JP2005009622A - Shaft supporting device, shaft rotating device and automobile vehicle - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、軸方向に間隔をおいて設けられた第1軸受及び第2軸受を備えた軸支持装置と、この軸支持装置に軸部材を支持させた軸回転装置と、この軸回転装置をトランスミッションに有する自動車車両と、に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車車両をはじめとして、航空機、鉄道車両、工作機械、建設機械等のように、原動機等の駆動力により軸部材を回転させ、軸部材を介して動力が駆動部に伝達されるものが広く一般に知られている。自動車車両においては、原動機の駆動力は、トランスミッションの入力軸及び出力軸、プロペラシャフト、デファレンシャルギヤの入力軸及び出力軸等の軸部材を介して、駆動輪へと伝達される。
【0003】
このような軸部材を回転自在に支持する軸支持装置として、軸方向に間隔をおいて配され内輪が軸部材に固定される第1軸受及び第2軸受を備え、第1軸受と第2軸受との間に軸部材の外周面に沿うスペーサ部材を有するものが一般的である(例えば、特許文献1参照。)。このスペーサ部材は第1軸受と第2軸受の間に挟みこまれる。スペーサ部材を各軸受間に挟み込んだ状態で、締結部材等により各軸受を締め付けることにより、各軸受の圧力調整、位置決めが行われるようになっている
【0004】
【特許文献1】
特開2000−161466号公報(第2頁、第1図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記軸支持装置では、各軸受の圧力調整、位置決めを行うスペーサ部材を設ける必要があるため、このスペーサ部材の分だけスペースを確保する必要があり装置が大型になるという問題点があった。特に、軸支持装置に隣接して他の構造体が配されるときは、軸部材と構造体とを近接させることができず、実用に際して不便であった。
【0006】
本発明は、前記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、各軸受の圧力調整、位置決めを的確に行いつつ、各軸受間のスペースを確保することのできる軸支持装置と、この軸支持装置に軸部材を支持させた軸回転装置と、この軸回転装置をトランスミッションに有する自動車車両と、を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、互いに回動自在な同心円状の外輪と内輪とを有し、軸方向に離隔して設けられた第1軸受及び第2軸受を備え、前記第1軸受及び前記第2軸受の前記外輪をそれぞれ軸受固定部材に固定し、前記内輪をそれぞれ軸部材に固定して、軸部材を回転自在に支持する軸支持装置において、前記第1軸受における前記第2軸受側の面に突出形成された位置決め部と、前記位置決め部と前記軸部材の径方向外側にて当接し、前記軸部材の外周面に形成された凹溝と嵌合する略リング状のコッタ部材と、前記軸部材と螺合して前記第1軸受における前記第2軸受と反対側の面と当接する締結部材と、を備えたことを特徴とする。
【0008】
請求項1に記載の発明によれば、第1軸受の第2軸受側はコッタ部材により位置決めされ、第1軸受の第2軸受と反対側は締結部材により位置決めされる。また、第2軸受の第1軸受側は軸受固定部材により位置決めされ、第2軸受の第1軸受と反対側は軸部材等により位置決めされる。すなわち、従来のように各軸受側に当接する位置決めのためのスペーサ部材を軸部材の径方向外側に配することなく、各軸受の位置決めを的確に行うことができる。また、軸受のシム厚を調整することによって、各軸受の圧力調整を的確に行うことができる。
従って、各軸受の圧力調整、位置決めを的確に行いつつ、各軸受間のスペースを確保することができ、装置の小型化を図るとともに、他の構造体との干渉を回避することができる。
【0009】
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の軸支持装置において、前記コッタ部材を、周方向に分割された複数の分割部材で構成したことを特徴とする。
【0010】
請求項2に記載の発明によれば、請求項1の作用に加え、コッタ部材が複数の分割部材で構成されていることから、コッタ部材の軸部材への組み付けが簡単容易である。従って、組み付け時におけるコッタ部材と周囲の部品との接触を回避し易いし、組み付け作業者の負担を軽減することができる。
【0011】
請求項3に記載の発明では、請求項1または2に記載の軸支持装置と、前記第1軸受及び前記第2軸受の前記内輪が固定される略円柱状の軸部材と、を備えた軸回転装置において、前記軸部材における前記第1軸受と前記第2軸受の間を、前記内輪の固定部分に比して細く形成したことを特徴とする。
【0012】
請求項3に記載の発明によれば、請求項1または2の作用を奏することは勿論、各軸受間にて軸部材が細く形成されることから、各軸受間のスペースをさらに大きく確保することができ、他の構造体との干渉回避に効果的である。
【0013】
請求項4に記載の発明では、自動車車両において、請求項3に記載の軸回転装置を有するトランスミッションと、前記トランスミッションにおける前記軸回転装置の軸部材と隣接する構造体とを備えたことを特徴とする。
【0014】
請求項4に記載の発明によれば、請求項3の作用を奏することは勿論、トランスミッションにおける各軸受間のスペースを確保することができ、軸部材と隣接する構造体をトランスミッションに近接して配することができる。これにより、トランスミッションの周囲をよりコンパクトに構成することができ、設計自由度が飛躍的に向上する。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1から図4は本発明の一実施形態を示すもので、図1は自動車車両の側面説明図、図2は軸回転装置の側面断面説明図、図3は図2のA−A断面図、図4はコッタ部材を出力軸の外周面に沿って移動させる際の説明図である。
【0016】
図1に示すように、この自動車車両1は、車両前部に画成されたエンジンルーム2に、クランクシャフトの向きが前後となるようエンジン3が縦置きで配されるものである。この自動車車両1は、いわゆる四輪駆動車であり、原動機としてのエンジン3の駆動力が前輪と後輪とに伝達される。この自動車車両1は、フロアパネル4を上方に突出させて形成したフロアトンネル部5に、エンジン3からの駆動力を変速して伝達するトランスミッション6が配される。トランスミッション6から出力された動力は、トランスファ(図示せず)を介して前輪と後輪とに分配される。本実施形態においては、エンジン3が縦置きであるため、エンジン3とトランスミッション6とは、前後に並んで配される。本実施形態においては、トランスミッション6として、自動変速機(AT)が用いられる。また、トランスミッション6の下方には、左右に延びる構造体としてのステアリングギヤボックス7が配される。
【0017】
本実施形態においては、トランスミッション6は、オートマチック式であり、図1に示すようにエンジン3からの動力が伝達される入力軸8と、入力軸8の動力を後方へ伝達する出力軸9と、入力軸8の回転を変速して出力軸9へ伝達する変速機構10と、入力軸8、出力軸9及び変速機構10が収容されるケース体11とを有している。
【0018】
また、トランスミッション6は、略円柱状の出力軸9を回転自在に支持する軸支持装置12を有する。すなわち、この軸支持装置12と出力軸9とで、軸回転装置13をなしている。この軸支持装置12は、軸方向に離隔して設けられた第1ベアリング14及び第2ベアリング15とを有する。第1軸受としての第1ベアリング14、第2軸受としての第2ベアリング15は、玉、ころ等の転がり部材14a,15aを介して、内輪14b,15bと、外輪14c、15cとの相対回動が許容されるよう構成されている。図2に示すように、各外輪14c,15bは軸受固定部材としてのベアリングリテーナ16に固定され、各内輪14b、15bは出力軸9に固定される。
【0019】
第1ベアリング14における内輪14bの第2ベアリング15側の面には、第2ベアリング15側に向かって突出する位置決め部14b1が形成される。この位置決め部14b1には、入力軸9の凹溝9aと嵌合するコッタ部材17が受容される受容部14b2が形成される。凹溝9aは、入力軸9における外周面の第1ベアリング14が固定される位置の第2ベアリング15側に、周方向に亘って形成される。
【0020】
図3に示すように、コッタ部材17は略リング状に形成され、本実施形態においてはそれぞれ板状の上コッタ17aと、下コッタ17bとに分割して構成される。本実施形態においては、上コッタ17aと下コッタ17bは、上下対称となるようコッタ部材17を略2分した形状となっている。図3に示すように、上コッタ17aと下コッタ17bは、互いの端部が所定の間隙を有する状態で、入力軸9に組み付けられている。
【0021】
図3に示すように、コッタ部材17は周方向に亘って径方向寸法がほぼ同じように形成される。また、上コッタ17a及び下コッタ17bは、その周方向端部側の内周縁17a1,17b1が、端部に向かって径方向寸法が小さくなる切欠状に形成されている。本実施形態においては、各コッタ17a,17bの周方向端部側の内周縁17a1,17b1は、面取り加工をすることにより成形される。
【0022】
また、第1ベアリング14における内輪14bの第2ベアリング15と反対側には、入力軸9と螺合するロックナット18が配される。すなわち、締結部材としてのロックナット18を内輪14b側に締め付けることにより、内輪14bがコッタ部材17とロックナット18により挟圧され、第1ベアリング14の位置決め及び圧力調整が行われる。
【0023】
第1ベアリング14における外輪14cの第2ベアリング15側は、ベアリングリテーナ16の第1壁面16aと当接する。ベアリングリテーナ16の第2ベアリング15側には、第2ベアリング15の外輪15cの第1ベアリング14側の面と当接する第2壁面16bが形成される。すなわち、ロックナット18を締め付けることにより、第1ベアリング14、ベアリングリテーナ16を介して、締結力が第2ベアリング15に伝達するようになっている。
【0024】
ここで、図2に示すように、第2ベアリング15における内輪15bの第1ベアリング14と反対側の面は、出力軸9に形成された壁面9bと当接する。これにより、第2ベアリング15の第1ベアリング14と反対側の面が支えられ、この結果、ロックナット18を締め付けられると、ベアリングリテーナ16と出力軸9の壁面9bにより第2ベアリング15が挟圧される。
【0025】
ベアリングリテーナ16は、各ベアリング14,15間に対応する部分が径方向内側に凹となるよう形成される。この凹形部分を利用して、前述の各壁面16a,16bが形成されている。本実施形態においては、各ベアリング14,15間に、ベアリングリテーナ16と出力軸9との気密を保つために設けられた前後一対のシール部材19が配される。各シール部材19はそれぞれリング状に形成され、出力軸9及びベアリングリテーナ16に密着する。ベアリングリテーナ16には、各シール部材19を位置決めするための、壁面16c,16dが形成されている。本実施形態においては、ベアリングリテーナ16はトランスミッション6の下部に配されており、各ベアリング14,15間に対応する部分の下側は上方に凹となるよう湾曲形成された湾曲部16eをなしている。
【0026】
ここで、出力軸9の各ベアリング14,15間は、各ベアリング14,15に固定される部分に比して細く形成された小径部9cをなしている。図2に示すように、ベアリングリテーナ16の湾曲部16eは出力軸9を細く形成することにより生じたスペースに配される。そして、湾曲部16eの下方には、所定間隔をおいて、ステアリングギヤボックス7が配される。
【0027】
以上のように構成された軸支持装置12の第1ベアリング14側の組立手順について説明する。
【0028】
まず、出力軸9とベアリングリテーナ16とに、第2ベアリング15と、第2ベアリング15側の各シール部材19とを組み付けておく。この状態で、上コッタ17a及び下コッタ17bを、出力軸9の外周面に沿って第2ベアリング15側に移動させて、凹溝9aに嵌め込む。
【0029】
ここで、上コッタ17a及び下コッタ17bを出力軸9に沿って移動させる際には、図4(a)に示すように、各コッタ17a,17bの周方向端部側の内周縁17a1,17b1と、出力軸9の外周面とが接触しないようにして、出力軸9の径方向外側にて軸方向へ平行に移動させることとなる。このとき、各コッタ17a,17bの内周縁17a1,17b1が切欠状になっていることから、図4(b)に示すように切欠状に形成されていないものに比べ、各コッタ17a,17bを全体的に出力軸9に近接させて平行移動させることができ、この結果、各コッタ17a,17bの外周縁が描く軌跡もまた、出力軸9に近接することとなる。すなわち、図2に示すように、ベアリングリテーナ16と出力軸9との間隙を小さく形成しても、コッタ部材17の組み付けに支障をきたすことはない。
【0030】
このように出力軸9にコッタ部材17を組み付けた後、続けて第1ベアリング14を組み付け、さらにロックナット18を締め付ける。これにより、第1ベアリング14の第2ベアリング15側はコッタ部材17により位置決めされ、第1ベアリング14の第2ベアリング15と反対側はロックナット18により位置決めされる。また、第2ベアリング15の第1ベアリング14側はベアリングリテーナ16により位置決めされ、第2ベアリング15の第1ベアリング14と反対側は出力軸9により位置決めされる。すなわち、従来のように各軸受側に当接する位置決めのためのスペーサ部材を出力軸9の径方向外側に配することなく、各ベアリング14,15の位置決めを的確に行うことができる。また、ベアリング14の転がり部材14aと位置決め部14b1との間のシム厚調整により、各ベアリング14,15の圧力調整を的確に行うことができる。
【0031】
従って、各ベアリング14,15の圧力調整、位置決めを的確に行いつつ、各ベアリング14,15間のスペースを確保することができ、軸支持装置12の小型化を図るとともに、他の構造体との干渉を回避することができる。
【0032】
また、本実施形態の軸支持装置12によれば、コッタ部材が複数の分割部材で構成されていることから、コッタ部材の軸部材への組み付けが簡単容易である。従って、組み付け時におけるコッタ部材と周囲の部品との接触を回避し易いし、組み付け作業者の負担を軽減することができる。
【0033】
また、本実施形態の軸回転装置13によれば、各ベアリング14,15間にて出力軸9が細く形成されることから、各ベアリング14,15間のスペースを大きく確保することができる。従って、ベアリングリテーナ16に上方に凹に形成された湾曲部16eを形成することが可能となり、この結果、ステアリングギヤボックス7との干渉回避を効果的に行うことができる。
【0034】
また、本実施形態の自動車車両1によれば、トランスミッション6における各ベアリング14,15間のスペースを確保することができ、出力軸9と隣接するステアリングギヤボックス7をトランスミッション6に近接して配することができる。これにより、トランスミッション6の周囲をよりコンパクトに構成することができ、設計自由度が飛躍的に向上する。
すなわち、フロアパネル4の下方に配されるトランスミッション6、ステアリングギヤボックス7により占有される領域を小さくすることができ、各部品の地上高を確保し易いことは勿論、フロアパネル4の高さを下げることにより車両重心を下げることも可能となる。
【0035】
尚、前記実施形態においては、トランスミッション6の出力軸9を軸支持装置12により軸支するものを示したが、この軸支持装置12により入力軸8を軸支してもよい。また、プロペラシャフト、ドライブシャフト、デファレンシャルギヤの入出力軸等を軸支するものであってもよい。さらには、軸支持部材10は、自動車車両1でなく、航空機、鉄道車両、工作機械、建設機械等の軸部材を軸支するものであってもよいことは勿論である。
【0036】
また、前記実施形態においては、トランスミッション6として自動変速機(AT)を用いたものを示したが、トランスミッション6は手動変速機(MT)、無段変速機(CVT)等であってもよいことは勿論である。また、トランスミッション6の軸部材と隣接する構造体として、ステアリングギヤボックス7が配されるものを示したが、これはあくまで例示であり、この構造体は、例えば、キャタライザ、エキゾーストパイプ等であってもよい。
【0037】
また、前記実施形態においては、締結部材としてロックナット18を用いたものを示したが、出力軸9と螺合するボルト等を用いたものであってもよいし、その他、具体的な細部構造等についても適宜に変更可能であることは勿論である。
【0038】
【発明の効果】
以上詳述したように、請求項1に記載の発明によれば、第1軸受の第2軸受側はコッタ部材により位置決めされ、第1軸受の第2軸受と反対側は締結部材により位置決めされるようにしたので、従来のように各軸受側に当接する位置決めのためのスペーサ部材を軸部材の径方向外側に配することなく、各軸受の位置決めを的確に行うことができる。また、シム厚調整により、各軸受の圧力調整を的確に行うことができる。
従って、各軸受の圧力調整、位置決めを的確に行いつつ、各軸受間のスペースを確保することができ、装置の小型化を図るとともに、他の構造体との干渉を回避することができる。
【0039】
また、請求項2に記載の発明によれば、請求項1の効果に加え、コッタ部材の軸部材への組み付けが簡単容易であるので、組み付け時におけるコッタ部材と周囲の部品との接触を回避し易いし、組み付け作業者の負担を軽減することができる。
【0040】
また、請求項3に記載の発明によれば、請求項1または2の効果を奏することは勿論、各軸受間にて軸部材が細く形成されることから、各軸受間のスペースをさらに大きく確保することができ、他の構造体との干渉回避に効果的である。
【0041】
また、請求項4に記載の発明によれば、請求項3の効果を奏することは勿論、軸部材と隣接する構造体をトランスミッションに近接して配することができるので、トランスミッションの周囲をよりコンパクトに構成することができ、設計自由度が飛躍的に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す自動車車両の側面説明図である。
【図2】軸回転装置の側面断面説明図である。
【図3】図2のA−A断面図である。
【図4】コッタ部材を出力軸の外周面に沿って移動させる際の説明図であって、(a)は本実施形態に係る形状のコッタ部材を示し、(b)は周方向端部側の内周縁が切欠状に形成されていないコッタ部材を示したものである。
【符号の説明】
1 自動車車両
6 トランスミッション
7 ステアリングギヤボックス
9 出力軸
9a 凹溝
12 軸支持装置
13 軸回転装置
14 第1ベアリング
14b 内輪
14b1 位置決め部
14c 外輪
15 第2ベアリング
15b 内輪
15c 外輪
16 ベアリングリテーナ
17 コッタ部材
17a 上コッタ
17b 下コッタ
18 ロックナット[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a shaft support device including a first bearing and a second bearing provided at intervals in the axial direction, a shaft rotation device in which a shaft member is supported by the shaft support device, and the shaft rotation device. The present invention relates to an automobile vehicle included in a transmission.
[0002]
[Prior art]
In general, automobiles, airplanes, railway vehicles, machine tools, construction machines, etc., which rotate the shaft member by the driving force of the prime mover, etc., and the power is transmitted to the drive unit via the shaft member are widely used. Are known. In an automobile vehicle, the driving force of a prime mover is transmitted to driving wheels via shaft members such as an input shaft and an output shaft of a transmission, a propeller shaft, and an input shaft and an output shaft of a differential gear.
[0003]
As a shaft support device that rotatably supports such a shaft member, the shaft support device includes a first bearing and a second bearing that are arranged at intervals in the axial direction and in which an inner ring is fixed to the shaft member. The first bearing and the second bearing It is common to have a spacer member along the outer peripheral surface of the shaft member (see, for example, Patent Document 1). The spacer member is sandwiched between the first bearing and the second bearing. The pressure adjustment and positioning of each bearing is performed by tightening each bearing with a fastening member or the like with the spacer member sandwiched between the bearings.
[Patent Document 1]
Japanese Unexamined Patent Publication No. 2000-161466 (second page, FIG. 1)
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the shaft support device, since it is necessary to provide a spacer member for adjusting and positioning the pressure of each bearing, there is a problem that it is necessary to secure a space corresponding to the spacer member and the device becomes large. . In particular, when another structure is disposed adjacent to the shaft support device, the shaft member and the structure cannot be brought close to each other, which is inconvenient in practical use.
[0006]
The present invention has been made in view of the above circumstances, and an object thereof is to provide a shaft support device capable of ensuring a space between the bearings while accurately adjusting and positioning the pressures of the bearings. Another object of the present invention is to provide a shaft rotating device in which a shaft member is supported by the shaft supporting device, and an automobile vehicle having the shaft rotating device in a transmission.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above-mentioned object, the invention according to
[0008]
According to the first aspect of the present invention, the second bearing side of the first bearing is positioned by the cotter member, and the opposite side of the first bearing to the second bearing is positioned by the fastening member. The first bearing side of the second bearing is positioned by a bearing fixing member, and the opposite side of the second bearing to the first bearing is positioned by a shaft member or the like. That is, positioning of each bearing can be performed accurately without disposing a spacer member for positioning in contact with each bearing side as in the prior art on the radially outer side of the shaft member. Further, the pressure of each bearing can be adjusted accurately by adjusting the thickness of the shim of the bearing.
Accordingly, the space between the bearings can be ensured while accurately adjusting and positioning the bearings, and the apparatus can be reduced in size and can be prevented from interfering with other structures.
[0009]
According to a second aspect of the present invention, in the shaft support device according to the first aspect, the cotter member is composed of a plurality of divided members divided in the circumferential direction.
[0010]
According to the second aspect of the invention, in addition to the operation of the first aspect, since the cotter member is composed of a plurality of divided members, the assembly of the cotter member to the shaft member is easy and easy. Therefore, it is easy to avoid contact between the cotter member and surrounding parts during assembly, and the burden on the assembly operator can be reduced.
[0011]
According to a third aspect of the present invention, there is provided a shaft comprising the shaft support device according to the first or second aspect, and a substantially cylindrical shaft member to which the inner rings of the first bearing and the second bearing are fixed. In the rotating device, a space between the first bearing and the second bearing in the shaft member is formed narrower than a fixed portion of the inner ring.
[0012]
According to the third aspect of the present invention, the shaft member is formed thinly between the bearings, as well as the effects of the first or second aspect, so that a larger space between the bearings is ensured. This is effective in avoiding interference with other structures.
[0013]
According to a fourth aspect of the present invention, there is provided an automobile vehicle comprising the transmission having the shaft rotation device according to the third aspect and a structure adjacent to the shaft member of the shaft rotation device in the transmission. To do.
[0014]
According to the fourth aspect of the invention, not only the effect of the third aspect can be obtained, but also a space between the bearings in the transmission can be secured, and the structure adjacent to the shaft member is arranged close to the transmission. can do. Thereby, the circumference | surroundings of a transmission can be comprised more compactly and a design freedom improves greatly.
[0015]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
1 to 4 show an embodiment of the present invention. FIG. 1 is an explanatory side view of an automobile, FIG. 2 is an explanatory side sectional view of a shaft rotating device, and FIG. 3 is an AA sectional view of FIG. FIG. 4 is an explanatory view when the cotter member is moved along the outer peripheral surface of the output shaft.
[0016]
As shown in FIG. 1, the
[0017]
In the present embodiment, the
[0018]
The
[0019]
A positioning portion 14b1 protruding toward the
[0020]
As shown in FIG. 3, the
[0021]
As shown in FIG. 3, the
[0022]
In addition, a
[0023]
The
[0024]
Here, as shown in FIG. 2, the surface of the
[0025]
The bearing
[0026]
Here, between the
[0027]
An assembly procedure on the
[0028]
First, the
[0029]
Here, when the
[0030]
After the
[0031]
Accordingly, the space between the
[0032]
Further, according to the
[0033]
Further, according to the
[0034]
Further, according to the
That is, the area occupied by the
[0035]
In the embodiment, the
[0036]
In the above-described embodiment, the
[0037]
Moreover, in the said embodiment, although what used the
[0038]
【The invention's effect】
As described above in detail, according to the first aspect of the present invention, the second bearing side of the first bearing is positioned by the cotter member, and the opposite side of the first bearing to the second bearing is positioned by the fastening member. Since it did in this way, positioning of each bearing can be performed exactly, without arrange | positioning the spacer member for positioning which contact | abuts to each bearing side like the prior art on the radial direction outer side of a shaft member. Further, the pressure adjustment of each bearing can be accurately performed by adjusting the shim thickness.
Accordingly, the space between the bearings can be ensured while accurately adjusting and positioning the bearings, and the apparatus can be reduced in size and can be prevented from interfering with other structures.
[0039]
According to the second aspect of the present invention, in addition to the effect of the first aspect, since the assembly of the cotter member to the shaft member is easy and easy, contact between the cotter member and the surrounding parts during assembly is avoided. It is easy to do, and the burden on the assembly operator can be reduced.
[0040]
In addition, according to the invention described in claim 3, since the shaft member is formed thinly between the bearings, the space between the bearings is further secured, as well as the effects of
[0041]
Further, according to the invention described in
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side explanatory view of an automobile vehicle showing an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a side cross-sectional explanatory view of a shaft rotating device.
3 is a cross-sectional view taken along the line AA in FIG.
FIGS. 4A and 4B are explanatory views when the cotter member is moved along the outer peripheral surface of the output shaft, wherein FIG. 4A shows the cotter member having the shape according to the present embodiment, and FIG. This shows a cotter member whose inner peripheral edge is not formed in a notch shape.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (4)
前記第1軸受における前記第2軸受側の面に突出形成された位置決め部と、
前記位置決め部と前記軸部材の径方向外側にて当接し、前記軸部材の外周面に形成された凹溝と嵌合する略リング状のコッタ部材と、
前記軸部材と螺合して前記第1軸受における前記第2軸受と反対側の面と当接する締結部材と、を備えたことを特徴とする軸支持装置。The first and second bearings have a first bearing and a second bearing, respectively, having concentric outer rings and inner rings that are rotatable with respect to each other and spaced apart in the axial direction. In a shaft support device that is fixed to a fixing member, the inner ring is fixed to a shaft member, and the shaft member is rotatably supported.
A positioning portion formed to project from the surface of the first bearing on the second bearing side;
A substantially ring-shaped cotter member that abuts the positioning portion on the radially outer side of the shaft member and fits into a groove formed on the outer peripheral surface of the shaft member;
A shaft support device comprising: a fastening member screwed to the shaft member and abutting against a surface of the first bearing opposite to the second bearing.
前記第1軸受及び前記第2軸受の前記内輪が固定される略円柱状の軸部材と、を備えた軸回転装置において、
前記軸部材における前記第1軸受と前記第2軸受の間を、前記内輪の固定部分に比して細く形成したことを特徴とする軸回転装置。A shaft support device according to claim 1 or 2,
A shaft rotation device comprising: a substantially cylindrical shaft member to which the inner ring of the first bearing and the second bearing is fixed;
A shaft rotation device characterized in that a space between the first bearing and the second bearing in the shaft member is formed narrower than a fixed portion of the inner ring.
前記トランスミッションにおける前記軸回転装置の軸部材と隣接する構造体とを備えたことを特徴とする自動車車両。A transmission having the shaft rotation device according to claim 3;
An automobile vehicle comprising: a shaft member of the shaft rotation device in the transmission; and an adjacent structure.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003176188A JP2005009622A (en) | 2003-06-20 | 2003-06-20 | Shaft supporting device, shaft rotating device and automobile vehicle |
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JP2003176188A JP2005009622A (en) | 2003-06-20 | 2003-06-20 | Shaft supporting device, shaft rotating device and automobile vehicle |
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JP2005009622A true JP2005009622A (en) | 2005-01-13 |
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ID=34099136
Family Applications (1)
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JP2003176188A Pending JP2005009622A (en) | 2003-06-20 | 2003-06-20 | Shaft supporting device, shaft rotating device and automobile vehicle |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017131131A1 (en) * | 2016-01-29 | 2017-08-03 | ダイハツ工業株式会社 | Rotating shaft structure and transmission |
JP2017133648A (en) * | 2016-01-29 | 2017-08-03 | ダイハツ工業株式会社 | Rotation shaft structure |
-
2003
- 2003-06-20 JP JP2003176188A patent/JP2005009622A/en active Pending
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