JP2005013415A - 睡眠時無呼吸症候群の治療器具 - Google Patents
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Abstract
【課題】物理的に鼻腔中に気道を確保して呼吸を楽に行なうことができるようにした睡眠時無呼吸症候群の治療器具を提供することである。
【解決手段】中空円筒体2の一端にストップカラー3を設け、中空円筒体2の外周面2aの一部を膨出させ、この膨出部から両端に向って小径となるようにし、この中空円筒体2を鼻孔Nから鼻腔内に挿入可能としたのである。
【選択図】 図4
【解決手段】中空円筒体2の一端にストップカラー3を設け、中空円筒体2の外周面2aの一部を膨出させ、この膨出部から両端に向って小径となるようにし、この中空円筒体2を鼻孔Nから鼻腔内に挿入可能としたのである。
【選択図】 図4
Description
【0001】
【発明の技術分野】
この発明は、睡眠時無呼吸症候群の治療に用いる器具に関する。
【0002】
【従来の技術】
上記のような無呼吸症候群の原因は、仰臥して睡眠中に鼻腔内が閉鎖されて異常呼吸が生じるとされ、ほとんど肥満によるものとされている。この治療には、例えば睡眠中に酸素吸入を行なったり、睡眠薬を用いる方法がある。前者は酸素ボンベや吸入器が必要であり入院しなければならず、家庭での治療はできない。また後者は常用性や副作用の心配がある。
【0003】
【発明の課題】
そのため、鼻梁に粘着剤層を設けたテープを貼り付けて、鼻腔を拡大することも行なわれているが充分な効果が上っていない。
【0004】
そこで、この発明の課題は、物理的に鼻腔内に気道を確保して呼吸を楽に行なうことができるようにした治療器具を提供することである。
【0005】
【課題の解決手段】
上記の課題を解決するために、この発明においては、中空円筒体の一端にストップカラーを設け、中空円筒体の外周面を中央部から両端に向って小径となるようにし、前記中空円筒体を鼻孔から鼻腔内に挿入可能としたのである。また、中空円筒体の内周面を外周面とほぼ相似形にしておくのが好ましい。さらに、外周面に多数の小突起を設けておくことが好ましい。
【0006】
前記中空円筒体の最大内径を約9mm〜15mm、外周面の最大外径を約10〜16mm、中空円筒体の長さを約20mm〜30mmとするのが好ましい。
【0007】
【実施の形態】
以下、この発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。図1及び図2に示すように、治療器具1は、中空円筒体2の一端にストップカラー3を設けたものであって、前記中空円筒体2の外周面2aは、ほぼ太鼓状に膨らんだ形状になっており、内周面2bも外周面2aとほぼ相似形をなし、従って中空円筒体2の胴部の厚みはほぼ均一になっている。
【0008】
前記中空円筒体2の外周面2aの膨出部は、必ずしも中央部でなくてもよく、図3に示すように先端付近に設けてもよい。この場合にも内周面2bを外周面2aとほぼ相似形にしておく。また、外周面2a全面に多数の小突起4を設けておくのがよい。
【0009】
前記中空円筒体2の外周面2aの最大外径Aは、約10〜16mm、内周面2bの最大内径Bは約9mm〜15mm、長さCは約20mm〜30mmとし、数種類のサイズを揃えておくのが好ましい。また、材料は、シリコーン樹脂、ポリプロピレン、ポリエチレン等の合成樹脂が好ましいが、硬質ゴムや木、金属などでもよい。
【0010】
上記治療器具1を用いる場合には、図4に示すように、就眠時に両方の鼻孔Nから鼻腔内に一対の治療器具1を挿入する。これによって、中空円筒体2の外周面2aで鼻腔内が押し拡げられ、かつ内周面2bが空気通路となって、呼吸困難に陥るのを防止することができる。また、ストップカラー3は中空円筒体2が鼻腔内に陥り込むのを防止する。さらに中空円筒体2の外周面2aに膨出部が設けられているので、中空円筒体2が鼻孔Nから抜け出るのも防止する。
【0011】
【発明の効果】
この発明によれば、以上のように、中空円筒体を鼻腔内に挿入するだけで気道を強制的に確保できるようにしたので、極めて簡単な操作で何時でも何処でも治療器具を用いることができ、簡便に治療効果をあげることができる。
【0012】
また、治療器具の構造が簡単であるため、費用の負担が極めて少ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の治療器具の一例を示す正面図
【図2】治療器具の縦断面図
【図3】治療器具の他の例を示す縦断面図
【図4】治療器具の使用例を示す側面模式図
【符号の説明】
1 治療器具
2 中空円筒体
2a 外周面
2b 内周面
3 ストップカラー
4 小突起
A 外周面の最大外径
B 内周面の最大内径
C 中空円筒体の長さ
N 鼻孔
【発明の技術分野】
この発明は、睡眠時無呼吸症候群の治療に用いる器具に関する。
【0002】
【従来の技術】
上記のような無呼吸症候群の原因は、仰臥して睡眠中に鼻腔内が閉鎖されて異常呼吸が生じるとされ、ほとんど肥満によるものとされている。この治療には、例えば睡眠中に酸素吸入を行なったり、睡眠薬を用いる方法がある。前者は酸素ボンベや吸入器が必要であり入院しなければならず、家庭での治療はできない。また後者は常用性や副作用の心配がある。
【0003】
【発明の課題】
そのため、鼻梁に粘着剤層を設けたテープを貼り付けて、鼻腔を拡大することも行なわれているが充分な効果が上っていない。
【0004】
そこで、この発明の課題は、物理的に鼻腔内に気道を確保して呼吸を楽に行なうことができるようにした治療器具を提供することである。
【0005】
【課題の解決手段】
上記の課題を解決するために、この発明においては、中空円筒体の一端にストップカラーを設け、中空円筒体の外周面を中央部から両端に向って小径となるようにし、前記中空円筒体を鼻孔から鼻腔内に挿入可能としたのである。また、中空円筒体の内周面を外周面とほぼ相似形にしておくのが好ましい。さらに、外周面に多数の小突起を設けておくことが好ましい。
【0006】
前記中空円筒体の最大内径を約9mm〜15mm、外周面の最大外径を約10〜16mm、中空円筒体の長さを約20mm〜30mmとするのが好ましい。
【0007】
【実施の形態】
以下、この発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。図1及び図2に示すように、治療器具1は、中空円筒体2の一端にストップカラー3を設けたものであって、前記中空円筒体2の外周面2aは、ほぼ太鼓状に膨らんだ形状になっており、内周面2bも外周面2aとほぼ相似形をなし、従って中空円筒体2の胴部の厚みはほぼ均一になっている。
【0008】
前記中空円筒体2の外周面2aの膨出部は、必ずしも中央部でなくてもよく、図3に示すように先端付近に設けてもよい。この場合にも内周面2bを外周面2aとほぼ相似形にしておく。また、外周面2a全面に多数の小突起4を設けておくのがよい。
【0009】
前記中空円筒体2の外周面2aの最大外径Aは、約10〜16mm、内周面2bの最大内径Bは約9mm〜15mm、長さCは約20mm〜30mmとし、数種類のサイズを揃えておくのが好ましい。また、材料は、シリコーン樹脂、ポリプロピレン、ポリエチレン等の合成樹脂が好ましいが、硬質ゴムや木、金属などでもよい。
【0010】
上記治療器具1を用いる場合には、図4に示すように、就眠時に両方の鼻孔Nから鼻腔内に一対の治療器具1を挿入する。これによって、中空円筒体2の外周面2aで鼻腔内が押し拡げられ、かつ内周面2bが空気通路となって、呼吸困難に陥るのを防止することができる。また、ストップカラー3は中空円筒体2が鼻腔内に陥り込むのを防止する。さらに中空円筒体2の外周面2aに膨出部が設けられているので、中空円筒体2が鼻孔Nから抜け出るのも防止する。
【0011】
【発明の効果】
この発明によれば、以上のように、中空円筒体を鼻腔内に挿入するだけで気道を強制的に確保できるようにしたので、極めて簡単な操作で何時でも何処でも治療器具を用いることができ、簡便に治療効果をあげることができる。
【0012】
また、治療器具の構造が簡単であるため、費用の負担が極めて少ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の治療器具の一例を示す正面図
【図2】治療器具の縦断面図
【図3】治療器具の他の例を示す縦断面図
【図4】治療器具の使用例を示す側面模式図
【符号の説明】
1 治療器具
2 中空円筒体
2a 外周面
2b 内周面
3 ストップカラー
4 小突起
A 外周面の最大外径
B 内周面の最大内径
C 中空円筒体の長さ
N 鼻孔
Claims (4)
- 中空円筒体の一端にストップカラーを設け、中空円筒体の外周面の一部を膨出させ、この膨出部から両端に向って小径となるようにし、前記中空円筒体を鼻孔から鼻腔内に挿入可能とした睡眠時無呼吸症候群の治療器具。
- 前記中空円筒体の内周面が外周面とほぼ相似形である請求項1に記載の睡眠時無呼吸症候群の治療器具。
- 前記外周面に多数の小突起を設けた請求項1又は2に記載の睡眠時無呼吸症候群の治療器具。
- 前記中空円筒体の最大内径を約9mm〜15mm、外周面の最大外径を約10〜16mm、中空円筒体の長さを約20mm〜30mmとした請求項1〜3のいずれかに記載の睡眠時無呼吸症候群の治療器具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003181306A JP2005013415A (ja) | 2003-06-25 | 2003-06-25 | 睡眠時無呼吸症候群の治療器具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003181306A JP2005013415A (ja) | 2003-06-25 | 2003-06-25 | 睡眠時無呼吸症候群の治療器具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005013415A true JP2005013415A (ja) | 2005-01-20 |
Family
ID=34182053
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003181306A Pending JP2005013415A (ja) | 2003-06-25 | 2003-06-25 | 睡眠時無呼吸症候群の治療器具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005013415A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010179029A (ja) * | 2009-02-09 | 2010-08-19 | Sasaki Seisakusho:Kk | 鼻腔保護具 |
KR101108551B1 (ko) | 2009-04-03 | 2012-01-30 | 임학규 | 코골이 방지용 비강 확장구 |
KR101112605B1 (ko) * | 2009-04-15 | 2012-02-16 | 성백철 | 코골이 방지구 |
JP2014533568A (ja) * | 2011-11-28 | 2014-12-15 | ベスト ブリーズ カンパニー,ソシエダッド リミターダBest Breathe Company,s.l. | 鼻アレルギーの症状を緩和する装置 |
JP2018523502A (ja) * | 2015-06-05 | 2018-08-23 | エーエスエーピー ブレスアシスト ピーティーワイ リミテッド | 鼻孔拡張器 |
-
2003
- 2003-06-25 JP JP2003181306A patent/JP2005013415A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010179029A (ja) * | 2009-02-09 | 2010-08-19 | Sasaki Seisakusho:Kk | 鼻腔保護具 |
KR101108551B1 (ko) | 2009-04-03 | 2012-01-30 | 임학규 | 코골이 방지용 비강 확장구 |
KR101112605B1 (ko) * | 2009-04-15 | 2012-02-16 | 성백철 | 코골이 방지구 |
JP2014533568A (ja) * | 2011-11-28 | 2014-12-15 | ベスト ブリーズ カンパニー,ソシエダッド リミターダBest Breathe Company,s.l. | 鼻アレルギーの症状を緩和する装置 |
JP2018523502A (ja) * | 2015-06-05 | 2018-08-23 | エーエスエーピー ブレスアシスト ピーティーワイ リミテッド | 鼻孔拡張器 |
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