JP2005012152A - 変圧装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】変圧器を収納する変圧器ケースの設置面積を小さくして、柱上設置或は据置を容易にし且つ環境に適合させるようにする。
【解決手段】灯動共用変圧器２の変圧器コイル２ｂが上下方向に段積となるよう変圧器ケース１内に収納するようにしたものである。
【選択図】 図１
【解決手段】灯動共用変圧器２の変圧器コイル２ｂが上下方向に段積となるよう変圧器ケース１内に収納するようにしたものである。
【選択図】 図１
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は変圧器コイルを上下方向に段積みして設置面積を小さくするようにした変圧装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来電力は発電所から送られてくるが、その間高電圧で送電されているのを変電所を通し最終変圧器によって低電圧とし、２１０Ｖの動力用或は１０５Ｖの電灯用として供給されていた。
そのように動力用或は電灯用の二種類の供給が必要であるために単相型変圧器２〜４個を組合わせて一組として一つの変圧器ケースに収納する場合と、一つの３相型変圧器を変圧器ケースに収納する場合の二通りの方法で柱上に設置或は据置して電力を供給していた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
このように変圧器にて低電圧として供給されるが、何れの場合も変圧器コイルを横方向に並列させて変圧器ケース内に収納しているため変圧器ケースの底面積が広くなり、柱上設置或は据置にするためにはそれなりの広さの設置場所を確保しなければならず、且つ広い設置面積を必要とするために設置が面倒で煩わしく時間がかかる等、変圧器の設置上非常に不都合を感じていた。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
本発明はこのような不都合を解消するもので、
灯動共用変圧器の変圧器コイルが上下（縦）方向に段積となるよう変圧器ケース内に収納するようにしたものである。
更に詳述すれば、単層型変圧器からなる灯動共用変圧器の変圧器コイルを上下方向に多段積みするか、或は四脚鉄心を用いて縦向きの変圧器コイルを上下方向に配置して３層型変圧器からなる灯動共用変圧器とするか、又は三脚鉄心を用いて横向きの変圧器コイルを上下方向に配置して３層型変圧器からなる灯動共用変圧器として、変圧器ケース内に収納するようにしたものである。
【０００５】
【作用】
このように灯動共用変圧器の変圧器コイルが上下方向に段積となるよう変圧器ケース内に収納することによって、変圧器ケースの底面積を極小化することが出来るためスリムでスマートになり、狭い場所での設置が可能となると共に設置や取り付けが容易となり、且つ柱上や店舗や工場などに設置した状態も目立たなく自然環境に適合し美観をそこなうことがない。
【０００６】
【実施の形態】
以下本発明の一実施例を図面について説明する。
（実施例１）
本実施例は単相型変圧器３個を用いた灯動共用変圧器の場合である。
図中１は変圧器ケースであって、鉄心２ａと変圧器コイル２ｂとからなる単相型変圧器の灯動共用変圧器２を３個変圧器コイル２ｂが上下方向に多段積みとなるよう該変圧器ケース１内に設けている。
３は絶縁油であって、前記変圧器ケース１内に設けている。
【０００７】
（実施例２）
本実施例は四脚鉄心を用いた３相型変圧器からなる灯動共用変圧器の場合である。
図中４は変圧器ケースであって、四脚鉄心５ａと変圧器コイル５ｂとからなる３相型変圧器の灯動共用変圧器５を変圧器コイル５ｂが上下方向となるよう該変圧器ケース４内に設けている。
６は絶縁油であって、前記変圧器ケース４内に設けている。
【０００８】
（実施例３）
本実施例は四脚鉄心を用いた３相型変圧器からなる灯動共用変圧器の場合である。
本実施例は実施例２と殆ど同じあり、変圧器コイル７ｂの位置を一部四脚鉄心７ａの反対側となるよう設けた３層型変圧器の灯動共用変圧器７とした点が異なるのみである。
【０００９】
（実施例４）
本実施例は三脚鉄心を用いた３相型変圧器からなる灯動共用変圧器の場合である。
図中８は変圧器ケースであって、三脚鉄心９ａと変圧器コイル９ｂとからなる３相型変圧器の灯動共用変圧器９を変圧器コイル９ｂが上下方向となるよう該変圧器ケース８内に設けている。
１０は絶縁油であって、前記変圧器ケース８内に設けている。
【００１０】
使用に当たっては実施例１乃至実施例４が同じ作用のためまとめて説明する。
灯動共用変圧器２・５・７・９の変圧器コイル２ｂ・５ｂ・７ｂ・９ｂが上下方向に段積となるよう変圧器ケース１・４・８内に収納することによって、変圧器ケース１・４・８の底面積を極小にすることが出来るためスリムでスマートになり、柱上や店舗や工場などの狭い場所での設置が可能となると共に設置や取付けが容易となり、且つ柱上や店舗や工場などに設置した状態も目立たなく自然環境に適合し美観をそこなうことがない。
【００１１】
【発明の効果】
上述の如く本発明の請求項１に於いては、変圧器コイルが上下方向に段積となるよう変圧器ケース内に収納することによって、変圧器ケースの底面積を極小化することが出来るためスリムでスマートになり、狭い場所での設置が可能となると共に設置や取り付けが容易となり、且つ柱上や店舗や工場などに設置した状態も目立たなく自然環境に適合し美観をそこなうことがないなどの特長があり産業利用上非常に優れた発明である。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明実施例１の概要図である
【図２】本発明実施例２の概要図である
【図３】本発明実施例３の概要図である
【図４】本発明実施例４の概要図である
【符号の説明】
１ 変圧器ケース
２ 灯動共用変圧器
２ａ 鉄心
２ｂ 変圧器コイル
４ 変圧器ケース
５ 灯動共用変圧器
５ａ 四脚鉄心
５ｂ 変圧器コイル
７ 灯動共用変圧器
７ａ 四脚鉄心
７ｂ 変圧器コイル
８ 変圧器ケース
９ 灯動共用変圧器
９ａ 三脚鉄心
９ｂ 変圧器コイル
【発明の属する技術分野】
本発明は変圧器コイルを上下方向に段積みして設置面積を小さくするようにした変圧装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来電力は発電所から送られてくるが、その間高電圧で送電されているのを変電所を通し最終変圧器によって低電圧とし、２１０Ｖの動力用或は１０５Ｖの電灯用として供給されていた。
そのように動力用或は電灯用の二種類の供給が必要であるために単相型変圧器２〜４個を組合わせて一組として一つの変圧器ケースに収納する場合と、一つの３相型変圧器を変圧器ケースに収納する場合の二通りの方法で柱上に設置或は据置して電力を供給していた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
このように変圧器にて低電圧として供給されるが、何れの場合も変圧器コイルを横方向に並列させて変圧器ケース内に収納しているため変圧器ケースの底面積が広くなり、柱上設置或は据置にするためにはそれなりの広さの設置場所を確保しなければならず、且つ広い設置面積を必要とするために設置が面倒で煩わしく時間がかかる等、変圧器の設置上非常に不都合を感じていた。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
本発明はこのような不都合を解消するもので、
灯動共用変圧器の変圧器コイルが上下（縦）方向に段積となるよう変圧器ケース内に収納するようにしたものである。
更に詳述すれば、単層型変圧器からなる灯動共用変圧器の変圧器コイルを上下方向に多段積みするか、或は四脚鉄心を用いて縦向きの変圧器コイルを上下方向に配置して３層型変圧器からなる灯動共用変圧器とするか、又は三脚鉄心を用いて横向きの変圧器コイルを上下方向に配置して３層型変圧器からなる灯動共用変圧器として、変圧器ケース内に収納するようにしたものである。
【０００５】
【作用】
このように灯動共用変圧器の変圧器コイルが上下方向に段積となるよう変圧器ケース内に収納することによって、変圧器ケースの底面積を極小化することが出来るためスリムでスマートになり、狭い場所での設置が可能となると共に設置や取り付けが容易となり、且つ柱上や店舗や工場などに設置した状態も目立たなく自然環境に適合し美観をそこなうことがない。
【０００６】
【実施の形態】
以下本発明の一実施例を図面について説明する。
（実施例１）
本実施例は単相型変圧器３個を用いた灯動共用変圧器の場合である。
図中１は変圧器ケースであって、鉄心２ａと変圧器コイル２ｂとからなる単相型変圧器の灯動共用変圧器２を３個変圧器コイル２ｂが上下方向に多段積みとなるよう該変圧器ケース１内に設けている。
３は絶縁油であって、前記変圧器ケース１内に設けている。
【０００７】
（実施例２）
本実施例は四脚鉄心を用いた３相型変圧器からなる灯動共用変圧器の場合である。
図中４は変圧器ケースであって、四脚鉄心５ａと変圧器コイル５ｂとからなる３相型変圧器の灯動共用変圧器５を変圧器コイル５ｂが上下方向となるよう該変圧器ケース４内に設けている。
６は絶縁油であって、前記変圧器ケース４内に設けている。
【０００８】
（実施例３）
本実施例は四脚鉄心を用いた３相型変圧器からなる灯動共用変圧器の場合である。
本実施例は実施例２と殆ど同じあり、変圧器コイル７ｂの位置を一部四脚鉄心７ａの反対側となるよう設けた３層型変圧器の灯動共用変圧器７とした点が異なるのみである。
【０００９】
（実施例４）
本実施例は三脚鉄心を用いた３相型変圧器からなる灯動共用変圧器の場合である。
図中８は変圧器ケースであって、三脚鉄心９ａと変圧器コイル９ｂとからなる３相型変圧器の灯動共用変圧器９を変圧器コイル９ｂが上下方向となるよう該変圧器ケース８内に設けている。
１０は絶縁油であって、前記変圧器ケース８内に設けている。
【００１０】
使用に当たっては実施例１乃至実施例４が同じ作用のためまとめて説明する。
灯動共用変圧器２・５・７・９の変圧器コイル２ｂ・５ｂ・７ｂ・９ｂが上下方向に段積となるよう変圧器ケース１・４・８内に収納することによって、変圧器ケース１・４・８の底面積を極小にすることが出来るためスリムでスマートになり、柱上や店舗や工場などの狭い場所での設置が可能となると共に設置や取付けが容易となり、且つ柱上や店舗や工場などに設置した状態も目立たなく自然環境に適合し美観をそこなうことがない。
【００１１】
【発明の効果】
上述の如く本発明の請求項１に於いては、変圧器コイルが上下方向に段積となるよう変圧器ケース内に収納することによって、変圧器ケースの底面積を極小化することが出来るためスリムでスマートになり、狭い場所での設置が可能となると共に設置や取り付けが容易となり、且つ柱上や店舗や工場などに設置した状態も目立たなく自然環境に適合し美観をそこなうことがないなどの特長があり産業利用上非常に優れた発明である。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明実施例１の概要図である
【図２】本発明実施例２の概要図である
【図３】本発明実施例３の概要図である
【図４】本発明実施例４の概要図である
【符号の説明】
１ 変圧器ケース
２ 灯動共用変圧器
２ａ 鉄心
２ｂ 変圧器コイル
４ 変圧器ケース
５ 灯動共用変圧器
５ａ 四脚鉄心
５ｂ 変圧器コイル
７ 灯動共用変圧器
７ａ 四脚鉄心
７ｂ 変圧器コイル
８ 変圧器ケース
９ 灯動共用変圧器
９ａ 三脚鉄心
９ｂ 変圧器コイル
Claims (1)
- 灯動共用変圧器の変圧器コイルが上下方向に段積となるよう変圧器ケース内に収納するようにしたことを特徴とする変圧装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003202090A JP2005012152A (ja) | 2003-06-20 | 2003-06-20 | 変圧装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003202090A JP2005012152A (ja) | 2003-06-20 | 2003-06-20 | 変圧装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2005012152A true JP2005012152A (ja) | 2005-01-13 |
Family
ID=34100562
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2003202090A Pending JP2005012152A (ja) | 2003-06-20 | 2003-06-20 | 変圧装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2005012152A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010520636A (ja) * | 2007-03-07 | 2010-06-10 | ヘクサフォーマー・アクチボラゲット | 変圧器構造 |
-
2003
- 2003-06-20 JP JP2003202090A patent/JP2005012152A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010520636A (ja) * | 2007-03-07 | 2010-06-10 | ヘクサフォーマー・アクチボラゲット | 変圧器構造 |
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