JP2005007138A - 電気保温圧力飯釜蓋の開閉構造 - Google Patents

電気保温圧力飯釜蓋の開閉構造 Download PDF

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Abstract

【課題】 圧力飯釜の本体と、本体の上部側の、内側に圧力蓋を有する外部蓋と、を有する電気保温圧力飯釜において、外部蓋を簡単に開閉動作できるようにすること。
【解決手段】 圧力蓋100として、周縁部に形成された複数個のガイド部110と、ガイド部の内側に回動可能に設置される回転片120と、ガイド部に沿って移動可能である複数個の固定部材130と、固定部材に回動可能に連結されるヒンジボタン140a、ヒンジサーバー140bおよびヒンジセンサー140cと、ヒンジボタンの一側に形成されるワンタッチで外部蓋を開閉できる開閉ボタン150と、開閉ボタンの一側に備えられるボタン部材150’と、圧力蓋に備えられるスプリング固定具104a,104bと、スプリング固定具に固定される回転片の回転制御用の回転制御スプリング104と、圧力蓋と本体とを締結するロック部材160とを有するものを用いる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、電気圧力保温飯釜の蓋に関するものであって、より詳しくは、圧力蓋に開閉ボタンを備えて、ワンタッチ方式で蓋の開閉動作が行われるようにするばかりでなく、安全ピンを備えて安全に蓋を開閉できるようにした電気圧力保温飯釜蓋の開閉構造に関するものである。
一般的に、電気保温圧力飯釜は、飯釜の上部に形成された蓋を開閉して釜の中に調理物を入れて調理をしたり、内部釜の調理物を外部に取り出したりする構造になっている。また、電気保温圧力飯釜は、調理の際、内部釜の内部が高温、高圧になるものであり、内部釜と蓋を堅固に結合できる構造でなければならない。したがって、通常、電気保温圧力飯釜は、内部の釜と蓋の周縁に、相互に係合される係止突起と係止溝が多数形成されているなど、互いに結合できるように構成されている。そして、蓋の開閉動作は、蓋に設けられた回転取っ手を用いて蓋を回転させて内部釜と蓋に形成された多数の係止突起と係止溝とを相互に着脱させることによって行われる。
例えば、従来技術による電気圧力保温飯釜蓋の開閉構造によれば、図1および図2に示されるように、圧力蓋40と内部釜50の周縁に多数の係止突起42,56と係止溝44,54とが互いに対応する位置に形成され、前記圧力蓋40は、外部蓋30に回動可能に設けられる回転板(図示されず)と固定ボルト46で結合され、前記圧力蓋40の一側周縁には圧力蓋40を回転できるようにする取っ手60が備えられている(特許文献1参照)。
大韓民国実用新案登録第20−0238988号公報
しかし、従来技術による電気圧力保温飯釜蓋の開閉構造では、圧力蓋40の開閉動作の際、その回転力が蓋の一側に設けられた取っ手60の回動動作によって固定ボルト46を経て回転板に伝達される。したがって、取っ手60を正確に水平方向に回動させなければ回転する圧力蓋40が偏重されて回転するようになる。このようになると、圧力蓋40と内部釜50に形成された係止突起42,56と係止溝44,54とが正確に噛み合わなくなって、圧力蓋40を閉めることができなくなったり、圧力蓋40の開放の際に、偏心された部分に生じた甚だしい摩擦力が原因で、多くの力を与えて圧力蓋40を回転させなければならなくなったりするという問題点があった。
そして、前記のとおり、圧力蓋40の開放の際に無理に蓋を回転させるようになれば、回転板と圧力蓋40とを結合させる固定ボルト46の部位に隙間が生じ、その隙間を通じて内部釜内部の圧力が排出される(圧力が高まらない)ようになり、結果として圧力飯釜の耐久寿命が短縮するという問題点があった。
さらに、前記取っ手60は外部へ突出した状態になっているので、美観上不快感を与えるばかりでなく、保管の時に使用空間を多く占めるという問題点があった。
前記のような諸問題点を解決する本発明は、圧力蓋に開閉ボタンを備えて簡単に蓋の開閉動作が行なわれるようにすることを目的とする。そして、圧力蓋内側の所定位置に安全ピンを備えて安全に蓋を開閉できるようにすることを他の目的とする。また、外部蓋の上部側に開閉ボタンを備えて保管の時の使用空間を最少化できるようにすることをさらに他の目的とする。
本発明は、このような課題を解決するために案出されたものであり、電気保温圧力飯釜の本体と、当該本体の上部側に開閉可能に結合されており内側に圧力蓋を備えている外部蓋とを有する電気保温圧力飯釜において、前記圧力蓋は、その周縁部に所定間隔で形成された複数個のガイド部と、当該ガイド部の内側に回動可能に設置される回転片と、前記ガイド部に沿って備えられておりガイド部に対して移動可能である複数個の固定部材と、前記固定部材に回動可能に連結されるヒンジボタン、ヒンジサーバーおよびヒンジセンサーと、前記ヒンジボタンの一側にワンタッチ方式で前記外部蓋を開閉させ得るように備えられる開閉ボタンと、当該開閉ボタンの一側に備えられる開閉ボタンを作動させるためのボタン部材と、前記圧力蓋の所定位置に備えられる第1・第2スプリング固定具と、当該第1・第2スプリング固定具に固定されており前記回転片の回転制御に用いられる回転制御スプリングと、前記圧力蓋に前記本体と締結できるように備えられるロック部材と、を有するものであることを特徴とする。
本発明に係る電気保温圧力飯釜は、このような圧力蓋の開閉構造を有するものである。このような開閉構造によれば、開閉ボタンを押すことによってワンタッチで簡単に圧力蓋を開閉できる。なお、ここで、ガイド部の内側とは、複数のガイド部に囲まれる圧力蓋の中心寄りの位置のことである。
前記回転片は、内側に形成されている固定孔と、当該固定孔を中心にして4方向に分岐形成された翼片と、その周縁部に円形の帯形状に形成された案内片とを有しており、前記翼片と案内片とが繋がっている部分に第1ホルダー固定孔が形成されており、その一側に少なくとも1個以上のスプリング固定溝が形成されており、所定位置に回動制御片が形成されていることを特徴とする。なお、スプリング固定溝は、回転片に少なくとも1つ形成されていればよいものである。
前記固定部材は、下側に所定の幅で突出された係止突起が形成されていると共に上側に長手方向に延びるガイド片が備えられており、当該ガイド片の上側部に前記回転片の回転方向に楕円形を形成することにより備えられる第2ホルダー固定孔と、当該第2ホルダー固定孔の一側に固定部材の移動方向に楕円形を形成することにより備えられる固定孔とを有することを特徴とする。
前記ヒンジボタンは、中心部に備えられたボタン支持孔を中心にして2方向に分岐され、一方の分岐の終端部下側に垂直方向に備えられ前記回転片の第1ホルダー固定孔に嵌められて噛み合わせられる第1ボタンホルダーと、他方の分岐の終端部下側に垂直方向に備えられ前記固定部材の第2ホルダー固定孔に嵌められて噛み合わせられる第2ボタンホルダーとを有し、前記第1ボタンホルダーの上側に所定の傾斜角をなす傾斜面を有して突出されるように形成された突起部とを有することを特徴とする。
前記ヒンジサーバーは、中心部に備えられたサーバー支持孔を中心にして2方向に分岐され、一方の分岐の終端部下側に垂直方向に備えられ前記回転片の第1ホルダー固定孔に嵌められて噛み合わせられる第1サーバーホルダーと、他方の分岐の終端部下側に垂直方向に備えられ前記固定部材の第2ホルダー固定孔に嵌められて噛み合わせられる第2サーバーホルダーとを有することを特徴とする。
前記ヒンジセンサーは、中心部に備えられたセンサー支持孔を中心にして2方向に分岐され、その一側に前記固定部材の第2ホルダー固定孔に嵌められて噛み合わせられるセンサーホルダーが備えられており、他側に前記回転片の回転を制御するセンサーが備えられることを特徴とする。
前記開閉ボタンは、内側にピンスプリングを固定できるように突出して形成されたピンスプリング固定ストッパと、前記ピンスプリングを案内して固定できるように所定の幅を有して形成される第1ピンスプリング案内溝と、当該第1ピンスプリング案内溝と所定の間隔を開いて前記ピンスプリングを固定できるように備えられる第2ピンスプリング案内溝と、両ピンスプリング案内溝の間の位置および当該位置の向かい側の位置に形成される所定幅の貫通されたロック案内溝と、その前方側に上下方向に貫通する状態で形成される制御部材締結溝とが備えられた胴体部を有すると共に、当該胴体部の前方に嵌められて前記ピンスプリングの遊動を調節するピンスプリング遊動制御部材と、前記ロック案内溝に結合され前記ピンスプリングの左右移動を調節するスライドロックとを有することを特徴とする。なお、開閉ボタンは上方から下方に押し込むタイプであり、外部蓋の上部側に開閉ボタンを備えて保管の時使用空間を最少化できる。
前記ピンスプリング遊動制御部材は、前記ピンスプリングを固定するピンスプリング固定溝が備えられており、所定傾斜角を有するものであり且つ前記ピンスプリングの遊動を案内するものである第1傾斜部および第2傾斜部を有するピンスプリング回転案内部材が備えられていることを特徴とする。
ここで、ピンスプリング固定溝は、ピンスプリング遊動制御部材の一側の所定位置に備えられることがより好ましい。そして、ピンスプリング回転案内部材は、ピンスプリング遊動制御部材の他側に備えられるのが好ましい。より具体的に記載すると、ピンスプリング回転案内部材は、ピンスプリングの棒状部先端が突き当たる面すなわち、開閉ボタンを圧力蓋に取り付けた状態で、圧力蓋の中心側に向けられる面に形成されることが好ましく、第1傾斜部および第2傾斜部を構成する傾斜面は、開閉ボタンを取り付けた状態で、ピンスプリングの棒状部先端と平行になるように形成されていることが好ましい。
前記スライドロックは、所定位置に所定角度の傾斜面を有する一方、前記ピンスプリングを固定するピンスプリング固定溝が備えられているものであることを特徴とする。このスライドロックの傾斜面は、ボタン部材に接する面であり、ボタン部材の動きに対応してスライドロックおよびこれに固定されたピンスプリングを左右方向に移動させるものとして機能する。
前記ボタン部材は、その下側部後方に、所定の傾斜角を有すると共に前記ヒンジボタンの傾斜面を押すものであるボタン押さえ面を備えており、下側であって前記開閉ボタンが位置する側に、所定幅を有すると共に傾斜面を有しており突出されるように形成されている押さえ突起を備えていることを特徴とする。
前記回転制御スプリングは、中心部が前記第1スプリング固定具に結合されており、一端が前記回転片の回転制御スプリング固定溝に固定されており、他端が前記第2スプリング固定具に固定されていることを特徴とする。
前記圧力蓋の内側所定位置には、前記本体内部の圧力状態によって上下に遊動するものであり、上下位置に移動することで回転片の回転を制御する安全ピンが備えられていることを特徴とする。
この安全ピン102は、飯釜内の圧力が上昇している状態など上方に位置する状態では回転片120の回転を防止して外部蓋が開かれることを防止し、下方に位置する状態では回転片120の回転を許容して外部蓋が開かれることを許容する。
前記ロック部材は、その胴体の中央部から後方側に突出されるように形成され所定角度に傾斜されるように形成された回動片を備えており、胴体が回動できるように当該胴体を前記圧力蓋に連結するヒンジが備えられており、前記ヒンジの下側部には前記本体と噛み合って締結される締結突起が形成されていることを特徴とする。
電気保温圧力飯釜蓋の本体の内部に中間リングを備えており、当該中間リングは、前記開閉ボタンのピンスプリング遊動制御部材と対応する位置に、ピンスプリング遊動制御突起を備えていることを特徴とする。
以上で説明したように、本発明による電気保温圧力飯釜蓋の開閉構造によれば、圧力蓋に開閉ボタンを備えてワンタッチ方式で蓋の開閉動作が行われるようにする効果があるのである。そして、本発明の他の効果は、圧力蓋内側の所定位置に安全ピンを備えて安全に蓋を開閉できるのである。また、本発明のさらに他の効果は、外部蓋の上部側に開閉ボタンを備えて保管の時使用空間を最少化できるのである。
以下、本発明に係る電気保温圧力飯釜について、特に、その蓋の開閉構造について好適な実施形態を添付の図面を参考にして詳しく説明する。
図3は本発明に係る電気保温圧力飯釜の圧力蓋の実施形態の構造を示した斜視図であり、図4は本発明による圧力蓋に備えられるヒンジボタンを示した斜視図であり、図5は本発明による圧力蓋に備えられる回転片を示した斜視図であり、図6は本発明による開閉ボタンの構造を示した分解斜視図であり、図7は本発明による開閉ボタンの作動状態を示したものであって、図7aは押さえ部材が押さえられる前の状態を示した概略図な斜視図であり、図7bは押さえ部材が押さえられて開閉ボタンを成すスライドロックが移動された状態を示した概略的な斜視図である。
まず、本発明の電気保温圧力飯釜蓋の開閉構造による技術的構成要素のうち、内部釜、本体および外部蓋であるが、これらは従来技術と同一であるので、詳しい説明を省略することにした。そして、外部蓋と結合される圧力蓋の構成にのみ差異点があるのでこの点を説明する。
すなわち、本発明に係るものである本実施形態の電気保温圧力飯釜蓋の開閉構造は、内部に中間リング170が備えられている電気保温圧力飯釜の本体と、当該本体の上部側に開閉可能に結合されており内側に圧力蓋100を備えている外部蓋とを有する電気保温圧力飯釜において、前記圧力蓋100として、その周縁部に所定間隔で形成された複数個のガイド部110と、当該ガイド部110等の内側に回動可能に設置される回転片120と、前記ガイド部110に沿って備えられておりガイド部に対して移動可能である複数個の固定部材130と、前記ガイド部110および固定部材130に回動可能に連結されるヒンジボタン140a、ヒンジサーバー140bおよびヒンジセンサー140cと、前記ヒンジボタンの一側にワンタッチ方式で前記外部蓋を開閉させ得るように備えられる開閉ボタン150と、当該開閉ボタン150の一側に備えられる開閉ボタンを作動させるためのボタン部材150’と、圧力蓋100の所定位置に備えられる第1スプリング固定具104aおよび第2スプリング固定具104bと、両スプリング固定具104a,104bに固定されており前記回転片120の回転を制御する回転制御スプリング104と、前記圧力蓋100に前記本体と締結できるように備えられるロック部材160と、を有するものが用いられていることを特徴とする。
これらの構成のうち、図3に示されるように、回転片120は、複数のガイド部110等の内側、すなわち複数のガイド部110に囲まれる圧力蓋100の中心寄りの位置に回動可能に設置されている。また、各固定部材130は、ガイド部110の上側に設けられており、ガイド部110に案内されて移動するようになっている。そして、各固定部材130は、円盤形状である圧力蓋100の半径方向(圧力蓋100の中心からの放射方向)に移動する。つまり、ガイド部110は、固定部材130を圧力蓋100の半径方向に移動可能に案内する部材である。ヒンジボタン140a、ヒンジサーバー140bおよびヒンジセンサー140cは、いずれも圧力蓋100に回転自在に枢支されている。そして、ヒンジボタン140a、ヒンジサーバー140bおよびヒンジセンサー140cは、いずれも、回転可能な状態を維持した状態で、回転片120および固定部材130に連結されている。したがって、例えばヒンジボタン140aがその枢軸(後述のボタン支持孔140a−1)を中心に回転すると、回転片120が回転し、残るヒンジサーバー140bおよびヒンジセンサー140cも回転する。また、このようにヒンジボタン140a、ヒンジサーバー140bおよびヒンジセンサー140cが回転すると、これらに連結されている固定部材130が圧力蓋100の半径方向(放射方向)に移動する。ところで、開閉ボタン150はワンタッチ方式のボタンである。そして、本実施形態は、当該開閉ボタン150を作動させるためのボタン部材150’を備えている。なお、ワンタッチ方式の開閉ボタンとは、例えば上下動や左右動など一方向にのみ移動する部材を備えており、当該部材を一方の方向に押すという一動作(すなわちワンタッチ)を行うと、開閉ボタンが作動して、外部蓋の開動作および/または閉動作が行われるボタンである。したがって、ボタン部材150’を押すと開閉ボタン150が作動して外部蓋を開くことができるようになる。このような開閉構造にすると、開閉ボタン150を押すことによってワンタッチで簡単に外部蓋を開閉できる。なお、本体と外部蓋との締結に用いられるロック部材160は、圧力蓋100の前方側に備えられるものである。圧力蓋100において、その後方とは、外部蓋を本体に対して開閉自在に連結しているヒンジ寄りの位置であり、前方とは、それとは反対であるヒンジから最も遠い位置寄りの位置である。回転制御スプリング104は、回転片120が回転すると弾性変形して当該回転片120に断発力を付与するものである。この弾発力によって回転片120の回転が制御される。また、このようにして回転片120に付与された弾発力は、例えば、回転片120を回転させるために加えた力が解除されたときに、回転片120を元の位置に戻るように逆回転させる力として利用される。
回転片120は、内側に形成されている円形の固定孔120aと、当該固定孔120aを中心にして4方向に分岐形成された翼片122と、その周縁部に円形の帯形状に形成された案内片121とを有しており、前記翼片122と案内片121とが繋がっている部分に第1ホルダー固定孔123が形成されており、その一側に少なくとも1個以上のスプリング固定溝124が形成されており、所定位置に回動制御片125が形成されることを特徴とする。
これらの構成のうち、図5に示されるように、第1ホルダー固定孔123は、楕円形(小判形を含む)であり、その長軸が翼片122の延在方向に一致するように、より正確には固定部材130の移動方向に一致するように回転片120に形成されている。また、図示されるように、スプリング固定溝124は、第1ホルダー固定孔123に隣接する位置、別言すれば、翼片122の案内片121に対する付根位置に形成されている。
固定部材130は、下側に所定の幅で突出された係止突起131と、その上側に長手方向に延びるように形成されているガイド片132と、前記ガイド片132の上側部に前記回転片120の回転方向に楕円形を形成することにより備えられる第2ホルダー固定孔133と、固定部材130の移動方向に楕円形を形成することにより備えられる固定孔134とを有するものであることを特徴とする。
ここで、長手方向とは、固定部材130を圧力蓋100に取り付けた状態で当該圧力蓋100の半径方向に向けられる方向のことであり、固定部材130の移動方向とは、固定部材130のガイド片132をガイド部110に沿わせつつ固定部材130を移動させたときの当該固定部材130の移動方向である。そして、本実施形態では、長手方向と移動方向は一致している。このような構成の固定部材130では、ガイド片132をガイド部110に沿って移動させると、固定部材130がその長手方向(圧力蓋100の半径方向)にスムーズ且つ正確に移動する。そして、固定孔134は、例えば、ガイド部110から固定部材130が外れないように連結するために用いられる。なお、固定孔134を形成する位置としては、第2ホルダー固定孔133の一側が好ましい。
さらに、前記ヒンジボタン140aは、中心部に備えられたボタン支持孔140a−1を中心にして2方向に延びる分岐を有しており、一方の分岐の終端部下側に垂直方向に備えられ前記回転片120の第1ホルダー固定孔123に嵌められて噛み合わせられる第1ボタンホルダー140a−2と、他方の分岐の終端部下側に垂直方向に備えられ前記固定部材130の第2ホルダー固定孔133に嵌められて噛み合わせられる第2ボタンホルダー140a−3とを有し、前記第1ボタンホルダー140a−2の上側に所定の傾斜角をなす傾斜面140a−4’を有して突出されるように形成されている突起部140a−4を有することを特徴とする。
このような構成のヒンジボタン140aは、ボタン支持孔140a−1において圧力蓋100に回転可能に枢支されている。そして、このヒンジボタン140aは、ボタン部材150’が垂直下方に押されたときに、その動きに応じて回転する。より具体的に説明すると、ヒンジボタン140aは、突起部140a−4の傾斜面140a−4’でボタン部材150’に接しているものである。したがって、ボタン部材150’が押されて垂直下方へ移動すると、ボタン部材150’によって斜面140a−4’が押され、ヒンジボタン140aが回転する。すると、第1ボタンホルダー140a−2が係合されている回転片120は、図3における右回り(時計回り)に所定角度回転し、第2ボタンホルダー140a−3が係合されている固定部材130が半径方向内側に所定距離移動する。つまり、突起部140a−4の傾斜面140a−4’は、後述するボタン部材150’のボタン押さえ面150’−2によって押されて、前記固定部材130を外側に移動させる。このとき、前記回転片120は時計回転方向に所定角度回転するようになる。この動作説明から解るように、ヒンジボタン140aの一方の分岐の終端部下側には、垂直方向に延びており前記回転片120の第1ホルダー固定孔123に係合される凸形状の第1ボタンホルダー140a−2が形成されており、他方の分岐の終端部下側には、垂直方向に延びており前記固定部材130の第2ホルダー固定孔133に係合される凸形状の第2ボタンホルダー140a−3が形成されているということができる。また、突起部140a−4の傾斜面140a−4’は、ボタン部材150’に押される面であり、ボタン部材150’に押されてヒンジボタン140aの回転方向に移動する面である。なお、垂直方向とは、ヒンジボタン140aの回転面に対して垂直下方のことであり、ヒンジボタン140aの回転軸方向のことである。そして、下方とは電気保温圧力飯釜の本体側に向かう方向のことである。
前記ヒンジサーバー140bは、中心部に備えられたサーバー支持孔140b−1を中心にして2方向に分岐されており、一方の分岐の終端部下側に垂直方向に備えられ前記回転片120の第1ホルダー固定孔123に嵌められて噛み合わせられる第1サーバーホルダー140b−2と、他方の分岐の終端部下側に垂直方向に備えられ前記固定部材130の第2ホルダー固定孔133に嵌められて噛み合わせられる第2サーバーホルダー140b−3とを有することを特徴とする。併せて、前記ヒンジセンサー140cは、中心部に備えられたセンサー支持孔140c−1を中心にして、2方向に延びる分岐を有しており、一方の分岐に前記固定部材130の第2ホルダー固定孔123に嵌められて噛み合わせられるセンサーホルダー140c−2が備えられ、他方の分岐に前記回転片120の回転を制御するセンサー140c−3が備えられていることを特徴とする。また、前記センサー140c−3は、電気保温圧力飯釜に備えられた制御部(未図示)に連結されており、これにより、前記回転片120が回転したか否か、すなわち、ロック状態であるか否かを感知できるようになっている。
一方、前記開閉ボタン150は、内側にピンスプリング150dを固定できるように突出して形成されたピンスプリング固定ストッパ150a−1と、前記ピンスプリング150dを案内して固定できるように所定の幅を有して形成される第1ピンスプリング案内溝150a−2と、当該第1ピンスプリング案内溝150a−2と所定の間隔を開いて前記ピンスプリング150dを固定できるように備えられる第2ピンスプリング案内溝150a−3と、両ピンスプリング案内溝150a−2,150a−3の間の位置および当該位置の向かい側の位置に形成される所定幅で貫通されたロック案内溝150a−4と、その前方側に上下方向に貫通する状態で形成される制御部材締結溝150a−5が備えられた胴体部150aと、前記胴体部150aの前方に嵌められて前記ピンスプリング150dの遊動を調節するピンスプリング遊動制御部材150bと、前記ロック案内溝150a−4に結合され前記ピンスプリング150dの左右移動を調節するスライドロック150cからなることを特徴とする。
この開閉ボタン150は、概略的には細長形状の胴体部150aを有するものであり、その長手方向が円盤形状の圧力蓋100の半径方向(放射方向)に沿うように配置されている。そして、前述したように、開閉ボタン150は、左右方向(開閉ボタンの長手方向に直交しており圧力蓋の盤面に平行な方向)に移動可能なスライドロック150cと、開閉ボタンに装着されたピンスプリング150dとを備えている。また、ロック案内溝150a−4の前方側とは、胴体部150aの前方側(すなわち胴体部150aの前部)のことであり、開閉ボタン150を円盤形状の圧力蓋100に取り付けた状態で、当該圧力蓋100の半径方向外周縁側に位置する側のことである。ピンスプリング遊動制御部材150bは、前方側に形成された上限方向の貫通部に上下動自在に嵌められる。このような開閉ボタン150では、ボタン部材150’が垂直下方に押し込まれると、当該ボタン部材150’(具体的には後述する押さえ突起150’−3)に押されて、スライドロック150cが左右方向に移動する。より具体的には、図7aにおける右手前側(ピンスプリング150dを開閉ボタン150の内側に押し込んで弾発力を付与する側)に移動する。そして、さらにボタン部材150’を下方に押し込むと、スライドロック150cを押していた後述の押さえ突起150’−3全体がスライドロック150cを通り越して下方側に移動してしまう。すると、スライドロック150cは、断発力が蓄積されたピンスプリング150dによって反対側に押し戻されて押さえ突起150’−3の上端面に係合する状態になる。つまり、ボタン部材150’はスライドロック150cによって上方への移動が規制された状態になる。この動作説明から解るように、ピンスプリング150dは、ボタン部材150’によって押されて移動されたスライドロック150cに、ボタン部材150’を押し戻す方向の押圧力を付与する部材であるということも可能である。
前記ピンスプリング遊動制御部材150bは、一側の所定位置に前記ピンスプリング150dを固定するピンスプリング固定溝150b−1が備えられており、他側に、所定傾斜角を有するものであり且つ前記ピンスプリング150dの遊動を案内するものである第1傾斜部150b−2’および第2傾斜部150b−2’’を有するピンスプリング回転案内部材150b−2が備えられていることを特徴とする。
そして、例えば外部蓋が閉じられた状態(図7aに示される状態)で、ボタン部材150’が押されてスライドロック150cが右斜め前方である押し方向(図7a参照)に移動し、これに伴いピンスプリング150dが開閉ボタン150の内側に押し込まれるように移動すると、ピンスプリング150dのうち胴体部150aの長手方向に沿って真っ直ぐ延びる棒状部の先端によってピンスプリング回転案内部材150b−2の第1傾斜部150b−2’が押され、ピンスプリング遊動制御部材150bが上方(図7a参照)に移動する。そして、ピンスプリング150dの棒状部先端が所定の距離だけ右斜め前方(図7a)に移動すると、ピンスプリング150dの棒状部先端は、ピンスプリング回転案内部材150b−2によって乗り越えられる。そして、ピンスプリング回転案内部材150b−2は、その後、下方に移動する。つまり、図7aを基に説明すると、ピンスプリング150dの棒状部先端がピンスプリング回転案内部材150b−2よりも右斜め前方に位置する状態(第2傾斜部150b−2’’に面する状態)になる。この状態になった後、スライドロック150cを右斜め前方に移動させていた押し付け力が解除されると、ピンスプリング150dの棒状部先端は、元の位置に戻るように左斜め後方に移動して、スライドロック150cを戻り方向に移動させると共に第2傾斜部150b−2’’を押す状態になる。すると、ピンスプリング遊動制御部材150bは、ピンスプリング150dの棒状部先端によって下方に押され、後述の中間リング170のピンスプリング遊動制御突起172を押すことになり、外部蓋を開けることができるようになる。そして、外部蓋を開けた状態から閉めるときは、外部蓋を飯釜の本体に押し付けるようにする。すると、ピンスプリング遊動制御部材150bがピンスプリング遊動制御突起172によって押されて、胴体部150aに対して相対上方に移動し、第2傾斜部150b−2’’がピンスプリング150dの棒状部先端を押すようになる。すると、ピンスプリング150dが押し方向に移動されてスライドロック150cが押し方向に移動する。これにより、スライドロック150cの傾斜面150c−2が形成されている先端部とボタン部材150’の押さえ突起150’−3との係合が解除されて、ボタン部材150’が元の位置に戻るように上方に移動する。またピンスプリング遊動制御部材150bが上方に移動されると、ピンスプリング150dの棒状部先端がピンスプリング回転案内部材150b−2の下側を潜るようにして戻り方向に移動する。つまり第1傾斜部150b−2’に面する最初の状態になる。この動作説明から解るように、ピンスプリング150dは、スライドロック150cを押し方向とは反対方向である戻り方向に押し戻すと同時にピンスプリング遊動制御部材150bを下側に押し込む部材であるということができる。また、ピンスプリング遊動制御部材150bは、戻り方向に移動するピンスプリング150dに押されると胴体部150aに対して下方に移動し、電気保温圧力飯釜の本体に設けられた中間リング170の突起172に押されると胴体部150aに対して上方に移動する部材であるといことができ、より具体的にはこのような動きを実現する第2傾斜部150b−2’’を有するものであるということができる。
また、スライドロック150cは、所定位置に所定角を有する傾斜面150c−2を有する一方、前記ピンスプリング150dを固定するピンスプリング固定溝150c−1が備えられることを特徴とする。 そして、ボタン部材150’は、その下側部後方に、所定の傾斜角を有していると共に前記ヒンジボタン140aの傾斜面140a−4’を押すものであるボタン押さえ面150’−2を備えており、一側面下側であって前記開閉ボタン150が位置する側に所定幅に亘っていると共に傾斜面を有しており突出されるように形成されている押さえ突起を備えていることを特徴とする。ここで、ボタン部材150’の後方(後方位置)とは、円盤形状の圧力蓋100にボタン部材150’を取り付けた状態で当該圧力蓋100の中心側のことである。なお、ボタン部材150’の上側には電気保温圧力飯釜の外部へ露出されるキャッチボタン(未図示)が着脱可能に装着されることが好ましい。
図7a及び図7bに示されたとおり、前記ボタン部材150’のボタン押さえ面150’−2によって前記開閉ボタン150を構成する前記スライドロック150cの傾斜面150c−2を押してやると、前記ピンスプリング150dの一定な弾性力によって前記スライドロック150c が前記ボタン部材150’の反対側方向に移動するようになる。前記電気保温圧力飯釜の蓋の開閉の際、同じ過程で行われるようになる。
ここで、先に説明した動作、すなわち、ボタン部材150’を下方に押し込むとスライドロック150cが左右方向に移動するという動作を、図7aを参照しつつより詳細に説明すると、次のような動作ということができる。つまり、まずボタン部材150’が垂直下方に押し込まれると、その押さえ突起150’−3によって当該押さえ突起150’−3に当接しているスライドロック150cの傾斜面150c−2が押されて、スライドロック150cが右斜め前方(図7a参照)に移動する動作である、ということができる。また、ボタン部材150’を下方に押し込むと、そのボタン押さえ面150’−2によって、当該ボタン押さえ面150’−2に当接しているヒンジボタン140aの傾斜面140a−4’が押されて、ヒンジボタン140aが回転する。
回転制御スプリング104は、その中心部が前記第1スプリング固定具104aに結合されており、一端が前記回転片120の回転制御スプリング固定溝124に固定されており、他端が前記第2スプリング固定具104bに固定されていることを特徴とする。
このような回転制御スプリング104を設けておくと、ヒンジボタン140aが回転されて回転片120が図7aにおける右回りに回転(正回転)したとき、回転制御スプリング104が弾性変形し、当該スプリング104に断発力が蓄積される。そして、ヒンジボタン140aを回転させた力が解除されると、スプリング104に蓄積された弾発力が放出されつつ回転片120が元の位置に戻るように逆回転する。この動作説明から解るように、回転制御スプリング104は、ヒンジボタン140aによって回転された回転片120を、元の位置に戻るように逆回転させる回転力を付与する部材であるということが可能である。
なお、前記圧力蓋100の内側所定位置には、前記本体内部の圧力状態によって上下側に遊動および/または制御される安全ピン102が備えられることを特徴とする。すなわち、内部釜(未図示)の内部圧力が過度に高い場合は、内部釜蓋(未図示)が上側に押し上げられて前記安全ピン102が上側に突出した状態になり、回転片120の回動制御片125によって当該回転片120が回転することが防止され、外部蓋の開放が防止される。これにより、使用者を圧力噴出の危険から保護することができるようになる。
また、前記ロック部材160は、中央部が後方側に突出されるように形成され所定角度に傾斜されるように形成された回動片162が備えられ、前記圧力蓋100と連結される一方、胴体が回動できるようにヒンジ164が備えられ、その下側部に前記本体と噛み合わせられて締結できるように締結突起166が形成されることを特徴とする。なお、ロック部材160には、ヒンジ164と噛み合わせられて固定されるリターンスプリング(未図示)が備えられる。
ロック部材160についてさらに説明すると、概略的には、ロック部材160は、その胴体部分が円盤形状の圧力蓋100の外周縁に位置するものである。そして、後方に突出するように形成されている回動片162の後方先端部は、押されることで上下動するボタン部材150’の下側に位置する。つまり、回動片162は、胴体部分から圧力蓋100の半径方向中心側に向けて(すなわち後方側に)延びる部分であり、その端部はボタン部材150’のロック部材押さえ部材150’−1の下方に達している。このようなことから、ボタン部材150’を下方に押し込むと、ロック部材160の回動片162がボタン部材150’のロック部材押さえ部150’−1によって下方に押され、外部蓋が開かれるようになる。また、開いた外部蓋を電気保温圧力飯釜の本体側に押し付けて閉じようとするとロック部材160によって外部蓋が電気保温圧力飯釜の本体に締結されて外部蓋が閉じられた状態になる。この説明から解るように、ロック部材160は、ボタン部材150’を下方へ押し込むと回転する部材であり、締結突起166は、ロック部材160の回転によって外部釜の本体に着脱可能に係合する部材であり、回動片162は、ボタン部材150’によって実際に押されるものである。
そして、前記中間リング170には、前記開閉ボタン150をなすピンスプリング遊動制御部材150bと対応される位置にピンスプリング遊動制御突起172が備えられることを特徴とする。
このように、ピンスプリング遊動制御突起172を備えた中間リング170を設けておくと、ピンスプリング遊動制御部材150bが圧力蓋100に対して相対的に下方に押し込まれたときに、当該ピンスプリング遊動制御部材150bがピンスプリング遊動制御突起172に突き当たって、圧力蓋100の外周縁のうち、開閉ボタン150が設置されている位置が中間リング170(すなわち電気保温圧力飯釜の本体)に対して上方に押し上げられるように移動する。この説明から解るように、ピンスプリング遊動制御突起172は、圧力蓋100に対して相対的に下方に押し込まれたピンスプリング遊動制御部材150bに当接して、圧力蓋を電気保温圧力飯釜の本体に対して上方に押し上げる部材であるということができる。
以下、本発明の実施例による作用を詳しく説明すれば次のとおりである。
すなわち、本発明による電気保温圧力飯釜蓋の開閉構造によれば、炊事状態においては、内部釜の圧力によって前記圧力蓋100に備えられた安全ピン102が上に突出されるようになる。すると、前記回転片120に備えられた回動制御片125が前記安全ピン102によって係止される状態になり、回転片120が回転できない状態、すなわち回転片10の回転が停止する状態になる。これにより、外部蓋が開放されることが防止され、使用者を圧力噴出の危険から保護することができる。そして、炊事後、保温のときには、内部釜の圧力が落ちて安全ピン102が自重によって下がるようになる。このとき、前記安全ピン102と回動制御片125とは離脱された状態になっており、ボタン部材150’を押すことができる状態になっている。
ここで、ボタン部材150’を押さえると、一側に形成された押さえ突起150’−3によって前記ヒンジボタン140aが回動される。そして、このヒンジボタン140aと相互に連結された回転板120を介して前記ヒンジサーバー140bおよびヒンジセンサー140c に回転力が伝達される。その結果、これらに連結された固定部材130が外側に所定幅移動して外部蓋と本体とのロック状態が解除される。また、前記ボタン部材150’を押さえると、そのロック部材押さえ部150’−1によって回動片162が押され、ヒンジ164と噛み合わせられたリターンスプリング(図示されず)によって付勢されている締結突起166が開動して、締結突起166と本体との締結状態が解除され、外部蓋が開かれるようになる。このように、本実施形態の電気保温圧力飯釜では、ボタン部材150’を押すことによってワンタッチで飯釜の外部蓋を開くことができる。なお、開閉ボタン150およびボタン部材150’は、上方から下方に押し込むタイプのボタンであり、外部蓋の上部側に備えられている。このような位置に開閉ボタン150およびボタン部材150’を備えることができたので、電気保温圧力飯釜保管時の占有空間の最少化が図られることとなった。占有空間がより小さくなればより狭い空間に保管できるなど、保管がより容易である。
そして、前記電気保温圧力飯釜の蓋が開かれるとき、開閉ボタン150のピンスプリング遊動制御部材150bは、前記ピンスプリング150dによって下方に移動されることになる。他方、電気保温圧力飯釜の蓋を閉めるときには、前記中間リング170の固定突起172によって前記ピンスプリング遊動制御部材150bは上方に押し上げられるようになる。ピンスプリング遊動制御部材150bが上に上がると、スライドロック150c がピンスプリング150dによってボタン部材150’の反対方向(図7aにおける右斜め前方)に押されるようになる。このとき、ボタン部材150’と開閉ボタン150のロック状態が解除される。より具体的にいえば、ボタン部材150’の押さえ突起150’−3とスライドロック150cの傾斜面150c−2が形成されている端部とのロック状態が解除される。すると、ボタン部材150’は、上方への移動が可能になり、ロック部材160の162を介して伝達されるヒンジ164のリターンスプリングの弾発力を受けて、元の位置に戻るように上方に移動する。これにより、ヒンジボタン140aとロック部材160とが本来の状態に戻り、蓋が閉められるようになる。このように、本実施形態の電気保温圧力飯釜では、外部蓋を飯釜の本体に閉じるように押すことで簡単に外部蓋を閉めることができる。
以上においては、本発明の好ましい実施例を例示的に説明したが、本発明の範囲はこのような特定実施例にのみ限定されず、該当分野において通常の知識を有する者であれば、本発明の特許請求範囲内に記載されたカテゴリー内で適切に変更が可能である。
従来技術による電気保温圧力飯釜の蓋が開かれた状態を示した斜視図。 図1による概略的なA−A線断面図。 本発明による圧力蓋の構造を示した斜視図。 本発明による圧力蓋に備えられるヒンジボタンを示した斜視図。 本発明による圧力蓋に備えられる回転片を示した斜視図。 本発明による開閉ボタンの構造を示した分解斜視図。 開閉ボタンの作動状態であって、押さえ部材が押さえられる前の状態を示した概略的な斜視図。 押さえ部材が押さられ開閉ボタンを成すスライドロック(Slide Lock)が移動された状態を示した概略的な斜示図。
符号の説明
100 圧力蓋
110 ガイド部
120 回転片
130 固定部材
140a ヒンジボタン
140b ヒンジサーバー
140c ヒンジセンサー
150 開閉ボタン
160 ロック部材
170 中間リング

Claims (14)

  1. 電気保温圧力飯釜の本体と、当該本体の上部側に開閉可能に結合されており内側に圧力蓋を備えている外部蓋とを有する電気保温圧力飯釜において、
    前記圧力蓋は、その周縁部に所定間隔に形成された複数個のガイド部と、当該ガイド部の内側に回動可能に設置される回転片と、前記ガイド部に沿って備えられておりガイド部に対して移動可能である複数個の固定部材と、前記固定部材に回動可能に連結されるヒンジボタン、ヒンジサーバーおよびヒンジセンサーと、前記ヒンジボタンの一側にワンタッチで前記外部蓋を開閉できるように備えられる開閉ボタンと、当該開閉ボタンの一側に備えられるボタン部材と、前記圧力蓋の所定位置に備えられる第1・第2スプリング固定具と、当該第1・第2スプリング固定具に固定されており前記回転片の回転の制御に用いられる回転制御スプリングと、前記圧力蓋に前記本体と締結できるように備えられるロック部材とを有することを特徴とする電気保温圧力飯釜蓋の開閉構造。
  2. 前記回転片は、その内側に形成されている固定孔と、当該固定孔を中心にして4方向に分岐形成された翼片と、その周縁部に円形の帯形状に形成された案内片とを有しており、前記翼片と案内片とが繋がっている部分に第1ホルダー固定孔が形成されており、その一側に少なくとも1個以上のスプリング固定溝が形成されており、所定位置に回動制御片が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の電気保温圧力飯釜蓋の開閉構造。
  3. 前記固定部材は、下側に所定の幅で突出された係止突起が形成されていると共に、上側に長手方向に延びるガイド片が備えられており、当該ガイド片の上側部に前記回転片の回転方向に楕円形を形成することにより備えられる第2ホルダー固定孔と、当該第2ホルダー固定孔の一側に固定部材の移動方向に楕円形を形成することにより備えられる固定孔とを有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電気保温圧力飯釜蓋の開閉構造。
  4. 前記ヒンジボタンは、中心部に備えられたボタン支持孔を中心にして、2方向に分岐され、一方の分岐の終端部下側に垂直方向に備えられ前記回転片の第1ホルダー固定孔に嵌められて噛み合わせられる第1ボタンホルダーと、他方の分岐の終端部下側に垂直方向に備えられ前記固定部材の第2ホルダー固定孔に嵌められて噛み合わせられる第2ボタンホルダーとを有し、前記第1ボタンホルダーの上側に所定の傾斜角をなす傾斜面を有して突出されるように形成された突起部とを有することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の電気保温圧力飯釜蓋の開閉構造。
  5. 前記ヒンジサーバーは、中心部に備えられたサーバー支持孔を中心にして2方向に分岐され、一方の分岐の終端部下側に垂直方向に備えられ前記回転片の第1ホルダー固定孔に嵌められて噛み合わせられる第1サーバーホルダーと、他方の分岐の終端部下側に垂直方向に備えられ前記固定部材の第2ホルダー固定孔に嵌められて噛み合わせられる第2サーバーホルダーとを有することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の電気保温圧力飯釜蓋の開閉構造。
  6. 前記ヒンジセンサーは、中心部に備えられたセンサー支持孔を中心にして2方向に分岐され、一側に前記固定部材の第2ホルダー固定孔に嵌められて噛み合わせられるセンサーホルダーが備えられ、他側に前記回転片の回転を制御するセンサーが備えられることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の電気保温圧力飯釜蓋の開閉構造。
  7. 前記開閉ボタンは、内側にピンスプリングを固定できるように突出して形成されたピンスプリング固定ストッパと、前記ピンスプリングを案内して固定できるように所定の幅を有して形成される第1ピンスプリング案内溝と、当該第1ピンスプリング案内溝と所定の間隔を有して前記ピンスプリングを固定できるように備えられる第2ピンスプリング案内溝と、両ピンスプリング案内溝の間の位置および当該位置の向かい側の位置に形成される所定幅の貫通されたロック案内溝と、その前方側に上下方向に貫通する状態で形成される制御部材締結溝とが備えられる胴体部を有すると共に、当該胴体部の前方に嵌められて前記ピンスプリングの遊動を調節するピンスプリング遊動制御部材と、前記ロック案内溝に結合され前記ピンスプリングの左右移動を調節するスライドロックとを有することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の電気保温圧力飯釜蓋の開閉構造。
  8. 前記ピンスプリング遊動制御部材は、前記ピンスプリングを固定するピンスプリング固定溝が備えられており、所定傾斜角であり且つ前記ピンスプリングの遊動を案内するものである第1傾斜部および第2傾斜部を有するピンスプリング回転案内部材が備えられていることを特徴とする請求項7に記載の電気保温圧力飯釜蓋の開閉構造。
  9. 前記スライドロックは、所定位置に所定角度の傾斜面を有する一方、前記ピンスプリングを固定するピンスプリング固定溝が備えられていることを特徴とする請求項7または請求項8に記載の電気保温圧力飯釜蓋の開閉構造。
  10. 前記ボタン部材は、その下側部後方に、所定の傾斜角を有すると共に前記ヒンジボタンの傾斜面を押すものであるボタン押え面が備えられており、下側であって前記開閉ボタンが位置する側に、所定幅を有すると共に傾斜面を有しており突出されるように形成された押さえ突起が備えられていることを特徴とする請求項1に記載の電気保温圧力飯釜蓋の開閉構造。
  11. 前記回転制御スプリングは、中心部が前記第1スプリング固定具に結合されており、一端が前記回転片の回転制御スプリング固定溝に固定されており、他端が前記第2スプリング固定具に固定されていることを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか一項に記載の電気保温圧力飯釜蓋の開閉構造。
  12. 前記圧力蓋の内側所定位置には、前記本体内部の圧力状態によって上下に遊動するものであり上下位置に移動することで回転片の回転を制御する安全ピン備えられることを特徴とする請求項1から請求項11のいずれか一項に記載の電気保温圧力飯釜蓋の開閉構造。
  13. 前記ロック部材は、その胴体の中央部から後方側に突出されるように形成され所定角度に傾斜されるように形成された回動片を備えており、胴体が回動できるように当該胴体を前記圧力蓋に連結するヒンジが備えられており、前記ヒンジの下側部に前記本体と噛み合わせられて締結される締結突起166が形成されていることを特徴とする請求項1から請求項12のいずれか一項に記載の電気保温圧力飯釜蓋の開閉構造。
  14. 電気保温圧力飯釜蓋の本体の内部に中間リングを備えており、当該中間リングは、前記開閉ボタンのピンスプリング遊動制御部と対応する位置に、ピンスプリング遊動制御突起を備えていることを特徴とする請求項1から請求項13のいずれか一項に記載の電気保温圧力飯釜蓋の開閉構造。
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