターンを前記第2変動パターンより高い確率で選択し、前記役物率判別手段により役物率が前記基準値を超えていると判別されたときは、前記変動パターン記憶手段に記憶された変動パターンのうち前記第2変動パターンを前記第1変動パターンより高い確率で選択するように制御する
    ことを特徴とする弾球遊技機。
  5. 請求項1に記載の弾球遊技機において、
    少なくとも1つの前記可変入賞口は、役物の作動により開放又は拡大されている時間が第1時間又は前記第1時間より短い第2時間に変動する開放等時間変動入賞口であり、
    前記役物率制御手段は、前記役物率判別手段により役物率が前記基準値を超えていないと判別されたときは、前記開放等時間変動入賞口を開放又は拡大する時間を前記第1時間に設定し、前記役物率判別手段により役物率が前記基準値を超えていると判別されたときは、前記開放等時間変動入賞口を開放又は拡大する時間を前記第2時間に設定する
    ことを特徴とする弾球遊技機。
  6. 請求項1に記載の弾球遊技機において、
    特定入賞口への球の誘導を制御するための装置であって、前記特定入賞口への球の誘導状態が第1誘導状態又は前記第1誘導状態より前記特定入賞口への球の入賞を困難にする第2誘導状態に変化可能な球誘導装置を備え、
    前記弾球遊技機は、前記特定入賞口への球の入賞に基づいて役物を作動させ、前記可変入賞口の入口を開放又は拡大するものであり、
    前記役物率制御手段は、前記役物率判別手段により役物率が前記基準値を超えていないと判別されたときは、前記球誘導装置による球の誘導状態を前記第1誘導状態に設定し、前記役物率判別手段により役物率が前記基準値を超えていると判別されたときは、前記球誘導装置による球の誘導状態を前記第2誘導状態に設定する
    ことを特徴とする弾球遊技機。
  7. 請求項1に記載の弾球遊技機において、
    図柄始動用入賞口に入賞した球の検出信号に基づいて当選判定用の乱数値を取得し、その乱数値に基づいて、第1当選確率値又は前記第1当選確率値より低い第2当選確率値に従って当選の有無を判定する抽選手段と、
    図柄変動表示装置に表示される図柄の変動表示中のパターンであって、第1変動パターンと、図柄の変動表示の開始から終了までの基準時間が前記第1変動パターンより長く設定された第2変動パターンとを記憶した変動パターン記憶手段とを備え、
    前記弾球遊技機は、前記抽選手段の当選判定結果に基づいて、前記図柄変動表示装置の図柄の変動表示を制御するとともに、前記図柄変動表示装置に停止表示された図柄に基づいて役物を作動させ、前記可変入賞口の入口を開放又は拡大するものであり、
    少なくとも1つの入賞口は、入賞に基づく払出し球数が第1払出し球数又は前記第1払出し球数と異なる第2払出し球数に変動する払出し球数変動入賞口であり、
    前記役物率制御手段は、前記役物率判別手段により役物率が前記基準値を超えていないと判別されたときは、前記抽選手段における当選確率を前記第1当選確率値に設定するか、前記変動パターン記憶手段に記憶された変動パターンのうち前記第1変動パターンを前記第2変動パターンより高い確率で選択するか、又は前記払出し球数変動入賞口への球の入賞に基づく払出し球数を前記第1払出し球数に設定するかの少なくとも1つを実行し、前記役物率判別手段により役物率が前記基準値を超えていると判別されたときは、前記抽選手段における当選確率を前記第2当選確率値に設定するか、前記変動パターン記憶手段に記憶された変動パターンのうち前記第2変動パターンを前記第1変動パターンより高い確率で選択するか、又は前記払出し球数変動入賞口への球の入賞に基づく払出し球数を前記第2払出し球数に設定するかの少なくとも1つを実行する
    ことを特徴とする弾球遊技機。
  8. 請求項1に記載の弾球遊技機において、
    少なくとも1つの入賞口は、入賞に基づく払出し球数が第1払出し球数又は前記第1払出し球数と異なる第2払出し球数に変動する払出し球数変動入賞口であり、
    少なくとも1つの前記可変入賞口は、役物の作動により開放又は拡大されている時間が第1時間又は前記第1時間より短い第2時間に変動する開放等時間変動入賞口であり、
    前記役物率制御手段は、前記役物率判別手段により役物率が前記基準値を超えていないと判別されたときは、前記払出し球数変動入賞口への球の入賞に基づく払出し球数を前記第1払出し球数に設定するか、又は前記開放等時間変動入賞口を開放又は拡大する時間を前記第1時間に設定するかの少なくとも一方を実行し、前記役物率判別手段により役物率が前記基準値を超えていると判別されたときは、前記払出し球数変動入賞口への球の入賞に基づく払出し球数を前記第2払出し球数に設定するか、又は前記開放等時間変動入賞口を開放又は拡大する時間を前記第2時間に設定するかの少なくとも一方を実行する
    ことを特徴とする弾球遊技機。
  9. 請求項1に記載の弾球遊技機において、
    図柄始動用入賞口に入賞した球の検出信号に基づいて当選判定用の乱数値を取得し、その乱数値に基づいて、第1当選確率値又は前記第1当選確率値より低い第2当選確率値に従って当選の有無を判定する抽選手段と、
    特定入賞口への球の誘導を制御するための装置であって、前記特定入賞口への球の誘導状態が第1誘導状態又は前記第1誘導状態より前記特定入賞口への球の入賞が容易となる第2誘導状態に変化可能な球誘導装置とを備え、
    前記弾球遊技機は、前記抽選手段の当選判定結果に基づいて、図柄変動表示装置の図柄の変動表示を制御するとともに、前記図柄変動表示装置に停止表示された図柄及び前記特定入賞口への球の入賞に基づいて役物を作動させ、前記可変入賞口の入口を開放又は拡大するものであり、
    少なくとも1つの入賞口は、入賞に基づく払出し球数が第1払出し球数又は前記第1払出し球数と異なる第2払出し球数に変動する払出し球数変動入賞口であり、
    少なくとも1つの前記可変入賞口は、役物の作動により開放又は拡大されている時間が第1時間又は前記第1時間より短い第2時間に変動する開放等時間変動入賞口であり、
    前記役物率制御手段は、前記役物率判別手段により役物率が前記基準値を超えていないと判別されたときは、前記抽選手段における当選確率を前記第1当選確率値に設定するか、前記払出し球数変動入賞口への球の入賞に基づく払出し球数を前記第1払出し球数に設定するか、前記開放等時間変動入賞口を開放又は拡大する時間を前記第1時間に設定するか、又は前記球誘導装置による球の誘導状態を前記第1誘導状態に設定するかの少なくとも1つを実行し、前記役物率判別手段により役物率が前記基準値を超えていると判別されたときは、前記抽選手段における当選確率を前記第2当選確率値に設定するか、前記払出し球数変動入賞口への球の入賞に基づく払出し球数を前記第2払出し球数に設定するか、前記開放等時間変動入賞口を開放又は拡大する時間を前記第2時間に設定するか、又は前記球誘導装置による球の誘導状態を前記第2誘導状態に設定するかの少なくとも1つを実行する
    ことを特徴とする弾球遊技機。
  10. 請求項2、請求項7、請求項8又は請求項9に記載の弾球遊技機において、
    前記払出し球数変動入賞口は、
    前記可変入賞口の1つであって、入賞に基づく払出し球数が第3払出し球数又は前記第3払出し球数より少ない第4払出し球数に変動する第1払出し球数変動入賞口と、
    前記可変入賞口以外の入賞口であって、入賞に基づく払出し球数が第5払出し球数又は前記第5払出し球数より少ない第6払出し球数に変動する第2払出し球数変動入賞口とを有し、
    前記役物率制御手段は、
    前記役物率判別手段により役物率が前記基準値を超えていないと判別されたときは、前記第1払出し球数変動入賞口への球の入賞に基づく払出し球数を前記第3払出し球数に設定するか、又は前記第2払出し球数変動入賞口への球の入賞に基づく払出し球数を前記第6払出し球数に設定するかの少なくとも一方を実行し、
    前記役物率判別手段により役物率が前記基準値を超えていると判別されたときは、前記第1払出し球数変動入賞口への球の入賞に基づく払出し球数を前記第4払出し球数に設定するか、又は前記第2払出し球数変動入賞口への球の入賞に基づく払出し球数を前記第5払出し球数に設定するかの少なくとも一方を実行する
    ことを特徴とする弾球遊技機。
  11. 請求項1から請求項10までのいずれか1項に記載の弾球遊技機において、
    時間を計測する計時手段を備え、
    前記役物率算出手段は、前記計時手段の計測結果に基づいて、過去の一定時間における役物率を算出する
    ことを特徴とする弾球遊技機。
  12. 請求項1から請求項11までのいずれか1項に記載の弾球遊技機において、
    役物の作動により前記可変入賞口の入口が開放又は拡大したときに前記可変入賞口に入賞した球に基づいて払い出された役物作動時払出し球数と、いずれかの入賞口に入賞した球に基づいて払い出された総払出し球数との計数結果を初期化する計数結果初期化手段を備える
    ことを特徴とする弾球遊技機。
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