JP2005006799A

JP2005006799A - Back sheet for disposable diaper

Info

Publication number: JP2005006799A
Application number: JP2003172993A
Authority: JP
Inventors: Masaru Ogawa; 小河　　勝
Original assignee: Asahi Kasei Fibers Corp
Current assignee: Asahi Kasei Corp
Priority date: 2003-06-18
Filing date: 2003-06-18
Publication date: 2005-01-13
Anticipated expiration: 2023-06-18
Also published as: JP4540310B2

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a bulky back sheet for a disposable diaper having excellent softness of a surface touch. <P>SOLUTION: (1) The back sheet for the disposable diaper is a laminated body of a thermoplastic nonwoven fabric and a liquid impermeable film. The thermoplastic nonwoven fabric has a non-bonding recess and projection molding part and the bulk rate of the nonwoven fabric before imparting the recess and projection molding part is 100% or more. (2) In the back sheet for the disposable diaper, the recessed part area rate of the recess and projection molding part is 5 to 40%. (3) In the back sheet for the disposable diaper, the projection part shape of the recess and projection molding part is roughly semispherical. (4) In the back sheet for the disposable diaper, the thermoplastic nonwoven fabric is constituted of continuous filaments and joined by partial thermocompression bonding. <P>COPYRIGHT: (C)2005,JPO&NCIPI

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は使い捨ておむつ用バックシートに関し、さらに詳しくは使い捨ておむつの外側表面にソフトな触感と嵩高感を付与することができる使い捨ておむつ用バックシートに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
一般的に使い捨ておむつは、肌に直接接する透水性のトップシートと、液を吸収する吸収体と、吸収液が外に漏れるのを防止する不透液性のバックシートとにより構成される。使い捨ておむつの外側面となるバックシートには、主として不透液性フィルムが用いられているが、近年は、着脱時や使用中にフィルムがゴワゴワし、肌触りが良くない等の理由から、ソフトな感触を得るためにフィルム表面の感触を改良したシートや、フィルムに不織布を貼り合わせた積層シートが用いられている。しかし、このようなシートでは、外側表面層にソフトな触感を持たせることはできるが、シート全体としてはフィルムの剛性が残り、ゴワゴワ感を解消することができなかった。
また上記シート全体のゴワゴワ感を解消するため、積層シート全体に賦型加工を施したシートが提案されている（例えば、実用新案文献１、実用新案文献２）。しかし、このシートは、フィルムと不織布との積層体に賦型加工を施し、繊維層とフィルム層を一体として凹凸を形成するものであるため、カサカサした感触が残り、しっとりしたソフト感が得られないという欠点があった。また賦型時にフィルムが傷み、孔ができ易く、防液性が低下する等の問題があった。
【０００３】
【実用新案文献１】
実開昭６２−８３８０６号公報
【実用新案文献２】
実開昭６２−８３８０７号公報
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、上記従来技術の問題を解決し、特に表面の触感、ソフト性および嵩高性に優れた使い捨ておむつ用バックシートを提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、上記課題に鑑み、鋭意検討した結果、不織布の繊維層に非結合性の凹凸賦型部を形成して繊維の自由度を高め、繊維が盛り上がった状態で動きやすい構造として、不織布の表面にソフトな手触り感や嵩高感を与えた後、該不織布を不透液性フィルムに積層することにより、シート全体としてのカサカサ感を抑え、賦型時のフィルムの孔明きや、フィルムの変形によるシートの品質低下を防止できることを見出し、本発明に到達した。
すなわち、本願で特許請求される発明は以下の通りである。
【０００６】
（１）熱可塑性不織布と不透液性フィルムとの積層体であって、該熱可塑性不織布は、非結合性の凹凸賦型部を有し、該凹凸賦型部付与前の不織布に対する嵩高率が１００％以上であることを特徴とする使い捨ておむつ用バックシート。
（２）前記凹凸賦型部の凹部面積率が、５〜４０％であることを特徴とする（１）記載の使い捨ておむつ用バックシート。
（３）前記凹凸賦型部の凸部形状が、略半球状であることを特徴とする（１）または（２）記載の使い捨ておむつ用バックシート。
（４）前記熱可塑性不織布が、連続フィラメントにより構成され、かつ部分熱圧着により接合されていることを特徴とする（１）〜（３）記載の使い捨ておむつ用バックシート。
【０００７】
【発明の実施の形態】
本発明の使い捨ておむつ用バックシートには、熱可塑性不織布と不透液性フィルムの積層体が用いられる。
本発明に用いられる熱可塑性不織布を構成する繊維としては、疎水性、強度、可撓性の点から、ポロプロピレン、ポリエチレン等のポリオレフィン系繊維、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル系繊維、ポリアミド系繊維などが好ましく、特に疎水性の点からポリオレフィン系繊維が好ましい。また必要に応じてこれらの複合繊維、混合繊維を用いてもよく、またセルロース系繊維、その他の特殊機能を持つ繊維と混合して用いてもよい。繊維の形態は長繊維でも短繊維でもよいが、肌触りや強度等の点から連続フィラメントを使用するのが好ましい。繊維の断面には特に限定はなく、丸断面糸、楕円、角型等の実質的に非円形な異形糸また丸断面糸を潰した変形糸などが用いられる。また繊維の繊度は０．８〜５．５ｄｔｅｘが好ましく、より好ましくは１〜３ｄｔｅｘである。積層体としてメルトブロー繊維を用いる場合は、繊維径は５μｍ以下が好ましく、より好ましくは３μｍ以下である。
【０００８】
熱可塑性不織布の種類には特に限定されないが、吸収された液がにじみ出でるのを防止する等の点から、必要に応じて撥水性の不織布を用いるのが好ましい。ポリエステル系繊維、ポリアミド系繊維などの水に対して親和性のある繊維を使用する場合には、防水、撥水性の点から、必要に応じてシリコン系、フッ素系、ワックス系等の防水剤、撥水剤の処理またはこれらの添加による改良を行うのが好ましい。
熱可塑性不織布は、例えば、スパンボンド法により溶融紡糸された連続フィラメントをウェブとし、これを接合することにより得られる。ウェブの接合は、接着剤を用いて接合する、低融点繊維や複合繊維により接合する、バインダーをウェブ形成中に散布して溶融接合する、ニードルパンチ、水流等で繊維を交絡する等の公知の方法で行うことができる。
【０００９】
熱可塑性不織布の強度および柔軟性を高める点からは、部分熱圧着により接合するのが好ましく、部分熱圧着における熱圧着面積率は、強度保持の点から、５〜３５％とするのが好ましい。部分熱圧着は、超音波法により、または加熱エンボスロール間にウェブを通して行うことができ、これにより、例えばピンポイント状、矩形状等の浮沈模様が不織布全面に散点する。
スパンボンド法による不織布は、連続フィラメントにより形成されるため、繊維強度が高く、通気性に優れ、また湿式法または乾式法による場合と異なり、油剤処理等を行うことなく繊維がそのままシート化されているため、繊維特有の撥水性等の性質を活かすことができる。またフィラメントウェブにメルトブローウェブを積層させた積層ウェブを接合した不織布を用いてもよい。この場合、メルトブローウェブを二層以上積層させてもよい。
また、カーディング、抄紙法等による短繊維ウェブを接合して不織布とする場合も、必要に応じて撥水処理剤、防水剤を付与し、疎水性の不織布とするのが好ましい。
【００１０】
本発明に用いられる熱可塑性不織布には、非結合性の凹凸賦型部が付与されていることが必要である。熱可塑性不織布に非結合性の凹凸賦型部を付与することにより、ウェブを形成する繊維層に変形を与え、接合によって固定された繊維層の自由度を向上させ、繊維を動きやすい構造とすることができ、これによりフィルムによるゴワゴワ感を抑制することができる。非結合性の凹凸賦型は、不織布を構成する繊維を結合させないように、凹または凸の任意形状に変形させて形成することができる。部分熱圧着不織布の場合は、結合パターンと部分的に一致しない形状の非結合性の凹凸賦型部が形成される。
【００１１】
例えば、凸部が点在するエンボス柄を熱可塑性不織布に押し付けることにより、該不織布表面に非連続的に散在する繊維の高密度域（凹部）を形成する。また凸部の連続するエンボス柄の押し付けにより、繊維の高密度域が連続した状態となり、非押付部の繊維層が盛り上がった状態（凸部）を形成する。この場合、繊維の高密度域の凹部面積率は、柔軟な繊維触感を得る点から５〜４０％とするのが好ましく、１０〜２５％がより好ましい。凹凸賦型の形状には限定はなく、直線、曲線、角、丸、梨地状、その他の連続または非連続状の凹凸形状とすることができる。また非結合性の凹凸賦型部の凸部形状は、表面触感のソフト性の点から、不透液性フィルムと積層した後の形状が略半球状の凸型となるように変形させるのが好ましい。
【００１２】
熱可塑性不織布に形成される凹凸賦型の形状、大きさ、深さは、不織布の柔軟性効果に影響を与える。凹凸賦型の深さが深いほど柔軟効果が大きくなる。深さは柔軟性効果の点から０．２〜５ｍｍが好ましい。また凹凸賦型が非連続の場合、凹部または凸部の面積は０．１〜５ｍｍ^２の範囲が好ましく、また凹部または凸部のピッチは０．５〜５ｍｍの範囲が好ましい。
また、本発明に用いられる熱可塑性不織布は、凹凸賦型部付与前の不織布に対する嵩高率が１００％以上、好ましくは１０５％以上、より好ましくは１１０％であることが必要である。この嵩高率は、非結合性の凹凸賦型部を付与する前後の不織布の厚みの変化率〔（付与後の厚み／付与前の厚み）×１００〕で表される。該嵩高率が１００％未満では、嵩高感および表面のソフト感が得られない。不織布の見かけ厚みが大きいほうが柔軟となる。また凹凸賦型による変形のピッチおよび凹部の大きさは、大きくしないほうが緻密感触が得られる。変形のピッチは、柄にもよるが１〜５ｍｍが好ましく、また凹部の大きさは、幅０．０５〜５ｍｍの線状または点状であるのが好ましい。
【００１３】
熱可塑性不織布に非結合性の凹凸賦型部を付与する方法としては、例えば、凹凸模様がかみ合うように形成された２個のロール間で押付ける方法、表面に凹または凸模様を有するロールと可撓性ロールとの間で押付ける方法、板間で押付け処理する方法などが挙げられる。また狭小な隙間のロール間、またはブレードとロール間で不織布を一定割合で強制的にオーバーフィードさせ、小ジワ状の型付けをする特殊な方法を採用してもよい。
熱可塑性不織布に非結合性の凹凸賦型を形成させる際には、処理時の温度と不織布にかかる圧力に注意する必要がある。処理時の温度は常温でもよいが、必要に応じて加温して不織布を可塑化し、型付けし易くしたり、形態の安定性をつける目的で繊維の結合やセットが生じない範囲で温度を上げて処理してもよい。
処理時の圧力は温度によっても異なるが、型付けが充分行われる圧力に設定することは当然である。この型付けを行うことで圧縮された部分の繊維断面の変形が生じるが、この部分的変形効果により、より柔軟さを引き出すためにさらに高圧の処理をすることも有効である。この場合も圧縮部での繊維の仮固定や熱圧着が生じないよう、十分注意する必要がある。
【００１４】
本発明に用いられる不透液性フィルムには不透液性であれば特に限定はなく、例えばポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系フィルム、ＥＶＡ等のポリオレフィン共重合系フィルム、ポリアミド系フィルム、ポリエステル系フィルムが用いられる。
また不透液性フィルムは、透湿性を有する微多孔フィルムであってもよい。微多孔性フィルムの使用により強力はやや低下するが、柔軟性が向上する。また防水性を付与したシート状のものを用いてもよい。
【００１５】
本発明の使い捨ておむつ用バックシートは、上記した熱可塑性不織布と不透液性フィルムを、例えば、ヒートシール、熱接合またはホットメルト剤等の接着剤で接合することにより得られる。接合は、全面接合でも、柔軟性を保つための部分接合でもよい。熱可塑性不織布の繊維触感と、付与した凹凸賦型による嵩高さを活かしたバックシートを得るためには、熱可塑性不織布に施した凹凸賦型をできるだけ壊すことなく、部分的に接合することが好ましい。また凹凸賦型が形成された不織布の裏面側の凸部をフィルムに接合し、接合部周辺に空隙を保持させるのが好ましい。不織布の表裏において、その厚み方向の全域に渡って固定する接着では柔軟性等が得られない場合がある。また、おむつの製造ライン上でホットメルト剤を部分的に塗布して貼りあわせるのが製造効率の点から好ましい。さらに吸収体が配置されるおむつの中央部分にフィルムを貼り合わせるようにしてもよい。また、おむつの周辺部において、フィルムを使用しない場合には、本発明のソフトな感触を有する不織布をおむつの周辺部内側に用いることが好ましい。
【００１６】
【実施例】
以下、本発明を実施例によりさらに詳しく説明する。なお、例中の測定法、評価方法は下記の通りである。
（１）不織布の目付：１０ｃｍ角の不織布を数枚採取し、その重量を１ｍ^２当たりの重量で示す。
（２）不織布の厚み：中山電気産業社製、圧縮弾性試験機Ｅ−２型を用い、測定面積４ｃｍ^２にて１０ｇ／４ｃｍ^２の荷重下で測定した。
（３）不織布の嵩高率：非結合性の凹凸賦型を付与する前後の不織布の厚み（１０ｇ／ｃｍ^２荷重下）の変化率〔（付与後の厚み／付与前の厚み）×１００〕を嵩高率とした。
（４）不織布の強力および５％伸長時応力：幅３ｃｍ、長さ２０ｃｍの試験片を、島津製作所製テンシロンを用い、つかみ幅１００ｍｍ、試験速度３００ｍ／分で引張試験を行い、縦方向、横方向の強力および５％伸長時応力を測定した。
（５）不織布の曲げ柔軟度：柔軟性を示す指標として、次の方法で測定した曲げ柔軟度をもって表す。
試料片の測定方向の一方の端部１ｃｍを残して、試料片に直角方向で全幅に渡りスケールで押え、試料片の他端部を折り目をつけず、ループを形成させた状態で、スケールで押えた端部上にのせる。スケールで押えた側の端部を手で押えたまま、試料片の上をスケールを滑らせながらループ内に移動させる。
試料の反発力でループが伸びた点を終点とし、この点からループ側端部までの長さを臨界長（ｍｍ）とし、表裏の平均値で表す。短いものほど柔軟であることを示す。
【００１７】
〔実施例１および２〕
酸化チタンを含有したポリプロピレン（ＪＩＳ−Ｋ７２１０の表１の条件で測定したＭＦＲ＝４０）を原料とし、丸断面のノズルから溶融押出した長繊維を紡口の近傍にて側方から冷却しながら、エアーサッカー等の牽引引取装置で引き取った。牽引引取装置を出た糸条は、帯電装置を通過させて開繊させた後、移動する金網コンベアー上にウェブとして捕集した。
このウェブを加熱したエンボスロール間に通し、部分熱圧着してピンポイント状の散点模様を有する不織布ａ、ｂを得た。この不織布ａ、ｂの構成繊維は２．８ｄｔｅｘ（実施例１）および１．１ｄｔｅｘ（実施例２）の丸断面糸で、部分熱圧着面積率７％、それぞれ目付２０（実施例１）および１９ｇ／ｍ^２（実施例２）であった。
【００１８】
この不織布ａ、ｂを１辺０．９ｍｍ、線幅０．１ｍｍのハニカム形状をした連続線状の亀甲凹柄（押付面積率１２．５％、深さ０．７ｍｍ）のエンボスロール（１００℃）と表面硬度５０度（ＪＩＳ−Ａ硬度）のゴムロールの間に通し、線圧１００ｋｇ／ｃｍで柄を押し付け、亀甲周辺が押し付けられた高密度域を持ち、中央部が半球状に盛り上がった柔軟な不織布Ａ、Ｂを得た。この不織布Ａ、Ｂの性能を表１に示す。
得られた不織布Ａ、Ｂをそれぞれ半球状に盛り上がった面を外側にして、３０μの透湿性ポリエチレン微孔フィルムにホットメルト剤をスプレーして不織布の片面を部分的に貼りあわせて各バックシートＡ、Ｂとした。バックシートＡは、従来のバックシートに比べ（比較例１）、不織布表面の繊維の自由度が大きくなり、繊維層が盛り上がって動き易く、ソフトであり、繊維のさらさら感を持ち、触感の優れたものであった。また細繊維を用いた実施例２で得られたバックシートＢは、さらに滑らかであり、一層ソフトさの優れたものであった。
【００１９】
〔実施例３〕
実施例１において、押し付けるエンボス柄が逆で非連続に散在する亀甲凸柄（１辺０．４５ｍｍ、押付面積率２５％、深さ０．６ｍｍ）を用いた以外は実施例１と同様にして２．８ｄｔｅｘ、目付２０ｇ／ｍ^２の不織布ｃを得た。さらにこの不織布ｃを用いて実施例１と同様の方法で非結合性の凹凸賦型が形成された不織布Ｃを得た。得られた不織布Ｃの性能を表１に示す。
得られた不織布Ｃを用いて実施例１と同様にしてバックシートＣを製作したが、実施例１と同様にソフトさに優れ、嵩高さ、表面触感の良好なものであった。
【００２０】
〔実施例４〕
実施例１において、不織布の構成繊維を扁平糸（扁平度３．５）とした以外は実施例１と同様にして２．８ｄｔｅｘ、目付２０ｇ／ｍ^２の不織布ｄを得た。さらにこの不織布ｄを用いて実施例１と同様の方法で非結合性の凹凸賦型が形成された不織布Ｄを得た。得られた不織布Ｄの性能を表１に示す。
得られた不織布Ｄを用いて実施例１と同様にしてバックシートを製作したが、表面滑らかさと嵩高性に優れたものであった。
【００２１】
〔実施例５〕
実施例１において、ポリプロピレンの代わりにポリエチレンテレフタレートを用い、２．０ｄｔｅｘ、目付２０ｇ／ｍ^２の繊維ウェブを断線状圧着部（幅０．３５ｍｍ、長さ２．８ｍｍ、圧着面積率１１．５％）により熱圧着した以外、実施例１と同様にして不織布ｅを得た。さらにこの不織布ｅを用いて実施例１と同様の方法で非結合性の凹凸賦型が形成された不織布Ｅを得た。得られた不織布Ｅの性能を表１に示す。
得られた不織布Ｅを用いて実施例１と同様にしてバックシートを作製したが、ポリエステル繊維特有の触感を持ち、さらさら感の優れたものであった。
【００２２】
〔実施例６〕
実施例１におけるポリプロピレンフィラメントウェブ（２．８ｄｔｅｘ、６．５ｇ／ｍ^２）２層の間に、ポリプロピレン（ＪＩＳ−Ｋ７２１０の表１の条件で測定したＭＦＲ＝７００）を原料とし、吐出ノズル両近傍のスリットから高圧高温風を吹きつけるメルトブロー方式のウェブ（繊径１．８μｍ、１ｇ／ｍ^２）２枚を積層し、積層ウェブ（１５ｇ／ｍ^２）とした。このウェブを加熱したエンボスロール間に通し、部分熱圧着して楕円ポイント状の散点模様（斜め絣柄、圧着面積率１５％）を有する不織布ｆを得た。
この不織布ｆを実施例１と同様に、エンボスロール（４０℃）と表面５０°（ＪＩＳ−Ａ硬度）のゴムロールの間に通し、線圧１００ｋｇ／ｃｍで柄を押し付け、亀甲柄周辺が押し付けられた高密度域を持ち、中央部が盛り上がった柔軟な不織布Ｆを得た。この不織布Ｆの性能を表１に示す。
得られた不織布Ｆを用いて実施例１と同様にホットメルト剤をスプレーして透湿性ＰＥフィルム（３０μ）と部分接着してバックシートＦを作製したが、柔軟で嵩のあるものであった。
【００２３】
〔比較例１〜５〕
実施例１、２、４、５および６で得られた、非結合性の凹凸賦型処理を行わないを不織布ａ、ｂ、ｄ、ｅ、ｆをそれぞれ用いて各バックシートａ、ｂ、ｄ、ｅ、ｄを作製した（比較例１〜５）。上記不織布ａ、ｂ、ｄ、ｅ、ｆの各性能を表１に示す。
得られた各バックシートは、非結合性の凹凸賦型を有していない不織布が積層されているため、いずれも嵩だか性および柔軟性に劣るものであった。
【００２４】
【表１】

【００２５】
【発明の効果】
請求項１〜４に係る使い捨ておむつ用バックシートによれば、非結合性の凹凸賦型部を有し、嵩高率が１００％以上である柔軟性の良好な熱可塑性不織布が積層されているため、カサカサ感やゴワゴワ感がなく、かつソフト性および嵩高性に優れた、外側表面の感触の良好な使い捨ておむつを得ることができる。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a backsheet for a disposable diaper, and more particularly to a backsheet for a disposable diaper that can impart a soft touch and a bulky feeling to the outer surface of the disposable diaper.
[0002]
[Prior art]
Generally, a disposable diaper includes a water-permeable top sheet that is in direct contact with the skin, an absorber that absorbs the liquid, and a liquid-impermeable back sheet that prevents the liquid from leaking outside. A liquid-impervious film is mainly used for the back sheet that is the outer surface of disposable diapers, but in recent years it has become soft due to the film becoming stiff and uncomfortable when being attached or detached. In order to obtain a touch, a sheet having an improved feel on the film surface or a laminated sheet in which a nonwoven fabric is bonded to the film is used. However, with such a sheet, the outer surface layer can have a soft tactile sensation, but the rigidity of the film remains as a whole sheet, and the irritating feeling cannot be eliminated.
In addition, in order to eliminate the feeling of wrinkle of the whole sheet, a sheet in which the entire laminated sheet is subjected to a shaping process has been proposed (for example, utility model literature 1, utility model literature 2). However, since this sheet is formed by forming the unevenness by integrating the fiber layer and the film layer, the laminate of the film and the nonwoven fabric is subjected to a shaping process, so that a soft and soft feeling remains. There was a drawback of not. In addition, there are problems such as the film being damaged at the time of molding, holes being easily formed, and the liquid-proof property being lowered.
[0003]
[Utility model document 1]
Japanese Utility Model Publication No. 62-83806 [Utility Model Reference 2]
Japanese Utility Model Publication No. 62-83807 [0004]
[Problems to be solved by the invention]
The subject of this invention is solving the said problem of the said prior art and providing the back sheet | seat for disposable diapers which was excellent in especially the surface touch, softness, and bulkiness.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
As a result of diligent study in view of the above problems, the present inventor has formed a non-bonding uneven shape forming part in the fiber layer of the nonwoven fabric to increase the degree of freedom of the fiber, After giving a soft hand feeling and bulkiness to the surface of the nonwoven fabric, the nonwoven fabric is laminated on a liquid-impervious film, thereby suppressing the rustiness of the sheet as a whole, making the film perforated during molding, The present inventors have found that the sheet quality can be prevented from being deteriorated due to the deformation of the sheet.
That is, the invention claimed in the present application is as follows.
[0006]
(1) A laminate of a thermoplastic nonwoven fabric and a liquid-impervious film, wherein the thermoplastic nonwoven fabric has a non-bonded concavo-convex shaped portion, and a bulk ratio relative to the non-woven fabric before the provision of the concavo-convex shaped portion The back sheet for disposable diapers, characterized in that is 100% or more.
(2) The backsheet for disposable diapers according to (1), wherein the concave / convex shaped portion has a concave area ratio of 5 to 40%.
(3) The backsheet for disposable diapers according to (1) or (2), wherein the convex shape of the concave-convex shaped portion is substantially hemispherical.
(4) The backsheet for disposable diapers according to (1) to (3), wherein the thermoplastic nonwoven fabric is constituted by continuous filaments and joined by partial thermocompression bonding.
[0007]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The laminated body of a thermoplastic nonwoven fabric and a liquid-impermeable film is used for the back sheet for disposable diapers of this invention.
The fibers constituting the thermoplastic nonwoven fabric used in the present invention include polyolefin fibers such as polypropylene, polyethylene, polyester fibers such as polyethylene terephthalate, polyamide fibers, etc., from the viewpoint of hydrophobicity, strength, and flexibility. Particularly preferred are polyolefin fibers in view of hydrophobicity. If necessary, these composite fibers and mixed fibers may be used, or may be used by mixing with cellulosic fibers and other fibers having special functions. The fiber may be either a long fiber or a short fiber, but it is preferable to use a continuous filament from the viewpoint of touch and strength. The cross section of the fiber is not particularly limited, and a substantially non-circular deformed yarn such as a round cross-section yarn, an ellipse, or a square shape, or a deformed yarn obtained by crushing a round cross-section yarn is used. The fineness of the fiber is preferably 0.8 to 5.5 dtex, more preferably 1 to 3 dtex. When melt blown fibers are used as the laminate, the fiber diameter is preferably 5 μm or less, more preferably 3 μm or less.
[0008]
The type of the thermoplastic nonwoven fabric is not particularly limited, but a water-repellent nonwoven fabric is preferably used as necessary from the viewpoint of preventing the absorbed liquid from bleeding. When using fibers with affinity for water, such as polyester fibers and polyamide fibers, waterproofing agents such as silicone, fluorine, wax, etc., as necessary from the viewpoint of waterproofing and water repellency, It is preferable to carry out improvement by treatment with a water repellent or addition thereof.
The thermoplastic nonwoven fabric can be obtained by, for example, using continuous filaments melt-spun by a spunbond method as a web and bonding the webs. Bonding of webs is performed using known adhesives such as bonding with low melting point fibers or composite fibers, sprinkling a binder during web formation, melt bonding, entanglement of fibers with needle punch, water flow, etc. Can be done in a way.
[0009]
From the viewpoint of increasing the strength and flexibility of the thermoplastic nonwoven fabric, it is preferable to join by partial thermocompression bonding, and the thermocompression bonding area ratio in partial thermocompression bonding is preferably 5 to 35% from the viewpoint of maintaining strength. The partial thermocompression bonding can be performed by an ultrasonic method or through a web between heated embossing rolls, and thereby, for example, pinpoint and rectangular patterns are scattered on the entire surface of the nonwoven fabric.
Since the nonwoven fabric by the spunbond method is formed by continuous filaments, the fiber strength is high, the air permeability is excellent, and unlike the case of the wet method or the dry method, the fiber is made into a sheet as it is without being treated with an oil agent. Therefore, properties such as water repellency peculiar to fibers can be utilized. Moreover, you may use the nonwoven fabric which joined the laminated web which laminated the melt blow web on the filament web. In this case, two or more melt blow webs may be laminated.
In addition, when a short fiber web is bonded by a carding method, a paper making method, or the like to form a nonwoven fabric, it is preferable to add a water repellent and a waterproofing agent as necessary to obtain a hydrophobic nonwoven fabric.
[0010]
The thermoplastic nonwoven fabric used in the present invention needs to be provided with a non-bonding uneven shape forming portion. By imparting a non-bonding concavo-convex shaping part to the thermoplastic nonwoven fabric, the fiber layer forming the web is deformed, the degree of freedom of the fiber layer fixed by bonding is improved, and the fiber has a structure that moves easily. This makes it possible to suppress the tingling sensation caused by the film. The non-bonding concavo-convex shaping can be formed by deforming into a concave or convex arbitrary shape so as not to bond the fibers constituting the nonwoven fabric. In the case of a partially thermocompression-bonded nonwoven fabric, a non-bonding concavo-convex shaped part having a shape that does not partially match the bonding pattern is formed.
[0011]
For example, a high density region (concave portion) of fibers scattered discontinuously on the surface of the nonwoven fabric is formed by pressing an embossed pattern interspersed with convex portions against a thermoplastic nonwoven fabric. Moreover, the pressing of the embossed pattern in which the convex portions are continuous results in a state in which the high density region of the fibers is continuous, and a state in which the fiber layer of the non-pressing portion is raised (convex portion) is formed. In this case, the area ratio of the recessed portions in the high-density region of the fiber is preferably 5 to 40%, more preferably 10 to 25% from the viewpoint of obtaining a flexible fiber feel. There is no limitation on the shape of the irregular shape, and it can be a straight, curved, corner, round, satin or other continuous or discontinuous uneven shape. In addition, the convex shape of the non-bonding uneven shape forming portion is deformed so that the shape after being laminated with the liquid-impermeable film becomes a substantially hemispherical convex shape from the viewpoint of the softness of the surface touch. preferable.
[0012]
The shape, size, and depth of the uneven shaping formed in the thermoplastic nonwoven fabric affect the flexibility effect of the nonwoven fabric. The softening effect becomes greater as the depth of the uneven forming is deeper. The depth is preferably 0.2 to 5 mm from the viewpoint of the flexibility effect. Moreover, when uneven | corrugated shaping | molding is discontinuous, the range of 0.1-5 mm < ² > is preferable for the area of a recessed part or a convex part, and the range of 0.5-5 mm is preferable for the pitch of a recessed part or a convex part.
Further, the thermoplastic nonwoven fabric used in the present invention needs to have a bulkiness ratio of 100% or more, preferably 105% or more, more preferably 110% with respect to the nonwoven fabric before providing the uneven shaped portion. This bulkiness ratio is represented by the rate of change in the thickness of the nonwoven fabric before and after applying the non-bonding uneven-shaped part [(thickness after application / thickness before application) × 100]. If the bulkiness ratio is less than 100%, the bulkiness and surface softness cannot be obtained. The larger the apparent thickness of the nonwoven fabric, the more flexible. In addition, a fine touch can be obtained if the pitch of the deformation and the size of the recesses due to the uneven forming are not increased. Although the deformation pitch depends on the handle, it is preferably 1 to 5 mm, and the size of the recess is preferably linear or dotted with a width of 0.05 to 5 mm.
[0013]
Examples of a method for imparting a non-bonded concavo-convex shaping portion to a thermoplastic nonwoven fabric include, for example, a method of pressing between two rolls formed so that a concavo-convex pattern is engaged, a roll having a concave or convex pattern on the surface, and Examples include a method of pressing between flexible rolls and a method of pressing between plates. Further, a special method may be employed in which a nonwoven fabric is forcibly over-fed at a constant rate between rolls in a narrow gap or between blades and rolls to form small wrinkles.
When forming a non-bonding uneven shape on a thermoplastic nonwoven fabric, it is necessary to pay attention to the temperature during processing and the pressure applied to the nonwoven fabric. The temperature at the time of treatment may be room temperature, but if necessary, raise the temperature within the range where fiber bonding and setting do not occur for the purpose of plasticizing the nonwoven fabric to make it easier to mold or to stabilize the form May be processed.
The pressure at the time of treatment varies depending on the temperature, but it is natural to set the pressure at which the molding is sufficiently performed. By performing this shaping, deformation of the fiber cross section of the compressed portion occurs, but it is also effective to perform a higher pressure treatment in order to extract more flexibility due to this partial deformation effect. In this case, sufficient care must be taken so that the fiber is not temporarily fixed or thermocompression bonded at the compression portion.
[0014]
The liquid-impervious film used in the present invention is not particularly limited as long as it is liquid-impervious. For example, polyolefin films such as polyethylene and polypropylene, polyolefin copolymer films such as EVA, polyamide films, and polyester films. Is used.
The liquid-impervious film may be a microporous film having moisture permeability. The use of a microporous film slightly reduces strength but improves flexibility. A sheet having a waterproof property may be used.
[0015]
The backsheet for disposable diapers of the present invention can be obtained by joining the above-described thermoplastic nonwoven fabric and a liquid-impermeable film with an adhesive such as heat sealing, thermal bonding, or hot melt agent. The joining may be a full face joining or a partial joining for maintaining flexibility. In order to obtain a back sheet that takes advantage of the fiber tactile feel of the thermoplastic nonwoven fabric and the bulkiness due to the imparted unevenness shaping, it is preferable that the unevenness imparted to the thermoplastic nonwoven fabric is partially joined without breaking as much as possible. . Moreover, it is preferable to join the convex part of the back surface side of the nonwoven fabric in which uneven | corrugated shaping was formed to a film, and to hold | maintain a space | gap around a junction part. On the front and back of the nonwoven fabric, there may be cases where flexibility or the like cannot be obtained by bonding that is fixed over the entire region in the thickness direction. Moreover, it is preferable from the point of manufacturing efficiency that a hot melt agent is apply | coated partially and bonded together on the manufacturing line of a diaper. Furthermore, you may make it stick a film together to the center part of the diaper in which an absorber is arrange | positioned. Moreover, when not using a film in the peripheral part of a diaper, it is preferable to use the nonwoven fabric which has the soft touch of this invention inside the peripheral part of a diaper.
[0016]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described in more detail with reference to examples. The measurement methods and evaluation methods in the examples are as follows.
(1) Fabric weight of nonwoven fabric: Several 10 cm square nonwoven fabrics are collected, and the weight is shown by weight per 1 m ² .
(2) non-woven fabric thickness: Zhongshan electrical industry Co., using a compressive elasticity tester E-2 type, were measured by the measuring area 4 cm ² under a load of 10 g / 4 cm ^2.
(3) Bulkiness ratio of nonwoven fabric: change rate [(thickness after application / thickness before application) × 100] of the thickness (under 10 g / cm ² load) of the nonwoven fabric before and after imparting non-bonding unevenness shaping. The bulk factor was taken.
(4) Tensile strength of non-woven fabric and stress at 5% elongation: width 3 cm, length 20 cm using Tensilon manufactured by Shimadzu Corporation, and a tensile test at a grip width of 100 mm and a test speed of 300 m / min. Directional strength and 5% elongation stress were measured.
(5) Flexural flexibility of nonwoven fabric: Expressed by the flexural flexibility measured by the following method as an index indicating flexibility.
Hold the sample piece in the direction of measurement, 1 cm, and hold it with the scale across the entire width in the direction perpendicular to the sample piece. Do not crease the other end of the sample piece and form a loop. Place it on the pressed end. While holding the end of the side pressed by the scale by hand, the scale is slid over the sample piece and moved into the loop.
The point at which the loop is extended by the repulsive force of the sample is defined as the end point, and the length from this point to the loop side end is defined as the critical length (mm). A shorter one indicates more flexibility.
[0017]
[Examples 1 and 2]
While using polypropylene containing titanium oxide (MFR = 40 measured under the conditions of Table 1 of JIS-K7210) as a raw material, while cooling the long fiber melt-extruded from a nozzle with a round cross section from the side near the nozzle, It was picked up by a towing take-up device such as air soccer. The yarn exiting the pulling and taking-up device was passed through a charging device, opened, and then collected as a web on a moving wire mesh conveyor.
The web was passed between heated embossing rolls and partially thermocompression bonded to obtain non-woven fabrics a and b having pinpoint-like dotted patterns. The constituent fibers of the non-woven fabrics a and b are 2.8 dtex (Example 1) and 1.1 dtex (Example 2) round cross-section yarns, with a partial thermocompression area ratio of 7%, and a basis weight of 20 (Example 1) and 19 g, respectively. / M ² (Example 2).
[0018]
Embossed rolls (100 ° C.) of continuous turtle shell concave pattern (pressing area ratio 12.5%, depth 0.7 mm) having a honeycomb shape with a side of 0.9 mm and a line width of 0.1 mm. ) And a rubber roll with a surface hardness of 50 degrees (JIS-A hardness), the handle is pressed at a linear pressure of 100 kg / cm, and there is a high density area where the area around the tortoise shell is pressed, and the center is raised in a hemisphere Nonwoven fabrics A and B were obtained. The performance of these nonwoven fabrics A and B is shown in Table 1.
Each backsheet A was obtained by spraying a hot melt agent onto a 30 μm moisture-permeable polyethylene microporous film and partially bonding one side of the nonwoven fabric with the hemispherical raised surfaces of the obtained nonwoven fabrics A and B on the outside. , B. Compared to the conventional backsheet (Comparative Example 1), the backsheet A has a greater degree of freedom of fibers on the nonwoven fabric surface, the fiber layer is raised and easy to move, is soft, has a smooth feeling of fibers, and has excellent tactile sensation. It was. Further, the back sheet B obtained in Example 2 using fine fibers was smoother and more soft.
[0019]
Example 3
In Example 1, the same pattern as in Example 1 was used, except that the embossed pattern to be pressed was reverse and the turtle shell convex pattern (one side 0.45 mm, pressing area ratio 25%, depth 0.6 mm) was used. A nonwoven fabric c having 2.8 dtex and a basis weight of 20 g / m ² was obtained. Furthermore, the nonwoven fabric C in which the non-bonding uneven | corrugated shaping was formed by the method similar to Example 1 was obtained using this nonwoven fabric c. Table 1 shows the performance of the obtained non-woven fabric C.
A back sheet C was produced using the obtained non-woven fabric C in the same manner as in Example 1, but as in Example 1, it was excellent in softness, bulky and good in surface touch.
[0020]
Example 4
In Example 1, a non-woven fabric d having 2.8 dtex and a basis weight of 20 g / m ² was obtained in the same manner as in Example 1 except that the constituent fibers of the non-woven fabric were flat yarn (flatness 3.5). Furthermore, the nonwoven fabric D in which the non-bonding uneven | corrugated shaping was formed by the method similar to Example 1 was obtained using this nonwoven fabric d. The performance of the obtained nonwoven fabric D is shown in Table 1.
A back sheet was produced using the obtained non-woven fabric D in the same manner as in Example 1, but it was excellent in surface smoothness and bulkiness.
[0021]
Example 5
In Example 1, polyethylene terephthalate was used instead of polypropylene, and a fiber web having a weight of 2.0 dtex and a basis weight of 20 g / m ² was cut into a crimped part (width 0.35 mm, length 2.8 mm, pressure bonding area ratio 11.5%) ) To obtain a non-woven fabric e in the same manner as in Example 1, except that thermocompression bonding was performed. Furthermore, the nonwoven fabric E in which the non-bonding uneven | corrugated shaping was formed by the method similar to Example 1 was obtained using this nonwoven fabric e. The performance of the obtained non-woven fabric E is shown in Table 1.
A backsheet was produced using the obtained non-woven fabric E in the same manner as in Example 1, but it had a tactile sensation peculiar to polyester fibers and was excellent in a smooth feeling.
[0022]
Example 6
Between the two layers of the polypropylene filament web (2.8 dtex, 6.5 g / m ² ) in Example 1, polypropylene (MFR = 700 measured under the conditions of Table 1 of JIS-K7210) as a raw material, both sides of the discharge nozzle Two webs of melt blow type (fine diameter 1.8 μm, 1 g / m ² ) in which high-pressure high-temperature air is blown from the slits were laminated to obtain a laminated web (15 g / m ² ). This web was passed between heated embossing rolls and partially thermocompression bonded to obtain a non-woven fabric f having an elliptical point-like dotted pattern (diagonal hook pattern, pressure bonding area ratio of 15%).
As in Example 1, this nonwoven fabric f was passed between an embossing roll (40 ° C.) and a rubber roll having a surface of 50 ° (JIS-A hardness), and the pattern was pressed at a linear pressure of 100 kg / cm, and the area around the turtle shell pattern was pressed. A flexible nonwoven fabric F having a high density region and a raised central portion was obtained. The performance of this nonwoven fabric F is shown in Table 1.
Using the obtained nonwoven fabric F, a hot melt agent was sprayed in the same manner as in Example 1 to partially bond with a moisture-permeable PE film (30 μm) to produce a back sheet F, which was flexible and bulky. .
[0023]
[Comparative Examples 1-5]
Each of the back sheets a, b, d obtained in Examples 1, 2, 4, 5 and 6 was subjected to the non-bonding uneven shape forming treatment using the nonwoven fabrics a, b, d, e and f. , E, d were prepared (Comparative Examples 1 to 5). Table 1 shows the performances of the nonwoven fabrics a, b, d, e, and f.
Each of the obtained back sheets was inferior in bulkiness and flexibility because non-woven fabrics having no non-bonded uneven shape were laminated.
[0024]
[Table 1]

[0025]
【The invention's effect】
According to the disposable diaper backsheet according to claims 1 to 4, a thermoplastic non-woven fabric having good flexibility and having a non-bonding uneven shape forming portion and a bulk ratio of 100% or more is laminated. In addition, a disposable diaper having a good outer surface feel and excellent softness and bulkiness without rustling or harshness can be obtained.

Claims

A laminate of a thermoplastic nonwoven fabric and a liquid-impervious film, the thermoplastic nonwoven fabric having a non-bonded uneven shaped portion, and a bulk ratio with respect to the nonwoven fabric before providing the uneven shaped portion is 100%. A disposable diaper backsheet characterized by the above.

The backsheet for disposable diapers according to claim 1, wherein the concave-convex shaped portion has a concave area ratio of 5 to 40%.

The backsheet for a disposable diaper according to claim 1 or 2, wherein a convex shape of the concave-convex shaping portion is substantially hemispherical.

The backsheet for disposable diapers according to claim 1, wherein the thermoplastic nonwoven fabric is composed of continuous filaments and joined by partial thermocompression bonding.