JP2005006034A - 洞道内設備データ収集システム - Google Patents

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Yoshinori Matsuzawa
義範 松澤
Yoshimi Shimodaira
由巳 下平
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  • Arrangements For Transmission Of Measured Signals (AREA)
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Abstract

【課題】特に都市部のように複雑広範囲に敷設された洞道内での電力量センサ検針業務、併せて照明設備や空調設備等保守メンテナンス用設備も含めて省力化に寄与し、しかも比較的低コストで構築する。
【解決手段】洞道内に設置された電力量センサ8からの電力量データを取り込みPHS用信号に変換して伝送するPHS端末装置5と、PHS端末装置5にケーブルを介して接続され、洞道内であって地表近傍に配置されるPHS受信用の延長アンテナ9と、PHSモデム4などと接続し、電力量データを取り込む検針用コンピュータ1と、をPHS公衆回線網20でネットワークし、洞道内の分散した各エリアに設置される洞道内設備の電力量データを収集する洞道内設備データ収集システムとした。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、地下道や共同溝(以下、一括して洞道という。)に設置された洞道内設備のデータ(特に電力量データ)を収集する洞道内設備データ収集システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、都市部では益々過密化、集中化が進み、電力設備、通信設備、水道設備等のライフライン施設の拡大、増設が不可欠となっている。特に、電力設備は、防災、環境保全、都市景観の観点から、洞道内に送電用ケーブルや変圧器等を施設した地中化が社会的に要請されている。
【0003】
洞道について概略説明する。図18は洞道の一例を示す図である。洞道内には、例えば保守メンテナンス用として照明設備(図中の防浸形蛍光灯507・防浸形非常灯508など)や空調設備(図示せず)等の保守メンテナンス用設備が施設されており、電力会社の都市部管内では、多数箇所に電力量センサ(以下、電力量センサは、電子式電力量計、パルス発振器付電力量計その他計器用変圧器と変流器から電力量を換算する一切の計量器等を含める。)を収納した計器盤(例えば図2,図3参照)を配設して、これら保守メンテナンス用設備の消費電力を把握している。
【0004】
さらに、保守メンテナンス用設備も含む洞道内設備に対し、巡回・検針業務の省力化を図り、洞道内設備を遠隔のセンタ側から監視する先行技術も知られている。例えば、本出願人の特許出願に係り、出願公開により開示された発明(特許文献1,発明の名称:端末装置及び洞道内監視システム)が存在する。
【0005】
【特許文献1】
特開2000−295792号公報
(段落番号0023〜0050,図1〜図5,図8)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
洞道内で作業員が検針をする場合、洞道内は、照明や空調が施されているとはいえ、概して高温・多湿で薄暗い劣悪な環境条件下の閉鎖的空間であり、電力会社作業員は、電力設備の巡回・点検はもとより、洞道内多数箇所に配設された電力量センサの検針についても過酷な業務を強いられることになる。
また、電力設備の地中化拡大、増設に伴って、前述の照明設備や空調設備等保守メンテナンス用設備自体の消費電力増大や電力量センサの検針業務に係る人件費等洞道内電力設備の付帯的経費が嵩みつつある事情も有していた。
【0007】
また、特許文献1に記載された先行技術は、小電力無線通信を利用し、各子局が洞道内に連鎖的に配置され、監視箇所の子局と遠隔のセンタ側との間を他の子局が中継して信号伝送するので、広範囲な洞道内へは適用しがたい面もあった。
【0008】
そこで、本発明の目的は、特に都市部のように複雑広範囲に敷設された洞道内での電力量センサ検針業務、併せて監視業務も含めて省力化を図り、比較的低コストで構築できる洞道内設備データ収集システムを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明の洞道内設備データ収集システムは、請求項1に記載するように、
洞道内に設置された電力量センサからの電力量データを取り込みPHS用信号に変換して伝送するPHS端末装置と、
PHS端末装置にケーブルを介して接続され、洞道内であって地表近傍に配置されるPHS受信用の延長アンテナと、
PHSモデムと接続し、または、ターミナルアダプタを介してPHS電話機と接続し、電力量データを取り込む検針用コンピュータと、
をPHS公衆回線網でネットワークする洞道内設備データ収集システムであって、
洞道内の分散した各エリアに設置される洞道内設備の電力量データを収集することを特徴とする。
【0010】
また本発明の洞道内設備データ収集システムは、請求項2に記載するように、
請求項1記載の洞道内設備データ収集システムにおいて、
前記延長アンテナは、PHS受信アンテナの周りにシリコーン樹脂を充填して形成する防水型のアンテナであることを特徴とする。
【0011】
また本発明の洞道内設備データ収集システムは、請求項3に記載するように、
請求項1または請求項2に記載の洞道内設備データ収集システムにおいて、
前記電力量センサとPHS端末装置との間にカレントループを介して通信することを特徴とする。
【0012】
また本発明の洞道内設備データ収集システムは、請求項4に記載するように、
請求項1〜請求項3の何れか一項に記載の洞道内設備データ収集システムにおいて、
前記電力量センサは電子式電力量計又は/及びパルス発振器付電力量計であることを特徴とする。
【0013】
また本発明の洞道内設備データ収集システムは、請求項5に記載するように、
請求項1〜請求項4の何れか一項に記載の洞道内設備データ収集システムにおいて、
前記PHS用端末装置は、
温度センサ、接点入力(DI)または接点出力(DO)用のインターフェイスを備え、
温度センサ、接点入力部(DI)または接点出力部(DO)を介して入出力を行うことを特徴とする。
【0014】
また本発明の洞道内設備データ収集システムは、請求項6に記載するように、
請求項1〜請求項5の何れか一項に記載の洞道内設備データ収集システムにおいて、
前記検針用コンピュータが接続されるネットワークと、
ネットワークに接続される掲示用サーバと、
ネットワークに接続される一般業務用PCと、
を備え、
検針用コンピュータが、電力量データを読み出して掲示用サーバにアップロードし、一般業務用PCが電力量データをダウンロードして利用することを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1の実施形態を図に基づき説明する。図1は本実施形態の洞道内設備データ収集システムのシステム構成図である。
この洞道内設備データ収集システムは、図1で示すように、センタ側と洞道側とで分かれてそれぞれ送受信可能なサブシステムが構成されている。
センタ側とは、例えば、電力会社の代表支社内であり、洞道側とは、例えば、従来技術で図18を用いて説明したような電力線等が配置されるトンネル内である。このようなセンタ側と洞道側とは、各所に張り巡らされているPHS公衆回線網20を介して接続される。
【0016】
センタ側のサブシステムは、二種類のサブシステムが可能であり、簡易型センタシステムまたは据置型サブシステムが構成される。
また、洞道側のサブシステムは、二種類のサブシステムが可能であり、内蔵アンテナ使用サブシステムまたは延長アンテナ使用サブシステムが構成される。
【0017】
続いて、これらサブシステムについて説明する。
まず、センタ側サブシステムについて説明する。
簡易型サブシステムは、例えば、保守・管理等のときのように移動可能なシステムであり、検針用コンピュータ1、PCカード2、PHS3によるサブシステムである。この検針用コンピュータ1はPCカード2を介してPHS電話機3と接続されて、PHS公衆回線網20を伝送路として送受信を行う。
【0018】
据置型サブシステムは、例えば社内LANなどのネットワークに接続されるコンピュータにより構成されるシステムであり、検針用コンピュータ1、PHSモデム4によるサブシステムである。このセンタコンピュータ1は、PHSモデム4と接続されて、PHS公衆回線網20を伝送路として送受信を行う。
【0019】
なお、このPHSモデム4は、検針用コンピュータ1とはRS−232Cによりデータを送受信するようになされ、さらにPHS公衆回線網20とはPHS用信号を送受信するようになされ、信号を変換する機能を有している。
このようにセンタ側では簡易型サブシステムか、据置型サブシステムか何れかのサブシステムとすることができる。
【0020】
また、洞道側のサブシステムは、二種類のサブシステムが可能であり、内蔵アンテナ使用サブシステムまたは延長アンテナ使用サブシステムが構成される。
これら複数の内蔵アンテナ使用サブシステム、および、複数の延長アンテナ使用サブシステムが洞道内の分散した各エリアに配置されている。
【0021】
内蔵アンテナ使用サブシステムは、PHS端末装置5、温度センサ6、カレントループ7、電力量センサの一具体例である電子式電力量計8によるシステムである。
延長アンテナ使用サブシステムは、PHS端末装置5、温度センサ6、カレントループ7、電力量センサの一具体例である電子式電力量計8、延長アンテナ9によるシステムである。
【0022】
PHS端末装置5は、後述するが、電子式電力量計8とのインターフェイス、PHSモデムとのインターフェイスおよびその他付属機器(図示せず)が設けられている。
先に説明したセンタ側サブシステムのPHS3(またはPHSモデム4)と、洞道側サブシステムのPHS端末装置5とはPHS公衆回線網20を介してPHS用信号の送受信がなされることとなるが、内蔵アンテナ使用サブシステムとするか、延長アンテナ使用サブシステムとするかは、これらはPHS受信アンテナが配置される位置の電波状態により使い分ければよい。
【0023】
続いて、洞道側のサブシステムの洞道内における設置形態について説明する。
図2は、換気塔30内に計器盤11を設置した例を示す図である。洞道に接続される換気塔30内の側面にはガラリ31が地表近傍に設けられ、さらに床面には計器盤11が設置されている。この計器盤11には延長アンテナ使用サブシステムが搭載され、図2で示すように、PHS端末装置5、電子式電力量計8、および必要に応じて温度センサ(図示せず)その他センサ類がコンパクトに収納されている。ガラリ31には延長アンテナ9が設置される。
なお、図示しないが、電子式電力量計8とPHS端末装置5とを一体収納するケースを形成し、そのケースごと洞道内に設置されている計器盤11に収納するようにすれば、洞道内での設置工事も容易に行える。
【0024】
図3は、洞道40に計器盤11を設置した例を示す図である。洞道40の道路面であって地表近傍にグレーチング41が配置され、さらに床面には計器盤11が設置されている。この計器盤11にも、PHS端末装置5、電子式電力量計8、および必要に応じて温度センサその他センサ類がコンパクトに収納されている。そして、グレーチング41近傍には延長アンテナ9が設置される。
【0025】
図4は、屋外に設置される屋外計器盤50を示す図である。例えば、道路の両側に設けられた歩行者用道路上に屋外計器盤50を設置した例を示す。屋外計器盤50には庇51が設置されている。この屋外計器盤50に、PHS端末装置5、電子式電力量計8、および必要に応じて温度センサその他センサ類がコンパクトに収納されている。庇51の下側に延長アンテナ9が設置される。屋外計器盤50は洞道内に設置されるものではないが、洞道内設備のデータを表示するものである。
【0026】
続いて、各部構成について説明する。
PHS端末装置5は、以下に示すような構成を有している。図5はPHS端末装置のブロック構成図である。PHS端末装置5は、電源用端子台5a、電力量センサ用端子台5b、温度センサ用端子台5c、電源部5d、電力量センサインターフェース5e、PHSモデムインターフェース5f、拡張インターフェイス5g、CPU5h、メモリ部5i、PHSモデム5j、内蔵アンテナ5k、延長アンテナ9と接続するアンテナインターフェイス5lを備えている。
PHS端末装置5では、電源用端子台5aを経て電源部5dに電源が供給されており、この電源部5dから各部へ給電することとなる。なお、これら各部の機能については後述する信号処理の説明で一括して説明されることとなる。
【0027】
続いて延長アンテナ9について説明する。
延長アンテナ9は、風雨等に直接曝される屋外に設置されたり、または、風雨に曝されないが、洞道という高温・多湿な環境下で設置されるため、防水構造が採用されている。図6は、防水構造の延長アンテナの構成図であり、特にガラリ用・グレーチング用に構成されたものである。
【0028】
防水構造の延長アンテナ9は、FRP或いは耐候性を有するプラスチック製の筒状密閉容器9aに、シリコーン樹脂9bを充填し、同軸ケーブル9cに接続されたPHS受信アンテナ9dを封止収納して形成される。取付金具9eは、例えば、図2で示すようにガラリ31や、図3で示すようにグレーチング41の周辺の壁に取り付けるための金具である。
【0029】
図7は、防水構造の延長アンテナの構成図であり、特に地上に配置される屋外計器装置等に直接取り付け可能な固定部を設けたものである。
防水構造の延長アンテナ9は、FRP或いは耐候性を有するプラスチックケース9fに、シリコーン樹脂9bを充填し、同軸ケーブル9cに接続されたPHS受信アンテナ9dを封止収納して形成される。このプラスチックケース9fには、アンテナケーブル接続口9gおよびインサートナット9hが設けられ、インサートナットにねじ9iが締結されて、屋外計器盤の筐体に取り付けられる。
【0030】
このような延長アンテナ9とすることで、図示しないが金属板で閉鎖された屋外計器盤50にPHS端末装置5を収納するような場合でも、PHS受信用の延長アンテナ9は耐候性が高いため外部に配置でき、伝送路の確保は容易である。なお、図4で示すように、ガラリ用の延長アンテナ9(図6参照)を庇51の下に配置するようにしても良い。
【0031】
ここで、洞道内のように電波状況が極めて劣悪な場所において、ケーブルを介して伸延させた受信アンテナを使用して、送受信ができるか否かという問題点が生じるが、本発明者は、鋭意研究・調査の結果、電磁結合を利用して電界強度を確保できるとの知見を得た。なお、この点については後述する。
【0032】
続いて、このような洞道内設備データ収集システムの動作について各部の機能および信号の流れとともに説明する。
例えば図1〜図4で示すような形態で洞道内に設置された電子式電力量計8は、信号変換/演算/記憶や伝送処理が扱いやすいディジタル方式を採用し、照明設備や空調設備等保守メンテナンス用設備の消費電力量を計量して電力量データを出力する。
【0033】
なお、本発明の電力量センサの他の具体例としては、パルス発振器付電力量計、或いは単に消費電力傾向を捉えるために計器用変圧器や変流器から電力量を換算する計量器があり、適宜設備の状況に応じて対処してもよい。本実施形態では主として電子式電力計であるものとして、必要に応じてパルス発信器付電力量計等に関する事項を付記して、以下の説明を続ける。
【0034】
話を戻すが、電子式電力量計8が出力した電力量データは、カレントループ7を経て、PHS端末装置5の電力センサ用端子台5bに入力される(図5参照)。カレント・ループ7は、シリアル信号伝送インターフェースとして,電流信号によりデータ伝送を行う方式である。回路構成が簡便であること,距離的には長く引き回せることから,伝送速度が遅くともかまわない所には広く使われている。例えば、遠隔地にある電子式電力量計8と、ガラリ・グレーチングの近くにあるPHS端末装置5とをカレントループで結び、延長アンテナ9のケーブルを短くしてケーブル損失を少なくするようにしても良い。
【0035】
さて、電力量センサインターフェース5eは、カレントループ7で用いる電流信号を、CPU5h用の電圧信号に変換する。メモリ部5iには電子式電力量計8のアドレスを記憶させておき、洞道内設備の電力量データをそのまま中継して送信する。
又、パルス発信器付電力量計の場合、CPU5hは、電力量データを、メモリ部5iに一旦記憶させる。そして、定時になったらCPU5hがメモリ部5iから読み出して、洞道内設備の電力量データとして送信するようにしている。
なお、センタ側の指令により、CPU部5hがメモリ部5iから読み出して送信してもよい。さらには、一時記憶することなくそのまま中継して電力量データを送信しても良い。
【0036】
なお、CPU5hには拡張インターフェース5gを介して温度センサ用端子台5cが接続され、さらに図1で示すように温度センサ6が接続されている。これにより、例えば洞道内空調管理の温度データ取得が可能である。この温度センサ用端子台5cは、温度センサ用に限定される端子台ではなく、接点入力(DI)用端子台及び接点出力(DO)用端子台としても機能するものであり、例えば、照明制御データ取得等に利用できるようにしてもよい。
更に、洞道内にガスや水道の供給設備が併設されている場合、各メータを配設し端末装置にもインターフェイスを備え、各社共同で或いは各社個別でそれらの使用量データを収集できるようにしてもよい。
これら温度データ、照明制御データまたは使用量データを電力量データに含め、電力量データとして一括して送信するようにしてもよい。
【0037】
更に又、図示しないが、洞道内に温度センサの他に人感センサや照明センサを配設し、開閉部のリレートリップ状態を監視する接点入力部(DI)と、開閉部のリレーをオン/オフする接点出力部(DO)を備え、PHS用端末装置5にも接点入力部(DI)及び接点出力部(DO)とのインターフェイスを設けることにより、電力会社作業員が洞道内に立ち入る際に、照明装置や空調設備をオン/オフ制御して、照明の消し忘れや不必要な空調駆動を防止して、効率的に省エネを可能とするようにしても良い。
【0038】
さて、上記のような電力量データは、PHSモデムインターフェース5fへ出力され、PHSモデム5j用の信号に変換されて出力される。洞道内であっても電波状況が良好な箇所では、先に説明した内蔵アンテナ使用サブシステムを用いることができる。PHSモデム5jは内蔵アンテナ5kへPHS用信号を出力する。例えば、図1で示すように、電波状況が良好な箇所に設置される洞道側の内蔵アンテナ使用サブシステムでは、内蔵アンテナ5kから送信されるPHS用信号がPHS公衆回線網20へ送信されることとなる。
【0039】
また、先に説明したように電波状況が悪い場合には外付けアンテナが使用されるため、内蔵アンテナ5kを経てアンテナインターフェース5lにPHS用信号が送られる。実際は洞道内では殆どの箇所がPHS公衆回線の電波状況が極めて劣悪なため、伝送路を確保できるような電波状況が良い箇所まで延長アンテナ9を引き回すこととなる。PHS端末装置5のアンテナインターフェイス5lからケーブルを介して伸延した延長アンテナ9が電波状況の良い箇所に設置される。
【0040】
なお、このようなPHS端末装置5がセンタからのPHS用信号を受信する場合は、アンテナインターフェース5l、内蔵アンテナ5k、PHSモデム5j、PHSモデムインターフェース5fを経てCPU5hに到達するものであり、逆のルートをたどる。
こうして、センタ側の検針用コンピュータ1と、洞道内に設置される洞道内設備の電力量データ(温度データ、照明制御データまたは使用量データをふくめてもよい。)を伝送するPHS端末装置5と、の間で、PHS公衆回線網20を使用した洞道内設備データ収集システムを構築可能とした。
【0041】
次に第2の実施形態を説明する。図8は、第2実施形態の洞道内設備データ収集システムの構成図である。この洞道内設備データ収集システムは、図8で示すように、工務部サーバ60、LAN(Local Area Network)などのネットワーク70、複数の一般業務PC80を備える社内LANに検針用コンピュータ1が接続された構成である。センタ側において、特定の代表支社に検針用コンピュータ1を設置し、他の複数の支社にそれぞれ一般業務PC80を設置し、LAN70にて結ばれた洞道内設備データ収集システムが構成される。
【0042】
代表支社の検針用コンピュータ1は、例えば汎用パソコンに自動検針用ソフトウェアをインストールしたものであり、自動検針専用器として使用する。また、LAN構成とし、電力量データを収集する検針サーバを含むように構成しても良い。検針用コンピュータの機能は、次表のようになる。
【0043】
【表1】
Figure 2005006034
【0044】
続いて、システムの運用について図を参照しつつ説明する。図9は、洞道内設備データ収集システその運用形態を説明する説明図、図10は、検針用コンピュータの画像出力例を示す図である。代表支社の検針用コンピュータ(検針サーバ)1は、全部の電子式電力量計8に対して検針を指示し、洞道内に分散して配置される複数の電子式電力計8から、PHS端末装置5およびPHS公衆回線20を介して、電力量データを収集する(図9中の▲1▼)。このような機能を有する検針用コンピュータ1で動作するソフトウェアは、例えば図10に示すように、ディスプレイに電力量データを表示する。PHS端末装置5から各洞道内の電子式電力量計8の検針を行う手段は第1の実施形態と同様であり、重複する説明を省略する。
【0045】
検針用コンピュータ(検針サーバ)1は、検針結果である電力量データを収集してファイル出力し(図9中の▲2▼)、帳票形式に変換してマスタ帳票データを生成する。この場合、マクロ機能により使用量も算出されるようになされている(図9中の▲3▼)。
【0046】
検針用コンピュータ(検針サーバ)1は、図9に示すように、マスタ帳票データをネットワーク70を介して、工務部サーバ(工務部掲示板)60へアップロードする(図9中の▲4▼)。そして、他の支社は、一般業務PC80を操作し、工務部サーバ(工務部掲示板)60で掲示されるマスタ帳票データをダウンロードする(図9中の▲5▼)。これにより、電力量データの確認や修正を行って(図9中の▲6▼)、修正帳票データを生成してこの修正帳票データを参照して電気料金を計算する(図9中の▲7▼)。このような作業は、代表支社および支社で行われる。さらに修正帳票データは、代表支社に集められて検針用コンピュータ1に登録され(図9中の▲8▼)、最終的なマスタ帳票データとして登録される。
【0047】
このようなシステムでは、代表支社1箇所で電力量データはもとより電気料金計算も含めて集中管理が行え、他の支社からもデータ入手や参照もできるので、センタ側全体で広範囲にわたる洞道内保守メンテナンス用設備の消費電力を把握しながらデータ一元化管理が行える。こうして第2の実施形態によれば、洞道内設備データ収集システムを実運用する際に、作業性や操作性等のより効率化が図れる。
【0048】
【実施例】
続いて、本発明の実施例について説明する。この実施例では、数値等を実験的に決定する手法について説明する。
PHS端末装置を現場(換気塔内やグレーチング内、又は窓なし計器盤内)に設置する場合、電波が遮断されて通信不可となるケースが想定される。ここで、遮蔽物内から外部へ電波を伝搬する方式について、低コストで実現が可能である、電磁結合を利用した延長アンテナの検討を行った。
【0049】
(1) 単体特性測定
延長アンテナは、同軸ケーブルの両端にPHSの通信帯域である1.9GHz帯を受信できるアンテナを接続したものである。図11は、延長アンテナの特性を計測するシステム図である。シグナルジェネレータ90を用いて信号を発信し、ケーブル(図示せず)または延長アンテナ(図示せず)を介してスペクトラムアナライザ91で計測し、結合損失を計測した。
【0050】
試験方法であるが、まず、測定点(上図点線部)を短絡し、スペクトラムアナライザ91の表示が0dBとなるようにシグナルジェネレータ90の出力を調整する。次に、ケーブル損失を測定する。延長アンテナに使用するケーブルのみを測定点に接続し、ケーブルの長さを変えながら(1.5m,5m,10m)損失を測定する。この測定結果は、図12のケーブル損失の特性図に示すようになる。
続いてアンテナの結合ロスを測定する。測定点に延長アンテナをそれぞれ接続し、密接した状態、及びアンテナ間隔を広げた状態の損失を測定する。この測定結果は、図13のアンテナの結合損失の特性図に示すようになる。
そして、ケーブルの損失とアンテナの損失の合計が延長アンテナの損失となる。延長アンテナの結合ロスは次表のようになる。
【0051】
【表2】
Figure 2005006034
【0052】
これにより以下のことが判明した。
・損失はケーブル長に比例して減衰する傾向にある(約0.8dB/m))。
・アンテナ結合ロスの測定結果は、密接時(0cm)で約7dBである。
・長さ1.5mの延長アンテナの損失は約8.2dB、長さ10mの延長アンテナでは、トータル損失は約15dBとなる。
・ケーブルの径を太くする、低損失ケーブル(高価)を使用することで、損失を少なくすることが可能である。
【0053】
(2)ガラス窓の影響
屋外計器盤のガラス窓寸法は複数種類存在する。ここで、ガラス窓の開口寸法による受信レベルの変化や、ガラス窓のない計器盤に対して新たにガラス窓を取り付ける際の最適な寸法を把握するため、計器盤のガラス窓の開口寸法を変化させた時の受信レベルを測定した。
【0054】
図14は、計器盤のガラス窓の開口寸法を変化させた時の受信レベルを計測するシステム図、図15はガラス窓の形状と受信アンテナの位置の関係のパターンを表す図である。
測定は受信アンテナ93をガラス窓94の内側に取り付け、図15(a)〜(d)の4パターンについて、アルミ板96でガラス窓94の開口寸法(L)を徐々に覆いながら受信レベルを測定した。
【0055】
試験方法として、まず、シグナルジェネレータ90の出力を1.9GHz,0dBに設定する。
・受信アンテナ93を計器盤95に入れない状態で、空間での受信レベルを測定する。
・次に受信アンテナ93を計器盤95の中に固定し、図15(a)〜(d)の4パターンに示すように、アルミ板96で開口寸法を徐々に覆っていき、L寸法を変化させた時の受信レベルを測定する。
・ガラス窓94の開口寸法(L)を変化させたパターンは次表の通りである。
【0056】
【表3】
Figure 2005006034
【0057】
また、窓ガラスの開口寸法による受信レベルは、図16に示すようになる。
【0058】
これら実験から以下の点が判明した。
・L寸法を横に変化させた時の結果(パターン2,3)は、6cmまでほぼ安定している。
・L寸法を縦に変化させた時の結果(パターン4)も同様に、6cmまでほぼ安定している。
以上のことから、新規に窓ガラスを取り付ける場合、6cm×6cm以上の寸法を確保できれば通信可能な電界強度を得られると思われる。既存の窓あり計器盤も同様に、上記寸法以上のガラス窓であれば、問題ないレベルと思われる。
【0059】
(3)計器盤の影響
現場(屋外計器盤)に機器を設置する際、アンテナを理想的な位置に取り付けられないことを想定し、上記“ガラス窓の影響 パターン2”の試験構成で、開口寸法Lを6cmとし、送信アンテナ92の位置を図17の▲1▼〜▲4▼で示すように計器盤95の周囲に移設して受信レベルの違いを測定した。計器盤の影響による受信レベル測定結果を次表に示す。
【0060】
【表4】
Figure 2005006034
【0061】
この結果から、送信アンテナ92が正面以外の位置では、概ね3〜13dBの範囲で減衰が生じている。
以上のことから、電界強度を十分確保するには受信アンテナを送信アンテナ方向に向けて設置することが望ましい。但し、窓ガラスの位置が必ずしも送信アンテナに対して正面方向とは限らず、反射波の影響を考慮しても通信可能な電界強度を確保できない箇所については、アンテナを計器盤外に出す、等の電界強度を確保する対策が必要である。
【0062】
(4) 電界強度測定
現場の洞道(換気塔タイプ、グレーチングタイプ、屋外計器盤タイプ)にて、測定器及び延長アンテナを使用し、洞道内/外における電界強度の減衰や延長アンテナの有効性等を調査した。
【0063】
▲1▼換気塔
次表に換気塔外内/外の電界強度測定結果を下表に示す。
【0064】
【表5】
Figure 2005006034
【0065】
次に測定器と延長アンテナを組合せ、延長アンテナの効果を確認した。
【0066】
【表6】
Figure 2005006034
【0067】
これらの結果から、延長アンテナの結合損失は概ね10dB、換気塔外〜換気塔内(ガラリ)の電界強度の減衰は約4〜15dBであり、電界強度が25dB以上であれば換気塔内でも電界強度を確保することが可能である。
【0068】
▲2▼グレーチング(網目:狭)
グレーチング上/下の電界強度測定結果を下表に示す。
【0069】
【表7】
Figure 2005006034
【0070】
測定器をグレーチング内に入れた状態でも電波が受信できることを確認した。尚、同一業者でも測定日時によっては電界強度が変動し、グレーチング上/下で電界強度は約11〜20dB減衰する傾向にあった。
【0071】
▲3▼グレーチング(網目:広)
グレーチング上/下の電界強度測定結果を下表に示す。
【0072】
【表8】
Figure 2005006034
【0073】
通信業者の違いによる電界強度の差が現れている。また、測定器をグレーチング内に入れた状態でも各社の電波を受信できることを確認した。
次に、測的のアンテナの向きを変化させ、どの方向が電界強度を最も良く確保できるのか、A電話会社にて測定した。測定結果を次表に示す。
【0074】
【表9】
Figure 2005006034
【0075】
これらの結果から、グレーチング上/下の電界強度の減衰は約5〜6dB、アンテナの設置方向は、水平に比べ垂直に設置する方が約9dB程度、電界強度が向上する傾向にある。
【0076】
▲4▼屋外計器盤(窓なし)
計器盤周辺及び直近、庇下の電界強度測定結果を下表に示す。
【0077】
【表10】
Figure 2005006034
【0078】
計器盤周辺と直近では、送信アンテナと対向位置の影響と思われる減衰が約6dB程度生じた。また、計器盤直近と庇の結果では、アンテナの向きの影響と思われる減衰(約1dB程度)が生じているが、庇のある計器盤には、庇下に延長アンテナを設置する方法が容易と思われる。
【0079】
(5)まとめ
延長アンテナの測定結果、及び現場での電界強度測定結果、通信試験結果等のまとめを下表に示す。
【0080】
【表11】
Figure 2005006034
【0081】
(6)考察
これまでの試験結果を基に、PHS端末装置を現場(換気塔内やグレーチング内、又は計器盤内)にて設置する場合の通信可能と思われる電界強度(地上で測定した場合の値)を参考として以下に示す。
尚、電界強度を求める上での各パラメータを下表に示す。
【0082】
【表12】
Figure 2005006034
【0083】
▲1▼換気塔への適応
換気塔内へ装置を設置する場合、通信に必要な地上(換気塔外ガラリ周辺)での電界強度(参考値)を下表に示す。
【0084】
【表13】
Figure 2005006034
【0085】
このような電解強度を確保できる電話会社を用いることで通信可能となる。
【0086】
▲2▼グレーチングへの適応
グレーチング内へ装置を設置する場合、通信に必要な地上(グレーチング上)での電界強度(参考値)を下表に示す。尚、グレーチング上/下の減衰は、一般的なタイプ(網目:狭)の値を用いて算出した。
【0087】
【表14】
Figure 2005006034
【0088】
このような電解強度を確保できる電話会社を用いることで通信可能となる。
【0089】
▲3▼屋外計器盤への対応
屋外計器盤内へ装置を設置する場合、通信に必要な地上(計器盤周辺)での電界強度(参考値)を下表に示す。
【0090】
【表15】
Figure 2005006034
【0091】
このような電解強度を確保できる電話会社を用いることで通信可能となる。
【0092】
【発明の効果】
以上の如く、本発明による洞道内設備データ収集システムは、特に都市部のように複雑広範囲に敷設された洞道内での電力量センサ検針業務、併せて照明設備や空調設備等保守メンテナンス用設備も含めて省力化に寄与し、しかも比較的低コストで構築することができる。
更に、適宜センサを付設して、洞道内送電用ケーブルや変圧器端子部の過熱、洞道内への不審者侵入、洞道内浸水等電力設備への監視機能も容易に拡張することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の洞道内設備データ収集システムのシステム構成図である。
【図2】換気塔内に計器盤を設置した例を示す図である
【図3】洞道に計器盤を設置した例を示す図である。
【図4】屋外に設置される屋外計器盤を示す図である。
【図5】PHS端末装置のブロック構成図である。
【図6】防水構造の延長アンテナの構成図である。
【図7】防水構造の延長アンテナの構成図である。
【図8】本発明の第2実施形態の洞道内設備データ収集システムの構成図である。
【図9】洞道内設備データ収集システその運用形態を説明する説明図である。
【図10】検針用コンピュータの画像出力例を示す図である。
【図11】延長アンテナの特性を計測するシステム図である。
【図12】ケーブル損失の特性図である。
【図13】アンテナの結合損失の特性図である。
【図14】計器盤のガラス窓の開口寸法を変化させた時の受信レベルを計測するシステム図である。
【図15】ガラス窓の形状と受信アンテナの位置の関係のパターンを表す図である。
【図16】窓ガラスの開口寸法による受信レベルを示す特性図である。
【図17】延長アンテナの特性を計測するシステム図である。
【図18】洞道の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 検針用コンピュータ
2 PCカード
3 PHS
4 PHSモデム
5 PHS端末装置
5a 電源用端子台
5b 電力量センサ用端子台
5c 温度センサ用端子台
5d 電源部
5e 電力量センサインターフェース
5f PHSモデムインターフェース
5g 拡張インターフェース
5h CPU
5i メモリ部
5j PHSモデム
5k 内蔵アンテナ
5l アンテナインターフェース
6 温度センサ
7 カレントループ
8 電子式電力量計
9 延長アンテナ
9a 筒状密封容器
9b シリコーン樹脂
9c 同軸ケーブル
9d PHS受信アンテナ
9e 取付金具
9f プラスチックケース
9g アンテナケーブル接続口
9h インサートナット
9i ねじ
10 洞道内設備データ収集システム
11 計器盤
20 PHS公衆回線網
30 換気塔
31 ガラリ
40 洞道
41 グレーチング
50 屋外計器盤
51 庇
60 工務部サーバ(工務部掲示板)
70 ネットワーク
80 一般業務PC
90 シグナルジェネレータ
91 スペクトラムアナライザ
92 送信アンテナ
93 受信アンテナ
94 ガラス窓
95 計器盤
96 アルミ板

Claims (6)

  1. 洞道内に設置された電力量センサからの電力量データを取り込みPHS用信号に変換して伝送するPHS端末装置と、
    PHS端末装置にケーブルを介して接続され、洞道内であって地表近傍に配置されるPHS受信用の延長アンテナと、
    PHSモデムと接続し、または、ターミナルアダプタを介してPHS電話機と接続し、電力量データを取り込む検針用コンピュータと、
    をPHS公衆回線網でネットワークする洞道内設備データ収集システムであって、
    洞道内の分散した各エリアに設置される洞道内設備の電力量データを収集することを特徴とする洞道内設備データ収集システム。
  2. 請求項1記載の洞道内設備データ収集システムにおいて、
    前記延長アンテナは、PHS受信アンテナの周りにシリコーン樹脂を充填して形成する防水型のアンテナであることを特徴とする洞道内設備データ収集システム。
  3. 請求項1または請求項2に記載の洞道内設備データ収集システムにおいて、
    前記電力量センサとPHS端末装置との間にカレントループを介して通信することを特徴とする洞道内設備データ収集システム。
  4. 請求項1〜請求項3の何れか一項に記載の洞道内設備データ収集システムにおいて、
    前記電力量センサは電子式電力量計又は/及びパルス発振器付電力量計であることを特徴とする洞道内設備データ収集システム。
  5. 請求項1〜請求項4の何れか一項に記載の洞道内設備データ収集システムにおいて、
    前記PHS用端末装置は、
    温度センサ、接点入力(DI)または接点出力(DO)用のインターフェイスを備え、
    温度センサ、接点入力部(DI)または接点出力部(DO)を介して入出力を行うことを特徴とする洞道内設備データ収集システム。
  6. 請求項1〜請求項5の何れか一項に記載の洞道内設備データ収集システムにおいて、
    前記検針用コンピュータが接続されるネットワークと、
    ネットワークに接続される掲示用サーバと、
    ネットワークに接続される一般業務用PCと、
    を備え、
    検針用コンピュータが、電力量データを読み出して掲示用サーバにアップロードし、一般業務用PCが電力量データをダウンロードして利用することを特徴とする洞道内設備データ収集システム。
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