JP2005010028A - 波形検査装置およびネットワークシステム並びに設定ツールおよび波形検査システム構築方法 - Google Patents

波形検査装置およびネットワークシステム並びに設定ツールおよび波形検査システム構築方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザの状況にあったプログラム構成をとり、コスト,ハードェアリソースの浪費を可及的に抑制することのできる波形検査装置を提供すること
【解決手段】入力された波形信号に対して特徴量を算出し、得られた特徴量に基づいて正常,異常を判定し、その判定結果を出力する官能検査アルゴリズムを実施するプログラムを、機能ごとに生成された個々のプログラム部品Pにより構成した。各プログラム部品は、設定用コンピュータ20からその部品単位で入替え自在とする。ユーザは、利用に先立ちそのプログラム部品についてのライセンスを提携し、管理者から発行されたライセンス管理データをライセンス管理データ記憶部11に保持する。ライセンスチェック部12が、ライセンス管理データに基づきプログラム部品がライセンス許可されたものか否かを判断し、全て許可されている場合に検査実行部13にて波形検査可能とする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、波形検査装置およびネットワークシステム並びに設定ツールおよび波形検査システム構築方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車や家電製品などには、モータが組み込まれた回転機器が非常に多く用いられている。例えば自動車を例にとってみると、エンジン,パワーステアリング,パワーシート,ミッションその他の至る所に回転機器が実装されている。また、家電製品では、冷蔵庫,エアコン,洗濯機その他各種の製品がある。そして、係る回転機器が実際に稼働すると、モータ等の回転に伴って音が発生する。
【0003】
係る音は、正常な動作に伴い必然的に発生するものもあれば、不良に伴い発生する音もある。その不良に伴う異常音の一例としては、ベアリングの異常,内部の異常接触,アンバランス,異物混入などがある。より具体的には、ギヤ1回転について1度の頻度で発生するギヤ欠け,異物かみ込み,スポット傷,モータ内部の回転部と固定部が回転中の一瞬だけこすれ合うような異常音がある。また、人が不快と感じる音としては、例えば人間が聞こえる20Hzから20kHzの中で様々な音があり、例えば約15kHz程度のものがある。そして、係る所定の周波数成分の音が発生している場合も異常音となる。もちろん、異常音はこの周波数に限られない。
【0004】
係る不良に伴う音は、不快であるばかりでなく、さらなる故障を発生させるおそれもある。そこで、それら各製品に対する品質保証を目的とし、生産工場においては、通常検査員による聴覚や触覚などの五感に頼った「官能検査」を行ない、異常音の有無の判断を行っている。具体的には、耳で聞いたり、手で触って振動を確認したりすることによって行っている。なお、官能検査は、官能検査用語
JIS Z8144により定義されている。
【0005】
ところで、数年前から自動車に対する音品質の要求が急激に激しくなってきている。すなわち、自動車業界では、エンジン,ミッション,パワーシートなどの車載駆動パーツの検査を定量的に自動検査するニーズが高まっており、従来から行われている検査員による上記の官能検査のように定性的・曖昧な検査ではそのニーズに応える品質を得ることができなくなってきている。
【0006】
そこで、係る問題を解決するため、定量的かつ明確な基準による安定した検査を目的とした官能検査装置(異音検査装置)が開発されている。この官能検査装置は、「官能検査」工程の自動化を目的とした装置であり、製品駆動部の振動や音をセンサで測定し、そのアナログ信号をFFTアルゴリズムなどを応用した周波数解析装置を使って周波数成分を調べて検査するものである(特許文献1)。アナログ信号の解析は、他にバンドパスフィルタを応用したものでもよい。
【0007】
この特許文献1に開示された技術を簡単に説明すると、FFTアルゴリズムを応用した周波数解析装置は、時間領域信号を高速フーリエ変換アルゴリズムにより、周波数領域の分析をすることができる。一方、異常音の周波数領域もある程度決まっている。従って、分析により抽出された周波数成分のうち、異常音の発生領域に該当する成分を抽出することができるので、係る抽出した成分の特徴量を求める。そして、特徴量から異常の有無やその原因などをファジィ推論などを用いて推定するようにしている。
【0008】
さらに、従来の官能検査装置は、実際には、振動センサなどの入力装置から取得した波形信号情報に対し、フィルタリング処理をして所定周波数成分のみ通過させ、その所定周波数成分の波形信号に対して、特徴量抽出を行ない、抽出した特徴量に基づいて良否判定を行ない、判定結果を出力する機能を備えている。そして、例えばフィルタリング処理に使用するフィルタとしても数種類あり、特徴量としても40種類以上存在する。さらに、良否判定は係る多数の特徴量を総合的に判断して異常か否かを判断するようになっている。
【0009】
上記した官能検査装置では、一度定めた基準に従った自動判定ができるとともに、検査した結果(実績)と、そのときの波形データを、異音検査システム内の記憶装置に保存することができる。
【0010】
【特許文献1】
特開平11−173909号
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来の装置では、以下に示す問題があった。すなわち、従来の異音検査システムは、上記した一連の各処理を実行するアルゴリズムを1つのプログラムとして作成し、当該プログラムを高機能パソコンにインストールすることにより構成することになる。そして、多品種変量生産という近年の時流により、検査対象の変更が頻繁に行なわれる。それに伴い、検査システムおよび検査プログラムの修正,変更が頻繁に行なわれる。
【0012】
そのため、検査プログラム中の一部の機能の追加・変更を行なう場合でも、1つのプログラム全体の修正を行なうとともに、係るプログラム全体を高機能パソコンにインストールしなおす必要があり、煩雑であるばかりでなく、プログラム中の一部の変更であっても、全体に対する影響を考慮する必要があり、プログラム作成変更に対応するために高度な技術を有した人材が必要となり、人材不足による対応が遅れたり、対応できなくなる恐れもある。また、異音検査システムを実際に使用するユーザ側にとっても、係る一連のプログラムを購入し、インストールするため、導入,変更時に大規模あるいは高度なシステム開発、調整が必要となり、導入コストが大きくなってしまう。
【0013】
さらに、異音検査システムを構成する一連のプログラムは、例えばフィルタリング処理に使用するフィルタとしても数種類あり、特徴量としても40種類以上存在する。さらに、良否判定は係る多数の特徴量を総合的に判断して異常か否かを判断する。そしてまた、さまざまな検査対象へ適用するため、特徴量抽出処理で扱う特徴量の数を増加させたり、判定ルールを増加させたりするため、プログラム全体が増大化する。
【0014】
しかし、被判定対象物の種類や、設置環境等に応じて有効な特徴量やフィルたる種類も異なるため、あるユーザにとっては必ずしも一連のプログラムに実装されたすべてのフィルタや特徴量を使用するわけではない。換言すると、ユーザは本来必要でないプログラム部分も有するプログラムを含めて異音検査システムを購入することなり、係る不要なプログラム部分についての無駄な費用がかかるばかりでなく、高機能パソコンにおけるハードウェアリソースも無駄に消費すると言った問題を生じる。
【0015】
もちろん、各ユーザごとに必要なフィルタや特徴量をカスタマイズして異音検査システムのプログラムを作成することも可能である。しかし、そうするとハードウェアリソースの効率的な利用は行なえるものの各ユーザ専用のプログラムとなることから、コスト高となるおそれが高い。さらに、一旦導入後、被判定対象物の変更その他の理由から、必要とするフィルや特徴量に変更が生じた場合には、再度新たなユーザ専用のプログラムを作成しなければならないという問題を有する。
【0016】
この発明は、官能検査を行なう検査システムとして、ユーザの状況にあったプログラム構成をとることができ、不必要なプログラム部分のためのコスト,ハードェアリソースの浪費を可及的に抑制し、初期導入コストを低減することを可能とするとともに、使用環境の変化に応じて必要最小限のコストで必要なシステムを再構築することができる波形検査装置およびネットワークシステム並びに設定ツールおよび波形検査システム構築方法を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記した問題点を解決するため、本発明に係る波形検査装置では、入力された波形信号に対して特徴量を算出する特徴量算出手段と、前記算出した特徴量を出力する手段を備えた波形検査装置を前提とし、前記特徴量算出手段は、機能ごとに生成された個々のプログラム部品により構成され、そのプログラム部品単位で入替え可能とするとともに、入れ替え対象となる前記プログラム部品ごとのライセンスチェック処理機能を備えるようにした。
【0018】
また、別の解決手段としては、入力された波形信号に対して特徴量を算出する特徴量算出手段と、前記算出した特徴量に基づいて正常,異常を判定する判定手段と、前記判定手段がした判定結果を出力する手段を備えた波形検査装置を前提とし、前記特徴量算出手段と前記判定手段の少なくとも一方は、機能ごとに生成された個々のプログラム部品により構成され、そのプログラム部品単位で入替え自在とするとともに、入れ替え対象となる前記プログラム部品ごとのライセンスチェック処理機能を備えるように構成した。
【0019】
そして、前記ライセンスチェック処理機能は、与えられたライセンスの内容を記憶保持するライセンス管理データ記憶部と、そのライセンス管理データ記憶部に格納されたデータに基づいて、前記プログラム部品がライセンス許可されたものか否かを判断するライセンスチェック部とを備えて構成することができる。
【0020】
検査対象物によって、判定するのに適した特徴量などは異なる。そこで、各手段は、必要最低限の機能を最適に選んで搭載するようにすると、少ないハードウェアリソースでも対応できる。そのため、この波形検査装置を実現するハードウェア構成としては、従来同様パソコン等のコンピュータでも良いし、プログラマブルコントローラに実装・連結されるプログラマブルコントローラ用検査機器でも良い。そして、プログラマブルコントローラ用検査機器とした場合、実施の形態で示したように1つの独立した筐体からなるユニット(高機能ユニット)でも良いし、CPUユニット内等に実装する拡張ボードのようなものでも良い。
【0021】
このように、波形検査装置のプログラムを部品化し、適宜必要充分な機能のみを取捨選択できるようにすると、検査対象物が変わった場合でも、プログラム部品の入れ替えにより対応することができる。つまり、検査プログラム実行時に必要とされるハードウェアリソースを最小限に抑え、ハードウェアリソースに制約のあるコンポーネント上でも実使用可能なレベルで検査プログラムを実現することができる。
【0022】
これにより、ユーザ側にとっては、実際に使用したいプログラム部品についての対価を支払えばよく、使用しないプログラム部品についての対価の支払いが不要となるので、コスト削減の効果が期待できる。また、メーカ側にとっても、新たな機能の追加や、バージョンアップをする場合にも、対応するプログラム部品のみを開発し、それを提供すればよいので、開発等が容易に行なえる。
【0023】
なお「正常・異常を判定」とは、正常か異常かの2値的な判定するものも含むし、例えばファジィ的な判断(「正常」「グレー」「異常」の3種類の判断)をするものも含む。もちろん、正常度合いまたは異常度合いを段階的な数値で表すような判定も含まれる。
【0024】
プログラム部品を波形検査装置にダウンロードする際の設定ツールと波形検査装置の接続形態としては、通信プロトコルをとはないのはもちろんであり、有線,無線(赤外線やBlueToothなど)のいずれによる接続でもよい。
【0025】
また「特徴量をもとに判定する」とは、一つの特徴量をもとに判定する意味も含むし、複数の特徴量をもとに判定するものも含む。複数の特徴量をもとに判定するというのは、複数の特徴量の相関関係から総合的に判定する場合や、複数の特徴量を複合して判定する場合や、一つ一つの特徴量を判定し、その一つ一つの判定結果を組み合わせて総合的に判定する場合を含む。また、本発明では、前記波形信号は、振動,音声,光の強さ,電流,電圧の少なくとも1つとすることができる。
【0026】
一方、本発明に係るネットワークシステムでは、上記した波形検査装置と、その波形検査装置とネットワークを介して接続された設定ツールとを備え、前記設定ツールは、ユーザプログラム部品ライブラリに格納された前記波形検査装置にダウンロードし得る複数のプログラム部品の中から所定のプログラム部品を前記波形検査装置にダウンロードする機能を備えるようにした。なお、この場合の波形検査装置と設定ツールとの関係であるが、1対1でも良いし、複数の波形検査装置に対してダウンロードするようにしても良い。
【0027】
そして、前記ユーザプログラム部品ライブラリに格納される前記複数のプログラム部品は、インターネットなどの外部ネットワーク上のサーバコンピュータからダウンロードして取得したものとすることができる。もちろん、本発明では係る外部ネットワーク経由での提供に限ることはなく、例えばCD−ROM,FD等の記録メディアを用いることもできる。さらには、あらかじめ設定ツールに必要なプログラム部品を格納した状態で提供することもできる。
【0028】
また、上記した発明では、ライセンスチェックは、個々の波形検査装置側で行なうようにしたが、本発明はこれに限ることはなく、設定ツール側で行っても良い。そして、一例としては、入力された波形信号に対して検査を行なう検査手段の少なくとも一部が、機能ごとに生成された個々のプログラム部品により構成された波形検査装置に対し、前記個々のプログラム部品をダウンロードさせる設定ツールであって、前記プログラム部品が、前記波形検査装置において使用が許可されているか否かのライセンス管理データを保有し、所定のプログラム部品を前記波形検査装置にダウンロードする際に、前記ライセンス管理データに基づいて使用許可されているか否かを判断し、使用許可されている場合にダウンロードを実行する機能を備えることである。
【0029】
さらにまた、本発明に係る波形検査システムの構築方法では、上記した形検査装置と、設定ツールとがネットワークを介して接続された状態において、前記設定ツールは、ユーザプログラム部品ライブラリに格納された前記波形検査装置にダウンロードし得る複数のプログラム部品の中から所定のプログラム部品を前記波形検査装置にダウンロードする。そして、前記波形検査装置は、ダウンロードされてきた前記プログラム部品に対し、ライセンスチェック処理機能を稼動して使用許可のライセンスが設定されているものか否かを判断し、その使用許可のライセンスが設定されているプログラム部品のみを動作可能にするようにした。
【0030】
ここで、ダウンロードされてきたプログラム部品に対するライセンスのチェックであるが、ダウンロード時に行っても良いし、その後の所定のタイミングで行っても良い。また、使用許可のライセンスが設定されていないプログラム部品に対しては、単に無効にして稼動しないようにしてもよいし、所定のエラーメッセージを出力するようにしても良い。
【0031】
さらに、前記設定ツールは、インターネットなどの外部ネットワーク上のサーバコンピュータから必用なプログラム部品を取得し、前記ユーザプログラム部品ライブラリに格納し、そのユーザプログラム部品ライブラリに格納された所定のプログラム部品を前記波形検査装置にダウンロードすることである。なお、ユーザプログラム部品ライブラリに格納するプログラム部品は、必ずしもライセンスを受けている必要はない。要は、波形検査装置にダウンロードし実行する際にライセンスの設定を受けていれば足りる。
【0032】
本発明において、「入れ替え」とは、別の新しいプログラムを入れて、すでに格納されていた不要な古いプログラムを消すことはもちろんのこと、古いプログラムを新バージョンのプログラムに「上書き」することや、さらには、係る消す処理を伴わずに新たなプログラムを書き込む「追加」なども含む概念である。すなわち、メモリのリソースが許されれば、単に「追加」(新しいプログラムを入れるいっぽう古いプログラムも消去しない)ことも可能である。そして、追加する新しいプログラムと古いプログラムとの関係は、新しいプログラムが古いプログラムの一部追加プログラム(add−inプログラム,拡張プログラム等)となる場合もあるし、新しいプログラムが古いプログラムにとって連携・関連のない別のプログラムである場合もある。
【0033】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の好適な一実施の形態を示している。図1に示すように、本実施の形態では、波形検査装置10に実装する検査プログラムを部品化し、検査対象に合わせて必要最小限等の所定のプログラム部品Pを設定用コンピュータ20からダウンロードし、波形検査装置10上で実行するようにしている。
【0034】
すなわち、波形検査装置10において官能検査を行なう処理アルゴリズムは、個々の機能ごとに分割して形成されるプログラム部品Pの集合体から構成される。プログラム部品Pとして、本実施の形態では、データ入力プログラム,フィルタ処理プログラム,特徴量計算プログラム,結果判定プログラム,結果出力プログラムおよび、これらを組み合わせたものがある。さらに、フィルタ処理プログラム,特徴量計算プログラム,結果判定プログラムは、各種類ごとに部品化されている。つまり、例えばフィルタ処理は,バンドパスフィルタ,ローパスフィルタ,ハイパスフィルタなど複数種類のフィルタが存在し、抽出すべき特徴量も40種類以上あり、それに応じて結果判定アルゴリズムも複数種類存在する。そこで、それら各種類ごとにプログラム部品を形成し、各波形検査装置10において必要なものを選択してダウンロードすることにより所望の複数のプログラム部品からなる検査プログラムが構成され、検査実行部13が係る検査プログラムを実行し、入力されてきた波形信号に対する解析・良否判断を行なうようにしている。
【0035】
そして、プログラム部品Pは、設定用コンピュータ20が管理する記憶装置(内部記憶装置,外部記憶装置のいずれでも可)に設定されたユーザ部品ライブラリ21に格納されており、設定プログラム22を実行することにより、波形検査装置10にダウンロードされる。
【0036】
さらに、設定用コンピュータ20のユーザプログラム部品ライブラリ21に格納される各プログラム部品Pは、サーバコンピュータ30が管理するマスタープログラム部品ライブラリ31に格納されたプログラム部品Pのうち、必要なものをダウンロードして取得するようになっている。
【0037】
そして、プログラム部品Pを提供するサーバコンピュータ30がインターネット35上に設置されており、波形検査装置10はサーバコンピュータ30へ直接アクセスできないようになっている。
【0038】
一方、設定用コンピュータ20は波形検査装置10と同一もしくは論理的に同一に扱えるネットワーク25に接続されており、Webブラウザや専用ツールを用いることでインターネット35上のサーバコンピュータ30へアクセス可能となる。係るシステム構成をとることにより、ユーザは設定用コンピュータ20のユーザプログラム部品ライブラリ21に格納された所望のプログラム部品Pを選択して波形検査装置10にダウンロードすることにより、波形検査装置10は検査対象に応じた必要不可欠(必要最小限)のプログラム部品Pのみからなる検査プログラムを備えた装置構成とすることができ、装置の小型化並びに低価格化を実現できる。さらに、必要なプログラム部品Pが設定用コンピュータ20のユーザプログラム部品ライブラリ21に登録されていない場合には、設定用コンピュータ20がサーバコンピュータ30にアクセスし、そのサーバコンピュータ30が管理するマスタープログラム部品ライブラリ31にアクセスし、必要なプログラム部品Pを取得し、それを波形検査装置10にダウンロードすることにより対応できる。
【0039】
このように、設定用コンピュータ20を設けたことより、システム構築,変更,設定時には、インターネット35上のサーバコンピュータ30から一旦設定用コンピュータ20上へプログラム部品Pをダウンロードした後、あらためて波形検査装置10へダウンロードする手順をふむことになり、波形検査装置10を含む検査システムとインターネットを分離することができ、セキュリティが確保される。
【0040】
そして、サーバコンピュータ30のマスタープログラム部品ライブラリ31への新規・バージョンアップしたプログラム部品の登録は、メーカ側で行なうことになり、ユーザは必要に応じて設定用コンピュータ20上にダウンロードしてきたプログラム部品をユーザプログラム部品ライブラリ21に格納することになるが、ユーザが無条件でこのサーバコンピュータ30にアクセスし、プログラム部品Pをダウンロードするとともに、波形検査装置10に設定されてしまうと、メーカ側にとってはプログラム部品の開発費が回収できなくなるおそれが高く好ましくない。
【0041】
そこで本実施の形態では、以下に示す仕組みをシステムに組み込むことにより、一定の条件を具備するユーザのみがその条件の範囲内でプログラム部品Pを利用できるようにした。
【0042】
まず、プログラム部品Pのダウンロードは、以下の仕組みにより実現する。サーバコンピュータ30上でWebサーバプログラム32を動作させ、マスタープログラム部品ライブラリ31内のプログラム部品Pを設定用コンピュータ20上で動作するWebブラウザの機能を使って参照するとともにダウンロードできるように設定する。この時、外部から無条件にアクセスされることを避けるため、Webサーバの機能を用いてユーザ認証を行なう。具体的には、予め契約により各ユーザを特定するためのユーザIDやパスワードを登録(サーバコンピュータ30に記憶保持)させておき、ユーザがアクセスする都度、ユーザID,パスワードによる認証を行ない、本人確認の後、設定用コンピュータ20に対するダウンロードを許容するようにする。
【0043】
よって、ユーザは、設定用コンピュータ20上でWebブラウザを起動し、サーバコンピュータ30にアクセスし、プログラム部品(マスター)の参照並びにダウンロードを行なう。そして、ユーザは、設定用コンピュータ20(設定ツール)のコンフィグレーションであらかじめ指定された場所、つまり、ユーザプログラム部品ライブラリ21へWebブラウザを用いてダウンロードしたプログラム部品Pを格納する。
【0044】
さらに、設定用コンピュータ20のプログラム部品ライブラリ21に格納されたプログラム部品Pを実際に波形検査装置10にダウンロードして使用可能にするためには、図2に示すように、予めユーザがマスター管理者(メーカ等)との間でライセンス契約を結ぶ必要がある。つまり、使用するプログラム部品Pについてライセンス契約を結び、その契約した条件の範囲において当該プログラム部品Pを波形検査装置10にダウンロードして使用可能とした。
【0045】
これにより、ユーザは必要なプログラム部品Pについての対価(使用料)をマスター管理者に支払えばよく、総支払額を抑制することができる。また、メーカ側にとっても、共通のプログラム部品を作成し、サーバコンピュータ30のマスタープログラム部品ライブラリ31に登録しておけば良く、個々のユーザごとにカスタマイズした1本のプログラムをそれぞれ作成する必要がない(カスタマイズは各ユーザがダウンロードするプログラム部品の組み合わせにより実現する)ので、コストアップとなることがない。
【0046】
そして、ユーザは、マスター管理者から契約した内容に沿ったライセンス管理データを取得し、その取得したライセンス管理データは、波形検査装置10のライセンス管理データ記憶部11に記憶保持される。さらに、波形検査装置10は、ライセンスチェックプログラムにより稼動するライセンスチェック部12を備えている。
【0047】
このライセンスチェック部12は、設定用コンピュータ20からダウンロードされてきたプログラム部品Pについて、ライセンス管理データ記憶部11に格納されたライセンス管理データを参照し、ライセンスを受けたものであるか否かを判断し、ライセンスを受けたもののみ正式に波形検査装置10に登録し、動作可能にする。なお、係るプログラム部品Pは、波形検査装置10を構成するパソコン等の所定の記憶装置(ハードディスク,フラッシュメモリ等)に記憶保持され、波形検査装置10を稼働する際に適宜読み出され、MPU等において実行される。このときのMPUが、検査実行部13を実現する。
【0048】
また、ライセンスの内容として、時期的な制限が与えられる場合がある。つまり、ある日時まで使用可能,総利用時間が設定時間になるまで使用可能などがあり、このような条件の場合には、ダウンロード時には使用が許可されているためダウンロードが許可されるが、ダウンロード後に一定の条件を満たすと使用する権限が無くなる。そこで、ライセンスチェック部12は、所定のタイミング(電源投入時や、一定期間ごと)で現在登録されているプログラム部品Pの情報を取得するとともに、ライセンス管理データを参照し、現在使用可能か否かを判断し、使用不可のものがあると異常処理をする機能も備えている。
【0049】
このようにダウンロード後であっても所定のタイミングで各プログラム部品Pが使用を許可されたものであるか否かのチェックを行なう必要があるので、上記したようにダウンロード時にチェックをする機能を設けなくても良い。また、ライセンスの内容として時期的な制限がない場合には、ダウンロード時のチェックのみを行ない、所定のタイミングでのチェックをしないようにすることもできる。もちろん、時期的な制限が無い場合でも、所定のタイミングでのチェックをするようにしてもよい。
【0050】
上記した構成の波形検査装置10上で、プログラム部品Pを使用するための具体的なライセンス管理は、以下のように行なう。まず、前提として、各プログラム部品には、各プログラム部品の種別を表す固有のIDである「プログラム部品識別子」と、プログラム部品のバージョンを特定するための「メジャーバージョン番号」及び「マイナーバージョン番号」を備えている。例えば、修正・改訂内容が大きい場合に、メジャーバージョンアップとなり、メジャーバージョン番号が1繰り上がるとともに、マイナーバージョン番号が0にクリアされ、バグの修正その他細かな修正・改訂が行われた場合には、マイナーバージョンアップとなり、マイナーバージョン番号が1つ繰り上がる。マイナーバージョン番号は無い場合もある。
【0051】
また、マスター管理者は、ユーザとの契約に基づき、ライセンス管理データを発行するが、このライセンス管理データには以下の情報が含まれる。すなわち、使用を許可したユーザに付与された固有のIDである「ユーザ識別子」と、ユーザ識別子で特定されるユーザが契約したプログラム部品に付与されたプログラム部品識別子である「使用可能プログラム部品識別子」と、「使用許可条件」がある。この「使用許可条件」としては、例えば、各プログラム部品の使用許可に対する期間制限,時間制限,バージョン制限などの各種の条件がある。そして、このライセンス管理データは、設定ツールを用いて波形検査装置10へ入力され、ライセンス管理データ記憶部11で記憶保持される。
【0052】
上記のライセンス管理データに基づく波形検査装置10におけるプログラム部品の本実施の形態における波形検査装置10のライセンスチェック部12は、所定のタイミング、つまり、プログラム起動時にライセンス管理データに基づきプログラム部品Pごとに起動可/不可をチェックするようにした。起動不可のプログラム部品が設定されている場合は、異常状態に移行し、設定用コンピュータ20を経由してユーザに起動不可状態を通知する。そして、具体的な機能アルゴリズムは、図3に示すフローチャートのようになっている。
【0053】
すなわち、まず、起動すべきプログラム部品を呼び出し(ST1)、その呼び出したプログラム部品に登録されたライセンス情報を読み込む(ST2)。そして、プログラム部品のプログラム部品識別子をキーにライセンス管理データ記憶部11をアクセスし、ライセンス管理データ中の該当するプログラム部品に関する情報と比較し(ST3)、ライセンス許可を受けているプログラム部品か否かを判断する(ST4)。つまり、処理対象のプログラム部品識別子が、使用可能プログラム部品識別子として登録されているか否か,各種のバージョン番号が合っているか否か,内部時計などから現在の日時を取得し、使用期限を過ぎていないかなどのライセンス許可の条件を具備しているか否かを判断する。また、バージョン番号に対するライセンス許可方法としては、マイナーバージョン番号まで一致することを条件としたり、メジャー番号のみの一致を判断する(マイナーバージョンアップは許可する)ようにするなどの他、各種の方式をとることができる。
【0054】
そして、ライセンス許可の条件を具備している場合には、全てのプログラム部品Pに対して処理を終了したかを判断し(ST5)、未処理(未判断)のプログラム部品が残っている場合には、ステップ1に戻り、そのプログラム部品についてライセンス許可を受けているか否かの判断を行なう。
【0055】
上記した処理を繰り返し実行することにより、すべての起動すべきプログラム部品に対してライセンス許可を受けていることが確認できると、ステップ4の分岐判断でYesとなるので、波形検査装置10として正常に立ち上がる。
【0056】
また、プログラム部品のひとつ以上にライセンス確認がNGとなった場合は、ステップ4の分岐判断でNoとなるので、所定の異常処理を実行する(ST6)。この異常処理の一例としては、NGとなった対象プログラム部品とNGとなった情報を設定用コンピュータ20に対して送信し、波形検査装置として異常状態に移行して動作しないようにすることができる。
【0057】
そして、波形検査装置10が正常に立ち上がった後は、従来と同様に検査対象の波形信号を取得したならば、ライセンス許可を受けている複数のプログラム部品からなる検査プログラムに基づき検査実行部13が各プログラム部品を順次実行することにより、波形診断を行ない、良否判定を行なうことになる。
【0058】
さらにまた、実際の使用状況を鑑みると、波形検査装置10で検査する検査対象や、検査条件が変更することがある。また、同一の検査対象に対し同一の検査条件で検査するような場合でも、メーカ側でバージョンアップしたプログラム部品を開発し、高精度な検査を行なうことが可能になることがある。
【0059】
係る場合、ユーザは、あらたな検査対象およびまたは検査条件に合わせて必要なプログラム部品を選択する。そして、係る選択したプログラム部品が登録されていない場合には、あらたに選択した未登録のプログラム部品についてのみマスター管理者との間でライセンス契約を締結し、係るプログラム部品とライセンス管理データを入手する。
【0060】
次いで、ユーザは、新たに取得したプログラム部品とライセンス管理データを波形検査装置10へ追加する。すなわち、新たな検査対象等のための検査を行なうために必要なプログラム部品の中には、今までの波形検査で使用していたものも含まれることが多々ある。従って、新たにライセンス契約をしたり、ダウンロードするのは、未登録のプログラム部品についてのみでよく、ダウンロードに要する労力(時間,手間)も軽減するばかりでなく、係る追加するプログラム部品についての対価を支払えばすむので、変更に伴い発生するコストを抑制することができる。以後、新たに追加したプログラム部品並びにそれまでに存在していたプログラム部品を備えた検査プログラムを検査実行部13が実行することにより、検査を行なう。
【0061】
このように、プログラム部品の入れ替えを使い、プログラム部品単位でライセンス管理を行なった波形信号による検査システムでは、例えば、ライセンスをベースシステム+プログラム部品単位とすることでユーザは検査対象に最小,最適なシステムを最低限のコストで実現することができる。また、メーカ側は、ユーザの検査対象変更時にプログラム部品単位で対価を得ることができ、また、プログラム部品をバージョンアップ、追加することで継続的に収益を得ることができる。
【0062】
また、図1に示したシステム構成では、1つの設定用コンピュータ20に1つの波形検査装置10が接続された状態を示しているが、本発明はこのような形態に限ることはなく、例えば1つの設定用コンピュータ20が複数の波形検査装置10に連携され、各波形検査装置に対してそれぞれ所定のプログラム部品をダウンロードすることができる。
【0063】
さらにまた、設定用コンピュータ20のユーザプログラム用ライブラリ21に格納するプログラム部品であるが、上記した説明ではライセンス契約を受け、波形検査装置にダウンロードするプログラム部品を格納するようにしているが、本発明では必ずしも係る運用手順に限ることはなく、ライセンス契約を受けているか否かを問わず設定用コンピュータ20のユーザプログラム用ライブラリ21に各種のプログラム部品を記憶保持させておいても良い。このようにしても、最終的にライセンス契約を受けていないプログラム部品は波形検査装置10にて使用することができないので、実害がないためである。
【0064】
また、上記した実施の形態では、インターネット35を介してサーバコンピュータにアクセスし、必要なプログラム部品をダウンロードするようにしたが、プログラム部品の提供は、このようにインターネット35を使うものに限られることはなく、イントラネットや公衆回線などの各種のネットワークを利用することができる。さらに、インターネット等に接続する手段が確保できないような場合には、FDやCDなどのメディアのやりとりを用いることでこのような構成となる。
【0065】
さらにまた、図4に示すように、設定用コンピュータ20のプログラム部品ライブラリ21にフルスペックのプログラム部品を登録した状態でユーザに提供し、ユーザは登録されたプログラム部品の中で使用したいプログラム部品についてライセンス許可を受け、実際に波形検査装置10にダウンロードすることができる。すなわち、設定用コンピュータ20から波形検査装置10へ選択したプログラム部品P等をダウンロードすることで検査システムの構築、あるいは変更を行なうことになる。そして、一般的にユーザ環境で完全に閉じたシステムを構築した場合はこのような構成となる。
【0066】
ところで、上記したように波形検査装置10は、小型化が可能であり、検査プログラムを格納するためのメモリ容量も小さくてすむ。その結果、波形検査装置10を構成するハードウェアとして、従来の波形検査装置と同様にパソコンその他の汎用コンピュータを用いてもよいし、PLCの高機能ユニットとして実現することもできる。後者の高機能ユニットの場合、波形検査装置(検査ユニット)10は、例えば図5に示すような構成を取ることができる。すなわち、CPUユニット40と内部バスであるPLCバス41を介して接続されている。もちろん、図示省略するが、電源ユニットや、マスタユニットや、IOユニットなどの各種のユニットも必要に応じて適宜連結され、PLCが構成される。
【0067】
このCPUユニット40に実装されるラダー言語で作成されたユーザプログラムは、検査治具の動作制御する治具制御プログラムである。そして、この治具制御プログラムと、波形検査装置10に実装される検査プログラムとは、PLCバス21を介して通信することにより、検査プログラムの実行と検査のための治具制御の連携を実現するようにしている。
【0068】
そして、PLCのユニットとして実現する場合の波形検査装置10の内部構成としては、例えば図5に示すように構成できる。すなわち、リアルタイムOS14を搭載し、PLC拡張バスアクセス,データ入力機器42,コンパクトフラッシュファイルシステム並びにイーサネット(登録商標)によるTCP/IP通信をハンドリングするようにしている。
【0069】
そして、官能検査を行なう処理アルゴリズムを構成する複数のプログラム部品Pは、波形検査装置10上ではそれぞれプロセスとして実行される。そして、各プロセスの実行は、システム管理プロセス15により制御される。すなわち、システム管理プロセス15は、データ入力プロセス18a,フィルタ処理プロセス18b,特徴量計算プロセス18c,結果判定プロセス18d,結果出力プロセス18eの各プロセスを管理し、コンフィグレーションファイル16に格納された情報に基づいて各プロセスの生成/起動/削除を行なう。つまり、プロセス(プログラム部品)単位で、起動・停止を実行することにより所定の官能検査プログラム全体を実行させ、生成・削除をすることにより、プログラム部品の入れ替えその他の修正を行なうようにしている。
【0070】
さらに、システム管理プロセス15は、ユニット上に唯一存在し、プログラム部品を構成するプロセス同士がデータ受け渡しのインタフェースをとるために使用するシステム共有メモリ17を保持しており、システム管理プロセス15の管理下にある各プロセス18a〜18eは、このシステム共有メモリ17を介してプロセス間のデータ受渡しを行なう。このプロセスは、一般的には、自プロセスの処理に必要なデータを他のプロセスから渡してもらうための入力メモリエリアと自プロセスの処理後のデータを他のプロセスに渡すための出力メモリエリアを持つ。システム管理プロセス15上の特定のメモリエリアをプロセス間メモリ共有により自プロセスへ割り付けることで、同一のメモリエリアをデータの受け渡しを行なう他プロセスと共有することができる。
【0071】
つまり、プログラム部品(プロセス)間においては、官能検査アプリケーションを実行する上で各種データの受け渡しが必要となる。例えば、フィルタ処理プロセス18bの1種であるバンドパスフィルタリング処理を行なうプログラム部品は、入力処理を行なうプログラム部品(データ入力プロセス18a)からデジタルサンプリングされた波形データを受け取り、バンドパスフィルタリング処理を行なったならば、処理後の波形データを所定の特徴量計算処理を行なうプログラム部品(特徴量計算プロセス18c)へ引き渡す必要がある。このように、各プロセスは、原則として他のプロセスが実行して得られたデータを取得し、所定の処理を実行して得られた結果を別のプロセスへ渡すことを行なう。係るデータの送受をシステム共有メモリ17を介して行なうようにした。
【0072】
すなわち、図6に示すように、プログラム部品Aのプロセスは、システム管理プロセスのシステム共有メモリ17のエリア1に格納されているデータを読み出し、所定の処理を実行後エリア2に書き込む。このエリア2に書き込まれたデータは、次のプログラム部品Bのプロセスが読み出し、所定の処理を実行後エリア3に書き込む。さらに、このエリア3に書き込まれたデータは、次のプログラム部品Cのプロセスが読み出して所定の処理を実行するというように、システム共有メモリ17を介してデータの受け渡しが行われる。
【0073】
係る構成をとることにより、各プロセスは、自己が処理するために必要な入力データと出力データが格納されるエリアのみ知っていれば処理することができる。そして、このようにシステム共有メモリを介してデータの受け渡しを行なうようにしことにより、自己が取得する入力データを生成したプロセスが何であるか、並びに、自己が生成し出力した出力データをどのプロセスが使用するかは問わなくなるので、設定用コンピュータ20のシステム設定ツール20aによりプロセス単位で自由に実装・入れ替えを行なうことができる。もちろん、各プログラム部品(プロセス)は、ライセンス許可を受けている必要があり、係るライセンス許可の有無のチェックは、ライセンスチェック部12が適宜のタイミングで実行する。
【0074】
また、どのプロセスがどのメモリエリアに割り付けられているかの情報は、コンフィグレーションファイル16に格納される。コンフィグレーションファイル16には、システム管理プロセス15によって管理されるプロセスの情報、およびシステム共有メモリ17への各プロセスの割り付け情報が格納されている。具体的には、メモリエリア設定ファイルと、メモリ割付設定ファイルを備えている。メモリ設定ファイルは、システム管理プロセス上に確保され、図7(a)に示すようにプログラム部品プロセスへプロセス間メモリ共有によって割り付けられるメモリエリアを定義する。また、メモリ割り付け設定ファイルは、図7(b)に示すようにそれぞれのプログラム部品プロセスが、システム管理プロセス15のどのメモリエリアを自プロセスのどこへ割り付け、どのように使うか(Read/Write)を定義する。
【0075】
上記したシステム共有メモリ17を介してプロセス間のデータの受け渡しを行なうようにしたメモリ管理機構を使って波形検査処理が実行される例を以下に示す。以下の例では、検査対象の波形データに対し、2つの特徴量を抽出し、その2つの特徴量に基づいて良否判定を行なうようになっている。
▲1▼データ入力プロセス18aは、入力装置42から取得した検査対象データ入力処理を行ない、システム管理プロセス15のエリア1へデータを書き込む。
【0076】
▲2▼フィルタリング処理プロセスAは、検査対象データをシステム管理プロセス(システム共有メモリ17)のエリア1から読み込み、そのデータに対してフィルタリング処理を行ない、結果データをシステム管理プロセス(システム共有メモリ17)のエリア2へ書き込む。
【0077】
▲3▼特徴量計算処理プロセスBは、計算対象データをシステム管理プロセス(システム共有メモリ17)のエリア2から読み込み、特徴量計算を実行、結果データをシステム管理プロセス(システム共有メモリ17)のエリア3へ書き込む。
【0078】
▲4▼特徴量計算処理プロセスCは、計算対象データをシステム管理プロセス(システム共有メモリ17)のエリア2から読み込み、特徴量計算を実行、結果データをシステム管理プロセス(システム共有メモリ17)のエリア4へ書き込む。このように、同一のエリアに格納されたデータを複数のプロセスが読み出すこともある。
【0079】
▲5▼判定処理プロセスは、判定対象とする特徴量計算結果データをシステム管理プロセス15(システム共有メモリ17)のエリア3,4から読み込み、判定処理を行なった後、判定結果データをシステム管理プロセス(システム共有メモリ17)のエリア5へ書き込む。
【0080】
▲6▼出力処理プロセスは、出力対象となる判定結果データをシステム管理プロセス15(システム共有メモリ17)のエリア5から読み出し、所定の出力処理を行なう。
【0081】
なお、波形検査装置10に実装された検査プログラムを用いて実際に官能検査を行なうには、PLCのCPUユニット40に実装した治具制御ラダープログラムによる検査治具43の制御と連携させ、所望の状態・タイミングで検査対象物から検査対象データ(波形信号)を取得し、検査を行なうことになる。
【0082】
次に、プログラム部品の設定について説明する。システム設定ツール20aは、イーサネット(登録商標)により波形検査装置10と接続された設定用コンピュータ20上で動作するソフトウェアであり、1つ以上の複数のプログラム部品を管理し、検査対象に応じたプログラム部品を波形検査装置10へ追加/削除、ならびに各プログラム部品のパラメータ設定などを行なう。
【0083】
本システムにおけるプログラム入れ替えは、以下に示すプロセス管理機構により実現される。すなわち、前記のメモリ管理機構によりプログラム部品プロセス間のデータ受け渡しI/Fを定型化した上で、実際のプログラム入れ替えは、プログラムラム部品プロセス単位で行なう。プログラム入れ替えを行なう場合は、削除対象となるプログラム部品プロセスのプロセス間メモリ共有を解除し、プログラム部品プロセスを停止、削除する。その後、あらたなプログラム部品プロセスを起動し、プロセス間メモリ共有によりメモリエリアの割り付けを行なう。
プログラム入れ替え時の処理アルゴリズムとしては、以下のようになる。
【0084】
▲1▼システム管理プロセス15は、プログラム入れ替えによってシステムからの削除対象となるプログラム部品プロセスへOSのプロセス間通信機能により削除指示を行なう。
【0085】
▲2▼削除指示を受けたプログラム部品プロセスは、OSのプロセス間メモリ共有機能により共有しているシステム管理プロセスのメモリエリアを開放する。
【0086】
▲3▼システム管理プロセスは、メモリ割り付け設定ファイルからプログラム入れ替えによって削除されるプログラム部品プロセスの情報を削除し、あらたにシステムに追加されるプログラム部品プロセスのメモリ割り付け情報を追加する。
【0087】
▲4▼システム管理プロセスは、プログラム入れ替えによってあらたに追加されるプログラム部品プロセスを起動する。
【0088】
▲5▼あらたに起動されたプログラム部品プロセスは、メモリ割付設定ファイルの情報にしたがって、OSのプロセス間メモリ共有機能を用いてシステム管理プロセスのメモリエリアを自プロセスのメモリエリアへ割り付ける。プログラム部品の追加、削除も同様の処理により実現される。
【0089】
上記した構成並びに動作原理に従って、必要なプログラム部品を波形検査装置10(検査ユニット)に実装することができる。そして、ライセンスチェック部12により、所定のタイミングにて各プログラム部品がライセンス許可を受けているものか否かを判断し、全て許可を受けていることを条件に実際に波形信号に基づく検査を実行することができる。
【0090】
また、上記したように、本発明にかかる波形検査装置をPLC用のユニットとして実現した場合、システムの構成要素としてFA現場への適用のために高価にならざるを得ないパソコンが無くなるため、システム全体のコストが低減される。さらに、システムの構成要素として振動や粉塵など一般的にFA環境に弱いとされるパソコンがなくなり、FA環境を考慮されたPLCのユニットとなるため、システム構築時の現場設置における制約が大幅に改善される。さらにまた、システムの構成要素としてパソコンがなくなり、PLCのユニットとしてPLCに一体化されるためシステム構築時のスペース上の制約が飛躍的に改善される。そして、検査治具を制御するCPUユニットと、検査を行なう検査機器の間の通信は、PLCの内部バスを用いることができるので、高速に情報伝達が可能となる。
【0091】
さらに、検査治具の動作制御などにPLCを使用し、PLCとセットでシステムが構築されるケースが多い。そこで、官能波形検査装置(波形検査装置)そのものをPLCの拡張ユニット上に構築し、PLCのCPUユニット上のラダープログラムと連携する機能を持たせてやることで、システム構築の効率を向上させる。また、現場設置性が格段によくなり、システムトータルコストの面でもメリットを得ることができる。
【0092】
また具体的な図示は省略するが、波形検査装置10としてパソコンを用いた場合には、各プログラム部品は、オブジェクトプログラムとして生成し、各オブジェクト(プログラム部品)をJavaVM上に実装することにより実現できる。そして、各オブジェクトに関するコンフィグレーション情報も所定記憶部に格納しておく。これより、各プログラム部品を構成するオブジェクトは、取得したデータに対して所定の処理をし、処理した結果を関連づけた他のオブジェクトに渡すことをそれぞれ実行することにより、波形検査装置10に与えられた波形信号に対する官能検査を行なうことができる。
【0093】
また、上記した各実施の形態では、いずれもライセンスチェック機能を波形検査装置10側に設けたが、本発明はこれに限ることはなく、設定ツールである設定用コンピュータ20側に持たせてももちろん良い。
【0094】
【発明の効果】
以上のように、この発明では、波形検査を行なうアルゴリズムを個々のプログラム部品から構成し、必要なプログラム部品について波形検査装置にダウンロードし、さらに、係るプログラム部品について使用許可のライセンスを受けるようにしたため、ユーザの状況にあったプログラム構成をとることができ、不必要なプログラム部分のためのコスト,ハードェアリソースの浪費を可及的に抑制し、初期導入コストを低減することを可能とするとともに、使用環境の変化に応じて必要最小限のコストで必要なシステムを再構築することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な一実施の形態を示すブロック図である。
【図2】ライセンスの設定を説明する図である。
【図3】ライセンスチェック部の機能を示すフローチャートである。
【図4】本発明の他の実施の形態を示すブロック図である。
【図5】本発明の他の実施の形態を示すブロック図である。
【図6】メモリ管理構成を説明する図である。
【図7】各設定ファイルのデータ構造を説明する図である。
【符号の説明】
10 波形検査装置
11 ライセンス管理データ記憶部
12 ライセンスチェック部
13 検査実行部
14 リアルタイムOS
15 システム管理プロセス
16 コンフィグレーションファイル
17 システム共有メモリ
18a データ入力プロセス
18b フィルタ処理プロセス
18c 特徴量計算プロセス
18d 結果判定プロセス
18e 結果出力プロセス
20 設定用コンピュータ(設定ツール)
20a システム設定ツール
21 ユーザ部品ライブラリ
22 設定プログラム
30 サーバコンピュータ
31 マスタープログラム部品ライブラリ
32 Webサーバプログラム
40 CPUユニット
41 PLCバス
42 入力装置
43 検査治具

Claims (9)

  1. 入力された波形信号に対して特徴量を算出する特徴量算出手段と、
    前記算出した特徴量を出力する手段を備えた波形検査装置において、
    前記特徴量算出手段は、機能ごとに生成された個々のプログラム部品により構成され、そのプログラム部品単位で入替え可能とするとともに、入れ替え対象となる前記プログラム部品ごとのライセンスチェック処理機能を備えたことを特徴とする波形検査装置。
  2. 入力された波形信号に対して特徴量を算出する特徴量算出手段と、
    前記算出した特徴量に基づいて正常,異常を判定する判定手段と、
    前記判定手段がした判定結果を出力する手段を備えた波形検査装置において、
    前記特徴量算出手段と前記判定手段の少なくとも一方は、機能ごとに生成された個々のプログラム部品により構成され、そのプログラム部品単位で入替え自在とするとともに、入れ替え対象となる前記プログラム部品ごとのライセンスチェック処理機能を備えたことを特徴とする波形検査装置。
  3. 前記ライセンスチェック処理機能は、
    与えられたライセンスの内容を記憶保持するライセンス管理データ記憶部と、
    そのライセンス管理データ記憶部に格納されたデータに基づいて、前記プログラム部品がライセンス許可されたものか否かを判断するライセンスチェック部とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の波形検査装置。
  4. 前記波形信号は、振動,音声,光の強さ,電流,電圧の少なくとも1つであることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の波形検査装置。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の波形検査装置と、
    その波形検査装置とネットワークを介して接続された設定ツールとを備え、
    前記設定ツールは、ユーザプログラム部品ライブラリに格納された前記波形検査装置にダウンロードし得る複数のプログラム部品の中から所定のプログラム部品を前記波形検査装置にダウンロードする機能を備えたことを特徴とするネットワークシステム。
  6. 前記ユーザプログラム部品ライブラリに格納される前記複数のプログラム部品は、インターネットなどの外部ネットワーク上のサーバコンピュータからダウンロードして取得したものであることを特徴とする請求項5に記載のネットワークシステム。
  7. 入力された波形信号に対して検査を行なう検査手段の少なくとも一部が、機能ごとに生成された個々のプログラム部品により構成された波形検査装置に対し、前記個々のプログラム部品をダウンロードさせる設定ツールであって、
    前記プログラム部品が、前記波形検査装置において使用が許可されているか否かのライセンス管理データを保有し、
    所定のプログラム部品を前記波形検査装置にダウンロードする際に、前記ライセンス管理データに基づいて使用許可されているか否かを判断し、使用許可されている場合にダウンロードを実行する機能を備えたことを特徴とする設定ツール。
  8. 請求項1から4のいずれか1項に記載の波形検査装置と、設定ツールとがネットワークを介して接続された状態において、
    前記設定ツールは、ユーザプログラム部品ライブラリに格納された前記波形検査装置にダウンロードし得る複数のプログラム部品の中から所定のプログラム部品を前記波形検査装置にダウンロードし、
    前記波形検査装置は、ダウンロードされてきた前記プログラム部品に対し、ライセンスチェック処理機能を稼動して使用許可のライセンスが設定されているものか否かを判断し、その使用許可のライセンスが設定されているプログラム部品のみを動作可能にするようにしたことを特徴とする波形検査システム構築方法。
  9. 前記設定ツールは、インターネットなどの外部ネットワーク上のサーバコンピュータから必用なプログラム部品を取得し、前記ユーザプログラム部品ライブラリに格納し、
    そのユーザプログラム部品ライブラリに格納された所定のプログラム部品を前記波形検査装置にダウンロードすることを特徴とする請求項8に記載の波形検査システム構築方法。
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